JP4295938B2 - 信号送信及び/若しくは受信装置 - Google Patents
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Description
本発明は、電磁波を送信及び/若しくは受信する装置に係り、特に「プリント・アンテナ(printed antenna)」として知られるアンテナに関する。
【0002】
以下、「プリント・アンテナ」(若しくは「マイクロストリップ・アンテナ」)という語は、典型的には「パッチ(patch(es))」やスロットなどの放射素子又は求められる利得に応じた数のそのアレイを有する、いわゆる「マイクロストリップ」技術を用いて作られたアンテナを指す。この種のアンテナは、特に、レンズ若しくはパラボラの焦点における一次電源として用いられる。
【0003】
それらの軽さ、平坦度、提供するデザインの柔軟性、多くの電子機器アイテムへの組み込みやすさ、プリント回路の大量生産についての確認された技術によるそれら製造の互換性、及び、低コスト価格のために、プリント・アンテナはますます多くのワイヤレス通信システム(ローカル・ワイヤレス・ネットワーク、それらが地上局若しくは衛生局となるアクセス・ネットワークなど)において用いられるようになっている。
【0004】
ところで、多くの用途において、送受信アンテナに円偏波(circular polarization)を用いることは有益的であり及び/若しくは必要的であろう。
【0005】
しかし、プリント・アンテナは直線偏波(linear polarization)を送受信するのにより良く適合する。
【0006】
このため、プリント・アンテナで円偏波を送受信するための技術がいくつか実現されている。これら技術は、例えば、JR James & PS Hallによって編集された「Handbook of Microstrip Antennas」(出版元:Peter Peregrinus Ltd, London, United Kingdom − ISBN0863411509)に記載されている。特に、第4章:Circular polarisation and bandwith(219〜274頁)に記載されている。これら技術は、原則として、位相が90°ずれた同時に励磁する2つの直線偏波波に存在する。よって、アンテナによって放射若しくは受信される波の楕円率(ellipticity ratio)(若しくは「軸率(axial ratio)」)によって量子化され得る円偏波の品質は、狭い周波数帯域を通じてのみ得ることができる。
【0007】
放射素子に関連するハイブリッド・コンピュータの使用、又は、アレイの場合(「application of sequential feeding to wide bandwith, circularly polarised microstrip patch arrays」 P.S.Hall, IEE Proceedings, Vol. 136, Pt. H, N゜5, 1989年10月、参照)における連続回転技術の使用などの周波数帯域を広げる解決策は、この周波数帯域を広げることを可能にする。
【0008】
しかし、これら解決策を実現することは常に可能であるわけではない。
【0009】
その上、特定のアプリケーションについては、これら技術によって得られる帯域幅は不十分なままである。又、連続回転を用いる場合、円偏波の品質はビームの主方向からそれるやいなや非常に素早く劣化する。これは、例えば、パラボラ若しくはレンズの照射に用いられるソース・アンテナについて問題を引き起こす。
【0010】
本発明の目的は、広げられた周波数帯域及び広い角度領域を通じた円偏波若しくは直線偏波の高品質のプリント・アンテナを有する、信号を受信及び/若しくは送信する装置を提案することである。
【0011】
このため、本発明の主題は、所定方向の円偏波若しくは直線偏波を放射する放射素子を少なくとも1つ有する、電磁波を送信及び/若しくは受信する装置であって、該放射素子に関して、該放射素子の交差成分を補償するように調整される位相を有し、該放射素子の偏波と反対方向の円偏波若しくは直線偏波を、該放射素子の周波数で放射するように寸法及び配置が定められた手段を少なくとも1つ有することを特徴とする装置である。
【0012】
好ましい実施形態によれば、上記放射素子に関して、該放射素子の交差成分を補償するように調整される位相を有し、該放射素子の偏波と反対方向の円偏波若しくは直線偏波を、該放射素子の周波数で放射するように寸法及び配置が定められた上記手段は、誘電ロッドや偏向器に関連付けられたヘリカルなどの進行波タイプの放射素子から成る。
【0013】
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面を参照して為される様々な実施形態の説明を通じて明らかにされる。
【0014】
図面において、説明を簡素化するために、同じ素子には同じ符号が付されている。更に、本発明は、説明中、「パッチ」若しくは「パッチ」アレイなどの放射素子を有するアンテナと呼ばれるが、当業者には明らかなように、本発明はすべての種類のプリント・アンテナ、すなわち、放射素子が、スロット、スロット・アレイ、ダイポール、若しくはダイポール・アレイなどから成るアンテナに適用することも可能である。更に、説明において、図1乃至6は、右円偏波若しくは左円偏波を送受信するように適合されたプリント・アンテナに関するが、図7の実施形態は円偏波若しくは直線偏波を受信することができる放射素子を有するプリント・アンテナに関する。
【0015】
図1aに斜視的に示すように、本発明に係る手段を収容可能なプリント・アンテナの一実施形態である。より具体的に言うと、n個の「パッチ」のアレイは、アース面を形成する金属層2でその下面が覆われた所定の誘電率を有する基板1上に作られる。ここで、上記アレイは、特に、マイクロストリップ技術を用いて生成された、直列に設けられた3つの「パッチ」の4つの平行なブランチ31、3’1、3’’1、32、3’2、3’’2、33、3’3、3’’3、34、3’’4、3’’4、を有するアレイであり、このアッセンブリはフィード・アレイ4へ接続されている。
【0016】
この「パッチ」は、既知の方法により、円偏波を放射及び/若しくは受信するように設計・供給される。しかし、この場合、このように製造されたプリント・アンテナは、図2を参照して後述するように、所定の方向について不完全な円偏波を放射する。更に、本発明によれば、図1bに示すように、円偏波を向上させるために、「パッチ」アレイの周波数で「パッチ」アレイと逆方向に円偏波を放射するように「パッチ」アレイに対して寸法及び位置が定められた手段を「パッチ」アレイのそばに設け、放射素子の交差成分を補償する。これら手段を、以下、補償手段と呼ぶ。このようにして、図1bに示すように、進行波タイプの放射素子が設けられる。ここで、該放射素子は、特に、断面AAに示すように基板1に設けられ、励磁アレイと接続されていないヘリカル41、42、43、51、4’1、52、4’2、53、4’’1、4’’2、4’’3である。
【0017】
正確な寸法を有するヘリカルは、軸モードで作動し、円偏波を自然に受信若しくは送信する。この円偏波の方向(左若しくは右)は、ヘリカルの巻き方向に拠る。
【0018】
本発明のフレームワーク内において、円偏波を与える進行波タイプのヘリカル・アッセンブリ若しくは他の放射素子にとって、「パッチ」アレイの放射パターンと実質的に等価な放射パラ−ンを示すことが重要である。したがって、補償手段として用いられるヘリカル・アレイの放射パターンを計算するのに様々な処理が用いられてもよい。このように、最もシンプルな処理は、「パッチ」アレイによって放射された円偏波と逆の円偏波を有するヘリカル・アレイを、励磁回路に接続し、このヘリカルの特性を補償される「パッチ」アレイの放射パターンと同一の放射パターンを得るように設定することである。その後、「パッチ」アレイによって放射された交差成分に対抗するヘリカルを放射するために、ヘリカルをそれらの軸回りに回転させることによって、その位相が調整されなければならない。ヘリカルを用いて得られた補償を図2に示す。この図において、「Rprinted」は、「パッチ」アレイのみから成るプリント・アンテナによって放射されたフィールドを示す。この放射フィールドは、望ましくない交差成分を表す。プリント・アンテナによって放射されたこの交差成分は、フィールドRhelixを順に放射するヘリカル・アレイを励磁する。フィールドRhelixの位相は、プリント・アンテナの交差成分に対して完全に若しくは部分的に対抗し、よってプリント・アンテナによって放射される円偏波の純度を向上させるように、ヘリカルをその軸回りに回転させることによって調整される。実際、ヘリカルがあるところで放射されるフィールドは、図2に示すように、Rtotal=Rprinted+Rhelixとなる。
【0019】
ここで、本発明に係る装置の様々な実施形態を図3a乃至3eを参照して説明する。図3aに示すように、「パッチ」11から成るプリント・アンテナの放射素子は、基板10の上に設けられている。本発明によれば、この場合、補償手段は、この基板に設けられた4つのヘリカル121、122、123、124のアレイから成る。前述のように、ヘリカル121、122、123、124の放射パターンは、単にヘリカルを励磁アレイへ接続することによってシミュレートされる。これらヘリカルは、それらの放射パターンが「パッチ」の放射パターンと等価となり、それらの偏波がパッチアレイの偏波と反対となるように、既知の方法によって設計される。その後、ヘリカルは、それらの放射が「パッチ」によって放射された交差成分と対抗するように、それらの軸回りに回転される。更に、「パッチ」11は、マイクロストリップ技術によって作られたライン13によって、既知種類のフィード回路へ接続される。
【0020】
図3bにプリント・アンテナの別の実施形態、すなわち既知の種類のフィード回路に接続された4つの「パッチ」201、202、203、204のアレイ、を示す。このように、「パッチ」201は、マイクロストリップ線によって「パッチ」204に接続され、「パッチ」202は、別のマイクロストリップ線によって「パッチ」203に接続され、これら2つのマイクロストリップ線は互いに連結しており、フィード回路30の出力に接続されている。この場合、本発明によれば、補償手段は、4つの「パッチ」の上記アレイの中心に配置されたヘリカル21から成る。このヘリカルは、前述と同じ原則に従って、寸法が定められ、軸回りに回転させられる。
【0021】
図3dに本発明の別の実施形態を示す。この場合、プリント・アンテナは、図3bに示した種類の4つの「パッチ」のアレイ4個から成る。図3dの実施形態において、各「パッチ」の交差成分は、「パッチ」の4隅に配置されたヘリカルによって補償される。より具体的に言えば、図3dに示すように、「パッチ」11は、ヘリカル121、122、123、124によって囲まれている。同様に、「パッチ」11’は、ヘリカル122、125、123、126によって囲まれており、「パッチ」11’’は、ヘリカル124、123、127、128によって囲まれている。これらヘリカルは、前述のように、各「パッチ」の4隅に配置されており、隣接する「パッチ」には共通のヘリカルが用いられる。この場合、更に、「パッチ」アレイの放射パターン及び補償手段を構成するヘリカルの放射パターンは、実質的に等価でなければならず、前述のように計算される。
【0022】
図3cは、図3bに示した種類の4つの「パッチ」のアレイ4個が用いられた別の実施形態を示す。この場合、補償手段は、図3bの場合と同様に配置されたヘリカル21から成る。更に、追加ヘリカル22が4×4「パッチ」のアレイの中心点Cに配置される。
【0023】
本発明に係る装置の追加的実施形態を図3eに示す。この場合、図3bに示した種類の4つの「パッチ」のアレイ4個が基板10上に作られる。図3eの実施形態において、補償手段は、ヘリカル・アレイから成る。しかし、これらヘリカルは、各「パッチ」の4辺の中間に配置される。したがって、具体的に言えば、「パッチ」40は、その4辺のそれぞれの真ん中にそれぞれ配置された4つのヘリカル411、412、413、414によって囲まれており、「パッチ」40’も、同様に4つのヘリカル412、415、416、417によって囲まれており、他の「パッチ」についても以下同様である。「パッチ」の放射パターン及びヘリカルの放射パターンは、前述のように取得される。
【0024】
より一般的に言えば、上記回路において、補償手段によって放射されたフィールドの振幅及び位相の調整は、以下の素子の1以上を調整することによって実現され得る。
・ヘリカルのプリント・アンテナへの結合レベル
・プリント・アンテナの指向性
・支持ロッドの長さ及び/若しくはヘリカル先端における負荷
・ヘリカルの位置
・ヘリカルの軸に関する回転角度
ここで、補償手段、すなわち、放射素子の交差成分を補償するために、放射素子に関して、放射素子とは逆方向に放射素子の周波数で円偏波を放射するように寸法及び配置が定められた手段を有する、電磁波を送信及び/若しくは受信する本発明に係る装置の特定の実施形態を図4、5、及び6を参照して説明する。12GHzで作動するプリント・アンテナが図4に示されている。このプリント・アンテナは、アース面を構成する金属層101をその下面上に備えた基板100上に作られた4つの「パッチ」1021、1022、1023、1024のアレイから成る。図4に示すように、「パッチ」1021及び「パッチ」1022は、マイクロストリップ技術で作られたフィード回路へ共に接続されている。より具体的に言えば、「パッチ」1021は、長さL1によって点Cへ接続されており、「パッチ」1022は、長さL2によって点Cへ接続されている。同様に、「パッチ」1024は、長さL4によって点C’へ接続されており、「パッチ」1023は、長さL3によって点C’へ接続されている。点C及びC’は、フィード回路の入力Aへそれぞれ長さL5及び長さL6によって接続されている。4つの「パッチ」1021、1022、1023、1024は直列のアレイを構成する。様々な長さL1、L2、L3、L4、L5、及びL6は、当業者には良く知られているように、様々な「パッチ」上で必要な位相シフトを得るための寸法を有する。これら長さを与える計算式は、以下で再び与えられない。
【0025】
本発明によれば、補償手段は、進行波タイプの放射素子から成る。特に、アレイの中心、すなわち4つの「パッチ」1021、1022、1023、1024に関して対称なところにおいて、基板に設けられたヘリカル103から成る。楕円率を図4のプリント・アンテナの周波数の関数として図5に示す。このように、この場合、固定最大楕円率:2dBに対し、プリント・アンテナの周波数帯域は、ヘリカルが無い場合の430MHzから、正確な寸法のヘリカルが存在する場合の628MHzへ及ぶ。この特定の実施形態において、プラスチック・ヘリカルは、アレイの周波数帯域幅を46%増やす余裕を有する。更に、図6a及び6bは、円偏波の品質の改善をビームの主方向に関する観測角度の関数として示す。これは、プラスチック・ヘリカルが存在する場合(すなわち、図6b)におけるプリント・アレイの放射パターンと、プラスチック・ヘリカルが存在しない場合(図6a参照)におけるプリント・アレイの放射パターンとによって与えられる。これら放射パターンは、角度の幅広い領域において、円偏波の品質の急激な改善を示す。
【0026】
補償手段の別の実施形態を図7に示す。この場合、プリント・アンテナは、アース面111を備えた基板110上に作られた「パッチ」1121、1122のアレイから既知の方法により成る。この「パッチ」アレイは、直線偏波(例えば、水平線)若しくは円偏波(例えば、直円)を放射することができる。「パッチ」1121、1122のアレイの中間には、ソケット113内に設けられたポリロッドとも呼ばれる誘電ロッド114から成る進行波タイプの放射素子が配置されている。このポリロッドは、パッチアレイの極性(この例において、直線偏波の場合は垂直線、円偏波の場合は左円)に直行する極性に放射するように寸法が定められている。この種の装置を用いて実行されたシミュレーションは、「パッチ」アレイによって放射された望まれない交差成分が、プリント・アンテナの交差成分に完全に若しくは部分的に対抗するように調整され得る位相を有するフィールドを次々に放射するポリロッドを励磁し、よってアンテナによって放射される円偏波の純度を向上させる。
【0027】
このように、本発明は、広周波数帯域上で円偏波若しくは直線偏波を放射するプリント・アンテナを得ることを可能にする。
【0028】
更に、円偏波の場合、連続回転技術と共に用いることによって、周波数帯域を更に広げることができ、ビームの主方向以外の角度についての円偏波の品質を向上させることができる。
【0029】
これは非常に低コストで実現することができる。調整に関する柔軟性も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1a】 「パッチ」アレイから成る従来のプリント・アンテナのアレイの概略斜視図である。
【図1b】 本発明の一実施形態に係り、「パッチ」アレイから成るプリント・アンテナのアレイの概略斜視図である。
【図2】 右円偏波及び左円偏波から成る直交基底に応じて分解された、プリント・アンテナ及びヘリカル・アンテナから生じた全放射フィールドを概略的に示す図である。
【図3a】 本発明の様々な実施形態の一の概略斜視図である。
【図3b】 本発明の様々な実施形態の一の概略斜視図である。
【図3c】 本発明の様々な実施形態の一の概略斜視図である。
【図3d】 本発明の様々な実施形態の一の概略斜視図である。
【図3e】 本発明の様々な実施形態の一の概略斜視図である。
【図4】 本発明の様々な実施形態の一の概略斜視図である。
【図5】 プリント・アレイのみの場合若しくは本発明に係る手段を備えたアレイの場合における、周波数の関数としての楕円率を与える曲線である。
【図6a】 アレイのみの場合の放射素子の放射パターンを示す図である。
【図6b】 本発明に係る手段を備えたアレイの場合の放射素子の放射パターンを示す図である。
【図7】 本発明の別の実施形態の概略断面図である。
Claims (4)
- 所定方向の円偏波又は直線偏波を放射するプリント放射素子を少なくとも1つ有する、電磁波を送信及び/又は受信する装置であって、
前記プリント放射素子に関して、前記プリント放射素子の交差偏波成分を補償するように調整される位相を有し、前記プリント放射素子の偏波と反対方向の円偏波又は直線偏波を、前記プリント放射素子の周波数で放射するように寸法及び配置が定められた進行波タイプの放射素子を少なくとも1つ有し、
前記プリント放射素子は、パッチ、スロット、ダイポール、n個のパッチのアレイ、n個のダイポールのアレイ、又はn個のスロットのアレイから成り、所定方向の円偏波又は直線偏波が得られるように励磁され、
前記進行波タイプの放射素子は、偏向器に関連付けられたヘリカル及び誘電ロッドの中から選ばれる、装置。 - 請求項1記載の装置であって、
前記進行波タイプの放射素子は、前記プリント放射素子に関して対称に配置される装置。 - 請求項1又は2記載の装置であって、
前記進行波タイプの放射素子は、送受信を行う当該装置を構成する前記プリント放射素子の4隅に配置される、装置。 - 請求項2又は3記載の装置であって、
当該送受信装置がn個の放射素子のアレイで形成され、前記進行波タイプの放射素子は、前記アレイの中心に配置される、装置。
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