JP4276357B2

JP4276357B2 - Water outlet

Info

Publication number: JP4276357B2
Application number: JP2000111202A
Authority: JP
Inventors: 明西岡
Original assignee: 株式会社三栄水栓製作所
Priority date: 2000-04-12
Filing date: 2000-04-12
Publication date: 2009-06-10
Anticipated expiration: 2020-04-12
Also published as: JP2001295330A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、浄水器、食器洗い機、湯沸器、洗濯機、あるいは、散水器等の機器の給水ホースへ給水できる水道用コンセントに関する。
【０００２】
【従来の技術】
本出願人は、水道用コンセントとして、図９、図１０、図１１に示すように、二つの開口１，２を有する前面部３およびこの前面部３が着脱可能な固定枠１４よりなるハウジングと、一方の開口２に配置された継手部１１と、他方の開口１に配置され、前記継手部１１から送出する水の流量を調整するためのハンドル９とを備えたものを開発中である。
【０００３】
前記前面部３は、枠体３ｂと、この枠体３ｂに着脱可能に保持される化粧プレートとしての中央部３ａとで構成されている。
【０００４】
この水道用コンセントは、間柱Ｐに対して、固定枠１４を介して直接取り付けられるとともに、前面部３が家屋等の壁Ｗの前面Ｗ_b とほぼ面一となるように壁Ｗに形成された取付け開口４２に配置された状態で、固定枠１４の左右に設けた一対の挟みプレート７２と前記枠体３ｂとで壁Ｗを挟み込むよう構成されている。
【０００５】
すなわち、前記一対の挟みプレート７２，７２は、固定枠１４の両側壁５６，５６を前後方向において自在に位置決め可能に移動するよう構成されている。この挟みプレート７２は、側壁５６に前後方向に形成された上下の切欠き５６ａ，５６ｂによって案内される。そして、この挟みプレート７２の前後方向の移動は、固定枠１４の後壁５７に当接するねじ５２ａによって行える。よって、これら挟みプレート７２，７２と前記枠体３ｂの前部３０１とで壁Ｗを挟むことが可能である。
【０００６】
つまり、上記のように間柱Ｐに取り付けられた固定枠１４に前面部３を取り付けるには、枠体３ｂの後部３００を壁Ｗの前側から取付け開口４２を挿通させて固定枠１４内に嵌め込み、後部３００の内側四隅Ｃ₁ ，Ｃ₁ ，Ｃ₁ ，Ｃ₁（図１０参照）にそれぞれ設けた挿通孔５０および固定枠１４の内側四隅Ｃ₂ ，Ｃ₂ ，Ｃ₂ ，Ｃ₂ （図９、図１０参照）にそれぞれ設けたねじ孔５１を介してねじ５２止めを行うことにより枠体３ｂの前部３０１の後面側を壁Ｗの前面Ｗ_b に当接させた後、ねじ５２ａによって挟みプレート７２の位置を調節して挟みプレート７２と枠体３ｂの前部３０１とで壁Ｗを挟み込み、最後に前面部３の中央部３ａを枠体３ｂに取り付けるだけでよい。
【０００７】
この場合、挿通孔５０が設けられている枠体３ｂの後部３００の内側四隅Ｃ₁，Ｃ₁ ，Ｃ₁ ，Ｃ₁ と、ねじ孔５１が設けられている固定枠１４の内側四隅Ｃ₂ ，Ｃ₂ ，Ｃ₂ ，Ｃ₂ とは、壁厚Ａ（例えば、８〜１５ｍｍ）や壁Ｗの前面Ｗ_b および給水配管Ｖ₁間の距離Ｍに応じてそれぞれ当接した状態（四隅Ｃ₁ ，Ｃ₂ 間の距離はゼロ）でねじ５２止めされる場合（図１２参照）とそれぞれ離間した状態でねじ５２止めされる場合がある。
【０００８】
上記の構成からなる水道用コンセントでは、図１１に示すように、例えば浄水器の給水ホースＨが前記継手部１１に接続された場合には、水道用コンセントのハンドル９を操作することによって、浄水器に送られる水の量を調整することができる。そして、例えば、台所に既設の水栓に浄水器の給水ホースＨを接続することで浄水器に給水した場合には、既設の水栓と浄水器とを同時に使用することができないという問題があったが、上記の構成からなる水道用コンセントを用いれば、このような問題を解決することが可能である。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、壁設置型の水道用コンセントでは、設置にあたり以下の問題があった。
【００１０】
（１）水道用コンセントは、例えば既設の水栓（湯水混合栓など）に水または湯を供給するために設置されている給水配管または給湯配管（図示せず）から分岐された分岐給水配管（以下、単に給水配管という）Ｖ₁ および壁Ｗの前面Ｗ_b間の距離Ｍが所定範囲（例えば、２８〜３５ｍｍ）になるように壁Ｗの張りつけと給水配管Ｖ₁の施工が行われるのを前提とした上で、前記四隅Ｃ₁ ，Ｃ₂ 間の距離を適宜変えても所定範囲の壁厚Ａ（例えば、８〜１５ｍｍ）を有する壁Ｗに設置できるものであるが、壁Ｗの張りつけと給水配管Ｖ₁の施工の結果、例えば、図１３に示すように、壁Ｗと給水配管Ｖ₁との距離Ｍが長すぎる場合には適用できなくなる。すなわち、壁Ｗの前面および給水配管Ｖ₁ 間の距離Ｍが所定範囲（例えば、２８〜３５ｍｍ）の最大長さ（＝３５ｍｍ）よりも長くなっている場合（図１３ではＭ＝５０ｍｍ）、固定枠１４と枠体３ｂが離れ過ぎ、枠体３ｂの後部３００を取付け開口４２を挿通させても後部３００を固定枠１４内に嵌め込むことができないという事態が発生する。
【００１１】
（２）逆に、壁Ｗと給水配管Ｖ₁をあまりに近づけ過ぎると、すなわち、図１４に示すように、距離Ｍが所定範囲（例えば、２８〜３５ｍｍ）の最小長さ（＝２８ｍｍ）よりも短い場合（図１４では、Ｍ＝２３ｍｍ）には、四隅Ｃ₁ ，Ｃ₂ 同士を当接させても、枠体３ｂの前部３０１および壁Ｗの前面Ｗ_b 間に例えば５ｍｍ程度の幅Ｍ₁ を有する隙間Ｓが発生することになる。
【００１２】
また、図１５に示すように、家屋等の建物Ｔの、例えば基礎部分の鉛直面部Ｔ_a に形成した開口３０３に埋め込まれたボックス本体３０４内に上記水道用コンセントと同一の水道用コンセントＤがステンレス製のブラケット３０５に設置された散水器ボックス（特願平１１−２４２２８０号の明細書、図面参照）の場合、図１６に示すように、ブラケット３０５の厚みａは、前記壁厚Ａ（例えば、８〜１５ｍｍ）よりもはるかに薄いことから、水道用コンセントＤの前記四隅Ｃ₁，Ｃ₂ を当接させた状態（図１１参照）で、かつ、一対の挟みプレート７２，７２を最大限前方向に移動させた状態（これとは反対に図９では挟みプレート７２が最大限後方向に移動させている）でも、挟みプレート７２と枠体３ｂの前部３０１との間に前記ブラケット３０５の厚みａよりも大きな幅ａ₁ を持つ隙間ｍが発生する。これは、挟みプレート７２，２を最大限前方向に移動させると、挟みプレート７２のねじ５２ａ片Ｐ₁ （図８参照）が前記四隅Ｃ₁ ，Ｃ₂ を当接した状態の枠体３ｂの後部３００の裏面側の外周端部３３３（図１６参照）に当たりこの外周端部３３３がストッパーとして機能して挟みプレート７２，２がこれ以上前方へ移動するのを阻止されてしまうからである。そのため、この隙間ｍを埋めるべく従来は鉄板や木材を挟んでいた。
【００１３】
更に、前記壁設置型の水道用コンセントにおいても、前記所定範囲の壁厚Ａ（例えば、８〜１５ｍｍ）よりも薄い壁Ｗを用いた場合には前記散水器ボックスと同様の問題が発生することになる。すなわち、前記前部３０１および壁Ｗの前面Ｗb 間に隙間Ｓが発生することになる。
【００１４】
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、家屋等において所定範囲の厚みの壁を使用している場合に壁と給水配管を近づけ過ぎても対応できるとともに、前記壁が所定範囲の壁厚以下の薄い壁であっても、あるいは、散水器ボックスの薄いブラケットにも対応できるオールラウンドな水道用コンセントを提供することである。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の水道用コンセントは、少なくとも二つの開口が形成された前面部およびこの前面部が着脱可能な固定枠よりなるハウジングと、このハウジング内に設けられ、流入口、流出口および弁体を有する水栓本体と、前記ハウジングの一方の開口に配置され、前記水栓本体の流出口から流出可能な水の流量を調整するための流量調整ハンドルと、この流量調整ハンドルの回動操作を前記弁体に伝達するための伝達機構と、前記水栓本体の流出口に固定されるとともに前記ハウジングの他方の開口に配置され、給水ホースの上流端に設けられた継手部材が着脱自在である継手部とを備え、壁または水栓筐体に形成した取付け開口を介して前記壁または水栓筐体に固定設置される水道用コンセントであって、前記前面部の裏面側を前記壁または水栓筐体の一方面に押圧させるとともに、前記壁または水栓筐体の他方面に前記固定枠の左右に設けた一対の挟みプレートを押圧させた状態で前記前面部と一対の挟みプレートとで前記壁または水栓筐体を挟み込むよう構成され、前記壁または水栓筐体の前記一方面および前面部間に前記前面部の裏面側に着脱可能に密着できる大きさのスペーサを設けてある。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を、図１〜図６と図９および図１１をも参照しながら説明する。なお、図１〜図６において、図９〜図１４で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【００１７】
図１〜図６において、水道用コンセントＤは、縦に並んだ二つの開口１，２を有する前面部３およびこの前面部３が着脱可能な固定枠１４よりなるほぼ直方体形状のハウジング４と、このハウジング４内に設けられ、水または湯の流入口５および流出口６ならびにカートリッジ式の弁体８を有する水栓本体７と、前記ハウジング４の一方の開口１に配置され、前記水栓本体７の流出口６から流出可能な水の流量を調整するための流量調整操作部材であるダイヤル型の流量調整ハンドル９と、この流量調整ハンドル９の回動操作を前記弁体８に伝達するための伝達機構１０と、前記水栓本体７の流出口６に固定されるとともに前記ハウジング４の他方の開口２に配置され、給水ホースＨの上流端に設けられた継手部材Ｈ’が着脱自在である継手部１１と、この継手部１１に対する前記継手部材Ｈ’の接続を解除するための接続解除機構１２と、家屋等の壁Ｗの前面Ｗ_b（一方面）および前面部３間に設けられ前面部３の裏面側（後述する、枠体３ｂの後部３００の外周端部３３３）に着脱可能に密着できる大きさのスペーサ４０とを備えている。
そして、水道用コンセントＤの固定枠１４の両側壁には、三方が切り欠かれ、かつ固定枠１４の内側に折れ曲げられ、平面視がほぼへの字形状となっている折れ曲がり部２８（図４、図９および図５参照）がそれぞれ形成されており、この折れ曲がり部２８は、ねじ２９が挿通可能な穴２８’を有している。そして、水道用コンセントＤを間柱Ｐに取り付けるには、前記折れ曲がり部２８が形成されている側壁を間柱Ｐに当接させ、穴２８’を挿通させたねじ２９で止めればよい。なお、穴２８’は、折れ曲がり部２８の前側の傾斜した面に形成されていることから、前記ねじ２９を用いた固定枠１４の取り付け作業を簡単に行うことが可能である。
【００１８】
前記開口１，２は、正面視がほぼ円形状となるように形成されている。
【００１９】
前記前面部３は、前記開口１，２が形成されている化粧プレートとしての中央部３ａと、この中央部３ａを保持するための枠体３ｂとからなる。
【００２０】
前記流入口５には、たとえば既設の水栓（湯水混合栓など）に水または湯を供給するために設置されている給水配管（図示せず）から分岐された分岐給水配管Ｖ₁が接続されている。
【００２１】
なお、前記流量調整ハンドル９は、図６、図９に示すように、ねじ７ｂを、ハンドル支持部９ｂに形成されたねじ挿通孔９ａを介して水栓本体７のねじ孔７ａに螺合することで水栓本体７に固定されている。
更に、水栓本体７は、前記ハウジング本体４の底部上に、ねじ５３により立設配置されている。そして、前記分岐給水配管Ｖ₁ からの水または湯が、流入口５から内部に導入され、流出口６から下流側へ送出される構成となっている。
【００２２】
前記カートリッジ式の弁体８は、水栓本体７の内部に挿入されており、その軸心回りに回転可能な筒体１５（図３参照）を有している。そして、前記流入口５から水栓本体７内に至った水は、筒体１５の内部と、前記筒体１５の側壁に形成され、流出口６に連通する貫通孔（図示せず）とを経た後に流出口６から送出されるように構成されており、前記筒体１５の回動操作に伴って、流出口６と貫通孔との重なり部分の大きさが変化するため、水栓本体７内から流出口６に送出可能な水の流量も変化することになる。従って、筒体１５の回動操作を行うことにより、流出口６から送出される水の流量を調整することができる。
【００２３】
前記伝達機構１０は、前記流量調整ハンドル９を用いて前記筒体１５の回動操作を行うために設けられた機構であり、前記水栓本体７の上方に突出し、かつ前記筒体１５と連動するスピンドル軸１６と、前記スピンドル軸１６の外周に形成されたアウターセレーションに噛み合うインナーセレーションを有する円筒部１７およびこの円筒部１７の外周に連設されたピニオン部１８からなる回動部材１９と、前記流量調整ハンドル９の後側に連設され、前記回動部材１９のピニオン部１８に噛み合うギヤ部材２０とからなる。
【００２４】
前記継手部１１に接続される給水ホースＨの上流端に設けられた継手部材Ｈ’としては、たとえば特願平１１−０１０１９３号の明細書、図面に記載の継手部３，４などが用いられる。なお、前記給水ホースＨの下流側には、たとえば浄水器、食器洗い機、湯沸器、洗濯機、あるいは、散水器などの機器が接続される。
【００２５】
前記接続解除機構１２は、前記流量調整ハンドル９を前方に押し出すことが可能な一端部２２ａ，２２ａおよび前記継手部１１に接続される給水ホースＨの継手部材Ｈ’によって後方に押し入れることが可能な他端部２２ｂ，２２ｂを有する揺動レバー２２と、ロック解除ボタン２３およびロック手段２４からなるロック機構２５とから構成されている。
すなわち、３５は、継手部１１に外挿されて揺動レバー２２の前記他端部２２ｂ，２２ｂに当接しながら前記継手部１１上をスライド可能なスライドリング（図１１参照）である。なお、図５には、このスライドリング３５を省略している。前記スライドリング３５は、ハット状で、継手部１１を挿通させる前方開口３５ａおよび後方開口３５ｂを有し、後方開口３５ｂから前方開口３５ａに向かって順次、小径の第１段差部３７および大径の第２段差部３８を有する。このスライドリング３５は、前方開口３５ａが前記中央部３ａの前記開口２に整合する一方、後方開口３５ｂの周辺部が前記他端部２２ｂ，２２ｂに当接した状態で設置される。このスライドリング３５は、継手部材Ｈ’が継手部１１に差し込まれると、継手部材Ｈ’のリング状先端部が前記両段差部３７，３８を押圧し、その押圧力によってスライドリング３５が前記他端部２２ｂ，２２ｂに当接しながら後方にスライドし、前記他端部２２ｂ，２２ｂが後方に押されることで揺動レバー２２の一端部２２ａ，２２ａが前方に出た状態となり、流量調整ハンドル９を前方に押し出すことで流量調整ハンドル９を回動可能にする機能を有する。
【００２６】
そして、前記接続解除機構１２を用いて前記継手部１１に対する継手部材の接続を解除するには、流量調整ハンドル９を閉状態とした後、前記ロック解除ボタン２３を押し、最後に流量調整ハンドル９を後側へ押し込むだけでよい。
【００２７】
前記揺動レバー２２は、継手部１１に給水ホースの継手部材が接続されていない状態では、バネ２２ｃの付勢によって、前記一端部２２ａ，２２ａが後方に下がり、他端部２２ｂ，２２ｂが前方に出た状態（以下、初期状態という）となる。そして、揺動レバー２２がこの初期状態にあるときは、前記流量調整ハンドル９が回動不能となっており、水栓本体７の流出口６から水が送出されることがない。
【００２８】
また、前記揺動レバー２２は、継手部１１に給水ホースの継手部材Ｈ’が接続された状態では、上述したように、継手部材Ｈ’によってスライドリング３５が後方にスライドして他端部２２ｂ，２２ｂが後方に押され、これに伴って前記一端部２２ａ，２２ａが前方に出た状態（以下、接続状態という）となる。そして、揺動レバー２２がこの接続状態にあるときは、前記流量調整ハンドル９が回動可能となり、水栓本体７の流出口６から水を送出させることが可能となる。
【００２９】
前記ロック解除ボタン２３は、前記前面部３に形成されている。そして、前記ロック手段２４は、揺動レバー２２が接続状態にあるときに流量調整ハンドル９の後側に位置するアーム２４ａを有しており、このアーム２４ａは流量調整ハンドル９が後側に引っ込むことを防止することから、前記継手部材は、流量調整ハンドル９を後方へ押しても継手部１１から外れないようにロックされる。なお、前記ロック解除ボタン２３を押すことによって、流量調整ハンドル９の後側に位置していたロック手段２４のアーム２４ａが退き、ロック手段２４による継手部材のロックは解除される。
【００３０】
次に、上記の構成からなる水道用コンセントＤの動作について説明する。
継手部１１に給水ホースの継手部材が接続されていない状態では、前記揺動レバー２２は初期状態となっており、閉状態の流量調整ハンドル９を回動操作することができないようになっている。従って、操作ミスなどによって流出口６から不意に水が送出されるなどの事故が確実に防止されることとなる。
【００３１】
そして、前記継手部１１に継手部材Ｈ’を接続すると、前記揺動レバー２２は接続状態となり、流量調整ハンドル９の回動操作を行うことができるようになるため、流出口６から送出する水の流量を流量調整ハンドル９を用いて調整することが可能となる。
【００３２】
継手部１１に対する継手部材Ｈ’の接続を解除するには、まず、流量調整ハンドル９を閉状態とし、ロック解除ボタン２３を押した後、流量調整ハンドル９を後方へ押し込むだけでよい。このような構成により、前記流出口６から水が送出されているときに、継手部１１から継手部材Ｈ’が外れることがなく、水漏れ事故などを未然に防ぐことができる。
【００３３】
以下、この発明の特徴的構成である前記スペーサ４０について説明する。なお、この実施形態では、図４に示すように、枠体３ｂの後部３００の内側四隅Ｃ₁ ，Ｃ₁ ，Ｃ₁ ，Ｃ₁ と、固定枠１４の内側四隅Ｃ₂ ，Ｃ₂ ，Ｃ₂ ，Ｃ₂ とが当接した状態（四隅Ｃ₁，Ｃ₂ 間の距離はゼロ）で枠体３ｂが固定枠１４に対してねじ５２止めされる場合を示している。枠体３ｂの後部３００は、正面視矩形の開口３００ａを有する。
【００３４】
枠体３ｂは、壁Ｗの前面Ｗ_b側から取付け開口４２に挿通されて固定枠１４に嵌め込み可能な後部３００と、一対の挟みプレート７２，７２とで前記壁Ｗを挟むことが可能な前部３０１とよりなる。
【００３５】
そして、前記前部３０１の外周端部３３３は、全周にわたり内向き段差４２を有する一方、前記スペーサ４０は前面に前記内向き段差４２に係合する形状の外向き段差４３を全周にわたり有する。更に、前記スペーサ４０は後面に前記外向き段差４３に係合する形状で前記前部３０１の前記内向き段差４２と同一形状の内向き段差４２ａを全周にわたり有する。よって、例えば、２つのスペーサ４０，４０同士を重ね合わせできる。すなわち、第１のスペーサ４０の段差４２ａおよび第２のスペーサ４０の段差４３を介して第１のスペーサ４０の後面に第２のスペーサ４０の前面を重ね合わせできる。４６は、開口で、枠体３ｂの後部３００の開口３００ａよりも大きく、かつ相似形に形成されている。
【００３６】
前記スペーサ４０の厚みＩは例えば略５ｍｍである。したがって、図１４に示した隙間Ｓに、図３、図４に示したように、１枚のスペーサ４０を前部３０１の外周端部３３３および壁Ｗの前面Ｗ_b 間に介装し、ねじ５２止めすることで隙間Ｓを埋めることができる。すなわち、１枚のスペーサ４０を介して、前部３０１の外周端部３３３を壁Ｗの前面Ｗ_b に当接させることができ、挟みプレート７２と枠体３ｂの前部３０１とで壁Ｗを確実に挟み込むことができる。
【００３７】
また、前記所定範囲の壁厚Ａ（例えば、８〜１５ｍｍ）よりも薄い壁Ｗを用いた場合に前部３０１および壁Ｗの前面Ｗ_b 間に隙間Ｓが発生しても、その隙間Ｓの幅に応じて１枚のスペーサ４０あるいは複数枚のスペーサ４０を重ね合わせ、かつ、水道用コンセントＤの前記四隅Ｃ₁ ，Ｃ₂ を当接させた状態でねじ５２止めしたり、前記四隅Ｃ₁ ，Ｃ₂ をそれぞれ離間した状態でねじ５２止めできる。
【００３８】
図７、図８は、挟みプレート７２と枠体３ｂの前部３０１との間に発生した幅ａ₁を持つ隙間ｍ（図１６参照）を例えば１枚のスペーサ４０を用いて埋めるように構成したこの発明の他の実施形態を示す。なお、図７、図８において、図１〜図６、および図９〜図１６で用いた符号と同一のものは同一または相当物である。
【００３９】
この場合も、図１６に示した隙間ｍに、例えば１枚のスペーサ４０を介装し、ねじ５２止めすることで隙間ｍを埋めることができる。すなわち、１枚のスペーサ４０を介して、前部３０１の外周端部３３３をブラケット３０５の前面に当接させることができ、挟みプレート７２と枠体３ｂの前部３０１とでブラケット３０５を確実に挟み込むことができる。４９は散水ホースである。
【００４０】
なお、この実施形態では、枠体３ｂの後部３００にスペーサ４０を介装した状態で後部３００をブラケット３０５の前側からブラケット３０５に形成した取付け開口３０５ａを挿通させて固定枠１４内に嵌め込み、ねじ５２止めを行うことにより枠体３ｂの前部３０１の外周端部３３３をブラケット３０５の前面に当接させた後、ねじ５２ａによって挟みプレート７２の位置を調節して挟みプレート７２と枠体３ｂの前部３０１とでブラケット３０５を挟み込み、最後に前面部３の中央部３ａを枠体３ｂに取り付けるだけでよい。この場合、図示はしないが、枠体３ｂの後部３００の内側四隅Ｃ₁ ，Ｃ₁，Ｃ₁ ，Ｃ₁ と、固定枠１４の内側四隅Ｃ₂ ，Ｃ₂，Ｃ₂ ，Ｃ₂とは、それぞれ離間した状態でねじ５２止めされている。
【００４１】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、壁または水栓筐体の一方面および前面部間に前面部の裏面側に着脱可能に密着できる大きさのスペーサを設けたので、家屋等において所定範囲の厚みの壁を使用している場合に壁と給水配管を近づけ過ぎても対応できるとともに、前記壁が所定範囲の壁厚以下の薄い壁であっても、あるいは、水栓筐体にも対応できるオールラウンドな水道用コンセントを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）この発明の一実施形態におけるスペーサの背面図である。
（Ｂ）上記実施形態におけるスペーサの横断面である。
【図２】上記実施形態における枠体とスペーサを示す分解斜視図である。
【図３】上記実施形態における水道用コンセントの取り付け状態を示す縦断面図である。
【図４】上記実施形態における水道用コンセントの取り付け状態を示す横断面図である。
【図５】上記実施形態を示す全体分解斜視図である。
【図６】上記実施形態の伝達機構を示す分解斜視図である。
【図７】この発明の他の実施形態における水道用コンセントの取り付け状態を示す一部切欠き縦断面図である。
【図８】上記他の実施形態における水道用コンセントの取り付け状態を示す横断面図である。
【図９】水道用コンセントの固定枠の取り付け状態を示す正面図である。
【図１０】水道用コンセントの取り付け機構を示す全体分解斜視図である。
【図１１】水道用コンセントに対する給水ホースの接続動作を示す構成説明図である。
【図１２】水道用コンセントの正常な取り付け状態を示す構成説明図である。
【図１３】水道用コンセントの取り付け不能の状態を説明するための構成説明図である。
【図１４】水道用コンセントの従来例の取り付け状態を示す構成説明図である。
【図１５】水栓筐体への水道用コンセントの取り付け状態を示す一部切欠き正面図である。
【図１６】水栓筐体への水道用コンセントの従来例の取り付け状態を示す構成説明図である。
【符号の説明】
４０…スペーサ、４３…外向き段差、４２，４２ａ…内向き段差、７２…挟みプレート、３０１…前部、３３３…外周端部、Ｗ…壁。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water outlet that can supply water to a water supply hose of a device such as a water purifier, a dishwasher, a water heater, a washing machine, or a sprinkler.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIGS. 9, 10, and 11, the present applicant, as shown in FIGS. 9, 10, and 11, has a housing including a front portion 3 having two openings 1 and 2 and a fixing frame 14 to which the front portion 3 can be attached and detached. A joint portion 11 disposed in one opening 2 and a handle 9 disposed in the other opening 1 for adjusting the flow rate of water delivered from the joint portion 11 are under development.
[0003]
The front surface portion 3 includes a frame body 3b and a central portion 3a as a decorative plate that is detachably held by the frame body 3b.
[0004]
This water outlet is directly attached to the stud P via the fixed frame 14 and is formed on the wall W so that the front surface portion 3 is substantially flush with the front surface W _b of the wall W such as a house. The wall W is configured to be sandwiched between a pair of sandwiching plates 72 provided on the left and right of the fixed frame 14 and the frame 3b in a state of being disposed in the mounting opening 42.
[0005]
That is, the pair of sandwiching plates 72 and 72 are configured to move so that the side walls 56 and 56 of the fixed frame 14 can be freely positioned in the front-rear direction. The sandwich plate 72 is guided by upper and lower cutouts 56 a and 56 b formed in the side wall 56 in the front-rear direction. The sandwiching plate 72 can be moved in the front-rear direction by a screw 52 a that abuts the rear wall 57 of the fixed frame 14. Therefore, it is possible to sandwich the wall W between the sandwiching plates 72 and 72 and the front portion 301 of the frame body 3b.
[0006]
That is, in order to attach the front part 3 to the fixed frame 14 attached to the stud P as described above, the rear part 300 of the frame 3b is inserted into the fixed frame 14 through the attachment opening 42 from the front side of the wall W, The insertion holes 50 provided in the inner four corners C ₁ , C ₁ , C ₁ , C ₁ (see FIG. 10) of the rear portion 300 and the inner four corners C ₂ , C ₂ , C ₂ , C ₂ (see FIG. 9, FIG. 10), respectively. after contact with the front surface W _b of the wall W of the rear side of the front 301 of the frame 3b by performing a screw 52 fastened through the screw holes 51 provided in FIGS see 10), the plate sandwiched by screws 52a It is only necessary to adjust the position 72 and sandwich the wall W between the sandwiching plate 72 and the front portion 301 of the frame 3b, and finally attach the central portion 3a of the front surface portion 3 to the frame 3b.
[0007]
In this case, the inner four corners C ₁ , C ₁ , C ₁ , C ₁ of the rear portion 300 of the frame 3 b in which the insertion hole 50 is provided, and the inner four corners C _{2 of} the fixed frame 14 in which the screw hole 51 is provided. C ₂ , C ₂ , and C ₂ are in contact with each other according to the wall thickness A (for example, 8 to 15 mm) and the distance M between the front surface W _{b of the} wall W and the water supply pipe V ₁ (four corners C ₁ , the distance between the C ₂ in some cases be screws 52 fastened in a state of being separated, respectively if (see FIG. 12) which is zero) Deneji 52 stop.
[0008]
In the water outlet having the above-described configuration, as shown in FIG. 11, for example, when the water supply hose H of the water purifier is connected to the joint portion 11, by operating the handle 9 of the water outlet, The amount of water sent to the vessel can be adjusted. For example, when water is supplied to a water purifier by connecting a water supply hose H of the water purifier to an existing faucet in the kitchen, there is a problem that the existing faucet and the water purifier cannot be used at the same time. However, such a problem can be solved by using a water outlet having the above-described configuration.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, wall-mounted water outlets have the following problems during installation.
[0010]
(1) The outlet for water supply is, for example, a water supply pipe installed to supply water or hot water to an existing water faucet (hot water / water mixing faucet or the like) or a branched water supply pipe branched from a hot water supply pipe (not shown) Hereinafter, the attachment of the wall W and the construction of the water supply pipe V ₁ are performed so that the distance M between the V ₁ and the front surface W _{b of the} wall W is simply within a predetermined range (for example, 28 to 35 mm). Based on the premise, the wall W can be installed on the wall W having a predetermined range of wall thickness A (for example, 8 to 15 mm) even if the distance between the four corners C ₁ and C ₂ is appropriately changed. As a result of the construction of the water supply pipe V ₁ , for example, as shown in FIG. 13, the distance M between the wall W and the water supply pipe V ₁ is too long. That is, when the distance M between the front surface of the wall W and the water supply pipe V ₁ is longer than the maximum length (= 35 mm) of a predetermined range (for example, 28 to 35 mm) (M = 50 mm in FIG. 13), the fixed A situation occurs in which the frame 14 and the frame 3b are too far apart, and the rear portion 300 cannot be fitted into the fixed frame 14 even if the rear portion 300 of the frame 3b is inserted through the mounting opening 42.
[0011]
(2) Conversely, if the wall W and the water supply pipe V ₁ are too close, that is, as shown in FIG. 14, the distance M is less than the minimum length (= 28 mm) of a predetermined range (for example, 28 to 35 mm). In a short case (M = 23 mm in FIG. 14), even if the four corners C ₁ and C ₂ are brought into contact with each other, a width M of, for example, about 5 mm between the front portion 301 of the frame 3b and the front surface W _{b of the} wall W. A gap S having ₁ is generated.
[0012]
Further, as shown in FIG. 15, a water outlet D that is the same as the above-described water outlet is provided in a box body 304 embedded in an opening 303 formed in _a vertical surface portion Ta of a building T such as a house. In the case of a water sprayer box (see the specification of Japanese Patent Application No. 11-242280, drawing) installed in a stainless steel bracket 305, as shown in FIG. 16, the thickness a of the bracket 305 is the wall thickness A (for example, , 8-15 mm), so that the four corners C ₁ and C ₂ of the water outlet D are in contact with each other (see FIG. 11) and the pair of sandwiching plates 72 and 72 are maximized. Even in the state of being moved in the forward direction (in contrast to this, in FIG. 9, the sandwiching plate 72 is moved in the rearward direction as much as possible), the bracket is interposed between the sandwiching plate 72 and the front portion 301 of the frame 3b. A gap m having a width a ₁ larger than the thickness a of the pad 305 is generated. This is because when the sandwiching plates 72, 2 are moved forward as much as possible, the screw 52a piece P ₁ (see FIG. 8) of the sandwiching plate 72 is in contact with the four corners C ₁ , C ₂ . This is because the outer peripheral end portion 333 hits the outer peripheral end portion 333 (see FIG. 16) on the back surface side of the rear portion 300 and functions as a stopper to prevent the sandwiching plates 72, 2 from moving further forward. Therefore, conventionally, an iron plate or wood has been sandwiched to fill the gap m.
[0013]
Further, in the wall-mounted water outlet, when the wall W thinner than the predetermined range of wall thickness A (for example, 8 to 15 mm) is used, the same problem as in the water sprayer box occurs. become. That is, a gap S is generated between the front portion 301 and the front surface Wb of the wall W.
[0014]
The present invention has been made in consideration of the above-mentioned matters. The purpose of the present invention is to cope with a wall and a water supply pipe that are too close to each other when a wall having a predetermined thickness is used in a house or the like. It is to provide an all-round water outlet that can accommodate a thin wall having a wall thickness within a predetermined range or a thin bracket of a sprinkler box.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a water outlet according to the present invention comprises a housing comprising a front portion in which at least two openings are formed and a fixing frame to which the front portion is detachable, and an inflow port provided in the housing. A faucet body having an outlet and a valve body, a flow rate adjusting handle disposed at one opening of the housing and for adjusting the flow rate of water that can flow out from the outlet of the faucet body, and the flow rate adjustment A transmission mechanism for transmitting the turning operation of the handle to the valve body, and a joint fixed to the outlet of the faucet body and disposed at the other opening of the housing and provided at the upstream end of the water supply hose A water outlet that is fixedly installed on the wall or faucet housing through a mounting opening formed in the wall or faucet housing. The back surface side of the part is pressed against one surface of the wall or the faucet housing, and the pair of sandwich plates provided on the left and right sides of the fixed frame are pressed against the other surface of the wall or the faucet housing. The wall or the faucet housing is sandwiched between the front surface portion and the pair of sandwiching plates, and can be detachably attached to the back surface side of the front surface portion between the one surface and the front surface portion of the wall or faucet housing. A size spacer is provided.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6, FIG. 9 and FIG. 11. 1 to 6, the same reference numerals as those used in FIGS. 9 to 14 are the same or equivalent.
[0017]
1 to 6, a water outlet D is a substantially rectangular parallelepiped housing 4 including a front face portion 3 having two openings 1 and 2 arranged vertically and a fixing frame 14 to which the front face portion 3 can be attached and detached. A faucet body 7 provided in the housing 4 and having a water or hot water inlet 5 and outlet 6 and a cartridge-type valve body 8, and disposed in one opening 1 of the housing 4. 7 is a dial-type flow rate adjustment handle 9 that is a flow rate adjustment operation member for adjusting the flow rate of water that can flow out of the outlet 6, and the rotation operation of the flow rate adjustment handle 9 is transmitted to the valve body 8. And a coupling member H ′ fixed to the outlet 6 of the faucet body 7 and disposed in the other opening 2 of the housing 4 and provided at the upstream end of the water supply hose H is detachable. A joint part 11, a connection release mechanism 12 for releasing the connection of the joint member H ′ to the joint portion 11, and the front surface portion 3 provided between the front surface W _b (one surface) of the wall W such as a house and the front surface portion 3. And a spacer 40 of a size that can be detachably attached to the rear surface side (the outer peripheral end portion 333 of the rear portion 300 of the frame 3b described later).
Then, the side wall of the fixed frame 14 of the water supply outlet D is cut at three sides and bent inside the fixed frame 14 so that the bent portion 28 (see FIG. 4, 9, and 5), and the bent portion 28 has a hole 28 ′ through which a screw 29 can be inserted. Then, in order to attach the water outlet D to the stud P, the side wall on which the bent portion 28 is formed may be brought into contact with the stud P and fixed with the screw 29 inserted through the hole 28 '. Since the hole 28 ′ is formed on the inclined surface on the front side of the bent portion 28, it is possible to easily perform the attaching operation of the fixed frame 14 using the screw 29.
[0018]
The openings 1 and 2 are formed to have a substantially circular shape when viewed from the front.
[0019]
The front portion 3 includes a central portion 3a as a decorative plate in which the openings 1 and 2 are formed, and a frame 3b for holding the central portion 3a.
[0020]
For example, a branch water supply pipe V ₁ branched from a water supply pipe (not shown) installed to supply water or hot water to an existing water faucet (such as a hot water / water mixing tap) is connected to the inflow port 5. ing.
[0021]
As shown in FIGS. 6 and 9, the flow rate adjusting handle 9 screws the screw 7b into the screw hole 7a of the faucet body 7 through the screw insertion hole 9a formed in the handle support portion 9b. This is fixed to the faucet body 7.
Further, the faucet body 7 is erected on the bottom of the housing body 4 by screws 53. Then, water or hot water from the branch water supply pipe V ₁ is, is introduced from the inlet port 5 to the inside, it is configured to be delivered to the downstream side from the outlet 6.
[0022]
The cartridge-type valve body 8 is inserted into the faucet body 7 and has a cylindrical body 15 (see FIG. 3) that can rotate about its axis. Then, the water that has reached the faucet body 7 from the inlet 5 passes through the inside of the cylinder 15 and a through hole (not shown) that is formed on the side wall of the cylinder 15 and communicates with the outlet 6. After passing, it is configured to be sent out from the outflow port 6, and the size of the overlapping portion between the outflow port 6 and the through hole changes with the turning operation of the cylindrical body 15. The flow rate of water that can be delivered from the inside to the outlet 6 also changes. Therefore, the flow rate of the water delivered from the outlet 6 can be adjusted by rotating the cylinder 15.
[0023]
The transmission mechanism 10 is a mechanism provided to rotate the cylinder 15 using the flow rate adjusting handle 9, protrudes above the faucet body 7, and interlocks with the cylinder 15. A rotating shaft 19 composed of a spindle shaft 16 and a cylindrical portion 17 having an inner serration meshing with an outer serration formed on the outer periphery of the spindle shaft 16; and a pinion portion 18 connected to the outer periphery of the cylindrical portion 17; A gear member 20 is provided on the rear side of the flow rate adjusting handle 9 and meshes with the pinion portion 18 of the rotating member 19.
[0024]
As the joint member H ′ provided at the upstream end of the water supply hose H connected to the joint portion 11, for example, joint portions 3 and 4 described in the specification and drawings of Japanese Patent Application No. 11-010193 are used. . In addition, equipment, such as a water purifier, a dishwasher, a water heater, a washing machine, or a sprinkler, is connected to the downstream side of the water supply hose H, for example.
[0025]
The connection release mechanism 12 can be pushed backward by one end portions 22a and 22a that can push the flow rate adjusting handle 9 forward and a joint member H ′ of a water supply hose H connected to the joint portion 11. The other end portions 22 b and 22 b are composed of a swing lever 22 and a lock mechanism 25 including a lock release button 23 and a lock means 24.
That is, 35 is a slide ring (see FIG. 11) that is slidable on the joint portion 11 while being externally attached to the joint portion 11 and contacting the other end portions 22 b and 22 b of the swing lever 22. In FIG. 5, the slide ring 35 is omitted. The slide ring 35 has a hat shape and includes a front opening 35a and a rear opening 35b through which the joint portion 11 is inserted. The first step portion 37 having a small diameter and a large diameter step are sequentially formed from the rear opening 35b toward the front opening 35a. A second stepped portion 38 is provided. The slide ring 35 is installed in a state where the front opening 35a is aligned with the opening 2 of the central portion 3a, and the peripheral portion of the rear opening 35b is in contact with the other end portions 22b and 22b. In the slide ring 35, when the joint member H ′ is inserted into the joint portion 11, the ring-shaped tip portion of the joint member H ′ presses the stepped portions 37 and 38, and the slide ring 35 is moved to the other by the pressing force. While sliding against the end portions 22b and 22b, the other end portions 22b and 22b are pushed rearward, so that the one end portions 22a and 22a of the swing lever 22 come out forward, and the flow rate adjusting handle 9 Has a function of enabling the flow rate adjusting handle 9 to be rotated.
[0026]
And in order to cancel | release the connection of the coupling member with respect to the said joint part 11 using the said connection cancellation | release mechanism 12, after making the flow volume adjustment handle 9 into a closed state, the said lock release button 23 is pushed, and finally the flow volume adjustment handle 9 You only need to push in to the rear.
[0027]
In the state where the joint member 11 of the water supply hose is not connected to the joint portion 11, the swing lever 22 has the one end portions 22 a and 22 a lowered rearward and the other end portions 22 b and 22 b forward due to the bias of the spring 22 c. (Hereinafter referred to as the initial state). When the swing lever 22 is in this initial state, the flow rate adjusting handle 9 is not rotatable and water is not sent out from the outlet 6 of the faucet body 7.
[0028]
Further, in the state where the joint member H ′ of the water supply hose is connected to the joint portion 11, the swing lever 22 slides the slide ring 35 rearward by the joint member H ′ as described above, and the other end portion 22b. , 22b are pushed rearward, and the one end portions 22a, 22a protrude forward (hereinafter referred to as a connected state). When the swing lever 22 is in this connected state, the flow rate adjusting handle 9 can be rotated, and water can be sent out from the outlet 6 of the faucet body 7.
[0029]
The unlock button 23 is formed on the front surface portion 3. The lock means 24 has an arm 24a located on the rear side of the flow rate adjusting handle 9 when the swing lever 22 is in a connected state, and the arm 24a is retracted to the rear side. In order to prevent this, the joint member is locked so as not to be detached from the joint portion 11 even if the flow rate adjusting handle 9 is pushed backward. When the lock release button 23 is pressed, the arm 24a of the lock means 24 located on the rear side of the flow rate adjusting handle 9 is retracted, and the joint member is unlocked by the lock means 24.
[0030]
Next, the operation of the water outlet D having the above configuration will be described.
When the joint member of the water supply hose is not connected to the joint portion 11, the swing lever 22 is in an initial state, and the closed flow adjustment handle 9 cannot be rotated. . Therefore, an accident such as unexpected water being sent out from the outlet 6 due to an operation error or the like is reliably prevented.
[0031]
When the joint member H ′ is connected to the joint portion 11, the rocking lever 22 is in a connected state, and the flow adjustment handle 9 can be rotated. This flow rate can be adjusted using the flow rate adjustment handle 9.
[0032]
In order to release the connection of the joint member H ′ to the joint part 11, first, the flow rate adjustment handle 9 is closed, and after the lock release button 23 is pressed, the flow rate adjustment handle 9 is simply pushed backward. With such a configuration, when water is being sent out from the outlet 6, the joint member H ′ is not detached from the joint portion 11, and a water leakage accident or the like can be prevented in advance.
[0033]
Hereinafter, the spacer 40 which is a characteristic configuration of the present invention will be described. In this embodiment, as shown in FIG. 4, the inner four corners C ₁ , C ₁ , C ₁ , C ₁ of the rear portion 300 of the frame 3b and the inner four corners C ₂ , C ₂ , C _{2 of the} fixed frame 14 are used. , C ₂ (the distance between the four corners C ₁ , C ₂ is zero), and the frame 3 b is fixed to the fixed frame 14 with screws 52. The rear portion 300 of the frame 3b has an opening 300a that is rectangular in a front view.
[0034]
The frame 3b is inserted into the mounting opening 42 from the front surface _Wb side of the wall W and can be inserted into the fixed frame 14 before the wall W can be sandwiched between the pair of sandwich plates 72 and 72. Part 301.
[0035]
The outer peripheral end portion 333 of the front portion 301 has an inward step 42 over the entire circumference, while the spacer 40 has an outward step 43 having a shape that engages with the inward step 42 on the entire front surface. . Further, the spacer 40 has an inward step 42a on the rear surface that is engaged with the outward step 43 and has the same shape as the inward step 42 of the front portion 301 over the entire circumference. Therefore, for example, the two spacers 40 can be overlapped with each other. That is, the front surface of the second spacer 40 can be superimposed on the rear surface of the first spacer 40 via the step 42 a of the first spacer 40 and the step 43 of the second spacer 40. 46 is an opening which is larger than the opening 300a of the rear portion 300 of the frame 3b and is formed in a similar shape.
[0036]
The thickness I of the spacer 40 is about 5 mm, for example. Therefore, the gap S shown in FIG. 14, FIG. 3, as shown in FIG. 4, and interposed one spacer 40 between the front W _b of the outer peripheral edge portion 333 and the wall W of the front 301, screw By closing 52, the gap S can be filled. That is, through the one spacer 40, the outer peripheral edge portion 333 of the front 301 can be brought into contact with the front surface W _b of the wall W, the wall W at the front 301 of the scissors plate 72 and the frame 3b Can be pinched reliably.
[0037]
The predetermined range of the wall thickness A (e.g., 8 to 15 mm) even gap S is generated between the front surface W _b of the front 301 and the wall W in the case of a thin wall W than the clearance S Depending on the width, one spacer 40 or a plurality of spacers 40 are overlapped, and the four corners C ₁ and C ₂ of the water outlet D are in contact with the screws 52, or the four corners C ₁ are fixed. , C ₂ can be fixed with screws 52 in a separated state.
[0038]
7 and 8 are configured to fill a gap m (see FIG. 16) having a width a ₁ generated between the sandwiching plate 72 and the front portion 301 of the frame body 3b using, for example, one spacer 40. Another embodiment of the present invention will be described. 7 and 8, the same reference numerals as those used in FIGS. 1 to 6 and FIGS. 9 to 16 are the same or equivalent.
[0039]
Also in this case, the gap m can be filled by inserting, for example, one spacer 40 in the gap m shown in FIG. That is, the outer peripheral end portion 333 of the front portion 301 can be brought into contact with the front surface of the bracket 305 through the single spacer 40, and the bracket 305 is reliably secured by the sandwiching plate 72 and the front portion 301 of the frame 3b. Can be pinched. 49 is a watering hose.
[0040]
In this embodiment, with the spacer 40 interposed in the rear portion 300 of the frame 3b, the rear portion 300 is inserted into the fixing frame 14 through the mounting opening 305a formed in the bracket 305 from the front side of the bracket 305, and screwed. 52, the outer peripheral end 333 of the front portion 301 of the frame 3b is brought into contact with the front surface of the bracket 305, and then the position of the sandwich plate 72 is adjusted by the screw 52a to adjust the position of the sandwich plate 72 and the frame 3b. It is only necessary to sandwich the bracket 305 with the front portion 301 and finally attach the central portion 3a of the front surface portion 3 to the frame body 3b. In this case, although not shown, the inner four corners C ₁ , C ₁ , C ₁ , C ₁ of the rear portion 300 of the frame 3 b and the inner four corners C ₂ , C ₂ , C ₂ , C _{2 of} the fixed frame 14 are: The screws 52 are fixed in a state of being separated from each other.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the spacer having a size that can be detachably attached to the back surface side of the front surface portion is provided between the one surface and the front surface portion of the wall or the faucet housing. When using a wall with a thickness of 50 mm, it is possible to handle the wall and the water supply pipe too close, and even if the wall is a thin wall with a wall thickness less than the specified range, or compatible with a faucet housing Can provide all-round water outlets.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a rear view of a spacer according to an embodiment of the present invention.
(B) It is a cross section of the spacer in the said embodiment.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a frame body and spacers in the embodiment.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a state in which a water outlet is attached in the embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state where the water outlet is attached in the embodiment.
FIG. 5 is an overall exploded perspective view showing the embodiment.
6 is an exploded perspective view showing the transmission mechanism of the embodiment. FIG.
FIG. 7 is a partially cutaway longitudinal sectional view showing an attached state of a water outlet according to another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a state in which the water outlet is attached in the other embodiment.
FIG. 9 is a front view showing an attached state of a fixing frame of a water outlet.
FIG. 10 is an overall exploded perspective view showing a water outlet mounting mechanism.
FIG. 11 is a configuration explanatory view showing a connection operation of a water supply hose to a water outlet.
FIG. 12 is a configuration explanatory view showing a normal installation state of a water outlet.
FIG. 13 is a configuration explanatory diagram for explaining a state in which a water outlet cannot be attached.
FIG. 14 is a configuration explanatory view showing a mounting state of a conventional example of a water outlet.
FIG. 15 is a partially cutaway front view showing a state where the water outlet is attached to the faucet housing.
FIG. 16 is a configuration explanatory view showing a conventional state of attaching a water outlet to a faucet housing.
[Explanation of symbols]
40 ... spacer, 43 ... outward step, 42, 42a ... inward step, 72 ... sandwich plate, 301 ... front, 333 ... outer peripheral end, W ... wall.

Claims

A housing comprising a front portion having at least two openings and a fixing frame to which the front portion is detachable; a faucet body provided in the housing and having an inlet, an outlet and a valve body; and A flow rate adjusting handle for adjusting the flow rate of water that can be discharged from the outlet of the faucet body, and a transmission mechanism for transmitting the turning operation of the flow rate adjusting handle to the valve body. And a joint part fixed to the outlet of the faucet body and disposed at the other opening of the housing, and a joint member provided at the upstream end of the water supply hose is detachable. A water outlet that is fixedly installed on the wall or faucet housing through an attachment opening formed in the housing, and pressing the back side of the front portion against one surface of the wall or faucet housing In addition, the wall or faucet housing is formed by the front portion and the pair of sandwiching plates in a state where a pair of sandwiching plates provided on the left and right of the fixed frame is pressed on the other surface of the wall or faucet housing. A water supply outlet configured to be sandwiched and provided with a spacer of a size that can be detachably attached to the back surface side of the front surface portion between the one surface and the front surface portion of the wall or faucet housing.

The front surface portion can sandwich the wall or faucet housing between the rear portion that is inserted into the mounting opening from the front side of the wall or faucet housing and can be fitted into the fixed frame, and the pair of sandwiching plates. The water outlet according to claim 1, comprising a frame body including a front portion and a central portion as a decorative plate that is detachably held by the frame body.

The back side of the front part is the back side of the front part of the frame body, and the front part has an inward step over the entire circumference at the outer peripheral end of the back side, while the spacer is on the one side. An inward step having a shape that engages with the inward step is formed over the entire circumference, and the spacer has a shape that engages with the outward step on the other surface and has the same shape as the inward step of the front portion. 3. The water outlet according to claim 2, wherein the spacer is configured to be superposed on each other according to the thinness of the wall or the faucet casing.