JP4229989B2

JP4229989B2 - Method for producing lightweight cellular concrete panel

Info

Publication number: JP4229989B2
Application number: JP26172895A
Authority: JP
Inventors: 布士人山口
Original assignee: Asahi Kasei Construction Materials Corp
Current assignee: Asahi Kasei Construction Materials Corp
Priority date: 1995-10-09
Filing date: 1995-10-09
Publication date: 2009-02-25
Anticipated expiration: 2015-10-09
Also published as: JPH09110550A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はパネル側面部を強化した軽量気泡コンクリートパネルの製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
軽量気泡コンクリートパネルは軽量で断熱性や耐火性に優れるため、多くの建築物の内外装用建材として使用されている。しかし、気泡を多く含むため基材自体がもろく、特にパネル端部、側面部が欠けやすいという欠点がある。また、そのもろさのためにパネルへの細かい加工が制限され、一般のサイディング、押し出しセメント板等に比べ、著しく施工方法が限られる。
【０００３】
この欠点を改善するために、軽量気泡コンクリートパネルの表面に耐アルカリ性ガラス繊維を配合したモルタル（ＧＲＣ）を吹き付け、表面強度を向上させる方法（特公昭６０−５５５４号公報）がある。
【０００４】
【発明が解決しょうとする課題】
しかし上記公報の技術において、軽量気泡コンクリートパネルと表面に積層されるＧＲＣ層とが、著しく異なる収縮挙動を示すことから、ＧＲＣ層に亀裂、剥離が生じる問題があった。そのため、経時的には補強の効果がなくなるという問題もあった。
【０００５】
そこで本発明は、軽量気泡コンクリートパネルの亀裂、剥離の恐れのない軽量気泡コンクリートパネルの製造方法を提供しょうとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
第１の本発明の要旨は、軽量気泡コンクリートモルタルを型枠に注入、養生し、切断するのに適した硬度に達した後、型枠から外して半硬化状の気泡モルタルブロックを得、次いで半硬化状の気泡モルタルブロックをパネル状に切断後、得られた半硬化状パネルの全ての面をあて板で固定した後、少なくとも１つの側面を前記あて板により押しつけて気泡をつぶし、前記側面部に緻密層を形成した後、オートクレーブ養生してなることを特徴とする軽量気泡コンクリートパネルの製造方法である。
【０００７】
第２の本発明の要旨は、前記緻密層に更に端面加工をすることを特徴とする上記記載の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法である。
【０００８】
本発明に用いる軽量気泡コンクリートパネル内部の比重は、軽量気泡コンクリートパネルの特性である優れた断熱性を有する範囲であれば特に限定されず、従来の一般的な軽量気泡コンクリートと同じく０．４〜０．６程度が好適である。本発明において気泡の少ない緻密層とは半硬化状モルタルパネルの気泡が圧縮されてできた密度の高い緻密な層のことをいう。本発明の軽量気泡コンクリートパネルは、内部の比重の小さい部分と表面近傍の緻密層とが同一のモルタルスラリーを原料として一体物に形成されている。本発明の緻密層は端面に近い方がより緻密であり、内部に向かって連続的に密度が減少してゆく傾向を示すので密度の明瞭な境界はないが、緻密層の厚さは概ね１〜２００ｍｍの範囲が好ましく、１０〜１００ｍｍの範囲がさらに好ましい。緻密層の厚さが１ｍｍ以下では十分な補強効果が発現され難く、２００ｍｍ以上ではパネル内部の気泡がつぶれすぎ、軽量気泡コンクリートの特性である断熱性、軽量性が損なわれる恐れがある。又、パネルに端部加工を施す場合には、緻密層の厚さは１０ｍｍ以上であることが好ましい。緻密層の比重は、側面部における補強効果を発現し、細かい端部加工を可能とするために、０．７〜１．２であることが好ましく、また０．８〜１．１であることが更に好ましい。
【０００９】
本発明において端部加工とは例えばシーリング注入用の溝切り、パネル取り付け用の溝や穴、或いは目地部の意匠性向上等種々の目的のために行われることが多い。端部加工の深さはその目的に応じて適宜選択すればよいが、一般的には１００ｍｍを超えると、たとえその深さまで緻密層が形成されていても強度が低下する恐れがあるので１００ｍｍ以下であることが好ましい。
【００１０】
本発明において、半硬化状パネルの全ての面を固定するあて板は特に限定されるものではなく、半硬化状パネル側面に押しつけてその部分の気泡をつぶす際に、押しつけ面以外の面が動くことを防ぐことができれば特に限定されるものではない。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図１は本発明の軽量気泡コンクリートパネルの１例を示す断面図である。ここで、パネル１の両側面近傍の斜線部は緻密層２を示す。緻密層２は例えば、図３に示すように半硬化状パネル４の側面をあて板８により押しつけて作ることができる。この際、底板５、上板６等のあて板で、押しつける面以外の面を固定する。又、予め、半硬化状パネルに接するあて板に離型材を塗布しておいても良い。緻密層２の厚さは押しつけるあて板８の変位量で調整することができる。こうして得られた緻密層は端面に近い方がより緻密であり、内部に向かって連続的に密度が減少してゆく傾向をもつ。
【００１２】
本発明の軽量気泡コンクリートパネル１の緻密層２の端面は、必要に応じて例えば図２又は図６に示すように様々に加工され、加工部３又は特殊加工部９となるが、その方法は特に限定されるものではなく、通常の軽量気泡コンクリートの端部加工に用いられる、例えば回転刃を使った切削加工、投射材を用いた投射加工、回転ドリルによる穿孔等が用いられる。
【００１３】
本発明に用いる半硬化状パネルは下記の半硬化状の気泡モルタルブロックをパネル状に切断することによって得られる。本発明において、気泡モルタルブロックの原料としては一般に軽量気泡コンクリートとして用いられるものであれば特に限定されるものではない。例えば、珪石、セメント、生石灰、水を主原料とし、石膏、解砕屑等を必要に応じて添加したものに、気泡を混入したものを用いることができる。気泡の混入方法はセメントモルタルに気泡剤を混入して発泡させる方法でもよいし、あらかじめ発泡させた気泡をセメントモルタルに混入する方法でもよい。通常、この軽量気泡コンクリートモルタルを予め補強筋を配筋した型枠に注入、養生し、切断するのに適した硬度に達した後、型枠から外して半硬化状の気泡モルタルブロックが得られる。
【００１４】
半硬化状の気泡モルタルブロックをパネル状に切断する方法としては、通常の軽量気泡モルタルを切断するときに用いられる方法が用いられる。例えば、緊張配設したピアノ線などの線材で半硬化状の軽量気泡モルタルブロックを切断する方法、あるいは、複数の緊張配線材を用いて切断し、複数枚のパネル状の半硬化製品を得る方法がある。
【００１５】
半硬化状パネルの全ての面をあて板で固定する方法としては例えば、図３及び、図４に示すように、油圧等による加圧装置７を伴った２つの短辺側あて板８と、底板５に固定された２つの長辺側あて板８、底板５及び上部あて板６で構成される型枠を用いる方法でもよい。側面をあて板で押しつけて気泡をつぶす方法は、特に限定されるものではなく、例えば、図４に示すように加圧装置７を伴ったあて板８をパネル短辺部に押しつけて短辺部に緻密層を形成する方法でもよい。また、図４のような装置で先ず両短辺に緻密層を形成した後、図５に示すような加圧装置７を伴ったあて板８、底板５に固定されたあて板８を伴った型枠に移し替え、長辺部にあて板８を押しつけてパネル側周部全てを緻密層とする方法を用いこともできる。そして、オートクレーブ養生して、軽量気泡コンクリートパネルが得られる。
【００１６】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
【００１７】
【実施例１】
珪石５３重量部、セメント３７重量部、生石灰７．５重量部、乾燥石膏２．５重量部、これら固形分１００に対し水７２重量部、アルミ粉末０．０６６重量部を含有する軽量気泡コンクリートモルタルを型枠に注入し、養生後半硬化状の気泡モルタルブロックを得た。このモルタルブロックをピアノ線で切断し、３７×１８２０×６０６ｍｍの半硬化状パネルを得た。この半硬化状パネルを３７×１８２０×６０６ｍｍの鋼製型枠内に設置し、側面から離型剤を塗布した平板を押しつけ１０ｍｍプレスした。このときの押しつけ圧力は２ｋｇ／ｃｍ^２であった。
【００１８】
プレス後、型枠から外し、オートクレーブ養生して得られた軽量気泡コンクリートパネルの断面を調べると、プレスした側面内部１０ｍｍに比重０．８の緻密層が形成されていた。得られた軽量気泡コンクリートパネルの緻密層が形成された側面を、回転刃を用いた切削機で削り、深さ５ｍｍの通常の軽量気泡コンクリートパネルのシーリング溝加工を施した。得られたシーリング溝は、良好な直線性、平滑面を有していた。
【００１９】
【実施例２】
実施例１と同様な方法で、３７×１８２０×６０６ｍｍの半硬化状パネルを得た。このパネルを３７×１８２０×６０６ｍｍ鋼製型枠内に設置し、側面から離型剤を塗布した平板を押しつけ１０ｍｍプレスした。このときの押しつけ圧力は２ｋｇ／ｃｍ^２であった。一旦型枠からはずし緻密層が形成されていない他の３辺を、同様な方法でプレスし気泡をつぶして、パネル側周４面に緻密層を形成した。脱型後、オートクレーブ養生し、厚さ１０ｍｍの比重０．８の緻密層を側周４面に有する軽量気泡コンクリートパネルを得た。得られた軽量気泡コンクリートパネルの端部には、欠け等が発生せず、稜線部は明瞭な直線を示した。
【００２０】
【実施例３】
実施例１と同様な軽量気泡コンクリートモルタルを型枠に注入し、養生後半硬化状の気泡モルタルブロックを得た。このモルタルブロックをピアノ線で切断し、３７×１８２０×６０６ｍｍの半硬化状パネルを得た。このパネルを３７×１８２０×６０６ｍｍ鋼製型枠内に設置し、側面から離型剤を塗布した平板を押しつけ２０ｍｍプレスした。このときの押しつけ圧力は１．５ｋｇ／ｃｍ^２であった。実施例２と同様な手順で側周４面に厚さ２０ｍｍの比重０．７５の緻密層が形成された軽量気泡コンクリートパネルを得た。
【００２１】
得られた軽量気泡コンクリートパネルの長辺面、短辺面に、図６の９に示す凸部寸法、幅５ｍｍ、高さ９ｍｍ、凹部寸法、幅６ｍｍ、深さ１０ｍｍで構成される特殊加工を切削加工で施した。このように作成された軽量気泡コンクリートパネルを組み合わせて壁面を構成した。施工中にパネル端部の欠けは発生しなかった。
【００２２】
【比較例１】
実施例１と同様な軽量気泡コンクリートモルタルを型枠に注入し、養生後半硬化状の気泡性モルタルブロックを得た。このモルタルブロックをピアノ線で切断し、３７×１８２０×６０６ｍｍの半硬化状パネルを得た。実施例とは違い、型枠を用いずに試験体の両端から平板を押し当て１０ｍｍプレスした。このときの押しつけ圧力は２ｋｇ／ｃｍ^２であった。プレス中に試験体のプレス面に多数亀裂が発生し、オートクレーブ養生後の試験体の両端部はもろく欠けやすくなった。
【００２３】
【比較例２】
通常の方法で製造された軽量気泡コンクリートパネルを３８×１８２０×６０６ｍｍに切断し、長辺面、短辺面に実施例３と同じ特殊加工を施した。作成した軽量気泡コンクリートパネルを組み合わせて壁面を構成した。施工中、特殊加工部に多数の欠けが発生した。
【００２４】
【発明の効果】
図１で示すように軽量気泡コンクリートパネル内部は従来の軽量気泡コンクリートパネルと同様の比重であり、パネルの側面部近傍の気泡が押しつぶされて側面部近傍に高比重の緻密層が形成されている。従って、従来のパネル内全てが同じ比重である軽量気泡コンクリートパネルと比較して側面部分の強度が向上し、輸送時に端部欠損が生じないだけでなく、パネルの亀裂、剥離の恐れもなく、端部加工用に強化された側面を有する軽量気泡コンクリートパネルが得られる。しかも、パネル内部は通常の軽量気泡コンクリートパネルと同様の気泡密度を有するので、軽量気泡コンクリート本来の特性である断熱性はパネル全体でみるとほとんど損なわれない。また、気泡が押しつぶされて形成された緻密層と、その他の部分との比重差は内部に含まれる気泡量のみで調整され、一体物であるのでパネル内部と緻密層のマトリックスの組成は同じである。従って、緻密層とパネル内部の収縮率の差はなく、亀裂発生の恐れがない。さらに、両者のマトリックスは同じ組成であるため、明瞭な境界面はなく、接着性低下の恐れもない。
【００２５】
さらに半硬化状の気泡モルタルパネルを、全ての面をあて板で固定した後あて板でおしつけるので、おしつけ時の亀裂の発生がなく、効率良く端部加工用の緻密層を有する軽量気泡コンクリートパネルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による軽量気泡コンクリートパネルの１例を示す断面図。
【図２】本発明による端面加工された軽量気泡コンクリートパネルの１例を示す断面図。
【図３】本発明の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法の１例を示す断面図。
【図４】本発明の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法の１例を示す平面図。
【図５】本発明の軽量気泡コンクリートパネルの製造方法の他の１例を示す平面図。
【図６】本発明による端面加工された軽量気泡コンクリートパネルの１例を示す断面図。
【符号の説明】
１パネル
２緻密層
３加工部
４半硬化状パネル
５底板
６上型
７加圧装置
８あて板
９端面特殊加工部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a lightweight cellular concrete panel having a reinforced panel side face .
[0002]
[Prior art]
Lightweight cellular concrete panels are lightweight and have excellent heat insulation and fire resistance, and are therefore used as building materials for many buildings. However, since the substrate contains a lot of bubbles, the substrate itself is fragile, and there is a disadvantage that the panel end portion and the side surface portion are particularly easily lost. In addition, due to its brittleness, fine processing on the panel is restricted, and the construction method is remarkably limited as compared with general siding, extruded cement board and the like.
[0003]
In order to improve this drawback, there is a method (Japanese Patent Publication No. 60-5554) for improving the surface strength by spraying mortar (GRC) containing alkali-resistant glass fibers on the surface of a lightweight cellular concrete panel.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the technique of the above publication, the lightweight cellular concrete panel and the GRC layer laminated on the surface exhibit remarkably different shrinkage behavior, which causes a problem that the GRC layer is cracked and peeled off. For this reason, there is also a problem that the reinforcing effect is lost over time.
[0005]
Therefore, the present invention intends to provide a method for producing a lightweight cellular concrete panel that does not cause a crack or peeling of the lightweight cellular concrete panel .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the first aspect of the present invention is that a lightweight cellular concrete mortar is poured into a mold, cured, and after reaching a hardness suitable for cutting, is removed from the mold to obtain a semi-cured cellular mortar block, After the semi-cured foam mortar block is cut into a panel shape, all the surfaces of the obtained semi-cured panel are fixed with a contact plate, and then at least one side surface is pressed by the contact plate to crush the bubbles, A method for producing a lightweight cellular concrete panel, wherein a dense layer is formed on a part, followed by curing in an autoclave .
[0007]
The gist of the second aspect of the present invention is the method for producing a lightweight cellular concrete panel as described above , wherein the dense layer is further subjected to end face processing.
[0008]
The specific gravity inside the lightweight aerated concrete panel used in the present invention is not particularly limited as long as it has excellent heat insulating properties which are the characteristics of the lightweight aerated concrete panel. About 0.6 is suitable. In the present invention, the dense layer having few bubbles means a dense layer having a high density formed by compressing the bubbles of the semi-cured mortar panel. In the lightweight cellular concrete panel of the present invention, a portion having a small specific gravity inside and a dense layer in the vicinity of the surface are integrally formed using the same mortar slurry as a raw material. The dense layer of the present invention is denser near the end face, and shows a tendency that the density continuously decreases toward the inside, so there is no clear boundary of density, but the thickness of the dense layer is approximately 1 The range of -200 mm is preferable, and the range of 10-100 mm is more preferable. If the thickness of the dense layer is 1 mm or less, a sufficient reinforcing effect is hardly exhibited, and if it is 200 mm or more, the bubbles inside the panel are crushed too much, and the heat insulating property and lightness which are characteristics of lightweight cellular concrete may be impaired. In addition, when end processing is performed on the panel, the thickness of the dense layer is preferably 10 mm or more. The specific gravity of the dense layer is preferably 0.7 to 1.2, and preferably 0.8 to 1.1 in order to develop a reinforcing effect in the side surface and enable fine edge processing. Is more preferable.
[0009]
In the present invention, end processing is often performed for various purposes such as grooving for sealing injection, grooves and holes for panel mounting, or improvement of design of joints. The depth of the edge processing may be appropriately selected according to the purpose, but in general, if it exceeds 100 mm, the strength may decrease even if a dense layer is formed up to that depth, so that it is 100 mm or less. It is preferable that
[0010]
In the present invention, the cover plate for fixing all the surfaces of the semi-cured panel is not particularly limited. When pressing against the side surface of the semi-cured panel to crush bubbles in that portion, surfaces other than the pressed surface move. If it can prevent that, it will not be specifically limited.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of the lightweight cellular concrete panel of the present invention. Here, the hatched portion in the vicinity of both side surfaces of the panel 1 indicates the dense layer 2. The dense layer 2 can be made, for example, by pressing the side surface of the semi-cured panel 4 with a contact plate 8 as shown in FIG. At this time, surfaces other than the surfaces to be pressed are fixed by the contact plates such as the bottom plate 5 and the upper plate 6. In addition, a release material may be applied in advance to a coating plate in contact with the semi-cured panel. The thickness of the dense layer 2 can be adjusted by the amount of displacement of the pressing plate 8 to be pressed. The dense layer obtained in this way is denser near the end face, and tends to decrease in density continuously toward the inside.
[0012]
The end face of the dense layer 2 of the lightweight cellular concrete panel 1 of the present invention is variously processed as shown in, for example, FIG. 2 or FIG. 6 as necessary to form a processed portion 3 or a specially processed portion 9, but the method is It is not specifically limited, For example, the cutting process using a rotary blade, the projection process using a projection material, the drilling by a rotating drill, etc. which are used for the end part processing of a normal lightweight cellular concrete are used.
[0013]
The semi-cured panel used in the present invention is obtained by cutting the following semi-cured cellular mortar block into a panel. In the present invention, the raw material for the cellular mortar block is not particularly limited as long as it is generally used as lightweight cellular concrete. For example, it is possible to use a material in which bubbles are mixed with a material in which silica, cement, quicklime, and water are used as main raw materials and gypsum, crushed waste, and the like are added as necessary. The method for mixing bubbles may be a method in which a foaming agent is mixed into a cement mortar and foamed, or a method in which bubbles previously foamed are mixed into a cement mortar. Usually, this lightweight cellular concrete mortar is poured into a formwork that has reinforcement bars in advance, cured, and after reaching a hardness suitable for cutting, it is removed from the formwork to obtain a semi-cured foamed mortar block .
[0014]
As a method of cutting the semi-cured foam mortar block into a panel shape, a method used when cutting a normal lightweight foam mortar is used. For example, a method of cutting a semi-cured lightweight bubble mortar block with a wire material such as a piano wire arranged in tension, or a method of cutting using a plurality of strained wiring materials to obtain a plurality of panel-shaped semi-cured products There is.
[0015]
As a method of fixing all the surfaces of the semi-cured panel with a hitting plate, for example, as shown in FIG. 3 and FIG. 4, two short side hitting plates 8 with a pressurizing device 7 such as hydraulic pressure, A method using a mold formed of two long-side addressing plates 8 fixed to the bottom plate 5, the bottom plate 5 and the upper addressing plate 6 may be used. The method of crushing bubbles by pressing the side with a plate is not particularly limited. For example, as shown in FIG. 4, a plate 8 with a pressure device 7 is pressed against the short side of the panel and the short side Alternatively, a dense layer may be formed. Further, after a dense layer is first formed on both short sides with an apparatus as shown in FIG. 4, a cover plate 8 with a pressurizing device 7 as shown in FIG. 5 and a cover plate 8 fixed to the bottom plate 5 are attached. It is also possible to use a method of transferring to a formwork and pressing the plate 8 against the long side portion to make the entire panel side peripheral portion a dense layer. Then, autoclaving is performed to obtain a lightweight cellular concrete panel.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
[0017]
[Example 1]
Lightweight cellular concrete mortar containing 53 parts by weight silica, 37 parts by weight cement, 7.5 parts by weight quicklime, 2.5 parts by weight dry gypsum, 72 parts by weight water and 0.066 parts by weight aluminum powder based on the solid content 100 Was injected into a mold to obtain a cured mortar block mortar block. This mortar block was cut with a piano wire to obtain a 37 × 1820 × 606 mm semi-cured panel. This semi-cured panel was placed in a 37 × 1820 × 606 mm steel mold, and a flat plate coated with a release agent was pressed from the side and pressed 10 mm. The pressing pressure at this time was 2 kg / cm ² .
[0018]
After the pressing, when the cross section of the lightweight cellular concrete panel obtained by removing from the mold and curing the autoclave was examined, a dense layer having a specific gravity of 0.8 was formed on the inside of the pressed side surface 10 mm. The side surface on which the dense layer of the obtained lightweight cellular concrete panel was formed was shaved with a cutting machine using a rotary blade, and a normal lightweight cellular concrete panel having a depth of 5 mm was subjected to sealing groove processing. The obtained sealing groove had good linearity and a smooth surface.
[0019]
[Example 2]
In the same manner as in Example 1, a 37 × 1820 × 606 mm semi-cured panel was obtained. This panel was placed in a 37 × 1820 × 606 mm steel mold, and a flat plate coated with a release agent was pressed from the side and pressed 10 mm. The pressing pressure at this time was 2 kg / cm ² . Once removed from the mold, the other three sides where the dense layer was not formed were pressed by the same method to crush the bubbles, and a dense layer was formed on the four sides of the panel. After demolding, autoclaving was performed to obtain a lightweight cellular concrete panel having a dense layer of 10 mm thickness and a specific gravity of 0.8 on the four sides of the side. No chipping or the like occurred at the end of the obtained lightweight cellular concrete panel, and the ridge line portion showed a clear straight line.
[0020]
[Example 3]
A lightweight cellular concrete mortar similar to that in Example 1 was poured into a mold to obtain a cured mortar foam mortar block. This mortar block was cut with a piano wire to obtain a 37 × 1820 × 606 mm semi-cured panel. This panel was placed in a 37 × 1820 × 606 mm steel mold, and a flat plate coated with a release agent was pressed from the side and pressed 20 mm. The pressing pressure at this time was 1.5 kg / cm ² . A lightweight cellular concrete panel in which a dense layer having a specific gravity of 0.75 and a thickness of 20 mm was formed on the four sides of the side by the same procedure as in Example 2 was obtained.
[0021]
Special processing consisting of the convex part dimensions, width 5 mm, height 9 mm, concave part dimensions, width 6 mm, depth 10 mm shown in 9 of FIG. 6 is applied to the long side surface and short side surface of the obtained lightweight cellular concrete panel. It was given by cutting. A wall surface was constructed by combining the lightweight cellular concrete panels thus created. No chipping at the end of the panel occurred during construction.
[0022]
[Comparative Example 1]
A lightweight cellular concrete mortar similar to that in Example 1 was poured into a mold to obtain a curing-cured cellular mortar block. This mortar block was cut with a piano wire to obtain a 37 × 1820 × 606 mm semi-cured panel. Unlike the example, a flat plate was pressed from both ends of the test body without using a mold and pressed 10 mm. The pressing pressure at this time was 2 kg / cm ² . Many cracks occurred on the press surface of the specimen during pressing, and both ends of the specimen after the autoclave curing were brittle and easily chipped.
[0023]
[Comparative Example 2]
The lightweight cellular concrete panel produced by the usual method was cut into 38 × 1820 × 606 mm, and the same special processing as in Example 3 was applied to the long side surface and the short side surface. The wall surface was constructed by combining the lightweight lightweight concrete panels that were created. During construction, a lot of chips occurred in the specially processed part.
[0024]
【The invention's effect】
As shown in FIG. 1, the inside of the lightweight cellular concrete panel has a specific gravity similar to that of the conventional lightweight cellular concrete panel, and bubbles near the side surface of the panel are crushed to form a dense layer with a high specific gravity near the side surface. . Therefore, the strength of the side surface part is improved compared to the lightweight cellular concrete panel having the same specific gravity in the conventional panel, and not only the end part is not lost during transportation, but there is no risk of cracking and peeling of the panel, A lightweight cellular concrete panel is obtained having side surfaces reinforced for edge processing. In addition, since the inside of the panel has the same cell density as that of a normal lightweight cellular concrete panel, the heat insulation, which is the original characteristic of the lightweight cellular concrete, is hardly impaired when viewed as a whole panel. In addition, the specific gravity difference between the dense layer formed by crushing the bubbles and the other parts is adjusted only by the amount of bubbles contained in the interior, and since it is a single body, the composition of the matrix inside the panel and the dense layer is the same is there. Therefore, there is no difference in shrinkage between the dense layer and the panel, and there is no risk of cracking. Furthermore, since both matrices have the same composition, there is no clear interface and there is no fear of a decrease in adhesion.
[0025]
In addition, since the semi-cured foam mortar panel is fixed with all the faces and then applied with the application plate, there is no cracking during application, and the lightweight cellular concrete panel has a dense layer for end processing efficiently. Can be manufactured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an example of an end-faced lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an example of a method for producing a lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing an example of a method for producing a lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
FIG. 5 is a plan view showing another example of the method for producing a lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an example of an end-faced lightweight cellular concrete panel according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Panel 2 Dense layer 3 Processing part 4 Semi-hardened panel 5 Bottom plate 6 Upper mold | type 7 Pressurizing device 8 Cover plate 9 End surface special processing part

Claims

Lightweight aerated concrete mortar is poured into a mold, cured, and after reaching a hardness suitable for cutting, it is removed from the mold to obtain a semi-cured foam mortar block, and then the semi-cured foam mortar block is paneled After cutting into a shape and fixing all the surfaces of the obtained semi-cured panel with a contact plate, after pressing at least one side surface with the contact plate to crush bubbles and forming a dense layer on the side surface , A method for producing a lightweight cellular concrete panel, characterized by being cured by an autoclave .

The method for producing a lightweight cellular concrete panel according to claim 1, wherein the dense layer is further subjected to end face processing.