JP4263632B2 - 配信経路データベースサーバ、ノード装置、ブロードキャストサービス配信制御システム、及び、ブロードキャストサービス配信制御方法 - Google Patents
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Description
このような、配信エリアへの配信経路を構成する交換機にのみセッションを確立する技術として、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている技術によれば、各交換機は、自機のメモリに配信エリアに応じた配信経路情報を保持しており、当該配信経路情報に基づいて配信経路を判定する。
3GPP TS(技術仕様)23.246 第8.14章
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、無駄なリソースを確保することなく負荷を軽減してブロードキャストデータ配信制御を行うための配信経路データベースサーバ、ノード装置、ブロードキャストサービス配信制御システム、及び、ブロードキャストサービス配信制御方法を提供することを目的とする。
を備えるノード装置を提供する。
請求項3に記載の発明によれば、ノード装置は、下位ノードよりデータを受信した場合に、該データに自ノードのアドレス情報を付加して上位ノードに転送するため、配信経路を構成するノードのアドレス情報を含んだデータが配信経路データベースサーバに到達することとなる。配信経路データベースサーバは、例えば、ノードが増設された場合に、増設されたノードから転送されてきたデータに含まれるアドレス情報を自サーバに記憶して、タイムリーに配信経路情報として管理することができるため、ノード増設に伴う配信経路情報メンテナンスの負荷を軽減することができる。また、配信経路データベースサーバは、受信したデータに含まれる配信経路のアドレス情報を、自サーバが管理している配信経路情報と比較して、自サーバに記憶されている配信経路情報の正当性を容易に確認することができる。
また、全てのノードは、配信経路データベースサーバに対して一律に問い合わせを行うため、各ノードでの処理が複雑とならず、処理負荷を低減することができる。また、各ノードは、配信経路データベースサーバで一括管理されている配信経路情報に基づいて、正確に配信経路を判定することができる。
請求項9に記載の発明によれば、配信経路を構成するノードは、再問合せ要否情報に基づいて配信経路データベースサーバに問い合わせるべきか否かを判定することができるため、例えば、広域配信の場合には、配信経路データベースサーバに対して問い合わせを行う必要がないために、問合せ回数を削減することができる。このため、問合せによる負荷やセッションが確立されるまでの時間を削減することができる。
請求項10に記載の発明の作用・効果は、請求項8と同様である。
[1.構成]
図1は、本発明の実施形態に係るブロードキャストサービス配信制御システム1の構成を示すブロック図である。同図に示すように、ブロードキャストサービス配信制御システム1は、配信経路データベースサーバ(以下、「配信経路DBサーバ」という)10と、BM−SC(Broadcast Multicast Service Center)20と、階層的に構成された交換機であるGGSN31a、GGSN31b、SGSN32a、SGSN32b、RNC33a、及び、RNC33bと、移動機40とを含んで構成される。ブロードキャストサービス配信制御システム1は、特定エリアに位置する移動機40にブロードキャストデータを配信するシステムである。
本実施形態におけるノード30は3層構造を有する。GGSN31の下位ノードがSGSN32であり、SGSN32の下位ノードがRNC33である。なお、ここで「下位ノード」とは、ノード30の1階層下に接続されている配下のノードのみを指し、「上位ノード」とは、ノード30の1階層上に接続されているノードのみを指すものとする。それぞれのノード30は、上位ノードを識別するためのアドレス情報と、配下の下位ノードを識別するためのアドレス情報とを保持している。また、ノード30のアドレス情報は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスである。
BM−SC20は、ブロードキャストサービスを提供するサーバであり、ブロードキャストデータを配信したり、データを配信するためのセッションを確立する。
配信経路DBサーバ10は本発明に特徴的なデータベースサーバであり、ブロードキャストサービス配信制御システム1に1つのみ設けられている。配信経路DBサーバ10は、配信エリアに対応した配信経路情報を一括して管理しており、各ノード30が共通に配信経路情報を照会するために設けられている。
次に、配信経路DBサーバ10の構成について説明する。配信経路DBサーバ10は、一般的なコンピュータのハードウェア構成を備えている。具体的には、配信経路DBサーバ10は、配信経路DBサーバ10全体を制御するCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とハードディスクとを含む記憶部、BM−SC20やノード30との通信を制御する通信インターフェース、及び、各種画面を表示するディスプレイを備えている。
同図に示す配信経路DB101は、ハードディスクと配信経路情報と当該配信経路情報を管理するためのデータベースソフトウェアとを含んで構成される。配信経路DB101は、各々の配信エリアに対する、階層的な配信経路を構成するノード30のアドレス情報を、一括して管理する。
経路情報受信部104は、配信経路DB101にアドレス情報の追加を要求するための追加要求データや、配信経路DB101に記憶されている配信経路情報の正当性を確認するための確認要求データを受信する。これらの要求データは、少なくとも1のノード30を経由して送信されてきた要求データである。これらの要求データには、経由したノード30全てのアドレス情報が含まれている。
次に、ノード30の構成について説明する。上述したように、ここでは、ノード30は、GGSN31、SGSN32、RNC33の総称名である。ノード30は、コンピュータのハードウェア構成を備えた装置である。具体的には、ノード30は、ノード30全体を制御するCPU、RAMやハードディスクを含む記憶部、及び、他ノードとのデータの授受を制御する通信インターフェースを備えている。
同図に示す経路情報問合せ部301は、上位ノードから、特定の配信エリアに対するMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)セッションの確立を要求するためのセッション確立要求データ(MBMS Session Start Request;MBMSセッションスタートリクエスト)を受信した場合に、当該セッション確立要求データを転送すべき下位ノードのアドレス情報を、配信経路DBサーバ10に対して問い合わせるための問合せデータを送信する。ここで、セッション確立要求データには、上位ノードが配信経路DBサーバ10に問い合わせて取得した、自ノード30のアドレス情報と再問合せ要否情報とが含まれている。
経路情報転送部304は、下位ノードから、配信経路DBサーバ10に転送すべき追加要求データ又は確認要求データを受信した場合に、当該要求データに自ノード30のアドレス情報を付加して、上位ノードに転送する。
次に、ノード30が上位ノードよりセッション確立要求データを受信した時の再問合せ要否確認処理を、図5を参照しながら説明する。
ノード30が下位ノードよりセッション確立要求データを受信すると、ノード30の問合せ要否判定部303は、セッション確立要求データに含まれる再問合せ要否情報が表す内容に応じて、配信経路DBサーバ10に対する問合せが必要か否かを判定する(ステップS101)。具体的には、問合せ要否判定部303は、再問合せ要否情報が“○”を表していた場合には、配信経路DBサーバ10に対する問合せが不要であると判定する。一方、問合せ要否判定部303は、再問合せ要否情報が“−”を表していた場合には、配信経路DBサーバ10に対する問合せが必要であると判定する。
一方、問合せ要否判定部303が、問合せが必要であると判定した場合には(ステップS101;No)、経路情報問合せ部301は、配信エリア識別情報と自ノード30のアドレス情報とをキー情報として、配信経路DBサーバ10に対して、セッション確立要求データ転送の対象となる下位ノードの問合せを行う(ステップS103)。
次に、RNC33増設時における、配信経路DBサーバ10の配信経路DB101の更新処理の手順について、図6を参照しながら説明する。
新規ノードであるRNC33がブロードキャストサービス配信制御システム1に追加された場合は、例えば、オペレータがRNC33に対して更新要求コマンドを入力する。RNC33の経路情報転送部304は、更新要求コマンドが入力されたことを検知すると、その上位ノードであるSGSN32に対して、自ノードのアドレス情報(新規RNCアドレス情報)を含んだ追加要求データを送信する(プロセスP20)。
追加要求データを受信したGGSN31は、自ノードのアドレス情報(GGSNアドレス情報)を追加要求データに付加する。GGSN31の経路情報転送部304は、新規RNCアドレス情報、SGSNアドレス情報、及び、RNCアドレス情報を含んだ追加要求データを、配信経路DBサーバ10に対して送信する(プロセスP22)。
オペレータは、ディスプレイを照会することにより、確認要求データに含まれる、実際の配信経路を構成するノード30のアドレス情報と、配信経路DB101に記憶されている配信経路情報とを比較することにより、配信経路DB101に記憶されている配信経路情報の正当性の確認を行うことができる。
次に、上記構成における動作について説明する。
[2.1.セッション確立手順]
まず、図1、図7、図8及び図5を参照しながら、ブロードキャストサービスにおける特定の配信エリアへのセッション確立手順について説明する。ここでは、図1に示すBM−SC20から、配信エリア“BC1”,“BC2”に対する配信経路にセッションを確立するものとする。
前提として、GGSN31aのアドレス情報は“GGSN1”を表し、GGSN31bのアドレス情報は“GGSN2”を表し、SGSN32aのアドレス情報は“SGSN1”を表し、SGSN32bのアドレス情報は“SGSN2”を表し、RNC33aのアドレス情報は“RNC1”を表し、RNC33bのアドレス情報は“RNC2”を表すものとする。また、配信経路DB101には、図8に示す配信経路情報が記憶されているものとする。
配信経路DBサーバ10がBM−SC20より問合せデータを受信すると、経路情報取得部102は、配信経路DB101より「ブロードキャストエリア」“BC1”,“BC2”に対応付けられて記憶されているアドレス情報のうち、BM−SC20の下位ノードのアドレス情報を取得する。ここでは、経路情報取得部102は、配信経路DB101より、「ブロードキャストエリア」“BC1”に対応する「GGSNアドレス」“GGSN1”と、この「GGSNアドレス」に対応付けられている「再問合せ要否識別子」“○”を取得する。また、経路情報取得部102は、配信経路DB101より、「ブロードキャストエリア」“BC2”に対応する「GGSNアドレス」“GGSN2”と、この「GGSNアドレス」に対応付けられている「再問合せ要否識別子」“−”を取得する。経路情報返信部103は、経路情報取得部102が取得した情報を含む応答信号を生成し、BM−SC20に返信する(プロセスP2)。
まず、GGSN31aについて説明する。GGSN31aがBM−SC20よりセッションスタートリクエストを受信した場合に、GGSN31aの問合せ要否判定部303は、セッションスタートリクエストに含まれる再問合せ要否情報が表す内容に応じて、配信経路DBサーバ10に対する問合せが必要か否かを判定する(図5のステップS101)。ここでは、「再問合せ要否識別子」が“○”を表しているため、問合せ要否判定部303は、配信経路DBサーバ10に対する問合せが不要であると判定する(ステップS101;Yes)。このため、GGSN31aの確立要求転送部302は、GGSN31aの下位ノード全てに対してセッションスタートリクエストを転送し、配下の全SGSN32に対してセッションの確立を行う(ステップS102、図7のプロセスP7’)。
GGSN31bは、配信経路DBサーバ10より応答信号を受信すると、当該応答信号に含まれる情報を含んだセッションスタートリクエストを生成する。そして、GGSN31bの確立要求転送部302は、対象となるSGSN32に対してセッションスタートリクエストを転送して、セッションの確立を行う(ステップS104、図7のプロセスP7)。ここでは、確立要求転送部302は、「送信先アドレス」“SGSN1”と「ブロードキャストエリア」“BC1”と「再問合せ要否識別子」“○”とを含んだセッションスタートリクエストを生成して送信する。また、確立要求転送部302は、「送信先アドレス」“SGSN2”と「配信エリア」“BC2”と「再問合せ要否識別子」“−”とを含んだセッションスタートリクエストを生成して送信する。
SGSN32bは、配信経路DBサーバ10より応答信号を受信すると、応答信号に含まれる情報に基づいてセッションスタートリクエストを生成する。SGSN32bの確立要求転送部302は、対象となるSGSN32に対して、セッションスタートリクエストを転送して、セッションの確立を行う(ステップS104、図7のプロセスP11)。ここでは、確立要求転送部302は、「送信先アドレス」“RNC1”と「ブロードキャストエリア」“BC1”と「再問合せ要否識別子」“○”とを含んだセッションスタートリクエストを生成して送信する。また、確立要求転送部302は、「送信先アドレス」“RNC2”と「配信エリア」“BC2”と「再問合せ要否識別子」“−”とを含んだセッションスタートリクエストを生成して送信する。
“RNC1”を送信先アドレスとしたセッションスタートリクエストはRNC33aに到達し、“RNC2”を送信先アドレスとしたセッションスタートリクエストはRNC33bに到達する。RNC33a、RNC33bは、セッションスタートレスポンスをSGSN32bに通知する(プロセスP12)。
なお、SGSN32aよりセッションスタートリクエストを受信した、SGSN32a配下の図示せぬ全てのRNC33は、上述したRNC33a,RNC33bの動作と同様に、対象の配信エリア“B2”の判定を行い(プロセスP13)、判定された配信エリアに対して無線リソースを確保する(プロセスP14)。
また、GGSN31a配下のSGSN32よりセッションスタートリクエストを受信したRNC33は、同様に対象の配信エリア“B1”の判定を行い(プロセスP13)、判定された配信エリアに対して無線リソースを確保する(プロセスP14)。
次に配信経路DB101の更新手順の動作について、図9を参照しながら説明する。
前提として、ここでは、ブロードキャストサービス配信制御システム1は、図9に示すように、GGSN31c、SGSN32c、SGSN32d、RNC33c、RNC33d、及び、RNC33eを含んで構成されているものとする。また、GGSN31cのアドレス情報が“GGSN#x”を表し、SGSN32cのアドレス情報が“SGSN#x”を表し、SGSN32dのアドレス情報が“SGSN#y”を表し、RNC33cのアドレス情報が“RNC#x”を表し、RNC33dのアドレス情報が“RNC#y”を表し、RNC33eのアドレス情報が“RNC#z”を表しているものとする。このように構成されるブロードキャストサービス配信制御システム1において、SGSN32cの配下にRNC33fが増設されたものとする。RNC33fのアドレスは“RNC#n”であるものとする。
これにより、オペレーションディスクは、更新要求コマンドC1をRNC33fに送信する。RNC33fの経路情報転送部304は、更新要求コマンドを受信すると、RNC33fの上位ノードであるSGSN32cに対して、“RNC#n”で表されるRNC33fのアドレス情報を含んだ追加要求データを送信する(プロセスP20)。
配信経路DBサーバ10の経路情報受信部104は、追加要求データを受信する。配信経路DBサーバ10は、追加要求データに含まれる“RNC#n”,“SGSN#x”,“GGSN#x” で表されるアドレス情報を、配信経路情報として配信経路DB101に追加記憶する(プロセス23)。
なお、SGSN32やGGSN31が増設された場合や、SGSN32やGGSN31のアドレス情報が変更された場合には、オペレータは、増設又は変更対象ノードの配下にあるRNC33より更新要求コマンドを入力すればよい。
次に、配信経路DB101の確認手順の動作について、図10を参照しながら説明する。ここでは、図10に示すように、ブロードキャストサービス配信制御システム1は、GGSN31c、SGSN32c、SGSN32d、RNC33c、RNC33d、RNC33e、及び、RNC33fを含んで構成されているものとする。
まず、オペレータは、RNC33cに接続されたオペレーションデスクより、確認要求コマンドC2を入力する。これにより、オペレーションデスクは、確認要求コマンドC2をRNC33cに送信する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。
(1)上述した実施形態においては、ブロードキャストサービス配信制御システム1が備えるノード30は3層構造を有するとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、全ての階層構造を有するノード構成において適用することができる。また、本発明は移動通信網に限定されず、固定網にも適用することができる。また、上述した実施形態におけるノード30は、GGSN31、SGSN32、RNC33であるとして説明したが、ノード30にBM−SC20が含まれるものとしてもよい。
また、上述した実施形態においては、配信経路DBサーバ10は、確認要求データを受信した場合に、配信経路DBサーバ10のディスプレイに確認用の情報を表示するものとして説明したが、オペレーションディスク等の他の装置に確認用の情報を送信して表示するようにしてもよい。また、上述した実施形態における、配信経路DB101に記憶されている配信経路情報の正当性を確認するために提示する情報内容は一例であり、確認要求データに含まれるアドレス情報と、配信経路DB101に記憶されているアドレス情報とを比較することができれば、どのような情報内容をディスプレイに表示してもよいし、また、印刷してもよい。
(4)上述した実施形態においては、ノード30を識別するためのアドレス情報はIPアドレスであるとしたが、これに限定されず、ノード30を識別することができる情報であればよい。
(5)上述した実施形態におけるデータベース構造やデータ内容は一例である。例えば、配信経路DB101の「再問合せ要否識別子」には、“○”、“−”が記憶されるとしたが、“不要”、“必要”が記憶されてもよいし、“−”はスペースでもよい。
10 配信経路データベースサーバ(配信経路DBサーバ)
20 BM−SC
30 ノード
31 GGSN
32 SGSN
33 RNC
40 移動機
101 配信経路DB
102 経路情報取得部
103 経路情報返信部
104 経路情報受信部
301 経路情報問合せ部部
302 確立要求転送部
303 問合せ要否判定部
304 経路情報転送部
Claims (10)
- ブロードキャストデータの配信エリアへの配信制御を行うノード装置において、
上位ノードから、特定の配信エリアに対するセッション確立を要求するセッション確立要求データを受信した場合に、該セッション確立要求データを転送すべき下位ノードのアドレス情報を、配信エリアに応じた配信経路情報を一括して管理する配信経路データベースサーバに対して問い合わせる経路情報問合せ手段と、
前記経路情報問合せ手段による問合せに対する返信として受信したアドレス情報で識別される下位ノードにのみ、前記セッション確立要求データを転送する確立要求転送手段と
を備えるノード装置。 - 前記上位ノードから受信したセッション確立要求データには、該上位ノードが前記配信経路データベースサーバに問い合わせて取得した再問合せ要否情報が含まれ、
該再問合せ要否情報に応じて、前記配信経路データベースサーバに対する問合せが必要か否かを判定する問合せ要否判定手段をさらに備え、
前記問合せ要否判定手段により前記問合せが必要でないと判定された場合は、前記経路情報問合せ手段による問合せを行うことなく、前記確立要求転送手段が自ノードの下位ノード全てに対して前記セッション確立要求データを転送することを特徴とする
請求項1に記載のノード装置。 - 下位ノードから、前記配信経路データベースサーバに対して送信すべきデータを受信した場合に、該データに自ノードのアドレス情報を付加して、上位ノードに転送する経路情報転送手段をさらに備えることを特徴とする
請求項1又は2に記載のノード装置。 - 配信エリアに対する配信経路を管理する配信経路データベースサーバであって、
複数の配信エリア各々を識別する配信エリア識別情報と、該複数の配信エリア各々に対する階層的な配信経路を構成するノードのアドレス情報とを対応付けて、一括して管理する配信経路情報記憶手段と、
あるノードから、特定の配信エリアへの配信経路を問い合わせる問合せデータを受信した場合に、前記特定の配信エリアを識別する配信エリア識別情報に対応付けられて記憶されているアドレス情報のうち、前記あるノードの下位ノードのアドレス情報を、前記配信経路情報記憶手段より取得する経路情報取得手段と、
前記経路情報取得手段により取得した下位ノードのアドレス情報を返信する経路情報返信手段とを備え、
前記問合せデータを送信してきた全てのノードに対して共通に設けたことを特徴とする配信経路データベースサーバ。 - 前記配信経路記憶手段は、前記アドレス情報各々と対応付けて、前記下位ノードが自サーバに対して再問合せが必要か否かを表す再問合せ要否情報をさらに記憶し、
前記経路情報取得手段は、前記下位ノードのアドレス情報に加えて、さらに、該アドレス情報と対応付けられた再問合せ要否情報を取得し、
前記経路情報返信手段は、前記ノード情報取得手段により取得した前記下位ノードのアドレス情報に加えて、該アドレス情報と対応付けられた再問合せ要否情報をさらに返信することを特徴とする
請求項4に記載の配信経路データベースサーバ。 - 少なくとも1のノードを経由して送信されてきた要求データであって、かつ、該経由したノードのアドレス情報を含む要求データを受信する経路情報受信手段をさらに備え、
前記経路情報受信手段により受信した要求データに、追加の要求を表すデータが含まれていた場合に、前記要求データに含まれるアドレス情報を前記配信経路情報記憶手段に追加記憶する処理を行い、
前記経路情報受信手段により受信した要求データに、確認の要求を表すデータが含まれていた場合に、前記経路情報記憶手段に記憶されているアドレス情報の正当性を確認するために、前記要求データに含まれるアドレス情報と前記配信経路情報記憶手段に記憶されているアドレス情報とを提示する処理を行う
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の配信経路データベースサーバ。 - 少なくとも1つのノードからなる配信経路を経由して、配信エリアへの配信制御を行うブロードキャストサービス配信制御システムにおいて、
前記ノードは、
配信エリアと配信経路とを対応付けて一括して管理する配信経路データベースに対して経路情報を問い合わせる経路情報問合せ手段と、
前記経路情報問合せ手段により問い合わせて取得した情報に基づいて、前記配信エリアに対応するノードにのみセッション確立要求データを転送する確立要求転送手段と
を備えたことを特徴とするブロードキャストサービス配信制御システム。 - ブロードキャストデータの配信エリアへの配信制御を行うブロードキャストサービス配信制御システムにおいて、
各々の配信エリアについて、該配信エリアを識別する配信エリア識別情報と、該配信エリアへの階層的な配信経路を構成するノードのアドレス情報とを対応付けて、一括して記憶する配信経路情報記憶手段と、
特定の配信エリアに対する配信経路を構成するノードのうちのひとつより、該特定の配信エリアを識別する配信エリア識別情報を含んだ経路情報問合せデータを受信した場合に、前記配信経路情報記憶手段より、該配信エリア識別情報に対応するアドレス情報のうち、前記経路情報問合せデータを送信してきたノードの下位ノードのアドレス情報を取得する経路情報取得手段と、
前記経路情報取得手段により取得した下位ノードのアドレス情報を返信する経路情報返信手段と
を備えた、前記配信経路を構成するノードに対して共通に設けられている配信経路データベースサーバと、
上位ノードより、特定の配信エリアへのセッション確立を要求するセッション確立要求データを受信した場合に、前記配信経路データベースサーバに対して、前記経路情報問合せデータを送信する経路情報問合せ手段と、
前記経路情報問合せ手段による経路情報問合せデータに対する返信として、前記配信経路データベースサーバより受信したアドレス情報で識別される下位ノードにのみ、前記セッション確立要求データを転送する転送手段とを備えたノードと
を含むことを特徴とするブロードキャストサービス配信制御システム。 - 前記ノードは、前記セッション確立要求データに含まれる、上位ノードが前記配信経路データベースサーバに問い合わせて取得した情報に基づいて、前記経路情報問合せ手段により前記配信経路データベースに問い合わせるか否かを判定する問合せ要否判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のブロードキャストサービス配信制御システム。
- ブロードキャストデータの配信エリアへの配信制御を行うブロードキャストサービス配信制御方法において、
前記配信エリアに対する配信経路を構成するノードが、上位ノードより、前記配信経路のセッション確立を要求するセッション確立要求データを受信した場合に、配信エリアに応じた階層的な配信経路を一括で管理する前記配信経路データベースサーバに対して、前記セッション確立要求データを転送すべき下位ノードのアドレス情報を問い合わせる経路情報問合せデータを送信する経路情報問合せステップと、
前記配信経路データベースサーバが、前記経路問合せステップにおいて前記経路情報問合せデータを受信した場合に、該経路情報問合せデータに含まれる配信エリア識別情報に対応するアドレス情報のうち、前記配信経路を構成するノードの下位ノードのアドレス情報を、前記配信経路を構成するノードに返信する経路情報返信ステップと、
前記配信経路を構成するノードが、前記経路情報返信ステップにおいて返信されたアドレス情報で識別される下位ノードに、前記セッション確立要求データを転送する経路情報転送ステップと
を有することを特徴とするブロードキャストサービス配信制御方法。
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