JP4256304B2 - 二軸式ガスタービン - Google Patents

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本発明は、互いに独立して回転する高圧タービン及び低圧タービンを有する二軸式ガスタービンに関する。
二軸式ガスタービンは、圧縮機からの圧縮空気を燃焼器で燃料とともに燃焼して発生させた燃焼ガスにより互いに独立して回転する高圧タービン(圧縮機駆動タービン)及び低圧タービン(出力タービン)を備えている。高圧タービンのロータは圧縮機のロータに連結され圧縮機ロータとともにガスジェネレータを構成し、その軸動力は圧縮機の駆動力として用いられる。一方、低圧タービンのロータは例えば発電機やポンプ等といった負荷機器に連結され、低圧タービンロータの軸動力は負荷機器の駆動力として用いられる。
通常、ガスジェネレータ及び低圧タービンロータはそれぞれ軸方向前後2箇所で軸受により支持されることが多いが、高圧タービンロータと低圧タービンロータの間の空間は軸受の使用環境としては比較的高温高圧であり、高圧タービンロータ及び低圧タービンロータ間に配置した軸受に対してシール空気や潤滑油を十分に供給できる構造とするとコストが高くなる。そのため、一般に両ロータ間には軸受を設置しない場合が多い。このような場合、ガスジェネレータの軸受は、圧縮機ロータの前側と高圧タービンの初段動翼の前側にそれぞれ1箇所ずつ設置される。一方、低圧タービンの軸受は、低圧タービンの最終段動翼の後側に2箇所設置される。
しかしこのような軸受配置では、高圧タービンロータ及び低圧タービンロータの動翼部がオーバハング構造となり、その結果、ロータのアンバランスに対する感度が増大してしまう。特に低圧タービンロータについては、ガスジェネレータに比して軸長が短いことから重量アンバランスが顕著となるため、重心位置を軸方向にバランスさせるためにカウンタウェイトを設置する必要があり、素材費の高騰に繋がるとともに、カウンタウェイトの設置によって軸長が長くなり、ガスタービン全体の設置面積を拡大させてしまう。
しかしながら、こうした問題は、例えば特許文献1に開示された二軸式ガスタービンのように、ガスジェネレータの後側軸受を高圧タービンの最終段動翼の後側に、低圧タービンロータの前側軸受を低圧タービンの初段動翼の前側にそれぞれ配置すれば解消され得る。
特開2002−303156号公報
上記従来技術のように高圧タービンロータと低圧タービンロータの間に軸受を配置する場合、燃焼ガス等の高温高圧の流体の侵入を防止するため、前述したように十分なシール空気がその軸受に供給されるように構成する必要がある。一般的には、静止側(つまりタービンケーシング側)からその軸受に配管を接続し、圧縮機から抽気した空気をその軸受に対して供給する。また、低圧タービンの初段静翼と軸受とを鋼材で構成した流路で接続し、それら静翼の冷却や静翼及びロータ間のシールのために圧縮機から導かれる圧縮空気が静翼を介して軸受に供給される構成とすることもできる。
しかしながら、軸受シール空気は軸受の潤滑油の引火点よりも低温でなければならない。そのため、高温環境に晒される周辺部材に比して軸受のメタル温度は低くなるので、軸受とその周囲部材との熱伸び差が増大し軸受にシール空気を供給するための流路には高い熱応力が生じ損傷し易い。この熱応力を緩和するために、仮に配管の接合部に逃げ部(間隙)を設けて熱伸び差を吸収するように構成しても、配管の逃げ部からシール空気が漏洩し軸受を十分にシールすることは困難となる。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであり、その目的は、高圧タービンロータと低圧タービンロータの間に軸受を配置してロータのアンバランスを抑制するとともに、当該軸受を確実にシールすることができる二軸式ガスタービンを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、吸い込んだ空気を圧縮し圧縮空気を吐出する圧縮機と、前記圧縮機のロータに連結された高圧タービンロータを有し、前記圧縮機とともにガスジェネレータを構成する高圧タービンと、この高圧タービンの下流側に設けられ、前記高圧タービンロータと独立して回転する低圧タービンロータを有する低圧タービンと、この低圧タービンの初段静翼に前記圧縮機からの圧縮空気を冷却空気又はシール空気として導く空気供給系統と、この空気供給系統と前記低圧タービンの初段動翼よりも上流側に配置した前記低圧タービンロータの前側軸受とを接続し、前記空気供給系統を流れる圧縮空気の一部を前記前側軸受に導く可撓性を有するフレキシブル配管とを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、吸い込んだ空気を圧縮し圧縮空気を吐出する圧縮機と、前記圧縮機のロータに連結された高圧タービンロータを有し、前記圧縮機とともにガスジェネレータを構成する高圧タービンと、この高圧タービンの下流側に設けられ、前記高圧タービンロータと独立して回転する低圧タービンロータを有する低圧タービンと、この低圧タービンの初段静翼に前記圧縮機からの圧縮空気を冷却空気又はシール空気として導く空気供給系統と、この空気供給系統と前記高圧タービンの最終段動翼よりも下流側に配置した前記ガスジェネレータの後側軸受とを接続し、前記空気供給系統を流れる圧縮空気の一部を前記後側軸受に導く可撓性を有するフレキシブル配管とを備えたことを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記フレキシブル配管の上流端は、前記低圧タービンの初段静翼の先端部に設けたダイヤフラムに接続されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記高圧タービン及び前記低圧タービンの間に設けた前記低圧タービンロータの前側軸受又は前記ガスジェネレータの後側軸受に接続され、これら軸受内の空気を排出する排気配管と、この排気配管内に通され前記軸受の潤滑油を排出する排油配管と、この排油配管内に通され前記軸受に潤滑油を給油する給油配管とを有する三重配管を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、軸受の使用環境として厳しい高圧タービンと低圧タービンとの間に軸受を設けても、この軸受と低圧タービン初段静翼の空気供給系統とをフレキシブル配管で接続することにより、軸受と周辺部材との熱伸び差をフレキシブル配管の可撓性で吸収することができる。フレキシブル配管は熱応力により損傷することもなく、したがって、軸受に導入するシール空気のリーク量を小さくすることができるので、高圧タービンと低圧タービンとの間に配置した軸受を確実にシールすることができ、低コストでガスタービンの信頼性および性能を向上させることができる。
以下、図面を用いて本発明の二軸式ガスタービンの実施形態を説明する。
図1は、本発明の二軸式ガスタービンの第1実施形態の全体構成を表す断面図である。
この図1において、二軸式ガスタービン1は、ガスジェネレータ10と、低圧タービン(出力タービン)70とで構成されている。
ガスジェネレータ10は、吸い込んだ空気(大気)を圧縮し圧縮空気を吐出する圧縮機20と、圧縮機20からの圧縮空気を燃料とともに燃焼し、高温高圧の燃焼ガスを生成する燃焼器40と、この燃焼器40からの燃焼ガスによって軸動力を得る高圧タービン(圧縮機駆動タービン)50とを備えている。圧縮機20のロータ(圧縮機ロータ)21と高圧タービン50のロータ(高圧タービンロータ)51は互いに同心状に連結されている。
これにより、ガスジェネレータ10は、圧縮機20で圧縮された空気を燃焼器40に供給し、この圧縮空気を燃料とともに燃焼器40で燃焼して発生させた燃焼ガスを高圧タービン50で膨張させ、高圧タービンロータ51で得られた軸動力を圧縮機20の駆動力として利用するようになっている。
一方、低圧タービン70は、高圧タービン50の下流側に設けられ、高圧タービン50とともにタービン部を構成しており、高圧タービン50から排出される燃焼ガスによって高圧タービン50とは独立して回転する低圧タービンロータ71を有している。この低圧タービン70には、例えばパイプラインのポンプや発電機等といった様々な負荷機器(図示せず)が連結軸(図示せず)を介して連結される。なお、低圧タービンロータ71は、強度上の制約から高圧タービンロータ51よりも回転数が低く設定されることが多く、所要出力が確保されるように高圧タービンロータ51よりも径が大きく設定される場合が多いため、高圧タービン50と低圧タービン70との間にはトランジションダクト41が設けられる場合がある。
これにより、高圧タービン50から出てトランジションダクト41を通過した燃焼ガスが低圧タービン70に流入すると、低圧タービン70にて膨張した燃焼ガスによりタービン仕事が得られ、低圧タービンロータ71の軸動力が負荷機器の駆動力として利用される。
このように、二軸式ガスタービン1では、高圧タービンロータ51、言い換えればガスジェネレータ10と低圧タービンロータ71とが分離され互いに独立して回転するため、低圧タービンロータ71をガスジェネレータ10と異なる回転数で運転することが可能である。したがって、ガスジェネレータ10の回転数を定格回転数程度に固定しても、連結する負荷機器に応じて低圧タービンロータ71の回転数を変化させることが可能となり、ガスタービンとしての運用の幅が拡大する。
圧縮機20の構成について説明すると、その回転体側、つまり圧縮機ロータ71は、外周部に複数の動翼22が取り付けられたディスクホイール23を軸方向に重ね合わせて構成されている。このようにして複数段落形成された動翼22のうち、最も上流側(前側、図1中左側)に位置する段落のものを初段動翼22a、最も下流側(後側、図1中右側)に位置する段落のものを最終段動翼22bとする。
一方、圧縮機20の静止体側は、圧縮機ケーシング24と、この圧縮機ケーシング24の内周側に固定された静翼25とを備えている。静翼25は、圧縮機ロータ71の各段落の動翼22の前側(上流側)に位置しており、動翼22と同様に周方向に複数設けられ、各段落において翼列を構成している。
高圧タービン50の構成について説明すると、その回転体側、つまり高圧タービンロータ51は、外周部に複数の動翼52が取り付けられたディスクホイール53を備えている。図1ではこのディスクホイール53を1段のみ図示してあるが、圧縮機ロータ71のようにディスクホイール53を軸方向に複数重ね合わせて高圧タービンロータ51が構成される場合もある。高圧タービンロータ51においても、複数段落形成された動翼52のうち、最も上流側(前側、図1中左側)に位置する段落のものが初段動翼52a、最も下流側(後側、図1中右側)に位置する段落のものが最終段動翼52bであるが、図1においては、1段のみの図示であるため図示した動翼52が初段動翼52aであるとともに最終段動翼52bをも構成する。
一方、高圧タービン50の静止体側は、タービンケーシング42の内周側に固定された静翼54を備えている。この静翼54は、高圧タービンロータ51の各段落の動翼52の前側(上流側)に位置し、周方向に複数設けられて翼列を構成するが、図1では高圧タービン50の段落数は1段落であるので静翼翼列も1列のみ図示してある。また、特に図示していないが、静翼54の先端側(内周側)には内部にキャビティが形成されたダイヤフラムが固定されており、これら静翼54及びそのダイヤフラムには、静翼54等を冷却する冷却空気又は静翼54の前後のホイールスペースをシールするシール空気を流通させるための空気供給系統が形成されている。ダイヤフラムと高圧タービンロータ51の間の間隙はパッキンによりシールされる。
低圧タービン70の構成について説明すると、その回転体側、つまり低圧タービンロータ71は、外周部に複数の動翼72が取り付けられたディスクホイール73を備えている。高圧タービンロータ51と同様、図1ではこのディスクホイール73を1段のみ図示してあるが、ディスクホイール73を軸方向に複数重ね合わせて低圧タービンロータ71が構成される場合もある。低圧タービンロータ71においても、複数段落形成された動翼72のうち、最も上流側(前側、図1中左側)に位置する段落のものが初段動翼72a、最も下流側(後側、図1中右側)に位置する段落のものが最終段動翼72bであるが、図1においては、1段のみの図示であるため図示した動翼72が初段動翼72aであるとともに最終段動翼72bをも構成する。
一方、低圧タービン70の静止体側は、タービンケーシング42の内周側に固定された静翼74を備えている。この静翼74は、低圧タービンロータ71の各段落の動翼72の前側(上流側)に位置し、周方向に複数設けられて翼列を構成するが、図1では低圧タービン70の段落数は1段落であるので静翼翼列も1列のみ図示してある。また、この高圧タービンロータ51の最終段ディスクホイール53bと低圧タービンロータ71の初段ディスクホイール73aの間は、トランジションダクト41の内周側に接合された隔壁(仕切り板)43によって隔てられている。
図2は、低圧タービンロータ71の初段静翼74付近の構成の拡大図で、図1と同様の部分には同符号が付してある。
図2に示すように、静翼74の先端側(内周側)には内部にキャビティ77が形成されたダイヤフラム78が固定されており、これら静翼74及びダイヤフラム78には、静翼74等を冷却する冷却空気又は静翼74の前後のホイールスペースをシールするシール空気を流通させるための空気供給系統76が形成されている。ダイヤフラム78と低圧タービンロータ71の間の間隙はパッキン79によりシールされている。なお、こうした構成は、前述した高圧タービン50の構成とほぼ同様である。
図1及び図2に示すように、ガスジェネレータ10は、圧縮機初段動翼22aの前側に設けた前側軸受11、及び高圧タービン50の初段動翼52aの前側(圧縮機ロータ21と高圧タービンロータ51の間、若しくは連結部近傍)に設けた後側軸受12により回転可能に支持されている。それに対し、低圧タービンロータ71は、低圧タービン70の初段動翼72aの前側に設けた前側軸受81、及び低圧タービン70の最終段動翼72bの後側に設けた後側軸受82により回転可能に支持されている。
ここで、圧縮機ケーシング24には、圧縮機20の途中段に抽気ポート26が設けられており、圧縮機20にて圧縮されつつある圧縮空気の一部がこの抽気ポート26から抽気され、適宜分岐する配管27を介して前述した軸受11,12,81,82を含む二軸式ガスタービン1の各所に冷却空気やシール空気として供給される。前述した空気供給系統76にもこの配管27が接続されている。なお抽気ポート26は、抽気する圧縮空気の圧力や流量によって圧縮機20の複数段落に設けられる場合もある。
二軸式ガスタービンにおいて、低圧タービンロータ71の前側軸受81を設けた箇所、すなわち高圧タービンロータ50と低圧タービンロータ71との間の位置は、軸受の使用環境としては高温高圧である。そこで、本実施形態においては、可撓性を有する材質で形成されたフレキシブル配管(例えばフレキシブルホース等)90によって、この高圧タービンロータ50及び低圧タービンロータ71間に配置した前側軸受81を低圧タービン初段静翼74の空気供給系統76に接続している。このフレキシブル配管90は、熱変形量を許容するように予めある程度の撓みを持たせてある。
この構成について具体的に説明すると、フレキシブル配管90の両端は、空気供給系統76が形成されている低圧タービン初段静翼74のダイヤフラム78の前側に穿設した空気流出孔84と前側軸受81の軸受箱(外箱)83の外周部に穿設した空気流入孔85とに接続されている。フレキシブル配管90の両端部と空気流出孔84、空気流入孔85との間は空気の漏洩がないようにそれぞれシールされている。これにより、低圧タービン初段静翼74を冷却する冷却空気若しくは低圧タービン初段静翼74の前後のホイールスペースをシールするシール空気として空気供給系統76を流れる圧縮空気の一部が前側軸受81にシール空気として供給されるようになっている。
なお、本実施形態ではフレキシブル配管90の上流側をダイヤフラム78に接続しているが、静翼の構成はガスタービンによって異なるため、フレキシブル配管90の上流端をダイヤフラム78に接続する構成に限定される訳ではない。要は、周囲の温度環境等を考慮に入れつつ、低圧タービン初段静翼内の空気供給系統のうち構成的に接続可能な箇所にフレキシブル配管90の上流端を適宜接続させる構成とすれば良い。
図3は、低圧タービンロータ71の前側軸受81におけるフレキシブル配管90の接続部を拡大して表す拡大図であり、図1及び図2と同様の部分には同符号を付してある。
図3に示すように、フレキシブル配管90を介して軸受箱83に流入したシール空気のうち、一部は軸受箱83内の内箱89と低圧タービンロータ71間をシールするパッキン86を介して軸受メタル88側に流入して軸受メタル88を冷却し(図中の矢印A参照)、残りは軸受箱83とロータ間をシールするパッキン87を介して軸受箱83の外側に流出し軸受81をシールする(図中の矢印B参照)。この矢印Bで示した軸受箱83から流出したシール空気は、図2に示したようにダイヤフラム78と低圧タービンロータ71間のパッキン79を通過し、ダイヤフラム78後側のロータシール空気として利用された後、ガスパスに流出する。また、前側軸受81の周辺は隔壁43とトランジションダクト41で囲われてホットガス(燃焼ガス)の流入が防止されており、軸受箱83周辺は軸受箱83から流出したシール空気で満たされるため、軸受箱83の温度上昇も抑制される。
また、図2に示した通り、前側軸受81にはタービンケーシング42に対してトランジションダクト41を支持するストラット44及びトランジションダクト41に対して軸受箱83を支持するストラット45の内部に通された三重配管46が接続されている。
図4は、低圧タービンロータ71の前側軸受81における三重配管46の接続部を拡大して表す拡大図であり、図1〜図3と同様の部分には同符号を付してある。
図4に示したように、三重配管46は、軸受箱83を貫通し内箱89に接続した排気配管47と、この排気配管47内に通されて内箱89を貫通し軸受メタル88に接続した排油配管48と、この排油配管48内に通されて軸受メタル88に接続した給油配管49とで構成されている。これにより、最外周側の排気配管47を介して内箱89内のシール空気が排出される一方で、最内周側の給油配管49を介し軸受メタル88に潤滑油が供給されるとともに、排油配管48を介して軸受メタル88内の潤滑油が排出される構成となっている。空気の流れは実線矢印で、潤滑油の流れは点線矢印でそれぞれ図示されている。また、三重配管46の最外周の排気配管47を流れるシール空気は、排油配管48及び給油配管49を流れる潤滑油への熱の流入を抑制する役割も果たす。給油配管49は最内周側に配置されているため、周囲温度の影響を最も受け難くなっている。なお、ストラット44は空洞になっているので、ストラット44内において、図4に矢印で示したように、必要に応じて三重配管46の周囲にストラット44を冷却するための冷却空気を供給する場合もある。
上記構成の二軸式ガスタービン1の動作及び作用を以下に説明する。
圧縮機20にて吸い込まれた空気が圧縮されると、圧縮機20から吐出された圧縮空気が燃焼器40に供給され燃焼器40で燃料とともに燃焼される。これにより生じた燃焼器40からの燃焼ガスが高圧タービン50に供給されると、膨張する燃焼ガスによってタービン仕事が得られる(高圧タービンロータ51の軸動力が得られる)。高圧タービン50を出た燃焼ガスは、さらにトランジションダクト41を通過して低圧タービン70に流入し、この燃焼ガスが膨張することによってまたタービン仕事が得られる(低圧タービンロータ71の軸動力が得られる)。高圧タービンロータ51の軸動力は圧縮機ロータ21の駆動力として、低圧タービンロータ71の軸動力は発電機若しくはポンプ等といった適宜接続される負荷機器の駆動力として利用される。
一方、圧縮機20で圧縮されつつある圧縮空気の一部は、抽気ポート26で抽気され各軸受11,12,81,82等を含む二軸式ガスタービン1の各所に配管27を介して冷却空気又はシール空気として供給される。図1には、ガスジェネレータ10の前後の軸受11,12、低圧タービンロータ71の後側軸受82、及び低圧タービン70の静翼(初段静翼)74に対し配管27を介して圧縮空気が供給される場合が図示されているが、実際には、タービンの他の静翼等にも冷却空気が供給される場合が多い。
軸受11,12,82に供給された空気は軸受11,12,82の軸受メタルを冷却するとともに軸受11,12,82内への周囲雰囲気の流入をシールする。静翼74に導かれた圧縮空気は、静翼74内の空気供給系統76を流通し静翼74やそのダイヤフラム78を冷却した後、ダイヤフラム78の前後から低圧タービンロータ71とのホイールスペースに流出し、静翼74の前後のホイールスペースをシールしてガスパスに放出される。
このとき、本実施形態においては、可撓性を有するフレキシブル配管90を介し、低圧タービンロータ71の前側軸受81の軸受箱83内に低圧タービン70の初段静翼74内の空気供給系統76を流通する圧縮空気の一部が供給される。
軸受箱83内に流入した圧縮空気の一部はパッキン87を介して軸受箱83外に流出し、これにより軸受箱83への周囲流体の侵入をシールする。そして、軸受箱83から流出したシール空気は、トランジションダクト41と隔壁43により囲われた前側軸受81の周囲の雰囲気を冷却し、さらにパッキン79を介して低圧タービン初段静翼74の後側のホイールスペースに導かれ、このホイールスペースをシールした後、ガスパスに放出される。
また、軸受箱83内に流入した残りの圧縮空気は内箱89内に侵入し軸受メタル88を冷却した後、三重配管46の最外周側の排気配管47を介して内箱89から排出される。このとき、三重配管46の給油配管49及び排油配管48によって軸受メタル88に対して潤滑油が供給され排出されるが、最外周の排気配管47を流れる圧縮空気は、これら給油配管49及び排油配管48を流れる潤滑油を断熱する。
ここで、図5は、本発明の二軸式ガスタービンに対する比較例の全体構成の断面図であり図1に対応した図示となっている。この図5において、図1と同様の役割を果たす部分には図1と同符号を付してある。
図5に示した比較例においては、一般的な二軸式ガスタービンに多く見られるように、低圧タービンロータ71の前側軸受81を低圧タービン70の最終段動翼72bの後側に配置しており、スペースが創出される低圧タービン初段静翼74の内側には隔壁43’が設けられている。また、低圧タービンロータ71の前側軸受81には、他の軸受11,12,82と同じように配管27からの分岐管によって直接シール空気が供給される。
さらに、低圧タービン70の最終段動翼72bの後側に低圧タービンロータ71の前側軸受81が配置されているので、低圧タービンロータ71は動翼部がオーバハングした状態となっている。そのため、低圧タービンロータ71は軸方向の重量分布がアンバランスとなり、このアンバランスを解消するために低圧タービンロータ71の前後軸受81,82の間にカウンタウェイト100を設け軸方向の重量分布をバランスさせてある。
図5の比較例においては、低圧タービンロータ71の動翼部がオーバハング状態であることにより高速回転時のアンバランスに対する感度が大きくなってしまうことに加え、カウンタウェイト100を設置する分だけロータの素材費が多くかかり、また低圧タービンロータ71の軸長が伸びガスタービンの設置面積を拡大してしまうといった不具合が生じる。
そもそも、比較例において低圧タービンロータ71の前側軸受81を低圧タービン最終段動翼72bの後側に設置しているのは、一般的に高圧タービンと低圧タービンの間の空間は軸受の使用環境としては比較的高温高圧であり、この部位に設けた軸受にシール空気や潤滑油を供給できる構造とするとコストが高くなることによるところが大きい。
しかし図5の二軸式ガスタービンにおいて、仮に図6に示すように高圧タービン50と低圧タービン70間に低圧タービンロータ71の前側軸受81を配置しても、図示したように例えばトランジションダクト41の内周側に空気流路76からの圧縮空気を導く流路101を鋼材により画定し、さらに流路101と軸受箱83とを接続する配管102を設ける等すれば、低圧タービン初段静翼74を流れる圧縮空気の一部が軸受箱83内に導かれ、軸受メタル88の冷却及び軸受81のシールがなされ得る。
しかしながら、軸受シール空気は軸受の潤滑油の引火点より低くなくてはならず、比較的低温の空気を導く結果、軸受81は潤滑油の引火点より低い温度に抑えられている。そのため、図示したように高圧タービン50と低圧タービン70との間の空間に軸受81を設けると、例えば静翼74やそのダイヤフラム78、トランジションダクト41、隔壁43等といったホットガス(燃焼ガス)に接する周囲の部材よりも軸受81が必然的に低温となり、軸受81とその周囲部材との熱伸び差が大きくなり高い熱応力が発生する。その結果、流路101や配管102等も大きな熱応力を受け、流路101や配管102の接合部からシール空気が漏洩し、結果的に軸受81を十分に冷却しシールすることができなくなる恐れがある。かといって、熱応力緩和のため熱伸び差を吸収させるように、流路101や配管102の部材接合面に間隙(逃げ部)を設けても、シール空気が漏洩してしまう。
また、図6の構成に限らず、図5の二軸式ガスタービンにおいて図7に示すようにタービンケーシング42の外周側から軸受箱83に鋼管等で形成した配管103を接続し、この配管103を介し圧縮機20から抽気した圧縮空気を軸受箱83に供給することも考えられるが、やはり熱伸び差の問題は解消されず、配管103を新たに設置する分だけコストも高くつく。
それに対し、図1〜図4で説明した本実施形態の二軸式ガスタービン1においては、低圧タービンロータ71の前側軸受81を高圧タービン50と低圧タービン70との間に設け、低圧タービンロータ71のアンバランスを解消するとともに、低圧タービン前側軸受81の軸受箱83と低圧タービン70の初段静翼74内に形成した空気供給系統76とをフレキシブル配管90によって接続することによって、空気冷却系統76を流通する圧縮空気の一部を軸受83に供給し、軸受メタル88の冷却及び軸受81のシールをすることができる。
このとき、本実施形態においては、空気供給系統76と軸受81とをフレキシブル配管90を介して接続しているので、フレキシブル配管90の可撓性によって軸受81とその周辺部材との間の熱伸びさが吸収され、フレキシブル配管90に高い熱応力が作用することもない。したがって、フレキシブル配管90とその接続部材との間から圧縮空気が漏洩することを防止することができ、各運転条件下で確実に空気供給系統76を流通する圧縮空気を軸受81に供給することができる。これにより、単に空気供給系統76と軸受81とをフレキシブル配管90で接続するという極めて簡素で安価な構成にあって、高圧タービン50と低圧タービン70との間に配置した低圧タービン前側軸受81に対するシール空気のリーク量を最小限に抑制することができ、軸受メタル88の冷却性及び軸受81のシール性を十分に確保することができる。
加えて、本実施形態によれば、軸受81の内箱89内に十分な圧縮空気が供給されるので、三重配管46の排気配管47を流れる冷却空気流量も十分に確保することができ、軸受81に給排される潤滑油の断熱効果も十分に期待することができる。
図8は本発明の二軸式ガスタービンの第2実施形態の全体構成を表す断面図、図9は第2実施形態における低圧タービンロータ71の初段静翼74付近の構成の拡大図で、これらの図において先の各図と同様の部分は同符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示すように、本実施形態の二軸式ガスタービン1Aにおいて、ガスジェネレータ10の後側軸受12は高圧タービン50の最終段動翼52bの後側に、低圧タービンロータ71の前側軸受81は低圧タービン70の最終段動翼72bの後側にそれぞれ配置されている。すなわち、ガスジェネレータ10は、圧縮機初段動翼22aの前側に設けた前側軸受11、及び高圧タービン50の最終段動翼52bの後側に設けた後側軸受12により回転可能に支持されている。それに対し、低圧タービンロータ71は、低圧タービン70の最終段動翼72bの後側にそれぞれ設けた前側軸受81及び後側軸受82により回転可能に支持されている。本実施形態において、隔壁43は、静翼74の先端側(内周側)には設けたダイヤフラム78の内周側に設けられている。
また、前述のフレキシブル配管90と同様のフレキシブル配管90Aによって、高圧タービンロータ51の後側軸受12を低圧タービン初段静翼74の空気供給系統76に接続している。このフレキシブル配管90Aは、熱変形量を許容するように予めある程度の撓みを持たせてある。
この構成について具体的に説明すると、フレキシブル配管90Aの両端は、空気供給系統76が形成されている低圧タービン初段静翼74のダイヤフラム78の前側に穿設した空気流出孔84とガスジェネレータ後側軸受12の軸受箱(外箱)13の外周部に穿設した空気流入孔15とに接続されている。フレキシブル配管90Aの両端部と空気流出孔84、空気流入孔15との間は空気の漏洩がないようにそれぞれシールされている。これにより、低圧タービン初段静翼74を冷却する冷却空気若しくは低圧タービン初段静翼74の前後のホイールスペースをシールするシール空気として空気供給系統76を流れる圧縮空気の一部が後側軸受12にシール空気として供給されるようになっている。その他の軸受11,81,82には配管27により直接シール空気が供給される。
なお、本実施形態ではフレキシブル配管90Aの上流側をダイヤフラム78に接続しているが、静翼の構成はガスタービンによって異なるため、フレキシブル配管90Aの上流端をダイヤフラム78に接続する構成に限定される訳ではない。要は、周囲の温度環境等を考慮に入れつつ、低圧タービン初段静翼内の空気供給系統のうち構成的に接続可能な箇所にフレキシブル配管90Aの上流端を適宜接続させる構成とすれば良い。また、図2に示した通り、ガスジェネレータ後側軸受12にも、第1実施形態における低圧タービンロータ前側軸受81と同様、ストラット44及びストラット45の内部に通された三重配管46が接続されている。
本実施形態においても、前述した第1実施形態と同様、フレキシブル配管90Aを介して軸受箱13に流入したシール空気のうち、一部は軸受箱13内の内箱19と低圧タービンロータ71間をシールするパッキンを介して軸受メタル18側に流入して軸受メタル18を冷却し、残りは軸受箱13とロータ間をシールするパッキンを介して軸受箱13の外側に流出し軸受12をシールする。この軸受箱13から流出したシール空気は、図9に示したようにトランジションダクト41と高圧タービン最終段動翼52bとの間を通過し、高圧タービン最終段動翼52bの後側のロータシール空気として利用された後、ガスパスに流出する。また、ガスジェネレータ後側軸受12の周辺は隔壁43とトランジションダクト41で囲われてホットガス(燃焼ガス)の流入が防止されており、軸受箱13周辺は軸受箱13から流出したシール空気で満たされるため、軸受箱13の温度上昇も抑制される。
本実施形態によれば、ガスジェネレータ10の後側軸受12を高圧タービン50と低圧タービン70との間に設け、ガスジェネレータ10のアンバランスを解消するとともに、ガスジェネレータ後側軸受12の軸受箱13と低圧タービン70の初段静翼74内に形成した空気供給系統76とをフレキシブル配管90Aによって接続することによって、空気冷却系統76を流通する圧縮空気の一部を軸受13に供給し、軸受メタル18の冷却及び軸受12のシールをすることができる。
このとき、本実施形態においては、空気供給系統76とガスジェネレータ後側軸受12とをフレキシブル配管90Aを介して接続しているので、フレキシブル配管90Aの可撓性によってガスジェネレータ後側軸受12とその周辺部材との間の熱伸びさが吸収され、フレキシブル配管90Aに高い熱応力が作用することもない。したがって、フレキシブル配管90Aとその接続部材との間から圧縮空気が漏洩することを防止することができ、各運転条件下で確実に空気供給系統76を流通する圧縮空気をガスジェネレータ後側軸受12に供給することができる。これにより、単に空気供給系統76とガスジェネレータ後側軸受12とをフレキシブル配管90Aで接続するという極めて簡素で安価な構成にあって、高圧タービン50と低圧タービン70との間に配置したガスジェネレータ後側軸受12に対するシール空気のリーク量を最小限に抑制することができ、軸受メタル18の冷却性及び当該軸受12のシール性を十分に確保することができる。
加えて、本実施形態においても、ガスジェネレータ後側軸受12の内箱19内に十分な圧縮空気が供給されるので、三重配管46の排気配管47を流れる冷却空気流量も十分に確保することができ、当該軸受12に給排される潤滑油の断熱効果も十分に期待することができる。
本発明の二軸式ガスタービンの第1実施形態の全体構成を表す断面図である。 本発明の二軸式ガスタービンの第1実施形態における低圧タービンロータの初段静翼付近の構成の拡大図である。 本発明の二軸式ガスタービンの第1実施形態における低圧タービンロータの前側軸受におけるフレキシブル配管の接続部を拡大して表す拡大図である。 本発明の二軸式ガスタービンの第1実施形態における低圧タービンロータの前側軸受における三重配管の接続部を拡大して表す拡大図である。 本発明の二軸式ガスタービンに対する比較例の全体構成の断面図である。 本発明の二軸式ガスタービンに対する比較例における低圧タービンロータの前側軸受近傍部分の一構成例の拡大図である。 本発明の二軸式ガスタービンに対する比較例における低圧タービンロータの前側軸受近傍部分の他の構成例の拡大図である。 本発明の二軸式ガスタービンの第2実施形態の全体構成を表す断面図である。 本発明の二軸式ガスタービンの第2実施形態における低圧タービンロータの初段静翼付近の構成の拡大図である。
符号の説明
1 二軸式ガスタービン
1A 二軸式ガスタービン
10 ガスジェネレータ
12 ガスジェネレータ後側軸受
20 圧縮機
21 圧縮機ロータ
46 三重配管
47 排気配管
48 排油配管
49 給油配管
50 高圧タービン
51 高圧タービンロータ
52b 高圧タービン最終段動翼
70 低圧タービン
71 低圧タービンロータ
72a 低圧タービン初段動翼
74 低圧タービン初段静翼
76 空気供給系統
78 ダイヤフラム
81 低圧タービンロータ前側軸受
90 フレキシブル配管
90A フレキシブル配管

Claims (4)

  1. 吸い込んだ空気を圧縮し圧縮空気を吐出する圧縮機と、
    前記圧縮機のロータに連結された高圧タービンロータを有し、前記圧縮機とともにガスジェネレータを構成する高圧タービンと、
    この高圧タービンの下流側に設けられ、前記高圧タービンロータと独立して回転する低圧タービンロータを有する低圧タービンと、
    この低圧タービンの初段静翼に前記圧縮機からの圧縮空気を冷却空気又はシール空気として導く空気供給系統と、
    この空気供給系統と前記低圧タービンの初段動翼よりも上流側に配置した前記低圧タービンロータの前側軸受とを接続し、前記空気供給系統を流れる圧縮空気の一部を前記前側軸受に導く可撓性を有するフレキシブル配管と
    を備えたことを特徴とする二軸式ガスタービン。
  2. 吸い込んだ空気を圧縮し圧縮空気を吐出する圧縮機と、
    前記圧縮機のロータに連結された高圧タービンロータを有し、前記圧縮機とともにガスジェネレータを構成する高圧タービンと、
    この高圧タービンの下流側に設けられ、前記高圧タービンロータと独立して回転する低圧タービンロータを有する低圧タービンと、
    この低圧タービンの初段静翼に前記圧縮機からの圧縮空気を冷却空気又はシール空気として導く空気供給系統と、
    この空気供給系統と前記高圧タービンの最終段動翼よりも下流側に配置した前記ガスジェネレータの後側軸受とを接続し、前記空気供給系統を流れる圧縮空気の一部を前記後側軸受に導く可撓性を有するフレキシブル配管と
    を備えたことを特徴とする二軸式ガスタービン。
  3. 請求項1又は2に記載の二軸式ガスタービンにおいて、前記フレキシブル配管の上流端は、前記低圧タービンの初段静翼の先端部に設けたダイヤフラムに接続されていることを特徴とする二軸式ガスタービン。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の二軸式ガスタービンにおいて、前記高圧タービン及び前記低圧タービンの間に設けた前記低圧タービンロータの前側軸受又は前記ガスジェネレータの後側軸受に接続され、これら軸受内の空気を排出する排気配管と、この排気配管内に通され前記軸受の潤滑油を排出する排油配管と、この排油配管内に通され前記軸受に潤滑油を給油する給油配管とを有する三重配管を備えていることを特徴とする二軸式ガスタービン。
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