JP4274348B2 - Process prediction method, processing apparatus, and process prediction program - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プロセスの予測方法及び処理装置並びにプロセス予測プログラムに関し、更に詳しくは、例えば半導体製造装置等の処理装置に付設された複数の検出器からの検出データを用いて処理装置のプロセスを予測する方法及びプロセスを予測することができる処理装置並びに処理装置に用いられるプロセス予測プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造工程は多種類の半導体製造装置や検査装置等の処理装置が用いられている。例えばプラズマ処理装置はエッチング処理や成膜処理等のプラズマ処理に用いられる。この種のプラズマ処理装置は、例えば、処理室内に互いに平行に配設された上部電極と下部電極を備え、制御装置の制御下で上下両電極に高周波電力を印加すると共に処理室内にプロセスガスを導入し、上部電極と下部電極間の放電によりプロセスガスのプラズマを発生させ、このプラズマの発光強度を終点検出器によって監視しながら被処理体(例えばウエハ)に所定のプラズマ処理を施している。この際、処理室内の圧力、上下両電極の高周波電力及びプロセスガスの流量等の制御可能なパラメータ(以下、「プロセスパラメータ」と称す。)を標準条件に設定してウエハの処理を行い、この間にプラズマ処理装置に付帯する終点検出器等の複数の検出器を介してプラズマ発光強度等を検出する。
【0003】
そして、複数の検出データを制御装置に格納された多変量解析プログラムを介してプロセスを予測するためのモデル式を作成し、このモデル式を介してプラズマ処理装置の装置状態を評価し、または処理結果を予測する。モデル式を作成する場合には、例えば複数の検出器からの検出データを収集し、これらの検出データとプロセスパラメータとの相関関係式を重回帰分析により求め、この重回帰分析によって作成されたモデル式に検出データを当て嵌めてプロセスパラメータを予測する。
【0004】
モデル式を作成する場合には、まず、プラズマ処理装置の処理室内に所定のウエハを配置し、処理室内の圧力、上下両電極の高周波電力及びプロセスガス流量等のプロセスパラメータを標準条件(処理内容によって予め設定された標準的な条件)に設定して例えば7枚のウエハを処理する。これらのウエハを処理する間に終点検出器によってプラズマ発光の複数の成分波長の発光強度(光学的データ)をそれぞれ検出データとして検出する。標準条件で処理するウエハを以下では正常ウエハと定義する。次いで、複数のプロセスパラメータを標準条件から所定の範囲で大小方向に振って例えば12枚のウエハを処理し、それぞれのウエハについて複数の光学的データをそれぞれ検出データとして検出する。プロセスパラメータを振る時には田口メソッドの直交表を使用した直交実験を行う。この直交実験に用いるウエハを以下では直交表ウエハと定義する。
【0005】
正常ウエハ、直交表ウエハから得られた検出データを用いて図5に示すように重回帰解析を行う。即ち、同図に示すように光学的データからなる複数の検出データを説明変数xij(iはウエハの枚数、jは各成分波長のサンプル数)とし、また、プロセスガスの処理室内の圧力、高周波電力及びプロセスガスの流量等のプロセスパラメータを複数の目的変数yijとして重回帰分析を行って下記のモデル式を作成する。このモデル式を作成する時には行列Xと行列Yの相関関係を少ないデータから求めることができるPLS法を用いて行列Bを求める。PLS法の詳細は例えばJOURNAL OF CHEMOMETRICS,VOL.2(PP.211-228)(1998)に掲載されている。尚、下記モデル式において、Xは説明変数を成分とする行列、Bは重回帰係数を成分とする行列、Yは目的変数を成分とする行列である。
Y=BX
【0006】
モデル式を作成した後、洗浄前後のプラズマ処理装置を用いて正常ウエハ及び異常ウエハ(故意にプロセスパラメータを標準条件から大小方向に振って処理したウエハ)を処理し、処理時に検出される検出データを用いてプロセスパラメータを予測する。即ち、プロセスパラメータを標準条件に設定して7枚のウエハを正常ウエハとして処理し、引き続き、プロセスパラメータを標準条件から大小方向に振って15枚のウエハを異常ウエハとして処理した。この際、終点検出器からのプラズマ発光の複数の成分波長を検出データとしてそれぞれ検出すると、上記モデル式とこれらの検出データに基づいて複数のプロセスパラメータを演算し、演算値を予測値として自動的に出力する。
【0007】
次いで、上述のプラズマ処理装置を洗浄した後、洗浄後のプラズマ処理装置を用いて正常ウエハ及び異常ウエハを処理する。そして、この時に得られた複数の検出データと上記モデル式を用いて洗浄後のプラズマ処理装置のプロセスパラメータを予測した。洗浄前後の各ウエハにおけるプロセスパラメータの設定値と予測値とを比較して示したものが図6である。図6の左半分はモデル式を作成したプラズマ処理装置の場合のガス1の流量の設定値と予測値を示し、右半分は上記モデル式を用いて洗浄後のプラズマ処理装置の場合のガス1の流量の設定値と予測値を示している。図6からも明らかなようにモデル式を作成した洗浄前のプラズマ処理装置については予測値が設定値に近似しており予測精度が比較的高いことが判る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、洗浄後のプラズマ処理装置の場合には予測値が設定値から大きく外れているため、洗浄前に作成したモデル式をそのまま用いて洗浄後のプラズマ処理装置のプロセスパラメータを予測することができない。つまり、同一のプラズマ処理装置であっても洗浄後では終点検出器の付け直しや処理室内の環境変化等によって検出データが変動するため、洗浄後にはモデル式を新たに作成し直さなくてはならないという課題があった。このことは単に洗浄前後のプラズマ処理装置に限ったことではなく、他の保守点検を行った場合、更に同種のプラズマ処理装置間にも云えることである。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、処理装置についての予測式を一度作成すれば、この予測式を用いて他の同種の処理装置についてもプロセスパラメータ等の装置状態を評価し、処理結果を予測することができるプロセスの予測方法及び処理装置並びにプロセス予測プログラムを提案することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のプロセスの予測方法は、被処理体を処理する際に、複数の検出器からの複数の検出データを多変量解析して処理装置の装置状態を評価し、または処理結果を予測するプロセスの予測方法において、一つの処理装置を用いて複数の被処理体に対して所定条件の標準処理を行う工程と、この標準処理により上記複数の被処理体それぞれから得られる複数の検出データを主成分分析して主成分分析モデルを作成すると共にこの主成分分析モデルにおける上記複数の被処理体それぞれの検出データに対応する複数の残差を第1の残差として求める工程と、上記処理装置と同種の他の処理装置を用いて上記被処理体と同種の複数の被処理体に対して上記標準処理を行う工程と、この標準処理により上記複数の被処理体それぞれから得られる複数の検出データを上記主成分分析モデルに当て嵌めて上記複数の被処理体それぞれの検出データに対応する複数の第2の残差を求める工程と、上記第2の残差のバラツキから上記第1の残差のバラツキの基準値より小さい検出データを選択する工程と、選択された複数の検出データの残差を用いて多変量解析モデルを作成する工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項2に記載のプロセスの予測方法は、請求項1に記載の発明において、上記他の処理装置が上記一の処理装置を保守点検して上記各検出器の取付状態を異にする処理装置であることを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項3に記載のプロセスの予測方法は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記他の処理装置が上記一の処理装置を保守点検して内部部品を異にする処理装置であることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項4に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプロセスの発明において、上記他の処理装置が上記一の処理装置を保守点検して内部の表面状態を異にする処理装置であることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の請求項5に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記保守点検として洗浄を行うことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明の請求項6に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記主成分分析ではクロスバリデーション法を用いて主成分の次数を求めることを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の請求項7に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明において、上記第1の残差の基準値として、その最大値及び最小値を用いることを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明の請求項8に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記多変量解析モデルは装置状態を評価するための重回帰分析モデルであることを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明の請求項9に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、上記多変量解析モデルは処理結果を予測するための重回帰分析モデルであることを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明の請求項10に記載のプロセスの予測方法は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の発明において、上記処理装置がプラズマ処理装置であることを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明の請求項11に記載のプロセスの予測方法は、請求項10に記載の発明において、上記検出データがプラズマの発光強度であることを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明の請求項12に記載の処理装置は、処理容器内で被処理体に所定の処理を施す処理手段と、この処理手段による処理時に装置状態及び処理状態を検出する複数の検出器と、これらの検出器からの検出データに基づいて多変量解析を行なう多変量解析手段を有する制御装置とを備え、上記多変量解析に基づいて装置状態を評価し、または処理結果を予測する処理装置において、上記多変量解析手段は、上記処理手段により複数の被処理体に対して所定条件の標準処理を行って上記複数の被処理体それぞれから得られる上記複数の検出データを主成分分析するプログラムを記憶する第1記憶手段と、第1記憶手段のプログラムを用いて上記複数の検出データに基づいて主成分分析モデルを作成すると共にこの主成分分析モデルにおける上記複数の被処理体それぞれの検出データに対応する複数の残差を第1の残差として求める演算手段と、この演算手段によって求められた第1の残差を記憶する第2記憶手段と、少なくとも取付状態、内部部品、内部の表面状態のいずれかの内部状態を異にする上記処理装置において上記複数の検出器から上記標準条件で得られた検出データを上記主成分分析モデルに当て嵌めて上記演算手段によって求められ且つ上記複数の被処理体それぞれの検出データに対応する複数の第2の残差を記憶する第3記憶手段と、上記第2の残差のバラツキから上記第1の残差のバラツキの基準値より小さい検出データを選択する選択手段と、この選択手段を介して選択された複数の検出データの残差を用いて多変量解析するプログラムを記憶する第4記憶手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13に記載の処理装置は、請求項12の発明において、上記処理装置がプラズマ処理装置であり、上記処理装置がプラズマ処理装置であり、上記検出データがプラズマの発光強度であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項14に記載のプロセス予測プログラムは、被処理体を処理する際に、複数の検出器からの複数の検出データを多変量解析して処理装置の装置状態を評価し、または処理結果を予測するように、コンピュータの動作を制御するプログラムであって、一つの処理装置において複数の被処理体に対して所定条件の標準処理を実行し、この標準処理により上記複数の被処理体それぞれから得られる複数の検出データを主成分分析して主成分分析モデルを作成すると共にこの主成分分析モデルにおける上記複数の被処理体それぞれの検出データに対応する複数の残差を第1の残差として求め、また、上記処理装置と同種の他の処理装置において上記被処理体と同種の複数の被処理体に対して上記標準処理を実行し、この標準処理により上記複数の被処理体それぞれから得られる複数の検出データを上記主成分分析モデルに当て嵌めて上記複数の被処理体それぞれの検出データに対応する複数の第2の残差を求め、更に、上記第2の残差のバラツキから上記第1の残差のバラツキの基準値より小さい検出データを選択し、選択された複数の検出データの残差を用いて多変量解析モデルを作成するように、上記コンピュータの動作を制御することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項15に記載のプロセス予測プログラムは、請求項14の発明において、上記処理装置がプラズマ処理装置であり、上記検出データがプラズマの発光強度であることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
まず、本発明のプロセスの予測方法に用いられるプラズマ処理装置の一例について図1を参照しながら説明する。
【0023】
本実施形態のプラズマ処理装置1は、例えば図1に示すように、所望の高真空度を保持することができる、表面がアルマイト加工され且つ電気的に接地された処理容器2と、この処理容器2内の底面中央に配設され且つ被処理体(例えば、熱酸化膜を有するウエハ)Wを載置する下部電極3と、この下部電極3を下方から支持し且つ処理容器2の底面に絶縁部材2Aを介して配設された支持体4と、下部電極3と隙間を介して配設され且つ中空状に形成された上部電極5とを備え、ウエハWの熱酸化膜に対してプラズマ処理(エッチング)を行う。下部電極3には例えば2MHzの高周波電源6が整合器6Aを介して接続され、上部電極5には下部電極3よりも周波数の高い、例えば60MHzの高周波電源7が整合器7Aを介して接続されている。下部電極3にはハイパスフィルタ8が接続され、上部電極5にはローパスフィルタ9が接続されている。また、処理容器2の底面の排気口2Bには排気装置11がガス排気管11Aを介して接続され、この排気装置11は処理容器2内を真空排気して所望の真空度を維持する。尚、以下では、必要に応じて下部電極3と支持体4を纏めて載置台10と称して説明する。
【0024】
上部電極5の上面中央にはガス導入管5Aが形成され、このガス導入管5Aは絶縁部材2Cを介して処理容器2の上面中央を貫通している。そして、このガス導入管5Aにはガス供給源12がガス供給管13を介して接続され、このガス供給源12からエッチングガスを供給する。即ち、ガス供給源12は、例えば、ガス1(例えば、C5F8)供給源、ガス2(例えば、CH2F2)供給源、ガス3(例えば、N2)供給源、ガス4(例えば、Ar)供給源及びガス5(例えば、O2)供給源を有し、これらの各ガス供給源がそれぞれガス供給管13に接続されている。そして、これらのガスをエッチングガスとして流量制御装置を介して処理容器2内へ所定流量で供給する。
【0025】
上部電極5の下面には多数の孔5Bが均等に分散されて形成され、各孔5Bから処理容器2内へ処理ガスを均等に分散供給する。従って、排気装置11によって処理容器2内を真空引きすると共にガス供給源12から所定のエッチングガスを所定の流量で供給した状態で、下部電極3及び上部電極5にそれぞれの高周波電力を印加し、処理容器2内でエッチングガスのプラズマを発生させ、下部電極3上のウエハWに対して所定のエッチングを施す。この下部電極3には温度センサ(図示せず)が装着され、温度センサを介して下部電極3上のウエハWの温度を常時監視している。
【0026】
載置台10内には所定の冷媒(例えば、従来公知のフッ素系流体、水等)が通る冷媒流路10Aが形成され、冷媒が冷媒流路10Aを流れる間に下部電極3が冷却され、下部電極3を介してウエハWを冷却し、ウエハWを所望の温度に制御する。また、下部電極3上には絶縁材材料からなる静電チャック14が配置され、静電チャック14内の電極板14Aには高圧直流電源15に接続されている。静電チャック14は高圧直流電源15から電極板14Aに印加された高電圧によって表面に発生する静電気によってウエハWを静電吸着する。下部電極3の外周縁には静電チャック14を囲むフォーカスリング16が配置され、フォーカスリング16を介してプラズマがウエハWに集束する。
【0027】
また、載置台10にはHeガス等の熱伝導性ガスをバックサイドガスとして供給するガス流路10Bが形成され、ガス流路10Bは載置台10の上面の複数箇所で開口している。これらの開口部は載置台10上の静電チャック14に形成された貫通孔と一致している。従って、載置台10のガス流路10Bにバックサイドガスを供給すると、バックサイドガスはガス流路10Bを経由して静電チャック13の貫通孔から流出し、静電チャック14とウエハW間の隙間全体に均等に拡散し、隙間での熱伝導性を高めている。尚、図1において、17は処理容器2に形成されたウエハWの搬出入口を開閉するゲートバルブである。
【0028】
プラズマ処理装置1には終点検出器18が取り付けられ、この終点検出器18を用いて処理容器2内のプラズマ発光をウエハW毎に検出し、ウエハW毎にプラズマ発光の各成分波長の発光強度を検出データとして制御装置19内に逐次取り込むようにしている。この制御装置19には多変量解析プログラムを含むプロセス予測プログラムが格納され、このプログラムを介して検出データの主成分分析等の多変量解析を行う多変量解析手段が設けられている。検出データとしては例えば200nm〜950nmの範囲にある150種類の成分波長を使用する。
【0029】
しかしながら、プラズマ処理装置10の装置状態を評価したり、処理結果を予測したりする、プロセスの予測をするにしても、洗浄等の保守点検に伴って処理室内の各種の部品や検出器を取り外して付け直すと、これらの検出器の検出データは変化することが多く、保守点検前に作成されたモデル式を用いて保守点検後のプラズマ処理装置のプロセスの予測を行うことができないことは前述した通りである。
【0030】
本実施形態に用いられた多変量解析手段20は、処理室2内で上述のように複数のウエハWに対して所定の条件で標準処理を行って得られる複数の検出器(本実施形態では、終点検出器18)の複数の成分波長の発光強度からなる検出データを主成分分析するプログラムを記憶する第1記憶手段20Aと、第1記憶手段20Aのプログラムを用いて複数の成分波長の発光強度からなる検出データに基づいて主成分分析モデルを作成すると共にこの主成分分析モデルの残差を第1の残差として求める演算手段20Bと、この演算手段20Bによって求められた第1の残差を記憶する第2記憶手段20Cと、例えば、保守点検等により取付状態、内部部品、内部の表面状態等の処理装置の内部状態を異にする終点検出器18から上記標準条件と同一の条件で得られた検出データを上記主成分分析モデルに当て嵌めて求められる第2の残差を記憶する第3記憶手段20Dと、第1の残差のバラツキを基準にして第2の残差のバラツキの小さい検出データを比較して選択する選択手段20Eと、この選択手段20Eを介して選択された複数の検出データの残差を用いて多変量解析モデル(例えば、重回帰分析モデル)を作成するプログラムを記憶する第4記憶手段20Fとを備えて構成されている。
【0031】
本実施形態の多変量解析手段20では以下の処理が行なわれる。即ち、一のプラズマ処理装置(例えば、洗浄前のプラズマ処理装置)1の処理手段を用いてウエハWを標準条件で処理し、ウエハW毎にプラズマ発光の各波長の発光強度(光学的データ)を終点検出器18から検出データとして検出し、これらの検出データを第1記憶手段20Aのプログラムを用いて演算手段20Bにおいて主成分分析して主成分分析モデルを作成した後、この主成分分析モデルから各検出データの残差を求め、第1の残差として第2記憶手段20Cに格納する。次いで、同種の他のプラズマ処理装置(例えば、上記プラズマ処理装置を洗浄した後のプラズマ処理装置)を用いてウエハを標準条件で処理し、設置状態を異にする終点検出器18からウエハ毎に同一の検出データを検出し、これらの検出データを上記主成分分析モデルに当て嵌めて第2の残差を求めて第3記憶手段20Dに格納する。これらの第2の残差の中から洗浄前に得られた第1の残差の最大値及び最小値を基準にして第2の残差のバラツキの小さい検出データを選択手段20Eにおいて比較して選択した後、選択されたバラツキの小さい第2の残差を説明変数とし、例えば装置状態を評価するためのプロセスパラメータを目的変数とした第4記憶手段20Fのプログラムを用いて多変量解析によりモデル式を作成する。このモデル式を使うことによって洗浄後であってもプロセスパラメータを高精度で予測し、装置状態を高精度で評価することができる。
【0032】
ここでプラズマ発光強度からなる検出データを用いる主成分分析について概説する。まず、洗浄前のプラズマ処理装置1を用いてプロセスパラメータを下記表1の標準値に設定し、この標準条件で下記表2に示すように7枚のウエハを正常ウエハとしてそれぞれエッチングを行い、この時に終点検出器18から検出されるn個の成分波長の発光強度を正常ウエハ毎に光学的データを検出データとして逐次検出し、これらの検出データの主成分分析を行う。また、下記表1のレベル1とレベル2の範囲でプロセスパラメータを振る下記表2に示す田口メソッドの直交表を作成し、この直交表に従ってプロセスパラメータを設定して12枚のウエハを直交表ウエハとしてそれぞれエッチングし、各直交表ウエハについてn個の成分波長の発光強度の検出データを得る。そして、これらの正常ウエハ及び直交表ウエハの検出データ及びプロセスパラメータを主成分分析のために使用する。
【0033】
上述の主成分分析において、例えば、m枚(本実施形態では19枚)のウエハそれぞれについてn個(本実施形態では150箇所の成分波長)の検出データxが存在すると、これらの検出データからなる説明変数xijを成分とする行列Xは数1で表される。そして、制御装置15の多変量解析手段20においてこれらの検出データに基づいて平均値、最大値、最小値、分散値を求めた後、これらの計算値に基づいた分散共分散行列を用いて複数の検出データの主成分分析を行って固有値及びその固有ベクトルを求める。固有値は検出データの分散の大きさを表し、固有値の大きさ順に、第1主成分、第2主成分、・・・第n主成分として定義される。また、各固有値にはそれぞれに属する固有ベクトルがある。固有ベクトルは各検出データの重み係数となる。通常、主成分の次数が高いほどデータの評価に対する寄与率が低くなり、その利用価値が薄れる。
【数1】
【0034】
上述のようにm枚のウエハについてそれぞれn個の検出データを採り、i番目のウエハのj番目の固有値に対応する第j主成分は数2で表される。そして、この第j主成分tijに具体的なi番目の検出値(xi1、xi2、・・・、xin)を代入して得られた値がi番目のウエハの第j主成分の得点になる。第j主成分の得点tjは数3で定義され、第j主成分の固有ベクトルPjは数4で定義される。そして、第j主成分の得点tjを行列Xと固有ベクトルPjを用いると数5で表される。また、行列Xを主成分得点とそれぞれの固有ベクトルを用いて表すと数6で表される。
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】
但し、Pn TはPnの転置行列である。
【0035】
ところで、前述したようにプロセスを予測する場合には主成分分析を行った後、次数の高い主成分を纏めた残差行列を用いる。即ち、例えば寄与率が高いと思われる第k主成分まで主成分分析を行い、第k主成分より寄与率の低い第(k+1)次以上の高次の主成分を一つに纏めた数7で定義する残差行列E(各列はプラズマ発光の各成分波長に対応し、各行はウエハの枚数に対応する)を作り、この残差行列Eを数6に当て嵌めると残差行列Eは数8で表される。主成分分析において何次の主成分まで求めるかは、クロスバリデーション法によって決定し、予測誤差が最も小さくなる次数を求める。その結果、検出データの種類にもよるが、本実施形態の光学的データを用いる場合には例えば第5主成分まで求めれば良いことが判った。そこで、洗浄前のプラズマ処理装置1に関して7枚の正常ウエハにおける各検出データの残差のバラツキを求め、残差の最大値と最小値を求めたところ、最大値が0.43であり、最小値が−0.67であった。
【数7】
【数8】
【0036】
次いで、洗浄後のプラズマ処理装置を用いて上記表1に示す標準条件下で7枚のウエハを正常ウエハとしてそれぞれ処理し、上述した場合と同様に終点検出器18からのプラズマ発光の各成分波長の発光強度を検出し、これらの検出データを数8に当て嵌めて正常ウエハの残差を求めたところ、図2に示す結果が得られた。図2に示す残差に洗浄前の正常ウエハの残差の最大値及び最小値を閾値ラインとして記入すると、閾値ラインを超えて変化する残差を有する検出データ(成分波長)が多く存在することが判る。そこで、閾値ラインを超える波長成分の発光強度は、洗浄後のプラズマ処理装置のプロセスを予測する場合の予測誤差大きくする原因と考えられる。そこで、本実施形態では洗浄後のプラズマ処理装置によって得られた検出データの残差のうち、閾値ライン内に納まる残差を示す成分波長を選択し、これらの残差を説明変数として多変量解析、例えば重回帰分析を行ってモデル式を作成し、このモデル式を用いてプロセスパラメータを予測する。
【0037】
即ち、本実施形態では図3に示すように、上述のようにして選択された残差を説明変数とし、プロセスパラメータを目的変数として、多変量解析プログラムを用いて重回帰分析し、洗浄前のプラズマ処理装置1について下記(1)の重回帰式(モデル式)を作成する。モデル式を作成する際には上記表2に示す正常ウエハ及び直交表ウエハの処理によって得られた検出データの残差(上述の手法により選択された検出データの残差)X’と、これらの残差を得る時に用いられた予め設定されたプロセスパラメータYを用いて回帰行列Bを得た。そして、モデル式の回帰行列Bを求める際に多変量解析プログラムのPLS法を用いた。洗浄前のプラズマ処理装置におけるモデル式の回帰行列Bを得ることによって、洗浄後のプラズマ処理装置のプロセスパラメータを予測する際に、そのプラズマ処理装置において選択された各成分波長の検出データの残差を説明変数として下記(1)のモデル式に当て嵌めることにより、目的変数であるプロセスパラメータを算出し、この計算結果からプロセスパラメータを予測することができる。
Y=BX’・・・(1)
【0038】
上記▲1▼のモデル式を作成した後、洗浄前のプラズマ処理装置1を用いて下記表3に示すように7枚の正常ウエハ及び15枚の異常ウエハを処理した。この際、制御装置では各ウエハのプラズマ発光の各成分波長のうち、選択された検出データの残差を上記▲1▼に示すモデル式に当て嵌めて洗浄前のプラズマ処理装置1のプロセスパラメータを自動的に演算して予測値を自動的に出力し、プロセスパラメータを予測する。プロセスパラメータのうちの一つ(例えば、ガス1の流量)を図4の左半分に洗浄サイクル1として示した。図4に示す結果によれば、従来と同様にプロセスパラメータとして設定したガス1の流量の設定値と、予測値とが近似し、複数の検出データの中から選択された一部の検出データの残差を用いた場合でも予測値の精度が高いことが判る。
【表3】
【0039】
次いで、洗浄後のプラズマ処理装置を用いて上記表3に示す正常ウエハ及び異常ウエハをそれぞれ処理した。この際に洗浄後のプラズマ処理装置では制御装置において各ウエハのプラズマ発光の各成分波長のうち、選択された検出データの残差を上記▲1▼に示すモデル式に当て嵌めてプロセスパラメータの予測値を自動的に出力し、プロセスパラメータを予測する。プロセスパラメータのうち、ガス1の流量の設定値及び予測値を図4の右半分に洗浄サイクル2として示した。図4に示す結果によれば、洗浄後であってもプロセスパラメータとして設定したガス1の流量の設定値と、予測値とが近似し、洗浄前に匹敵する精度で予測することができ、従来と比較してガス流量を格段に高精度に予測できることが判る。従って、図4に示す結果によれば、洗浄サイクル1、2のいずれの場合にもプロセスパラメータを高精度で予測することができ、モデル式を洗浄前のプラズマ処理装置1について作成すれば、洗浄後のプラズマ処理装置にそのモデル式をそのまま適用してもプロセスパラメータを高精度に予測することができる。
【0040】
次いで、各プロセスパラメータの予測誤差を数9に示す式を用いて具体的に求めた。その結果を下記表4及び下記表5に示した。下記表4は予測誤差を示し、下記表5は予測精度を示している。下記表4及び表5に示す結果によれば、図4に示すガス1の場合には本実施形態の予測方法では予測値は設定値10sccmに対して0.4sccmの誤差があり、設定値に対して4%の誤差で予測することができる。これに対して、従来の予測方法では予測値は設定値10sccmに対して1.7sccmの誤差、即ち設定値に対して17%の誤差があり、本実施形態の方法に対して予測精度が格段に劣ることが判る。また、下記表4及び表5に示す結果によれば、他のプロセスパラメータに関しても本実施形態の予測方法による予測精度が従来と比較して格段に高くなっていることが判る。
【数9】
但し、式中、nはウエハの枚数を示す。
【表4】
【表5】
【0041】
以上説明したように本実施形態によれば、ウエハWを処理する際に、洗浄前のプラズマ処理装置1を用いて複数のウエハWに対して標準処理を行う工程と、この標準処理により得られるプラズマ発光の複数の成分波長の発光強度からなる検出データを第1記憶手段20Aのプログラムを用いて演算手段20Bにおいて主成分分析して主成分分析モデル(数6)を求めると共に各検出データの残差をそれぞれ第1の残差として求める工程と、第1の残差を第2記憶手段20Cに格納する工程と、洗浄後のプラズマ処理装置を用いて複数のウエハに対して洗浄前と同一の標準処理を行う工程と、この標準処理により得られる複数の検出データを用いて演算手段20Bにおいて上記主成分分析モデル(数6)によりこれらの検出データの残差をそれぞれ第2の残差として求める工程と、第2の残差を第3記憶手段20Dに格納する工程と、第1の残差のバラツキの最大値及び最小値を基準にして第2の残差の中からバラツキの小さい残差を有する検出データを選択手段20Eにおいて選択する工程と、選択された複数の残差を用いて第4記憶手段20Fのプログラムを介して重回帰モデル(式▲1▼)を作成する工程とを備えているため、式▲1▼に示す重回帰モデルでは洗浄前後で検出データの残差の変動が小さく、洗浄前後に拘わらずプラズマ処理装置のプロセスパラメータを高精度で予測することができる。更に、洗浄の度毎に多変量解析による予測用のモデル式を作成する必要がなく、洗浄前のプラズマ処理装置1について一度モデル式を作成すれば、そのモデル式をその後の洗浄後のプラズマ処理装置にそのまま使用することができ、モデル式を作成する手間を削減することができる。
【0042】
また、本実施形態によれば、主成分分析を行う際に、クロスバリデーション法を用いて予測誤差の小さい主成分の次数(例えば、第5主成分)を求めるようにしたため、予測誤差の小さい残差行列Eを効率良く求めることができる。また、残差のバラツキの小さい検出データを選択する基準として洗浄前の残差の最大値及び最小値を用いるようにしたため、残差の小さい検出データを効率良く機械的に選択することができ、予測精度の高いモデル式を確実に作成することができる。尚、検出データを選択する基準として洗浄前の残差の最大値及び最小値に対して所定の比率を乗じた値を用いても良い。
【0043】
尚、上記各実施形態では、検出器として終点検出器からの検出データを用いた場合を例に挙げて説明したが、プラズマ処理装置に付設された他の検出器からの検出データを用いても上記実施形態と同様の作用効果を期することができる。また、上記実施形態では、装置状態を評価するためのプロセスパラメータを予測する場合について説明したが、本発明ではウエハの処理結果を予測するための重回帰分析モデルも作成することができる。また、上記実施形態では、洗浄前後のプラズマ処理装置のプロセスを予測する方法について説明したが、本発明は洗浄以外の保守点検後のプラズマ処理装置についても適用することができ、更に、同一種のプラズマ処理装置であれば、一つのプラズマ処理装置についてモデルを作成すれば、他の同種のプラズマ処理装置についてもそのモデル適用することができる。また、上記各実施形態ではプラズマ処理装置を例に挙げて説明したが、本発明はプラズマ処理装置以外の半導体製造装置やその他の一般的な生産装置にも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ある処理装置についての予測式を一度作成すれば、この予測式を用いて他の同種の処理装置についてもプロセスパラメータ等の装置状態を評価し、処理結果を予測することができるプロセスの予測方法及び処理装置並びにプロセス予測プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセスの予測方法を適用するプラズマ処理装置の一例を示す構成図である。
【図2】洗浄後のプラズマ処理装置に付設された終点検出器によって検出されたプラズマの200〜950nmの波長領域にある各成分波長の残差の変化を示すグラフである。
【図3】本発明のプロセスの予測方法に用いるモデルを作成する方法を示す概念図である。
【図4】本発明のプロセスの予測方法を用いて洗浄前後のプラズマ処理装置のプロセスパラメータを予測した場合の予測値と設定値を示すグラフである。
【図5】従来のプロセスの予測方法に用いるモデルを作成する方法を示す概念図である。
【図6】従来のプロセスの予測方法を用いて洗浄前後のプラズマ処理装置のプロセスパラメータを予測した場合の予測値と設定値を示すグラフである。
【符号の説明】
1 プラズマ処理装置
2 処理室(処理手段)
3 下部電極(処理手段)
5 上部電極(処理手段)
6、7 高周波電源(処理手段)
18 終点検出器
19 制御装置
20 多変量解析手段
20A 第1記憶手段
20B 演算手段
20C 第2記憶手段
20D 第3記憶手段
20E 選択手段
20F 第4記憶手段
W ウエハ(被処理体)[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a process prediction method and a processing apparatus.And process prediction programMore specifically, for example, a method of predicting a process of a processing apparatus using detection data from a plurality of detectors attached to the processing apparatus such as a semiconductor manufacturing apparatus, and a processing apparatus capable of predicting the processAnd process prediction program used for processing apparatusAbout.
[0002]
[Prior art]
In the semiconductor manufacturing process, various kinds of processing apparatuses such as semiconductor manufacturing apparatuses and inspection apparatuses are used. For example, the plasma processing apparatus is used for plasma processing such as etching processing and film formation processing. This type of plasma processing apparatus includes, for example, an upper electrode and a lower electrode arranged in parallel to each other in the processing chamber, applies high-frequency power to the upper and lower electrodes under the control of the control device, and supplies process gas into the processing chamber. Then, plasma of a process gas is generated by discharge between the upper electrode and the lower electrode, and a target plasma (for example, a wafer) is subjected to predetermined plasma processing while monitoring the emission intensity of the plasma by an end point detector. At this time, the wafer is processed by setting the controllable parameters (hereinafter referred to as “process parameters”) such as the pressure in the processing chamber, the high frequency power of the upper and lower electrodes, and the flow rate of the process gas to the standard conditions. In addition, the plasma emission intensity and the like are detected through a plurality of detectors such as an end point detector attached to the plasma processing apparatus.
[0003]
Then, a model equation for predicting a process is created through a multivariate analysis program in which a plurality of detection data is stored in the control device, and the apparatus state of the plasma processing apparatus is evaluated or processed through this model equation. Predict results. When creating a model formula, for example, detection data from multiple detectors are collected, a correlation formula between these detection data and process parameters is obtained by multiple regression analysis, and a model created by this multiple regression analysis is obtained. Fit the detection data to the equation to predict the process parameters.
[0004]
When creating a model equation, first place a predetermined wafer in the processing chamber of the plasma processing apparatus, and set the process parameters such as the pressure in the processing chamber, the high-frequency power of the upper and lower electrodes, and the process gas flow rate to the standard conditions (processing details). For example, seven wafers are processed. While processing these wafers, the end point detector detects the emission intensity (optical data) of a plurality of component wavelengths of plasma emission as detection data. Hereinafter, a wafer processed under standard conditions is defined as a normal wafer. Next, for example, 12 wafers are processed by swinging a plurality of process parameters in a large or small direction within a predetermined range from the standard condition, and a plurality of optical data is detected as detection data for each wafer. When changing the process parameters, an orthogonal experiment using the Taguchi method orthogonal table is performed. Hereinafter, the wafer used for the orthogonal experiment is defined as an orthogonal table wafer.
[0005]
Multiple regression analysis is performed as shown in FIG. 5 using detection data obtained from a normal wafer and an orthogonal table wafer. That is, as shown in the figure, a plurality of detection data consisting of optical data is converted into explanatory variables x.ij(I is the number of wafers, j is the number of samples of each component wavelength), and process parameters such as pressure in the process gas processing chamber, high frequency power, and flow rate of the process gas are set to a plurality of target variables y.ijAs a result, a multiple regression analysis is performed to create the following model formula. When creating this model formula, the matrix B is obtained by using the PLS method which can obtain the correlation between the matrix X and the matrix Y from a small amount of data. Details of the PLS method are described in, for example, JOURNAL OF CHEMOMETRICS, VOL.2 (PP.211-228) (1998). In the following model formula, X is a matrix having explanatory variables as components, B is a matrix having multiple regression coefficients as components, and Y is a matrix having objective variables as components.
Y = BX
[0006]
After creating the model formula, normal and abnormal wafers (wafers that have been intentionally shaken from standard conditions to large or small) using a plasma processing system before and after cleaning, and detected data detected during processing Is used to predict process parameters. That is, seven wafers were processed as normal wafers with the process parameters set as standard conditions, and subsequently, 15 wafers were processed as abnormal wafers by changing the process parameters from the standard conditions in the size direction. At this time, if a plurality of component wavelengths of plasma emission from the end point detector are detected as detection data, a plurality of process parameters are calculated based on the above model formula and these detection data, and the calculated values are automatically set as predicted values. Output to.
[0007]
Next, after cleaning the above-described plasma processing apparatus, normal and abnormal wafers are processed using the cleaned plasma processing apparatus. And the process parameter of the plasma processing apparatus after washing | cleaning was estimated using several detection data obtained at this time, and the said model formula. FIG. 6 shows a comparison between the set value of the process parameter and the predicted value for each wafer before and after cleaning. The left half of FIG. 6 shows the set value and the predicted value of the flow rate of
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the plasma processing apparatus after cleaning, since the predicted value is greatly different from the set value, the process parameters of the plasma processing apparatus after cleaning cannot be predicted using the model formula created before cleaning as it is. . In other words, even if the same plasma processing apparatus is used, detection data fluctuates due to reattachment of the end-point detector, environmental changes in the processing chamber, etc. after cleaning, so a new model equation must be created after cleaning. There was a problem. This is not only limited to the plasma processing apparatus before and after cleaning, but can also be applied between the plasma processing apparatuses of the same type when other maintenance inspections are performed.
[0009]
The present invention has been made to solve the above problems. Once a prediction formula for a processing apparatus is created, the apparatus status such as process parameters can be evaluated for other similar processing apparatuses using the prediction formula. Process prediction apparatus and processing apparatus capable of predicting processing resultsAnd process prediction programThe purpose is to propose.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In the process prediction method according to
[0011]
The process predicting method according to
[0012]
According to a third aspect of the present invention, the process predicting method according to the first or second aspect of the invention is characterized in that the other processing device performs maintenance and inspection on the one processing device, and the internal parts are different. It is the processing apparatus which makes it.
[0013]
The process prediction method according to
[0014]
The process prediction method according to
[0015]
Further, the process prediction method according to
[0016]
Moreover, the process prediction method according to
[0017]
The process prediction method according to
[0018]
The process prediction method according to
[0019]
The process prediction method according to claim 10 of the present invention is the process according to any one of
[0020]
The process prediction method according to claim 11 of the present invention is characterized in that, in the invention according to
[0021]
A processing apparatus according to a twelfth aspect of the present invention is a processing means for performing a predetermined process on an object to be processed in a processing container, and a plurality of detectors for detecting the apparatus state and the processing state during processing by the processing means. And a control device having multivariate analysis means for performing multivariate analysis based on detection data from these detectors, and evaluating the device state based on the multivariate analysis or predicting the processing result In the apparatus, the multivariate analyzing means performs a principal component analysis on the plurality of detection data obtained from each of the plurality of objects to be processed by performing a standard process on a plurality of objects to be processed by the processing means. A first storage means for storing the program, and a principal component analysis model is created based on the plurality of detection data using the program of the first storage means, and the principal component analysis model A calculating means for calculating a plurality of residuals corresponding to the plurality of workpiece respective detection data as the first residual, a second storage means for storing a first residual obtained by the calculating means,At least the internal state of the mounting state, internal parts, or internal surface state is different.The above processing deviceInObtained from the multiple detectors under the standard conditions.TheThird storage means for storing a plurality of second residuals obtained by applying the detection data to the principal component analysis model and corresponding to the detection data of each of the plurality of objects to be processed; Multivariate using a selection means for selecting detection data smaller than the reference value of the first residual variation from the residual difference of 2 and a plurality of detection data residuals selected via the selection means And a fourth storage means for storing a program to be analyzed.
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the thirteenth aspect of the present invention, the processing apparatus is a plasma processing apparatus, the processing apparatus is a plasma processing apparatus, and the detection data is an emission intensity of plasma. It is characterized by being.
Further, the process prediction program according to claim 14 of the present invention evaluates the apparatus state of the processing apparatus by performing multivariate analysis on a plurality of detection data from a plurality of detectors when processing an object to be processed. Alternatively, a program for controlling the operation of a computer so as to predict a processing result, wherein a standard process is executed on a plurality of objects to be processed in a single processing apparatus, and the plurality of objects to be processed by this standard process. A principal component analysis model is created by analyzing a plurality of detection data obtained from each processing object, and a plurality of residuals corresponding to the detection data of the plurality of objects to be processed in the principal component analysis model are first determined. The standard processing is performed on a plurality of processing objects of the same type as the processing object in another processing device of the same type as the processing device. A plurality of detection data obtained from each of the plurality of objects to be processed is applied to the principal component analysis model to obtain a plurality of second residuals corresponding to the detection data of each of the plurality of objects to be processed; The detection data smaller than the reference value of the first residual variation is selected from the variation of the second residual, and a multivariate analysis model is created using the residuals of the plurality of selected detection data. The operation of the computer is controlled.
According to a fifteenth aspect of the present invention, there is provided a process prediction program according to the fourteenth aspect, wherein the processing apparatus is a plasma processing apparatus, and the detection data is plasma emission intensity. is there.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on the embodiment shown in FIGS.
First, an example of a plasma processing apparatus used in the process prediction method of the present invention will be described with reference to FIG.
[0023]
For example, as shown in FIG. 1, the
[0024]
A
[0025]
A large number of
[0026]
A refrigerant channel 10A through which a predetermined refrigerant (for example, a conventionally known fluorine-based fluid, water, etc.) passes is formed in the mounting table 10, and the lower electrode 3 is cooled while the refrigerant flows through the refrigerant channel 10A. The wafer W is cooled via the electrode 3, and the wafer W is controlled to a desired temperature. An
[0027]
Further, the mounting table 10 is formed with a gas flow path 10B for supplying a heat conductive gas such as He gas as a backside gas, and the gas flow path 10B is opened at a plurality of locations on the upper surface of the mounting table 10. These openings coincide with through holes formed in the
[0028]
The
[0029]
However, even if the state of the
[0030]
The multivariate analysis means 20 used in this embodiment includes a plurality of detectors (in this embodiment, obtained by performing standard processing on the plurality of wafers W under predetermined conditions in the
[0031]
The multivariate analysis means 20 of the present embodiment performs the following processing. That is, the wafer W is processed under standard conditions using the processing means of one plasma processing apparatus (for example, the plasma processing apparatus before cleaning) 1, and the emission intensity (optical data) of each wavelength of plasma emission for each wafer W. Are detected as detection data from the
[0032]
Here, an outline of principal component analysis using detection data composed of plasma emission intensity will be described. First, the process parameters are set to the standard values shown in Table 1 below using the
[0033]
In the above-described principal component analysis, for example, if there are n (150 component wavelengths in this embodiment) detection data x for each of m (19 in this embodiment) wafers, these detection data are included. Explanatory variable xijA matrix X having a component of is expressed by the following equation (1). And the control device 15Multivariate analysis means 20After obtaining the average value, maximum value, minimum value, and variance value based on these detection data, the principal component analysis of multiple detection data is performed using the variance-covariance matrix based on these calculation values, and eigenvalues are obtained. And its eigenvector. The eigenvalue represents the magnitude of the variance of the detected data, and is defined as the first principal component, the second principal component,. Each eigenvalue has an eigenvector belonging to it. The eigenvector is a weighting coefficient for each detection data. In general, the higher the order of the principal component, the lower the contribution rate to the data evaluation, and the less the utility value.
[Expression 1]
[0034]
As described above, n pieces of detection data are taken for each of the m wafers, and the j-th principal component corresponding to the j-th eigenvalue of the i-th wafer is expressed by
[Expression 2]
[Equation 3]
[Expression 4]
[Equation 5]
[Formula 6]
However, Pn TIs PnThis is the transpose matrix.
[0035]
By the way, in the case of predicting a process as described above, after performing principal component analysis, a residual matrix in which principal components having high orders are collected is used. That is, for example, the principal component analysis is performed up to the k-th principal component that seems to have a high contribution rate, and the (k + 1) -th and higher-order principal components having a lower contribution rate than the k-th principal component are combined into one. A residual matrix E defined by Equation 7 (each column corresponds to each component wavelength of plasma emission, and each row corresponds to the number of wafers) is formed. When this residual matrix E is applied to
[Expression 7]
[Equation 8]
[0036]
Next, seven wafers were processed as normal wafers under the standard conditions shown in Table 1 using the plasma processing apparatus after cleaning, and each component wavelength of plasma emission from the
[0037]
That is, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, the residual selected as described above is used as an explanatory variable, the process parameter is used as a target variable, and a multiple regression analysis is performed using a multivariate analysis program. For the
Y = BX '(1)
[0038]
After preparing the model formula (1), 7 normal wafers and 15 abnormal wafers were processed using the
[Table 3]
[0039]
Next, normal wafers and abnormal wafers shown in Table 3 were processed using the plasma processing apparatus after cleaning. At this time, in the plasma processing apparatus after cleaning, the control apparatus predicts the process parameters by fitting the residual of the selected detection data among the component wavelengths of the plasma emission of each wafer to the model equation shown in the above (1). Automatically output values and predict process parameters. Among the process parameters, the set value and the predicted value of the flow rate of the
[0040]
Next, the prediction error of each process parameter was specifically obtained using the equation shown in
[Equation 9]
In the formula, n represents the number of wafers.
[Table 4]
[Table 5]
[0041]
As described above, according to the present embodiment, when the wafer W is processed, the standard processing is performed on the plurality of wafers W using the
[0042]
Further, according to the present embodiment, when the principal component analysis is performed, the order of the principal component having a small prediction error (for example, the fifth principal component) is obtained using the cross-validation method. The difference matrix E can be obtained efficiently. In addition, since the maximum value and the minimum value of the residual before cleaning are used as a reference for selecting detection data with small variation in residual, detection data with small residual can be efficiently and mechanically selected. A model formula with high prediction accuracy can be created reliably. A value obtained by multiplying the maximum value and the minimum value of the residual before cleaning by a predetermined ratio may be used as a reference for selecting the detection data.
[0043]
In each of the above embodiments, the case where the detection data from the end point detector is used as the detector has been described as an example, but the detection data from other detectors attached to the plasma processing apparatus may be used. The same effect as the above embodiment can be expected. Moreover, although the case where the process parameter for evaluating an apparatus state was estimated was demonstrated in the said embodiment, the multiple regression analysis model for predicting the process result of a wafer can also be created in this invention. In the above embodiment, the method for predicting the process of the plasma processing apparatus before and after cleaning has been described. However, the present invention can also be applied to a plasma processing apparatus after maintenance inspection other than cleaning, In the case of a plasma processing apparatus, if a model is created for one plasma processing apparatus, the model can be applied to other similar plasma processing apparatuses. In each of the above embodiments, the plasma processing apparatus has been described as an example. However, the present invention can also be applied to a semiconductor manufacturing apparatus other than the plasma processing apparatus and other general production apparatuses.
[0044]
【The invention's effect】
Main departureClearlyAccording tois thereOnce a prediction formula for a processing apparatus is created, a process prediction method and a process capable of evaluating a device state such as a process parameter for another processing apparatus of the same type using the prediction formula and predicting a processing result. An apparatus and a process prediction program can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an example of a plasma processing apparatus to which a process prediction method of the present invention is applied.
FIG. 2 is a graph showing a change in residual of each component wavelength in a wavelength region of 200 to 950 nm of plasma detected by an end point detector attached to the plasma processing apparatus after cleaning.
FIG. 3 is a conceptual diagram showing a method for creating a model used in the process prediction method of the present invention.
FIG. 4 is a graph showing predicted values and set values when the process parameters of the plasma processing apparatus before and after cleaning are predicted using the process prediction method of the present invention.
FIG. 5 is a conceptual diagram showing a method for creating a model used in a conventional process prediction method.
FIG. 6 is a graph showing a predicted value and a set value when a process parameter of a plasma processing apparatus before and after cleaning is predicted using a conventional process prediction method.
[Explanation of symbols]
1 Plasma processing equipment
2 processing chamber (processing means)
3 Lower electrode (processing means)
5 Upper electrode (processing means)
6, 7 High frequency power supply (processing means)
18 End point detector
19 Control device
20 Multivariate analysis means
20A First storage means
20B computing means
20C second storage means
20D third storage means
20E selection means
20F fourth storage means
W wafer (object to be processed)
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