JP4284804B2

JP4284804B2 - Seal parts for vehicles

Info

Publication number: JP4284804B2
Application number: JP2000018915A
Authority: JP
Inventors: 輝仁後藤; 大山口
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2000-01-27
Filing date: 2000-01-27
Publication date: 2009-06-24
Anticipated expiration: 2020-01-27
Also published as: JP2001206068A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアに装着する車両用シール部品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、車両ドアのウインドウガラスの周縁部には、そのガラスの昇降移動を案内するとともに、車室外から車室内への水、ほこり、騒音等の侵入を防止するために、車両用シール部品が装着されている。このような車両用シール部品として、図６に示すものが知られている。この車両用シール部品は、ドアのウインドウガラスの周縁部に設けられるとともに、ドアのウインドウフレームに装着されるガラスラン部１０１と、インナウェザストリップ１０２とを備えている。このインナウェザストリップ１０２は、ドアのベルトライン部に沿って配置される。インナウェザストリップ１０２の前後端は、前後にあるガラスラン部１０１に型成形部１０３によりそれぞれ接続されて一体化されている。また、ガラスラン部１０１はウインドウガラス１０４の両側面に摺接する一対のシールリップ１０５，１０６を有している。一方、インナウェザストリップ１０２は、ドアのベルトライン部、つまりウインドウフレームの下縁側の横枠部をなすドアパネルのフランジ部に沿って配設される。このインナウェザストリップ１０２は、前記フランジ部に固定されるトリム部１０７と、該トリム部と一体でウインドウガラス１０４の一側面にそれぞれ摺接するシールリップ１０８，１０８を有している（特開平８−２５９７６号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来技術では、型成形部１０３は、ガラスラン部１０１の縦方向に延びるシールリップ１０５に連続するリップ部１０３ａと、インナウェザストリップ１０２の横方向に延びるシールリップ１０８，１０８に連続するリップ部１０３ｂ，１０３ｂとを有する。すなわち、各リップ部１０３ｂの端部がリップ部１０３ａに突き当たるように、ガラスラン部１０１とインナウェザストリップ１０２とが型成形部１０３により一体化されている。そのため、型成形部１０３において、シールリップ１０５がウインドウガラス１０４の一側面に摺接するシール線１０９と、シールリップ１０８が前記一側面に摺接するシール線１１０とが連続しないシール線の切れた部分、すなわち図７に示す隙間１１１（シール線の切れた部分）ができてしまう。この隙間１１１から、車両走行中に車室外の騒音，例えば風切音やタイヤノイズが車室内に侵入してしまうという問題があった。
【０００４】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ウインドウガラスに対するシール性を高めて走行中における車室内の静粛性を向上させた車両用シール部品を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、ドアのウインドウガラスの周縁部に設けられるとともにドアのウインドウフレームに装着されるガラスラン部と、ベルトライン部に沿って配設されるシール部材の前後端とが型成形部により一体化された車両用シール部品において、前記型成形部に、前記ウインドウガラスの一側面に摺接するとともに、前記ガラスラン部のシールリップと前記シール部材のシールリップとを連続的に接続するシールリップ部が設けられ、前記ガラスラン部のシールリップは、接続される前記型成形部のシールリップ部の下方に空間が残るように切欠き部が形成され、前記シール部材のシールリップは、前記ウインドウガラスの一側面に対して下向きに延びて下端部側で前記一側面と摺接するとともに、前記シール部材のシールリップの下端部は、前記ウインドウガラスの一側面と当接する部位より、前記一側面から離れる方向へさらに延びる延長部を有し、前記型成形部のシールリップ部の一端は前記ガラスラン部のシールリップの切欠き部の上端に、他端は前記シール部材のシールリップの一側端にそれぞれ連続する肉厚で接続されているものである。
【０００６】
この請求項１に記載の発明では、ガラスラン部及びシール部材の両シールリップが、該両シールリップと共に連続的にウインドウガラスの一側面に摺接する型成形部のシールリップ部を介して接続される。このため、前記両シールリップの前記一側面に摺接する各シール線が、型成形部に設けたシールリップ部の前記一側面に摺接するシール線を介して連続する。これによって、前記両シールリップ及びシールリップ部と、ウインドウガラスの一側面との間には、シール線の切れる部分、すなわち隙間ができず、ウインドガラスに対するシール性が向上する。なお、ガラスラン部の切欠き部の空間は、上記のシール線の片側にしか存在せず、シール線が切れることはない。
【０００８】
また、この請求項１に記載の発明では、下向きにしたシール部材のシールリップの変形方向がガラスラン部のシールリップと同方向になり、しかも、それぞれ連続する肉厚で接続されている。このため、型成形部によるガラスラン部及びシール部材の両シールリップの一体化が容易になるとともに、両シールリップが変形した時にでもシワ等が発生しない。
【００１０】
さらに、この請求項１に記載の発明では、ウインドウガラスが下降位置から上昇する際に、ウインドウガラスの上縁が、シール部材のシールリップの下端部より延びた延長部でそのシールリップの内側に入り込むのが阻止される。
【００１３】
また、請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、前記ガラスラン部には、該ガラスラン部のシールリップよりも前記ウインドウガラスの端部側に寄った位置で、前記ガラスラン部のシールリップの長手方向と平行な方向に延びかつ前記ウインドウガラスの一側面に摺接する補助シールリップを備えるものである。
【００１４】
この請求項２に記載の発明では、請求項１に記載の発明の作用に加えて、型成形の容易化のために、ガラスラン部のシールリップに、前記シールリップ部の下方に切欠き部の空間がある場合に、その個所でウインドウガラスに摺接しない部分ができるが、この部分でのシール性の低下はガラスラン部の補助シールリップで補われる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両用シール部品をドアのウインドウガラスの周縁部に設けられるウェザストリップに具体化した一実施形態を図１〜図３に基づいて説明する。
【００１６】
図２に示すように、車両のドア１１には、ウインドウガラス１２の外周形状に対応したドアのウインドウフレーム１３が形成されている。このウインドウフレーム１３の内周側には、車両用シール部品としてのウェザストリップ１４が設けられている。このウェザストリップ１４は、例えばエチレン−プロピレン−ジエン三元重合体（ＥＰＤＭ）等のゴム、オレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）等の熱可塑性エラストマー、軟質ポリ塩化ビニル等の軟質合成樹脂、あるいは、これらのポリマーブレンド物からなっている。また、ウェザストリップ１４は、ガラスラン部１５と、ドアのベルトライン部のシール部材としてのインナウェザストリップ１６とを備えている。
【００１７】
ガラスラン部１５は、ウインドウガラス１２の周縁部に設けられるとともにウインドウフレーム１３に装着される。このガラスラン部１５は、複数のガラスラン１７〜１９と、コーナー成形部２０とからなっている。各ガラスラン１７〜１９は、ウインドウフレーム１３の下縁部を除く各枠部の形状に対応するように、公知の押出成形法により成形され所定の長さに裁断されている。コーナー成形部２０は、ウインドウフレーム１３のコーナー部の形状に対応させて、公知の射出成形法などによって形成されている。コーナー成形部２０により、上縁側のガラスラン１７と後縁側のガラスラン１９とが連結されている。また、ガラスラン１７と前縁側のガラスラン１８とが、前側の型成形部２１により連結されている。
【００１８】
図１に示すように、ガラスラン１９には、中央に断面略コの字状の本体部２２が形成されている。この本体部２２は、底壁部２３と、その両端から縦方向に延びる車内側側壁部２４及び車外側側壁部２５とからなる。車内側側壁部２４の先端からは、車内側シールリップ２６が底壁部２３に向けて突出形成されている。また、車外側側壁部２５の先端からは、車内側シールリップ２６に対応して車外側シールリップ２７が延長形成されている。シールリップ２６，２７は、ウインドウガラス１２の内外両面に弾性的に摺接するようになっている。また、シールリップ２６，２７は、ガラスラン１９内におけるウインドウガラス１２の昇降を案内するとともに、ウインドウガラス１２が閉じた状態で車内外をシールする役割を担っている。そして、ガラスラン１９の本体部２２が、ウインドウフレーム１３の後側の枠部内に保持されるようになっている。なお、ガラスラン１７，１８も、ガラスラン１９と同様の構造を有している。
【００１９】
図１〜図３に示すように、インナウェザストリップ１６は、ドア１１のベルトライン部、つまりウインドウフレーム１３の下縁側の横枠部をなすドアインナパネル２８のフランジ部（図示略）に沿って配設される。このインナウェザストリップ１６は、横方向に延びるトリム部２９と、該トリム部の長手方向に沿って延びる２つのシールリップ３０，３１とからなる。
【００２０】
トリム部２９は、断面略Ｕ字状に形成され、その内側に突設された不図示のフランジ保持リップ等でドアインナパネル２８の前記フランジ部を挟持して、ドア１１のベルトライン部上に保持されるようになっている。また、トリム部２９の内部には、一枚の金属板３２がインサートされている。
【００２１】
シールリップ３０，３１は、トリム部２９の車外側側壁３３からそれぞれ延びているとともに、車外側に向かって突出形成されている。一方のシールリップ３０は、ウインドウガラス１２の内側面（一側面）に対して下向きに延びてその下端部側で前記内側面に弾性的に摺接するようになっている。他方のシールリップ３１は、ウインドウガラス１２の内側面に対して上向きに延びてその上端部側で前記内側面に弾性的に摺接するようになっている。
【００２２】
また、図１及び図２に示すように、前記ガラスラン部１５とインナウェザストリップ１６の前後端とが型成形部２１，３４によりそれぞれ一体化されている。後側の型成形部３４は、ガラスラン１９とインナウェザストリップ１６の後端（一側端）とを肉厚を同じくして一体化して接続している。この型成形部３４には、ウインドウガラス１２の内側面に摺接するとともに、ガラスラン１９の車内側シールリップ２６とシールリップ３０とを連続的に接続するシールリップ部３５が設けられている。このシールリップ部３５は、縦方向に延びる車内側シールリップ２６の切欠き部３９の上端と、横方向に延びるシールリップ３０の後端とを接続するように円弧状に形成されている。
【００２３】
また、シールリップ部３５は、シールリップ２６，３０と共にウインドウガラス１２の内側面に弾性的に摺接するとともに、シールリップ２６，３０と連続する肉厚に形成されている。すなわち、シールリップ部３５は、シールリップ２６，３０と一体になって弾性変形する１つのシールリップを形成している。これによって、シールリップ２６，３０がウインドウガラス１２の内側面に摺接する各シール線２６ａ，３０ａが、型成形部３４に設けたシールリップ部３５が前記一側面に摺接するシール線３５ａを介して連続する。なお、図１において、前記各シール線２６ａ，３０ａ，３５ａは、便宜上不連続な小さな丸で示してあるが、各シール線は連続する１つの線になっている。
【００２４】
また、インナウェザストリップ１６の前端とガラスラン１７，１８とを一体化する前側の型成形部２１にも、後側の型成形部３４と同様のシールリップ部が形成されている。このシールリップ部を介してガラスラン１７のシールリップとインナウェザストリップ１６のシールリップ３０とが接続されている。
【００２５】
また、図１及び図３に示すように、インナウェザストリップ１６のシールリップ３０の下端部は、ウインドウガラス１２の内側面と当接する部位より、その内側面から離れる方向へさらに延びた延長部３６が形成されている。この延長部３６により、ウインドウガラス１２の上縁がシールリップ３０の内側に入り込むのを阻止するようになっている。
【００２６】
そして、インナウェザストリップ１６の前記シールリップ３１の後端は、ガラスラン１９の車内側シールリップ２６の外面に、シールリップ３１の前端は前側のガラスラン１７，１８のシールリップ（図示略）の外面にそれぞれ突き当ててあるだけである。すなわち、シールリップ３１の前後端を、ガラスラン部１５に一体化しない方が好ましい。シールリップ３１に作用する力がガラスラン部１５のシールリップ部３５に作用させないためである。
【００２７】
上記のように構成された本実施形態によれば、以下のような作用及び効果を得ることができる。
（イ）ガラスラン１９及びインナウェザストリップ１６のシールリップ２６，３０が、型成形部３４のシールリップ部３５を介して連続的に接続される。このため、シールリップ２６，３０の各シール線２６ａ，３０ａが、シールリップ部３５のシール線３５ａを介して連続する。これによって、前記両シールリップ２６，３０及びシールリップ部３５と、ウインドウガラス１２の内側面との間には、シール線の切れる部分、すなわち隙間ができず、ウインドガラス１２に対するシール性が向上する。したがって、ウインドウガラス１２に対する良好なシール性が得られ、走行中における車室内の静粛性を向上させることができる。
【００２８】
（ロ）インナウェザストリップ１６のシールリップ３０は、ウインドウガラス１２の内側面に対して下向きに延びてその下端部側でその内側面に弾性的に摺接する。このため、下向きにしたシールリップ３０の変形方向がガラスラン１９のシールリップと同方向になる。これによって、型成形部３４のシールリップ部３５によるシールリップ２６，３０の一体化が容易になる。
【００２９】
（ハ）インナウェザストリップ１６のシールリップ３０の下端部には、ウインドウガラス１２の内側面に当接する部位より、前記内側面から離れる方向へさらに折れ曲がって延びた延長部３６が形成されている。この延長部３６により、ウインドウガラス１２の上縁がシールリップ３０の内側に入り込むのが阻止される。これによって、ウインドウガラス１２を円滑に昇降させることができる。
【００３０】
（ニ）インナウェザストリップ１６には、上向きのシールリップ３１と下向きのシールリップ３０の２つが設けられており、該両シールリップ３０，３１がウインドウガラス１２の内側面に弾性的に摺接している。このため、ウインドウガラス１２に対する良好なシール性が得られる。
【００３１】
なお、本発明の前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、ウインドウガラス１２の上縁がシールリップ３０の内側に入り込むのを阻止するために、該シールリップ３０に延長部３６を形成してある。この延長部３６を設けたまま、型成形部３４，２１に設ける前記シールリップ部３５，３７の、前記シールリップ３０と接続される部位を、図４に示すように、ウインドウガラス１２の内側面と摺接する中空の密閉形状に形成したものでもよい（ただし参考例）。
【００３２】
このようにした場合、ウインドウガラスは、その上縁がシールリップ３０の下端から外れた下降位置から上昇する際に、その上縁の位置が密閉形状のシールリップ部３７の外面で規制される。このため、ウインドウガラス１２の上縁がインナウェザストリップ１６のシールリップ３０の下端からその内部に入り込むのが阻止され、ウインドウガラスを円滑に昇降させることができる。
【００３３】
・前記実施形態において、後側のガラスラン１９には、車内側シールリップ２６よりウインドウガラス１２の端部側に寄った位置で、車内側シールリップ２６の長手方向と平行な方向に延びかつウインドウガラス１２の内側面に摺接する補助シールリップ３８を設けてもよい。
【００３４】
このようにした場合、型成形の容易化のために、ガラスラン１９の車内側シールリップ２６に、シールリップ部３５の下方に切欠き部３９を設けた場合に、切欠き部３９の個所でウインドウガラス１２の内側面に摺接しない部分ができるが、この部分でのシール性の低下を補助シールリップ３８で補うことができる。
【００３５】
・前記実施形態では、インナウェザストリップ１６には、２つのシールリップ３０，３１を設けているが、上側のシールリップ３１を省略してもよい。
・前記実施形態では、トリム部２９の内部に一枚の金属板３２をインサートしてあるが、該金属板３２に代えて、複数の分割片からなる分割インサート部材を用いてもよい。
【００３６】
次に、前記実施形態及びその変更例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
（１）ドアのウインドウガラス（１２）の周縁部に設けられるとともにドアのウインドウフレーム（１３）の上縁，前縁及び後縁にそれぞれに装着されるガラスラン部（１５）と、ドアのベルトライン部に沿って配設されるシール部材（インナウェザストリップ１６）と、該シール部材の前後端と前記ガラスラン部のうちの前後のガラスラン（１８，１９）とをそれぞれ接続一体化する前側及び後側の型成形部（２１，３４）とを備え、前記前後のガラスラン及び前記シール部材は、前記ウインドウガラスの周縁部でその一側面に摺接するシールリップ（２６，３０）をそれぞれ有する車両用シール部品において、前記前後のガラスランの各シールリップ（２６）と前記シール部材のシールリップ（３０）とを、該両シールリップ（２６，３０）の変形方向が一致するように前記前後の型成形部により一体化した車両用シール部品。このような構成にすれば、シールリップ（２６，３０）の各シール線（２６ａ，３０ａ）が型成形部（２１，３４）を介して連続し、型成形部におけるシール線の切れる部分がなくなる。これによって、走行中における車室内の静粛性が向上する。
【００３７】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項１に記載の発明によれば、ウインドウガラスに対する良好なシール性が得られ、走行中における車室内の静粛性を向上することができる。
【００３８】
加えて、型成形部によるガラスラン部及びシール部材の両シールリップを容易に一体化することができる。
【００３９】
また、請求項１に記載の発明によれば、ウインドウガラスを円滑に昇降させることができる。
また、請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明において、型成形の容易化のために、ガラスラン部のシールリップのうち、前記シールリップ部の下方に空間が残るように切欠き部を設けた場合でも、該切欠き部の個所でのシール性の低下をガラスラン部の補助シールリップで補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態に係る車両用シール部品の主要部を示す斜視図。
【図２】車両用シール部品とドアを示す分解斜視図。
【図３】図１に示すインナウェザストリップの縦断面図。
【図４】参考例を示す図で、図２の４−４線断面図。
【図５】実施形態の変更例を示す図１と同様の斜視図。
【図６】従来の車両用シール部品の主要部を示す斜視図。
【図７】図６の７−７線断面図。
【符号の説明】
１１…ドア、１２…ウインドウガラス、１３…ウインドウフレーム、１５…ガラスラン部、２１，３４…型成形部、２６，２７，３０，３１…シールリップ、３５，３７…シールリップ部、３８…補助シールリップ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seal part to be mounted on a vehicle door.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to prevent the intrusion of water, dust, noise, etc. from outside the vehicle compartment to the vehicle interior, the vehicle seal parts have been provided on the periphery of the window glass of the vehicle door in order to guide the movement of the glass. It is installed. As such a vehicle seal part, one shown in FIG. 6 is known. The vehicle seal part includes a glass run part 101 mounted on a door window frame and an inner weather strip 102, and is provided at a peripheral part of the door window glass. The inner weather strip 102 is disposed along the belt line portion of the door. The front and rear ends of the inner weather strip 102 are connected to and integrated with the front and rear glass run portions 101 by a mold forming portion 103, respectively. Further, the glass run portion 101 has a pair of seal lips 105 and 106 that are in sliding contact with both side surfaces of the window glass 104. On the other hand, the inner weather strip 102 is disposed along the belt line portion of the door, that is, the flange portion of the door panel forming the horizontal frame portion on the lower edge side of the window frame. The inner weather strip 102 includes a trim portion 107 fixed to the flange portion, and seal lips 108 and 108 that are integral with the trim portion and slidably contact one side surface of the window glass 104, respectively (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 8-). No. 25976).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described prior art, the mold forming portion 103 is continuous with the lip portion 103 a continuous with the seal lip 105 extending in the longitudinal direction of the glass run portion 101 and the seal lips 108, 108 extending in the lateral direction of the inner weather strip 102. Lip portions 103b and 103b. That is, the glass run part 101 and the inner weather strip 102 are integrated by the mold part 103 so that the end part of each lip part 103b abuts against the lip part 103a. Therefore, in the molded part 103, the seal line 109 in which the seal lip 105 is in sliding contact with one side surface of the window glass 104 and the seal line in which the seal line 110 in which the seal lip 108 is in sliding contact with the one side surface are not continuous, That is, a gap 111 (a portion where the seal line is cut) shown in FIG. 7 is formed. From the gap 111, there is a problem that noise outside the passenger compartment, such as wind noise and tire noise, enters the passenger compartment while the vehicle is running.
[0004]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicular seal part that improves the quietness of the passenger compartment during traveling by improving the sealing performance against the window glass. is there.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is provided along a belt run part and a glass run part provided on a peripheral part of the window glass of the door and attached to the window frame of the door. In the vehicle sealing part in which the front and rear ends of the sealing member are integrated by a molding part, the sealing part of the glass run part and the sealing member are slidably contacted with one side of the window glass. A seal lip portion is provided for continuous connection with the seal lip of the glass run portion, and a notch portion is formed in the seal lip of the glass run portion so that a space remains below the seal lip portion of the mold forming portion to be connected. The seal lip of the seal member extends downward with respect to one side surface of the window glass and is in sliding contact with the one side surface at the lower end portion side, The lower end portion of the seal lip of the seal member has an extending portion that further extends in a direction away from the one side surface from a portion in contact with one side surface of the window glass, and one end of the seal lip portion of the mold forming portion is The glass run part is connected to the upper end of the notch part of the seal lip of the glass run part, and the other end is connected to one end of the seal lip of the seal member with a continuous thickness .
[0006]
In the first aspect of the present invention, both the glass run part and the seal lips of the seal member are connected together via the seal lip part of the molding part that is slidably contacted with one side surface of the window glass together with the seal lips. The For this reason, the seal lines that are in sliding contact with the one side surface of both the seal lips are continuous via the seal lines that are in sliding contact with the one side surface of the seal lip portion provided in the mold forming portion. As a result, there is no gap between the seal lip and the seal lip and one side surface of the window glass, that is, no gap is formed, that is, the sealing performance against the window glass is improved. In addition, the space of the notch part of a glass run part exists only on one side of said seal line, and a seal line does not break.
[0008]
Further, in the invention described in claim 1, the deformation direction of the seal lip of the seal member in the lower direction is Ri Do the sealing lip in the same direction of the glass run portion, moreover, they are connected by a thick of each successive . For this reason, it is easy to integrate the glass run part and the seal lips of the seal member by the mold forming part, and no wrinkles or the like occur even when both the seal lips are deformed.
[0010]
Furthermore, in the invention described in claim 1, c in India c glass is raised from the lowered position, the upper edge of the window glass, inside of the seal lip in an extended portion extending from the lower end of the sealing lip of the sealing member It is blocked from entering.
[0013]
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1 , wherein the glass run portion is closer to the end portion side of the window glass than the seal lip of the glass run portion. An auxiliary seal lip that extends in a direction parallel to the longitudinal direction of the seal lip of the glass run portion and that slides on one side surface of the window glass is provided.
[0014]
In the second aspect of the invention, in addition to the action of the first aspect of the invention, in order to facilitate mold forming, a notch portion is formed below the seal lip portion on the seal lip of the glass run portion. If there is space, although it is part not in sliding contact with the window glass at the point of its reduction in sealing properties at this portion is supplemented by the auxiliary sealing lip of the glass run portion.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment in which a vehicle seal component according to the present invention is embodied in a weather strip provided on a peripheral edge of a door window glass will be described with reference to FIGS.
[0016]
As shown in FIG. 2, a door window frame 13 corresponding to the outer peripheral shape of the window glass 12 is formed on the door 11 of the vehicle. A weather strip 14 is provided on the inner peripheral side of the window frame 13 as a vehicle seal part. The weather strip 14 is made of, for example, rubber such as ethylene-propylene-diene terpolymer (EPDM), thermoplastic elastomer such as olefin-based thermoplastic elastomer (TPO), soft synthetic resin such as soft polyvinyl chloride, or the like. It consists of a polymer blend. The weather strip 14 includes a glass run portion 15 and an inner weather strip 16 as a seal member for a belt line portion of the door.
[0017]
The glass run portion 15 is provided on the peripheral edge of the window glass 12 and is attached to the window frame 13. The glass run portion 15 includes a plurality of glass runs 17 to 19 and a corner molding portion 20. Each glass run 17-19 is shape | molded by the well-known extrusion-molding method so that it may respond | correspond to the shape of each frame part except the lower edge part of the window frame 13, and is cut | judged to predetermined length. The corner molding part 20 is formed by a known injection molding method or the like corresponding to the shape of the corner part of the window frame 13. The corner forming part 20 connects the glass run 17 on the upper edge side and the glass run 19 on the rear edge side. Further, the glass run 17 and the glass run 18 on the front edge side are connected by a front mold part 21.
[0018]
As shown in FIG. 1, the glass run 19 is formed with a main body portion 22 having a substantially U-shaped cross section at the center. The main body portion 22 includes a bottom wall portion 23, a vehicle inner side wall portion 24 and a vehicle outer side wall portion 25 extending in the vertical direction from both ends thereof. From the front end of the vehicle interior side wall portion 24, a vehicle interior seal lip 26 is formed to project toward the bottom wall portion 23. A vehicle outer side seal lip 27 is extended from the front end of the vehicle outer side wall portion 25 corresponding to the vehicle inner side seal lip 26. The seal lips 26 and 27 are configured to elastically slidably contact the inner and outer surfaces of the window glass 12. Further, the seal lips 26 and 27 guide the raising and lowering of the window glass 12 in the glass run 19 and have a role of sealing the inside and outside of the vehicle with the window glass 12 closed. And the main-body part 22 of the glass run 19 is hold | maintained in the frame part of the rear side of the window frame 13. As shown in FIG. The glass runs 17 and 18 also have the same structure as the glass run 19.
[0019]
As shown in FIGS. 1 to 3, the inner weather strip 16 extends along the belt line portion of the door 11, that is, along the flange portion (not shown) of the door inner panel 28 that forms the horizontal frame portion on the lower edge side of the window frame 13. Arranged. The inner weather strip 16 includes a trim portion 29 extending in the lateral direction and two seal lips 30 and 31 extending along the longitudinal direction of the trim portion.
[0020]
The trim part 29 is formed in a substantially U-shaped cross section, and sandwiches the flange part of the door inner panel 28 with a flange holding lip or the like (not shown) projecting from the inside of the trim part 29 so as to be on the belt line part of the door 11. It is supposed to be retained. In addition, a single metal plate 32 is inserted into the trim portion 29.
[0021]
The seal lips 30, 31 extend from the vehicle outer side wall 33 of the trim portion 29 and are formed to protrude toward the vehicle outer side. One seal lip 30 extends downward with respect to the inner surface (one side surface) of the window glass 12 and elastically slidably contacts the inner surface on the lower end side. The other seal lip 31 extends upward with respect to the inner surface of the window glass 12 and elastically slidably contacts the inner surface on the upper end side.
[0022]
As shown in FIGS. 1 and 2, the glass run portion 15 and the front and rear ends of the inner weather strip 16 are integrated by mold forming portions 21 and 34, respectively. The rear mold part 34 integrally connects the glass run 19 and the rear end (one side end) of the inner weather strip 16 with the same thickness . The mold forming portion 34 is provided with a seal lip portion 35 that is in sliding contact with the inner side surface of the window glass 12 and that continuously connects the vehicle interior seal lip 26 and the seal lip 30 of the glass run 19. The seal lip portion 35, the upper end of the notch 39 of the interior seal lip 26 extending in the longitudinal direction, are formed in an arc shape so as to connect the rear end of the seal lip 30 extending laterally.
[0023]
Further, the seal lip portion 35 is elastically slidably contacted with the inner surface of the window glass 12 together with the seal lips 26 and 30 and is formed to have a thickness continuous with the seal lips 26 and 30. That is, the seal lip portion 35 forms one seal lip that is elastically deformed integrally with the seal lips 26 and 30. As a result, the seal lines 26a and 30a in which the seal lips 26 and 30 are in sliding contact with the inner side surface of the window glass 12 are connected to the seal lips 26a and 30a through the seal line 35a in which the seal lip portion 35 provided in the mold forming portion 34 is in sliding contact with the one side surface. It is continuous. In FIG. 1, the seal lines 26a, 30a, and 35a are shown as discontinuous small circles for convenience, but each seal line is a continuous line.
[0024]
Further, a seal lip portion similar to the rear mold portion 34 is also formed in the front mold portion 21 that integrates the front end of the inner weather strip 16 and the glass runs 17 and 18. The seal lip of the glass run 17 and the seal lip 30 of the inner weather strip 16 are connected via this seal lip portion.
[0025]
As shown in FIGS. 1 and 3, the lower end portion of the seal lip 30 of the inner weather strip 16 is an extended portion 36 that further extends in a direction away from the inner surface of the window glass 12. Is formed. The extension 36 prevents the upper edge of the window glass 12 from entering the inside of the seal lip 30.
[0026]
The rear end of the seal lip 31 of the inner weather strip 16 is on the outer surface of the vehicle interior seal lip 26 of the glass run 19, and the front end of the seal lip 31 is the seal lip (not shown) of the front glass runs 17 and 18. They just face each other. That is, it is preferable that the front and rear ends of the seal lip 31 are not integrated with the glass run portion 15. This is because the force acting on the seal lip 31 does not act on the seal lip portion 35 of the glass run portion 15.
[0027]
According to the present embodiment configured as described above, the following operations and effects can be obtained.
(A) The glass run 19 and the seal lips 26 and 30 of the inner weather strip 16 are continuously connected via the seal lip portion 35 of the mold forming portion 34. For this reason, the seal lines 26 a and 30 a of the seal lips 26 and 30 are continuous via the seal line 35 a of the seal lip portion 35. As a result, there is no gap between the seal lips 26, 30 and the seal lip 35 and the inner side surface of the window glass 12, that is, no gap is formed, that is, the sealing performance against the wind glass 12 is improved. . Therefore, a good sealing property with respect to the window glass 12 can be obtained, and the quietness in the passenger compartment during traveling can be improved.
[0028]
(B) The seal lip 30 of the inner weather strip 16 extends downward with respect to the inner surface of the window glass 12 and elastically slidably contacts the inner surface on the lower end side. For this reason, the deformation direction of the seal lip 30 facing downward is the same as the seal lip of the glass run 19. This facilitates integration of the seal lips 26 and 30 by the seal lip portion 35 of the mold forming portion 34.
[0029]
(C) At the lower end of the seal lip 30 of the inner weather strip 16, an extension 36 is formed that is further bent and extended in a direction away from the inner surface from a portion that contacts the inner surface of the window glass 12. The extension 36 prevents the upper edge of the window glass 12 from entering the inside of the seal lip 30. Thereby, the window glass 12 can be raised / lowered smoothly.
[0030]
(D) The inner weather strip 16 is provided with an upward seal lip 31 and a downward seal lip 30, and both the seal lips 30, 31 are elastically slidably contacted with the inner surface of the window glass 12. Yes. For this reason, the favorable sealing performance with respect to the window glass 12 is obtained.
[0031]
In addition, you may change the said embodiment of this invention as follows.
In the embodiment described above, the extension 36 is formed on the seal lip 30 in order to prevent the upper edge of the window glass 12 from entering the inside of the seal lip 30. The extension 36 remain only setting, of the sealing lip 35, 37 provided on the molded part 34, 21, a portion to be connected to the seal lip 30, as shown in FIG. 4, the inner surface of the window glass 12 It may be formed in a hollow hermetic shape that is in sliding contact with (but a reference example) .
[0032]
In this case, when the upper edge of the window glass rises from the lowered position where the upper edge is removed from the lower end of the seal lip 30, the position of the upper edge is regulated by the outer surface of the sealed seal lip portion 37. For this reason, the upper edge of the window glass 12 is prevented from entering the inside from the lower end of the seal lip 30 of the inner weather strip 16, and the window glass can be raised and lowered smoothly.
[0033]
In the above embodiment, the rear glass run 19 extends in a direction parallel to the longitudinal direction of the vehicle interior seal lip 26 at a position closer to the end of the window glass 12 than the vehicle interior seal lip 26 and the window An auxiliary seal lip 38 that slides on the inner surface of the glass 12 may be provided.
[0034]
In this case, when the notch 39 is provided below the seal lip 35 on the inside seal lip 26 of the glass run 19 for facilitating mold forming, at the notch 39. Although a portion that does not slide on the inner surface of the window glass 12 is formed, the auxiliary seal lip 38 can compensate for a decrease in sealing performance at this portion.
[0035]
In the above embodiment, the inner weather strip 16 is provided with the two seal lips 30 and 31, but the upper seal lip 31 may be omitted.
In the embodiment, the single metal plate 32 is inserted into the trim portion 29. However, instead of the metal plate 32, a split insert member including a plurality of split pieces may be used.
[0036]
Next, technical ideas other than the invention described in the claims that can be grasped from the embodiment and the modified examples will be described below together with the effects thereof.
(1) A glass run portion (15) provided on the peripheral edge of the door window glass (12) and attached to the upper edge, front edge and rear edge of the door window frame (13), and a door belt A front side for connecting and integrating the sealing member (inner weather strip 16) disposed along the line part, and the front and rear ends of the sealing member and the front and rear glass runs (18, 19) of the glass run part. And the rear glass molding portions (21, 34), and the front and rear glass runs and the seal member have seal lips (26, 30) which are in sliding contact with one side surface of the peripheral portion of the window glass, respectively. In the vehicle seal part, the seal lips (26) of the front and rear glass runs and the seal lips (30) of the seal member are connected to the seal lips (26, 3). The vehicle seal components integrated by the molded part before and after such deformation direction matching). With such a configuration, the seal lines (26a, 30a) of the seal lip (26, 30) are continuous through the molding part (21, 34), and there is no portion where the sealing line is cut off in the molding part. . This improves the quietness of the passenger compartment during traveling.
[0037]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first aspect of the present invention, a good sealing property for the window glass can be obtained, and the quietness in the vehicle compartment during traveling can be improved.
[0038]
Pressurizing forte, both sealing lips of the glass run portion and the seal member by the molded part can be easily integrated.
[0039]
Further, according to the invention described in claim 1, it is possible to smoothly lower the window India window glass.
According to the invention described in claim 2 , in the invention described in claim 1 , a space remains below the seal lip portion of the seal lip of the glass run portion in order to facilitate molding. Even when the notch portion is provided as described above, it is possible to compensate for the deterioration of the sealing performance at the notch portion by the auxiliary seal lip of the glass run portion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a main part of a vehicle seal part according to an embodiment.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a vehicle seal part and a door.
3 is a longitudinal sectional view of the inner weather strip shown in FIG. 1. FIG.
4 is a diagram showing a reference example, and a sectional view taken along line 4-4 of FIG.
[5] perspective view similar to FIG 1 showing a modification Sararei embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing a main part of a conventional vehicle seal part.
7 is a cross-sectional view taken along line 7-7 in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Door, 12 ... Window glass, 13 ... Window frame, 15 ... Glass run part, 21, 34 ... Molding part, 26, 27, 30, 31 ... Seal lip, 35, 37 ... Seal lip part, 38 ... Auxiliary Seal lip.

Claims

A vehicle in which a glass run portion mounted on a door window frame and mounted on a door window frame and front and rear ends of a seal member disposed along a belt line portion are integrated by a molding portion. Sealing parts for
The mold forming portion is provided with a seal lip portion that slidably contacts one side surface of the window glass and continuously connects the seal lip of the glass run portion and the seal lip of the seal member ,
The glass run part seal lip is formed with a notch so that a space remains below the seal lip part of the molded part to be connected.
The seal lip of the seal member extends downward with respect to one side surface of the window glass and is in sliding contact with the one side surface at the lower end side, and the lower end portion of the seal lip of the seal member is one side surface of the window glass An extension portion further extending in a direction away from the one side surface than a portion that abuts with
One end of the seal lip portion of the mold forming portion is connected to the upper end of the notch portion of the seal lip of the glass run portion, and the other end is connected to the one end of the seal lip of the seal member with a continuous thickness. Seal parts for vehicles.

The glass run portion extends in a direction parallel to the longitudinal direction of the seal lip of the glass run portion at a position closer to the end portion of the window glass than the seal lip of the glass run portion and The vehicular seal part according to claim 1, further comprising an auxiliary seal lip that is in sliding contact with one side surface.