JP4296346B2 - Electromagnetic braking device - Google Patents
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Description
本発明は、制御系に組み込まれて使用されるのに好適な電磁制動装置に関するものである。 The present invention relates to an electromagnetic braking device suitable for use in a control system.
従来、電磁制動装置として、磁性粉体を用いたブレーキが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の電磁制動装置1は、図2に示されるように、磁極2と、該磁極2内の凹部に収納されている励磁コイル3と、磁性体からなるロータ4と、非磁性体からなる遮断リング5と、ステータ6とロータ4との隙間に封入された磁性粉体7とを備えている。この装置を用いてブレーキ動作を行うには、ロータ4が回転している状態において、励磁コイル3を励磁させることにより、破線で示すように、磁極2,ロータ4及びステータ6を結ぶ経路が形成され、磁性粉体7を介してロータ4経由で入力軸8に制動力が加わりブレーキ動作するものである。
しかしながら、特許文献1に示された電磁制動装置1では、制動時における磁ステータ6と磁性粉体7とによる摩擦力によって熱が発生する。そして、この摩擦力による熱によってステータ6が過熱され、ロータ4内部に熱がこもってしまう。したがって、この熱により、ブレーキ性能を低下させるおそれがある。
However, in the
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、ブレーキ性能を簡易かつ効率的に向上させることができる電磁制動装置を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to provide an electromagnetic braking device capable of improving braking performance simply and efficiently.
上記目的を達成するために、この発明は、以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、励磁コイルを収納した円環状の磁極、該磁極の半径方向内方に隙間をあけて配された磁性材料からなる内部ステータ部、及び、前記磁極と内部ステータ部とを連結し、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるブラケットを有するステータと、該ステータに軸受を介して回転自在に支持される入力軸に固定されるとともに前記隙間に挿入される円筒状の磁性体部分を有するロータと、該ロータの磁性体部分と前記内部ステータ部との隙間部に封入される磁性粉体と、前記ロータの前記磁性体部分の先端に固定された側板と、該側板と前記ステータの前記内部ステータ部との間に設けられ、前記隙間部に封入された前記磁性粉体の外部漏出を規制するメタルシールとを備え、前記内部ステータ部は、前記磁極と前記隙間をあけた位置から径方向内方に延設される部分を有するとともに、当該部分の径方向内方側において、前記ロータの前記磁性体部分の先端が位置する側に軸方向に向かって張り出し、さらにその張り出した部分の先端には径方向外方に向かって突出する部分が形成されており、前記側板は、前記メタルシールを介して前記内部ステータ部の前記径方向外方に向かって突出する部分と軸方向で当接するようにしている電磁制動装置を提供する。
In order to achieve the above object, the present invention provides the following means.
The invention according to
この発明によれば、制動時において、励磁コイルを励磁させると、磁路が磁極からロータの磁性体部分を貫通し、内部ステータ部を通過して形成される。これにより、隙間部における磁性粉体が磁力によって固体化されるので、回転しているロータがステータに対して固定されように制動力が作用する。この場合において、ロータの回転エネルギが熱に変換されるため、ロータの内部に配置されている内部ステータ部には過大な発熱が発生することになる。しかし、この発明によれば、内部ステータ部に生じた熱は、ブラケットがアルミニウムまたはアルミニウム合金であるため、ブラケットを介して効率的に外部に放散される。その結果、内部ステータ部の過熱によるブレーキ性能の低下を防ぐことが可能となる。 According to the present invention, when the exciting coil is excited during braking, the magnetic path is formed from the magnetic pole through the magnetic part of the rotor and through the internal stator. As a result, the magnetic powder in the gap is solidified by the magnetic force, so that a braking force acts so that the rotating rotor is fixed to the stator. In this case, since the rotational energy of the rotor is converted into heat, excessive heat generation occurs in the internal stator portion disposed inside the rotor. However, according to the present invention, heat generated in the internal stator portion is efficiently dissipated to the outside through the bracket because the bracket is made of aluminum or an aluminum alloy. As a result, it is possible to prevent a decrease in brake performance due to overheating of the internal stator portion.
以上説明したように、本発明に係る電磁制動装置によれば、制動時においてステータに熱が発生した場合においても、その熱を簡易な構成により外部に放散させることが可能となる。したがって、発熱によるブレーキ性能の低下を防ぐことができる。 As described above, according to the electromagnetic braking device of the present invention, even when heat is generated in the stator during braking, the heat can be dissipated to the outside with a simple configuration. Therefore, it is possible to prevent a decrease in brake performance due to heat generation.
本発明の一実施形態に係る電磁パウダーブレーキについて、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る電磁パウダーブレーキ10は、図1に示されるように、ステータ20と、ロータ30とを備えている。
前記ステータ20は、円環状に形成された磁極21と、この磁極21の半径方向内方に隙間を形成して配置された内部ステータ部22と、前記磁極21の軸方向の両端面に固定される第1ブラケット23及び第2ブラケット(ブラケット)24と、該第2ブラケット24と前記内部ステータ部22とを連結するボス(ブラケット)25とを備えている。図中符号aは、第1ブラケット23を磁極21に固定するボルト、符号bは第2ブラケット24を磁極21に固定するボルト、符号cは第2ブラケット24とボス25とを固定するボルトをそれぞれ示している。
An electromagnetic powder brake according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the
The
前記磁極21は、半径方向内方に全周にわたって開口する開口部26を有している。磁極21内部には励磁コイル27が配置されている。符号Lは、励磁コイル27に通電するための電源につなげられるリード線を示している。本実施形態に係る電磁制動装置10においては、前記内部ステータ22が磁性材料により構成され、第2ブラケット24及びボス25がアルミニウムにより構成されている。アルミニウムとしては純粋なアルミニウムに限定されるものではなく、必要な強度を達成するように適宜他の材料を混合してなるアルミニウム合金も含まれ、その熱伝導率は、例えば、鉄に比べて、約4倍程度である。
The
前記ロータ30は、前記第1ブラケット23に軸受31を介して回転自在に支持された入力軸32と、該入力軸32の一端に固定され、磁極21,前記第1ブラケット23,第2ブラケット24及びボス25により込まれた空間内に配置されるロータ本体33とを備えている。ロータ本体33は、前記磁極21と内部ステータ部22との間の前記隙間に挿入状態に配された円筒状部分34と、該円筒状部分34を前記入力軸32に固定する連結部35とから一体的に構成されている。円筒状部分34は、2つの磁性体部分36と、これらの磁性体部分36の中間に全周にわたって配された非磁性体からなる遮断リング37とから構成されている。遮断リング37は、前記磁極21の開口部26に対向する位置に配置されている。また、磁性体部分36は、前記磁極21の内面に微小間隙をあけて対向する位置に配置されている。
The
前記内部ステータ部22とロータ30の磁性体部分36との間には微小空隙部38が形成され、該微小空隙部38には磁性粉体39が封入されている。これにより、励磁コイル27に通電すると、励磁コイル27により磁束が発生し、破線eに示すように、磁極21から磁性体部分36を貫通し、内部ステータ部22を通り、再び磁性体部分36を貫通し磁極21に戻る磁路を形成するようになっている。
前記ロータ30には、ボルトcにより円筒状部分34の先端に側板28が固定されている。側板28の半径方向内方には、前記内部ステータ22の表面との間にメタルシールが形成されており、これにより、磁性粉体39が外部に漏出しないようになっている。
A
A
このように構成された本実施形態に係る電磁制動装置の作用について、以下に説明する。
本実施形態に係る電磁制動装置10を用いてブレーキを作動させるには、まず、励磁コイル27を通電し、励磁コイル27を励磁させる。これにより、磁路が磁極21からロータ30の磁性体部分36を貫通し、磁性粉体39を介して内部ステータ部22を通過して形成される。磁路の途中に配置されている隙間部には磁性粉体39が封入されているので、磁性粉体39が磁力によって固体化され、回転しているロータ30がステータ20に対して固定されるように制動力が作用する。そして、この制動力によって電磁制動装置10が入力軸32の回転を停止させる。
The operation of the electromagnetic braking device according to this embodiment configured as described above will be described below.
In order to operate the brake using the
この制動力が作用する際には、ロータ30の回転エネルギが熱エネルギに変換される。このため、磁性粉体39及びその周辺において発熱する。特に、ロータ本体33の内部に配されている内部ステータ部22にも発熱が生ずるが、この発生した熱は、内部ステータ部22に連結されている第2ブラケット24及びボス25を介して外部に放散されることになる。
When this braking force is applied, the rotational energy of the
この場合において、本実施形態に係る電磁制動装置10によれば、第2のブラケット24及びボス25が、熱伝導性の良好なアルミニウムにより構成されているので、制動時における内部ステータ部22において発生した熱を効率良く外部へ伝えて放散させることが可能となる。したがって、ロータ本体33の内部に配置されている内部ステータ部22においても発生した熱がその場所に留まることなく効率良く放散されるので、回転エネルギから熱エネルギへの変換が阻害されることなく、効率良く行われる。
In this case, according to the
10 電磁制動装置
20 ステータ
21 磁極
22 内部ステータ部
24 第2ブラケット(ブラケット)
25 ボス(ブラケット)
27 励磁コイル
30 ロータ
31 軸受
32 入力軸
39 磁性粉体
DESCRIPTION OF
25 Boss (bracket)
27
Claims (1)
該ステータに軸受を介して回転自在に支持される入力軸に固定されるとともに前記隙間に挿入される円筒状の磁性体部分を有するロータと、
該ロータの磁性体部分と前記内部ステータ部との隙間部に封入される磁性粉体と、
前記ロータの前記磁性体部分の先端に固定された側板と、
該側板と前記ステータの前記内部ステータ部との間に設けられ、前記隙間部に封入された前記磁性粉体の外部漏出を規制するメタルシールとを備え、
前記内部ステータ部は、前記磁極と前記隙間をあけた位置から径方向内方に延設される部分を有するとともに、当該部分の径方向内方側において、前記ロータの前記磁性体部分の先端が位置する側に軸方向に向かって張り出し、さらにその張り出した部分の先端には径方向外方に向かって突出する部分が形成されており、
前記側板は、前記メタルシールを介して、前記内部ステータ部の前記径方向外方に向かって突出する部分と軸方向で当接するようにしていることを特徴とする電磁制動装置。 An annular magnetic pole containing an exciting coil, an internal stator part made of a magnetic material arranged with a gap inward in the radial direction of the magnetic pole, and connecting the magnetic pole and the internal stator part, aluminum or an aluminum alloy A stator having a bracket comprising:
A rotor having a cylindrical magnetic body portion fixed to an input shaft rotatably supported by the stator via a bearing and inserted into the gap;
Magnetic powder sealed in a gap between the magnetic part of the rotor and the internal stator,
A side plate fixed to the tip of the magnetic part of the rotor;
A metal seal that is provided between the side plate and the internal stator portion of the stator and regulates external leakage of the magnetic powder enclosed in the gap portion ;
The internal stator portion has a portion extending radially inward from a position where the gap is formed with the magnetic pole, and a tip of the magnetic body portion of the rotor is located radially inward of the portion. A portion projecting in the axial direction on the side where it is located , and a portion projecting outward in the radial direction is formed at the tip of the projecting portion ,
The electromagnetic brake device according to claim 1, wherein the side plate is in axial contact with a portion of the internal stator portion protruding outward in the radial direction through the metal seal.
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