JP4273587B2 - Mouse input device - Google Patents
Mouse input device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4273587B2 JP4273587B2 JP23762099A JP23762099A JP4273587B2 JP 4273587 B2 JP4273587 B2 JP 4273587B2 JP 23762099 A JP23762099 A JP 23762099A JP 23762099 A JP23762099 A JP 23762099A JP 4273587 B2 JP4273587 B2 JP 4273587B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trackball
- input device
- mouse
- mouse input
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Position Input By Displaying (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ等の入力装置を構成するマウス入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ等においては、モニタに表示された画面上の座標点を示すカーソルやマウスポインタ等を適宜の位置に移動させたり、図形情報等の範囲指定を行う等の位置情報入力装置としてマウス入力装置が用いられている。マウス入力装置は、一般に筐体の底面にトラックボールがその外周面の一部を外方に露呈させて回転自在に組み込まれるとともに、表面に複数個のクリックボタンが設けられている。マウス入力装置は、筐体を把持して移動操作することによってトラックボールの回転をエンコーダ等により検出し、回転方向と回転量とに対応してマウスポインタ等を移動させる駆動信号を出力する。マウス入力装置は、マウスポインタ等の指示位置おいてクリックボタンの操作により画面対応で種々の入力操作を行う。
【0003】
マウス入力装置においては、移動操作と表示画面上におけるマウスポインタ等の移動量との比率が一定であって微細な設定操作が困難であることから、例えば特開平5−158612号公報、特開平5−197491号公報或いは特開平8−30387号公報に開示されるように微調整移動用のトラックボールやダイヤルを設けたものが提案されている。マウス入力装置においては、このようにマウスポインタ駆動用の2種類のトラックボールを備えたものも提案されている。
【0004】
ところで、コンピュータ等においては、モニタの表示画面の制約等から、表示情報の一部を画面上に表示するとともに必要に応じて未表示部分をスクロールさせて表示させる操作も行われる。画面のスクロールは、例えばキーボードに備えられたスクロールキーを操作したり、マウス入力装置によりマウスポインタ等を移動させることによって行われる。マウス入力装置は、マウスポインタ等を二次元画面上のいずれの位置にも移動可能とさせることから、スクロール操作を行った場合にその方向が定まらず不便であるといった問題がある。
【0005】
このため、特開平6−195171号公報には、マウスポインタ等の駆動用としてマウス入力装置とともに備えられたトラックボール入力装置を画面スクロール操作用に兼用した装置が開示されている。かかる先願トラックボール入力装置は、トラックボール周辺のそれぞれ相対向する一対からなる水平軸と垂直軸とにそれぞれブレーキ手段が取り付けられてなる。先願トラックボール入力装置は、画面スクロール機能に設定された状態において、これらブレーキ手段が選択的に作動されてトラックボールの回転方向を水平方向若しくは垂直方向のいずれかに規制させるように構成されてなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
マウス入力装置は、比較的小型で操作性もよく、位置情報入力装置として汎用されている。マウス入力装置には、上述したように2個のトラックボールを備えたものが提供されているが、いずれもマウスポインタ等を移動させる機能として作用するものであって画面スクロール機能の面で上述した操作性が悪いといった問題があった。一方、かかるマウス入力装置においては、全体を移動操作してのマウスポインタ等の移動とともに、例えばノート型パーソナルコンピュータ等を携帯時に使用するといったように全体の移動操作が困難な使用状態においても微調整用トラックボールを操作してマウスポインタ等の移動を可能とするといった特徴もある。
【0007】
上述した先願トラックボール入力装置においては、画面スクロール機能に設定された状態において、トラックボールの動きが機械的に上下方向或いは左右方向にのみ規制されることで効率的な画面スクロール操作が行われるといった特徴を有している。しかしながら、先願トラックボール入力装置は、画面スクロール機能とマウスポインタ移動機能との切替操作が必要であり、装置全体の操作が面倒となるといった問題もある。また、トラックボール入力装置は、操作性の面から比較的大径のトラックボールが備えており、マウス入力装置と比較して大型である。しかも、先願トラックボール入力装置においては、トラックボールを機械的にロックするブレーキ手段を備えることから、装置全体がさらに大型となりマウス入力装置とともに用いることで机等の限られたスペースに設置することが困難であるといった問題がある。
【0008】
ところで、画面スクロール機能の操作としては、例えば文書情報処理等を中心とした場合にWEBページやテキストデータ等を表示した画面において参照用として上下方向や左右方向にのみ画面スクロールを行う操作と、例えばグラフィックソフトやCAD等の画像情報処理を中心とした場合に画面の自由な位置に画面ストロークを行う操作とがある。しかしながら、先願トラックボール入力装置においては、第2の画面スクロール操作には適用することができないといった問題がある。
【0009】
したがって、本発明は、多様の処理操作が可能な画面スクロール機能とマウスポインタ移動機能とを備えた小型で操作性に優れたマウス入力装置を提供することを目的に提案されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明に係るマウス入力装置は、複数のクリックボタンと、底面に回転自在に組み込まれた第1のトラックボールと、把持した状態で指先による回転操作を可能とする位置に組み込まれた第2のトラックボールとを備えてなる。マウス入力装置は、第2のトラックボールが、モニタの表示画面を特定の方向又は自由な方向にスクロールさせる2種類の画面スクロール機能と、表示画面上において第1のトラックボールと共同して又は独立してマウスポインタ等を移動させる2種類のマウスポインタ移動機能とに切替えて用いられる。
【0011】
以上のように構成された本発明にかかるマウス入力装置によれば、例えば文書情報処理等を中心とした処理を行う場合に、方向特定の画面スクロール機能に設定した状態で第2のトラックボールによって特定された上下方向或いは左右方向の画面スクロール操作を行うことによってWEBページやテキストデータ等の参照が簡単に行われるようになる。マウス入力装置によれば、例えば画像情報処理等を中心とした処理を行う場合に、方向自由の画面スクロール機能に設定した状態で第2のトラックボールによってマウスポインタ等を自由な位置に精度よく移動させることが可能となる。
【0012】
また、マウス入力装置によれば、第1のトラックボールと第2のトラックボールとの同時検出のマウスポインタ移動機能に設定した状態において、第1のトラックボールによってマウスポインタ等を大きく移動させるとともに第2のトラックボールによって微調整移動を行うことが可能となる。マウス入力装置によれば、第1のトラックボールと第2のトラックボールとの独立検出のマウスポインタ移動機能に設定した状態において、例えば全体の移動操作が困難で使用することができない携帯時においても第2のトラックボールを操作してマウスポインタ等の移動を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。実施の形態として示すマウス入力装置1は、図1に示すように全体が従来の一般的なマウス入力装置とほぼ同等とされ、把持しやすい形状とされたマウス本体2の上面部2aに一対のクリックボタン3a、3bが設けられるとともに、マウスボール(第1のトラックボール)4が回転自在に設けられている。マウス入力装置1には、クリックボタン3a、3bの間に位置して、マウス本体2の上面部2aにやや小径のトラックボール(第2のトラックボール)5が設けられている。マウス入力装置1には、マウス本体2の側面に、コンピュータ側に出力信号を送出するコード6が設けられている。
【0014】
第1のトラックボール4は、自然状態においてその外周部の一部がマウス本体2の底面部2bから露呈されており、マウス入力装置1が把持されて机上等を移動操作されるに伴って回転する。第2のトラックボール5も、自然状態において外周面の一部がマウス本体2の上面部2aから外方に露呈されている。第2のトラックボール5は、上述したようにクリックボタン3a、3bの間に設けられることによって、マウス入力装置1が把持された状態において指先に対応位置して回転操作が容易にかつ精密に行われるようになる。
【0015】
マウス入力装置1には、マウス本体2の内部に第1のトラックボール4の回転を検出する図示しない第1のエンコーダが備えられており、この第1のトラックボール4の回転方向と回転量とに対応してマウスポインタ等を移動させる駆動信号を出力する。マウス入力装置1には、マウス本体2の内部に第2のトラックボール5の回転を検出する図示しない第2のエンコーダが備えられており、この第2のトラックボール5の回転方向と回転量とに対応してマウスポインタ等の移動或いは画面スクロールの駆動信号を出力する。
【0016】
マウス入力装置1は、例えばマウスポインタの所定位置においてクリックボタン3a又はクリックボタン3bをクリック操作することにより、第1のトラックボール4と第2のトラックボール5の回転に伴う駆動信号の機能モードの切替が行われる。すなわち、マウス入力装置1においては、図2に示すように第1のトラックボール4と第2のトラックボール5との機能が、画面スクロール機能モードAとマウスポインタ移動機能モードBとに切り替えられる。
【0017】
画面スクロール機能モードAは、第2のトラックボール5を回転操作することにより表示画面の画面ストローク動作が可能とされるモードである。マウス入力装置1においては、この画面スクロール機能モードAの設定状態では、第2のトラックボール5を操作してもマウスポインタ等の移動が行われず、後述するように表示画面の画面スクロール動作のみが行われるようになる。また、マウス入力装置1は、この画面スクロール機能モードAの設定状態において、マウス本体2を把持して全体を移動操作することにより、マウスポインタ等が第1のトラックボール4の回転動作に伴って表示画面上の任意の位置に移動させる。
【0018】
一方、マウスポインタ移動機能モードBは、第2のトラックボール5を回転操作することによってマウスポインタ等を表示画面の任意の位置に移動させることを可能とするが、表示画面の画面ストローク動作がカットされるモードである。マウス入力装置1は、マウスポインタ移動機能モードBに設定した状態において、上述した第2のトラックボール5による画面スクロール機能が解除されて、この第2のトラックボール5によっても第1のトラックボール4と共同して或いは独立でマウスポインタ等を移動させる。
【0019】
マウス入力装置1においては、画面スクロール機能モードAに設定した状態において、第2のトラックボール5の機能が方向特定画面ストロークモードA−1と方向自由画面ストロークモードA−2とに切り替えられる。
【0020】
方向特定画面ストロークモードA−1は、例えば文書情報処理等を中心とした処理等において特定された上下方向或いは左右方向の画面スクロール操作を行うことによってWEBページやテキストデータ等の参照を頻繁に行う場合において好適なモードである。マウス入力装置1においては、詳細を後述するように第2のトラックボール5の回転をその移動量のx方向成分とy方向成分との大きい方向成分の向きでかつ回転量の長さをもつベクトルとして検出し、表示画面を上下方向又は左右方向にのみ画面スクロールさせるようにする。
【0021】
方向自由画面ストロークモードA−2は、例えばグラフィックソフトやCAD等のように画像情報処理等を中心とした処理等において、マウスポインタ等を表示画面の自由な位置に移動させるばかりでなく画面スクロールも自由な方向に頻繁に行う場合において好適なモードである。マウス入力装置1においては、詳細を後述するように第2のトラックボール5の回転操作に伴って、その回転方向と回転量とに対応した表示画面を自由に画面スクロールさせるようにする。
【0022】
マウス入力装置1においては、マウスポインタ移動機能モードBの設定状態において、第1のトラックボール4と第2のトラックボール5との動作が同時に検出されてマウスポインタ等の移動が行われる共同移動モードB−1と、第1のトラックボール4の動作検出を不能状態にして第2のトラックボール5の動作のみを検出する独立移動モードB−2とに切り替えて用いられる。
【0023】
共同移動モードB−1は、例えば狭い机上等においてマウス入力装置1を用いて文書情報処理や比較的簡単な画像処理等を行う際に、第2のトラックボール5を第1のトラックボール4の補助的なマウスポインタ移動手段として用いてマウスポインタ等の位置を微調整する場合において好適なモードである。マウス入力装置1においては、全体移動による第1のトラックボール4の回転と指先の操作による第2のトラックボール5の回転とが検出されてそれぞれの移動方向と回転量とが加算されるベクトル処理が行われ、表示画面上にマウスポインタ等を移動させる。
【0024】
独立移動モードB−2は、例えば従来ではマウス入力装置を使用することができなかったノート型パーソナルコンピュータを携帯しながら文書情報処理等を行う際にも、第2のトラックボール5を回転操作することによってマウスポインタ移動を可能とするモードである。マウス入力装置1においては、詳細を後述するように不安定な動きとなる第1のトラックボール4によるマウスポインタ移動がカットされることにより、安定した操作が行われるようになる。
【0025】
マウス入力装置1は、方向特定画面ストロークモードA−1において、図3に示した処理により画面スクロールを行う。すなわち、マウス入力装置1は、ステップa−1−1において第2のトラックボール5の回転状態が監視され、この第2のトラックボール5が回転されていない場合にはその監視状態が継続される。なお、第2のトラックボール5の回転監視は、第1のトラックボール4の回転監視と同様にタイマ割込み等を用いて行われる。マウス入力装置1は、第2のトラックボール5の回転を検出すると、ステップa−1−2において単位時間当たりのx方向の回転量をx1、y方向の回転量をy1として一時記憶する。
【0026】
マウス入力装置1においては、ステップa−1−3において第2のトラックボール5のx方向の回転量x1とy方向の回転量y1とを比較し、x方向の回転がy方向の回転よりも大きくてx1>y1となった場合に、ステップa−1−4に進行する処理が行われる。また、マウス入力装置1においては、x方向の回転がy方向の回転よりも小さくてx1<y1となった場合においては、ステップa−1−6に進行する処理が行われる。
【0027】
マウス入力装置1においては、ステップa−1−4において、
x2=(x12+y12)1/2式により
x1とy1とを成分とするx方向のベクトルの長さx2を求める処理を行って、ステップa−1−5へと進行する。なお、この場合、y方向のベクトルの長さy2は、y2=0と設定される。
【0028】
マウス入力装置1においては、ステップa−1−5において、x方向のベクトルの長さx2及びy方向のベクトルの長さy2に応じた駆動信号をコンピュータ本体等に送出して表示画面の画面スクロールを行わさせる。画面スクロールは、この場合にy方向のベクトルの長さy2が0値であることから、x方向にのみ所定量スクロールする。マウス入力装置1は、その後ステップa−1−1に戻って第2のトラックボール5の回転状態の監視を行う。
【0029】
一方、マウス入力装置1においては、ステップa−1−6において、
y2=(x12+y12)1/2式により
x1とy1とを成分とするy方向のベクトルの長さy2を求める処理を行って、ステップa−1−5へと進行する。なお、この場合、x方向のベクトルの長さx2は、x2=0と設定される。
【0030】
マウス入力装置1においては、ステップa−1−5において、x方向のベクトルの長さx2及びy方向のベクトルの長さy2に応じた駆動信号をコンピュータ本体等に送出して表示画面の画面スクロールを行わさせる。画面スクロールは、この場合にx方向のベクトルの長さx2が0値であることから、y方向にのみ所定量スクロールする。マウス入力装置1は、その後ステップa−1−1に戻って第2のトラックボール5の回転状態の監視を行う。
【0031】
マウス入力装置1は、方向自由画面ストロークモードA−2において、図4に示した処理により画面スクロールを行う。すなわち、マウス入力装置1は、ステップa−2−1において第2のトラックボール5の回転状態が監視され、この第2のトラックボール5が回転されていない場合にはその監視状態が継続される。なお、第2のトラックボール5の回転監視は、第1のトラックボール4の回転監視と同様にタイマ割込み等を用いて行われる。マウス入力装置1は、第2のトラックボール5の回転を検出すると、ステップa−2−2においてその単位時間当たりのx方向の回転量x1、y方向の回転量y1が求められる。
【0032】
マウス入力装置1は、ステップa−2−3において、x1、y1に応じた駆動信号をコンピュータ本体等に送出して表示画面の画面スクロールを行わさせる。画面スクロールは、この場合方向規制は無く、第2のトラックボール5の回転にしたがって自由な方向で行われる。マウス入力装置1は、その後ステップa−2−1に戻って第2のトラックボール5の回転状態の監視を行う。
【0033】
マウス入力装置1は、共同移動モードB−1において、図5に示した処理により表示画面上においてマウスポインタ等の移動を行う。すなわち、マウス入力装置1は、ステップb−1−1において第1のトラックボール4の回転状態が監視され、この第1のトラックボール4が回転されていない場合にはステップb−1−3に進行する。なお、第2のトラックボール5の回転監視は、従来のマウス入力装置のトラックボールの回転監視と同様にタイマ割込み等を用いて行われる。マウス入力装置1は、第1のトラックボール4の回転を検出すると、ステップb−1−2においてその単位時間当たりのx方向の回転量x1、y方向の回転量y1が求められる。
【0034】
マウス入力装置1は、ステップb−1−3において第2のトラックボール5の回転状態が監視され、この第2のトラックボール5が回転されていない場合にはステップb−1−5に進行する。なお、この第2のトラックボール5の回転監視も、第1のトラックボール4の回転監視と同様にタイマ割込み等を用いて行われる。マウス入力装置1は、第2のトラックボール5の回転を検出すると、ステップb−1−4においてその単位時間当たりのx方向の回転量x2、y方向の回転量y2が求められる。
【0035】
マウス入力装置1は、ステップb−1−5において、第1のトラックボール4の回転量x1、y1と第2のトラックボール5の回転量x2、y2との加算処理が行われ、x方向に対してx1+x2、y方向に対してy1+y2に応じた駆動信号をコンピュータ本体等に送出して表示画面上においてマウスポインタの移動を行わさせる。マウス入力装置1は、その後ステップb−1−1に戻って第1のトラックボール4の回転状態の監視を行う。
【0036】
マウス入力装置1は、独立移動モードB−2において、図6に示した処理により表示画面上においてマウスポインタ等の移動を行う。すなわち、マウス入力装置1は、ステップb−2−1において第2のトラックボール5の回転状態が監視され、この第2のトラックボール5が回転されていない場合にはその監視状態が継続される。なお、第2のトラックボール5の回転監視は、第1のトラックボール4の回転監視と同様にタイマ割込み等を用いて行われる。マウス入力装置1は、第2のトラックボール5の回転を検出すると、ステップb−2−2においてその単位時間当たりのx方向の回転量x2、y方向の回転量y2が求められる。
【0037】
マウス入力装置1は、ステップb−2−3において、第2のトラックボール5の回転量x2、y2に応じた駆動信号をコンピュータ本体等に送出して表示画面上においてマウスポインタの移動を行わさせる。マウス入力装置1は、その後ステップb−2−1に戻って第2のトラックボール5の回転状態の監視を行う。
【0038】
なお、マウス入力装置1は、上述した各モードにおける各処理を、マイクロコンピュータを内蔵してその内部で行ってコンピュータ本体等のドライバソフトウェアに駆動信号を供給する。マウス入力装置1は、例えば内蔵したマイクロコンピュータによって第1のトラックボール4や第2のトラックボール5のx方向の回転量x、y方向の回転量yのみを検出して、その情報をコンピュータ本体等のドライバソフトウェアに供給するようにしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかるマウス入力装置によれば、マウスボールととともに指先での操作が可能なトラックボールを備え、トラックボールを回転操作して方向特定の画面スクロール或いは方向自由の画面スクロールとが可能とされるとともに、トラックボールの回転操作によりマウスボールと共同して或いは単独でマウスポインタ等の移動操作を可能としたことにより、使い勝手の大幅な向上が図られるようになる。マウス入力装置は、例えば文書情報処理のように画面スクロールの方向を特定した便利な場合と画像情報処理のように特定しないほうが便利な場合とに使い分けが可能である。また、マウス入力装置は、マウスポインタ等の微調整操作が可能とされるとともに、携帯時での使用も可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すマウス入力装置の斜視図である。
【図2】同マウス入力装置のモード仕様の説明図である。
【図3】同マウス入力装置の画面スクロール機能モードの設定状態における方向特定画面スクロールモードの動作フローチャートである。
【図4】同マウス入力装置の画面スクロール機能モードの設定状態における方向自由画面スクロールモードの動作フローチャートである。
【図5】同マウス入力装置のマウスポインタ移動機能モードの設定状態における共同移動モードの動作フローチャートである。
【図6】同マウス入力装置のマウスポインタ移動機能モードの設定状態における単独移動モードの動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 マウス入力装置、2 マウス本体、2a 上面部、2b 底面部、3 クリックボタン、4 マウスボール(第1のトラックボール)、5 第2のトラックボール[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mouse input device constituting an input device such as a computer.
[0002]
[Prior art]
In a computer or the like, a mouse input device is used as a position information input device for moving a cursor or a mouse pointer indicating a coordinate point on a screen displayed on a monitor to an appropriate position or designating a range of graphic information or the like. It is used. In general, a mouse input device has a trackball on the bottom surface of a housing in which a part of the outer peripheral surface is exposed to the outside and is rotatably incorporated, and a plurality of click buttons are provided on the surface. The mouse input device detects the rotation of the trackball by an encoder or the like by grasping the housing and moving, and outputs a drive signal for moving the mouse pointer or the like according to the rotation direction and the rotation amount. The mouse input device performs various input operations corresponding to a screen by operating a click button at an instruction position such as a mouse pointer.
[0003]
In the mouse input device, since the ratio between the moving operation and the moving amount of the mouse pointer or the like on the display screen is constant and fine setting operation is difficult, for example, JP-A-5-158612 and JP-A-5 As disclosed in Japanese Unexamined Patent Publication No. 197491 or Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 8-30387, there is proposed one provided with a track ball and a dial for fine adjustment movement. Some mouse input devices have been proposed that have two types of trackballs for driving the mouse pointer.
[0004]
By the way, in a computer or the like, an operation of displaying a part of display information on a screen and scrolling and displaying an undisplayed portion as necessary is performed due to restrictions on a display screen of a monitor. The screen is scrolled by, for example, operating a scroll key provided on a keyboard or moving a mouse pointer or the like by a mouse input device. Since the mouse input device makes it possible to move the mouse pointer or the like to any position on the two-dimensional screen, there is a problem in that the direction is not fixed when the scroll operation is performed, which is inconvenient.
[0005]
For this reason, Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-195171 discloses a device in which a trackball input device provided together with a mouse input device for driving a mouse pointer or the like is also used for a screen scroll operation. Such a prior application trackball input device has brake means attached to a pair of horizontal and vertical shafts that are opposed to each other around the trackball. The prior application trackball input device is configured such that, in a state where the screen scroll function is set, these brake means are selectively operated to restrict the rotation direction of the trackball to either the horizontal direction or the vertical direction. Become.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Mouse input devices are relatively small and have good operability, and are widely used as position information input devices. As described above, mouse input devices having two trackballs are provided, both of which function as a function of moving a mouse pointer or the like, and have been described above in terms of the screen scroll function. There was a problem of poor operability. On the other hand, in such a mouse input device, the movement of the mouse pointer or the like of the moving operation the whole, also in the entire mobile operation difficult using state of the as says using for example a laptop personal computer or the like when carrying fine Another feature is that the mouse pointer can be moved by operating the adjustment trackball.
[0007]
In the above-described prior application trackball input device, when the screen scroll function is set, the movement of the trackball is mechanically restricted only in the vertical direction or the horizontal direction, so that an efficient screen scroll operation is performed. It has the following features. However, the prior application trackball input device requires a switching operation between the screen scroll function and the mouse pointer movement function, and there is a problem that the operation of the entire device becomes troublesome. In addition, the trackball input device includes a trackball having a relatively large diameter in terms of operability, and is larger than the mouse input device. Moreover, since the trackball input device of the prior application is provided with a brake means for mechanically locking the trackball, the entire device becomes larger and can be installed in a limited space such as a desk by using it with the mouse input device. There is a problem that is difficult.
[0008]
By the way, as an operation of the screen scroll function, for example, an operation of scrolling the screen only in the vertical direction and the horizontal direction as a reference on a screen displaying a WEB page, text data, or the like when focusing on document information processing, for example, When image information processing such as graphic software or CAD is the center, there is an operation of performing a screen stroke at a free position on the screen. However, the prior application trackball input device has a problem that it cannot be applied to the second screen scroll operation.
[0009]
Accordingly, the present invention has been proposed for the purpose of providing a small mouse input device having a screen scroll function and a mouse pointer moving function capable of various processing operations and excellent in operability.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The mouse input device according to the present invention that achieves the above-described object is provided with a plurality of click buttons, a first trackball that is rotatably mounted on the bottom surface, and a position that enables a rotation operation with a fingertip while being held. And a second trackball incorporated therein. The mouse input device has two types of screen scroll functions in which the second trackball scrolls the display screen of the monitor in a specific direction or a free direction, and the first trackball on the display screen in cooperation with or independently of the first trackball. Then, it is used by switching to two types of mouse pointer movement functions for moving the mouse pointer or the like.
[0011]
According to the mouse input device according to the present invention configured as described above, for example, when performing processing centered on document information processing or the like, the second trackball is set with the direction-specific screen scroll function set. By referring to the screen scroll operation in the specified vertical direction or horizontal direction, the WEB page, text data, etc. can be referred to easily. According to the mouse input device, for example, when performing processing centering on image information processing or the like, the mouse pointer or the like is accurately moved to a free position by the second trackball in a state in which the screen scroll function of any direction is set. It becomes possible to make it.
[0012]
Further, according to the mouse input device, the mouse pointer and the like are moved largely by the first trackball while the mouse pointer moving function for simultaneous detection of the first trackball and the second trackball is set. It is possible to perform fine adjustment movement with the two track balls. According to the mouse input device, in the state where the mouse pointer moving function for independent detection of the first trackball and the second trackball is set, for example, even when the portable device cannot be used because the entire moving operation is difficult. It is possible to move the mouse pointer or the like by operating the second trackball.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. A
[0014]
In the natural state, a part of the outer periphery of the first trackball 4 is exposed from the bottom surface portion 2b of the
[0015]
The
[0016]
For example, the
[0017]
The screen scroll function mode A is a mode in which the screen stroke operation of the display screen is enabled by rotating the second trackball 5. In the
[0018]
On the other hand, in the mouse pointer movement function mode B, it is possible to move the mouse pointer or the like to an arbitrary position on the display screen by rotating the second trackball 5, but the screen stroke operation on the display screen is cut. Mode. When the
[0019]
In the
[0020]
In the direction specifying screen stroke mode A-1, for example, a web page or text data is frequently referred to by performing a screen scrolling operation in the vertical direction or the horizontal direction specified in, for example, processing centering on document information processing or the like. This is the preferred mode in some cases. In the
[0021]
In the direction free screen stroke mode A-2, for example, processing such as graphic software, CAD, etc. centering on image information processing or the like not only moves the mouse pointer to a free position on the display screen but also scrolls the screen. This is a suitable mode when it is frequently performed in a free direction. In the
[0022]
In the
[0023]
In the joint movement mode B-1, for example, when performing document information processing or relatively simple image processing using the
[0024]
In the independent movement mode B-2, for example, the second trackball 5 is rotated when carrying out document information processing or the like while carrying a notebook personal computer that could not be used with a mouse input device in the past. In this mode, the mouse pointer can be moved. In the
[0025]
The
[0026]
In the
[0027]
In the
x2 = (x1 2 + y1 2 ) A process of obtaining the length x2 of the vector in the x direction having x1 and y1 as components by the expression 1/2 , and proceeds to step a-1-5. In this case, the length y2 of the vector in the y direction is set to y2 = 0.
[0028]
In the
[0029]
On the other hand, in the
y2 = (x1 2 + y1 2 ) A process of obtaining the length y2 of the vector in the y direction having x1 and y1 as components by the expression 1/2 , and proceeds to step a-1-5. In this case, the length x2 of the vector in the x direction is set to x2 = 0.
[0030]
In the
[0031]
The
[0032]
In step a-2-3, the
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
In step b-1-5, the
[0036]
The
[0037]
In step b-2-3, the
[0038]
The
[0039]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the mouse input device of the present invention, a trackball that can be operated with a fingertip is provided together with a mouseball. The screen can be scrolled and the movement of the mouse pointer or the like can be performed together with the mouse ball or independently by rotating the trackball. . The mouse input device can be selectively used for a convenient case in which the direction of screen scrolling is specified, such as document information processing, and a convenient case in which it is not specified as in image information processing. In addition, the mouse input device can be finely adjusted with a mouse pointer or the like, and can also be used when carried.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a mouse input device shown as an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of mode specifications of the mouse input device.
FIG. 3 is an operation flowchart of a direction specifying screen scroll mode in a setting state of a screen scroll function mode of the mouse input device.
FIG. 4 is an operation flowchart of a direction free screen scroll mode in a screen scroll function mode setting state of the mouse input device.
FIG. 5 is an operation flowchart of a joint movement mode in a mouse pointer movement function mode setting state of the mouse input device.
FIG. 6 is an operation flowchart of a single movement mode in a setting state of a mouse pointer movement function mode of the mouse input device.
[Explanation of symbols]
1 mouse input device, 2 mouse body, 2a top surface portion, 2b bottom surface portion, 3 click button, 4 mouse ball (first track ball), 5 second track ball
Claims (3)
底面に回転自在に組み込まれた第1のトラックボールと、把持した状態で指先による回転操作を可能とする位置に組み込まれた第2のトラックボールとを備え、
上記第2のトラックボールは、モニタの表示画面を特定の方向又は自由な方向にスクロールさせる2種類の画面スクロール機能と、上記表示画面上において上記第1のトラックボールと共同して又は独立してマウスポインタ等を移動させる2種類のマウスポインタ移動機能とに切替えて用いられることを特徴とするマウス入力装置。Multiple click buttons,
A first trackball that is rotatably incorporated on the bottom surface, and a second trackball that is incorporated at a position that allows rotation with a fingertip while being held,
The second trackball has two kinds of screen scrolling functions for scrolling the display screen of the monitor in a specific direction or a free direction, and the first trackball is jointly or independently on the display screen. A mouse input device that is used by switching between two types of mouse pointer movement functions for moving a mouse pointer or the like.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23762099A JP4273587B2 (en) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | Mouse input device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23762099A JP4273587B2 (en) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | Mouse input device |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001067182A JP2001067182A (en) | 2001-03-16 |
JP2001067182A5 JP2001067182A5 (en) | 2006-05-18 |
JP4273587B2 true JP4273587B2 (en) | 2009-06-03 |
Family
ID=17018028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23762099A Expired - Fee Related JP4273587B2 (en) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | Mouse input device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4273587B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102499157B1 (en) * | 2022-10-12 | 2023-02-13 | 한화시스템(주) | Mouse wheel function processing apparatus and method using trackball mouse of ship combat system |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6364790B2 (en) * | 2014-01-30 | 2018-08-01 | 株式会社リコー | pointing device |
-
1999
- 1999-08-24 JP JP23762099A patent/JP4273587B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102499157B1 (en) * | 2022-10-12 | 2023-02-13 | 한화시스템(주) | Mouse wheel function processing apparatus and method using trackball mouse of ship combat system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001067182A (en) | 2001-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6097372A (en) | Data input device | |
EP1016952B1 (en) | Personal computer system | |
JP4789232B2 (en) | Information processing apparatus and input operation mode control method | |
US20020067347A1 (en) | Data processor, I/O device, touch panel controlling method, recording medium, and program transmitter | |
JP4273587B2 (en) | Mouse input device | |
JPH1115593A (en) | Data input device | |
KR100907791B1 (en) | Electronic apparatus, cursor position identification method and recording medium | |
JP4771181B2 (en) | Information processing apparatus, input operation mode control method, and program used for information processing apparatus | |
JPH10333821A (en) | Coordinate inputting device | |
JP2000056897A (en) | Computer system | |
US20040164955A1 (en) | Information processing apparatus | |
JPH1139091A (en) | Data input device | |
JPS62165232A (en) | Key input device | |
KR19980034004A (en) | Personal handheld device with pointing device | |
JP2001134379A (en) | Coordinate input device, coordinate inputting method and electronic equipment system with coordinate input device | |
JP3459126B2 (en) | Rotary position indicator and coordinate input device and method | |
JP2000155645A (en) | Information processor and method | |
JP2768305B2 (en) | Input device | |
JPH11338631A (en) | Pointing device | |
KR200204091Y1 (en) | Position information inputting device using variation of duty ratio of an accelerometer | |
JPS62165233A (en) | Key input device | |
JPH0534038Y2 (en) | ||
JPH09282089A (en) | Spherical instruction input device with stress presenting device | |
JP2000330722A (en) | Device for inputting position information | |
JP3398229B2 (en) | Pointing device and information processing device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060309 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060309 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090223 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |