JP4257142B2 - サービス効率評価プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CADシステムを利用して、飲食店の店舗における什器のレイアウトや給仕の配置を評価するためのサービス効率評価プログラムに、関する。
【0002】
【従来の技術】
レストランなどの飲食店の店舗内における什器のレイアウトは、客の座位置を確定するともに、それら什器自身及び客の座位置の間に形成される給仕の移動経路を確定するので、客の注文に対する対応速度やそれに伴う満足度や回転率などに密接に関わる。そのため、サービス効率の観点から、それらを向上させることができる最適なレイアウトを、店舗の床形状及び面積や什器の形状等を考慮して、決定する必要がある。
【0003】
他方、給仕の配置(給仕の人数,各給仕の勤務スケジュール)も、客の注文に対する対応速度やそれに伴う満足度や回転率などに密接に関わるものの、個々の給仕によってその能力が異なる一方、能力が高い給仕であっても標準労働時間を超えて勤務させることはできず、また、能力が高くない給仕であっても解雇理由がない限りは使用し続けなければならない。そのため、各時間帯毎の店の混雑具合や、給仕の能力のバランス等を考慮して、サービス効率がトータルで最も良くなるように、給仕の配置が決定されなければならない。
【0004】
従来、このような什器のレイアウトや給仕の配置は、店舗の床形状及び面積や什器の形状等の物理的条件や、各給仕の能力を把握している人(支配人等)が、経験に基づいて感覚的に決定していた。そのため、決定者が交替すると、什器レイアウトや給仕の配置を徒に変えてしまうこともある。そのようにして什器レイアウトや給仕の配置が変わると、上述した客の満足度や回転率,更には給仕の疲労度,最終的にはその飲食店の売上げに変化を生じさせる。これが、たまたま上手くいけばよいのであるが、最も適切な什器レイアウトや給仕の配置を決定するための手法は確立されていないので、多くの場合には、飲食店の売上が落ちて初めてその什器レイアウトや給仕の配置が適切でなかったことに気付き、それまでの間に、回復し難いダメージを負ってしまう傾向にある。
【0005】
この問題を解決し、人間の感覚的判断をできるだけ排除するために、これまで、コンピュータプログラムに従ってシミュレーションをするアイデアが種々提案されている。例えが、下記特許文献では、店舗における商品販売のシミュレーションを簡易なアルゴリズムにより実行して商品の配置や販売環境の情報提供をする方法が、開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−259570号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献に記載された方法でも、什器レイアウトや給仕の配置が適切であるかどうかの指標は示されないので、それらがもたらすサービス効率の優劣を評価することはできなかった。
【0008】
本発明は、従来における以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、飲食店舗のサービス効率を最も良くすることができる什器レイアウト及び給仕の配置を特定することを可能にするため、個々の什器レイアウトプランや給仕の配置プランについて、サービス効率に関する客観的指標を自動的に提示することができる店舗効率評価プログラムの提供である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために案出された本発明によるサービス効率評価プログラムを読み込むコンピュータは、記憶装置と入力装置とに接続されたコンピュータである。そして、この記憶装置には、何れかのタイミングにおいて、店舗の床形状を示す店舗平面図データ,テーブルを含む什器の什器形状を示す什器データ,及び、各給仕の能力を示す給仕情報が、格納される。そして、このサービス効率評価プログラムは、コンピュータに対して、入力装置を通じて入力される什器の種類毎の個数,給仕の特定情報,シミュレーション対象時間帯を夫々読み込ませ、前記店舗平面図データが示す床形状上に、同一縮尺にて、前記什器の種類に対応した前記什器データが示す什器形状を前記個数分配置させ、配置後における前記床形状の外縁と各前記什器形状との間に形成されるスペース内に、給仕が移動可能な空間に対応する通路を検出させ、検出した通路上に、前記特定情報が示す給仕を示すオブジェクトを配置させ、前記時間帯において前記什器形状に対応した各テーブルに起こり得る注文を所定確率で仮想的に発生させ、発生した各注文を前記通路を通って処理するための各給仕のオブジェクトの動作を、前記給仕情報が示す各給仕の能力に従ってシミュレーションさせ、シミュレーションした各給仕のオブジェクトの動作を評価数値として数値化させる。
【0010】
このように構成されると、店舗平面図データが示す店舗の床形状上に、什器データが示す什器の什器形状が配置された状態で、この床形状の外縁と各什器形状との間に形成されるスペース中に、給仕が移動する通路が検出される。そして、前記時間帯において前記什器形状に対応した各テーブルに起こり得る注文が所定確率で仮想的に発生すると、発生した各注文を処理するための各給仕の動作が、各給仕を示すオブジェクトが通路上を移動するという制限化において、シミュレーションされる。このようにシミュレーションした給仕の動作は、評価数値として数値化される。従って、この評価数値を比較することによって、各時間帯における各什器レイアウト及び各給仕配置の組合せ毎のサービス効率の比較が、可能となる。この比較を通じて、最適な什器レイアウト及び給仕の配置を、客観的に、見つけることが可能となる。
【0011】
本発明において、前記床形状上に前記什器形状を配置させる際には、前記入力装置に入力された配置指示が沿った位置に各什器形状を配置させても良いし、予め用意された配置パターンに従った位置に各什器形状を配置させても良い。前者によれば、きめ細かな什器レイアウトが可能になり、後者によれば、最適な配置パターンを直ちに知ることができる。
【0012】
本発明において、通路を検出させる際には、通路の最低幅を特定する情報に基づいて、この情報が示す最低幅以上の幅を有する通路のみを検出させても良い。このようにすれば、実際に給仕が移動できないような空間に対応して通路が検出されてしまうという問題を、防止することができる。なお、この通路が示す空間が、実際にテーブルに着座する客の着座位置を含んでいては、給仕が移動することはできない。そのような問題を解決するためには、テーブルに対応する什器形状における客が着座する縁から一定幅を、着座位置に対応するものとしてマスクすれば良い。
【0013】
本発明において、各テーブルに起こり得る注文を仮想的に発生させる際には、各時間帯における来客傾向に応じた確率で発生させても良いし、テーブルの種類毎に予め決まっている来客頻度や注文発生頻度に応じた確率で発生させても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
【実施形態1】
図1は、本発明の第1実施形態によるサービス効率評価プログラムの実施の形態であるコンピュータのハードウェア構成を概略的に示すブロック図である。この図1に示すように、このコンピュータ1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)10と、このCPU10に対してバスBを介して接続された表示装置11,RAM(Random Access Memory)12,入力装置13及びディスク装置14とから、構成されている。このうち、表示装置11は、CPU10によって生成された画面を表示する装置であり、入力装置13は、CPU10に対して各種コマンド及びデータを入力するための装置であり、RAM12は、CPU10によって用いられる作業領域が展開される主記憶装置である。
【0016】
また、ディスク装置14は、各種プログラム及び各種データを格納するハードディスク等のコンピュータ可読媒体である。このディスク装置14が格納する各種プログラムには、基本プログラムであるOS(Operation System)や各種デバイスドライバの他、後においてフローチャートを用いて説明するサービス効率評価プログラム20が含まれている。また、ディスク装置14が格納する各種データには、CPU10が作業進捗プログラム20を実行する上で必要であるためにオペレータが入力装置13を通じて入力した各種データを夫々記録したテーブル(店舗情報31,什器情報32,従業員情報33,来客情報34,入力情報35)及び後述する各種CADデータやイメージデータが、含まれている。
【0017】
店舗情報31は、サービス効率評価プログラム20に従ったサービス効率評価の対象としての店舗に関する情報である。図2は、この店舗情報31のデータ構造を概略的に示す表である。この図2に示されるように、この店舗情報31は、評価対象店舗のプロフィールに関する基本情報と、サービス効率評価に用いるデータに関する幾何情報とに、大別される。具体的には、店舗情報31の基本情報には、評価対象店舗の名称,住所,電話番号,ファクシミリ番号,責任者(支配人,マネージャー,店長,等),経営形態(レストラン,居酒屋,等),等が、含まれている。また、店舗情報31の幾何情報は、更に、店舗平面図のCADデータ又はイメージデータのディスク装置14内でのパス,什器CADデータのパス及びレイアウトパラメータに、区分される。この什器CADデータのパスには、店舗にレイアウト可能な各種什器(例えば、各種サイズのテーブルやパーティション)のCADデータのディスク装置14内でのパスが、含まれている。また、レイアウトパラメータには、店舗平面図内に各種什器のCADデータをレイアウトする際における各種条件(テーブルにおける客の着座位置をも考慮した什器同士の方向別の最低間隔,通路と判断される空間の最低幅[上記最低間隔を除外した空間の最低幅],等)が、含まれている。
【0018】
また、什器情報32は、店舗情報31の幾何情報にそのCADデータのパスが含まれている各什器の属性に関する情報である。図3は、この什器情報32のデータ構造を概略的に示す表である。この図3に示されるように、この什器情報32には、各種什器毎に、その什器名,その什器種別(テーブル,パーティション,等),その什器がパーティションである場合におけるその高さ,その什器がテーブルである場合におけるその最大着座人数,平均注文発生頻度(1時間当たりの注文発生回数,例えば、大型テーブルには複数グループが相席となることが多いので注文発生頻度は多くなる,また、二人用席だとカップルで話し込むことが多いので注文発生頻度は少なくなる),及び給仕による平均接客時間(着座人数に比例して注文点数は増加するので平均接客時間は長くなる),等が、含まれている。
【0019】
また、従業員情報33は、評価対象店舗に給仕として勤務している各従業員についての特定情報である。図4は、この従業員情報33のデータ構造を概略的に示す表である。この図4に示されるように、この従業員情報33には、各従業員毎に、その氏名,住所,自宅電話番号,その他個人情報,その従業員のランク(A,B,C,…),その従業員の単価(時給,A:\2,000-,B:\1,500-,C:\1,000-,…),その接客効率(標準接客時間に対する比率,A:0.8,B:0.9,C:1.0,…),等が、含まれている。
【0020】
また、来客情報34は、店舗の立地条件及び店舗形態毎に、時間帯や、1グループ当たりの人数や、1グループ当たりの注文回数や、1グループ当たりの人数などの各要素相互間の相対関係を統計処理することによって得られる来客傾向を示す情報である。ここで、来客傾向について説明しておく。例えば、店舗形態が居酒屋であると、各々のテーブルにおける注文の発生頻度は高く、また、注文を受けてから料理,飲み物等を配膳するまでに要する時間も比較的短い。また、来客数は夕方から深夜にかけて集中し、その時間における従業員の接客回数は多くなり、接客時間は長くなる。他方、店舗形態がレストランであると、各テーブルにける注文の発生頻度は居酒屋などと比較すると低く、注文を受けてから料理を配膳するまでに要する時間も比較的長い。また、来客数は夜間が多いものの日中との格差は居酒屋より小さく、従業員の接客回数や接客時間は1日を通じてそれほど大きく変動しない。このように、その店舗の店舗形態毎に、注文の発生頻度やテーブル毎の接客回数,接客時間,時間帯に応じた来客頻度等のパラメータを加味することで、その店舗の各テーブルにおける注文発生傾向をシュミレートできるよになるのである。図5は、この来客情報34に含まれる要素間の相対関係の一部を、例示している。
【0021】
また、入力情報35は、サービス効率評価の時間条件についての情報である。具体的には、この入力情報35には、検証対象の時間帯(例えば、17:00〜22:00),シミュレーションを行う対象時間の間隔(60分,30分,15分,…),等が、含まれている。
【0022】
以下、サービス効率評価プログラム20をRAM12上に読み出してこのサービス効率評価プログラム20に従って動作するCPU10が実行する処理(サービス効率評価処理)を、図6乃至図9のフローチャート,及び図10乃至図17の画面例を参照して、説明する。なお、サービス効率評価プログラム20は、後述するウィザードプログラムモジュール及びCADプログラムモジュールを含んでいる。
【0023】
サービス効率評価処理を開始して最初のS001では、CPU10は、店舗情報31,什器情報32,従業員情報33及び来客情報34の入力処理を実行する。具体的には、このCPU10は、これらの情報を入力するための入力欄を備えた入力画面を順次表示して、各入力欄に入力された情報31〜34やこれら情報(パス)によって指定されるファイル(CADデータファイル,イメージデータファイル)をディスク装置14に格納するウィザードプログラムを実行する。なお、このウィザードプログラムは、既に何れかの情報31〜34やファイルがディスク装置14に格納されており、それを修正する必要がない場合には、その情報31〜34やファイルについてのディスク装置14への格納をスキップ可能となっている。
【0024】
次のS002では、CPU10は、ディスク装置14内に店舗平面図のCADデータファイル又はイメージデータファイルが格納されているか否かをチェックする。そして、平面図のCADデータファイル又はイメージデータファイルが存在している場合には、CPU10は、S003において、CADプログラムモジュールを起動して、当該ファイル中のCADデータ又はイメージデータを読み込む。一方、平面図のCADデータファイル又はイメージデータファイルが存在していない場合には、CPU10は、S004において、CADプログラムモジュールを起動して、オペレータに店舗平面図のCADデータを作成させる。S003又はS004が完成すると、CPU10は、処理をS005へ進める。
【0025】
S005では、CPU10は、CADプログラムモジュールを用いて、S003にて読み込まれたかS004にて作成されたCADデータ又はイメージデータに基づいて、レイアウト画面を表示する。このレイアウト画面は、図10に示されるように、CADデータ又はイメージデータに基づいて店舗平面図を表示するための店舗平面図フレーム41,店舗平面図上にドラッグされて貼り付けられ得る複数のオフジェクトが表示されるオブジェクトフレーム42,ボタンが表示されるボタンフレーム43から、構成されている。図10の例において店舗平面図フレーム41内に表示されている店舗平面図は、後述するS006実行後の状態のものであるので「配置範囲」が示されているが、S005の実行時点においては、「配置範囲」の表示はなされていない。また、オブジェクトフレーム42内に表示されているオブジェクトは、店舗情報31に含まれる什器CADデータのパスによって示される什器CADデータに基づいて表示された什器オブジェクトである。また、S005の実行時点においては、ボタンフレーム43内には、「通路」ボタン44が、表示されている。S005を完了すると、CPU10は、処理をS006へ進める。
【0026】
S006では、CPU10は、配置範囲設定処理を実行する。この配置範囲設定処理とは、店舗平面図フレーム41内に表示されている店舗平面図のうち、接客スペースに対応した領域(テーブル等の什器の配置範囲)を、定義するための処理である。具体的には、CPU10は、オペレータに対して、配置範囲を多角形として定義するための各頂点の位置を入力装置(マウス)13を用いて特定させ、特定された各頂点を結ぶことによって配置範囲を定義し、図10に示すように、店舗平面図において着色する。
【0027】
続いて、CPU10は、S006にて設定された配置範囲にオブジェクトフレーム42中に表示されている什器オブジェクトを配置(ドラッグアンドドロップ)するために、S007乃至S010のループ処理を実行する。このループ処理に入って最初のS007では、CPU10は、オペレータが入力装置(マウス)13を用いてオブジェクトフレーム42内の何れかの什器オブジェクトをドラッグすることによって選択したか否かをチェックする。そして、何れの什器オブジェクトも選択されていなければ、CPU10は、処理をそのままS011へ進める。これに対して、何れかの什器オブジェクトが選択されている場合には、CPU10は、処理をS008へ進める。
【0028】
S008では、CPU10は、選択された什器オブジェクトに対応する什器情報32を、ディスク装置14から読み出す。
【0029】
次のS009では、CPU10は、配置範囲内における什器オブジェクトがドロップされた位置に、この什器オブジェクトを配置する。このようにして配置範囲内に什器オブジェクトが配置された状態の例を、図11に示す。図11の例は、配置範囲内に2人用のテーブル1が6台配置された状態を、示している。なお、什器オブジェクトを回転させる指示が入力装置13を介して入力(例えば、ドラッグ用以外のクリックボタンの押下)された場合には、CPU10は、配置された什器オブジェクトを所定角度(例えば45度)づつ回転させる。このように配置範囲内に什器オブジェクトが配置された状態においては、各什器オブジェクトのスケールは、実際の寸法に対応している店舗平面図のスケールに対して、完全に一致している。従って、CADプログラムモジュールは、店舗内における什器の位置,什器と壁面との間隔,什器同士の間隔を、正確に把握することができる。S009を完了すると、CPU10は、処理をS010へ進める。
【0030】
S010では、CPU10は、通路ボタン44が押下されたか否かをチェックする。そして、通路ボタン44が未だ押下されていない場合には、新たに什器オブジェクトが選択されたか否かをチェックするために、処理をS007へ戻す。以上のループ処理S007乃至S010を繰り返した結果、予定していた全ての什器オブジェクトを配置範囲内に配置し終えると、オペレータは、入力装置13を用いて「通路」ボタン44を押下する。すると、CPU10は、処理をS010からS011へ進める。
【0031】
S011では、CPU10は、店舗情報31中のレイアウトパラメータ(最低通路幅,最低什器間隔)を、ディスク装置14から読み込む。
【0032】
次のS012では、店舗平面図内における各什器オブジェクトを検索して、通路となり得るスペースを検出する。この場合、CADプログラムモジュールは、テーブルの所定縁から最低什器間隔によって規定される幅の空間を、客の着座スペースとする。そして、CPU10は、各什器オブジェクト及び着座スペースをマスクした空間のうち、最低通路幅以上の幅を有する部分を通路となり得るスペースとして検出して、検出された通路を店舗平面図において着色する。このよううにしてスペースが検出された状態におけるレイアウト画面の例を、図12に示す。図12に示すように、この時点においては、オブジェクトフレーム42は空欄となり、ボタンフレーム43には「従業員選択」ボタン45が表示されている。この「従業員選択」ボタン45が押下されると、CPU10は、処理を処理をS013へ進める。
【0033】
S013では、CPU10は、図13に示す従業員選択画面をレイアウト画面とは別ダイアログとして表示装置11上に表示して、従業員選択処理を実行する。この従業員選択画面には、配置予定の従業員の従業員名を選択するための複数の従業員名選択コンボボックス47が、縦に並べられて配置されている。この従業員名選択コンボボックス47は、従業員情報33中の全従業員についての氏名をリストアップしたドロップダウンリストボックスを備えている。また、各従業員名選択コンボボックス47の左隣には、対応する従業員選択コンボボックス47での選択内容を有効にするためにチェックされる「配置する」チェックボックス46が、表示されている。更に、この従業員選択画面の下縁近傍には、「配置」ボタン48及び「キャンセル」ボタン49が表示されている。オペレータが、シミュレーション対象時間帯において従事させようとする全従業員名を各従業員名選択コンボボックス47において夫々選択し、それらに対応する「配置する」チェックボックス46をチェックする(クリックすることによってチェックマークを表示させる)と、CPU10は、その時点においてチェックされている各チェックボックス46に夫々対応した各従業員名選択コンボボックス47において選択されている一又は複数の従業員名を取り込み、処理をS013からS014へ進める。
【0034】
S014では、CPU10は、S013にて取り込まれた各従業員名に対応する従業員情報33を、ディスク装置14から読み込む。このようにして読み込まれた従業員情報(従業員ランク,接客効率)33は、図13に示されるように、従業員選択画面において、対応する従業員名が選択されている従業員選択コンボボックス46の右隣に表示される。CPU10は、オペレータが「キャンセル」ボタン50を押下すると、処理をS017の初期状態へ戻し、「配置」ボタン48を押下すると、処理をS015へ進める。
【0035】
次のS015では、CPU10は、レイアウト画面上において、従業員配置処理を実行する。この従業員配置処理では、図14に示されるように、レイアウト画面のオブジェクト欄42には、S013にて選択された各従業員名が付与された一又は複数の従業員オブジェクト47が表示され、ボタンフレーム43には「入力条件」ボタン46が表示される。オペレータは、入力装置13を用いて、オブジェクトフレーム42内の何れかの従業員オブジェクト47をドラッグして、店舗平面図における通路上にドロップすることによって、配置することができる。図14は、一人の従業員が店舗平面図に配置された状態を示す。但し、S007乃至S009での什器オブジェクトの場合とは異なり、各従業員オブジェクト47は一度づつしか選択できない。オペレータが、予定している従業員を配置し終えた状態で「入力条件」46を押下すると、CPU10は、処理をS016へ進める。
【0036】
S016では、CPU10は、図15に示す入力条件入力画面をレイアウト画面とは別ダイアログとして表示装置11上に表示して、条件入力処理を実行する。この入力条件入力画面には、入力条件35中の検証対象の時間帯の開始時間及び終了時間を入力するための時間帯テキストボックス群50,シミュレーション対象時間の間隔[分]を入力するための対象時間間隔テキストボックス51,及び、「OK」ボタン52が、含まれている。オペレータが入力装置13を用いて各テキストボックス50,51に入力条件35を入力した状態で「OK」ボタン52を押下すると、CPU10は、入力された入力条件35を取り込んで、処理をS017へ進める。
【0037】
S017では、CPU10は、店舗情報31中の住所,店舗形態及びレイアウトパラメータを、ディスク装置14から読み込む。
【0038】
次のS018では、CPU10は、来客情報34をディスク装置14から読み込む。
【0039】
次のS019では、CPU10は、レイアウト画面の店舗平面図フレーム41に表示されている店舗平面図(CADデータ),S008にて読み込んだ什器情報32,S014にて読み込んだ従業員情報33,S016にて入力された入力条件35,S017にて読み込んだ店舗情報31,S018にて読み込んだ来客情報34に基づいて、シミュレーション処理を実行する。図8は、このS019にて実行されるシミュレーション処理サブルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
【0040】
このサブルーチンに入って最初のS101では、CPU10は、レイアウト画面の店舗平面図フレーム41に表示されている店舗平面図(CADデータ)上の什器オブジェクトを一つ特定する。
【0041】
次のS102では、CPU10は、S101にて特定した什器オブジェクトがテーブルのものであるかパーティションのものであるかを、チェックする。そして、CPU10は、パーティションの什器オブジェクトであれば、処理をそのままS105へ進め、テーブルの什器オブジェクトであれば、処理をS103へ進める。
【0042】
S103では、CPU10は、S101にて特定した什器オブジェクトについてS008にて読み込んだ什器情報(平均注文発生頻度,平均接客時間)32,店舗平面図上での配置位置,及び来客情報34に基づいて、その什器オブジェクトに対応したテーブル固有の属性値(来客情報34中の各パラメータによって平均注文発生頻度を補正することによって算出された注文発生頻度,来客情報34中の各パラメータによって平均接客時間を補正することによって算出された接客時間)を、設定する。
【0043】
次のS104では、CPU10は、S103にて設定した当該テーブル固有の属性値に基づいて、後述する注文発生ルーチン(S106)において用いる係数(注文が発生するか否かを決定する確率を算出するための係数)を、算出する。S104を完了すると、CPU10は、処理をS105へ進める。
【0044】
S105では、CPU10は、レイアウト画面の店舗平面図フレーム41に表示されている店舗平面図(CADデータ)上の全什器オブジェクトに対して、S101乃至S104の処理を実行したか否かをチェックする。そして、未処理の什器オブジェクトが残っている場合には、CPU10は、処理をS101に戻す。これに対して、S101乃至S105処理ループを繰り返した結果として店舗平面図(CADデータ)上の全什器オブジェクトに対して処理を終了した場合には、処理をS106へ進める。
【0045】
S106では、CPU10は、検証対象時間帯内での時点を指定するための時間ポインタを、検証対象時間帯の開始時点に合わせて初期化する。
【0046】
次のS107では、CPU10は、S016にて入力された入力条件35中の「検証対象時間帯」が示す時間帯を「シミュレーション対象時間」が示す時間幅で区切ることによって特定された単位時間帯を、早いものから順に一つシミュレーション対象時間帯として特定する。なお、ここでのシミュレーション対象時間帯の特定は、時間ポインタとは無関係に、順序通りに行われる。そして、CPU10は、個々のテーブル毎に、特定したシミュレーション対象時間帯の間に何回(0回を含む)注文が発生するかを算出する注文発生ルーチンを実行する。CPU10は、個々のテーブルに関して注文発生ルーチンを実行する際に、そのテーブルについてS104にて算出した係数を用い、その係数に基づいて算出される確率に基づいて、そのテーブルにおいてそのシミュレーション対象時間帯の間に注文が発生するか否か、発生する場合には何回発生するのかを、決定するのである。なお、このS106での注文発生ルーチンが2度目以降に実行される場合には、各テーブルについて前回以前におけるS107の実行結果も、注文発生ルーチンに加味される。S107を完了すると、CPU10は、処理をS108へ進める。
【0047】
S108では、S107での処理結果として、何れかのテーブルについて1回以上の注文が発生すると算出されたか否かを、チェックする。そして、何れのテーブルについても注文が発生すると算出されなかった場合には、CPU10は、処理をそのままS111へ進める。これに対して、何れかのテーブルについて1回以上の注文が発生すると算出された場合には、CPU10は、処理をS109を進める。
【0048】
S109では、S013について選択された各従業員毎に、注文受付プロセスを並行に起動して、各注文受付プロセスに対して、S107にて発生すると算出された各注文に対する処理を実行させる。S109にて注文受付プロセスを起動すると、CPU10は、次の110において、S107にて発生すると算出された全注文に対する処理が終了するのを待つ。
【0049】
図9は、個々の従業員毎に実行される注文受付プロセスによる処理内容を示すフローチャートである。この注文受付プロセスがスタートして最初のS201では、CPU10は、現在の時間ポインタが示す時点を、読み込む。
【0050】
次のS202では、CPU10は、その従業員に対応した従業員オブジェクト47の店舗平面図における現在位置(初期状態においては、オペレータによって配置された初期位置)から、現在未処理のものとして残っている全ての注文(上記注文発生ルーチンによる算出結果に従って仮想的に発生された注文)が夫々仮想的に発生した各テーブルまでの移動距離(S012にて検出された通路に沿った移動距離)を、夫々算出する(図16参照)。
【0051】
次のS203では、CPU10は、S202にて算出した移動距離が最も短いテーブル上に仮想的に発生した注文(但し、他の注文受付プロセスが処理対象として決定している注文を除く)を、処理対象として決定する。そして、決定した注文が仮想的に発生したテーブル(処理対象注文テーブル)までの移動距離を変数αに代入する。
【0052】
次のS204では、CPU10は、処理対象注文テーブルについてS103にて設定した接客時間に、当該従業員についてS014にて読み込んだ従業員情報33中の接客効率を乗じることにより、当該従業員が当該注文を受けるのに要する接客時間を算出する。そして、この接客時間を記録する。
【0053】
次のS205では、CPU10は、処理対象注文テーブルから厨房までの移動距離(S012にて検出された通路に沿った移動距離)を、算出する。そして、算出した移動距離を、変数βに代入する。
【0054】
次のS206では、CPU10は、変数α及び変数βの値を、当該注文受付プロセスに対応した従業員についての移動距離総計(単位はメートル,初期状態においてはゼロ)に加算する。
【0055】
S207では、CPU10は、シミュレーション対象時間帯の開始時点からS201にて読み込んだ時間ポインタが示す時点までの時間差を、その注文についての待ち時間(秒)として、記録する。
【0056】
次のS208では、CPU10は、当該従業員の現在位置を店舗平面図における厨房に変更する。また、CPU10は、S201にて読み込んだ時間ポインタが示す時点を変数α及び変数βの値の総和に“2”を乗じることによって算出された移動時間(秒)だけ進めた時点が、現在における時間ポインタが示す時点よりも進んでいるか否かを、チェックする。そして、前者が後者よりも進んでいる場合には、前者が示す時点まで、時間ポインタを進める。S208を完了すると、CPU10は、処理をS209へ進める。
【0057】
S209では、CPU10は、S107にて発生すると算出された全注文に対する処理が終了したか否かを、チェックする。そして、未だ全注文に対する処理が終了していない場合には、CPU10は、次の注文に対する処理を実行するために、処理をS201へ戻す。これに対して、S107にて発生すると算出された全注文に対する処理が終了した場合には、処理をS210へ進める。
【0058】
S210では、CPU10は、現在における時間ポインタが示す時点が次以降のシミュレーション対象時間帯内であるか否かを、チェックする。そして、現在における時間ポインタが示す時点が次以降のシミュレーション対象時間帯内であれば、CPU10は、注文に対する処理が滞っているために、次のシミュレーション対象時間帯において発生する注文を直ちに処理すべく、そのままこの注文受付プロセスを終了する。これに対して、現在における時間ポインタが示す時点が次以降のシミュレーション対象時間帯内であれば、全ての注文が一旦掃けたために、当該従業者を初期位置に移動させるために、処理をS211へ進める。
【0059】
S211では、当該従業員に対応した従業員オブジェクト47の店舗平面図における現在位置(厨房)から初期位置までの移動距離(S012にて検出された通路に沿った移動距離)を算出する。そして、算出した移動距離を、変数γに代入する。
【0060】
次のS212では、CPU10は、変数γの値を、当該従業員についての移動距離総計に加算する。
【0061】
次のS213では、CPU10は、当該従業員の現在位置を初期位置に変更する。S213を完了すると、CPU10は、この注文受付プロセスを終了する。
【0062】
全従業員について夫々実行されていた全注文受付プロセスが終了すると、CPU10は、S107にて発生すると算出された全注文に対する処理が終了したと判断して、処理をS110からS111へ進める。
【0063】
S111では、CPU10は、時間ポインタを繰り上げるための処理を実行する。具体的には、CPU10は、現在の時間ポインタが示す時点が次以降のシミュレーション対象時間帯内であれば、何の処理も実行しないが、現在の時間ポインタが示す時点が次のシミュレーション対象時間帯より前であれば、時間ポインタを、次のシミュレーション対象時間帯の開始時点まで進める。
【0064】
次のS112では、CPU10は、入力条件35中の検証対象時間帯内の全シミュレーション対象時間帯について、S107乃至S111の処理を完了したか否かをチェックする。そして、未だ全シミュレーション対象時間帯についての処理を完了していない場合には、CPU10は、次のシミュレーション対象時間帯ついての処理を実行するために、処理をS107へ戻す。これに対して、全シミュレーション対象時間帯についての処理を完了している場合には、CPU10は、このシミュレーション処理サブルーチンを終了して、処理を図7のメインルーチンに戻す。
【0065】
処理が戻された図7のメインルーチンでは、CPU10は、処理をS019からS020へ進める。このS020では、CPU10は、各評価数値を算出する。例えば、CPU10は、各従業員毎に記録されている移動距離総計の平均値を、「平均移動距離(m)」として算出する。また、各従業員毎に且つ各注文毎にS204にて記録された全ての接客時間の平均値を、「平均接客時間(秒)」として算出する。また、各従業員毎に且つ各注文毎にS207にて記録された全ての注文の待ち時間の平均値を、「平均待ち時間(秒)」として算出する。また、図8のシミュレーション処理サブルーチンにおける各回のS107実行の結果として発生するとされた全注文の数を全テーブル台数で除することにより、「平均注文回数」を算出する。
【0066】
次のS021では、CPU10は、S020にて算出した各評価数値を、表示装置11に表示する。図17は、これら各評価数値を表示するための評価数値表示画面を示す図である。この評価数値表示画面には、更に、「OK」ボタン53,「レイアウト見直し」ボタン54,「従業員見直し」ボタン55,及び「条件見直し」ボタン56が、含まれている。
【0067】
次のS022では、CPU10は、評価数値表示画面中の何れかのボタン53〜55が押下されるのを待つ。そして、「レイアウト見直し」ボタン54が押下された場合には、CPU10は、処理をS006へ戻し、配置範囲の設定処理からやり直させる。また、「従業員見直し」ボタン55が押下された場合には、CPU10は、処理をS013へ戻し、従業員選択処理からやり直させる。また、「条件見直し」ボタン56が押下された場合には、CPU10は、処理をS016へ戻し、条件入力処理からやり直させる。これらに対しして、「OK」ボタン53が押下された場合には、CPU10は、このサービス効率評価プログラム2による処理を終了する。
【0068】
このように、本実施形態によると、オペレータは、店舗の立地やフロア形状,保有する什器,従業員等、簡単に変更のしようがない事項についての情報31〜34を予め入力し、その後で、什器のレイアウトを適宜設定し、各時間帯(検証対象時間帯)毎に、適宜従業員を選択することにより、その様な什器のレイアウトに依ってその時間帯に各テーブルに発生する注文をシミュレーションするとともに、その従業員の配置によってこれら注文を処理するのに要する接客時間をシミュレーションし、サービス効率を示す客観的評価数値(平均移動距離,平均接客時間,平均待ち時間,平均注文回数,等)を算出して、表示することができる。従って、オペレータは、営業時間内の全時間帯について評価数値を算出することによって、全ての時間帯について算出された評価数値が平均的に最も良くなる最適の什器レイアウト,及び、従業員の最適な配置(各従業員の勤務スケジュール)を見つけ出すことができる。
【0069】
【実施形態2】
本発明の第2の実施形態は、上述した第1実施形態と比較して、サービス効率評価プログラム20の処理内容のみが異なり、コンピュータ1のハードウェア構成や各データ31〜35のデータ構造を共通にしている。
【0070】
上述した第1実施形態では、オペレータが手動で什器オブジェクトをレイアウトしてシミュレーションすることによって、最適な什器レイアウトを見つけだしていたが、第2実施形態においては、什器オブジェクトを自動的にレイアウトしてシミュレーションし、自動的に最適な什器レイアウトを決定することを、特徴とする。
【0071】
以下、第2実施形態におけるサービス効率評価プログラム20に従ってCPU10が実行する処理(サービス効率評価処理)を、図18及び図19のフローチャート,並びに、図20乃至図23の画面例を参照して、説明する。なお、このサービス効率評価プログラム20も、後述するウィザードプログラムモジュール及びCADプログラムモジュールを含んでいる。
【0072】
サービス効率評価処理を開始して最初のS301〜S306では、CPU10は、上述した第1実施形態におけるS001〜S006と同じ処理を実行する。
【0073】
次のS307では、CPU10は、什器種類・個数指定処理を実行する。この什器種類・個数指定処理とは、オペレータが店舗内へのレイアウトを希望する什器(テーブル)の種類毎の個数を、特定するための処理である。具体的には、CPU10は、図20に示す什器指定画面を、表示装置11上に表示する。この什器指定画面には、各テーブルの種類毎に、その個数を入力するための個数入力テキストボックス57が備えられているとともに、「従業員」ボタン58及び「キャンセル」ボタン59を含んでいる。オペレータが、什器指定画面中の何れかの個数入力テキストボックス57に1以上の数字を入力した状態で「従業員」ボタン58を押下すると、1以上の数字が入力されている個数入力テキストボックス57に対応する種類のテーブルが当該数字が示す台数だけレイアウトされることが、指定される。S307の完了後、CPU10は、処理をS308へ進める。
【0074】
S308では、CPU10は、第1実施形態におけるS013と同様に、図13に示す従業員選択画面を表示装置11上に表示して、従業員選択処理を実行する。
【0075】
次のS309では、CPU10は、店舗情報31中のレイアウトパラメータ(最低通路幅,最低什器間隔)を、ディスク装置14から読み込む。S309の完了後、CPU10は、処理をS310へ進める。
【0076】
S310では、CPU10は、図22に示す入力条件入力画面をレイアウト画面とは別ダイアログとして表示装置11上に表示して、条件入力処理を実行する。この入力条件入力画面には、入力条件35中の検証対象の時間帯の開始時間及び終了時間を入力するための時間帯テキストボックス群60,シミュレーション対象時間の間隔[分]を入力するための対象時間間隔テキストボックス61,及び、最適なレイアウトパターンを特定する際に優先して考慮すべき評価数値の優先順位を指定するための優先評価数値コンボボックス群62,及び「OK」ボタン63が、含まれている。オペレータが入力装置13を用いて各テキストボックス60,61に入力条件35を入力するとともに優先評価数値コンボボックス群62に評価数値の種類を入力した状態で「OK」ボタン63を押下すると、CPU10は、入力された入力条件35を取り込むとともに、指定された評価数値の種類の優先順位を識別して、処理をS311へ進める。
【0077】
S311では、CPU10は、店舗情報31中の住所,店舗形態及びレイアウトパラメータを、ディスク装置14から読み込む。
【0078】
次のS312では、CPU10は、来客情報34をディスク装置14から読み込む。
【0079】
続いて、CPU10は、各レイアウトパターン毎に、S313乃至S319のループ処理を実行する。図21に、ここで想定される各レイアウトパターンの例を示す。
【0080】
このループ処理に入って最初のS313では、CPU10は、予め用意されている複数レイアウトパターンのうち、未特定のものを一つ、特定する。
【0081】
次のS314では、CPU10は、什器自動配置処理を実行する。この什器自動配置処理とは、S307にて指定された各種類のテーブルの什器オブジェクトを、夫々に指定された台数だけ、自動的に、S313にて特定されたレイアウトパターンに沿って店舗平面図の配置範囲に配置する処理である。
【0082】
次のS315では、CPU10は、第1実施形態におけるS012と同様に、店舗平面図内における各什器オブジェクトを検索して、通路となり得るスペースを検出する。
【0083】
次のS316では、CPU10は、従業員の自動配置処理を実行する。この従業員の自動配置処理とは、S308にて選択された各従業員に対応した従業員オブジェクト47を、S315にて検出された通路上に配置する処理である。図23は、S307にて2人用のテーブルが9台指定され、S308にて従業員が二人選択され、S316において図21に示す「コの字」型レイアウトパターンが特定された場合における什器オブジェクト及び従業員オフジェクト47の配置例である。
【0084】
次のS317では、CPU10は、S307にて特定された各テーブルについての什器情報32,及び、S308にて選択された各従業員についての従業員情報33を、ディスク装置14から読み込む。
【0085】
次のS318では、CPU10は、S310にて入力された入力条件35,S311にて読み込んだ店舗情報31,S312にて読み込んだ来客情報34,S314にて什器自動配置処理がなされてS316にて従業員の自動配置処理がなされた店舗平面図(CADデータ),S317にて読み込んだ各什器情報32及び各従業員情報33に基づいて、第1実施形態におけるS019と同様に、シミュレーション処理を実行する。
【0086】
次のS319では、CPU10は、第1実施形態におけるS020と同様に、S318でのシミュレーション処理の結果に基づいて、各評価数値を算出する。
【0087】
以上のS313乃至S319のループ処理を予め用意されている全てのレイアウトパターンに対して実行完了すると、CPU10は、処理をS320へ進める。
【0088】
S320では、CPU10は、各レイアウトパターンについて夫々S319にて算出された各評価数値をS310にて入力された優先度の順に重みを付けて比較する。このような比較の結果として、重み付けされた各評価値の総合評価が最も良かったレイアウト(S314にて什器自動配置処理がなされてS316にて従業員の自動配置処理がなされた店舗平面図)を、表示装置11上に表示する。このレイアウトを表示させるための図示せぬ画面には、「OK」ボタン,「従業員見直し」ボタン,及び「条件見直し」ボタンが、含まれている。
【0089】
次のS321では、CPU10は、何れかのボタンが押下されるのを待つ。そして、「従業員見直し」ボタンが押下された場合には、CPU10は、処理をS308へ戻し、従業員選択処理からやり直させる。また、「条件見直し」ボタンが押下された場合には、CPU10は、処理をS310へ戻し、条件入力処理からやり直させる。これらに対しして、「OK」ボタンが押下された場合には、CPU10は、このサービス効率評価プログラム2による処理を終了する。
【0090】
このように、本実施形態によると、オペレータは、上述した第1実施形態と比較して、オペレータが手動で什器オブジェクトや従業員オブジェクトを配置して様々に調整しなくても、予め用意されたレイアウトパターンの範囲内ではあるものの、オペレータがテーブルの種類毎の台数を指定して従業員を選択するだけで什器オブジェクト及び従業員オブジェクトが店舗平面図上に自動的に配置される。そして、このようにして自動的配置された各レイアウト毎に、シミュレーション処理を通じて、サービス効率を示す客観的評価数値(平均移動距離,平均接客時間,平均待ち時間,平均注文回数,等)が算出され、算出された評価数値がオペレータによって指定された優先順に参照されることによって、その什器の組合せ,従業員の組合せ及び時間帯において最適のレイアウトが特定される。それ以外の作用は、第1実施形態のものと同じである。
(付記1)
店舗の床形状を示す店舗平面図データ,テーブルを含む什器の什器形状を示す什器データ,及び、各給仕の能力を示す給仕情報が格納されている記憶装置と、入力装置とに接続されたコンピュータに対して、
入力装置を通じて入力される什器の種類毎の個数,給仕の特定情報,シミュレーション対象時間帯を夫々読み込ませ、
前記店舗平面図データが示す床形状上に、同一縮尺にて、前記什器の種類に対応した前記什器データが示す什器形状を前記個数分配置させ、
配置後における前記床形状の外縁と各前記什器形状との間に形成されるスペース内に、給仕が移動可能な空間に対応する通路を検出させ、
検出した通路上に、前記特定情報が示す給仕を示すオブジェクトを配置させ、前記時間帯において前記什器形状に対応した各テーブルに起こり得る注文を所定確率で仮想的に発生させ、
発生した各注文を前記通路を通って処理するための各給仕のオブジェクトの動作を、前記給仕情報が示す各給仕の能力に従ってシミュレーションさせ、
シミュレーションした各給仕のオブジェクトの動作を評価数値として数値化させる
ことを特徴とするサービス効率評価プログラム。
(付記2)
前記コンピュータに対して、
前記床形状上に前記什器形状を配置させる際には、
前記入力装置に入力された配置指示が示す位置に、各什器形状を配置させる
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記3)
前記コンピュータに対して、
前記床形状上に前記什器形状を配置させる際には、
予め用意された配置パターンに従った位置に、各什器形状を配置させる
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記4)
前記コンピュータに対して、
前記通路を検出させる際には、通路の最低幅を特定する情報に基づいて、この情報が示す最低幅以上の幅を有する通路のみを検出させる
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記5)
前記コンピュータに対して、
前記通路を検出させる際には、テーブルに対応する什器形状の特定縁から着座位置に相当する幅を特定する情報に基づいて、この情報が示す幅に対応する空間を前記スペースからマスクさせる
ことを特徴とする付記2記載のサービス効率評価プログラム。
(付記6)
前記コンピュータに対して、
前記時間帯において各テーブルに起こり得る注文を仮想的に発生させる際には、
時間帯毎の来客傾向を示すデータに基づいて、このデータが示す前記時間帯における来客傾向に応じた確率で、各テーブルに起こり得る注文を仮想的に発生させる
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記7)
前記コンピュータに対して、
前記時間帯において各テーブルに起こり得る注文を仮想的に発生させる際には、
テーブルの種類毎の注文発生頻度を示すデータに基づいて、このデータが示す各テーブルの種類毎の注文発生頻度に応じた確率で、各テーブルに起こり得る注文を仮想的に発生させる
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記8)
前記評価数値は、前記各給仕のオブジェクトの移動距離である
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記9)
前記評価数値は、前記各給仕が前記注文を受付けるのに要する接客時間であることを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
(付記10)
前記給仕情報が示す各給仕の能力に前記接客時間が比例する
ことを特徴とする付記9記載のサービス効率評価プログラム。
(付記11)
前記評価数値は、一旦発生した注文が何れかの前記給仕によって受付けられるまでの待ち時間である
ことを特徴とする付記1記載のサービス効率評価プログラム。
【0091】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明の店舗効率評価プログラムによると、個々の什器レイアウトプランや給仕の配置プランについて、サービス効率に関する客観的指標を自動的に提示することができるので、飲食店舗のサービス効率を最も良くすることができる什器レイアウト及び給仕の配置を、容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図
【図2】店舗情報のデータ構造を概略的に示す表
【図3】什器情報のデータ構造を概略的に示す表
【図4】従業員情報のデータ構造を概略的に示す表
【図5】来客情報の一部を概略的に示す図
【図6】サービス効率評価プログラムによる処理内容を示すフローチャート
【図7】サービス効率評価プログラムによる処理内容を示すフローチャート
【図8】図7のS019にて実行されるシミュレーション処理サブルーチンを示すフローチャート
【図9】図8のS109にて各従業員毎の実行される注文受付プロセスを示すフローチャート
【図10】配置範囲設定処理後におけるレイアウト画面を示す図
【図11】什器オブジェクトの配置後におけるレイアウト画面を示す図
【図12】通路検出後におけるレイアウト画面を示す図
【図13】従業員選択画面を示す図
【図14】従業員選択処理後におけるレイアウト画面を示す図
【図15】入力条件入力画面を示す図
【図16】店舗平面図内における従業員の移動経路例を示す図
【図17】評価数値表示画面を示す図
【図18】第2実施形態におけるサービス効率評価プログラムによる処理内容を示すフローチャート
【図19】第2実施形態におけるサービス効率評価プログラムによる処理内容を示すフローチャート
【図20】什器指定画面を示す図
【図21】レイアウトパターン例を示す図
【図22】第2実施形態における入力条件入力画面を示す図
【図23】自動配置されたレイアウト例を示す図
【符号の説明】
1 コンピュータ
10 CPU
11 表示装置
13 入力装置
14 ディスク装置
20 サービス効率評価プログラム
31 店舗情報
32 什器情報
33 従業員情報
34 来客情報
35 入力条件

Claims (4)

  1. 店舗の床形状を示す店舗平面図データ,各種什器の平面形状及び種別を示するとともに前記種別がテーブルである什器の注文発生頻度及び平均接客時間を定義する什器データ,什器同士の間の空間が通路と判断されるための最低幅を定義したレイアウトパラメータ,及び、各給仕の接客効率を定義する給仕情報が格納されている記憶装置と、入力装置とに接続されたコンピュータを、
    入力装置を通じて入力される什器の種類毎の個数,及び、給仕の特定情報を夫々読み込む読込手段,
    前記店舗平面図データが示す床形状上に、同一縮尺にて、前記什器の種類に対応した前記什器データが示す什器形状を前記個数分配置する什器配置手段,
    配置後における前記床形状の外縁と各前記什器形状との間に形成されるスペース内に、前記レイアウトパラメータが定義する前記最低幅の条件を満たす通路を検出する通路検出手段,
    検出した通路上に、前記特定情報が示す給仕を示すオブジェクトを配置する給仕配置手段,
    前記什器形状が前記床形状上に配置され且つ前記種類がテーブルである個々の什器について、前記単位時間の時間帯において起こり得る注文を、当該什器について前記什器データに定義された前記注文発生頻度が示す確率で仮想的に発生させる注文発生手段,及び、
    個々の給仕を示すオブジェクト毎に、何れかの什器に発生した未処理の注文を選択し、当該給仕の現在位置から前記通路の何れかを通って当該什器に至るまでの移動距離を算出し、当該什器について前記什器データに定義された前記平均接客時間に当該給仕について前記給仕情報に定義された接客効率を乗じることによって接客時間を算出し、当該什器から前記通路の何れかを通って前記床形状の所定に位置に設定された厨房に至るまでの移動距離を算出してから、当該給仕の現在位置を厨房に変更する処理を、未処理の注文がなくなるまで繰り返すシミュレーション手段,及び
    シミュレーション手段によって得られた各給仕のオブジェクトの移動距離及び接客時間を評価数値とする数値化手段
    として機能させることを特徴とするサービス効率評価プログラム。
  2. 前記什器配置手段は、
    前記入力装置に入力された配置指示が示す位置及び向きに従って、各什器形状を配置ることを特徴とする請求項1記載のサービス効率評価プログラム。
  3. 前記什器配置手段は、
    予め用意された配置パターンに従った位置及び向きに従って、各什器形状を配置
    ことを特徴とする請求項1記載のサービス効率評価プログラム。
  4. 前記注文発生手段は、
    前記入力手段を通じて入力された時間帯,及び、時間帯毎の来客傾向を示すデータに基づいて、このデータが示す前記時間帯における来客傾向に応じた確率で、各テーブルに起こり得る注文を仮想的に発生
    ことを特徴とする請求項1記載のサービス効率評価プログラム。
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