JP4247469B2

JP4247469B2 - Method and apparatus for anaerobic purification of contaminated soil

Info

Publication number: JP4247469B2
Application number: JP2003208037A
Authority: JP
Inventors: 祐一谷本
Original assignee: Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Corp
Priority date: 2003-08-20
Filing date: 2003-08-20
Publication date: 2009-04-02
Anticipated expiration: 2023-08-20
Also published as: JP2005058843A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚染土壌の嫌気性浄化方法と浄化装置に関し、特に嫌気性微生物の栄養剤を浄化する汚染土壌の全領域に確実に供給する汚染土壌の嫌気性浄化方法と浄化装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
洗浄剤として使用されてきたトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の揮発性有機化合物や揮発性有機塩素化合物は、地盤や地下水を汚染することで社会的な問題になっているが、これらの揮発性汚染物質は、地盤中の土壌又は地下水中に気相又は液相として存在しているので、下端又は飽和層に関わる部分にストレーナを設けた吸引井戸を鉛直に掘削して空気や地下水を吸引しながら汚染領域の揮発性汚染物質を回収して、活性炭等に吸着させることで浄化していることが多い。しかしながら、垂直な吸引井戸による吸引除去方法は、鉛直井戸が汚染領域と接触する部分が全体の極僅かな部分に限定されるので広範囲な汚染領域を効率的に浄化することが困難であると同時に、対策として多数の鉛直井戸を設置するにしても、建築物や道路等の構造物の直下に汚染領域が存在する場合には、多数の鉛直井戸を設置することが困難な場合が多く、汚染物質の回収に多くの時間を要すると共に十分な浄化が困難であることから、鉛直井戸の多数の設置を要してボーリング等を含む土壌浄化コストが嵩む要因になっていた。
【０００３】
しかして、これらの問題を解決するために地盤中の揮発性物質による汚染領域を挟んで対向するように対峙させている透気性ケーシングパイプから成る一対の水平井戸を構築して、一方の水平井戸から空気を供給すると共に他方の水平井戸を負圧にして地盤中の一対の水平井戸間に面状気流を形成することで、負圧側の水平井戸から面状気流と交差する汚染領域内の揮発性物質を回収するエアースパージング方式も提案されている。（例えば、特許文献１を参照）
【０００４】
しかるに、本方式での汚染土壌の浄化装置は、一方の透気性ケーシングパイプに送気装置及び空気の加熱手段もしくは蒸気発生手段を結合すると共に、他方の透気性ケーシングパイプにも吸気装置及び浄化装置を連ねさせることを必須にした一対の機能部材としていることから、汚染土壌領域に配置される浄化装置は、設備コストとして高騰化したものに成らざるを得ず、上記の問題点を完全には解消しているものでなかった。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−２３９５２４号公報、（段落符号「０００６」〜「０００８」末行、図１）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述したエアースパージング方式の抱えている問題点に鑑みて、その解消のために提案するものであり、嫌気性微生物の栄養剤を浄化対象の汚染土壌の全領域に確実に供給することで、汚染土壌中の微生物を活性化させて汚染物質の分解を促進させると共に浄化装置の設備コストを低減させることができる汚染土壌の嫌気性浄化方法と浄化装置の提供を目的にしている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法は、地盤中の汚染土壌の水平領域を少なくとも特定した後に、水平領域における汚染土壌の中心深度付近に嫌気性微生物の栄養剤を供給する配管の集合体を水平方向に配置して、しかる後に上記汚染土壌へ各配管毎に嫌気性微生物の栄養剤を供給することを基本にして、配管の集合体を所定長さの栄養剤供給部として構成し、栄養剤供給部を水平方向に移動配置させながら上記汚染土壌へ栄養剤を供給することを特徴としており、地上における自由度を確保しながら施工コストを低減すると共に、汚染土壌の全領域に浄化する嫌気性微生物の栄養剤を確実に供給しながら浄化装置の設備コストを低減させている。
【０００８】
又、本発明による浄化装置は、上記汚染土壌の嫌気性浄化方法に用いる浄化装置であって、嫌気性微生物の栄養剤を供給する配管を集合体として束ねて成り、配管の先端を集合体の外周に所定の間隔で開口させて構成することを基本にして、配管先端の開口をノズル状に構成したり、集合体の所定長さの範囲に限定して構成したりすることを特徴としており、浄化する嫌気性微生物の栄養剤を汚染土壌に供給可能にすると共に単独の浄化装置にすることで浄化装置の製造コストを低減させている。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法は、地盤中の汚染土壌の水平領域を少なくとも特定した後に、水平領域における汚染土壌の中心深度付近に嫌気性微生物の栄養剤を供給する配管の集合体を水平方向に配置して、しかる後に上記汚染土壌へ各配管毎に嫌気性微生物の栄養剤を供給しており、配管の集合体を所定長さの栄養剤供給部として構成し、栄養剤供給部を水平方向に移動配置させながら汚染土壌へ栄養剤を供給することを特徴としている。
以下に、本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法に関する実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１０】
図１は、本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法を適用する際の各工程を示す実施形態の概要図である。
図１（ａ）は、汚染土壌の汚染領域を特定するための計測工程を示しており、建物１が構築されている地盤２の地中に汚染されている汚染土壌３の周辺位置にボーリング４等を複数削孔して地質調査をすることで、汚染土壌３の水平方向における汚染領域を特定している。
【００１１】
しかして、地盤中に存在する汚染土壌３の特定は、本来的に深さ方向を確定することが完全であるが、本実施の形態においては、予め判っている地盤の地層分布と地下水位により深さ方向の汚染範囲は想定しているので、汚染土壌領域の少なくとも水平方向のみを確定することで充分であるから、その作業量は格段に短縮されることになる。
【００１２】
図１（ｂ）は、自在ボーリング等によって地盤掘削用ロッドを汚染土壌の中心深度付近に貫通させる工程を示している。
地盤掘削用ロッド５は、掘削用ビットを先端部に備えて地表に掘削した縦穴６から水平ボーリング機７によって斜め下方に押し込まれているが、地盤掘削用ロッド５は、その削孔方向を任意に決定できるので汚染土壌の中心深度付近に浄化装置８の設置位置を形成しながら、汚染土壌領域を経過した後に地盤掘削用ロッド５を斜め上方に転換して地表の目標位置に掘削した縦穴９にまで押し込まれている。
【００１３】
図１（ｃ）は、浄化装置を汚染土壌の中心深度付近に設置する工程を示している。本工程では、目標位置の縦穴９に現れた地盤掘削用ロッド５の掘削用ビットを水平孔拡径用リーマ１０に交換して、その背面部に浄化装置８の一端を接続しており、水平ボーリング機７によって水平孔拡径用リーマ１０を回転させながら汚染土壌に貫通させた設置位置に浄化装置８を引き込んでいる。
【００１４】
図１（ｄ）は、浄化装置を汚染土壌の中心深度付近に設置すると共に浄化装置の他端に嫌気性微生物の栄養剤供給装置を接続する工程を示している。
汚染土壌の中心深度付近に設置された浄化装置８は、他端を栄養剤供給装置１１に接続されることで、栄養剤供給装置１１から供給される嫌気性微生物の栄養剤を後述する複数の開口を経由させて汚染土壌３に浸透拡散させて、汚染土壌中の微生物を活性化させて汚染物質の分解を促進している。
【００１５】
尚、浄化装置８は、約２ｍ程度の長さに構成される形態でその周面に複数の開口を備えている部分８−１と、同様の長さで開口を備えていない部分８−２とに分割されて形成されており、これらを適宜に組み合わせることによって、浄化を必要にしている汚染土壌３の領域に浄化装置８の複数の開口を最適に適応させるように高精度に配置することを可能にして浄化効率の向上を図っている。
【００１６】
本実施の形態では、汚染土壌３を嫌気性微生物で浄化しているので、栄養剤を汚染土壌の中心深度付近から入念に浸透させることになるが、その浸透浄化状態は、図２もしくは図３に示すように実施することが出来る。
【００１７】
図２に示す実施の形態は、汚染土壌３の中心深度付近に浄化装置８を全域に亘って均等に配置しているものであり、図２（ａ）の側断面図が示すように浄化装置８の開口を備えていない部分８−２を汚染土壌３の存在しない斜めの領域に配置し、複数の開口を備えている部分８−１を汚染土壌３の中心深度付近位置に配置している。
【００１８】
この配置状態は、図２（ａ）を（ｂ）−（ｂ）矢視した図２（ｂ）の縦断面図でも示すように汚染土壌３の汚染領域に均等に分配されているものであり、栄養剤供給装置１１から供給される嫌気性微生物の栄養剤１８を複数の開口１２から低圧、低流量で浸透拡散させながら、図示のように汚染土壌３の全域に亘って充分に浸透して行くものである。
【００１９】
本実施の形態では、以上のように複数の浄化装置８を汚染土壌３の全域に亘って敷設させていることで浄化装置８の設備コストは要するが、自在ボーリング等を用いて行なう浄化装置８の施工に関する施工機械のリース代や施工コストを低減させるものである。
【００２０】
又、嫌気性微生物の栄養剤としては、既存の栄養剤であれば殆どのものが採用可能であるが、本実施の形態においては、以下の栄養剤を採用している。
○ 塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、尿素等の窒素成分とリン酸カリ、リン酸アンモニウム等のカリ（Ｋ）成分及び液肥。
○ 乳酸及びその化合物。
○ 液体又は可溶性の食品添加物。
○ 液体又は可溶性の動物用飼料。
○ 有機酸、低級アルコール。
○ 単糖、２糖類。
【００２１】
尚、図中では開口１２が上方に位置する形態が示されているが、浄化装置８は引き込み時に周方向に回転することが予想され、開口が周方向のいずれに位置しても、全周方向に放射状に浸透するものである。
【００２２】
次の図３、４に示す実施の形態は、汚染土壌３の中心深度付近に浄化装置８を全域に亘って配置すること無く、その先端部分だけに複数の開口を備えている部分８−１を配置しながら浄化装置８’を構成することで浄化装置の設備コストを低減するものであり、図３では、本発明の嫌気性浄化方法において嫌気性微生物の栄養剤を供給するための最初の工程を示している。
【００２３】
本実施の形態では、図３（ａ）の側断面図が示すように浄化装置８’の複数の開口を備えている部分８−１を浄化装置８’の先端部分だけに配置して後続する浄化装置８’の部分には開口を備えていない部分８−２を継続的に配置させている。
【００２４】
しかして、栄養剤供給装置１１から供給される嫌気性微生物の栄養剤１８は、浄化装置８’の先端部分に形成されている開口１２から低圧、低流量で浸透拡散させる作業を汚染土壌３の一方端から開始するものであり、図３（ａ）の断面図が示すように、嫌気性微生物の栄養剤は、浄化装置８’からの供給が進捗するに連れて順次に汚染土壌３の中心深度付近を始点にして、図３（ｂ）の断面図に仮想線で示すように、浄化装置８’の全周方向に浸透させて行くものである。
【００２５】
そして、本実施の形態では、図１で説明した本発明の嫌気性浄化方法の各工程を嫌気性微生物の栄養剤の供給浸透を絡ませながら、順次に汚染土壌３の全域に亘って継続的に施工されて行くものであり、図４に示す最終工程まで汚染土壌３の全域に亘って嫌気性微生物の栄養剤を供給している。
【００２６】
本実施形態の最終工程では、図４（ｂ）を（ａ）−（ａ）矢視した図４（ａ）の側断面図が示すように、浄化装置８’は汚染土壌３の全領域を経由して栄養剤の供給浸透作業を実施してきたので、施工後の汚染土壌３にはその全領域まで栄養剤１８が浸透している。
【００２７】
従って、本実施の形態では、図４（ａ）を（ｂ）−（ｂ）矢視した図４（ｂ）の縦断面図が示すように、栄養剤の供給浸透作業が終了している汚染土壌３には、浄化装置８’を引き抜いた跡が残されており、最終位置にだけ浄化装置８’が配置されている。
【００２８】
以上のように、本実施の形態では、汚染土壌の滞留する全領域に浄化装置を均等に分配しなくても、嫌気性微生物の栄養剤を汚染土壌の全域に亘って充分に充填できるものであるから、浄化装置の設備コストを低減して施工コストを安価にしているものである。
【００２９】
本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法は、上記各実施の形態で詳細に説明したように構成されているので、直上に建築物等の障害物があっても地上からの作業を可能にしながら施工コストを低減すると共に、汚染土壌の全領域に浄化する嫌気性微生物の栄養剤を確実に供給しながら浄化装置の設備コストを低減させている。
【００３０】
次に、上記の本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法に用いる浄化装置について説明する。
【００３１】
本発明による浄化装置は、基本に嫌気性微生物の栄養剤を供給する配管を集合体として束ねて成り、配管の先端を集合体の外周に所定の間隔で開口させて構成しており、配管先端の開口をノズル状に構成したり、集合体の所定長さの範囲に限定して構成することを特徴としている。
以下に、本発明による浄化装置に関する実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００３２】
図５は、本発明による浄化装置を滞留する汚染土壌の全領域に均等に分配しながら敷設して置くもので、上記図２で説明した実施の形態の浄化方法に用いる浄化装置の実施の形態を示す斜視図である。
【００３３】
本実施の形態における浄化装置８は、その一端１４を上述した水平孔拡径用リーマ１０の背面部に接続できるように結合冠１５を装備しており、全体をプラスチックチューブ等の外管１６から構成している。外管１６の内部には、図５（ｂ）の断面図が示すように、嫌気性微生物の栄養剤を供給する複数の配管１７を集合体として束ねて配置しており、各配管１７の先端部は、外管１６の外周面に適宜の間隔で接続されることで開口１２として形成されている。
【００３４】
従って、浄化装置８の長さと外径は、汚染土壌３に対応させる開口１２の形成状態によって設定されてくるが、汚染土壌３が分布している領域に浄化装置８を如何様に敷設させて行くかによって、適宜の形態に構成することが可能になるものである。
【００３５】
尚、外管１６の外周面に形成される開口１２の配置状態は、必ずしも本実施の形態のように一列に形成する必要はなく、周方向に対向して交互に、あるいは四方向に順次にずらして配置するなど、開口の分布形態を適宜に選択することも可能である。
【００３６】
図６は、滞留する汚染土壌の全領域を経由させながら嫌気性微生物の栄養剤を供給するために、本発明による浄化装置を順次に移動させる浄化装置の実施の形態を示す斜視図であり、上記図３、４で説明した実施の形態の浄化方法に用いる実施の形態である。
【００３７】
本実施の形態の浄化装置８’は、約２ｍ程度の長さに構成しながらその周面に複数の開口１２を備えている部分８−１と、同様の長さで開口を備えていない部分８−２とに分割されて形成されており、これらを適宜に組み合わせることによって、図３及び図４で説明した実施の形態における浄化方法のように、洗浄を必要にしている汚染土壌３を最適に経由させながら移動させることで、汚染土壌３の全領域に亘って嫌気性微生物の栄養剤を供給している。
【００３８】
又、本実施の形態では、複数の開口１２をノズル１９として形成しているが、ノズルにしたのは、ノズル形状にすることで開口の径を小さくすることによって、地盤から配管１７内に砂・土粒子等が侵入しないようにこれを阻止し、配管の閉塞を防止するためである。
【００３９】
従って、ノズル状ではあっても栄養剤を高速で噴出するのではなく、配管１７から地盤への栄養剤の供給速度を低流量にしてゆっくり行い、浄化装置８の管の全周方向へじわじわと放射状に浸透させるようにしている。何故なら、高速で噴出すると、一方向にのみ浸透してしまうからであり、栄養剤の時間当たりの供給量については、例えば、砂質土においては、１開口当たりで毎分５リットル以下にするのが望ましいものである。
【００４０】
尚、本発明の浄化装置では、配管から地盤への栄養剤供給を、特に図示していないが、配管毎に栄養剤の供給時間や時間当たりの供給量を制御できるようにしているものであり、汚染土壌の土質種類や汚染程度に対応させた浄化を可能にするように構成している。
【００４１】
以上のように、本実施の形態では、汚染土壌の全領域に浄化装置を均等に分配敷設する必要が無く、本実施の形態による浄化装置を順次に移動させて嫌気性微生物の栄養剤を汚染土壌の全域に亘って充分に浸透できるので、浄化装置の製造コストを低減しているものである。
【００４２】
本発明による浄化装置は、上記各実施の形態で詳細に説明したように構成されているので、浄化する嫌気性微生物の栄養剤を汚染土壌に確実に供給することを可能にすると共に単独の浄化装置にすることで製造コストを低減させている。
【００４３】
以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明してきたが、本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法と浄化装置は、上記実施の形態に何ら限定されるものでなく、栄養剤の種類、浄化装置の具体的な構造や材質等に関して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、出願時において既に公知のものを適用することによる種々の変更が可能であることは、当然のことである。
【００４４】
【発明の効果】
本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法は、地盤中の汚染土壌の水平領域を少なくとも特定した後に、汚染土壌の中心深度付近に嫌気性微生物の栄養剤を供給する配管の集合体を水平方向に配置して、しかる後に上記汚染土壌へ各配管毎に嫌気性微生物の栄養剤を供給し、配管の集合体を所定長さの栄養剤供給部として構成してこれを水平方向に移動配置させながら上記水平領域へ栄養剤を供給することを特徴としているので、地上における自由度を確保しながら施工コストを低減すると共に、汚染土壌の全領域に浄化する嫌気性微生物の栄養剤を確実に供給しながら浄化装置の設備コストを低減できる効果を発揮している。
【００４５】
又、本発明による浄化装置は、上記汚染土壌の嫌気性浄化方法に用いる浄化装置であって、嫌気性微生物の栄養剤を供給する配管を集合体として束ねて成り、配管の先端を集合体の外周に所定の間隔で開口させて構成し、配管先端の開口をノズル状に構成したり、集合体の所定長さの範囲に限定して構成することを特徴としているので、浄化する嫌気性微生物の栄養剤を汚染土壌に供給可能にすると共に単独の浄化装置にすることで浄化装置の製造コストを低減できる効果を発揮している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による汚染土壌の嫌気性浄化方法の各工程を示す実施形態図
【図２】本発明の嫌気性浄化方法における栄養剤の浸透浄化状態を示す実施の形態図
【図３】本発明による嫌気性浄化方法の他の実施形態における開始状態図
【図４】本発明による嫌気性浄化方法の他の実施形態における終了状態図
【図５】本発明による浄化装置の実施の形態図
【図６】本発明による浄化装置の他の実施形態図
【符号の説明】
１建物、２地盤、３汚染土壌、４ボーリング、
５地盤掘削用ロッド、６、９縦坑、７水平ボーリング機、
８、８’ 浄化装置、８−１浄化装置の開口のある部分、
８−２浄化装置の開口の無い部分、１０水平孔拡径用リーマ、
１１栄養剤供給装置、１２開口、１３空洞、１４一端、
１５結合冠、１６外管、１７配管、１８栄養剤、
１９ノズル、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an anaerobic purification method and a purification apparatus for contaminated soil, and more particularly to an anaerobic purification method and a purification apparatus for contaminated soil that reliably supplies nutrients for anaerobic microorganisms to the entire area of the contaminated soil.
[0002]
[Prior art]
Volatile organic compounds and volatile organic chlorine compounds such as trichlorethylene and tetrachlorethylene that have been used as cleaning agents have become a social problem by polluting the ground and groundwater, but these volatile pollutants are Since it exists as a gas phase or liquid phase in the soil or groundwater in the ground, a suction well with a strainer is drilled vertically at the lower end or the part related to the saturated layer to suck air and groundwater while In many cases, volatile contaminants are collected and purified by adsorbing them on activated carbon or the like. However, the suction removal method using a vertical suction well is difficult to efficiently purify a wide range of contaminated areas because the part where the vertical wells contact the contaminated areas is limited to a very small part of the whole. Even if a large number of vertical wells are installed as a countermeasure, it is often difficult to install a large number of vertical wells if there are contaminated areas directly under structures such as buildings and roads. Since it takes a lot of time to recover the substance and it is difficult to sufficiently purify it, a large number of vertical wells are required, which increases the cost of soil purification including boring.
[0003]
In order to solve these problems, a pair of horizontal wells composed of permeable casing pipes facing each other across the contaminated area due to volatile substances in the ground are constructed, and one horizontal well Vaporization in the contaminated area that intersects the planar air flow from the horizontal well on the negative pressure side by supplying air from the other well and creating a planar air flow between the pair of horizontal wells in the ground by making the other horizontal well negative pressure An air sparging method for recovering the active substance has also been proposed. (For example, see Patent Document 1)
[0004]
However, the contaminated soil purifying apparatus according to the present system combines an air feeding device and an air heating means or a steam generating means with one air permeable casing pipe, and an air intake device and a purifying device with the other air permeable casing pipe. Therefore, the purification device placed in the contaminated soil area must be increased in equipment cost, and the above problems are completely eliminated. It was not solved.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 2002-239524 A, (paragraphs “0006” to “0008”, last line, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the problems of the air sparging method described above, the present invention proposes to solve the problem, and reliably supplies the nutrient solution of anaerobic microorganisms to the entire contaminated soil to be purified. Accordingly, it is an object of the present invention to provide an anaerobic purification method and a purification device for contaminated soil that can activate microorganisms in the contaminated soil to promote the decomposition of the contaminants and reduce the equipment cost of the purification device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the method for anaerobic purification of contaminated soil according to the present invention, after identifying at least the horizontal region of the contaminated soil in the ground, an aggregate of piping for supplying nutrients for anaerobic microorganisms near the central depth of the contaminated soil in the horizontal region is provided. The assembly of the pipes is configured as a nutrient supply unit of a predetermined length, based on the fact that the anaerobic microorganism nutrients are supplied to the contaminated soil for each pipe. It is characterized by supplying nutrients to the contaminated soil while moving and arranging the agent supply unit horizontally, reducing the construction cost while ensuring the freedom on the ground, and anaerobic purifying the entire area of contaminated soil The equipment cost of the purification device is reduced while reliably supplying the nutrients for sexual microorganisms.
[0008]
Moreover, the purification apparatus according to the present invention is a purification apparatus used in the above-described method for anaerobic purification of contaminated soil, and is formed by bundling piping for supplying nutrients for anaerobic microorganisms as an assembly, and the tip of the piping is connected to the assembly. Based on the configuration that the outer periphery is opened at a predetermined interval, the opening at the end of the pipe is configured in a nozzle shape or is limited to a predetermined length range of the assembly. In addition, it is possible to supply the nutrient solution of the anaerobic microorganisms to be purified to the contaminated soil and reduce the manufacturing cost of the purification device by using a single purification device.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the method for anaerobic purification of contaminated soil according to the present invention, after identifying at least the horizontal region of the contaminated soil in the ground, an aggregate of piping for supplying nutrients for anaerobic microorganisms near the central depth of the contaminated soil in the horizontal region is provided. An anaerobic microorganism nutrient is supplied to each of the pipes to the contaminated soil, and the aggregate of the pipes is configured as a nutrient supply part of a predetermined length. It is characterized by supplying nutrients to the contaminated soil while moving and arranging in the horizontal direction.
Hereinafter, an embodiment relating to an anaerobic purification method for contaminated soil according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a schematic diagram of an embodiment showing each step when applying the method for anaerobic purification of contaminated soil according to the present invention.
FIG. 1A shows a measurement process for identifying a contaminated area of contaminated soil, and a boring 4 is provided at a position around the contaminated soil 3 contaminated in the ground 2 in which the building 1 is constructed. The contaminated area in the horizontal direction of the contaminated soil 3 is specified by drilling a plurality of holes etc. and conducting a geological survey.
[0011]
Thus, the identification of the contaminated soil 3 existing in the ground is essentially complete in determining the depth direction, but in the present embodiment, the ground layer distribution and the groundwater level known in advance are used. Since the contamination range in the depth direction is assumed, it is sufficient to determine at least the horizontal direction of the contaminated soil region, so that the amount of work is greatly reduced.
[0012]
FIG. 1B shows a step of penetrating the ground excavation rod near the center depth of the contaminated soil by free boring or the like.
The ground excavation rod 5 is pushed diagonally downward by a horizontal boring machine 7 from a vertical hole 6 which is excavated on the surface with an excavation bit at the tip, but the ground excavation rod 5 has an arbitrary drilling direction. The vertical hole 9 is formed by excavating the ground excavation rod 5 diagonally upward after passing through the contaminated soil region and excavating to the target position on the ground surface while forming the installation position of the purification device 8 near the center depth of the contaminated soil. It has been pushed up to.
[0013]
FIG.1 (c) has shown the process of installing a purification apparatus near center depth of contaminated soil. In this process, the excavation bit of the ground excavation rod 5 appearing in the vertical hole 9 at the target position is replaced with a horizontal hole expanding reamer 10, and one end of the purification device 8 is connected to the rear surface portion thereof. The purification device 8 is drawn into an installation position that is penetrated into the contaminated soil while rotating the horizontal hole expanding reamer 10 by the boring machine 7.
[0014]
FIG.1 (d) has shown the process of installing the purification apparatus near the center depth of contaminated soil, and connecting the nutrient solution supply apparatus of anaerobic microorganisms to the other end of the purification apparatus.
The purification device 8 installed in the vicinity of the central depth of the contaminated soil is connected to the nutrient solution supply device 11 at the other end, so that a plurality of nutrients for anaerobic microorganisms supplied from the nutrient solution supply device 11 will be described later. It penetrates and diffuses into the contaminated soil 3 through the opening, activates microorganisms in the contaminated soil, and promotes decomposition of the pollutants.
[0015]
In addition, the purification apparatus 8 is configured to have a length of about 2 m, and a portion 8-1 having a plurality of openings on its peripheral surface, and a portion 8-2 having a similar length and no openings. Are arranged with high accuracy so that the plurality of openings of the purification device 8 can be optimally adapted to the region of the contaminated soil 3 requiring purification by combining them appropriately. It is possible to improve the purification efficiency.
[0016]
In the present embodiment, since the contaminated soil 3 is purified by anaerobic microorganisms, the nutrient is carefully infiltrated from near the central depth of the contaminated soil. Can be implemented.
[0017]
In the embodiment shown in FIG. 2, the purification devices 8 are arranged uniformly over the entire area near the center depth of the contaminated soil 3, and as shown in the side sectional view of FIG. The portion 8-2 that does not include the eight openings is disposed in an oblique region where the contaminated soil 3 does not exist, and the portion 8-1 that includes the plurality of openings is disposed near the center depth of the contaminated soil 3. .
[0018]
This arrangement state is evenly distributed to the contaminated area of the contaminated soil 3 as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 2 (b) when FIG. 2 (a) is viewed from (b)-(b). The anaerobic microorganism nutrient 18 supplied from the nutrient supply device 11 penetrates and spreads throughout the entire area of the contaminated soil 3 as shown in FIG. Is something to go.
[0019]
In the present embodiment, although the equipment cost of the purification device 8 is required by laying the plurality of purification devices 8 over the entire area of the contaminated soil 3 as described above, the purification device 8 performed using free boring or the like. It reduces the leasing cost and construction cost of construction machinery related to construction.
[0020]
Moreover, as an anaerobic microorganism nutrient, most existing nutrients can be adopted, but in the present embodiment, the following nutrients are adopted.
○ Nitrogen components such as ammonium chloride, ammonium sulfate, urea, and potassium (K) components such as potassium phosphate and ammonium phosphate, and liquid fertilizer.
O Lactic acid and its compounds.
O Liquid or soluble food additives.
O Liquid or soluble animal feed.
○ Organic acid, lower alcohol.
O Monosaccharides and disaccharides.
[0021]
In the figure, the form in which the opening 12 is positioned upward is shown. However, the purifying device 8 is expected to rotate in the circumferential direction when retracted, and the entire circumference can be obtained regardless of the position of the opening in the circumferential direction. It penetrates radially in the direction.
[0022]
In the embodiment shown in FIGS. 3 and 4, a portion 8-1 having a plurality of openings only at the tip portion without disposing the purification device 8 over the entire area near the center depth of the contaminated soil 3. The equipment cost of the purification apparatus is reduced by configuring the purification apparatus 8 'while arranging the components, and in FIG. 3, in the anaerobic purification method of the present invention, the initial supply for supplying nutrients for anaerobic microorganisms is performed. The process is shown.
[0023]
In the present embodiment, as shown in the side sectional view of FIG. 3A, the portion 8-1 having a plurality of openings of the purification device 8 ′ is disposed only at the distal end portion of the purification device 8 ′, and is followed. A portion 8-2 not provided with an opening is continuously disposed in the portion of the purification device 8 ′.
[0024]
Thus, the anaerobic microbial nutrient 18 supplied from the nutrient supply device 11 performs the work of permeating and diffusing at low pressure and low flow rate from the opening 12 formed at the tip of the purification device 8 '. As shown in the cross-sectional view of FIG. 3 (a), the anaerobic microbial nutrients are sequentially added to the center of the contaminated soil 3 as the supply from the purification device 8 ′ progresses. Starting from the vicinity of the depth, as shown by a virtual line in the cross-sectional view of FIG.
[0025]
In the present embodiment, the steps of the anaerobic purification method of the present invention described in FIG. 1 are continuously performed over the entire area of the contaminated soil 3 while involving the supply and penetration of anaerobic microorganism nutrients. It is constructed, and the nutrient for anaerobic microorganisms is supplied over the entire area of the contaminated soil 3 until the final step shown in FIG.
[0026]
In the final process of the present embodiment, as shown in the side sectional view of FIG. 4A when FIG. 4B is viewed from arrows (a) to (a), the purification device 8 ′ covers the entire area of the contaminated soil 3. Since the nutrient penetration supply operation has been carried out via the route, the nutrient 18 has penetrated into the contaminated soil 3 after construction to the entire area.
[0027]
Therefore, in the present embodiment, as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 4 (b) as viewed from (b)-(b) in FIG. In the soil 3, the trace of the purification device 8 ′ is left, and the purification device 8 ′ is disposed only at the final position.
[0028]
As described above, in the present embodiment, it is possible to sufficiently fill the nutrient solution of anaerobic microorganisms over the entire area of the contaminated soil without evenly distributing the purification device over the entire area where the contaminated soil stays. Therefore, the equipment cost of the purification device is reduced and the construction cost is reduced.
[0029]
The method for anaerobic purification of contaminated soil according to the present invention is configured as described in detail in each of the above embodiments, so that work from the ground is possible even if there is an obstacle such as a building directly above. In addition to reducing construction costs, the facility costs of the purification device are reduced while reliably supplying nutrients for anaerobic microorganisms that purify the entire area of contaminated soil.
[0030]
Next, the purification apparatus used for the method for anaerobic purification of contaminated soil according to the present invention will be described.
[0031]
The purification apparatus according to the present invention is basically formed by bundling pipes for supplying anaerobic microorganism nutrients as an aggregate, with the pipe ends opened at predetermined intervals on the outer circumference of the aggregate. These openings are configured in a nozzle shape or limited to a predetermined length range of the aggregate.
Embodiments relating to a purification apparatus according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
[0032]
FIG. 5 shows that the purifying apparatus according to the present invention is laid and placed evenly distributed over the entire area of the contaminated soil. The embodiment of the purifying apparatus used in the purifying method of the embodiment described in FIG. FIG.
[0033]
The purification device 8 according to the present embodiment is equipped with a coupling crown 15 so that one end 14 of the purification device 8 can be connected to the back surface portion of the horizontal hole diameter expanding reamer 10 described above. It is composed. As shown in the cross-sectional view of FIG. 5 (b), a plurality of pipes 17 for supplying anaerobic microorganism nutrients are bundled and arranged inside the outer pipe 16. The part is formed as the opening 12 by being connected to the outer peripheral surface of the outer tube 16 at an appropriate interval.
[0034]
Therefore, although the length and outer diameter of the purification device 8 are set according to the formation state of the opening 12 corresponding to the contaminated soil 3, how the purification device 8 is laid in the area where the contaminated soil 3 is distributed. Depending on whether or not to go, it can be configured in an appropriate form.
[0035]
The arrangement of the openings 12 formed on the outer peripheral surface of the outer tube 16 does not necessarily have to be formed in a line as in the present embodiment, but alternately in the circumferential direction or sequentially in four directions. It is also possible to appropriately select the distribution form of the openings, for example, by shifting the positions.
[0036]
FIG. 6 is a perspective view showing an embodiment of a purification apparatus that sequentially moves the purification apparatus according to the present invention in order to supply nutrients for anaerobic microorganisms while passing through the entire area of the contaminated contaminated soil, This is an embodiment used in the purification method of the embodiment described in FIGS.
[0037]
The purification device 8 ′ of the present embodiment is configured to have a length of about 2 m, a portion 8-1 having a plurality of openings 12 on the peripheral surface thereof, and a portion having the same length and no openings. 8-2, and by appropriately combining them, the contaminated soil 3 that needs to be washed is optimally used as in the purification method in the embodiment described in FIGS. 3 and 4. The nutrient solution of anaerobic microorganisms is supplied over the entire area of the contaminated soil 3 by being moved while passing through.
[0038]
In the present embodiment, the plurality of openings 12 are formed as nozzles 19. However, the nozzles are formed into a nozzle shape to reduce the diameter of the openings, thereby allowing sand from the ground into the pipe 17.・ This is to prevent soil particles from entering and prevent blockage of the piping.
[0039]
Therefore, even if it is nozzle-shaped, the nutrient solution is not ejected at a high speed, but the nutrient solution is supplied slowly from the pipe 17 to the ground at a low flow rate, and gradually gradually goes around the entire circumference of the tube of the purification device 8. It penetrates radially. This is because if it is ejected at a high speed, it penetrates in only one direction, and the supply amount of nutrients per hour is, for example, 5 liters per minute per opening in sandy soil. Is desirable.
[0040]
In the purification apparatus of the present invention, the nutrient supply from the piping to the ground is not particularly shown, but the nutrient supply time and supply amount per hour can be controlled for each piping. It is configured to enable purification corresponding to the soil type and degree of contamination of the contaminated soil.
[0041]
As described above, in this embodiment, there is no need to distribute and distribute the purification device evenly over the entire area of the contaminated soil, and the purification device according to this embodiment is moved sequentially to contaminate the nutrients of anaerobic microorganisms. Since it can fully permeate over the entire area of the soil, the manufacturing cost of the purification device is reduced.
[0042]
Since the purification apparatus according to the present invention is configured as described in detail in each of the above-described embodiments, it is possible to reliably supply the nutrient solution of the anaerobic microorganisms to be purified to the contaminated soil and to perform the single purification. Manufacturing cost is reduced by using the device.
[0043]
As mentioned above, although this invention has been demonstrated in detail based on embodiment, the anaerobic purification method and purification apparatus of the contaminated soil by this invention are not limited to the said embodiment at all, The kind of nutrient As a matter of course, various modifications can be made to the specific structure, material, etc. of the purification device by applying known ones at the time of filing without departing from the spirit of the present invention. .
[0044]
【The invention's effect】
In the method for anaerobic purification of contaminated soil according to the present invention, at least the horizontal region of the contaminated soil in the ground is specified, and then an assembly of pipes for supplying nutrients for anaerobic microorganisms near the central depth of the contaminated soil is horizontally aligned. And then supplying anaerobic microbial nutrients to each contaminated soil to the contaminated soil, and configuring the aggregate of the piping as a nutrient supply unit of a predetermined length while moving it horizontally. Since it is characterized by supplying nutrients to the above horizontal area, it reduces construction costs while ensuring freedom on the ground, and reliably supplies nutrients for anaerobic microorganisms that purify all areas of contaminated soil. However, the equipment cost of the purification device can be reduced.
[0045]
Moreover, the purification apparatus according to the present invention is a purification apparatus used in the above-described method for anaerobic purification of contaminated soil, and is formed by bundling piping for supplying nutrients for anaerobic microorganisms as an assembly, and the tip of the piping is connected to the assembly. An anaerobic microorganism to be purified is characterized in that it is configured by opening at the outer periphery at a predetermined interval, and the opening at the tip of the pipe is configured in a nozzle shape or limited to a predetermined length range of the aggregate. This makes it possible to supply this nutrient to contaminated soil and to produce a single purification device, thereby reducing the manufacturing cost of the purification device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an embodiment diagram showing steps of an anaerobic purification method for contaminated soil according to the present invention. FIG. 2 is an embodiment diagram showing an infiltration purification state of nutrients in the anaerobic purification method of the present invention. FIG. 4 is a start state diagram in another embodiment of the anaerobic purification method according to the present invention. FIG. 4 is an end state diagram in another embodiment of the anaerobic purification method according to the present invention. FIG. 6 is a diagram showing another embodiment of the purification apparatus according to the present invention.
1 building, 2 ground, 3 contaminated soil, 4 boring,
5 Ground excavation rods, 6, 9 shafts, 7 horizontal boring machines,
8, 8 'purifying device, 8-1 part with opening of purifying device,
8-2 Part of the purification device without opening, 10 Reamer for expanding the horizontal hole,
11 nutrient supply device, 12 opening, 13 cavity, 14 one end,
15 coupling crown, 16 outer tube, 17 piping, 18 nutrient,
19 nozzles,

Claims

A purification device that is disposed in the horizontal direction near the center depth of the contaminated soil in which at least a horizontal region is specified in the ground, and supplies the nutrient solution of anaerobic microorganisms supplied from the nutrient solution supply device to the contaminated soil ,
A plurality of individual pipes each connected to the nutrient solution supply device;
The pipe is provided inside, and the pipe is provided with an outer pipe relatively positioned;
The other ends of the pipes were directly opened at predetermined intervals on the outer peripheral surface of the outer pipe.
A purification device characterized by that .

A method for anaerobic purification of contaminated soil, comprising a step of supplying a nutrient to the contaminated soil while moving and arranging the purification device according to claim 1 in the horizontal direction.

The purification apparatus according to claim 1 , wherein an opening at the other end of the pipe is configured in a nozzle shape .

Purifying apparatus according to claim 1 or 3 opening of the other end of the pipe, characterized in that formed is limited to a predetermined length range of the outer tube.