JP4264025B2 - 牽引式遊覧自動車 - Google Patents

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本発明は、牽引式遊覧自動車に関するものである。
近年テーマパーク、遊園地や農場公園等において数多く導入されている設備として、(連結)牽引式遊覧自動車がある。これは、先頭の牽引車両に対して1台又は複数台の被牽引車両(客車)を後方に連結させ、被牽引車両に乗客を乗せ、敷地内を遊覧、移動するものであり、乗客を一度に大量に輸送できるうえ、牽引車両の運転操作も容易であるため、導入箇所が急速に増加している。
そして、従来のこのような牽引式遊覧自動車は、先頭の牽引車両にエンジン等の動力源と牽引車両の車輪に制動力を与え停止させる制動手段と、を備えている。また、牽引式の自動車において、被牽引車両に制動力を与えるものもあるが、先頭の牽引車両の運転手がブレーキペダルの操作により牽引車両に制動力を与えて始めて後方の被牽引車両に制動力が働くものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−46662号公報
テーマパーク等にて用いられる牽引式遊覧自動車は、先頭の牽引車両に運転手が乗車し、後方の被牽引車両に車掌が乗車し、主に車掌が乗客や周囲の歩行者への安全を確認、監視している。しかし、後方に乗車している車掌は、緊急時に自動車を停止させる手段を持たない為、緊急時は無線又はインターホン等の通信手段を用いて運転手に停止を求める連絡をし、運転手がブレーキをかけるという間接的な手段にて自動車の停止を行っている。
本発明に係る牽引式遊覧自動車は、牽引車両が複数台の被牽引車両を牽引する牽引式遊覧自動車に於て、各該被牽引車両は、ブレーキ手段と、加圧エアが充填される蓄圧器と、加圧エアを該蓄圧器から該ブレーキ手段に供給させる切換バルブとを備え、上記牽引車両は、上記被牽引車両側へ加圧エアを供給するエアコンプレッサを備え、上記牽引車両の運転席におけるブレーキペダルの操作により通常運転の際に各被牽引車両に設けた上記ブレーキ手段に加圧エアを送り制動させるための通常停止ラインを備え、かつ、該牽引車両から全ての該被牽引車両にわたって設けられて各上記切換バルブと接続された配管を有し該配管の一部が破損してエアが漏れた非常時に該被牽引車両の夫々において上記切換バルブが切換わって上記蓄圧器から上記ブレーキ手段に加圧エアが供給されてすべての上記被牽引車両が制動状態となる緊急停止ラインを、備え、さらに、上記被牽引車両側の該緊急停止ラインには、最後尾の上記被牽引車両に乗車した車掌によって緊急時に操作され内部のエアを意図的に抜いて上記非常時と同じ状態とさせる緊急開閉バルブが最後尾の上記被牽引車両に設けられ、上記牽引車両側の上記緊急停止ラインには、該緊急停止ライン内のエアが抜けると開状態から閉状態に切り換わって、上記エアコンプレッサから上記被牽引車両側へのエアの供給を遮断するバルブが上記牽引車両と上記被牽引車両との間の連結部よりも上記エアコンプレッサ側に設けられているものである。
本発明の牽引式遊覧自動車によれば、後方の被牽引車両に乗車する車掌(乗務員)が危険を予見・事故発生を検知すると、緊急開閉バルブを開動作させ緊急停止ライン内のエアを放出させることで直ぐに被牽引車両に制動力を働かせることができる。つまり、運転手以外の車掌が直接的に、いつでも任意の場所で遊覧自動車を停止させることができ安全である。さらに、自動車後部に乗車する車掌の操作によるものであり、車掌は肉眼にて全体を見渡すことが可能であるため、事故を未然に防ぐことができる。
牽引車両から被牽引車両にわたって設けられたエア配管(緊急停止ライン)が破損した非常時において、自動的に被牽引車両に制動力を働かせることができ、安全である。
しかも、緊急開閉バルブを緊急停止ラインに設けることで制動機能を発揮させることができ、車掌による操作で緊急停止させるためのエア配管(ライン)を別途設ける必要がなく、構成を簡素化でき、経済的である。
図1は本発明に係る牽引式遊覧自動車の実施の一形態を示す全体側面図であり、図2は先頭の牽引車両1にて牽引される後方の被牽引車両2の全体側面図である。この遊覧自動車は、1台の先頭の牽引車両1と、その後方に連結される複数台(図1においては2台)の被牽引車両2と、を有するものである。牽引車両1には、1人の運転手が乗車し、1台の被牽引車両2には10〜25人程度の人が乗車可能であり、さらに、最後尾の被牽引車両2の最後部に設けられた運転管理スペース8には1人の車掌が乗車可能とされている。なお、被牽引車両2を2〜4 両とすることができる。図示省略しているが、牽引車両1には後方視認用のサイドミラーが配設されている。
先頭の牽引車両1には、エンジンやモータ等の走行用の駆動源9と、牽引車両1に制動力を付与するブレーキ手段(図示省略)と、そのブレーキ手段を駆動させるためのエアコンプレッサ(空気圧源)Cと、を備える。そして、牽引車両1の運転席におけるブレーキペダル3の操作にて、牽引車両1に制動力を与え停止させることができる。なお、後に説明するが、牽引車両1のエアコンプレッサCは、後方の被牽引車両2側へも加圧エアを供給する。
後方の被牽引車両2は、走行用の駆動源を持たずに牽引車両1にて牽引され走行するが、制動装置としてブレーキ手段4が設けられている。つまり、被牽引車両2の夫々には、車輪10に制動力を付与するブレーキ手段4が備えられており、ブレーキ手段4が有するマスターシリンダ21(図3参照)に加圧エアを送り、マスターシリンダ21の動作により油圧力でもってブレーキシュー(図示省略)を動かし車輪10の回転を拘束するよう構成されている。図示省略するが、マスターシリンダ21は、加圧エアの供給によりマスターシリンダ21のヘッドが移動し、ヘッドの移動により油(ブレーキオイル)を介して車輪10近傍に設けたブレーキシューを油圧力でもって動作させ、車輪10を制動する。
この遊覧自動車には、図3に示すように、被牽引車両2のブレーキ手段4を制動状態とさせるために、牽引車両1のエアコンプレッサCに接続させた2系統のライン(エア配管)A,Bが設けられている。つまり、牽引車両1の運転席におけるブレーキペダル3の操作により被牽引車両2のブレーキ手段4を働かせるための通常停止ラインAと、牽引車両1から被牽引車両2にわたって設けられその一部が(何らかの原因により車両間の連結が外れた場合等)破損してエアが漏れた非常時にブレーキ手段4を働かせるための緊急停止ラインBと、を備える。
通常停止ラインAは、牽引車両1から被牽引車両2にわたって設けられ、牽引車両1の運転席におけるブレーキペダル3の操作により通常運転の際に被牽引車両2に設けたブレーキ手段4のマスターシリンダ21に加圧エアを送り制動させるためのものである。具体的に説明すると、ブレーキペダル3は、ペダル3の操作により開閉切り換えされる開閉切換バルブ13と接続されており、ブレーキペダル3がオフの状態(ペダル3が踏まれていない状態)では開閉切換バルブ13が閉状態のままであり、エアコンプレッサCにて発生する加圧エアは、通常停止ラインAにおいて下流側である被牽引車両2側へ供給されない。そして、ブレーキペダル3がオンの状態(踏まれた状態)では、開閉切換バルブ13が開状態となり、エアコンプレッサCによる加圧エアが、通常停止ラインAにおいて被牽引車両2側へ供給され、ブレーキ手段4が作動可能となる。
図4は制動装置を示す概略回路図であり、開閉切換バルブ13が開状態となると、通常停止ラインAにおいてエアコンプレッサCにて発生した加圧エアは、車両の連結部11の可撓性配管部材12を経て、被牽引車両2に設けたブレーキ手段4に送られ、エアコンプレッサCによる圧力でもってマスターシリンダ21が作動し制動力が作用する。この際、緊急停止ラインB内はエアコンプレッサCにより加圧エアが充填された状態であるが、エアの移動は無い。
また、図5は制動装置の他の実施の形態を示す概略回路図であり、この場合、開閉切換バルブ13が開状態となると、エアコンプレッサCによる加圧エアにより通常停止ラインAが所定の内圧に上昇し、その圧力でもって被牽引車両2に設けた2位置切換自在の切換バルブ6を(緊急停止ラインBによる操作圧力抗して)切り換え、被牽引車両2に設けた蓄圧器5とブレーキ手段4とを連通状態として蓄圧器5に一定の圧力で充填させた加圧エアをブレーキ手段4のマスターシリンダ21に供給する。つまり、エアコンプレッサCによる通常停止ラインAにおける加圧エアの圧力が切換バルブ6の操作圧力(パイロット圧)として作用し、蓄圧器5に充填された加圧エアの圧力によりブレーキ手段4が作動し制動力が得られる。なお、この際、緊急停止ラインB内では、エアの移動は無い。
図5において、蓄圧器5は切換バルブ6と接続されており、ブレーキペダル3が閉状態で、通常停止ラインAがエアコンプレッサCにて所定圧力(切換バルブ6の操作圧力)に到達していない状態では、切換バルブ6はエアコンプレッサCと蓄圧器5とを連通状態とし、エアコンプレッサCにより蓄圧器5はエアが高圧に詰め込まれた状態となる。そして、ブレーキペダル3が開操作されると方向切換自在の切換バルブ6が切り換わって、エアコンプレッサCと蓄圧器5は遮断状態となって蓄圧器5はブレーキ手段4と連通状態となり、蓄圧器5による加圧エアにてブレーキ手段4が作動する。
次に緊急停止ラインBは、図3において、牽引車両1から被牽引車両2にわたって設けられると共に、緊急停止ラインBの一部が破損してエアが漏れた非常時に被牽引車両2に設けた蓄圧器5に充填させた加圧エアをブレーキ手段4のマスターシリンダ21に供給させるよう切り換わる切換バルブ6と接続されたものである。具体的に説明すると、緊急停止ラインBは、牽引車両1のエアコンプレッサCと連通状態にあり、エアコンプレッサCにより通常時、加圧状態とされている。従って、緊急停止ラインB(の一部)が破損等すると内部のエアが抜け、緊急停止ラインB内の圧力が急激に低下し、開閉切り換え自在の切換バルブ6の位置が閉から開に切り換わり、蓄圧器5から加圧エアをブレーキ手段4に供給する。
図4と図5にてさらに説明すると、通常時、エアコンプレッサCは、緊急停止ラインB内を加圧状態(内圧保持状態)とすると共に、蓄圧器5にエアの充填を行っている。そして、蓄圧器5は、緊急停止ラインBの内圧が操作圧力(パイロット圧)となって切り換え動作する切換バルブ6を介してブレーキ手段4と接続されており、緊急停止ラインB内が加圧状態で、蓄圧器5とブレーキ手段4とは遮断状態にある。
そして、緊急停止ラインB内の圧力が低下すると、つまり、緊急停止ラインBからエアが抜けると、切換バルブ6が(バネの弾発力により)位置が切り換わり、既に一定の圧力に加圧された状態にある加圧エアが充填された蓄圧器5とブレーキ手段4のマスターシリンダ21とが連通状態となり、蓄圧器5による加圧エアにてブレーキ手段4が作動する。
なお、図5の場合、通常運転の際におけるブレーキペダル3の操作によりブレーキ手段4を作動させるための加圧エアは蓄圧器5にて充填されたエアであり、かつ、非常時におけるブレーキ手段4を作動させるための加圧エアも蓄圧器5にて充填されたエアである。つまり、図5の回路においては、通常停止ラインA及び緊急停止ラインBのいずれが作用しても、蓄圧器5による加圧エアにてブレーキ手段4を作動させることとなる。
そして、図3と図4と図5に示すように、緊急停止ラインBには、被牽引車両2に乗車した車掌によって緊急時に操作され緊急停止ラインBの内部のエアを意図的に抜いて強制的に非常時と同じ状態とさせる緊急開閉バルブ7が付設されている。つまり、緊急停止ラインBに分岐部14を設け接続管15を介して緊急開閉バルブ7が接続されている。緊急開閉バルブ7は、操作ハンドル16を有する手動開閉式であり、車掌が直ちに操作できるよう最後尾の被牽引車両2の運転管理スペース8(図1と図2参照)に配設されている。
緊急停止ラインBはエアコンプレッサCにより通常時、加圧状態にあるが、車掌が遊覧自動車の運行において危険を予見した際、事故が生じた際、緊急開閉バルブ7を操作ハンドル16により閉状態から開状態へ操作することにより、緊急停止ラインB内のエアを大気中に開放させる。これにより、緊急停止ラインB内の圧力(内圧)は急激に低下し、上述したように切換バルブ6が切り換わり、蓄圧器5とブレーキ手段4のマスターシリンダ21とが連通状態となり、蓄圧器5による加圧エアにてブレーキ手段4を作動させ被牽引車両2を制動する。
牽引車両1が複数台の被牽引車両2を牽引する遊覧自動車においては、緊急開閉バルブ7は、車掌が乗車する最後尾の被牽引車両2にのみ配設される。そして、先頭の牽引車両1から最後尾の被牽引車両2にわたって設けられた緊急停止ラインBの一部が破損し、または緊急開閉バルブ7を開状態とし、緊急停止ラインBの内部のエアが抜けると、被牽引車両2の夫々において蓄圧器5からブレーキ手段4に加圧エアが供給され、すべての被牽引車両2が制動状態となるよう構成されている。
この構成の概略が図6に示されており、被牽引車両2が2台の場合である。エアコンプレッサCと接続された通常停止ラインA及び緊急停止ラインBは、牽引車両1から最後尾の被牽引車両2にわたって夫々設けられ、夫々において、その途中部に分岐部17a,17bが設けられている。そして、分岐部17a,17bに中間の被牽引車両2用の通常停止ライン用枝管18と緊急停止ライン用枝管19が接続されている。つまり、中間の被牽引車両2の蓄圧器5と切換バルブ6が、最後尾の被牽引車両2の蓄圧器5と切換バルブ6と並列接続されていると言える。
これにより、中間と最後尾の被牽引車両2,2において、通常停止ラインAは同圧となる一つの流路(一つの連続する空間からなる分岐流路)が構成され、かつ、被牽引車両2,2の緊急停止ラインBは同圧となる一つの流路(一つの連続する空間からなる分岐流路)が構成され、この緊急停止ラインBのうちの一部においてエアの抜けが生ずると、緊急停止ラインB全体として圧力の低下が生じ、夫々の被牽引車両2に設けた切換バルブ6が作動し、夫々の被牽引車両2に設けた蓄圧器5にて夫々のブレーキ手段4を同時に働かせ、全ての被牽引車両2(全客車)が制動され停止する。
また、緊急停止ラインBの上流側部(エアコンプレッサC側)には、緊急停止ラインB内のエアが抜けると開状態から閉状態に(自動的に)切り換わり、エアコンプレッサCからのエアの供給を断ち切るバルブ20が設けられている。このバルブ20は、牽引車両1と被牽引車両2との間の連結部11よりもエアコンプレッサC側に設けられている。これにより、緊急停止ラインBの一部が破損した際、車掌が緊急開閉バルブ7を開状態とした際、エアコンプレッサCから破損部位や緊急開閉バルブ7へ加圧エアが流れることがなく、確実に緊急停止ラインB内の圧力を下げることができる。
そして、被牽引車両2に制動力が作用すると牽引車両1を停止させる。つまり、(全ての)被牽引車両2の車輪が制動固定されることにより、牽引車両1には牽引能力以上の負荷がかかり牽引車両1の車輪がスリップ(空転)することで、牽引車両1の運転手が異常を知り牽引車両1を停止させることができる。または、駆動源9(図1)がエンジンの場合、過負荷によりエンジンストップすることで牽引車両1が自動的に停止する。または、モータの場合、過負荷による過電流等を検知して電気的に停止させることができる。
また、牽引車両1とその後方の被牽引車両2との間の連結部11、前後連結された被牽引車両2,2間の連結部11においては、通常停止ラインAと緊急停止ラインBは可撓性を有する可撓性配管部材12,12(図3参照)が使用され、車両1,2の旋回等の動作に追従できる。特にこの連結部11において可撓性配管部材12が切断・抜けが生ずると、緊急停止ラインBによりブレーキ手段4が作動して被牽引車両2に制動力を付与する。連結部11においては、通常停止ラインAの可撓性配管部材12と緊急停止ラインBの可撓性配管部材12とは、(束ねられて)併設されるため、通常停止ラインAの可撓性配管部材12に切断事由が生ずると、必ず緊急停止ラインBの可撓性配管部材12にもそれが生ずることとなり、非常時を見逃すことはない。
以上のように、本発明によれば、牽引車両1が複数台の被牽引車両2を牽引する牽引式遊覧自動車に於て、各被牽引車両2は、ブレーキ手段4と、加圧エアが充填される蓄圧器5と、加圧エアを蓄圧器5からブレーキ手段4に供給させる切換バルブ6とを備え、牽引車両1の運転席におけるブレーキペダル3の操作により通常運転の際に各被牽引車両2に設けたブレーキ手段4に加圧エアを送り制動させるための通常停止ラインAを備え、かつ、牽引車両1から全ての被牽引車両2にわたって設けられて各切換バルブ6と接続された配管を有し該配管の一部が破損してエアが漏れた非常時に被牽引車両2の夫々において切換バルブ6が切換わって蓄圧器5からブレーキ手段4に加圧エアが供給されてすべての被牽引車両2が制動状態となる緊急停止ラインBを、備え、さらに、被牽引車両2側の緊急停止ラインBには、最後尾の被牽引車両2に乗車した車掌によって緊急時に操作され内部のエアを意図的に抜いて上記非常時と同じ状態とさせる緊急開閉バルブ7が最後尾の被牽引車両2に設けられているものであるため、後方の被牽引車両2に乗車する車掌(乗務員)が危険を予見・事故発生を検知すると、緊急開閉バルブ7を開動作させ緊急停止ラインB内のエアを放出させることで直ぐに被牽引車両2に制動力を働かせることができる。
つまり、運転手以外の車掌が直接的に、いつでも、任意の場所で遊覧自動車を停止させることができ安全である。さらに、自動車後部に乗車する車掌の操作によるものであり、車掌は肉眼にて全体を見渡すことが可能であるため、事故を未然に防ぐことができる。
また、牽引車両1から被牽引車両2にわたって設けられたエア配管(緊急停止ラインB)が破損した非常時において、被牽引車両2に制動力を自動的に働かせることができ、安全である。しかも、緊急開閉バルブ7を緊急停止ラインBに設けることで制動機能を発揮させることができ、車掌による操作で緊急停止させるためのエア配管(ライン)を別途設ける必要がなく、構成を簡素化でき、経済的である。
また、被牽引車両2が複数台連結されても極めて安全な遊覧自動車が得られる。
つまり、最後尾の車掌が遊覧自動車全体及びその周囲を見渡すことが可能であって乗客や周囲の歩行者への安全を確認、監視できるため、事故を未然に防ぐことができる。また、遊覧自動車を停止すべき緊急時には、車掌による操作にてすべての被牽引車両2に制動力を与えるため、緊急停止が可能であり、安全である。
本発明に係る牽引式遊覧自動車の実施の一形態を示す全体側面図である。 最後尾の被牽引車両の側面図である。 牽引式遊覧自動車が備える制動装置の概略構成図である。 制動装置を示す概略回路図である。 制動装置の他の実施の形態を示す概略回路図である。 複数台の被牽引車両における制動装置の概略構成図である。
符号の説明
1 牽引車両
2 被牽引車両
3 ブレーキペダル
4 ブレーキ手段
5 蓄圧器
6 切換バルブ
7 緊急開閉バルブ
11 連結部
20 バルブ
A 通常停止ライン
B 緊急停止ライン
エアコンプレッサ

Claims (1)

  1. 牽引車両(1)が複数台の被牽引車両(2)を牽引する牽引式遊覧自動車に於て、
    各該被牽引車両(2)は、ブレーキ手段(4)と、加圧エアが充填される蓄圧器(5)と、加圧エアを該蓄圧器(5)から該ブレーキ手段(4)に供給させる切換バルブ(6)とを備え、
    上記牽引車両(1)は、上記被牽引車両(2)側へ加圧エアを供給するエアコンプレッサ(C)を備え、
    上記牽引車両(1)の運転席におけるブレーキペダル(3)の操作により通常運転の際に各被牽引車両(2)に設けた上記ブレーキ手段(4)に加圧エアを送り制動させるための通常停止ライン(A)を備え、
    かつ、該牽引車両(1)から全ての該被牽引車両(2)にわたって設けられて各上記切換バルブ(6)と接続された配管を有し該配管の一部が破損してエアが漏れた非常時に該被牽引車両(2)の夫々において上記切換バルブ(6)が切換わって上記蓄圧器(5)から上記ブレーキ手段(4)に加圧エアが供給されてすべての上記被牽引車両(2)が制動状態となる緊急停止ライン(B)を、備え、
    さらに、上記被牽引車両(2)側の該緊急停止ライン(B)には、最後尾の上記被牽引車両(2)に乗車した車掌によって緊急時に操作され内部のエアを意図的に抜いて上記非常時と同じ状態とさせる緊急開閉バルブ(7)が最後尾の上記被牽引車両(2)に設けられ、
    上記牽引車両(1)側の上記緊急停止ライン(B)には、該緊急停止ライン(B)内のエアが抜けると開状態から閉状態に切り換わって、上記エアコンプレッサ(C)から上記被牽引車両(2)側へのエアの供給を遮断するバルブ(20)が上記牽引車両(1)と上記被牽引車両(2)との間の連結部(11)よりも上記エアコンプレッサ(C)側に設けられていることを特徴とする牽引式遊覧自動車。
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