JP4222116B2 - Fuel cell system - Google Patents
Fuel cell system Download PDFInfo
- Publication number
- JP4222116B2 JP4222116B2 JP2003170261A JP2003170261A JP4222116B2 JP 4222116 B2 JP4222116 B2 JP 4222116B2 JP 2003170261 A JP2003170261 A JP 2003170261A JP 2003170261 A JP2003170261 A JP 2003170261A JP 4222116 B2 JP4222116 B2 JP 4222116B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- freezing
- inhibitor
- water
- gas passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムに関し、特に、燃料電池で生成される水の凍結を抑制するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池システムは、燃料電池と、燃料ガス供給部と、酸化ガス供給部と、を備えている。燃料電池は、燃料ガス供給部から供給された燃料ガスに含まれる水素ガスと、酸化ガス供給部から供給された酸化ガス(空気)に含まれる酸素ガスと、を利用して発電する。
【0003】
燃料電池内部で水素ガスと酸素ガスとが反応すると、水(生成水)が生成される。生成水は、酸化オフガス通路や燃料オフガス通路を介して、外部に排出される。しかしながら、寒冷地で燃料電池システムの運転が実行される場合には、生成される水が酸化オフガス通路や燃料オフガス通路内で凍結してしまう虞がある。
【0004】
特許文献1では、燃料ガス供給部は、メタノールを改質することによって水素ガスを生成する。そして、原料であるメタノールを凍結抑制剤として酸化オフガス通路内に供給することにより、生成水の凍結を抑制している。
【特許文献1】
特開平10−223249号公報
【0005】
また、他の従来技術としては、以下の文献が挙げられる。
【特許文献2】
特開平8−185877号公報
【特許文献3】
特開2000−313603号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置では、生成水とメタノールとの混合液は、改質原料として消費される。このため、メタノールが不足する場合には、生成水が凍結してしまう虞がある。そして、生成水が凍結すると、酸化オフガス通路や燃料オフガス通路が塞がれ、燃料電池システムの運転が妨げられてしまう。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池システムにおいて、凍結抑制剤の不足に起因する水の凍結を抑制することのできる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、燃料電池システムであって、
燃料電池と、
前記燃料電池に接続され、前記燃料電池から排出される排出ガスが通る排出ガス通路と、
前記燃料電池から排出され、前記排出ガス通路を通る水の凍結を抑制するために、前記排出ガス通路内に凍結抑制剤を循環させるための凍結抑制剤循環部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
この装置では、凍結抑制剤循環部が設けられているため、凍結抑制剤の不足を防止することができ、この結果、凍結抑制剤の不足に起因して、排出ガス通路内で水が凍結するのを抑制することができる。
【0010】
上記の装置において、
前記凍結抑制剤循環部は、
前記排出ガス通路の上流側部分に凍結抑制剤を供給するための供給部と、
前記排出ガス通路の下流側部分から水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための回収精製部と、
を備えることが好ましい。
【0011】
こうすれば、排出ガス通路内に供給される凍結抑制剤の濃度の低下を抑制することができ、排出ガス通路の上流側部分から下流側部分までにおける水の凍結を抑制することができる。
【0012】
本発明の第2の装置は、燃料電池システムであって、
燃料電池と、
前記燃料電池に接続され、前記燃料電池から排出される排出ガスが通る排出ガス通路と、
前記排出ガス通路に設けられ、前記燃料電池から排出された水を貯留するための水貯留部と、
前記水貯留部に貯留される水の凍結を抑制するために、前記水貯留部内に凍結抑制剤を循環させるための凍結抑制剤循環部と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
この装置では、凍結抑制剤循環部が設けられているため、凍結抑制剤の不足を防止することができ、この結果、凍結抑制剤の不足に起因して、水貯留部内で水が凍結するのを抑制することができる。
【0014】
上記の装置において、さらに、
前記排出ガス通路に設けられ、排出ガスに含まれる水蒸気を分離するための気液分離部を備え、
前記気液分離部は、分離後の水を貯留するための前記水貯留部を含むようにしてもよい。
【0015】
上記の装置において、
前記凍結抑制剤循環部は、
前記水貯留部内に凍結抑制剤を供給するための供給部と、
前記水貯留部から水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための回収精製部と、
を備えることが好ましい。
【0016】
こうすれば、水貯留部内に供給される凍結抑制剤の濃度の低下を抑制することができ、水貯留部における水の凍結を抑制することができる。
【0017】
上記の第1および第2の装置において、さらに、
前記回収精製部によって精製された凍結抑制剤を貯蔵するための貯蔵部を備えることが好ましい。
【0018】
こうすれば、貯蔵部内に精製済みの凍結抑制剤を貯蔵することができるため、貯蔵部内で精製済みの凍結抑制剤が水と混合して精製済みの凍結抑制剤の濃度が低下してしまうのを抑制することができる。
【0019】
上記の第1および第2の装置において、
前記回収精製部は、ヒータを備えており、
前記回収精製部は、水と凍結抑制剤との沸点の相違を利用して、前記精製を実行するようにしてもよい。
【0020】
あるいは、上記の第1および第2の装置において、
前記回収精製部は、分離膜を備えており、
前記回収精製部は、水と凍結抑制剤との分子サイズの相違を利用して、前記精製を実行するようにしてもよい。
【0021】
このように、回収精製部は、種々の手法で混合液中の凍結抑制剤を精製することができる。
【0022】
なお、本発明は、燃料電池システム、該燃料電池システムを搭載した移動体などの装置、燃料電池システムにおける凍結抑制剤の循環方法、等の種々の態様で実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
A.第1実施例:
A−1.燃料電池システムの全体構成:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、第1実施例における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。なお、この燃料電池システムは、車両に搭載されている。
【0024】
図示するように、燃料電池システムは、燃料電池100と、燃料電池に燃料ガスを供給するための燃料ガス供給部200と、燃料電池に酸化ガスを供給するための酸化ガス供給部300と、燃料電池システム全体の動作を制御するための制御部600と、を備えている。
【0025】
燃料電池100には、燃料ガス供給部200から供給される燃料ガスが通る燃料ガス通路201と、使用済みの燃料オフガスが通る燃料オフガス通路202と、が接続されている。なお、燃料ガス通路201と燃料オフガス通路202との間には、循環通路203が設けられている。また、燃料電池100には、酸化ガス供給部300から供給される酸化ガスが通る酸化ガス通路301と、使用済みの酸化オフガスが通る酸化オフガス通路302と、が接続されている。
【0026】
燃料電池100(図1)は、発電効率に優れる固体高分子型燃料電池である。図2は、図1に示す燃料電池100の内部構成を模式的に示す説明図である。図示するように、燃料電池100は、複数の単電池(単セル)110が積層されて形成されている。そして、各単セル間には、セパレータ120が配置されている。
【0027】
単セル110は、電解質膜112と、アノード(水素極)114aと、カソード(酸素極)114cと、を含んでおり、電解質膜112は、2つの電極114a,114cによって挟まれている。各セパレータ120は、隣接する一方の単セル内のアノード114aに接するとともに、他方の単セル内のカソード114cに接するように、配置されている。セパレータ120の両面には、複数の溝が形成されており、アノード114aとセパレータ120との間、および、カソード114cとセパレータ120との間には、それぞれ複数の小通路121,122が形成される。
【0028】
アノード側通路121には、燃料ガス供給部200から水素ガスを含む燃料ガスが供給され、カソード側通路122には、酸化ガス供給部300から酸素ガスを含む酸化ガスが供給される。そして、以下に示す電気化学反応が進行する。
【0029】
H2 → 2H+ + 2e- …(1)
(1/2)O2 + 2H+ + 2e- → H2O …(2)
H2 +(1/2)O2 → H2O …(3)
【0030】
式(1)はアノード114aにおける反応を示しており、式(2)はカソード114cにおける反応を示している。そして、全体では、式(3)に示す反応が進行する。なお、カソード114cにおいて生成される水(水蒸気)は、「生成水」と呼ばれる。
【0031】
燃料ガス供給部200(図1)は、水素ガスを含む燃料ガスを燃料電池100に供給する。燃料ガス供給部200は、水素タンク210と、減圧器220と、流量制御弁230と、を備えている。
【0032】
水素タンク210は、水素ガスを高い圧力で貯蔵する。減圧器220は、水素タンクから供給された水素ガスを所定の圧力に減圧する。流量制御弁230は、燃料電池システムの運転期間中には、間欠的に開状態に設定され、運転停止期間中には閉状態に設定される。流量制御弁230が開状態に設定される場合には、燃料ガスは、燃料ガス通路201を介して、燃料電池100に供給される。
【0033】
燃料ガス供給部200は、さらに、循環ポンプ270と、気液分離部280と、遮断弁290と、を備えている。循環ポンプ270は、循環通路203に設けられており、気液分離部280と遮断弁290とは、燃料オフガス通路202に設けられている。循環ポンプ270は、水素ガス濃度の比較的低い燃料オフガスを、燃料ガスとして燃料ガス通路201内に戻す機能を有している。この構成によって、燃料ガスは、循環ポンプ270と燃料電池100との間の環状通路内を循環する。このように燃料ガスを循環させることにより、燃料電池100内部に単位時間当たりに供給される水素ガス流量(mol/sec)を増大させることができ、この結果、燃料電池100における反応効率を向上させることができる。ただし、燃料電池100における電気化学反応が進むに連れて、環状通路内の燃料ガスに含まれる水素ガス量(mol)は低減する。また、燃料電池100内部の電解質膜112を介して、カソード側通路122内の酸化ガスに含まれる窒素ガスや水蒸気(生成水)などがアノード側通路121内の燃料ガス中に侵入する。このため、燃料ガス中の水素ガス濃度(体積百分率)は次第に低下する。そこで、本実施例では、流量制御弁230と遮断弁290とを間欠的に開状態に設定して、水素ガス濃度の高い燃料ガスを燃料電池100に供給すると共に、水素ガス濃度の低い燃料オフガスを燃料電池100から排出する。使用済みの燃料オフガスは、燃料オフガス通路202を介して大気に排出される。なお、気液分離部280は、燃料オフガス中に含まれる水蒸気を除去する機能を有している。具体的には、気液分離部280は、例えば、サイクロン方式によって気液分離を実行する。分離後の水は、一旦、水貯留部282に蓄えられ、排水弁284を介して外部に排出される。
【0034】
酸化ガス供給部300(図1)は、空気ブロワ310を備えており、酸素ガスを含む酸化ガス(空気)を、酸化ガス通路301を介して燃料電池100に供給する。使用済みの酸化オフガスは、酸化オフガス通路302を介して大気に排出される。なお、酸化オフガス通路302には、排気音を低減させるためのマフラ320が設けられている。
【0035】
燃料電池システムは、さらに、凍結抑制剤を循環させるための凍結抑制剤循環部400を備えている。燃料電池システムでは、上記の式(2)に示すように、カソード側で生成水が生成される。生成水は、酸化オフガス通路302を通る。燃料電池システムの運転が寒冷地で実行される場合には、生成水は、酸化オフガス通路302内で凍結し得る。そして、生成水が凍結すると、酸化オフガス通路302が閉塞されたり、酸化オフガス通路302内のガスが流通可能な領域が狭くなったりする虞がある。このような場合には、燃料電池100内部に酸化ガスを供給することが困難となり、燃料電池100は、発電を行うことが困難となる。このため、本実施例では、生成水の凍結を抑制するために、凍結抑制剤が使用されている。なお、本実施例では、凍結抑制剤としてエチレングリコールが利用されている。
【0036】
A−2.凍結抑制剤循環部の構成:
図1に示すように、凍結抑制剤循環部400は、酸化オフガス通路302内に凍結抑制剤を供給するための凍結抑制剤供給部410と、酸化オフガス通路302を通る生成水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための凍結抑制剤回収精製部420と、を備えている。
【0037】
凍結抑制剤供給部(以下、単に「供給部」と呼ぶ)410は、酸化オフガス通路302の上流側部分に凍結抑制剤を注入する。具体的には、供給部410は、注入通路412と、注入通路412の途中に設けられたポンプ414と、を備えている。供給部410は、酸化オフガス通路302と注入通路412との接続部分に形成された注入口を介して、酸化オフガス通路302の上流側部分に凍結抑制剤を注入する。なお、凍結抑制剤は、酸化オフガス通路302の上流側の端部付近で供給されることが好ましい。また、注入口にインジェクタを設け、インジェクタが酸化オフガス通路内に凍結抑制剤を噴霧するようにしてもよい。
【0038】
凍結抑制剤回収精製部(以下、単に「回収精製部」と呼ぶ)420は、酸化オフガス通路302の下流側部分から生成水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、混合液を加熱することによって生成水と凍結抑制剤とを分離する。すなわち、本実施例の回収精製部420は、加熱濃縮部として機能する。具体的には、回収精製部420は、回収した混合液が蓄えられる混合液タンク422と、混合液タンク内の混合液を加熱することによって水を蒸発させるためのヒータ424と、を備えている。混合液が加熱されると、混合液中の生成水は、蒸発し、酸化オフガス通路302を介して大気へ排出される。一方、混合液中の凍結抑制剤は、混合液タンク422に残り、生成水の蒸発に伴って、その濃度が高められる。すなわち、本実施例の回収精製部420は、生成水の沸点(100℃)と凍結抑制剤(エチレングリコール)の沸点(約197.6℃)との相違を利用して、凍結抑制剤を精製する。混合液タンク422内の凍結抑制剤濃度が高められた精製済み混合液は、ポンプ414によって、注入通路412を介して酸化オフガス通路302内に注入される。なお、混合液は、酸化オフガス通路302の下流側の端部付近で回収されることが好ましい。上記のように、回収精製部420が凍結抑制剤を精製することにより、供給部410によって供給される凍結抑制剤の濃度の低下が抑制される。
【0039】
このように、凍結抑制剤を酸化オフガス通路302内に供給すれば、生成水の凝固点が低下するため、生成水の凍結を抑制することができる。また、凍結抑制剤を循環させれば、凍結抑制剤が不足することを防止することができる。この結果、凍結抑制剤の不足に起因して、酸化オフガス通路302内で水が凍結するのを確実に防止することが可能となる。さらに、凍結抑制剤を循環させれば、凍結抑制剤を補充する手間を省略することができると共に、環境汚染を防止することもできるという利点がある。
【0040】
ところで、本実施例の燃料電池システムでは、外気の温度を検出するための温度センサ610と、燃料電池100から出力される電流を検出するための電流計620とが、設けられている。制御部600は、温度センサ610からの検出結果と、電流計620からの検出結果と、に応じて、凍結抑制剤循環部400を制御する。
【0041】
具体的には、制御部600は、温度センサ610からの検出結果が所定の温度以下である場合には、生成水が凍結する虞があると判断して、凍結抑制剤循環部400に凍結抑制剤を循環させる。そして、制御部600は、電流計620からの検出結果に応じて、ポンプ414およびヒータ424を動作させる。上記の式(2)に示すように、燃料電池100から出力される単位時間あたりの電流は、生成水の生成量に比例する。このため、燃料電池100の単位時間あたりの出力電流に応じて、ポンプ414およびヒータ424の動作を決定すれば、単位時間あたりに生成される生成水の量に応じて、凍結抑制剤を精製して供給することが可能となる。例えば、燃料電池100の単位時間あたりの出力電流が比較的大きい場合には、ヒータ424の出力が比較的大きく設定される。このとき、ヒータ424は、比較的多く生成される生成水を迅速に蒸発させることによって、混合液タンク422内の凍結抑制剤濃度をほぼ一定に維持する。そして、ポンプ414は、酸化オフガス通路302内に、比較的多くの精製済み混合液を注入する。このようにすれば、酸化オフガス通路302を通る混合液の凍結抑制剤濃度を、ほぼ所定の濃度に維持することができる。なお、混合液の凍結温度は、凍結抑制剤濃度に依存する。このため、酸化オフガス通路302を通る混合液の凍結抑制剤濃度は、温度センサ610からの検出結果に応じて変更されることが好ましい。
【0042】
一方、制御部600は、温度センサ610からの検出結果が所定の温度以上である場合には、生成水が凍結する虞が無いと判断して、凍結抑制剤循環部400に凍結抑制剤の循環を停止させる。具体的には、制御部600は、ポンプ414の動作を停止させ、ヒータ424のみを動作させる。このように、ヒータ424を動作させれば、混合液タンク422に順次流入する生成水を順次蒸発させて、大気に排出することができる。
【0043】
なお、本実施例では、凍結抑制剤は、連続的に循環しているが、これに代えて、間欠的に循環するようにしてもよい。この場合には、ポンプ414の動作は、凍結抑制剤を注入する直前における燃料電池100の単位時間あたりの出力電流に応じて決定されればよい。こうすれば、酸化オフガス通路302を通る現行の生成水量に応じて、凍結抑制剤を供給することができる。また、ヒータ424の動作は、燃料電池100の累積出力電流量に応じて決定されればよい。こうすれば、混合液タンク422内に既に蓄えられた生成水を蒸発させることができる。
【0044】
また、本実施例では、凍結抑制剤は、燃料電池システムの運転期間中に注入されているが、これに代えて、燃料電池システムの運転停止の際のみに注入されるようにしてもよい。この場合には、次回の燃料電池システムの運転期間中に凍結抑制剤を精製し、次回の燃料電池システムの運転停止の際に精製された凍結抑制剤を再度注入すればよい。こうすれば、燃料電池システムの運転停止期間中における酸化オフガス通路302内の凍結を確実に抑制することができる。もちろん、燃料電池システムの運転期間中および運転停止時の双方で、凍結抑制剤が注入されるようにしてもよい。
【0045】
A−3.第1実施例の第1の変形例:
図3は、第1実施例の第1の変形例としての燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。図3は、図1とほぼ同じであるが、凍結抑制剤循環部400Aに含まれる回収精製部430が変更されている。
【0046】
具体的には、回収精製部430では、移送弁432と、貯蔵タンク434と、が追加されている。移送弁432は、混合液タンク422内で凍結抑制剤濃度が高められた精製済み混合液を、貯蔵タンク434に移送する。貯蔵タンク434は、移送された精製済み混合液を蓄える。そして、供給部410は、貯蔵タンク434内の精製済み混合液を酸化オフガス通路302内に注入する。
【0047】
この構成を採用する場合にも、凍結抑制剤を循環させることによって、凍結抑制剤が不足することを防止することができ、この結果、凍結抑制剤の不足に起因して、酸化オフガス通路302内で水が凍結するのを確実に防止することができる。
【0048】
また、図3では、貯蔵タンク434が設けられているため、精製済み混合液の凍結抑制剤濃度の低下を防止することができるという利点がある。すなわち、混合液タンク422には、常に生成水が流入する。このため、ヒータ424による加熱が比較的長い期間中断される場合には、混合液タンク422内の凍結抑制剤濃度は、次第に低下してしまう。一方、図3に示すように、貯蔵タンク434が設けられている場合には、精製済み混合液を貯蔵タンク434内に蓄えることができるため、混合液タンク422への生成水の流入に起因して、貯蔵タンク434内の精製済み混合液の凍結抑制剤濃度が低下することが無い。
【0049】
A−4.第1実施例の第2の変形例:
図4は、第1実施例の第2の変形例としての燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。図4は、図1とほぼ同じであるが、凍結抑制剤循環部400Bに含まれる回収精製部440が変更されている。
【0050】
具体的には、図1の回収精製部420は、水と凍結抑制剤との沸点の相違を利用して凍結抑制剤を精製しているが、図4の回収精製部440は、水と凍結抑制剤との分子サイズの相違を利用して凍結抑制剤を精製している。
【0051】
図示するように、回収精製部440は、混合液タンク442と、移送弁444と、濾過器446と、ポンプ448と、排水弁449と、を備えている。
【0052】
混合液タンク442は、回収された混合液を蓄える。移送弁444は、蓄えられた混合液の少なくとも一部を濾過器446に移送する。濾過器446は、限外濾過膜446fを備えており、移送された混合液の凍結抑制剤濃度を高める。具体的には、ポンプ448によって、濾過器446内部の圧力が高められると、限外濾過膜446fは、混合液中の水のみを選択的に透過させる。限外濾過膜446fを透過した水は、排水弁449を介して外部に排出される。一方、混合液中の凍結抑制剤は、濾過器446内に残り、水の透過に伴って、その濃度が高められる。このように、本実施例の回収精製部440は、水と凍結抑制剤(エチレングリコール)との分子サイズの相違を利用して、凍結抑制剤を精製する。濾過器446内の凍結抑制剤濃度が高められた精製済み混合液は、ポンプ414によって、注入通路412を介して酸化オフガス通路302内に注入される。なお、限外濾過膜446fが本発明における分離膜に相当する。
【0053】
この構成を採用する場合にも、凍結抑制剤を循環させることによって、凍結抑制剤が不足することを防止することができ、この結果、凍結抑制剤の不足に起因して、酸化オフガス通路302内で水が凍結するのを確実に防止することができる。
【0054】
B.第2実施例:
前述したように、カソード側通路122(図2)内で生成された生成水(水蒸気)は、アノード側通路121内に侵入する。なお、この現象は、電解質膜112の両側における水蒸気の濃度差に起因して発生する。アノード側通路121に侵入した生成水(水蒸気)は、燃料オフガス通路202を通る。このため、燃料オフガス通路202には、燃料オフガス中の水蒸気(生成水)を分離するための気液分離部280が設けられている。
【0055】
気液分離部280において分離された水(生成水)は、水貯留部282において凍結し得る。水貯留部282内で生成水が凍結すると、燃料電池100内部に燃料ガスを供給することが困難となる場合があり、このとき、燃料電池100は、発電を行うことが困難となる。そこで、本実施例では、水貯留部282に蓄えられた生成水の凍結を抑制できるように工夫している。
【0056】
図5は、第2実施例における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。図5は、図1とほぼ同じであるが、第1の凍結抑制剤循環部400に加えて、第2の凍結抑制剤循環部500が設けられている。なお、第2の凍結抑制剤循環部500は、水貯留部282に接続されている。
【0057】
第2の凍結抑制剤循環部500は、第1の凍結抑制剤循環部400と同様の構成を有している。具体的には、凍結抑制剤循環部500は、水貯留部282内に凍結抑制剤を供給するための供給部510と、水貯留部282から生成水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための回収精製部520と、を備えている。
【0058】
供給部510は、供給部410と同様に、注入通路512と、注入通路512の途中に設けられたポンプ514と、を備えている。供給部510は、注入通路512の先端に形成された注入口を介して、水貯留部282内に凍結抑制剤を注入する。
【0059】
回収精製部520は、回収精製部420と同様に、混合液タンク522と、ヒータ524と、を備えている。また、回収精製部520は、回収通路526と、回収通路526の途中に設けられたポンプ528と、を備えている。ポンプ528によって回収通路526を介して回収された混合液は、混合液タンク522に蓄えられる。ヒータ524によって混合液が加熱されると、混合液中の生成水は、蒸発し、排気弁523を介して大気へ排出される。一方、混合液中の凍結抑制剤は、混合液タンク522に残り、生成水の蒸発に伴って、その濃度が高められる。このように、本実施例の回収精製部520も、生成水と凍結抑制剤との沸点の相違を利用して、凍結抑制剤を精製する。混合液タンク522内の精製済み混合液は、ポンプ514によって、注入通路512を介して水貯留部282内に注入される。上記のように、回収精製部520が凍結抑制剤を精製することにより、供給部510から供給される凍結抑制剤の濃度の低下が抑制される。
【0060】
このように、凍結抑制剤を水貯留部282内に供給すれば、気液分離部280で分離された生成水の凍結を抑制することが可能となる。また、凍結抑制剤を循環させることによって、凍結抑制剤が不足することを防止することができ、この結果、凍結抑制剤の不足に起因して、水貯留部282内で水が凍結するのを確実に防止することができる。
【0061】
本実施例の燃料電池システムでも、制御部600は、第1実施例で説明したように、第2の凍結抑制剤循環部500を制御する。具体的には、制御部600は、温度センサ610からの検出結果に応じて、凍結抑制剤を循環させ、電流計620からの検出結果に応じて、2つのポンプ514,528とヒータ524とを動作させる。なお、凍結抑制剤は、連続的に循環するように設定されていてもよいし、間欠的に循環するように設定されていてもよい。また、凍結抑制剤は、燃料電池システムの運転期間中に注入されるようにしてもよいし、燃料電池システムの運転停止の際に注入されるようにしてもよい。
【0062】
なお、本実施例では、気液分離部280内部の水貯留部282に、図1に示す凍結抑制剤循環部400と同様の凍結抑制剤循環部500が接続される場合について説明したが、これに代えて、図3に示す凍結抑制剤循環部400Aと同様の貯蔵タンク434を有する凍結抑制剤循環部が接続されるようにしてもよいし、図4に示す凍結抑制剤循環部400Bと同様の限外濾過膜を有する凍結抑制剤循環部が接続されるようにしてもよい。
【0063】
また、本実施例の燃料電池システムでは、第1の凍結抑制剤循環部400と第2の凍結抑制剤循環部500との双方が設けられているが、第1の凍結抑制剤循環部400を省略するようにしてもよい。
【0064】
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0065】
(1)上記実施例では、凍結抑制剤としてエチレングリコールが利用されているが、これに代えて、プロピレングリコールなどの他のアルコールを利用するようにしてもよい。なお、本実施例では、水よりも沸点の高いエチレングリコールが利用されているが、水よりも沸点の低いアルコールを利用するようにしてもよい。
【0066】
(2)上記実施例では、回収精製部は、水と凍結抑制剤との沸点の相違、または、水と凍結抑制剤との分子サイズの相違を利用して、凍結抑制剤の精製を実行しているが、他の手法を利用するようにしいてもよい。また、複数種類の手法を組み合わせて、凍結抑制剤の精製を実行するようにしてもよい。
【0067】
(3)上記実施例では、対象部位から凍結抑制剤濃度が比較的低い混合液が回収され、凍結抑制剤濃度が比較的高い精製済み混合液が対象部位に供給されている。すなわち、供給部は、水を含む精製済みの混合液を対象部位に供給している。しかしながら、これに代えて、供給部は、水を含まない高濃度の凍結抑制剤を、対象部位に供給するようにしてもよい。なお、この場合には、回収精製部は、混合液中の凍結抑制剤を単独で抽出すればよい。
【0068】
一般には、凍結抑制剤循環部は、対象部位に凍結抑制剤を供給するための供給部と、対象部位から水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための回収精製部と、を備えていればよい。
【0069】
(4)第1実施例では、凍結抑制剤循環部は、酸化オフガス通路内に凍結抑制剤を循環させているが、これに代えて、燃料オフガス通路内に凍結抑制剤を循環させるようにしてもよい。
【0070】
一般には、凍結抑制剤循環部は、燃料電池から排出され、排出ガス通路を通る水の凍結を抑制するために、排出ガス通路内に凍結抑制剤を循環させればよい。
【0071】
(5)第2実施例では、水貯留部は、燃料オフガスに含まれる水蒸気を分離するための気液分離部内に設けられているが、水貯留部は、単独で燃料オフガス通路に設けられていてもよい。
【0072】
また、第2実施例では、凍結抑制剤循環部は、燃料オフガス通路に設けられた水貯留部内に凍結抑制剤を循環させているが、酸化オフガス通路に水貯留部が設けられている場合には、酸化オフガス通路に設けられた水貯留部に凍結抑制剤を循環させるようにしてもよい。
【0073】
一般には、燃料電池システムは、燃料電池から排出された水を貯留するための水貯留部と、水貯留部内に凍結抑制剤を循環させるための凍結抑制剤循環部と、を備えていればよい。
【0074】
(6)上記実施例では、燃料電池で生成される生成水に注目して説明したが、実際には、燃料電池システムでは、加湿器が設けられている場合が多い。この場合には、加湿器からの水蒸気も、混合液タンクに回収される。そして、回収精製部は、加湿に利用された水を含む混合液中の凍結抑制剤を精製する。一般には、凍結抑制剤は、燃料電池から排出された水の凍結を抑制するために利用されればよい。
【0075】
(7)上記実施例では、燃料ガス供給部200は、水素タンク210を備えているが、これに代えて、水素吸蔵合金を備えていてもよいし、アルコールや、天然ガス、ガソリン、エーテル、アルデヒドなどを改質して水素ガスを生成する改質部を備えていてもよい。
【0076】
(8)上記実施例では、固体高分子型の燃料電池に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、他のタイプの燃料電池にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】 図1に示す燃料電池100の内部構成を模式的に示す説明図である。
【図3】 第1実施例の第1の変形例としての燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。
【図4】 第1実施例の第2の変形例としての燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。
【図5】 第2実施例における燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
100…燃料電池
110…単セル
112…電解質膜
114a…アノード
114c…カソード
120…セパレータ
121…アノード側通路
122…カソード側通路
200…燃料ガス供給部
201…燃料ガス通路
202…燃料オフガス通路
203…循環通路
210…水素タンク
220…減圧器
230…流量制御弁
270…循環ポンプ
280…気液分離部
282…水貯留部
284…排水弁
290…遮断弁
300…酸化ガス供給部
301…酸化ガス通路
302…酸化オフガス通路
310…空気ブロワ
320…マフラ
400,400A,400B…凍結抑制剤循環部
410…凍結抑制剤供給部
412…注入通路
414…ポンプ
420…凍結抑制剤回収精製部
422…混合液タンク
424…ヒータ
430…凍結抑制剤回収精製部
432…移送弁
434…貯蔵タンク
440…凍結抑制剤回収精製部
442…混合液タンク
446…濾過器
446f…限外濾過膜
448…ポンプ
449…排水弁
500…凍結抑制剤循環部
510…凍結抑制剤供給部
512…注入通路
514…ポンプ
520…凍結抑制剤回収精製部
522…混合液タンク
523…排気弁
524…ヒータ
526…回収通路
528…ポンプ
600…制御部
610…温度センサ
620…電流計[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel cell system, and more particularly to a technique for suppressing freezing of water generated in a fuel cell.
[0002]
[Prior art]
The fuel cell system includes a fuel cell, a fuel gas supply unit, and an oxidizing gas supply unit. The fuel cell generates power using hydrogen gas contained in the fuel gas supplied from the fuel gas supply unit and oxygen gas contained in the oxidizing gas (air) supplied from the oxidizing gas supply unit.
[0003]
When hydrogen gas and oxygen gas react inside the fuel cell, water (product water) is generated. The generated water is discharged to the outside through the oxidizing offgas passage and the fuel offgas passage. However, when the operation of the fuel cell system is performed in a cold region, the generated water may freeze in the oxidizing offgas passage or the fuel offgas passage.
[0004]
In Patent Document 1, the fuel gas supply unit generates hydrogen gas by reforming methanol. And the freezing of produced | generated water is suppressed by supplying methanol which is a raw material into an oxidation off-gas channel | path as a freezing inhibitor.
[Patent Document 1]
JP-A-10-223249
[0005]
Moreover, the following literature is mentioned as another prior art.
[Patent Document 2]
JP-A-8-185877
[Patent Document 3]
JP 2000-313603 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional apparatus, the mixed liquid of produced water and methanol is consumed as a reforming raw material. For this reason, when methanol is insufficient, generated water may freeze. When the generated water freezes, the oxidation offgas passage and the fuel offgas passage are blocked, and the operation of the fuel cell system is hindered.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a technique capable of suppressing freezing of water due to a lack of a freezing inhibitor in a fuel cell system.
[0008]
[Means for solving the problems and their functions and effects]
In order to solve at least a part of the problems described above, a first device of the present invention is a fuel cell system,
A fuel cell;
An exhaust gas passage connected to the fuel cell and through which exhaust gas discharged from the fuel cell passes;
A freezing inhibitor circulation unit for circulating a freezing inhibitor in the exhaust gas passage in order to suppress freezing of water discharged from the fuel cell and passing through the exhaust gas passage. .
[0009]
In this apparatus, since the freezing inhibitor circulation part is provided, it is possible to prevent the shortage of the freezing inhibitor. As a result, the water is frozen in the exhaust gas passage due to the shortage of the freezing inhibitor. Can be suppressed.
[0010]
In the above apparatus,
The freezing inhibitor circulating part is
A supply unit for supplying a freezing inhibitor to the upstream portion of the exhaust gas passage;
A recovery and purification unit for recovering a mixed solution containing water and a freezing inhibitor from a downstream portion of the exhaust gas passage, and purifying the freezing inhibitor;
It is preferable to provide.
[0011]
If it carries out like this, the fall of the density | concentration of the freezing inhibitor supplied in an exhaust gas channel can be suppressed, and freezing of the water from the upstream part of a exhaust gas channel to a downstream part can be suppressed.
[0012]
A second device of the present invention is a fuel cell system,
A fuel cell;
An exhaust gas passage connected to the fuel cell and through which exhaust gas discharged from the fuel cell passes;
A water storage section provided in the exhaust gas passage for storing water discharged from the fuel cell;
In order to suppress freezing of water stored in the water storage unit, a freezing inhibitor circulation unit for circulating a freezing inhibitor in the water storage unit,
It is characterized by providing.
[0013]
In this apparatus, since the freezing inhibitor circulating part is provided, it is possible to prevent the shortage of the freezing inhibitor. As a result, the water is frozen in the water storage part due to the shortage of the freezing inhibitor. Can be suppressed.
[0014]
In the above apparatus,
Provided in the exhaust gas passage, comprising a gas-liquid separation unit for separating water vapor contained in the exhaust gas,
The gas-liquid separation unit may include the water storage unit for storing the separated water.
[0015]
In the above apparatus,
The freezing inhibitor circulating part is
A supply unit for supplying a freezing inhibitor into the water storage unit;
A recovery and purification unit for recovering a mixed solution containing water and a freeze inhibitor from the water reservoir, and purifying the freeze inhibitor;
It is preferable to provide.
[0016]
If it carries out like this, the fall of the density | concentration of the freezing inhibitor supplied in a water storage part can be suppressed, and freezing of the water in a water storage part can be suppressed.
[0017]
In the first and second devices described above,
It is preferable to provide a storage unit for storing the freezing inhibitor purified by the recovery and purification unit.
[0018]
In this way, since the purified cryosuppressant can be stored in the storage unit, the purified cryosuppressant in the storage unit is mixed with water and the concentration of the purified cryosuppressant decreases. Can be suppressed.
[0019]
In the first and second devices described above,
The recovery and purification unit includes a heater,
The recovery / purification unit may perform the purification by utilizing the difference in boiling points between water and the freezing inhibitor.
[0020]
Alternatively, in the first and second devices described above,
The recovery and purification unit includes a separation membrane,
The recovery / purification unit may perform the purification by utilizing a difference in molecular size between water and the freezing inhibitor.
[0021]
Thus, the recovery and purification unit can purify the freeze inhibitor in the mixed solution by various methods.
[0022]
The present invention can be realized in various modes such as a fuel cell system, a device such as a moving body equipped with the fuel cell system, a method of circulating a freeze inhibitor in the fuel cell system, and the like.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A. First embodiment:
A-1. Overall configuration of the fuel cell system:
Next, embodiments of the present invention will be described based on examples. FIG. 1 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the fuel cell system in the first embodiment. The fuel cell system is mounted on a vehicle.
[0024]
As shown, the fuel cell system includes a
[0025]
The
[0026]
The fuel cell 100 (FIG. 1) is a polymer electrolyte fuel cell that is excellent in power generation efficiency. FIG. 2 is an explanatory diagram schematically showing the internal configuration of the
[0027]
The
[0028]
A fuel gas containing hydrogen gas is supplied from the fuel
[0029]
H 2 → 2H + + 2e - ... (1)
(1/2) O 2 + 2H + + 2e - → H 2 O ... (2)
H 2 + (1/2) O 2 → H 2 O ... (3)
[0030]
Equation (1) shows the reaction at the
[0031]
The fuel gas supply unit 200 (FIG. 1) supplies a fuel gas containing hydrogen gas to the
[0032]
The
[0033]
The fuel
[0034]
The oxidizing gas supply unit 300 (FIG. 1) includes an
[0035]
The fuel cell system further includes a freezing
[0036]
A-2. Configuration of the freeze inhibitor circulation part:
As shown in FIG. 1, the freezing
[0037]
Freezing inhibitor supply section (hereinafter simply referred to as “supply section”) 410 injects a freezing inhibitor into the upstream portion of
[0038]
A freeze inhibitor recovery and purification unit (hereinafter simply referred to as “recovery and purification unit”) 420 recovers a mixed solution containing generated water and a freeze inhibitor from a downstream portion of the
[0039]
Thus, if a freezing inhibitor is supplied in the oxidation off-gas channel |
[0040]
By the way, in the fuel cell system of the present embodiment, a
[0041]
Specifically, when the detection result from the
[0042]
On the other hand, when the detection result from the
[0043]
In this embodiment, the freezing inhibitor is continuously circulated, but instead, it may be circulated intermittently. In this case, the operation of the
[0044]
In this embodiment, the freeze inhibitor is injected during the operation period of the fuel cell system. Instead, it may be injected only when the operation of the fuel cell system is stopped. In this case, the freezing inhibitor may be purified during the operation period of the next fuel cell system, and the purified antifreeze agent may be injected again when the fuel cell system is stopped next time. In this way, freezing in the oxidant off-
[0045]
A-3. First modification of the first embodiment:
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a fuel cell system as a first modification of the first embodiment. FIG. 3 is substantially the same as FIG. 1 except that the recovery and
[0046]
Specifically, in the recovery and
[0047]
Even in the case of adopting this configuration, it is possible to prevent the freezing inhibitor from being insufficient by circulating the freezing inhibitor, and as a result, due to the shortage of the freezing inhibitor, the inside of the oxidation off
[0048]
Moreover, in FIG. 3, since the
[0049]
A-4. Second modification of the first embodiment:
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a fuel cell system as a second modification of the first embodiment. FIG. 4 is substantially the same as FIG. 1, except that the recovery and
[0050]
Specifically, the recovery and
[0051]
As shown in the figure, the recovery and
[0052]
The mixed liquid tank 442 stores the collected mixed liquid. The
[0053]
Even in the case of adopting this configuration, it is possible to prevent the freezing inhibitor from being insufficient by circulating the freezing inhibitor, and as a result, due to the shortage of the freezing inhibitor, the inside of the oxidation off
[0054]
B. Second embodiment:
As described above, the generated water (water vapor) generated in the cathode side passage 122 (FIG. 2) enters the
[0055]
The water (product water) separated in the gas-
[0056]
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the fuel cell system in the second embodiment. FIG. 5 is substantially the same as FIG. 1, but a second freeze
[0057]
The second freezing
[0058]
Similar to the
[0059]
Similar to the recovery /
[0060]
Thus, if the freezing inhibitor is supplied into the
[0061]
Also in the fuel cell system of the present embodiment, the
[0062]
In addition, although the present Example demonstrated the case where the freezing
[0063]
In the fuel cell system of the present embodiment, both the first freezing
[0064]
The present invention is not limited to the above-described examples and embodiments, and can be implemented in various modes without departing from the gist thereof. For example, the following modifications are possible.
[0065]
(1) In the above embodiment, ethylene glycol is used as the freezing inhibitor, but other alcohols such as propylene glycol may be used instead. In this embodiment, ethylene glycol having a boiling point higher than that of water is used, but alcohol having a boiling point lower than that of water may be used.
[0066]
(2) In the above embodiment, the recovery and purification unit performs purification of the freezing inhibitor using the difference in boiling point between water and the freezing inhibitor, or the difference in molecular size between water and the freezing inhibitor. However, other methods may be used. Moreover, you may make it perform the refinement | purification of a freezing inhibitor by combining several types of methods.
[0067]
(3) In the said Example, the liquid mixture with a comparatively low freezing inhibitor concentration is collect | recovered from the object site | part, and the refined liquid mixture with a comparatively high freezing inhibitor concentration is supplied to the object site | part. That is, the supply unit supplies a purified mixed liquid containing water to the target site. However, instead of this, the supply unit may supply a high concentration freezing inhibitor containing no water to the target site. In this case, the recovery and purification unit may extract the freezing inhibitor in the mixed solution alone.
[0068]
In general, the freezing inhibitor circulation unit collects a supply unit for supplying the freezing inhibitor to the target site, and a mixture containing water and the freezing inhibitor from the target site, and purifies the freezing inhibitor. And a recovery and purification unit.
[0069]
(4) In the first embodiment, the freezing inhibitor circulating part circulates the freezing inhibitor in the oxidation offgas passage, but instead, the freezing inhibitor is circulated in the fuel offgas passage. Also good.
[0070]
In general, the freezing inhibitor circulation unit may circulate the freezing inhibitor in the exhaust gas passage in order to suppress freezing of water discharged from the fuel cell and passing through the exhaust gas passage.
[0071]
(5) In the second embodiment, the water reservoir is provided in the gas-liquid separator for separating the water vapor contained in the fuel offgas, but the water reservoir is provided alone in the fuel offgas passage. May be.
[0072]
Further, in the second embodiment, the freezing inhibitor circulating part circulates the freezing inhibitor in the water storage part provided in the fuel offgas passage, but when the water storage part is provided in the oxidation offgas passage. May be made to circulate a freezing inhibitor in the water storage part provided in the oxidation off gas passage.
[0073]
Generally, the fuel cell system only needs to include a water storage unit for storing water discharged from the fuel cell, and a freezing inhibitor circulation unit for circulating the freezing inhibitor in the water storage unit. .
[0074]
(6) In the above-described embodiment, the description has been made by paying attention to the generated water generated in the fuel cell. However, in actuality, the fuel cell system is often provided with a humidifier. In this case, water vapor from the humidifier is also collected in the liquid mixture tank. Then, the recovery and purification unit purifies the freeze inhibitor in the liquid mixture containing water used for humidification. Generally, the freezing inhibitor may be used for suppressing freezing of water discharged from the fuel cell.
[0075]
(7) In the above embodiment, the fuel
[0076]
(8) In the above embodiment, the case where the present invention is applied to a solid polymer type fuel cell has been described. However, the present invention can also be applied to other types of fuel cells.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a fuel cell system according to a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory view schematically showing the internal configuration of the
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a fuel cell system as a first modification of the first embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a fuel cell system as a second modification of the first embodiment.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a fuel cell system according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
100: Fuel cell
110 ... Single cell
112 ... electrolyte membrane
114a ... Anode
114c ... cathode
120 ... Separator
121 ... Anode side passage
122 ... Cathode side passage
200 ... Fuel gas supply section
201 ... Fuel gas passage
202 ... Fuel off-gas passage
203 ... circulation passage
210 ... Hydrogen tank
220 ... decompressor
230 ... Flow control valve
270 ... circulation pump
280 ... Gas-liquid separation part
282 ... Water reservoir
284 ... Drain valve
290 ... Shut-off valve
300 ... oxidizing gas supply section
301 ... Oxidizing gas passage
302 ... Oxidized off gas passage
310 ... Air blower
320 ... Muffler
400, 400A, 400B ... Freezing inhibitor circulation part
410 ... Freezing inhibitor supply unit
412: Injection passage
414 ... Pump
420 ... Freezing inhibitor recovery and purification section
422 ... Mixed liquid tank
424 ... Heater
430 ... Freezing inhibitor recovery and purification section
432 ... Transfer valve
434 ... Storage tank
440 ... Freezing inhibitor recovery and purification section
442 ... Mixed liquid tank
446 ... filter
446f ... Ultrafiltration membrane
448 ... Pump
449 ... Drain valve
500 ... Freezing inhibitor circulation part
510 ... Freezing inhibitor supply section
512 ... injection passage
514 ... Pump
520 ... Freezing inhibitor recovery and purification section
522 ... Liquid mixture tank
523 ... Exhaust valve
524 ... Heater
526 ... Collection passage
528 ... Pump
600 ... Control unit
610 ... Temperature sensor
620 ... Ammeter
Claims (8)
燃料電池と、
前記燃料電池に接続され、前記燃料電池から排出される排出ガスが通る排出ガス通路と、
前記燃料電池から排出され前記排出ガス通路を通る水の凍結を抑制するために、前記排出ガス通路に凍結抑制剤を投入し、前記排出ガス通路に投入され前記排出ガス通路を流通した前記凍結抑制剤を前記排出ガス通路から回収し、再び前記排出ガス通路に投入することによって、前記排出ガス通路内に前記凍結抑制剤を循環させるための凍結抑制剤循環部と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。A fuel cell system,
A fuel cell;
An exhaust gas passage connected to the fuel cell and through which exhaust gas discharged from the fuel cell passes;
In order to suppress the freezing of water through the discharge gas passage is discharged from the fuel cell, the exhaust gas passage freeze inhibitor was added to the thrown into the exhaust gas passage said freeze suppression has flowed through the exhaust gas passage agent was recovered from the exhaust gas passage, and again the discharge by charging the gas passage, wherein the anti-freezing agent circulation unit for circulating the antifreezing agent in the exhaust gas passage,
A fuel cell system comprising:
前記凍結抑制剤循環部は、
前記排出ガス通路の上流側部分に凍結抑制剤を供給するための供給部と、
前記排出ガス通路の下流側部分から水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための回収精製部と、
を備える、燃料電池システム。The fuel cell system according to claim 1, wherein
The freezing inhibitor circulating part is
A supply unit for supplying a freezing inhibitor to the upstream portion of the exhaust gas passage;
A recovery and purification unit for recovering a mixed solution containing water and a freezing inhibitor from a downstream portion of the exhaust gas passage, and purifying the freezing inhibitor;
A fuel cell system comprising:
燃料電池と、
前記燃料電池に接続され、前記燃料電池から排出される排出ガスが通る排出ガス通路と、
前記排出ガス通路に設けられ、前記燃料電池から排出された水を貯留するための水貯留部と、
前記水貯留部に貯留される水の凍結を抑制するために、前記排出ガス通路に凍結抑制剤を投入し、前記排出ガス通路に投入され前記排出ガス通路を流通した前記凍結抑制剤を前記排出ガス通路から回収し、再び前記排出ガス通路に投入することによって、前記水貯留部内に凍結抑制剤を循環させるための凍結抑制剤循環部と、
を備えることを特徴とする燃料電池システム。A fuel cell system,
A fuel cell;
An exhaust gas passage connected to the fuel cell and through which exhaust gas discharged from the fuel cell passes;
A water storage section provided in the exhaust gas passage for storing water discharged from the fuel cell;
In order to suppress freezing of the water stored in the water reservoir , a freezing inhibitor is introduced into the exhaust gas passage, and the freezing inhibitor that has been introduced into the exhaust gas passage and circulated through the exhaust gas passage is discharged. A freezing inhibitor circulating part for circulating a freezing inhibitor in the water storage part by recovering from the gas passage and reintroducing it into the exhaust gas passage ;
A fuel cell system comprising:
前記排出ガス通路に設けられ、排出ガスに含まれる水蒸気を分離するための気液分離部を備え、
前記気液分離部は、分離後の水を貯留するための前記水貯留部を含む、燃料電池システム。The fuel cell system according to claim 3, further comprising:
Provided in the exhaust gas passage, comprising a gas-liquid separation unit for separating water vapor contained in the exhaust gas,
The gas-liquid separation unit is a fuel cell system including the water storage unit for storing the separated water.
前記凍結抑制剤循環部は、
前記水貯留部内に凍結抑制剤を供給するための供給部と、
前記水貯留部から水と凍結抑制剤とを含む混合液を回収して、凍結抑制剤を精製するための回収精製部と、
を備える、燃料電池システム。The fuel cell system according to claim 3 or 4, wherein
The freezing inhibitor circulating part is
A supply unit for supplying a freezing inhibitor into the water storage unit;
A recovery and purification unit for recovering a mixed solution containing water and a freeze inhibitor from the water reservoir, and purifying the freeze inhibitor;
A fuel cell system comprising:
前記回収精製部によって精製された凍結抑制剤を貯蔵するための貯蔵部を備える、燃料電池システム。The fuel cell system according to claim 2 or 5, further comprising:
A fuel cell system comprising a storage unit for storing the freezing inhibitor purified by the recovery and purification unit.
前記回収精製部は、ヒータを備えており、
前記回収精製部は、水と凍結抑制剤との沸点の相違を利用して、前記精製を実行する、燃料電池システム。The fuel cell system according to any one of claims 2, 5, and 6,
The recovery and purification unit includes a heater,
The said recovery refinement | purification part is a fuel cell system which performs the said refinement | purification using the difference in the boiling point of water and a freezing inhibitor.
前記回収精製部は、分離膜を備えており、
前記回収精製部は、水と凍結抑制剤との分子サイズの相違を利用して、前記精製を実行する、燃料電池システム。The fuel cell system according to any one of claims 2, 5, and 6,
The recovery and purification unit includes a separation membrane,
The said recovery refinement | purification part is a fuel cell system which performs the said refinement | purification using the difference in the molecular size of water and a freezing inhibitor.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003170261A JP4222116B2 (en) | 2003-06-16 | 2003-06-16 | Fuel cell system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003170261A JP4222116B2 (en) | 2003-06-16 | 2003-06-16 | Fuel cell system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005005228A JP2005005228A (en) | 2005-01-06 |
JP4222116B2 true JP4222116B2 (en) | 2009-02-12 |
Family
ID=34095109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003170261A Expired - Fee Related JP4222116B2 (en) | 2003-06-16 | 2003-06-16 | Fuel cell system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4222116B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4670544B2 (en) | 2005-08-16 | 2011-04-13 | トヨタ自動車株式会社 | Fuel cell system |
JP5153129B2 (en) * | 2006-12-12 | 2013-02-27 | ダイハツ工業株式会社 | Fuel cell system |
-
2003
- 2003-06-16 JP JP2003170261A patent/JP4222116B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005005228A (en) | 2005-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007035509A (en) | Fuel cell system | |
JP2009087954A (en) | Fuel cell system | |
JP2007042506A (en) | Fuel cell system | |
JP2007123040A (en) | Fuel cell system, and scavenging treatment method of this system | |
JP5078202B2 (en) | Solid polymer fuel cell power generation system | |
JP2002184440A (en) | Humidifier for fuel cell and fuel cell system | |
JP5358085B2 (en) | Fuel cell system and method for starting fuel cell at low temperature | |
JP5314332B2 (en) | Fuel cell system and operation method thereof | |
JP4222116B2 (en) | Fuel cell system | |
JP5872315B2 (en) | Method and apparatus for starting fuel cell system | |
JP5154846B2 (en) | Fuel cell system and its performance recovery method | |
JP3780714B2 (en) | Fuel cell power generator | |
JP2005019304A (en) | Water draining method of fuel cell system | |
CN113555584B (en) | fuel cell system | |
JP2016167375A (en) | Operation method for solid polymer type fuel battery | |
JP2007227212A (en) | Fuel cell scavenging method | |
JP2002117881A (en) | Fuel cell system | |
JP2022022560A (en) | Fuel cell system | |
JP2010272253A (en) | Fuel cell system | |
JP2020066296A (en) | Fuel cell vehicle | |
JP4000971B2 (en) | Fuel cell system | |
KR20140142586A (en) | Fuel cell system | |
JP2006278168A (en) | Fuel cell system | |
JP2013027288A (en) | Vehicle with fuel cell and fuel cell system mounted on vehicle | |
JP2006073340A (en) | Fuel cell system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080507 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081028 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |