JP4227463B2 - desk - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源用や通信用のためのコネクタユニットを備えている机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のオフィスではパソコンやCAD、或いはオンラインシステムの端末のような様々の電子機器が普及しており、これら電子機器を机上に設置して使用している(電子機器の本体は床に置かれることも多い。)。そして、これら電子機器には当然のことながら電源用や通信用のケーブルを接続する必要がある。
【0003】
電源や通信用の元線は建物の外から建物の内部に引かれており、元線への接続口となる電源用コンセントや通信用コネクタは、一般に建物の壁に設けていることが殆どである。そして、一般には、建物の壁の接続口にパソコンのケーブルを直接に接続したり、合成樹脂で本体を形成しているテーブルタップを介して接続したりしていることが多い。
【0004】
他方、例えば特許文献1にあるように、電源用コンセントのようなコネクタユニットを机の脚等に一体的に設けることも従来から行われている。また、天板の背面箇所に配線スペースを設けている机では、この配線スペースに着脱式のコネクタユニットを配置しているものもある。
【0005】
【特許文献1】
実公昭60−17137号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パソコンのような電子機器を正常に作動させるには安定した電圧・電流が必要であり、例えば雷の影響で電源線に過電流が流れると誤差動や機能停止を引き起こすことがある。通信線についても同様で、雷の影響で通信線に強い電磁波が作用すると障害を引き起こす虞がある。
【0007】
そこで、電源線や通信線が雷の影響を受けることを防止するため、電源線や通信線から雷の影響を吸収する避雷回路が開発されており、電源用テーブルタップや通信用コネクタに避雷回路を内蔵することが行われている。
【0008】
これら避雷回路内蔵のテーブルタップや通信用コネクタは一種の延長コードに過ぎず、床においたり机上に置いたりしてパソコン等のプラグを接続するという使用形態になるが、何れにしても、体裁が悪くなったりホコリが溜まったりするという問題があった。
【0009】
特に、避雷回路を設けると通常のテーブルタップより大型になるため、人の目に付きやすくて体裁が悪くなりがちであり、また、床に置くと人が躓きやすかった。机の脚の側面等に保持できるようにマグネット付きのテーブルタップもあるが、振動やケーブルの重みでずり下がりやすいという問題があった。
【0010】
他方、前記したように机にコネクタユニットを一体に設けている場合は、このコネクタユニットに避雷回路付きのテーブルタップを接続してこれにパソコン等を接続するか、或いは、避雷回路付きのテーブルタップを机のコネクタユニットと建物の接続口とに介在させるかすることになるが、これではケーブルが異常に長くなるため体裁等の問題が一層顕著に現われ、かつ、無駄も多い。
【0011】
本発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、机を改良することによって前記した課題を解決せんとするものである。
【0013】
【0014】
このうち請求項1の発明に係る机では、天板と、前記天板を支持する脚と、電源用プラグ又は通信用プラグ若しくは両方の差し込み口を有するコネクタユニットとが備えられており、前記コネクタユニットには雷の影響を遮断する避雷回路又はその他の異常吸収回路が組み込まれている、という構成にいて、前記天板と脚とのうちいずれか一方又は両方は金属板製で中空に形成されており、金属板製の天板又は脚の中空部内に、前記コネクタユニットを、前記プラグの差し込み口が天板又は脚の外側に開口する状態で配置している。
【0015】
請求項2の発明では、天板とこれを支持する脚、及び、電源用プラグ又は通信用プラグ若しくは両方の差し込み口を有するコネクタユニットを備えており、前記天板と脚とのうちいずれか一方又は両方は中空に形成されており、中空の天板又は脚の内部にコネクタユニットが配置されており、前記コネクタユニットには、入力ケーブルが接続されていると共に雷の影響を遮断する避雷回路が組み込まれている、という構成において、前記コネクタユニットを、前記天板又は脚に、前記避雷回路が天板又は脚の外側に露出し得る状態まで姿勢変更させ得るように取付けている。
【0016】
請求項3の発明では、前記コネクタユニットは金属板製のケースを備えており、このケースにより、プラグが差し込まれる差し込み部と前記異常吸収回路とが覆われている。
【0017】
請求項4の発明では、前記コネクタユニットには、異常の発生を知らせる警報ランプと警報ブザー、及び前記警報ブザーの鳴動を停止させる消音ボタンが設けられており、前記消音ボタンを押すと警報ブザーの鳴動は停止するが警報ランプは点灯し続けるように設定している。
【0018】
【発明の作用・効果】
≪請求項1,2の効果≫
本願発明では、プラグの差し込み口と回路部とが1つにユニット化されてこれが机における天板又は脚の中空部に内蔵されているため、回路部は天板又は脚の中空部で保護されており、従って、物が当たって傷付くようなことを防止できる。
【0019】
また、避雷回路のような異常吸収回路が組み込まれているコネクタユニットを天板又は脚に一体に取付けているため、雷等の影響を回避してパソコン等の電子機器に障害が発生することを防止又は著しく抑制できるものでありながら、コネクタが床や机上に散乱することを防止してすっきりした状態に配線できる。
【0020】
また、机を移動させる場合、パソコン等の電子機器からのケーブルはコネクタユニットに接続したままで良いため、机のレイアウトの変更に際しての手間も軽減できる。
【0021】
≪請求項1の効果≫
ところで、コンセントユニットに組み込んだ回路部は、全体を交換したり電子部品を交換したりしなければならないことがある。この場合、請求項1のように構成すると、コンセントユニットごと姿勢変更することにより、避雷回路の交換や点検等を簡単に行うことができる。
【0022】
≪請求項2の効果≫
ところで、雷がパソコン等の電子機器に障害を与える態様としては、建物の外部から異常な電流が電源線や通信線を伝わってくる場合と、室内の大気を通じて直接にケーブルに作用する場合とがあり、パソコンのような電子機器の場合、室内の大気を通じてケーブルや避雷回路に直接に作用する影響も防止するのが好ましい。
【0023】
しかし、従来のように本体が合成樹脂から成る避雷機能付きテーブルタップやコネクタでは、建物の外部から電源線や通信線に伝わってくる障害はカット(吸収)することができても、室内の大気を通じて避雷回路に直接に作用する影響はカットすることができず、雷対策が万全とは言えなかった。
【0024】
また、例えば室内で工事用電器機器を使用するなどして室内に異常電波(ノイズ)が発生することがあるが、このような異常電波から避雷回路を保護することも不完全であった。
【0025】
これに対して請求項2の発明は、金属板が電磁波のシールド機能を有していることを利用したもので、脚を構成する金属板(一般にスチール板)でコネクタユニットが保護されるため、室内の大気を通じて伝播した電磁波によって異常吸収回路等が悪影響を受けることを防止又は著しく抑制することができる。
【0026】
この場合、脚又は天板が金属板で中空に形成されていることを利用してコネクタユニットを脚又は天板に内蔵するものであるから、コネクタユニットが脚や天板の外側に出っ張ることはなくてすっきりとさせるさせることができると共に、コネクタユニットに物が当たるような事故も著しく抑制できる。また、重量の増大や構造の複雑化も回避又は抑制することができる。
【0027】
≪請求項3の効果≫
請求項3のように構成すると、コネクタユニットを構成する回路等は金属板製のケースで保護されるため、大気から伝播する電磁波の悪影響を大幅にカットすることができる。従って、電磁波の悪影響をより効果的に抑制することができる。
【0028】
≪請求項4の効果≫
従来のテーブルタップや通信用コネクタにおいて、避雷機能の有無には関係なく機能障害が発生したときにその事実を表示する警報ランプや警報ブザーを設けることが行われている。しかし、テーブルタップやコネクタは机の後ろのように人目の付かないところに置いていることが多いため、警報ランプだけでは点灯の事実を視認できずにランプを設けた意味が無くなることがあった。
【0029】
他方、警報ブザーのみでは鳴り続けるとやかましく、さりとて一定の時間で鳴りやむものでは、人が不在の時に異常が発生して鳴動していると異常事態に人が気が付かなくなる。
【0030】
これに対して請求項4のように構成すると、異常事態をブザーでも人に知らせるため、コネクタユニットを例えば天板の中空部内のように人目に付きにくい所に設置していても異常事態を確実に把握することができ、かつ、警報音は停止してもランプは点灯し続けているため、異常の原因を人に把握させて対策を採らせることができる。
【0031】
コネクタユニットの異常事態としては、例えば避雷回路等の回路の耐用期間経過や、過電流の検知、通信線に流れた異常ノイズの検知、断線など幾つかあることが多い。そこで、警報ランプは異常態様の内容に応じて複数個設けておく一方、警報ブザーは1つだけ設けておくと、どのような異常であっても警報音によって人の注意を喚起しつつ、異常事態の内容はランプで把握させて原因を除去する対策を採ることができるため、特に好適である。
【0032】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
(1).第1実施形態(図1〜図6)
図1〜図6では第1実施形態を示している。このうち図1(A)は全体の斜視図、図1(B)は天板を取り外した状態での斜視図、図2は分離斜視図であり、まず、これらの図に基づいて机の概要を説明する。なお、本明細書及び図面では、ケーブルに関しては、種類を特に峻別する必要がない場合は「C」の符号で総称する。
【0034】
(1)-1.概要
机1は、平面視長方形の天板2と、左右一対の脚3と、左右脚3の背面に固定した幕板4とを備えている。天板2と脚3と幕板4は、それぞれ全部又は大部分がスチール製(金属板製)である(本実施形態の場合、脚3だけをスチール等の金属板製とすれば良く、天板2や幕板4は木製や合成樹脂製でも良い。)。
【0035】
天板2の後端と幕板4の上端部との間には配線用空間6が空いている。一点鎖線で示すように、天板2の下方の空間には移動式のワゴン(袖キャビネット)7を配置できる。幕板4には左右長手のブラケット12を設けている。
【0036】
天板2の上面には電子機器の一例としてのパソコンを構成するディスプレイ8やキーボード9及びマウス10を載せており、また、天板2の下方の床面のうち左脚3に近接した部分にパソコンを構成する本体11を設置している(本体11は右脚3の側に寄せて設置しても良いし、机上に設置しても良い。)。
【0037】
左右の脚3は、中空で板状の基部3aと、この基部3aの下端部から前向きに延びる下アーム3bと、基部3aの上端部から前向きに延びる上アーム3cとで側面視前向き開口コ字状に形成されている。そして、左右脚3における基部3aの前面板に前向き開口の窓穴18を形成し、一方の脚(左脚)3の内部には窓穴18を介してコネクタユニット19を嵌め込み装着し、他方の脚(右脚)3の窓穴18はカバー20で塞いでいる。
【0038】
左右の脚3に窓穴18を空けているのは、何れか一方又は両方の脚3にコネクタユニット19を内蔵できるようにするためである。いずれか一方の脚3だけに窓穴18を開けておくことも可能である。
【0039】
(1)-2.コネクタユニット
次に、図3〜図5も参照してコネクタユニット19の詳細を説明する。図3はコネクタユニット19を設けている脚3の部分破断斜視図、図4は机1の平断面図、図5は図4のV−V視断面図であり、(A)は上部を示す図、(B)は下部を示す図である。
【0040】
コネクタユニット19は、脚3の基部3aに入り込む直方体状のケース22を備えている。ケース22は例えば鋼板のような金属板製であり、その内部に、電源用コンセント部23と通信用コネクタ24、及び、これらに対する雷の影響を吸収するための避雷回路25,26とを受けている。回路25,26は基板に設けている。
【0041】
本実施形態では、電源用コンセント部23には電源用プラグ27を差し込みできる4つのプラグ挿入口23aが空いており、通信用コネクタ部24には通信用プラグ27′を差し込みできる2つのプラグ挿入口24aが空いているが、プラグ挿入口23a,24aの口数は任意に設定できる。
【0042】
本実施形態では、電源用コンセント部23のプラグ挿入口23aは円弧状になっており、電源用のプラグ27を差し込んで若干の角度だけ回転させることによって当該プラグ27が抜けないようになっている。もちろん、プラグ挿入口23aはプラグ27の形状に応じて設定したら良く、単にプラグ27を抜き差しするだけの形態でも良い。
【0043】
コネクタユニット19は、ケース22に固定された合成樹脂製(金属製でも良い)のフロントパネル28を備えており、フロントパネル28の上下両端部を、脚3における基部3aに形成した受け片29にねじ30で固定している。
【0044】
フロントパネル28の上部には、2個の警報ランプ31と1個ずつの警報ブザー32及び消音スイッチ33とが露出している。いずれか一方の警報ランプ31が点灯すると警報ブザー32も鳴動する。また、消音スイッチ33を押すと警報ブザー32の鳴動は停止する。
【0045】
電源用コンセント部23や通信用コネクタ部24はフロントパネル28に裏側から嵌め込まれている。また、電源用コンセント部23や通信用コネクタ部24等はベース板34に固定されており、ベース板34に、電源用避雷回路25と通信用避雷回路26とを設けている。電源用避雷回路25と通信用避雷回路26とには、それぞれ外部入力ケーブル37,38が接続されている。
【0046】
なお、コネクタユニット19はフロントパネル28やベース板34のような部材を備えている必要はなく、スペース等の様々の条件に応じて自由に設計することができる。また、コネクタユニット19は脚3にねじ30で固定する必要はなく、例えば弾性変形する爪を利用して着脱自在に取付けることも可能である。
【0047】
図5(B)に示すように、脚3の背面板39又は下面板40のうちいずれか一方又は両方に、ケーブル挿通穴41を形成している。ケーブル挿通穴41は、電源用外部入力ケーブル37に接続したプラグを抜き差しできる程度の大きさであるのが好ましい。ケーブル挿通穴41は脚3の側板に空けても良い。
【0048】
図5(B)に示すように、外部入力ケーブル37,38の途中のうちコネクタユニット19に近い部分に挿脱自在な一対ずつの中間コネクタ37a,38aを設けておくと、コネクタユニット19を脚3から取り外してから中間コネクタ37a,38aの接続を解除することにより、コネクタユニット19だけを取り外して持ち運びできるため、部品の交換や点検等の作業がいっそう容易になって好適である。
【0049】
(1)-4.使用例
図6では机1の使用例を示している。コネクタユニット19の電源用外部入力ケーブル37は商用電源のコンセント48に接続されている。パソコンの本体11とディスプレイ8との電源ケーブル49,50はコネクタユニット19に接続されている。
【0050】
コネクタユニット19の通信用外部入力ケーブル38は建物の元コネクタ51に接続されており、かつ、パソコンの本体11の通信用入力ポート52とコネクタユニット19の通信用コネクタ部24とが第1通信用中間ケーブル53で接続されており、更に、本体11とディスプレイ8との通信用端子は第2通信用中間ケーブル54で接続されている。
【0051】
そして、コネクタユニット19はスチールよりなる脚3の中空部に内蔵されているから、室外から高エネルギーの電磁波が伝播したり、室内の電器機器等から電磁波ノイズが発生したりしても、それら高エネルギー電磁波やノイズが避雷回路25,26に伝わることを遮断して、パソコンに障害が現れることを防止することができ、また、コネクタユニット19も保護される。
【0052】
外部入力用ケーブル37,38の一部も脚3で覆われるため、それら外部入力用ケーブル37,38に高エネルギー電磁波やノイズが伝播することも抑制できる。
【0053】
また、もともと中空に形成されている脚3を利用してこれにコネクタユニット19を内蔵するもので、いわば、デッドスペースを利用してコネクタユニット19を設けるものであるから、コネクタユニット19が邪魔になることもない。
【0054】
ところで、脚3が本実施形態のように側面視で前向き開口したコ字状であると(この形態の脚は家具業界ではL脚と呼ばれることが多い)、上下のアーム3b,3cの間の空間は一種のデッドスペースとなっているため、この空間にケーブルCがあっても邪魔にはならない。
【0055】
このため、本実施形態のようにケーブル類Cの差し込み口を脚3における基部3aの前面に望ませると、ケーブル類Cやプラグ27を邪魔にならない状態に配置することができる。また、人は机の前で腰を降ろして手を伸ばすとコネクタユニット19の前面に手が届くため、プラグ27,27′の抜き差しも簡単に行える。なお、図1に一点鎖線で部分的に示すように、脚3に、コネクタユニット19及びケーブル類Cを覆うカバー57を着脱自在に装着することも可能である。
【0056】
本実施形態では警報ランプ31は2個設けており、これらは、例えば、避雷回路25,26の耐用期間経過又は機能ダウンを表示するものと、過電流が流れたことを表示するものとに分けることができる。そして、何れかの警報ランプ31の点灯と共に警報ブザー32が鳴動するため、コネクタユニット19を脚3に設けていても、机1の使用者に異常事態を確実に知得せしめて、異常の内容を視認させることができる。
【0057】
そして、異常の内容を確認してから、消音ボタン(消音スイッチ)33を押して警報ブザー32を消音し、それから、異常事態の原因が無くなるように対処する。異常事態の原因が除去されるまで警報ランプ31は点灯し続ける。このように、コネクタユニット19に異常が発生した場合、ランプとブザーとで二重警告して的確に対処することができる。
【0058】
なお、本実施形態では、過電流を検知しても通電の遮断は行わずに警報を発し、使用電力が少なくなるように使用者が対処するのを待つように設定している(通電を遮断すると、パソコンのソフトやネットワークに回復不能な障害が発生する虞があるからである。)。
【0059】
過電流が流れた場合、その電流がコネクタユニットの定格電流よりも大きいと、警報を発する前にブレーカが落ちてパソコンに大きな障害を与える虞がある。これでは警報ランプや警報ブザーを設けた意味がなくなる。
【0060】
そこで、過電流の警報を発するレベルはコネクタユニットの定格電流(或いは建物の電源部での定格電流)と同じかそれよりも低い値に設定しておく(低い値が好ましい)。これにより、突然に通電が遮断してパソコンに障害を与えることを防止できる。ある程度の時間(例えば2〜5分)が経過してから通電を遮断するように設定することも可能である。
【0061】
(2).第2〜第3実施形態(図7〜図8)
図7に示す2実施形態では、脚3における基部3aの内側板に窓穴18を空けて、この窓穴18を介して脚3の内部にコネクタユニット19を嵌め込んでいる。この例ではコネクタユニット19は脚3の基部3aにねじで固定されており、プラグの差し込み口23a,24aは脚3の外側に露出している。
【0062】
図8に示すのは第3実施形態であり、(A)は斜視図、(B)は(A)のB−B視断面図である。この実施形態においても、第2実施形態と同様に、コネクタユニット19は脚3の内側板に空けた窓穴18から嵌め込み装着されている。
【0063】
但し、第2実施形態とは異なって、この実施形態では、窓穴18の開口縁の下端に、当該窓穴18を塞ぐ形態の金属板製パネル59を蝶番60にて回動自在に取付け、このパネル59の内面にコネクタユニット19を取付けている。
【0064】
この実施形態では、コネクタユニット19を脚3の内部に嵌め入れた状態でプラグ差し込み口は上向きに開口しており、従って、プラグ27も脚3の内部に入り込んでいる。コネクタユニット19を下向きに倒すと、ケースを外して回路の点検や交換を行うことができるようになっている。
【0065】
このため、パネル59の上端部にはケーブルCを引き出すための切り開き穴61を形成している。パネル59はねじ30で脚3に止めているが、弾性変形する爪を利用して係止しても良い。この実施形態では人が足を伸ばしてもケーブルCやプラグ27に当たることはないため、安全性に優れている利点がある。
【0066】
【0067】
【0068】
(3).第4実施形態(図9)
図9では第4実施形態を示している。図9でコネクタユニット19を天板2に固定しているがこれは参考例であり、スチール製の天板2は下向き突型で左右手の補強フレーム2aを備えていることから、本参考例では、隣合った補強フレーム2aの間の空所にコネクタユニット19を配置している。
【0069】
そして、第4実施形態として、一点鎖線で示すように、補強フレーム2aで囲われた中空部にコネクタユニット19を内蔵している。この場合、補強フレーム2aには、コネクタユニット19を嵌め入れるための窓穴を空けている。
【0070】
(4).第5実施形態(図10)
図10は第5実施形態を示す机の側面図である。この実施形態では、脚3は、その上部を構成する中空板状部3dの前後両端に足3eを設けた側面視門形に形成されている。そして、中空板状部3dにコネクタユニット19を内蔵している。
【0071】
足3eを中空に形成してこれにコネクタユニット19を内蔵することも可能ではあるが、コネクタユニット19を細長い形状に形成するのは加工コストが嵩む虞があるので、コストの面からは、スペースの制約が少ない中空板状部3dに設けるのが好ましいと言える(この点は第1実施形態も同じである。)。
【0072】
(5).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。
【0073】
例えば脚と天板とにコネクタユニットを別々に設けるなどすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す図で、(A)は全体の斜視図、(B)は天板を取り外した状態での斜視図である。
【図2】分離斜視図である。
【図3】コネクタユニットを設けている脚の部分斜視図である。
【図4】机の平断面図である。
【図5】図3のV−V視断面図である。
【図6】机の使用例を示す図である。
【図7】第2実施形態を示す図である。
【図8】第3実施形態を示す図である。
【図9】第4実施形態を示す図である。
【図10】第5実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 机
2 天板
3 脚
4 幕板
8 パソコンのディスプレイ
11 パソコンの本体
18 窓穴
19 コネクタユニット
22 ケース
23 電源用コンセント部
24 通信用コネクタ部
23a,24a プラグ差し込み口
25,26 避雷回路
27,27′ プラグ
37,38 入力ケーブル [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a desk provided with a connector unit for power supply and communication.
[0002]
[Prior art]
In recent offices, various electronic devices such as personal computers, CAD, and online system terminals have become widespread, and these electronic devices are installed and used on a desk ( the main body of the electronic device is placed on the floor) many.). Of course, it is necessary to connect power and communication cables to these electronic devices.
[0003]
The main line for power supply and communication is drawn from the outside of the building to the inside of the building, and the power outlet and communication connector for connecting to the main line are generally provided on the wall of the building. is there. In general, a personal computer cable is often directly connected to a connection port on a building wall , or is connected via a table tap whose body is made of synthetic resin.
[0004]
On the other hand, as disclosed in
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 60-17137 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, a stable voltage and current are necessary for normal operation of an electronic device such as a personal computer. For example, if an overcurrent flows through a power supply line due to the influence of lightning, it may cause an error or a malfunction. The same applies to the communication line. If a strong electromagnetic wave acts on the communication line due to the effect of lightning, there is a risk of causing a failure.
[0007]
Therefore, in order to prevent the power line and communication line from being affected by lightning, a lightning protection circuit that absorbs the effect of lightning from the power line and communication line has been developed, and the lightning protection circuit is connected to the power supply table tap and communication connector. Has been made to incorporate.
[0008]
These table taps and communication connectors with built-in lightning protection circuits are just a kind of extension cord, and they can be placed on the floor or placed on a desk and connected to a plug such as a personal computer. There was a problem that it got worse and dust accumulated.
[0009]
In particular, when a lightning protection circuit is provided, it becomes larger than a normal table tap, so that it is easy to be noticed by humans and tends to deteriorate, and when placed on the floor, it is easy for people to whisper. There is a table tap with a magnet so that it can be held on the side of the desk leg, etc., but there is a problem that it is easy to slide down due to vibration or the weight of the cable.
[0010]
On the other hand, when the connector unit is integrally provided on the desk as described above, a table tap with a lightning protection circuit is connected to this connector unit and a personal computer or the like is connected thereto, or a table tap with a lightning protection circuit. Is interposed between the connector unit of the desk and the connection port of the building. However, since the cable becomes abnormally long, problems such as appearance appear more remarkably and wasteful.
[0011]
An object of the present invention is to improve such a current situation.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention intends to solve the above-described problems by improving a desk .
[0013]
[0014]
Of these, the desk according to the invention of
[0015]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a top plate and a leg supporting the top plate, and a connector unit having a power plug or a communication plug or both insertion ports, and either the top plate or the leg. Alternatively, both are formed hollow, and a connector unit is arranged inside the hollow top plate or leg, and the connector unit is connected to an input cable and has a lightning protection circuit that blocks lightning effects. In the structure of being incorporated, the connector unit is attached to the top plate or the leg so that the posture can be changed to a state where the lightning protection circuit can be exposed to the outside of the top plate or the leg.
[0016]
In the invention of
[0017]
In the invention of
[0018]
[Operation and effect of the invention]
<< Effects of
In the present invention, since this and plug receptacle and the circuit portion is unitized into one is incorporated in a hollow portion of the top plate or the leg of a desk, the circuit portion protected by the hollow portion of the top plate or the leg Therefore, it is possible to prevent the object from hitting and being damaged.
[0019]
In addition, since the connector unit incorporating an abnormal absorption circuit such as a lightning protection circuit is integrally attached to the top plate or leg, it is possible to avoid the effects of lightning and to cause troubles in electronic devices such as personal computers. Although it can be prevented or remarkably suppressed, it can be wired in a clean state by preventing the connector from being scattered on the floor or desk.
[0020]
Further, when the desk is moved, the cable from the electronic device such as a personal computer may remain connected to the connector unit, so that the trouble of changing the desk layout can be reduced.
[0021]
<< Effect of
In time the circuit unit incorporated in socket unit may have to be replaced or electronic component or replace the entire. In this case, according to when configured as in
[0022]
<< Effect of
By the way, there are cases where lightning damages electronic devices such as personal computers when an abnormal current is transmitted from the outside of the building through a power line or communication line and when it acts directly on the cable through the indoor atmosphere. In the case of an electronic device such as a personal computer, it is preferable to prevent the influence directly acting on the cable and the lightning protection circuit through the indoor air.
[0023]
However, conventional table taps and connectors with a lightning protection function made of synthetic resin as in the past can cut (absorb) obstacles transmitted from the outside of the building to the power line and communication line, but the indoor air Therefore, the direct effect on the lightning protection circuit could not be cut off, and lightning countermeasures were not perfect.
[0024]
Also, abnormal electric waves (noise) may be generated indoors, for example, by using construction electrical equipment indoors, but it has been incomplete to protect the lightning protection circuit from such abnormal electric waves.
[0025]
On the other hand, the invention of
[0026]
This case, since it is intended to built that the connector unit by utilizing the leg or top plate which is formed to be hollow legs or the top plate gold genus plate, the connector unit may protrude outside of the leg and the top plate It is possible to make it clear and to prevent accidents where objects hit the connector unit. Further, an increase in weight and a complicated structure can be avoided or suppressed.
[0027]
<< Effect of
If comprised like
[0028]
<< Effect of
In a conventional table tap or communication connector, an alarm lamp or an alarm buzzer for displaying the fact when a malfunction occurs regardless of the presence or absence of a lightning protection function is provided. However, table taps and connectors are often placed in a place that is not visible, such as behind the desk, so the fact of lighting could not be seen with the alarm lamp alone, and the meaning of providing the lamp might disappear. .
[0029]
On the other hand, if the alarm buzzer continues to sound, it will be noisy, and if it sounds quickly after a certain period of time, an abnormality will occur when the person is absent and the person will not be aware of the abnormal situation.
[0030]
On the other hand, when configured as in
[0031]
There are many cases of abnormalities in the connector unit, such as the passage of the useful life of a circuit such as a lightning protection circuit, detection of overcurrent, detection of abnormal noise flowing in a communication line, and disconnection. Therefore, while a plurality of alarm lamps are provided according to the contents of the abnormal state, if only one alarm buzzer is provided, any abnormality can be detected while alerting the person with an alarm sound. Since the contents of the situation can be grasped by the lamp and the cause can be taken, it is particularly suitable.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0033]
(1). First embodiment (FIGS. 1 to 6)
1 to 6 show a first embodiment. 1A is an overall perspective view, FIG. 1B is a perspective view with the top plate removed, and FIG. 2 is a separated perspective view. First, an outline of the desk based on these drawings Will be explained. In the present specification and drawings, with respect to the cable, when it is not necessary to distinguish the kind it is occasionally represented by a symbol "C".
[0034]
(1) -1. Overview The
[0035]
A
[0036]
A
[0037]
The left and
[0038]
The reason why the window holes 18 are formed in the left and
[0039]
(1) -2. Connector Unit Next, details of the
[0040]
The
[0041]
In the present embodiment, the
[0042]
In this embodiment, the
[0043]
The
[0044]
Two
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
As shown in FIG. 5B, a
[0048]
As shown in FIG. 5B, if a pair of
[0049]
(1) -4. Usage example Fig. 6 shows a usage example of the
[0050]
The communication
[0051]
And since the
[0052]
Since parts of the
[0053]
In addition, the
[0054]
By the way, when the
[0055]
For this reason, when the insertion port of the cables C is desired on the front surface of the
[0056]
In the present embodiment, two
[0057]
Then, after confirming the content of the abnormality, the mute button (silence switch) 33 is pressed to mute the
[0058]
In this embodiment, even if an overcurrent is detected , an energization is not interrupted, an alarm is issued, and a wait is made for the user to take action to reduce power consumption (interruption of energization). Then, there is a possibility that generated an unrecoverable failure in the computer's software and network.).
[0059]
When an overcurrent flows, if the current is larger than the rated current of the connector unit, the breaker may drop before an alarm is issued, causing a serious obstacle to the personal computer. This eliminates the meaning of providing an alarm lamp or alarm buzzer.
[0060]
Therefore, the level at which an overcurrent alarm is issued is set to a value equal to or lower than the rated current of the connector unit (or the rated current at the power source of the building) (a low value is preferred). As a result, it is possible to prevent sudden interruption of energization and damage to the personal computer. It can be set from a certain degree of time (e.g., 2-5 minutes) has elapsed to block the energization.
[0061]
(2). Second to third embodiments (FIGS. 7 to 8)
In second embodiment shown in FIG. 7, at a
[0062]
FIG. 8 shows a third embodiment, where (A) is a perspective view and (B) is a cross-sectional view taken along line BB of (A). Oite to this embodiment, like the second embodiment, the
[0063]
However, unlike the second embodiment, in this embodiment, a
[0064]
In this embodiment, the plug insertion opening opens upward with the
[0065]
For this reason, a slit 61 for pulling out the cable C is formed at the upper end of the
[0066]
[0067]
[0068]
(3). Fourth embodiment (FIG. 9 )
FIG. 9 shows a fourth embodiment . The
[0069]
And as a 4th embodiment, as shown with a dashed-dotted line, the
[0070]
(4). Fifth embodiment (FIG. 10 )
FIG. 10 is a side view of a desk showing the fifth embodiment . In this embodiment, the
[0071]
Although it is possible to form the
[0072]
(5). Others invention Ru can be in addition to various embodied also in the above embodiment.
[0073]
For example Ru possible der to such provision of the connector unit to the legs and the top plate separately.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are views showing a first embodiment, in which FIG. 1A is a perspective view of the whole, and FIG. 1B is a perspective view with a top plate removed.
FIG. 2 is an exploded perspective view.
FIG. 3 is a partial perspective view of a leg provided with a connector unit.
FIG. 4 is a plan sectional view of a desk.
5 is a cross-sectional view taken along the line VV in FIG. 3;
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of using a desk.
FIG. 7 is a diagram showing a second embodiment.
FIG. 8 is a diagram showing a third embodiment.
FIG. 9 is a diagram showing a fourth embodiment.
FIG. 10 is a diagram showing a fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
23a, 24a
37,38 input cable
Claims (4)
前記天板と脚とのうちいずれか一方又は両方は金属板製で中空に形成されており、金属板製の天板又は脚の中空部内に、前記コネクタユニットを、前記プラグの差し込み口が天板又は脚の外側に開口する状態で配置している、
机。 A top plate, a leg for supporting said top plate, is provided with a connector unit having a power plug or communication plug or both spigot, the said connector unit arrester circuit for blocking the effects of lightning or other abnormal absorption circuit is embedded rare, a desk that,
Either one or both of the top plate and the leg are made of a metal plate and are formed in a hollow shape. The connector unit is placed in the hollow portion of the top plate or the leg made of a metal plate, and the insertion port of the plug is the top. Arranged to open to the outside of the plate or leg,
desk.
前記コネクタユニットを、前記天板又は脚に、前記避雷回路が天板又は脚の外側に露出し得る状態まで姿勢変更させ得るように取付けている、
机。 A top plate and a leg that supports the top plate, and a connector unit having a plug for power supply or a communication plug or both, and one or both of the top plate and the leg are formed hollow. A connector unit is arranged inside a hollow top plate or leg, and the connector unit is connected to an input cable and incorporates a lightning protection circuit that blocks lightning effects. Because
The connector unit is attached to the top plate or leg so that the posture can be changed to a state where the lightning protection circuit can be exposed to the outside of the top plate or leg.
desk.
請求項1又は2に記載した机。 The connector unit includes a case made of a metal plate, and the case covers the insertion portion into which the plug is inserted and the abnormal absorption circuit.
The desk according to claim 1 or 2.
請求項1〜3のうちの何れかに記載した机。 The connector unit is provided with an alarm lamp and an alarm buzzer for notifying the occurrence of an abnormality, and a mute button for stopping the alarm buzzer. When the mute button is pressed, the alarm buzzer stops sounding but the alarm lamp Is set to remain lit,
The desk according to any one of claims 1 to 3 .
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