JP4230786B2 - ヘアーアイロン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪にストレートパーマ又はパーマネントウェーブをかけるため等に供するヘアーアイロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘアーアイロンとしては、例えば図11に示すようなものがある(特開2001−137038号公報参照)。図11(a)はヘアーアイロンの全体構成図、図11(b)は内部を示す断面図である。
【0003】
この図11のように、従来のヘアーアイロン201は、アイロン本体203に電源コード205が接続され、この電源コード205の中間部に温度制御装置207が接続され、端部に電源プラグ209が取り付けられたものである。
【0004】
前記アイロン本体203は、一対の樹脂製の挟持アーム211,213を備えている。この挟持アーム211,213は基端側215,217が相互に回転自在に結合され、先端側219,221に矯正体223,225が対向配置されている。この矯正体223,225は、所定範囲内で進退可能となるように前記挟持アーム211,213に可動支持されている。各矯正体223,225の背後には、該矯正体223,225を進出方向へ付勢するばね227が設けられている。
【0005】
そして、電源プラグ209をコンセントに差し込み、温度制御装置207によって矯正体223,225を発熱させ、該矯正体223,225の挟持動作により毛髪を挟みつつ該毛髪に対して滑らせ、矯正体223,225の発熱による加温作用を加えることにより毛髪を挟持矯正する。このとき前記ばね227の付勢により、各矯正体223,225が平行に密接するように毛髪の狭持状態が自動的に調節される。
【0006】
従って、前記矯正体223,225の一部のみが局部的に接触することによるアイロン掛けの斑を防止することができる。こうして、ヘアーアイロン201を用いることによっ
て生まれながらの癖毛を伸ばしたり人工的なパーマネントウェーブを直したりすることを容易に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のようにばね227を用いたとしても、矯正体223,225が接触し始めるのはあくまでも局部的であり、挟持アーム211,213の狭持動作の進行と共に矯正体223,225はばね227の付勢力に抗して姿勢を修正し、最終的に矯正体223,225を平行状態で密接させることができるに過ぎないものである。
【0008】
このため、矯正体223,225が接触し始めから最終的な接触状態までは接触状態が均一ではなく、やはり局部的な接触によるアイロン掛けの斑を招く虞がある。
【0009】
本発明は、アイロン掛けの斑をより的確に抑制することのできるヘアーアイロンの提供を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、基端側が相互に回転自在に結合され中間部の把持部の把持操作で先端側が挟持動作を行う一対の挟持アームと、前記各挟持アームの先端側に対向配置され前記挟持動作で毛髪を熱板により加温しながら矯正面により挟持矯正する矯正体とを備えたヘアーアイロンにおいて、前記両矯正体を、前記挟持アームへの取付状態から他方側に対し所定範囲内で全体として進退可能となるように前記各挟持アームに可動支持し、前記両矯正体の可動支持を弾性的に行う矯正体付勢手段を、前記各挟持アームにそれぞれ設け、前記矯正体付勢手段は、前記各挟持アームの先端側の長手方向に沿って配置された板ばねで形成され、平坦な中央部の長手方向両側に傾斜設定された両端部及びその端縁に形成された係合部を備え、前記矯正体付勢手段の両端部の端縁の係合部が前記挟持アームに係合され前記中央部に前記矯正体の後壁を取り付けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
請求項1の発明では、挟持アームの中間部の把持部を把持して操作すると、基端側が相互に回転し、先端側が挟持動作を行う。この挟持動作によって挟持アームの先端側に対向配置された矯正体により毛髪を挟持矯正することができる。
【0012】
そして、前記両矯正体を、前記挟持アームへの取付状態から他方側に対し所定範囲内で全体として進退可能となるように前記各挟持アームに可動支持し、前記両矯正体の可動支持を弾性的に行う矯正体付勢手段を、前記各挟持アームにそれぞれ設け、前記矯正体付勢手段が、前記各挟持アームの先端側の長手方向に沿って配置された板ばねで形成され、平坦な中央部の長手方向両側に傾斜設定された両端部の端縁に係合部を備え、前記矯正体付勢手段の両端部及びその端縁に形成された係合部が前記挟持アームに係合され前記中央部に前記矯正体の後壁を取り付けたため、前記挟持動作により両矯正体が接触し始めると、前記両矯正体付勢手段が前記挟持動作に伴う挟持力を緩衝しつつ相互に撓んで、前記両矯正体間の相互姿勢をその接触開始から全体として互いに平行状態とすることができる。
【0013】
従って、両矯正体が局部的に接触することによるアイロン掛けの斑を的確に抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は本発明の一実施形態に係るヘアーアイロンを示し、図1は一部を省略した全体斜視図、図2は分割部分を外した状態で一部を断面にした平面図、図3は側面図、図4は平面図、図5は挟持アームを開いた状態の底面図である。
【0015】
これら図1〜図5のように、ヘアーアイロン1は、電源コード3が接続されたアイロン本体5を備えている。なお電源コード3には、例えば温度制御装置、電源プラグ等が備えられている。
【0016】
前記アイロン本体5は、一対の挟持アーム7,9と、一対の矯正体11,13を備えている。前記挟持アーム7,9は、例えば線膨張係数8.8×10−5cm/cm/℃のシーポリエステル系エンジニアリングプラスチック等の樹脂製であり、基端側15,17が回転軸19によって相互に回転自在に結合されている。各挟持アーム7,9の中間部には、把持部21,23が設けられている。この把持部21,23は把持しやすいように図2,図4,図5のように比較的太く形成され、基端側15,17とほぼ同一の太さとなっている。
【0017】
前記把持部21,23には、その先端側に傾斜面で形成された力点部25,27が設けられている。この力点部25,27は、把持部21,23を把持したとき親指や人差し指を当てて力を加えるようにするものである。前記力点部25,27は、図3の側面から見ると前記把持部21,23全体よりも若干肥大して形成され、親指や人差し指を当てやすいようになっている。
【0018】
前記挟持アーム7,9の先端側29,31は、図2,図4,図5のように、把持部21,23よりも相互の合わせ方向へ細く形成されている。また前記先端側29,31は、図3のように把持部21,23よりも細く形成され、把持部21,23に対し一側へ位置ずれして設定されている。従って、先端側29,31の一面33は、把持部21,23の一面35よりも一側へ突出し、両面33,35は傾斜面37で段差的に連続設定されている。前記先端側29,31の他面39は、前記一面33に合わせて一側へずれて形成され、前記把持部21,23の中央側へ入り込んでいる。
【0019】
かかる挟持アーム7は、中空状に形成されており、図3のように分割線41によりそれぞれ分割部分43a,45a、分割部分43b,45bの合わせ構造となっている。これら分割部分43a,45a、分割部分43b,45bは、先端側29,31、把持部21,23、基端側15,17において締結具である例えばビス48,49,51によって相互に締結結合されている。前記分割部分43a,43bには、先端側29,31において締結用の孔47が貫通形成されている。
【0020】
前記中空の把持部21,23内には、複数の補強リブ53が設けられている。前記一方の挟持アーム7には、両アーム7,9の対向側に凸部55が設けられ、他方の挟持アーム9には前記凸部55が嵌合する凹部57が設けられている。前記凸部55は、前記凹部57の底面に突き当たってストッパの機能を奏するようになっている。
【0021】
こうして、前記挟持アーム7は、基端側15,17が相互に回転自在に結合され、中間部の把持部21,23の操作で先端側29,31が挟持動作を行う構成となっている。
【0022】
前記挟持アーム7,9の先端側29,31の断面は、図3のSA−SA矢視の拡大断面で示す図6のようになっている。また図7は、先端側29,31において分割部分43a,43bを取り外し、矯正体11,13を断面にして示した要部拡大平面図である。なお、以下の説明では挟持アーム7,9の先端側29,31が対称形状となっているため先端側29を主に説明し、他方の先端側31は先端側29の説明を参照する。
【0023】
前記先端側29は、図6,図7のように内部に芯材83を収容する平坦な縦壁面59,61及び平坦な底壁面63を備えている。なお、先端側31には対称形状の芯材85が収容されるように、前記平坦な縦壁面59,61及び平坦な底壁面63と同様な面が形成されている。また先端側29には、前記矯正体11を他方側に対し進退自在となるように可動支持する矯正体支持穴65が設けられている。この矯正体支持穴65に、前記矯正体11が可動支持されている。
【0024】
従って、前記矯正体11,13は、前記挟持アーム7,9の先端側29,31に対向配置され、前記挟持アーム7,9の挟持動作で毛髪を加温しながら挟持矯正する構成となっている。
【0025】
前記矯正体11は、熱板67と、セラミックヒータ69と、マグネットプレート71と、第1ばね73とを備え、第2ばね75で付勢されている。
【0026】
前記熱板67は、アルミ等の軽量で熱伝導率の高い材料により対向側から見て矩形板状に形成され、表面がフッ素コーティングされている。前記熱板67の背後には、収容部77が一体に設けられ、前記矯正体支持穴65に対し可動支持され、他方側である矯正体13に対し進退自在となっている。このような進退自在な支持は、矯正体13においても同様である。
【0027】
前記収容部77の上下壁には、係合片部79,81が設けられ、前記熱板67の一定以上の突出移動を規制するようになっている。前記セラミックヒータ69、マグネットプレート71、第1ばね73は、前記収容部77内に収容されている。従って、前記矯正体11,13は、前記熱板67の背後に収容部77を備え、前記収容部77内に、前記磁石としてのマグネットプレート71及び該マグネットプレート71を収容部77に対して前記熱板67側へ付勢する磁石付勢手段として第1ばね73を設けた構成となっている。また、前記熱板67の背後側に、矯正面に沿って磁石としてのマグネットプレート71を配置した構成となっている。さらに、前記収容部77内で前記熱板67の背面と前記マグネットプレート71との間に、前記背面から熱板67へ熱伝導を行う発熱体としてのセラミックヒータ69を設けた構成となっている。
【0028】
前記セラミックヒータ69は、矩形板状を呈し、最高温度約180°まで発熱し、前記熱板67に熱伝導を行うもので、前記電源コード3側に電気的に接続されている。
【0029】
前記マグネットプレート71は、15000ガウスのネオジウム磁石等により矩形板状に形成され、両矯正体11,13相互でS極が対峙するように配置されている。但し、マグネットプレート71は、N極が対峙するように配置することもできる。また、マグネットプレート71は永久磁石の他、電磁石或いは永久磁石と電磁石との組み合わせなどを用いることができる。さらに、マグネットプレート71は、10000ガウス以上であれば好ましいものである。
【0030】
前記第1ばね73は、板ばねで形成され、前記マグネットプレート71を収容部77内で熱板67背面方向に付勢しセラミックヒータ69を熱板67の背面に密着させると共に、マグネットプレート71を安定支持している。第1ばね73のばね定数は、前記マグネットプレート71がS極を対峙させて配置されたとき、マグネットプレート71相互の磁性による反力で撓まない程度のものである。
【0031】
前記第2ばね75は、前記収容部77の後端に支持され、この第2ばね75は、前記矯正体11,13を付勢して矯正体11,13相互による挟持状態を弾性的に調節する矯正体付勢手段を構成している。前記第2ばね75は、板ばねで形成され、両端部75a,75bが傾斜設定され、端縁が前記分割部分43a側の突起部に図7左右方向(長手方向)で係合している。
【0032】
前記矯正体11,13、第1,第2ばね73,75の具体的構成は、図8〜図10のようになっている。図8(a)は矯正体本体の正面図、図8(b)は同背面図、図8(c)は同平面図、図8(d)は同断面図、図9(a)は第1ばねの平面図、図9(b)は同背面図、図10(a)は第2ばねの平面図、図10(b)は同正面図、図10(c)は同側面図である。
【0033】
前記図8のように、前記矯正体11,13の熱板67には、前面に相互に対向する平坦な矯正面87が設けられている。前記収容部77は、前記熱板67の平坦な背面89に沿って中空に形成されている。収容部77の両端部は前記矯正体11,13の両端部に解放されている。従って、収容部77の端部から、第1ばね73、セラミックヒータ69、及びマグネットプレート71を挿入できるようになっている。収容部77の後壁91には、開口部93が設けられている。前記後壁91の上下縁には前記第2ばね5をスライド支持するための溝部95が設けられている。
【0034】
図9のように、前記第1ばね73は、板ばね材で形成されている。第1ばね73の中央には、湾曲部97が設けられている。この第1ばね73の一端には、屈曲部99が設けられ、他端には鍵部101が設けられている。この屈曲部99と鍵部101とにより前記マグネットプレート71を支持している。
【0035】
図10のように、前記第2ばね75は、板ばね材で形成されている。第2ばね75の両端部75a,75bは、平坦な中央部103の両側に形成されている。中央部103の幅方向両側には、係合部105が形成されている。前記両端部75a,75bの端縁には、前記分割部分43a側の突起部に前述のように係合するための係合部107が設けられている。
【0036】
組み付けに際しては、図9のようにマグネットプレート71を屈曲部99と鍵部101とにより前記第1ばね73に予め支持させる。次に、マグネットプレート71に対しセラミックヒータ69を合わせ、これら第1ばね73、マグネットプレート71、及びセラミックヒータ69をアッセンブリとして前記収容部77に収容させる。このとき、前記アッセンブリを収容部77の端部開口から容易に差し込み収容することができる。
【0037】
前記アッセンブリを収容部77に収容させた後は、第1ばね73の湾曲部97が撓んで反力を発生し、セラミックヒータ69を熱板67の背面89に密着させるため、第1ばね73、マグネットプレート71、セラミックヒータ69のアッセンブリを、収容部77内に固定支持させることができ、組み付け時の取扱が容易となる。
【0038】
次に、前記矯正体11,13の後壁91の溝部95に、前記第2ばね75の係合部105を係合させ、第2ばね75の中央部103を矯正体11,13の後壁91に取り付ける。この取り付けは、後壁91の端部から差し込んで行うが、後壁91の中央部において、第2ばね75を中央部103に対向させ、こじり気味に嵌め込むこともできる。第2ばね75が後壁91に取り付けられると、中央部103が前記マグネットプレート71の磁力により引かれ、第2ばね75の後壁91に対する位置決めを行うことができる。従って、第2ばね75を後壁91に対し自由に移動させ、移動位置で前記磁力により位置決めることができ、第2ばね75の位置決めを極めて容易に行うことができる。
【0039】
次に、前記矯正体11,13、第2ばね75のアッセブリを前記分割部分45a、45bの矯正体支持穴65部分に支持させ、他の分割部分43a,43bを合わせ、所定箇所を締結して組み付けが完了する。
【0040】
次に、前記ヘアーアイロン1を用いて癖毛を伸ばしたり人工的なパーマネントウェーブを直す場合について説明する。
【0041】
まず、前記ヘアーアイロン1の使用時には、まず毛髪に第一液、すなわちチオグリコール酸やシステイン等のメルカプト化合物(還元剤)を主剤とする水溶液にアンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の塩基性物質を加えてpH6〜10に調整した液剤を塗布する。この塗布により、毛髪中のケラチン蛋白質に含まれているシスチンのジスルフィド結合が還元されてメルカプト基として切断され、その後、毛髪を水洗し、順次ドライヤ等で乾燥させた後、140〜180℃に加熱したヘアーアイロン1によりこの髪を直毛に整える。
【0042】
具体的には、挟持アーム7,9の把持部21,23を把持し、力点部25,27に親指と人差し指を当てるなどして力を加え、矯正体11,13の熱板67間で毛髪を挟み込む。その後、その状態を維持して挟持アーム7,9を毛先へと滑らせる。これにより、セラミックヒータ69により熱せられた熱板67間で挟まれた毛髪が加熱されながら伸ばされる。
【0043】
このとき毛髪はS極又は、N極を対峙させたマグネットプレート71間を所定の速度で移動するため、フレミングの右手の法則により還元エネルギが発生する。このエネルギは磁極の電子が右回転するマグネットプレート71のS極から発生し、第一液の還元作用を促進させることになる。しかも、毛髪の表層部を形成するキューティクルを閉じる働きもする。キューティクルが閉じると、紫外線が毛髪の内部に入り込もうとするのを遮断し、毛髪が紫外線により損傷するのを防ぐことができる。
【0044】
またこの還元のエネルギにより、第一液の水のクラスタが小さくなる。このクラスタが小さくなることで、第一液の毛髪への浸透性が高まる。よって、さらに第一液の還元作用が促進される。その結果、毛髪が損傷する恐れを伴う施術時間を短くすることができ、毛髪の傷みも抑制することができる。
【0045】
なお、その後頭髪に臭素酸ナトリウム、過酸化水素等の酸化剤の水溶液からなる第二液を塗布し、この結果、メルカプト基を酸化して毛髪に新たなジスルフィド結合を生成させ、この直毛状態を固定化することができる。
【0046】
このような施術に際して、マグネットプレート71がS極を対峙させて設定されているときは、前記狭持アーム7,9の狭持動作により両矯正体11,13が近づくと、マグネットプレート71が反発し合い、同時に第2ばね75が反発に応じて撓むことによりマグネップレート71は互いに平行となる。これにより、矯正体11,13も姿勢が修正され、矯正面87が自動的に平行となる。従って、狭持動作のさらなる進行により矯正体11,13の矯正面78が密接するときには、密接当初から平行状態で接触することができる。
【0047】
前記マグネットプレート71がN極を対峙させて設定されているときは、マグネットプレート71が吸引し合い、同時に第2ばね75が吸引に応じて撓むことによりマグネップレート71は互いに平行となる。従って、上記同様に矯正体11,13の矯正面78が密接するときには、密接当初から平行状態で接触することができる。
【0048】
このように、前記狭持動作により両矯正体11,13が近づき、或いは接触し始めると前記マグネットプレート71及び第2ばね75の協働により両矯正体11,13間の相互姿勢が互いに平行状態となるように自動的に修正される。
【0049】
従って、両矯正体11,13により毛髪を狭持するときは両矯正体11,13の接触開始から平行状態とし、局部的に接触することによるアイロン掛けの斑を的確に抑制することができる。
【0050】
前記マグネットプレート71がN極を対峙させて設定されているとき、狭持動作により、矯正体11,13相互が急激的に密着するが、このとき第2ばね75により緩衝を行うことができ、施術を的確に行わせることができる。
【0051】
前記マグネットプレート71を第1ばね71により熱板67側へ付勢することにより矯正体11,13に対して安定して支持させることができる。このため、マグネットプレート71と第1ばね71との協働による両矯正体11,13間の相互姿勢の修正をより確実に行わせることができる。
【0052】
さらに、前記収容部77内で前記熱板67の背面89と前記マグネットプレート71との間に、前記背面89から熱板67へ熱伝導を行う発熱体としてセラミックヒータ69を設けたため、前記第1ばね71の付勢力を利用してセラミックヒータ69を熱板67の背面89へ密着させることができ、セラミックヒータ69から熱板67へ効率よく熱伝導させることができる。
【0053】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、矯正体11,13の一方又は双方を、先端側29,31に対し移動できない固定式にすることも可能である。マグネットプレート71は、矯正体11,13の何れか一方にのみ設け、他方はマグネットプレート71に吸引される磁性体パネルで構成することもできる。第1ばね73は省略することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るヘアーアイロンの斜視図である。
【図2】一実施形態に係り、分割部分を外した状態の平面図である。
【図3】一実施形態に係り、側面図である。
【図4】一実施形態に係る平面図である。
【図5】一実施形態に係り、挟持アームを開いた状態の底面図である。
【図6】一実施形態に係り、図3のSA−SA矢視拡大断面図である。
【図7】一実施形態に係り、分割部分を外した状態の先端側の要部拡大平面図である。
【図8】一実施形態に係り、(a)は矯正体本体の正面図、(b)は同背面図、(c)は同平面図、(d)は同断面図である。
【図9】一実施形態に係り、(a)は第1ばねの平面図、(b)は同背面図である。
【図10】一実施形態に係り、(a)は第2ばねの平面図、(b)は同正面図、(c)は同側面図である。
【図11】従来例に係り、(a)はヘアーアイロンの全体構成図、(b)は内部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘアーアイロン
7,9 挟持アーム
11,13 矯正体
15,17 基端側
21,23 把持部
29,31 先端側
67 熱板
69 セラミックヒータ(発熱体)
71 マグネットプレート71(磁石)
73 第1ばね(磁石付勢手段)
75 第2ばね(矯正体付勢手段)
77 収容部
87 矯正面
89 背面

Claims (1)

  1. 基端側が相互に回転自在に結合され中間部の把持部の把持操作で先端側が挟持動作を行う一対の挟持アームと、
    前記各挟持アームの先端側に対向配置され前記挟持動作で毛髪を熱板により加温しながら矯正面により挟持矯正する矯正体とを備えたヘアーアイロンにおいて、
    前記両矯正体を、前記挟持アームへの取付状態から他方側に対し所定範囲内で全体として進退可能となるように前記各挟持アームに可動支持し、
    前記両矯正体の可動支持を弾性的に行う矯正体付勢手段を、前記各挟持アームにそれぞれ設け、
    前記矯正体付勢手段は、前記各挟持アームの先端側の長手方向に沿って配置された板ばねで形成され、平坦な中央部の長手方向両側に傾斜設定された両端部及びその端縁に形成された係合部を備え、
    前記矯正体付勢手段の両端部の端縁の係合部が前記挟持アームに係合され前記中央部に前記矯正体の後壁を取り付けた、
    ことを特徴とするヘアーアイロン。
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