JP4282925B2 - Projection display - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてライトバルブ上に形成された光学像をスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、大画面映像を得るための方法として、ライトバルブ上に映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像に光を照射し、投写レンズを用いてスクリーン上に拡大投写する方法が良く用いられている。かかる方法においては、ライトバルブとして反射型ライトバルブを用いることで、高い解像度と高い画素開口率とを両立させることができ、光利用効率の高い高輝度の投写画像を表示することが可能となる。
【0003】
図9に、上述したような反射型ライトバルブを用いた従来の投写型表示装置における光学系の構成例示図を示す。図9において、光源としてのランプ1から放射される光を反射型ライトバルブ10上に集光及び照明する照明光学系は、凹面鏡2、断面が反射型ライトバルブ10の有効表示面と略同じアスペクト比を有する四角柱状のロッドプリズム4、コンデンサレンズ5、集光ミラー6によって構成されている。
【0004】
まず、凹面鏡2は反射面の断面形状が楕円形をなしており、第1焦点と第2焦点を有している。そして、ランプ1の発光体の中心が凹面鏡2の第1焦点付近に位置するように配置されており、ロッドプリズム4の光入射面が凹面鏡2の第2焦点付近に位置するように配置されている。なお、凹面鏡2は、ガラス製機材の内面に、赤外光を透過させ、可視光を反射させる性質を有する光学多層膜を形成したものである。
【0005】
次に、ランプ1から放射された光は、凹面鏡2によって反射及び集光され、凹面鏡2の第2焦点においてランプ1の発光体像を形成する。ランプ1の発光体像は、光軸に近い中心付近が最も明るく、周辺ほど急激に暗くなる傾向にあるため、輝度に不均一性が残ってしむという問題が生じていた。かかる問題に対し、第2焦点付近にロッドプリズム4の入射面を配置し、ロッドプリズム4の側面で入射光を多重反射させて輝度の均一化を図っている。こうすることで、ロッドプリズム4の出射面を2次面光源として、以降に配置されているコンデンサレンズ5、集光レンズ68によって、反射型ライトバルブ10上に結像させることにより、照明光の均一性を確保することが可能となる。
【0006】
なお、ランプ1から出力される白色光は、凹面鏡2の第2焦点付近に配置されたカラーホイール3によって赤・緑・青の3原色に時分割される。カラーホイール3は、3原色のうち、1色のみを透過する3種類のカラーフィルタを組み合わせて構成したものであり、これを回転させることによって、順次、赤・緑・青の3原色を反射型ライトバルブ10上に時分割で照明させ、1つの表示素子(反射型ライトバルブ10)上においてフルカラーの投写画像を表示できるようにしている。
【0007】
次に、反射型ライトバルブ10の動作について、図10を用いて説明する。図10は、従来の投写型表示装置における反射型ライトバルブの動作説明図である。
【0008】
一般に反射型ライトバルブ10は、映像信号に応じて光の進行方向を制御し、反射角の変化として光学像が形成されるものである。そして、画素ごとにミラー素子21がマトリックス状に形成され、各ミラー素子21は白表示としてのON信号と黒表示としてのOFF信号でそれぞれ±θ゜だけ投写レンズの光軸と垂直な平面22に対して傾斜している。そして、照明主光線24はカバーガラス23を透過した後、ミラー素子21に入射及び反射され、再びカバーガラス23から出射される。
【0009】
具体的には、まずON信号時においては、図10(a)に示すように、照明主光線24の入射角を、ON光主光線25が平面22と垂直な方向、すなわち投写レンズの光軸に沿って反射及び進行するように設定する。この場合、照明主光線24とON光主光線25とのなす角度は2θとなる。
【0010】
また、OFF信号時においては、図10(b)に示すように、OFF光主光線26が投写レンズに入射しない方向に反射及び進行することになり、照明主光線24とOFF光主光線26とのなす角度は6θとなる。
【0011】
したがって、図9に示すように、反射型ライトバルブ10に入射する照明光12は、ON信号時にはON光13として投写レンズ11に入射し、OFF信号時にはOFF光14として投写レンズ11の有効径の外側へと進行することになる。このように、ON光13とOFF光14の時間配分を映像信号に応じて制御することにより、スクリーン上に投写画像を形成することになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示すカバーガラス23と外部媒質である空気との界面においては反射光が必ず発生し、かかる反射光は、図9において斜線部で示す不要反射光15として進行することになる。そして、不要反射光15の一部は、ON/OFFいずれの信号時においても投写レンズ11に入射することになってしまうために、特にOFF信号時における黒表示の品位に著しく悪影響を及ぼし、コントラスト性能を大きく劣化させる要因となってしまうという問題点があった。
【0013】
本発明は、上記問題点を解決するために、色再現性等の表示性能に影響を及ぼすことなく、不要反射光を効率良くカットしてコントラストを向上させるとともに、コントラスト性能を任意に調整できる機能を有する投写型表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる投写型表示装置は、光源と、画像形成手段としての反射型ライトバルブと、光源の放射光を反射型ライトバルブ上に集光する照明光学系と、反射型ライトバルブからの反射光をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと、照明光学系の光路中にあって投写レンズの入射瞳と略共役な位置に開口面積の大きさを任意に可変できる遮蔽絞りとを具備し、反射型ライトバルブは、出射側に透明部材を有し、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであり、遮蔽絞りは、2つの遮光部により形成されており、2つの遮光部は照明光学系の光軸に対して互いに所定の方向において軸対称であり、かつ照明光学系の光軸に対して軸対称に遮光するように可動であり、さらに2つの遮光部により遮蔽される領域の面積及び遮蔽される領域の形状が同一であり、2つの遮光部の可動方向は、放射光が透明部材の表面で反射されて生じる表面反射光の幅が、投写レンズの入射瞳上の、ミラー素子によって放射光の反射方向が変化させられる方向において増減する方向に設定されていることを特徴とする。
【0015】
かかる構成により、不要反射光の発生による明るさの低下を最小限に抑えながら、かつ色の再現性を劣化させることなく、コントラスト性能を向上させることが可能となる。
【0016】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかる投写型表示装置は、光源と、画像形成手段としての反射型ライトバルブと、光源の放射光を反射型ライトバルブ上に集光する照明光学系と、照明光学系からの照明光を反射型ライトバルブ側へ反射し、反射型ライトバルブからの反射光は透過するプリズムと、反射型ライトバルブからの反射光をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと、照明光学系の光路中にあって投写レンズの入射瞳と略共役な位置に開口面積の大きさを任意に可変できる遮蔽絞りとを具備し、反射型ライトバルブは、出射側に透明部材を有し、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであり、遮蔽絞りは、2つの遮光部により形成されており、2つの遮光部は照明光学系の光軸に対して互いに所定の方向において軸対称であり、かつ照明光学系の光軸に対して軸対称に遮光するように可動であり、さらに2つの遮光部により遮蔽される領域の面積及び遮蔽される領域の形状が同一であり、2つの遮光部の可動方向は、放射光が透明部材の表面で反射されて生じる表面反射光の幅が、投写レンズの入射瞳上の、ミラー素子によって放射光の反射方向が変化させられる方向において増減する方向に設定されていることを特徴とする。
【0017】
かかる構成により、不要反射光の発生による明るさの低下を最小限に抑えながら、かつ色の再現性を劣化させることなく、コントラスト性能を向上させることが、よりコンパクトな構成においても可能となる。
【0018】
次に、上記目的を達成するために本発明にかかる投写型表示装置は、光源と、画像形成手段としての3つの反射型ライトバルブと、光源の放射光を反射型ライトバルブ上に集光する照明光学系と、照明光学系からの照明光を反射型ライトバルブ側へ反射し、反射型ライトバルブからの反射光は透過する第1のプリズムと、照明光を赤・青・緑の3原色光に分解、及び3つの反射型ライトバルブからの反射光を1つ合成する第2のプリズムと、反射型ライトバルブからの反射光をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと、照明光学系の光路中にあって投写レンズの入射瞳と略共役な位置に開口面積の大きさを任意に可変できる遮蔽絞りとを具備し、反射型ライトバルブは、出射側に透明部材を有し、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであり、遮蔽絞りは、2つの遮光部により形成されており、2つの遮光部は照明光学系の光軸に対して互いに所定の方向において軸対称であり、かつ照明光学系の光軸に対して軸対称に遮光するように可動であり、さらに2つの遮光部により遮蔽される領域の面積及び遮蔽される領域の形状が同一であり、2つの遮光部の可動方向は、放射光が透明部材の表面で反射されて生じる表面反射光の幅が、投写レンズの入射瞳上の、ミラー素子によって放射光の反射方向が変化させられる方向において増減する方向に設定されていることを特徴とする。
【0019】
かかる構成により、不要反射光の発生による明るさの低下を最小限に抑えながら、かつ色の再現性を劣化させることなく、コントラスト性能を向上させることができ、高精細なフルカラー画像を投写表示することが可能となる。
【0020】
また、本発明にかかる投写型表示装置は、反射型ライトバルブは、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであることが好ましい。
【0021】
また、本発明にかかる投写型表示装置は、遮蔽絞りの開口形状が、開放状態時において円形であることが好ましい。さらに、本発明にかかる投写型表示装置は、遮光部により遮蔽される領域の形状が、半円状又は三日月状であることが好ましい。
【0022】
また、本発明にかかる投写型表示装置は、遮蔽絞りにおける遮光部の表面には、入射する光が少なくとも80%以上反射される金属又は誘電体多層膜による反射鏡が形成されていることが好ましい。輻射熱による周辺機器の破損を防止するためである。
【0023】
また、本発明にかかる投写型表示装置は、照明光学系からの照明光が反射型ライトバルブに斜め方向から入射され、遮蔽絞りにおける遮光部が、照明光の外周と反射型ライトバルブからの反射光の外周とが最も近接する位置から照明光学系の光軸方向に向かって遮光又は開放されるように可動できることが好ましい。
【0024】
また、本発明にかかる投写型表示装置は、遮蔽絞りによる遮光量が、装置の外部からリモートコントロールで制御できることが好ましい。投写画像のコントラスト性能と光出力性能のバランスを任意に制御することができるからである。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1にかかる投写型表示装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる投写型表示装置の構成図である。図1において、1は光源としてのランプ、3はカラーホイール、31は絞り、10は反射型ライトバルブ、11は投写レンズを、それぞれ示している。また、本実施の形態1において、凹面鏡2、ロッドプリズム4、コンデンサレンズ5、集光ミラー6によって構成される光学系を、総称して以後、「照明光学系」と呼ぶことにする。
【0026】
反射型ライトバルブ10は、図10に示したように、画素ごとにミラー素子21がマトリックス状に形成されており、映像信号に応じて光の進行方向を制御することによって、反射角の変化に応じて光学像が形成されるものである。
【0027】
また凹面鏡2は、反射面の断面形状が楕円形をなす楕円面鏡で構成されており、第1焦点と第2焦点を有している。さらに、ランプ1としてはキセノンランプを用いており、発光体の中心が凹面鏡2における第1焦点付近に位置するように配置されており、またロッドプリズム4の光入射面が、凹面鏡2における第2焦点付近に位置するように配置されている。なお、凹面鏡2は、ガラス製機材の内面に、赤外光を透過させ、可視光を反射させる性質を有する光学多層膜を形成したものである。
【0028】
また、ロッドプリズム4は、光の入射面及び出射面が反射型ライトバルブ10の有効表示面と同じアスペクト比を有する四角柱形状を有しており、ランプ1からの放射光が集光される場所に配置されるため、材質は耐熱性に優れる石英ガラスが好ましい。そして、ロッドプリズム4の入射面付近に、凹面鏡2によって集光されたランプ1の発光体像を形成させることになる。
【0029】
凹面鏡2によって集光されたランプ1の発光体像は、光軸に近い中心付近が最も明るく、周辺に向かうにつれて急激に暗くなる傾向にある。そのため、面内には輝度の不均一性が残ることになる。これに対し、ロッドプリズム4に入射した光線束は、ロッドプリズム4の側面で多重反射され、反射回数分だけ発光体像が細分割及び重畳されて照明されることになる。したがって、ロッドプリズム4の出射面においては輝度が均一化されることになる。
【0030】
このように、ランプ発光体像の細分割及び重畳効果によって、ロッドプリズム4内で反射される回数が多いほど均一性が向上するので、均一性の度合いはロッドプリズム4の長さに依存することになる。本実施に形態1においては、スクリーン上の周辺照度が、中心照度に対して90%以上となるようにロッドプリズム4の長さを設定した。
【0031】
このように輝度が均一化されたロッドプリズム4の出射面を2次面光源とし、以降に配置されているコンデンサレンズ5と集光ミラー6によって、反射型ライトバルブ10の有効表示面積とマッチングする倍率で結像させれば、集光効率の確保と均一性の向上を両立させることが可能となる。
【0032】
また、ランプ1から出力される白色光は、凹面鏡2の第2焦点付近に配置されたカラーホイール3を回転させることによって、順次、赤・緑・青の3原色を反射型ライトバルブ10上に時分割で照明させ、1つの反射型ライトバルブ10でフルカラーの投写画像を表示できるようになっている。
【0033】
またランプ1から放射される光は、照明光学系によって集光され、照明光32は反射型ライトバルブ10に入射する。反射型ライトバルブ10に入射した照明光32うち、白表示に相当するON光33は、投写レンズ11に入射してスクリーン上(図示せず)に拡大投写される。一方、黒表示に相当するOFF光34は、投写レンズ11の有効径の外側へと進行することから、スクリーンには到達しないことになる。
【0034】
また、反射型ライトバルブ10のカバーガラス界面で発生する不要反射光35は、絞り31によって、投写レンズ11に入射する面積の大部分をカットできるようにしている。
【0035】
このとき、絞り31の遮光面積は、図2に示すように可変にすることが好ましい。図2においては、遮光板の形状が異なる絞り31の3つ例を、それぞれ図2(a)、図2(b)、図2(c)に示している。本実施の形態1においては、いずれの構成であっても所望の効果を得ることができる。
【0036】
投写レンズの入射瞳と略共役な位置に配置されている絞り31は、システム全体のFナンバ仕様とマッチングするような開口径を有し、かつ位置及び開口形状が固定である固定絞り36と、遮光板37及び38との組み合わせによって構成される。
【0037】
例えば図2(a)に示す絞り31においては、少なくとも一辺が直線となっている2つの遮光板37a及び38aを対称にスライドさせることによって、同じ面積で半円状である遮光部39a及び40aを形成している。
【0038】
また、図2(b)に示す絞り31においては、円形の開口を有する2つの遮光板37b及び38bを対称にスライドさせることによって、同じ面積で三日月状である遮光部39b及び40bを形成している。
【0039】
さらに、図2(c)に示す絞り31においては、円形の開口を有する遮光板を2つ用いる点では図2(b)と同様であるが、固定絞り36の中心から偏心させた同じ開口を有する2つの遮光板37c及び38cが、その開口径を同じ了だけ同時に変化させることにより同じ面積で三日月状である遮光部39c及び40cを形成している。
【0040】
以上のように、遮光板37a、38a、37b、38b、37c、及び38cによって形成される遮光部39a、40a、39b、40b、39c、及び40cの面積が変化する方向は、いずれも図1の照明光32と不要反射光35とが最も近接する方向から照明光学系の光軸方向に向う一方向であり、遮光部が照明光学系の光軸に対して、軸対称に遮光又は開放されるように設定されている。
【0041】
ここで、例えば図2(a)に示す絞り31の場合、遮光板37aを1つのみ用いる仕様であってもコントラストの向上効果を得ることは可能である。しかし、その場合には、絞りを通過する光線束のうち、図1に示したカラーホイール3を透過する光線束の角度が照明光軸に対して非対称となる。カラーホイール3を構成する赤・緑・青のカラーフィルタは、光線の入射角によって、透過後の分光スペクトルが変化する特性を有するため、遮光板37aを可変させることによって投写画像の色度点も変化し、色再現性が著しく劣化する場合も考えられる。これを防ぐためには、2つの遮光板37aと38aを用い、互いに軸対称となるように可変させ、遮光部の面積・形状も軸対称となるようにすることが必要となる。
【0042】
以上のような遮光部形状となる絞り31を用いることにより、図1に示す不要反射光35による明るさの低下を最小限に抑えながら、色再現性を劣化させることなくコントラスト性能を向上させることができる。
【0043】
また図1において、照明光学系の光路中に配置される絞り31は、投写レンズ11の瞳とほぼ共役な位置に配置される必要がある。かかる位置に配置されない場合には、スクリーン上の投写画像の一部に影が発生するおそれがある。
【0044】
また、図2に示した遮光板37及び38の材質は、表面の反射率が少なくとも80%のものを用いるのが望ましい。遮光部は高いエネルギーの光が入射するため、遮光部表面の光吸収量が大きくなると、遮光面積が大きくなるほど遮光部の温度が高温となり、場合によってはその輻射熱によって周辺の光学部品が破損するおそれもあるからである。本実施の形態1においては、表面を鏡面仕上げさせ反射率がおよそ88%のアルミニウム板を用いているが、ステンレスなど他の金属鏡面仕上げ品や、誘電体多層膜を基板の表面に形成したミラー素子を用いてもよい。
【0045】
図3は、本実施の形態1における可変絞りを導入した投写型表示装置における絞り遮光量と投写画像性能との関係を示した図である。図3(a)は、図2(a)に示す絞り31において、遮光板37a及び38aを対称にスライドさせた場合の絞り遮光量とコントラスト比との関係を、図3(b)は、図2(a)に示す絞り31において、遮光板37a及び38aを対称にスライドさせた場合の絞り遮光量と光出力相対値との関係を、それぞれ示している。
【0046】
図3(a)及び図3(b)においては、遮光板37a及び38aを図2(a)に示す矢印方向に単位長さ当たりスライドさせた場合の遮光量を横軸に取っている。したがって、右へ行くほど絞り遮光量が増加することになる。
【0047】
したがって、図3(a)からは、絞り遮光量が増加するにつれて、投写画像のコントラスト比が増加することがわかり、図3(b)からは、絞り遮光量が増加するにつれて、光出力が減少することがわかる。以上の事実から、絞りの遮光面積をセットの外側からリモートコントロールで制御できるようにし、必要に応じてコントラストと光出力とのバランスを任意に設定することができることになる。
【0048】
このような機能を導入することにより、使用用途に応じて、明るさを重視した投写画像にするか、あるいはコントラストを重視した投写画像にするか、任意に選択することが可能となる。
【0049】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2にかかる投写型表示装置について、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の実施の形態2にかかる投写型表示装置の構成図である。図4において、光源としてのランプ1、カラーホイール3、反射型ライトバルブ10、投写レンズ11は図1に示したものと同様である。また、本実施の形態2においては、凹面鏡2、ロッドプリズム4、コンデンサレンズ5、反射ミラー42、フールドレンズ43、全反射プリズム44によって構成される光学系を、総称して以後、「照明光学系」と呼ぶことにする。
【0050】
まず凹面鏡2、カラーホイール3、ロッドプリズム4、及びコンデンサレンズ5については、実施の形態1と同様である。すなわち、凹面鏡2は反射面の断面形状が楕円形をなす楕円面鏡で構成されており、第1焦点と第2焦点を有している。さらにランプ1としてはキセノンランプを用いており、発光体の中心が凹面鏡2における第1焦点付近に位置するように配置されており、またロッドプリズム4の光入射面が、凹面鏡2における第2焦点付近に位置するように配置されている。なお、凹面鏡2は、ガラス製機材の内面に、赤外光を透過させ、可視光を反射させる性質を有する光学多層膜を形成したものである。
【0051】
また、ロッドプリズム4は、光の入射面及び出射面が反射型ライトバルブ10の有効表示面と同じアスペクト比を有する四角柱形状を有しており、ランプ1からの放射光が集光される場所に配置されるため、材質は耐熱性に優れる石英ガラスが好ましい。そして、ロッドプリズム4の入射面付近に凹面鏡2によって集光されたランプ1の発光体像を形成させることになる。
【0052】
凹面鏡2によって集光されたランプ1の発光体像は、光軸に近い中心付近が最も明るく、周辺に向かうにつれて急激に暗くなる傾向にある。そのため、面内には輝度の不均一性が残ることになる。これに対し、ロッドプリズム4に入射した光線束は、ロッドプリズム4の側面で多重反射され、ロッドプリズム4の出射面においては輝度が均一化される。ロッドプリズム4内での反射される回数が多いほど均一性が向上するため、均一性の度合いはロッドプリズム4の長さに依存する。本実施の形態2においては、スクリーン上の周辺照度が、中心照度に対して90%以上となるようにロッドプリズム4の長さを設定した。
【0053】
このように輝度が均一化されたロッドプリズム4の出射面を2次面光源とし、以降に配置されているコンデンサレンズ5とフィールドレンズ43によって、反射型ライトバルブ10の有効表示面積とマッチングする倍率で結像させれば、集光効率の確保と均一性の向上を両立させることが可能となる。
【0054】
また、ランプ1から出力される白色光は、凹面鏡2の第2焦点付近に配置されたカラーホイール3を回転させることによって、順次、赤・緑・青の3原色を反射型ライトバルブ10上に時分割で照明させ、1つの反射型ライトバルブ10でフルカラーの投写画像を表示できるようになっている。
【0055】
本実施の形態2の構成では、コンデンサレンズ5を出射したのち、反射ミラー42、フィールドレンズ43を経て全反射プリズム44に入射するように構成されている。ここで、全反射プリズム44の作用について以下に説明する。
【0056】
全反射プリズム44は2つのプリズムから構成されており、互いのプリズムの近接面には非常に薄い空気層45を形成している。空気層45の角度設定は、照明光46が空気層45に入射する場合には、臨界角以上の角度で入射して全反射されて反射型ライトバルブ10に斜め方向から入射するように、及びON光47が投写画像として臨界角以下の角度で空気層45に入射及び透過して投写レンズ11に入射するように、設定されている。このように、全反射プリズム44を照明光学系の光路中に設けることにより、照明光学系をコンパクトに構成することが可能となる。
【0057】
反射型ライトバルブ10に入射した照明光46うち、白表示に相当するON光47は、全反射プリズム44及び投写レンズ11を透過してスクリーン上(図示せず)に拡大投写される。一方、黒表示に相当するOFF光48は、投写レンズ11の有効径の外側へと進行することから、スクリーン上には到達しない。
【0058】
本実施の形態2の場合、反射型ライトバルブ10のカバーガラス界面で発生する第1の不要反射光49に加え、全反射プリズム44の反射型ライトバルブ10側界面で発生する第2の不要反射光50が、いずれも投写画像のコントラスト性能に影響を及ぼす。この場合も、遮光部の面積を可変できる絞り41によって、投写レンズ11に入射する第1の不要反射光49と第2の不要反射光50の影響度合いを任意に可変できるようにしている。
【0059】
例えば絞り41の開口形状を、実施の形態1と同様に、図2に例示したような対称にスライドする2つの遮光板を用いることによって可変することができる。遮光部の可変方向は、図4に示す照明光46と第1の不要反射光49とが最も近接する方向から照明光学系の光軸方向に向かって、一方向に遮光又は開放されるように設定している。
【0060】
この場合も、軸対称に可変される遮光板を2つ用いることによって、カラーホイール3を透過する光線束の入射角も軸対称となり、遮光部の形状や面積が変化しても投写画像の色度点は変化しないようにすることができる。
【0061】
図5は図4の構成に対し、絞り41が配置されていないか、又は絞り41の開口が開放状態の場合の構成図を示している。この場合、照明光51は、反射型ライトバルブ10に入射した後、白表示に相当するON光52が全反射プリズム44及び投写レンズ11を透過してスクリーン上(図示せず)に拡大投写される。一方、黒表示に相当するOFF光53は投写レンズ11の有効径の外側へと進行することから、スクリーン上には到達しない。また、第1の不要反射光54と第2の不要反射光55は、いずれも投写画像のコントラスト性能を劣化させる要因となってしまう。
【0062】
そこで、絞り41を用いて上述した方向から開口の一部を遮光することによって、図4に示した第1の不要反射光49と第2の不要反射光50との光線束の太さが、図5に示す第1の不要反射光54と第2の不要反射光55との光線束よりも細くなっていることがわかる。
【0063】
以上のように、図4に示すように、第1の不要反射光49と第2の不要反射光50は、いずれも絞り41によって効率的にカットすることができ、同心円で面積を可変する絞りの場合に比べて、明るさの低下を最小限に抑えながら、しかも色再現性を劣化させることなくコントラスト性能を向上させることができる。
【0064】
この場合も、照明光学系の光路中に配置される絞り41は、投写レンズ7の瞳とほぼ共役な位置に配置される必要がある。そうでない場合は、スクリーン上の投写画像の一部に影が発生するおそれがある。
【0065】
また、2つの遮光板の材質は、表面の反射率が少なくとも80%のものを用いるのが望ましい。遮光部は高いエネルギーの光が入射するため、遮光部表面の光吸収量が大きくなると、遮光面積が大きくなるほど遮光部の温度が高温となり、場合によってはその輻射熱によって周辺の光学部品が破損するおそれもあるからである。本実施の形態2においては、表面を鏡面仕上げさせ、反射率がおよそ88%のアルミニウム板を用いているが、ステンレスなど他の金属鏡面仕上げ品や、誘電体多層膜を基板の表面に形成したミラー素子を用いてもよい。
【0066】
さらに、絞りの遮光面積をセットの外側からリモートコントロールで制御できるようにし、図3に示したコントラスト性能と光出力性能の範囲内において、必要に応じてコントラストと光出力とのバランスを任意に設定できるようにすることも考えられる。このような構成とすることで、使用用途に応じて、明るさを重視した投写画像と、コントラストを重視した投写画像とを、任意に選択することが可能となる。
【0067】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3にかかる投写型表示装置について、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の実施の形態3にかかる投写型表示装置の構成図である。図6において、光源としてのランプ1、反射型ライトバルブ10、投写レンズ11は図1に示したものと同様である。また、図4と同様に、凹面鏡2、ロッドプリズム4、コンデンサレンズ5、反射ミラー42、フールドレンズ43、全反射プリズム44によって構成されるシステムを、総称して以後、「照明光学系」と呼ぶことにする。
【0068】
かかる照明光学系の構成は、実施の形態2と同様であることから、特に詳細な説明を省略する。
【0069】
本実施の形態3においては、全反射プリズム44と反射型ライトバルブ10との間に色分解合成プリズム62を配置し、反射型ライトバルブ10を3つ用いている点に特徴を有する。ここで、色分解合成プリズム62の構成及び作用について、図7を参照しながら説明する。
【0070】
図7は、図6に示す色分解合成プリズム62の水平方向の断面図である。色分解合成プリズム62は、3つのプリズムから構成されており、それぞれのプリズムの近接面には第1のダイクロイックミラー71と第2のダイクロイックミラー72が形成されている。本実施の形態3における色分解合成プリズム62の場合、全反射プリズム44から入射した光73が、まず第1のダイクロイックミラー71によって青色光のみ反射され、青色光74となって青色用反射型ライトバルブ10Bに入射する。次に、第2のダイクロイックミラー72によって赤色光のみ反射され、赤色光75となって赤色用反射型ライトバルブ10Rに入射する。そして、第1のダイクロイックミラー71と第2のダイクロイックミラー72をいずれも透過した緑色光76は緑色用反射型ライトバルブ10Gに入射する。
【0071】
3色の光は、それぞれ対応する反射型ライトバルブ10B、10R、10Gによって反射された後、再び第1のダイクロイックミラー71と第2のダイクロイックミラー72によって1つ合成され、全反射プリズム44に入射する。このように、白色光を赤、青、緑の3原色に分解及び合成し、それぞれの映像信号に対応する3つの反射型ライトバルブ10B、10R、10Gを用いることで、高精細でフルカラーの投写画像を表示することが可能となる。
【0072】
なお、ダイクロックミラー71及び72についても、前述したようなカラーホイールと同様に、光線の入射角によって透過後の分光スペクトルが変化する特性を有している。
【0073】
図6に示した反射型ライトバルブ10に入射した照明光63うち、白表示に相当するON光64は、色分解合成プリズム62、全反射プリズム44、及び投写レンズ11を透過してスクリーン上(図示せず)に拡大投写される。一方、黒表示に相当するOFF光65は、投写レンズ11の有効径の外側へと進行し、スクリーン上には到達しない。
【0074】
本実施の形態3の場合、実施の形態1及び2における反射型ライトバルブ10のカバーガラス界面で発生する不要反射光や、全反射プリズム44の反射型ライトバルブ10側界面で発生する不要反射光に加え(いずれも図6においては図示せず。)、色分解合成プリズム62の界面で発生する不要反射光66も投写画像のコントラスト性能に影響を及ぼすことになる。この場合においても、遮光部の面積が可変できる絞り61によって、投写レンズ11に入射する不要反射光66の影響度合いを任意に可変できるようになっている。
【0075】
絞り61の開口形状は、例えば図2に例示したような対称にスライドする2つの遮光板を用いることにより可変することができる。遮光部の可変方向は、図6の照明光63と第1の不要反射光66とが最も近接する方向から照明光学系の光軸方向に向かって一方向に遮光又は開放されるように設定している。
【0076】
この場合、軸対称に可変される遮光板を2つ用いることによって、色分解合成プリズム62のダイクロイックミラー71及び72を透過する光線束の入射角が軸対称となり、遮光部の形状や面積が変化しても投写画像の色度点が変化しないようにすることができる。
【0077】
図8は、図6の構成に対し、絞り61が配置されていないか、または絞り61の開口が開放状態の場合の構成図を示す。この場合の照明光81は、反射型ライトバルブ10に入射した後、白表示に相当するON光82が色分解合成プリズム62、全反射プリズム44、投写レンズ11を透過してスクリーン上(図示せず)に拡大投写される。一方、黒表示に相当するOFF光83は、投写レンズ11の有効径の外側へと進行し、スクリーン上には到達しない。また、不要反射光84は、投写画像のコントラスト性能を劣化させる要因となる。なお、図示していないが、この場合も反射型ライトバルブ10のカバーガラス界面で発生する不要反射光や全反射プリズム44の界面で発生する不要反射光は図1や図4に示した場合と同様の影響を及ぼしている。
【0078】
そこで、絞り61を用いて前述の方向から開口の一部を遮光することによって、図6に示した不要反射光66の光線束の太さが、図8に示した不要反射光84の光線束よりも細くなっていることがわかる。
【0079】
以上のように、図6の不要反射光66は、絞り61によって効率的にカットすることができ、同心円で面積を可変する絞りの場合に比べて明るさの低下を最小限に抑えながら、色再現性を劣化させることなくコントラスト性能を向上させることができる。
【0080】
この場合も、照明光学系の光路中に配置される絞り61は、投写レンズ11の瞳とほぼ共役な位置に配置される必要がある。そうでない場合は、スクリーン上の投写画像の一部に影が発生するおそれがある。
【0081】
また、絞り遮光板の材質は、表面の反射率が少なくとも80%のものを用いるのが望ましい。遮光部は高いエネルギーの光が入射するため、遮光部表面の光吸収量が大きくなると、遮光面積が大きくなるほど遮光部の温度が高温となり、場合によってはその輻射熱によって周辺の光学部品が破損するおそれもあるからである。本実施の形態3においては、表面を鏡面仕上げさせ、反射率がおよそ88%のアルミニウム板を用いているが、ステンレスなど他の金属鏡面仕上げ品や、誘電体多層膜を基板の表面に形成したミラー素子を用いてもよい。
【0082】
さらに、絞りの遮光面積をセットの外側からリモートコントロールで制御できるようにし、図3に示したコントラスト性能と光出力性能の範囲内において、必要に応じてコントラストと光出力とのバランスを任意に設定できるようにすることも考えられる。かかる構成とすることにより、使用用途に応じて、明るさを重視した投写画像と、コントラストを重視した投写画像とを、任意に選択することが可能となる。
【0083】
なお、本実施の形態1から3において、コントラスト性能と光出力とを任意に調整できるようにするため、絞りの遮光面積を可変できるように構成したが、半円状または三日月状の遮光部形状及び面積が固定された絞りを用い、所望のコントラスト性能のみで使用するようにしてもよい。
【0084】
また、本実施の形態1から3で用いた絞りは、投写レンズの入射瞳と略共役な照明光学系の光路中に配置したが、投写レンズの入射瞳に直接配置しても同様の効果が得られる。ただし、投写レンズ中に配置した場合は、絞りの遮光部自体による反射光や発熱が投写レンズの結像性能やスクリーン上の投写画像品位に直接悪影響を及ぼす場合があるため注意が必要である。
【0085】
さらに、本実施の形態1から3で用いた絞りは、図10に示した反射型ライトバルブのように、映像信号に応じて光の進行方向を制御して光学像が形成されるライトバルブに対して最も大きな効果を発揮するが、画像形成面の出射側に透明なガラス又はプラスチックを有している反射型ライトバルブであれば、変調材料として液晶などを用いた光の偏光状態や回折状態、または散乱状態の変化として光学像を形成するタイプのライトバルブを用いた場合でも、不要反射光を低減させるという効果を得ることは可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上のように本発明にかかる投写型表示装置によれば、映像信号に応じて光の進行方向を制御することにより画像を形成する反射型ライトバルブを用いた投写型表示装置において、色再現性を損ねることなく、コントラストを向上させることが可能となる。また、絞りの遮光量を可変できるようにすることで、投写画像のコントラスト性能と光出力性能のバランスを任意に制御することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる投写型表示装置の構成図
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる投写型表示装置における絞り形状の説明図
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる投写型表示装置におけるコントラスト及び光出力特性を示す図
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる投写型表示装置の構成図
【図5】 本発明の実施の形態2にかかる投写型表示装置の構成図
【図6】 本発明の実施の形態3にかかる投写型表示装置の構成図
【図7】 本発明の実施の形態3にかかる投写型表示装置における色分解合成プリズムの構成図
【図8】 本発明の実施の形態3にかかる投写型表示装置の構成図
【図9】 従来の投写型表示装置の構成図
【図10】 従来の投写型表示装置における反射型ライトバルブの動作説明図
【符号の説明】
1 ランプ
2 凹面鏡
3 カラーホイール
4 ロッドプリズム
5 コンデンサレンズ
6 集光ミラー
10 反射型ライトバルブ
11 投写レンズ
13、33、47、52、64、82 ON光
14、34、48、53、65、83 OFF光
21 ミラー素子
31、41、61 絞り
35、49、50、54、55、66、84 不要反射光
37、38 遮光板
39、40 遮光部
42 反射ミラー
43 フールドレンズ
44 全反射プリズム
45 空気層
46、51、63、81 照明光
62 色分解合成プリズム
68 集光レンズ
71、72 ダイクロイックミラー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a projection display apparatus that mainly enlarges and projects an optical image formed on a light valve on a screen.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a method for obtaining a large screen image, there is a method of forming an optical image corresponding to a video signal on a light valve, irradiating the optical image with light, and enlarging and projecting on a screen using a projection lens. It is often used. In such a method, by using a reflective light valve as the light valve, both high resolution and a high pixel aperture ratio can be achieved, and a high-luminance projection image with high light utilization efficiency can be displayed. .
[0003]
FIG. 9 shows a configuration example of an optical system in a conventional projection display device using the reflection type light valve as described above. In FIG. 9, the illumination optical system for condensing and illuminating the light emitted from the lamp 1 as the light source on the
[0004]
First, the
[0005]
Next, the light emitted from the lamp 1 is reflected and collected by the
[0006]
The white light output from the lamp 1 is time-divided into three primary colors of red, green, and blue by the
[0007]
Next, the operation of the
[0008]
In general, the reflection
[0009]
Specifically, at the time of the ON signal, as shown in FIG. 10A, the incident angle of the
[0010]
At the time of the OFF signal, as shown in FIG. 10B, the OFF
[0011]
Therefore, as shown in FIG. 9, the
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, reflected light always occurs at the interface between the
[0013]
In order to solve the above-described problems, the present invention improves the contrast by efficiently cutting unnecessary reflected light without affecting the display performance such as color reproducibility, and can adjust the contrast performance arbitrarily. An object of the present invention is to provide a projection display device having
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a projection display device according to the present invention includes a light source, a reflective light valve as an image forming unit, an illumination optical system that condenses the light emitted from the light source on the reflective light valve, A projection lens that magnifies and projects the reflected light from the reflective light valve on the screen, and a shield that can be arbitrarily varied in aperture size at a position approximately conjugate to the entrance pupil of the projection lens in the optical path of the illumination optical system. A diaphragm, The reflection type light valve has a transparent member on the emission side, and a plurality of mirror elements that control the reflection direction of light according to a video signal are arranged in a matrix, The shielding diaphragm is formed by two light shielding portions, and the two light shielding portions are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system in a predetermined direction, and are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system. It is movable to shield Yes Furthermore, the area of the area shielded by the two light shielding portions and the shape of the shielded area are the same. Thus, the movable direction of the two light-shielding portions is such that the width of the surface reflected light generated by reflecting the radiated light on the surface of the transparent member is changed by the mirror element on the entrance pupil of the projection lens. Set to increase or decrease in direction It is characterized by that.
[0015]
With this configuration, it is possible to improve the contrast performance while minimizing the decrease in brightness due to the generation of unnecessary reflected light and without degrading the color reproducibility.
[0016]
Next, in order to achieve the above object, a projection display apparatus according to the present invention includes a light source, a reflective light valve as an image forming unit, and illumination optics that condenses emitted light from the light source on the reflective light valve. The projection system reflects the illumination light from the system and the illumination optical system toward the reflective light valve, transmits the reflected light from the reflective light valve, and enlarges and projects the reflected light from the reflective light valve onto the screen. A lens, and a shielding diaphragm capable of arbitrarily changing the size of the aperture area at a position substantially conjugate with the entrance pupil of the projection lens in the optical path of the illumination optical system, The reflection type light valve has a transparent member on the emission side, and a plurality of mirror elements that control the reflection direction of light according to a video signal are arranged in a matrix, The shielding diaphragm is formed by two light shielding portions, and the two light shielding portions are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system in a predetermined direction, and are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system. It is movable to shield Yes Furthermore, the area of the area shielded by the two light shielding portions and the shape of the shielded area are the same. Thus, the movable direction of the two light-shielding portions is such that the width of the surface reflected light generated by reflecting the radiated light on the surface of the transparent member is changed by the mirror element on the entrance pupil of the projection lens. Set to increase or decrease in direction It is characterized by that.
[0017]
With such a configuration, it is possible to improve contrast performance while minimizing a decrease in brightness due to generation of unnecessary reflected light and without deteriorating color reproducibility even in a more compact configuration.
[0018]
Next, in order to achieve the above object, a projection display device according to the present invention condenses the light source, three reflective light valves as image forming means, and the light emitted from the light source on the reflective light valve. An illumination optical system, a first prism that reflects illumination light from the illumination optical system to the reflective light valve side and transmits reflected light from the reflective light valve, and three primary colors of red, blue, and green for the illumination light A second prism that decomposes into light and combines one reflected light from the three reflective light valves, a projection lens that magnifies and projects the reflected light from the reflective light valve on the screen, and an optical path of the illumination optical system A shielding stop that can arbitrarily change the size of the aperture area at a position substantially conjugate with the entrance pupil of the projection lens, The reflection type light valve has a transparent member on the emission side, and a plurality of mirror elements that control the reflection direction of light according to a video signal are arranged in a matrix, The shielding diaphragm is formed by two light shielding portions, and the two light shielding portions are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system in a predetermined direction, and are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system. It is movable to shield Yes Furthermore, the area of the area shielded by the two light shielding portions and the shape of the shielded area are the same. Thus, the movable direction of the two light-shielding portions is such that the width of the surface reflected light generated by reflecting the radiated light on the surface of the transparent member is changed by the mirror element on the entrance pupil of the projection lens. Set to increase or decrease in direction It is characterized by that.
[0019]
With this configuration, it is possible to improve contrast performance while minimizing the decrease in brightness due to generation of unnecessary reflected light and without degrading color reproducibility, and project and display a high-definition full-color image. It becomes possible.
[0020]
In the projection display device according to the present invention, it is preferable that the reflection type light valve has a plurality of mirror elements arranged in a matrix to control the light reflection direction in accordance with the video signal.
[0021]
Further, in the projection display device according to the present invention, it is preferable that the opening shape of the shielding diaphragm is circular in the open state. Furthermore, in the projection display device according to the present invention, it is preferable that the shape of the area shielded by the light shielding portion is a semicircular shape or a crescent shape.
[0022]
In the projection display device according to the present invention, it is preferable that a reflecting mirror made of a metal or dielectric multilayer film that reflects at least 80% of incident light is formed on the surface of the light shielding portion of the shielding diaphragm. . This is to prevent peripheral devices from being damaged by radiant heat.
[0023]
In the projection display device according to the present invention, the illumination light from the illumination optical system is incident on the reflection type light valve from an oblique direction, and the light shielding portion of the shielding diaphragm reflects the outer periphery of the illumination light and the reflection type light valve. It is preferably movable so that it can be shielded or released from the position closest to the outer periphery of the light toward the optical axis of the illumination optical system.
[0024]
In the projection display device according to the present invention, it is preferable that the light shielding amount by the shielding diaphragm can be controlled by remote control from the outside of the device. This is because the balance between the contrast performance and the light output performance of the projected image can be arbitrarily controlled.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(Embodiment 1)
Hereinafter, a projection display apparatus according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to Embodiment 1 of the present invention. In FIG. 1, 1 is a lamp as a light source, 3 is a color wheel, 31 is a stop, 10 is a reflective light valve, and 11 is a projection lens. In the first embodiment, the optical system constituted by the
[0026]
As shown in FIG. 10, the reflection type
[0027]
Further, the
[0028]
Moreover, the rod prism 4 has a quadrangular prism shape in which the light incident surface and the light emission surface have the same aspect ratio as the effective display surface of the
[0029]
The luminous body image of the lamp 1 collected by the
[0030]
As described above, the uniformity is improved as the number of reflections in the rod prism 4 is increased due to the subdivision and superimposing effect of the lamp illuminant image. Therefore, the degree of uniformity depends on the length of the rod prism 4. become. In the first embodiment, the length of the rod prism 4 is set so that the peripheral illuminance on the screen is 90% or more with respect to the central illuminance.
[0031]
The exit surface of the rod prism 4 with uniform luminance is used as a secondary surface light source, and the effective display area of the
[0032]
Further, the white light output from the lamp 1 is rotated on the
[0033]
The light emitted from the lamp 1 is collected by the illumination optical system, and the
[0034]
Further, the unnecessary reflected light 35 generated at the cover glass interface of the
[0035]
At this time, the light shielding area of the
[0036]
A
[0037]
For example, in the
[0038]
Further, in the
[0039]
Further, the
[0040]
As described above, the directions in which the areas of the
[0041]
Here, for example, in the case of the
[0042]
By using the
[0043]
In FIG. 1, the
[0044]
Further, it is desirable to use the material of the light shielding plates 37 and 38 shown in FIG. 2 having a surface reflectance of at least 80%. Since light of high energy is incident on the light shielding part, if the amount of light absorption on the surface of the light shielding part increases, the temperature of the light shielding part increases as the light shielding area increases, and in some cases, the radiant heat may damage surrounding optical components. Because there is also. In the first embodiment, an aluminum plate having a mirror-finished surface and a reflectance of approximately 88% is used, but other metal mirror-finished products such as stainless steel or a mirror having a dielectric multilayer film formed on the surface of the substrate An element may be used.
[0045]
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the amount of light blocked by the aperture and the projected image performance in the projection display apparatus in which the variable aperture is introduced in the first embodiment. FIG. 3A shows the relationship between the diaphragm light shielding amount and the contrast ratio when the
[0046]
3 (a) and 3 (b), the horizontal axis indicates the light shielding amount when the
[0047]
Therefore, it can be seen from FIG. 3A that the contrast ratio of the projected image increases as the aperture light shielding amount increases, and from FIG. 3B, the light output decreases as the aperture light shielding amount increases. I understand that From the above fact, the light shielding area of the stop can be controlled by remote control from the outside of the set, and the balance between contrast and light output can be arbitrarily set as required.
[0048]
By introducing such a function, it is possible to arbitrarily select a projection image that emphasizes brightness or a projection image that emphasizes contrast according to the intended use.
[0049]
(Embodiment 2)
Hereinafter, a projection display apparatus according to
[0050]
First, the
[0051]
Moreover, the rod prism 4 has a quadrangular prism shape in which the light incident surface and the light emission surface have the same aspect ratio as the effective display surface of the
[0052]
The luminous body image of the lamp 1 collected by the
[0053]
The exit surface of the rod prism 4 with uniform brightness is used as a secondary surface light source, and the magnification that matches the effective display area of the
[0054]
Further, the white light output from the lamp 1 is rotated on the
[0055]
The configuration of the second embodiment is configured such that after exiting the condenser lens 5, it enters the
[0056]
The
[0057]
Of the
[0058]
In the case of the second embodiment, in addition to the first unnecessary reflected light 49 generated at the cover glass interface of the
[0059]
For example, similarly to the first embodiment, the aperture shape of the
[0060]
Also in this case, by using two light-shielding plates that can be changed symmetrically, the incident angle of the light beam transmitted through the
[0061]
FIG. 5 shows a configuration diagram in the case where the
[0062]
Therefore, by blocking a part of the opening from the above-described direction using the
[0063]
As described above, as shown in FIG. 4, both the first unnecessary reflected light 49 and the second unnecessary reflected light 50 can be efficiently cut by the
[0064]
Also in this case, the
[0065]
Further, it is desirable to use a material with two surface light reflectances of at least 80% as the material of the two light shielding plates. Since light of high energy is incident on the light shielding part, if the amount of light absorption on the surface of the light shielding part increases, the temperature of the light shielding part increases as the light shielding area increases, and in some cases, the radiant heat may damage surrounding optical components. Because there is also. In
[0066]
Furthermore, the light shielding area of the diaphragm can be controlled by remote control from the outside of the set, and the balance between contrast and light output can be set as required within the range of contrast performance and light output performance shown in FIG. It is possible to make it possible. With such a configuration, it is possible to arbitrarily select a projected image that emphasizes brightness and a projected image that emphasizes contrast according to the intended use.
[0067]
(Embodiment 3)
Hereinafter, a projection display apparatus according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 6 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to the third embodiment of the present invention. In FIG. 6, the lamp 1 as a light source, the reflection type
[0068]
Since the configuration of the illumination optical system is the same as that of the second embodiment, a detailed description thereof is omitted.
[0069]
The third embodiment is characterized in that the color separation /
[0070]
FIG. 7 is a horizontal sectional view of the color separation /
[0071]
The three colors of light are reflected by the corresponding reflective
[0072]
Note that the
[0073]
Of the
[0074]
In the case of the third embodiment, unnecessary reflected light generated at the cover glass interface of the
[0075]
The aperture shape of the
[0076]
In this case, by using two light-shielding plates that are axially symmetric, the incident angle of the light beam that passes through the
[0077]
FIG. 8 shows a configuration diagram in the case where the
[0078]
Therefore, by blocking a part of the opening from the above-described direction using the
[0079]
As described above, the unnecessary reflected light 66 in FIG. 6 can be efficiently cut by the
[0080]
Also in this case, the
[0081]
Further, it is desirable to use a material for the diaphragm light-shielding plate having a surface reflectance of at least 80%. Since light of high energy is incident on the light shielding part, if the amount of light absorption on the surface of the light shielding part increases, the temperature of the light shielding part increases as the light shielding area increases, and in some cases, the radiant heat may damage surrounding optical components. Because there is also. In
[0082]
Furthermore, the light shielding area of the diaphragm can be controlled by remote control from the outside of the set, and the balance between contrast and light output can be set as required within the range of contrast performance and light output performance shown in FIG. It is possible to make it possible. With such a configuration, it is possible to arbitrarily select a projected image that emphasizes brightness and a projected image that emphasizes contrast according to the intended use.
[0083]
In the first to third embodiments, the contrast performance and the light output can be arbitrarily adjusted, so that the light shielding area of the diaphragm can be varied. However, the shape of the light shielding part in a semicircular or crescent shape is used. In addition, a diaphragm having a fixed area may be used, and only a desired contrast performance may be used.
[0084]
In addition, the diaphragm used in the first to third embodiments is disposed in the optical path of the illumination optical system substantially conjugate with the entrance pupil of the projection lens. can get. However, when it is arranged in the projection lens, care must be taken because the reflected light and heat generated by the light shielding portion of the diaphragm itself may directly affect the imaging performance of the projection lens and the quality of the projected image on the screen.
[0085]
Further, the diaphragm used in the first to third embodiments is a light valve that forms an optical image by controlling the traveling direction of light according to a video signal, like the reflective light valve shown in FIG. If it is a reflection type light valve that has transparent glass or plastic on the exit side of the image forming surface, the polarization state and diffraction state of light using liquid crystal as the modulation material Even when a light valve that forms an optical image as a change in scattering state is used, it is possible to obtain an effect of reducing unnecessary reflected light.
[0086]
【The invention's effect】
As described above, according to the projection display device of the present invention, the color reproducibility in the projection display device using the reflective light valve that forms an image by controlling the traveling direction of light according to the video signal. It is possible to improve the contrast without impairing the image quality. In addition, by making the amount of light blocked by the aperture variable, it is possible to arbitrarily control the balance between the contrast performance and the light output performance of the projected image.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to a first embodiment of the invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a diaphragm shape in the projection display apparatus according to the first embodiment of the invention.
FIG. 3 is a diagram showing contrast and light output characteristics in the projection display apparatus according to the first embodiment of the present invention;
FIG. 4 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to a third embodiment of the invention.
FIG. 7 is a configuration diagram of a color separation / combination prism in a projection display apparatus according to a third embodiment of the present invention;
FIG. 8 is a configuration diagram of a projection display apparatus according to a third embodiment of the invention.
FIG. 9 is a configuration diagram of a conventional projection display device.
FIG. 10 is a diagram illustrating the operation of a reflective light valve in a conventional projection display device.
[Explanation of symbols]
1 lamp
2 concave mirror
3 Color wheel
4 Rod prism
5 Condenser lens
6 Focusing mirror
10 Reflective light valve
11 Projection lens
13, 33, 47, 52, 64, 82 ON light
14, 34, 48, 53, 65, 83 OFF light
21 mirror elements
31, 41, 61 Aperture
35, 49, 50, 54, 55, 66, 84 Unnecessarily reflected light
37, 38 Shading plate
39, 40 Shading part
42 Reflection mirror
43 Field Lens
44 Total reflection prism
45 Air layer
46, 51, 63, 81 Illumination light
62 Color separation / combination prism
68 condenser lens
71, 72 Dichroic mirror
Claims (18)
前記反射型ライトバルブからの反射光をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと、
前記照明光学系の光路中にあって前記投写レンズの入射瞳と略共役な位置に開口面積の大きさを任意に可変できる遮蔽絞りとを具備し、
前記反射型ライトバルブは、出射側に透明部材を有し、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであり、
前記遮蔽絞りは、2つの遮光部により形成されており、
前記2つの遮光部は前記照明光学系の光軸に対して互いに所定の方向において軸対称であり、かつ前記照明光学系の光軸に対して軸対称に遮光するように可動であり、さらに前記2つの遮光部により遮蔽される領域の面積及び遮蔽される領域の形状が同一であり、
前記2つの遮光部の可動方向は、前記放射光が前記透明部材の表面で反射されて生じる表面反射光の幅が、前記投写レンズの入射瞳上の、前記ミラー素子によって前記放射光の反射方向が変化させられる方向において増減する方向に設定されていることを特徴とする投写型表示装置。 A light source, a reflective light valve as an image forming means, and an illumination optical system that condenses the emitted light of the light source on the reflective light valve;
A projection lens for enlarging and projecting the reflected light from the reflective light valve on a screen;
A shielding stop capable of arbitrarily changing the size of the aperture area at a position substantially conjugate with the entrance pupil of the projection lens in the optical path of the illumination optical system;
The reflection type light valve has a transparent member on the emission side, and a plurality of mirror elements that control the reflection direction of light according to a video signal are arranged in a matrix,
The shielding diaphragm is formed by two light shielding portions,
The two light shielding portions are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system in a predetermined direction, and are movable so as to shield light symmetrically with respect to the optical axis of the illumination optical system. The area of the area shielded by the two light shielding portions and the shape of the shielded area are the same,
The movable direction of the two light shielding portions is such that the width of the surface reflected light generated by reflecting the emitted light on the surface of the transparent member is the reflection direction of the emitted light by the mirror element on the entrance pupil of the projection lens. the projection display equipment, characterized in that but is set in a direction to increase or decrease in the direction to be varied.
前記遮蔽絞りにおける前記遮光部が、前記照明光の外周と前記反射型ライトバルブからの反射光の外周とが最も近接する位置から前記照明光学系の光軸方向に向かって遮光又は開放されるように可動できる請求項1記載の投写型表示装置。Illumination light from the illumination optical system is incident on the reflective light valve from an oblique direction,
The light shielding portion of the shielding diaphragm is shielded or opened from the position where the outer periphery of the illumination light and the outer periphery of the reflected light from the reflective light valve are closest to each other toward the optical axis direction of the illumination optical system. The projection display device according to claim 1, wherein the projection display device is movable.
前記照明光学系からの照明光を前記反射型ライトバルブ側へ反射し、前記反射型ライトバルブからの反射光は透過するプリズムと、
前記反射型ライトバルブからの反射光をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと、
前記照明光学系の光路中にあって前記投写レンズの入射瞳と略共役な位置に開口面積の大きさを任意に可変できる遮蔽絞りとを具備し、
前記反射型ライトバルブは、出射側に透明部材を有し、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであり、
前記遮蔽絞りが2つの遮光部により形成されており、
前記2つの遮光部は、前記照明光学系の光軸に対して互いに所定の方向において軸対称であり、かつ前記照明光学系の光軸に対して軸対称に遮光するように可動であり、さらに前記2つの遮光部により遮蔽される領域の面積及び遮蔽される領域の形状が同一であり、
前記2つの遮光部の可動方向は、前記放射光が前記透明部材の表面で反射されて生じる表面反射光の幅が、前記投写レンズの入射瞳上の、前記ミラー素子によって前記放射光の反射方向が変化させられる方向において増減する方向に設定されていることを特徴とする投写型表示装置。A light source, a reflective light valve as an image forming means, and an illumination optical system that condenses the emitted light of the light source on the reflective light valve;
A prism that reflects the illumination light from the illumination optical system toward the reflective light valve, and the reflected light from the reflective light valve transmits;
A projection lens for enlarging and projecting the reflected light from the reflective light valve on a screen;
A shielding stop capable of arbitrarily changing the size of the aperture area at a position substantially conjugate with the entrance pupil of the projection lens in the optical path of the illumination optical system;
The reflection type light valve has a transparent member on the emission side, and a plurality of mirror elements that control the reflection direction of light according to a video signal are arranged in a matrix,
The shielding diaphragm is formed by two light shielding portions;
The two light shielding portions are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system in a predetermined direction, and are movable so as to shield light symmetrically with respect to the optical axis of the illumination optical system. The area of the region shielded by the two light shielding portions and the shape of the shielded region are the same,
The movable direction of the two light shielding portions is such that the width of the surface reflected light generated by reflecting the emitted light on the surface of the transparent member is the reflection direction of the emitted light by the mirror element on the entrance pupil of the projection lens. A projection display apparatus, wherein the projection display apparatus is set to increase or decrease in a direction in which the angle is changed.
前記遮蔽絞りにおける前記遮光部が、前記照明光の外周と前記反射型ライトバルブからの反射光の外周とが最も近接する位置から前記照明光学系の光軸方向に向かって遮光又は開放されるように可動できる請求項7記載の投写型表示装置。Illumination light from the illumination optical system is incident on the reflective light valve from an oblique direction,
The light shielding portion of the shielding diaphragm is shielded or opened from the position where the outer periphery of the illumination light and the outer periphery of the reflected light from the reflective light valve are closest to each other toward the optical axis direction of the illumination optical system. The projection display device according to claim 7, wherein the projection display device is movable.
前記照明光学系からの照明光を前記反射型ライトバルブ側へ反射し、前記反射型ライトバルブからの反射光は透過する第1のプリズムと、
前記照明光を赤・青・緑の3原色光に分解、及び前記3つの反射型ライトバルブからの反射光を1つ合成する第2のプリズムと、
前記反射型ライトバルブからの反射光をスクリーン上に拡大投写する投写レンズと、
前記照明光学系の光路中にあって前記投写レンズの入射瞳と略共役な位置に開口面積の大きさを任意に可変できる遮蔽絞りとを具備し、
前記反射型ライトバルブは、出射側に透明部材を有し、映像信号に応じて光の反射方向を制御する複数のミラー素子がマトリックス状に配列されたものであり、
前記遮蔽絞りが2つの遮光部により形成されており、
前記2つの遮光部は、前記照明光学系の光軸に対して互いに所定の方向において軸対称であり、かつ前記照明光学系の光軸に対して軸対称に遮光するように可動であり、さらに前記2つの遮光部により遮蔽される領域の面積及び遮蔽される領域の形状が同一であり、
前記2つの遮光部の可動方向は、前記放射光が前記透明部材の表面で反射されて生じる表面反射光の幅が、前記投写レンズの入射瞳上の、前記ミラー素子によって前記放射光の反射方向が変化させられる方向において増減する方向に設定されていることを特徴とする投写型表示装置。A light source, three reflective light valves as image forming means, and an illumination optical system that condenses the light emitted from the light source on the reflective light valve;
A first prism that reflects the illumination light from the illumination optical system toward the reflective light valve and transmits the reflected light from the reflective light valve;
A second prism that divides the illumination light into three primary color lights of red, blue, and green, and combines one reflected light from the three reflective light valves;
A projection lens for enlarging and projecting the reflected light from the reflective light valve on a screen;
A shielding stop capable of arbitrarily changing the size of the aperture area at a position substantially conjugate with the entrance pupil of the projection lens in the optical path of the illumination optical system;
The reflection type light valve has a transparent member on the emission side, and a plurality of mirror elements that control the reflection direction of light according to a video signal are arranged in a matrix,
The shielding diaphragm is formed by two light shielding portions;
The two light shielding portions are axially symmetric with respect to the optical axis of the illumination optical system in a predetermined direction, and are movable so as to shield light symmetrically with respect to the optical axis of the illumination optical system. The area of the region shielded by the two light shielding portions and the shape of the shielded region are the same,
The movable direction of the two light shielding portions is such that the width of the surface reflected light generated by reflecting the emitted light on the surface of the transparent member is the reflection direction of the emitted light by the mirror element on the entrance pupil of the projection lens. A projection display apparatus, wherein the projection display apparatus is set to increase or decrease in a direction in which the angle is changed.
前記遮蔽絞りにおける前記遮光部が、前記照明光の外周と前記反射型ライトバルブからの反射光の外周とが最も近接する位置から前記照明光学系の光軸方向に向かって遮光又は開放されるように可動できる請求項13記載の投写型表示装置。Illumination light from the illumination optical system is incident on the reflective light valve from an oblique direction,
The light shielding portion of the shielding diaphragm is shielded or opened from the position where the outer periphery of the illumination light and the outer periphery of the reflected light from the reflective light valve are closest to each other toward the optical axis direction of the illumination optical system. The projection display device according to claim 13, wherein the projection display device is movable.
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