JP4283595B2 - 情報処理装置、オブジェクト管理方法、オブジェクト管理プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、オブジェクト管理方法、オブジェクト管理プログラム及び記録媒体に関し、特にオブジェクトを利用したアプリケーションにおいてオブジェクトの管理を容易に行うことができる情報処理装置、オブジェクト管理方法、オブジェクト管理プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、オブジェクト指向プログラミングが普及している。オブジェクト指向プログラミングにおいては、所定の機能を提供する実体がオブジェクトとしてモデル化され、かかるオブジェクトに所定のメッセージを送信することによりアプリケーションの機能を実現させる。
【0003】
例えば、文書管理サーバを一つのオブジェクトとして定義してもよい。かかる場合に当該オブジェクトは、文書データの検索メソッド、削除メソッド、登録メソッド等を有していることが考えられる。
【0004】
従って、アプリケーションは、当該オブジェクトを生成し、そのメソッドを呼び出すことにより、文書管理サーバの諸機能を利用することになる。
【特許文献1】
特開2000−99319号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、GUIと密接に結びついたイベントドリブン型のプログラムにおいて、オブジェクトを生成するタイミングを明確に特定するのが困難な場合がある。
【0008】
本発明は、オブジェクトを利用するアプリケーションにおいてオブジェクトの管理を容易に行うことができる情報処理装置、オブジェクト管理方法、オブジェクト管理プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで上記課題を解決するため、本発明は、ネットワークを介して接続しているクライアントから所定のサービスの提供の要求をうけて前記所定のサービスを提供する機能提供手段と、前記所定のサービスの提供の要求に応じて前記機能提供手段が利用するオブジェクトの取得要求を前記機能提供手段より受け付けるオブジェクト取得要求受け付け手段と、既に生成されたオブジェクトを一意に識別するオブジェクト識別情報と前記取得要求に含まれる取得要求識別情報とを対応させて管理するオブジェクト管理テーブルと、前記オブジェクト取得要求受け付け手段からの要求に応じ、前記オブジェクト管理テーブルを参照し、前記取得要求識別情報に基づいて、前記オブジェクト取得要求受け付け手段が受け付けた前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されているかを判断し、該判断の結果に基づいて前記取得要求に係るオブジェクトをメモリ装置に生成し、該オブジェクトを前記オブジェクト取得要求受け付け手段に提供するオブジェクト管理手段とを有し、前記オブジェクト管理手段は、前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されていると判断した場合は、新たなオブジェクトは生成せずに既に生成されているオブジェクトを前記オブジェクト取得要求受け付け手段に提供し、前記オブジェクト取得要求受け付け手段は、前記オブジェクト管理手段より提供されたオブジェクトを前記機能手段に提供することを特徴とする。
【0010】
このような情報処理装置では、アプリケーション等の機能提供手段は、オブジェクト取得要求受け付け手段に対してオブジェクトの取得要求を行うことで、前記取得要求に係るオブジェクトが生成されている場合は、既に生成されているオブジェクトを取得することができるため、オブジェクトの管理を容易に行うことができる。
【0011】
また上記課題を解決するため、本発明は、上記情報処理装置におけるオブジェクト管理方法、前記オブジェクト管理方法をコンピュータに行なわせるためのプログラム、及び前記プログラムを記録した記録媒体としてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における文書配信システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、本発明の実施の形態における文書配信システム1は、LAN、インターネット等のネットワーク50により相互に接続されたWebサーバ10と、端末21、22、及び23等(以下、総称する場合「端末20」という。)と、文書管理サーバ31、32、及び33等(以下、総称する場合「文書管理サーバ30」という。)と、文書配信サーバ41、42、及び43等(以下、総称する場合「文書配信サーバ40」という。)とにより構成されている。
【0013】
Webサーバ10は、HTTPによる通信によって端末20に対し様々な機能を提供するWebページを送信するコンピュータである。従って、Webサーバ10には、Webページを生成するための様々なWebアプリケーションが実装されている。
【0014】
端末20は、ユーザが文書配信システム1を利用するためのインタフェースを提供するPC、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)、又は携帯電話等のWebブラウザ機能を有する端末である。
【0015】
文書管理サーバ30は、文書データを管理する文書管理DB(Data Base)を有するコンピュータであり、文書管理DBにおける文書情報の検索、更新等の機能をいわゆるWebサービスとしてネットワーク50上に提供している。すなわち、文書管理サーバ31の文書管理機能は、SOAPのRPCによって呼び出すことが可能である。
【0016】
文書配信サーバ40は、文書データの配信機能(以下、「文書配信機能」という。)が実施されているコンピュータである。文書配信機能とは、端末20において選択された文書データを、端末20において選択された宛先に送信する機能をいう。文書配信サーバ40は、文書配信機能をWebサービスとしてネットワーク50上に提供している。すなわち、文書配信サーバ40の文書配信機能は、SOAPのRPCによって呼び出すことが可能である。
【0017】
なお、図1の文書配信システム1において、端末20、文書管理サーバ30及び文書配信サーバ40は、それぞれ三台ずつ表示されている。これは、単に、それぞれが複数存在しうることの例示であり、三台であることに特に意味はない。
【0018】
本実施の形態においては、上述した文書配信システム1における文書データの配信処理の際の、Webサーバ10におけるオブジェクトの管理処理について説明する。
【0019】
次に、Webサーバ10の詳細について説明する。図2は、本発明の実施の形態におけるWebサーバのハードウェア構成例を示す図である。図2のWebサーバ10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、メモリ装置103と、演算処理装置104と、インタフェース装置105とを有するように構成される。
【0020】
Webサーバ10での処理を実現するプログラムは、CD―ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。
【0021】
補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。例えば補助記憶装置102は、プログラムの処理に必要な、後述する各種テーブルを格納している。
【0022】
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。演算処理装置104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従ってWebサーバ10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は例えばモデム、ルータ等で構成され、図1のネットワーク50に接続するために用いられる。
【0023】
更に、図3は、本発明の実施の形態におけるWebサーバの機能構成例を示す図である。図3に示されるように、Webサーバ10は、Webアプリケーション(サーブレット等)としての文書一覧ページモジュール11a、配信先一覧ページモジュール11b、及び配信実行モジュール11c等(以下、総称する場合、「Webアプリ11」という。)と、オブジェクトコントローラ12と、文書管理オブジェクトマネージャ13と、文書配信オブジェクトマネージャ14と、オブジェクト管理テーブル15及び16とから構成されている。
【0024】
文書一覧ページモジュール11aは、文書管理サーバ30において管理されている文書データの一覧を表示するWebページ(以下、「文書一覧ページ」という。)を生成するWebアプリケーションである。
【0025】
配信先一覧ページモジュール11bは、端末20のユーザに文書データの配信先を指定させるために、配信先の一覧を表示するWebページ(以下、「配信先一覧ページ」という。)を生成するWebアプリケーションである。
【0026】
配信実行モジュール11cは、端末20に表示された配信先一覧ページにおいて配信の実行の指示がされた際に、配信の実行指示を配信サーバ40に対して行うWebアプリケーションである。
【0027】
オブジェクトコントローラ12は、Webアプリ11からのオブジェクトの取得要求に応じて、文書管理サーバ30の機能を透過的に提供するオブジェクト(文書管理オブジェクト131)や、文書配信サーバ40の機能を透過的に提供するオブジェクト(文書配信オブジェクト141)等を提供するオブジェクトである。
【0028】
オブジェクトコントローラ12は、オブジェクトの種別(型)にかかわらず共通のインタフェース(メソッド)によってオブジェクトの取得要求を受け付ける。例えば、本実施の形態におけるオブジェクトコントローラ12は、「getObject()」というメソッド(オブジェクト取得メソッド)によって、オブジェクトの取得要求を受け付ける。また、各Webアプリ11もその種別を問わず共通のオブジェクト取得メソッドを呼び出すことによりオブジェクトを取得する。
【0029】
getObjectメソッドの引数としては、端末30等(厳密には、端末30等におけるWebブラウザ)に対して一意に割り当てられたセッションID、文書管理機能や文書配信機能等を一意に識別するサービス名、及び文書管理サーバ30や文書配信サーバ40等のURI(Uniform Resource Identifiers)等がある。また、戻り値は、生成したオブジェクトである。
【0030】
文書管理オブジェクトマネージャ13と文書配信オブジェクトマネージャ14と(以下、総称する場合「オブジェクトマネージャ」という。)は、オブジェクトの種別に応じてそれぞれの種別のオブジェクトのライフサイクル(存在)を管理するオブジェクトである。
【0031】
すなわち、文書管理オブジェクトマネージャ13には、文書管理オブジェクト131の生成機能や破棄機能等がメソッドとして実装されている。同様に、文書配信オブジェクトマネージャ14には、文書配信オブジェクトの生成機能や破棄機能等がメソッドとして実装されている。
【0032】
オブジェクト管理テーブル15及び16は、オブジェクトマネージャがオブジェクトの管理に利用するテーブルであるが、詳細については後述する。
【0033】
ここで、文書管理オブジェクト131及び文書配信オブジェクト141(以下、総称する場合「サービスオブジェクト」という。)について更に詳しく説明する。サービスオブジェクトは、上述したように、文書管理サーバ30や文書配信サーバ40等のWebサービスによる機能を透過的に提供するオブジェクトである。本実施の形態においては、サービスオブジェクトは、セッションIDとWebサービスとしてのサーバとによって一意になるものとする。
【0034】
以下、図1の文書配信システム1の処理手順について説明する。例えば、端末21において文書データの配信を指示する場合、配信対象とする文書データを選択するため、文書一覧ページをWebブラウザに表示させる必要がある。従って、まず、端末21から文書一覧ページが要求された際の処理から説明する。図4は、文書一覧ページが要求された際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【0035】
端末21のユーザがWebブラウザに文書一覧ページのURLを入力すると、端末21は、Webサーバ10に対して文書一覧ページの送信を要求するHTTPリクエストを送信する(S11)。
【0036】
ステップS11に続いてステップS12に進み、Webサーバ10が端末21からのHTTPリクエストを受信すると文書一覧ページモジュール11aが呼び出される。文書一覧ページモジュール11aは、オブジェクトコントローラ12のオブジェクト取得メソッド(getObject())を呼び出すことにより、文書管理オブジェクト131を要求する。ここで、オブジェクト取得メソッドの各引数には、以下のような値が指定される。
【0037】
セッションID:端末21とのセッションに対するセッションID(「セッションA」とする)
サービス名:文書管理サービス
URI:文書管理サーバ31のURI
ステップS12に続いてステップS13に進み、オブジェクトコントローラ12は、オブジェク取得メソッドに指定されたサービス名より、取得すべきオブジェクトの種別(型)を判断する。ここでは、サービス名に「文書管理サービス」が指定されているため、オブジェクトコントローラ12は、文書管理オブジェクト131を取得する必要がある旨を判断する。
【0038】
ステップS13に続いてステップS14に進み、オブジェクトコントローラ12は、文書管理オブジェクト131に対応するオブジェクトマネージャである文書管理オブジェクトマネージャ13のオブジェクト取得メソッドを呼び出すことにより、文書管理オブジェクト131を要求する。なお、文書管理オブジェクトマネージャ13のオブジェクト取得メソッドの各引数には、以下の値が指定される。
【0039】
セッションID:端末21とのセッションに対するセッションID(セッションA)
URI:文書管理サーバ31のURI
ステップS14に続いてステップS15に進み、文書管理オブジェクトマネージャ13は、オブジェクト管理テーブル15を参照して、要求されたオブジェクトは既に生成済みか否かを判断する。
【0040】
図5は、文書管理オブジェクトマネージャが利用するオブジェクト管理テーブルの構成例を示す図である。図5に示されるようにオブジェクト管理テーブル15は、行方向にセッションごと、列方向にサーバごととなっており、その組み合わせごとに、既に生成されたオブジェクトを一意に識別する情報(ポインタ、やオブジェクトID等)を管理している。図5においては、セッションBにおける文書管理サーバ32に対する文書管理オブジェクト131(オブジェクトA)と、セッションCにおける文書管理サーバ33に対する文書管理オブジェクト132に対する文書管理オブジェクト131(オブジェクトB)は、既に生成されていることを示す。
【0041】
すなわち、文書管理オブジェクトマネージャ131は、ステップS15において、オブジェクト取得メソッドの引数に指定されたセッションIDと文書管理サーバ31のURIとの組み合わせ(取得要求識別情報)に対応するオブジェクト管理テーブル15内のセル(以下、「カレントセル」という。)を参照することにより、要求されたオブジェクトは既に生成されたか否かを判断する。
【0042】
ここで、セッションAにおける文書管理サーバ31に対する文書管理オブジェクトは、まだ生成されていないため、文書管理オブジェクトマネージャ131は、新たに、セッションAにおける文書管理サーバ31に対する文書管理オブジェクトを生成し(S16)、生成したオブジェクトの識別情報を、セッションAの行であって文書管理サーバ31の列に該当するセルに登録する(S17)。
【0043】
なお、要求されたオブジェクトの識別情報が既にカレントセルに登録されている場合、即ち、要求されたオブジェクトが既に生成されている場合は、文書管理オブジェクトマネージャ131は、新たにオブジェクトを生成せずに、既に生成されているオブジェクトを処理対象とする。
【0044】
ステップS17に続いてステップS18からS19にかけて、新たに生成された文書管理オブジェクト131がオブジェクトコントローラ12を経て文書一覧ページモジュール11aに出力される。
【0045】
ステップS19に続いてステップS20に進み、文書一覧ページモジュール11aが、ステップS16において新たに生成された文書管理オブジェクト131(又は、既に生成されていたオブジェクトの場合は、オブジェクト管理テーブル15に基づいて取得された文書管理オブジェクト131)に対して文書データの一覧情報を要求すると、文書管理オブジェクト131は、文書管理サーバ30における文書一覧取得メソッドをSOAPのRPCによって呼び出すことにより、文書データの一覧情報を取得する(S21)。文書管理オブジェクト131は、取得した文書データの一覧情報をXML形式のデータ(以下、「文書一覧XMLデータ」という。)にして文書一覧ページモジュール11aに対して出力する(S22)。
【0046】
ステップS22に続いてステップS23に進み、文書一覧ページモジュール11aが、文書一覧XMLデータに基づいて文書一覧ページを生成し、生成した文書一覧ページを端末21に送信すると、端末21のWebブラウザに文書一覧ページが表示される。
【0047】
図6は、文書一覧ページの表示例を示す図である。図6の文書一覧ページ201には、文書一覧領域2011に文書データの一覧が表示されている。ユーザが文書一覧領域2011上で配信対象とする文書データを選択(チェックボタンをチェック)し、配信ボタン2012をクリックすると、端末21に配信先一覧ページを表示させるべく図7の処理が開始される。
【0048】
図7は、配信先一覧ページが要求された際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【0049】
配信ボタン2012のクリックに基づいて、端末21は、配信先一覧ページの送信を要求するHTTPリクエストをWebサーバ10に送信する(S31)。
【0050】
ステップS31に続いてステップS32に進み、Webサーバ10が端末21からのHTTPリクエストを受信すると配信先一覧ページモジュール11bが呼び出される。配信先一覧ページモジュール11bは、オブジェクトコントローラ12のオブジェクト取得メソッド(getObject())を呼び出すことにより、文書配信オブジェクト141を要求する。ここで、オブジェクト取得メソッドの各引数には、以下のような値が指定される。
【0051】
セッションID:端末21とのセッションに対するセッションID(セッションA)
サービス名:文書配信サービス
URI:文書配信サーバ41のURI
ステップS32に続いてステップS33に進み、以降、ステップS39までの処理は、図4のステップS13からステップS19までの手順と同様である。
【0052】
すなわち、オブジェクトコントローラ12が、文書配信サービスに対応した文書配信オブジェクトマネージャ14に対して文書配信オブジェクト141を要求すると(S33、S34)、文書配信オブジェクトマネージャ14は、オブジェクト管理テーブル16を参照して要求されたオブジェクトの存在を確認し(S35)、要求されたオブジェクトがまだ生成されていない場合には、新たに文書配信オブジェクト14を生成する(S36)。ここでは、セッションAにおける文書配信サーバ41に対応した文書配信オブジェクト141が生成され、その識別情報がオブジェクト管理テーブル16に登録される(S37)。なお、オブジェクト管理テーブル16の構成は、文書配信サーバ40を対象としている点を除き、オブジェクト管理テーブル15と同様である。
【0053】
生成された文書配信オブジェクト141は、オブジェクトコントローラ12を介して配信先一覧ページモジュール11bに出力される(S38、S39)。
【0054】
ステップS39に続いてステップS40に進み、配信先一覧ページモジュール11bが、文書配信オブジェクト141に対して配信先の一覧情報を要求すると、文書配信オブジェクト141は、文書配信サーバ41における配信先一覧取得メソッドをSOAPのRPCによって呼び出すことにより、文書配信サーバ40において管理されている配信先の一覧情報を取得する。文書配信オブジェクト141は、取得した一覧情報をXML形式のデータ(以下、「配信先一覧XMLデータ」という。)にして配信先一覧ページモジュール11bに対して出力する(S41、S42)。
【0055】
なお、ステップS41において、文書配信サーバ41における配信先一覧取得メソッドが呼び出されることにより、Webサーバ10から文書配信サーバ41に送信されるSOAPリクエストの内容は、図8に示される。図8は、配信先一覧メソッドが呼び出された際のSOAPリクエストの例を示す図である。
【0056】
図8のSOAPリクエスト142において、記述1421は、配信先一覧メソッドの呼びだし情報に該当する。すなわち、記述1421aがメソッド名(getEntryList)であり、記述1421b及び記述1421cが引数情報である。
【0057】
記述1421bと記述1421cにおいてタグ名が引数名に該当し、タグにはさまれた値が引数の値に該当する。従って、第一引数の引数名は「offset」であり、その値は「0」、第二引数の引数名は、「count」であり、その値は「20」である。これは、配信先の一覧情報において先頭(0番目)から20番目までの情報を要求した例を示している。
【0058】
また、Webサーバ10からのSOAPリクエストに対する応答として、文書配信サーバ41からWebサーバ10に対して送信されるSOAPレスポンスの内容は、図9に示される。図9は、配信先一覧メソッドの戻り値としてのSOAPレスポンスの例を示す図である。
【0059】
図9のSOAPレスポンス143において、記述1431は、配信先一覧メソッドの戻り値に該当する。また、詳細については省略しているが、<entries>タグで囲まれた記述1432には、配信先の一覧情報が格納されている。
【0060】
更に、文書配信オブジェクト141が、配信先一覧メソッドの戻り値に基づいて生成した配信先一覧XMLデータは、図10に示される。
【0061】
図10は、配信先一覧XMLデータの定義例を示す図である。図10の配信先一覧XMLデータ144において、<address>タグで囲まれた記述1441は、一つの配信先に対応する情報である。すなわち、記述1441aには、配信先を一意に識別するID情報が定義され、記述1442bには配信先に付けられた名前が定義されている。配信先一覧XMLデータ144には、記述1441aと同様の定義が配信先ごとに格納されている。
【0062】
ステップS42に続いてステップS43に進み、配信先一覧ページモジュール11bが、配信先一覧XMLデータ144に基づいて配信先一覧ページを生成し、端末21に送信すると、端末21のWebブラウザに配信先一覧ページが表示される。
【0063】
図11は、配信先一覧ページの表示例を示す図である。図11の配信先一覧ページ202は、配信先一覧領域2021に、配信先の一覧が表示されている。ユーザが配信先一覧領域2021において配信先を選択(チェックボタンをチェック)し、OKボタン2022をクリックすると、図12〜図14にかかる処理が実行される。
【0064】
図12、図13、及び図14は、文書データの配信を実行する際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【0065】
OKボタン2022のクリックに基づいて、端末21は、文書データの配信の実行を要求するHTTPリクエストをWebサーバ10に送信する(S51)。
【0066】
ステップS51に続いてステップS52に進み、配信実行モジュール11cが呼び出され、配信実行モジュール11cは、オブジェクトコントローラ12のオブジェクト取得メソッド(getObject())を呼び出すことにより、セッションAにおける文書管理サーバ31に対する文書管理オブジェクト131を要求する。従って、オブジェクト取得メソッドの各引数には、ステップS12(図4)と同じ値が指定される。
【0067】
ステップS52に続いてステップS53に進み、オブジェクトコントローラ12は、要求されたオブジェクトの種別を判断し(S53)、文書管理オブジェクトマネージャ13に対して文書管理オブジェクト131を要求する(S54)。
【0068】
文書管理オブジェクトマネージャ13は、オブジェクト管理テーブル15を参照して、要求されたオブジェクトの存在を確認する(S55)。ここでは、既にステップS16(図4)において、セッションAにおける文書管理サーバ31に対するオブジェクトが生成され、オブジェクト管理テーブル15に登録されている。従って、文書管理オブジェクトマネージャ13は、新たな文書管理オブジェクト131を生成せずに、既存の文書管理オブジェクト131を返却する(S56)。
【0069】
オブジェクトコントローラ12を介して文書管理オブジェクト131を取得した配信実行モジュール11cは(S57)、文書管理オブジェクト131に対して配信対象として指定された文書データを要求する(S58)。
【0070】
文書管理オブジェクト131は、文書管理サーバ31における文書取得メソッドをSOAPのRPCによって呼び出すことにより文書管理サーバ31より文書データを取得し(S59)、取得した文書データを配信実行モジュール11cへ出力する(S60)。
【0071】
ステップS60に続いて図13のステップS61に進み、配信実行モジュール11cは、オブジェクトコントローラ12に対してセッションAにおける文書配信サーバ41に対する文書配信オブジェクト141を要求する。
【0072】
オブジェクトコントローラ12は、要求されたオブジェクトの種別を判断し(S62)、文書配信オブジェクトマネージャ14に対して文書配信オブジェクト141を要求する(S63)。
【0073】
文書配信オブジェクトマネージャ14は、オブジェクト管理テーブル16を参照して、要求されたオブジェクトの存在を確認する(S64)。ここでは、既にステップS16(図4)において、セッションAにおける文書配信サーバ41に対するオブジェクトが生成され、オブジェクト管理テーブル15に登録されている。従って、文書配信オブジェクトマネージャ14は、新たな文書配信オブジェクト141を生成せずに、既存の文書配信オブジェクト141を返却する(S65)。
【0074】
オブジェクトコントローラ12を介して文書配信オブジェクト141を取得した配信実行モジュール11cは(S66)、文書配信オブジェクト141に対してステップS60(図12)において取得した文書データの配信を要求する(S67)。
【0075】
文書配信オブジェクト141が、文書配信サーバ41における文書配信メソッドをSOAPのRPCによって呼び出すことにより文書配信サーバ41に対して文書データの配信を要求すると(S68)、その処理結果(正常終了、又は異常終了)を配信実行モジュール11cに対して出力する(S69)。
【0076】
ステップS69に続いて図14のステップS70に進み、配信実行モジュール11bは、文書配信オブジェクト141が不要となったため、オブジェクトコントローラ12のオブジェクト破棄メソッド(deleteObject())を呼び出すことにより、文書配信オブジェクトの破棄を要求する(S70)。ここでオブジェクト破棄メソッドも、オブジェクト取得メソッドと同様、オブジェクトの種別にかかわらず、不要となったオブジェクトを破棄する際に共通に呼び出されるメソッドである。
【0077】
オブジェクトコントローラ12は、破棄が要求されたオブジェクトの種別を判断し(S71)、文書配信オブジェクト141に対応するオブジェクトマネージャである文書配信オブジェクトマネージャ14に対してオブジェクトの破棄を要求する(S72)。
【0078】
文書配信オブジェクトマネージャ14は、破棄が要求された文書配信オブジェクト141を破棄し(S73)、破棄したオブジェクトをオブジェクト管理テーブル16から削除する(S74)。
【0079】
処理の制御が配信実行モジュール11bに戻され(S75、S76)、配信実行モジュール11bが、配信の実行処理が完了した旨を表示するWebページ(以下、「完了通知ページ」という。)を端末21に送信すると、完了通知ページが端末21のWebブラウザに表示される。ユーザは、完了通知ページを閲覧することにより、文書データの配信が正常に実行されたことを確認することができる。
【0080】
更に、要求されたサービスオブジェクトの生成の際にエラーが発生した際の処理手順について説明する。図15は、文書管理オブジェクトの生成時にエラーが発生した際の処理を説明するためのシーケンス図である。図15では、図4のステップS16においてエラーが発生した例を示している。従って、ステップS11〜ステップS15までの説明は省略する。
【0081】
ステップS16において、文書管理オブジェクト131を生成する際に呼び出された文書管理オブジェクト131のコンストラクタ内でエラーが発生すると、エラーの種別を示すエラーコードが文書管理オブジェクトマネージャ13に出力される(S81)。ここでのエラーは、例えば、コンストラクタ内で文書管理サーバ31とのセッションの開設処理が実装されている場合などにおいて、文書管理サーバ31が起動していない場合や、通信異常が発生した場合などが相当する。
【0082】
文書管理オブジェクトマネージャ13に対して出力されたエラーコードは、オブジェクトコントローラ12を介して文書一覧ページモジュール11aに出力され(S82、S83)、文書一覧ページモジュール11aは、エラーコードに基づいて、エラーが発生した旨を通知するWebページ(以下、「エラーページ」という。)を生成し、端末21に送信する(S84)。
【0083】
上述したように、本発明の実施の形態におけるWebサーバ10によれば、各Webアプリ11は、要求するオブジェクトの種別を問わずオブジェクトコントローラ13における共通のオブジェクト取得メソッド(getObject())を呼び出すことにより、必要とするオブジェクトを入手することができるため、各サービオブジェクトのインタフェースの変更の影響を受ける可能性が低くなる。例えば、文書管理オブジェクト131のコンストラクタのインタフェースに変更があった場合、それがオブジェクトコントローラ13のオブジェクト取得メソッドのインタフェースにまで影響するものでなければ、各Webアプリ11のソースコードを修正する必要はなく、文書管理オブジェクトマネージャ13のソースコードの修正のみで足りる。
【0084】
また、既に生成されている同一のサーバに対応するサービスオブジェクトは、各Webアプリ11間で共通に利用されるため、同一のサーバに対して複数のオブジェクトが生成される場合に比べて、余分なメモリ領域の消費を抑えることができ、各オブジェクト間における不整合の発生等の問題もない。
【0085】
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0086】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、オブジェクトを利用するアプリケーションにおいてオブジェクトの管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における文書配信システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるWebサーバのハードウェア構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるWebサーバの機能構成例を示す図である。
【図4】文書一覧ページが要求された際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【図5】文書管理オブジェクトマネージャが利用するオブジェクト管理テーブルの構成例を示す図である。
【図6】文書一覧ページの表示例を示す図である。
【図7】配信先一覧ページが要求された際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【図8】配信先一覧メソッドが呼び出された際のSOAPリクエストの例を示す図である。
【図9】配信先一覧メソッドの戻り値としてのSOAPレスポンスの例を示す図である。
【図10】配信先一覧XMLデータの定義例を示す図である。
【図11】配信先一覧ページの表示例を示す図である。
【図12】文書データの配信を実行する際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【図13】文書データの配信を実行する際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【図14】文書データの配信を実行する際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【図15】文書管理オブジェクトの生成時にエラーが発生した際の処理を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 文書配信システム
10 Webサーバ
11 Webアプリ
11a 文書一覧ページモジュール
11b 配信先一覧ページモジュール
11c 配信実行モジュール
12 オブジェクトコントローラ
13 文書管理オブジェクトマネージャ
14 文書配信オブジェクトマネージャ
15、16 オブジェクト管理テーブル
20、21、22、23 端末
30、31、32、33 文書管理サーバ
40、41、42、43 文書配信サーバ
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 演算処理装置
105 インタフェース装置
131 文書管理オブジェクト
141 文書配信オブジェクト
B バス
Claims (21)
- ネットワークを介して接続しているクライアントから所定のサービスの提供の要求をうけて前記所定のサービスを提供する機能提供手段と、
前記所定のサービスの提供の要求に応じて前記機能提供手段が利用するオブジェクトの取得要求を前記機能提供手段より受け付けるオブジェクト取得要求受け付け手段と、
既に生成されたオブジェクトを一意に識別するオブジェクト識別情報と前記取得要求に含まれる取得要求識別情報とを対応させて管理するオブジェクト管理テーブルと、
前記オブジェクト取得要求受け付け手段からの要求に応じ、前記オブジェクト管理テーブルを参照し、前記取得要求識別情報に基づいて、前記オブジェクト取得要求受け付け手段が受け付けた前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されているかを判断し、該判断の結果に基づいて前記取得要求に係るオブジェクトをメモリ装置に生成し、該オブジェクトを前記オブジェクト取得要求受け付け手段に提供するオブジェクト管理手段とを有し、
前記オブジェクト管理手段は、前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されていると判断した場合は、新たなオブジェクトは生成せずに既に生成されているオブジェクトを前記オブジェクト取得要求受け付け手段に提供し、
前記オブジェクト取得要求受け付け手段は、前記オブジェクト管理手段より提供されたオブジェクトを前記機能手段に提供することを特徴とする情報処理装置。 - 前記オブジェクト管理手段は、前記取得要求に係るオブジェクトはまだ生成されていないと判断した場合に、該オブジェクトを生成することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記オブジェクト管理手段は、生成したオブジェクトの前記オブジェクト識別情報を前記取得要求識別情報に対応させて前記オブジェクト管理テーブルに登録することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
- 前記取得要求識別情報は、少なくとも前記クライアントとのセッションを識別するセッション識別情報と、
前記オブジェクトが前記機能提供手段からの要求に基づいて前記所定のサービスに関する処理を実行させる処理実行装置を識別するURIとによって構成されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の情報処理装置。 - 前記オブジェクト取得要求受け付け手段は、前記オブジェクトの種別を問わず共通のインタフェースによって前記取得要求を受け付けることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の情報処理装置。
- 複数の前記機能提供手段を有し、
それぞれの前記機能提供手段は、前記共通のインタフェースに基づく前記取得要求により、前記オブジェクトを取得することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の情報処理装置。 - 生成するオブジェクトの種別に応じて複数の前記オブジェクト管理手段を有し、
前記オブジェクト取得要求受け付け手段は、前記取得要求に係るオブジェクトの種別に基づいて、該オブジェクトを生成させるオブジェクト管理手段を判断することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項記載の情報処理装置。 - 前記機能提供手段から前記オブジェクトの破棄要求を受け付けるオブジェクト破棄要求受け付け手段と、
前記オブジェクト破棄要求受け付け手段が受け付けた前記破棄要求に係るオブジェクトを破棄するオブジェクト破棄手段とを更に有し、
前記オブジェクト破棄手段は、破棄したオブジェクトの前記オブジェクト識別情報を前記オブジェクト管理テーブルから削除することを特徴とする請求項1乃至7いずれか一項記載の情報処理装置。 - 前記機能提供手段は、前記クライアントからの要求に応じて、前記所定のサービスを提供するために前記オブジェクトから取得した情報を前記クライアントに表示させるWebページを生成することを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項記載の情報処理装置。
- 前記オブジェクトは、当該情報処理装置に、前記所定のサービスの提供の要求に基づいて前記機能提供手段から要求される前記所定のサービスに関する情報を当該情報処理装置とネットワークを介して接続している所定の情報管理装置より取得させることを特徴とする請求項1乃至9いずれか一項記載の情報処理装置。
- 前記オブジェクトは、当該情報処理装置に、前記所定のサービスに関する情報をSOAPに基づく通信によって前記所定の情報管理装置より取得させることを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
- ネットワークを介して接続しているクライアントから所定のサービスの提供の要求をうけて前記所定のサービスを提供する機能提供手段を有する情報処理装置が実行するオブジェクト管理方法であって、
前記所定のサービスの提供の要求に応じて前記機能提供手段が利用するオブジェクトの取得要求を前記機能提供手段より受け付けるオブジェクト取得要求受け付け手順と、
既に生成されたオブジェクトを一意に識別するオブジェクト識別情報と前記取得要求に含まれる取得要求識別情報とを対応させて記憶したオブジェクト管理テーブルを参照し、前記取得要求識別情報に基づいて、前記オブジェクト取得要求受け付け手順において受け付けられた前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されているかを判断するオブジェクト生成判断手順と、
前記オブジェクト生成判断手順における判断結果に基づいて前記取得要求に係るオブジェクトをメモリ装置に生成するオブジェクト生成手順とを有し、
前記オブジェクト生成手順は、前記オブジェクト生成判断手順において前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されていると判断された場合は、新たなオブジェクトは生成せずに既に生成されているオブジェクトを前記機能提供手段に提供することを特徴とするオブジェクト管理方法。 - 前記オブジェクト生成手順は、前記オブジェクト生成判断手順において前記取得要求に係るオブジェクトはまだ生成されていないと判断された場合に、該オブジェクトを生成することを特徴とする請求項12記載のオブジェクト管理方法。
- 前記オブジェクト生成手順は、生成されたオブジェクトの前記オブジェクト識別情報を前記取得要求識別情報に対応させて前記オブジェクト管理テーブルに登録することを特徴とする請求項12又は13記載のオブジェクト管理方法。
- 前記取得要求識別情報は、少なくとも前記クライアントとのセッションを識別するセッション識別情報と、
前記オブジェクトが前記機能提供手段からの要求に基づいて前記所定のサービスに関する処理を実行させる処理実行装置を識別するURIとによって構成されることを特徴とする請求項12乃至14いずれか一項記載のオブジェクト管理方法。 - 前記オブジェクト取得要求受け付け手順は、前記所定のオブジェクトの種別を問わず共通のインタフェースによって前記取得要求を受け付けることを特徴とする請求項12乃至15いずれか一項記載のオブジェクト管理方法。
- 前記オブジェクト取得要求受け付け手順は、前記機能提供手段の種別を問わず前記共通のインタフェースによって前記取得要求を受け付けることを特徴とする請求項12乃至16いずれか一項記載のオブジェクト管理方法。
- 生成するオブジェクトの種別に応じて前記オブジェクト生成手順を有し、
前記オブジェクト取得要求受け付け手順は、前記取得要求に係るオブジェクトの種別に基づいて、該オブジェクトを生成させるオブジェクト生成手順を判断することを特徴とする請求項12乃至17いずれか一項記載のオブジェクト管理方法。 - 前記機能提供手段から前記オブジェクトの破棄要求を受け付けるオブジェクト破棄要求受け付け手順と、
前記オブジェクト破棄要求受け付け手順が受け付けた前記破棄要求に係るオブジェクトを破棄するオブジェクト破棄手順とを更に有し、
前記オブジェクト破棄手順は、破棄したオブジェクトの前記オブジェクト識別情報を前記オブジェクト管理テーブルから削除することを特徴とする請求項12乃至18いずれか一項記載のオブジェクト管理方法。 - ネットワークを介して接続しているクライアントから所定のサービスの提供の要求をうけて前記所定のサービスを提供する機能提供手段を有する情報処理装置に実行させるためのオブジェクト管理プログラムであって、
前記所定のサービスの提供の要求に応じて前記機能提供手段が利用するオブジェクトの取得要求を前記機能提供手段より受け付けるオブジェクト取得要求受け付け手順と、
既に生成されたオブジェクトを一意に識別するオブジェクト識別情報と前記取得要求に含まれる取得要求識別情報とを対応させて記憶したオブジェクト管理テーブルを参照し、前記取得要求識別情報に基づいて、前記オブジェクト取得要求受け付け手順において受け付けられた前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されているかを判断するオブジェクト生成判断手順と、
前記オブジェクト生成判断手順における判断結果に基づいて前記取得要求に係るオブジェクトをメモリ装置に生成するオブジェクト生成手順とを有し、
前記オブジェクト生成手順は、前記オブジェクト生成判断手順において前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されていると判断された場合は、新たなオブジェクトは生成せずに既に生成されているオブジェクトを前記機能提供手段に提供することを特徴とするオブジェクト管理プログラム。 - ネットワークを介して接続しているクライアントから所定のサービスの提供の要求をうけて前記所定のサービスを提供する機能提供手段を有する情報処理装置に実行させるためのオブジェクト管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記オブジェクト管理プログラムは、
前記所定のサービスの提供の要求に応じて前記機能提供手段が利用するオブジェクトの取得要求を前記機能提供手段より受け付けるオブジェクト取得要求受け付け手順と、
既に生成されたオブジェクトを一意に識別するオブジェクト識別情報と前記取得要求に含まれる取得要求識別情報とを対応させて記憶したオブジェクト管理テーブルを参照し、前記取得要求識別情報に基づいて、前記オブジェクト取得要求受け付け手順において受け付けられた前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されているかを判断するオブジェクト生成判断手順と、
前記オブジェクト生成判断手順における判断結果に基づいて前記取得要求に係るオブジェクトをメモリ装置に生成するオブジェクト生成手順とを有し、
前記オブジェクト生成手順は、前記オブジェクト生成判断手順において前記取得要求に係るオブジェクトは既に生成されていると判断された場合は、新たなオブジェクトは生成せずに既に生成されているオブジェクトを前記機能提供手段に提供することを特徴とする記録媒体。
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