JP4295045B2 - 機械または設備の運転条件の評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、機械または設備の運転条件の評価方法に関する。
従来、機械または設備のパラメータの評価に応じて、例えばパラメータの目標値を設定することによってパラメータを変化させるか、又はその他のやり方でパラメータに影響を及ぼさせることによって、機械または設備の運転条件を評価し、その評価に応じて反応するために、例えば臨界的な測定値経過の視覚的な外挿および/またはパラメータへの影響の主観的な評価が行なわれてきた。
この場合、適合関数または回帰関数がデータベースに適合し、最適化は最大の相関係数を有する曲線関数の対話式選択によって行われていた。このような適合した曲線の曲がり経過は強制的にデータベースの曲がり経過に一致していなければならないというわけではない。
相関係数r(最大値=1、最小値=−1)は適合の良否基準として条件付きでのみ使用できる。なぜならばこの値は適用された曲線関数に関係するのみならず、使用された曲線関数の勾配にも関係するからである。例えば直線適合の勾配が0に向かっている場合、相関係数rも個々の曲線点のばらつきに関係なくこの傾向に従う。それゆえ、相関係数rは外挿のための良否尺度としては使えない。
機械または設備の運転条件の評価のための発生ツールは、
予測信頼性
予測確実性への影響量
予測追体験可能性
に関する外挿結果の評価が可能であるように、定められた最低要求を満たさなければならない。
どんな予測も不確実性を持っているのが当然であり、予測の良否尺度は、予報された警報および限界値超過の判断のために非常に重要であると同時に、その予報の結果として生じる例えば自動化動作のための決定根拠として非常に重要である。さらに、定められた、例えば測定技術関連の機械または設備の運転条件を評価するために周期的に行われる方法の場合、機械および設備の運転安全性を保証するために、良否尺度の時間的展開が再び傾向として観察され、それにより、予報された出来事、例えば限界値超過の発生時点についての付加的な情報が与えられる。
外挿の信頼性の評価は最も重要な意義がある。なぜならば、損傷の前兆、限界値超過および運転最適化、例えば負荷変動の補償は予測信頼性の認識なしでは、すなわち良否尺度の認識なしではほとんど不可能であるからである。
パラメータの他の展開の傾向が分析されるような機械または設備の運転条件の評価は、運転監視またはシステム分析のような課題設定時における問題解決に関連して非常に重要である。この方法は、既知の規則性からの未知の値範囲における外挿が重要であるようなところでは至るところで使用され、つまり主として出来事予知(将来の負荷限界の警および超過の識別)および損傷予防(将来の損傷の識別)において使用される。
測定値の場合にも同様に、測定値は測定許容誤差のデータなしでは実用上利用価値がなく、外挿には予測の品質(良否尺度)に関する情報を与える量が割り付けられなければならない。この情報なしでは、外挿結果は殆ど評価可能ではなく、したがって追従作動(プロセス介入)の決定が極めて当てにならず、場合によっては反生産的である。
したがって、本発明の課題はかかる問題を除去することにある。
この課題は、本発明によれば、
機械または設備のために、少なくとも1つのパラメータを複数回測定することにより、パラメータの値(x1,y1)・・・・(xn,yn)からなるデータベースを形成し、
データベースに基づいて外挿の良否尺度(K)を計算し、
良否尺度(K)は4つの変数V,ΔI,S,Cの関数であり、
Vは、データベースの値範囲と、xS>x1,xnにより定められている外挿範囲xSとの比であり、
ΔIは、x方向における適合曲線のx不確かさであり、
Sは、データベースのy値の変化尺度としての定常性であり
Cは、外挿の時間的な不変性である
ことによって解決される。
その他の有利な実施態様は従属請求項に記載されている。
データベースへの外挿関数の最適な適合は、最大の相関係数rによってではなく、データベースにおける適合曲線の勾配に関係しない良否尺度Kにより行なわれる。
少なくとも2つの異なる判断基準から、外挿の予測品質に関する情報を与える良否尺度Kが計算される。良否尺度Kの存在は少なくとも2つの外挿方法を可能にする。
・一定の良否尺度Kの設定
この場合には外挿幅、すなわちデータベースの最後の値と外挿の終点との間の間隔が可変である。この処置は欠陥のある警報または些細な警報を抑制する場合には重要である。この場合、オペレータには技術的な通知が伝達される。この通知の時間にわたって警報は発せられず、すなわち所定の運転安全性が与えられる。
・(例えば限界値超過の場合の)外挿幅の設定
この場合、良否尺度Kは変数である。良否尺度Kの時間的展開は、K=1の場合における出来事の確率的にありそうな到来時点を見積もるために、ここでも、傾向分析の基礎として使用される。
機械または設備の運転条件を評価するための傾向分析は、全く一般的に、2つの相関関係を持つ量の展開をまだ未知の値範囲において外挿することができる。
それは、時間的展開
yi=f(ti); i=1・・・n
例えば Pel=f(t); Pel=発電機出力
にも、時間に関係しない対応関係
y1i=f(y2i); i=1・・・n y1はy2と同期
例えば Pel=f(燃料の質量流)
にも適用される。
傾向分析の使用は、もちろん包括的に、2つの相関関係を持つ量の展開における過去から導き出すことができる規則性が将来においても継承され、このようにしてまだ未知の値の割り付けが行なわれることが想定される。合理的な傾向分析にとって、この条件は、この傾向分析が同一の(正規化された)周辺条件のもとで生ぜしめられた経過にともなってのみ発生させられたことを前提とする。周辺条件とは、物理的環境条件、燃料、出力、バーナ運転モードなどである。
このような正規化された値割り付けの準備は、論理的条件(分離正規化)によるデータ選択、またはプロセスシミュレーションモデル(分析的正規化)によるデータ選択によって行なわれる。プロセスシミュレーションモデルは、例えばISO条件における環境に関係する全ての値を逆算することができる。
図1はデータベースおよび外挿曲線を示し、図2はΔI決定のための曲線を示し、図3はデータベースの分割を示し、図4はKの時間的経過を示し、図5は構造部品を持つタービンを示し、図6はタービンの縦断面を簡略図で示し、図7は構造部品としてタービン翼を示す。
良否尺度Kを計算するための基礎量
良否尺度Kは外挿の良否のための尺度である。外挿の良否は多数の誤差影響に関連し、したがって少なくとも2つの変数、例えばV,ΔIの関数である。この場合、これは、例えば比V、x不確かさΔI、定常性Sおよび時間的な不変性Cである。
K=f(V,ΔI,S,C)
これらの量は、例えばKの値のストックが0%〜100%の正規化範囲内にあるように結合される。
・外挿範囲のためのデータベースの比V
外挿のためにn個の測定点(x1,y1)〜(xn,yn)が使用できる。しかしながら、データストック54(図3)の存在する全ての測定点15を使用する必要はない。
比Vは、例えば外挿のために使用されるデータベース6のx値範囲(xn−x1)を、x1から使用される外挿点のx位置xS(図1)までの区間、すなわち外挿範囲9に対する割合として定めるものであって、この比は、最大では値1になり、つまりデータベース6が外挿範囲に等しくなり、最小では値0になり、つまりデータベース6が外挿間隔に比べて非常に小さくなる。
Sは、例えば限界値超過(yS=限界値18)が起きたときの値である。図1には同様にデータベース6への適合関数12が示され、これはx点xSまでの外挿も生み出す。
比Vは、例えば次のように計算される。
V=(xn−x1)/(xS−x1
比Vが大いに良否尺度Kの減少に寄与する場合には、段階的に外挿のデータベースを拡張することができる。
・x方向における適合曲線の不確かさΔI
各曲線適合(外挿のための前提)は当然のことながら計算された曲線パラメータの不確かさ(信頼範囲)も有する。勾配の不確かさを決定するために、図2では、例えば直線の回帰関数21が使用される。一般に外挿関数として直線構造に移行させられるすべての関数を使用することができる。すなわち、
直線関数(基本関数) → y=a0+a1×x
ベキ関数 → lny=lna0+a1×lnx
対数関数 → y=a0+a1×lnx
指数関数 → lny=lna0+a1×x
などである。
不確かさΔIは次のようにして計算される。図2は外挿曲線21およびΔIの計算のための他の曲線24,27とともにデータベース6を示す。
不確かさΔIは、回転点(x-,y-)を中心とする(直線表示の)適合曲線21の回転によって表すことができる。平均値x-,y-は、例えば幾何学的または算術的平均によって定められる。点(x-,y-)は強制的に直線の適合曲線21(外挿曲線)上になければならないというわけではない。なお、x-、y-は図2においてx、yの上に−(バー)を有する符号を表す。この表示は以下においても同じである。
直線の適合曲線21の勾配の不確かさは、勾配mが±Δmだけ変化する回転角度、従ってとりわけx方向における適合曲線のx不確かさΔIに相当する(図2)。
勾配変化によって、限界値に相当する平行線18(ys=一定)とでそれぞれ交点30,33を形成する別の2つの曲線24,27が生じる。各交点30,33はx値Imax,Iminを与える。この場合、Imax>Iminであり、ΔI=Imax−Iminである。
このx不確かさは、外挿曲線21と平行線18との交点における該曲線と、平行線18との間の角度から決定される交差角αと相関関係を持つ。x不確かさΔIは交差角αの減少にともなって増大する。
外挿の際に限界値が存在しないか、もしくは限界値を超えることがないならば、上述のことは外挿の予め定められた終値(xS)と点(xS,yS)を通過しx軸に対して平行である平行線とに当てはまる。
外挿関数はいつも分析上存在することから、第一次導関数により水平線または警報関数と外挿関数との間の交差角αを計算することができる。
勾配不確かさ±Δmの計算のための手がかりは、例えば次のとおりである。勾配bは信頼間隔により決められる。かかる方法は、クレスジッヒ,エアビン著“統計的方法およびその応用”(バンデルホエク・アンド・ルプレヒト出版社,ゲッチンゲン)の第270頁から知られている。
勾配bの決定のために次のことが行なわれる。
a)データベース6が確定される。データベース6はn個の相関関係にあるx値およびy値を含む(図2)。
b)データベース6のx-およびy-の計算ならびに量Σxiiの計算
c)次式によるSxyの計算
Figure 0004295045
d)次式によるSx 2の計算
Figure 0004295045
e)次式によるSy 2の計算
Figure 0004295045
f)次式による勾配bの計算
b=Sxy/Sx 2
g)次式によるaの計算
a=(n―1)(Sy 2−b2x 2
したがって、減少直線21の次の式が生じる。
Figure 0004295045
次に、例えば95%の信頼数値、すなわちγ=0.95が予め与えられ、それから量F(c)が計算される。
h)F(c)=(1+γ)/2=0.975
i)F(c)=0.975と(n−2)個の自由直線(nは測定値の個数)とにより、t分布(Studentの分布)が値cを与える(0.975は位置x=cまでのt分布の積分に相当する)。
j)Δmは次から生じる。
Figure 0004295045
したがって、勾配mの不確かさがつぎのとおり生じる。
b−Δm≦m≦b+Δm
それにより、回転点(図2)における勾配mのx不確かさΔIが現在のデータベース6のばらつき特性値に関係して計算される。それにより、ΔI=f(Δm,α)が放射定理または角度測定によって計算することができる。ΔIの正規化を同様に行なうことができる。
・データベースのy値の定常性S
データベース6の分割は、まず第1に、使用されたデータベース6の現在の曲がり方向に関する情報を与える。データベース6は、使用可能なすべての測定点15を含むデータストック54の真のまたは真でない部分量である。データベースの分割は、データベース6の測定点、つまり(x,y)が少なくとも3つのセクション45,48,52に分割されることを意味する。各セクション44,48,52に対して直線の適合曲線36,39,42が決定される。
データベース6の曲がり方向は、セクションの平均値g1,g2,g3の形成および第二次数値導関数の計算によって決定される。
この方法の場合には、導き出されたデータベース6から適合曲線(外挿曲線)の計算が周期的に行なわれることが基礎になっている、つまり、一定または可変の長さのデータウインドウ3(図3)が、終了した各外挿サイクルに基づいてx量の増大方向にそれぞれ予め与えられた間隔Δx(独立変数)だけ移動されることが基礎になっている。
実際には、データウインドウ、すなわちデータベース6の移動Δxは、最大、新しい測定値15が発生させられる時間周期で行なわれる(例えばΔx=5s)。
定常性Sの概念は、この関係においては、数学的な定義として理解するのではなく、むしろ最後に終了した外挿ステップに関係したデータベース6の点経過の変化の尺度として理解すべきである。
Y値展開の定常性について述べることができ、それにより暗にその展開の外挿能力ついて述べることができるようにするために、データウインドウ3(図3)が少なくとも3つのセクション45,48,52に分割される。各セクション45,48,52のために、中間ステップにおいてそれぞれ1つの平均値と勾配C1,C2,C3を持つそれぞれ1つの直線の適合関数y1,y2,y3とが計算される(図3)。
3つの回帰直線36,39,42の平均値をg1,g2(中央セクション),g3にて表すならば、数値的な曲がり尺度p、
p=g1−2×g2+g3
により、勾配経過の現在の曲がり方向を決定することができる。
図3の例ではpが負である。これは正当な曲がりを意味する。p=0の場合には3つの平均値が一直線上にある。曲線ストックから反復してその曲線型が現在のデータベース全体の値範囲に適合する。
データの相関関係の外挿曲線のための曲線ストックの適合関数(回帰関数)は単調経過の条件を満たさなければならない。なぜならば、非単調関数は著しい外挿不安定性をもたらすことがあるからである。一般に、y=a0+a1×xの形の直線構造に変形可能なすべての関数を使用することができる。すなわち、
直線関数(基本関数) → f(x)=y=a0+a1×x
ベキ数関数 → f(x)=lny=lna0+a1×lnx
対数関数 → f(x)=y=a0+a1×lnx
指数関数 → f(x)=lny=lna0+a1×x
などである。
曲線ストックから選択された曲線型は次の条件を満たさなければならない。
外挿曲線(回帰直線)の曲がり方向が曲がり尺度pの曲がり方向と一致しなければならない。
分子=測定値と外挿曲線との間における間隔の2乗の(場合によっては重み付けされた)平均値と、分母=データウインドウ範囲における外挿曲線のy値範囲の平均値の2乗とからなる商Qkは最小でなければならない(その場合、例えばy2mittk=A[(ymaxk+ymink)/2]2、但し、ymaxはk番目の曲線の最大Y値であり、yminは最小Y値に相当し、正規化に使われる)。
Figure 0004295045
但し、kは使用可能な外挿曲線型(曲線ストック)の分子、
i(xi)は位置xiにおける測定値、
k(xi)は位置xiにおけるk番目の外挿曲線型の関数値、
iは1つのセクションにおける各個別測定値または全測定値のための重み係数
である。
定常性Sの評価は次のとおり行なわれる。
3つの直線勾配C1,C2,C3を、データウインドウの3つのセクションのそれぞれの中央位置(XS1,XS2,XS3)における外挿曲線の勾配と比較する。この場合、3つの勾配差の異なる重み付けが可能であり、有意義である。そこで、最後のセクションにおける現在値が、速やかに曲線経過の変化を認識するために、より強く評価される。
3つの勾配差は、曲線経過の展開定常性のための尺度である。
定常性Sは次のとおり計算される。
1〜O3は選択されたセクション幅のそれぞれ半分における3つのk番目の適合曲線36,39,42の勾配であり、C1〜C3は直線のセクション適合曲線の勾配である(図3)。
それにより、次式が得られる。
Figure 0004295045
ただし、i=1・・・3(セクション範囲)
γiは重み係数1・・・n
である。
定常性Sの値範囲は次のとおりである。すなわち、0(絶対定常性)、すなわちセクション中央における外挿関数の勾配が個々のセクション45,48,52の回帰直線と一致する状態から、+∞、すなわち勾配が全く一致しない状態までである。
・外挿の時間的な不変性C
一連の外挿の時間的分散は付加的な重要な予測確実さの指示要素である。なぜならば、例えば良否尺度の高い分散値が不安定な外挿条件を、したがってあいまいな供述力を証明することができるからである。外挿の時間的な不変性の質問は可変の外挿値(xS)を持った固定の良否尺度の設定時または外挿値の固定時に可変の信頼数値を介して行なわれる(例えば、xSは固定の限界値の超過に相当する)。
図4は異なる値58を有する良否尺度K(t)の時間的経過の一例を示す。この値経過に対して適合関数qが曲線ストックから求められる。それぞれの変数の計算が反復して例えばニュートン法によって行なわれる。時間的な分散監視は、外挿幅もしくは信頼数値のそれぞれ最後のn(例えばn=10)の時間的値への回帰適合により(例えば1次またはn次の高次の多項式により)行なわれる。このようにして、試験すべき変数の時間的に直線的に変化する値のその変化が正確に評価される。
外挿幅の時間的分散の評価は次のとおり計算される。
Figure 0004295045
ただし、i=反復回数。
この場合にも、重み係数γiは現在値を古い値とは異なっているつまり古い値よりも高く評価することができる。その場合、q2mittkはy2mittkに一致する。
Cの値範囲は、C=0(変数の時間的ばらつきがない、つまりすべての変数点が回帰直線上にある)とC=+∞(変数シリーズが発散する)との間にある。
・良否尺度KへのV,ΔInorm,S,Cの結合
良否尺度Kは量V,ΔInorm,S,Cを例えば次のように結合する。
K=(V×ΔI)/(S×C)
Kの値範囲は、0(外挿が断念された場合)と+∞(外挿が正確に行われた場合)との間にある。Kの正規化は、例えば次の非線形の関係を介して行なわれる。
norm=1−e-k
例えば設備はガスタービンの回転子である。パラメータのKを求めることによって、回転子周波数は、定められた時間(xs−xn)において許容できない限界値超過が起きたことを確認される。したがって、その周波数は下方に調節される。
図5はガスタービン1を縦断面図にて概略的に示す。
温度、振動、電気出力のようなパラメータあるいはその他のパラメータが測定される機械に関して、構造部品の一例としてガスタービン1が選ばれている。
軸4に沿って、圧縮機7、燃焼室10およびタービン部分13が順番に配列されている。タービン部分13は高温ガス通路16を有する。高温ガス通路16内にはガスタービン翼20が配置されている。ガスタービン翼20は静翼および動翼からなり、静翼および動翼が交互に連続して設けられている。
ガスタービン翼20は、例えば空気冷却および/または蒸気冷却の組合せを介して冷却される。このために、例えば圧縮機7から圧縮機空気が取り出され、空気供給管23を介してガスタービン翼20に供給される。蒸気供給管26を介してガスタービン翼20に例えば蒸気も供給される。
図6には、タービン部分の一部の縦断面を簡略化して示している。タービン部分13は軸4を有し、軸4は回転軸線41に沿って延びている。
さらに、タービン部分13は回転軸線41に沿って順番に流入範囲49、翼範囲51および流出範囲53を有する。
翼範囲51には回転可能な動翼20aと静止している静翼20bが配置されている。その場合に動翼20aは軸4に固定され、一方静翼20bは軸4を包囲する静翼支持体47に配置されている。
軸4、翼範囲51並びに静翼支持体47によって、流動媒体A(例えば高温蒸気)のための環状流路が形成されている。
流動媒体Aの供給に役立つ流入範囲49は、静翼支持体47の上流側に配置されている流入側ケーシング55によって半径方向を囲われている。流出側ケーシング57は静翼支持47の下流側に配置され、半径方向において、すなわち回転軸線41に対して垂直な方向において流出範囲を囲っている。ガスタービン1の運転中、流動媒体Aは流入範囲49から翼範囲51内へ流れ、ここで流動媒体は膨張動作をし、それから流出範囲53を介してガスタービン1を去る。引続いて、流動媒体Aは蒸気タービンの流出側ケーシング57の後段に接続された図5に示されていない凝縮器に集められる。
流動媒体Aは翼範囲51を貫流する際に膨張し、動翼20aで仕事をし、それによって動翼が回転させられる。
図7は半径方向の軸線60に沿って延びる動翼20aの斜視図を示す。この動翼20aは順番に固定部範囲63、これに接する翼プラットフォーム範囲66並びに翼ブレード範囲69を有する。
固定部範囲63には、ガスタービン1の軸4に動翼20aを固定するのに役立つ翼根元部72が形成されている。翼根元部72は例えばハンマーの頭の形をしている。
従来の動翼20aの場合、すべての範囲63,66,69において中実の金属材料が使用される。この場合、動翼20aは鋳造法、鍛造法、フライス法のいずれか、またはそれらの組合わせによってその材料から製造されている。その場合に、この構造部品はしばしば製造直後に既に欠陥を有する。
データベースおよび外挿曲線を示す線図 ΔI決定のための曲線を示す線図 データベースの分割を示す線図 Kの時間的経過を示す線図 構造部品を持つタービンを示す概略図 タービンの縦断面を示す簡略図 構造部品としてタービン翼を示す斜視図
符号の説明
1 ガスタービン
4 軸
6 データベース
7 圧縮機
9 外挿範囲
10 燃焼室
12 適合関数
13 タービン部分
15 測定点
16 高温ガス通路
18 限界値
20 ガスタービン翼
20a 動翼
20b 静翼
21 外挿曲線
23 空気供給管
24 曲線
26 蒸気供給管
27 曲線
36 適合曲線
39 適合曲線
41 回転軸線
42 適合曲線
45 セクション
47 静翼支持体
48 セクション
49 流入範囲
51 翼範囲
52 セクション
53 流出範囲
54 データストック
55 流入側ケーシング
57 流出側ケーシング
60 軸線
63 固定部範囲
66 翼プラットフォーム範囲
69 翼ブレード範囲
72 翼根元部

Claims (10)

  1. 機械(1)または設備のために、少なくとも1つのパラメータを複数回測定することにより、パラメータの値(x1,y1)・・・・(xn,yn)からなるデータベース(6)を形成し、
    データベース(6)に基づいて外挿の良否尺度(K)を計算し、
    良否尺度(K)は4つの変数V,ΔI,S,Cの関数であり、
    Vは、データベース(6)の値範囲と、xS>x1,xnにより定められている外挿範囲xSとの比であり、
    ΔIは、x方向における適合曲線(21)のx不確かさであり、
    Sは、データベース(6)のy値の変化尺度としての定常性であり、
    Cは、外挿の時間的な不変性である、
    ことを特徴とする機械または設備の運転条件の評価方法。
  2. 機械(1)または設備の運転を最適化するために運転条件の評価を用いることを特徴とする請求項記載の方法。
  3. 良否尺度(K)は1−e-kによって正規化されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 良否尺度(K)は0〜100%の値範囲に正規化されることを特徴とする請求項記載の方法。
  5. 良否尺度(K)はK=(V×ΔI)/(S×C)によって与えられていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. データベース(6)の値範囲の比(V)は(xn−x1)/(xS−x1)によって与えられていることを特徴とする請求項1または記載の方法。
  7. データベース(6)を少なくとも3つのセクション(45,48,52)に分割し、
    各セクション(45,48,52) のためにデータベース(6)からそれぞれ1つの平均値g1,g2,g3と勾配C1,C2,C3を持ったそれぞれ1つの適合関数y1,y2,y3(36,39,42)とを計算し、
    数値的な曲がり尺度pをp=g1−2×g2+g3にて計算し、
    勾配経過の現在の曲がり方向を再現し、
    少なくとも次のグループ、すなわち
    直線関数 → f(x)=y=a0+a1×x
    ベキ関数 → f(x)=lny=lna0+a1×lnx
    対数関数 → f(x)=y=a0+a1×lnx
    指数関数 → f(x)=lny=lna0+a1×x
    のグループ曲線型の曲線ストックから、反復して適合関数のその曲線型を選択して現在のデータベース(6)全体の値範囲に適合させ、
    曲線ストックから選択した曲線型は次の条件を満たさなければならない、すなわち、
    外挿から求められる曲線の曲がり方向は曲がり尺度pの曲がり方向と一致しなければならず、しかも
    分子(=測定値と外挿曲線との間隔の2乗の場合によっては重み付けされた平均値)と、分母(=データウインドウ範囲における外挿曲線のy値範囲の平均値の2乗)とからなる商Qkは最小でなければならず、
    Figure 0004295045
    (但し、kは外挿のための使用可能な曲線型(曲線ストック)の分子、
    とりわけ、y2mittk=[(ymaxk+ymink)/2]2
    i(xi)は位置xiにおける測定値、
    k(xi)は位置xiにおける外挿のためのk番目の曲線型の関数値、
    iは1つのセクションの各個別測定値または全測定値のための重み係数
    である)
    定常性(S)を次により計算する
    Figure 0004295045
    (但し、i=1・・・3(セクション範囲のための番号)、
    γiは重み係数(i=1・・・n)、
    1〜O3はそれぞれ半分のセクション幅における外挿のための選択されたk番目の曲線(36,39,42)の勾配、
    1〜C3は直線のセクション適合曲線の勾配
    である)
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. x不確さを次のように決定すること、
    直線構造に変形できる外挿関数を選択し、つまり、少なくとも次のグループ
    直線関数 → y=a0+a1×x
    ベキ関数 → lny=lna0+a1×lnx
    対数関数 → y=a0+a1×lnx
    指数関数 → lny=lna0+a1×x
    なるグループから外挿関数を選択し、
    データベース(6)を決定し、データベース(6)はn個の相関関係にあるx値およびy値を含み、
    データベース(6)のx-およびy-並びに量Σxiiを計算し(なお、x-、y-は以下の式においてx、yの上に−を有する符号を表す)、
    次によりSxyを計算し、
    Figure 0004295045
    次によりSx 2を計算し、
    Figure 0004295045
    次によりSy 2を計算し、
    Figure 0004295045
    勾配b=Sxy/Sx 2を計算し、
    a=(n−1)(Sy 2−b2x 2)を計算し、
    次の回帰直線の式を決定し、
    Figure 0004295045
    信頼数値γにて量F(c)を計算し
    F(c)=(1+γ)/2
    F(c)およびn−2(n=測定値の個数)個の自由直線によりt分布(Studentの分布)が値Cを供給し、
    次の式からΔmを決定し、
    Figure 0004295045
    それにより勾配mの不確かさが生じ、
    b−Δm≦m≦b+Δm
    勾配b−Δm,b+Δmを用いた直線式(27,21)を決定し、
    直線と限界値(18)に相当する平行線(18)(y=一定)との交点(Imin,一定;Imax,一定)を決定し、
    x値Imax,Imin(Imax>Imin)を決定し、
    ΔI=Imax−Iminを計算する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 勾配(S)の値範囲が0から+∞の範囲にあることを特徴とする請求項記載の方法。
  10. 良否尺度(K)が時間と共に変化し、外挿幅(C)の時間的分散の評価を次のとおり計算する
    Figure 0004295045
    (但し、iは反復回数、q2mittk=[(qmaxk+qmink)/2]2、γiは重み係数である)
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
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