JP4296120B2 - 冗長構成復元方法、データ管理システム及び冗長構成復元プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、冗長構成復元方法、データ管理システム及び冗長構成復元プログラムに関する。
従来からストレージシステムの重要な役割の一つとしてデータを安全に保管することがある。そのため、ストレージシステムにデータを格納するときには冗長性を持たせることが一般的である。
複数のノード(例えばパーソナルコンピュータやワークステーション)或いは複数のディスクを使用したストレージシステムで冗長性を持たせる手法の1つにミラーリングがある。ミラーリングは、同じデータを2つ以上のノード或いは2つ以上のディスクに格納し、1つのノード或いは1つのディスクが異常となっても正常なデータがストレージシステム内に残ることを狙ったものである。
ミラーリングを用いたシステムは、1つのノード或いは1つのディスクが異常となった場合、まず異常ノード或いは異常ディスクをシステムから切り離し、次に異常ノード或いは異常ディスクが持っていたデータと同じデータを持つストレージシステム内のノード或いはディスクをコピー元とし、予備のノードやディスク、或いは予備の領域をコピー先として、データの冗長性の復元を行う。
以下、ミラーリングを行うストレージシステムの一例を、図1に示す。図1は、従来技術におけるミラーリングを行うストレージシステムの一例を示す図である。なお、以下では図1に示すようなディスクを有する複数のストレージノード群と、ストレージノード群を制御する制御ノードと、から構成されるシステムを本明細書では、PNS(PC Network Storage)と称する事とする。
PNSは、システムの外部からは論理ボリュームと呼ばれる仮想的なボリュームを持つようにみえ、制御ノードは、論理ボリュームが、実際にはどのストレージノードのどのデータ格納領域で構成されているのかを管理している。クライアントは、制御ノードから論理ボリュームに係る論理ボリューム情報を参照した後、論理ボリューム情報に基づいて、実際にアクセスしたいデータを有するストレージノードのデータ格納領域の位置を確認し、ネットワークを介してストレージノードにアクセスし、データにアクセスする。
また、ストレージノードが有するデータ格納領域は、スライスと呼ばれる一定の大きさに分割されて管理されている。スライス内部には、実データが収められ、別の領域にスライスに係るスライス情報が収められる。例えばスライス情報としては、どのようなセグメントを組んでいるか等の情報がある。なお、セグメントについては後述する。
図2は、従来技術におけるストレージノードの一例の機能構成図である。通信部は、制御ノード等と通信を行う。制御部は、ストレージノード全体の制御を行う。実データ格納部は、実データを格納する。スライス情報格納部は、スライス情報を格納する。
ここで、論理ボリュームは、セグメントと呼ばれる単位で管理される。セグメントは異なるストレージノード上のスライス群から構成され、同じセグメントに属するスライスに同じデータを格納することにより、ストレージノードが1つ異常となっただけでは、システムにおいてデータが失われないようになっている。
図3は、従来技術における制御ノードの一例の機能構成図である。コーディネータは、ストレージノードの状態管理を行うモジュールである。メタデータサーバは、ストレージノードが有するスライス情報を収集して論理ボリューム情報を構成し、クライアント等からの参照要求に応じると共に、外部からの要求や、ストレージノードの異常があった場合の論理ボリューム情報やセグメント構成の更新の指示を行うモジュールである。
ストレージノードの異常を検知したコーディネータは、メタデータサーバに異常と判定したストレージノードを通知する。メタデータサーバは、異常と判定されたストレージノードに属するスライスが構成するセグメントを取り出して、該セグメントからミラーを組んでいるスライスを持つストレージノードを割り出して、該ストレージノードをコピー元として、例えば他のストレージノードの空領域をコピー先として、割り当ての指示を出した後に、コピーの開始を指示する。なお、メタデータサーバは、全ストレージノードのスライス情報を持っているので、上述したような指示を出すことができる。このような方法によって、PNSは、データの冗長性を復旧する。
図4は、従来技術における一例の冗長性復元フローである。
ステップS10において、制御ノードがストレージノードの1つが異常であると検出する。異常であると検出される原因としては、例えばディスクの破壊や、通信路の故障、システムの再立ち上げどきに立ち上がってこないストレージノードの存在、等が考えられる。
ステップS10に続いてステップS11に進み、制御ノードは異常なストレージノード(異常ストレージノード)上に存在する割り当て済みスライスが属するセグメントのリストを作成する。なお、リストアップされたセグメントには、異常ストレージノードに属するスライスと、正常なストレージノード(正常ストレージノード)に属するスライスと、が存在する。
ステップS11に続いてステップS12に進み、制御ノードは、リストアップされたセグメント中、正常ストレージノードに属するスライスはそのままとして、異常ストレージノードに属するスライスの代わりに、正常ストレージノード上に存在する未割り当てのスライスを新規に割り当てるよう、正常ストレージノードに要求する。なお、セグメントを構成するスライスは、それぞれ別のストレージノードに属するようにする。
ステップS12に続いてステップS13に進み、制御ノードは、ステップS11において作成したリスト中のセグメントには、データを持っているスライスと、データを持っていない新規のスライスとが存在するので、データを持っているスライスから新規へのスライスへのデータのコピーを、正常ストレージノードに要求する。
以下、より具体的な例を示す。図5は、従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その1)である。なお、図5においては既に割り当てが行われているものとする。図5には、ストレージノードが4つ(ストレージノードA、B、C、D)存在し、各ストレージノードはそれぞれ10スライス分の領域を持っている。データの冗長性はミラーリングによるデータ二重化であって、Pxと、Sxと、がセグメントを構成している。なお、以下ではPxと、Sxと、から構成されるセグメントをSGxという。
図6は、従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その2)である。図6は、何らかの原因でストレージノードBにおいて異常が発生したことを表している。ここで、図6に示されるように、ストレージノードBに属する割り当て済みスライスは、P2と、P6と、P10と、S3と、S4と、である。したがって、これらのスライスが属するセグメントのリストは、<SG2、SG6、SG10、SG3、SG4>となる。制御ノードは、該リストに基づいて、新規スライスの割り当てを行う。
図7は、従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その3)である。図7に示される例においては、ストレージノードAにS3’と、S4’と、が割り当てられ、ストレージノードCにP2’と、P10’と、が割り当てられ、ストレージノードDにP6’が割り当てられている。なお、新規に割り当てられたことを示すためS3’のように’(ダッシュ)をつけている。
図8は、従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その4)である。
図7に示されるように、新規の割り当てが終わると、制御ノードは、セグメントのリストに基づいて、図8に示されるようなスライス毎のデータのコピーを、各ストレージノードに要求する。
特開平11−338648号公報
しかしながら、上述した方法では、異常と判定されたストレージノードの持つ割り当て済みのデータ全てに対してコピーが必要となる。
近年、ディスク自体が大容量化しており、ストレージノードに複数のディスクを接続して運用する場合、ストレージノード1つ当たりの容量は非常に大きくなる。このような状況下では、1つのストレージノードが異常と判定された場合、ミラーリングの冗長性を復元するために大量のデータのコピーが必要となり、冗長性の復元に長い時間を要する問題があった。
なお、従来技術では説明の簡略化のため、4つのストレージノードを用いて説明を行ったが、実施しているシステムでは、割り当て済みスライス(1スライスは512MB)を約3000個持つストレージノードを10個程ネットワークに接続して運用している。
また、冗長性を復元している間は、データコピーのための通信がシステム内を飛び交うので、I/Oの性能が悪くなる問題もあった。また、復元中に他のストレージノードが壊れると、ストレージシステムが閉塞し、システムの運用が停止してしまう問題もあった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、冗長構成を速やかに復元することを目的とする。
そこで、上記問題を解決するため、本発明は、データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムにおける冗長構成復元方法であって、異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始段階と、前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元段階と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムにおける冗長構成復元方法であって、異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始段階と、前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元段階と、を有することにより、冗長構成を速やかに復元することができる。
また、上記課題を解決するための手段として、データ管理システム及び冗長構成復元プログラムとしてもよい。
本発明によれば、冗長構成を速やかに復元することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。初めに、本発明におけるミラーリングを行うストレージシステムの一例を、図9に示す。図9は、本発明におけるミラーリングを行うストレージシステムの一例を示す図である。
図9に示されるストレージシステムは、クライアント3と、制御ノード1と、複数のストレージノード2と、がネットワークを介して接続されている。なお、図9に示されるシステム構成は、図1に示した従来のストレージシステムと同様の構成である。
以下、制御ノード1のハードウェア構成の一例を、図10を用いて説明する。図10は、制御ノードの一例のハードウェア構成図である。
図10に示される制御ノード1のハードウェア構成は、それぞれバスで相互に接続されている入力装置11と、表示装置12と、ドライブ装置13と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、CPU(Central Processing Unit)17と、インターフェース装置18と、HDD(Hard Disk Drive)19と、から構成されている。
入力装置11は、制御ノード1の利用者が操作するキーボード及びマウス等で構成され、制御ノード1に各種操作信号を入力するのに用いられる。表示装置12は、制御ノード1の利用者が利用するディスプレイ等で構成され、各種情報を表示する。インターフェース装置18は、制御ノード1をネットワーク等に接続するインターフェースである。
例えば制御ノード1のプログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体14によって制御ノード1に提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。記録媒体14は、ドライブ装置13にセットされ、プログラムが記録媒体14からドライブ装置13を介してHDD19にインストールされる。
ROM15は、データ等を格納する。RAM16は、制御ノード1の起動時にHDD19からプログラム等を読み出して格納する。CPU17は、RAM16に読み出され格納されたプログラム等に従って処理を実行する。
以下、ストレージノード2のハードウェア構成の一例を、図11を用いて説明する。図11は、ストレージノードの一例のハードウェア構成図である。
図11に示されるストレージノード2のハードウェア構成は、それぞれバスで相互に接続されている入力装置21と、表示装置22と、ドライブ装置23と、ROM25と、RAM26と、CPU27と、インターフェース装置28と、HDD29と、から構成されている。
入力装置21は、ストレージノード2の利用者が操作するキーボード及びマウス等で構成され、ストレージノード2に各種操作信号を入力するのに用いられる。表示装置22は、ストレージノード2の利用者が利用するディスプレイ等で構成され、各種情報を表示する。インターフェース装置28は、ストレージノード2をネットワーク等に接続するインターフェースである。
例えばストレージノード2のプログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体24によってストレージノード2に提供されるか、ネットワークを通じてダウンロードされる。記録媒体24は、ドライブ装置23にセットされ、プログラムが記録媒体24からドライブ装置23を介してHDD29にインストールされる。
ROM25は、データ等を格納する。RAM26は、ストレージノード2の起動時にHDD29からプログラム等を読み出して格納する。CPU27は、RAM26に読み出され格納されたプログラム等に従って処理を実行する。
HDD29は、プログラムと共に、例えば後述するように、実データやスライス情報等を格納する。
以下、制御ノード1の一例の機能構成を、図12を用いて説明する。図12は、制御ノードの一例の機能構成図である。
図12に示されるように、制御ノード1は、通信部101と、コーディネータ102と、メタデータサーバ103と、を含む。
通信部101は、ネットワークを介して、クライアント3や、ストレージノード2等と通信を行うモジュールである。コーディネータ102は、ストレージノード2の状態管理を行うモジュールである。メタデータサーバ103は、ストレージノード2が有するスライス情報を収集して論理ボリューム情報を構成し、クライアント3等からの参照要求に応じると共に、外部からの要求や、ストレージノードの異常があった場合の論理ボリューム情報やセグメント構成の更新の指示を行うモジュールである。なお、図12では、説明の簡略化のため、コーディネータ102と、メタデータサーバ103と、を同じノード内に配置しているが、コーディネータ102と、メタデータサーバ103と、は別々のノードに配置されるようにしてもよい。
また、コーディネータ102は、ハートビート受信部111と、ストレージノード状態通知部112と、ストレージノード状態管理部113と、を含む。
ハートビート受信部111は、ストレージノード2からのハートビートを、通信部101を介して受信する受信部である。また、ストレージノード状態通知部112は、ストレージノード2の状態を、例えばメタデータサーバ103等に通知する通知部である。また、ストレージノード状態管理部113は、ストレージノード2の状態を管理する管理部である。
また、メタデータサーバ103は、スライス情報収集部121と、ストレージノード情報管理部122と、セグメント情報管理部123と、スライス情報更新要求部124と、データコピー要求部125と、同期確認識別子比較要求部126と、を含む。
スライス情報収集部121は、ストレージノード2よりスライス情報を収集する収集部である。ストレージノード情報管理部122は、ストレージノード2のスライス情報等を管理する管理部である。セグメント情報管理部123は、セグメント情報を、セグメント情報テーブル130等を用いて管理する管理部である。スライス情報更新要求部124は、ストレージノード2に対してスライス情報の更新を要求する要求部である。データコピー要求部125は、ストレージノード2に対してデータのコピーを要求する要求部である。同期確認識別子比較要求部126は、ストレージノード2に対して同期確認識別子の比較を要求する要求部である。なお、同期確認識別子については後述する。
以下、ストレージノード2の一例の機能構成を、図13を用いて説明する。図13は、ストレージノードの一例の機能構成図である。
図13に示されるように、ストレージノード2は、通信部201と、制御部202と、を含む。また、HDD29は、実データ格納部220と、スライス情報格納部221と、を含む。
通信部201は、ネットワークを介して、クライアント3や、制御ノード1等と通信を行うモジュールである。制御部202は、ストレージノード2全体の制御を行うモジュールである。実データ格納部220は、実データを格納する格納部である。スライス情報格納部221は、スライス情報を格納する格納部である。なお、図13では、実データ格納部220と、スライス情報格納部221と、が交互に表れる構成となっているが、実データ格納部220と、スライス情報格納部221と、は互いに関連付けられた状態で、別々に配置される構成であってもよい。
また制御部202は、ハートビート送信部211と、データ正常判定部212と、同期確認識別子比較部213と、実データ操作部214と、スライス情報操作部215と、を含む。
ハートビート送信部211は、通信部201を介してコーディネータ102に対して一定間隔でハートビートを送信する送信部である。データ正常判定部212は、ストレージノード2の起動時に、ストレージノード2が正常に起動できたか否かを判定し、HDD29に正常な状態でデータを格納できたか否かを判定する判定部である。同期確認識別子比較部213は、メタデータサーバ103からの要求に基づいて、同期確認識別子を比較する比較部である。
ここで、上述したように、図8に示したようなストレージシステムにおいてはストレージノード2が有する格納領域をスライス単位で管理している。したがって、スライスそれぞれが同期確認識別子を持ち、同期確認識別子比較部213において、セグメントを構成するスライス群の同期確認識別子を比較し、例えば同じ値(同値)であると判定すると、スライス群が同じデータを持つと、判定することができる。同期確認識別子は、各ストレージノード2において管理する。
例えばメタデータサーバ103の同期確認識別子比較要求部126は、従来技術の図4に示したような冗長性の復元処理を行っている最中に、システムに、ストレージノード2が参入してきた場合、該参入してきたストレージノート2が持つスライスと、該スライスとペアを組んでいたスライスと、が同じデータを持っているか否かを確認するために、ストレージノード2に対して同期確認識別子の比較を要求する。
実データ操作部214は、HDD29の実データ格納部220に格納されているデータを操作する操作部である。スライス情報操作部215は、HDD29のスライス情報格納部221に格納されているスライス情報を操作する操作部である。
ここで、データの更新があったときには、スライス情報操作部215は、スライスの同期確認識別子を更新する。したがって、データの更新が頻繁に行われれば、同期確認識別子の更新も頻繁に行われることになる。なお、データの更新に伴う同期確認識別子の更新は、個々のスライスに対して独立に行われる。つまり、セグメントを構成するスライス群に対して同期して行われるものではない。一方、ストレージノード2の異常時の冗長性復元処理においてスライス全体のデータのコピーを行った場合、データのコピーが完了したときに、コピー元のスライス情報操作部215は、コピー先のスライス情報操作部215に対して同期確認識別子の値をそのまま送付し、コピー先のスライス情報操作部215は、受け取った同期確認識別子をそのまま使用する。
なお、同期確認識別子としては、例えばシリアルナンバーや、メッセージダイジェスト関数を適用した値等がある。
例えば同期確認識別子としてシリアルナンバーを用いた場合、スライス情報操作部215は、スライスのデータが更新される度に、シリアルナンバーを1ずつ加算する。セグメントを構成するスライス群のデータの更新は同じ回数なので、セグメントを構成するスライス群でシリアスナンバーは一致する。なお、以下では説明の簡略化のため、同期確認識別子にシリアルナンバーを用いるものとして説明を行う。
図8に示したようなストレージシステムにおいて、ストレージノードが異常と判断されるケースとしては主に以下の2つがある。1つはストレージノードからコーディネータに異常を直接通知する場合である。もう1つはストレージノードからコーディネータにハートビートが一定時間送られてこなかった場合である。
前者の場合は、主としてストレージノード2のディスクの異常、ストレージノード2のファームウェアのバグ等がある。また、後者の場合は、主としてストレージノード2のファームウェアのバグ、ネットワークの障害、システムの再立ち上げどきに立ち上がってこないストレージノードの存在、等がある。
例えばネットワークの障害や、何らかの原因でシステムの再立ち上げどきに立ち上がりが遅く、異常と判定されたストレージノード2は、一度は制御ノード1によって異常と判定されてシステムから切り離されていても、HDD29に格納されているデータは破壊されていないため、ネットワークの障害が修復したり、正常に立ち上がったりした後、システムに再参入することができる。例えばシステムへの再参入は、異常と判定されたストレージノード2が、制御ノード1に対してハートビートを送信することによって、制御ノード1が検出する。
このように、異常と判定されたストレージノード2であっても、データが破壊されていなかったストレージノード2が、再びシステムに参入してきた場合、該ストレージノード2や、該ストレージノード2のデータを再利用することによって、データの冗長性の復元処理を速やかに行うことができる。
以下、冗長性復元処理に係る一例を、図14を用いて説明する。図14は、冗長性復元処理に係る一例のシーケンス図である。なお、以下では、コーディネータ102をCD102、メタデータサーバ103をMDS103、ともいう。
ここで、ストレージノード2(B)の異常を検出する前の状態(状態1)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図15に示す。図15は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その1)である。
図15に示されるように、各ストレージノード2は、例えば10スライス分の領域を持っている。また、Pxと、Sxと、はミラーリングによって同じデータを有し、例えば後述する図16に示されるようにセグメントSGxを構成する。また、Px−zz(例えばp1−95)の、zz(例えば95)は、シリアルナンバーを表している。SGxを構成するPxと、Sxと、のシリアルナンバーは通常、同値である。なお、図15に示されるような各ストレージノードが有するスライス情報は、MDS103のストレージノード情報管理部122等において管理されている情報である。以下においても同様である。
また、状態1におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図16に示す。図16は、セグメント情報テーブルを示す図(その1)である。
図16に示されるように、セグメント情報テーブル130は、セグメントを識別する識別子と、セグメントを構成する一方(Primary)のスライスを識別する識別子と、セグメントを構成する他方(Secondary)のスライスを識別する識別子と、を項目に含む。
例えばセグメント情報テーブルの1行目(SG1、A−1、C−3)は、SG1で識別されるセグメントは、ストレージノード2(A)のスライス番号1のスライスのデータと、ストレージノード2(C)のスライス番号3のスライスのデータと、から構成されていることを表している。
図14においてCD102は、例えばストレージノード2(B)の異常を検出するとMDS103に通知する(シーケンスSQ1)。
通知を受けたMDS103は、異常が検出されたストレージノード2(B)上に存在する割り当て済みスライスが属するセグメントのリスト(異常セグメントリスト)を作成し、該異常セグメントリストに基づいて、新規スライスの割り当てを行う。ここで、ストレージノード2(B)に属する割り当て済みスライスは、P2−201と、P6−199と、P10−10と、S3−98と、S4−21と、である。したがって、これらのスライスが属する異常セグメントリストは、<SG2、SG6、SG10、SG3、SG4>となる(図19参照。)。
ここで、ストレージノード2(B)の異常を検出した後の状態(状態2)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図17に示す。図17は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その2)である。
図17では、ストレージノード2(B)において異常が検出されたことを表している。また、図17では、ストレージノード2(A)にS3’―??と、S4’―??と、が割り当てられる準備がされており、ストレージノード2(C)にP2’―??と、P10’―??と、が割り当てられる準備がされており、ストレージノード2(D)にP6’―??が割り当てられる準備がされている。なお、ここで−??等の??は、シリアルナンバーが不定であることを表している。
また、状態2におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図18に示す。図18は、セグメント情報テーブルを示す図(その2)である。
図18では、異常セグメントリストに含まれるセグメントのスライスの片方が、新たに準備されている割り当て予定のスライスとなっている。
図19は、異常セグメントリストを示す図(その1)である。上述したように、ストレージノード2(B)に属する割り当て済みスライスは、P2−201と、P6−199と、P10−10と、S3−98と、S4−21と、であるため、状態2における異常セグメントリストは、<SG2、SG6、SG10、SG3、SG4>となる。
図14において、MDS103は、ストレージノード2(A)と、ストレージノード2(C)と、ストレージノード2(D)と、に対して、それぞれ新たなスライスの割り当て要求を送信する(シーケンスSQ2、シーケンスSQ3、シーケンスSQ4)。
例えばストレージノード2(A)と、ストレージノード2(C)と、ストレージノード2(D)と、より、割り当てがOKである旨の応答を受け取ると、MDS103は、図18に示されるようなセグメント情報テーブル130に基づいて、セグメントを構成しているスライスから、新たに割り当てられたスライスへのデータのコピーの開始要求を、例えばストレージノード2(A)と、ストレージノード2(C)と、ストレージノード2(D)と、に送信する(シーケンスSQ5、シーケンスSQ6、シーケンスSQ7)。
なお、図14のシーケンスSQ1からシーケンスSQ7までの処理は、従来技術の図4のステップS10からステップS13の処理と同様である。
ここで、ストレージノード2(B)が、ハートビートによるシステムへの参加通知を行って、CD102が該参加通知を受け取ると(シーケンスSQ8)、CD102は、ストレージノード2(B)のシステムへの参加をMDS103に通知する(シーケンスSQ9)。
MDS103は、再参入してきたストレージノード2(B)に対して、スライス情報の要求を送信する(シーケンスSQ10)。
スライス情報の要求を受信したストレージノード2(B)は、HDD29等よりスライス情報を取得して、MDS103に送信する(シーケンスSQ11)。
ここで、ストレージノード2(B)のスライス情報を取得した後の状態(状態3)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図20に示す。図20は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その3)である。
シーケンスSQ10及びシーケンスSQ11においてストレージノード2(B)のスライス情報のみ収集が行われているため、図20に示されるように、ストレージノード2(B)のシリアルナンバーの一部が更新されている。
また、状態3におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図21に示す。図21は、セグメント情報テーブルを示す図(その3)である。
図21に示される、セグメント情報テーブル130は、図18に示したセグメント情報テーブル130と同様である。
また、状態3における異常セグメントリストの一例を、図22に示す。図22は、異常セグメントリストを示す図(その2)である。
図22に示される異常セグメントリストは、図19に示した異常セグメントリストと同様である。
図14においてMDS103は、まずストレージノード2(A)に対して同期確認識別子の比較要求を送信する(シーケンスSQ12)。
ここで、シーケンスSQ12において、MDS103が、ストレージノード2(A)に対して送信した同期確認識別子の比較要求に含まれるメッセージの一例を、図23に示す。図23は、メタデータサーバからのメッセージを示す図(その1)である。
図23に示されるように、メッセージには、同期確認識別子を比較する対象スライスと、該対象スライスとセグメントを組むペアスライスと、シリアルナンバーと、が含まれる。
ここで、同期確認識別子の比較要求を受け取った状態(状態4)におけるストレージノード2(A)が有するスライス情報のイメージを、図24に示す。図24は、ストレージノードAが有するスライス情報のイメージ図である。
ストレージノード2(A)は、図23に示されるようなメッセージを、MDS103より受け取ると、受け取ったメッセージに含まれる対象スライスのシリアルナンバー(図24において253)と、受け取ったメッセージに含まれるシリアルナンバー(図23において253)と、を比較して、一致すると判定すると、ストレージノード2(A)のスライス番号4に関するデータのコピーを中止して、MDS103にOKである旨の結果を通知する(図14のシーケンスSQ13)。
図14において、OKである旨の結果を受け取ったMDS103は、スライスの確定通知を、ストレージノード2(B)に対して送信する(シーケンスSQ14)。
また、MDS103は、シーケンスSQ3においてP2’の割り当てを要求したストレージノード2(C)に対してスライス番号6の開放通知を送信する(シーケンスSQ15)。
ここで、ストレージノード2(C)に対してスライス番号6の開放通知を送信した後の状態(状態5)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図25に示す。図25は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その4)である。
図25に示されるように、ストレージノード2(C)の、スライス番号6のスライスの領域は開放されている。
また、状態5におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図26に示す。図26は、セグメント情報テーブルを示す図(その4)である。
図14のシーケンスSQ13においてOKである旨の結果を受信したMDS103は、図26に示されるように、SG2のB−1(ストレージノード2(B)のスライス番号1)を確定している。
また、状態5における異常セグメントリストの一例を、図27に示す。図27は、異常セグメントリストを示す図(その3)である。
上述したように、SG2が確定したため、例えば図22に示される状態3における異常セグメントリストに比べて、図27に示される状態5における異常セグメントリストでは、MDS103によってSG2が削除されている。
図14においてまた、MDS103は、ストレージノード2(C)に対して同期確認識別子の比較要求を送信する(シーケンスSQ16)。
ストレージノード2(C)は、MDS103より同期確認識別子の比較要求を受信すると、該同期確認識別子の比較要求に含まれるメッセージに応じて、該メッセージに含まれる対象スライスのシリアルナンバーと、該メッセージに含まれるシリアルナンバーと、を比較して、比較結果(例えばOK)を含む結果通知を、MDS103に送信する(シーケンスSQ17)。
OKである旨の結果通知を受信したMDS103は、スライスの確定通知を、ストレージノード2(B)に対して送信する(シーケンスSQ18)。
また、MDS103は、シーケンスSQ4においてP6’の割り当てを要求したストレージノード2(D)に対してスライス番号6の開放通知を送信する(シーケンスSQ19)。
また、MDS103は、ストレージノード2(D)に対して同期確認識別子の比較要求を送信する(シーケンスSQ20)。
ストレージノード2(D)は、MDS103より同期確認識別子の比較要求を受信すると、該同期確認識別子の比較要求に含まれるメッセージに応じて、該メッセージに含まれる対象スライスのシリアルナンバーと、該メッセージに含まれるシリアルナンバーと、を比較して、比較結果(例えばOK)を含む結果通知を、MDS103に送信する(シーケンスSQ21)。
OKである旨の結果通知を受信したMDS103は、スライスの確定通知を、ストレージノード2(B)に対して送信する(シーケンスSQ22)。
また、MDS103は、シーケンスSQ3においてP10’の割り当てを要求したストレージノード2(C)に対してスライス番号7の開放通知を送信する(シーケンスSQ23)。
また、MDS103は、ストレージノード2(D)に対して同期確認識別子の比較要求を送信する(シーケンスSQ24)。
ここで、シーケンスSQ24において、MDS103が、ストレージノード2(D)に対して送信した同期確認識別子の比較要求に含まれるメッセージの一例を、図28に示す。図28は、メタデータサーバからのメッセージを示す図(その2)である。
図28に示されるように、メッセージには、同期確認識別子を比較する対象スライスと、該対象スライスとセグメントを組むペアスライスと、シリアルナンバーと、が含まれる。
ここで、同期確認識別子の比較要求を受け取った状態(状態6)におけるストレージノード2(C)が有するスライス情報のイメージを、図29に示す。図29は、ストレージノードCが有するスライス情報のイメージ図である。
ストレージノード2(C)は、図28に示されるようなメッセージを、MDS103より受け取ると、受け取ったメッセージに含まれる対象スライスのシリアルナンバー(図29において100)と、受け取ったメッセージに含まれるシリアルナンバー(図28において98)と、を比較して、一致しないと判定すると、ストレージノード2(C)のスライス番号1に関するデータのコピーを継続して、MDS103にNGである旨の結果を通知する(図14のシーケンスSQ25)。
図14において、NGである旨の結果を受け取ったMDS103は、ストレージノード2(B)に対してスライス番号4の開放通知を送信する(シーケンスSQ26)。
ここで、ストレージノード2(B)に対してスライス番号4の開放通知した後の状態(状態7)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図30に示す。図30は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その5)である。
図30に示されるように、ストレージノード2(B)の、スライス番号4のスライスの領域は開放されている。
また、状態7におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図31に示す。図31は、セグメント情報テーブルを示す図(その5)である。
図14のシーケンスSQ25においてNGである旨の結果を受信したMDS103は、図31に示されるように、SG3のA−6’(ストレージノード2(A)のスライス番号6)を確定していない。
また、状態7における異常セグメントリストの一例を、図32に示す。図32は、異常セグメントリストを示す図(その4)である。
上述したように、図14のシーケンスSQ16からシーケンスSQ23の処理によってSG6と、SG10と、が確定したため、例えば図27に示される状態5における異常セグメントリストに比べて、図32に示される状態7における異常セグメントリストでは、MDS103によってSG6と、SG10と、が削除されている。
また、MDS103は、ストレージノード2(D)に対して同期確認識別子の比較要求を送信する(シーケンスSQ27)。
ストレージノード2(D)は、MDS103より同期確認識別子の比較要求を受信すると、該同期確認識別子の比較要求に含まれるメッセージに応じて、該メッセージに含まれる対象スライスのシリアルナンバーと、該メッセージに含まれるシリアルナンバーと、を比較して、比較結果(例えばOK)を含む結果通知を、MDS103に送信する(シーケンスSQ28)。
OKである旨の結果通知を受信したMDS103は、スライスの確定通知を、ストレージノード2(B)に対して送信する(シーケンスSQ29)。
また、MDS103は、シーケンスSQ2においてS4’の割り当てを要求したストレージノード2(A)に対してスライス番号7の開放通知を送信する(シーケンスSQ30)。
ここで、ストレージノード2(A)に対してスライス番号7の開放通知した後の状態(状態8)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図33に示す。図33は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その6)である。
図33に示されるように、ストレージノード2(A)の、スライス番号7のスライスの領域は開放されている。
また、状態8におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図34に示す。図34は、セグメント情報テーブルを示す図(その6)である。
図14のシーケンスSQ28においてOKである旨の結果を受信したMDS103は、図34に示されるように、SG4のB−5(ストレージノード2(B)のスライス番号5)を確定している。
また、状態8における異常セグメントリストの一例を、図35に示す。図35は、異常セグメントリストを示す図(その5)である。
上述したように、SG4が確定したため、例えば図32に示される状態7における異常セグメントリストに比べて、図35に示される状態8における異常セグメントリストでは、MDS103によってSG4が削除されている。
一方、図14において、MDS103は、ストレージノード2(C)よりデータのコピーの完了通知を受信する(シーケンスSQ31)。
データのコピーの完了通知を受信したMDS103は、スライスの確定通知を、ストレージノード2(C)に対して送信する(シーケンスSQ32)。
また、MDS103は、スライスの確定通知を、ストレージノード2(A)に対して送信する(シーケンスSQ33)。
ここで、ストレージノード2(A)に対してスライスの確定通知を送信した後の状態(状態9)における各ストレージノードが有するスライス情報のイメージを、図36に示す。図36は、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その7)である。
図36に示されるように、データのコピーが完了したストレージノード2(A)のスライス番号6のスライスのデータのシリアルナンバーは、コピー元のシリアルナンバーが付されている。
また、状態9におけるセグメント情報テーブル130の一例を、図37に示す。図37は、セグメント情報テーブルを示す図(その7)である。
図14のシーケンスSQ31においてデータのコピーの完了通知を受信したMDS103は、図37に示されるように、SG3のA−6(ストレージノード2(A)のスライス番号6)を確定している。
また、状態9における異常セグメントリストの一例を、図38に示す。図38は、異常セグメントリストを示す図(その6)である。
上述したように、SG3が確定したため、例えば図35に示される状態8における異常セグメントリストに比べて、図38に示される状態9における異常セグメントリストでは、MDS103によってSG3が削除されている。
図14に示されるような処理を行うことによって、速やかにデータの冗長性を復元することができる。
また、図14に示したように、スライスを開放する処理を行うことによって、無駄なデータの蓄積を回避し、ストレージシステムにおける処理速度を向上させることができる。
また、図14に示したように、同期確認識別子を比較することによって、セグメントを構成するスライス群が同じデータを持つか否かを簡単に、判定することができる。
以下、ストレージシステムにおけるログ出力の一例を、図39に示す。図39は、ログ出力の一例を示す図である。
ここで、ログの書式は、日時−時刻 ノード名 モジュール名 詳細ログ、である。また、ノード名において、ctrl−nodeは制御ノード1を、node−Aは、ストレージノード2(A)を、node−Bは、ストレージノード2(B)を、node−Cは、ストレージノード2(C)を、node−Dは、ストレージノード2(D)を、表している。また、モジュール名において、MDSは、メタデータサーバ103を、CDは、コーディネータ102を、SNは、ストレージノード2を、表している。
なお、図39中、DATE−TIME0のログは、ストレージノード2(B)がハートビートを送信してこなくなったので、冗長性復元処理が動き出したことを表している。
また、図39中、DATE−TIME1のログは、ストレージノード2(B)がストレージシステムに再参入してきたことを表している。
また、図39中、DATE−TIME2のログは、同期確認識別子が一致したことを表している。
また、図39中、DATE−TIME3のログは、同期確認識別子が一致しなかったことを表している。
また、図39中、DATE−TIME4のログは、データのコピーの完了通知を受け取って冗長性復元処理を終了したことを表している。
なお、図39に示されるようなログは、例えば制御ノード1が、ファイル等に書き出して保持するようにしてもよいし、制御ノード1の画面等に表示するようにしてもよい。
なお、本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムにおける冗長構成復元方法であって、
異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始段階と、
前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元段階と、
を有することを特徴とする冗長構成復元方法。
(付記2)
前記所定の単位で管理されているデータ記憶領域に記憶されている、冗長性を構成するデータ間の同期を確認する同期確認段階を更に有することを特徴とする付記1記載の冗長構成復元方法。
(付記3)
前記同期確認段階は、データ間の同期を、同期確認識別子を用いて確認することを特徴とする付記2記載の冗長構成復元方法。
(付記4)
前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用不可能である場合、該データ記憶領域を開放する開放段階を更に有することを特徴とする付記1乃至3何れか一項記載の冗長構成復元方法。
(付記5)
データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムであって、
異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始手段と、
前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元手段と、
を有することを特徴とするデータ管理システム。
(付記6)
前記所定の単位で管理されているデータ記憶領域に記憶されている、冗長性を構成するデータ間の同期を確認する同期確認手段を更に有することを特徴とする付記5記載のデータ管理システム。
(付記7)
前記同期確認手段は、データ間の同期を、同期確認識別子を用いて確認することを特徴とする付記6記載のデータ管理システム。
(付記8)
前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用不可能である場合、該データ記憶領域を開放する開放手段を更に有することを特徴とする付記5乃至7何れか一項記載のデータ管理システム。
(付記9)
データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムでの処理をコンピュータに実行させる冗長構成復元プログラムであって、
前記コンピュータに、異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始手順と、
前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元手順と、
を実行させることを特徴とする冗長構成復元プログラム。
(付記10)
データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムでの処理をコンピュータに実行させる冗長構成復元プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始手順と、
前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元手順と、
を実行させることを特徴とする冗長構成復元プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲又は付記に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
従来技術におけるミラーリングを行うストレージシステムの一例を示す図である。 従来技術におけるストレージノードの一例の機能構成図である。 従来技術における制御ノードの一例の機能構成図である。 従来技術における一例の冗長性復元フローである。 従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その1)である。 従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その2)である。 従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その3)である。 従来技術における、各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その4)である。 本発明におけるミラーリングを行うストレージシステムの一例を示す図である。 制御ノードの一例のハードウェア構成図である。 ストレージノードの一例のハードウェア構成図である。 制御ノードの一例の機能構成図である。 ストレージノードの一例の機能構成図である。 冗長性復元処理に係る一例のシーケンス図である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その1)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その1)である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その2)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その2)である。 異常セグメントリストを示す図(その1)である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その3)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その3)である。 異常セグメントリストを示す図(その2)である。 メタデータサーバからのメッセージを示す図(その1)である。 ストレージノードAが有するスライス情報のイメージ図である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その4)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その4)である。 異常セグメントリストを示す図(その3)である。 メタデータサーバからのメッセージを示す図(その2)である。 ストレージノードCが有するスライス情報のイメージ図である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その5)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その5)である。 異常セグメントリストを示す図(その4)である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その6)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その6)である。 異常セグメントリストを示す図(その5)である。 各ストレージノードが有するスライス情報のイメージ図(その7)である。 セグメント情報テーブルを示す図(その7)である。 異常セグメントリストを示す図(その6)である。 ログ出力の一例を示す図である。
符号の説明
1 制御ノード
2 ストレージノード
3 クライアント
11 入力装置
12 表示装置
13 ドライブ装置
14 記録媒体
15 ROM
16 RAM
17 CPU
18 インターフェース装置
19 HDD
21 入力装置
22 表示装置
23 ドライブ装置
24 記録媒体
25 ROM
26 RAM
27 CPU
28 インターフェース装置
29 HDD
102 コーディネータ
103 メタデータサーバ

Claims (3)

  1. データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムにおける冗長構成復元方法であって、
    異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始段階と、
    前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元段階と、
    前記所定の単位で管理されているデータ記憶領域に記憶されている、冗長性を構成するデータ間の同期を、該各データの同期確認識別子を用いて確認する同期確認段階と、
    前記同期確認段階において、前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用不可能であるとされた場合、該データ記憶領域を開放する開放段階と、を有することを特徴とする冗長構成復元方法。
  2. データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムであって、
    異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始手段と、
    前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元手段と、
    前記所定の単位で管理されているデータ記憶領域に記憶されている、冗長性を構成するデータ間の同期を、該各データの同期確認識別子を用いて確認する同期確認手段と、
    前記同期確認手段によって、前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用不可能であるとされた場合、該データ記憶領域を開放する開放手段と、を有することを特徴とするデータ管理システム。
  3. データを記憶するデータ記憶手段を有し、データ記憶領域を所定の単位で管理する記憶ノードと、少なくとも1つ以上の前記記憶ノードとネットワークを介して接続された、記憶ノードに係る制御を行う制御ノードと、を有する、データ記憶手段の冗長構成によってデータを管理するデータ管理システムでの処理をコンピュータに実行させる冗長構成復元プログラムであって、
    前記コンピュータに、異常と検知された記憶ノードが存在した場合、前記冗長構成を復元するため、データ記憶手段から、他のデータ記憶手段へのデータのコピーを開始するデータコピー開始手順と、
    前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用可能である場合、不要なデータのコピーを中止し、再利用可能なデータ及びデータ記憶手段を用いて冗長構成を復元する冗長構成復元手順と、
    前記所定の単位で管理されているデータ記憶領域に記憶されている、冗長性を構成するデータ間の同期を、該各データの同期確認識別子を用いて確認する同期確認手順と、
    前記同期確認手順において、前記異常と検知された記憶ノードの、前記所定の単位のデータ記憶領域のデータが再利用不可能であるとされた場合、該データ記憶領域を開放する開放手順と、を実行させることを特徴とする冗長構成復元プログラム。
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