JP4256161B2 - 均質相に基づく組成物、及び硝酸アンモニウムによるその安定化、ならびに、生物調節剤としての該組成物の使用 - Google Patents

均質相に基づく組成物、及び硝酸アンモニウムによるその安定化、ならびに、生物調節剤としての該組成物の使用 Download PDF

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Description

本発明は、第四級化(quaternized)アンモニウム化合物のクラスからの少なくとも1つの活性成分と、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーおよび硝酸アンモニウムを含む均質な水性相に基づく組成物に関する。さらにさらなる活性成分を組み込むこともできる。この均質相は、硝酸アンモニウムによって安定化される。この組成物を生物調節剤として使用することについて記載する。
工業規模の生産、ならびに、これらの活性成分の応用を目的として、活性成分の特性を最適化する以外に、有効な組成物の開発が特に重要な課題となっている。適切な様式で活性成分を製剤化することにより、生物活性、毒性、考えられる環境への影響、ならびに、費用などの特性(場合によっては相反する)間の最適な均衡を確立しなければならない。さらに、この製剤化は、組成物の保存寿命およびユーザーの使いやすさ(user friendliness)に実質的な影響を及ぼす。
農業の分野で用いられる成長調節活性成分のいくつかは、第四級化化合物であり、その最も重要な代表例として、塩化N,N,N-トリメチル−N−β−クロロエチルアンモニウム(CCC、塩化クロロコリン、塩化クロルメコート(chlormequat)、DE 12 94 734)、塩化N,N−ジメチルモルフォリニウム(DMC、DE 16 42 215)および塩化N,N−ジメチルピペリジウム(DPC、MQC、塩化メピコート(mepiquat)、DE 22 07 575)が挙げられる。これらの活性成分、特に、塩化クロルメコートおよび塩化メピコートは、比較的高い使用濃度で穀物生産に一般に用いられている。これらの成分の適用割合は、1回の適用につき、概して、0.3〜1.5 kg/haである。これらの製品は、水性活性成分濃縮物、錠剤または顆粒の形態で市販されている(例えば、PIX(登録商標)、Cycocel(登録商標)、SL混合物としてのDFおよびTerpalブランド、BASFコーポレーション)。
第四級化アンモニウム化合物のクラスからのこれらの活性成分は、さらにさらなる生物調節活性化合物と一緒に用いることができる。例えば、欧州特許第0 344 533号では、プロフェキサジオン−カルシウムのような3,5−ジオキソ−4−プロピオニルシクロヘキサンカルボン酸誘導体との、相乗的組合せが記載されている。
しかし、第四級化アンモニア化合物のクラス由来のこの活性成分を可能な限り高い濃度で製剤化したいという要求は、その電解質特性のために、ある程度までしか満たすことはできない。一般的には、不利な結果が生じる。
例えば、非常に高濃度の塩様または電解質含有液体製剤、例えば、特定のカチオンおよびノニオン界面活性剤に基づく、米国特許第4,525,200号に記載された製剤は、往々にして、均質性を保持しながら、所望する量の活性増強添加剤を十分に受け入れることができない。その結果、相分離のような不均質性や、不良適用の可能性が起こる。
これに対し、このクラスの活性成分の代表的なもの、特に、塩化クロルメコートおよび塩化メピコートは吸湿性が高いため、多量の活性増強添加剤をさらに含むであろう固体の安価でかつ高濃度の製剤は達成できない。このような製剤は、非常に限定された形態(あったとしても、例えば、水溶性フィルムバッグ)でしか可能ではない。
これに代わるものとして、EWまたはO/W(水中油型)製剤を調製することができる。しかし、多量の電解質は、レオロジー的安定化が問題であることを意味し、一般に、水溶性糖に基づく増粘剤、例えば、キサンタンゴムまたはセルロース誘導体によって達成することはできない。その結果、クリーミング(creaming)が起こり、不良適用となる恐れがある。
この複雑な問題は、特定の助剤、特にアルキルグルコシドおよび長鎖カチオン界面活性剤の使用により、実質的に均質のSL製剤が得られることから、WO 00/07445に従って解決される。塩化N,N,N−トリメチル−N−β−クロロエチルアンモニウムとPO/EOブロックコポリマーの水中混合物は、それ自体が二相であり、2−エチルヘキシルグルコシドまたはリシノール酸プロピルアミドトリメチルアンモニウムメトスルフェートの添加により、均質から、やや濁った混合物に変換することができる。しかし、均質性を保持しつつ、受け入れることができるPO/EOブロックコポリマーの量は、不都合に制限される。
本発明の目的は、第四級化アンモニウム化合物のクラスからの少なくとも1つの活性成分と、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーとを十分な量含む、水性の均質相に基づく安定した液体製剤を提供することである。本発明者は、この目的が、硝酸アンモニウムの添加により達成されることをみいだした。
従って、本発明は:
(a)式(I):
Figure 0004256161
[式中、R1、R2及びXは以下の意味を有する:
R1 は、アルキルであり;
R2 は、アルキル、シクロペンテニル、ハロアルキル; か、又はR1とR2とは一緒になって基-(CH2)5-、-(CH2)2-O-(CH2)2-若しくは-(CH2)-CH=CH-(CH2)-NH-であり;
Xは、アニオン基である。]
の少なくとも1つの活性成分;
(b)水;
(c)少なくとも1つの、任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー;
(d)硝酸アンモニウム
を含む、均質(均一)相(homogeneous phase)に基づく組成物に関する。
一般に、本発明による均質相・均一相(homogeneous phase)は流体、特に液体である。均質とは、本発明によれば、特に、相中に含まれる活性成分が均質に分布していることを意味する。この意味で、本発明による望ましい均質性は、不均質性による誤った適用が実際の使用時に予想されない場合に、達成される。従って、特定のケースでは、均質相は、互いの内部に十分微細に分布していれば、複数の相を包含してもよい。特に、本発明では、微小相(microphasic)の混合物を挙げなければならない。均質相の外観は、無色または透明であるのが好ましいが、不透明、やや濁っている、わずかに濁っている、または濁っていてもよい。濁りは、例えば、微粒子状の助剤、例えば、シリコーンまたは無機質成分から起こることがある。また、相の粘度は、広い範囲内で変動し得る。好ましくは、本発明による均質相は、わずかに粘性か、粘性または非常に粘性である。均質相が流動性であれば特に有利である。この態様によれば、PhysicaまたはRheomat 115によりViscolab LC 10装置を用いて、OECD指針114に従って測定することができる見掛け粘度は、約5mPas〜2,000 mPas、好ましくは、約10 mPas〜500 mPas、特に、約20 mPas〜300 mPasの範囲にある。
さらにさらなる態様によれば、本発明による均質相は、少なくとも1.04 g/l、好ましくは、少なくとも1.07g/lの密度を有する。流体、特に、液体均質相の最大密度は、固体状態への転移により達成される。
具体的実施形態によれば、本発明による均質相の状態は、ゲル様である。
均質相は、少なくとも4つの成分(a)、(b)、(c)および(d)を含む。このような4成分系は、本発明によれば、1相であるのが好ましい。
本発明による組成物は、このような4成分系に基づくため、1相となり得る。加えて、この組成物は、さらなる成分、例えば、本発明による成分(e)、(f)および(g)を含んでいてもよい。本発明では、さらなる成分は、原則としてどんな形態で、均質相に分布していてもよく、例えば、これらは、そこに溶解、分散または懸濁していてよい。特定の形態では、これにより、1以上のさらなる相が形成されることもあり、従って、このような形態は、多相、特に2および3相の組成物も包含する。
本発明による組成物は、液体製剤の群に属する。これらは、特に、水溶性濃縮物(SL製剤)、懸濁液濃縮物(SC製剤)、懸濁乳濁液(SE製剤)およびマイクロエマルションが挙げられる。
好ましい実施形態によれば、水溶性濃縮物(SL製剤)が提供される。これらは、本発明による均質相に基づき、この均質相は、流体または液相であり、溶解した形態で、さらなる成分を含むこともできる。
本発明のさらなる実施形態によれば、懸濁濃縮物(SC)が提供される。このような懸濁液濃縮物は、本発明による均質相に基づき、この均質相は、流体または液相で、固相と混合される。固体は、分散した形態で存在するのが有利である。安定した分散液の形成が好ましい。
一般に、固体活性成分は、粒子の形態で存在する。活性成分粒子の平均粒径は、10μm以下、特に5μm以下であるのが有利である。有利な粒径は、0.1μm〜10μm、好ましくは、0.5μm〜5μmの範囲内にある。さらにさらなる形態によれば、粒径の有利な累積度数分布は、少なくとも50%の粒子が100μmより小さい、好ましくは、50μmより小さい、特に、10μmより小さい粒径を有することにより表される。少なくとも90%の活性成分粒子の粒径が、10μm、特に5μmより小さい、粒径の累積度数分布を有する懸濁液濃縮物が特に好ましい。粒径に関する上記記載事項は、Cilas(フランス国マルクーシス)のCilas粒度計715を用いた室温での測定値を意味する。この粒度計は、必要に応じて、本発明によるSCの流体均質相で稀釈した固体−飽和サンプルを測定する。
本発明による組成物は、顕著な安定性を呈示し、これは、特に、優れたユーザーの使いやすさを提供する。従って、本発明による組成物は、使用条件下で、少なくとも使用時間(一般に数時間)の間、確実に特定の状態を保持する必要がある。特に、成分(a)〜(d)を含む組成物の相が少なくとも5、好ましくは、8、特に12時間にわたって均質であれば有利である。安定性に関して、特に好ましい組成物は、54℃で2週間の保存(CIBAC 1-MT46,1.3)、0℃で1週間の保存(CIPAC 1-MT39)、および/または45℃で2ヶ月の保存過程で、本発明の均質相の認識可能な相分離が観察されないもの、または、特定の状況下、例えば、試験温度より高い温度で、相分離が起きるが、冷却、および必要に応じて好適な移動(可逆相分離)により組成物が再均質化できるものである。この点から、濁った、やや濁った、わずかに濁ったまたは濁った外観をした好ましい均質相は、これらの安定性を呈示する相である。
組成物の全重量に対して、均質相の量は、100重量%までとすることができる。懸濁濃縮物の場合には、この量は、10〜99重量%、好ましくは、30〜95%、特に40〜80重量%以下でよい。
式(I)の特別な活性成分は、アルキルがメチル、エチル、イソプロピルであるときに得られる。ハロアルキル基として好ましいのは、2−クロロエチル基である。置換基が、それらと結合する窒素原子と一緒に、環状基を形成する場合には、RおよびRは、好ましくは、モルホリノまたはピペリジノ基であり、Xは、例えば、臭化物、好ましくは、塩化物のようなハロゲン化物;硫酸塩;硫酸メチルのような硫酸アルキル;スルホン酸メチルのようなスルホン酸アルキル;または農業的に有用なアニオン基である。原則として、二価アニオン基も好適であり、これらは、アンモニウムカチオンに対応する化学量論量で使用する。
式Iの活性成分は、好ましくは、以下の中から選択される:
(a1) 式(Ia):
Figure 0004256161
の塩化N,N,N-トリメチル-N-β-クロロエチルアンモニウム(CCC);
(a2) 式(Ib):
Figure 0004256161
の塩化N,N-ジメチルピペリジニウム(MQC);
及び、
(a3) 式(Ic):
Figure 0004256161
の塩化N,N-ジメチルモルホリニウム(DMC)。
特に、活性成分(a1)および/または(a2)が好ましい。
本発明の実施形態によれば、活性成分(a)は、主として、式(Ia)または(Ib)の化合物、あるいは、これらの混合物から構成される。
特に、本発明は、多量の活性成分を含む組成物(濃縮物)に関する。従って、成分(a)の量は、一般に、組成物の全重量の10重量%以上、好ましくは、20重量%以上、特に、25重量%以上である。これに対し、概して、成分(a)は、便宜上組成物の全重量の70重量%未満、好ましくは、60重量%未満、特に、50重量%未満である。
別途記載のない限り、本明細書で記載した量は、一般に組成物の全重量を参照するものとする。概して、用語「本質的に」とは、本発明によれば、少なくとも90%、好ましくは、少なくとも95%、特に少なくとも98%の百分率を意味する。
本発明による組成物は水を含む。水は、特に、活性成分(a)の溶剤として働く。加えて、多量の水は、活性成分(a)とEO/POブロックコポリマーの混合物の均質性および流動性に好都合である。概して、水の量は、組成物全重量の10重量%以上、好ましくは、20重量%以上、特に25重量%以上であるのが好ましい。しかし、その一方で、多量の水は、特に、例えば、SC製剤を用いる場合でのように、加水分解に対して感受性の高い(例えば、固相形態の)さらなる活性成分を均質相に導入する場合に、組成物の安定性に悪影響を及ぼすことがある。また、多量の水は、粘度を低下させるため、固体成分の沈降に悪影響を及ぼす可能性がある。これらのことから、水の量は、組成物全重量の60重量%未満、好ましくは、55重量%未満、特に45重量%未満であるのが好ましい。
成分(c)として、本発明に従い用いられるエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー、またはそれらのエンドキャップ化誘導体は、それ自体公知である;参照:例えば、Fiedler H.P. Lexikon der Hilfsstoffe fur Pharmazie, Kosmetic und angrenzende Gebiete[薬剤、化粧品および関連分野のための補助剤事典]、Editio Cantor Verlag Aulendorf, 第4版、1996、記載品目”Pluronics”、”poloxamer”。これらは、薬剤、化粧品、作物保護および関連分野で広く用いられているノニオン界面活性剤である。
本発明によれば好ましいのは、
式(IVa):R16O-(C2H4O)p-(C3H6O)q-(C2H4O)r-R17 (IVa)
のポリマーか、又は、
式(IVb):R16O-(C3H6O)p-(C2H4O)q-(C3H6O)r-R17 (IVb)
のポリマー
[式中、p、q、rは、互いに独立して、2〜300、好ましくは、5〜200、特に、10〜150の範囲にある値に相当し、R16、R17は、互いに独立して、水素またはC−C−アルキル、C−C−アルキル−CO、特に、メチル、t−ブチルおよびアセチル、ならびに、エンドキャップに適したさらなる基である。]
から選択される任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーである。
式(IVa)のブロックコポリマーと比較して、式(IVb)のブロックコポリマーは、逆ブロックコポリマーとも呼ばれる。
好ましくは、本発明に従い用いるブロックコポリマーの重量平均分子量は、少なくとも500、好ましくは、少なくとも1,000、特に、少なくとも2,000である。概して、重量平均分子量が、50,000未満、好ましくは、25,000未満、特に15,000未満のブロックコポリマーを用いる。好ましい重量平均分子量の範囲は、500〜15,000、好ましくは、1,000〜15,000、特に、2,000〜10,000である。
実際に用いられるこのタイプのブロックコポリマーは、一般に、分子量、特に、EO/PO分布が特定の範囲内で変動する様々なポリマー鎖の混合物を構成する。従って、p、qおよびrは、当該分子セグメントの平均アルコキシル化度を示す。
EO/POブロックコポリマーの界面活性特性は、EOまたはPOブロックのサイズおよび構成に応じて異なる。概して、EOブロックは、分子の親水部分を形成するのに対し、POブロックは、分子の疎水分子を形成する。
式(IVa)のEO/POブロックコポリマーでは、ブロックコポリマーの全重量に対するEO百分率は、概して、10〜80重量%であり、分子量が高いほど、EO百分率が高いのが好ましい。
式(IVb)の逆EO/POブロックコポリマーでは、ブロックコポリマーの全重量に対するEO百分率は、10重量%以上、特に、20重量%以上であるのが好ましい。
EO/POブロックコポリマーは、エチレンオキシドをプロピレングリコールとの付加反応および/またはプロピレンオキシドをエチレンプロピレングリコールとの付加反応に付すことにより、それ自体公知の方法で調製することができる。従って、調製に応じた適切なpおよびrの値については、一般に一致した結果となる。
さらに、このようなブロックコポリマーおよび逆ブロックコポリマーの多数の典型例が、市販されており、本発明で例として挙げなければならないEO/POブロックコポリマーは、式(IVa)のコポリマーであり、これは、Pluronicの商標でBASFから市販されている。特に、実施形態L 121(EOが10重量%で、重量平均分子量が4,400、ならびに、p+r=10;q=68);10 R 5(EOが50重量%と重量平均分子量が1,950、ならびに、p+r=22;q=17);17 R 5(EOが40重量%で、重量平均分子量が2,650、ならびに、p+r=24;q=27);25 R 4(EOが40重量%で、重量平均分子量が3,600、ならびに、p+r=33;q=37);PE 6400(EOが40重量%で、重量平均分子量が2,900、ならびに、p+r=26;q=30);PE 6800(EOが80重量%で、重量平均分子量が8,000、ならびに、p+r=145;q=28);PE 10500(EOが50重量%で、重量平均分子量が6,500、ならびに、p+r=74;q=56)が挙げられる。EO/POブロックコポリマーは、CTFA からポロキサマー(poloxamer)の商標でも知られている。本発明に従い用いることのできるポロキサマーは、例えば、H.P. Fiedler:Lexikon der Hilfsstoffe fur Pharmazie, Kosmetik und angrezende Gebiete;Editio Cantor Verlag, Aurendorf、第4改訂および拡大版(1996)、1203に記載されている。この他にも、Unigema/ICIから、Synperonicsの商標で市販されているEO/POブロックコポリマー、特に、PE F、PE LおよびPE Pタイプ、ならびに、Clariantから商標Genapol、特に、Genapol PF 20、80および10(それぞれ、EOが20、80および10重量%)を挙げることができる。さらに、BASFから商標Pluronicで市販されている式(IVb)の逆EO/POブロックコポリマーも挙げられる。
概して、エンドキャップされたEO/POブロックコポリマーは、前記のブロックコポリマーに基づいている。このようなエンドキャップされたブロックコポリマーにおいて、末端ヒドロキシル基が、好適な基と反応し、好ましくは、C−C−アルキルまたは−アルコイル基、特に、メチル、t−ブチルおよびアセチル基でエーテル化またはエステル化される。
式(IVa)のEO/POブロックコポリマーが好ましい。
EO/POブロックコポリマーは、補助薬、特に活性増強の特性を有する。従って、湿潤剤としてのこのような添加剤の添加は、植物による活性成分の摂取を早めることができる。構成成分(c)の量が、組成物全重量の5重量%以上、好ましくは、7.5重量%以上、特に10重量%以上であれば有利である。これに対し、概して、成分(c)の量は、組成物全重量の50重量%未満、好ましくは、35重量%未満、特に30重量%未満であるのが好都合である。
本発明による組成物の特徴は、特に、均質相が、成分(d)として硝酸アンモニウムを含むことである。驚くことに、硝酸アンモニウムの添加により、本発明による成分(a)、(b)および(c)の均質混合物の製剤化が可能になる。含水量が比較的低くても、これがうまく達成できるのは特に有利である。
本発明は、従って、下記のものを含んでなる混合物を均質化するための硝酸アンモニウムの使用にも関する:
(a)式(I)の少なくとも1つの活性成分;
(b)水;
(c)場合に応じて、任意にエンドキャップされた、少なくとも1つのエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー。
特に、この均質化は、不均質の、特に2相の混合物を上記組成物の均質な、特に1相の、混合物に変換することに関する。硝酸アンモニウムの添加は、本発明による均質相の安定化に寄与する。特に、硝酸アンモニウムを用いれば、本発明による成分(a)、(b)および(c)の混合物のレオロジー的安定化が可能になる。従って、粘度を所望の様式で調節することができる。密度を高くすると、特に固相が沈降を防止されることから、SC製剤の場合、特に有利である。さらに、成分(c)と(d)を本発明に従って組み合わせることにより、含水量がかなり低い場合でも、アンモニア塩、特に塩化アンモニウムがほとんど沈降しない、製剤が得られる。さらに、硝酸アンモニウムの使用は、本発明に従って製剤化した生物調節剤の生物活性にプラスの効果、特に、活性増強効果をもたらす。
概して、成分(d)の量は、組成物全重量の5〜40重量%、好ましくは10〜35重量%、特に15〜30重量%である。
本発明の具体的実施形態によれば、組成物は、少なくとも1つのさらなる生物調節剤(bioregulator)を成分(e)として含む。
有用な生物調節剤として、例えば、3,5-ジオキソ-4-プロピオニルシクロヘキサンカルボン酸誘導体、例えば、欧州特許0 598 404 A1号に記載されたものが挙げられる。
好ましい実施形態によれば、本発明による組成物は、
(e1)式(II):
Figure 0004256161
[式中、RおよびRは、以下の意味を有する:
は、水素、アルキル、アルキル−S−アルキル、フェニル、置換フェニルであり、置換基は、好ましくは、アルキル、ハロゲンおよびアルコキシから選択される;
は、アルキル、シクロアルキル、ベンジル、置換ベンジル、フェネチル、フェノキシメチル、2−チエニルメチル、アルコキシメチル、アルキルチオメチルであり、置換基は、好ましくは、アルキル、ハロゲンおよびアルコキシから選択される]
の少なくとも1つの活性成分または、その農業的に有用な塩を含む。
好ましくは、基Rは、エチルを示し、基Rは、水素、アルキルまたは農業的に有用なカチオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、モノ−、ジ−またはトリアルキルアンモニウムなどを示す。
式(II)として示すものには、表示した構造の異性体、特に、互変異性体形態が含まれることに留意しなければならない。これは、例えば、式(IIa)を参照にして示される。
欧州特許第0 598 404 A1号の表1〜4に記載された活性成分(これらは、本明細書に記載した一部である)が特に好ましい。式(II)の活性成分として、特に好ましいのはプロヘキサジオン(prohexadione)塩、特に、式(IIa)のカルシウム塩:
Figure 0004256161
である。
概して、成分(e1)(もし存在するならば)の量は、組成物全重量の0.5〜30重量%、好ましくは、2〜25重量%、特に4〜20重量%であるのが好ましい。
好ましくは、組成物に存在する成分(e1)の全量は、少なくとも部分的に固体として存在する。残りの量(概して上記より少ない)は、均質相中に溶解させることができる。溶解させた成分(e1)の量は、組成物に存在する全量の1重量%未満、好ましくは、0.5重量%未満、特に、0.3重量%未満であるのが有利である。
成分として有用な生物調節剤のその他の例として、ジベレリン、特に、式(IIIa)の活性成分:
Figure 0004256161
[式中、基R、R、R、R、RおよびR10は、互いに独立して、水素またはヒドロキシルであり、破線は、1位および2位の炭素原子間、または2位および3位の炭素原子間のいずれか任意の二重結合を示す];
ならびに、式(IIIb)の活性成分:
Figure 0004256161
[式中、
11は、環Aが(i)さらなる官能基を有しないか、又は (ii)1,2−二重結合若しくは2,3−二重結合を有するか、又は(iii)3α位若しくは3β位にOH、F、Cl若しくはBrを有する(ここで、1,2−二重結合は存在してもしなくてもよい)か、又は(iv)1α位若しくは1β位にOH、F、Cl若しくはBrを有し(ここで、2,3−二重結合は存在してもしなくてもよい);
12は、HまたはOH、OC(=O)R15またはOR15であり;
13、R14は、互いに独立して、H、F、Cl、Br、アルキル、アルケニル、シクロアルキルまたはCHX(ここで、XはF、ClまたはBrである)であり;
15はアルキルである。]
が挙げられる。
本発明に従い有用な上記の16,17−ジヒドロジベレリンおよびさらなるジベレリンは、例えば、WO 93/03616、WO 96/06090、特にWO 00/02454に記載されている。式(IIIa)の具体的化合物は、WO 00/02454の第4および5ページに式(II)〜(IX)の化合物として記載されている。これらのジベレリンもまた、本明細書に含まれる。
特に好ましいのは、式(IIIc)の活性成分エキソ−16,17−ジヒドロ−GA5−13−アセテート:
Figure 0004256161
である。
概して、成分(e2)(もし存在すれば)の量は、組成物全量の0.1〜5重量%、好ましくは、0.2〜3重量%、特に、0.25〜1.5重量%である。
概して、組成物に存在する成分(e2)の全量は、少なくとも部分的に均質相中に溶解させる。残りの量(概して上記より少ない)は、均質相中に固体として存在することができる。
本発明の具体的実施形態によれば、上記組成物は、活性成分(a)だけではなく、活性成分(e1)も含む、すなわち、式(IIa)のプロヘキサジオン−カルシウムと一緒に、特に、式(Ia)および式(Ib)の塩化クロルメコートおよび/または塩化メピコートをそれぞれ含む。従って、この実施形態は、生物調節活性成分の組合せ(組合せ生成物)に基づく組成物に関する。この生物調節活性成分の組合せは、特に活性成分(e2)により補われる。
組合せ生成物における活性成分の相対量は、広い範囲で変動する。一形態によれば、上記組成物は、活性成分(e1)よりかなり多量(重量で)の活性成分(a)を含む。この(a)と(e1)の重量比は、典型的に、1.5:1〜20:1、好ましくは、2:1〜20:1、特に、2.5:1〜10:1の範囲にある。
本発明の具体的実施形態によれば、上記組成物は、界面活性成分(f)として、少なくとも1つのさらなる界面活性剤を含む。本発明では、「界面活性剤」という用語は、表面張力を下げる物質、または界面活性剤を意味する。
成分(f)は、成分(c)と同様の用途を果たす。特に、(f)は、分散剤または乳化剤として、特に、固体成分を懸濁液濃縮物に分散させるために、添加する。さらに、成分(f)は、湿潤剤として作用することができる。
一般に用いることができる界面活性剤として、アニオン、カチオンおよび両性界面活性剤、ポリマー界面活性剤、また、疎水基にヘテロ原子を含む界面活性剤を挙げることができる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸のカルボン酸塩、特に、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩、例えば、ステアリン酸カリウム(慣例的に、石鹸(soap)とも呼ばれている);グルタミン酸アシル;サルコシン酸塩、例えば、ラウリルサルコシン酸ナトリウム;タウレート(taurate);メチルセルロース;リン酸アルキル、特に、アルキル一リン酸エステルおよびアルキル二リン酸エステル;硫酸塩、特に硫酸アルキルおよび硫酸アルキルエーテル;スルホン酸塩、さらにはスルホン酸アルキルおよびアルキルアリールスルホン酸、特に、アリールスルホン酸およびアルキル置換アリールスルホン酸、例えば、リグノスルホン酸およびフェニルスルホン酸のようなアルキベンゼンスルホン酸、ナフタレン−およびジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩、またはドデシルベンゼンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、スルホン酸アルキルメチルエステル、ホルムアルデヒドとスルホン化ナフタレンおよびその誘導体との縮合物、ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒドおよび尿素とナフタレンスルホン酸、フェノール−および/またはフェノールスルホン酸との縮合物、モノ−またはジアルキルスルホコハク酸塩;ならびに、タンパク質加水分解産物およびリグノ−亜硫酸廃液が挙げられる。上記スルホン酸は、中性または、必要に応じて、塩基性塩の形態で用いるのが有利である。
カチオン界面活性剤としては、例えば、第四級化アンモニウム化合物、特に、アルキルトリメチルアンモニウムハライド、アルキルトリメチルアンモニウムアルキル硫酸塩、ジアルキルジメチルアンモニウムハライドおよびジアルキルジメチルアンモニウムアルキル硫酸塩、ならびに、ピリジンおよびイミダゾリン誘導体、特に、アルキルピリジニウムハライドが挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、式(V)の化合物、さらには、アルコキシレート、特に、エトキシレートが挙げられ、特に下記のものを挙げることができる:
−脂肪アルコールポリオキシエチレンエステル、例えば、ラウリルアルコールポリオキシエチレンエーテルアセテート、
−例えば、イソトリデシルアルコールのアルキルポリオキシエチレンエーテルおよびアルキルポリオキシプロピレンエーテル、ならびに、脂肪アルコールポリオキシエチレンエーテル、アルキルアリールアルコールポリオキシエチレンエーテル、例えば、オクチルフェノールポリオキシエチレンエーテル、
−アルコキシル化動物および/または植物脂肪および/または油、例えば、トウモロコシ油エトキシレート、ヒマシ油エトキシレート、牛脂エトキシレート、
−例えば、モノステアリン酸グリセロールのようなグリセロールエステル、
−脂肪アルコールアルコキシレートおよびオキソアルコールアルコキシレート、特に、下記のタイプ:
RO−(R19O)(R20O)21
(式中、R19およびR20は、互いに独立して、C、C、C、R21=H、またはC−C12−アルキル、R=C−C30−アルキルまたはC−C30−アルケニル、xおよびyは互いに独立に、0〜50であるが、両方が0であることはない)、例えば、イソトリデシルアルコールおよびオレイルアルコールポリオキシエチレンエーテルなど、
−アルキルフェノールアルコキシレート、例えば、エトキシル化イソオクチル−、オクチル−またはノニルフェノール、トリブチルフェノールポリオキシエチレンエーテルなど、
−脂肪アミンアルコキシレート、脂肪酸アミドアルコキシレートおよび脂肪酸ジエタノールアミドアルコキシレート、特にそれらのエトキシレート、
−糖界面活性剤、ソルビトールエステル、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル(モノオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、N-アルキルグルコンアミドなど、
−アルキルメチルスルホキシド、
−アルキルジメチルホスフィンオキシド、例えば、テトラデシルジメチルホスフィンオキシドなど。
両性界面活性剤としては、例えば、スルホベタイン、カルボキシベタインおよびアルキルジメチルアミンオキシド、例えば、テトラデシルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
ポリマー界面活性剤としては、例えば、タイプ(AB)、ABAおよびBABのジ−、トリ−および多ブロックポリマー、例えば、ポリスチレンブロックポリエチレンオキシド、ならびに、ABコーム(櫛型:comb)ポリマー、例えば、ポリメタクレートコームポリエチレンオキシドが挙げられる。
上記のもの以外に例として挙げられる界面活性剤として、ペルフルオロ界面活性剤、シリコーン界面活性剤、例えば、レシチンまたは化学的に修飾したレシチンのようなリン脂質、アミノ酸界面活性剤、例えば、N-グルタミン酸ラウロイル、ならびに、界面活性ホモ−およびコポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン、塩の形態をしたポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド、無水マレイン酸/イソブテンコポリマーおよびベニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマーがある。
別途記載のない限り、上記界面活性剤のアルキル鎖は、直線または分枝した基であり、通常、8〜20個の炭素原子を有する。
成分(f)のさらなる界面活性剤は、ノニオン界面活性剤から選択するのが好ましい。中でも、下記のものが好ましい:
(f1)式(V)のノニオン性界面活性剤、
[R18−CO−(EO)−] (V)
(式中、R18は、8〜30個の炭素原子を有する、直鎖または分枝の、飽和または不飽和の、非ヒドロキシル化、モノヒドロキシル化またはジヒドロキシル化脂肪族基であり、全xの合計は0〜100、yは1〜7であり、yが1のとき、Aはヒドロキシまたはアルコキシであり、yが2〜7のとき、Aはポリオールに由来(から誘導)する)。
これらは、場合に応じて、エトキシル化カルボン酸、ならびに、一または多官能価アルコール(ポリオール)のエステルである。
基R18は、特に、脂肪酸残基、例えば、前記のものから誘導される。従って、R18は、8〜30個、好ましくは、12〜24個、特に10〜24個の炭素原子を有する、直鎖または分枝した、特に、別々に二重に分枝した、飽和または不飽和、特に一、二または三不飽和の、場合に応じてモノヒドロキシル化またはジヒドロキシル化した脂肪族基であるのが有利である。これらは、特に、パルミチル、ステアリル、アラキジル、ヘキサデセニル、オレイル、リノリル、リノレニル、リシノレイル、エイコサニルおよびモノ−およびジヒドロキシステアリルが挙げられ、中でも、リシノレイルおよびオレイルが好ましい。
式(V)のノニオン界面活性剤がエトキシル化されている場合には、全xの合計は、一般に、3〜100、特に5〜50などの平均エトキシル化数を与える。
がヒドロキシルの場合には、y=1で、平均エトキシル化数は、5〜50が有利であり、好ましくは、15〜40である。本発明で挙げなければならない好適なポリエトキシレートは、特に、ヒマシ油ポリエトキシレート(castor oil polyethoxylates)およびオレイン酸ポリエトキシレートである。
が、1〜4個、好ましくは、1または2個の炭素原子を有する、任意に分枝したアルコキシであれば、y=1で、平均エトキシル化数は、3〜100、好ましくは、20〜50である。
が、3〜7個、特に、6個の炭素原子を有する、ポリオールから誘導される場合には、yの値は2〜7、好ましくは、3〜6である。ここで、基Aのy個のヒドロキシ水素原子は、各ケースで、1つの基R18−CO−(EO)−によって置換され、2つ以上の基R18および2つ以上の指数xは同じでも、または異なっていてもよい。好ましくは、2つ以上の基R18が同じであるのに対し、指数xは異なり、一般に、正規分布に従う。特に、Aは、ソルビトールまたはグリセロールのような糖アルコールから誘導される。好ましくは、Aは、ソルビトールを意味する。エトキシル化されている場合、平均エトキシル化数は、5〜50、好ましくは、15〜40である。本発明で挙げなければならない物質は、特に、対応するポリエトキシオレイン酸ソルビトールおよびポリ(イソ)ステアリン酸ソルビトールである。
成分(f1)として特に好ましいのは、ヒマシ油ポリエトキシレート、ポリエトキシオレイン酸ソルビトールおよびこれらの混合物である。
一般に、成分(f)、特に成分(f1)が、もし存在すれば、その量は、組成物全重量の0.5〜30重量%、好ましくは、1〜25重量%、特に5〜15重量%である。
本発明の特定の実施形態に従い、組成物は、成分(g)として少なくとも1つのさらなる助剤(auxiliary)を含む。
成分(g)は、多様な用途を有する。好適な助剤は、需要に合わせて、通常の方法により当業者が選択する。
例えば、追加する助剤は、下記のものから選択される:
(g1)カルシウム塩;
(g2)キレート剤;
(g3)尿素;
(g4)さらなる溶媒又は希釈剤
カルシウム塩としては、無機および有機酸の塩、特に、無機酸の水酸化物、硝酸塩およびハロゲン化物、または有機カルボン酸およびスルホン酸の炭酸塩およびスルホン酸塩が挙げられる。カルシウム塩は、均質相に可溶性であるのが好ましい。
一般に、成分(g1)がもし存在すれば、その量は、組成物全重量の0.1〜7.5重量%、好ましくは、0.2〜5重量%、特に0.4〜3重量%である。
好ましいキレート剤は、重金属、特に遷移金属と錯体を形成する化合物、例えば、EDTAおよびその誘導体である。
一般に、成分(g2)がもし存在すれば、その量は、組成物全重量の0.001〜0.5重量%、好ましくは、0.005〜0.2重量%、特に0.01〜0.1重量%である。
一般に、成分(g3)がもし存在すれば、その量は、組成物全重量の2〜30重量%、好ましくは、25重量%以下、特に20重量%までである。
水以外に、組成物には、組成物の可溶性成分の溶剤または不溶性成分の希釈剤を含有させてもよい。
一般に用いることができる物質は、例えば、鉱油、合成油、植物および動物油、さらには、アルコール、エーテル、ケトンなどの低分子量親水性溶剤である。
従って、挙げなければならない物質は、下記の通りである:第1に、中〜高沸点の鉱油画分のような非プロトン性または非極性溶剤または希釈剤、例えば、ケロセンやディーゼル油、コールタール油、炭化水素、液体パラフィン、例えば、n−またはイソ−アルカン系列のC−〜C30−炭化水素もしくはこれらの混合物、ベンゼンまたはナフタレン系列からの任意に水素添加した、もしくは部分的に水素添加した芳香族またはアルキル芳香族炭化水素、例えば、芳香族または脂環式C−〜C18−炭化水素化合物、脂肪族または芳香族カルボン酸またはジカルボン酸エステル、モノー、ジ−およびトリグリセリドのような、純粋な形態または混合物としての、例えば、天然材料の油性抽出物の形態をした植物または動物由来の脂肪または油、例えば、オリーブ油、ダイズ油、ヒマワリ油、ヒマシ油、ゴマ油、トウモロコシ油、ピーナッツ油、ナタネ油、アマニ油、アーモンド油、ヒマシ油、ベニバナ油、それらのラフィネート、例えば、水素添加したもしくは部分的に水素添加したそれらの製品、および/またはそれらのエステル、特にメチルおよびエチルエステル。
n−またはイソ−アルカン系列のC−〜C30−炭化水素の例として、n−およびイソ−オクタン、−デカン、−ヘキサデカン、−オクタデカン、−エイコサン、ならびに、液体パラフィン(工業グレード品質では、約5%以下の芳香族を含むことがある)のような炭化水素混合物、ならびに、Spraytex油の商品名でTexacoから市販されているC18−〜C24−混合物がある。
芳香族または脂環式C−〜C18−炭化水素化合物としては、特に、アルキル芳香族炭化水素系列からの芳香族または脂環式溶剤が挙げられる。これらの化合物は、非水素添加、部分的水素添加、または完全水素添加のいずれであってもよい。このような溶剤として、特に、モノ−、ジ−またはトリアルキルベンゼン、モノ−、ジ−またはトリアルキル−置換したテトラリンおよび/またはモノ−、ジ−、トリ−またはテトラアルキル−置換したナフタレン(ここで、アルキルは、C−C−アルキルであるのが好ましい)が挙げられる。このような溶剤の例として、トルエン、o−、m−、p−キシレン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、tert-ブチルベンゼンおよび混合物、例えば、ShellsolおよびSolvessoの商品名で市販されているExxon製品、例えば、Solvesso 100、150および200がある。
好適なモノカルボン酸エステルとして、オレイン酸エステル、特に、オレイン酸メチルおよびオレイン酸エチル、ラウリン酸エステル、特に、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ラウリン酸オクチルおよびラウリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸エステル、特に、パルミチン酸2−エチルヘキシルおよびパルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エステル、特にステアリン酸n−ブチルおよび2−エチルヘキシル2−エチルヘキサノエートがある。
好適なジカルボン酸エステルの例として、アジピン酸エステル、特に、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジ−n−ブチル、アジピン酸ジ−n−オクチル、アジピン酸ジ−イソ−オクチル(アジピン酸ビス(2−エチルヘキシル)とも呼ばれる)、アジピン酸ジ−n−ノニル、アジピン酸ジ−イソ−ノニルおよびアジピン酸ジトリデシル;コハク酸エステル、特にコハク酸ジ−n−オクチルおよびコハク酸ジ−イソ−オクチル、ならびに、ジ(イソ−ノニル)シクロヘキサン1,2−ジカルボキシレートがある。
一般に、前記の非プロトン性溶剤または希釈剤の量は、組成物全重量の30重量%未満、好ましくは、20重量%未満、特に、5重量%未満である。
これら非プロトン性溶剤または希釈剤には、補助剤、すなわち、特に活性増強の特性を有するものもある。これは、特に、前記モノ−およびジカルボン酸の場合に言えることである。この点から、このような補助剤は、さらなる製剤(独立した製品)を形成し、これを本発明の組成物と、好適な時点、一般的には、使用の直前に混合することができる。
これに対し、プロトン性もしくは極性溶剤または希釈剤として、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、シクロヘキサンおよび2−エチルヘキサノールのようなC−C−モノアルコール、ジエチルケトン、t−ブチルメチルケトンおよびシクロヘキサノンなどのC−C−ケトン、ならびに、N−メチル−およびN−オクチルピロリドンのような非プロトン性アミンを挙げなければならない。
一般に、前記のプロトン性もしくは極性の溶剤または希釈剤の量は、組成物全重量の30重量%未満、好ましくは、20重量%未満、特に、15重量%未満である。
特に、懸濁液濃縮物に対しては、沈降阻害剤を用いてもよい。これらは、特に、レオロジー的安定化に役立つ。特に、この場合について挙げることができる物質として、鉱物質、例えば、ベントナイト、タルサイト(talcite)およびヘクトライト(hectrite)がある。
有用と考えられるさらなる添加剤は、例えば、栄養および微量元素不足を改善するのに用いられる無機塩溶液、非植物毒性油および油濃縮物、アンチドリフト試薬、消泡剤、特に、シリーコンタイプのもの、例えば、Silicon SL(Wackerから市販されている)などにみいだすことができる。
具体的実施形態によれば、本発明は、下記のものを含む懸濁濃縮物に関する:
(a)10〜70重量%の、(a1)式(Ia)の塩化N,N,N−トリメチル−N−β−クロロエチルアンモニウムおよび式(Ib)の塩化N,N−ジメチルピペリジニウムから選択される少なくとも1つの活性成分;
(b)10〜60重量%の水;
(c)5〜50重量%の、式(IVa)の少なくとも1つの任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー;
(d)5〜40重量%の硝酸アンモニウム;
(e1)0.5〜30重量%の式(IIa)のプロヘキサジオン−カルシウム。
この実施形態は、任意に以下に挙げる1以上の成分を好適に含むことができる:
(f1)0.5〜30重量%の、式(V)の少なくとも1つのノニオン界面活性剤;
(g1)0.1〜7.5重量%の少なくとも1つのカルシウム塩。
本発明による組成物は、それ自体公知の方法で調製することができる。このため、成分の少なくともいくつかを組み合わせる。本発明では、様々な構成成分に寄与し得る成分を有する製品、特に市販の製品を使用できることに留意しなければならない。例えば、特定の物質を非プロトン性溶剤に溶解させ、この製品が様々な構成成分に寄与できるようにする。さらに、少量の不要な物質が市販の製品と一緒に導入されるかもしれない。例えば、処理することにより本発明の組成物を形成する製品は、組成物中に存在するカチオン、例えば、アンモニウム、特にカルシウムイオンと可溶性塩を個別に形成することができるアニオンの含有率が可能な限り低いという条件の下で選択するのが有利である。混合物として、組み合わせた物質は、一般に、互いに強力に混合することにより、均質の混合物を形成し、必要であれば、例えば、懸濁液の場合、粉砕する。
混合は、例えば、KPG攪拌器または磁気攪拌器のような適した装置を用いて均質化するなど、それ自体公知の方法で実施することができる。
粉砕も、それ自体公知の方法である。用いることができる粉砕要素は、ガラス粉砕要素またはその他の鉱物もしくは金属粉砕要素であり、概して0.1〜30mm、特に0.6〜2mmのサイズである。一般に、混合物は、所望の粒径が達成されるまで粉砕する。
一般に、粉砕は、循環操作として、すなわち、SCをポンプで送り込んで循環させるか、または通過操作として、すなわち、SCバッチを完全に、かつ繰り返し、ポンプで送り込むか又はミルを通過させて実施することができる。
粉砕は、通常のボールミル、ビーズミルまたは攪拌ミル、例えば、Dynoミル(Bachofen)を用いて、実施することができ、その際のバッチサイズは、例えば、通過操作として知られるものでは、0.5〜1リットルである。数回(特には、4〜6回)の通過(ローラーポンプによる送り込みで、懸濁液をミルにと通す)後、顕微鏡による評価に基づいて、0.5〜10μmの平均粒径を達成する。
特定の実施形態によれば、本発明は、構成成分を組み合わせる(combining the components)ことにより、組成物を調製する方法であって、その際、硝酸アンモニウムおよび炭酸カルシウムの混合物を用いる。この方法は、従来のおよび/または市販の肥料顆粒(fertilizer granules)を使用できるだけでなく、同時に構成成分(g1)に寄与するという利点も有する。有利に用いられる硝酸アンモニウム−炭酸カルシウム含有混合物、特に肥料混合物は、炭酸カルシウムの量が、混合物全重量の0.5〜7.5重量%、好ましくは、1〜5重量%、特に2〜4重量%のものである。次に、工程を実施する際、好ましくは、少なくとも一部の炭酸カルシウムを酸と反応させる。これにより、対応するカルシウム塩が得られ、これは、構成成分(g1)に寄与する。便宜上、炭酸カルシウムに対して、化学量論量より若干少ないか又は等モル量、例えば、約0.8〜1モル当量の酸を用いる。
本発明はまた、考えられる多様な用途、例えば、植物生産、農業および園芸における、生物調節剤として本発明の組成物の使用に関する。
例えば、生物調節活性成分は、植物の成長に影響を及ぼすことができる(成長調節剤)。植物のほぼ全発育段階で見ることができる。
従って、例えば、植物の栄養成長を大幅に阻害することができ、これは、特に、長軸方向の成長の抑制に現れる。従って、処理した植物は、発育の阻害を呈示し、しかも、葉の色は暗くなる。道端、生垣、水路の堤防、ならびに、公園、スポーツ用グラウンドおよび果樹園などの芝生、観賞用芝生や飛行場での雑草の成長が抑制されれば、面倒で、費用のかかる除草作業が少なくなるため、実際に有利である。
また、経済的にも、倒伏しやすい作物、例えば、穀物、トウモロコシおよびヒマワリの自立能力が改善されることから利点がある。この過程で、茎が短くなると共に、強くなるが、これによって、収穫前の悪天候のために、植物が「倒伏する」(倒れる)危険性を低減または排除する。さらに、ワタにおいて、長軸方向の成長を阻害し、時間の経過により成熟過程を改変する上で、成長調節剤の使用は重要である。これによって、この作物植物の完全に機械的な収穫が可能になる。果樹やその他の樹木では、成長調節剤の使用により、剪定費用を節約することができる。加えて、成長調節剤の使用により、果樹の隔年結果を回避することもできる。成長調節剤を用いることにより、植物の横方向の枝分かれを増加または阻害することも可能である。これは、葉の成長を促すため、横方向の若枝(吸枝)の形成を阻害したい場合、例えば、タバコ植物の場合に、有利である。
成長調節剤の使用により、例えば、冬ナタネの場合に、耐霜性を相当に高めることができる。本発明では、第一に、長軸方向の成長、ならびに、多すぎる葉または植物バイオマス(従って、特に霜に弱い)の増大を阻害する。これに対し、若いナタネ植物は、好ましい成長条件にもかかわらず、種まきから、冬季の霜が降りるまで、栄養成長を保持させる。従って、早いうちに花の阻害を克服し、生殖期に入ろうとする植物の霜による損傷の危険性も排除する。その他の作物、例えば、冬穀物においても、成長調節剤での処理によって、立ち木からの分げつが秋に良好であると同時に、立ち木が冬の開始時点で多すぎない点で、有利である。このように、霜に対する感受性の増加ならびに(比較的少ない葉または植物バイオマスに起因する)様々な疾患による攻撃(例えば、真菌性疾患)を予防することができる。さらに、栄養成長の阻害により、多数の作物植物において、土壌での植物密度を高くすることが可能になり、これによって、耕作面積に対して高い収穫高を達成することができる。
成長調節剤を用いて、植物部分および植物成分の収量増加を達成することができる。従って、例えば、芽、花、葉、果実、穀粒、根および塊茎量の高度の成長を誘導する、テンサイ、サトウキビ、およびカンキツ属果実の糖分を増加する、穀類もしくはダイズのタンパク質含有量を高める、あるいは、ゴムの木を刺激して、ラテックス流量を増加することも可能である。本発明では、活性成分は、植物代謝に関与する、または栄養および/または生殖成長を促進もしくは阻害することにより、収穫高の増加をもたらすことができる。最後に、成長調節剤を用いて、発育期を短縮または延長するだけではなく、収穫前もしくは後の収穫植物部分の成熟度を加速または遅延させることも可能である。
例えば、カンキツ果実、オリーブまたはその他の種、ならびに、各種仁果、石果および堅殻果の場合には、一定期間集中する裂開、または樹木への付着力の低下により、収穫を容易にするのは経済的に有利である。同じ作用機構、すなわち、植物の果実と、葉または苗条部分の間の器官脱離組織の形成の促進は、例えば、ワタなどの有用な植物の容易に制御された落葉にも不可欠である。
さらに、成長調節剤を用いて、植物の水分消費を減らすことができる。これは、人工的に灌漑の必要があり、それが非常に費用がかかる農地、例えば、乾燥、または半乾燥地域において、特に重要である。成長調節剤を用いて、灌漑の強度を低下することができるため、管理の経済性が向上する。成長調節剤の作用によって、中でも、気孔の開口度が減少し、これまでより厚い表皮および角皮が形成され、土壌への根の張りが改善され、蒸散葉面積が縮小する、あるいは、成長の小型化により作物植物植生における微小区域が好ましく影響されるため、既存の水の使用が改善される。
本発明による組成物は、具体的には、穀物生産、特に、コムギ、オオムギ、オーツおよびライムギまたはその他、トウモロコシやコメにおける成長調節剤として用いる。
このため、本発明の組成物は、使用前に通常の方法で、一般的には稀釈により、使用に適した形態に変換する。水またはその他の非プロトン性溶剤を用いた稀釈を、例えば、タンクミックス法(tank mix method)により実施するのが好ましい。噴霧用混合物の形態で使用するのが好ましい。一般に、上記組成物の使用は、植物の発生前または後に実施する。
通常のタンクミックス噴霧用混合物については、0.2〜5.0、好ましくは、0.3〜3.0、特に、0.35〜2.0lの本発明の組成物を水で50〜2,000l、特に100〜1,000l(1ヘクタール当たり)まで稀釈する。必要に応じて、0.1重量%〜5重量%(噴霧用混合物に基づいて)のさらなるアニオン、カチオンまたはノニオン界面活性剤、助剤、ポリマーおよび/または前述したその他の除草活性成分をタンクミックス噴霧用混合物に添加する。このような界面活性剤および助剤のための物質の例はすでに記載した。特に挙げるべき物質として、デンプンおよびデンプン誘導体、例えば、カルボキシル−およびスルホ−含有デンプン(Union Carbide Corp.によるNu-Film)、ならびに、展着剤(spreading agents)およびエキステンダー(extenders)、例えば、Miller Chemical & Fertilizer Corp.によるVapor Guardがある。
本発明によれば、アルキル、アルコキシなどの用語は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec-ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、イソ−ノニル、n−デシル、イソ−デシル、n−ウンデシル、イソ−ウンデシル、n−ドデシル、イソ−ドデシル、n−トリデシル、イソ−トリデシル、ステアリル、n−エイコシルなどの直鎖または分枝した炭化水素基を包含し、これらは、好ましくは、別途記載のない限り、短鎖の基の場合、1〜8個、特に1〜6個、特に好ましくは、1〜4個の炭素原子、また、長鎖の基の場合には、6〜30個、特に8〜24個、特に好ましくは、12〜24個の炭素原子を有する。
「シクロアルキル」という用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、特にシクロヘキシルなどの任意にC−C−アルキルによって一、二または三置換された一または二環式飽和炭化水素基を包含し、好ましくは、別途記載のない限り、3〜10個、特に3〜6個、特に好ましくは、6個の炭素原子を有する。前述したことは、対応する二価の基としての「シクロアルキレン」にも同様に当てはまり、中でも、シクロアルカ−1−イレン(ylene)が好ましい。
「アルケニル」という用語は、エチニル、プロパ−2−エン−1−イル、オレイルなどのように、1、2または3つの二重結合を有する直鎖または分枝した不飽和炭化水素基を包含し、これらは、好ましくは、別途記載のない限り、短鎖の基の場合、3〜8個、特に2〜6個、特に好ましくは、2〜4個の炭素原子、また、長鎖の基の場合には、6〜30個、特に、8〜24個、特に好ましくは、12〜24個の炭素原子を有する。
「アルキレン」という用語は、メチレン、エタ−1,1−イレン、エタ−1,2−イレン、プロパ−1,1−イレン、プロパ−1,2−イレン、プロパ−1,3−イレン、プロパ−2,2−イレン、ブタ−1,1−イレン、ブタ−1,2−イレン、ブタ−1,3−イレン、ブタ−1,4−イレン、ブタ−2,2−イレン、2−メチルプロパ−1,3−イレン、ペンタ−1,1−イレン、ペンタ−1,2−イレン、ペンタ−1,3−イレン、ペンタ−1,4−イレン、ペンタ−1,5−イレン、ペンタ−2,2−イレン、ペンタ−2,3−イレン、ペンタ−2,4−イレン、ペンタ−3,3−イレン、1−メチルブタ−1,4−イレン、2−メチルブタ−1,4−イレンなどの直鎖または分枝した二価の基を包含し、これらは、好ましくは、別途記載のない限り、2〜18個、特に2〜10個、特に好ましくは、2〜6個の炭素原子を有する。
用語「ハロゲン」とは、好ましくは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素、特に、フッ素、殊に塩素を示す。
以下に挙げる実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。
調製例
参照例1:SL製剤
実施例に記載するSL製剤は、磁気攪拌器を用いて、様々な構成成分を攪拌することにより、調製する。活性成分塩化クロルメコート(塩化クロロコリンについてはCCCと略す)を、750 g/l CCCの水性活性成分濃縮物として用いた。塩化メピコート(以後MQCと略す)を610 g/l MQCの水性活性成分濃縮物として用いる。
参照例2:SC製剤
実施例に記載するSC製剤を調製するために、活性成分濃縮物を適切な量の硝酸アンモニウムと50gの水で処理する。硝酸アンモニウムを攪拌しながら溶解させる。次に、各々の例で記載したその他の構成成分を添加した後、活性成分が50g/lに達するまでプロヘキサジオンカルシウムを攪拌投入し、水を加えて1lまでの混合物を調製する(約50ml)。
次に、15℃の予備冷却設定、および生成物排出地点(5l/時のローラーポンプ)で高くとも25℃で、1mmガラスビーズを用いて、0.5ベンチトップ(benchtop)Dynoミルにおいて5回の粉砕サイクルに上記混合物を付すことにより、粒子の約80%が2μm以下の粒径になるようにする。最後に、消泡剤Silikon SREを攪拌しながら1.0 g/lまで添加する。
実施例1〜45:SL製剤
参照例1の調製方法を用いて、SL製剤を以下の表1および2に記載したように調製する(実施例1〜45)。
Figure 0004256161
実施例1〜7から、低い含水率で2相の混合物が、45%以上の比較的高い含水率からしか1相混合物への転移を経ないことがわかる。しかし、このような1相混合物も濁っており、保存が長引くと2相系への転移を経る。
硝酸アンモニウムを添加すると、対応する実施例8〜14から、含水量が実質的に低いとき、1相均質系がすでに得られることがわかる。実施例8および9では、塩化アンモニウムの沈降がまだ認められ、これらの系が高粘度またはペースト状であるのに対し、粘稠系または低粘度の系が、含水量を増加した実施例10〜14で得られている。例えば、実施例10〜12の粘度は、それぞれ約680、168および45mPaである。
これとは対照的に、実施例16〜21、23〜28、30および31は、硝酸アンモニウム以外のアンモニウム塩の添加により2相系が得られたが、実施例15、22および29による硝酸アンモニウムの添加では、それ以外は同じ条件下で、1相の、特に、流動性の系が得られた。
硝酸アンモニウムを添加しないと、さらなる界面活性化合物、例えば、以下の実施例32〜38で用いた(グリセロール)脂肪酸エトキシレート、アルキルグリコシドまたはポリエトキシル化ソルビトールポリ脂肪酸エステルを、本発明のEP/POブロックコポリマーと一緒に用いても、1相系を達成することができない。しかし、硝酸アンモニウムの添加により、これらの混合物は、厳密に1相系に変換することができる(実施例39〜45を参照)。
Figure 0004256161
実施例46〜52:SC製剤
参照例2による調製方法を用いて、SC製剤を以下の表3に記載したように調製する(実施例46〜52)。
Figure 0004256161
物理的特性:安定性
懸濁液濃縮物(実施例46〜52)安定性を加速保存試験において評価する。このために、サンプルを密封したガラス容器中に14日間54℃で保存する。次に、活性成分濃度を測定する。本来の活性成分含有率に対するこの値は、懸濁液濃縮物の安定性の指標となる。
Figure 0004256161
均質相に基づく実施例46〜52に記載されたSC製剤は、異論なく、54℃で14日間の保存の前後、物理的に、かつ乳濁液として均質であった。保存の安定性を2つの活性成分の分解に基づいて評価したところ、すべての実施例が、95%以上の残留活性成分を有し、満足なものであった。塩化カルシウムの添加により、プロヘキサジオン−カルシウムがさらに安定化された。
上記実施例で用いた活性成分および助剤を以下の表4に記載する。
Figure 0004256161

Claims (33)

  1. (a)式(I):
    Figure 0004256161
    [式中、R1、R2及びXは以下の意味を有する:
    R1は、C1-C4-アルキルであり;
    R2は、C1-C4-アルキル、シクロペンテニル、ハロ-C1-C6-アルキル; か、又はR1とR2とは一緒になって基-(CH2)5-、-(CH2)2-O-(CH2)2-若しくは-(CH2)-CH=CH-(CH2)-NH-であり;
    Xは、アニオン基である。]
    の少なくとも1つの活性成分;
    (b)水;
    (c)少なくとも1つの、任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー;
    (d)硝酸アンモニウム
    を含む、均質相(homogeneous phase)に基づく組成物。
  2. 該均質相が少なくとも1.04 g/l密度を有する請求項1記載の組成物。
  3. 式Iの活性成分が:
    (a1) 式(Ia):
    Figure 0004256161
    の塩化N,N,N-トリメチル-N-β-クロロエチルアンモニウム;
    (a2) 式(Ib):
    Figure 0004256161
    の塩化N,N-ジメチルピペリジニウム;
    及び、
    (a3) 式(Ic):
    Figure 0004256161
    の塩化N,N-ジメチルモルホリニウム;
    から選択される請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 成分(a)の量が組成物全重量の10重量%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 成分(a)の量が組成物全重量の70重量%未満である請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 水の量が組成物全重量の10重量%以上である請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 水の量が組成物全重量の60重量%未満である請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーが、
    式(IVa):R16O-(C2H4O)p-(C3H6O)q-(C2H4O)r-R17 (IVa)
    のポリマーか、又は、
    式(IVb):R16O-(C3H6O)p-(C2H4O)q-(C3H6O)r-R17 (IVb)
    のポリマー
    [式中、p、q、rは、互いに独立して、3〜250 範囲の値に相当し、そしてR16、R17は、互いに独立して、水素、C1-C4-アルキル及びC1-C4-アルキル-COである。]
    から選択される請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 成分(c)の量が組成物全重量の5〜50重量%である請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 成分(d)の量が組成物全重量の5〜40重量%である請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. (e1)式(II):
    Figure 0004256161
    [式中、R3及びR4は以下の意味を有する:
    R3は、水素、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルキル-S-C1-C4-アルキル、フェニル、置換フェニルであり;
    R4は、C1-C4-アルキル、C3-C6-シクロアルキル、ベンジル、置換ベンジル、フェネチル、フェノキシメチル、2−チエニルメチル、C1-C4-アルコキシメチル、C1-C4-アルキルチオメチルである。]
    の少なくとも1つの活性成分又はその農業的に有用な塩を含む請求項10記載の組成物。
  12. 基R4がエチルを表し、基R3が水素、C1-C4-アルキル又は農業的に有用なカチオンを表す請求項11記載の組成物。
  13. 式IIの活性成分が式(IIa):
    Figure 0004256161
    のプロヘキサジオン-カルシウムである請求項12記載の組成物。
  14. 成分(e1)の量が組成物全重量の0.5〜30重量%である請求項11〜13のいずれかに記載の組成物。
  15. (e2)式(IIIa):
    Figure 0004256161
    [式中、基R5、R6、R7、R8、R9及びR10は、互いに独立して、水素又はヒドロキシルであり、破線は1位と2位との炭素原子間、又は2位と3位との炭素原子間のいずれかの任意の二重結合を示す。]
    の少なくとも1つの活性成分;
    及び/又は、式(IIIb):
    Figure 0004256161
    [式中、R11は、環Aが(i)さらなる官能基を有しないか、又は (ii)1,2−二重結合若しくは2,3−二重結合を有するか、又は(iii)3α位若しくは3β位にOH、F、Cl若しくはBrを有する(ここで、1,2−二重結合は存在してもしなくてもよい)か、又は(iv)1α位若しくは1β位にOH、F、Cl若しくはBrを有する(ここで、2,3−二重結合は存在してもしなくてもよい)ことを示し;
    R12はH又はOH、OC(=O)R15又はOR15であり;
    R13、R14は、互いに独立して、H、F、Cl、Br、C1-C6-アルキル、C2-C6-アルケニル、C3-C6-シクロアルキル又はCH2X(ここで、XはF、Cl又はBrである)であり;
    R15はC1-C6-アルキルである。]
    の少なくとも1つの活性成分;
    を含む請求項10〜14のいずれかに記載の組成物。
  16. 式(IIIb)の活性成分が式(IIIc):
    Figure 0004256161
    のエキソ-16,17-ジヒドロ-GA5-13-アセテートである請求項15記載の組成物。
  17. 成分(e2)の量が組成物全重量の0.1〜5重量%である請求項15又は16に記載の組成物。
  18. (f)少なくとも1つのさらなる界面活性剤、を含む請求項1〜17のいずれかに記載の組成物。
  19. 界面活性剤が(f1)式(V):
    [R18-CO-(EO)x-]yA1 (V)
    [式中、R18は直鎖若しくは分枝の、飽和若しくは不飽和の、非ヒドロキシル化の、モノヒドロキシル化の又はジヒドロキシル化の8〜30炭素原子を有する脂肪族基であり、全xの合計は0〜100であり、yは1〜7であり、yが1の場合、A1はヒドロキシル又はC1-C4-アルコキシであり、又は、yが2〜7の場合、A1はC3-C7-ポリオールに由来する。]
    のノニオン性界面活性剤から選択される請求項18記載の組成物。
  20. 成分(f1)が、ヒマシ油ポリエトキシレート(castor oil polyethoxylates)、ソルビトールポリエトキシオレート(sorbitol polyethoxyoleates)、ソルビトールポリエトキシイソステアレート(sorbitol polyethoxyisostearates)及びこれらの混合物から選択される請求項19記載の組成物。
  21. 成分(f1)の量が組成物全重量の0.5〜30重量%である請求項19又は20に記載の組成物。
  22. (g):
    (g1)カルシウム塩
    (g2)キレート剤
    (g3)尿素
    (g4)さらなる溶媒又は希釈剤
    から選択される少なくとも1つのさらなる助剤を含む請求項1〜21のいずれかに記載の組成物。
  23. 成分(g1)の量が組成物全重量の0.1〜7.5重量%である請求項22に記載の組成物。
  24. 成分(g2)の量が組成物全重量の0.001〜0.5重量%である請求項22又は23に記載の組成物。
  25. (a)式(Ia)及び/又は(Ib)の少なくとも1つの活性成分を10〜70重量%:
    (a1) 式(Ia):
    Figure 0004256161
    の塩化N,N,N-トリメチル-N-β-クロロエチルアンモニウム;
    (a2)式(Ib):
    Figure 0004256161
    の塩化N,N-ジメチルピペリジニウム;
    (b)水を 10〜60重量%;
    (c)式(IVa):
    R16O-(C2H4O)p-(C3H6O)q-(C2H4O)r-R17 (IVa)
    [式中、p、q、r、R16及びR17は請求項8で述べた意味を有する]
    の少なくとも1つの任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーを 5〜50重量%;
    (d)硝酸アンモニウムを5〜40重量%; 及び
    (e1)式(IIa):
    Figure 0004256161
    の活性成分を0.5〜30重量%;
    を含む請求項1記載の組成物。
  26. 硝酸アンモニウム及び炭酸カルシウムの混合物を用いる、成分を組み合わせることによる請求項1〜25のいずれかに記載の組成物の製造方法。
  27. 肥料顆粒を用いる請求項26に記載の組成物の製造方法。
  28. 炭酸カルシウムの量が組成物全重量の0.5〜7.5重量%である請求項26又は27に記載の方法。
  29. 少なくとも一部の該炭酸カルシウムを酸と反応させる請求項26〜28のいずれかに記載の方法。
  30. (a)式(I):
    Figure 0004256161
    [式中、R1、R2及びXは請求項1に定義したとおりである。]
    の少なくとも1つの活性成分;
    (b)水;
    (c)少なくとも1つの任意にエンドキャップされたエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー;
    を含む混合物を均質化(homogenizing)するための硝酸アンモニウムの使用。
  31. 植物の生産、農業及び園芸における植物の成長調節剤としての請求項1〜25のいずれかに記載の組成物の使用。
  32. タンクミックス法による請求項31記載の使用。
  33. 穀物生産における植物の成長調節剤としての請求項31又は32記載の使用。
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