JP4249387B2 - デスクトップ・コンピュータおよび多数のモバイル・デバイス間における双方向処理システムおよび方法 - Google Patents

デスクトップ・コンピュータおよび多数のモバイル・デバイス間における双方向処理システムおよび方法 Download PDF

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Description

【0001】
(発明の背景)
本発明は、一般にハンドヘルド携帯コンピュータとして知られているパーソナル・モバイル計算機に関する。更に特定すれば、本発明は、デスクトップ・コンピュータおよび多数のモバイル・デバイス間において双方向処理を可能にするシステムおよび方法に関するものである。
【0002】
モバイル・デバイスとは、小型電子計算機であり、パーソナル・デスクトップ・コンピュータと呼ばれることも多い。このようなモバイル・デバイスの1つが、ハンドヘルドPC(または「H/PC」)であり、ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporation(マイクロソフト社)が販売するWindows CEブランドのオペレーティング・システムを基本とし、これを含む。このようなモバイル・デバイスは、小型ではあるが、ワード・プロセッシング、スプレッド・シート・プログラム、個人金銭管理およびゲーム等、更にこれ以外にも名前をあげることができる多種多様の計算機タスクおよびアプリケーションを実行することができる。多くの観点において、これらのプログラムは、個々のデスクトップ・コンピュータ上に常駐するプログラムと非常に似通っている。アプリケーションの中には、モバイル・デバイスでは、デスクトップ・コンピュータ上で使用可能な程多くの機能を有していない場合もあるが、しかしながら、ラップトップ・コンピュータであっても利用できなかったり、あるいは便利に使用できないような現場においてデータの更新や変更を行う手段として非常に価値がある。
【0003】
また、モバイル・デバイスをデスクトップ・コンピュータと共に用いることも一般的である。例えば、モバイル・デバイスのユーザは、仕事場または家庭において、デスクトップ・コンピュータにアクセスすることや、使用することもできる。ユーザは、通常、デスクトップ・コンピュータおよびモバイル・ユニット双方で同じ種類のアプリケーションを走らせることができる。したがって、モバイル・デバイスをデスクトップ・コンピュータと結合し、モバイル・デバイスと情報を交換したり、情報を共有するように設計することは非常に有利である。多くのアプリケーションでは、ユーザは、どのデスクトップ・コンピュータにモバイル・デバイスを結合するか、即ち、構成し作業を行うのか決定しなければならない。選択したモバイル・デバイスと共に作業を行うデスクトップ・コンピュータを指定即ち構成してしまうと、このデスクトップ・コンピュータは、他のモバイル・デバイスとは便利に使用することができない。この制約は、例えば、多くのユーザがデスクトップ・コンピュータ上の共通データベースと双方向処理を行うことが望ましい場合、特に不利である。例えば、営業チーム(sales force)が個々にホーム・オフィスに戻り、営業チーム内の全員で共有する共通データベースを有する指定のデスクトップ・コンピュータと双方向処理を行うことが考えられる。個々の営業部員は、各々、彼らのモバイル・デバイスの各々を更新しデータベース内に最新の情報を取り込んだり、あるいは現場で得られた情報で共通データベースを更新することができる。従来技術のシステムは、ユーザがモバイル・デバイスをデスクトップ・コンピュータに接続する度に、各ユーザが通信およびデータ転送パラメータを再構成しなければならないので、便利に使用することができない。多くの状況では、ユーザの各々は同じタイプのモバイル・デバイスを用いなければならない。
【0004】
単一のデスクトップ・コンピュータと複数のモバイル・デバイスとの間における双方向処理を改善する必要性は以前からある。特に、複数のモバイル・デバイスがデスクトップ・コンピュータと双方向処理を行うことを可能としつつも、ユーザによる過度なコンフィギュレーション量を必要とせず、更にデスクトップ・コンピュータと双方向処理を行う他のユーザとは無関係に、ユーザが特定のモバイル・デバイスを使用する選択を可能にすることが求められている。
(発明の概要)
本発明は、これらの要望を満たすにあたり、デスクトップ・コンピュータのようなコンピュータと、複数のモバイル・デバイスとの間における双方向処理システムおよび方法を提供する。これは、第1モバイル・デバイスおよびコンピュータ上で第1識別子を格納し、第2モバイル・デバイスおよびコンピュータ上で第2識別子を格納することを含み、この場合第2識別子は第1識別子とは異なるものである。各モバイル・デバイスそれぞれに格納した各識別子を基準として、コンピュータに1組の設定値を格納する。モバイル・デバイスの1つをコンピュータに接続する際、接続したモバイル・デバイス内に格納してある識別子を、コンピュータ上に格納してある識別子と比較する。対応する識別子が見つかった場合、格納してあるそれぞれの組の設定値の関数として、接続したモバイル・デバイスとコンピュータとの間における双方向処理を制御する。
(好適な実施形態の詳細な説明)
図1は、本発明が動作する典型的なシステム即ち環境2のブロック図である。環境2は、第1モバイル・デバイス3Aおよび第2モバイル・デバイス3Bを含む。モバイル・デバイス3Aおよび3Bの各々は、5A、5Bおよび5Cで示す1つ以上のアプリケーション・プログラムや、アプリケーション・プログラム5A〜5Cが用いるオブジェクト、データ・ファイルおよび/またはデータベースを格納するために用いる記憶装置6とを含む。ここではデスクトップ・コンピュータ4として示すコンピュータも、7A、7B、7Cおよび7Dで示す1つ以上のアプリケーション・プログラムや、アプリケーション・プログラム7A〜7Dが用いるオブジェクト、データ・ファイルおよび/またはデータベースを格納するために用いる記憶装置8を含む。状況によっては、記憶装置6および8上のオブジェクトの少なくとも一部をコピーするかあるいは転送することにより、モバイル・デバイスまたはデスクトップ・コンピュータ4のどちらを用いているかには係らずに、ユーザが同じ情報にアクセス可能とすることが望ましい場合がある。ここでは各モバイル・デバイス3Aおよび3Bが同じアプリケーション・プログラム5A〜5Cを含むように図示しているが、ここで理解すべきは、各モバイル・デバイス3Aおよび3Bは、各ユーザが所望する通りに、1つまたは多数のアプリケーション・プログラムを含み、その内の一部がデスクトップ・コンピュータ4上に常駐するアプリケーション・プログラム7A〜7Dと対応するように個別に構成することができるという点である。また、モバイル・デバイス3Aおよび3Bは、同じ製造会社が製造したものである必要はなく、しかも本環境2において同一に動作する必要もないことも理解されよう。言い換えると、モバイル・デバイス3Aおよび3Bは、異なるCPUプラットフォームを用い、異なる動作特性を有する異なるベンダが製造することが可能である。しかしながら、モバイル・デバイス3Aおよび3Bの各々は、シリアル接続、赤外線リンクまたはモデム接続というような複数の公知の接続機構9の1つを用いて、デスクトップ・コンピュータ4に接続可能である。更に別の接続機構9が、1998年4月10日に出願した、“SYSTEM AND METHOD FOR INTERACTION BETWEEN A DESKTOP COMPUTER AND MULTIPLE MOBILE DEVICES”「デスクトップ・コンピュータおよび多数のモバイル・デバイス間における双方向処理システムおよび方法」と題する米国特許出願第09/058,685号に記載されている。これは、本願と同一譲受人に譲渡され、この言及により本願にも全体が含まれるものとする。図示の実施形態では、モバイル・デバイス3Aは、接続機構9を用いて、デスクトップ・コンピュータ4に接続してある。あるいは、望ましい場合には、接続機構9を用いて、モバイル・デバイス3Bをデスクトップ・コンピュータ4に接続することも可能である。ここでは、2台のモバイル・デバイス3Aおよび3Bがデスクトップ・コンピュータ4に接続可能であることを示すが、望ましければ、同一または異なるモバイル・デバイス・ベンダが製造した追加のモバイル・デバイスもデスクトップ・コンピュータ4に接続することも可能である。
【0005】
一般に、デスクトップ・コンピュータ4は、10で示すパートナーシップ情報も含み、これを記憶装置8に格納してある。パートナーシップ情報10は、各モバイル・デバイス3Aおよび3Bを接続したときの接続およびデータ転送プロセスの態様を制御するための設定値即ちパラメータを含む。新たなタイプのモバイル・デバイス3Aまたは3Bを最初にデスクトップ4に接続する際には、接続したモバイル・デバイスのタイプに基づいて、既にデスクトップ・コンピュータ4上に格納してあるデフォルトの設定値を得る。望ましければ、デフォルト設定値の少なくとも一部ないし殆ど全ては、モバイル・デバイスのユーザが変更することができる。
【0006】
一実施形態では、各モバイル・デバイス3Aおよび3Bに対応するパートナーシップ情報10は、デスクトップ・コンピュータ4上に格納してあり、ユーザがモバイル・デバイス3Aおよび3Bをこれに接続する毎にアクセスする。したがって、各ユーザは、モバイル・デバイス3Aまたは3Bを接続する毎に、彼または彼女の好みを確定し直す必要はない。好適な実施形態では、パートナーシップ情報10は、デスクトップ・コンピュータ4に接続するモバイル・デバイスの個々のタイプ毎に、いずれも一意の設定値を含む。このように、モバイル・デバイス3Aおよび3Bは、同じタイプである必要はない。パートナーシップ情報10は、デスクトップ・コンピュータ4から離れて格納することができる。望ましければ、パートナーシップ情報10の一部、例えば、ユーザ設定値の一部または全部を、各モバイル・デバイス3Aおよび3Bの各々に格納し、デスクトップ・コンピュータ4がこれにアクセス可能とすることができる。同様に、パートナーシップ情報10は、例えば、デスクトップ・コンピュータ4にアクセス可能なネットワーク・サーバ上に格納することも可能である。通常、デスクトップ・コンピュータ4上のパートナーシップ情報10は、モバイル・デバイスとのパートナーシップの記録、およびどこに格納してあるかには無関係にパートナーシップに関するあらゆる関連のユーザ設定にアクセスするモジュールを含む。
【0007】
パートナーシップ情報10は、例えば、各パートナーシップの初期形成の間に、15Aおよび15Bに格納してある、割り当てられた一意の識別子の下で編成することが好ましい。一意の識別子は、デスクトップ・コンピュータ4上に格納し、更にモバイル・デバイス3Aおよび3Bの各々に別個にも格納する。15Aおよび15Bに格納した一意の識別子に加えて、14に格納してあるコンピュータ4の名称と共に、デバイス名もパートナーシップ情報10に16Aおよび16Bに格納することができる。パートナーシップ情報10は、接続したモバイル・デバイス3Aまたは3Bおよびデスクトップ・コンピュータ4間におけるデータや、サービスを実行するために必要なデータの転送またはコピーを行うためにユーザが用いるサービスに対するコンフィギュレーション設定値を含む。ここで用いる場合、「サービス」とは、当該サービスをインストールしてあるデスクトップ・コンピュータ4に接続するモバイル・デバイスに利用可能な単一のまたは一群の機能のことを言う。例えば、「同期サービス」とは、接続したモバイル・デバイス3Aおよびデスクトップ・コンピュータ4間のデータ転送において特殊化したサービスであり、模写(replication)、自動ファイル・コピーおよび/または更新を含む。他のサービスには、接続したモバイル・デバイス3Aまたは3Bおよびデスクトップ・コンピュータ4間でファイルを変換し、常駐する各アプリケーション・プログラムがデータ・ファイルにアクセスできるようにするファイル変換サービスが含まれる(例えば、ユーザが1つまたは複数のファイルを別個にコピーすることを指定したとき)。別のサービスには、接続したモバイル・デバイス3Aおよびデスクトップ・コンピュータ4の時刻および日付のクロックを同期させることが含まれる。
【0008】
デスクトップ・コンピュータ4上に常駐するプロファイル・マネージャ・モジュール12は、モバイル・デバイス3Aまたは3Bのデスクトップ・コンピュータ4への接続を検出し、記憶装置8内にパートナーシップ情報を格納するか、あるいはこれにアクセスし、各ユーザがデスクトップ・コンピュータ4およびそこに格納してあるパートナーシップ情報10に便利にアクセスできるようにする。以下で説明するが、パートナーシップ情報10は、それぞれのモバイル・デバイス3Aおよび3Bの各々に対応する個々のプロファイル・エリア13Aおよび13Bとして格納する。一実施形態では、プロファイル・エリア13Aおよび13Bは、レジストリ・サブキー(registry subkey)、およびパートナシップ特定情報を格納する個々のプロファイル・フォルダから成る。
【0009】
本発明の形態について説明する前に、デスクトップ・コンピュータ3およびモバイル・デバイス3Aのような典型的なモバイル・デバイスについて端的に説明しておくと、役立つであろう。
【0010】
図2、図3および図4ならびに関連する論述は、本発明を実現可能な適切な計算機環境の全体的な説明を手短に行うことを意図するものである。必ずしも必要ではないが、本発明の説明は、少なくとも部分的に、デスクトップ・コンピュータ4またはモバイル・デバイス3Aおよび3Bが実行するプログラム・モジュールのようなコンピュータ実行可能命令に関して概略的に行うこととする。一般に、プログラム・モジュールは、特定のタスクを実行したり、あるいは特定の抽象的データ形式を使用する、ルーチン・プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含む。更に、本発明は、パームトップ・コンピュータのようなその他のハンドヘルド・デバイス、マルチプロセッサ・システム、マイクロプロセッサを用いた消費者用電子機器またはプログラム可能な消費者用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータ等を含む、その他のコンピュータ・システム・コンフィギュレーションとでも実施可能であることを当業者は認めよう。また、本発明は、分散型計算機環境において、通信ネットワークを通じてリンクしたリモート処理デバイスによってタスクを実行するという実施も可能である。
【0011】
図2を参照すると、本発明を実現するためのシステム例は、従来のパーソナル・コンピュータ即ちデスクトップ・コンピュータ4の形態とした汎用計算機を含み、コンピュータ演算装置(CPU)21、システム・メモリ22、およびシステム・メモリ22から演算装置21までを含む種々のシステム・コンポーネントを結合するシステム・バス23を含む。システム・バス23は、種々のバス・アーキテクチャのいずれかを用いたメモリ・バスまたはメモリ・コントローラ、周辺バス、およびローカル・バスを含む、数種類のバス構造のいずれでもよい。システム・メモリ22は、リード・オンリ・メモリ(ROM)24、およびランダム・アクセス・メモリ(RAM)25を含む。起動中等においてデスクトップ・コンピュータ4内のエレメント間の情報転送に供する基本ルーチンを収容する基本入出力システム(BIOS)26は、ROM24に格納してある。また、コンピュータ4は、ハード・ディスク(図示せず)の読み取りおよび書き込みを行うハード・ディスク・ドライブ27、リムーバブル磁気ディスク29の読み取りおよび書き込みを行う磁気ディスク・ドライブ28、ならびにCD−ROMまたはその他の光媒体のようなリムーバブル光ディスク31の読み取りおよび書き込みを行う光ディスク・ドライブ30も含むことができる。ハード・ディスク・ドライブ27、磁気ディスク・ドライブ28、および光ディスク・ドライブ30は、ハード・ディスク・ドライブ・インターフェース32、磁気ディスク・ドライブ・インターフェース33、および光ディスク・ドライブ・インターフェース34によって、それぞれシステム・バス23に接続してある。これらのドライブおよびそれに関連するコンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラム・モジュール、およびコンピュータ4用のその他のデータの不揮発性格納を行う。
【0012】
ここに記載する環境の一例は、ハード・ディスク、リムーバブル磁気ディスク29およびリムーバブル光ディスク31を採用するが、磁気カセット、フラッシュ・メモリ・カード、ディジタル・ビデオ・ディスク、ベルヌーイ・カートリッジ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)等のような、コンピュータによるアクセスが可能なデータを格納することができる、他の種類のコンピュータ読み取り可能媒体も、動作環境の一例において使用可能であることは、当業者には認められよう。
【0013】
多数のプログラム・モジュールを、ハード・ディスク、磁気ディクス29、光ディスク31、ROM24またはRAM25上に格納することができ、オペレーティング・システム35、1つ以上のアプリケーション・プログラム7A〜7D、その他のプログラム・モジュール37、およびプログラム・データ38を含む。ユーザは、キーボード40、ポインティング・デバイス42およびマイクロフォン43のような入力デバイスによって、コマンドおよび情報をデスクトップ・コンピュータ4に入力することができる。他の入力デバイス(図示せず)として、ジョイスティック、ゲーム・パッド、衛星ディッシュ(satellite dish)、スキャナ等を含むことができる。これらおよびその他の入力デバイスは、多くの場合、システム・バス23に結合してあるシリアル・ポート・インターフェース46を介して、演算装置21に接続しているが、サウンド・カード、パラレル・ポート、ゲーム・ポートまたはユニバーサル・シリアル・バス(USB:universal serial bus)のようなその他のインターフェースによって接続することも可能である。モニタ47または別の種類の表示装置も、ビデオ・アダプタ48のようなインターフェースを介して、システム・バス23に接続する。モニタ47に加えて、パーソナル・コンピュータは、通常、スピーカやプリンタのような、その他の周辺出力デバイス(図示せず)を含むこともできる。
【0014】
デスクトップ・コンピュータ4は、リモート・コンピュータ49のような1つ以上のリモート・コンピュータへの論理接続を用いて、有線またはワイヤレス・ネットワーク環境で動作することも可能である。リモート・コンピュータ49は、別のパーソナル・コンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピア・デバイス、またはその他のネットワーク・ノードとすることができ、通常、デスクトップ・コンピュータ4に関して先に記載したエレメントの多くまたは全てを含むが、メモリ記憶装置50だけを図2に示す。図2に示す論理接続は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)51およびワイド・エリア・ネットワーク(WAN)52を含む。このようなネットワーク環境は、事務所、企業規模のコンピュータ・ネットワーク・イントラネットおよびインターネットでは一般的である。
【0015】
LANネットワーク環境で用いる場合、デスクトップ・コンピュータ4は、ネットワーク・インターフェースまたはアダプタ53を介して、ローカル・ネットワーク51に接続する。WANネットワーク環境で用いる場合、デスクトップ・コンピュータ4は通常モデム54またはインターネットのようなワイド・エリア・ネットワーク52上で通信を確立するその他の手段を含む。モデム54は、内蔵型でも外付け型でもよく、シリアル・ポート・インターフェース46を介してシステム・バス23に接続する。ネットワーク環境では、デスクトップ・コンピュータ4に関して図示したプログラム・モジュールまたはその一部を、図示しない、リモート・メモリ記憶装置に格納することも可能である。図示のネットワーク接続は一例であり、コンピュータ間に通信リンクを確立するその他の手段も使用可能であることは認められよう。図示の実施形態では、モバイル・デバイス3Aも、シリアル・ポート・インターフェース46を介してデスクトップ・コンピュータ4に接続する。
【0016】
デスクトップ・コンピュータ4は、図2に示すメモリ記憶デバイスのいずれかに格納してあるオペレーティング・システムを走らせ、演算装置21上で実行する。適切なオペレーティング・システムの1つは、Windows95またはWindows NT、あるいはWindowsブランドのオペレーティング・システムの別の派生バージョンのような、Microsoft Corporation(マイクロソフト社)が販売するWindowsブランドのオペレーティング・システム、あるいはそれ以外の適切なオペレーティング・システムである。他の適切なオペレーティング・システムには、Apple Corporation(アップル社)が販売するMacintosh OSや、International Business Machines(IBM)が販売するOS/2プレゼンテーション・マネージャのようなシステムが含まれる。
【0017】
図3は、本発明にしたがって使用可能なモバイル・デバイス3Aの好適な一実施形態の外観図である。モバイル・デバイス3Aは、一実施形態では、H/PCという名称で販売されているデスクトップ・アシスタントである。モバイル・デバイス3Aは、デスクトップ・コンピュータ4と同様の構成部品をいくつか有している。例えば、一実施形態では、モバイル・デバイス3Aは、小型化キーボード82、ディスプレイ84およびスタイラス86を含む。ディスプレイ84は、スタイラス86と共に用いる接触感応画面を有するLCDディスプレイとすることができる。スタイラス86は、指定した座標においてディスプレイ84を押下または接触し、あるユーザ入力機能を実行するために用いる。勿論、他のコンフィギュレーションも同様に使用可能である。例えば、キーパッド、トラック・ボール、および種々の形式の小型化キーボード等のような、ユーザ入力機構を含ませることができる。加えて、モバイル・デバイス3Aは、デスクトップ・アシスタントのH/PCブランドとして具体化しなくてもよく、別の種類のパーソナル・ディジタル・アシスタント(PDA)、別のパーソナル・オーガナイザ、パームトップ・コンピュータ、同様のコンピュータ化したノートパッド・デバイス、電話機またはページャとして実現することも可能である。
【0018】
図4は、モバイル・デバイス3Aの更に詳細なブロック図である。モバイル・デバイス3Aは、マイクロプロセッサ88、メモリ90、入出力(I/O)構成部品92(キーボード82、ならびに接触感応ディスプレイ84およびシリアル・インターフェース94を含む)を含むことが好ましい。一実施形態では、これらの構成部品は、適切なバス96を通じて、互いの通信のために結合してある。メモリ90は、バッテリ・バックアップ・モジュール(図示せず)を備えたランダム・アクセス・メモリ(RAM)のような不揮発性電子メモリとして実現し、モバイル・デバイス3A全体の電力を停止した場合に、メモリ90に格納してある情報を失わないようにすることができる。メモリ90の一部は、プログラム実行のためにアドレス可能なメモリとして割り当てることが好ましく、一方メモリ90の残りの部分は、ディスク・ドライブ上の格納をシミュレートするために用い、この場合、メモリ90は、勿論、図1における記憶装置6として機能することができることが好ましい。
【0019】
メモリ90は、オペレーティング・システム98およびアプリケーション・プログラム5A〜5Cを含む。オペレーティング・システム98は、動作中、マイクロプロセッサ88によって実行することが好ましい。オペレーティング・システム98は、一実施形態では、Microsoft Corporation(マイクロソフト社)から商業的に入手可能なWindows CEブランドのオペレーティング・システムである。オペレーティング・システム98は、モバイル・デバイス用に設計することが好ましい。記憶装置6内のオブジェクトは、少なくとも部分的に、外から見える(exposed)アプリケーション・プログラム・インターフェースおよびメソッドへのコールに応答して、アプリケーション・プログラム5A〜5Cおよびオペレーティング・システム98によって維持することが好ましい。アプリケーション・プログラム5A〜5Cは、必ずしも、デスクトップ・コンピュータ4上で実行する対応のアプリケーション・プログラム7A〜7Dと完全に互換性を有するように設計してある訳でもない。例えば、特定のオブジェクト形式のプロパティ間に、正確な1対1の一致がなくてもよい。
【0020】
アプリケーション・プログラム5A〜5Cおよびオペレーティング・システム98に加えて、メモリ90は、更に、Windows CEブランドのオペレーティング・システムのようなオペレーティング・システムにおいて用いるレジストリ97も格納する。レジストリ97のようなレジストリの使用は、従来通りであり、モバイル・デバイス3Aおよび3B上にインストールしてあるアプリケーション・プログラム5A〜5Cに関連する情報を提供する。好適な実施形態では、レジストリ97は、アプリケーションや、ツリー型ディレクトリ内のどこに個々のファイルが格納してあるかについてののユーザ設定値を格納する。ツリー型ディレクトリは、多くのオペレーティング・システムにおいて用いられている一般的な技法である。本発明の特定的な使用のために、メモリ90は更に91Aおよび91Bに識別子を格納する。識別子は、モバイル・デバイス3Aおよび3Bと、デスクトップ・コンピュータ4のようなパートナーを組んだコンピュータとの間に形成した各パートナーシップ毎に一意である。91Aおよび91Bに格納する識別子を、形成するパートナシップ毎に一意とすることによって、モバイル・デバイス3Aおよび3Bは、異なる使用のために、デスクトップ・コンピュータ4と多くのパートナーシップを有することができる。一実施形態では、91Aに格納する識別子は、デスクトップ・コンピュータ4内のプロファイル・エリア13Aまたは13Bの一方に対応し、また91Bに格納する識別子は別のデスクトップ・コンピュータ内のプロファイル・エリアに対応する。更に別の実施形態では、モバイル・デバイス3Aは、ユーザが与えた「デバイス名」を93に格納し、モバイル・デバイス3Aがパートナーを組んだ1つ以上のデスクトップ・コンピュータ4の名称を95および99に格納する。望ましければ、この情報は、レジストリ97の一部に格納したり、あるいはレジストリ97とは別個に格納することができる。一実施形態では、デスクトップ・コンピュータ4は、デスクトップ・コンピュータ4の名称、および各パートナーシップ毎に、パートナーを組む各モバイル・デバイス3Aまたは3Bのに識別子15Aおよび15B、それぞれの名称16Aおよび16Bを含む、同様の情報を格納する。
【0021】
デスクトップ・コンピュータ4および接続したモバイル・デバイス、例えば、図1に示したモバイル・デバイス3A間の容易で便利な双方向処理機能を備えるためには、モバイル・デバイスのタイプまたはクラスを、デスクトップ・コンピュータ4に最初に登録し、モバイル・デバイス3Aのデスクトップ・コンピュータ4との接続時に、デスクトップ・コンピュータ4が、接続されたモバイル・デバイスの正しいタイプまたはクラスを認識することができ、それと双方向処理を行うための適切なパラメータ設定値が既に得られていることが好ましい。一実施形態では、登録は、1群のレジストリ設定値および/またはデフォルト・ファイルのようなデフォルト・プロファイル情報100を、デスクトップ・コンピュータ4がモバイル・デバイス3Aと双方向処理を行うことを可能とするのに必要な全パラメータを収容する記憶装置8(図1)にコピーすることを含む。こうして、プロファイル・エリア13Aのようなユーザ特定プロファイル・エリアを作成したり、あるいはゲストとしてデスクトップ・コンピュータ4と対話する(interact)ときに、デフォルト・プロファイル情報100を用いる。これについては、以下で論ずることにする。一実施形態では、デスクトップ・コンピュータ4上に登録するモバイル・デバイス3Aの製造業者は、デスクトップ・コンピュータ4にこれを接続する毎に、情報を提供する。この情報を得るには、従来技術において公知でありデバイス間で一般的に用いられている、適切なAPIコールを用いることができる。デスクトップ・コンピュータ4に接続する際にモバイル・デバイスが提供する情報は、登録プロセスの間に、他の格納してある情報と比較され、接続したモバイル・デバイス3Aのタイプを検出する。一実施形態では、登録を行うのは、製造業者が提供しデスクトップ・コンピュータ4上で実行する「設定プログラム」により、CDディスクのようなリムーバブル媒体のいずれかからファイルをコピーする間であるが、望ましければ、全ての登録情報をモバイル・デバイス3Aに格納し、初期接続時にデスクトップ・コンピュータ4にダウンロードすることも可能である。
【0022】
図5は、プロファイル・マネージャ・モジュール12が実行する種々の動作状態およびアクションを示す状態図、即ち、フロー図である。状態120において、モバイル・デバイス3Aを接続し(以前に登録手順から接続していない場合)、存在するのであれば、プロファイル識別子91Aを読み込む。次に、動作は状態122に進む。状態122において、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、パートナーシップ情報10内に格納してあるプロファイル識別子を全て検査し、一致が存在するか否かについて判定を行う。例示の実施形態では、デスクトップ・コンピュータ4内に格納してある各プロファイル・エリア13Aおよび13Bは、乱数発生器によってプロファイル・エリア作成時に割り当てられる、一意の識別子(プロファイル識別子)によって識別する。プロファイル識別子は、好ましくは、一意のデバイス名、モバイル・デバイスの説明、およびその他のデバイス・データと共に、プロファイル・エリア13Aおよび13Bに格納する。プロファイル識別子は、デスクトップ・コンピュータ4が、その中に格納してある特定のプロファイル・エリア13Aおよび13B各々を参照する場合に用いる。先に論じたように、プロファイル・エリア12Aおよび13Bは、所望のサービスを、接続してあるモバイル・デバイス3Aに提供するために必要なデータまたは設定値を含む。デスクトップ・コンピュータ4に格納してあるプロファイル・エリア13Aおよび13Bは、接続したモバイル・デバイス3Aおよび3Bに対応する。好ましくは、モバイル・デバイス3Aは、デスクトップ・コンピュータ4に対して1つのプロファイル・エリア13Aおよび13Bを有する。しかしながら、各パートナーシップ毎に一意のプロファイル識別子を用いるので、モバイル・デバイス3Aが同じデスクトップ・コンピュータ4と多数のパートナーシップを有することも可能である。デスクトップ・コンピュータ4上またはモバイル・デバイス3A上のいずれにおいても適切なユーザ・インターフェースが、格納してあるプロファイル・エリアのどれを使用するかについて、ユーザに問い合わせる。しかしながら、各プロファイル・エリア13Aおよび13B内のデータは、当該パートナーシップにのみ関連し、他のパートナーシップのいずれにも関与しない。91Aに格納してあるプロファイル識別子に基づいてプロファイル・エリア13Aを発見した場合、プロファイル・マネージャ・モジュール12の動作は、状態123に進み、格納してあるユーザ設定値を用い、要求されたいずれかのサービスに供給する。
【0023】
接続したモバイル・デバイス3Aまたはデスクトップ・コンピュータ4のいずれかがそのリストにプロファイル識別子を有していない場合、または一致が得られない場合、プロファイル・マネージャ・モジュール12の動作は状態124に進む。状態124において、デスクトップ・コンピュータ4上に備える適切なユーザ・インターフェース(UI)を通じて、ユーザがゲストとしてログ・オンしたいのか、または新たなユーザ特定プロファイル・エリア13Aを作成したいのかについて、ユーザに問い合わせを行う。
【0024】
ユーザがゲストとして対話することを決定した場合、プロファイル・マネージャ・モジュール12の動作は状態126に進む。状態126において、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、接続したモバイル・デバイスのタイプを特定する、接続時に集めた情報を用い、登録手順の間に格納した正しいデフォルト・プロファイル情報100を選択する。一実施形態では、他で上書きされていなければ、全てのデバイスで用いる1組のグローバル・デフォルト設定値即ち共通デフォルト設定値を記憶装置8に格納する。モバイル・デバイス3Aの接続時に、ユーザがゲストとして接続した場合、デフォルト設定値をコピーしてゲスト・プロファイル設定値101として用い、また、ユーザが新たなパートナーシップを作成することを選択した場合、以下で論ずる新たなパートナーシップ・プロファイル設定値としてコピーする。次に、システムは、検出したモバイル・デバイス3Aのタイプに基づいて、変更すべきデフォルト設定値があるか否か調べる。これらの設定変更値は、モバイル・デバイス3Aをデスクトップ・コンピュータ4に登録する間に、格納したものである。
【0025】
ゲストとして、ユーザは、パートナー・ユーザに利用可能なサービス全て、または限定した数のサービスにアクセスすることができる。例えば、モバイル・デバイス・コンテンツを閲覧すること、モバイル・デバイス3A上のファイルの転送および/または編成を行うこと、またはファイル変換を行うことにユーザを限定することも可能である。別の状況では、モバイル・デバイス3Aのクロックをデスクトップ・コンピュータ4のクロックと同期させること、デスクトップ・コンピュータ4からモバイル・デバイス3Aにアプリケーション・プログラムをロードすることのように、追加のサービスを提供することも可能である。設定値の一部を調節可能とし、接続セッションに合わせて、例えば、使用するあるファイル変換フォーマットに合わせて調節することも可能である。しかしながら、ユーザがモバイル・デバイス3Aをデスクトップ・コンピュータ4から切断する接続セッションの終了時に、これらの設定値は失われる。デスクトップ・コンピュータ4がモバイル・デバイスのタイプを認識できない場合、モバイル・デバイスのタイプに依存しない、更に限定した数のサービスを利用可能とすることができる。更に別の実施形態では、モバイル・デバイス・ユーザが最初にゲストとして接続したが、後にパートナーシップを設定することを決定した場合、デスクトップ・コンピュータ4は、以下に説明するような方法でユーザに問い合わせを行い、ゲスト・プロファイル設定値101を一意のプロファイル・エリア13Aにセーブすることができる。
【0026】
ユーザがゲストとしてデスクトップ・コンピュータ4と対話しない場合、ユーザは新たなプロファイル・エリアを作成し、デスクトップ・コンピュータ4に格納することができる。これを図6の状態128に示す。プロファイル・マネージャ・モジュール12は、新たなプロファイル・エリアのために、記憶装置8内にストレージを確保しておく。好適な一実施形態では、モバイル・デバイス3Aのために、デスクトップ・コンピュータ4のレジストリにサブキーを作成し、記憶装置8上のファイル空間内にフォルダを作成する。プロファイル・マネージャ・モジュール12は、先に論じたように接続したモバイル・デバイスのタイプに対応するデフォルト・プロファイル情報100のコピーを取得し、これらの領域の一方または双方に適宜これを格納する。例えば、デフォルト・ファイルは、ファイル・エリアまたはフォルダ内に格納することができる。
【0027】
プロファイル・マネージャ・モジュール12は、プロファイル識別子を割り当て、これをプロファイル・エリア13Aおよびモバイル・デバイス3A内の91Aに格納する。好ましくは、次に、接続したモバイル・デバイス3Aの一意のデバイス名を入力するようにユーザに問い合わせを行う。一実施形態では、モバイル・デバイス3Aのデフォルト名は、モバイル・デバイス3Aから直接得られ、ユーザにそれを変更するか否かについて尋ねる。図示の実施形態では、一意のデバイス名が必要であるので、15Aに格納したプロファイル識別子によるよりも、ユーザにとって簡単に認識できるように、プロファイル・エリア13Aをデスクトップ・コンピュータ4上に格納することができる。先に論じたように、デスクトップ・コンピュータ4は、一意のデバイス名を有するフォルダのディレクトリの下で、プロファイル・エリア13Aを格納することができる。このように、ユーザは、デスクトップ・コンピュータ4上でプロファイル・エリア13を突き止め、適切なインターフェース・モジュールを通じてプロファイル・エリア13Aにアクセスし、サービス設定値のいずれかの変更、あるいはプロファイル・エリア13Aのパートナーシップ情報の削除でさえも行うことができ、こうしてパートナーシップを解除することができる。加えて、例えば、モバイル・デバイス3Aがデスクトップ・コンピュータ4に接続されていないときに、ユーザがモバイル・デバイス3A上の93に格納してある一意のデバイス名を変更した場合、デスクトップ・コンピュータ4への再接続時に、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、プロファイル識別子の比較に基づいて、デスクトップ・コンピュータ4上にモバイル・デバイス3Aに関連するプロファイル・エリア13Aが格納されていると判断する。しかしながら、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、モバイル・デバイス3Aの93に格納してある一意のデバイス名が変更されていることも検出する。モバイル・デバイス3Aに対して93に格納してある新たな一意のデバイス名が、デスクトップ・コンピュータ4上に格納してある他のプロファイル・エリア13Aおよび13Bのいずれにも既に存在しない場合、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、プロファイル・エリアを格納するディレクトリ名に対して適切な補正を行う。
【0028】
好適な実施形態では、モバイル・デバイス3Aおよびデスクトップ・コンピュータ4間のパートナーシップを形成するステップは、デスクトップ・コンピュータ4の名称を、モバイル・デバイス3A内の95または99に保持することを伴う。一実施形態では、モバイル・デバイス3Aは、2つまでの異なるデスクトップ・コンピュータ4と「パートナー」を組むことが許される。モバイル・デバイス3Aがパートナーを組むデスクトップ・コンピュータの95および99に格納してある名称の各々は、前述のように、一意のプロファイル識別子91Aおよび91Bと共にモバイル・デバイス3A内に保持する。
【0029】
好適な実施形態では、モバイル・デバイス3Aがパートナーを組むことができるデスクトップ・コンピュータ数を制限する。例えば、モバイル・デバイス3Aは、デスクトップ・コンピュータと形成するパートナーシップを2つのみに限定することができる。ユーザが許可されているパートナーシップを超過して、デスクトップ・コンピュータとパートナーシップを形成しようとすると、新たなデスクトップ・コンピュータ上にプロファイルを形成し、したがってこれとパートナーシップを形成するのに先立って、以前のデスクトップ・コンピュータ・パートナーのどちらを削除するのかについてユーザに催促する。ユーザが新たなデスクトップ・コンピュータと新たなパートナーシップを形成しないことを選択した場合、または許され得る全てのパートナーシップを既に形成している場合、ユーザはデスクトップ・コンピュータにゲスト・プロファイル・エリア101を作成し、ゲストとして対話することができる。
【0030】
プロファイル・エリア13Aをデスクトップ・コンピュータ4上に作成し格納することに成功し、パートナーシップを形成した後、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、種々の設定値にアクセスし、これらの設定値をユーザに提示し、モバイル・デバイス・サービスに対するユーザの好みを把握する。一実施形態では、サービス・プロバイダは、設定値を変更するために必要なユーザ・インターフェース全てを提供する。この場合、ユーザ・インターフェースは、デスクトップ・コンピュータ4上に格納してあり、プロファイル・マネージャ・モジュール12にアクセス可能である。このように、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、容易に新たなサービスを取り込む(accommodate)ことができる。一実施形態では、プロファイル・マネージャ・モジュール12は、サービスをモバイル・デバイスに提供するためにサービスが必要とする情報を指定する際にユーザを補佐する。一般に、ユーザには、共通サービスに対して共通に調節が行われる設定値を変更する機会が与えられる。全てのサービス設定値には、適切なデフォルト値を備えてある。好ましくは、各設定値毎に適切なデフォルトを用意し、ユーザは、特別な状況を除いて、設定値を調節する必要がないようにする。明確なデフォルトがない設定値の例を以下に示す。例えば、同期サービスを用いて、デスクトップ・コンピュータ4上に備えてあるカレンダ・アプリケーションを、モバイル・デバイス3A上に備えてあるカレンダ・アプリケーションと同期させる場合、同期サービスは、どのカレンダ・アプリケーションおよびデータ・ファイルが用いられているのか知る必要がある。同様に、モバイル・デバイス3Aおよびデスクトップ・コンピュータ4内に格納してある同様のオブジェクト間のコンフリクトを解決するために、ユーザ設定値内に優先度を設定することができる。例えば、ユーザは、何らかのコンフリクトが発生した場合、同期サービスが自動的にコンフリクトを解決し、デスクトップ・コンピュータ4上に格納してある値またはオブジェクトを用いることを指示するユーザ設定値を、プロファイル・エリア13A内において変更することができる。同様に、ユーザが選択するのであれば、ユーザはこの設定値を変更し、モバイル・デバイス3A内に格納してある値またはオブジェクトを優先するようにコンフリクトを解決することができる。更に別の例では、ユーザはこの設定値を変更し、同期の間にコンフリクトを手動で解決することをユーザに促すようにすることも可能である。
【0031】
プロファイル・エリア13Aおよび13B内にある別のユーザ設定値を変更し、モバイル・デバイス3Aのデスクトップ・コンピュータ4とのコンフリクト時に、モバイル・デバイス3A上にある時刻および/または日付を、デスクトップ・コンピュータのそれと同期させるように指示することも可能である。
【0032】
プロファイル・エリア13A内にある別のユーザ設定値を用いて、ユーザがモバイル・デバイス3Aおよびデスクトップ・コンピュータ4間でデータの同期を取るか、あるいはファイルを転送する際に、自動ファイル変換を指示することも可能である。通常、デフォルト設定値は、モバイル・デバイス3Aをデスクトップ・コンピュータ4に登録する際に、製造業者によって与えられ、その後、新たなプロファイル・エリア13Aおよび13Bを作成するときにコピーする。また、デフォルト設定値は、デスクトップ・コンピュータ4上で利用可能な新たなサービスによって供給することも可能である。このように、デフォルト設定値によって、モバイル・デバイス3A上に常駐するアプリケーション・プログラムは、デスクトップ・コンピュータ4上にあるが異なるフォーマットで格納されている同様のアプリケーション・プログラムと同期を取ることが可能となる。多くの場合、ユーザはこれらのデフォルト設定値を変更する必要はない。しかしながら、状況によっては、モバイル・デバイス3A上に常駐するアプリケーション・プログラムがデスクトップ・コンピュータ4上に常駐するアプリケーション・プログラムと異なる場合、ユーザが自動ファイル変換を選択することが必要となる可能性もある。例えば、ユーザは、モバイル・デバイス3A上に常駐する第1タイプのワード・プロセッサ、およびデスクトップ・コンピュータ4上に常駐する第2タイプのワード・プロセッサを有する場合がある。これらワード・プロセッサのいずれか一方が別のフォーマットで格納されている文書を読み込む必要性を未然に防ぐために、プロファイル・エリア13A内のユーザ設定値を変更することによって、ユーザは、ファイル転送時にファイル変換が自動的に行われるように指定することができる。
【0033】
ユーザに利用可能な別のサービスに「バックアップ/復元」サービスがある。このサービスは、ユーザが、モバイル・デバイス3A内に格納してあるデータ・コンテンツを、デスクトップ・コンピュータ4にバックアップし、データ損失の場合に、バックアップしたファイルのいずれかまたは全てを復元することを可能にするものである。多くのモバイル・デバイスがデスクトップ・コンピュータ4とパートナーを組めることを考慮すると、バックアップ・ファイルは、上書きされないように格納することが好ましい。本発明では、プロファイル・フォルダは、各モバイル・デバイス3Aおよび3Bの一意のデバイス名を有し、バックアップ・ファイルを含む、モバイル・デバイス3Aおよび3Bに特定した全てのファイル形式情報を格納するためにプロファイル・フォルダを用いている。ユーザがモバイル・デバイスに復元することを選択する場合、特別な注意を払わなければならない場合もある。復元動作は、パートナーシップ情報10もモバイル・デバイスに復元する(91Aおよび91Bに格納してあるプロファイル識別子、ならびに95および99に格納してある、パートナーを組んだコンピュータの名称)。モバイル・デバイスがプロファイル識別子をそのまま復元することを許されると、同じプロファイルIDを有する同じモバイル・デバイスを複数個作成することが可能となる。このために、複数のモバイル・デバイスがデスクトップ・コンピュータ4に接続し、同じプロファイル・エリア13Aを使用することが可能になってしまう。この結果、データは失われないにしても、ユーザの混乱を招きやすくなる虞れがある。これを防止するために、モバイル・デバイス3A上に格納してあるプロファイル識別子を復元する際、その1つ以上を無効化する。復元時に、現デスクトップ・コンピュータ4とのパートナーシップについて、モバイル・デバイス3A上の91Aに新たなプロファイル識別子を格納する。次いで、デスクトップ・コンピュータ4は、古いプロファイル識別子を直ちに削除し、必要な場合には新たなプロファイル識別子を挿入する。
【0034】
以上好適な実施形態を参照しながら本発明について説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細において変更が可能であることを当業者は認めよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の動作環境を示すブロック図である。
【図2】 モバイル・デバイスと共に用いる従来のデスクトップ・コンピュータの一実施形態のブロック図である。
【図3】 本発明によるモバイル・デバイスの一実施形態を示す簡略図である。
【図4】 図3に示すモバイル・デバイスの簡略ブロック図の一実施形態である。
【図5】 プロファイル・マネージャ・モジュールの動作を示す状態図即ちフロー図である。

Claims (20)

  1. コンピュータおよび複数のモバイル・デバイス間における双方向処理方法であって、
    前記コンピュータの入力デバイスを介して設定された、第1モバイル・デバイスおよび前記コンピュータ間におけるサービスに対する第1コンフィギュレーション設定値を、前記コンピュータ上に格納するステップと、
    前記第1モバイル・デバイスおよび前記コンピュータ上に前記第1コンフィギュレーション設定値に対して割り当てられた第1識別子を格納するステップと、
    前記コンピュータの入力デバイスを介して設定された、第2モバイル・デバイスおよび前記コンピュータ間におけるサービスに対する第2コンフィギュレーション設定値を、前記コンピュータ上に格納するステップと、
    第2モバイル・デバイスおよび前記コンピュータ上に前記第2コンフィギュレーション設定値に対して割り当てられた第2識別子を格納するステップであって、該第2識別子が前記第1識別子とは異なる、ステップと、
    記モバイル・デバイスの1つを前記コンピュータに接続する際に、前記モバイル・デバイス上に格納した各識別子それぞれを、前記コンピュータ上に格納した各識別子それぞれと比較するステップと、
    対応する識別子が発見された場合、当該識別子に対応する前記設定値を用いて、前記コンピュータと当該コンピュータに接続された前記モバイル・デバイスとの間で前記サービスを提供するステップと、
    から成り、
    前記サービスには、データ転送したファイルの同期サービス、データ転送したファイルにアクセス可能とするためのファイル変換サービス、又は接続した前記モバイル・デバイスと前記コンピュータのクロック同期サービスのいずれかが含まれること
    を特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法において、前記第1モバイル・デバイスおよび前記第2モバイル・デバイスは、実質的に同様でないことを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は2記載の方法において、前記コンフィギュレーション設定値を格納する前記ステップが、1組のデフォルト設定値を取得するステップを含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項に記載の方法であって、更に、前記コンピュータに接続する際に、前記モバイル・デバイスのタイプを検出するステップと、前記検出したデバイスのタイプに応じて、前記デフォルト設定値の少なくとも1つを前記コンピュータの入力デバイスを介して変更するステップを含むことを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法であって、更に、各識別子それぞれを割り当てて、前記コンピュータに前記モバイル・デバイスの各々に対して、一意のデバイス名を格納するステップを含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項5記載の方法であって、更に、前記モバイル・デバイスの前記デバイス名に応じて、前記コンピュータ上に格納してある各1組の設定値にアクセスするステップを含むことを特徴とする方法。
  7. 請求項5記載の方法であって、更に、前記コンピュータに接続する際に、前記モバイル・デバイスから前記デバイス名を取得するステップと、前記デバイス名を、前記コンピュータ上に格納してある前記デバイス名とチェックするステップを含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、更に、対応する識別子が発見された場合、前記コンピュータ上の前記デバイス名を変更し、前記モバイル・デバイスの前記デバイス名と一致させるステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法であって、更に1組のゲスト設定値を格納するステップを含み、対応する識別子が発見されない場合、前記接続したモバイル・デバイスおよび前記コンピュータ間の双方向処理を制御する前記ステップは、前記格納した1組のゲスト識別子に応じて制御することを特徴とする方法。
  10. 請求項9記載の方法において、1組のゲスト設定値を格納する前記ステップが、1組のデフォルト設定値を取得するステップを含むことを特徴とする方法。
  11. 請求項10記載の方法であって、更に、前記コンピュータに接続する際に、モバイル・デバイスのタイプを検出するステップと、該検出したデバイスのタイプに応じて、前記デフォルト設定値の少なくとも1つを変更するステップとを含むことを特徴とする方法。
  12. 双方向コンピュータ・システムであって、
    第1識別子を格納してある第1モバイル・デバイスと、
    第2識別子を格納してある第2モバイル・デバイスであって、前記第2識別子が前記第1識別子とは異なる、第2モバイル・デバイスと、
    前記モバイル・デバイスの各々に選択的に結合可能なコンピュータであって、該コンピュータが、前記第1識別子に対応し第1モバイル・デバイスとの間におけるサービスに対する、該コンピュータの入力デバイスを介して設定された第1コンフィギュレーション設定値と、前記第2識別子に対応し第2モバイル・デバイスとの間におけるサービスに対する、該コンピュータの入力デバイスを介して設定された第2コンフィギュレーション設定値とを有し、前記モバイル・デバイスの1つを前記コンピュータに接続する際に、前記モバイル・デバイス上に格納した各識別子それぞれを、前記コンピュータ上に格納した各識別子それぞれと比較し、対応する識別子が発見された場合、前記格納したそれぞれの組の設定値に応じて、前記接続したモバイル・デバイスおよび前記コンピュータ間で前記サービスを提供する、コンピュータと、を備え
    前記サービスには、データ転送したファイルの同期サービス、データ転送したファイルにアクセス可能とするためのファイル変換サービス、又は接続した前記モバイル・デバイスと前記コンピュータのクロック同期サービスのいずれかが含まれること
    を特徴とする双方向コンピュータ・システム。
  13. コンピュータおよび複数のモバイル・デバイス間における双方向処理方法であって、
    第1タイプのモバイル・デバイスの前記コンピュータとの間におけるサービスに対する、前記コンピュータの入力デバイスを介して設定された第1組のコンフィギュレーション設定値を作成するステップと、
    第2タイプのモバイル・デバイスの前記コンピュータとの間におけるサービスに対する、前記コンピュータの入力デバイスを介して設定された第2組のコンフィギュレーション設定値を作成するステップと、
    前記第1および第2組の設定値を前記コンピュータ上に格納するステップと、
    前記モバイル・デバイスを前記コンピュータに接続する際、前記モバイル・デバイスのタイプを検出するステップと、
    前記第1および第2組の設定値にアクセスし、前記検出したタイプに応じて、前記コンピュータの前記モバイル・デバイスとの間で前記サービスを提供するステップと、
    から成り、
    前記サービスには、データ転送したファイルの同期サービス、データ転送したファイルにアクセス可能とするためのファイル変換サービス、又は接続した前記モバイル・デバイスと前記コンピュータのクロック同期サービスのいずれかが含まれること
    を特徴とする方法。
  14. 請求項13記載の方法であって、更に、
    前記コンピュータに接続する際に、接続するモバイル・デバイスを識別する識別子を割り当てるステップと、
    前記接続したモバイル・デバイスおよび前記コンピュータに前記識別子を格納するステップと、
    前記接続したモバイル・デバイスのタイプに対応して、前記第1および第2組の設定値の一方に基づいた設定値を第3組の設定値として格納するステップであって、前記第3組の設定は前記識別子によって参照される、ステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項14記載の方法において、前記第1および第2組の設定値の一方に基づいた設定値は、前記第1および第2組の設定値の一方のコピーであることを特徴とする方法。
  16. 請求項15記載の方法であって、更に、前記第3組の設定値の内少なくとも1つの設定値を変更するステップを含むことを特徴とする方法。
  17. モバイル・デバイスおよび複数のコンピュータ間における双方向処理方法であって、
    前記モバイル・デバイスおよび第1コンピュータ上に第1識別子を格納するステップと、
    前記モバイル・デバイスおよび第2コンピュータ上に第2識別子を格納するステップであって、該第2識別子が前記第2識別子とは異なる、ステップと、
    前記第1識別子に対応し前記モバイル・デバイスとの間におけるサービスに対する、前記第1コンピュータの入力デバイスを介して設定された第1組のコンフィギュレーション設定値を前記第1コンピュータ内に格納するステップと、
    前記第2識別子に対応し前記モバイル・デバイスとの間におけるサービスに対する、前記第2コンピュータの入力デバイスを介して設定された第2組のコンフィギュレーション設定値を前記第2コンピュータ内に格納するステップと、
    前記1つのコンピュータを前記モバイル・デバイスに接続する際に、前記コンピュータの1つに格納した各識別子を前記モバイル・デバイス上に格納いた各識別子と比較するステップと、
    対応する識別子が発見された場合、前記格納したそれぞれの組の設定値に応じて、前記接続したコンピュータおよび前記モバイル・デバイス間で前記サービスを提供するステップと、
    から成り、
    前記サービスには、データ転送したファイルの同期サービス、データ転送したファイルにアクセス可能とするためのファイル変換サービス、又は接続した前記モバイル・デバイスと前記コンピュータのクロック同期サービスのいずれかが含まれること
    を特徴とする方法。
  18. 請求項1記載の方法において、第1組の設定値を格納する前記ステップおよび第2組の設定値を格納する前記ステップが、各々、1組のデフォルト設定値を取得するステップを含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項17又は18記載の方法であって、更に、前記1つのコンピュータに接続する際に、モバイル・デバイスのタイプを検出するステップと、
    当該検出したデバイスのタイプに応じて、前記デフォルト設定値の少なくとも1つを変更するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  20. 双方向コンピュータ・システムであって、
    第1識別子に対応しモバイル・デバイスとの間におけるサービスに対する、前記コンピュータの入力デバイスを介して設定された第1組のコンフィギュレーション設定値を有する第1コンピュータと、
    第2識別子に対応しモバイル・デバイスとの間におけるサービスに対する、前記コンピュータの入力デバイスを介して設定された第2組のコンフィギュレーション設定値を有する第2コンピュータであって、前記第2識別子が前記第1識別子とは異なる、第2コンピュータと、
    前記コンピュータの各々に結合可能なモバイル・デバイスであって、前記第1識別子および前記第2識別子を格納してある、モバイル・デバイスと、
    を備え、
    前記モバイル・デバイスを前記コンピュータの1つと接続する際、当該1つのコンピュータが、各識別子をそれに格納してある識別子と比較し、対応する識別子が発見された場合、前記格納したそれぞれの組の設定値に応じて、前記モバイル・デバイスおよび前記1つのコンピュータ間で前記サービスを提供し
    前記サービスには、データ転送したファイルの同期サービス、データ転送したファイルにアクセス可能とするためのファイル変換サービス、又は接続した前記モバイル・デバイスと前記コンピュータのクロック同期サービスのいずれかが含まれること
    を特徴とする双方向コンピュータ・システム。
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