JP4247328B2 - 高ミサイル充てん密度発射システム - Google Patents

高ミサイル充てん密度発射システム Download PDF

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導ミサイルランチャーに関し、より詳細には各ランチャー位置に複数のミサイルを含むランチャーに関する。
【従来の技術】
現代の軍艦は、それらの主要な攻撃兵器及び防御兵器として誘導ミサイルを使用している。海軍での戦闘では数多くのミサイルの発射を必要なことがあることを考えると、軍艦は、数多くのミサイルを直ちに発射できるようにしておかなければならない。この要件は、個々の発射位置に個々に発射できるミサイルを搭載した種々の複数ミサイルランチャーにより満たされてきた。船のデッキでは、常にスペースが制限される。ミサイルの火力を多くする必要性が増加するにつれて、個々の複数ミサイルランチャーの充てん密度が増加し、船の一定の領域内により多くのミサイル発射位置を有するようになった。MK29は、約8つのシースパローミサイルを保持する複数ミサイルレール型ランチャーである。
短時間間隔内に複数のミサイルを発射することが必要であることに加えて、単一のミサイルランチャーから、異なる飛行型のミサイル、例えば、対空ミサイルと巡航ミサイルとを発射することも必要となった。例えば、船内MK41ランチャーは、ミサイルをキャニスタに入れて収容している。各キャニスタには、単一ミッションミサイルが入っている。キャニスタは、MK41における対応のキャニスタ保持チャンバー又はセルに搭載する。キャニスタにいれた各ミサイルは、標準化コネクタを有する。この標準化コネクタは、各セル内において、標準化アンビリカルケーブルにより、発射シーケンサに接続されている。発射シーケンサは、キャニスタ内のミサイルを確認する電子アセンブリである。キャニスタに関連したキャニスタコーディングプラグのコーディングを調べることにより、発射シーケンサをキャニスタに接続する。また、発射シーケンサは、確認されたミサイル用の一連の少なくとも発射−安全信号を生成することにより、より高レベルの制御からの発火準備及び発射信号に応答する。発射−安全信号を、アンビリカルケーブルを介して容器及びその内部のミサイルに結合してその発射を制御する。複数ミサイルランチャーは、発射すべき種々のミサイルのうちの最も大きなミサイルを収容するに十分大きなキャニスタ保持セルを有していなければならない。キャニスタは常にキャニスタ保持セルチャンバーを十分に専有しているが、発射するミサイルが小さいほど、小さいミサイルは物理的な意味でこのキャニスタを十分に専有しないことがある。このため、各キャニスタに複数のミサイルを搭載することにより、再搭載することなく、単一のキャニスタ保持セルから複数の小さいミサイルを発射できる可能性がある。
【発明が解決しようとする課題】
ミサイルを保持及び発射するための向上した装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による発射システムは、複数のミサイルを入れたマルチミサイルキャニスタから個々のミサイルを制御可能に発射する。このマルチミサイルキャニスタは、標準化インターフェイスケーブルに結合するようにされている標準化キャニスタコネクタと関連している。また、発射システムは、発射エレクトロニクスを前記発射システムに関連して有する。発射エレクトロニクスは、標準化第一コネクタを有する。また、この発射システムは、キャニスタリレーモジュールを前記キャニスタと物理的に関連して有する。キャニスタリレーモジュールを、キャニスタと関連した標準化キャニスタコネクタにパワーパス及び信号パス用として結合する。標準化インターフェイスケーブルは、標準化第一コネクタと標準化キャニスタコネクタとに結合されている。インターフェイスケーブルは、複数の導体を含む。複数の導体は、数の面において単一のミサイルの発射を制御するのに必要とする以上であるが、数の面において前記キャニスタからの前記複数のミサイルの発射を独立的に制御するには十分でない。前記発射エレクトロニクスは、さらにミサイル発射−安全信号源を含む。ミサイル発射−安全信号源は、個々のミサイルの発射についての個々の順序の発射−安全信号を生じるとともに、前記個々の順序の発射−安全信号ごとに、前記順序の発射−安全信号を加えるべき前記キャニスタ内の前記複数のミサイルの一つを表す選択信号も生じる。前記発射エレクトロニクスが各前記個々の順序の発射−安全信号とその選択信号の関連した一つを発射エレクトロニクスの標準化第一コネクタに結合しており、それにより各前記個々の順序の発射−安全信号と前記選択信号の関連した一つが前記標準化インターフェイスケーブルの前記コネクタを介して前記標準化キャニスタコネクタに結合されて前記キャニスタリレーモジュールによる受信ができるようなっている。前記キャニスタリレーモジュールが、前記個々の順序の発射−安全信号を受信するように結合し且つ前記キャニスタ内の前記複数のミサイルの各々に結合した多重化装置をさらに含んでなることにより、各前記順序の発射−安全信号を前記キャニスタ内の前記ミサイルの一つ又は唯一のものに前記選択信号の制御下に制御可能に結合するようになっている。多重化装置は、アクティブ電子要素を介在することなく前記選択信号により直接制御される少なくとも一つの多重化層を含む。より詳細には、多重化装置は、同様な複数の電子機械式リレーを含んでなる。前記電子機械式リレーの各々は、コイルと一連の可動接点とを含む。前記電子機械式リレーの各々の前記コイルは、アクティブ要素を介在することなく前記容器コネクタの導体に接続されていて前記選択信号の一つを受信するようになっている。前記電子機械式リレーの各々の前記一連の接点は、前記個々の順序の発射−安全信号を前記キャニスタ内の前記ミサイルの特定の一つに結合するためのさらなる装置に結合されていて、前記選択信号の前記一つに応答して、前記一連の可動接点の関連した一つを動作させることにより前記順序の発射−安全信号を前記キャニスタ内の前記ミサイルの選択された一つに結合するようになっている。感応アクティブ要素を欠く少なくとも一つの多重化層を使用すると、システムは、EMP(高エネルギー型電磁線)によるミサイルの不注意な発射がなくなり、物理的又は熱的衝撃等に対して耐性となる。
本発明の別の態様によれば、マルチミサイルキャニスタは、内部と外部とを定めているキャニスタケーシングと、前記ケーシング内に位置している複数のミサイルであって、ミサイルのいずれか一つを前記キャニスタ内の前記ミサイルのいずれか他の一つに影響を及ぼすことなく発射できる位置に位置している複数のミサイルとを有している。標準化コネクタを前記キャニスタに物理的に取り付けて、前記キャニスタの内部と外部との間の信号用のパスを提供している。前記標準化コネクタは、前記キャニスタ内の前記ミサイルの一つを発射させる一連の発射−安全信号を受信し、また、前記第一の複数と等しい第二の複数のミサイル選択導体のいずれか一つにミサイル選択信号を受信するための導体を有している。ミサイル選択信号は、発射すべき第一の複数のミサイルの一つを選択するためのものである。マルチプレクサが、キャニスタと物理的に関連している。このマルチプレクサは、第三の複数の電子機械式リレーを含み、前記第三の複数は前記第一の複数と等しく、前記第三の複数の前記電子機械式リレーの各々は前記標準化コネクタの前記第二の複数の導体の関連した一つにアクティブ要素を介することなく結合した動作コイルを含んでいて前記ミサイル選択信号の対応の一つにより直接動作されるようになっている。これに関連して、用語「直接に」とは、アクティブエレクトロニクスを介在しない動作を意味する。コイルをこのように動作するとき、リレーが、前記一連の発射−安全信号を前記標準化コネクタの導体から前記第一の複数のミサイルの関連した一つに送る。
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一態様によるマルチミサイルランチャーの概略概念斜視又は等角部分切断図である。図1において、ランチャー構造体自体は、12で示してある。ランチャー構造体12は、概念的には、複数(図では8)のキャニスタ保持チャンバー又はセル14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g、14hのセットを形成しているフレームワークである。各キャニスタ保持チャンバー群14は、断面が四角であり、単一の標準化ミサイルキャニスタ16が収容される寸法となっている。ミサイルキャニスタ16は、波形体16b形成し、フライスルーエンドカバー16ec を備えている。図1に示すように、キャニスタ16内のミサイル16mは、断面が円形である。また、キャニスタ16は、標準化キャニスタコネクタ16cを、常にキャニスタ上の同じ近似位置にある。
図1において、キャニスタ保持セルのアレイ14は、複数のタブを有するシールドプレート20に取り付けられている。タブの一部は、20tで示されている。これにより、ランチャー全体が、そのキャリア又は船に固定されている。シールドプレート20は、ミサイル保持セル22dの底に開口22dにより示されているように、各セルの下端に開口を形成している。プレナム又はマニホールドカバー24は、最大強度が得られるように円筒の半分の形状としてある一つの湾曲側面24cを形成している。2つの平坦な側面であってそれらのうちの一方の24fで示されている側面は、プレナムの端部をせき止める。平坦側面24fは、部材で補強されており、部材のうちの2つが、24rで示されている。26で示されているプレナムは、シールドプレート20とプレナムカバー24との間にある。
チムニー(その底部は、図1において30で示されている)は、外断面及び長さは、キャニスタ16よりも大きくはない。図示されているように、チムニー30は、ミサイル保持セル14fから分解して離して示されている。設置したときには、チムニー30は、ミサイルの発射中にプレナムに入るミサイルの排ガスを出す。
また、図1の装置は、複数の開口32a、32b、32c及び32dを含むセット32を有する。これらの開口により、複数ミサイルランチャー構造体12の壁を介してセル14a、14b、14c及び14dの各々の対応の位置にアクセスできる。複数ミサイルランチャー構造体12の反対側の対応の開口(図1には図示されていない)セットにより、セル14e、14f、14g及び14hにおける対応の位置にアクセスできる。開口セット14の位置は、キャニスタをセルに適当に取り付けたときに、キャニスタ16の標準化キャニスタコネクタ16cにアクセスできるように選択される。本発明の実際の実施態様では、複数ミサイルランチャー構造体12の壁は、図1において表されるように、中実ではなく、トラス又は格子状であり、別に開口セット32を設ける必要なく、所望の位置に直接アクセスできる。
ミサイル保持セルセット14の各セルの少なくとも一つの壁は、一つ以上のチャックを備えており、それらのうちの一つは、セル14dの壁34において36として示されている。これらのチャックは、ミサイル保持キャニスタの段にはめ合わされる寸法となっていてセル内のキャニスタが縦方向に動かないようになっている。
図2は、従来技術の容器収納ミサイルの内部の詳細を示す概略斜視又は等角部分切断図である。図2に示される図1のキャニスタ16の要素は、同様の参照番号により示されている。図2において、キャニスタ16のキャニスタ本体16bは、ミサイル16mを支持している。図2に示すように、キャニスタ容器16は、コーディングプラグ70を含んでいる。コーディングプラグ70は、複数の信号パス(72として一緒に示されている)により、標準化キャニスタコネクタ16cの選択されたピン(図2では別個には示されていない)セットに接続されて、当該技術分野において公知の種々のピンに接続を相互接続することによりコーディングがなされる。これは、標準化キャニスタコネクタ16cを介して読み取ることができ、これによりキャニスタ内に位置するミサイル16mの種類が確認される。標準化キャニスタコネクタ16cのピンの他のものは、内部パワー及び信号接続パス(74で示されている)を介して、ミサイルの種類について特定してもよいミサイルコネクタ76に接続される。
数種類の異なるミサイルを容器に入れる。このような種々のミサイル(各々異なる飛行形態)は、軍艦に備えられるべきものである。アンビリカルケーブル17により伝えられるべき異なる信号の数及びパワーは、非常に大きなものとなることがあることは、理解されるであろう。例えば、トマホーク、垂直発射ASROC、標準ミサイルブロック2及び4並びにシースパローは、全て145のコネクタを有するアンビリカルケーブル17により取り扱われるべきものであり、異なる飛行形態のさらなる種類のものを、制御すべきミサイルのリストに加えることは、約126のコネクタがすでに利用されていることから複雑となり、そこで約19のコネクタしか新しい型のミサイルの制御には利用できない。このような新しいミサイルの種類についての数多くの信号及びパワー要件は、セルによりすでに制御可能なミサイルにより使用されているものに共通でよいことを考慮しても、トマホーク、垂直発射ASROC、標準ミサイルブロック2及び4並びにシースパローは、全てアンビリカルケーブル17により取り扱われ、制御することも要求されるときには、残りのコネクタ数は、新しい種類のミサイルを独立して制御するのに必要な数よりも少ない。ランチャーが取り扱うのに必要なミサイルが、新型であろうと旧型であろうと、1種類のみであるならば、アンビリカルケーブルにおける導体の数は、発射を制御するのに十分である。
図3において、マルチミサイルキャニスタ316は、同じ外部寸法を有する図1及び図2のキャニスタ16の本体16に対応する本体316を有しており、キャニスタ316は、図1のセルセット14のいずれか一つのセルにはめ合わされる。図3において、標準化キャニスタ316は、2つの交差壁(それらの一部は310a及び310bとして示されている)により、4つの縦に延びているサブセル312a、312b、312c及び312dのセット312に分割されている。各サブセル312a、312b、312c及び312dは、対応のフライスルーカバー314a、314b、314c及び314dに関連している。別個のミサイル316ma、316mb、316mc及び316mdは、それぞれミサイル保持サブセルセット312の各サブセル312a、312b、312c及び312d内に位置している。4つのサブセルを、互いに十分に分離して、一つのミサイルの排出が別のセルに位置する他のミサイル又は装置のいずれにも影響しないようにする。図2の場合と同様に、標準化キャニスタコネクタ16cのいくつかの導体又はピン(別個には図示されていない)は、コーディングプラグ70へのマルチ信号パス72により結合されて、マルチミサイルキャニスタ316におけるミサイルの種類を確認し、また、複数ミサイルキャニスタとしてキャニスタをも確認できるようになっている。本発明の一態様によれば、図3の装置は、ボックス又はエンクロージャ320として示されているマルチプレクサを含んでいる。エンクロージャ320は、マルチ導体ケーブル374を介してキャニスタコネクタ16cのピンの一部に接続されている。エンクロージャ320は、一連のミサイル発射信号及び標準化コネクタ16cから到達するなんらかのミサイル安全信号を受信し、一連のミサイル発射−安全信号を、ミサイル確認信号の制御下で以下で説明するように送るとともに、標準化キャニスタコネクタ16c及びマルチ導体パス374を介してエンクロージャ320に送信される。本発明の顕著な態様によれば、一連の入り信号のミサイル選択コンポーネントを処理又は経路指示して発射−安全信号の送信を制御することは、「アクティブ」要素なしに行われる。このための「アクティブ」要素には、ソリッドステート装置(ダイオード又は整流器を除く)、真空管、増幅器、マイクロプロセッサや、熱、衝撃、電磁パルス等により悪影響を受けることがあるより多くの一般的なコンポーネントが含まれる。その代わりに、経路指示は、専ら電子機械式リレー(制御要素のうちで最も強度があるもののうちに入り、最も悪条件下で信頼性がある)により制御される。以下で説明する発射−安全信号の処理により、ミサイル316ma、316mb、316mc及び316mdのいずれか一つの発射をキャニスタ316における他のミサイルとは無関係に独立して発射することができる。
図4は、発射シーケンサエレクトロニクス410、アンビリカルケーブル17及びキャニスタリレーモジュール320の一部分を示した概略ブロック図である。図4において、別個の信号及び電気パスの一部分は、発射シーケンサ410からのものとして示されている。当業者には、発射シーケンサ410は、単に複合制御システムとキャニスタ内の制御装置との間のインターフェイスを提供する、より複雑な制御システムの最後の段階であることが分かるであろう。ミサイルの発射の最後の制御とターゲットの選択は、より高レベルの制御での人間の指令による。但し、制御システムは、アクティブ状態で実質的に独立していてもよい。このように、本発明の目的には、発射シーケンサは、ミサイルの発射を指令し且つミサイルのエンジンをアクティブとするためのパワーを提供する電源としての役割りを果たす信号源である。端子452セットは、図4の左の単一端子について符号により示されている。この端子セットは、別個の導体上の源(図示せず)から、非アクティブミサイル及びアクティブミサイルを監視すること及びミサイルをアクティブにするのに必要な発射−安全信号の全てを受信する。端子452は、信号を一連の導体453に結合する。これらの導体は、標準化発射シーケンサコネクタ410cを介してアンビリカルケーブルコネクタ172の種々のピン(これらのピンのうちの一つが、4531として示されている)に結合され、アンビリカルケーブル17の対応の導体(一緒にfxとして示されている)に結合されている。上記したように、アンビリカルケーブル17における導体fxの数は、4つのミサイルを独立的に制御するには不十分である。しかしながら、パスfx上の信号及びパワーは、キャニスタ内の4つのミサイルのうちのいずれか一つを発射するのに十分である。アンビリカルケーブルパスfxから標準化キャニスタコネクタ16cに到達する信号及びパワーは、一連のピン(これらのうちの一つは、16c2として示されている)及び四方分割接合454を介して、リレー405、406、407及び408の複数常時回路(NO)接点セットに結合される。リレー405、406、407及び408の各接点セットは、図4において、単一接点セットにより表されている。このように、リレー405、406、407及び408のいずれか一つの接点セットは、ミサイルを発射するため及び発射を監視するために必要とする全ての信号及びパワーを別個位に切り替えたり、伝送したりすることができる。アンビリカルケーブル17の導体の全てが図4に示されているわけではなく、リレー405、406、407及び408により切り替えられないアンビリカルケーブル17における信号パスに関連しているいくつかのキャニスタ監視機能及びコーディング機能がある。リレー405、406、407及び408のいずれか一つの接点セットを閉じると、信号パスfx上のミサイル制御信号セットがそれぞれさらなる一連の信号パス374a、374b、374c及び374dの一つを介して、4つのミサイル316ma、316mb、316mc及び316mdのうちの一つに加えられる。このように、ミサイルを発射するため及びその発射を監視するのに必要とされるこれらの信号及びパワーは、リレー405、406、407及び408の適当な接点セットを閉じることにより切り替わるか、4つのミサイル間に時分割多重化される。
図4において、端子412は、源(図示されていない)から直接電圧の形態でよいパワーを受け、パワーを、全ON−OFFスイッチとしての役割を果たすリレー又はコンタクタ414を介し且つアンビリカルコネクタ171を介して、アンビリカルの電気導体4171に結合する。電気導体4171のパワーは、コネクタ172及びピン16c1を介して、キャニスタリレーモジュール320におけるバス437に結合する。一連の4つのリレー401、402、403及び404は、非アクティブ状態のときには、開接点を有し、制御パワーがバス437から、4つのリレーセット405、406、407及び408(これらの各々は、上記したように、便宜上単一リレーとして示されている)のいずれかの制御端子(好ましい態様ではコイル端子)に加わらないようにしている。このように、リレー401、402、403及び404のいずれか一つの接点を閉じると、パワーがバス434からそれぞれリレーセット405、406、407及び408の制御要素に加わり、次に、リレーセット405、406、407及び408のうちの一つを通電する。本発明の一態様によれば、発射シーケンサ410の4つの端子416、418、419及び420のうちの一つは、排他的基準に基づいてミサイル選択信号を受信し、その結果、信号は、端子416、418、419及び420のうちの一つのみに加えられる。端子416、418、419及び420のうちのアクティブなものについてのミサイル選択信号(セレクトA、セレクトB、セレクトC、セレクトD)を、それぞれドライバー426、428、429及び430を介してアンビリカルケーブル17の対応の選択信号パス4172、4173、4174及び4175に加えられる。アンビリカルケーブル17の対応信号パス4172、4173、4174又は4175のそれぞれ対応の信号パス上のセレクトA、セレクトB、セレクトC又はセレクトD信号を、それぞれリレー401、402、403又は404のうちの一つの制御端子に加えて、リレー4172、4173、4174又は4175のうちの選択された一つを通電させる。このように、図3及び4の装置の操作において、リレー接点414をONにすることによりバス437にパワーを加え、ミサイル選択信号をミサイル選択端子416、418、419及び420の一つに加えて、対応のリレー401、402、403及び404の接点を閉じる。リレー401、402、403及び404のうちの一つの接点を閉じると、バス437からのパワーが、リレーセット405、406、407及び408のうちの一つに関連した一連のリレーの制御要素に加えられる。パワーをリレーセット405、406、407及び408の制御要素に加えると、一連の発射−安全信号(端子セット452に加えてもよい)が、キャニスタ内のミサイルのうちの適当な一つに送られる。端子412にパワーを加えること、リレー414が閉じること及び端子416、418、419及び420のうちの一つに選択信号を加えることが同時におきないと、リレー405、406、407及び408のいずれかのセットの制御要素に加えることができず、これらのリレーセットの接点が開いたままとなり、したがって、発射信号をいずれのミサイルにも結合できないことが分かるであろう。たとえ一連のリレー405、406、407及び408の接点を閉じなければならない場合でも、一連の発射信号を端子452に加えない限りは、ミサイルは発射されない。したがって、ミサイルを発射するために、少なくとも2つの信号が同時に発生してキャニスタリレーモジュールに到達しなければならない。上記したように、キャニスタリレーモジュールは、アクティブ要素を含まず、リレーのみを含んで、最良信頼性が得られるようにしている。
図5は、レールランチャーセル510におけるミサイル密度を増加するための対応の装置を示す。図5において、レールランチャーセルは、船のデッキ(その一部分を508として示す)に設置される。図5において、レールランチャーセル510は、構造体514を取り付けた回転マウント512を含む。構造体514は、レール516(断面がI−ビーム状)を、レールの遠端を自由として片持ばりして保持する。レールは、遠隔制御下でいずれの方向にも動くようにできる。レールランチャーセル510は、単一の大きなミサイルを収容し且つ発射するように設計されており、このため、発射シーケンサ518がデッキ下に取り付けられており、標準化ケーブル517を介して上記デッキの構造体514に接続されている。構造体514は、通常のようにして単一ミサイルを有するランチャーにおいて使用する場合には、発射−安全信号を、574等のケーブルを介して、レールに取り付けたミサイルに伝える。本発明の一態様によれば、ミサイル密度は、2つの別個のミサイル(これらの各々は、ランチャーが収容するように設計されている最も大きなミサイルよりも小さい)を使用することにより増加する。これらの2つの小さなミサイルは、516a及び516bとして示されている。ミサイル516a及び516bの各々は、それぞれレール取り付け装置(516am及び516bm)を有し、これらは、図示されているように、レール516の下フランジ上をスライドするように設計されている。2つのミサイル516a及び516bは、レール上にタンデム形態に取り付けられる。これは、ミサイル516aを、まずレールに取り付け、構造体の近く514に配置し、一方、ミサイル516bは、ミサイル516aを取り付けた後にレールに取り付け、したがって、構造体514からはより遠くに位置する。ケーブル517は、レールランチャーを使用できるミサイルのいずれかのための発射−安全信号を送信するのに十分以上であるが、2つのミサイルを独立して制御するには十分でない、
パワー及び信号パスを含む。本発明によれば、リレーモジュール520(原則として、図4のリレーモジュール320に対応)は、レールランチャー510(図5に示したように構造体514内)に関連している。標準化ケーブル517はリレーモジュール520に接続され、2つのミサイル516a及び516bは、上記した方法と同様の方法で独立的に制御される。当然のことながら、ミサイル516bは、最初に発射されなければならない。
本発明の他の実施態様は、当業者には明らかであろう。例えば、本発明は、ミサイルの容器収納には依存せず、本発明は、制御シーケンサ(又はその等価物)と各レールに取り付けた複数のミサイルとの間の相互接続における容量が不十分である問題が存在する限りは、レール型ランチャーとともに使用するか、それらに適用して、そのレール上のミサイルの少なくとも一部を個々又は独立して制御できることは明らかであろう。同様に、本発明を、軍艦を例にとって説明したが、他の状況、例えば、陸上配置、可動装甲戦車、飛行機等にも同様に適用できる。コーディングプラグは、それが関連するキャニスタのマルチミサイル性に関係したコーディングを含むが、コーディングプラグは、必要に応じて、容器中のミサイルの数を確認できるようにしてもよい。本発明の好ましい実施態様では、コイル作動(電流作動)リレーを使用することを意図しているが、圧電作動リレーを使用してもよい。図5の実施態様は、単一レール上にミサイルをタンデム状に配置したものを示しているが、最初のレールを第二レールと平行にし、2つの小ミサイルを並べて取り付けることにより、同様にミサイル密度を増加できる。
したがって、本発明の一態様による発射システム(10)は、複数(図示した実施態様では4つ)のミサイルを含有するマルチミサイルキャニスタ(316)から個々のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)を、制御可能に発射する。マルチミサイルキャニスタ(316)は、標準化インターフェイスケーブル(17)に結合するようにした標準化キャニスタコネクタ(16c)に関連している。また、システム(10)は、発射エレクトロニクス(410)を発射システム(10)に関連して有する。発射エレクトロニクス(410)は、標準化第一コネクタ(410c)を有する。また、システム(10)は、キャニスタリレーモジュール(320)を、キャニスタ(16)に物理的に関連して有する。キャニスタリレーモジュール(320)は、キャニスタ(16)に関連して標準化キャニスタコネクタ(16c)を含むか、それに結合している。標準化インターフェイスケーブル(17)は、標準化第一コネクタ(410c)及び標準化キャニスタコネクタ(16c)に結合されている。インターフェイスケーブル(17)は、複数(145)の導体(4171、4172、4173、4174、4175、セットfx)を有する。これらの複数の導体(4171、4172、4173、4174、4175、セットfx)は、数の面において単一のミサイル(16m)の発射を制御するのには十分以上であるが、数の面においてキャニスタ(316)からの複数(4つ)のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)の発射を個々に制御するには十分でない。発射エレクトロニクス(410)は、さらに、個々のミサイルの発射ごとの個々の順序の発射−安全信号を生じるミサイル発射−安全信号源(452)、及び個々の順序の発射−安全信号ごとに、その順序に発射−安全信号を加えなければならないキャニスタ36内の複数のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)のうちの一つを表す選択信号を生じる源(416、418、419、420)を有する。発射エレクトロニクス(410)は、各個々の順序の発射−安全信号及び選択信号の関連したものを、発射エレクトロニクス(410)の標準化第一コネクタ(410c)に結合することにより、各個々の順序の発射−安全信号及び選択信号の関連するものを、標準化インターフェイスケーブル(17)の導体(4171、4172、4173、4174、4175、セットfx)を介して、標準化キャニスタコネクタ(16c)に結合して、キャニスタリレーモジュール(320)により受信できるようにする。キャニスタリレーモジュール(320)は、さらに、多重化装置(401、402、403、404、405、406、407、408及び454)を有する。これらの多重化装置は、個々の順序で発射−安全信号を受信するように結合され、また、(信号パスセット374a、374b、374c及び374dを介して)、キャニスタ(316)内の複数(4つ)のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)の各々に結合されて、各順序の発射−安全信号をキャニスタ(316)内のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)の一つ及び唯一つに、選択信号の制御下で、制御可能に結合できるようになっている。多重化装置(401、402、403、404、405、406、407、408及び454)は、アクティブ電子要素を介在することなく選択信号により直接制御される少なくとも一つの多重化「層」(リレー401、402、403及び404又は405、406、407、408)を有する。より詳細には、多重化装置(401、402、403、404、405、406、407、408及び454)は、同様の複数(4つ)の電子機械式リレー(401、402、403及び404)を含んでなる。電子機械式リレー(401、402、403及び404)の各々は、コイル(401c)及び一組の可動接点(401k1、401k2)を有する。これは、少なくとも一つの接点が接続を形成するか遮断するために移動する一組の接点を意味する。電子機械式リレー(401、402、403及び404)の各々のコイル(401c)は、アクティブ要素を介在することなく、容器コネクタ(16c)の導体(それぞれアンビリカルケーブル導体4172、4173,4174及び4175に接続された4872、4873、4874及び4875)に接続されて、選択信号の一つを受信するようになっている。電子機械式リレー(401、402、403、404)の各々の接点セット(401k1及び401k2)を、さらなる装置(405、406、407、408、454)に結合して、個々の順序の発射−安全信号を、キャニスタ(316)内のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)の特定の一つに、可動接点セットの関連するものを動作する選択信号の一つに応答して結合し、それにより、上記順序の発射−安全信号を、キャニスタ内のミサイルのうちの選択されたものに結合するようになっている。感応性アクティブ要素を欠く少なくとも一つの多重化層を、記載の方法で使用することにより、システムは、EMP(高エネルギー型電磁線)によるミサイルの不注意な発射がなくなったり、物理的又は熱的衝撃等に対して耐性となる。
本発明の別の態様によれば、マルチミサイルキャニスタ(316)は、内部と外部とを定めているキャニスタケーシング(316b)と、前記ケーシング(316b)内に位置している複数のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)であって、ミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)のいずれか一つを前記キャニスタ(316)内の前記ミサイルの他の一つに影響を及ぼすことなく発射できる位置に位置している複数のミサイルとを有している。標準化コネクタ(16c)を前記キャニスタ(316)ケーシング(316b)に物理的に取り付けて、前記キャニスタの内部と外部との間の信号用のパスを提供している。前記標準化コネクタ(16c)は、前記キャニスタ内の前記ミサイルの一つを発射させる一連の発射−安全信号を受信し、また、前記第一の複数(4つ)と等しい第二の複数(4つ)のミサイル選択導体(4172、4173、4174及び4175)のいずれか一つにミサイル選択信号を受信するための導体(16c1、16c2)を有している。ミサイル選択信号は、発射すべき第一の複数(4つ)のミサイル(316ma、316mb、316mc及び316md)のうちの一つを選択するためのものである。マルチプレクサ(401、402、403、404、405、406、407、408及び454)は、キャニスタ(316)と物理的に関連している。このマルチプレクサ(401、402、403、404、405、406、407、408及び454)は、第三の複数(4つ)の電子機械式リレー(401、402、403及び404)を含み、前記第三の複数( 4つ) は前記第一の複数(4つ)と等しく、前記第三の複数(4つ)の前記電子機械式リレー(401、402、403及び404)の各々は前記標準化コネクタ(16c)の前記第三の複数の導体(4172、4173、4174及び4175)の関連した一つにアクティブ要素を介することなく結合したアクチュエータ(401c)(コイルでよい)を含んでいて前記ミサイル選択信号の対応の一つにより直接動作されるようになっている。これに関連して、用語「直接に」とは、アクティブエレクトロニクスを介在しない動作を意味する。コイルをこのように動作するとき、リレーが、前記一連の発射−安全信号を前記標準化コネクタの導体から前記第一の複数のミサイルの関連した一つに送る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数のキャニスタ保持セルを含む複数ミサイルランチャーの概略総斜視又は等角図であって、ランチャーを部分的に切断して一つのセルの内部の詳細が分かるようにし、且つ取り外し可能なチムニー及び同様の寸法のミサイル保持キャニスタ(これらのどちらかが複数ミサイルランチャーのセルの一つにはめ合わされている)ものも示したものである。
【図2】従来技術の単一ミサイルキャニスタの概略斜視又は等角部分切断図であって、キャニスタ内の電気及び信号接続の代表的な位置を示したものである。
【図3】本発明の一態様による複数ミサイルキャニスタの概略斜視又は等角部分切断図であって、キャニスタに関連する代表的な接続を示したものである。
【図4】発射シーケンサの一部分と、図3のキャニスタリレーモジュール内のいくつかの電気接続及び信号接続の一部分を示す、概略ブロック図である。
【図5】本発明の一態様を取り入れたレールランチャーセルの概略斜視又は等角部分分解部分切断図である。
【符号の説明】
10ミサイル発射システム
16キャニスタ
16cキャニスタコネクタ
17インターフェイスケーブル
316マルチミサイルキャニスタ
316bキャニスタケーシング
316ma、316mb、316mc、316mdミサイル
320キャニスタリレーモジュール
374a、374b、374c、374d信号パスセット
401、402、403、404、405、406、407、408、454多重化装置401k1、401k2可動接点
410発射エレクトロニクス
410cコネクタ
4171、4172、4173、4174、4175、fx導体
416,418,419,420選択信号源
452ミサイル発射−安全信号源

Claims (5)

  1. 複数の発射位置を備えたミサイルランチャーから個々に制御可能なミサイルを個々に発射するための発射システムであって、前記発射位置の各々が単一のミサイルを保持し且つ発射することができる発射システムにおいて、前記ミサイル発射位置の各々に連携した発射エレクトロニクスであって、連携した発射位置からの個々のミサイルの発射についての個々のシーケンスの発射−安全信号を生じるミサイル発射−安全信号源を含む、前記発射エレクトロニクスと、
    複数のミサイルを前記発射位置の一つに物理的に結合させるための発射位置物理的インターフェイス手段と、
    前記発射エレクトロニクスに結合した発射位置標準化結合手段であって、前記標準化結合手段が電気導体を含む複数の信号パスを含み、前記複数の信号パスが数の面において前記単一ミサイルの発射を制御するのに必要とする以上であるが、数の面において前記発射位置の一つから複数のミサイルの発射を個々に制御するには十分でない、前記発射位置標準化結合手段と、
    前記発射エレクトロニクスが、前記個々の順序の発射−安全信号ごとに、前記順序の発射−安全信号を加えるべき前記発射位置に連携した前記複数のミサイルのうちの一つを表す選択信号を生じる選択手段をさらに含んでなり、前記発射エレクトロニクスが各前記個々の順序の発射−安全信号とその選択信号の連携した一つを前記標準化結合手段を介して前記発射位置に結合しており、前記発射位置に連携したリレーモジュールであって、前記リレーモジュールが前記個々の順序の発射−安全信号及び前記選択信号の連携した一つを受信し、前記リレーモジュールが、前記個々の順序の発射−安全信号を受信するように結合し且つ前記発射位置に連携した前記複数のミサイルの各々に結合した多重化手段をさらに含んでなることにより、各前記順序の発射−安全信号を前記発射位置と連携した前記ミサイルの一つに前記選択信号の制御下に制御可能に結合するようになっており、前記多重化手段が能動電子素子を介在することなく前記選択信号により直接制御される少なくとも一つの多重化レベルを含む、前記リレーモジュールと、を含んでなることを特徴とする、発射システム。
  2. 複数のミサイルを入れたマルチミサイルキャニスタから個々のミサイルを制御可能に発射するための発射システムであり、前記キャニスタも標準化インターフェイスケーブルに結合するようにされているキャニスタコネクタと連携している発射システムであって、前記発射システムに連携した発射エレクトロニクスであって、標準化第一コネクタを含んでなる前記発射エレクトロニクスと、
    前記キャニスタと物理的に連携したキャニスタリレーモジュールであって、前記キャニスタと連携した標準化キャニスタコネクタと連携されている前記キャニスタリレーモジュールと、
    前記標準化第一コネクタと前記標準化キャニスタコネクタとに結合された標準化インターフェイスケーブルであって、前記標準化インターフェイスケーブルが複数の導体を含み、前記複数の導体が数の面において単一のミサイルの発射を制御するのに必要とする以上であるが、数の面において前記キャニスタからの前記複数のミサイルの発射を独立的に制御するには十分でない、前記標準化インターフェイスケーブルと、
    前記発射エレクトロニクスがミサイル発射−安全信号源をさらに含み、前記ミサイル発射−安全信号源が個々のミサイルの発射についての個々の順序の発射−安全信号を生じるとともに、前記個々の順序の発射−安全信号ごとに、前記順序の発射−安全信号を加えるべき前記キャニスタ内の前記複数のミサイルの一つを表す選択信号も生じるものであり、前記発射エレクトロニクスが各前記個々の順序の発射−安全信号とその選択信号の連携した一つを前記標準化第一コネクタに結合しており、それにより各前記個々の順序の発射−安全信号と前記選択信号の連携した一つが前記標準化インターフェイスケーブルの前記導体を介して前記標準化キャニスタコネクタに結合されて前記キャニスタリレーモジュールによる受信ができるようなっており、
    前記キャニスタリレーモジュールが、前記個々の順序の発射−安全信号を受信するように結合し且つ前記キャニスタ内の前記複数のミサイルの各々に結合した多重化手段をさらに含んでなることにより、各前記順序の発射−安全信号を前記キャニスタ内の前記ミサイルの一つに前記選択信号の制御下に制御可能に結合するようになっており、前記多重化手段が能動電子素子を介在することなく前記選択信号により直接制御される少なくとも一つの多重化層を含む、キャニスタリレーモジュールと、を含んでなることを特徴とする発射システム。
  3. 前記多重化手段が、同様な複数の電子機械式リレーを含んでなり、前記電子機械式リレーの各々はコイルと一連の可動接点とを含み、前記電子機械式リレーの各々の前記コイルは能動素子を介在することなく前記容器コネクタの導体に接続されていて前記選択信号の一つを受信するようになっており、前記電子機械式リレーの各々の前記一連の接点は、前記個々の順序の発射−安全信号を前記キャニスタ内の前記ミサイルの特定の一つに結合するためのさらなる手段に結合されていて、前記選択信号の前記一つに応答して、前記一連の可動接点の連携した一つを動作させることにより前記順序の発射−安全信号を前記キャニスタ内の前記ミサイルの選択された一つに結合するようになっている、請求項1に記載のシステム。
  4. マルチミサイルキャニスタであって、
    内部と外部とを定めているキャニスタケーシングと、
    前記ケーシング内に位置している複数のミサイルであって、ミサイルのいずれか一つを前記キャニスタ内の前記ミサイルのいずれか他の一つに影響を及ぼすことなく発射できる位置にある前記複数のミサイルと、
    前記キャニスタに物理的に取り付けて前記キャニスタの内部と外部との間の信号用のパスを提供する標準化コネクタであって、前記標準化コネクタが第一の複数のミサイル選択導体と連携して前記キャニスタ内の前記ミサイルの一つを発射させる一連の発射−安全信号を受信し、また、発射すべき前記複数のミサイルの一つを選択するための前記第一の複数のミサイル選択導体の数と等しい数の第二の複数のミサイル選択導体のいずれか一つにミサイル選択信号を受信するようになっている、前記標準化コネクタと、
    前記キャニスタと物理的に連携したマルチプレクサであって、前記マルチプレクサが複数の電子機械式リレーを含み、前記複の電子機械式リレーの数は前記第一の複数のミサイル選択導体の数と等しく、前記複数の前記電子機械式リレーの各々は前記標準化コネクタの前記第二の複数の導体の連携した一つに能動素子を介することなく結合した動作コイルを含んでいて前記ミサイル選択信号の対応の一つにより直接動作されるようになっているとともに、そのように動作されたときに、前記一連の発射−安全信号を前記標準化コネクタの導体から前記複数のミサイルの連携した一つに送るようになっている、前記マルチプレクサと、を含んでなることを特徴とするマルチミサイルキャニスタ。
  5. 複数の発射位置を備えたミサイルランチャーから個々に制御可能なミサイルを個々に発射するための発射システムであって、前記発射位置の各々が異なる寸法を有する複数の異なる種類のミサイルのいずれか一つを保持し且つ発射することができる発射システムにおいて、前記ミサイル発射位置の各々に連携した発射エレクトロニクスであって、個々のミサイルの発射についての個々の順序の発射−安全信号を生じるミサイル発射−安全信号源を含む、前記発射エレクトロニクスと、
    複数のミサイルを前記発射位置の少なくとも一つに物理的に結合させるための発射位置物理的インターフェイス手段と、
    前記発射エレクトロニクスに結合した発射位置標準化結合手段であって、前記標準化結合手段が電気導体を含む複数の信号パスを含み、前記複数の信号パスが数の面において種々の異なる種類の複数の単一ミサイルのうちのいずれかひとつの発射を制御するのに必要とする以上であるが、数の面において前記発射位置からの複数のミサイルの発射を個々に制御するには十分でない、前記発射位置標準化結合手段と、
    前記発射エレクトロニクスが、前記個々の順序の発射−安全信号ごとに、前記順序の発射−安全信号を加えるべき前記発射位置に連携した前記複数のミサイルのうちの一つを表す選択信号を生じる選択手段をさらに含んでなり、前記発射エレクトロニクスが各前記個々の順序の発射−安全信号とその選択信号の連携した一つを前記標準化結合手段を介して前記発射位置に結合しており、前記発射位置に連携したリレーモジュールであって、前記リレーモジュールが前記個々の順序の発射−安全信号及び前記選択信号の連携した一つを受信し、前記リレーモジュールが、前記個々の順序の発射−安全信号を受信するように結合し且つ前記発射位置に連携した前記複数のミサイルの各々に結合した多重化手段をさらに含んでなることにより、各前記順序の発射−安全信号を前記発射位置と連携した前記ミサイルの一つに前記選択信号の制御下に制御可能に結合するようになっており、前記多重化手段が能動電子素子を介在することなく前記選択信号により直接制御される少なくとも一つの多重化レベルを含む、前記リレーモジュールと、を含んでなることを特徴とする、発射システム。
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