JP4293654B2

JP4293654B2 - Cosmetic container

Info

Publication number: JP4293654B2
Application number: JP31054898A
Authority: JP
Inventors: 幸知柚原
Original assignee: Yoshida Industries Co Ltd
Current assignee: Yoshida Industries Co Ltd
Priority date: 1998-10-30
Filing date: 1998-10-30
Publication date: 2009-07-08
Anticipated expiration: 2018-10-30
Also published as: JP2000135113A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プッシュピースを中枠と一体として形成し、このプッシュピースに蓋体を閉止状態に保つフック手段の一方の突片を一体的に形成することにより、部品点数および組み付け工数の削減を可能とし、かつ、プッシュピースを一体成形した場合にも、簡単な構造をもってプッシュピースの良好な操作性を確保するようにした化粧料容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の化粧料容器としては、例えば実公昭５８−３６３３１号公報(Int.Cl.A45D 33/22) に開示されたものが従来知られている。これは、容器本体、中枠および蓋体の後端部が共通の蝶番で枢着され、かつ、容器本体の底部と中枠との間の空間にパフが収納されるようになっている。そして、化粧料容器の使用時には、蓋体を開け、さらに中枠を開けてパフを取り出し、その後中枠を閉じて、この中枠に収容した化粧料をパフに付着させて使用するようになっている。
【０００３】
上記の蓋体および中枠の前端部が開閉側となるが、これら蓋体と中枠の前端部間および中枠と容器本体の前端部間にはそれぞれ係脱可能な突片が形成され、これら突片がフック機構として構成されている。そして、フック機構を係合しておくことにより、蓋体の閉止状態が保持される。殊にこのフック機構に対してはプッシュピースが備えられ、このプッシュピースを操作することによりフック機構の係合を解除することができるようになっている。
【０００４】
プッシュピースは、容器本体、中枠および蓋体とは別体に形成されて、中枠前端部の凹孔に摺動自在に嵌挿されるとともに、プッシュピースの前端は容器本体の前端部から露出される。そして、プッシュピースの前端を容器本体内方へ押し込むことにより、プッシュピースの上下面に形成したくさび状の斜面で容器本体と蓋体との間を押し開いて、フック機構の係合を解除するようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の化粧料容器にあっては、上述したようにプッシュピースが容器本体や中枠、蓋体とは別体に形成されるため、化粧料容器の構成部品点数が増加し、またプッシュピースの組付け作業も繁雑で、生産性が良くないとともに化粧料容器のコストアップを余儀なくされるという課題があった。
【０００６】
そこで本発明は、プッシュピースを中枠と一体として形成し、このプッシュピースに蓋体を閉止状態に保つフック手段の一方の突片を一体的に形成することにより、部品点数および組み付け工数の削減を可能とし、かつ、プッシュピースを一体成形した場合にも、簡単な構造をもってプッシュピースの良好な操作性を確保するようにした化粧料容器を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る化粧料容器は、収納部を有する容器本体と、該容器本体に枢着されてこれを開閉する蓋体と、上記容器本体の収納部に固定され、化粧料を収容する中枠と、該中枠の上端周縁部に形成されたフランジ部と、該中枠に一体的に形成され、該フランジ部の下面に接合した端部でたわみ変形可能に弾性支持されて、上記容器本体から露出されるプッシュピースとを備えるとともに、該プッシュピースに、上記蓋体に形成されたフック片に係脱可能に係合する突片を一体的に形成し、上記プッシュピースは、基端部およびその反対側の自由端部を有し、上記容器本体の前端部の周壁に沿って帯状に形成される一対の腕部と、これら腕部の自由端部間に設けられ上記容器本体から露出される押圧操作部とからなり、上記基端部は、上方に延出させることで上記フランジ部の下面に接合されることを特徴とする。
【０００９】
さらに、請求項２に係る化粧料容器では、上記蓋体と上記容器本体との間に、これに当接される上記プッシュピースの操作方向に沿ってこれら蓋体と容器本体との間隔を順次狭めて、該プッシュピースへの操作力を該蓋体の押し上げ力に変換する傾斜面を形成したことを特徴とする。
【００１０】
本発明の化粧料容器の作用について説明すると、請求項１では、化粧料の使用時には、容器本体から露出されている、中枠にたわみ変形可能に弾性支持されたプッシュピースを操作する。この弾性支持されたプッシュピースを操作すると、蓋体のフック片に係合している突片がこれより外れる。その後は、蓋体を開くことにより、中枠内に収容されている化粧料を使用することができる。
【００１１】
ところで、プッシュピースは中枠にたわみ変形可能に弾性支持されているため、プッシュピースを操作すると、当該プッシュピースは中枠に接合された端部を支点としてたわみ変形する。このため、フック片との係合を解除するためのプッシュピースの操作力は、その弾性の設定のみでよく、かつこの弾性は自由度高く調整することができ、操作性を向上することができる。また、プッシュピースは中枠と一体化されていて中枠の成形と同時に中枠に備えることができる。このため、化粧料容器の構成部品点数を削減できるとともに、プッシュピースの組み付け作業を省略でき、これにより化粧料容器の組立作業の自動化が可能となり、その生産性の向上を図ってコストダウンを達成することができる。
【００１２】
また、押圧操作部への操作力は一対の腕部の自由端部に入力されることとなり、これら一対の腕部により適切かつ十分なたわみ変形量を確保することができる。このため、押圧操作部を含むプッシュピース、ひいては中枠全体の剛性を高く設定した場合でも、腕部のたわみ変形量、従って押圧操作部の操作量を十分に稼ぐことができるため、操作感を適切に調整することができる。また、押圧操作部が一対の腕部によって支持されるため、押圧操作部が操作中に傾いてしまうことを防止でき、押圧操作部の操作感を向上することができる。
【００１３】
さらに、請求項２では、プッシュピースを操作することにより、傾斜面に当接するプッシュピースが容器本体と蓋体との間に進入して容器本体に対して蓋体を押し上げることができる。これにより、フック片と突片との係合解除後の蓋体の開放動作を容易化することができる。
【００１４】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態は基本的には、収納部１２ｃを有する容器本体１２と、該容器本体１２に枢着されてこれを開閉する蓋体１６と、上記容器本体１２の収納部１２ｃに固定され、化粧料Ｐを収容する中枠１４と、該中枠１４の上端周縁部に形成されたフランジ部１４ｄと、該中枠１４に一体的に形成され、該フランジ部１４ｄの下面に接合した端部でたわみ変形可能に弾性支持されて、上記容器本体１２から露出されるプッシュピース３０とを備えるとともに、該プッシュピース３０に、上記蓋体１６に形成されたフック片１６ｃに係脱可能に係合する突片３０ｅを一体的に形成し、上記プッシュピース３０は、基端部３０ｆおよびその反対側の自由端部３０ｇを有し、上記容器本体１２前端部の周壁１２ｂに沿って帯状に形成される一対の腕部３０ｂ、３０ｄと、これら腕部３０ｂ、３０ｄの自由端部３０ｇ，３０ｇ間に設けられ上記容器本体１２から露出される押圧操作部３０ｃとからなり、上記基端部３０ｆ、３０ｆは、上方に延出させることで上記フランジ部１４ｄの下面に接合される構成となる。
【００１５】
図１から図７に示すように、化粧料容器１０は、容器本体１２、中枠１４および蓋体１６を主な構成部品とし、容器本体１２は、底面１２ａと周壁１２ｂとで囲まれた内方を中枠１４の収納部１２ｃとする皿状に形成される。特に容器本体１２前端部の周壁１２ｂには、プッシュピース３０を外方に露出させるための切り欠き部１２ｄが形成されている。
【００１６】
中枠１４も、底面１４ａと周壁１４ｂとで囲まれた内方を収容部１４ｃとする皿状に形成されて上記収納部１２ｃに固定される。中枠１４の収容部１４ｃには金皿等に充填された化粧料Ｐが収容される。この中枠１４の上端周縁部には外方へ延出させてフランジ部１４ｄが形成され、このフランジ部１４ｄは容器本体１２の周壁１２ｂの上端に当接される。またこの中枠１４前端部のフランジ部１４ｄには、蓋体１６のフック片１６ｃをフランジ部１４ｄ下へと案内するための溝部１４ｅが形成されている。
【００１７】
蓋体１６は容器本体１２の外形形状に沿って形成されて、閉じたときに容器本体１２の上面全体を覆うようになっている。蓋体１６の裏面には、化粧鏡２０が取り付けられている。
【００１８】
これら蓋体１６と容器本体１２とは、それらの後端部が蝶番２４を介して枢着されている。蝶番２４は、容器本体１２後端部の周壁中央部に形成した凹設部２４ａに、蓋体１６後端部から突設した突設部２４ｂを嵌装し、これら凹設部２４ａの両側から突設部２４ｂにわたってピン２４ｃを挿入することで構成されている。これにより、蓋体１６は容器本体１２に対して回動可能に取り付けられて、容器本体１２を開閉するようになっている。そして殊にこの蓋体１６には、その前端部から下方に垂下させて係合突起１６ｂが形成され、この係合突起１６ｂには容器本体１２後方へ向かってフック片１６ｃが形成されている。
【００１９】
ところで、上記中枠１４には、これに一体的にプッシュピース３０が形成されている。このプッシュピース３０は、中枠１４前端部のフランジ部１４ｄ下に一体的に形成されている。このプッシュピース３０は、フック片１６ｃを挿入するために上下方向に貫通された中空筒体状の押圧操作部３０ｃと、この押圧操作部３０ｃの両側に左右一対形成された腕部３０ｂ、３０ｄとからなり、この腕部３０ｂ、３０ｄの左右両端がフランジ部１４ｄの下面に接合されている。詳述すると、一対の腕部３０ｂ、３０ｄはそれぞれ、容器本体１２前端部の周壁１２ｂに沿って帯状に形成されていて、その外側部分はフランジ部１４ｄ直下に接合されて、腕部３０ｂ、３０ｄ全体をたわみ変形可能に弾性支持する基端部３０ｆ，３０ｆをなすとともに、この基端部３０ｆ，３０ｆとは反対側の中央側部分が基端部３０ｆ，３０ｆを支持点として自由にたわみ変位する自由端部３０ｇ，３０ｇをなして、これら自由端部３０ｇ，３０ｇ間に押圧操作部３０ｃが接合されている。そしてまた押圧操作部３０ｃは、上記切り欠き部１２ｄに位置されて、これより外部に露出されるようになっている。このように構成されたプッシュピース３０の押圧操作部３０ｃには、蓋体１６のフック片１６ｃと係脱自在に係合する突片３０ｅが一体的に形成されている。この突片３０ｅは、容器本体１２後方に向かうフック片１６ｃと係合可能に、中空筒体状の押圧操作部３０ｃの後方側内壁に容器本体１２前方へ向かって突設されている。
【００２０】
そして、これらフック片１６ｃと突片３０ｅとが係合されることによって、蓋体１６の閉止状態が保持されるようになっている。他方、プッシュピース３０は、これが操作されることにより、突片３０ｅをフック片１６ｃから係合解除して、蓋体１６を開放できるようになっている。プッシュピース３０は、中枠１４に弾性支持された上記腕部３０ｂ、３０ｄのたわみ変形作用によって、容器本体１２の前後方向に移動可能で、押圧操作されることで後方に移動し突片３０ｅをフック片１６ｃから外すとともに、腕部３０ｂ、３０ｄの弾性復帰作用で前方に移動し突片３０ｅがフック片１６ｃに係合するようになっている。また、押圧操作部３０ｃは中空筒体状に形成されて腕部３０ｂ，３０ｄよりも剛性高く設定されている。
【００２１】
以上の構成により本実施形態に係る化粧料容器１０は、容器本体１２に中枠１４を収納して蓋体１６を閉止した状態では、突片３０ｅとフック片１６ｃとが係合していて、蓋体１６の閉止状態が保持される。このとき、プッシュピース３０はその押圧操作部３０ｃが容器本体１２の切り欠き部１２ｄから前方に位置している。
【００２２】
そして、化粧料Ｐを使用する際には、プッシュピース３０の押圧操作部３０ｃを押し込んで突片３０ｅとフック片１６ｃとの係合を解除した後、蓋体１６を蝶番２４を介して開放することにより、中枠１４に収容した化粧料Ｐを露出することができる。そして、化粧後に蓋体１６を閉じる際には、押圧操作部３０ｃ内に係合突起１６ｂが挿入されると、腕部３０ｂ、３０ｄを介してフック片１６ｃが突片３０ｅを若干後方に押し込むこととなり、これによりフック片１６ｃが突片３０ｅに対して係合して蓋体１６の閉止状態が確保されることになる。
【００２３】
ここで、本実施形態では、プッシュピース３０は、中枠１４に接合される基端部３０ｆ，３０ｆおよびその反対側の自由端部３０ｇ，３０ｇを有してたわみ変形可能に弾性支持された一対の腕部３０ｂ、３０ｄの間に押圧操作部３０ｃを形成して構成されているので、押圧操作部３０ｃを押し込んだ際の押し込み力は腕部３０ｂ、３０ｄの自由端部３０ｇ，３０ｇに入力され、これら腕部３０ｂ、３０ｄを容易にたわみ変形させることができる。従って、比較的小さな力で腕部３０ｂ，３０ｄをたわみ変形させることができるので、フック片１６ｃと突片３０ｅとの係合を解除する際のプッシュピース３０の操作力、つまり押圧操作部３０ｃの押し込み力を小さくして操作性を向上することができる。そして、押圧操作部３０ｃを含むプッシュピース３０、ひいては中枠１４全体の剛性を高く設定した場合でも、腕部３０ｂ、３０ｄのたわみ変形量、即ち押圧操作部３０ｃの操作量を十分に稼ぐことができるため、操作感を適切に調整することができる。また、押圧操作部３０ｃが一対の腕部３０ｂ，３０ｄによって支持されるため、押圧操作部３０ｃが操作中に傾いてしまうことを防止でき、押圧操作部３０ｃの操作感を向上することができる。
【００２４】
このように本実施形態では、フック片１６ｃとの係合を解除するためのプッシュピース３０の操作力は、その弾性の設定のみでよく、かつこの弾性は自由度高く調整することができ、操作性を向上することができる。また、プッシュピース３０は中枠１４と一体化されていて中枠１４の成形と同時に中枠１４に備えることができる。このため、化粧料容器１０の構成部品点数を削減できるとともに、プッシュピース３０の組み付け作業を省略でき、これにより化粧料容器１０の組立作業の自動化が可能となり、その生産性の向上を図ってコストダウンを達成することができる。
【００２５】
次に、上記実施形態の変形例について、図８および図９を用いて説明する。この実施形態は、蓋体１６と容器本体１２との間に、これに当接されるプッシュピース３０の操作方向に沿ってこれら蓋体１６と容器本体１２との間隔を順次狭めて、プッシュピース３０への操作力を蓋体１６の押し上げ力に変換する傾斜面３４を形成したことにある。具体的には図示するように、押し込み操作される押圧操作部３０ｃに対面する係合突起１６ｂの前面を、上記傾斜面３４としてある。このようにすれば、突片３０ｅとフック片１６ｃとが係合している蓋体１６の閉止状態では、傾斜面３４と押圧操作部３０ｃとは互いに間隔を隔てた状態にある。そして蓋体１６を開く際に押圧操作部３０ｃを押し込み操作すると、まず突片３０ｅが後方へ移動してフック片１６ｃから外れた状態となり、この後さらに押圧操作部３０ｃを押し込むとこれが傾斜面３４に当接することとなって当該押し込み操作力が係合突起１６ｂを押し上げる力に変換され、これにより蓋体１６を若干開放することができるので、その後は僅かに開いた蓋体１６を容易に開くことができる。また、プッシュピース３０を押した後に当該プッシュピース３０から手を離しても、腕部３０ｂ，３０ｄの弾性復帰作用で戻った突片３０ｅがフック片１６ｃと再度係合することはなく、プッシュピース３０を押しながら蓋体１６を開かなければならないという操作上の不具合をなくすことができ、片手で容易に操作することができる。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項１に示す化粧料容器にあっては、化粧料の使用時には、容器本体から露出されている、中枠にたわみ変形可能に弾性支持されたプッシュピースを操作する。この弾性支持されたプッシュピースを操作すると、蓋体のフック片に係合している突片がこれより外れる。その後は、蓋体を開くことにより、中枠内に収容されている化粧料を使用することができる。
【００２７】
ところで、プッシュピースは中枠にたわみ変形可能に弾性支持されているため、プッシュピースを操作すると、当該プッシュピースは中枠に接合された端部を支点としてたわみ変形する。このため、フック片との係合を解除するためのプッシュピースの操作力は、その弾性の設定のみでよく、かつこの弾性は自由度高く調整することができ、操作性を向上することができる。また、プッシュピースは中枠と一体化されていて中枠の成形と同時に中枠に備えることができる。このため、化粧料容器の構成部品点数を削減できるとともに、プッシュピースの組み付け作業を省略でき、これにより化粧料容器の組立作業の自動化が可能となり、その生産性の向上を図ってコストダウンを達成することができる。
【００２８】
また、押圧操作部への操作力は一対の腕部の自由端部に入力されることとなり、これら一対の腕部により適切かつ十分なたわみ変形量を確保することができる。このため、押圧操作部を含むプッシュピース、ひいては中枠全体の剛性を高く設定した場合でも、腕部のたわみ変形量、従って押圧操作部の操作量を十分に稼ぐことができるため、操作感を適切に調整することができる。また、押圧操作部が一対の腕部によって支持されるため、押圧操作部が操作中に傾いてしまうことを防止でき、押圧操作部の操作感を向上することができる。
【００２９】
さらに、請求項２では、プッシュピースを操作することにより、傾斜面に当接するプッシュピースが容器本体と蓋体との間に進入して容器本体に対して蓋体を押し上げることができる。これにより、フック片と突片との係合解除後の蓋体の開放動作を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す化粧料容器の縦断面図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す蓋体を開けた状態の縦断面図である。
【図３】本発明の一実施形態の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図４】本発明の一実施形態の蓋体閉止状態におけるプッシュピースの状態を示す要部拡大平面図である。
【図５】本発明の一実施形態のプッシュピースの操作状態を示す要部拡大平面図である。
【図６】本発明の一実施形態のフック片と突片との係合状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図７】本発明の一実施形態のフック片と突片との係合解除状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図８】本発明の蓋体押し上げ手段を設けた一実施形態のフック片と突片との係合状態を示す要部拡大縦断面図である。
【図９】本発明の蓋体押し上げ手段を設けた一実施形態のフック片と突片との係合解除状態を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
１０化粧料容器１２容器本体
１２ｃ収納部１２ｄ切り欠き部
１４中枠１４ｃ収容部
１６蓋体１６ｂ係合突起
１６ｃフック片２４蝶番
３０プッシュピース３０ｂ，ｄ腕部
３０ｃ押圧操作部３０ｅ突片
３０ｆ基端部３０ｇ自由端部
３４傾斜面Ｐ化粧料[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the present invention, the push piece is integrally formed with the inner frame, and one protrusion piece of the hook means for keeping the lid body closed is integrally formed on the push piece, thereby reducing the number of parts and the number of assembling steps. The present invention also relates to a cosmetic container that is capable of ensuring good operability of a push piece with a simple structure even when the push piece is integrally formed.
[0002]
[Prior art]
As this type of cosmetic container, for example, a container disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 58-36331 (Int. Cl. A45D 33/22) is known. The container main body, the inner frame, and the rear end of the lid are pivotally attached by a common hinge, and the puff is stored in a space between the bottom of the container main body and the inner frame. When the cosmetic container is used, the lid is opened, the middle frame is further opened, the puff is taken out, the middle frame is then closed, and the cosmetic contained in the middle frame is attached to the puff for use. ing.
[0003]
The lid and the front end of the middle frame are on the open / close side, but between the lid and the front end of the middle frame and between the middle frame and the front end of the container body, a detachable protrusion is formed, respectively. These projecting pieces are configured as a hook mechanism. And the closed state of a cover body is hold | maintained by engaging a hook mechanism. In particular, a push piece is provided for the hook mechanism, and the engagement of the hook mechanism can be released by operating the push piece.
[0004]
The push piece is formed separately from the container body, the middle frame, and the lid, and is slidably inserted into the concave hole at the front end of the middle frame, and the front end of the push piece is exposed from the front end of the container body. Is done. Then, by pushing the front end of the push piece inwardly into the container body, the wedge-shaped inclined surface formed on the upper and lower surfaces of the push piece pushes the container body and the lid open to release the hook mechanism. It is like that.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional cosmetic container, as described above, the push piece is formed separately from the container main body, the inner frame, and the lid body. The work of assembling the pieces is complicated, and the productivity is not good, and the cost of the cosmetic container is inevitably increased.
[0006]
Therefore, the present invention reduces the number of parts and the number of assembling steps by forming the push piece integrally with the inner frame and integrally forming one protrusion piece of the hook means for keeping the lid body closed on the push piece. It is an object of the present invention to provide a cosmetic container that has a simple structure and ensures good operability of the push piece even when the push piece is integrally formed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A cosmetic container according to claim 1 is a container main body having a storage section, a lid that is pivotally attached to the container main body and opens and closes the container main body, and is fixed to the storage section of the container main body to store the cosmetic. A container, a flange portion formed at an upper peripheral edge of the middle frame, and an elastically supported so as to be flexibly deformable at an end formed integrally with the middle frame and joined to the lower surface of the flange portion; A push piece exposed from the main body, and a projecting piece that is detachably engaged with a hook piece formed on the lid body is integrally formed on the push piece. And a pair of arm portions formed in a band shape along the peripheral wall of the front end portion of the container body, and provided between the free end portions of the arm portions. It consists of a pressing operation part that is exposed, and the base end part is It is served at characterized in that it is joined to the lower surface of the flange portion.
[0009]
Furthermore, in the cosmetic container according to claim 2 , the distance between the lid body and the container body is sequentially set between the lid body and the container body along the operation direction of the push piece abutted against the lid body. It is narrowed to form an inclined surface that converts an operating force to the push piece into a pushing force of the lid.
[0010]
The operation of the cosmetic container of the present invention will be described. In claim 1, when the cosmetic is used, the push piece that is exposed from the container main body and elastically supported so as to be deformable by bending is operated. When the elastically supported push piece is operated, the projecting piece engaged with the hook piece of the lid is detached from this. After that, the cosmetics accommodated in the inner frame can be used by opening the lid.
[0011]
By the way, since the push piece is elastically supported by the middle frame so as to be able to bend and deform, when the push piece is operated, the push piece is bent and deformed with an end portion joined to the middle frame as a fulcrum. For this reason, the operation force of the push piece for releasing the engagement with the hook piece only needs to be set to its elasticity, and this elasticity can be adjusted with a high degree of freedom and the operability can be improved. . Further, the push piece is integrated with the middle frame and can be provided in the middle frame simultaneously with the molding of the middle frame. As a result, the number of components of the cosmetic container can be reduced, and the assembly work of the push piece can be omitted, which makes it possible to automate the assembly operation of the cosmetic container, thereby improving productivity and reducing costs. can do.
[0012]
In addition, the operating force applied to the pressing operation portion is input to the free ends of the pair of arm portions, and an appropriate and sufficient amount of deflection deformation can be ensured by the pair of arm portions. For this reason, even when the push piece including the pressing operation unit, and thus the rigidity of the entire inner frame, is set high, the deflection amount of the arm portion, and hence the operation amount of the pressing operation unit can be sufficiently earned. It can be adjusted appropriately. Moreover, since the pressing operation part is supported by the pair of arm parts, the pressing operation part can be prevented from being tilted during the operation, and the operational feeling of the pressing operation part can be improved.
[0013]
Further, according to the second aspect, by operating the push piece, the push piece contacting the inclined surface can enter between the container body and the lid body and push up the lid body with respect to the container body. Thereby, the opening operation | movement of the cover body after engagement cancellation | release with a hook piece and a protrusion can be facilitated.
[0014]
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The present embodiment basically includes a container main body 12 having a storage portion 12c, a lid body 16 pivotally attached to the container main body 12 to open and close the container main body 12, and a storage portion 12c of the container main body 12. An intermediate frame 14 that accommodates the material P, a flange portion 14d formed at the upper peripheral edge of the intermediate frame 14, and an end portion that is integrally formed with the intermediate frame 14 and joined to the lower surface of the flange portion 14d. The push piece 30 is elastically supported so as to be flexibly deformable and exposed from the container body 12, and engages with the push piece 30 in a detachable manner on a hook piece 16 c formed on the lid body 16. the protrusion 30e is integrally formed, the push-piece 30 have a proximal end 30f and a free end portion 30g of the opposite side, it is formed in a strip shape along the peripheral wall 12b of the container main body 12 a front end portion A pair of arms 3 b, consists of a 30d, these arms 30b, the free end of 30d 30g, a pressing operation portion 30c exposed from the container main body 12 is provided between 30g, the proximal end 30f, 30f are extended upwardly By taking out, it becomes the structure joined to the lower surface of the said flange part 14d .
[0015]
As shown in FIGS. 1 to 7, the cosmetic container 10 includes a container body 12, an inner frame 14, and a lid body 16 as main components, and the container body 12 is surrounded by a bottom surface 12a and a peripheral wall 12b. It is formed in a dish shape with the side as the storage portion 12 c of the middle frame 14. In particular, the peripheral wall 12b at the front end of the container body 12 is formed with a notch 12d for exposing the push piece 30 to the outside.
[0016]
The middle frame 14 is also formed in a dish shape having an inner portion surrounded by the bottom surface 14a and the peripheral wall 14b as the accommodating portion 14c, and is fixed to the accommodating portion 12c. A cosmetic P filled in a metal pan or the like is accommodated in the accommodating portion 14c of the middle frame 14. A flange portion 14 d is formed on the peripheral edge of the upper end of the middle frame 14 so as to extend outward, and the flange portion 14 d is in contact with the upper end of the peripheral wall 12 b of the container body 12. Further, a groove portion 14e for guiding the hook piece 16c of the lid 16 to the lower side of the flange portion 14d is formed in the flange portion 14d at the front end portion of the middle frame 14.
[0017]
The lid 16 is formed along the outer shape of the container body 12 so as to cover the entire upper surface of the container body 12 when closed. A makeup mirror 20 is attached to the back surface of the lid 16.
[0018]
The lid body 16 and the container main body 12 are pivotally attached to the rear end portion thereof via a hinge 24. The hinge 24 is provided with a projecting portion 24b projecting from the rear end portion of the lid body 16 in a recessed portion 24a formed at the central portion of the peripheral wall of the rear end portion of the container body 12, and from both sides of the recessed portion 24a. The pin 24c is inserted over the protruding portion 24b. Thereby, the lid body 16 is rotatably attached to the container body 12 so as to open and close the container body 12. In particular, the lid body 16 is formed with an engaging projection 16b that hangs downward from the front end thereof, and a hook piece 16c is formed on the engaging projection 16b toward the rear of the container body 12.
[0019]
Incidentally, the intermediate frame 14 is integrally formed with a push piece 30. The push piece 30 is integrally formed below the flange portion 14d at the front end of the middle frame 14. This push piece 30 includes a hollow cylinder-shaped pressing operation portion 30c that is vertically penetrated to insert the hook piece 16c, and arm portions 30b and 30d that are formed as a pair on the left and right sides of the pressing operation portion 30c. The left and right ends of the arm portions 30b and 30d are joined to the lower surface of the flange portion 14d. More specifically, the pair of arm portions 30b and 30d are each formed in a belt shape along the peripheral wall 12b of the front end portion of the container body 12, and the outer portion thereof is joined directly below the flange portion 14d to form the arm portions 30b and 30d. The base end portions 30f and 30f that elastically support the whole so as to be flexibly deformable are formed, and the central side portion opposite to the base end portions 30f and 30f is freely deflected and displaced with the base end portions 30f and 30f as support points. The pressing operation part 30c is joined between these free end parts 30g, 30g, forming free end parts 30g, 30g. The pressing operation unit 30c is positioned at the notch 12d and is exposed to the outside. A projecting piece 30e that is detachably engaged with the hook piece 16c of the lid body 16 is formed integrally with the pressing operation portion 30c of the push piece 30 thus configured. The protruding piece 30e protrudes toward the front side of the container body 12 on the inner wall on the rear side of the hollow cylindrical pressing operation portion 30c so as to be able to engage with the hook piece 16c toward the rear side of the container body 12.
[0020]
And the closed state of the cover body 16 is hold | maintained by these hook pieces 16c and the protrusions 30e being engaged. On the other hand, when the push piece 30 is operated, the protrusion 30e is disengaged from the hook piece 16c and the lid 16 can be opened. The push piece 30 can be moved in the front-rear direction of the container body 12 by the bending deformation action of the arm portions 30b and 30d elastically supported by the inner frame 14, and is moved backward by the pressing operation so that the projecting piece 30e is moved. While being removed from the hook piece 16c, it is moved forward by the elastic return action of the arm portions 30b, 30d so that the protruding piece 30e is engaged with the hook piece 16c. Further, the pressing operation part 30c is formed in a hollow cylindrical shape and is set to be more rigid than the arm parts 30b and 30d.
[0021]
With the above configuration, the cosmetic container 10 according to the present embodiment has the protruding piece 30e and the hook piece 16c engaged with each other in a state where the inner frame 14 is housed in the container body 12 and the lid body 16 is closed. The closed state of the lid 16 is maintained. At this time, the push operation part 30 c of the push piece 30 is positioned forward from the notch part 12 d of the container body 12.
[0022]
And when using cosmetics P, after pushing the pressing operation part 30c of the push piece 30 and releasing the engagement between the projecting piece 30e and the hook piece 16c, the lid body 16 is opened via the hinge 24. Thus, the cosmetic P accommodated in the middle frame 14 can be exposed. When closing the lid 16 after makeup, when the engaging protrusion 16b is inserted into the pressing operation portion 30c, the hook piece 16c slightly pushes the protrusion 30e backward via the arm portions 30b and 30d. Thus, the hook piece 16c is engaged with the protruding piece 30e, and the closed state of the lid body 16 is ensured.
[0023]
Here, in the present embodiment, the push piece 30 has a base end portion 30f, 30f joined to the middle frame 14 and a pair of free end portions 30g, 30g on the opposite side, and is elastically supported so as to be flexibly deformable. Since the pressing operation portion 30c is formed between the arm portions 30b and 30d, the pressing force when the pressing operation portion 30c is pressed is input to the free end portions 30g and 30g of the arm portions 30b and 30d. These arm portions 30b and 30d can be easily bent and deformed. Accordingly, the arm portions 30b and 30d can be bent and deformed with a relatively small force, so that the operating force of the push piece 30 when releasing the engagement between the hook piece 16c and the protruding piece 30e, that is, the pressing operation portion 30c. The operability can be improved by reducing the pushing force. Even if the rigidity of the push piece 30 including the pressing operation unit 30c, and thus the entire inner frame 14, is set to be high, the deflection amount of the arm portions 30b and 30d, that is, the operation amount of the pressing operation unit 30c can be sufficiently obtained. Therefore, the operational feeling can be adjusted appropriately. Moreover, since the pressing operation part 30c is supported by a pair of arm parts 30b and 30d, it can prevent that the pressing operation part 30c inclines during operation, and can improve the operational feeling of the pressing operation part 30c.
[0024]
As described above, in this embodiment, the operation force of the push piece 30 for releasing the engagement with the hook piece 16c only needs to be set for its elasticity, and this elasticity can be adjusted with a high degree of freedom. Can be improved. Further, the push piece 30 is integrated with the middle frame 14 and can be provided in the middle frame 14 at the same time as the middle frame 14 is formed. For this reason, the number of components of the cosmetic container 10 can be reduced, and the assembly work of the push piece 30 can be omitted. As a result, the assembly operation of the cosmetic container 10 can be automated, thereby improving the productivity and reducing the cost. Down can be achieved.
[0025]
Next, a modification of the above embodiment will be described with reference to FIGS. In this embodiment, the distance between the lid body 16 and the container main body 12 is sequentially reduced between the lid body 16 and the container main body 12 along the operation direction of the push piece 30 in contact with the lid body 16 and the container main body 12. That is, the inclined surface 34 that converts the operation force to 30 into the push-up force of the lid 16 is formed. Specifically, as shown in the figure, the front surface of the engaging projection 16b facing the pressing operation portion 30c to be pressed is the inclined surface 34. In this way, in the closed state of the lid body 16 in which the protruding piece 30e and the hook piece 16c are engaged, the inclined surface 34 and the pressing operation portion 30c are in a state of being spaced apart from each other. When the pressing operation unit 30c is pushed in when the lid 16 is opened, the projecting piece 30e first moves backward to be detached from the hook piece 16c. Thereafter, when the pressing operation unit 30c is further pushed in, the inclined surface 34 is moved. And the pushing operation force is converted into a force for pushing up the engaging protrusion 16b, so that the lid body 16 can be slightly opened, and thereafter the lid body 16 that is slightly opened is easily opened. be able to. Further, even if the hand is released from the push piece 30 after the push piece 30 is pushed, the protruding piece 30e returned by the elastic return action of the arm portions 30b and 30d does not re-engage with the hook piece 16c. The operational trouble of having to open the lid 16 while pressing 30 can be eliminated, and can be easily operated with one hand.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, in the cosmetic container according to claim 1 of the present invention, when the cosmetic is used, the push piece that is exposed from the container body and is elastically supported so as to be flexibly deformable is operated. To do. When the elastically supported push piece is operated, the projecting piece engaged with the hook piece of the lid is detached from this. After that, the cosmetics accommodated in the inner frame can be used by opening the lid.
[0027]
By the way, since the push piece is elastically supported by the middle frame so as to be able to bend and deform, when the push piece is operated, the push piece is bent and deformed with an end portion joined to the middle frame as a fulcrum. For this reason, the operation force of the push piece for releasing the engagement with the hook piece only needs to be set to its elasticity, and this elasticity can be adjusted with a high degree of freedom and the operability can be improved. . Further, the push piece is integrated with the middle frame and can be provided in the middle frame simultaneously with the molding of the middle frame. As a result, the number of components of the cosmetic container can be reduced, and the assembly work of the push piece can be omitted, which makes it possible to automate the assembly operation of the cosmetic container, thereby improving productivity and reducing costs. can do.
[0028]
In addition, the operating force applied to the pressing operation portion is input to the free ends of the pair of arm portions, and an appropriate and sufficient amount of deflection deformation can be ensured by the pair of arm portions. For this reason, even when the push piece including the pressing operation unit, and thus the rigidity of the entire inner frame, is set high, the deflection amount of the arm portion, and hence the operation amount of the pressing operation unit can be sufficiently earned. It can be adjusted appropriately. Moreover, since the pressing operation part is supported by the pair of arm parts, the pressing operation part can be prevented from being tilted during the operation, and the operational feeling of the pressing operation part can be improved.
[0029]
Further, according to the second aspect, by operating the push piece , the push piece contacting the inclined surface can enter between the container body and the lid body and push up the lid body with respect to the container body. Thereby, the opening operation | movement of the cover body after engagement cancellation | release with a hook piece and a protrusion can be facilitated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a cosmetic container showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing a state in which a lid body according to an embodiment of the present invention is opened.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing an enlarged main part of an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged plan view of a main part showing a state of a push piece in a closed state of a lid according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged plan view of a main part showing an operation state of the push piece according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an enlarged vertical sectional view of a main part showing an engaged state between a hook piece and a projecting piece according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a disengaged state between the hook piece and the projecting piece according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing an engaged state between a hook piece and a protruding piece according to an embodiment provided with a lid push-up means of the present invention.
FIG. 9 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a disengaged state between a hook piece and a projecting piece of an embodiment provided with a lid push-up means of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Cosmetic container 12 Container main body 12c Storage part 12d Notch part 14 Middle frame 14c Storage part 16 Cover body 16b Engagement protrusion 16c Hook piece 24 Hinge 30 Push piece 30b, d Arm part 30c Press operation part 30e Protrusion piece 30f Base end 30g Free end 34 Inclined surface P Cosmetics

Claims

A container body having a storage section; a lid body pivotally attached to the container body to open and close the container body; a middle frame fixed to the storage section of the container body and housing cosmetic; and an upper peripheral edge of the middle frame And a push piece formed integrally with the inner frame and elastically supported so as to be flexibly deformable at an end joined to the lower surface of the flange , and exposed from the container body. In addition, the push piece is integrally formed with a protruding piece detachably engaged with the hook piece formed on the lid ,
The push piece has a base end portion and a free end portion on the opposite side, a pair of arm portions formed in a belt shape along the peripheral wall of the front end portion of the container body, and a space between the free end portions of the arm portions. A cosmetic container, comprising: a pressing operation portion provided on the container body and exposed from the container body, wherein the base end portion is joined upward to the lower surface of the flange portion.

Between the lid body and the container body, the distance between the lid body and the container body is sequentially reduced along the operation direction of the push piece abutted against the lid body, so that the operation force to the push piece is reduced. The cosmetic container according to claim 1, wherein an inclined surface that converts to a pushing force of the lid is formed.