JP4287119B2 - ガラスセラミックおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、不透明なガラスセラミックであって、小さいまたはゼロの熱膨張係数を有し、結晶相としてβ石英の固溶体を含有するガラスセラミック、およびそのガラスセラミックの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラスセラミックは、これまでに知られており、鉱物ガラスの熱処理により得られる材料である。
【0003】
これらの材料は、様々な状況で用いられており、特に、レンジ台上面の基体として、および耐火性窓(熱破壊に対する耐性を有し、したがって、炎の広がりを防ぐ)として用いられている。
【0004】
この性質の用途にとって、前記ガラスセラミックは、高温に対してだけでなく、幅広い温度変動にも耐えることが重要である。特に、レンジ台上面の基体の場合、そのような温度変動はそれ自体、急激なだけではなく、全体的に不均一に生じ、したがって、その基体の一部が、非常に急激に冷めるまたは熱くなることがあり、一方で、他の部分の温度は不変のままにあるかまたは非常にゆっくりと変化することがある。それゆえ、思いどおりに小さい熱膨張係数を有する、好ましくは、そのような熱膨張係数がゼロまたはゼロに近い、ガラスセラミックを有することが望ましい。
【0005】
さらに、透明なガラスセラミックおよび乳白色ガラスセラミック、さらには不透明なガラスセラミックが知られている。
【0006】
より詳しくは、非特許文献1には、一般に、β石英ガラスセラミック(結晶相としてβ石英の固溶体を含有する)が与えられている。この論文には、前記ガラスセラミックを得ることのできるガラスの組成範囲、セラミック化温度範囲、前記ガラスセラミックの膨張範囲、β石英相の高温分解の可能性が示されている。この論文には、ゼロ膨張の不透明ガラスセラミックが全く記載されておらず、常に、少なくとも4時間のセラミック化時間を示している。
【0007】
特許文献1には、β石英およびβユウ輝石ガラスセラミック(結晶相として、それぞれ、β石英およびβユウ輝石の固溶体を含有する)が記載されている。記載されたβ石英ガラスセラミック(不透明ではない)は、本発明のものとは異なる。
【0008】
特許文献2には、不透明であり、ゼロ膨張のβ石英ガラスセラミック(結晶相としてβ石英の固溶体を含有する)が記載されている。しかしながら、これらのガラスセラミックは、本発明のガラスセラミックとは異なり、記載されたセラミック化時間は、少なくとも約6時間である。
【0009】
特許文献3には、ゼロ膨張であり、透明であり、2時間未満のセラミック化処理により得ることのできるβ石英ガラスセラミック(結晶相としてβ石英の固溶体を含有する)が記載されている。発明者等は、これらのガラスセラミックに不透明の特徴を与えることを望んでいた。したがって、発明者等は、高温(950℃より高い)でそれらのガラスセラミックのガラス前駆体を結晶化した。しかしながら、次いで、不透明化には結晶相の変化が伴う:主相がβユウ輝石の固溶体となる。この転化には、求められている用途にとって、熱膨張係数の増大を伴うという欠点がある。この後者の値は、10×10-7/Kに近くなる。
【0010】
【非特許文献1】
ジー・エイチ・ビール(G.H.Beall)による「緻密なβ石英ガラスセラミックの結晶化および化学強化(Crystallization and Chemical Strengthening of Stuffed β-Quartz Glass-Ceramics)」と題する論文、ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・セラミック・ソサイエティ(Journal of the American Ceramic Society)、第50巻、4号、181−190頁(1967年4月)
【0011】
【特許文献1】
欧州特許出願公開第853071号明細書
【0012】
【特許文献2】
欧州特許出願公開第1029630号明細書
【0013】
【特許文献3】
米国特許第5070045号明細書
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
このように特許文献3に記載されたガラス組成物が、ゼロ膨張の不透明ガラスセラミックを生成できるようにするために、本発明にしたがって改質された。不透明化を行うと同時に、膨張の増大に至るβ石英相のβユウ輝石への転化を防ぐことが必要とされている。高膨張の他の相(尖晶石のような)への転化も防ぐべきである。
【0015】
この点に関して、主相としてのβ石英の固溶体の存在はそれ自体、ゼロ膨張を得るための保証ではないことに留意されたい。上述した論文に示されているように、多数の酸化物、特に、Li2O、MgO、ZnOおよびAl2O3がこの固溶体の組成に入ることができる。これらの酸化物の各々の含有量にしたがって、結晶相の膨張、したがって、そのガラスセラミックの膨張は、非常に広い範囲(ガラスセラミックについては、−20から+50×10-7/K辺り)で変動し得る。
【0016】
このように、取り組まれている技術課題は、βユウ輝石への転化を避けるだけでなく、特に、都合よくは2時間未満で、実質的にゼロの熱膨張係数を有する不透明ガラスセラミックを得るために、様々な酸化物のレベルを決定することであった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この結果が、特許文献3の教示に関して、前駆体鉱物ガラスおよび最終ガラスセラミックのLi2O、MgOおよびZnOの含有量に関して、Li2Oの含有量を減少させると同時に、MgOの含有量を制限し、ZnOの含有量を増加させることにより達成されることが意外な形態で観察された。
【0018】
このように、本発明のガラスセラミックは、熱膨張係数に関して特に興味深く、さらに、それらの前駆体ガラスの短い熱処理(2時間未満の)の最後に得ることのできるという利点を有する不透明ガラスセラミックである。
【0019】
第1の目的によれば、本発明は、新規のガラスセラミックであって、
− 不透明であり;
− 小さいまたはゼロの熱膨張係数(0±5×10-7/Kの、好ましくは、0±3×10-7/Kの)を有し;
− 結晶相としてβ石英の固溶体を含有し;
− その組成が、重量パーセントで表して:65から72%のSiO2、16から24%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から5%のZnO、0から1.5%のBaO、2から4.5%のTiO2および/またはZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%未満のK2Oおよび/またはNa2Oから実質的になり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きいガラスセラミックに関する。
【0020】
上述した組成を有する鉱物ガラス(この鉱物ガラスから得られる本発明のガラスセラミックに関して)から、発明者等は、低いまたはゼロの熱膨張係数を有し、結晶相としてβ石英の固溶体を含有する不透明ガラスセラミックを意外な様式で得た。
【0021】
前記組成(本発明のガラスセラミックの、並びに、本発明のガラスセラミックの前駆体である鉱物ガラスの)に関して、以下が明確であろう。
【0022】
SiO2は、鉱物ガラスを形成する伝統的な成分である。その含有量は、融点を制限するために72%未満でなければならず、冷却中の失透を避けるために65%よりも多くなければならない。
【0023】
Al2O3は、結晶相の主成分の内の1つであるので、比較的多い含有量で含まれる。意外なことに、Al2O3の含有量が増加すると、不透明材料を得るのが容易になったことが観察された。Al2O3の含有量が多すぎると、冷却中の失透の傾向が許容できなくなる。
【0024】
Li2Oは、結晶化の鍵となる成分である。Li2Oが2%未満の含有量で含まれる場合、結晶相を得るのが難しい。3%を超える含有量で含まれる場合、不透明化に、βユウ輝石への転化が伴う傾向にある。
【0025】
MgOは、膨張を増大させる傾向にある:この理由のために、その含有量は、1%に制限される。この存在は不可欠ではない。
【0026】
K2OおよびNa2Oも膨張を増大させる傾向にある:この理由のために、それらの含有量(K2Oのみ、Na2Oのみ、またはK2O+Na2Oの組合せで)は、1%、好ましくは、0.5%に制限される(前記組成は、好ましくは、K2O+Na2Oを0.5%未満しか含まない)。これらの存在は不可欠ではなく、実際に望ましくない。これらの成分は、好ましくは、存在せず、実際には、不純物としてしか一般には存在しない。
【0027】
ZnOは、低レベルのLi2OおよびMgOを補償するために、極めて多量である。
【0028】
TiO2およびZrO2は核形成剤である。これらの成分は、互いに独立して(TiO2またはZrO2)含まれても、好ましくは、組合せ(TiO2およびZrO2)で含まれても差し支えない。不透明材料を得るのを容易にするために、それらの総含有量は、4.5%より多いべきではない。満足な不透明さを維持するために、Al2O3の含有量が減少する場合には、核形成剤の総含有量も減少すべきであることが観察された。この理由のために、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きいままであることが非常に望ましい。
【0029】
BaOは随意的成分である。これにより、ガラスの粘度を低くすることが可能となり、このことから、溶融およびセラミック化が促進される。
【0030】
好ましくは、少なくとも1つの清澄剤が、効果的であって、過剰ではない量で含まれる。そのような効果的であって、過剰ではない量は、一般に、2%以下である。As2O3および/またはSb2O3が伝統的な清澄剤として用いられるであろう。SnO2、CeO2およびClのような他の清澄剤の使用が排除されるものではない。
【0031】
上述した必須成分および随意的成分と同様に、本発明のガラスセラミックは、他の成分を含有しても差し支えない。これらのガラスセラミックは、そのような他の成分を、本発明のガラスセラミックの特徴を損なわない量である、制限された量(一般的に5%未満、好ましくは2%未満)でしか含有しないのが明らかである。それゆえ、本発明のガラスセラミックがCaO、SrO、SnO2および/またはP2O5を含有することが決して排除されるものではない。
【0032】
好ましくは、本発明のガラスセラミックは、酸化物の重量パーセントで表した以下の組成を実質的に有する:65から72%のSiO2、17から21%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から4.5%のZnO、0から1.5%のBaO、1.5から3%のTiO2、0.5から1.8%のZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%(好ましくは、0.5%)未満のK2Oおよび/またはNa2O、ここで、TiO2+ZrO2≦4.5%であり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きい。
【0033】
上述した好ましい範囲は、互いに独立して考えることができる。組合せでとらえた場合、それらの範囲は、本発明のガラスセラミックの重量による好ましい組成を規定する。
【0034】
一般に、本発明のガラスセラミックは、好ましくは、0から0.5%のMgO含有量を有する。
【0035】
第2の目的によれば、本発明は、本発明のガラスセラミックを製造する方法に関する。この方法は伝統的に、
− ガラスセラミックの前駆体である鉱物ガラスを溶融状態で調製し;
− この溶融された鉱物ガラスを成形し;
− この成形された溶融鉱物ガラスを熱処理する;
各工程を含む。
【0036】
特徴的に、本発明のガラスセラミックを製造するために、前記前駆体鉱物ガラスは特定の組成を有し、前記熱処理は比較的高温で行われる。
【0037】
本発明の方法は、実際に、以下の各工程を含む:
− 重量パーセントで表して、65から72%のSiO2、16から24%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から5%のZnO、0から1.5%のBaO、2から4.5%のTiO2および/またはZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%未満のK2Oおよび/またはNa2Oから実質的になり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きい組成の鉱物ガラスを溶融状態で調製する工程;
− この溶融された鉱物ガラスを成形する工程;
− この成形された溶融鉱物ガラスを、少なくとも980℃のセラミック化温度で、一般には、980℃から1150℃までの温度で熱処理する工程。
【0038】
好ましくは、前記前駆体鉱物ガラスは、重量パーセントで表して、実質的に以下の組成を有する:65から72%のSiO2、17から21%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から4.5%のZnO、0から1.5%のBaO、1.5から3%のTiO2、0.5から1.8%のZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%(好ましくは、0.5%)未満のK2Oおよび/またはNa2O、ここで、TiO2+ZrO2≦4.5%であり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きい。
【0039】
セラミック化するための熱処理は、少なくとも980℃の温度で行われる。この熱処理は、一般に、980℃から1150℃までの温度で行われ、好ましくは、1000℃から1125℃までの温度で行われる。
【0040】
2時間を超えないセラミック化熱処理の期間(セラミック化時間とも称される)で本発明のガラスセラミックを製造することが、容易に可能であり、興味深い。
【0041】
2時間を超えてセラミック化を行うことが本発明の状況から排除されるものではない。しかしながら、上述した高温セラミック化温度では、β石英相がβユウ輝石相に転化され、熱膨張係数が増大し得るであろう。当業者は、期待した不透明ガラスセラミックを製造するための方法のパラメータ(温度、期間、鉱物ガラスの組成)を決定し、最適化できる。
【0042】
ある実施の形態によれば、問題の熱処理は、セラミック化温度として知られている温度までの加熱と、それに続く、このセラミック化温度の維持を含む。この維持は、15分に制限しても差し支えない。前記セラミック化温度は、少なくとも980℃であり、一般に、980℃から1150℃まで、好ましくは、1000℃から1125℃までの温度である(上記参照)。
【0043】
さらに、本発明のガラスセラミックの熱膨張係数が、それらのセラミック化温度、すなわち、それらのガラス前駆体にもたらされ、維持される温度により変動し、この熱膨張係数はセラミック化温度と共に増大する。したがって、好ましくはゼロである、所定の小さい熱膨張係数を有するガラスセラミックに至るセラミック化温度をガラス試料について決定し、次いで、上記のごとく決定したセラミック化温度を維持してセラミック化を確実にすることにより、ガラスセラミックの製造を実施することができる。
【0044】
それゆえ、本発明のガラスセラミックを製造する方法の実施よりも、所定の小さい、好ましくは、ゼロの熱膨張係数を有するガラスセラミックを生成するガラスのセラミック化温度を検出する目的で、関連するガラスについての実験が好ましくは先行する。したがって、このような実施は、熱処理の範疇で、前述のように決定したセラミック化温度でのガラスの維持を含む。
【0045】
【実施例】
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する(実施例1から3)。
【0046】
以下は、下記の表1に実際に特定されている:
− 前駆体鉱物ガラスの(酸化物の重量パーセントで表した)重量組成(この組成は、最終ガラスセラミックの内の1つである);
− セラミック化を目的とする前記ガラスの熱処理の特徴;および
− この熱処理の終わりに得られたガラスセラミックの特性(熱膨張係数、透過率、観察される結晶相の性質)。透過率は、3mm厚の研磨された試料について測定した。その測定は、各nmごとに1回の割合で、C光源を用いて行った。所定の値は、360から830nmまでについて積分した直接透過率である。
【0047】
【表1】
ガラスの最初のバッチは、酸化物から、および/または硝酸塩および炭酸塩のような容易に分解できる化合物から、一般の様式で調製した。均質な混合物を得るために、これらバッチの材料を混合した。約1200gのバッチを白金坩堝に入れ、バッチを溶融するために、この坩堝を、1650℃で運転している電気炉内に10時間に亘り配置した。
【0048】
溶融ガラスをラミネーションテーブル上に注ぎ、約6mmの厚さのシートに形成した。このシートを、650℃で1時間に亘り既知の様式でアニールした。
【0049】
アニールしたシートを以下の計画にしたがってセラミック化した:
− 750℃まで急速に加熱し;
− 1000℃から1125℃までに入る維持温度(セラミック化温度)まで750℃から4.5℃/分の速度で加熱し;
− ガラスセラミックを製造するために、15分間に亘り選択したセラミック化温度を維持する。
【0050】
このように得られた不透明ガラスセラミックのX線回折(XRD)分析により、常に、β石英結晶相が示される。
【0051】
比較的短い前記セラミック化温度での維持時間により、熱膨張係数の小さいβ石英結晶相が得られた。一定のX線回折図にもかかわらず、熱膨張係数がセラミック化温度に依存し、特に、セラミック化温度と共に上昇するのが観察された。このことは、表Iの実施例1のガラス試料が、以下の様式で2つの異なるセラミック化温度で15分に亘り維持された試験により説明される。
【0052】
【表2】
本発明によれば、所定の前駆体鉱物ガラスに関する単純な実験により、ゼロまたはほとんどゼロの熱膨張係数を有するガラスセラミックを得られることに留意されたい。
Claims (10)
- 0±5×10 -7 /Kの熱膨張係数を有し、
結晶相としてβ石英の固溶体を含有し、
その組成が、重量パーセントで表して、65から72%のSiO2、16から24%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から5%のZnO、0から1.5%のBaO、2から4.5%のTiO2および/またはZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%未満のK2Oおよび/またはNa2Oから実質的になり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きい、
ことを特徴とする不透明なガラスセラミック。 - C光源を用いて3mm厚の研磨された試料で測定した、360から830nmまでについて積分した透過率が0.38%以下の範囲にある不透明度を有することを特徴とする請求項1記載のガラスセラミック。
- C光源を用いて3mm厚の研磨された試料で測定した、360から830nmまでについて積分した透過率が0.20−0.38%の範囲にある不透明度を有することを特徴とする請求項1記載のガラスセラミック。
- 前記組成が、重量パーセントで表して、65から72%のSiO2、17から21%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から4.5%のZnO、0から1.5%のBaO、1.5から3%のTiO2、0.5から1.8%のZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%未満のK2Oおよび/またはNa2Oから実質的になり、ここで、TiO2+ZrO2≦4.5%であり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きいことを特徴とする請求項1、2または3記載のガラスセラミック。
- 前記組成が0から0.5%のMgOを含有することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のガラスセラミック。
- 請求項1から5いずれか1項記載のガラスセラミックを製造する方法であって、
− 重量パーセントで表して、65から72%のSiO2、16から24%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から5%のZnO、0から1.5%のBaO、2から4.5%のTiO2および/またはZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%未満のK2Oおよび/またはNa2Oから実質的になり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きい組成の鉱物ガラスを溶融状態で調製し;
− この溶融された鉱物ガラスを成形し;
− この成形された溶融鉱物ガラスを、少なくとも980℃のセラミック化温度で熱処理する;
各工程を含むことを特徴とする方法。 - 前記熱処理を980℃から1150℃までの温度で行うことを特徴とする請求項6記載の方法。
- 前記鉱物ガラスの組成が、重量パーセントで表して、65から72%のSiO2、17から21%のAl2O3、2から3%未満のLi2O、0から1%のMgO、3から4.5%のZnO、0から1.5%のBaO、1.5から3%のTiO2、0.5から1.8%のZrO2、0から効果的であって過剰ではない量の少なくとも1つの清澄剤、および1%未満のK2Oおよび/またはNa2Oから実質的になり、ここで、TiO2+ZrO2≦4.5%であり、Al2O3/(TiO2+ZrO2)の比が5より大きいことを特徴とする請求項6または7記載の方法。
- 前記熱処理の期間が2時間を超えないことを特徴とする請求項6から8いずれか1項記載の方法。
- セラミック化のための熱処理に先立って、該鉱物ガラスについて実験を行って、0±5×10 -7 /Kの熱膨張係数を有するガラスセラミックを生成するための前記鉱物ガラスのセラミック化温度を予め決定し、前記熱処理工程において、前記予め決定されたセラミック化温度に前記鉱物ガラスを維持することを特徴とする請求項6から9いずれか1項記載の方法。
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