JP4292842B2 - データ読み取り管理システム、ソフトウェアインストール管理システム、ソフトウェアインストール管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ソフトウェアのインストールを許可するか否かを管理するデータ読み取り装置、記録媒体、ソフトウェアインストール管理システム、ソフトウェアインストール管理方法、ソフトウェアインストール管理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ソフトウェアの配布媒体として、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(光磁気ディスク)等の記録媒体が利用されている。利用者は、これらの記録媒体を利用して、コンピュータにソフトウェアをインストールしている。このソフトウェアをインストールする際、そのソフトウェアの正式なユーザであるか否かを認証するために、シリアルキーなど認証に用いられる個別情報をユーザに入力してもらい、認証を行っている。そして、認証が成立した場合にインストールが正しく行われ、ソフトウェアの利用が可能になる。
【0003】
この認証を行うにあたり、シリアルキーをICカードに記憶させておき、認証時にこのICカードを読み取らせて認証するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、インストールする際に、インストール情報をソフトウェア販売者側コンピュータに登録させた後に、インストールを許可するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−268764号公報
【特許文献2】
特開2001−265588号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては、ソフトウェアがコピーされ、シリアルキーが知られてしまうと、正当なユーザ以外でもインストールが可能となり、不正なインストールを防止することがでないという問題点がある。
【0006】
また、上述した特許文献1においては、ICカードを紛失してしまうと、正当なユーザであってもインストールすることができないという問題点があった。このように、シリアルキー等の個別情報が記憶されたICカードの管理が繁雑であった。
また、ソフトウェアを他の記録媒体にコピーしてICカードによって認証することにより、ソフトウェアのインストールが可能であるので、ソフトウェアそのものが複製されてしまう可能性があった。
【0007】
また、上述の特許文献2においては、インストール時にソフトウェア販売者側コンピュータにユーザ登録する必要があるので、ネットワーク等に接続されていないコンピュータにおいては、インストールするためだけにネットワーク接続し、販売者側コンピュータと通信可能に構築しなければない。従って、コンピュータをネットワーク接続させる知識を有しないユーザにとっては、繁雑な作業であり、負担が大きかった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、個別情報の管理にかかるユーザの負担を軽減させることができるデータ読み取り装置、記録媒体、ソフトウェアインストール管理システム、ソフトウェアインストール管理方法、ソフトウェアインストール管理プログラムを提供することにある。
また、本発明は、ネットワーク接続されていないコンピュータであっても、不正なインストールを排除するデータ読み取り装置、記録媒体、ソフトウェアインストール管理システム、ソフトウェアインストール管理方法、ソフトウェアインストール管理プログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、シリアルキーが記憶されたIC媒体が設けられているとともに前記シリアルキーに関連付けられた個別情報およびデータが記憶された記録媒体から、該データの読み出しが可能な読み取り部と、前記読み取り部と接続され、WEBを介して管理装置に接続されるコンピュータとを含むデータ読み取り管理システムであって、前記読み取り部は、前記IC媒体から前記シリアルキーを読み出す第1の読み出し部と、前記記録媒体から前記個別情報を読み出す第2の読み出し部と、を備え、前記コンピュータは、前記第1の読み出し部が前記シリアルキーを読み出すことができたか否かを判断し、読み出すことができた場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーと前記第2の読み出し部によって読み出された前記個別情報とを比較して、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出する正当性検出部と、前記正当性検出部によって、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記記録媒体から前記データの読み出しを許可する許可部と、前記許可部によってデータの読み出しが許可された場合に、前記記録媒体から前記データを読み出し、読み出したデータを前記コンピュータに出力する出力部と、を備え、前記コンピュータは、前記出力部から前記データが前記コンピュータに出力された場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーを、前記管理装置に前記WEBを介して送信することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、シリアルキーが記憶されたIC媒体が設けられているとともに前記シリアルキーに関連付けられた個別情報およびソフトウェアが記憶された記録媒体から、WEBを介して管理装置に接続されているコンピュータに対する該ソフトウェアのインストールを管理するソフトウェアインストール管理システムであって、前記IC媒体から前記シリアルキーを読み出す第1の読み出し部と、前記記録媒体から前記個別情報を読み出す第2の読み出し部と、前記第1の読み出し部が前記シリアルキー読み出すことができたか否かを判断し、読み出すことができた場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーと前記第2の読み出し部によって読み出された前記個別情報とを比較して、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出する正当性検出部と、前記正当性検出部によって、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記記録媒体から前記ソフトウェアのインストールを許可する許可部と、前記許可部によってソフトウェアのインストールが許可された場合に、前記記録媒体から前記ソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアを前記コンピュータにインストールする出力部と、を備え、前記コンピュータは、前記出力部から前記データが前記コンピュータに出力された場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーを、前記管理装置に、前記WEBを介して送信することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、記録媒体にさらに他の記録媒体が設けられた記録媒体であって、前記他の記録媒体には、前記記録媒体に記憶されたデータの読み出しを許可するか否かの識別に用いられる個別情報が記憶されていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、シリアルキーが記憶されたIC媒体が設けられているとともに前記シリアルキーに関連付けられた個別情報およびソフトウェアが記憶された記録媒体から、WEBを介して管理装置に接続されているコンピュータに対する該ソフトウェアのインストールを管理するソフトウェアインストール管理システムに用いられるソフトウェアインストール管理方法であって、前記ソフトウェアインストール管理システムは、前記IC媒体から前記シリアルキーを読み出し、前記記録媒体から前記個別情報を読み出し、前記第1の読み出し部が前記シリアルキーを読み出すことができたか否かを判断し、正常に読み出すことができた場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーと前記個別情報とを比較して、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出し、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記記録媒体から前記ソフトウェアのインストールを許可し、前記ソフトウェアのインストールが許可された場合に前記記録媒体から前記ソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアを前記コンピュータにインストールし、前記コンピュータは、前記出力部から前記データが前記コンピュータに出力された場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーを、前記管理装置に、前記WEBを介して送信することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、第1の個別情報が記憶された第1の記録媒体が設けられているとともに第2の個別情報およびソフトウェアが記憶された第2の記録媒体から、コンピュータに対する該ソフトウェアのインストールを管理するソフトウェアインストール管理システムに用いられるコンピュータ読み取り可能なソフトウェアインストール管理プログラムであって、前記第1の記録媒体から第1の個別情報を読み出すステップと、前記第2の記録媒体から第2の個別情報を読み出すステップと、読み出した第1の個別情報と第2の個別情報とを比較して、前記第1の記録媒体と前記第2の記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出するステップと、前記第1の記録媒体と前記第2の記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記第2の記録媒体から前記ソフトウェアのインストールを許可するステップと、前記ソフトウェアのインストールが許可された場合に前記第2の記録媒体から前記ソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアを前記コンピュータにインストールするステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による記録媒体、データ読み取り装置が適用されたソフトウェアインストール管理システムを図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による記録媒体、データ読み取り装置が適用されたソフトウェアインストール管理システムの構成を示す図である。
この図に示すように、この実施形態におけるソフトウェアインストール管理システムは、上述の第1の記録媒体の一例としてのICタグが、上述の第2の記録媒体の一例となるCD−ROMに取り付けられ、記録媒体3が構成される。
ICタグ1は、CD−ROM2に記憶されたデータの読み出しを許可するか否かの識別に用いられる個別情報が記憶されている。この個別情報が上述の第1の個別情報に相当する。また、この個別情報としては、例えば、シリアルキー、シリアル番号、プロダクトキー等があげられる。すなわち、この個別番号が正当であることが認証された場合に、CD−ROM2に記録されたデータの読み出しや、ソフトウェアのインストールが許可される。
CD−ROM2は、ICタグ1が取り付けられており、コンピュータ5において実行可能なソフトウェアが記憶されている。また、CD−ROM2には、個別情報が記憶されている。この個別情報が上述の第2の個別情報に相当する。
【0015】
次に、上述のデータ読み取り装置の一例としてのICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4は、記録媒体3が挿入されることにより、記録媒体3のICタグ1に記憶された個別情報の読み出しと、CD−ROM2に記憶されたソフトウェアおよび個別情報の読み出しが可能であり、接続ケーブル6を介してコンピュータ5に接続される。
コンピュータ5は、ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4において、ソフトウェアのインストールが許可された場合に、該ソフトウェアをインストールする機能を有する。
【0016】
次に、図1の構成におけるICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4について、図2の概略ブロック図を用いて説明する。
この図において、ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4は、記録媒体3が挿入されることにより、インストーラが起動する機能を有する。
第1読み出し部41は、第1の記録媒体となるICタグ1から個別情報を読み出す。正当性検出部42は、第1の読み出し部41によってICタグ1から読み出された個別情報と後述する第2の読み出し部44によって読み出された個別情報とを比較して、ICタグ1とCD−ROM2との組み合わせが正しいか否かを検出する。例えば、CD−ROM2に記憶された個別情報を第2読み出し部44によって読み出し、CD−ROM2から読み出した個別情報とICタグ1から読み出した個別情報が一致するか否かを比較することにより行われる。なお、CD−ROM2から読み出した個別情報とICタグ1から読み出した個別情報とが、対応関係がある情報であった場合に、組み合わせが正しいとして検出するようにしてもよい。
【0017】
許可部43は、正当性検出部42によってICタグ1から読み出した個別情報とCD−ROM2から読み出した個別情報との組み合わせが正しいことが検出された場合に、第2読み出し部によってCD−ROM2からソフトウェアの読み出しを許可する。第2読み出し部44は、CD−ROM2から個別情報とソフトウェアとを読み出す機能を有する。出力部45は、許可部43によってソフトウェアの読み出しが許可された場合に、第2読み出し部44によって、CD−ROM2からソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアをコンピュータ5に出力する。
【0018】
次に、図1の構成におけるソフトウェアインストール管理システムの動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4は、記録媒体3が挿入され、コンピュータ5からソフトウェアのインストールが指示されると、インストーラを起動し(ステップS1)、第1読み出し部41によってICタグ1の個別情報を読み出し(ステップS2)、正常に読み出しができたか否かを検出する(ステップS3)。正常に読み出しができない場合、エラーであるとして、インストーラが終了する(ステップS4)。
一方、正常に読み出しができた場合、正当性検出部42は、第2読み出し部44によってCD−ROM2に記憶された個別情報を読み出して、第1読み出し部41によってICタグ1から読み出された個別情報と比較して個別情報の正当性を検出する(ステップS5)。ここで、個別情報が一致しない場合、エラーであるとしてインストーラが終了する(ステップS6)。
【0019】
一方、個別情報が一致して正しいことが検出された場合、許可部43は、出力部45にソフトウェアの読み出しを許可する。出力部45は、この読み出し許可を受けると、第2読み出し部44によって、CD−ROM2からソフトウェアを読み出してコンピュータ5に出力し、インストールさせる(ステップS7)。これにより、コンピュータ5にソフトウェアがインストールされる。
【0020】
なお、上述した実施形態において、ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4は、接続ケーブル6を介してコンピュータ5に接続される場合について説明したが、ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4は、コンピュータ5の筐体内に予め搭載されるようにしてもよい。
【0021】
また、上述した実施形態において、記録媒体3は、CD−ROM2にICタグ1が取り付けられている場合について説明したが、第1の記録媒体としては、第2の記録媒体に取り付けることができるものであればICタグ1に限られるものではない。また、第2の記録媒体としては、ソフトウェアなどのデータを記録でき、第1の記録媒体が取り付けられるものであればよく、例えば、光磁気ディスクや、フレキシブルディスク、DVD(Digital Versatile Disk)などであってもよい。
また、上述の実施形態においては、CD−ROM2に記憶されたデータがソフトウェアである場合について説明したが、文書データや画像データ等のデータを記憶しておき、ICタグ1を利用して認証が正当に行われた場合に、データの読み出しが許可されるようにしてもよい。
【0022】
また、この実施形態においては、ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4に正当性検出部42、許可部43、出力部45を設け、ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4によってソフトウェアインストール管理機能を実現する場合について説明したが、図4に示すように、コンピュータ5に正当性検出部42、許可部43、出力部45を設け、コンピュータ5においてソフトウェアインストール管理機能を実現するようにしてもよい。この場合、出力部45は、コンピュータ5の内部に設けられたハードディスク46にソフトウェアを記憶させることによりインストールを行う。
【0023】
さらに、この発明によれば、ソフトウェア販売者側コンピュータにユーザ登録をする必要がないので、コンピュータをネットワークに接続しなければならないという作業をユーザに行わせることなく、インストールが可能となる。なお、上述した実施形態において、許可部43においてインストールが許可された場合に、WEBを介してソフトウェア販売業者のコンピュータにユーザ登録を行う処理を実行するようにしてもよい。これにより、ユーザは、シリアルキーなどの個別情報を入力することなく、簡単にユーザ登録をすることが可能である。
【0024】
従来においては、正当な記録媒体からソフトウェアがコピーされ、シリアルキーが知られてしまうと、ソフトウェアが不正に利用されてしまうという問題点があるが、上述した実施形態においては、ICタグ1に記憶された個別情報と該ICタグ1が取り付けされたCD−ROM2に記憶された個別情報とを比較して認証を行い、認証が成立した場合に、CD−ROM2に記憶されたソフトウェアのインストールを許可するようにしたので、正当な媒体からのみソフトウェアをインストールさせることができる。
【0025】
また、上述した実施形態において、ICタグ1が取り付けられたCD−ROM2を製造しておき、出荷時などにおいて、個別情報をICタグ1に記憶させることにより、記録媒体3を製造することができ、これにより、ソフトウェアが記録されたCD−ROM等に個別情報が印字されたシールなどを貼り付けるような行程に比べて簡単な行程で記録媒体3の製造を行うことが可能となる。
【0026】
また、図2または図4における正当性検出部42、許可部43、出力部45の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりソフトウェアインストール管理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0027】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0028】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、個別情報が記憶された第1の記録媒体が設けられているとともにデータが記憶された第2の記録媒体から該データを読み出す際に、第1の記録媒体に記憶された個別情報と第2の記録媒体に記憶された個別情報とを比較して、これら個別情報の組み合わせが正しい場合に、第2の記録媒体からデータの読み出しを許可するようにしたので、正当な記録媒体からのみデータの読み出しを行うことができ、これにより、データが不正に読み出され、利用されてしまうことを防止することができる。
【0030】
また、この発明によれば、個別情報が記憶された第1の記録媒体が設けられているとともにソフトウェアが記憶された第2の記録媒体からコンピュータに対する該ソフトウェアのインストールを行う際に、第1の記録媒体に記憶された個別情報と第2の記録媒体に記憶されたから個別情報との組み合わせが正しいか否かを検出し、これら個別情報の組み合わせが正しい場合に、第2の記録媒体からソフトウェアのインストールを許可してインストールさせるようにしたので、正当な記録媒体からのみインストールを行わせることができ、これにより、ソフトウェアが不正にコピーされてインストールされてしまうことを防止することができる。また、ユーザが個別情報を入力することなくインストール作業を行うことができ、個別情報を入力する手間を省き、入力ミスを解消することができる。
【0031】
また、本発明によれば、個別情報を記憶した記録媒体とデータを記録した記録媒体とを1つの記録媒体として構成するようにしたので、個別情報が記録された記録媒体とデータが記憶された記録媒体とを個別に管理することなくインストール等を行うことが可能であり、これにより、ライセンス証明書等の個別情報が印字された証明書を紛失してしまうことにより、正当なユーザであってもインストールすることができなくなってしまうことを防止することができるとともに、個別情報の管理を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による記録媒体、データ読み取り装置が適用されたソフトウェアインストール管理システムの構成を示す図である。
【図2】 図1の構成におけるICタグリーダ付きCD−ROMドライブ4の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】 図1の構成におけるソフトウェアインストール管理システムの動作について説明するためのフローチャートである。
【図4】 他の実施形態におけるソフトウェアインストール管理システムの構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 ICタグ 2 CD−ROM
3 記録媒体 4 ICタグリーダ付きCD−ROMドライブ
5 コンピュータ 41 第1読み出し部
42 正当性検出部 43 許可部
44 第2読み出し部 45 出力部
Claims (3)
- シリアルキーが記憶されたIC媒体が設けられているとともに前記シリアルキーに関連付けられた個別情報およびデータが記憶された記録媒体から、該データの読み出しが可能な読み取り部と、前記読み取り部と接続され、WEBを介して管理装置に接続されるコンピュータとを含むデータ読み取り管理システムであって、
前記読み取り部は、
前記IC媒体から前記シリアルキーを読み出す第1の読み出し部と、
前記記録媒体から前記個別情報を読み出す第2の読み出し部と、を備え、
前記コンピュータは、
前記第1の読み出し部が前記シリアルキーを読み出すことができたか否かを判断し、読み出すことができた場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーと前記第2の読み出し部によって読み出された前記個別情報とを比較して、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出する正当性検出部と、
前記正当性検出部によって、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記記録媒体から前記データの読み出しを許可する許可部と、
前記許可部によってデータの読み出しが許可された場合に、前記記録媒体から前記データを読み出し、読み出したデータを前記コンピュータに出力する出力部と、を備え、
前記コンピュータは、
前記出力部から前記データが前記コンピュータに出力された場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーを、前記管理装置に前記WEBを介して送信する
ことを特徴とするデータ読み取り管理システム。 - シリアルキーが記憶されたIC媒体が設けられているとともに前記シリアルキーに関連付けられた個別情報およびソフトウェアが記憶された記録媒体から、WEBを介して管理装置に接続されているコンピュータに対する該ソフトウェアのインストールを管理するソフトウェアインストール管理システムであって、
前記IC媒体から前記シリアルキーを読み出す第1の読み出し部と、
前記記録媒体から前記個別情報を読み出す第2の読み出し部と、
前記第1の読み出し部が前記シリアルキー読み出すことができたか否かを判断し、読み出すことができた場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーと前記第2の読み出し部によって読み出された前記個別情報とを比較して、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出する正当性検出部と、
前記正当性検出部によって、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記記録媒体から前記ソフトウェアのインストールを許可する許可部と、
前記許可部によってソフトウェアのインストールが許可された場合に、前記記録媒体から前記ソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアを前記コンピュータにインストールする出力部と、を備え、
前記コンピュータは、
前記出力部から前記データが前記コンピュータに出力された場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーを、前記管理装置に、前記WEBを介して送信することを特徴とするソフトウェアインストール管理システム。 - シリアルキーが記憶されたIC媒体が設けられているとともに前記シリアルキーに関連付けられた個別情報およびソフトウェアが記憶された記録媒体から、WEBを介して管理装置に接続されているコンピュータに対する該ソフトウェアのインストールを管理するソフトウェアインストール管理システムに用いられるソフトウェアインストール管理方法であって、
前記ソフトウェアインストール管理システムは、
前記IC媒体から前記シリアルキーを読み出し、
前記記録媒体から前記個別情報を読み出し、
前記第1の読み出し部が前記シリアルキーを読み出すことができたか否かを判断し、正常に読み出すことができた場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーと前記個別情報とを比較して、前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいか否かを検出し、
前記IC媒体と前記記録媒体との組み合わせが正しいことが検出された場合に、前記記録媒体から前記ソフトウェアのインストールを許可し、
前記ソフトウェアのインストールが許可された場合に前記記録媒体から前記ソフトウェアを読み出し、読み出したソフトウェアを前記コンピュータにインストールし、
前記コンピュータは、
前記出力部から前記データが前記コンピュータに出力された場合、前記第1の読み出し部によって読み出された前記シリアルキーを、前記管理装置に、前記WEBを介して送信することを特徴とするソフトウェアインストール管理方法。
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