JP4229820B2 - 放射線治療計画装置 - Google Patents

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Description

この発明は、放射線治療装置を用いたがん治療などの放射線治療計画を作成する放射線治療計画装置に関するものである。
放射線治療装置は、がん細胞にγ線、X線、電子線、陽子線、ヘリウム線や炭素線等(これらをまとめて照射線種と呼ぶ)を照射して治療する装置である。治療するにあたり、患部に対応した治療方針を決定し、この治療方針に基づき照射に用いる放射線治療装置の治療パラメータを決定し、患者体内の線量分布をシミュレーション計算し、線量分布の影響や治療効果を検討評価して、治療方法を決定することを放射線治療計画という。放射線治療計画では、CT、MRIの画像に基づく診療データと、照射線種、照射室治療機器情報を含む放射線治療装置データにより、照射方法、照射線種や照射線種のエネルギー等の治療パラメータを決定し、必要に応じて患者コリメータ、ボーラス等の治療補助具の設計データを作成する。
特許文献1には、異なる放射線治療装置であっても、同一の放射線治療計画装置で、放射線を照射したときの人体内における線量分布をシミュレートできるものが記載されている。
従来の技術では、何らかの理由により照射室治療機器や照射線種が変更になった場合や、異なる放射線治療装置に対して、各放射線治療装置に合わせて治療シミュレーションを実施して治療パラメータを変更し、しかる後に、対応可能なボーラス等の補助具製造装置や放射線治療装置を確認し、補助具製造や放射線治療に着手していた。
また、放射線治療計画作成後に、主治医、担当医や放射線治療専門医などで行われる治療方法を決定する治療討議では、治療計画装置がある場所で、治療シミュレーション結果の断面画像、立体画像の平面表示を基に検討が実施されていた。
特開平7−16305号公報(第2〜3頁、図1)
従来の放射線治療において、治療方針を決定するに際しては、患者紹介元の考えを反映させたり、放射線治療専門医の意見を反映させた治療方針の決定に時間がかかっていた。また、放射線治療計画を作成し、治療方法を決定するに際しては、患者紹介元の考えを反映させたり、放射線治療専門医の意見を反映させた治療方法の決定に時間がかかっていた。
さらに、放射線治療計画作成後に照射室治療機器や照射線種または同じ治療施設内の他の放射線治療装置への変更が必要となった場合、各治療パラメータを変更することで、異なる照射室治療機器や照射線種や他の放射線治療装置であっても治療シミュレーションは可能であったが、ボーラス等の補助具製造装置とは連携がなく、各種放射線治療装置の治療パラメータの変更や治療パラメータ変更に伴う補助具製造に時間を要し、迅速に対応できず、実用的ではなかった。
また、放射線治療施設が、何らかの理由により急に治療継続ができなくなった場合、一時的にでも他の放射線治療施設を利用することは、他の治療施設に対応した放射線治療計画の作成に多大の時間を要し、事実上困難であった。
また、放射線治療計画作成後に、主治医、担当医や放射線治療専門医などで行われる治療討議において、放射線治療計画を実体模型により、多方面の視点から、迅速に立体的に確認する手段がなく、治療シミュレーション結果の把握に長時間を要していた。
特許文献1は、異なる照射室治療機器や照射線種や他の放射線治療装置であっても治療シミュレーションは可能にしたものに過ぎず、上述のような問題を解決するものではなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、治療方針や治療方法の決定を容易にし、放射線治療計画作成後に変更が行われた場合の放射線治療を迅速に行うことが可能な放射線治療計画装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる放射線治療計画装置においては、診療データを入力する入力手段、照射室治療機器を有する複数の放射線治療装置の情報を保存する放射線治療装置情報蓄積手段、放射線治療に用いられる補助具を製造する複数の補助具製造装置の情報を保存する補助具製造装置情報蓄積手段、放射線治療装置情報蓄積手段に保存された放射線治療装置の情報及び補助具製造装置情報蓄積手段に保存された補助具製造装置の情報に基づき、放射線治療装置及びこの放射線治療装置に対応する補助具製造装置を識別し選択する識別選択手段、入力手段により入力された診療データ及び識別選択手段により識別選択された放射線治療装置及び補助具製造装置の情報に基づき治療シミュレーションを行う治療計画手段、この治療計画手段によって作成された治療シミュレーション結果を評価する治療計画評価手段、及びこの治療計画評価手段により評価された治療シミュレーション結果に放射線治療装置及び補助具製造装置を適合させるように、放射線治療装置に照射室治療機器を選択する選択情報を出力すると共に補助具製造装置に補助具の製造情報を出力する適合手段を備えたものである。
この発明は、以上説明したように、診療データを入力する入力手段、照射室治療機器を有する複数の放射線治療装置の情報を保存する放射線治療装置情報蓄積手段、放射線治療に用いられる補助具を製造する複数の補助具製造装置の情報を保存する補助具製造装置情報蓄積手段、放射線治療装置情報蓄積手段に保存された放射線治療装置の情報及び補助具製造装置情報蓄積手段に保存された補助具製造装置の情報に基づき、放射線治療装置及びこの放射線治療装置に対応する補助具製造装置を識別し選択する識別選択手段、入力手段により入力された診療データ及び識別選択手段により識別選択された放射線治療装置及び補助具製造装置の情報に基づき治療シミュレーションを行う治療計画手段、この治療計画手段によって作成された治療シミュレーション結果を評価する治療計画評価手段、及びこの治療計画評価手段により評価された治療シミュレーション結果に放射線治療装置及び補助具製造装置を適合させるように、放射線治療装置に照射室治療機器を選択する選択情報を出力すると共に補助具製造装置に補助具の製造情報を出力する適合手段を備えたので、治療シミュレーション結果を作成した後に照射室治療機器や照射線種の変更が必要となった場合においても、放射線治療装置の変更が効率的に実施できると共に補助具が迅速に製作可能であり、結果的に放射線治療を迅速に行うことが可能となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による放射線治療計画装置を示す概念図である。
図1において、放射線治療装置14は、いくつかの照射室を有し、それぞれ照射室治療機器14Aと照射線種14Bが決められている。放射線治療計画装置2は、放射線治療を行う患者の診療データ1に基づいて治療方針を決定する治療方針検討手段3と、診療データ1と治療部位を入力する入力手段4と、放射線治療を行う放射線治療装置14のいくつかの照射室治療機器14A及び照射線種14Bに関する情報である照射室治療機器情報5A及び照射線種情報5Bを蓄積した放射線治療装置情報蓄積手段5と、補助具16を製造する補助具製造装置15の機器情報を蓄積した補助具製造装置情報蓄積手段6と、この放射線治療装置情報蓄積手段5及び補助具製造装置情報蓄積手段6に蓄積された情報に基づき、放射線治療装置14の照射室治療機器14A及び照射線種14Bの識別と選択を行うと共に補助具製造装置15の識別と選択を行う識別選択手段7と、入力手段4の入力結果及び識別選択手段7の識別選択結果に基づき、治療可能な複数(単数でもよい)の治療シミュレーションを行ない、治療パラメータや補助具設計データ等の治療シミュレーション結果9を作成する治療計画手段8と、治療計画手段8で作成された治療シミュレーション結果9を蓄積する治療計画情報蓄積手段10と、治療計画手段8で作成された一群の治療シミュレーション結果9を実際の治療に使えるかどうかを評価する治療計画評価手段11と、治療計画評価手段11での評価結果に基づき、放射線治療装置14及び補助具製造装置15にそれぞれ照射室選択情報及び補助具製造情報を送り、治療シミュレーション結果を放射線治療装置14及び補助具製造装置15に適合させる適合手段12とを有している。
放射線治療計画装置2の治療シミュレーション結果9から実際に治療する治療シミュレーション結果9Aを決定する治療方法検討手段13と、この治療方法検討手段13を経て承認された治療シミュレーション結果9Aに従って適合手段11で選択された放射線治療装置14及び補助具製造装置15にデータを送信し、補助具製造装置15で補助具16Aを製造し、製造された補助具16Aを用いて放射線治療17Aを実行し、放射線治療17Aの結果を放射線治療装置14から放射線治療計画装置2に送り、放射線治療計画装置2の治療計画蓄積手段18に、治療シミュレーション結果に関係づけて治療結果データを保存する。
次に、動作について説明する。
放射線治療を受けようとする患者のがん患部に関するCT、MRIの画像などに基づく診療データ1により、放射線治療関係者が協議して治療方針を決定する。この治療方針を決定する際には、治療方針検討手段3は、ネットワークやTV会議で診療データ1を共有して治療部位や治療プロトコルを討議できるように構成されているので、治療施設内外の放射線治療専門医等の意見が実時間で反映でき、しかも正確で迅速に関係者の結論が得られる。診療データ1は、図1に図示されていない診察データ蓄積手段か、あるいは治療計画情報蓄積手段10に蓄積しておけば、必要に応じて利用できるので、好都合である。診療データ1は、患部データを含め、放射線治療計画装置2の入力手段4に入力された後、治療計画手段8で利用される。
予め放射線治療計画装置2に保存された治療に用いられる放射線治療装置14のいくつかの照射室治療機器14A及び照射線種14Bの内から、放射線治療装置情報蓄積手段5のデータに基づき、識別選択手段7により選択され、治療計画手段8で利用される。また、予め放射線治療計画装置2に保存された治療の際に使用するボーラス等の補助具16を製造するための補助具製造装置15に関する補助具製造装置情報蓄積手段6のデータに基づき、識別選択手段7により補助具製造装置15の装置データ及び識別情報が選択され、治療計画手段8で利用される。
治療計画手段8では、診療データ1と識別選択された放射線治療装置14と補助具製造装置15の情報を基に、可能な放射線治療の候補を複数(単数でもよい)治療シミュレーションし、一群の治療シミュレーション結果9を治療計画情報蓄積手段10に出力する。得られた一群の治療シミュレーション結果9を基に、診療データ1や線量分布の状況等一般の放射線治療の効果を評価する項目と同様の項目で、治療計画評価手段11を用いて最適な治療シミュレーション結果9を選んだり、治療シミュレーション結果9の妥当性を評価する。治療計画評価手段11で、選択または妥当性評価された治療シミュレーション結果9のデータに基づき、適合手段12を介して補助具製造装置15に適合した補助具製造情報が作成・転送される。この補助具製造情報を活用するため、治療シミュレーション結果9が出力されてから、迅速に効率的に補助具製造装置15により、治療の際に使用するボーラス等の補助具16を製作することができる。
この後、一群の治療シミュレーション結果9は、治療方法検討手段13で放射線治療計画通り治療してもよいかどうか吟味して、治療してもよい治療シミュレーション結果9Aが一つ承認されて、放射線治療装置14と補助具製造装置15に、複数の照射室治療機器14A及び複数の照射線種14Bの内の何れかの選択を指示すると共に補助具の製作を指示する治療パラメータのデータが送られる。治療方法を決定する際には、治療方法検討手段13は、ネットワークやTV会議で治療シミュレーション結果9を共有して治療パラメータや線量分布評価結果の妥当性を討議できるように構成されているので、治療施設内外の放射線治療専門医等の意見が実時間で反映でき、しかも正確で迅速に関係者の結論が得られる。治療計画情報蓄積手段10に治療シミュレーション結果9が蓄積されているので、必要に応じて利用できることからさらに好都合である。
承認された治療シミュレーション結果9Aのデータは、治療計画情報蓄積手段10に送信され、記録される。この治療シミュレーション結果9Aが承認されると、送られた治療パラメータに基づき、補助具16Aが製作されるとともに、放射線治療装置14の複数の照射室治療機器14Aの内の何れか該当する照射室治療機器14Aが選択され、同様に複数の照射線種14Bの内の何れか該当する照射線種14Bが選択され、放射線治療17Aが実行される。
治療シミュレーション結果9Aが出力されてから、迅速かつ効率的に放射線治療装置14に治療パラメータが送信でき、ボーラス等の補助具16Aが製作できることから、結果的に診断データ1の入力から放射線治療17までの全体を、迅速かつ効率的に実行することが可能になる。
この放射線治療計画装置2を使用する場合、治療シミュレーション結果9が出力された後、想定していた照射室治療機器14Aに支障が生じ、他の照射室治療機器14Aに変更しなければならないような状況が起こったり、あるいは治療方法検討手段13によって照射線種14Bから他の照射線種14Bに変更しなくてはならないような状況が起こった場合においても、予め放射線治療計画装置2の放射線治療装置情報蓄積手段5中の、照射室治療機器情報5A及び照射線種情報5Bに基づき、治療計画手段8により新たな治療シミュレーション結果9Bを導くことができる。この治療シミュレーション結果9Bから、適合手段12により、補助具製造装置15に対して補助具製造情報を出力し、新たな補助具16Bを迅速かつ効率的に製作することができ、新たな放射線治療装置14に治療パラメータを出力することができる。
実施の形態1によれば、診断データの入力から放射線治療までの全体を迅速かつ効率的に実行することが可能になり、放射線治療計画作成後に照射室治療機器や照射線種を変更した場合にも放射線治療を迅速に行うことが可能となる。
また、放射線治療の治療結果も治療シミュレーション結果に関係づけて治療結果蓄積手段に蓄積保管されるので、治療方針検討や治療方法検討時に参照でき、より精度の高い放射線治療を提供できる利点がある。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による放射線治療計画装置を示す概念図である。
図2において、1〜18は図1におけるものと同一のものである。図2では、放射線治療計画装置2は、ネットワーク19を介して放射線治療装置14及び補助具製造装置15に接続されている。
実施の形態1では、放射線治療計画装置2は、補助具製造装置15及び放射線治療装置14に情報を伝達するように接続されている場合について述べたが、実施の形態2は、図2に示すように、ネットワーク19を設け、補助具製造装置15の稼動状況及び稼動予定を、放射線治療計画装置2の補助具製造情報蓄積手段6に実時間に反映するようにした。
これにより、適合手段12により補助具製造情報を短時間に作成することができ、結果的に診断データ1の入力から、または放射線治療計画作成後に照射室治療機器14Aや照射線種14Bを変更してから、放射線治療17までを迅速化することが可能となる。
また、同様にネットワーク19を介して、放射線治療装置14、照射室治療機器14A、治療線種14Bの稼動状況情報を実時間でモニタし、それぞれ放射線治療計画装置2の放射線治療装置情報蓄積手段5、照射室治療機器情報5A、照射線種情報5Bに反映させることにより、治療計画手段8より、最適化された治療シミュレーション結果9を出力することができる。従って、結果的に診断データ1の入力から、または放射線治療計画作成後に照射室治療機器14Aや照射線種14Bを変更してから、放射線治療17までを迅速化することが可能となる。
実施の形態2によれば、放射線治療計画装置と補助具製造装置及び放射線治療装置とをネットワークにより接続し、放射線治療装置情報及び補助具製造情報を放射線治療装置情報蓄積手段及び補助具製造情報蓄積手段に実時間に反映するようにしたので、診断データの入力から、または放射線治療計画作成後に照射室治療機器や照射線種を変更してから、放射線治療までを迅速化することが可能となる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3による放射線治療計画装置を示す概念図である。
実施の形態1、2では、放射線治療装置14及び補助具製造装置15が、放射線治療計画装置2に各1装置が対応する場合について述べたが、実施の形態3は、図3に示すように、放射線治療計画装置2にネットワーク19を介して、複数の補助具製造装置15及び複数の放射線治療装置14を対応させ、これら複数の稼動状況情報を入手可能とするようにした。
これにより、複数装置の中から最適な放射線治療装置14の放射線治療計画が作成可能となると共に、放射線治療装置14に対応する補助具製造装置15に適合させる適合手段12により、最適な補助具製造情報を出力し、放射線治療装置14に対する補助具16を迅速に提供することが可能となる。
実施の形態3では、診療データ1を入力手段4により入力した後、複数の放射線治療装置14の中から、稼動状況、照射室治療機器14Aの種類、照射線種14B、治療スケジュールなどの条件から最適な放射線治療装置14を選択することができ、複数の補助具製造装置15の中から当該放射線治療装置14に最適な補助具製造装置15を選択することができる。結果的に診断データ1の入力から放射線治療17までの全体を、迅速かつ効率的に実行することが可能になる。
同様に、治療シミュレーション結果9を作成後に、放射線治療装置14が、何らかの理由により停止した場合においても、他の放射線治療装置14及びそれに対応する補助具製造装置15の情報を活用し、相互補完的に放射線治療計画が作成でき、迅速に他の放射線治療装置14による治療を行うことが可能となる。
結果的に放射線治療計画作成後に、放射線治療装置を変更した場合の放射線治療17を迅速に行うことが可能となる。
次に、複数の放射線治療装置が、放射線治療施設に配置されている場合について説明する。
図3の複数の放射線治療装置14を、複数の放射線治療施設と読み替え、それぞれに複数の放射線治療装置が配置されているものとすれば、図3は、各放射線治療施設の放射線治療装置の稼動状況情報を入手可能とするようにできるので、複数施設の中から最適な放射線治療施設の放射線治療装置の放射線治療計画が作成可能となると共に、放射線治療施設の放射線治療装置に対応する補助具製造装置15に適合させる適合手段12により、最適な補助具製造情報を出力し、放射線治療施設の放射線治療装置に対する補助具16を迅速に提供することが可能となる。
これによれば、診療データ1を入力手段4により入力した後、複数の放射線治療施設の複数の放射線治療装置の中から、稼動状況、放射線治療施設、治療スケジュールなどの条件から最適な放射線治療施設の放射線治療装置を選択することができ、複数の補助具製造装置15の中から当該放射線治療施設の放射線治療装置に最適な補助具製造装置15を選択することができる。
結果的に診断データ1の入力から放射線治療17までの全体を、迅速かつ効率的に実行することが可能になる。
同様に、治療シミュレーション結果9を作成後に、当該放射線治療施設の放射線治療装置が、何らかの理由により停止した場合においても、他の放射線治療施設の放射線治療装置及びそれに対応する補助具製造装置15の情報を活用し、相互補完的に放射線治療計画が作成でき、迅速に他の放射線治療施設の放射線治療装置による治療を行うことが可能となる。
結果的に放射線治療計画作成後に、放射線治療施設の放射線治療装置を変更した場合の放射線治療17を迅速に行うことが可能となる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4による放射線治療計画装置を示す概念図である。
図4において、1〜19は図3におけるものと同一のものである。図4では、立体画像モデル20が出力される。
実施の形態3では、放射線治療計画装置2から、治療シミュレーション結果9のみを、放射線治療装置14に出力する場合について述べたが、実施の形態4は、図4に示すように、治療シミュレーション結果9に基づく、例えばSTLモデル(Stereo Lithography)のような多角形モデルにより構成された放射線照射部に関する立体画像モデル20を、治療方法検討手段13に対して出力するようにした。これにより、治療方法検討手段13における議論を、迅速かつ効率的に実施することができ、結果的に診断データ1の入力から、または治療計画作成後に照射室治療機器14Aや照射線種14Bを変更してから、放射線治療17までを迅速化することが可能となる。
また、上述の説明では、STLモデルによる立体画像モデル20の場合について説明したが、立体画像モデル20は、点群モデル、平面合成モデル、自由曲面モデルのように他種類の要素からなる立体画像であってもよく、この場合でも、同様の効果を奏する。
実施の形態4によれば、治療方法検討手段に対して立体画像モデルを出力するので、治療方法検討手段における検討を迅速かつ効率的に実施することができ、結果的に診断データの入力から、または治療計画作成後に照射室治療機器や照射線種を変更してから、放射線治療までを迅速化することが可能となる。
実施の形態5.
図5は、この発明の実施の形態5による放射線治療計画装置を示す概念図である。
図5において、1〜20は図4におけるものと同一のものである。図5では、放射線治療計画装置2に、ネットワーク19に接続された立体モデル製造装置22に立体画像モデル20を元にして最適な立体モデル製造情報を提供する立体モデル適合手段21を設け、光造形モデルのような実体模型立体モデル23を立体モデル製造装置22により製造して治療方法検討手段13に提供する。
なお、立体モデル製造装置22は、複数がネットワークに接続される構成にしても良い。
実施の形態4では、治療方法検討手段13に対して立体画像モデル20を出力する場合について述べたが、実施の形態5は、図5に示すように、放射線治療計画装置2に、例えば光造形装置のような立体モデル製造装置22にSTLモデル(Stereo Lithography)のような最適な立体モデル製造情報を提供する立体モデル適合手段21を設け、光造形モデルのような実体模型立体モデル23を治療方法検討手段13に提供できるようにした。
このため、治療方法検討手段13における議論を、迅速かつ効率的に実施することができ、結果的に診断データ1の入力から、または治療計画作成後に照射室治療機器14Aや照射線種14Bを変更してから、放射線治療17までを迅速化することが可能となる。
また、上述の説明では、STLモデルによる立体画像モデル、光造形装置、光造形モデルの場合について説明したが、立体モデル製造情報は、点群モデル、平面合成モデル、自由曲面モデルのように他種類の要素からなるモデルであってもよく、光造形以外の他のRapid Prototypingであっても、さらに、立体モデルからCNC(Computerized Numerical Control) Tool Pathを提供することによる機械加工モデルであってもよく、これらにおいても上記と同様の効果を奏する。
実施の形態5によれば、光造形モデルのような実体模型立体モデルを治療方法検討手段に提供できるようにしたので、治療方法検討手段における検討を迅速かつ効率的に実施することができ、結果的に診断データの入力から、または治療計画作成後に照射室治療機器や照射線種を変更してから、放射線治療までを迅速化することが可能となる。
この発明の実施の形態1による放射線治療計画装置を示す概念図である。 この発明の実施の形態2による放射線治療計画装置を示す概念図である。 この発明の実施の形態3による放射線治療計画装置を示す概念図である。 この発明の実施の形態4による放射線治療計画装置を示す概念図である。 この発明の実施の形態5による放射線治療計画装置を示す概念図である。
符号の説明
1 診療データ
2 放射線治療計画装置
3 治療方針検討手段
4 入力手段
5 放射線治療装置情報蓄積手段
6 補助具製造装置情報蓄積手段
7 識別選択手段
8 治療計画手段
9 治療シミュレーション結果
10 治療計画情報蓄積手段
11 治療計画評価手段
12 適合手段
13 治療方法検討手段
14 放射線治療装置
14A 照射室治療機器
14B 照射線種
15 補助具製造装置
16 補助具
17 放射線治療
18 治療結果蓄積手段
19 ネットワーク
20 立体画像モデル
21 立体モデル適合手段
22 立体モデル製造装置
23 実体模型立体モデル

Claims (9)

  1. 診療データを入力する入力手段、照射室治療機器を有する複数の放射線治療装置の情報を保存する放射線治療装置情報蓄積手段、放射線治療に用いられる補助具を製造する複数の補助具製造装置の情報を保存する補助具製造装置情報蓄積手段、上記放射線治療装置情報蓄積手段に保存された放射線治療装置の情報及び上記補助具製造装置情報蓄積手段に保存された補助具製造装置の情報に基づき、放射線治療装置及びこの放射線治療装置に対応する補助具製造装置を識別し選択する識別選択手段、上記入力手段により入力された診療データ及び上記識別選択手段により識別選択された放射線治療装置及び補助具製造装置の情報に基づき治療シミュレーションを行う治療計画手段、この治療計画手段によって作成された治療シミュレーション結果を評価する治療計画評価手段、及びこの治療計画評価手段により評価された治療シミュレーション結果に上記放射線治療装置及び上記補助具製造装置を適合させるように、上記放射線治療装置に照射室治療機器を選択する選択情報を出力すると共に上記補助具製造装置に補助具の製造情報を出力する適合手段を備えたことを特徴とする放射線治療計画装置。
  2. 上記放射線治療装置及び上記補助具製造装置の稼動状況を示す情報がネットワークを介して収集され、それぞれ上記放射線治療装置情報蓄積手段及び上記補助具製造装置情報蓄積手段に反映されることを特徴とする請求項1記載の放射線治療計画装置。
  3. 上記放射線治療装置は、複数設けられ、上記治療計画手段により最適な放射線治療装置の治療シミュレーション結果が作成された後に、上記放射線治療装置が停止した場合には、上記治療計画手段は、他の放射線治療装置の情報に基づき治療シミュレーション結果を作成することを特徴とする請求項1または請求項2記載の放射線治療計画装置。
  4. 診療データに基づき放射線治療の治療方針を検討する治療方針検討手段を備え、この治療方針検討手段により決定された治療方針は、上記治療計画手段による治療シミュレーションに反映されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の放射線治療計画装置。
  5. 上記治療方針検討手段は、ネットワークを介して、またはテレビ会議により治療方針が検討されるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の放射線治療計画装置。
  6. 上記治療計画手段により作成されたシミュレーション結果に基づき、上記放射線治療装置による放射線治療の治療方法を検討する治療方法検討手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の放射線治療計画装置。
  7. 上記治療方法検討手段は、ネットワークを介して、またはテレビ会議により治療方法が検討されるように構成されていることを特徴とするう請求項6記載の放射線治療計画装置。
  8. 上記放射線治療装置により放射線が照射される放射線照射部に関する立体画像モデルが生成され、上記治療方法検討手段に出力されることを特徴とする請求項6または請求項7記載の放射線治療計画装置。
  9. 実体模型の立体モデルを製造する立体モデル製造装置に、上記立体画像モデルに基づき立体モデル製造情報を提供する立体モデル適合手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の放射線治療計画装置。
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