JP4269865B2 - Optical disk device - Google Patents
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Description
本発明は、パーソナルコンピュータ,ノートブック型コンピュータなどの電子機器に搭載される光ディスク装置に関するものである。 The present invention relates to an optical disk device mounted on an electronic device such as a personal computer or a notebook computer.
図9は従来の光ディスク装置を示す斜視図である。 FIG. 9 is a perspective view showing a conventional optical disc apparatus.
図9において、1は光ディスク装置で、光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に出没自在に保持されたトレイ3とを有している。筐体2は、筐体部2aと筐体部2bから構成されている。トレイ3のディスク装着時にディスクに対向する部分には、光ディスク装着領域部3dが設けられており、外周は光ディスクの形状に合わせて円形状となっている。光ディスク装着領域部3dの外側には、光ディスク装着領域外部3eが設けられており、光ディスク装着領域部3dは光ディスク装着領域外部3eに対して凹部を形成している。光ディスク装着領域部3dと光ディスク装着領域外部3eは段差部3hにて繋がっている。また、光ディスク装着領域部3dには開口3cが設けられており、開口3cに裏面から挿入して光ピックアップモジュール4が取り付けられている。したがって光ピックアップモジュール4は大部分がディスク装着面側に露出しているが、一部は光ディスク装着領域外部3eの裏側に配置されている。この為、隣接する段差部3hには光ピックアップモジュール4との衝突を回避する為に回避部3iが設けられている。回避部3iは段差部3hにおいて少なくとも光ピックアップモジュール4の幅Bの範囲にわたって設けられている。
In FIG. 9,
トレイ3の両側部には移動自在にレール3aが設けられ、このレール3aはトレイ3に一体に設けられたレール保持部3bに保持されている。なお、図9では一方の側部しかレール3aは設けられていなが、他方の側部に同様のレールなどが設けられている。光ピックアップモジュール4には光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ5と、スピンドルモータ5から外周にかけて開口6aを設けた金属製のカバー6、開口6aから一部が露出したキャリッジ7とを少なくとも有している。キャリッジ7は光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフトに移動自在に保持されており、しかも図示していないフィードモータによって、スピンドルモータ5に近づいたり、離れたりするように移動する。8はトレイ3の前面に設けられたベゼルで、ベゼル8は筐体2の開口を塞ぐ程度の大きさで構成されている。
キャリッジ7には、高出力のレーザーダイオード等の光源,各種光学部材及び光ディスク上に光スポットを構成する対物レンズなどが搭載されている。光ディスクに記録などを行う際には、高出力の光源や、その光源を駆動するIC等が必要となってくる。その結果、光源やICの発熱がおびただしくなって、記録再生特性に影響を及ぼすことが生じてきている。特に図9に示すような光ディスク装置1においては、薄型化や小型化を求められているので、熱容量が低下し問題となっている。具体的には、筐体2の中央部分の厚みが14mm以下、更には10mm以下というような薄型の光ディスク装置1においては、特に顕著に行われる。
The carriage 7 includes a light source such as a high-power laser diode, various optical members, and an objective lens that forms a light spot on the optical disk. When recording on an optical disk, a high output light source, an IC for driving the light source, and the like are required. As a result, the heat generation of the light source and the IC is enormous, and the recording / reproducing characteristics are affected. In particular, in the
(特許文献1)及び(特許文献2)には、光ディスクを回転させる際に生じる空気流をキャリッジ7に導いて、冷却する方法が記載されているが、上記各特許文献は、そもそも、筐体2の中央部の厚みが14mm以下或いは10mm以下の光ディスク装置は想定していない。
しかしながら上記各特許文献は、そもそも、筐体2の中央部の厚みが14mm以下或いは10mm以下の光ディスク装置は想定していない。従って、上記図9に示すような薄型の光ディスク装置1に単に、空気流入路等を設けたとしても十分な冷却は困難であり、依然として熱問題が生じていた。
However, each of the above-mentioned patent documents does not assume an optical disc apparatus in which the thickness of the central portion of the
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、極めて薄型の光ディスク装置においても十分な冷却を行うことができ、記録再生特性の劣化を低減させることができる光ディスク装置を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-described conventional problems, and to provide an optical disc apparatus capable of sufficiently cooling even an extremely thin optical disc apparatus and capable of reducing deterioration in recording / reproducing characteristics. To do.
かかる課題を解決する為に本発明は、ディスク取り付け面を有し光ディスクを回転させる回転駆動手段,少なくとも光源や各種光学部材を搭載し移動自在に設けられたキャリッジ,第1の開口を設けたカバーとを備えた光ピックアップモジュールと、前記光ピックアップモジュールを支持するトレイを備え、前記トレイは光ディスクに対向する光ディスク装着領域部分と前記光ディスク装着領域部分の外側に設けられた光ディスク装着領域外部分を備え、前記光ディスク装着領域部分と前記光ディスク装着領域外部分は前記回転駆動手段の回転軸方向に沿った段差部を有するとともに前記段差部に隙間を有し、前記ディスク取り付け面に装着された光ディスクの前記光ディスク装着領域部分に対向する面の反対面の外縁部が、前記回転軸方向における前記隙間の範囲内に存在し、光ディスクの回転によって生じる空気流は前記隙間に流れ込むこととした。 In order to solve this problem, the present invention provides a rotary drive means for rotating an optical disk having a disk mounting surface, a carriage provided with at least a light source and various optical members, and a cover provided with a first opening. An optical pickup module, and a tray that supports the optical pickup module, the tray including an optical disc mounting area portion facing the optical disc and an outer portion of the optical disc mounting area provided outside the optical disc mounting area portion. The optical disk mounting area portion and the optical disk mounting area outside portion have a step portion along a rotation axis direction of the rotation driving means and a gap in the step portion, and the optical disk mounted on the disk mounting surface has the gap. The outer edge of the surface opposite to the surface facing the optical disk mounting area is the direction of the rotation axis. Present in the range of definitive the gap, air flow generated by rotation of the optical disc was flow into the gap.
本発明は、効率よく空気流を循環させることができるので、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を行うことができ、熱による記録再生特性の劣化などの不具合を抑えることができる。 Since the present invention can circulate the air flow efficiently, it is possible to take measures against heat in an optical disc apparatus that is particularly thin and miniaturized, and it is possible to suppress inconveniences such as deterioration in recording / reproducing characteristics due to heat.
請求項1記載の発明は、ディスク取り付け面を有し光ディスクを回転させる回転駆動手段,少なくとも光源や各種光学部材を搭載し移動自在に設けられたキャリッジ,第1の開口を設けたカバーとを備えた光ピックアップモジュールと、前記光ピックアップモジュールを支持するトレイを備え、前記トレイは光ディスクに対向する光ディスク装着領域部分と前記光ディスク装着領域部分の外側に設けられた光ディスク装着領域外部分を備え、前記光ディスク装着領域部分と前記光ディスク装着領域外部分は前記回転駆動手段の回転軸方向に沿った段差部を有するとともに前記段差部に隙間を有し、前記ディスク取り付け面に装着された光ディスクの前記光ディスク装着領域部分に対向する面の反対面の外縁部が、前記回転軸方向における前記隙間の範囲内に存在し、光ディスクの回転によって生じる空気流は前記隙間に流れ込むことを特徴とする光ディスク装置であり、効率よく空気流を循環させることができるので、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を行うことができ、熱による記録再生特性の劣化などの不具合を抑えることができる。
The invention described in
請求項2記載の発明は、光ピックアップモジュールは光ディスク装着領域部分に設けられた第2の開口に一部を表出させるとともに一部は光ディスク装着領域外部分の裏面側に配置され、隙間は前記光ディスク装着領域外部分の裏面と前記光ピックアップモジュールの間にて形成されることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置であり、隙間を通じ効率よく空気流を循環させることができるので、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を行うことができる。
According to the second aspect of the present invention, a part of the optical pickup module is exposed to the second opening provided in the optical disk mounting area, and a part of the optical pickup module is disposed on the back side of the outside of the optical disk mounting area. 2. The optical disc apparatus according to
請求項3記載の発明は、光ディスク装着領域外部分の裏面側に凹部を設けるとともに前記凹部は段差部に開口部を有し、隙間は前記凹部と光ピックアップモジュールもしくは光ディスク装着領域部分の少なくとも一方の間にて形成されたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置であり、開口部から取り込まれた空気流が凹部を通じて効率よく循環する為、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を効果的に行うことが出来る。
According to a third aspect of the present invention, a recess is provided on the back side of the outer portion of the optical disc mounting area, the recess has an opening in a step portion, and the gap is at least one of the recess and the optical pickup module or the optical disc mounting area. 2. The optical disc apparatus according to
請求項4記載の発明は、開口部は第1の開口に対向し、更に前記第1の開口に対してディスク回転方向とは反対の向きの方向に延設されたことを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置であり、ディスクの回転によってディスク外縁部に発生する空気流を効果的に取り込むことが出来る。
The invention according to
請求項5記載の発明は、凹部はトレイ引き出し方向に対して略直交しトレイに形成された第1の側壁と第1の開口に対向し前記トレイに形成され前記第1の側壁に対して非平行な第2の側壁と前記トレイに形成された底壁を含んで構成されることを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置であり、ディスクの回転によってディスク外縁部に発生する空気流を効果的に取り込むとともに第1の開口からトレイの光ディスク装着側と反対側の領域(トレイ3と筐体部2bで挟まれた空間)に効率的に導き、キャリッジに搭載された高出力の光源や光源の駆動IC等を効果的に冷却することが出来る。
According to a fifth aspect of the present invention, the recess is substantially perpendicular to the tray pulling direction and is formed on the tray so as to be opposed to the first side wall and the first opening formed on the tray. 4. The optical disk apparatus according to
請求項6記載の発明は、第2の側部は底壁に対して傾斜した傾斜面を形成することを特徴とする請求項5記載の光ディスク装置であり、傾斜面によって空気流を効果的に第1の開口からトレイの光ディスク装着側と反対側の領域(トレイ3と筐体部2bで挟まれた空間)に導くことが出来る。
The invention according to
請求項7記載の発明は、ディスク回転軸方向から見て、凹部と対向する光ディスク装着領域外部分に隆起部を設けたことを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置であり、光ディスクの回転によって生じる空気流を効果的に取り込む凹部をトレイ全体を厚くすることなく形成することが出来る。
The invention according to claim 7 is the optical disk apparatus according to
請求項8記載の発明は、隆起部はトレイとは別部材で構成され、前記別部材を前記トレイに取り付けことで、隆起部を形成したことを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。であり、凹部の部分の肉厚をより柔軟に設定でき、設計自由度を増すことが出来る。
The invention according to
請求項9記載の発明は、第1の開口の一部は、光ディスク装着領域外部分の裏面側に対向して配置されることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置であり、空気流を効果的に第1の開口からトレイの光ディスク装着側と反対側の領域に導くことが出来る。
The invention according to claim 9 is the optical disc apparatus according to
請求項10記載の発明は、第1の開口の一部は、光ディスク装着領域外部分の裏面側に対向して配置され、前記第1の開口の対向部分は他の部分のよりも広く形成したことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置であり、第1の開口からの空気流の取り込みをより効率化することが出来る。
According to a tenth aspect of the present invention, a part of the first opening is arranged to face the back side of the portion outside the optical disc mounting area, and the opposing part of the first opening is formed wider than the other part. The optical disk apparatus according to
請求項11記載の発明は、筐体の中央部分の厚みが14mm以下(または10mm以下)であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置であり、この様な薄型の光ディスク装置においては、特に有効である。
The invention according to claim 11 is the optical disc apparatus according to
(実施の形態1)
以下、本発明における光ディスク装置の実施の形態について説明する。
(Embodiment 1)
Embodiments of an optical disk device according to the present invention will be described below.
図1、図2は本発明の一実施の形態における光ディスク装置を示す斜視図、図3は本発明の一実施の形態における光ディスク装置を表面(ディスク装着側)から見た図、図4は本発明の一実施の形態における光ディスク装置のトレイを裏面(ディスク装着側とは反対側)から見た図、図5は本発明の一実施の形態における光ディスク装置のトレイを表面(ディスク装着側)から見た図、図6は本発明の一実施の形態における光ディスク装置の部分断面図、図7は本発明の別の一実施の形態における光ディスク装置を表面(ディスク装着側)から見た図、図8は空気流の流れを示す図である。 1 and 2 are perspective views showing an optical disk apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 3 is a view of the optical disk apparatus according to an embodiment of the present invention as viewed from the surface (disk mounting side), and FIG. The figure which looked at the tray of the optical disk device in one embodiment of the invention from the back surface (the side opposite to the disk loading side), FIG. 5 is the view of the tray of the optical disk device in one embodiment of the present invention from the front surface (disk loading side) FIG. 6 is a partial cross-sectional view of an optical disc apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 7 is a view of the optical disc apparatus according to another embodiment of the present invention as viewed from the front surface (disc mounting side). 8 is a diagram showing the flow of air flow.
図1において、1は光ディスク装置で、光ディスク装置1は、筐体2と、筐体2に出没自在に保持されたトレイ3とを有している。図1はトレイ3を筐体から引き出した状態を示している。筐体2は従来の技術と同様に筐体部2aと筐体部2bを組み合わせて袋状の構成となっており、筐体2の開口からトレイ3が出没する。図2、図3はトレイ3を筐体2に収納した状態の図であり、説明の為筐体部2aを除去している。
In FIG. 1,
筐体部2aと筐体部2bとは好ましくは図示していない係止手段と螺旋などを用いて、互いに強固に固定されている。筐体2の構成材料としては鉄,鉄合金,アルミ,アルミ合金,マグネシウム合金などの金属材料の様な導電材料が好適に用いられる。また、樹脂材料で各筐体部を構成し、その上に電着などの手法を用いて導電性の高い金属膜を形成したものを用いても良い。更に、筐体部2a及び筐体部2bそれぞれ同種の材料で構成しても良いし、異種の材料で構成しても良い。また、筐体部2a及び筐体部2bそれぞれの主平面部の平均肉厚は0.3mm〜1.6mmの間であり、この平均肉厚の比較的薄い場合には筐体部2a及び筐体部2bは金属材料で構成され、例えば、金属板をプレス加工などによって形成される。また、平均肉厚の比較的厚い場合には筐体部2a及び筐体部2bはダイカスト(アルミ,マグネシウム合金など)で構成される。
The
トレイ3は、樹脂製のフレームで構成されている。トレイ3のディスク装着時にディスクに対向する部分には、光ディスク装着領域部3dが設けられており、外周は光ディスクの形状に合わせて円形状となっている。光ディスク装着領域部3dの外側には、光ディスク装着領域外部3eが設けられており、光ディスク装着領域部3dは光ディスク装着領域外部3eに対して1.5mmから4mm程度(装着される光ディスクの厚みと同じかやや大きい程度)陥没した凹部を形成している。本実施の形態では、トレイ3は概略方形状であり、しかも装着される最大径の光ディスクは円盤状を想定しているので、光ディスク装着領域部3dは前述の通り、略円形状であり、しかも光ディスク装着領域部3dの直径は装着される可能性のある最大径の光ディスクの直径と同じか1mm〜7mmほど大きくなっている。光ディスク装着領域外部3eは概略三角形状となっている。また、光ディスク装着領域部3dは光ディスクを装着した際には、光ディスクと対向する部分を含み外周部にわずかな隙間を有する領域を示しており、光ディスク装着領域外部3dは、光ディスクの主面とは全く対向しない領域である。
The
光ディスク装着領域部3dには開口3cが設けられており、開口3cに裏面から挿入して光ピックアップモジュール4が取り付けられている。光ピックアップモジュール4は大部分が光ディスク装着面側に露出しており、一部は光ディスク装着領域外部3eの裏側に配置されている。この為、隣接する段差部3hには光ピックアップモジュール4との衝突を回避する為に回避部3iが設けられている。
An opening 3c is provided in the optical
光ディスク装着領域部3dのほぼ中心にはスピンドルモータ5が設けられている。開口3cからは、スピンドルモータ5の少なくとも一部が突出しており、しかもキャリッジ7及びカバー6も表出している。
A
8はトレイ3の前端面に設けられたベゼルで、ベゼル8は筐体2の開口を塞ぐ程度の大きさで構成されている。
また、トレイ3の両側部には移動自在にレール3aが設けられ、このレール3aはトレイ3に一体に設けられたレール保持部3bに保持されている。なお、図1では一方の側部しかレール3aは見えないが、他方の側部に同様のレールなどが設けられている。
Further, rails 3 a are provided on both sides of the
光ピックアップモジュール4には光ディスクを回転駆動させるスピンドルモータ5と、スピンドルモータ5から外周にかけて開口6aを設けた金属製或いは樹脂製のカバー6、開口6aから一部が露出したキャリッジ7とを少なくとも有している。キャリッジ7には高出力のレーザーダイオード等の光源,各種光学部材及び光ディスク上に光スポットを構成する対物レンズ、光源を駆動するICなどが搭載されている。キャリッジ7は光ピックアップモジュール4に設けられた複数の案内シャフト(図示せず)に移動自在に保持されており、しかもフィードモータ(図示せず)によって、スピンドルモータ5に近づいたり、離れたりするように移動する。
The
次に、回避部3i周りの構成について詳細に説明する。回避部3iは、段差部3hにおいて光ピックアップモジュール4との衝突を回避する様にほぼ光ピックアップモジュール4の幅Bにわたって設けられている。また、回避部3iは開口3cの一部を形成している。回避部3iを通して光ピックアップモジュール4は光ディスク装着領域外部3eの裏面3j側に入る(図4参照)。したがって、光ピックアップモジュール4が光ディスク装着領域外部3eの裏面3j側に入った部分においては、光ピックアップモジュール4と光ディスク装着領域外部3eの裏面3jが対向しており、開口6aと裏面3jが対向している。
Next, the configuration around the avoidance unit 3i will be described in detail. The avoidance portion 3i is provided substantially over the width B of the
通常光ピックアップモジュール4は外部からの振動を受けないようにダンパーを介してトレイ3に固定されている為、光ピックアップモジュール4はトレイ3に対して若干移動することが起こりうる。従って、衝突を回避する為に回避部3iが設けられていると共に光ディスク装着領域外部3eの裏側3jと光ピックアップモジュール4間には若干の間隔が設けられている。
Usually, the
光ディスク装着領域外部3eの裏面3jには段差部3hに開口部3kを有する凹部3lが設けられている。開口部3kは、段差部3hに回避部3iに加えて設けられている。
A recess 3l having an
凹部3lは、ディスク回転軸方向から見ると概略三角形状となっている。凹部3lの、その一辺に対応する側壁は、光ディスク装着領域部3dをディスク回転軸方向から見た際の略円形状の接線であって接点からディスクの回転する向きに延ばした接線の一部に概略沿っている(図3中F)。他の一辺は段差部3hをディスク回転軸方向から見た際の略円形状の円弧の一部に対応しており(図3中H)、この部分に開口部3kが設けられている。残りの一辺に対応する側壁は、開口6aの近傍にあってスピンドルモータ5の回転中心を通る直線の一部に沿っている(図3中G)。また凹部3lは、周辺部を除いて略平坦な底壁3nを形成している。側壁の形状については、前述の概略三角形状の一辺で開口6aの近傍にあってスピンドルモータ5の回転中心を通る直線の一部に沿っている部分(図3中G)には、低壁3nから繋がる傾斜面3pが設けられている。
The recess 3l has a generally triangular shape when viewed from the disc rotation axis direction. The side wall corresponding to one side of the recess 3l is a substantially circular tangent when the optical
図5のDD’断面図である図6に示すように、底壁3nは光ディスク装着領域部3dもしくは光ピックアップモジュール4のカバー6との間に隙間を構成し、段差部3hにおいて開口部3kを形成している。光ディスクの装着時において光ディスク9のラベル面9b(光ディスク装着領域部分3dに対向する面の反対面)の少なくとも外縁部は、光ディスク回転軸方向においてこの隙間の範囲内に存在している。あるいは、底壁3nは光ディス
クの装着時においてディスク9のラベル面9bと略同一平面上にあるか、もしくは低壁3nはラベル面9bよりもディスク回転軸方向において光ディスク装着領域部3dから離れている。好ましくは、低壁3nはラベル面9bよりもディスク回転軸方向において光ディスク装着領域部3dから離れており、ディスク回転軸方向で低壁3nとラベル面9b間に間隙Eを有する。
As shown in FIG. 6 which is a DD ′ sectional view of FIG. 5, the
一方、光ディスク装着領域外部3eの表側には隆起部3mが設けられている。隆起部3mはトレイ3をディスク回転軸方向からみて、裏面3jの凹部3lの範囲より少なくとも広く設けており、裏面3jの凹部3lと隆起部3m間の肉厚が最薄部でも所定の量になるよう、隆起部3mの形状が設定されている。さらに、隆起部3mの高さは、トレイ3を筐体2に収納した際に少なくとも筐体2に衝突することがないよう設定されている。加えて、裏面3jの半凹部3lと隆起部3m間の肉厚は強度や加工性なども考慮して設定されるが、例えばトレイ全体を射出成型による成型品にて構成する場合、成型性を考慮して最も薄い部分の肉厚は0.5mm以上あることが望ましい。
On the other hand, a raised
なお、隆起部3mはトレイ3とは別体で構成したものであっても良い。すなわち、隆起部3mを別部品で形成し、所定の位置に貼り付けたものであっても良い。この場合、隆起部3mの材質を適当に設定することにより、強度を確保しつつより肉厚を薄くすることも出来るので、より製品の薄型化に対応できる。
The raised
カバー6の開口6aについては、従来の技術では開口6aのベゼル8側の端部は矩形状の形状をしているが、本実施の形態においては、裏面3jに対向する部分近傍において他の部分よりも広くなっており、拡大部6bを形成している。
With respect to the
この様な構成によると、スピンドルモータ5によって回転駆動された光ディスクによって発生した空気流は、光ディスクの外周部で比較的強い空気流となっており、しかもその空気流は、開口部3kを通して、トレイ3の光ディスク装着側と反対側の領域(トレイ3と筐体部2bで挟まれた空間)に効率的に流れ込む。すると、前記反対側の領域には、高出力の光源や光源の駆動IC等が搭載されたキャリッジ7が存在するので、上記空気流の流入により、空気が拡散されることで、効果的に光源などの冷却を行うことができる。また、回転する光ディスクによって発生する空気流は、光ディスクの外周端部で光ディスクの接線方向、回転する向きに沿って吹き出す空気流が強いが、凹部3lの形状のディスクの回転する向きに延ばした接線の一部に概略一致した部分によって、図5中矢印Aに示すようにこれを効率よく拾うことが出来る。また、傾斜面3pを設けたことによって、開口部3kから入った空気流の向きを変え、開口6aからトレイ3の光ディスク装着側と反対側の領域に効率よく導くことが出来る。
According to such a configuration, the air flow generated by the optical disk rotated and driven by the
また拡大部6bを形成しているため、さらに空気流をトレイ3の光ディスク装着側と反対側の領域に効率よく導くことが出来る。開口6aは、裏面3jに対向する部分近傍で形成することにより、表面に露出しないことが望ましい。こうすることによって、光ピックアップモジュール4の精密部品に使用者が触れることを低減することが出来る。
Further, since the
なお傾斜面3pは上記のような作用を有することから、ディスク回転軸方向から見て開口6aの範囲内に傾斜面3pの全体または大部分があることがのぞましい。傾斜面pの端部(図3中G)はディスク回転軸方向から見て開口6aの範囲内もしくは開口6aの縁部近傍にあることが望ましい。こうすることによって空気流は図5中CC’断面図にて矢印Aで示すように傾斜面3pに当たって向きを変え、より効率よく開口6aに導くことが出来る。
Since the
さらに光ディスクのデータ面9aと光ディスク装着領域部3dの間隔よりも光ディスク
のラベル面9bと筐体2裏面の間隔の方が広く、空気層が大きい為、回転駆動された光ディスクによって光ディスクの外周端部に発生する空気流は、回転軸方向データ面9a寄りに比べラベル面9b寄りの方が強い傾向がある。これに対して本発明の実施の形態では、低壁3nはディスク装着時において光ディスク9のラベル面9b(データ面9aとは反対の面)と略同一平面上にあるか、もしくは低壁3nはラベル面9bよりもディスク回転軸方向において光ディスク装着領域部3dから離れている。したがって、この光ディスクの外周端部ラベル面9b寄りに発生する強い空気流を効率よく開口部3kから取り込むことが出来る。
Further, since the distance between the label surface 9b of the optical disk and the back surface of the
従来の構成に対して本実施の形態では、このキャリッジに搭載された光源や各種光学部材を含む部分の温度は、4℃以上低減できることが分かった。すなわち、従来の技術の様に、単に空気の流路を構成するのでは、筐体2の中央部分の厚みが14mm以下或いは10mm以下の光ディスク装置1においては効果的な冷却は困難であったが、本実施の形態の構成により、非常に効果的に光ディスクで発生した空気流をキャリッジ7のほとんどが収納される筐体部2bとトレイ3との間の空間に導くことができるので、極めて高い冷却性能を得ることができる。
In contrast to the conventional configuration, in this embodiment, it was found that the temperature of the portion including the light source and various optical members mounted on the carriage can be reduced by 4 ° C. or more. That is, if the air flow path is simply configured as in the prior art, effective cooling is difficult in the
なお凹部3lをディスク回転軸方向から見た形状は、開口6aに対向した部分を少なくとも含み、開口6aに対向した部分からディスク回転方向とは反対の向きに延長された任意の形状が可能である。開口部3kも開口6aに対向した部分からディスク回転方向とは反対の向きに延長されている。これらの形状において、従来の技術よりも回転駆動された光ディスクによって発生した空気流を効果的に導くことが出来る。図7において傾斜面3pは開口6aを横切るように設けられており、空気流を効果的に導くことが出来る。
The shape of the recess 3l viewed from the disk rotation axis direction includes at least a portion facing the
また、図8は空気流の流れを示す図であり、カバー6と筐体部2aとの間の領域L1で光ディスクが回転すると、効率よく空気流は開口部3kと開口6aを通過して、光源やその駆動IC等を搭載したキャリッジ7がほとんど存在する領域L2に流れ込み、空気流(図6の矢印)が効果的にしかも、領域L2の空気を十分に攪拌していることが分かる。図6に示すように、領域L2では光ピックアップモジュール4の他の部材に衝突したりしてスピンドルモータ5に向かう空気流が発生してることが分かる。従って、キャリッジ7の移動方向に沿って空気流を発生させることができるので、常にキャリッジに空気流を当てることができ冷却効率を向上させることができる。
FIG. 8 is a diagram showing the flow of the air flow. When the optical disk rotates in the region L1 between the
本実施の形態では、気体流として空気を用いたが、他の気体を用いても良い。 In the present embodiment, air is used as the gas flow, but other gases may be used.
本発明の光ディスク装置は、効率よく空気流を循環させることができるので、特に薄型及び小型化された光ディスク装置の熱対策を行うことができ、熱による記録再生特性の劣化などの不具合を抑えることができる効果を有し、パーソナルコンピュータ,ノートブック型コンピュータなどの電子機器に適応できる。 Since the optical disk apparatus of the present invention can circulate the air flow efficiently, it is possible to take measures against heat of an optical disk apparatus that is particularly thin and miniaturized, and suppresses problems such as deterioration of recording / reproducing characteristics due to heat. It can be applied to electronic devices such as personal computers and notebook computers.
1 光ディスク装置
2 筐体
2a、2b 筐体部
3 トレイ
3a レール
3b レール保持部
3c 開口
3d 光ディスク装着領域部
3e 光ディスク装着領域外部
3h 段差部
3i 回避部
3j 裏面
3k 開口部
3l 凹部
3m 隆起部
3n 低壁
3p 傾斜面
4 光ピックアップモジュール
5 スピンドルモータ
6 カバー
6a 開口
6b 拡大部
7 キャリッジ
8 ベゼル
9 光ディスク
9a データ面
9b ラベル面
A 空気流
DESCRIPTION OF
Claims (11)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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