JP4285587B2 - 撮像素子 - Google Patents

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Description

この発明は、撮像素子に関する。
近年の画像入力装置の撮像素子の画素数増加は目覚しく、撮像素子の解像度は人間の眼で判定できないほどの滑らかな粒状性を持つレベルにまで達している。この状況下で画質に対する要求は解像感から色再現性、ノイズ感の低減性、広ダイナミックレンジ確保へと移行しつつある。この発明は画質、特に色再現性とノイズ特性を許容レベルに保持しつつ、スキャンできる輝度ダイナミックレンジの拡大を図る手段と装置を提供するものである。
先に、より忠実な色を再現すると共に、ノイズを低減できるようにした画像処理装置が下記特許文献1に記載されている。
特開2003−284084号公報
以下、この特許文献1に記載の装置について説明する。撮像素子の前面に図1に示す色配列の4色カラーフィルタ1が設けられている。一点鎖線で示されるように、カラーフィルタ1は、赤(R)の光のみを透過するRフィルタと、青(B)の光のみを透過するBフィルタと、第1の波長帯域の緑色の光のみを透過するG1フィルタと、第2の波長帯域の緑色の光のみを透過するG2フィルタとの合計4個を最小単位とする構成を有する。
図2は、このようなカラーフィルタ1を有する撮像素子例えばCCDにより得られた撮像信号に対して信号処理を施す信号処理部の構成の一例を示す。参照符号10が画像センサーからの4種類の色信号(R信号、G1信号、G2信号、B信号)が入力されるフロントエンドを示す。フロントエンド10は、画像センサからの色信号に対して、ノイズ成分を除去する相関二重サンプリング処理、ゲインコントロール処理、ディジタル変換処理等の処理を施す。フロントエンド10からの画像データがLSI(Large Scale Integrated
Circuit:大規模集積回路)の構成とされた信号処理部11に対して供給される。
信号処理部11は、図示しないマイクロコンピュータに対してマイクロコンピュータインターフェース12を介して接続されている。マイクロコンピュータは、所定のプログラムにしたがって例えばディジタルスチルカメラの全体の動作を制御する。さらに、信号処理部11を構成する各ブロックがマイクロコンピュータインターフェース12を介してマイクロコンピュータによって制御される
信号処理部11は、フロントエンド10から入力される4種類の色信号に対して、補間処理、フィルタリング処理、マトリクス演算処理、輝度信号生成処理、色差信号生成処理等を行う。信号処理部11によって生成された画像信号が図示しないディスプレイに供給し、撮像画像が表示される。また、信号処理部11からの画像データが圧縮されて内部記憶媒体、外部記憶媒体等に記憶される。
信号処理部11の各ブロックについて以下に説明する。オフセット補正処理部21は、フロントエンド10から供給されてきた画像信号に含まれるノイズ成分(オフセット成分)を除去する。オフセット補正処理部21からの画像信号がホワイトバランス補正処理部22に出力され、ホワイトバランス補正がなされる。すなわち、被写体の色温度環境の違い、そしてセンサー上の色フィルタ(R,G1,G2,B)による感度の違いによる各色間のアンバランスが補正される。
ホワイトバランス補正処理部22の出力が垂直方向同時化処理部23に供給される。垂直方向同時化処理部23は、垂直方向の補間処理やフィルタリング処理のために、遅延素子例えば小規模なメモリを使用して時間的に異なる垂直方向の画像データを同時化する。
垂直方向同時化処理部23により同時化された複数の画像信号が補間処理、フィルタ処理、高域周波数補正処理およびノイズ処理部24に供給される。色フィルタ(R,G1,G2,B)の最小単位の2×2画素の色信号を、同一空間の位相に補間する補間処理と、適切に信号帯域を制限するフィルタ処理と、信号帯域の高域成分を補正する高域周波数補正処理と、信号のノイズ成分を除去するノイズ処理等が行われる。
処理部24で得られた画像信号例えばRG1G2Bの4色の信号がリニアマトリクス処理部25に供給される。リニアマトリクス処理部25では、4入力3出力のマトリクス演算がなされる。3×4の行列のマトリクス係数を与えることで、入力されたRG1G2Bの4色の画像情報からRGB色出力を求めることができる。
リニアマトリクス処理部25からのRGB出力がガンマ補正処理部26R、26G、26Bにそれぞれ供給される。ガンマ補正処理部26R、26G、26Bによって、表示装置が有する非線形特性の逆補正を予め行うことで、最終的にリニアな特性が実現される。
ガンマ補正処理部26R、26G、26Bの出力信号が輝度(Y)信号生成処理部27および色差(C)信号生成処理部28にそれぞれ供給される。輝度信号生成処理部27は、ガンマ補正されたRGB信号を所定の合成比で合成することによって輝度信号を生成する。色差信号生成処理部28は、ガンマ補正されたRGB信号を所定の合成比で合成することによって色差信号を生成する。
色差信号生成処理部28によって生成された色差信号が帯域制限および間引き処理部29に供給され、色差信号CbおよびCrが時分割多重化された色差信号が形成される。このように4色カラーフィルタを使用する画像処理装置は、3原色のカラーフィルタを使用するものと比較して色再現性を良いものとできる。
一般的に、撮像素子の分光感度として好ましいとされる特性は、色再現性が良いこと、ノイズ特性が良いことである。「色再現性が良い」ということは、人間の眼と同様の色を感知することができる、または、人間の眼の見えに対する色差が小さい、ということを意味する。人間の眼の見えとは、人間の眼で見えるそのままの色を意味する。「ノイズ特性が良い」ということは、ある輝度レベルにおけるノイズ量が少ないことを意味する。ノイズは、輝度ノイズと色ノイズに大別され、輝度ノイズは絶対的な感度に依存し、色ノイズは、撮像素子のカラーフィルタの分光感度同士の関係性、すなわち、分光感度曲線の形に大きく依存する。
輝度にリニアな撮像素子の出力信号をマトリクス変換して原色RGB信号値を作成する手法は、図2に示すような一般的な画像入力装置の信号処理でよく行われている。この処理をリニアマトリクス処理と呼ぶ。ほとんどの場合、画像入力装置(スキャナやディジタルスチルカメラ等)は、入力した画像をパーソナルコンピュータ(以下、PCと適宜略す)モニタで観察及び編集することが多いので、マトリクス演算後の原色RGB信号値の目標色空間は、一般的PCモニタの空間であるsRGB色空間に設定する。
sRGB色空間は、伝送するカラー画像信号が準拠するべきマルチメディア用の標準色空間としてIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)に
より定められたものである。標準色空間に準拠することによってカラー画像の送り側と受け側とが同じ色再現を共有することができる。
したがって、撮像素子の目標分光感度(相対感度と図中では表記する)は、人間の眼の分光感度である等色関数(図3参照)を709系マトリクスによって線形変換したsRGB等色関数となる。709系マトリクスについては、次の非特許文献1に説明されている。
図3において、曲線31xが関数x(λ)を示し、曲線31yが関数y(λ)を示し、曲線31zが関数z(λ)を示す。図3に示す等色関数のグラフは、CIE(Commission
Internationale de I'Eclairage:国際照明委員会)1931として規定されているもので
ある。
図4は、sRGB等色関数をグラフで表したものである。図4において、曲線32rが関数r(λ)を示し、曲線32gが関数g(λ)を示し、曲線32bが関数b(λ)を示す。sRGB等色関数はルータ条件を満たすので、眼で見たままの色を感知することが可能である。ルータ条件については、次の非特許文献2に説明されている。
大田登, "色彩工学", ISBN: 4-501-61350-5, 東京電機大学出版局(1993)
しかしながら、図4に示す分光感度には、負の分光感度が存在し、現実にはそのような分光感度を持つ3色RGBフィルタの作成が不可能である。若し、正の分光感度を持ち、且つルータ条件を満たす3色RGBフィルタ分光感度を作成しようとすると、図5に示すような分光感度となる。図5において、曲線33Rが関数sR(λ)を示し、曲線33Gが関数sG(λ)を示し、曲線33Bが関数sB(λ)を示す。
図5から分かるように、この撮像素子の赤成分のフィルタの分光感度の曲線33Rと緑成分のフィルタの分光感度の曲線33Gの重なりが非常に大きい。このことは、この2成分の信号は、非常に似ていることを意味する。したがって、図5に示す分光感度のフィルタを有する撮像素子を用いて目標出力信号であるsRGB空間の3色を計算しようとすると、次の式(1)の行列演算が必要になる。
Figure 0004285587
式(1)の行列係数を見て分かるように、出力信号の赤成分を計算するために、入力信号の赤成分と緑成分とに対して6.5614と−5.5412という非常に大きな行列係数が乗じられている。このことは、撮像素子の赤信号と緑信号にのっているノイズを非常に増大させることを意味する。
よって、実際にはルータ条件を完璧には満たさなくても、すなわち、色再現性を多少犠牲にしてもノイズ特性が良い、図6に示すような分光感度を有する3色RGBフィルタが使用される。図6において、曲線34Rが関数s1R(λ)を示し、曲線34Gが関数s1G(λ)を示し、曲線34Bが関数s1B(λ)を示す。図6の分光は、ルータ条件を満たさないので、sRGB等色関数に線形変換することができない。したがって、sRGB等色関数への近似変換行列演算は、次の式(2)に示されるものとなる。
Figure 0004285587
式(2)の行列係数では、全ての係数の絶対値が式(1)に示される行列係数よりも小さく、色分離の結果、ノイズが比較的増大しないことが分かる。
一般的な原色系RGBの撮像素子は、上述した理由から、図6で示すような曲線を有する分光感度とされており、色再現性もノイズ特性もかなり優れていることが知られている。しかしながら、実際には、撮像素子自体の感度、レンズの特性、赤外カットフィルタ特性の影響により図7に示す分光感度の曲線のグラフとなる。図7において、曲線35RがRのフィルタの分光感度を示し、曲線35GがGのフィルタの分光感度を示し、曲線35BがBのフィルタの分光感度を示す。
種々な製造上の制限から、各カラーフィルタの分光感度を高めることが難しい。感度を維持するためには、セルサイズをある程度大きくしたり、電気的ゲインを乗じる等の方法が用いられる。しかしながら、セルサイズを大きくすることは、解像度の犠牲を伴い、また、ゲインを乗じることは、ノイズ低減性を犠牲にする。
以上をまとめると、原色系RGB撮像素子は、色再現性に関しては、かなり良好であるが多少の改善の余地があること、ノイズ特性に関しては、色分離ノイズは小さいが、低感度のためにノイズの支配的成分である輝度ノイズが大きくなる傾向にある。すなわち、色再現性は良いが、ノイズ感が出やすいという特徴がある。
カラーフィルタとしては、補色系カラーフィルタも知られている。例えばY(黄色)C(シアン)M(マゼンタ)G(緑)の4色のフィルタを図8に示すように、配列する補色市松線順次方式のカラーフィルタが知られている。図8において、破線で囲んだ2×4の配列が配列の最小単位である。
かかる補色系YCMG撮像素子の分光感度のグラフを図9に示す。図9において、曲線36YがYのフィルタの分光感度を示し、曲線36CがCのフィルタの分光感度を示し、曲線36MがMのフィルタの分光感度を示し、曲線36GがGのフィルタの分光感度を示す。図9に示すように、各カラーフィルタの感度が高いので、補色系YCMG撮像素子は、特に暗所での撮影に強く、輝度ノイズ特性が良い。しかしながら、分光感度の重なりが非常に大きいために、色再現性を良好にしようとすると、非常に大きな色分離係数を必要とし、色分離ノイズが増大してしまう問題があった。したがって、原色系RGB撮像素子に比較して色再現性を追い込むことができない問題点があった。
このように、補色系YCMG撮像素子は、色再現性に関しては、追い込みの余地が非常に大きい。また、ノイズ特性に関しては、色分離ノイズが大きいが、高感度のために、ノイズの支配的成分である輝度ノイズが小さくなる傾向にある。すなわち、ノイズ感は良いが、色再現性があまり良くないという特徴がある。
上述したように、従来の撮像素子においては、原色系RGB撮像素子を使用した時には、感度が低いことによる輝度ノイズが多い問題が生じ、一方、補色系YCMG撮像素子を使用した時には、色再現性および色分離ノイズ特性が不十分という問題があった。
したがって、この発明の目的は、これらの撮像素子の有する問題点を解決することができる撮像素子を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、R(赤)フィルタ、G(緑)フィルタ、B(青)フィルタからなる原色系の3色のカラーフィルタと、Y(黄)フィルタ、C(シアン)フィルタからなる補色系の2色のカラーフィルタとの合計5色のカラーフィルタを備え、
G(緑)フィルタを市松状に配し、他の各色の4倍の空間情報を得るようにした撮像素子である。
この発明によれば、撮像素子のカラーフィルタを原色系RGB補色系YCの5色を組み合わせた構成とすることによって、色の再現性、色分離ノイズを低減できる。また、RGBYC5色のカラーフィルタの撮像素子の出力信号を輝度レベルによって使い分けることによって、原色系、補色系撮像素子を単独で使用するよりも、色再現性の良い、高感度すなわち、低ノイズな撮像素子を実現できる。その結果、ダイナミックレンジの広いシーンを取り込むことが可能となる。
この発明においては、原色系RGBフィルタと、補色系YCフィルタを用いてハイブリッドRGBYCカラーフィルタを備えた撮像素子を構成する。色配列としては、種々可能であるが、一例として図10Aおよび図10Bに示すカラーフィルタを使用する。図10において、RGBは、それぞれ赤、緑、青の光を透過するフィルタを示し、YCは、それぞれ黄色、シアンの光を透過するフィルタを示す。
図10Aおよび10Bは、この発明に使用できるカラーフィルタの配列の一例および他の例のそれぞれの最小単位(4×4)を示す。これらの図10に示されるカラーフィルタの配列の特徴は、まず、解像度に直接関係する人間の眼の輝度信号に近いGのフィルタを、他の色のフィルタの4倍、市松状に配していることである。すなわち、Gのフィルタは、最小単位の16個の中で、8個の割合を占め、残りの4色のフィルタがそれぞれ2個の割合とされる。図10Aに示される配列は、行毎にみると、感度の低い列(G, R, G,
B)と感度の高い列(C, G, Y, G)が交互に並んでいる配列である。若し、行ごとに露
光時間を変えて読み出すと、広ダイナミックレンジ読み出しが容易になる。
図10Bに示される配列は、行および列のそれぞれに2個のGに含まれ、残りの2個の色が感度の高いものと感度が低いものとが組み合わせたものであるために、水平、垂直方向に輝度差の少ない配列である。したがって、図10Aに示される配列と比較すると、読み出し方法は複雑となるが、空間的補間特性が有利なため、滑らかな階調表現を実現しやすい特徴を有する。
図11は、ハイブリッドRGBYCカラーフィルタの分光感度のグラフを示す。図11において、曲線37YがYのフィルタの分光感度を示し、曲線37CがCのフィルタの分光感度を示し、曲線37RがRのフィルタの分光感度を示し、曲線37GがGのフィルタの分光感度を示し、曲線37BがBのフィルタの分光感度を示す。図11に示されるように、補色系のY, Cは、原色系のR, G, Bよりも分光感度が高い。
図12は、カラーフィルタの各色毎に撮像素子に貯まる電荷量Qと光量Pの関係を示す。図12において、Qsは飽和電荷量を示し、38CがCのフィルタに関する〔P−Q〕特性を示し、38YがYのフィルタに関する〔P−Q〕特性を示し、38RがRのフィルタに関する〔P−Q〕特性を示し、38GがGのフィルタに関する〔P−Q〕特性を示し、38BがBのフィルタに関する〔P−Q〕特性を示す。
図12に示すように、感度の高いY, Cのフィルタが配されたセルには、少ない光量でも直ぐに必要な電荷が蓄積され、一方、感度の低いR, Bのフィルタが配されたセルには、多くの光量が入射しても電荷が蓄積される速度が遅いので、直ぐに電荷で飽和しない。この特性の相違を利用して、ダイナミックレンジが非常に広い画像を取り込むことが可能となる。
一例として、5色のフィルタの中で、Cのフィルタが配されたセルが最初に飽和するので、Cのフィルタが配されたセルに蓄積される電荷が飽和する光量Phを境界として低・中輝度領域と高輝度領域とを規定する。低・中輝度領域に含まれる輝度の画像の場合には、R,G,B,Y,Cの5色の信号値を使用し、高輝度領域に含まれる輝度の画像の場合には、YおよびCのフィルタが配されたセルの蓄積電荷が飽和するので、R,G,Bの3色の信号値を用いる。このように、画像の輝度に応じて使用する色フィルタを切り替えることによって、非常に広いダイナミックレンジの画像を生成することが可能となる。
画像の輝度の判定方法としては、例えば、人間の眼の輝度成分を含んでいる撮像素子の信号値である、G, Y等の信号値によって判定を行う方法などが可能である。
撮像素子の信号値から、画像のRGB信号値を計算するためには、何らかのマトリクス演算処理が必要となる。例えば、5色RGBYC信号値(Rin, Gin, Bin, Yin, Cin)を生成RGB画像の信号値(Rout, Gout, Bout)に変換するためのマトリクス演算処理
は、3×5のマトリクス係数を用いて、次の式(3)で表される。
Figure 0004285587
式(3)のマトリクス係数をリニア信号に対するマトリクス演算係数という意味で、リニアマトリクスと呼ぶことにする。リニアマトリクスの決定方法については、下記の非特許文献3を参照のこと。
「水倉貴美, 加藤直哉, 西尾研一, "ノイズを考慮したCCDカラーフィルタ分光感度の評価方法", カラーフォーラムJAPAN2003 論文集, pp.29-32(2003)」
以下、輝度の異なる画像データについて詳細に説明する。
低・中輝度画像データの場合
低感度のR, Bの信号値がある程度大きくなり、ノイズの影響が少なくなり、且つY,
Cの信号値が飽和していない場合は、ハイブリッド撮像素子の全5色の信号値を使用することが可能である。原色系3色に比べて色数が多く、色の分離性の良い5色であるため、色再現性・ノイズ低減性の両面でより優れた画像処理が可能である。
高輝度画像データの場合
高感度のY, Cの信号値が飽和してしまう場合は、残りのR,G,B3色の信号値で画像を生成する。この状態は、原色系3色撮像素子を使用している場合と同等となり、色再現性・ノイズ低減性は、原色系3色撮像素子と同程度のものとなる。
上述したハイブリッドRGBYC撮像素子を用いた撮像装置例えばディジタルスチルカメラについて以下説明する。但し、この発明は、スチルカメラに限定されず、動画撮影用のカメラに対しても適用可能である。
上述したハイブリッドRGBYC撮像素子を用いると、原色系3色RGB撮像素子のカメラ、または補色系YCMG撮像素子のカメラよりも、色再現性およびノイズ特性が優れたカメラを構成することが可能である。
上述した非特許文献3に記載されているカラーフィルタの評価方法を用いて、ハイブリッドRGBYC撮像素子、原色系3色RGB撮像素子、補色系YCMG撮像素子の3つの撮像素子に対するCN図を描いてみる。簡単にCN図の書き方を説明する。
前提条件
撮影条件としては、光源は、CIEが定める標準光源D55を使用し、ターゲットはMacbeth Color Checkerとする。カメラ信号処理としては、図13に示すような処理を想定
する。ディジタルスチルカメラの総合特性としての撮像素子のカラーフィルタの分光感度とMacbeth Color Checkerのカラーパッチの分光反射率、そして撮影光源の分光放射輝
度の積を積分して求めたRaw Data41に対し、ホワイトバランス補正処理42で各色デ
ータのレベルを無彩色に対して等しくなるようにゲインを乗じる。
次に、マトリクス処理により、輝度信号に対してリニアな信号値を目的色に近づけるような色変換処理43を施す。この処理43がリニアマトリクス処理に相当する。以降この行列をMATと適宜称する。色変換処理43によって、信号値は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色になる。カラーフィルタの色数をNと表記すると、ホワイトバランス補正処理42は、N×Nの対角行列演算処理となり、色変換処理43は、3×Nの行列演算処理となる。
最後にガンマ補正処理44を通って、最終出力としてカメラGB45が得られる。但し、ここではsRGBの逆ガンマをカメラガンマとして用いる。ディジタルスチルカメラのハードウェアを構成する場合では、上述した図2に示す信号処理構成と同様の構成が使用される。
このように得られたカメラRGBは、標準sRGBモニタで再生され、観察されると想定する。すなわち、カメラRGBは、sRGB色空間の色であると想定する。但し、計算上はsRGBレンジ外の値も保持させているため、sRGB色域外の色はクリップされないように考慮するものとする。
色再現評価指数の定義
撮影したカメラの出力信号の、人間の眼に対する色差、Delta E(ΔE)値を計算する。カメラRGBはsRGB色空間のデータであると想定するので、対応するL*a*b*値カメラL*a*b*は、709系行列M709等を用いて、図14に示すフローチャートによって計算される。
L*a*b*値は、標準の光における三刺激値から定義された色空間である。CIEは、1964年に均等色空間としてU***を提案し、1976年にU***空間を修正したL*u**空間を提案した。さらに、1976年にどの色領域でも知覚的な色差と対応する色空間としてL***空間(CIELAB)が提案された。
図14において、カメラRGB51がsRGBガンマ処理52を受けてから変換処理53において、三刺激値XYZへRGBを変換する。そして、変換処理54において、709
系行列M70955を用いて、XYZをL***へ変換する。そして、最終的なカメラL*a*b*56が得られる。
709系行列M709については、非特許文献1に説明されている。
目標値となる人間の眼の見えのL*a*b*値は、Macbeth Color Checkerの分光反射率、標
準光源D55の分光放射輝度から計算できる。
色再現性の評価指数としては、Macbeth Color Checker 24色の平均ΔE値(ΔEa)を採用する。この値は、下記の式(4)で示すように、カメラの信号処理中のMAT係数の関数ΔEa(MAT)となる。
Figure 0004285587
ノイズ評価指数の定義
撮像素子の出力信号に含まれるノイズのモデルとして、次の式(5)に示す定義式を用いる。この定義式については、下記の非特許文献4に記載されている。
Figure 0004285587
式(5)において、asとbdは、下記の非特許文献5に記載されているように、CCDのデバイス特性(飽和電子量等)によって決まる値である。
西尾研一,"CCDカメラの色彩," カラーフォーラム JAPAN '99, pp.143-147(1999)
s・CV_CCDは、光学ショットノイズ、すなわち信号値に依存するノイズ成分を表し
、bdは、フロアノイズ、すなわち、信号値に依存しないノイズ成分を表す(非特許文献
4参照)。
このノイズNoise_ rawがカメラの信号処理、更にはL*a*b*変換によって様々な色空間
へ伝搬される。以下にノイズの伝搬モデル(下記の非特許文献6参照)の概要を示す。
P. D. Burns and R.S.Berns, "Error Propagation Analysis in Color Measurement and Imaging," Col.Res.Appl, Vol.22, pp.280-289 (1997)
ある入力信号が、(m×n)行列Aによって、Y=〔y1,y2,・・・,ymtに線形変換されるとすると、その式は次の様に書ける。
Y=A・X・・
今、入力信号Xの分散共分散行列が下記の式(6)で示すものとする。
Figure 0004285587
この式(6)の対角成分はちょうど入力信号のノイズ分散値となる。もし、入力信号値同士の相関がなければ、行列成分中の共分散成分(すなわち非対角成分)は0となる。このとき、出力信号Yの分散共分散行列は、次の式(7)で定義できる。
Figure 0004285587
この式(7)が線形変換で変換できる色空間同士での、ノイズ分散値の伝搬理論式となる。
最終出力信号カメラRGB値をL*a*b*値に変換するためには、色再現性の定義の節で示したように、XYZ空間からL*a*b*空間への変換の際に非線形な変換を含む。しかしながら、ノイズ分散値は通常微小であることから、上述した非特許文献6にあるJacobian行列JL*a*bを使用してXYZ→L*a*b*変換を近似的に線形変換で表すことができる。したがっ

、元信号をL*a*b*値に線形変換するための近似行列Mtotalは、次の式(8)で示すもの
となる。
Figure 0004285587
この式(8)の行列とノイズ伝搬理論式式(7)を使って、最終出力信号値にのるノイズ分散値を次の式(9)で計算することができる。
Figure 0004285587
式(9)から得られるノイズ量σL*、σa*、σb*を用いて、次の式(10)より定義されるTotal Noise値(TN値)を計算する。更にMacbeth Color Checker 24色の各パッチのTN値の平均値TNaをノイズ評価指数とする。
Figure 0004285587
TN値はノイズの明るさ成分、色成分の両方を考慮した、人間の眼が感じるノイズと相関の高い値である。L*a*b*ノイズ量を用いて、次式で定義する。
Figure 0004285587
式(11)において、WL*、Wa*、Wb*は、ノイズ量σL*、σa*、σb*に対する重み付け
係数であり、視感実験によって得られる実験的・経験的値を使用した。
カメラ信号処理中のパラメータを決定する方法
具体的には、信号処理中のMAT係数を決定する方法である。まず、色再現評価指数ΔEaおよびノイズ評価指数TNaを用いて、CEM(Comprehensive Error Metric)値を
次式(12)に定義する。
Figure 0004285587
それぞれの評価指数に対する重み係数wc、wnを決めて、CEM値を最小にするMAT係数を求めることによって、色再現性、ノイズ量を調節したフィルタ評価を実現することが可能となる。
CN図の作成方法
上述したCEM値のwc、wnを変化させてMAT係数を算出し、その時の色再現評価指数ΔEaおよびノイズ評価指数TNaを算出する。図15に示すように、結果を横軸にΔEaにとり、縦軸にTNaをとって〔色再現対ノイズ〕のプロットを作成する(以降このプロット図をCN図と適宜呼ぶことにする)。CN図が評価するカラーフィルタセットの実力を示す図となる。
図15の左下領域が色再現、ノイズ共に良の領域であり、右上領域が共に悪い領域である。したがって、プロットが左下に寄っている程、性能のよいフィルタセットとなる。評価するフィルタセット毎にこのプロットを行い、比較することにより、どのフィルタセットが優れているのかを直感的に判定することが可能となる。一般的に、CN図の軌跡は左下に凸の曲線になり、色再現性が良いとノイズ特性が悪く、ノイズ特性が良いと色再現性が悪くなる、という色再現性とノイズ特性とがトレードオフ関係を示す。
今、この発明によるハイブリッド撮像素子、原色系3色撮像素子、補色系4色撮像素子のCN図は、図16に示すようになる。参照符号61aがハイブリッド撮像素子の〔色再現対ノイズ〕のプロットであり、参照符号61bが原色系3色撮像素子の〔色再現対ノイズ〕のプロットであり、参照符号61cが補色系4色撮像素子の〔色再現対ノイズ〕のプロットである。
図16に示されるCN図の左下が色再現・ノイズ特性共に良い領域なので、軌跡が一番左下に寄っているものが特性の良い撮像素子ということができる。図16から分かるように、ハイブリッド撮像素子のプロット61aが一番左下に寄っているので、色再現性、ノイズ特性が共に原色系、補色系撮像素子よりも優れていることが分かる。
実際に、図10に示す配列でRGBYC撮像素子を作成し、図13に示す信号処理を行うIC(Integrated Circuit)を作成する。ガンマ補正は、sRGBガンマを用いてRGB
出力信号を算出する。リニアマトリクス係数は、例えばCN図(図16)の☆62に示すwc:wn=1:3の重みの係数を使用する。☆の係数を式(13)に示す。
Figure 0004285587
式(13)から係数値が小さく、色分離ノイズをそれほど増大させないことが分かる。これにより、5色RGBYC撮像素子を使用したカメラを構成することが可能となる。
次に、ハイブリッド撮像素子を用いた広ダイナミックレンジ画像を取り込むことができる画像入力装置について説明する。
5色の信号値を画素値の輝度レベルによって使い分けることによって、ダイナミックレンジの広い画像をスキャンする例について説明する。
画素値の輝度レベルの算出方法は、様々考えられるが、例えば人間の眼の輝度成分に近いG信号を輝度値として用いる。信号処理としては、図17に示す処理が考えられる。LM(H)71、LM(M)72、LM(L)73は、それぞれ高輝度、中輝度、低輝度用のリニアマトリクス処理を示し、WB(H)74、WB(M)75、WB(L)76がホワイトバランス処理をそれぞれ示し、77、78および79が各出力信号にゲイン値a,b,cを乗じる乗算器をそれぞれ示す。
図18は、輝度レベル(横軸)の変化に対する重みゲイン係数の遷移を示す。高輝度領域では、ゲイン係数が(a=1,b=c=0)とされ、中輝度領域では、ゲイン係数が(a=0,b=1,c=0)とされ、低輝度領域では、ゲイン係数が(a=b=0,c=1)とされる。また、各領域の境界付近では、ゲイン係数の立ち上がりとその立ち下がりとが傾斜してクロスするようになされ、変化が目立たないようにされる。図17では、省略されているが、ゲイン係数は、例えばRGBYC信号のA/D(アナログ−ディジタル)変換後の1サンプル毎の輝度レベル(例えばG信号)によって制御するゲイン係数制御部が設けられている。
各輝度レベルのリニアマトリクス係数は、非特許文献3を参照して、次のように決める。
低輝度領域
低輝度領域は、色再現性よりもノイズが少ないことの方が画質の観点から重要な要素である。よって、リニアマトリクス係数は、RGBYC5色の信号値を使用して、ノイズ特性重視の係数を用いる。wc:wn=1:10のポイント(図16の△印63の位置)の係数などが考えられる。係数値を以下に示す。
Figure 0004285587
式(14)は、式(13)と比較して、ノイズに対する重みを大きくしているため、各係数の絶対値が小さくなっており、色分離ノイズを増大させないことが分かる。
中輝度領域
中輝度画素用のリニアマトリクス係数は、RGBYC5色の信号値を使用して、色再現
性とノイズ特性のバランスが一番良いポイントで決定する。すなわち、CN図において、一番左下の位置の軌跡に乗るような係数を決定する。例えば式(13)に示した、wc:wn=1:3付近のマトリクス係数が考えられる。
高輝度領域
高輝度画素用のリニアマトリクス係数は、Y信号およびC信号がかなり飽和してしまっているので、RGB3色の信号値を使用して、色再現性とノイズ特性のバランスが一番良いポイントで決定する。すなわち、CN図において、一番左下の位置の軌跡に乗るような係数を決定する。例えば、wc:wn=1:3のポイント(図16の○印64の位置)の係数が考えられる。係数を以下の式(15)に示す。
Figure 0004285587
処理の流れとしては次の様になる。
ある画素信号が入力されると、その入力信号値から3種類のリニアマトリクス処理(図17中のLM(H)71、LM(M)72、LM(L)73)を経て、輝度レベルごとの信号値が計算される。
それぞれの信号値は、ホワイトバランス処理(図17中のWB(H)74、WB(M)75、WB(L)76)を経て、その画素の輝度レベルに応じて、図18に示すように、予め決められたゲイン係数(a,b,c)が乗じられる(図17中の乗算器77、78および79)。
その後、3種類の出力信号が図17中の加算器80および81によって足し合わされ、その画素の出力信号値が決定する。
低輝度レベルと中輝度レベルの境目としては、例えばISO400とISO200の境目などが考えられる。また、中輝度と高輝度レベルの境目としては、例えばY信号およびC信号のいずれかが飽和している場合などがあげられる。
以上、この発明の実施の形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば図17の構成では、3段階の輝度レベルに対して異なるマトリクス演算処理を行っているが、2段階(低・中輝度レベルおよび高輝度レベル)の輝度レベルに対して異なるマトリクス演算処理を行うようにしても良い。また、低輝度レベルにおいてはYCGの3色を使用し、中輝度レベルにおいては、RGBYCの5色を使用するようにしても良い。更に、この発明は、CMOS構造を3層重ね、カラーフィルムと同様に青感層、緑感層、赤感層を有するデバイスに対しても適用することができる。
先に提案されている撮像装置のカラーフィルタの色配列を示す略線図である。 先に提案されている撮像装置の信号処理部の構成を示すブロック図である。 等色関数の一例を示すグラフである。 sRGB等色関数の一例を示すグラフである。 ルーター条件を満たす3色フィルタの分光感度を示すグラフである。 通常の三原色フィルタの分光感度を示すグラフである。 原色系RGB撮像素子の分光感度を示すグラフである。 補色系YCMG撮像素子のカラーフィルタの色配列を示す略線図である。 補色系YCMG撮像素子の分光感度を示すグラフである。 ハイブリッドRGBYC撮像素子の分光感度を示すグラフである。 ハイブリッドRGBYC撮像素子の色配列を示す略線図である。 ハイブリッドRGBYC撮像素子の出力信号を使用した信号処理を説明するための略線図である。 この発明を適用できる信号処理の流れを示すフローチャートである。 この発明における色変換処理の流れを示すフローチャートである。 この発明におけるCN図を示すグラフである。 ハイブリッドRGBYC撮像素子、原色系撮像素子および補色系撮像素子のCNを比較して示すグラフである。 この発明の一実施形態における信号処理の一例を示すブロック図である。 信号処理中の重みゲイン係数遷移の一例を示す略線図である。
符号の説明
37C、37Y シアン、黄色のフィルタの分光感度
37R、37G、37B 赤、緑、青のフィルタの分光感度
42 ホワイトバランス補正処理
43 色変換処理
44 カメラガンマ補正処理
52 sRGBガンマ処理
53 RGBをXYZへ変換する変換処理
54 XYZをL***へ変換する変換処理
61a ハイブリッド撮像素子の〔色再現対ノイズ〕のプロット
61b 原色系3色撮像素子の〔色再現対ノイズ〕のプロット
61c 補色系4色撮像素子の〔色再現対ノイズ〕のプロット
71 高輝度用のリニアマトリクス処理
72 中輝度用のリニアマトリクス処理
73 低輝度用のリニアマトリクス処理
77,78,79 ゲイン係数a,b,cを乗じる乗算器

Claims (5)

  1. R(赤)フィルタ、G(緑)フィルタ、B(青)フィルタからなる原色系の3色のカラーフィルタと、Y(黄)フィルタ、C(シアン)フィルタからなる補色系の2色のカラーフィルタとの合計5色のカラーフィルタを備え、
    G(緑)フィルタを市松状に配し、他の各色の4倍の空間情報を得るようにした撮像素子。
  2. カラーフィルタの配列の最小単位が4×4の大きさとされ、各列および各行にそれぞれ2個のG(緑)フィルタが含まれ、
    残りの2個のカラーフィルタとして感度が高いものと、感度が低いものとが組み合わされた請求項1記載の撮像素子。
  3. 上記残りの2個のカラーフィルタの組合せは、Y(黄)フィルタとB(青)フィルタの組み合わせ、または、C(シアン)フィルタとR(赤)フィルタの組み合わせである請求項2記載の撮像素子。
  4. カラーフィルタの配列の最小単位が4×4の大きさとされ、各列および各行にそれぞれ2個のG(緑)のフィルタが含まれ、
    残りの2個のフィルタとして感度が高いものを使用する列および行と、感度が低いものを使用する列および行とが交互に配された請求項1記載の撮像素子。
  5. 上記残りの2個のカラーフィルタとして感度が高いものを使用する列および行において、C(シアン)フィルタとY(黄)フィルタが使用され、
    上記残りの2個のカラーフィルタとして感度が低いものを使用する列及び行において、B(青)フィルタとR(赤)フィルタが使用された請求項4記載の撮像素子。
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