JP4293986B2 - 音場を表す方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、取得手段から発せられる信号から音場を表す方法及び装置に関する。
音環境を取得し、それを表す現行の方法及び装置は、取得手段に基づくモデルを使用しているが、これは、特にこれらの取得手段の電気音響的及び/又は構造的特性を考慮すると物理的に実行不可能である。
例えば、取得手段は、特定の空間位置に配置され、固有の電気音響的取得特性をもつ1組の測定エレメント又は基本センサを含む。
現行のシステムは、基本センサの物理的配置及び電気音響的特性などのような、取得手段の構造的特性によって制限され、低下した音環境の表現が得られる。
例えば、「アンビソニック」という用語に含まれるシステムは、複数の基本センサを含む取得手段の中心に関する音源の方向だけを考慮し、結果として取得手段はポイント・マイクロフォンと等価になる。
しかし、基本センサのすべてを単一の点に配置できないことが、このシステムの効率を制限する。
更に、これらのシステムは仮想的な源をモデル化することによって音環境を表すものであり、中心の周りの仮想的な源の角度分布は、理論的には、このタイプの音環境が得られることを可能にする。
しかし、高い指向特性をもつ基本センサを入手できないので、これらのシステムを、球面調和関数のベースとして知られる数学的ベースでは「次数1」として一般に知られる表現精度のレベルに制限する。
特許出願番号WO−01−58209に開示された方法及び取得装置を使用するような他のシステムでは、取得は、取得される音環境を表す情報の平面における測定値に基づいている。
しかし、これらのシステムは、円状に配置される必要がある最適の基本センサに基づくモデルを使用するものであり、センサのバックグラウンド・ノイズのかなり大きな増幅をもたらす。
従って、これらのシステムは、固有のバックグラウンド・ノイズが極めて低いセンサを必要とし、従って実施不可能である。
更に、これらのシステムでは、音環境は2次元モデルによってのみ表現され、これは、実際の音特性の大幅な及び縮小した近似を伴う。
従って、現行のシステムによって作られる音環境の表現は不完全で、品質が低下しており、忠実な表現を得ること可能にするシステムはない。
本発明の目的は、取得手段の特性から実質的に独立して音場の表現を行う方法及び装置を提供することによって、この問題を解決することである。
本発明は、音場にさらされる1又は複数の基本センサを含む取得手段によって出される測定信号の取得を含むステップを含む、音場を表す方法であって、
前記取得手段の少なくとも構造的特性を表す符号化フィルタの決定を含むステップと、
時間にわたり且つ3次元空間において前記音場を表す有限数の係数を決定するために、前記符号化フィルタを前記測定信号へ適用することによる、前記測定信号の処理を含むステップであって、前記係数が、前記取得手段の特性から実質的に独立して前記音場の表現が得られることを可能にする、ステップと
を含むことを特徴とする方法に関する。
他の特性によれば、
前記構造的特性が、前記取得手段の所定の基準点に関する前記基本センサの少なくとも位置特性を含み、
符号化フィルタが、前記取得手段の電気音響的特性も表すものであり、
前記電気音響的特性が、少なくとも、前記基本センサの固有の電気音響的取得能力に関する特性を含み、
音場の表現を得ることを可能にする係数が、フーリエ−ベッセル係数として知られているもの、及び/又はフーリエ−ベッセル係数の1次結合であり、
符号化フィルタを決定することを含むステップが、
前記取得手段の取得能力を表すサンプリング行列の決定を含むサブステップと、
前記取得手段を形成する基本センサによって発せられた前記測定信号の間の類似性を表す相互相関行列の決定を含むサブステップと、
前記サンプリング行列、前記相互相関行列、および、音場の表現の忠実性と取得手段が原因のバックグラウンド・ノイズの最小化との間の望ましい妥協を表すパラメータからの、符号化行列の決定を含むサブステップであって、前記符号化行列が前記符号化フィルタを表すものである、サブステップと
を含み、
行列の決定を含むサブステップが、有限数の動作周波数に対して実行され、
サンプリング行列の決定を含むステップが、前記取得手段を形成する前記基本センサのそれぞれに対して、
前記取得手段の中心に対しての前記センサの位置を表すパラメータから、及び/又は
前記センサの取得能力を表す有限数の係数から、
実行され、
サンプリング行列(B)の決定を含むステップが、以下のパラメータ、即ち、
すべて又は幾つかのセンサの周波数応答を表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサの指向性パターンを表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサの方向、即ち、それらの最大感度方向を表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサのバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度を表すパラメータと、
表現が行われるオーダーを指定するパラメータと、
係数のリストを表すパラメータであって、それらの次数が、表現される音場内の対応する係数の次数に等しくならねばならない、パラメータと
のうちの少なくとも1つのパラメータからも実行されるものであり、
本発明の方法は、符号化フィルタの決定を含む前記ステップに使われるパラメータのすべて又は幾つかが出されることを可能にする校正ステップを含み、
校正ステップが、前記取得手段を形成する前記基本センサの少なくとも1つに対して、
前記少なくとも1つのセンサの取得能力を表す信号の取得を含むサブステップと、
前記少なくとも1つのセンサの電気音響的及び/又は構造的特性を表すパラメータの決定を含むサブステップと
を含み、
校正ステップが、
前記少なくとも1つのセンサへ向けての特定の音場の放出を含むサブステップであって、前記取得のサブステップが、前記特定の音場にこのセンサがさらされたときに、このセンサによって出される信号の取得に対応するものである、サブステップと、
センサの電気音響的及び/又は構造的特性を表すパラメータの決定を含む前記サブステップが実行されることを可能にするために、有限数の係数での前記特定の音場のモデリングを含むサブステップと
を更に含み、
前記校正ステップが、前記取得手段を形成する前記センサの電気音響的および構造的特性を表す有限数の信号を受けることを含むサブステップを含み、前記信号が、前記取得手段の電気音響的及び/又は構造的特性の決定を含む前記サブステップの間に直接に使用されるものであり、
本発明の方法は、符号化フィルタの決定を含む前記ステップの間に使われるパラメータのすべて又は幾つかが決定されることを可能にする入力ステップを含む。
本発明は、プログラムがコンピュータ上で実行されるとき、上述の方法のステップを実現するためのプログラム・コード命令を含むコンピュータ・プログラムにも関する。
本発明はまた、少なくとも1つのオペレーション・プロセッサと不揮発性メモリ・エレメントとを含むタイプの移動可能な支持体に関連し、前記メモリが、前記プロセッサが前記プログラムを実行するときに前述の方法のステップを実現するコード命令を含むプログラムを含むことを特徴とする。
本発明はまた、音場にさらされたときに測定信号を出す1又は複数の基本センサを含む取得手段へ結合可能な、音場を表す装置に関連するものであり、この装置が、測定信号を処理するモジュールを含み、この処理は、時間にわたり且つ3次元空間において前記音場を表す有限数の係数を含む信号を出すために、前記取得手段の少なくとも構造的特性を表す符号化フィルタをそれらの測定信号に適用することによってなされるものであり、前記係数が、前記取得手段の特性から実質的に独立して前記音場の表現が得られることを可能にすることを特徴とする。
本発明の他の特性によれば、
符号化フィルタが、前記取得手段の電気音響的特性も表現し、
本発明が、前記取得手段の構造的及び/又は電気音響的特性を表す前記符号化フィルタを決定する手段を更に含み、
符号化フィルタを決定する前記手段が入力で、以下のパラメータ、即ち、
すべて又は幾つかのセンサの、前記取得手段の中心に対しての位置を表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサの取得能力を表す有限数の係数と、
すべて又は幾つかのセンサの周波数応答を表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサの指向性パターンを表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサの方向、即ち、それらの最大感度方向を表すパラメータと、
すべて又は幾つかのセンサのバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度を表すパラメータと、
音場の表現の忠実性と、取得手段に起因するバックグラウンド・ノイズの最小化との間の望ましい妥協を表すパラメータと、
符号化が行われるオーダーを指定するパラメータと、
係数のリストを表すパラメータであって、それらの次数が、表現される音場内の対応する係数の次数に等しくならねばならない、パラメータと
の少なくとも1つを受け取るものであり、
本発明は、符号化フィルタを決定する前記手段によって受けられるすべて又は幾つかのパラメータを決定する手段と関連し、この手段は、以下のエレメント、即ち、
パラメータを入力する手段、及び/又は
校正手段
の少なくとも1つを含むものであり、
本発明は、前記測定信号を、対応するフォーマットされた信号を出すために、フォーマットする手段に関連する。
本発明のより一層の理解が、例として記載された以下の説明を添付の図面と関連して読むことによって、容易となるであろう。
図1は従来の球状の参照図を示し、従って、本文で参照される座標系を明らかにする。
この参照図は、原点Oをもち、3本の軸(OX)、(OY)及び(OZ)を含む直交系の参照図である。
この参照図では、
Figure 0004293986
で表される位置は、その球座標(r,θ,φ)によって記述され、rが原点Oに関する距離、θが垂直面における方位、φが水平面における方位を表す。
このタイプの参照図では、p(r,θ,φ,t)で表される音圧が各点および各時点tで定義される場合に音場が知られるものであり、p(r,θ,φ,t)のフーリエ変換はP(r,θ,φ,f)で表され、ここでfは周波数である。
本発明の方法は時空間関数の使用に基づいており、任意の音場を、時間にわたって及び3次元空間において記述されることを可能にする。
記載された実施形態では、これらの関数は、第1種の球フーリエ−ベッセル関数として知られているものであり、今後はフーリエ−ベッセル関数と呼ぶ。
源と障害物のないゾーンでは、フーリエ−ベッセル関数は、波動方程式の解に対応し、このゾーンの外部に位置する源によって作られた音場のすべてを生成する基底を形成する。
従って、任意の3次元の音場は、逆フーリエ−ベッセル変換の式に従ったフーリエ−ベッセル関数の1次結合で表すことができ、それは、
Figure 0004293986
のように表される。
この式で、項Pl,m(f)は場p(r,θ,φ,t)のフーリエ−ベッセル係数として定義され、k=2πf/cであり、cは空気中の音の速さ(340ms−1)であり、j(kr)は、オーダーlの第1種の球ベッセル関数であり、
Figure 0004293986
により定義されるものであり、この式でJν(x)はオーダーνの第1種のベッセル関数であり、y (θ,φ)はオーダーlおよび項mの実数の球面調和関数であり、mは−lからlまで変わるものであり、下記の式
Figure 0004293986
により定義され、この式では、
Figure 0004293986
である。
この式において、p (x)は、
Figure 0004293986
により定義される関連するルジャンドル関数であり、P(x)は
Figure 0004293986
ににより定義されるルジャンドル多項式である。
フーリエ−ベッセル係数は、係数Pl,m(f)の時間の逆フーリエ変換に対応する係数pl,m(t)によって、時間領域でも表される。
他の実施形態では、音場は関数ベースで分解され、関数のそれぞれがフーリエ−ベッセル関数の潜在的に無限の1次結合で表される。
図2は、N個の基本センサ2ないし2を含む取得手段1を概略的に示す。
これらの基本センサは、取得手段1の中心として示された所定の点4の周りの空間の特定の点に配置される。
従って、各基本センサの位置は、取得手段1の中心4を中心としての図1に関して表されたような球状の参照図において、空間で表すことができる。
音場Pにさらされたとき、取得手段1の各センサ2は、音場P内でセンサによって行われた測定値に対応する測定信号cを発する。
従って、取得手段1は、取得手段1による音場Pの測定信号である複数の信号cないしcを出す。
従って、取得手段1によって出されるこれら測定信号cないしcは、基本センサ2ないし2の取得能力に直接関係する。
図3は、本発明の方法の全体のフローチャートを示す。
方法は、パラメータの入力を含むステップ10、及び取得手段の校正を含むステップ20から始まり、これらは、取得手段1の構造的及び/又は電気音響的な特性を表す1組のパラメータが定義されることを可能にする。
幾つかのパラメータ、特に電気音響的特性を表すパラメータは、周波数に依存する。
図4を参照してより詳細に説明する入力ステップ10及び校正ステップ20は、同時に又は任意の順序で実行されることができる。
同様に、本発明の方法は、入力ステップ10だけを含むことができる。
入力ステップ10及び校正ステップ20は、1又は複数のセンサに対して以下のパラメータ、即ち、
− 極座標(r,θ,φ)で表される、取得手段1の中心4に関するセンサ2の位置を表すパラメータ
Figure 0004293986
と、
− 0と1の間の任意の値をとることができ、センサ2の指向性を全方向性及び2方向性のダイアグラムの組合せによって記述することを可能にする、センサ2の指向性ダイアグラムを表すパラメータd(f)であって、
(f)=0の場合、センサは全方向性であり、
(f)=1/2の場合、センサはカルジオイドであり、
(f)=1の場合、2方向性である
(f)パラメータと、
− 角度の対(θ α α)(f)によって与えられるセンサ2の方向、即ち、その最大感度方向を表すパラメータα(f)と、
− 方向α(f)における、各周波数f毎の、センサ2の感度に対応する、センサ2の周波数応答を表すパラメータH(f)と、
− センサ2のバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度を表すパラメータσ (f)と、
− センサ2の取得能力、即ち、センサ2が音場Pで情報を集める様式を表すパラメータBn,l,m(f)であって、従って、各Bn,l,m(f)が、センサの取得能力、特に、空間における位置を表し、Bn,l,m(f)の全体が、取得手段1によって実行される音場Pのサンプリングを表すものである、パラメータBn,l,m(f)と、
− 音場Pの表現の忠実性と、センサ2ないし2により発生させられたバックグラウンド・ノイズの最小化との間の妥協を指定するパラメータμ(f)であって、0と1の間のすべての値をとることができ、
μ(f)=0の場合、バックグラウンド・ノイズが最小であり、
μ(f)=1の場合、空間品質が最大である
パラメータμ(f)と、
− 表現が行われるオーダーを指定するパラメータL(f)と、
− 係数のリストを表すパラメータ{(l,m)}(f)であって、それらの次数が、表現される音場における対応する前記係数の次数に等しくならねばならない、パラメータ({(l,m)}(f))と
の全て又は幾つかを決定することを可能にする。
簡素化された実施形態では、記載されたパラメータのすべて又は幾つかは、周波数から独立していると考えられる。
パラメータμ(f)、L(f)及び{(l,m)}(f)は、測定信号cないしcからの、音場Pの時空間情報の最適な抽出を可能にする最適化戦略を表し、入力ステップ10の間に入力される。他のパラメータは、入力ステップ10の間に入力されるか、又は校正ステップ20の間に決定される。
簡素化された実施形態では、本発明の方法は、パラメータμ(f),L(f)および全てのパラメータ
Figure 0004293986
又は全てのパラメータBn,l,m(f)又はパラメータ
Figure 0004293986
とBn,l,m(f)との組み合わせでのみ実行され、従って、基本センサ2に対して少なくとも1つのパラメータがある。
もちろん、すべての又は幾つかの使用されるパラメータは、メモリ又は専用装置から出すことができ、オペレータは、これらと同等の処理を、記載したような直接入力ステップ10により行うことができる。
入力ステップ10及び/又は校正ステップ20に続いて、この方法は、取得手段1の、少なくとも構造的特性を、そして好適には電気音響的特性を表す符号化フィルタの決定を含むステップ30を含む。
図5に関してより詳細に説明するステップ30は、入力ステップ10及び/又は校正ステップ20の間に決定されたすべてのパラメータが考慮に入れられることを可能にする。
従って、これらの符号化フィルタは、取得手段1の基準点4に関する基本センサ2の少なくとも位置特性を表す。
有利には、これらのフィルタは取得手段1の他の構造的特性も表し、それらは、例えば、基本センサ2ないし2の方向や相互の影響、それらの電気音響的能力、そして、特に、それらのバックグラウンド・ノイズ、指向性ダイアグラム、周波数応答などである。
ステップ30の最後で得られる符号化フィルタは保管されることができ、従って、ステップ10、20及び30は取得手段1又は最適化戦略の変更の場合にのみ繰り返される。
これらの符号化フィルタは、基本センサ2ないし2から導出された信号cないしcの処理を含むステップ40の間に、適用される。
この処理は、信号のフィルタリング及びフィルタリングされた信号の結合を伴う。
符号化フィルタを測定信号に適用することによる測定信号の処理を含むステップ40に続いて、時間にわって及び3次元空間において音場Pを表す有限数の係数が出される。
これらの係数はフーリエ−ベッセル係数として知られているものであり、Pl,m(f)で表され、取得手段1の特性から実質的に独立した音場Pの表現に対応する。
従って、本発明の方法は、どのような取得手段が使われても、その時間的および空間的特性が転写される音場の忠実な表現を可能にするものとしてみえる。
図4は校正ステップ20の実施形態のフローチャートを示す。
この実施形態では、校正ステップ20は、取得手段1の取得能力を表す係数Bn,l,m(f)が、直接決定されることを可能にする。
このステップ20は、取得手段1へ向けた特定の音場を出すこと含むサブステップ22、及び出された音場にさらされた取得手段1による測定信号の取得を含むサブステップ24から始まる。
これらのサブステップ22及び24は、複数Qの特定の異なる場に対して繰り返され、特定の音場を発生させる手段及び取得手段1を転置及び/又は回転させる手段を必要とする。
例えば、校正ステップ20は、平坦な周波数応答をもつ点ラウド・スピーカであると想定される固定ラウド・スピーカだけを含む音場を発生させる手段を使って実行され、ラウド・スピーカ及び取得手段1は無響の環境に配置される。
それぞれの発生サブステップ22において、ラウド・スピーカは同じ音場を出し、取得手段1は同じ位置に配置されるが、様々な既知の方向へ向けられる。
もちろんラウド・スピーカを動かすことも可能である。
従って、取得手段1の参照図において、発生させられたそれぞれの場q毎に、ラウド・スピーカは様々な位置(r hp,θ hp,φ hp)にある。
従って、取得手段1は音場qにさらされ、取得手段1の参照図における、その音場のフーリエ−ベッセル係数Pl,m,q(f)は、Lで表される所与のオーダーまで知られている。
記載された実施形態では、以下の取得サブステップ24に続いて出された測定信号は、発生させられた音場q並びに取得手段1の取得能力を表す有限数の係数である。
パラメータL及びQは、条件Q≧(L+1)を守るように選ばれる。
有利には、方法は次にモデル化のサブステップ26を含み、サブステップ22の間に出されたQの音場の表現が決定されることを可能にする。
従って、取得手段1が連続してさらされる既知の場Qのすべてを表すモデル化行列Pは、サブステップ26の間に決定される。この行列Pは、Qにわたるサイズ(L+1)の行列であり、エレメントPl,m,q(f)を含み、インデックス(l,m)が行(l+l+m)を示し、インデックスqが列qを示す。従って、行列Pは、以下の形
Figure 0004293986
を持つ。
記載された実施形態では、ラウドスピーカによって作られた音場が、取得手段1の参照図においては、球状の放射によってモデル化され、このように発生された各音場qの係数Pl,m,q(f)が知られており、以下の関係
Figure 0004293986
を持ち、この式において、
Figure 0004293986
である。
次いで、サブステップ26で得られた係数は、取得手段1の構造的及び/又は音響的特性を表すパラメータを決定するために、サブステップ28で用いられる。
記載された実施形態では、このサブステップ28は、サブステップ26で決定されるモデリング行列Pも使用する。
サブステップ28は、Q個の既知の場に応答してN個のセンサの出力でピックアップされた信号cn,q(t)のすべてを表す行列Cの決定から始まる。この行列Cは、QにわたるサイズNの行列であり、エレメントCn,q(f)を含み、インデックスnが行nを示し、インデックスqが列qを示す。エレメントCn,q(f)は、フーリエ変換によりcn,q(t)から導き出される。従って、行列Cは以下の形
Figure 0004293986
を持つ。
行列Cは、取得手段1の取得能力及びQ個の出された音場を表す。
記載された実施形態では、係数Bn,l,m(f)は、サブステップ28の間に、CをPにリンクする関係に適用される一般的行列反転の従来の方法を使って、行列C及びBから決定される。例えば、係数Bn,l,m(f)は、以下の関係
B=CP(PP−1
で決定される行列B内に配置される。
Bは、係数Bn,l,m(f)を含む(L+1)にわたるサイズNの行列であり、インデックスnが行nを示し、インデックス(l,m)が列l+l+mを示す。従って、行列Bは以下の形
Figure 0004293986
をもつ。
これらのサブステップ26及び28は各動作周波数に対して実行され、このように直接決定された係数が、取得手段1の取得能力を表すパラメータを形成する。
校正ステップ20のサブステップ26及び28は、決定されるべきパラメータの関数として、様々な方法で実行されることができる。
例えば、校正ステップ20が、各センサ2の位置
Figure 0004293986
が決定されることを可能にする場合、サブステップ26及び28は、ラウドスピーカによって出されてセンサ2へ到達する波の伝搬時間を用いる。各センサ2の位置は、三角法によれば、少なくとも3つの伝搬時間の測定を用いて決定される。
別な場合では、ラウドスピーカが所与のインパルスを放出するとき、サブステップ26及び28が、各センサ2のインパルス応答が信号cn,q(t)から決定されることを可能にする。
例えば、この場合、MLS(最大長シーケンス)などのような、インパルス応答を判定する標準的方法が用いられる。
好適には、校正ステップ20は、センサの電気的音響的特性が決定されることを可能にする。従って、それは、例えば、複数の方向に対して各センサ2の周波数応答を決定することにより、それぞれの所与の周波数fに対しての各センサ2の指向性ダイアグラムを決定することによって、開始される。
第2段では、以下のパラメータの全て又は幾つかが決定される。
− 指向性ダイアグラムが共通周波数fに対して最大を認める角度(θ α α)(f)で与えられる、各センサ2の方向、即ち、それらの最大感度方向を表すパラメータα(f)。
− 方向(θ α α)(f)に対する指向性ダイアグラムの値に対応する、最大感度方向における各センサ2の周波数応答を表すパラメータH(f)。
− α(f)・(θ、φ)がα(f)と(θ、φ)の間のスカラー積を表すものである下記の指向性モデル
Figure 0004293986
を用いて、方向α(f)に向かう全方向及び二方向ダイアグラムの組合せを含むモデルによって各センサの指向性が記述されることを可能にする、各センサの指向性ダイアグラムを表すパラメータd(f)。
このパラメータd(f)は、パラメータを概算する標準的な方法を用いて、例えば、真の指向性ダイアグラムとモデル化された指向性ダイアグラムとの間のエラーを最小にする値d(f)を提供する最小二乗法を適用することによって、決定できる。
有利には、校正ステップ20は、センサのバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度に対応するパラメータσ (f)が決定されることも可能にする。従って、センサ2によって出された信号は、音場がない場合にこのステップ20の間にピックアップされる。パラメータσ (f)は、例えば、いわゆるピリオドグラム法などのような、パワー・スペクトル密度を概算する方法を用いて決定される。
実施形態によっては、例えば、複数のタイプのパラメータが決定されることを可能にするために、サブステップ22から28のすべて又は幾つかが繰り返されるものであり、幾つかのサブステップは、様々なタイプのパラメータの決定において共通である。
校正ステップ20は、直接測定手段などのような記載されたものとは別の手段、例えば、取得手段1の中心4に対する各基本センサ2の位置を光学的に測定する手段などを用いても、実行され得る。
更に、校正ステップ20は、コンピュータを使って、例えば、基本センサ2の取得能力を表す信号のシミュレーションを実行することができる。
従って、この校正ステップ20は、符号化フィルタの決定を含むステップ30の間に使われる、取得手段1の構造的及び/又は電気音響的特性を表すパラメータのすべて又は幾つかが決定されることを可能にする。
図5は、符号化フィルタの決定を含むステップ30の実施形態のフローチャートを示す。
ステップ30は、取得手段1の取得能力又はサンプリング行列を表す行列Bの決定を含むサブステップ32を含む。
記載された実施形態では、行列Bは、パラメータ
Figure 0004293986
、H(f)、d(f)、α(f)及びBn,l,m(f)から決定されるものであり、(L(f)+1)にわたるサイズNの行列であり、エレメントBn,l,m(f)を含み、インデックスnが行nを示し、インデックス(l,m)が列l+l+mを示す。従って、行列Bは以下の形
Figure 0004293986
をもつ。
行列Bの特定のエレメントは、ステップ10又は20の間に直接に決定され得る。それから、行列Bは、センサのモデル化から決定されるエレメントで補われる。
この実施形態では、各センサnは、位置
Figure 0004293986
に配置された点センサによってモデル化され、プロポーションの全方向および2方向性のダイアグラムの組み合わせから構成される指向性d(f)を示し、これは方向α(f)に向けられ、周波数応答H(f)をもつ。
従って、相補的エレメントBn,l,m(f)は、以下の関係
Figure 0004293986
によって決定されるものであり、上式で
Figure 0004293986
Figure 0004293986
であり、
Figure 0004293986
である。
センサが径方向に向かう場合、関係はより簡単な式
Figure 0004293986
になる。
次いで、ステップ30は、センサ2ないし2が単一の音場Pで測定を実行するという事実により、これらセンサ2ないし2によって出された信号cないしcの間の類似性を表す相互相関行列Aの決定を含むサブステップ34を含む。行列Aはサンプリング行列Bから決定される。AはNにわたるサイズNの行列であり、以下の関係
A=BB
から得られる。
有利には、行列Aは、前のステップの方法により、オーダーLまで補われる行列Bを用いて、より正確に決定することができる。
行列Aは、行列Bのみの関数として表せるので、相互相関行列Aの決定を含むサブステップ34は、中間の計算ステップとして考えられることができ、従って、ステップ30の別のサブステップに組み込まれることができる。
次いで、ステップ30は、所与の周波数に対する符号化フィルタを表す符号化行列E(f)の決定を含むサブステップ36を含む。行列E(f)は、行列A及びBから、並びにパラメータL(f)、H(f)、{(l,m)}(f)及びσ (f)から決定される。行列E(f)は、Nにわたるサイズ(L(f)+1)の行列であり、エレメントEl,m,n(f)を含み、インデックス(l,m)が行(l+l+m)を示し、インデックスnが列nを示す。従って、行列E(f)は、以下の形
Figure 0004293986
をもつ。
行列E(f)は、行毎に決定される。それぞれの動作周波数fに対して、行列E(f)のインデックス(l,m)の各行El,mは、以下の形
Figure 0004293986
をとる。
行El,mのエレメントEl,m,n(f)は、以下の式から得られる。
− もし(l,m)がリスト{(l,m)}(f)に属す場合、
Figure 0004293986
となり、ここでλは以下の関係
Figure 0004293986
を確かなものにするものであり、λの値は、方程式の根を求める解析的又は数値的方法を用いて決定されるものであり、オプションとして、行列の対角行列化の方法を用いて決定され、
− もし(l,m)がリスト{(l,m)}(f)に属さない場合、
Figure 0004293986
となる。
これらの式で、Bl,mは、行列Bの列(l,m)であり、Σは、NにわたるサイズNの対角行列であり、センサのバックグラウンド・ノイズを表すものであり、対角のエレメントnはσ (f)である。
行列A、B及びE(f)の決定を含むサブステップ32、34及び36は、各動作周波数fに対して繰り返される。
もちろん、簡素化された実施形態では、パラメータは周波数から独立しており、サブステップ32、34及び36は一度だけ実行される。次いで、サブステップ36が、周波数から独立した行列Eを直接決定することを可能にする。
後続のサブステップ38の間に、符号化フィルタを表すパラメータFDは、行列E(f)から決定される。E(f)の各エレメントEl,m,n(f)は、符号化フィルタの周波数応答を表す。各符号化フィルタは、パラメータFDによって様々な形で記述されることができる。
例えば、フィルタEl,m,n(f)を表すパラメータFDが、
− 周波数応答の場合、パラメータFDは、特定の周波数fに対して直接に計算されたEl,m,n(f)であり、
− El,m,n(f)の逆フーリエ変換により計算された有限のインパルス応答cl,m,n(t)の場合、各インパルス応答cl,m,n(t)がサンプルされ、それから各応答の適切な長さに切られ、
− 適合法を用いて、El,m,n(f)から無限のインパルス応答をもつ再帰フィルタ係数が計算される。
従って、符号化フィルタの決定を含むステップ30は、取得手段1の少なくとも構造的及び/又は電気音響的能力を表す符号化フィルタを記述するパラメータFDを供給する。
特に、これらのフィルタは、以下の特性を表す。
− センサ2ないし2の位置。
− センサ2ないし2の固有の電気音響的特性、具体的にはバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度及び音場の取得能力。
− 最適化の戦略、具体的には、音場の取得の空間的忠実性と、センサによって発生されるバックグラウンド・ノイズの最小化との間での妥協。
図6は、取得手段1によって出された測定信号に符号化フィルタを適用し、フィルタリングされた信号を加えることによる、取得手段1によって出された測定信号の処理を含むステップ40の実施形態を詳細に示す。
ステップ40では、音場Pを表す係数
Figure 0004293986
が、周波数応答符号化フィルタEl,m,n(f)を下記のように、即ち、
Figure 0004293986
のように適用することによって基本センサ2ないし2から導き出された信号cないしcから導き出されるものであり、ここで、
Figure 0004293986
は、
Figure 0004293986
のフーリエ変換であり、C(f)はc(t)のフーリエ変換である。
この例は、有限インパルス応答によるフィルタリングの場合を説明する。このフィルタリングは、最初に、それぞれの応答en,l,m(t)に対しての適切な数のサンプルに対応するパラメータTn,l,mの決定を必要とし、これは結果的に下記の畳み込みの式
Figure 0004293986
になる。
これらの係数
Figure 0004293986
は、時間にわたって及び3次元空間において音場を表す有限数の係数であり、この音場の忠実な表現を形成する。
パラメータFDの性質に応じて、El,m,n(f)による他のフィルタリング処理が、例えば以下のように、種々のフィルタリング方法により実行され得る。
− パラメータFDが、周波数応答El,m,n(f)を直接に提供する場合、フィルタリングは、例えば、ブロック畳み込み処理などのような、周波数領域におけるフィルタリング方法を使って実行される。
− パラメータFDが、有限インパルス応答cl,m,n(t)を提供する場合、フィルタリングは、畳み込みによって時間領域において実行される。
− パラメータFDが、無限インパルスを伴う再帰フィルタの係数を提供する場合、フィルタリングは、時間領域において再帰関係によって実行される。
従って、本発明は、取得手段の特性に実質的に独立である表現により、フーリエ−ベッセル係数の形で、音場が忠実に表されることを可能にする。
更に、前述のように、本発明の方法は簡素化された実施形態で実行され得る。
例えば、センサ2ないし2のすべてが実質的に全方向性であり、感度及びバックグラウンド・ノイズのレベルに関して実質的に同じである場合、本発明の方法は、取得手段1の中心4に対するセンサ2の位置を表すパラメータ
Figure 0004293986
の知識、並びに最適化戦略に関連するパラメータμ及びLの知識だけに基づいて、実行されることができる。
更に、この簡素化された実施形態では、パラメータは、周波数から独立していると考えられる。
これらのパラメータを用いて、行列A及びBが同時に又は任意の順序で順に、サブステップ32および34の間に、計算される。
従って、行列BのエレメントBn,l,m(f)が
Figure 0004293986
のように構成され、ここで、
Figure 0004293986
である。
次いで、同様に、行列AのエレメントAn1,n2(f)が、
Figure 0004293986
のように構成される。
この実施形態では、行列Aは行列Bから、以下の関係
A=BB
によって求められる。
有利には、行列AのエレメントAn1,n2(f)は、下記の関係
Figure 0004293986
によってより正確に決定され、ここで、Lは、行列Aの決定が行われるオーダーであり、Lより大きい整数である。Lに大きい値を選ぶほど、より正確になるが、An1,n2(f)の計算はより長くなる。
サブステップ36では、符号化フィルタを表す符号化行列Eが、行列A及びB及びパラメータμから、以下の式
Figure 0004293986
によって決定される。
行列EのエレメントEl,m,n(f)は、
Figure 0004293986
のように構成される。
行列A及びBそしてEの決定を含むサブステップ32、34及び36が、すべての動作周波数fに対して繰り返される。
各エレメントEl,m,n(f)は、センサ2の空間的分布及び最適化戦略も組み込んだ符号化フィルタに対応する。
フェーズ40では、センサ2ないし2から導き出された信号cないしcは、パラメータFDで記述される符号化フィルタを用いてフィルタリングされる。
供給される各係数
Figure 0004293986
は、以下のように、即ち、
Figure 0004293986
のようにフィルタを適用することによって信号cないしcから導き出されるものであり、この式において、
Figure 0004293986
Figure 0004293986
のフーリエ変換であり、C(f)はc(t)のフーリエ変換である。
この実施形態において、係数
Figure 0004293986
は、例えば、ブロック畳み込み法などのような、周波数領域におけるフィルタリング法を用いて決定される。
従って、音場の表現は、センサの位置及び選ばれた最適化パラメータを考慮し、音場の忠実な推定値を構成する。
図7は、本発明の方法を実行するのに適した装置のブロック図である。
この図で、音場Pを表す装置50は、図2に関連して示した取得手段1に結合される。
装置50又は符号化装置は、入力のところで、取得手段1の構造的及び/又は電気音響的特性を表すパラメータを決定する手段60にも結合される。
これらの手段60は、具体的には、上述の本発明の方法のステップ10および20それぞれを実行するのに適した、パラメータを入力する手段62と、校正手段64とを含む。
符号化装置50は、パラメータを決定する手段60から、取得手段1の特性を表す複数のパラメータを受け取るものであり、パラメータは、構造的特性を定義する信号CLと、構造的及び/又は電気音響的特性をパラメータ表示する信号CPとの間で分配される。
装置は、表現を最適化するための信号OSにおける表現戦略に関連するパラメータも受け取る。
これらの信号では、パラメータは、以下のように分配される。
− 定義信号CLにおいては、
− センサ2の位置を表すパラメータ
Figure 0004293986
− パラメータ表示するための信号CPにおいては、
− センサ2の周波数応答を表すパラメータH(f)、
− センサ2の指向的ダイアグラムを表すパラメータd(f)、
− センサ2の方向を表すパラメータα(f)、
− センサ2のバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度を表すパラメータσ (f)、
− センサ2の取得能力を表すパラメータBn,l,m(f)、並びに
− 最適化信号OSにおいては、
− 音場の表現の忠実性と、センサによって発生されるバックグラウンド・ノイズの最小化との間の妥協を指定するパラメータμ(f)、
− 表現が行われるオーダーを指定するパラメータL(f)、
− 係数のリストを表すパラメータ{(l,m)}(f)であって、それらの次数が、Pで表現される音場における対応する係数の次数と等しくなければならないパラメータ{(l,m)}(f)、
である。
有利には、この装置50は、信号cないしcから、対応するフォーマットされた信号SIを出すのに適した入力信号をフォーマットする手段51を含む。
例えば、手段51は、アナログ/デジタル変換器や、増幅器や、フィルタリング・システムさえも含む。
装置50は、符号化フィルタを決定する手段52を更に含み、この手段は、サンプリング行列Bを計算するモジュール55と、相互相関行列Aを計算するモジュール56とを含み、これらの両方が、符号化行列E(f)を計算するモジュール57に結合される。
この符号化行列E(f)は、符号化フィルタを表すパラメータFDを含む信号SFDを出す符号化フィルタを決定するためのモジュール58によって使用される。
この信号SFDは処理モジュール59によって使用され、処理モジュール59は、音場Pを表すフーリエ−ベッセル係数を含む信号SIFBを供給するために信号SIへ符号化フィルタを適用する。
オプションとして、装置50は不揮発性メモリを含み、その不揮発性メモリに、前に決定された信号SFDを形成するパラメータが記憶される。
例えば、取得手段1は、音場Pを得て、かつその忠実な表現を供給するために、符号化装置に組み込まれる信号SFDのパラメータのすべてを含むメモリを直接提供するために、製造者によってテストされ校正される。
同様に、変形形態では、このメモリは、行列Bだけを含み、Aはオプションとし、装置50は、符号化行列E(f)の決定及び符号化フィルタを表すパラメータFDの決定を行うために、最適化信号OSを形成するパラメータを入力する手段を含む。
もちろん、記載された様々なモジュールの間での他の分配も必要に応じて考えられる。
図1は球状の参照図を示す。 図2は使用された取得手段の図を示す。 図3は本発明の方法の全体のフローチャートを示す。 図4は本発明の方法の校正ステップの実施形態の詳細フローチャートを示す。 図5は本発明の方法の符号化フィルタの決定を含むステップの実施形態の詳細なフローチャートを示す。 図6は符号化フィルタの適用を含むステップの実施形態の詳細図を示す。 図7は本発明の方法を実行するのに適した装置のブロック図を示す。

Claims (19)

  1. 時空間関数を基にし、何れの音場も前記時空間関数の線形的組み合わせで表すことを可能にする、前記音場を表す方法であって、
    前記音場(P)にさらされてそれぞれ測定信号(c)を出す基本センサ(2)を含む取得手段(1)から出される測定信号(c)を、取得するステップと、
    前記取得手段(1)の少なくとも構造的な特性を表す符号化フィルタを決定するステップと、
    前記符号化フィルタを前記測定信号(c)に適用することにより、前記時空間関数の線形的組み合わせの有限数の係数を決定し、それにより、前記線形的組み合わせが前記音場の表現となるようにするステップと
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記構造的な特性が、少なくとも、前記取得手段(1)の所定の基準点(4)に対しての前記基本センサ(2)の位置を含む、方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、前記符号化フィルタが前記取得手段(1)の電気音響的な特性も表す、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記電気音響的な特性が、少なくとも、前記基本センサ(2)の固有の電気音響的な取得能力に関連する特性を含む、方法。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の方法であって、前記係数が、フーリエ−ベッセル係数及び/又はフーリエ−ベッセル係数の線形的組み合わせを含む、方法。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載の方法であって、前記符号化フィルタを決定するステップが、
    前記取得手段(1)のサンプリング特性を表すサンプリング行列(B)を決定するステップ(32)と、
    前記取得手段(1)を形成する前記基本センサ(2)によって出される前記測定信号(c)間での類似性を表す相互相関行列(A)を決定するステップ(34)と、
    前記サンプリング行列(B)と、前記相互相関行列(A)と、パラメータ(μ(f))とから、符号化行列(E(f);E)を決定するステップ(36)であって、前記パラメータ(μ(f))は、前記音場の表現の忠実性と、前記取得手段(1)に起因する前記バックグラウンド・ノイズの最小化との間の妥協を表すパラメータ(μ(f))であり、前記符号化行列が前記符号化フィルタを表す、ステップ(36)と
    を備える、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、前記サンプリング行列、前記相互相関行列、および前記符号化行列を決定する前記ステップが、有限数の動作周波数に対して実行される、方法。
  8. 請求項2に従属する請求項6又は7に記載の方法であって、前記サンプリング行列(B)を決定するステップ(32)が、前記取得手段(1)を形成する前記基本センサ(2)のそれぞれに対して、
    前記取得手段(1)の基準点(4)に対しての前記センサ(2)の位置を表すパラメータ
    Figure 0004293986
    及び/又は
    前記センサ(2)の取得能力を表す有限数の係数(Bn,l,m(f))
    から実行される、
    方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記サンプリング行列(B)を決定するステップが、以下のパラメータ、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の周波数応答を表すパラメータ(H(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の指向性ダイアグラムを表すパラメータ(d(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の方向、即ち、それらの最大感度方向を表すパラメータ(α(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)のバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度を表すパラメータ(σ (f))と、
    − 前記表現が行われるオーダーを指定するパラメータ(L(f))と、
    − 係数のリストを表すパラメータ({(l,m)}(f))であって、それらの次数が、表される前記音場における対応する係数の次数と等しくならねばならない、パラメータ({(l,m)}(f))と
    のうちの少なくとも1つのパラメータからも実行される、
    方法。
  10. 請求項1ないし9の何れかに記載の方法であって、前記符号化フィルタを決定するステップが、前記基本センサ(2)の少なくとも1つについて、前記取得手段(1)を形成するステップと、
    少なくとも1つの前記センサ(2)の電気音響的及び構造的な特性を表す信号を取得するステップ(24)と、
    前記少なくとも1つのセンサ(2)の電気音響的及び/又は構造的な特性を表すパラメータを決定するステップ(28)と
    を備える、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記符号化フィルタを決定するステップが、
    少なくとも1つの前記センサ(2)へ向けて特定の音場を、ラウドスピーカにより発生させるステップ(22)であって、前記取得するステップ(24)は、前記特定の音場に前記センサ(2)がさらされたときに前記センサ(2)により出される信号を取得することに対応する、ステップ(22)と、
    有限数の係数において前記特定の音場をモデリングするステップ(26)と、
    前記信号および前記有限数の係数から、前記センサ(2)の電気音響的及び/又は構造的な特性を表すパラメータを決定するステップ(28)が実行されるようにするステップと
    を更に備える、
    方法。
  12. 請求項1ないし11の何れかに記載の方法であって、前記符号化フィルタを決定することを含む前記ステップ(30)の間に用いられる前記パラメータのすべて又は幾つかが決定されることを可能にする入力ステップ(10)を備える方法。
  13. 請求項1ないし12の何れかに記載の方法であって、、前記符号化フィルタを決定するステップ(30)は、再生デバイスを使用せずに、計算により実現される、方法。
  14. プログラムがコンピュータで実行される場合の、請求項1ないし13の何れかに記載の前記方法の前記ステップを実施するためのプログラム・コード命令を含むコンピュータ・プログラム。
  15. 少なくとも1つのオペレーション・プロセッサと不揮発性メモリ・エレメントとを含むタイプの移動可能な支持体であって、前記プロセッサがプログラムを実行する場合に、前記メモリが、請求項1ないし13の何れかに記載の前記方法の前記ステップを実施するコード命令を含むプログラムを備える、ことを特徴とする支持体。
  16. 時空間関数を基にし、何れの音場も前記時空間関数の線形的組み合わせで表すことを可能にする、前記音場を表す装置であって、
    前記時空間関数の線形的組み合わせの有限数の係数を含む信号(SIFB)を出すように、前記音場(P)にさらされたときに測定信号(c)を出す1または複数の基本センサ(2)を含む取得手段(1)により得られた前記測定信号(c)へ、前記取得手段(1)の少なくとも構造的な特性を表す符号化フィルタを適用するモジュール(59)であって、それにより前記線形的組み合わせが前記音場の表現となるようにする、モジュール(59)
    を備える装置。
  17. 請求項16に記載の装置であって、前記符号化フィルタが、前記取得手段(1)の電気音響的な特性も表す、装置。
  18. 請求項16又は17に記載の装置であって、前記取得手段(1)の構造的及び/又は電気音響的な特性を表す前記符号化フィルタを決定する手段(52)を更に備える装置。
  19. 請求項18に記載の装置であって、前記符号化フィルタを決定する前記手段(52)が、入力で、以下のパラメータ、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の前記取得手段(1)の基準点に対しての位置を表すパラメータ
    Figure 0004293986
    と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)のサンプリング特性を表す有限数の係数(Bn,l,m(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の周波数応答を表すパラメータ(H(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の指向性パターンを表すパラメータ(d(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)の方向、即ち、それらの最大感度方向を表すパラメータ(α(f))と、
    − すべて又は幾つかの前記センサ(2)のバックグラウンド・ノイズのパワー・スペクトル密度を表すパラメータ(σ (f))と、
    − 前記音場の表現の忠実性と、前記取得手段(1)に起因するバックグラウンド・ノイズの最小化との間での妥協を表すパラメータ(μ(f))と、
    − 符号化が行われるオーダーを指定するパラメータ(L(f))と、
    − 係数のリストを表すパラメータ({(l,m)}(f))であって、それらの次数が、表される前記音場における対応する係数の次数と等しくならねばならない、パラメータ({(l,m)}(f))と
    のうちの少なくとも1つを受け取る、
    装置。
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