JP4260336B2 - Locking device - Google Patents
Locking device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4260336B2 JP4260336B2 JP2000118161A JP2000118161A JP4260336B2 JP 4260336 B2 JP4260336 B2 JP 4260336B2 JP 2000118161 A JP2000118161 A JP 2000118161A JP 2000118161 A JP2000118161 A JP 2000118161A JP 4260336 B2 JP4260336 B2 JP 4260336B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail member
- drawer
- lock
- tooth row
- fitting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Drawers Of Furniture (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、机や袖机などの筐体に対し、引出しなどの開閉体を開放不能に施錠する施錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスの事務机や家庭など机や袖机、病院内における入院患者用の脇机など、このような家具や什器には引出しが設けられている。一般に引出しは複数設けられ、机等を所有もしくは使用する各個人の私物等が収納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような机や脇机などでは、例えば、入院患者用の脇机などは、使用者が常に入れ替わることから、施錠機構を備えない脇机などが配置されることがあり、プライバシーとしての問題を抱え、また、金銭などを引出し内に収納する場合にはセキュリティとしての問題もある。
【0004】
また、上記のような机や脇机などに、簡易な施錠機構を備えているものもあり、引出し内に収納される私物に対し、他人が持ち出すことのないように引出しを施錠させることが可能なものもあるが、この施錠機構は、例えば複数の引出しのうちの1つの引出しの前面に鍵穴が位置するように配設され、内部において全ての引出しと机の筐体部分とにわたり閂部材を作動させ、筐体に対して全引出しの開放を阻止する構造とされ、すなわち、施錠機構本体が引出しに配設され、この施錠機構に対して施解錠を行う鍵を別途備え、複数の各引出しを全て施錠させてしまう構造とされており、各引出し毎の施錠を行うには、各引出しに施錠機構を配置する必要があり、例えば、各引出しを複数人で使用する場合には、このような施錠機構では管理が容易でなく、使い勝手の悪いものとなる。
【0005】
そこで、本発明は、上記欠点を解消するためになされたもので、施錠機構を備えない引出しに対し、容易に施錠の行える機構を設けることを可能とし、また、複数の引出しをそれぞれ個別に施錠させることを可能とする施錠装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1に記載の施錠装置1は、図1乃至図4を参照する、第1実施の形態に対応し、筐体としての机本体60に対し手前方向に開閉自在とされる開閉体としての複数段の引出し61の開放を阻止する施錠装置であって、前記机本体60における前記引出し61の縁部近傍の側面に固定される嵌合手段としてのレール部材2であって、上下の開口縁4が互いに内方向に屈曲されて向かい合うように形成された水平方向に長尺な断面略コ字状であり、上板8aの裏面となる下面にはラッチ機構部20を構成する鋸歯状の歯列21が設けられたレール部材2と、規制部14と嵌合部11とが略L字状に形成され、嵌合部11が前記レール部材2内に進入可能とされるとともに、規制部14が前記引出し61の正面に当接可能とされた略方形箱状のロック部材10と、前記ロック部材10の前記嵌合部11の内部空間に、前後方向に、且つ、上下揺動自在に設けられた揺動杆23であって、一端は嵌合部11内における先端側にラッチ軸29を介して揺動自在に取り付けられ、他端である揺動端は規制部14内に位置しているとともに付勢部材により常に上方向に付勢されており、中途部の上縁には、上動位置において前記歯列21に係合する爪部22が突出形成された揺動杆23と、前記規制部14の正面に穿設されている貫通孔15に挿着されたシリンダ錠31であって、その規制部14内に突出する回動軸35には、周縁の一部に作動片32aが突出形成されたカム板32が取り付けられ、シリンダ錠31正面のキー挿通孔33aからキー38を挿入し、回動操作することにより、回動軸35及びカム板32が回動し、カム板32の作動片32aが前記揺動杆23の揺動端を下方に押し下げて、前記歯列21と爪部22との係合状態を解除するようにしたシリンダ錠31と、を具備し、
前記ラッチ機構部20を構成する歯列21と爪部22との前記係合状態が維持された状態では、前記ロック部材10の前記嵌合部11を前記レール部材2に進入させる際には、前記爪部22と前記歯列21とが係止せず、前記ロック部材10の前記嵌合部11を前記レール部材2から抜き出す際には、前記爪部22と前記歯列21とが係合して、その抜き出しを阻止するようにして、引出し61の正面に当接された前記ロック部材10の前記規制部14により引出し61の開放を不可能としたことを特徴とする。
【0007】
この発明の請求項2に記載の施錠装置39は、図5乃至図8を参照する、第2の実施形態に対応し、筐体としての机本体60に対し手前方向に開閉自在とされる開閉体としての複数段の引出し61の開放を阻止する施錠装置であって、前記机本体60における前記引出し61の縁部近傍の側面に固定される嵌合手段としてのレール部材40であって、側面に開口を有する箱体51と箱体51の開口を塞ぐ側板52とで構成された水平方向に長尺な略方形箱状のレール部材40と、規制部45と嵌合部46とが略L字状に形成され、嵌合部46が前記レール部材2内に進入可能とされるとともに、規制部45が前記引出し61の正面に当接可能とされ、嵌合部46の下面となる底面には、ラッチ機構部47を構成する鋸歯状の歯列48が設けられたロック部材44と、前記レール部材40の内部空間に、前後方向に、且つ、上下揺動自在に設けられた揺動杆23であって、一端はレール部材40内における前端側にラッチ軸29を介して揺動自在に取り付けられ、他端である揺動端は付勢部材により常に上方向に付勢されており、中途部の上縁には、上動位置において前記歯列46に係合する爪部49が突出形成された揺動杆23と、前記レール部材40の前記側板52に穿設されている貫通孔53に挿着されたシリンダ錠31であって、そのレール部材40内に突出する回動軸35には、周縁の一部に作動片50aが突出形成されたカム板50が取り付けられ、シリンダ錠31正面のキー挿通孔からキー38を挿入し、回動操作することにより、回動軸35及びカム板50が回動し、カム板50の作動片50aが前記揺動杆23を下方に押し下げて、前記歯列48と爪部49との係合状態を解除するようにしたシリンダ錠31と、を具備し、
前記ラッチ機構部47を構成する歯列48と爪部49との前記係合状態が維持された状態では、前記ロック部材44の前記嵌合部46を前記レール部材40に進入させる際には、前記爪部49と前記歯列48とが係止せず、前記ロック部材44の前記嵌合部46を前記レール部材40から抜き出す際には、前記爪部49と前記歯列48とが係合して、その抜き出しを阻止するようにして、引出し61の正面に当接された前記ロック部材44の前記規制部45により引出し61の開放を不可能としたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に示すように、前記施錠手段10,44の規制部14,45が、前記開閉体61に固定されている構造とした施錠装置としてもよい。
【0009】
図9及び図10の実施の形態は、本願の参考例である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の施錠装置の好適な実施の形態を詳述する。
この施錠装置は、事務机や袖机、脇机などの家具や什器に用いられ、これら机などに備えられる引出しに対する施錠を行うものである。
【0011】
まず、本発明による施錠装置の第1実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態の施錠装置を示す分解斜視図、図2は同施錠装置の側断面図である。
この第1の実施の形態の施錠装置1は、図11に示すような、筐体としての事務机や袖机等の机本体60の角部分に取り付けられ、机本体60の前面に手前方向にスライドする開閉体としての引出し61に対する施錠を行うものである。
この施錠装置1は、嵌合手段としてのレール部材2と、施錠手段としてのロック部材10と、ラッチ機構部20と、解除手段としての解除機構30と、キー38とで略構成される。
【0012】
レール部材2は、図1に示すように、断面略コ字状に形成され水平に長尺な部材であり、上下の開口縁4が互いに内方向に屈曲されて向かい合うように形成され、すなわち水平方向を長手方向とする開口3を有した奥拡がり状の溝状に形成されている。
レール部材2の長手方向の一端は、開口形成されて導入口5とされ、後述する嵌合部11をレール内に導入可能としている。また、長手方向の他端は、図2に示すように、上板8に連続して垂直な背板9が形成されている。
【0013】
また、図1及び図2に示すように、レール部材2の上板8aの裏面となる下面には、後述するラッチ機構部20を構成する鋸歯状の歯列21が設けられている。この歯列21の各歯先と、下板8bとの間となる水平に長尺な溝状空間が、後述するロック部材10の嵌合部11を進入可能とする導入路6となっている。
そして、このレール部材2は、机本体60の引出し61の縁部近傍に固定される。本実施の形態では、机本体60における側面の角部分に近接した位置に固定されるようになっており、溝底となる垂直な底面板7の所望の位置に穿設される貫通孔7aに、固定手段としてのネジ62にて固定するようになっている。
【0014】
次に、ロック部材10は、規制部14と嵌合部11とで構成される。
規制部14は、略方形箱状に形成され、正面略中央に内部の空間部分に通じる貫通穴15が形成される。この貫通穴15は、図1に示すように、縦方向に長い長穴状に形成されている。なお、この貫通穴15を詳述すると、円の左右側部を平行な垂直縁とした形状である。
そして、この規制部14には、貫通穴15に後述する解除機構30を構成するシリンダ錠31が挿着される。
【0015】
また、嵌合部11は、規制部14と同様に略方形箱状に形成されるとともに、一側が開口形成されている。この開口している一側には矩形板状の側板13にて閉塞される。嵌合部11の外形は、水平方向にやや長尺に形成され、前述したレール部材2の導入路6に進入可能な形状に形成される。
【0016】
嵌合部11の内部空間には、後述するラッチ機構部20を構成する爪部22が内蔵される。また、この嵌合部11の上面11aには、開口部12が形成され、内部に配設される爪部22を嵌合部11の外方に上方へ向けて突出可能となっている。
【0017】
そして、規制部14と嵌合部11とは、図1に示すように、規制部14の背面における一側側に嵌合部11が後方に延び出るように一体に形成され、すなわち、規制部14に対し嵌合部11が直交方向に延出し略L字状に形成されている。また、規制部14の内部空間と嵌合部11の内部空間は連通形成されている。
【0018】
次に、ラッチ機構部20は、一対の係合部で構成されており、本実施の形態では、一方の係合部が鋸歯状歯列21とされ、他方の係合部が爪部22とされている。
一方の係合部としての鋸歯状歯列21は、前述したレール部材2の上板8裏面である下面に設けられている。この鋸歯状の歯列21を構成する各歯は、レール部材2の導入口5に向く斜面21aと、垂直面よりなる背面21bとを有した形状とされ、これら斜面21aと背面21bとが連続して歯列21を形成する。
【0019】
他方の係合部としての爪部22は、図1に示すように、上記鋸歯状歯列21の各歯の形状と同等の形状とされ、すなわち、斜面22aと背面22bとで形成される。本実施の形態の爪部22は、前述したロック部材10の嵌合部11内に配設される揺動杆23の中途部の上縁に突出形成されている。
【0020】
この揺動杆23は、一端に挿通孔27が穿設されており、この挿通孔27に挿通されるラッチ軸29にて、嵌合部11内における先端側に、他端が上下に揺動自在とされて取り付けられる。なお、揺動杆23の揺動自在な他端である揺動端28は、規制部14内に位置する。
【0021】
ラッチ軸29には、捩じりコイルバネよりなる付勢部材が巻装されており、この捩じりコイルバネ25の一端は揺動杆23の突片24に掛かり、他端が嵌合部11の内側面に当接するようになっている。そして、この捩じりコイルバネ25の付勢力により揺動杆23は嵌合部11内にて他端側が上方向に常に付勢され、嵌合部11の開口部12より爪部22を突出させるようになっている。
なお、嵌合部上面11aより突出する爪部22の斜面22aは、嵌合部11の先端側を向くように設定されている。
【0022】
すなわち、このラッチ機構部20は、嵌合部11をレール部材2の導入口5より導入路6内に進入させる際には、爪部22と歯列21とが係止せず、その反対方向には互いに係合して抜き出すことができないような一方向直線移動型ラッチ機構部を構成すしている。
【0023】
次に、解除機構30は、図1に示すように、シリンダ錠31と、カム板32とで略構成されている。
シリンダ錠31は、ロック部材10の規制部正面14aに穿設されている貫通穴15に挿着される。規制部14に挿着された状態では、座金33が表出し、錠本体34が規制部14の内部に突出する。錠本体34には規制部14の内部よりナット部材36が螺着され規制部14の正面板に固定される。なお、錠本体34は側面に垂直面を有し、貫通穴15の垂直な縁部に対応し、すなわち、規制部14に固定状態で、この規制部14に対し回動が不能とされる。
【0024】
また、座金33中央には、キー挿通孔33aが穿設され、錠本体34内部には、図示しないタンブラーが構成されており、キー挿通孔33aに合致した断面形状のキー38が挿入された際、キー38の側縁に形成される複数の溝の組み合わせと、タンブラーの組み合わせが合致した合鍵である場合に、キー38の回動に従って錠本体34の先端の回動軸35が回動するようになっている。
【0025】
回動軸35は、錠本体34と同様に、両側部に垂直面を有し、上下の周面にはネジ溝が形成されている。この回動軸35は、カム板32が取り付けられる。カム板32には、中央に、回動軸35の形状に対応する長穴32bが穿設され、すなわち回動軸35に対して回動不能となって取り付けられ、ナット37が螺着され固定される。
【0026】
カム板32の周縁の一部には作動片32aが突出形成されている。上述したように、キー38によりシリンダ錠31が回転操作されると、回転軸の回転に伴い、カム板32が回動するようになっている。
【0027】
そして、この解除機構30のシリンダ錠31の回動軸35は、ロック部材10の規制部14内の最奥部に位置し、カム板32の作動片32aは嵌合部11内部から延び出る揺動杆23の揺動端28に当接するようになる。これにより、回動軸35の回動によって、図3に示すように揺動杆23の他端である揺動端28側の上縁に当接し、揺動杆23を下方に揺動させる。
【0028】
次に、上述した第1の実施の形態の施錠装置1の動作について説明する。
予め、机本体60の、引出し61の側縁近傍となる角部分に近接した側面にレール部材2が固定される。この固定状態においては、レール部材2の導入口5を机本体60の正面と略面一とすることが好ましい。
【0029】
施錠を行うには、引出し61を閉鎖し、ロック部材10の嵌合部11先端を、レール部材2の導入口5より挿入させる。
挿入を行うと、爪部22の斜面22aが歯列21に当接される。さらに、嵌合部11を進入させると、爪部22が鋸歯状歯列21を乗り越え、揺動杆23が捩じりコイルバネ25の付勢力に抗して下方に揺動する。
【0030】
そして、ロック部材10の規制部14が、引出し61の正面に当接することで、施錠が完了する(図4参照)。
施錠状態では、図2(b)に示すように、コイルバネ25の付勢力により揺動杆23が上方に揺動した状態を維持し、鋸歯錠歯列21の歯と爪部22とが噛合状態となる。
【0031】
この施錠状態では、ロック部材10が机本体60の側面から引出し61前面に渡っているため、引出し61を開けようとしても、規制部14に当接しているので開放は不可能となり、すなわち施錠状態となる。
【0032】
次に解錠動作について説明する。解錠を行うには、キー38をキー挿通孔33aに挿入し、キー38を回動操作する。本実施の形態では、キー38を図中時計回り方向とする。
キー38の回動により、シリンダ錠31は回動し、そして回動軸35が回動する。
【0033】
回動軸35が回動すると、これに伴いカム板32が回動し、これによりカム板32の作動片32aが揺動杆23の揺動端28を下方に押圧する。
作動杆23の揺動により、鋸歯錠歯列21に噛合している爪部22が下方に移動し、すなわち、開口部12から嵌合部11内へ後退させられ、歯列21との係合状態が解除される。
【0034】
そして、その状態で、ロック部材10を手に持ち引くことで、嵌合部11がレール部材2から抜脱され、ロック部材10を取り除くことで解錠となる(図2(a)参照)。これにより、引出し61は、開放が可能となる。
【0035】
従って、上述した施錠装置1によれば、机本体60の側部に固設されたレール部材2に、ロック部材10の嵌合部11を挿入し嵌合させることで、そのレール部材2の近傍の引出し61を開放不能な施錠状態とすることが可能となる。すなわち、机本体60に設けられる1つの引出し61に対して施錠を行うことが可能となり、例えば、複数ある引出しに対し、各引出し毎に施錠を行いたい場合などに有効となる。すなわち、複数人で、各引出しをそれぞれ個別に使う場合などに有効となる。
【0036】
次に、本発明の施錠装置の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、解除手段としての解除機構30が、嵌合手段としてのレール部材40側に設けられた例である。
図5は本発明の第2の実施の形態の施錠装置39の分解斜視図である。
なお、上述した第1の実施の形態と同一または同等な箇所については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0037】
レール部材40は、側部に開口を有する箱体51と、箱体51の開口を塞ぐ側板52とで構成された略方形箱状に形成されている。
レール部材40は、水平方向にやや長尺に形成され、長手方向一端となる前面には、ロック部材44の嵌合部46が挿入される導入口41が形成され、図6に示すように、この導入口41に沿って内部が導入路42となっている。
【0038】
また、側板52には、シリンダ錠31が挿通される長穴形状の貫通穴53が形成されている。
【0039】
ロック部材44は、レール部材40内に挿通される嵌合部46と、引出し61の開放動作を規制する規制部45とで略L字状に形成されている。
嵌合部46の下面となる底面には、ラッチ機構部47を構成する嵌合部先端に斜面が向く鋸歯状の歯列48が形成されている。
【0040】
次に、ラッチ機構部47は、嵌合部46底面に形成されている鋸歯状歯列48と、レール部材40の導入路42内に突出する爪部49とで構成されている。
【0041】
爪部49は、図6に示すように、揺動杆23の上端縁中途部に形成されている。
【0042】
また、本実施の形態のカム板50は、平板形状の作動片50aが形成されている。図7に示すように、作動片50aは略水平な板状に形成され、カム板50の回転により、この作動片50aが揺動杆23の揺動端28上端縁を押圧して、揺動杆23を下方に揺動させる。
【0043】
次に、この第2の実施の形態の施錠装置39の動作について説明する。
レール部材40は、予めに、机本体60の側面に固定される。
このレール部材40の固定は、レール部材40の背面板43に穿設される貫通孔43aに対し、机本体60側の内側面から貫通されるネジなどの固定手段にて固定させる。
机本体60への固定状態では、図6(a)に示すように、導入口41を机本体60の前面に沿わせ、略面一な状態とすることが好ましい。
【0044】
施錠を行うには、引出し61を閉鎖し、ロック部材44の嵌合部46先端を、レール部材40の導入口41より挿入させる。
【0045】
そして、嵌合部46を導入路42内に挿入させると、爪部49の斜面49aが鋸歯状歯列48に当接される。さらに、嵌合部46を進入させると、爪部49が鋸歯状歯列48を乗り越えるように、揺動杆23が捩じりコイルバネ25の付勢力に抗して下方に揺動する。
【0046】
そして、ロック部材44の規制部45が、引出し61の正面に当接することで、施錠が完了する(図8参照)。
施錠状態では、図6(b)に示すように、捩じりコイルバネ25の付勢力により揺動杆23が上方に揺動した状態を維持し、鋸歯状歯列48の歯と爪部49とが噛合状態となる。
【0047】
この施錠状態では、ロック部材44が机本体60の側面から引出し61前面に渡っているため、引出し61を開けようとしても、規制部45に当接しているので開放は不可能となり、すなわち施錠状態となる。
【0048】
次に解錠動作について説明する。解錠を行うには、キー38をキー挿通孔に挿入し、キー38を回動操作する。本実施の形態では、図中反時計回り方向に回動させる。
キー38の回動により、シリンダ錠31が回動し、そして回動軸35が回動する。
【0049】
回動軸35が回動すると、これに伴いカム板50が回動し、これによりカム板50の作動片50aが揺動杆23の揺動端27上部を押圧し、揺動杆23を下方に揺動させる。
これにより、鋸歯状歯列48に歯合されている爪部49が下方に移動し、歯列48との噛合状態が解除される。
そして、ロック部材44を手に持ち引くことで、嵌合部46がレール部材40から抜脱され、ロック部材44を取り除くことで解錠となる(図6(a)参照)。これにより、引出し61は、開放が可能となる。
【0050】
従って、この第2の実施の形態の施錠装置39においても、机本体60の側部に固設されたレール部材40に、ロック部材44の嵌合部46を挿入し嵌合させることで、そのレール部材40の近傍の引出し61を開放不能な施錠状態とすることが可能となる。すなわち、机本体60に設けられる1つの引出し61に対して施錠を行うことが可能となり、例えば、複数ある引出しに対し、各引出し毎に施錠を行いたい場合などに有効となる。すなわち、複数人で、各引出しをそれぞれ個別に使う場合などに有効となる。
特に、この実施の形態の施錠装置によれば、機構部分が机本体60側に設けられることから、施錠時以外にキー38とともに持ち歩くこととなるロック部材44の取り扱いを容易にすることが可能となる。
【0051】
なお、上述した第1,第2の実施の形態では、ロック部材10,44の形状を嵌合部11,46と規制部14,45とで略L字状に形成した例について説明したが、これら嵌合部と規制部とを、図9や図10に示すように、真直な閂状に形成した構造のものとしてもよい。
【0052】
この形態においては、手前に開閉自在な開閉体としての扉71の表面と、筐体としての机などの家具や什器の本体70の表面とが面一とされている図12に示すようなものの場合に用いることができ、すなわち、図9(a)(b)に示す例においては、筐体本体70の扉71の縁部近傍にレール部材2を固定し、このレール部材2の導入口5よりロック部材54を水平方向に、かつ扉71の表面に沿わせて挿入する。挿入された、すなわち施錠状態では、図9(b)に示すようにロック部材54が筐体本体70と扉71にわたって位置するようになり、これにより扉71の開放を阻止することとなる。そして、ロック部材54側に設けられる解除機構30に対し、キー38を用いることで、レール部材2からのロック部材54の取り外し、すなわち解錠を行う。
また図10(a)(b)に示す例においても同様であり、筐体本体70の扉71の縁部近傍にレール部材40が固定され、このレール部材40の導入口41よりロック部材55を水平方向に、かつ扉71の表面に沿わせて挿入する。挿入された、すなわち施錠状態では、図10(b)に示すようにロック部材55が筐体本体70と扉71にわたって位置するようになり、これにより扉71の開放を阻止することとなる。そして、レール部材40側に設けられる解除機構30に対し、キー38を用いることで、レール部材40からのロック部材55の取り外し、すなわち解錠が行われる。
【0053】
また、上述した各実施の形態では、ラッチ機構部20,47を構成する一対の係合部である爪部22,49と鋸歯状歯列21,48との組み合わせにおいて、爪部22,49を揺動杆23に設け、この揺動杆23の揺動にて互いの噛合状態を得て、施錠状態とさせる例について述べたが、この揺動杆23に鋸歯状歯列を形成させ、爪部を固定状態として、爪部に対して鋸歯状歯列が進退するような構成としてもよい。
【0054】
さらに、上述した実施の形態では、ラッチ機構部20,47を一対の係合部である爪部22,49と鋸歯状歯列21,48とで構成し、爪部22,49を揺動杆23に設け、この揺動杆23の揺動を解除機構30を構成するカム板32,50の回動にて行う構成とした例について述べたが、解除機構自体に爪部を備える構造とし、揺動杆を介在させず、直接に一対の係合部の一方を構成する構造としてもよい。この場合、部品点数を削減できる効果がある。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による施錠装置では、筐体における開閉体の縁部近傍に固定される嵌合手段に、施錠手段の嵌合部を嵌合させることで、その嵌合手段の近傍の開閉体を開放不能な施錠状態とすることが可能となる。すなわち、筐体に設けられる1つの開閉体に対して施錠を行うことが可能となり、例えば、複数ある開閉体、例えば引出しに対し、各引出し毎に施錠を行いたい場合などに有効となる。すなわち、複数人で、各引出しをそれぞれ個別に使う場合などに有効となる。
また、嵌合手段と施錠手段との簡素な構成にて得られることから、施錠機構を有しない既存の筐体、例えば机や袖机などに、容易に構成することが可能となる。
【0056】
このようなことから、例えば、病院内における入院患者用の脇机など、使用者が常に入れ替わるような場合に、その脇机に備えられる引出しに対し、入院患者自身で本発明の施錠装置を使用することで、管理を行うことができ、入院中における金銭の管理などを可能とし、また、オフィスにおける机を、一時的に他の人員に貸与する場合に、その人員に机の引出しの管理を行わせることが可能となる。さらに、家庭内における家具や机などに備えられる引出しなどの開閉体を施錠可能としたい場合などに、追加構成させることが可能であり、容易に引出しなどの開閉体の施錠装置を、家具や机、什器などに設けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による施錠装置の第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同実施の形態の側断面図である。
【図3】同実施の形態におけるカム板と揺動杆の係合状態を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態における施錠装置の施錠状態を示す斜視図である。
【図5】本発明による施錠装置の第2の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図6】同実施の形態の側断面図である。
【図7】同実施の形態におけるカム板と揺動杆の係合状態を示す斜視図である。
【図8】本発明による施錠装置の第2実施の形態の施錠状態を示す斜視図である。
【図9】本発明による施錠装置の他の実施の形態の斜視図である。
【図10】本発明による施錠装置の別の実施の形態の斜視図である。
【図11】本発明による施錠装置が用いられる筐体としての袖机を示す斜視図である。
【図12】同什器などの筐体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,39…施錠手段
2,40…嵌合手段(レール部材)
10,44…施錠手段(ロック部材)
11,46…嵌合部
14,45…規制部
20,47…ラッチ機構部
21,48…一方の係合部(鋸歯状歯列)
22,49…他方の係合部(爪部)
30…解除手段(解除機構)
38…キー
54,55…施錠手段(ロック部材)
60,70…筐体(机本体,家具,什器等)
61,71…開閉体(引出し,扉)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a locking device that locks an opening / closing body such as a drawer so that it cannot be opened with respect to a housing such as a desk or a sleeve desk.
[0002]
[Prior art]
Drawers are provided on such furniture and fixtures, such as office desks and desks in homes, sleeve desks, and side tables for hospitalized patients in hospitals. Generally, a plurality of drawers are provided to store personal items of each individual who owns or uses a desk.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
With desks and side desks such as those mentioned above, for example, side desks for hospitalized patients are always replaced, so side desks that do not have a locking mechanism may be placed, which is a privacy issue. There is also a security problem when money is stored in the drawer.
[0004]
In addition, some desks and side desks as described above are equipped with a simple locking mechanism, and it is possible to lock the drawer so that personal items stored in the drawer cannot be taken out by others. However, this locking mechanism is arranged so that, for example, a key hole is located in front of one of the plurality of drawers, and the hook member extends over all the drawers and the housing of the desk inside. Operates and prevents the opening of all drawers with respect to the housing, that is, the locking mechanism main body is provided in the drawer, and a key for locking and unlocking the locking mechanism is provided separately, and a plurality of each drawer In order to lock each drawer, it is necessary to arrange a locking mechanism for each drawer.For example, when each drawer is used by multiple people, Management with a simple locking mechanism Not easy, it becomes a bad thing easy to use.
[0005]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described drawbacks, and it is possible to provide a mechanism that can be easily locked with respect to a drawer that does not include a locking mechanism, and each of the drawers can be individually locked. An object of the present invention is to provide a locking device that can be used.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Next, means for solving the above problems will be described with reference to the drawings corresponding to the embodiments.
The
In a state where the engagement state between the
[0007]
The
In a state where the engagement state between the
[0008]
Further, as shown in claim 3, a locking device having a structure in which the restricting
[0009]
The embodiment of FIGS. 9 and 10 is a reference example of the present application.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the locking device of the present invention will be described in detail.
This locking device is used for furniture and furniture such as office desks, sleeve desks, and side desks, and locks drawers provided in these desks.
[0011]
First, a first embodiment of a locking device according to the present invention will be described.
FIG. 1 is an exploded perspective view showing the locking device of the first embodiment, and FIG. 2 is a side sectional view of the locking device.
The
The
[0012]
As shown in FIG. 1, the
One end in the longitudinal direction of the
[0013]
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, a sawtooth-
The
[0014]
Next, the
The restricting
A
[0015]
Further, the
[0016]
A
[0017]
As shown in FIG. 1, the restricting
[0018]
Next, the latch mechanism portion 20 is composed of a pair of engaging portions. In the present embodiment, one engaging portion is a
The
[0019]
As shown in FIG. 1, the
[0020]
The
[0021]
An urging member made of a torsion coil spring is wound around the
The
[0022]
That is, the latch mechanism portion 20 is configured so that the
[0023]
Next, as shown in FIG. 1, the
The
[0024]
Further, a
[0025]
Similar to the
[0026]
An
[0027]
The
[0028]
Next, operation | movement of the
The
[0029]
To lock, the
When the insertion is performed, the
[0030]
And locking is completed because the
In the locked state, as shown in FIG. 2 (b), the state in which the
[0031]
In this locked state, since the
[0032]
Next, the unlocking operation will be described. In order to unlock, the key 38 is inserted into the
As the key 38 rotates, the
[0033]
When the
By the swinging of the operating
[0034]
Then, in this state, the
[0035]
Therefore, according to the
[0036]
Next, a second embodiment of the locking device of the present invention will be described.
The second embodiment is an example in which a
FIG. 5 is an exploded perspective view of the
In addition, the same code | symbol is attached | subjected about the same or equivalent location as 1st Embodiment mentioned above, and the description is abbreviate | omitted.
[0037]
The
The
[0038]
The
[0039]
The
On the bottom surface, which is the lower surface of the
[0040]
Next, the
[0041]
As shown in FIG. 6, the
[0042]
Further, the
[0043]
Next, the operation of the
The
The
In the fixed state to the desk
[0044]
To lock the drawer, the
[0045]
Then, when the
[0046]
Then, locking is completed by the
In the locked state, as shown in FIG. 6 (b), the state where the
[0047]
In this locked state, since the
[0048]
Next, the unlocking operation will be described. To unlock, the key 38 is inserted into the key insertion hole, and the key 38 is rotated. In the present embodiment, it is rotated counterclockwise in the figure.
As the key 38 is rotated, the
[0049]
When the
Thereby, the nail | claw
Then, by pulling the
[0050]
Therefore, also in the
In particular, according to the locking device of this embodiment, since the mechanism portion is provided on the
[0051]
In the first and second embodiments described above, the example in which the shape of the
[0052]
In this embodiment, as shown in FIG. 12, the surface of the
10A and 10B, the
[0053]
Moreover, in each embodiment mentioned above, in the combination of the
[0054]
Further, in the above-described embodiment, the
[0055]
【The invention's effect】
As described above, in the locking device according to the present invention, by fitting the fitting portion of the locking means to the fitting means fixed in the vicinity of the edge of the opening / closing body in the housing, It becomes possible to make the opening / closing body into a locked state that cannot be opened. In other words, it is possible to lock one opening / closing body provided in the housing, which is effective, for example, when it is desired to lock a plurality of opening / closing bodies, for example, drawers for each drawer. That is, it is effective when a plurality of people use each drawer individually.
Moreover, since it is obtained with a simple configuration of the fitting means and the locking means, it can be easily configured in an existing housing having no locking mechanism, such as a desk or a sleeve desk.
[0056]
For this reason, for example, when the user is constantly changing, such as a side desk for an inpatient in a hospital, the inpatient himself uses the locking device of the present invention for the drawer provided on the side desk. It is possible to manage and manage money during hospitalization, etc. In addition, when a desk in the office is temporarily lent to another person, management of the drawer of the desk to that person It is possible to make it happen. Furthermore, when it is desired to lock an opening / closing body such as a drawer provided in furniture or a desk in the home, an additional configuration can be provided, and the locking device for the opening / closing body such as a drawer can be easily attached to the furniture or desk. It can be provided in a fixture or the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing a first embodiment of a locking device according to the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view of the same embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing an engaged state of the cam plate and the swing rod in the same embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing a locked state of the locking device according to the embodiment.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing a second embodiment of the locking device according to the present invention.
FIG. 6 is a side sectional view of the same embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing an engaged state of the cam plate and the swinging rod in the same embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing a locked state of the second embodiment of the locking device according to the present invention.
FIG. 9 is a perspective view of another embodiment of the locking device according to the present invention.
FIG. 10 is a perspective view of another embodiment of the locking device according to the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing a sleeve desk as a casing in which the locking device according to the present invention is used.
FIG. 12 is a perspective view showing a housing such as a bowl.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
10, 44 ... Locking means (lock member)
DESCRIPTION OF
22, 49 ... the other engaging part (claw part)
30 ... Release means (release mechanism)
38 ...
60, 70 ... Housing (desk body, furniture, furniture, etc.)
61, 71 ... Opening / closing body (drawer, door)
Claims (3)
前記机本体(60)における前記引出し(61)の縁部近傍の側面に固定される嵌合手段としてのレール部材(2)であって、上下の開口縁(4)が互いに内方向に屈曲されて向かい合うように形成された水平方向に長尺な断面略コ字状であり、上板(8a)の裏面となる下面にはラッチ機構部(20)を構成する鋸歯状の歯列(21)が設けられたレール部材(2)と、
規制部(14)と嵌合部(11)とが略L字状に形成され、嵌合部(11)が前記レール部材(2)内に進入可能とされるとともに、規制部(14)が前記引出し(61)の正面に当接可能とされた略方形箱状のロック部材(10)と、
前記ロック部材(10)の前記嵌合部(11)の内部空間に、前後方向に、且つ、上下揺動自在に設けられた揺動杆(23)であって、一端は嵌合部(11)内における先端側にラッチ軸(29)を介して揺動自在に取り付けられ、他端である揺動端は規制部(14)内に位置しているとともに付勢部材により常に上方向に付勢されており、中途部の上縁には、上動位置において前記歯列(21)に係合する爪部(22)が突出形成された揺動杆(23)と、
前記規制部(14)の正面に穿設されている貫通孔(15)に挿着されたシリンダ錠(31)であって、その規制部(14)内に突出する回動軸(35)には、周縁の一部に作動片(32a)が突出形成されたカム板(32)が取り付けられ、シリンダ錠(31)正面のキー挿通孔(33a)からキー(38)を挿入し、回動操作することにより、回動軸(35)及びカム板(32)が回動し、カム板(32)の作動片(32a)が前記揺動杆(23)の揺動端を下方に押し下げて、前記歯列(21)と爪部(22)との係合状態を解除するようにしたシリンダ錠(31)と、を具備し、
前記ラッチ機構部(20)を構成する歯列(21)と爪部(22)との前記係合状態が維持された状態では、前記ロック部材(10)の前記嵌合部(11)を前記レール部材(2)に進入させる際には、前記爪部(22)と前記歯列(21)とが係止せず、前記ロック部材(10)の前記嵌合部(11)を前記レール部材(2)から抜き出す際には、前記爪部(22)と前記歯列(21)とが係合して、その抜き出しを阻止するようにして、引出し(61)の正面に当接された前記ロック部材(10)の前記規制部(14)により引出し(61)の開放を不可能としたことを特徴とする施錠装置。A locking device that prevents the opening of a plurality of drawers (61) as an opening / closing body that can be opened and closed in a forward direction with respect to a desk body (60) as a housing,
A rail member (2) as a fitting means fixed to a side surface in the vicinity of the edge of the drawer (61) in the desk body (60), wherein the upper and lower opening edges (4) are bent inward from each other. And a sawtooth-like tooth row (21) constituting a latch mechanism (20) on the lower surface of the upper plate (8a), which has a substantially U-shaped horizontal cross section formed so as to face each other. A rail member (2) provided with:
The restricting portion (14) and the fitting portion (11) are formed in a substantially L shape, and the fitting portion (11) can enter the rail member (2), and the restricting portion (14) A substantially rectangular box-shaped lock member (10) capable of contacting the front of the drawer (61);
A swinging rod (23) provided in the inner space of the fitting portion (11) of the lock member (10) in the front-rear direction and capable of swinging up and down, one end of which is a fitting portion (11 ) Is pivotably attached to the front end side via a latch shaft (29), and the other end of the swing end is located in the restricting portion (14) and is always applied upward by the biasing member. A swinging ridge (23) having a claw portion (22) projectingly formed at the upper edge of the midway portion, which engages with the tooth row (21) in the upward movement position;
A cylinder lock (31) inserted into a through-hole (15) drilled in front of the restricting portion (14), on a rotating shaft (35) protruding into the restricting portion (14) The cam plate (32) in which the operating piece (32a) protrudes from a part of the periphery is attached, and the key (38) is inserted through the key insertion hole (33a) on the front surface of the cylinder lock (31) and rotated. By operating, the rotating shaft (35) and the cam plate (32) rotate, and the operating piece (32a) of the cam plate (32) pushes the swing end of the swing rod (23) downward. A cylinder lock (31) adapted to release the engagement state between the tooth row (21) and the claw portion (22),
In the state where the engagement state between the tooth row (21) and the claw portion (22) constituting the latch mechanism portion (20) is maintained, the fitting portion (11) of the lock member (10) is When entering the rail member (2), the claw portion (22) and the tooth row (21) are not locked, and the fitting portion (11) of the lock member (10) is moved to the rail member ( 2) When pulling out from the drawer (61), the claw portion (22) and the tooth row (21) are engaged with each other so as to prevent the pulling out. A locking device characterized in that the drawer (61) cannot be opened by the restricting portion (14) of the member (10) .
前記机本体(60)における前記引出し(61)の縁部近傍の側面に固定される嵌合手段としてのレール部材(40)であって、側面に開口を有する箱体(51)と箱体(51)の開口を塞ぐ側板(52)とで構成された水平方向に長尺な略方形箱状のレール部材(40)と、
規制部(45)と嵌合部(46)とが略L字状に形成され、嵌合部(46)が前記レール部材(2)内に進入可能とされるとともに、規制部(45)が前記引出し(61)の正面に当接可能とされ、嵌合部(46)の下面となる底面には、ラッチ機構部(47)を構成する鋸歯状の歯列(48)が設けられたロック部材(44)と、
前記レール部材(40)の内部空間に、前後方向に、且つ、上下揺動自在に設けられた揺動杆(23)であって、一端はレール部材(40)内における前端側にラッチ軸(29)を介して揺動自在に取り付けられ、他端である揺動端は付勢部材により常に上方向に付勢されており、中途部の上縁には、上動位置において前記歯列(46)に係合する爪部(49)が突出形成された揺動杆(23)と、
前記レール部材(40)の前記側板(52)に穿設されている貫通孔(53)に挿着されたシリンダ錠(31)であって、そのレール部材(40)内に突出する回動軸(35)には、周縁の一部に作動片(50a)が突出形成されたカム板(50)が取り付けられ、シリンダ錠(31)正面のキー挿通孔からキー(38)を挿入し、回動操作することによ り、回動軸(35)及びカム板(50)が回動し、カム板(50)の作動片(50a)が前記揺動杆(23)を下方に押し下げて、前記歯列(48)と爪部(49)との係合状態を解除するようにしたシリンダ錠(31)と、を具備し、
前記ラッチ機構部(47)を構成する歯列(48)と爪部(49)との前記係合状態が維持された状態では、前記ロック部材(44)の前記嵌合部(46)を前記レール部材(40)に進入させる際には、前記爪部(49)と前記歯列(48)とが係止せず、前記ロック部材(44)の前記嵌合部(46)を前記レール部材(40)から抜き出す際には、前記爪部(49)と前記歯列(48)とが係合して、その抜き出しを阻止するようにして、引出し(61)の正面に当接された前記ロック部材(44)の前記規制部(45)により引出し(61)の開放を不可能としたことを特徴とする施錠装置。 A locking device that prevents the opening of a plurality of drawers (61) as an opening / closing body that can be opened and closed in a forward direction with respect to a desk body (60) as a housing,
A rail member (40) as a fitting means fixed to a side surface in the vicinity of the edge of the drawer (61) in the desk body (60), and a box (51) and a box ( 51) a substantially rectangular box-like rail member (40) that is horizontally long and includes a side plate (52) that closes the opening of
The restricting portion (45) and the fitting portion (46) are formed in a substantially L shape so that the fitting portion (46) can enter the rail member (2), and the restricting portion (45) A lock provided with a sawtooth-like tooth row (48) that constitutes a latch mechanism portion (47) on the bottom surface that becomes the lower surface of the fitting portion (46), and can be brought into contact with the front surface of the drawer (61). A member (44);
A swing rod (23) provided in the inner space of the rail member (40) in the front-rear direction and freely swingable up and down, one end of which is a latch shaft (on the front end side in the rail member (40)). 29), and the other end of the oscillating end is always urged upward by an urging member. 46) a swinging ridge (23) on which a claw portion (49) engaged with the projection is formed,
A cylinder lock (31) inserted into a through hole (53) formed in the side plate (52) of the rail member (40), and a pivot shaft protruding into the rail member (40) (35) is attached with a cam plate (50) having an operating piece (50a) projectingly formed on a part of the periphery, and the key (38) is inserted from the key insertion hole on the front surface of the cylinder lock (31). Ri by to dynamic operation, the rotation shaft (35) and the cam plate (50) is rotated, it depresses operating piece of the cam plate (50) and (50a) of the swing rod (23) downwards, A cylinder lock (31) adapted to release the engagement between the tooth row (48) and the claw portion (49),
In the state where the engagement state between the tooth row (48) and the claw portion (49) constituting the latch mechanism portion (47) is maintained, the fitting portion (46) of the lock member (44) is When entering the rail member (40), the claw portion (49) and the tooth row (48) are not locked, and the fitting portion (46) of the lock member (44) is moved to the rail member (44). 40), when the claw portion (49) and the tooth row (48) are engaged with each other, the lock is brought into contact with the front surface of the drawer (61) so as to prevent the extraction. A locking device characterized in that the drawer (61) cannot be opened by the restricting portion (45) of the member (44) .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118161A JP4260336B2 (en) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | Locking device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000118161A JP4260336B2 (en) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | Locking device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001303828A JP2001303828A (en) | 2001-10-31 |
JP4260336B2 true JP4260336B2 (en) | 2009-04-30 |
Family
ID=18629353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000118161A Expired - Fee Related JP4260336B2 (en) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | Locking device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4260336B2 (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100521119C (en) * | 1992-12-04 | 2009-07-29 | 株式会社半导体能源研究所 | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
US8030658B2 (en) | 1998-11-25 | 2011-10-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
JP2022071525A (en) * | 2020-10-28 | 2022-05-16 | 和気産業株式会社 | Furniture locking device |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4721467B2 (en) * | 2007-10-26 | 2011-07-13 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | Image forming apparatus, paper feed unit, and paper feed tray locking method |
JP4985990B2 (en) * | 2008-12-27 | 2012-07-25 | キヤノンマーケティングジャパン株式会社 | Image forming apparatus, paper feed cassette, and paper feed cassette locking method |
JP6364175B2 (en) * | 2013-10-28 | 2018-07-25 | 株式会社くろがね工作所 | Drawer device |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000118161A patent/JP4260336B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100521119C (en) * | 1992-12-04 | 2009-07-29 | 株式会社半导体能源研究所 | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
US8030658B2 (en) | 1998-11-25 | 2011-10-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
US8237169B2 (en) | 1998-11-25 | 2012-08-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
US8373173B2 (en) | 1998-11-25 | 2013-02-12 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
US8698160B2 (en) | 1998-11-25 | 2014-04-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of manufacturing thin film transistor |
JP2022071525A (en) * | 2020-10-28 | 2022-05-16 | 和気産業株式会社 | Furniture locking device |
JP7385846B2 (en) | 2020-10-28 | 2023-11-24 | 和気産業株式会社 | furniture locking device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001303828A (en) | 2001-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4260336B2 (en) | Locking device | |
KR100679309B1 (en) | Rocking apparatus for Drawer-type safe on a furniture | |
US6557384B1 (en) | Multifunction padlock | |
KR200416926Y1 (en) | Handle locking apparatus for locker | |
KR20100000106A (en) | Samulhamyong sambanghyang door locks | |
JP4216446B2 (en) | Locking device | |
JP5152788B2 (en) | Opening and closing mechanism for simple storage | |
JP4022290B2 (en) | Lock lock dial lock | |
JP2004068518A (en) | Push-pull lock | |
JP4323728B2 (en) | Locking device | |
KR102663528B1 (en) | Student locker with removable lock from lock handle | |
JP3007031B2 (en) | Double door locking device | |
JP2002309819A (en) | House-delivery article receiving box | |
JPH0519478Y2 (en) | ||
JPH0754509Y2 (en) | Locking device | |
JPH0715979Y2 (en) | Door locking device | |
JPH08296356A (en) | Lock device for umbrella | |
US3246922A (en) | Door latch mechanism | |
JP2571511Y2 (en) | Locker door handle | |
JPS5830993B2 (en) | door lock | |
KR200302612Y1 (en) | Lock device of sliding door | |
JP3088917U (en) | Valuables storage | |
KR950007835Y1 (en) | Double locking device for locker | |
JP4847232B2 (en) | Locking device and storage using the same | |
JP4094293B2 (en) | Door guard and door guard device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050921 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080702 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080911 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090203 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |