JP4297176B2 - Wire connection connector - Google Patents
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Description
本発明は、電線をプリント配線板等に接続するために用いられる電線接続用コネクタに関するものである。 The present invention relates to a wire connecting connector used for connecting an electric wire to a printed wiring board or the like.
従来から、電線をプリント配線板等に接続するために用いられる電線接続用コネクタとして、種々のものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, various types of connectors for connecting electric wires used for connecting electric wires to printed wiring boards and the like have been provided (see, for example, Patent Document 1).
この種の電線接続用コネクタとして、例えば図21に示すものがある。 An example of this type of wire connecting connector is shown in FIG.
この電線接続用コネクタは、図21の紙面に直交する方向(以下、「前後方向」と呼ぶ。)に並べられた電線としての同軸ケーブルCがそれぞれ接続されるヘッダ7と、プリント配線板(図示せず)に実装されヘッダ7に着脱自在に結合するソケット8とからなる。以下、上下左右は図21を基準として説明する。
This electric wire connecting connector includes a header 7 to which coaxial cables C as electric wires arranged in a direction orthogonal to the paper surface of FIG. 21 (hereinafter referred to as “front-rear direction”) are connected, and a printed wiring board (FIG. (Not shown) and a
ヘッダ7は、それぞれ導電材料からなり同軸ケーブルCの心線C1に接続される端子部71aを有する複数のポスト71と、絶縁材料からなりポスト71を前後方向に並べて保持するボディ72と、導電材料からなり筒状に形成されボディ72及びポスト71を囲んで電磁ノイズを遮蔽するシェル73とを備える。
The header 7 includes a plurality of
ソケット8は、それぞれ導電材料からなりプリント配線板に実装される端子部81aを有する複数のコンタクト81と、絶縁材料からなりコンタクト81を前後方向に並べて保持するハウジング82とを備える。
The
ヘッダ7のボディ72は、左方に突出し上下方向の幅寸法がシェル73の内面よりも小さく形成された挿入凸部72aを有し、ポスト71は、挿入凸部72aの下面に露出する接触部71bを有する。また、ソケット8のハウジング82は、挿入凸部72aが挿入される挿入凹部82aを有し、コンタクト81は、挿入凹部82a内に露出する接触部81bを有する。挿入凸部72aが挿入凹部82aに挿入されると、ポスト71の接触部71bがコンタクト81の接触部81bに接触導通し、ここにおいて、ポスト71の端子部71aに接続された同軸ケーブルCの心線C1と、コンタクト81の端子部81aが実装されたプリント配線板とが電気的に接続される。
The
従来は、ポスト71の端子部71a及び接触部71bと、コンタクト81の端子部81a及び接触部81bとは、それぞれ同軸ケーブルCが並ぶ方向である前後方向に一直線状に並べて配置されていた。
Conventionally, the
しかし、ポスト71及びコンタクト81の各接触部が、同軸ケーブルCが並ぶ方向に一直線状に並べられていると、同軸ケーブルCが並ぶ方向での接触部71b,81bの幅寸法を大きくとることができないため、接触部71b,81bの形成が難しかった。
However, if the contact portions of the
そこで、互いに隣接する同軸ケーブルCに対応する各2個のポスト及びコンタクトにおいて、端子部71a,81a同士及び接触部71b,81b同士をそれぞれ互いに同軸ケーブルCの長さ方向に離し、端子部71a,81a及び接触部71b,81bを全体として千鳥状に配置することにより、互いに隣接する端子部71a,81a間の距離及び互いに隣接する接触部71b,81b間の距離を大きくして上記の問題を解決することが考えられている。
ここで、ポスト71の端子部71aに同軸ケーブルCの心線C1を電気的且つ機械的に接続する際は、心線C1をそれぞれ対応するポスト71の端子部71aに載置した後に、長さ方向を同軸ケーブルCが並ぶ方向に向けた図示しない糸はんだを、心線C1を挟んでポスト71の端子部71aの反対側に載置し、この糸はんだの心線C1に接触した部位をそれぞれ加熱することにより心線C1をポスト71の端子部71aにはんだ付けするという方法が採られる。
Here, when the core wire C1 of the coaxial cable C is electrically and mechanically connected to the
しかし、ポスト71の端子部71aが上記のように千鳥状に配置されていると、ヘッダ7毎に糸はんだを2本配置する必要があるため、上記のような一括はんだ付けが難しくなる。
However, if the
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、ポストとコンタクトとの接触部位の形成が容易で且つ糸はんだを用いた電線の一括接続が容易な電線接続用コネクタを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above-mentioned reasons, and an object of the present invention is to provide a connector for electric wire connection that facilitates formation of a contact portion between a post and a contact and facilitates collective connection of electric wires using thread solder. There is to do.
請求項1の発明は、それぞれ導電材料からなり向きを揃えて並んだ複数の電線のうちの1本が接続される端子部を有する複数のポスト及び絶縁材料からなりポストを保持するボディを有するヘッダと、それぞれ導電材料からなりポストに接触可能な複数のコンタクト及び絶縁材料からなりコンタクトを保持するハウジングを有しヘッダに着脱自在に結合するソケットとを備え、ボディとハウジングとは、挿入凸部又は挿入凸部が挿入される挿入凹部の一方ずつを有し、互いに隣接する電線が接続される2個のポストをどのように選択しても該2個のポストが挿入凸部を挟んで互いに反対側においてそれぞれコンタクトに接触するようにポストとコンタクトとをそれぞれ配置するとともに、ポストの端子部を、電線が並ぶ方向に一直線状に並べて配置し、ボディにおいて互いに隣接する電線の間に挟まれる位置には、それぞれ、電線をポストにはんだ付けする際に電線を位置決めする位置決め突起を、ポストに接続される電線の長さ方向となる方向に2個ずつ並べて設け、ボディにおいて、互いに隣り合うポストの電線が接続される端子部同士の間に、それぞれ溝を設けたことを特徴とする。
The invention according to
この発明によれば、互いに隣接する電線が接続される2個のポストをどのように選択しても該2個のポストが挿入凸部を挟んで互いに反対側においてそれぞれコンタクトに接触するから、全てのポストが挿入凸部の同じ側でコンタクトに接触する場合に比べ、ポストとコンタクトとの接触部位のピッチを広くすることができるから、ポストとコンタクトとの接触部位の形成が容易である。また、ポストの端子部が一直線状に並んでいるから、糸はんだを用いた電線の一括接続が容易である。 According to the present invention, since contacts on how selected each contact even in opposite sides of the two posts insertion convex portion two posts that will be connected to electric wires which are adjacent to each other, all Compared with the case where the post contacts the contact on the same side of the insertion convex portion, the pitch of the contact portion between the post and the contact can be widened, so that the contact portion between the post and the contact can be easily formed. In addition, since the terminal portions of the posts are arranged in a straight line, it is easy to connect the wires together using thread solder.
請求項2の発明は、請求項1の発明において、コンタクトはソケットをプリント配線板に実装するための端子部を有し、互いに隣接する電線に接続される2個のポストにそれぞれ接触する2個のコンタクトの組の全てについて、それぞれ、2個のコンタクトの端子部を、実装面に沿った方向であって電線の並ぶ方向に交差する方向に離して配置したことを特徴とする。
According to a second aspect of the invention, in the invention of
この発明によれば、電線が並ぶ方向にコンタクトの端子部を並べて配置する場合に比べて端子部間の距離が大きくなる。従って、端子部の面積を大きくしてはんだ付けの接合強度を向上することができる。また、プリント配線板において端子部がはんだ付けされるパッドの面積を大きくし、ソケットをプリント配線板に実装する際の位置合わせを容易とすることができる。さらに、はんだブリッジ等の実装不良の発生を防ぐことができる。 According to the present invention, the distance between the terminal portions is larger than when the terminal portions of the contacts are arranged side by side in the direction in which the electric wires are arranged. Therefore, it is possible to increase the area of the terminal portion and improve the bonding strength of soldering. Moreover, the area of the pad to which the terminal portion is soldered on the printed wiring board can be increased, and the alignment when the socket is mounted on the printed wiring board can be facilitated. Furthermore, it is possible to prevent the occurrence of mounting defects such as solder bridges.
請求項3の発明は、請求項1の発明において、コンタクトはソケットをプリント配線板に実装するための端子部を有し、互いに隣接する電線に接続される2個のポストにそれぞれ接触する2個のコンタクトの組の全てについて、それぞれ、2個のコンタクトの端子部を、実装面に沿った方向でハウジングを挟んで互いに反対側に設けたことを特徴とする。
The invention according to
この発明によれば、コンタクトの端子部をハウジングの同じ側に設ける場合に比べ、端子部間の距離を大きくすることができるから、ソケットのプリント配線板への実装が容易になる。 According to the present invention, the distance between the terminal portions can be increased as compared with the case where the terminal portions of the contacts are provided on the same side of the housing, so that the socket can be easily mounted on the printed wiring board.
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、ソケットはプリント配線板に実装されるものであって、挿入凸部と挿入凹部とをプリント配線板に沿った方向に挿抜可能な形状に形成したことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the first or second aspect of the present invention, the socket is mounted on the printed wiring board, and the insertion convex portion and the insertion concave portion can be inserted and removed in a direction along the printed wiring board. It is formed in a simple shape .
本発明によれば、互いに隣接する電線が接続される2個のポストをどのように選択しても該2個のポストが挿入凸部を挟んで互いに反対側においてそれぞれコンタクトに接触するので、挿入凸部の同じ側でコンタクトに接触させる場合に比べ、ポストとコンタクトとの接触部位のピッチを広くすることができるから、ポストとコンタクトとの接触部位の形成が容易である。また、ポストの端子部が一直線状に並んでいるから、糸はんだを用いた電線の一括接続が容易である。 According to the present invention, since the contact on how selected each contact even in opposite sides of the two posts insertion convex portion two posts that will be connected to electric wires which are adjacent to each other, insertion Since the pitch of the contact portion between the post and the contact can be widened as compared with the case where the contact is made on the same side of the convex portion, the contact portion between the post and the contact can be easily formed. In addition, since the terminal portions of the posts are arranged in a straight line, it is easy to connect the wires together using thread solder.
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では電線として同軸ケーブルを例に挙げて説明するが、電線はこれに限られず、例えば単線であってもよい。 The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings. In the following, a coaxial cable is described as an example of the electric wire, but the electric wire is not limited to this, and may be a single wire, for example.
(実施形態1)
本実施形態は、図2(a)に示すように1列に並んだ複数(例えば40本)の同軸ケーブルCが接続されるヘッダ1と、プリント配線板Pに実装されヘッダ1に着脱自在に結合するソケット2とからなり、図2(b)に示すようにヘッダ1とソケット2とが結合した時に上記同軸ケーブルCとプリント配線板Pとを電気的に接続する。そして、図3に示すように、ヘッダ1において同軸ケーブルCの心線C1が接続されるポスト11の端子部11aを、同軸ケーブルCが並ぶ方向(以下、これを左右方向とする。)に一直線状に並べて配置することにより、糸はんだを用いた一括はんだ付けを容易としたものである。
(Embodiment 1)
In the present embodiment, as shown in FIG. 2A, a
詳しく説明すると、ヘッダ1は、それぞれ導電材料からなり長細い形状に形成され同軸ケーブルCの心線C1に接続される端子部11aを一端部に有する複数のポスト11と、ポスト11がインサート成形により保持された合成樹脂成形品からなるボディ12とを有する。
More specifically, the
ボディ12は、図4(a)に示すように、ソケットとの結合状態でプリント配線板Pの反対側へ向けられる1面(以下、「上面」と呼ぶ)にポスト11の端子部11aが露出した左右に長い本体部12aと、本体部12aから同軸ケーブルCの長さ方向であって互いに同じ方向(以下、これを後方とする。)に突設された腕部12bとを有する。本体部12aの下端部は、腕部12bの下端部よりも下方へ突出している。ところで、ヘッダ1に接続される同軸ケーブルCの編組線C2の上下には、それぞれ導電材料からなるグランドバー15がはんだ付けされている。そして、ボディ12の各腕部12bには、それぞれ上側と内側とに開放されグランドバー15の端部が収納される凹部12cを設けてある。
As shown in FIG. 4A, the
また、図4(b)に示すように、ボディ12には導電材料からなり電磁ノイズを遮蔽するためのシェル13が取り付けられる。シェル13は、例えば金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とを施すことによって形成され、左右に長くボディ12の上側を覆う本体部13aと、本体部13aの左右両端部からそれぞれ下方に切り起こされた結合片13bとを有する。各結合片13bには、それぞれ結合穴13cが左右に貫設されている。ここで、ボディ12の本体部12aの左右の端面にはそれぞれ上下に開放された凹部12dが設けられ、凹部12dの底面には凸部12eが突設されている。シェル13の各結合穴13cにそれぞれボディ12の凸部12eが係入することによって、図5及び図6に示すようにボディ12とシェル13とは結合し、グランドバー15はシェル13に接触導通している。また、シェル13と同軸ケーブルCの心線C1との接触導通を防ぐために、図7に示すようにシェル13の下面には絶縁テープ14が貼着されている。
As shown in FIG. 4B, a
ポスト11は、端子部11aから下方へ突出しボディ12の内部に保持された保持部11cと、保持部11cと合わせてU字形状となるように形成されボディ12の本体部12aの前面又は後面に露出する接触部11bとを有する。ここで、図8に示すように、ポスト11は同軸ケーブルCが並ぶ左右方向に沿って交互に向きを変えてあり、互いに隣接する各2個のポスト11の各接触部11bは、ボディ12の本体部12aの前面又は後面のうち互いに異なる側に露出する。
The
次に、ソケット2について説明する。ソケット2は、図7に示すように、絶縁性を有する例えば合成樹脂成形品からなり挿入凸部としてのボディ12の本体部12aの下端部が挿入される挿入凹部21aが設けられたハウジング22と、挿入凹部21aの前後両側にそれぞれ複数個ずつ保持されそれぞれポスト11に接触可能なコンタクト21とを備える。
Next, the
コンタクト21は、それぞれプリント配線板Pに設けられたパッドP1(図9参照)にはんだ付けされる端子部21aと、端子部21aの上方に突出し挿入凹部21aの内外に跨る逆U字形状に形成されハウジング22に保持される保持部21cと、保持部21cと合わせてS字形状となるように形成され保持部21cより挿入凹部21aの内側へ弾性的に突出したばね部21dと、ばね部21dよりも挿入凹部21aの内側へ突出するように形成された屈曲部からなる接触部21bとを備える。コンタクト21は、例えば挿入凹部22aの内外に跨って設けられた溝22bに接触部21bが圧入されることにより保持される。
The
ここで、互いに隣接する同軸ケーブルCに対応したコンタクト21同士は挿入凹部22aの互いに異なる側に配置されており、これらのコンタクト21の端子部21aはハウジング22を挟んで互いに反対側に位置している。この構成により、全てのコンタクト21の端子部21aをハウジング22の同じ側に設ける場合に比べ、コンタクト21の端子部21aのピッチが広くなるから、端子部21aの面積を大きくしてはんだ付けの接合強度を向上することができる。また、プリント配線板Pにおいて端子部21aがはんだ付けされるパッドP1の面積を大きくし、ソケット2をプリント配線板Pに実装する際の位置合わせを容易とすることができる。さらに、はんだブリッジ等の実装不良の発生を防ぐことができる。
Here, the
また、図2(a)に示すように、ハウジング22の左右両端には、それぞれ導電材料からなる保持金具23が取り付けられている。保持金具23には、ハウジング22よりも左右に突出する結合突起23aが突設されている。ここで、シェル13の左右の端部には、それぞれ下方へ突出する結合部13dを設けてある。各結合部13dには、上方へ開放された貫通穴13eが左右に貫設されており、ボディ12の本体部12aの下端部をハウジング22の挿入凹部22aに挿入したときには、保持金具23の結合突起23aがシェル13の貫通穴13eに係入することにより図10に示すようにヘッダ1とソケット2とが結合する。ここにおいて、図9に示すようにコンタクト21の接触部21bがポスト11の接触部11bに接触導通することにより、同軸ケーブルCとプリント配線板Pとが電気的に接続される。ところで、ポスト11の接触部11bの下端部にはボディ12から離れる方向へ突出する突起11dが突設され、この突起11dの上側には凹部11eが設けられている。ボディ12の本体部12aが挿入凹部22aに奥まで挿入された状態では、コンタクト21の接触部21bはポスト11の凹部11eの底面に弾接し、さらにコンタクト21の接触部21bの下側には突起11dが位置することにより、ヘッダ1とソケット2との結合強度が向上している。また、保持金具23には、プリント配線板Pに設けられたパッドP2にはんだ付けされる端子部23bを設けてあり、上記パッドP2はプリント配線板Pのグランドパターンに接続されている。つまり、同軸ケーブルCの編組線C2は、グランドバー15とシェル13と保持金具23とを介して接地される。
As shown in FIG. 2A, holding
上述したヘッダ1のポスト11及びボディ12を製造するに当たっては、図11に示すように、ボディ12の片側に配置される複数のポスト11を、それぞれ接触部11b側の端で連結部31に連結されて全体として櫛歯状となるように、フープ材3に例えば打ち抜き加工と曲げ加工とによって形成する。このとき、接触部11bがボディ12の同じ側に位置する全てのポスト11が同じフープ材3に完成時と同じ位置関係で形成されるようにしてある。なお、この際、突起11d及び凹部11eも例えば金型を打ち付けることによって形成されるが、図11では突起11d及び凹部11eの図示は省略している。
When manufacturing the
次に、2枚のフープ材3を、端子部11aが一直線状に並ぶように配置し、ボディ12にポスト11をインサート成形する。
Next, the two
最後に、破線L1で示す位置でフープ材3を切断して各ポスト11をそれぞれ連結部31から分離し、ポスト11及びボディ12が完成する。
Finally, the
そして、完成したボディ12の上面に露出するポスト11の端子部11aにそれぞれ同軸ケーブルCの心線C1を一括はんだ付けするには、図1に示すように端子部11a上にそれぞれ心線C1を載置し、さらに心線C1の上を左右に横断させるように糸はんだSを載置する。そして、糸はんだSの全体を含む範囲Zを加熱すると、糸はんだSが溶融して心線C1がそれぞれ端子部11aにはんだ付けされる。すなわち、端子部11aを一直線状に並べて配置してあることにより、一本の糸はんだSによる一括はんだ付けが容易となっている。ここで、図12に示すように、本体部12aの上面において、それぞれ互いに隣接する同軸ケーブルCの心線C1の間に挟まれる位置には、心線C1をポスト11の端子部11aにはんだ付けする際に心線C1を位置決めする位置決め突起12f,12gが前後に2個ずつ並べて上方へ突設されている。位置決め突起12f,12gのうち、より心線C1の先端から離れた後側の位置決め突起12fは、本体部12aからの突出寸法をより大きくしてある。また、前後に並ぶ位置決め突起12f,12gの間には、それぞれ前後方向に直交する断面がV字形状である溝12hを設けてあり、上述した工程において糸はんだSは溝12hの上に配置されている。そして、上記の一括はんだ付けの際に、余分なはんだは溝12hに落ち込むから、互いに隣接する心線C1の間のはんだブリッジによる短絡が防止されるようになっている。
Then, in order to collectively solder the core wire C1 of the coaxial cable C to the
上記構成によれば、互いに隣接する同軸ケーブルCの心線C1に接続される2個のポスト11の接触部11bを、ボディ12の本体部12aを挟んで互いに反対側に配置したことにより、全てのポスト11の接触部11bをボディ12の本体部12aの同じ側に配置する場合に比べ、ポスト11の接触部11b及びコンタクト21の接触部21bのピッチが広くなる。例えば端子部11aのピッチを0.3mmとすると、接触部11bのピッチは0.6mmとなる。従って、接触部11b,21bの左右の幅寸法を大きくすることができるから、接触部11b,21bの形成が容易となる。また、端子部11aを一直線状に並べて配置してあることにより、一括はんだ付けの際に用いる糸はんだSが一本でよいから、端子部11aを例えば千鳥状に配置する場合に比べ、糸はんだSによる一括はんだ付けが容易である。
According to the above configuration, the
なお、上記のように保持金具23を介してシェル13を接地する代わりに、図13に示すように、シェル13の本体部13aに、下方へ突出してポスト11のうちの1本の端子部11aに接触導通する接触片13fを例えば切り起こしによって設け、接触片13fが接触するポスト11に対応するコンタクト21をプリント配線板Pのグランドパターンに接続するようにしてもよい。この構成を採用すれば、保持金具23を介してシェル13を接地する必要がなくなるから、例えばソケット2がシェル13に結合するための結合突起23aをハウジング22に設け、保持金具23を不要として部品点数を減少させることができる。
Instead of grounding the
また、ヘッダ1及びソケット2の形状は、図2や図10で示した形状に限られない。例えば、ヘッダ1及びソケット2を図14に示す形状としてもよい。
Further, the shapes of the
(実施形態2)
実施形態1では、挿入凸部としてのボディ12の本体部12aが、挿入凹部22aに対して、プリント配線板Pの実装面に直交する方向(図8での上下方向)に挿入されていたのに対し、本実施形態のヘッダ4(図15参照)の挿入凸部42aは、ソケット5(図18参照)の挿入凹部53aに対してプリント配線板(図示せず)の実装面に沿った方向に結合する。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the
詳しく説明すると、ヘッダ4は、向きを揃えて図15の紙面に直交する方向(図16の左右方向)に並んだ同軸ケーブルCが接続されるものであって、図15及び図16に示すように、同軸ケーブルCの心線C1がはんだ付けされる端子部41aを有する複数のポスト41と、ポスト41がインサート成形された合成樹脂成形品からなるボディ42とを有する。以下、同軸ケーブルCが並ぶ方向を左右方向と呼び、上下は図15を基準とし、図15の左右方向を前後方向と呼ぶ。
More specifically, the
ボディ42は、ポスト41を保持する本体部42bと、本体部42bよりも上下方向の幅寸法を小さく形成され本体部42bの前方に突出した挿入凸部42aとを有する。ポスト41は、挿入凸部42aの上下の一方に露出する接触部41bを有する。ここで、互いに隣接する同軸ケーブルCの心線C1に端子部41aが接続される各2個のポスト41の接触部41bは、挿入凸部42aの互いに異なる側に露出させてある。
The
また、ヘッダ4は、導電材料からなりボディ42の本体部42bを覆って電磁ノイズを遮蔽するためのシェル43を有する。シェル43は例えば金属板に打ち抜き加工と曲げ加工とを施すことにより形成され、それぞれ長方形状であってボディ42の本体部42bの上側及び下側を覆う上側遮蔽部43a及び下側遮蔽部43bと、上側遮蔽部43a及び下側遮蔽部43bの後端縁であって左右の端部にそれぞれ連結され上側遮蔽部43aと下側遮蔽部43bとを連結する2個の連結部43cとを有する。ここで、ボディ42の後方に開放された隙間がシェル43の上側遮蔽部43aとボディ42の本体部42bとの間に空くように、ボディ42の本体部42bの上面には凹部42dを設けてあり、ポスト41の端子部41aは凹部42dの底面に露出する。また、端子部41aに接続された同軸ケーブルCは、連結部43cの間から導出される。ここで、同軸ケーブルCの編組線C2の上下には、それぞれ実施形態1と同様にグランドバー44が電気的且つ機械的に接続してあり、グランドバー44もまた、ボディ42の本体部42bとシェル43の上側遮蔽部43aとの間の隙間に収納されている。また、上側遮蔽部43aの左右両端からは、それぞれ結合片43dが下方へ突設され、各結合片43dにはそれぞれ結合穴43eが左右に貫設されている。ボディ42の本体部42bの左右の端面において結合穴43eに対応する位置にはそれぞれ結合突起42cを突設してあり、この結合突起42cがシェル43の結合穴43eに挿入されることによってシェル43はボディ42に対して位置決めされている。
The
さらに、シェル43の上側遮蔽部43aには、図16に示すように、それぞれ上側遮蔽部43aの下方に突出して、上側のグランドバー44に接触導通する2個のグランド接触片43fと、図17に示すようにそれぞれ左右の端のポスト41の端子部41aに接触導通する2個のポスト接触片43gとを、それぞれ例えば切り起こしによって形成してある。
Further, as shown in FIG. 16, the
ソケット5は、図18に示すように、それぞれ導電材料からなりプリント配線板(図示せず)にはんだ付けされる端子部51a,52aを有する複数のコンタクト51,52と、絶縁性を有する例えば合成樹脂成形品からなり各コンタクト51,52を保持するハウジング53とを有する。ハウジング53の後面(図18(a)における上面)には、ボディ42の挿入凸部42aが挿入される挿入凹部53aが設けられている。
As shown in FIG. 18, the
コンタクト51,52は、挿入凹部53aの底部を貫通してハウジング53に保持される保持部51cと、保持部51cから挿入凹部53aの上下(図18(b)の右左)の一方の内面に沿って後方(図18(b)の上方)へ延長され挿入凹部53a内に弾性的に突出するばね部51d,52dと、ばね部51d,52dよりも挿入凹部53a内に突出するように曲げられた屈曲部からなる接触部51b,52bとを有する。
The
ここで、互いに隣接する同軸ケーブルCに対応する各2個のコンタクト51,52のうち、一方のコンタクト51については、ばね部51dは挿入凹部53aの上側の内面から下方へ突出し、接触部51bは挿入凸部42aの上側の接触部41bに接触するようにしてあり、他方のコンタクト52については、ばね部52dは挿入凹部53aの上側の内面から下方へ突出し、接触部51bは挿入凸部42aの下側の接触部41bに接触するようにしてある。ここで、シェル43に接触導通する左右両端のポスト41に対応したコンタクト51,52について、端子部51a,52aがはんだ付けされるパッドは、それぞれプリント配線板のグランドパターンに接続される。つまり、同軸ケーブルCの編組線C2はグランドバー44とシェル43とポスト41とコンタクト51,52とを介して接地される。
Here, of the two
また、挿入凹部53aの上下の内面には、それぞれコンタクト51,52のばね部51d,52dが収納される溝53bを設けてある。さらに、コンタクト51の接触部51bがヘッダ4に押されてばね部51dが変形してもコンタクト51の後端がハウジング53に当接することがないように、挿入凹部53aの上側に位置する接触部51bの上側には、それぞれコンタクト51の先端を避ける切り欠き53cを設けてある。
In addition,
上記のようなヘッダ4のポスト41及びボディ42を製造するに当たっては、図19に示すように、ボディ42の挿入凸部42aの片側に配置される複数のポスト41を、それぞれ接触部41b側の端で連結部61に連結されて全体として櫛歯状となるように、フープ材6に形成する。次に、2枚のフープ材6を、端子部41aが一直線状に並ぶ形でボディ42にインサート成形する。最後に、破線L2で示す位置で各ポスト41をそれぞれ連結部61から分離し、ポスト41及びボディ42が完成する。
In manufacturing the
上記構成によれば、ヘッダ4とソケット5とをプリント配線板の実装面に沿った方向に結合する形状としながらも、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
According to the above configuration, the same effect as that of the first embodiment can be obtained while the
なお、図20に示すように、コンタクト51の端子部51aと、コンタクト52の端子部52aとを、前後方向(図20の左右方向)にずらして配置してもよい。この構成を採用すれば、コンタクト51,52の端子部51a,52aのピッチが広くなるから、端子部51a,52aの面積を大きくしてはんだ付けの接合強度を向上することができる。また、プリント配線板において端子部51a,52aがはんだ付けされるパッドの面積を大きくし、ソケット5をプリント配線板に実装する際の位置合わせを容易とすることができる。さらに、はんだブリッジ等の実装不良の発生を防ぐことができる。
As shown in FIG. 20, the
1 ヘッダ
2 ソケット
11 ポスト
11a 端子部
12 ボディ
21 コンタクト
21a 端子部
1
Claims (4)
ボディとハウジングとは、挿入凸部又は挿入凸部が挿入される挿入凹部の一方ずつを有し、互いに隣接する電線が接続される2個のポストをどのように選択しても該2個のポストが挿入凸部を挟んで互いに反対側においてそれぞれコンタクトに接触するようにポストとコンタクトとをそれぞれ配置するとともに、
ポストの端子部を、電線が並ぶ方向に一直線状に並べて配置し、
ボディにおいて互いに隣接する電線の間に挟まれる位置には、それぞれ、電線をポストにはんだ付けする際に電線を位置決めする位置決め突起を、ポストに接続される電線の長さ方向となる方向に2個ずつ並べて設け、
ボディにおいて、互いに隣り合うポストの電線が接続される端子部同士の間に、それぞれ溝を設けたことを特徴とする電線接続用コネクタ。 A plurality of posts each having a terminal portion to which one of a plurality of electric wires arranged in the same direction and made of a conductive material is connected and a header made of an insulating material and having a body for holding the post, and each made of a conductive material. A plurality of contacts that can contact the post and a socket made of an insulating material that has a housing that holds the contacts and that is detachably coupled to the header;
The body and the housing each have one of an insertion convex part or an insertion concave part into which the insertion convex part is inserted, and the two posts to which the adjacent electric wires are connected are selected regardless of the two posts. While arranging the post and the contact so that the post contacts the contact on the opposite sides of the insertion convex part, respectively,
The post terminals are arranged in a straight line in the direction in which the wires are arranged,
Two positioning projections for positioning the electric wire when soldering the electric wire to the post are arranged at two positions in the body between the adjacent electric wires in the length direction of the electric wire connected to the post. Set up side by side ,
A connector for connecting electric wires, characterized in that a groove is provided between terminal portions to which electric wires of adjacent posts are connected in the body .
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