JP4235523B2 - 水中移動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遠隔操作される水中移動装置に係り、特に、水中の構造物の水平面はもちろん垂直面乃至は斜面に沿っても移動できるようにした水中移動装置に関する。
例えば、発電プラントなどで現用されている原子炉は、通常、ウランなどの核燃料を所定の圧力容器内に収納し、水中で加圧した状態で運転され、このとき沸騰水形の原子炉の場合でも、その圧力は数10パスカルから100パスカルにも達する。
そこで、この原子炉圧力容器には厳しい安全性が要求され、このため、容器自体は勿論、例えばシュラウド(炉心隔壁)など容器内にある各種の構造体や機器についても点検や検査が欠かせない。
ところで、このような原子炉の場合、その圧力容器内の検査(点検も含む)は、勿論、容器を開いて実施するのであるが、しかし、このとき容器内は強い放射能環境にあり、しかも、このとき、容器の中に水(冷却水)が張られている状態のまま検査を実施するのが通例なので、検査員が接近できる状況には程遠い。
そこで、遠隔操作が可能な水中移動装置を用い、これに超音波探傷装置など、点検、検査に必要な機器を搭載し、検査対象となる部分に移動させて検査する方法が従来から提案されている。
このとき、上記した超音波探傷装置などの検査機器は、検査に際して対象となる部分に或る程度接近させる必要があり、このため、上記したシュラウドの外壁面など、垂直乃至ほぼ垂直になっている部分も含め、その表面の近傍に沿って移動させる必要がある。
そこで、スラストファンとスカートを備え、これらにより検査対象面に吸着しようとする力を発生させ、水中で傾いている面は勿論、垂直になっている面に対しても、その面に沿って容易に移動できるようにした遠隔操作形の水中移動装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−179079号公報
水中移動装置がスラストファンとスカートで壁面に対する吸着力を発生させるに際しては、スラストファンでスカート内側の水を排出してスカート内側に外側に比較して相対的に低い圧力となる状態を得るが、その状態を持続するためには、スカート内側の水を排出し続け、スカートと壁面の間の流路からスカート内側に外側の水を吸い込み続ける必要がある。
その吸い込み量がスカート内側の水を排出する量との関係で安定していれば、安定した吸着力が得られるが、上記従来技術では、スカート内側への水の吸込口がスカートと壁面間に存在し、そのスカートが柔軟な材料であることからスカートの変形や壁面の状態でその吸い込み量が変化する。その変化によって、水中移動装置の壁面に対する吸着力が変動する可能性がある。
従って、本発明の目的は、スラストファンとスカートによる壁面に対する吸着力が安定して得られるようにした水中移動装置を提供することにある。
上記目的は、スラスタユニットとスカート部材を保持し、移動対象面の間に前記スカート部材と共に区画された空間を形成させる本体部材を有し、スラスタユニットとスカート部材により、水中で移動対象面に吸着力を発生させた状態で車輪により前記移動対象面を移動するようにした水中移動装置において、前記区画された空間に連絡される吸水通路が前記本体部材に設けられるようにして達成されるが、本発明は、ここで、更に以下の通りにしたものである。
すなわち、前記スラスタユニットとスカート部材により、水中で移動対象面に吸着力を発生させた状態で車輪により前記移動対象面を移動する走行手段と、前記本体部材に形成されて前記区画された空間に連絡される吸水通路とを有する水中移動装置とする。
このとき、前記スラスタユニットが、スクリュープロペラ形の羽根の周辺にリング歯車を有する羽根車を備え、前記リング歯車により回転駆動されるダクテッド型軸流ポンプで構成されるようにしてもよく、更に、ここで、前記羽根車が周辺にリング状転がり軸受を備え、前記リング状転がり軸受により回転可能に保持されていることによってもよい
そして、更に、前記水中移動手段に装備された検査機器と、前記水中移動手段を水中に誘導する操作ポールと、前記操作ポールへ回動自在に装備した可動アームと、前記操作ポールと前記可動アームとの間に装着されて前記可動アームを回動駆動させる駆動手段と、前記水中移動装置と前記可動アームとの間に設けられて、前記可動アームに前記水中移動装置を着脱する手段とを有するものとしたのである
同じく、水中移動装置の本体部材に超音波探触子と前記超音波探触子を走査する手段とを装備して超音波検査用の水中移動装置としても上記目的が達成される。
本発明によれば、スラストファンとスカートによる吸着力が安定して得られるので、原子炉圧力容器内の点検や検査に適用することにより、安全性の確保と信頼性の向上に寄与することができる。
以下、本発明による水中移動装置について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る水中移動装置で、ここで、図1(a)は正面図で、同図(b)は側断面図である。そして、まず、この実施形態は、底板部1と左枠部2、右枠部3、上枠部4、それに下枠部5からなる有底箱形の本体構造部を備えている。このような底板部1と左枠部2、右枠部3、上枠部4、それに下枠部5は本体構造部を構成することから本体部材である。
このとき、これらの図では、底板部1が垂直になるようにして描いてあり、従って、図1(a)の正面図では、紙面の手前が本体構造部の上枠部4側になり、図1(b)の側断面図では左側が本体構造部の上枠部4側で、右側は底板部1側になる。
そこで、以下、これらの図1(a)、(b)において、上側が水中移動装置の前部又は前方向であるとし、下側は後部又は後方向であるとする。
そして、まず、底板部1は略方形(正方形又は長方形)をした板材で、その各辺に左枠部2、右枠部3、上枠部4、それに下枠部5が、夫々強度部材として接合されているもので、これにより、本体構造部の全体が有底の略方形をした箱体として作られ、所定の剛性が与えられるようになっている。
次に、この底板部1の内側において、まず、そのほぼ中央には、スラスタユニット6、7が左右に並んで取付けてある。なお、これらスラスタユニット6、7は、従来技術ではスラストファンと呼ばれているものに相当する。
ここで、これらのスラスタユニット6、7には、図示のように、スクリュープロペラ型の羽根車を円筒形のダクト内に備えた、いわゆるダクテッド型軸流ポンプが用いられていて、このとき、図1(b)の側断面図に表わされているように、そのダクトが底板部1を貫通し、上記した箱体の外側を内側に連通させた状態になるようにして取付けられている。
そして、これらスラスタユニット6、7は夫々モータ8、9を備えていて、詳細は後述するが、各々の羽根車は、これらのモータ8、9により、いわゆるリムドライブ(リング部周辺駆動)方式により回転駆動されるようになっている。
次に、底板部1の下部には、後輪タイヤ10が回転軸を水平にして設けられているが、このとき、これも図1(b)の側断面図に表わされているように、この後輪タイヤ10は、底板部1から外側に半分近く突出した状態にしてある。
そして、この後輪タイヤ10にはモータ11が設けてあり、歯車機構を介してモータ11により後輪タイヤ10が回転駆動され、このときの回転数はエンコーダ12により検出されるようになっている。
また、この後輪タイヤ10の設置に併せて、底板部1の上部には、前輪タイヤ13、14が左右一対になってフリー(自由回転可能)に設けてあり、これも同じく図1(b)の側断面図に表されているように、底板部1から外側に半分近く突出した状態にしてある。このように、水中移動装置は前輪タイヤ13、14と後輪タイヤ10とを車輪として装備している。
このとき、これら前輪タイヤ13、14は、矢印Dで示されているように、連動して左右に転向できるように構成してあり、モータ15から歯車機構を介して共通に動かされ、操舵輪(転向輪)として機能するようになっている。そして、このときの転向角はポテンショメータ16により検出されるようになっている。
一方、底板部1の外側の周辺には、この底板部1の面から更に外側(図1(b)では右側)に延びるようにして、スカート部材17が取付けてある。ここで、このスカート部材17は、図1(a)では2点鎖線で表わされており、ほぼ矩形の平面形状をもっていることが判る。
そして、このスカート部材17は、例えばポリアミド繊維(商品名ナイロン)で補強された弾性ゴム材などで作られ、その底板部1の周辺に取付けられている方とは反対側の端部、つまり、図1(b)において、検査対象壁面Wに接触される方の端部には、図示のように、断面が丸形をした縁取り17aが施されている。
ところで、この実施形態は、一例として、超音波探傷装置を検査機器として装備した場合を示したものであり、このため、上枠部4の上には超音波探触子20が設けられ、後述するケーブルCにより、外部にある超音波探傷装置の本体に接続されている。
そして、この超音波探触子20は、図示してないが、ボールネジ21に嵌合しているナット部材(ボールナット部材)に保持され、ボールネジ21を回転させることにより、矢印L、Rで示されているように、左右に移動可能に保持されている。
このとき、ボールネジ21は、歯車機構を介してモータ22により回転駆動されるように構成してあり、このときの左右移動位置はエンコーダ23により検出され、移動範囲はリミットスイッチ24、25により限定されるようになっている。
ところで、この実施形態に係る水中移動装置は、水中でも縦(例えば茶柱状)になった姿勢を保つようにしてあり、このため、装置の重心位置よりも上に浮力中心がくるようにする必要がある。そこで、左枠部2の左側と右枠部3の右側など適宜の場所に、適宜の大きさの浮力体30、31、32を取付け、これにより、浮力体31、32が上になり各センサ40、41、42、43を装着したセンサボックス33が下になる姿勢で水中で縦になった姿勢がとれるようにしてある。センサボックス33と浮力体32とはいづれも水中移動装置の本体構造部の枠に着脱自在に装備されている。
このとき、これら浮力体30、31、32としては、発泡スチロールなどの直方体の塊りに表面処理したものなどを用いればよく、更にこのとき、左右で交換して付け替えることができるようにしても良い。また、各センサ40,41,42,43を装着したセンサボックス33と浮力体32とを付け替えて、浮力体30が上になり付け替え後のセンサボックス33が下になる姿勢で水中で縦になった姿勢がとれるようにもできる。このようにして検査しやすい姿勢を水中移動装置に与える。
また、この場合、水中移動装置の水中での姿勢と水中深さ方向の位置を知る必要がある。そこで、この実施形態では、左枠部2の左側の下部にセンサBOXが設けてあり、これに2個の角度センサ40、41と水深センサ42、それに水深センサ用アンプ43が収容されている。
このとき、一方の角度センサ40、41は、図1(b)のように鉛直壁面に吸着した状態での水中移動装置の回転角を180°ずつ分担して計測する。そして、水深センサ42は水圧を検出し、水深センサ用アンプ43により水深が算出できるようにしてある。
更に、この実施形態に係る水中移動装置は有線遠隔操作方式であり、このためコネクタBOX45を備え、ここに、遠隔操作用のケーブルCが接続されるようになっている。
ここで、この実施形態に係る水中移動装置は、有線遠隔操作方式ではあるが、検査対象である原子炉圧力容器内などの水中にもたらされるまでは、自力で移動できるが目的位置までの移動に時間がかかるため、後述するように、所定の運搬用機器により運ばれてゆくようになっている。
そこで、この実施形態では、左枠部2と右枠部3の夫々に、所定の支持部材を介してスリーブ46、47が左右に取付けてある。ここで、これらのスリーブ46、47は、その名の通り、筒状の部材で、それらの中に所定のピンを挿入することにより、上記した運搬用機器に保持させることができるようにしてある。
このとき、左右にスリーブを設けた理由は、水中移動装置の左右何れの側でも運搬用機器に保持させることができるようにするためであり、従って、場合によっては一方の側に設けるだけでもよい。
次に、ここで、この実施形態の特徴である吸込ダクト70、71、72、73について説明する。これら吸込ダクト70、71、72、73は吸水通路として採用されている。
まず、これらの吸込ダクト70〜73は、夫々上枠部4と下枠部5の内側(上枠部4では下側で、下枠部5では上側になる)に接するようにして形成してある一種の通路である。
そして、これらの吸込ダクト70〜73は、図1(b)の側断面図に表わされているように、底板部1を貫通し、上記した箱体の内側(図では左側)を、この部分で外側(図では右側)に連通させた状態になるようにして設けられているものである。
次に、この実施形態の動作について説明する。まず、ここでは、図2に示すように、検査対象が原子炉圧力容器内のシュラウドで、その外壁面が図1(b)の側断面図における検査対象壁面Wであるものとして説明する。
前述したように、原子炉圧力容器の中には、ウラン燃料の外にも各種の構造体や機器が収容されているが、この図2では、図示のように、シュラウドとジェットポンプ、それにシュラウドサポートだけが描いてあり、且つ、この圧力容器の中には水が満されている。
ここで、まず、この図2において、ROVとして示されているのが、図1で説明した水中移動装置である。なお、ここで、このROVとは、リモート・オペレーテッド・ビーイクル(遠隔制御移動体)の略称である。
そして、この図2では、水中移動装置ROVのスリーブ46を用い、これに操作ポールPのピンを係合させ、図1(a)において、スリーブ46が上側になっている状態にして圧力容器内の水中に運び込み、スカート部材17の先端がシュラウドの検査対象壁面Wの近傍に位置するようにしたときの状況が示されていることになる。
従って、この図2では、図1(b)では上側にある超音波接触子20が紙面の手前に見え、同じく左右にあった前輪タイヤ13、14は上下に並んで見えていることになる。
このとき、水中移動装置ROVにはケーブルCが接続してあり、これが外部から一緒に引き込まれている。そして、このケーブルCの他端には所定の遠隔操作ユニットが接続されているが、ここでは省略してある。また、操作ポールPと、それによる水中移動装置ROVの運搬操作については後述する。
ところで、これまで特に水中移動装置ROV自体についての制御は必要としなかったか、操作ポールPにより図2の状態にしたら、ここで、まず、スラスタユニット6、7を動作させ、その羽根車を、図1(a)の紙面の手前方向に水が送り出される方向に回転させる。
こうしてスラスタユニット6、7から手前に水が送り出されると、その反力により、水中移動装置ROVは、図1(b)において右側に動こうとし、検査対象壁面Wにスカート部材17が一層強く接触するようになる。
そして、これにより底板部1とスカート部材17、それに検査対象壁面Wで区画された空間Sが形成され、このときの空間Sの高さhは、後輪タイヤ10と前輪タイヤ13、14が検査対象壁面Wに接触したことにより決められる。
従って、このとき底板部1は、スラスタユニット6、87とスカート部材17を保持し、検査対象壁面Wの間にスカート部材17と共に区画された空間Sを形成させる本体部材として機能することになる。
そこで、今度は、この空間Sからスラスタユニット6、7により水が吸い出されるようになり、この結果、吸込ダクト70〜73から水が吸引され、空間S内に矢印Fで示す水流が現われ、これにより、空間S内が負圧になり、水中移動装置ROVと検査対象壁面Wの間に所定の強さの吸着力が働くようになる。
ここで詳細は後述するが、操作ポールPのピンをスリーブ46から引き抜いて係合を解き、この後、水中移動装置ROVを水中に残したまま、操作ポールPを圧力容器から上に取出す。
このとき、水中移動装置ROVと検査対象壁面Wの間には、上記したように吸着力が働いていて、後輪タイヤ10と前輪タイヤ13、14が検査対象壁面Wに所定の力で押し付けられているので、水中移動装置ROVが動いてしまう虞れはない。
そこで、以後、このままスラスタユニット6、7を働かせ、吸着力が発生されている状態でケーブルCによる有線遠隔操作に移行し、後輪タイヤ10と前輪タイヤ13、14により水中移動装置ROVを検査対象壁面Wの任意の場所に移動させ、超音波探触子20による検査を開始させることになる。
このとき、上記した吸着力が所定の強さになるようにし、後輪タイヤ10の駆動力がスカート部材17による摩擦より大きくなって、検査対象壁面Wで摺動移動できるようにしてある。
ここで、まず、モータ11により後輪タイヤ10を回転駆動させると、水中移動装置ROVを検査対象壁面Wに沿って前後に移動させることができ、このときの前後の移動方向は、後輪タイヤ10の回転方向で決り、走行距離はエンコーダ12の検出値から求めることができる。
次に、この後輪タイヤ10による前後方向の移動と共にモータ15を制御し、前輪タイヤ13、14を所定の方向に転向させると、進行方向を左右に変えることができ、このときの転向方向はポテンショメータ16の検出値から知ることができる。
また、このとき、後輪タイヤ10と前輪タイヤ13、14は、その踏面に水切り用の横溝が形成してあり、これにより、水中でも確実に接触面、すなわち検査対象壁面Wでスリップすることなく転動して水中移動装置ROVが走行動作できる。
従って、この水中移動装置ROVによって得られる走行動作は、1輪駆動2輪転向型の3輪自動車に相当し、この結果、いわゆる3点支持となるので、別途、懸架機構(サスペンション機構)を設ける必要はなく、検査対象壁面Wに多少の凸凹があっても、このままで常に全輪が壁面に押し当てられ、この状態で、走行方向が水平面上に限らず、垂直面上でも車輪が壁面から浮くことなく走行可能になっている。
ところで、この水中移動装置ROVは、図示してないケーブルCを介して、圧力容器の外部にある遠隔制御ユニットにより制御される。そこで、この遠隔制御ユニットには、水中移動装置ROVから、遠隔制御に必要な各種の情報がもたらされるようになっている。
個別に説明すると、まず、エンコーダ12により検出されてくる情報からは水中移動装置ROVの走行速度と走行距離が求まり、ポテンショメータ16により検出されてくる情報からは走行方向が求まるので、これにより水中移動装置ROVの位置を決定することができる。
このとき、水深センサ42で検出される情報からは水中移動装置ROVの水中での深さが与えられるので、これを併用することにより、水中移動装置ROVの位置の決定がより一層正確に行なえることになる。
次に、角度センサ40、541により検出される情報からは水中移動装置ROVの水中での姿勢が求まるので、これにより、超音波探触子20による探傷方向を検査対象壁面Wの状況に合わせて任意に設定することができる。
このような遠隔制御ユニットを用いた遠隔操作の結果、水中移動装置ROVが必要な場所に移動されたら、ここで、シュラウドの検査に移行し、超音波探触子20を必要に応じて左右方向に走査(スキャニング)し、超音波探傷装置による検査を開始する。
このときの超音波探傷動作については周知の通り処理すれば良いので、説明は割愛するが、このとき、エンコーダ23から検出される情報とリミットスイッチ24、25の信号に基づいてモータ22を回転制御することにより、左右方向での超音波探触子20の走査に際しての位置の微細な調整が安全に得られることになる。
ところで、このような遠隔操作に際して重要なことは、水中移動装置ROVが検査対象壁面Wに沿ってスムースに移動できることであるが、このためには、スカート部材17が検査対象壁面Wに対して適切な力で安定して接触されているようにすることが要件となる。
このとき、この実施形態では吸込ダクト70〜73を設け、これにより空間S内に水流Fを起こさせ、この水流Fにより吸着力が発生されるようにしてあり、この結果、上記の要件が満たされ、水中移動装置ROVを検査対象壁面Wに沿ってスムースに移動させることができる。
何故なら、吸込ダクト70〜73から取り込んだ水により形成される水流Fの状態や強さは、ひとたび、それらの形状や取付位置が決められた後は、スラスタユニット6、7の動作状態だけでほぼ一義的に決まってしまい、不安定要素が含まれる余地は殆どないからである。
従って、本発明の実施形態によれば、スラスタユニットとスカート部材による吸着力が安定して与えられ、これにより、水中でスムースに移動させることができ、原子炉圧力容器内の検査などに好適な水中移動装置を容易に提供することができる。
このとき、本発明の実施形態では、空間S内に現れる水流Fの流路の長さが吸着力の強さに関係し、一般には流路が長い程、吸着力が強くなる。
そこで、上記実施形態では、上記したように、これらの吸込ダクト70〜73を夫々上枠部4と下枠部5の内側に接するようにして形成し、これにより略方形をした本体構造部の中で水流Fの流路が長くなるようにしているのである。
次に、この実施形態におけるスラスタユニット6、7について、更に詳細に説明する。但し、これらスラスタユニット6、7は同じ構成にしてあるので、以下では、一方のスラスタユニット6についてだけ説明する。
このスラスタユニット6は、上記したように、ダクテッド形の軸流ポンプであり、このため、図示のように、円筒形のダクト60を備え、その羽根車61の周辺にはリング62が設けてある。このとき、この羽根車61は、図示のように、4枚の羽根(翼)18を備えたスクリュープロペラ型をしている。羽根車61は、羽根18と、その羽根18の外周囲を覆うように羽根18の外周端に固定された筒状のリング62とを備える。
そして、このリング62の外周面がダクト60の中で、その内周面に対して極力狭い隙間Gを保つようにして、その軸63が軸受64、65により軸支されている。ここで、隙間Gを狭くする理由は、羽根車61の周辺部で逆流が生じるのを抑えるためである。
また、これも上記したように、このスラスタユニット6はリムドライブ方式なので、このためリング62の外周にリング歯車66を設け、これに平歯車67が噛み合わせられるようにしてある。なお、このため、ダクト60の内周面で、リング歯車66に向かい合う部分は、図示のように、内径を大きくしてある。
そして、この平歯車67が、詳しくは割愛するが、所定の歯車機構(ギヤトレイン)を介してモータ9の軸に接続され、この結果、モータ9により羽根車61が所定の回転速度で駆動され、ポンプとして機能することになる。
ところで、図6は、上記した図2における圧力容器を、更に範囲を広げて示した図であるが、ここで、本発明が対象とする水中移動装置を用いた場合、例えば図示のように、原子炉圧力容器内で、ジェットポンプとシュラウドの間など、狭い場所に入り込ませる必要があり、このため、図1(b)に示してある装置全体の高さH(厚さというべきか)は、小さければ小さい程、望ましい。
このとき、図1(b)から明らかなように、この実施形態に係る水中移動装置の場合、空隙Sを含めた全体の厚さHは、主としてスラスタユニット6、7の厚さによって最小寸法が決められてしまう。
ここで、図3〜図5で説明したスラスタユニット6(スラスタユニット7も同じ)によれば、リムドライブ方式にした結果、羽根車61を回転駆動するため、その軸63に駆動用の部材、例えば駆動用のベルトとプーリなどを設ける必要が無いので、その分、厚さHFを小さくすることができる。
そして、これら図3〜図5で説明したスラスタユニット6、7を用いた結果、図1で説明した実施形態によれば、その本体構造部の厚さが小さくでき、この結果、空隙Sを含めた全体の厚さHも小さくなり、その分、狭隘な場所にも容易に接近させることができ、適用範囲を広げることができる。
また、これらスラスタユニット6、7によれば、駆動用のベルトやプーリなどが不要になるので、その分、圧力容器内でロストパーツが発生する虞れが少なくなり、原子炉の信頼性向上に寄与するところが大きなロストパーツ対策が得られることになる。
次に、本発明におけるスラスタユニット6、7の他の実施形態について、図7と図8により説明する。
ここで、この図7と図8の実施形態は、図3〜図5で説明したスラスタユニット6、7におけるリング62の外周に、同じくリング状をしたボールベアリング68をリング状転がり軸受として設け、これにより羽根車61を支持させたものである。この場合、ダクト60がある場合と比べて装置内部とリング62の隙間が減り、スカート部材と本体部材で区画された空間の圧力漏れをより防ぐことができる。また、リング62がボールベアリング68に拘束されているため、リング62を回転させるときの偏心も無くなり、リング62を回転させるモータ8、9のトルクも小さくできる。
ところで、本発明が対象としている水中移動装置は、それを、例えば原子炉圧力容器内の検査に適用した場合、図6に示すように、圧力容器の上部から当該容器内に水中移動装置を持ち込む必要がある。
この場合、圧力容器の上部には、通常、オペレーションフロアと呼ばれている施設が設けてあるので、ここから圧力容器内に水中移動装置が持ち込むようにするのが一般的である。
しかし、このとき、オペレーションフロアから検査対象部位までは、かなりの高さがあるのが通例であり、このため、水中移動装置を、例えばロープで吊すなどして、そのまま圧力容器内に持ち込んだ後、水中で検査対象部位まで移動させようとすると、操作に手間がかかる上、多くの時間が必要になってしまう。
そこで、本発明の実施形態では、既に図1で説明したように、水中移動装置にスリーブ46、47を設け、これにより、操作ポールPを用いることにより、水中移動装置をオペレーションフロアから短時間で容易に検査対象部位の近傍まで運ぶことができるようにしてあり、以下、この操作ポールPの詳細について説明する。
図6において、ここには図示してないが、圧力容器の上にはオペレーションフロアがあり、操作ポールPは、このオペレーションフロアから、その先端に水中移動装置ROVを保持した状態で、ほば垂直に圧力容器内に挿入されるようになっている。
このとき、操作ポールPの先端にあるピン(後述)を水中移動装置ROVの一方のスリーブ46に係合させることにより、操作ポールPの先端に水中移動装置ROVが保持されるようになっている。
そして、この操作ポールPの先端には可動アーム80が、回動軸81により折れ曲げ可能に保持されていて、水中移動装置ROVを圧力容器内に運び込み、検査対象壁面Wの近傍に達したとき、水中移動装置ROVを更に検査対象壁面Wの表面に向けて動かすことができるようになっている。
そこで、次に、この操作ポールPの詳細について、図9〜図11により説明する。なお、このとき、図9と図11については、図2及び図6とは左右を入れ替えて描いてある。
これら図9〜図11において、まず、この操作ポールPは、その先端部の近傍に、図9の側面図に示すように、往復動形のエアシリンダが屈曲用エアシリンダ82として備えてあり、この屈曲用エアシリンダ82は、図示されていないオペレーションフロアに設けてある空気圧制御装置に所定の空気管を介して接続されている。
そして、この屈曲用エアシリンダ82は、操作ポールPに設けられている固定側回動軸83と、回動軸81により保持されている可動アーム80のクランク部84の先端側にある可動側回動軸85の間に連結されてある。そして、この可動アーム80の先端部にはピン86が設けられている。
ここで、この図9は、屈曲用エアシリンダ82がストローク一杯に短くなっているときの状態を示したもので、この状態では、可動アーム80は、操作ポールPに対してほぼ直線状になっている。
一方、屈曲用エアシリンダ82がストローク一杯に伸びたときには、クランク部84は、図の実線表示状態から時計方向に回動し、2点鎖線で描いてあるように、操作ポールPに対してほぼ直角に折れ曲がった状態になる。
次に、図10は操作アームPの先端付近の正面図で、図9を左側からみた図に相当する。そして、この図から明らかなように、可動アーム80は左右2枚の部材で構成され、ピン86は、これら2枚の部材に対して直角になるようにして可動アーム80に取付けられ、このとき、屈曲用エアシリンダ82も、可動アーム80の左右に別れて2本設けられている。
また、このとき、2枚の部材からなる可動アーム80には、同じく2枚の部材からなる延長部89が設けてあり、可動アーム80から回動軸81の反対側に伸びている。そして、その間に往復動形のエアシリンダが押付用エアシリンダ90として設けてある。
そして、この押付用エアシリンダ90も、図示されていないオペレーションフロアに設けてある空気圧制御装置に空気管を介して接続されており、そのピストンロッド(可動部)の先には、弾性体からなる石突91が取付けられている。
また、この図10において、可動アーム80の右になる方の側部には、更に副可動アーム92が、ピン86により可動アーム80に固定された状態で回動軸81により回動可能に保持され、可動アーム80と一緒に回動されるようになっている。
そして、この副可動アーム92にも、ストッパ駆動用として往復動形のエアシリンダ93が取付けられていて、これも、図示されていないオペレーションフロアに設けてある空気圧制御装置に空気管を介して接続されており、そのピストンロッドの先にL字形の部材からなるストッパ94が設けられていている。
ここで、この図10は、エアシリンダ9382がストローク一杯に短くなっているときの状態を示したもので、このときは、ストッパ94のL字形をした部分が、図示のように、ピン86の先端から離れた位置にあるが、ストローク一杯に伸びたときには、図に2点鎖線で示されているように、ピン86の先端が塞がれてしまう位置をとるようにしてある。従って、ピン86がスリーブ46に差し入れられて且つピン86の先端がストッパ94で塞がれている場合には、水中移動装置はピンから離脱できずに係留されている。また、ピン86の先端近辺からストッパ94が離れると、スリーブ46からピン86が抜ける状態、即ちピン86から水中移動装置が離脱できる状態となる。
そこで、まず、エアシリンダ93を制御し、ストッパ94のL字形をした部分がピン86の先端から離れた位置になっている状態にした上で、ピン86を水中移動装置ROVのスリーブ46、47の一方に挿入し、次いで、ストッパ94によりピン86の先端が塞がれてしまうように、エアシリンダ93を制御することにより、操作ポールPに水中移動装置ROVを保持させることができる。
このときの操作は、圧力容器の上にあるオペレーションフロアにおいて実行され、この後、操作ポールPを縦にして水中移動装置ROVを下にし、先端から圧力容器の中に挿入して行き、水中移動装置ROVが冷却水の中で所定の位置に達するようにする。操作は全て水中移動装置ROVを監視する、ロープ又はポールに接続された水中カメラの映像を、オペレーションフロアに設置してあるモニタで見ながら実行される。
このとき、図示してないが、オペレーションフロアには、操作ポールPを支持して平面移動する移動手段を備えている。その移動手段には、既存の燃料交換機や天井クレーンなどが利用でき、その移動手段のウインチで操作ポールPを上下動自在に支持する。これにより水中移動装置ROVを圧力容器内の所定の位置、すなわち検査対象壁面Wの近傍に運ぶことができるようになっている。
ここで、この実施形態に係る操作ポールPには、上記したように、屈曲用エアシリンダ82と押付用エアシリンダ90が設けてあり、これにより、水中移動装置ROVを、検査対象壁面Wの近傍から、更にこの検査対象壁面Wの表面に押し付けることができるように構成されている。
まず、上記したように、操作ポールPに水中移動装置ROVを保持させ、圧力容器の中に挿入させ、水中移動装置ROVが冷却水の中で検査対象壁面Wの近傍に運ぶまでは、可動アーム80が図9に実線で示されているように、操作ポールPに対してほぼ直線状になっている。
従って、このときは、図6に示したように、例えば原子炉圧力容器内で、ジェットポンプとシュラウドの間など、狭隘な場所を通って運び込ませるときでも容易に入り込ませることができる。
そして、水中移動装置ROVが検査対象壁面Wの近傍に達したら、今度は屈曲用エアシリンダ82の可動部を伸ばし、可動アーム80を、図9に2点鎖線で示したように、操作ポールPに対して折れ曲がった状態にしてやると、水中移動装置ROVが検査対象壁面Wの表面に近づき、表面に接触した状態にすることができる。
このときの状態を図11に示す。なお、この図11も、図2及び図6とは左右を入れ替えて描いてあることは、既に説明した通りであり、ここで、可動アーム80には、押付用エアシリンダ90が取付けられていて、その可動部(ピストンロッド)の先端には石突91が設けてあり、これが、図示のように、回動軸81に対して水中移動装置ROVとは反対側に位置している。
そこで、今度は、この押付用エアシリンダ90に空気を送り、このエアシリンダの可動部を伸ばしてやると、その石突91が検査対象壁面Wの表面とは反対側にある圧力容器内壁面に当接し、これにより、操作ポールPの全体を図11の左側に動かすようにする。
この結果、水中移動装置ROVは、検査対象壁面Wの表面に押し付けられ、これにより、以後、スラスタユニット6、7とスカート部材17による吸着動作にスムースに移行させる。
この後、エアシリンダ93を制御し、ストッパ94を戻してから、水中移動装置ROVの後輪タイヤ10を駆動し、スリーブ46、47が可動アーム80のピン86から抜け出す方向に動かしてやれば、水中移動装置ROVが検査対象壁面Wの表面に吸着した状態で、水中移動装置ROVを操作ポールPから取り外すことができ、以後、上記した超音波探傷による検査に移行することができる。
このとき、水中移動装置ROVを取り外した操作ポールPは、水中移動装置ROVを回収するまでそのままの状態で固定される。操作ポールPの位置は、オペレーションフロアにおける操作ポールPの移動位置と、オペレーションフロアから降ろされた操作ポールPの長さから求めることができる。
そこで、以後の水中移動装置ROVの位置は、取り外した位置を基準位置とすることにより、エンコーダ12により検出される走行距離とポテンショメータ16による操舵角に基づいて、制御ユニットにより算出することができる。
また、この水中移動装置ROVの回収については、水中移動装置ROVを上記した基準位置に取り外したときと同じ姿勢で移動させ、操作ポールPの可動アーム80のピン86にスリーブ46、または47を挿入し、ストッパ94を戻してから、再びエアシリンダ82を制御し、可動アーム80を真っ直ぐにして水中移動装置ROVを引き上げてやれば良い。
また、このときの水中移動装置ROVの姿勢は、2種の角度センサ40、41で検出される角度から算出することができ、且つ、冷却水中で水中移動装置ROVが位置する深さは水深センサ42の検出結果から知ることができる。
従って、この操作ポールPによれば、水中移動装置ROVをオペレーションフロアから短時間で容易に検査対象部位の近傍まで運び、確実に検査対象壁面Wの表面に吸着させることができ、この結果、水中移動装置ROVによる検査に必要な作業時間が大幅に短縮されることになる。
なお、以上の実施形態では、水中移動装置ROVに搭載すべき検査機器が超音波探傷装置の場合について説明したが、本発明に係る水中移動装置は、それに搭載すべき機器について限定されるものではなく、他の方式の検査機器でも良く、更には検査機器に限らず、補修機器が搭載されても良い。
ところで、以上の実施形態では付言しなかったが、原子炉圧力容器の点検や検査には、ビデオカメラ(テレビジョンカメラ)を用いて画像をモニタする方法が従来から提案されている。
そこで、上記実施形態においても、水中移動装置ROVや操作ポールPにビデオカメラを設け、オペレーションフロアで画像モニタによる遠隔監視を併用するようにしても良い。
本発明による水中移動装置の一実施形態を示す平面図と側断面図である。 本発明による水中移動装置の一実施形態を原子炉圧力容器に適用した場合の拡大説明図である。 本発明による水中移動装置の一実施形態におけるスラスタユニットの一例を示す断面図である。 本発明による水中移動装置の一実施形態におけるスラスタユニットの一例を示す平面図である。 本発明に係水中移動装置の一実施形態におけるスラスタユニットの一例を示す平断面図である。 本発明に係る水中移動装置の一実施形態を原子炉圧力容器に適用した場合の説明図である。 本発明に係る水中移動装置の一実施形態におけるスラスタユニットの他の一例を示す平面図である。 本発明に係る水中移動装置の一実施形態におけるスラスタユニットの他の一例を示す平断面図である。 本発明に係る水中移動装置の一実施形態で使用される操作ポールの一例を示す側面図である。 本発明に係る水中移動装置の一実施形態で使用される操作ポールの一例を示す正面図である。 本発明に係る水中移動装置の一実施形態で使用される操作ポールの一例を示す側面図である。
符号の説明
1:底板部
2:左枠部
3:右枠部
4:上枠部
5:下枠部
6、7:スラスタユニット
8、9:モータ(スラスタユニット駆動用)
10:後輪タイヤ(走行用)
11:モータ(後輪タイヤ駆動用)
12:エンコーダ(走行距離検出用)
13、14:前輪タイヤ(操舵用)
15:モータ(転向用)
16:ポテンショメータ(操舵角検出用)
17:スカート部材
17a:縁取り
18:羽根
20:超音波探触子
21:ボールネジ
22:モータ
23:エンコーダ
24、25:リミットスイッチ
30、31、32:浮力体
40、41:角度センサ
42:水深センサ
43:水深センサ用アンプ
45:コネクタBOX
46、47:スリーブ
60:ダクト
61:羽根車
62:リング
63:軸(羽根車の軸)
64、65:軸受
66:リング歯車
67:平歯車
70、71、72、73:吸込ダクト
80:可動アーム
81:回動軸(可動アームの回動軸)
82:屈曲用エアシリンダ
83:固定側回動軸
84:クランク部(可動アームのクランク部)
85:可動側回動軸
86:ピン(スリーブ挿入用のピン)
89:延長部(可動アームの延長部)
90:押付用エアシリンダ
91:石突(弾性体からなる石突)
92:副可動アーム
93:ストッパ駆動用のエアシリンダ
94:ストッパ(L字形の部材)
P:操作ポール
W 検査対象壁面

Claims (3)

  1. スラスタユニットとスカート部材を保持し、移動対象面の間に前記スカート部材と共に区画された空間を形成させる本体部材を備え、
    前記スラスタユニットとスカート部材により、水中で移動対象面に吸着力を発生させた状態で車輪により前記移動対象面を移動する走行手段と、
    前記本体部材に形成されて前記区画された空間に連絡される吸水通路とを有する水中移動装置と、
    前記水中移動手段に装備された検査機器と、
    前記水中移動手段を水中に誘導する操作ポールと、
    前記操作ポールへ回動自在に装備した可動アームと、
    前記操作ポールと前記可動アームとの間に装着されて前記可動アームを回動駆動させる駆動手段と、
    前記水中移動装置と前記可動アームとの間に設けられて、前記可動アームに前記水中移動装置を着脱する手段とを有する水中移動装置。
  2. 請求項1に記載の水中移動装置において、
    前記操作ポールへ回動自在に装備した石突と、
    前記石突を回動駆動する駆動手段と、
    前記石突を前記可動アームの回動端と前記操作ポールを挟んで反対の方向で前記操作ポールから離れる方向と近つく方向へと移動させる駆動手段と、
    を有する水中移動装置。
  3. 請求項2に記載の水中移動装置において、
    前記水中移動装置と前記可動アームとの間に設けられて、前記可動アームに前記水中移動装置を着脱する手段は、
    前記可動アームに設けられたピンと、
    前記水中移動装置に設けられて前記ピンが抜き差し自在なスリーブと、
    前記可動アームに支持されて前記可動ピンから前記水中移動装置の離脱を阻止するストパと、
    前記ストパを前記水中移動装置の離脱を阻止する位置と前記離脱を許容する位置との間に移動させる駆動手段と、
    を有する水中移動装置。
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