JP4282471B2 - 画像特徴抽出装置、画像特徴抽出方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

画像特徴抽出装置、画像特徴抽出方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像特徴抽出装置、画像特徴抽出方法、プログラムおよび記録媒体に関し、特に、画像の方向成分に注目した特徴抽出技術に関する。
文字画像の周辺の方向成分に注目して特徴量を抽出する特徴抽出方式として、階層方向ヒストグラム法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これは、文字画像中の文字線エッジの白画素に注目し、その上下左右の4画素を参照して方向コードを作成し、それを注目白画素に付与する。そして、文字画像を縦方向および横方向に走査し、最初に検出した方向コードを第1層、次に検出した方向コードを第2層、というように方向コードを層別し、文字画像の分割領域毎に、ある層までの層別の方向コードのヒストグラムを求め、その各ヒストグラム値を成分とするベクトルを文字画像の特徴ベクトルとして利用するものである。
しかし、上記方式では白画素に注目して方向コードを抽出するため、一部の白画素について方向コードが抽出されず、特徴抽出精度が悪化することがあった。
また、同じ形状の画像でも大きさが違うと、得られる特徴量が大きく異なってしまい、マルチスケールでの特徴抽出に問題があった。
このような問題点を解決するために、特許文献3の技術では、画像中の上下、左右に隣接する異値の2画素の境界に着目し、各境界にエッジの方向性を表す16方向の方向コードを付与して、方向コードの付与漏れを防止している。
また、特許文献4の技術は、被識別文字の輪郭線のうち特に斜め方向の輪郭線の方向特徴ベクトルを安定して得るようにして文字識別を正確に行うことを目的としたものであり、被識別文字の輪郭線を構成する各黒画素から輪郭線の方向パターンを求めると共に輪郭線を正規化し、正規化した輪郭線を各方向パターンに応じた各線素として生成し、生成された各方向の線素をそれぞれ小領域に分割し、各小領域の黒画素数に基づき方向特徴ベクトルを抽出する場合、線素の方向に応じて小領域の形状を変える。また、小領域を、隣接する各小領域と重複するように形成し、線素の方向が拡張されるように黒画素を分布配置する。この結果、線素方向の情報を強調でき、従って画像の線素方向のずれが吸収できることから、斜め方向の輪郭線の方向特徴ベクトルを安定して得ることができる。
特開昭63−16394号公報 特公平795333号公報 特開平10−105648公報 特開平10−21397号公報
しかしながら、上述の方向コードヒストグラムでは、領域分割線が文字の縦/横線分のエッジと重なる場合、領域分割線の小さな変動により特徴量が大きく変動して、特徴量が不安定になる問題があった。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、方向コードヒストグラム法によって画像の特徴量を抽出するときに、領域分割線の小さい変動のときに特徴量の変動も小さくして、特徴量が不安定にならないようにする画像特徴抽出装置、画像特徴抽出方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、画像から抽出したエッジの方向を表す方向コードを各エッジに付与する方向コード作成部と、前記画像を複数の領域に分割して、該分割領域に存在するエッジの方向コードごとに存在頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成する方向コードヒストグラム作成部とを有して、該方向コードヒストグラムを画像の特徴量として抽出する画像特徴抽出装置において、前記方向コードヒストグラム作成部は、前記画像から抽出した各エッジの方向コードに対する前記画像の領域分割を、該方向コードが縦横方向の方向コードに対しては斜め方向の領域分割線を用いて分割し、該方向コードが斜め方向の方向コードに対しては縦横方向の領域分割線を用いて分割し、前記エッジの存在する分割領域と該方向コードとに対応する頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1に記載の画像特徴抽出装置において、前記方向コードは、1点を中心とした16方向または8方向であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2に記載の画像特徴抽出装置において、画像の高さと幅が同じになるように画像を正規化する画像正規化部を有し、前記方向コード作成部は、前記画像正規化部で正規化された画像からエッジを抽出し、該エッジの方向に基づいて方向コードを付与するようにしたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像特徴抽出装置において、前記方向コード作成部で作成された方向コードを縦方向または横方向から層分けする方向コード層分け部を有し、前記方向コードヒストグラム作成部は、前記方向コード層分け部で層分けされた方向コードに対してヒストグラムを作成するようにしたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像特徴抽出装置において、前記方向コードヒストグラム作成部で作成された方向コードヒストグラムを少ない方向成分の方向コードヒストグラムに統合する方向コードヒストグラム統合部を有することを特徴とする。
請求項の発明は、画像から抽出したエッジの方向を表す方向コードを各エッジに付与する方向コード作成ステップと、前記画像を複数の領域に分割して、該分割領域に存在するエッジの方向コードごとに存在頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成する方向コードヒストグラム作成ステップとを有して、該方向コードヒストグラムを画像の特徴量として抽出する画像抽出方法において、前記方向コードヒストグラム作成ステップは、前記画像から抽出した各エッジの方向コードに対する前記画像の領域分割を、該方向コードが縦横方向の方向コードに対しては斜め方向の領域分割線を用いて分割し、該方向コードが斜め方向の方向コードに対しては縦横方向の領域分割線を用いて分割し、前記エッジの存在する分割領域と該方向コードとに対応する頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成することを特徴とする。
請求項の発明は、コンピュータ、請求項1乃至のいずれかに記載の画像特徴抽出装置の各部として能させるためのプログラムである。
請求項の発明は、請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によると、方向コードヒストグラム法によって画像の特徴量を抽出するときに、領域分割線を文字の縦/横線分のエッジと重ならないようにして、安定した特徴量の抽出ができるようにした。これにより、画像検出や画像認識がよりよい精度で処理できるようになった。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態の画像特徴抽出装置を適用した文字認識装置の概略ブロック図である。ここに示す文字認識装置200は、スキャナ装置のような画像入力装置100と液晶ディスプレイ等の表示装置300を接続して、画像入力装置100から読み取った画像にある文字を認識して文字コードに変換し、他のアプリケーションソフトウェアで使用できるようにする。その変換の際、認識途中における作業支援のために表示装置300が使われる。
まず、画像入力部210によって画像入力装置100の原稿を2値画像として読み取り、行切り出し部220に渡す。
行切り出し部220は、原稿画像より文字行イメージを切り出す。
文字切り出し部230は、文字行イメージより個々の文字画像を切り出すとともに文字画像の幅と高さの情報も抽出し、その情報も文字画像とともに特徴量抽出部240へ渡す。
特徴量抽出部240は、本発明に従って文字画像とそれに関する情報より特徴ベクトルを抽出する(詳細は後述)。
マッチング部250は、特徴量抽出部240によって原稿画像から抽出された特徴ベクトルと、その抽出方法と同じ方法で予め各文字種の標準文字パターンより抽出されて認識辞書260に登録されている特徴ベクトルとの相違度を算出し、相違度の最も小さい文字を認識結果とする。
結果出力部270は、この認識候補と原稿画像を表示装置300に表示させ、所望の結果をユーザに選択または修正させて、最終的な認識結果を記憶装置や他のアプリケーションソフトウェアへ引き渡して、処理を終了する。
このような文字認識装置200の全体的な構成および基本的処理内容は、従来の文字認識装置と同様であるが、特徴量抽出部240は本発明の方法により特徴量を抽出するもので、その構成と処理内容は従来のものとは異なる。以下、特徴量抽出部240について詳細に説明する。
図2は、特徴量抽出部240の詳細な構成を示すブロック図(特徴量抽出処理の流れを表すフローチャートも兼ねている)である。この特徴量抽出部240には、文字切り出し部230より切り出された文字画像と、その高さおよび幅の情報が入力され、この文字画像の特徴量(方向コードヒストグラムによる特徴ベクトル)を出力する。
図2において、特徴量抽出部240は、画像正規化部241、方向コード作成部242、方向コード層分け部243、方向コードヒストグラム作成部244および方向コードヒストグラム統合部245から構成されている。
画像正規化部241は、文字切り出し部230より切り出された文字画像と、その高さおよび幅の情報とからバイキュービック法により64画素×64画素の大きさの画像に正規化する。このバイキュービック法は、補間対象となる画素の周囲の画素の濃度値から、sin(πx)/πxをテイラー展開して得られる3次多項式の補間式を用いて補間する。これにより、変形後の画像はエッジが強調される傾向の画像を得ることができる。
この方法によって得られる正規化画像の例を図3に示した。また、この正規化の画像サイズは64画素×64画素に限ったものではなく、特徴量のサイズと認識能力との兼ね合いから決定することができる。
方向コード作成部242は、画像正規化部241で正規化された画像上の上下または左右に隣接する異値の2画素の境界に対し、その一方の画素の値、その左上、右上、左下および右下の4画素の値に従ってエッジの方向性を定めることにより、方向コードを付与する。この方向コードは、例えば、上記特許文献3の従来技術によって付与することができる。以下、この従来技術の方向コード付与方法を概説する。
(1)まず、正規化された画像より、上下に隣接する異値の2画素の境界および左右に隣接する異値の2画素の境界を抽出する。
(2)次に、境界の一方の側の画素の値と、左上、右上、左下、右下の4画素から図4(B)〜(E)のいずれかのパターンに該当するかを決定し、(B)〜(E)に対応した4つの方向コードテーブル(F)〜(I)のうちいずれかを選択する。各方向テーブルには、16エントリーあり、各エントリーに1〜16のいずれかの方向コード(図4(A))が格納されている。
(3)境界の左上、右上、左下、右下の画素の値、即ち図4(B)〜(E)に示したX1,X2,X4,X8の画素の値に注目して、選択済みの方向コードテーブルのアクセスすべきエントリー番号(t)を次の式で決定する。
t=1×(X1)+2×(X2)+4×(X4)+8×(X8)
(4)注目した境界に対して選択した方向コードテーブルの、決定したエントリー番号(t)より方向コードを読み出し、その方向コードを文字画像の当該境界に付与する。
方向コード層分け部243は、文字画像に付与された方向コードの層分けを行う。この層分けは、基本的には文字画像を横方向および縦方向に走査した時に、最初に現れる方向コードを第1層、次に現れる方向コードを第2層、というように、ある層まで層別する。この層数の値は、特徴量のサイズと認識能力との兼ね合いから例えば、日本語の漢字などを認識対象に含む場合、h=2が適当である。
即ち、左右隣接2画素の境界に付与された方向コードについては横方向に走査して層分けを行い(横方向からの層分け)、上下隣接2画素の境界に付与された方向コードについては縦方向に走査して層分けを行う(縦方向からの層分け)。
方向コードヒストグラム作成部244は、64画素×64画素の正規化画像の領域を4×4の領域に分割し、これらの分割領域における層化された方向コードごとに、方向コードの出現頻度を計数して、分割領域ごとに、層別の方向コードのヒストグラムを作成する。ここで、分割数は4×4=16に固定とする。
したがって、分割領域数が16、層数が2、方向コードが16方向であるから、全体として512(=16(分割領域数)×2(層数)×16(方向数))の大きさのヒストグラムとなる。つまり、各ヒストグラム値をそのまま特徴ベクトルの1成分とするならば、その次元数は512となる。
次に、この領域分割線について考えてみる。
64画素×64画素の正規化画像の領域を縦横方向にそれぞれ4等分割して、例えば、図5に示したように分割すると、エッジの方向コードが縦横方向の場合には、領域分割線の方向とエッジの方向とが同じ方向となり特徴量が安定しないので、図6に示したように領域分割線を斜めにとって分割する。
また、逆に、図6のように領域分割線を斜めにとった場合には、エッジの方向コードが斜め方向の場合には、領域分割線の方向とエッジの方向とが同じ方向となり特徴量が安定しないので、図5に示したように領域分割線を斜めにとって分割する。
これらの考察により、各エッジの方向コードの向きに応じて領域分割線の設定方法を、上記図5または図6のいずれかに使い分ける。即ち、方向コードの向きが縦横方向の場合には、図6に示すように斜め方向に領域分割する。また、方向コードの向きが斜め方向の場合には、図5に示すように縦横方向に領域分割する。
このように、方向コードの向きに対して領域分割線を適用することで、領域分割線の小さい変動に対して、方向コードヒストグラムの変動が大きくならないようにすることができる。
次に、上記の考察を考慮した方向コードヒストグラム作成部244の処理手順を図7のフローチャートを用いて説明する。
説明の都合上、図5および図6のように領域分割線で分割された領域にそれぞれR1〜R16のように名前をつけておく。この名前の順序は固定されたものではなく重複しなければよい。
また、方向コードヒストグラムの頻度計数領域を、(分割領域数×層数×方向数)で示される3次元配列Hと考える。
方向コードヒストグラムの頻度計数領域の3次元配列Hをゼロクリアする(ステップS10)。
方向コード作成部242で作成した方向コードを付加したすべてのエッジについて処理を完了した場合には(ステップS11のYES)、方向コードヒストグラムの作成が終了したものとして処理を終了する。
一方、まだ残りのエッジがある場合には(ステップS11のNO)、未処理のエッジの方向コード(方向コードをaとする)と層番号(層番号をbとする)を取り出す(ステップS12)。
この方向コードaが斜め方向の方向コードである場合(ステップS13のYES)、このエッジが図5に示した領域分割線によって分割された分割領域のいずれに属するかを求め(この分割領域の位置をcとする)(ステップS14)、ステップS16へ進む。
一方、この方向コードaが縦横方向の方向コードである場合(ステップS13のNO)、このエッジが図6に示した領域分割線によって分割された分割領域のいずれに属するかを求め(この分割領域の位置をcとする)(ステップS15)、ステップS16へ進む。
方向コード(a)、層番号(b)および分割領域の位置(c)で示される方向コードヒストグラムの頻度計数領域の3次元配列Hの要素に1を加えて、出現頻度をカウントアップし、制御をステップS11へ戻す(ステップS16)。
方向コードヒストグラム統合部245は、方向コードヒストグラム作成部244により作成された16方向(図4(A))の方向コードヒストグラムを、それより少ない方向成分を表す方向コードヒストグラムに統合する。本実施形態では、図8に示す8方向の方向コードのヒストグラムに統合する。結果として、全体として256(=16×2×8)の大きさのヒストグラムとなる。このような、より少ない方向成分への量子化を行う目的は、文字画像の大きさの違いによる特徴量の変動を少なくするためである。
16方向の方向コードを8方向の方向コードへ統合するのは次のようにして行う。
ここで、図4(A)の方向コード1〜16に対する方向コードヒストグラム値をD〜D16で表し、図8の方向コード1〜8に対する方向コードヒストグラム値をd〜dで表すことにする。図4(A)と図8の方向を比較すると、16方向の1,3,5,7,9,11,13,15の方向と8方向の1,2,3,4,5,6,7,8に対応していることが分かる。このことから、各dは次の式で求められる。
=D16+2D+D
=D2i−2+2D2i−1+D2i (i=2〜8)
以上のようにして文字画像から256(=分割領域数(16)×層数(2)×方向数(8))次元の方向コードヒストグラムによる特徴ベクトルが抽出される。
上述した実施形態では、特徴量を抽出する対象を文字画像としているが、文字画像以外にも応用することができる。この場合には、画像入力装置から読み取られた原画像から識別対象の画像を切り出して、この画像に対して本発明の画像特徴抽出装置を適用すればよい。
また、上述した実施形態では、方向コードヒストグラム統合部で16方向から8方向へ統合するようにしているが、特許文献1に示されるように方向コードを最初から8方向としてエッジに付加するようにすれば、方向のコードヒストグラム統合部を省略することができる。
さらに、特徴量のサイズと認識能力が許されるならば、16方向のままの特徴ベクトルで使用してもかまわない。
また、上述した実施形態では、方向コードを層分けした方向コードヒストグラムを作成して特徴量としているが、認識能力が許されるならば、層分けを行わないことで特徴量のサイズを小さくすることができる。
このように層分けしない場合、特徴ベクトルの次元数は、分割領域数×方向数=16×8=128と上記実施形態よりも次元数を減少させることができる。
また、上述した実施形態では、切り出した画像を正規化してから特徴量を抽出していたが、例えば、斜め領域分割線の方向を、45度の方向に限定せずに、文字画像外接矩形の対角線方向とする場合には、文字画像の高さと幅を等しくする正規化処理を行う必要が無い。ただし、その場合には「−」や「|」などのような文字幅や文字高さが非常に小さい文字については特徴量が不安定となるので、このような文字を認識対象に含む場合には、文字画像の正規化処理を行うことが望ましい。
さらに、画像入力装置100がカラー画像を読み取った場合には、例えば、カラー画像の明度成分でグレー画像を抽出して、2値化処理を行えば本発明の画像特徴抽出装置をそのまま適用することができる。また、特開2003−187253号公報のようなカラー画像から直接エッジの強度を算出する方法を用いて、エッジ強度を算出し、しきい値処理によりエッジを抽出し、このエッジに対して方向コードを付与すれば、方向コード付与後の処理は上述した方法で処理することができる。
さらに、上述した実施形態の画像特徴抽出装置の各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、画像特徴抽出装置の記録媒体読取装置にこの記録媒体を装着して、これらのプログラムをCPUで実行することによって、本発明の目的が達成される。
この場合、記録媒体から読出されたプログラム自体が上述した実施形態を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)のいずれであってもよい。
あるいは、インターネット等の通信ネットワークを介して記憶装置に格納されたプログラムをサーバコンピュータから直接供給を受けるようにしてもよい。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。
また、ロードしたプログラムを実行することにより上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
このように上述した実施形態の機能をプログラム化して流通させることによって、コスト、可搬性、汎用性を向上させることができる。
さらに、上述した画像特徴抽出装置の各機能をプログラム化して、サーバコンピュータの磁気ディスク等の記憶装置に格納しておき、インターネット等の通信ネットワークで接続されたユーザのコンピュータから実行指示を受信して、当該プログラムを実行し、その結果をユーザのコンピュータへ返信するようなASP(application service provider)による利用を提供する場合、このサーバコンピュータの記憶装置およびそのプログラムも本発明に含まれる。
本発明の実施形態の画像特徴抽出装置を適用した文字認識装置の概略ブロック図である。 特徴量抽出部の詳細な構成を示すブロック図(フローチャート)である。 文字画像の正規化前と正規化後の画像を示す一例である。 16方向の方向コード、境界の種類、方向コードテーブルの説明図である。 斜め方向の方向コードに対する領域分割線の説明図である。 縦横方向の方向コードに対する領域分割線の説明図である。 方向コードヒストグラム作成部の処理手順を示すフローチャートである。 8方向の方向コードの説明図である。
符号の説明
100…画像入力装置、200…文字認識装置、210…画像入力部、220…行切り出し部、230…文字切り出し部、240…特徴量抽出部、241…画像正規化部、242…方向コード作成部、243…方向コード層分け部、244…方向コードヒストグラム作成部、245…方向コードヒストグラム統合部、250…マッチング部、260…認識辞書、270…結果出力部、300…表示装置。

Claims (8)

  1. 画像から抽出したエッジの方向を表す方向コードを各エッジに付与する方向コード作成部と、前記画像を複数の領域に分割して、該分割領域に存在するエッジの方向コードごとに存在頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成する方向コードヒストグラム作成部とを有して、該方向コードヒストグラムを画像の特徴量として抽出する画像特徴抽出装置において、前記方向コードヒストグラム作成部は、前記画像から抽出した各エッジの方向コードに対する前記画像の領域分割を、該方向コードが縦横方向の方向コードに対しては斜め方向の領域分割線を用いて分割し、該方向コードが斜め方向の方向コードに対しては縦横方向の領域分割線を用いて分割し、前記エッジの存在する分割領域と該方向コードとに対応する頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成することを特徴とする画像特徴抽出装置。
  2. 請求項1に記載の画像特徴抽出装置において、前記方向コードは、1点を中心とした16方向または8方向であることを特徴とする画像特徴抽出装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像特徴抽出装置において、画像の高さと幅が同じになるように画像を正規化する画像正規化部を有し、前記方向コード作成部は、前記画像正規化部で正規化された画像からエッジを抽出し、該エッジの方向に基づいて方向コードを付与するようにしたことを特徴とする画像特徴抽出装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の画像特徴抽出装置において、前記方向コード作成部で作成された方向コードを縦方向または横方向から層分けする方向コード層分け部を有し、前記方向コードヒストグラム作成部は、前記方向コード層分け部で層分けされた方向コードに対してヒストグラムを作成するようにしたことを特徴とする画像特徴抽出装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像特徴抽出装置において、前記方向コードヒストグラム作成部で作成された方向コードヒストグラムを少ない方向成分の方向コードヒストグラムに統合する方向コードヒストグラム統合部を有することを特徴とする画像特徴抽出装置。
  6. 画像から抽出したエッジの方向を表す方向コードを各エッジに付与する方向コード作成ステップと、前記画像を複数の領域に分割して、該分割領域に存在するエッジの方向コードごとに存在頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成する方向コードヒストグラム作成ステップとを有して、該方向コードヒストグラムを画像の特徴量として抽出する画像抽出方法において、前記方向コードヒストグラム作成ステップは、前記画像から抽出した各エッジの方向コードに対する前記画像の領域分割を、該方向コードが縦横方向の方向コードに対しては斜め方向の領域分割線を用いて分割し、該方向コードが斜め方向の方向コードに対しては縦横方向の領域分割線を用いて分割し、前記エッジの存在する分割領域と該方向コードとに対応する頻度を計数して方向コードヒストグラムを作成することを特徴とする画像特徴抽出方法
  7. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像特徴抽出装置の各部として機能させるためのプログラム
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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