JP4221516B2 - コピー防止信号を除去するためrf搬送波信号の包絡線を変更する方法及び装置 - Google Patents
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Description
本発明は、同一人が権利を保有する1986年12月23日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR PROCESSING A VIDEO SIGNAL SO AS TO PROHIBIT THE MAKING OF ACCEPTABLE VIDEO TAPE RECORDING THEREOF”の米国特許第4,631,603号、1986年3月18日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR MODIGYING THE COLOR BURST TO PROHIBIT VIDEOTAPE RECORDING”の米国特許第4,577,216号、1986年12月2日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR REMOVING PHASE MODULATION FROM THE COLOR BURST”の米国特許第4,626,890号、1987年9月22日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR REMOVING PSEUDO-SYNC AND/OR AGC PULSE FROM A VIDEO SIGNAL”の米国特許第4,695,901号、1990年6月26日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR PREVENTING THE COPYING OF A VIDEO PROGRAM”の米国特許第4,907,093号、1989年4月4日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR CLUSTERING MODIFICATIONS MADE TO A VIDEO SIGNAL TO INHIBIT THE MAKING OF ACCEPTABLE VIDEOTAPE RECORDINGS”の米国特許第4,819,098号、1992年10月20日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR DISABLING ANTI-COPY PROTECTION SYSTEM IN VIDEO SIGNALS USING PULSE NARROWING”の米国特許第5,157,510号、1993年3月16日に発行された発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR DISABLING ANTI-COPY PROTECTION SYSTEM IN VIDEO SIGNALS”の米国特許第5,194,965号、並びに、1995年5月9日に出願された同時係属中の発明の名称が“METHOD AND APPARATUS FOR DEFEATING EFFECTS OF COLOR BURST MODIFICATIONS TO A VIDEO SIGNAL”の米国特許出願第08/438,155号に関連する。
発明の背景
本発明は、ビデオ信号からのコピー防止信号の除去に係わり、特に、コピー防止信号によって変調されたRF搬送波信号の包絡線(エンベロープ)を選択的に変更することにより、このようなコピー防止信号を無効にする方法及び装置に関する。本発明は、記録媒体に予め記録され、衛星を介して伝送され、テレビジョンカメラによって発生され、及び/又は、テレビジョンチャネル又はケーブルシステムを介した伝送によって回復されたビデオ信号の互換性を復元する種々の実施例に適用可能である。本発明は、また、コピー防止信号をRF域のRF搬送波信号に追加するため、コピー防止信号を保有しない標準的なビデオ信号によって変調されたRF搬送波信号の変更に関する。
ビデオエンジニアリングの当業者において、ビデオコピー防止は、コピー防止処理されたビデオ信号が最小限の可視アーティファクト若しくは可視アーティファクトを全く伴わずに可視化され、このような信号の記録物の再生が不可能であるか、或いは、非常に劣化した娯楽的価値しか含まない信号を生成するシステムとして定義されている。コピー防止はビデオスクランブルとは区別する必要がある。ビデオスクランブルとは、ビデオ信号が可視化できないことを意味する。スクランブル処理された信号は記録可能であるが、スクランブル解除されない限り、このような記録物を再生しても可視化できない。
上記の関連出願及び特許へのクロスリファレンスによって明らかにされるように、許容できるビデオ記録物の作成を無効にするだけではなく、ビデオ信号が記録できるように、すなわち、そのままコピーできるようにこのようなコピー防止技術を無効にする多数の技術が従来技術において公知である。そのため、ある種の条件下では、コピー防止システムが、例えば、認証され許可されたコピー作成中、或いは、スタジオ編集の目的のため、コピー防止処理された記録物の記録を許可することを禁止する必要がある。上記の引用文献から判るように、幾つかの基本的技術が、記録されたビデオ信号並びに有線若しくは伝送されたビデオ信号のコピー防止を行うために典型的に適用される。同様に、幾つかの基本技術は、多様なビデオ信号のソースと共に使用される種々のコピー防止技術を打ち破り、或いは、除去するため典型的に適用される。
一例として、コピー防止技術は、上記クロスリファレンスに列挙された米国特許第4,631,603号、第4,819,098号及び第4,907,093号の主題であり、テレビジョンセットが変更された信号から正常なビデオピクチャーを生成し、変更された信号から作られたビデオテープ記録物が許容できないピクチャーを生成するようにビデオ信号を変更することに関係するこれらの開示内容は参考のため引用される。これらのコピー防止技術は、正常な同期パルスに類似した疑似同期信号の追加、及び/又は、正常及び疑似同期パルスの一部の立ち下がりエッジに続く高レベルの正パルス(以下、自動利得制御パルス若しくはAGCパルスと呼ぶ)の追加に依拠する。このようなコピー防止信号は、以下、「アンチコピー(コピー防止)パルス及び/又は信号」と称される。ビデオ信号の帰線消去信号レベルから正常な同期先端(チップ)レベルまで広がる疑似同期パルスは、一般的に、垂直帰線消去間隔の中から選択されたラインの間でビデオ信号に追加される。各疑似同期パルス毎に、疑似同期パルスとAGCパルスのペアを得るため、上記の高レベルAGCパルスが後に続けられ、このペアは、ビデオ信号のある場所、例えば、垂直帰線消去間隔、或いは、垂直帰線消去間隔の直ぐ隣のビデオラインに挿入される。コピー防止は、同期及び/又は疑似同期先端と、夫々の高AGCパルスレベルとの間の電圧差を誇張し、次に、例えば、ビデオテープレコーダ又はレコードVCRの自動利得制御(AGC)系にビデオ信号レベルを誤って評価させることにより実現される。すなわち、AGC系は、利得補正を生成するので、ビデオテープに記録される信号が極端に低いレベルまで低減される。かくして、このような記録物の再生中に、得られる再生ビデオ信号は、通常のテレビジョンセットでは許容できない程に品質の悪い不安定なピクチャーを発生させる。
コピー防止技術の別の例は、上記クロスリファレンスに挙げられた米国特許第4,557,216号に記載され、テレビジョンセットが正常なカラーピクチャーを生成し、一方、変更されたカラービデオ信号のビデオテープ記録物は、水平方向に配置されたカラー帯の形で煩わしいカラー妨害、以下では、「カラーストライプ」効果と呼ぶ妨害を提示するようにビデオ信号を変更することに関係するこれらの開示内容は参考のため引用される。かかるカラーストライプ効果は、アンチコピーパルス若しくは信号、又は、コピー防止信号であると考えられ、以下、このように呼ばれる。このため、ビデオ信号と一体化されたカラーバースト信号は、意図的な位相誤差を含む変更されたカラーバースト信号を生成するため、例えば、ランダム、疑似ランダムノイズ信号のような種々の方法の中のいずれかの方法で位相変調される。したがって、テレビジョンセットの回路は、許容できるカラーピクチャーを生成するため、このような位相変調を本質的に無視するが、VCR内の速度誤差或いはカラー安定性訂正回路は、上記の米国特許第4,577.216号に記載されているように導入された位相誤差を訂正するように作用する。この引用文献に記載されているように、速度誤差訂正回路は、ビデオ信号のカラーバースト信号からクロミナンス信号に誤差を移し、これにより、厳しく、かつ、障害性のあるカラーノイズ、すなわち、カラーストライプ効果をビデオカラーピクチャーに生成する。
コピー防止システムの効果を無効にし若しくは除去する技術の例は、上記クロスリファレンスに挙げられた米国特許第4,695,901号、第5,157,510号及び第5,194,965号に記載され、これらの開示内容は参考のため引用される。これらの引用文献の主題は、ビデオ信号のコピーを阻止するためアンチコピー信号として疑似同期及び/又はAGCパルスを利用する上記のコピー防止技術を打ち破り、或いは、無効にすることに関する。このため、疑似同期及び/又はAGCパルスは、最初にアンチコピーパルスのタイミング位置を判定し、次に、レベルシフトし、幅を狭小化するか若しくは周波数コンテントを増加し、及び/又は、VCR回路がコピー防止を行うアンチコピーパルスに応答しなくなる量まで少なくともパルスの一部を減衰させ、置換若しくは変更することにより、効果的に除去若しくは禁止される。AGCパルスは、他の選択された信号によって置換し、或いは、同期パルスの発生に続く所定の時間期間に亘ってビデオ信号を選択的に消去することにより、除去される。また、疑似同期パルスの除去は、パルスの検出に応じて、負側に変化する疑似同期パルスを選択的にクリップすることによって達成される。したがって、このようなコピー防止除去技術は、VCRの特性に起因して、アンチコピー信号の有効性が低下するか、或いは、認証されていないコピー作成を阻止できなくなるまでゼロ化されるように、信号を置換、抑制、或いは、変更する種々の手段を考慮する。
カラーストライプ効果を発生させることによりコピー防止システムを打ち破るか、或いは、除去する典型的な技術は、上記クロスリファレンスに挙げられた米国特許第4,626,890号及び同時係属中の1995年5月9日に出願された米国特許出願第08/438,155号に記載され、これらの開示内容は参考のため引用される。これらの特許及び出願に記載された技術は、最初に、予め解析し、例えば、位置をプログラマブルメモリにプログラミングするか、或いは、例えば、位相検波回路を用いてライン単位でカラーストライプを含む各カラーバーストを送ることにより、カラーストライプバーストを含むビデオライン位置を判定する。次に、引用文献によれば、変調されたカラーバースト信号を再生されたカラーバースト副搬送波成分で置き換え、カラーストライプバーストを変更するか、若しくは、ビデオ信号を変更し(例えば、カラーストライプバーストよりも穿孔する水平同期パルスを変更し)、一部のカラーストライプバーストを除去し、振幅若しくは間隔に関してカラーストライプバーストを減衰させ、及び/又は、各カラーストライプバーストの一部又はカラーストライプバーストの大部分を除去、位相シフト、若しくは、減衰させることにより、カラーストライプバースト効果の打ち消しが行われる。或いは、カラーバースト信号、すなわち、任意のカラーストライプバーストは、アクティブテレビジョンフィールド全体を通じて、夫々の正しいカラーバースト信号と置き換えてもよく、これにより、次に、許容できるコピー物を記録することができる。
上記の関連した引用文献を参照することにより判るように、コピー防止を行う技術及び方法、並びに、コピー防止システムのアンチコピー信号を打ち消す技術及び方法は、アンチコピーパルスを獲得するため、ベースバンドビデオ信号を用いてベースバンドビデオ域で動作する。また、コピー防止システムを禁止し、許容できるビデオ信号記録物の作成を許可するために、カラーストライプ効果を含む選択されたアンチコピーパルスの変更は、ベースバンドビデオ域で行われる。
RF域でコピー防止信号を無効にする技術を利用する一例は、H. Switsenに発行された発明の名称が“Video Tape Recorder Signal Processor”の米国特許第4,467,358号に記載されている。この特許は、完全な垂直同期パルス幅を元の複合ビデオ信号に再挿入する回路を開示し、とくに、ahがより狭く、より弱い垂直同期パルスを含むように変更されているので、変更されたビデオ信号のビデオテープ記録を行うことは、困難若しくは不可能である。この再挿入処理は、変更されたビデオ信号を伝搬するベースバンドビデオケーブル又はラインを中断、切断或いはカットすることなく行われるので、歪みのない広帯域ビデオ増幅器を注意深く設計する必要はなく、これらの増幅器を動作させる電力、これらの増幅器による再挿入器に使用されるスペース、これらの増幅器を製造するためのコストに注意して設計する必要はない。しかし、このシステムは、依然として垂直同期パルスの位置を表わすタイミング信号を適用するため使用される第2のベースバンドビデオ入力を利用する。
ベースバンド域でコピー防止を無効にする技術は、オーディオ及びビデオ信号をそれぞれに収容する2個の別個のリード部を使用しなければならない点が不利であり、一方、本発明のコピー防止技術を無効にするRF搬送波ベースのシステムは、例えば、ルミナンス信号に対応したRF搬送波信号を伝搬する単一のリード部だけを必要とする。また、有線、カーブルなどの環境でコピー防止信号を無効にするとき、ベースバンド域のコピー防止破棄システムは、記録可能なコピー物を許容するためチューナー変調回路に複雑さを加える必要があるが、RF搬送波域システムの場合にはその必要がない。
発明の概要
本発明は、上記のアンチコピーパルス及び/又はカラーストライプ効果によるコピー防止信号を無効にする新規の方法及び装置を提供する。このため、本発明は、上記のコピー防止技術及びコピー防止禁止技術の場合のようなベースバンドビデオ域ではなく、RF域で動作する。特に、本発明は、コピー防止信号によって変調されたRF搬送波信号に関連した信号検出及び信号変更技術を用いて疑似同期、AGC及び/又はカラーストライプアンチコピー信号を無効にするいくつかの方法及び装置を提案する。本発明は、また、このようなコピー防止信号をRF域でRF搬送波信号に挿入することを提案する。
本発明の一例は、コピー防止信号によって変調されたRF搬送波信号を検出若しくは復調する手段を含む。カラーバーストと一致するパルスは、復調又は検出された信号から取り出され、これにより、垂直帰線消去間隔を含むビデオフィールド全体を通じてコピー防止信号の位置が得られる。或いは、RF変調用カラーバーストと一致するパルスは、帯域フィルタ及びワンショット・マルチバイブレータを介して得ることができる。最後のカラーバーストは、垂直帰線消去間隔内で付加的な関連パルスの位置を見つけるために使用され得る。得られたパルスは、本発明の組合せに従って種々のRF搬送波変更手段の中の各変更手段を同期させるタイミング制御信号として使用される。各変更手段は、検出されたライン内でアンチコピー信号の変更、置換などを行い、これにより、夫々のビデオ信号の許容できるコピーが引き続いて記録できるように関連したコピー防止を充分に抑える。
RF搬送波を変調するため疑似同期及び/又はAGCアンチコピーパルスを利用するコピー防止システムにおいて、RF搬送波変更手段は、復調されたアンチコピー信号に減衰、抑制、レベルシフトなどを行う装置及びその方法を含む。RF域における別の変更手段は、適当な減衰によって、及び/又は、RF搬送波を加算若しくは減算することによりアンチコピーパルス変調包絡線を効率的に狭小化し、このため、例えば、VCRにおいて後で行われる変更されたアンチコピー信号の復調によって、通常の許容できる記録が行えるようになる。例えば、コピー防止信号の変調の深さは、その影響を除去するため選択的に変えてもよい。別の変更手段は、変調されたRF搬送波信号を別の選択されたRF搬送波又はビデオ信号で置き換え、及び/又は、RF変更信号を変調されたRF搬送波信号に対し加算若しくは減算し、これにより、後で記録可能なコピーが作成されるように変調されたRF搬送波信号を別の信号若しくは電圧レベルによって置換、減衰、又は、変形する。
カラーバーストRF搬送波を変更するためカラーストライプ効果を利用するコピー防止システムにおいて、RF搬送波変更手段は、変調されたカラーストライプバーストRF包絡線の変調の深さを変更、及び/又は、狭小化し、或いは、カラーバースト位相が引き続いて記録されたときに適切に復調されるようにカラーバースト位相を十分に訂正するため、カラーストライプバーストRF包絡線を位相シフトする。別の変更手段は、それぞれのテレビジョンチャネルのRF搬送波を再生する手段と、例えば、カラーストライプバーストの位相誤差を平均するカラーバースト位相ロックループを用いて搬送波周波数とカラーバースト周波数とにより形成された側波帯周波数を再生する手段とを含む。2個の再生されたRF信号は、次に、正しいRF変調カラー副搬送波信号を生成するためRF域で加算される。RF域のカラー副搬送波信号は、次に、上記のタイミング制御信号に応答してカラーストライプアンチコピー信号の間隔中に元のRF変調カラーストライプ信号を置き換え、後の記録過程でカラーストライプ効果を打ち破るか、或いは、弱める。
RF域のカラーストライプ効果を無効にする別の変更手段は、カラーストライプバースト変調を位相シフトされた側波帯周波数の高調波と混合若しくはヘテロダイン合成する手段(RF搬送波とカラーバースト周波数の和)とローパスフィルタリング手段とを適用して、カラーストライプバーストの効果を無効にする。或いは、コピー防止信号に対応した変調されたRF搬送波の周波数は、正常な周波数帯域外の周波数を与えるように変更してもよく、これにより、レコードVCRのチューナーは充分に応答しないのでコピー防止信号を有効にできない。
本発明によるRF域においてコピー防止システムを無効にする種々の方法及び回路は、以下の詳細な説明に完全に記載されている。このようなコピー防止信号をRF域に追加することも開示されている。
【図面の簡単な説明】
図1は、関係のあるRF搬送波信号を含む本発明の基本的な組合せを表すブロック図である。
図1A及び1Bは、夫々、RF搬送波信号のビデオ信号の典型的な振幅変調(AM)及び周波数変調(FM)を示す図である。
図1Cは、AMビデオ信号のRF周波数スペクトルを示す図である。
図1Dは、RF搬送波周波数スペクトルと共にFM記録システムを示す図である。
図1Eは、振幅変調RF域において疑似同期及び/又はAGC及び/又はカラーストライプコピー防止信号を無効にする一般的な構成のブロック図である。
図2は、本発明による幾つかの実施例のブロック及び回路の図である。
図3A及び3Bは、本発明による他の実施例のブロック及び回路の図である。
図4は、本発明による別の実施例のブロック及び回路の図である。
図4Aは、図4に示された本発明の論理タイミング回路の細部を示すブロック図である。
図4B〜4Dは、図4に示された本発明の変調深さを変更する回路の細部のブロック図である。
図5は、本発明による更に別の実施例のブロック図である。
図5A及び5Bは、図5に示された本発明のカラーバーストによって変調されたRF搬送波信号を検出する回路と、カラーバーストによって変調されたRF搬送波を供給する位相ロックループとを更に詳細に示すブロック図であり、図5Cは、RF搬送波信号上の変調クロマ信号のRF周波数スペクトルを示すグラフである。
好ましい実施例の詳細な説明
上記のごとく、ビデオコピー防止は、コピー防止処理されたビデオ信号が最小限の可視アーティファクト若しくは可視アーティファクトを全く伴わずに可視化され、このような信号の記録物の再生によって娯楽的価値の著しく低下した信号が生成されるシステムとして定義されることに注意する必要がある。コピー防止は、ビデオ信号が可視化できないビデオスクランブル処理とは区別する必要がある。ビデオスクランブルとは、ビデオ信号が可視化できないことを意味する。スクランブル処理された信号は記録可能であるが、スクランブル解除されない限り、このような記録物を再生しても可視化できない。
図1には、ビデオ信号のコピーを禁止するためビデオ信号に埋め込まれたコピー防止信号を無効にする本発明の基本的な組合せが示され、本発明は上記の従来技術において典型的に利用されているベースバンドビデオ域ではなく、RF域において(例えば、RF対RFダビング用の2重VCRにおいて)機能する。図1には、復号ビデオ信号によって変調されたRF搬送波の適用を示す回路が含まれ、この回路ではコピー防止信号がコピー作成を阻止するためRF搬送波上に変調される。図1には、また、コピー防止信号を含む信号成分の抽出が示され、抽出された信号成分は、コピー防止信号を無効にするため本発明の各種の手段を記述するため本明細書中で利用される。すべての図面を通じて、同じ構成部品及び信号には、同じ番号及び/又は名前が付けられている。
図1に示されるように、複合ビデオ信号によって変調され、コピー防止信号を格納するRF搬送波信号は、リード線8上で、適当な増幅器9を介して、ルミナンスRF搬送波バンドパスフィルタ(BPF)10と、クロミナンスRF搬送波BPF11とに供給される。後者のバンドパスフィルタ11は、通常のカラープロセッサ回路13を介してクロミナンス信号を加算回路12に供給する。同図において、クロミナンス信号路は、カラー信号がRF搬送波信号と再組立される方法を示し、ここで、コピー防止信号は、複合ビデオ信号で変調されたRF搬送波を出力リード線14に供給するため、本発明に従って除去され、若しくは、無効にされる。
上記のような変調用コピー防止信号の形式を含むRF搬送波信号は、ルミナンスBPF10及びリード線15を介して復調回路16に供給される。復調回路16は、変調されたRF搬送波信号と適合したFM、AM或いは他のタイプの復調器である。かくして、再生VCR又は衛星伝送によって供給されたRF搬送波信号は、周波数変調信号であり、一方、テレビジョンチャネル若しくはケーブル、すなわち、有線からのRF搬送波信号は、振幅変調信号である。回路11及び13は、一般的に、上記のVCRのRFからRFへのダビング処理に使用される。
一例として、図1Aには、垂直帰線消去期間(VBI)を含み、例えば、61.25MHzのRF搬送波信号を示すテレビジョンラインの波形が示され、この61.25MHzは本発明の一部の実施例の説明のため使用されるチャネル3用の放送周波数であり、RF搬送波信号は、本例の場合、負の変調処理を用いてビデオ信号によって振幅変調される。図1Aに示すように、ビデオ信号のピークホワイト値は、RF搬送波信号を最小限に抑え、同期先端値はRF搬送波信号を最大限にさせる。例えば、上記引用された特許に開示されているような所定のコピー防止信号によって変調されたこのRF搬送波信号は、本発明によれば、コピー防止信号の影響を打ち消すためRF域で使用される。
同様に図1Bには、VBIを備えたテレビジョンライン波形の一例として、再生VCR、衛星伝送などによって供給されるようなビデオ信号により周波数変調されたRF搬送波信号が示されている。同図に示されるように、同期周期は、3.4MHzの周波数によって示され、帰線消去レベルは3.7MHzの周波数によって示され、ピークホワイトレベルは4,4MHzの周波数によって示される。上記の通り、RF搬送波信号は、RF域で変調コピー防止信号を検出し、打ち消すために本発明の組合せにおいて利用される。
図1Cは、図1Aに示されるように61.25MHzのピクチャー、又は、可視RF搬送波周波数上に振幅変調されたビデオ信号の典型的なRF周波数スペクトルを示す図である。変調クロマ信号は、ピクチャーRF搬送周波数よりも3.58MHz高いので、64.83MHzである。この変調された可聴RF搬送波は、ピクチャーRF搬送波よりも4.5MHzだけ高く65.75MHzである。
図1Dには、例えば、VHS方式又はベータ方式ビデオレコーダのため供給された典型的な周波数変調された記録システム(図1B)のRF周波数スペクトルが示されている。ルミナンス信号が記載され、ベースバンドビデオ信号の同期先端は3.4MHz(VHS)に変調される。ベースバンドビデオ信号のピークホワイトは4.54MHz(VHS)に変調される。本質的に、記録システムは電圧・周波数変換器であり、再生システムは周波数・電圧変換器である。3.58MHzの周辺に中心が置かれたベースバンドビデオ信号のクロマ信号は、例えば、629KHzのより低い周波数に周波数変換され、媒体上に記録されることに注意する必要がある。
図1をもう一度参照するに、復調器16からの復調されたベースバンドビデオ信号は、同期/バースト・検出/分離回路18に供給され、この回路は、垂直又はフィールドレートで垂直同期(V SYNC)を発生させ、水平ラインレートで水平同期(H SYNC)を発生させ、或いは、カラーバースト信号を発生させる。この信号は、タイミング制御信号をリード線24上でRF制御回路22に供給する論理タイミング回路20に与えられる。変調コピー防止信号、すなわち、アンチコピーパルス若しくはカラーストライプ信号を含む元のRF搬送波信号はリード線14を介してRF制御回路22にも供給される。RF制御回路22は、本発明による種々の技術の中の一つの技術で到来RF搬送波信号を選択的に変更するため、リード線22上のタイミング制御信号によって制御され、その結果として、出力リード線26を介して加算回路12に供給される出力RF搬送波信号は、有効なコピー防止信号を含まないようになる。すなわち、アンチコピーパルス又はカラーストライプ信号は、夫々のビデオ信号の次の許容できる記録を行うため、除去され及び/又は無効にされる。上記の通り、リード線26上のコピー可能なルミナンス信号は、コピー防止を含まない複合ビデオ信号を出力リード線14に供給するため加算回路12によってクロマ信号と合成される。本発明に従ってRF搬送波に変更を加える種々の方法及び回路は、以下、図1E、2乃至5を参照して例示、説明される。
可聴RF搬送波はコピー防止を無効にする処理によって劣化される場合があるが、図1Eには、変調されたRF搬送波信号の可聴RF搬送波部を保存したままで振幅変調RF域においてコピー防止信号を打ち破るシステムが示されている。このため、AGC及び疑似同期及び/又はカラーストライプバースト防止信号を含むコピー防止処理されたビデオは、例えば、変調されたRF搬送波信号を図1のリード線15に供給するためRF搬送波上で振幅変調される。この信号は、ライン位置/タイミング回路28と、RF搬送波処理回路29と、可聴RF搬送波バンドパスフィルタ30とに供給される。ライン位置/タイミング回路28は、図1の回路16、18、20に対応し、類似したタイミング制御信号をリード線24に供給する。RF搬送波処理回路29は、図1のRF制御回路22と等価であり、図2、4、5を参照して以下に詳細に説明するようにRF搬送波上に変調されたAGC及び/又は疑似同期及び/又はカラーストライプバーストを充分に無効にするため、図1Eの回路28と結合する。変調されたコピー防止信号を無効にすることは、RF搬送波信号の可聴RF搬送波部分にある程度の劣化を生じさせる。可聴RF搬送波を保存するため、バンドパスフィルタ30は、リード線31を介して、可聴RF搬送波信号(例えば、可視搬送波よりも4.5MHz高いFMオーディオ)だけを加算回路32に供給する。処理回路29のリード線34上の出力は、無効にされた変調用コピー防止信号で変調されるが、劣化している可能性のある可聴RF搬送波を用いて変調されない。リード線34上の出力は可聴搬送波ノッチフィルタ36に供給される。フィルタ36の出力は、十分に打ち消された変調用コピー防止信号で変調されたリード線37上のRF変調ビデオ信号であり、このRF変調ビデオ信号は、可聴RF搬送波によって全く変調されないか、若しくは、殆ど変調されない。加算回路32は、リード線31、37上のRF搬送波信号を合成し、プログラムビデオ及びオーディオRF搬送波がそのまま保存された出力RF搬送波信号をリード線38に発生させるが、打ち消された変調コピー防止信号も含まれる。
処理回路29によって供給されたRF搬送波信号内のオーディオ品質が適切であるとき、回路30、32及び36は自由に選択できることが分かる。かくして、リード線34上のRF搬送波信号は、リード線38上のRF搬送波信号に対する代替的な出力である。
図1に示された回路は、コピー防止信号をRF搬送波信号に加えるため、ビデオ信号で変調されたRF搬送波信号をRF域で変更し得る手段を示している。このため、図1のRF制御回路22は、RF搬送波信号として、例えば、変調することにより、リード線26上のRF搬送波信号が復調されたときにコピー防止信号がコピーを防止するため現れるようにRF搬送波包絡線の一部分を置換若しくは変更するRF搬送波信号を挿入する。基本的に、例えば、振幅変調システムのリード線15上のRF搬送波信号は、コピー防止パルスを包含しないビデオ信号を用いて変調され、対応した(振幅変調)復調器16及びRF制御回路22に供給される。回路18及び20は、回路22内でRF搬送波包絡線を変更するためリード線24にベースバンドコピー防止信号を発生させる。例えば、RF搬送波信号の一部は、同時に生起するRF搬送波を変調する疑似同期信号を発生させるため振幅が増大され、この搬送波振幅が増大された部分に続くRF搬送波信号部は、同時に生起するRF搬送波を変調するAGCパルスを発生させるため減少させられる。リード線26上のRF搬送波信号は、RF搬送波を変調するコピー防止信号を含む。例えば、先に引用した米国特許第4,577,216号に記載された上記のカラーストライプバースト信号のような別のコピー防止信号は、同様にしてRF域で適用される。
図1のシステムがFMシステムである場合、RF制御回路22は、リード線15上でRF搬送波信号の搬送波周波数を変えるため使用され、RF搬送波の一部は、同時に生起するRF搬送波を周波数変調する疑似同期信号を表すため周波数が低減され、RF搬送波の次の部分は、同時に生起するRF搬送波を周波数変調するAGCパルス周波数を表現するため周波数が増大される。
図2には、図1に示された本発明の別の実施例が詳細に示されている。この実施例は、有線のテレビジョン伝送チャネル、又は、ケーブルシステムなどから、例えば、一例として、夫々のビデオ信号のコピーを阻止するコピー防止信号を取り込むため振幅変調されているRF搬送波信号を受信する。本例において、RF変調搬送波信号は、図1Cに示されるように61.25MHzの搬送波及び65.75MHzの可聴FM搬送波信号と、コピー保護信号とを含む。コピー保護信号を含む変調されたRF搬送波信号は、リード線40を介して増幅器42に供給され、増幅器の出力はリード線43を介して、増幅器/振幅変調検出器/ローパスフィルタ回路44に供給される。回路44の振幅変調検出部は、ベースバンドビデオ信号の再生を行い、回路44の出力側のローパスフィルタは、ベースバンド信号から残留可視搬送波周波数を除去する。得られたベースバンドビデオ信号は同期分離回路46に供給され、同期分離回路46は、水平同期(H sync)信号若しくはパルス、並びに、垂直同期(V sync)信号若しくはパルスを、夫々、出力側のリード線50及び48に供給する。リード線50上の水平同期信号は、疑似同期、アンチコピー信号又はパルスを含む。リード線48、50は、論理タイミング回路52に接続され、論理タイミング回路52は、コピー防止信号を含むテレビジョンラインの有無を示す信号を発生させる。かくして、回路52は、例えば、アンチコピー信号が存在するアクティブビデオラインの間、本例の場合には垂直帰線消去期間内のライン10乃至20の間に、リード線54にロー論理レベルを発生させるライン検出回路を効率的に構成する。ハイ論理レベルは、垂直帰線消去期間内で正常な同期及びカラーバースト信号が現れる間、並びに、アクティブテレビジョンフィールドの間にリード線54に供給される。リード線54はRFスイッチ56の制御入力に接続される。
背景技術として、ビデオ信号によって定義された通常のビューイングフィールドの一部分は、実際のピクチャーを定めるため使用されない。より詳細に述べると、垂直帰線消去期間を定めるビデオ信号の上記部分に隣接する水平走査ラインは、ピクチャーを定めるために典型的なテレビジョンモニター又はセットで使用されない。したがって、垂直帰線消去期間に隣接したこれらの信号部分は、コピー防止信号を追加するため完全に利用可能である。かくして、本発明に関する限り、このような信号部分は垂直帰線消去期間の一部であると考えられ、本明細書で使用される用語「垂直帰線消去期間」はこの意味を包含する。
増幅器42によって供給される変調されたRF搬送波信号は、リード線43を介して、可聴RF搬送波ノッチフィルタ回路57に供給される。このため、リード線43はRF差動増幅器58の正側入力及びフィルタ回路に供給される。フィルタ回路は、抵抗60及び62と、インダクタ64と、キャパシタ66とにより形成され、RF差動増幅器58の反転入力に接続される。ノッチフィルタ回路57は、RF搬送波信号を変調するため使用されるコピー防止信号を無効にする間に、可視RF搬送波が劣化することを阻止するため使用される。抵抗60と62の接合点はRFスイッチ56の一方の端子に接続される。スイッチ56の第2の端子は接地される。RF差動増幅器58の出力は、図2の回路からの出力信号をリード線68に供給し、この出力信号は、コピー防止信号が抑制された、許容できるビデオ信号のコピーを得るため記録用VCRに供給され得るRF搬送波信号により構成される。
このため、RFスイッチ56は、コピー防止信号が存在するとき、アクティブビデオライン10乃至20の間に、リード線54上のロー論理レベルによってオフ状態に維持される。この垂直帰線消去期間中に、ノッチフィルタ回路57はアクティブ状態であり、可視RF搬送波の劣化を阻止し、一方、ビデオRF搬送波信号包絡線は、RF搬送波変調用アンチコピー信号が出現するときにライン間隔の間で著しく抑制される。減衰したRF搬送波は、出力信号としてリード線68に供給される。コピー防止信号が存在しないときのビデオライン及びアクティブテレビジョンライン中に、RFスイッチ56は、ノッチフィルタ回路57を禁止状態にさせるためリード線54のハイ論理レベルを介して接地される。この間隔中に、リード線43上の元のRF搬送波信号は、RF差動増幅器58の出力としてリード線68に供給される。かくして、2個の信号を合成することにより、次に、例えば、記録用VCRによって復調されたときに、アンチコピー信号を含まない変更若しくは再組立されたビデオ変調RF搬送波信号が得られる。本発明のこの実施例において、RF包絡線は、コピー防止信号が存在するとき、可視RF搬送波信号よりも約4.5MHz上の周波数である可聴RF搬送波信号に影響を与えることなく減衰され、これにより図2に示された実施例の付加的な利点が得られる。
図2に示された回路を部分的に利用する他の技術において、ノッチフィルタ回路57及びRFスイッチ56は省略してもよく、リード線43上の変調されたRF搬送波信号は、(破線部分を経由して)RF電圧制御増幅器又は変調器70の入力に供給される。ライン位置、すなわち、論理タイミング回路52からのタイミング制御信号はリード線54(並びに破線部分)を介してRF変調器70の制御入力に供給される。かくして、垂直帰線消去期間中のアクティブビデオライン、例えば、ライン10乃至20の間に、アンチコピー信号が変調したRF搬送波のピーク包絡線は、リード線54上の信号に応答してRF変調器70によって抑制される。次に、再組立されたRF搬送波信号が増幅器74を介して出力リード線72に供給され、コピー防止信号が無効にされる。本実施例の場合、可聴RF搬送波信号は、アンチコピー信号のRF包絡線の抑制又は減衰中に幾分減衰させられる。しかし、可聴搬送波信号は、オーディオ新語の一時的な損失を生じさせないように、すなわち、オーディオが消失しないように十分な振幅を保つ必要がある。
図2に示された回路を部分的に利用する更に別の技術において、ノッチフィルタ回路57、RFスイッチ56、及び/又は、RF変調器70は省略してもよく、リード線43上の変調されたRF搬送波信号は(破線部分を介して)RFスイッチ76の入力端子に供給される。ノイズを含むカラー信号によって変調されたRF搬送波、カラーバー信号によって変調されたRF搬送波、変調されていないRF搬送波、若しくは、変調されたRF搬送波のような第2のRFソース、又は、十分なアンチコピー信号を含まない他の信号は、リード線78を介してRFスイッチ76の第2の端子に供給される。第2の置換信号は、実際上、コピー防止信号の周期中に消失を生じさせ、効率的にコピー防止信号を除去するため充分に低い値のRF信号を含む信号でなくても構わない。本変形例の場合に、リード線54上のライン位置信号は、スイッチタイミング制御信号としてRFスイッチ76に供給され、これにより、リード線43上の復調されたRF搬送波信号は、コピー防止信号の周期中に、コピー防止信号を欠くリード線78上の選択されたRF信号の一つと置換される。結果として得られたRFスイッチ76の出力リード線80上の再組立された出力信号は、アンチコピー信号を含まないので、ビデオ信号の許容できる記録を行うことができる。或いは、可聴バンドパスフィルタ79及び加算接合81は、(破線部分で示されるように)可聴RF搬送波をリード線40からリード線78に供給するため利用されるので、RFスイッチ76がリード線43上のRF搬送波信号からリード線78上の置換搬送波信号に切り替わるとき、出力リード線80上の可視RF搬送波に中断は生じない。
既に説明したように、図2に示された技術及び回路は、本例では、例えば、有線ビデオ伝送又はケーブル伝送システムにおいて一般的に行われるような振幅変調記録処理を用いてビデオ信号に予め組み込まれたコピー防止信号を無効にするRF域で動作するタイミング及び変更手段を提供する。
図3A、3Bを参照するに、同様に、RF域で動作しビデオ信号のコピー防止信号を無効にする技術及び回路が記載されているが、本例では、ビデオ信号は、例えば、RFからRFにダビングを行う2重デッキビデオテープレコーダシステム(すなわち、VCR)又は衛星システムなどの周波数変調記録システムを介して得られる。このため、図3Aでは、周波数変調(FM)ルミナンスRF搬送波信号は、入力リード線92を介して前置増幅器/エコライジング増幅器回路90に供給され、リミッタ増幅器/FM検波器回路94に供給される。得られたベースバンドビデオ信号は、ローパスフィルタ/デエンファシス回路96に供給され、ここで、信号はフィルタ処理とデエンファシス処理を受け、ベースバンドビデオルミナンス復調信号が同期分離器98の入力に与えられ、ルミナンス復調信号がリード線100に与えられる。同期分離器回路は、複合水平同期をアンチコピー疑似同期信号と共にリード線102を介して供給し、垂直同期信号をリード線104を介して供給する。
複合水平及び疑似同期信号は、水平同期の立ち下がりエッジで開始しアクティブ水平テレビジョンラインの終わりまで延びる50マイクロ秒のトリガ不能型ワンショット・マルチバイブレータ106に供給され、マルチバイブレータ106はパルスをANDゲート108に供給する。かくして、トリガ不能型ワンショット106は、アクティブテレビジョンライン画素の存在を示す信号を供給する。ワンショット106は、アンチコピー疑似同期パルスでのトリガを無視する。垂直同期信号は約6テレビジョンライン間隔のワンショット110に供給され、次に、約10テレビジョンライン間隔のワンショット112に供給され、ワンショット112は、例えば、テレビジョンライン10〜20の間、すなわち、このライン中のアンチコピーパルスによって変調されたRF搬送波が存在する期間中、論理ハイである垂直レートパルスを発生させる。ワンショット112の出力はANDゲート108に供給され、ANDゲート108は、正常な水平同期パルスを除いて疑似同期及びAGCパルスが存在する期間中に論理ハイであるリード線114を介してライン位置検出信号を供給する。
図3Bを参照するに、リード線100上のルミナンス復調信号(図3A)は、ビデオクランプ回路116に供給され、ビデオクランプ回路はルミナンス信号を同期先端電圧にクランプし、信号をスイッチ118の一方の端子に供給する。スイッチ118の他方の端子は接地される。図3Aのリード線114からのライン位置検出信号は、スイッチ118のスイッチングを制御するため使用される。スイッチ118の出力は、比較器増幅器120の反転入力と、比較器増幅器122の非反転入力とに接続される。比較器増幅器120の非反転入力及び比較器増幅器122の反転入力は、夫々、閾値電圧Vb1及びVb2に接続される。リード線114上のライン位置検出信号に応じて、クランプされたルミナンス信号は、疑似同期及びAGCパルスの存在する間に、比較器増幅器120、122に供給される。増幅器120、122は、次に、RF搬送波変調用疑似同期(PS)及びAGCパルスと一致した論理ハイレベルPS及びAGCを発生させ、対応した論理信号を夫々のリード線124及び126と、夫々のANDゲート128及び130の一方の入力に出力する。電圧Vb1及びVb2は、同期先端電圧レベル及びAGCパルス電圧レベルと同程度に選択される。PS及びAGC論理信号はパルス狭小化回路132及び134に夫々供給され、各パルス狭小化回路は、夫々のANDゲート128及び130の第2の入力に接続された抵抗と、夫々の第2の抵抗からグランドに接続されるキャパシタとにより形成される。ANDゲート128、130は、PS及びAGC信号から夫々にパルス幅が狭くされた論理信号NPS及びNAGCをリード線136及び138に供給する。
AGCアンチコピーパルスは、上述の米国特許第4,819,098号に記載されているように垂直帰線消去期間の「バックポーチ」に沿って選択されたタイミング位置で分類されてもよく、かつ、本発明は、さらにこのような分類されたビデオ信号に対するコピー防止変更を打ち消すことを考慮している点に注意すべきである。
リード線114上のライン位置検出信号と、リード線124、126、136及び138上の信号PS、AGC、NPS及びNAGCは、入力として論理合成回路140に接続され、論理合成回路は、次に、リード線143を介してタイミング制御信号をRFスイッチ142に供給する。図3Aに示されたルミナンスRF搬送波信号は、リード線92及びリード線144を介してスイッチ142の端子に接続される。発振器又はRF周波数ソースを有する信号ソース発生器146は、ジャンパー回路148を介してRFスイッチ142の第2の端子に接続される。RFスイッチ142の出力端子は約7MHzのローパスフィルタ150に接続され、ローパスフィルタ150は図3A、3Bからの出力をリード線152に供給する。
RF搬送波変調用アンチコピー信号、例えば、疑似同期及び/又はAGCパルスの周期中に、RFスイッチ142に至るリード線244上のルミナンスRF搬送波信号は、論理合成回路140からのタイミング制御信号に応答して、信号ソース発生器146によって供給された帰線消去レベルと、減衰した疑似同期振幅又は狭小化されたパルス幅疑似同期信号(記録用VCR又は衛星チューナーで復調されるとき)とを含む信号により置換される。置換信号は、無信号、或いは、小さい値のRF信号でもよく、これにより、本質的に、RF搬送波信号を変調するため使用されたコピー防止信号の出現時に搬送波レベルが結果的に減少したことによって消失が生じ、コピー防止信号が除去される。タイミング制御信号は、次に、リード線114上のライン位置検出信号と、リード線124上のPS信号又はリード線136上のNPS信号を反映する。PS信号はパルスレベルシフト又は減衰の影響を生じ、一方、NPS信号はパルス狭小化効果を生ずる。同様に、リード線126上の制御信号AGC又はリード線138上のNAGC信号が論理合成回路140を介してRFスイッチ142を制御するためリード線114上のライン位置検出信号と共に使用される場合、リード線144上のルミナンスRF搬送波信号は、記録用VCR又は衛星チューナーで復調されるときに振幅が減衰されたAGCパルス、又は、パルス幅が狭められたAGCパルスを生成する周波数によって置き換えられる。かくして、リード線114上のライン位置検出信号は、RF信号をルミナンスRF搬送波信号に切り換えるため使用され、これにより、RF搬送波変調アンチコピー信号を含むテレビジョンラインの一部分は、次のダビング過程で周波数変調が検出されたときにビデオ信号の記録可能なコピーを生じるであろうアクティブテレビジョンライン信号によって置換される。RFスイッチ142からの再組立された信号は、RF搬送波の波形の不連続性を取り除くローパスフィルタ150に供給される。得られた再組立されたルミナンスRF搬送波信号は、コピー防止信号が無効にされ、リード線152を介して、例えば、記録用VCRのRFルミナンスFM入力に供給され、これにより、許容できる記録が行われる。
図3A、3Bの回路を利用する別の技術は、後で変調されたときにコピー防止信号に対応したレベルシフトを生じさせるため、リード線144上の信号の周波数のシフト又は変更を行う。このため、リード線144上のルミナンスRF搬送波信号は、単一側波帯(SSB)変調器154、及び、ジャンパー回路148の第2の入力に供給される。約100kHz以上の周波数の発振器156は、SSB変調器に接続される。変調器154は、上側の側波帯出力を備えた側波帯AM変調器である。したがって、変調器154の出力がリード線114上のライン位置検出信号及びリード線143上のタイミング制御信号に応じてルミナンスRF搬送波信号に切り換えられるとき、発振器156の正の周波数はルミナンスRF搬送波信号に効率的に加算される。その結果として、出力リード線152を介して記録用VCRに供給された変更ルミナンスRF搬送波信号中の疑似同期パルスのレベルは、変調されたときレベルシフトされ、許容できる記録物を作成できるようになる。
図4には、RF域における技術を利用してコピー防止変調RF搬送波信号からコピー防止信号を除去する本発明の他の実施例が記載されている。このため、テレビジョンチャネル、ケーブルシステムなどを介して有線から獲得されたような変調RF搬送波信号は、RF搬送波がコピー防止信号を含むようにAM変調されている場合に、リード線172を介して直流復元回路170に供給される。回路170は、共通接合、すなわち、比較器増幅器の非反転入力で接続されたキャパシタ174と、抵抗176と、ダイオード178とを含む。抵抗176及びダイオード178の開放端は、夫々、電源電圧及びアースに接続される。直流復元回路170は、かくして、RF包絡線をそのピーク値、すなわち、同期先端RF包絡線値まで直流的に復元させる。復元されたRF搬送波信号は比較器増幅器180に供給され、比較器増幅器180は、リード線182を介して比較器増幅器の反転入力に供給された閾値電圧Vthによって確定されるようなピークRFの最大値を僅かに下回るところでピークRFをスライスする。比較器増幅器180は、RF搬送波信号を変調する水平同期及び垂直同期と同時に発生するRFのバーストをローパスフィルタ184に供給する。フィルタ184は、水平同期、垂直同期及び疑似同期信号を含むベースバンド複合同期信号を、リード線187を介して、論理タイミング回路186並びに第2のローパスフィルタ188に供給するためRF成分を除波する。フィルタ188は、垂直同期信号を取り出し、リード線189を介して論理タイミング回路186に供給する。論理タイミング回路186は、ビデオライン及び関連したRF搬送波変調アンチコピー信号、すなわち、疑似同期及びAGCパルスの位置を識別するタイミング位置又はタイミング制御信号をリード線190に発生させる。
リード線172上の変調RF搬送波信号は、変調回路192の深さと、変調回路192に接続されたRF搬送波再生回路194とに供給される。RF搬送波再生回路194は、位相ロックループ(PLL)を含み、一定値とリード線172上の変調RF搬送波信号の周波数と類似した周波数とを有する連続波RF搬送波をリード線198に発生させる。変調回路192の深さは、リード線190上のタイミング位置検出信号に応じてRF搬送波包絡線の変調の深さを変え、変調されたRF搬送波信号を出力リード線196を介して発生させる手段を提供する。かくして、RF搬送波変調用疑似同期信号、及び/又は、AGCパルスのタイミング位置検出に応じて、RF搬送波変調の深さは、疑似同期又はAGCパルスのタイミング間隔中に、再生回路194の連続波搬送波をリード線172上の変調されたRF搬送波に対し加算又は減算するため、回路192によって変更することができる。RF搬送波変調の深さのこのような変更は、利得を変更すること、或いは、レベルシフト、ブランキング、狭小化、及び/又は、RF搬送波を埋め込まれたアンチコピー信号に対し加算又は減算することにより実現される。このような形で、コピー作成を阻止するパルスは、例えば、記録用VCRのような出力リード線196に接続された種々の回路に対して何も変化を与えないように変更されるので、本発明に従ってビデオ信号の許容できる記録を行うことができる。
図4に示された他の実施例において、複合水平及び疑似同期パルスを獲得するローパスフィルタは、比較器増幅器180の出力でパルスをトリガーするワンショット・マルチバイブレータタイミング回路を代用することにより置換できる。また、コピー防止変調RF搬送波の信号レベルが大きい場合、比較器増幅器180は、増幅器180の結果を効率的に得るため、部分RF包絡線又は電力検出を行うダイオード又はトランジスタで置換してもよい。
図4Aは、図4の論理タイミング回路186を更に詳細に説明する図である。ローパスフィルタ188(図4)からの垂直同期信号は、リード線189を介してワンショット・マルチバイブレータ200に供給され、第2のワンショット・マルチバイブレータ204を介してANDゲート202に供給される。同様に、ローパスフィルタ184(図4)からの複合同期信号は、リード線187を介してワンショット・マルチバイブレータ206及びANDゲート202に供給される。ワンショット200、204及び206は、夫々、約6テレビジョンライン、約10テレビジョンライン及び50マイクロ秒の時間間隔を有する。ワンショット206は、各水平同期パルスの立ち下がりエッジでトリガーされるが、疑似同期パルスのエッジにはトリガーされない。ワンショット204からの信号は、アクティブテレビジョンラインの10本目〜20本目が変調するRF搬送波を表す垂直レートパルスを含み、ワンショット206からの信号は、アクティブテレビジョンライン画素が変調するRF搬送波を表す。ANDゲート202からの出力リード線208は、AGC及びPSパルスと同時に生起する論理ハイパルスにより形成されたライン位置検出信号を供給する。論理ハイパルスは、通常の水平同期パルスが変調するRF搬送波と同時に生起する必要はない。リード線208上のライン位置検出信号は、アンチコピーパルスを含むライン10〜ライン20に対し垂直帰線消去期間内又は垂直帰線消去期間に隣接したアクティブテレビジョンライン画素を表す。また、成分200〜206は、図3Aの成分106〜112と類似し、リード線208上のライン位置検出信号はライン114上のライン位置検出信号と類似し、同じ目的のため使用されることが分かる。
PSパルスを伴う複合同期パルスはANDゲート210に供給され、リード線208上のライン位置検出信号はANDゲート210及び論理合成回路212に供給される。ANDゲート210は、リード線214上のPSパルスと同時に生起する論理ハイパルスを生成し、3μsの間隔のワンショット・マルチバイブレータ216の入力に供給し、このワンショット・マルチバイブレータ216はAGCパルスと同時生起するパルスをリード線218に供給する。リード線214及び218上のPS及びAGC論理レベルパルスはタイミング信号として、リード線208上のライン位置検出信号と共に論理合成回路212に供給される。論理合成回路212は、図4に記載されたタイミング制御信号をリード線190に供給し、この信号は、関連したテレビジョンラインでAGC及びPSパルスによって変調されたRF搬送波と同時に生起する。
図4Bには、図4の変調回路192の深さの一例が示されている。本例には、コピー防止を含む到来する変調されたRF搬送波信号のRF搬送波変調の深さを変更することができるスイッチング回路230が示され、このコピー防止を含むRF搬送波信号は図4のリード線172を介して供給される。このため、図4Aのリード線218上のAGCP信号は、好ましくはリード線172上の信号からの可聴RF搬送波を含む図4のリード線198上の再生された連続波RF(可視)搬送波信号が、AGCP信号中に変調されたAGCパルスの存在する期間中に、変調RF搬送波信号に組み込まれるようにスイッチング回路230を制御するよう供給される。かくして、スイッチング回路230は、変調アンチコピーAGCパルスによって取り除かれたRF搬送波を埋める。図4に示された出力リード線196上で得られるRF搬送波信号は、AGCパルスによって変調されたRF搬送波の周期中に、変調の深さが減少されている。夫々のビデオ信号の後続の記録過程において、変更若しくは抑制されたAGCパルスは許容できるコピーの作成を許可する。或いは、リード線198上の信号は可聴RF搬送波だけでもよく、その後、リード線196上の出力信号は、RF搬送波変調用コピー防止信号がリード線172上のRF搬送波信号中に存在する期間中に、消去若しくは減衰された可視RF搬送波を含む。
図4Cには、図4の変調回路の深さに関する他の例が示されている。この例は、図4Bの例と類似しているが、コピー防止を行うRF搬送波変調アンチコピー疑似同期信号を無効にするため、AGC信号の代わりにPS信号を使用する。このため、図4のリード線172上の変調されたRF搬送波信号は、図4Cの加算回路234に供給される。図4のリード線198上の再生された連続波RF搬送波信号は、インバータ236に供給され、次に、スイッチング回路238の一方の入力端子に供給される。スイッチング回路238の他方の入力端子は接地され、スイッチング制御は図4Aのリード線214上のPSP信号によって与えられる。スイッチング回路238の出力は加算回路234の第2の入力に接続され、その入力に、疑似同期信号により変調されたRF搬送波の時間間隔中に再生若しくは獲得された反転位相可視RF搬送波信号を供給する。この反転搬送波信号は、加算回路234によってリード線172上の変調RF搬送波信号と合成される。出力リード線196(図4)で得られた再組立されたRF搬送波信号は、疑似同期パルスに対しピーク搬送波レベルが低下された信号であり、例えば、VCRのような装置内の関連した回路によって後で検出されたときに、疑似同期パルスの振幅が減少されることにより、許容できる記録を行うことができる。図4Cの回路は、リード線214上のPSPに応答して、スイッチング回路238のスイッチング過程中に可聴RF搬送波信号を保存する。
図4Cで説明したPSパルス抑制技術の他の例として、リード線214上のANDゲート210の出力の疑似同期パルスのパルス幅が代わりに狭小化された場合に、PSP信号が図4Cのスイッチング回路238を制御するため供給されたときに、リード線196上の変調されたRF搬送波出力のアンチコピー疑似同期パルスは幅が狭くなる。その結果として、狭小化された疑似同期パルスは、VCRによって検出できなくなるので、許容できる記録が行われる。
図4Dには、図4の変調回路192の深さの更に別の例が示されている。この回路は、PSパルスのピーク変調を(約ゼロ搬送波振幅まで)減少させ、及び/又は、例えば、RF変調、すなわち、利得制御技術を用いて、AGCパルスと同時に生起するRF搬送波包絡線の変調の深さを減少させる。また、図4Dの回路は、例えば、記録用VCRによって復調若しくは検出されたときに、アクティブテレビジョンフィールド信号中に、プログラムビデオに対し減衰及びレベルシフトされた疑似同期パルスと減衰されたAGCパルスとの組合せを含むビデオ信号を発生するように、AGC及び疑似同期で変調されたRF包絡線の一方若しくは両方の全体的なRF搬送波変調を低減するため使用され、これにより許容できる記録が許可される。或いは、変調回路192の深さは、コピー防止信号変調注意、記録可能なコピーが得られるようにRF搬送波信号を除去するため使用される。
このため、図4Aを参照するに、リード線208上のライン位置検出と呼ばれる反転されたタイミング信号及びリード線214上のPSPと、リード線218上のタイミング信号AGCPは、図4Dの加算増幅器240の入力に供給される。加算増幅器240の出力は、RF搬送波変調アンチコピーパルスを含むリード線172(図4)上の変調RF搬送波信号と共に振幅変調RF変調器回路242に供給される。加算増幅器240は、リード線208、214及び218上の何れかの入力信号に応じてRF変調器242の利得を制御する。より詳細には、ライン位置検出信号は、次に、例えば、記録用VCRにより変調されるときに、疑似同期パルスの減衰及び/又はレベルシフトを生じさせる。PSP信号は、リード線196上の出力のピークRF搬送波を減少させ、これにより、記録用VCR回路似よる次の疑似同期変調中に、コピー作成が許可される。或いは、AGCパルスの印加は、AGCパルス変調中に、RF搬送波レベルを増加した搬送波レベルに移すので、記録用VCRのチューナー回路によって検出されるとき、AGCパルス振幅は減少される。かくして、図4Dの回路を使用することにより、コピー防止信号が本発明のRF域技術に従って無効にされ、記録用VCRは許容できる記録物を作成できるようになる。
他のRF域技術において、リード線214、218に供給されたPSP及び/又はAGCPパルスの狭小化によって、疑似同期及び/又はAGCパルスにより変調された対応したRF搬送波の狭小化が得られ、記録用VCRによって変調されたときに、ビデオ信号の同様に許容できる記録物が得られる。PSP及び/又はAGCPパルスの狭小化は、例えば、図3Bに記載されているように実行される。
図5は、本発明の更なる実施例を示す図であり、この実施例は、上記のカラーストライプ効果によって得られるコピー防止を無効にするRF域で動作する手段を提供し、ここで、ビデオ信号と一体化したカラーバーストは、許容できるコピー作成を阻止するためある種の方法で位相変調される。図5のブロック図を参照するに、カラーストライプコピー防止信号を含む変調されたRF搬送波信号は、入力リード線250を介して、カラーバーストによって変調されたRF搬送波を検出する検出器回路252と、RF搬送波再生回路254と、変調カラーバーストを含むRF搬送波を供給する位相ロックループ(PLL)256と、RFスイッチング回路258の一夫の入力端子とに供給される。復調されたRF搬送波信号は、テレビジョンチャネル、ケーブルシステムなどを介して有線から供給され、本例では、チャネル3から取り出される。RFバースト検出器(例えば、64.83MHz)は、リード線260を介して論理タイミング回路262に接続され、論理タイミング回路262はリード線264を介して制御信号をRFスイッチング回路258に供給する。リード線260は、制御信号として、バーストPLL256により変調されるRFに接続される。RF搬送波再生PLL254の出力は、リード線268を介して加算回路266の一方の入力に接続される。RF変調バーストPLL256の出力はリード線270を介して加算回路266の第2の入力に接続される。加算回路266の出力は、リード線272を介してRFスイッチング回路258の第2の入力に接続され、RFスイッチング回路258の出力は出力リード線274にRF搬送波信号を供給し、カラーストライプコピー防止信号は無効にされているので、続いて許容できるコピーを作成することができる。したがって、図5に示された回路は、RF域で動作し、RF搬送波信号上に変調された再生されたカラーバーストを生成し、このカラーバーストは、復調されるときに、許容できるコピーの記録を許可するよう充分に変更された無効なカラーストライプバースト信号を含む。
図5のバースト検出器252は、リード線250から与えられるRF変調搬送からカラーバースト(CB)制御信号を取り出す回路を提供する。このため、図5Aには一例として、このような回路が記載されている。例えば、チャネル3の放送局からの変調されたRF搬送波信号は、リード線250上でバンドパスフィルタ(BPF)280に供給される。本例において、チャネル3のRF搬送波は、(NTSC標準の場合に)3.58MHzのカラーバースト周波数で変調された61.25MHzの周波数を有し、この結果として、リード線250上の変調されたRF搬送波信号は64.83MHzの周波数を有する。かくして、バンドパスフィルタ280は、61.25MHzのRF搬送波周波数を除波し、64.83MHzの周波数を有するカラーバーストによって変調されたRF搬送波と同時に生起する信号がリード線281上で取り出される。この信号は、例えば、50ミリ秒間隔のワンショット・マルチバイブレータ282に供給される。ワンショット282は、50マイクロ秒のパルス間隔がパルスをアクティブテレビジョンラインの全時間間隔に拡張するので、フィルタ処理された64.83MHzの信号の前縁でオフにトリガーし、64.83MHzのカラー信号には無反応である。ワンショット282から出力された信号は、カラーバーストによるRF変調からトリガーされた50マイクロ秒のパルスだけを含む。この50マイクロ秒のパルス信号は、2マイクロ秒のワンショット・マルチバイブレータ284に供給され、その間隔中に、カラーバーストと同時に、しかし、64.83MHzで生起する信号を供給するため50マイクロ秒パルスの前縁でトリガーされ、この信号はカラーバーストによって変調されたRF搬送波のタイミング位置を表わす。かくして、ワンショット284の出力は、リード線260(図5)上の変調バースト位置信号(BL)であり、他の変調クロマ信号による影響を受けることはなく、カラーバーストの出現により変調されたRF搬送波と同時に生起し、以下に説明するように、バーストPLL256によって変調されたRFの動作を制御するタイミング制御信号として使用される。類似したバースト位置信号(BL)は、図4のリード線187上の複合同期信号、或いは、図1の回路16から得られる水平同期信号から取り出される。
バースト位置信号はリード線260を介して論理タイミング回路262に供給され、この論理タイミング回路262は、変調されたRF搬送波信号に含まれるRF搬送波変調用アンチコピーカラーストライプ信号と同時に、スイッチング手段258を切り換えるバースト位置信号に関係したタイミング制御信号をリード線264に供給する。回路262は、単にリード線でもよく、或いは、カラーストライプバーストによって変調されたRF搬送波タイミング制御信号をドライブする論理回路でもよい。
図5において、RF搬送波再生PLL254は、夫々の有線テレビジョンチャネルのRF搬送波周波数と整合する61.25MHzの周波数を有する位相ロックループを含み、本例の場合に、チャネルは、例えば、チャネル3である。他のチャネル及び周波数が使用される場合、種々のPLL回路の周波数はそれに応じて選択される。PLL254によってリード線268に供給される信号は、61.25MHzの連続波(CW)RF搬送波であり、バーストPLL2.66により変調されたRFからの出力信号と合成するため加算回路266に供給される。
RF変調バーストPLL256は、図5Bにより詳細に示され、本例では、リード線281上のバンドパスフィルタ処理された信号ゲート回路286が設けられ、図5、5Aに示されるようにリード線260上の変調バースト位置信号(BL)によってゲート制御される。ゲート回路286は、生成されたゲート制御されたバースト変調信号を64.83MHzの周波数のPLL288に供給し、このPLL288は図5のRF変調バーストPLL256の位相ロックループ部に対応する。カラーバースト変調された信号と、その信号可視RF搬送波周波数に対する関係とが、図5Cの周波数スペクトルに示されている。PLL288は、カラーバースト変調されたRF搬送波連続波信号をリード線270に供給する。PLL288の慣性に起因して、RF搬送波上に変調されたカラーストライプ位相誤差はPLLの平均化処理によって除去される。
上記のごとく、リード線268上の連続波RF搬送波は、RF変調されたカラー副搬送波連続波周波数を図5のリード線272に供給するため、加算回路266によってリード線270上の連続波カラーバースト変調されたRF搬送波と合成され、この周波数は次にRFスイッチング回路258に供給される。リード線264上のタイミング制御信号に応答して、リード線272上のRF変調されたカラー副搬送波信号は、カラーストライプ変調が存在する間隔中に、カラーストライプコピー防止を含む元の変調RF搬送波信号に挿入される。かくして、出力リード線274は、変調カラーストライプコピー信号が無効にされたRF搬送波信号を供給するので、許容できるコピーが続いて、例えば、記録用VCRによって作成され得る。
図1乃至5についての多様な実施例の説明は、本発明の技術がRF搬送波信号上に変調されたコピー防止波形のすべてのサイクルを置換若しくは変更するものとしているが、本発明は、RF搬送波変調用疑似同期及び/又はAGCパルス、カラーバースト、或いは、アンチコピー信号から選択された個数だけの部分が、RF域内で意図通りにコピー防止を無効にするため置換若しくは変更されることも含むことに注意する必要がある。このため、例えば、疑似同期及び/又はAGCアンチコピーパルスが置換若しくは変更される技術において、RF搬送波信号を変調する疑似同期及び/又はAGCパルスの一部だけを変更してもよい。或いは、変調用アンチコピーパルスは、次にVCR回路によって検出できないように選択的に狭小化される。さらに、アンチコピー信号、すなわち、コピー防止を無効にするのと同じ効果を得るため、アンチコピー信号の中の選択された部分たけに置換、変更、狭小化或いはそれ以外の変更を加えてもよい。同様に、RF搬送波変調用カラーストライプ効果がコピー防止を与える技術において、後続の復調された波形の選択されたサイクル数だけ、或いは、カラーストライプカラー防止を含む数本のラインだけが、変調されるときに、本発明に従って上記過程を同様に無効にさせるため、RF域で置換又は変更される。コピー防止信号の変調中にデューティサイクルを変更すること(狭小化)、及び/又は、RF搬送波の周波数を変更することによって、記録可能なコピーが得られる。これは、Quan他の米国特許第5,194,965号と類似する。また、図3Bの回路132及び134のようなパルス狭小化回路が示される。又、図3Bにおける回路154のような周波数変更回路が示される。同様に、コピー防止信号からの変調中のRF搬送波振幅レベルは、記録可能なコピーを許可するように(例えば、RFを消去するために)変更される。
したがって、上記の通り、本発明は、特定の実施例及びその代替物に関して説明されているが、種々の付加的ば特徴の性質及び利点は、上記の説明及び図面から明らかであり、本発明の範囲は特許請求の範囲の記載とそれらの等価物とによって決められる。
Claims (56)
- コピープロテクトされたビデオ信号を見ることを可能にする一方でビデオ信号の許容できるコピーの記録を防止するため、ビデオ信号のうちの選択されたビデオラインの帰線消去期間に付加されるコピープロテクション信号の作用を無線周波(RF)領域で除く方法であって、
見ることのできるビデオ信号から、該選択されたビデオラインに埋め込まれた該コピープロテクション信号を含むRF搬送波信号のみを供給するステップと、
該RF搬送波信号から、該コピープロテクション信号の位置を示すタイミング制御信号を生成するステップと、
前もってのみ見ることのできるビデオ信号の許容できるコピーの記録が可能であるために該コピープロテクション信号が後に復調されたときに十分に無効となるように、該タイミング制御信号に応答して、該RF搬送波信号に該コピープロテクション信号が出現する間に該見ることのできるビデオ信号における該コピープロテクション信号をRF領域で変更するステップとを備え、
前記変更するステップは、前記コピープロテクション信号を振幅及び/又は周波数変調するステップを含む、
ことを特徴とする方法。 - 該生成するステップは、
該RF搬送波から、該選択されたビデオラインのタイミング位置と関連するコピープロテクション信号とを識別する水平同期信号及び垂直同期信号を供給するステップと、
該水平同期信号及び該垂直同期信号に応答して、該タイミング制御信号を生成するステップとを含む、
請求項1記載の方法。 - ビデオ信号の許容できるコピーの記録を防止するため、ビデオ信号のうちの選択されたビデオラインの帰線消去期間に付加されるコピープロテクション信号の作用を無線周波(RF)領域で除く方法であって、
該ビデオ信号から、該選択されたビデオラインに埋め込まれた該コピープロテクション信号を含むRF搬送波信号を供給するステップと、該コピープロテクション信号は、擬似同期パルス、及び/又は自動利得制御(AGC)パルスを含み、該RF搬送波信号は、該コピープロテクション信号を供給するため、該選択されたビデオラインにおける該擬似同期パルス及び/又は該AGCパルスにより変調されており、
該RF搬送波信号から、該コピープロテクション信号の存在を示すタイミング制御信号を生成するステップと、
該RF搬送波信号で該コピープロテクション信号が出現する間に、該コピープロテクション信号をRF領域で変更するステップとを備え、
該変更するステップは、該ビデオ信号の許容できるコピーの記録が可能であるために該コピープロテクション信号が後に復調されたときに十分に無効となるように、該タイミング制御信号に応答して、該コピープロテクション信号が出現する間に該RF搬送波信号を選択的に振幅及び/又は周波数変調するステップを含む、
ことを特徴とする方法。 - 該変更するステップは、
該タイミング制御信号に応答して、該擬似同期パルス及び該AGCパルスが同時に起こる時間間隔で、該変調されたRF搬送波信号のピーク包絡線をレベルシフト又は減衰するステップを含む、
請求項3記載の方法。 - 該変更するステップは、
該変調されたRF搬送波信号の周波数と実質的に同じ周波数からなる第二のRF搬送波信号を発生するステップと、
該タイミング制御信号に応答して、該擬似同期パルス及び/又は該AGCパルスの出現と同時に該第二のRF搬送波信号を該変調されたRF搬送波信号に加算するか、又は該第二のRF搬送波信号を該変調されたRF搬送波信号から減算するステップとを含む、
請求項3記載の方法。 - 該変更するステップは、
該タイミング制御信号に応答して、該擬似同期パルス及び/又は該AGCパルスの出現と同時に該変調されたRF搬送波信号の振幅レベルを変えるステップを含む、
請求項3記載の方法。 - 該変更するステップは、
該許容できるコピーの記録の間に、該擬似同期パルス及び/又は該AGCパルスを後に復調するときに該パルスの影響をなくすため、該タイミング制御信号に応答して、該擬似同期パルス及び/又は該AGCパルスの幅を狭くするステップを含む、
請求項3記載の方法。 - 該変更するステップは、
選択された特性を有し、該変調されたRF搬送波信号の周波数と実質的に同じ周波数からなる第二の信号を発生するステップと、
該タイミング制御信号に応答して、該擬似同期パルス及び/又は該AGCパルスの出現の間に該変調されたRF搬送波信号を該第二の信号で置き換えるステップとを含む、
請求項3記載の方法。 - 該第二の信号は、ノイズを含むカラー信号により変調されるRF搬送波信号、カラーバー信号又は不十分なコピープロテクション信号を含む信号、変調されていないRF搬送波信号、若しくは後に復調されるときに無効となるように十分に低い値からなる信号を含む、
請求項8記載の方法。 - ビデオ信号の許容できるコピーの記録を防止するため、該ビデオ信号のうちの選択されたビデオラインの帰線消去期間に付加されるコピープロテクション信号の作用を無線周波(RF)領域で除く方法であって、
該ビデオ信号から、該選択されたビデオラインに埋め込まれた該コピープロテクション信号を含むRF搬送波信号を供給するステップと、該コピープロテクション信号は、カラーバースト位相誤差を有するカラーストライプバースト信号を含み、該RF搬送波信号は、許容できるコピーの記録を防止するため、該選択されたビデオラインにおける該カラーストライプバースト信号により変調されており、
該RF搬送波信号から、該コピープロテクション信号の存在を示すタイミング制御信号を生成するステップと、
該RF搬送波信号において該コピープロテクション信号が出現している間に、該コピープロテクション信号をRF領域で変更するステップとを備え、
該変更するステップは、該ビデオ信号の許容できるコピーの記録が可能であるために該コピープロテクション信号が後に復調されたときに十分に無効となるように、該タイミング制御信号に応答して、該コピープロテクション信号が出現している間に該RF搬送波信号を選択的に振幅及び/又は周波数変調するステップを含む、
ことを特徴とする方法。 - 該変更するステップは、
該タイミング制御信号に応答して、後に復調されたときに正しいカラーバースト位相を与えるため、該変調の深さ又は変調用のカラーストライプバースト信号の位相シフトを十分に変更するステップを含む、
請求項10記載の方法。 - 該変更するステップは、
該変調されたRF搬送波信号から、正しいRF搬送波変調用カラー副搬送波信号を発生するステップと、
該タイミング制御信号に応答して、該カラーストライプバースト信号の期間の間に該変調されたRF搬送波信号を該カラー副搬送波信号で変調された正しいRF搬送波で置き換えるステップとを含む、
請求項10記載の方法。 - 該発生するステップは、
該変調されたRF搬送波信号のRF搬送波を再生するステップと、
該RF搬送波の周波数と該カラーバースト信号の周波数との和から形成される側波帯周波数信号を再生するステップと、
該正しいRF搬送波変調用カラー副搬送波信号を発生するため、該再生されたRF搬送波と該側波帯周波数信号とを該RF領域で加算するステップとを含む、
請求項12記載の方法。 - 該変更するステップは、
該変調されたRF搬送波信号のRF搬送波を再生するステップと、
該RF搬送波の周波数と該カラーバースト信号の周波数との和から形成される側波帯周波数信号を再生するステップと、
位相変調されたカラーストライプバースト信号を該側波帯周波数信号の位相シフトされた高調波とを混合するステップと、
該カラーストライプバースト信号により提供されるコピープロテクションを除くため、該混合された信号をローパスフィルタリングするステップとを含む、
請求項10記載の方法。 - 関連するビデオ信号の許容できる記録を行うことを禁止するため、変調された無線周波(RF)搬送波信号のうちの選択されたビデオラインの帰線消去期間に付加される、擬似同期パルス及び/又はバックポーチ自動利得制御(AGC)又はAGCパルス、若しくはカラーストライプ信号を含むコピープロテクション信号をRF領域で無効にする方法であって、
該選択されたラインにおけるRF搬送波信号を該擬似同期パルス、及び/又はバックポーチAGC又はAGCパルス、若しくはカラーストライプ信号で変調するステップと、
該選択されたビデオラインの間に該変調されたRF搬送波信号から、該コピープロテクション信号の存在を示すタイミング制御信号を供給するステップと、
後に復調されたときに該コピープロテクション信号の影響を無効にするため、該供給するステップに応答して、該選択されたビデオラインに該コピープロテクション信号が存在する間に、該変調されたRF搬送波信号における該擬似同期パルス、及び/又はバックポーチAGC又はAGCパルス、若しくはカラーストライプ信号をRF領域で変更するステップとを備える、
ことを特徴とする方法。 - 該変調されたRF搬送波信号を選択されたソースを介して供給するステップと、
残留の可視のRF搬送波周波数信号を除去する一方で、該変調されたRF搬送波信号からベースバンドビデオ信号を復元するステップと、
正常な垂直同期パルス及び水平同期パルスに、並びにコピープロテクション信号を該ベースバンドビデオ信号から分離するステップと、
該正常な垂直同期パルス及び水平同期パルスに応答して、該コピープロテクション信号の存在を示す該タイミング制御信号を発生するステップと、
該コピープロテクション信号の影響を無効にし、関連するビデオ信号の許容できる記録を許可するため、該コピープロテクション信号が存在するときに該タイミング制御信号に応答して該変調されたRF搬送波信号を変更するステップとを含む、
請求項15記載の方法。 - 該変更するステップは、
フィルタ手段を介して、該コピープロテクション信号が存在する間に該タイミング制御信号に応答して、該変調されたRF搬送波信号を減衰するステップを含む、
請求項15記載の方法。 - 該変更するステップは、
該タイミング制御信号に応答して、該選択されたビデオラインの間に該コピープロテクション信号のピーク包絡線をRF電圧制御手段により抑圧するステップを含む、
請求項15記載の方法。 - 該変更するステップは、
変調されていないか又はRF変調用のコピープロテクション信号を含んでいない第二のRF搬送波信号を供給するステップと、
該タイミング制御信号に応答して、コピープロテクション信号を有する該変調されたRF搬送波信号を該第二のRF搬送波信号で置き換えるステップとを含む、
請求項15記載の方法。 - 該変更するステップは、
該変調されたRF搬送波信号から、該変調されたRF搬送波信号の周波数と実質的に同じ周波数からなる連続波のRF搬送波信号を発生するステップと、
該タイミング制御信号に応答して、該コピープロテクション信号が存在する間に、該連続波のRF搬送波信号で該変調されたRF搬送波信号の変調の深さを変えるステップとを含む、
請求項15記載の方法。 - 該変調されたRF搬送波信号を変調するために水平同期信号及び垂直同期信号が使用され、該供給するステップは、
該変調されたRF搬送は信号の最小の直流レベルを復元するステップと、
該復元された最小の直流レベルから、該水平同期パルス及び該垂直同期パルスのパルス幅を反映するRFバースト信号を発生するステップと、
該RFバースト信号に応答して、該水平同期パルス及び該垂直同期パルスをフィルタ出力するステップを含む、
請求項20記載の方法。 - 該コピープロテクション信号は、バックポーチAGCパルスをさらに備え、
該供給するステップは、該選択されたビデオラインにおける該RF搬送波信号を該擬似同期パルス及び/又はAGCパルス若しくはバックポーチAGCパルスによりRF領域で変調するステップを含み、
該変更するステップは、関連するビデオ信号の許容できるコピーの記録を許可するため、該擬似同期パルス及び/又はAGCパルス若しくはバックポーチAGCパルスが後に適切に復調することができるように、該タイミング制御信号に応答して該擬似同期パルス及び/又はAGCパルス若しくはバックポーチAGCパルスを十分に変更、置換又は削除するステップを含む、
請求項3記載の方法。 - 該コピープロテクション信号は、カラーバースト位相誤差を有するカラーストライブバースト信号を含み、
該供給するステップは、該選択されたビデオラインにおける該RF搬送波信号を該カラーストライプバースト信号によりRF領域で変調するステップを含み、
該変更するステップは、後に復調されたときに正しいカラーバースト位相を与えるため、該カラーストライプバースト信号を十分に変更、置換又は削除するステップを含む、
請求項22記載の方法。 - コピープロテクトされたビデオ信号が見られることを可能にし、コピープロテクトされたビデオ信号の許容できるコピーの記録を防止するため、関連するビデオ信号のうちの選択されたビデオラインの帰線消去期間に付加される、擬似同期パルス及び/又は自動利得制御(AGC)パルス、若しくはカラーストライプ信号から形成されるコピープロテクション信号を無効にする装置であって、
見ることのできるビデオ信号を受信し、プロテクション信号を形成する該擬似同期パルス及び/又はAGCパルスにより変調される無線周波(RF)搬送波信号を供給する手段と、
該変調されたRF搬送波信号を受信し、該コピープロテクション信号のタイミング位置を示すタイミング制御信号を生成する手段と、
前もってのみ見ることのできるビデオ信号の許容できるコピーの記録が可能であるために該コピープロテクション信号が後に復調されたときに十分に無効にするため、該タイミング制御信号に応答して、該変調されたRF搬送波信号において該コピープロテクション信号が存在する間に該コピープロテクション信号又は該コピープロテクション信号の一部をRF領域で振幅及び/又は周波数変調する手段とを備える、
ことを特徴とする装置。 - 該変更する手段は、
該変調されたRF搬送波信号に結合され、該タイミング制御信号に応答するRFスイッチと、
出力RF搬送波信号を供給して、該コピープロテクション信号を無効にするため、該変調されたRF搬送波信号を受信し、該タイミング制御信号による該RFスイッチ手段の切換えに応答して該コピープロテクション信号を選択的に変更するフィルタ手段とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該フィルタ手段は、該タイミング制御信号に応答して、該コピープロテクション信号が存在しない場合に該変調されたRF搬送波信号を通過させ、該コピープロテクション信号が存在する場合に該変調されたRF搬送波信号を選択的に減衰するノッチフィルタである、
請求項25記載の装置。 - 該変更手段は、該変調されたRF搬送波信号を受信し、該タイミング制御信号に応答して、帰線消去期間の間に該変調されたRF搬送波信号のピーク包絡線を抑圧するRF変調器手段を含む、
請求項24記載の装置。 - 該変更手段は、該変調されたRF搬送波信号への一方の入力、及び第二の信号への別の入力で結合されるRFスイッチ手段を含み、該RFスイッチ手段は、該タイミング制御信号に応答して、該変調されたRF搬送波信号を該コピープロテクション信号が存在する間に該第二の信号で置き換える、
請求項24記載の装置。 - 該第二の信号は、変調されていないRF搬送波、後に復調されたときに無効となるように十分に低い値の信号、又はノイズを含むカラー信号で変調されたRF搬送波信号、カラーバー信号若しくは不十分なコピープロテクション信号を含む信号を備える、
請求項28記載の装置。 - 生成する手段は、
該変調されたRF搬送波信号からベースバンドのビデオ信号を供給する手段と、
該ベースバンドビデオ信号から、垂直同期信号及び水平同期信号を供給する同期分離手段と、
該垂直同期信号及び水平同期信号に応答して、該タイミング制御信号を生成するためのロジックタイミング手段とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該変調されたRF搬送波信号はルミナンス信号であり、該変更する手段は、
選択されたRF周波数からなる第二の信号を供給するソース手段と、
該ルミナンス信号である該変調されたRF搬送波信号及び該ソース手段からの該第二の信号を受信し、該タイミング制御信号に応答して該コピープロテクション信号が存在する間に該ルミナンス信号である該変調されたRF搬送波信号に該ソース手段からの該第二の信号を挿入するRFスイッチ手段とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該変調されたRF搬送波信号はルミナンス信号であり、該変更する手段は、
選択された周波数からなる第二の信号を供給する発振器手段と、
該ルミナンス信号である該変調されたRF搬送波信号と該発振器手段からの該第二の信号を受信し、側波帯信号を発生する変調器手段と、
該ルミナンス信号である該変調されたRF搬送波信号と該側波帯信号とを受信し、該コピープロテクション信号を無効にするため、該タイミング制御信号に応答して、該ルミナンス信号である該変調されたRF搬送波信号における該コピープロテクション信号を該側波帯信号でレベルシフトするRFスイッチ手段とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該生成する手段は、
ベースバンドのルミナンス信号である復調された信号を発生するための検出器を含む手段と、
該ベースバンドのルミナンス信号である復調信号から垂直同期信号及び水平同期信号を供給する同期分離器手段と、
該垂直同期信号及び該水平同期信号に応答して、該コピープロテクション信号を含むアクティブなビデオラインを示すラインロケータ信号を供給するロジックタイミング手段とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該ロジックタイミング手段は、
該水平同期信号を受信して、アクティブなビデオラインの期間を有するパルスを生成する第一のマルチバイブレータ手段と、
該垂直同期信号を受信して、該コピープロテクション信号を含む該アクティブなビデオラインを示す信号を生成する第二のマルチバイブレータ手段と、
該第一及び第二のマルチバイブレータ手段に応答して、該ラインロケータ信号を生成する論理積ゲートとを含む、
請求項33記載の装置。 - 該コピープロテクション信号は、選択された電圧レベルからなる変調用の擬似同期パルス及び/又はバックポーチAGCパルスを含み、該生成する手段は、
該ベースバンドのルミナンス信号である復調信号を受信し、該ラインロケータ信号に応答して結果的に得られるルミナンス信号を同期チップの電圧レベルにクランプするクランピング/ゲート手段と、
該同期チップ及びAGCパルスの電圧レベルのそれぞれに対応する第一の閾値電圧及び第二の閾値電圧を供給する手段と、
該結果的に得られるルミナンス信号に応答して、それぞれのコピープロテクション信号のタイミング位置を識別するため、該擬似同期パルス及びAGCパルスのそれぞれと同時に選択された論理レベルPS及びAGCを供給する比較器手段とをさらに含む、
請求項33記載の装置。 - 該比較器手段のそれぞれから該選択された論理レベルPS及びAGCを受信する論理積ゲートを含み、その後に復調されたときに無効にされる、対応する狭くされた変調用の擬似同期パルス及びAGCパルスのそれぞれと同時に、狭くされた論理レベルNPS及びNAGCを供給するパルス幅を狭くする手段を含む、
請求項35記載の装置。 - 該ラインロケータ信号と、該PS、AGC、NPS及びNAGC論理レベルのうちの選択された論理レベルとに応答して、該変更する手段に供給される該タイミング制御信号を生成する論理結合回路をさらに含む、
請求項36記載の装置。 - 該変更する手段は、
該変調されたRF搬送波信号を受信し、該変調されたRF搬送波信号の周波数と実質的に同じ周波数からなる連続波のRF搬送波を供給するRF搬送波再生手段と、
該変調されたRF搬送波信号及び該連続波のRF搬送波を受信し、該タイミング制御信号に応答して、該コピープロテクション信号の時間間隔の間に、該変調されたRF搬送波信号を該連続波のRF搬送波で選択的に変更するRF搬送波変調の深さ回路とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該生成する手段は、
該変調されたRF搬送波信号を受信し、垂直同期信号、及び水平同期信号と擬似同期信号とを含む複合同期信号を供給する同期スライス/フィルタ手段と、
該垂直同期信号と該複合同期信号とに応答して、擬似同期信号及び/又は自動利得制御(AGC)信号のそれぞれと同時に論理レベルPS及びAGCを供給し、該擬似同期信号及び/又は該AGC信号のタイミング位置を示す該タイミング制御信号を生成するロジックタイミング回路とを含む、
請求項38記載の装置。 - 該同期スライス/フィルタ手段は、
該変調されたRF搬送波信号を受信し、該変調されたRF搬送波信号の包絡線を同期チップの電圧レベルに対応するピーク直流値に復元する直流復元回路と、
該直流復元回路に応答して、該擬似同期信号及び/又は該AGC信号とタイミング位置で同時にRFのバーストを供給するため、ピークRF値をその最大値を僅かに下回る値にスライスする比較器手段と、
該スライスされたピークRF値に応答して、垂直同期信号、水平同期信号及び擬似同期信号を含む複合同期信号を供給するフィルタ手段とを含む、
請求項39記載の装置。 - 該比較器手段は、スライスのレベルを確定する閾値電圧入力を含み、
該フィルタ手段は、該複合同期信号を供給する第一の低域通過フィルタと、該複合同期信号から該垂直同期信号を分離する第二の低域通過フィルタとを含む、
請求項40記載の装置。 - 該ロジックタイミング回路は、
該複合同期信号を受信し、ビデオラインの期間を有するパルスを生成する第一のマルチバイブレータ手段と、
該垂直同期信号を受信し、該擬似同期信号及び/又は該AGC信号を含む該ビデオラインを示すパルスを生成する第二のマルチバイブレータ手段と、
該第一のマルチバイブレータ及び該第二のマルチバイブレータ手段に応答して、該擬似同期信号及び/又は該AGC信号を含む該ビデオラインを示すラインロケータ信号を生成する論理積ゲートと、
該ラインロケータ信号と該複合同期信号を受信し、該タイミング制御信号を生成するゲート/ロジック手段とを含む、
請求項39記載の装置。 - 該ゲート/ロジック手段は、
該ラインロケータ信号及び該複合同期信号を受信し、該擬似同期信号を供給する論理積ゲートと、
該擬似同期信号に応答して、該AGC信号を供給するマルチバイブレータ手段と、
該ラインロケータ信号及び該擬似同期信号並びに該AGC信号に応答して、該タイミング制御信号を生成する論理結合回路とを含む、
請求項42記載の装置。 - 該RF変調の深さ回路は、
該AGC論理レベル信号に応答して、AGCコピープロテクション信号が存在する間に該変調されたRF搬送波信号を再生された連続波のRF搬送波で置き換えるRFスイッチ手段を含む、
請求項39記載の装置。 - 該RF変調の深さ回路は、
該再生された連続波のRF搬送波の位相を反転する手段と、
該反転された連続はのRF搬送波を受信し、該PS論理レベル信号に応答するRFスイッチ手段と、
該PS論理レベル信号に応答して、擬似同期信号であるコピープロテクション信号が存在する間に該変調されたRF搬送波信号と該反転された位相の連続波のRF搬送波とを加算する加算手段とを含む、
請求項39記載の装置。 - 該RF変調の深さ回路は、
該反転された論理レベルPS及び該ラインロケータ信号、並びに該論理レベルAGC信号を受信し、利得制御信号を供給する加算増幅手段と、
該ラインロケータ、該PS又はAGC論理レベル信号のいずれかにより指示されたときに該利得制御信号に応答して、該変調されたRF搬送波信号を選択的に変更するためのRF変調器手段とを含む、
請求項39記載の装置。 - 該コピープロテクション信号は、カラーバースト位相誤差を更に含むカラーストライプバースト信号を含み、該変更する手段は、
該変調されたRF搬送波信号の選択された周波数と実質的に同じ周波数からなる連続波のRF搬送波を発生する第一の手段と、
該カラーバーストに応答して、該選択された周波数と実質的に同じ周波数を有するカラーバースト変調された連続波のRF搬送波信号を発生する第二の手段と、
RF変調用のカラー副搬送波の連続波信号を供給するため、該連続波のRF搬送波を該カラーバースト変調された連続波のRF搬送波信号と結合する加算手段と、
該タイミング制御信号に応答して、該コピープロテクション信号が存在する間に、該RF変調用のカラー副搬送波信号を該RF変調された搬送波信号に挿入するRFスイッチ手段とを含む、
請求項24記載の装置。 - 該生成する手段は、
該カラーバーストの出現と同時にバーストロケーション信号を該変調されたRF搬送波信号から生成するカラーバースト検出器手段と、
該バーストロケーション信号に応答して、該タイミング制御信号を生成するロジックタイミング手段とを含む、
請求項47記載の装置。 - 該生成する手段は、
該カラーバーストと同時に起こるバースト関連信号であって、カラーバースト周波数により変調された該変調されたRF搬送波信号の選択された周波数に対応する周波数を有するバースト関連信号を生成する帯域通過フィルタと、
該バースト関連信号に応答して、ビデオラインの期間に対応する期間を有するパルスを生成する第一のマルチバイブレータ手段と、
該パルスに応答して、該カラーバーストと同時に起こるバーストロケーション信号であって、該バースト関連信号の周波数をもつバーストロケーション信号を生成する第二のマルチバイブレータ手段とを含む、
請求項48記載の装置。 - 第一の発生する手段は、該選択された周波数と実質的に同じ周波数を有する位相ロックループを含み、
該第二の発生する手段は、
該帯域通過フィルタ手段に応答し、該バーストロケーション信号に応答して該カラーバースト関連信号を通過するRFゲート手段と、
カラーバースト周波数により変調された該変調されたRF搬送波信号の周波数を有し、該カラーバースト変調された連続波のRF搬送波信号を発生する位相ロックループとを含む、
請求項48記載の装置。 - 該変調されたRF搬送波信号は、可聴のRF搬送波部分を含み、
該装置は、該変調されたRF搬送波信号を受信し、該変調されたRF搬送波信号から該可聴RF搬送波部分を抽出するフィルタ手段と、
該抽出された可聴RF搬送波部分を受信する加算手段とを含み、
該変更する手段は、
該変調されたRF搬送波信号を受信し、該コピープロテクション信号が無効にされ、該可聴RF搬送波部分が劣化される、RF搬送波信号を供給する処理回路と、
該劣化した可聴RF搬送波部分をもつ該RF搬送波信号を受信し、該コピープロテクション信号が除かれて該RF搬送波信号のみを該加算手段に供給するノッチフィルタ手段とを含み、
該加算手段は、可聴RF搬送波信号を完全な形で含むRF搬送波信号を提供するため、コピープロテクション信号を含まない該RF搬送波信号と該可聴のRF搬送波部分とを結合する、
請求項24記載の装置。 - コピープロテクトされたビデオ信号を見ることを可能にし、該ビデオ信号のコピーを禁止するため、ビデオ信号のうちの選択されたビデオラインの帰線消去期間にコピープロテクション信号を無線周波(RF)領域で付加する方法であって、
見ることのできるビデオ信号により変調されるRF搬送波信号を供給するステップと、
復調器手段により該RF搬送波信号からタイミング制御信号を生成するステップと、
該変調されたRF搬送波信号の帰線消去期間の選択された部分においてベースバンドのコピープロテクション信号を発生するステップと、
該ベースバンドのコピープロテクション信号に応答して、帰線消去期間において該RF搬送波信号の該RF搬送波を変更するステップとを備え、
前記変更するステップは、ビデオ信号を見ることを可能にする一方でコピーを禁止するため、RF領域において該RF搬送波を該コピープロテクション信号で振幅及び/又は周波数変調するステップを含む、
ことを特徴とする方法。 - 該変更するステップは、
帰線消去期間の該選択された部分において該RF搬送波を変調して該RF搬送波の振幅を増加し、該ビデオ信号のコピーを禁止するための擬似同期信号を形成するステップを含む、
請求項52記載の方法。 - 該変更するステップは、
帰線消去期間の該選択された部分において該RF搬送波を変調して該RF搬送波の振幅を増加及び/又は減少し、該ビデオ信号のコピーを禁止する擬似同期パルス及び/又は自動利得制御パルスのそれぞれを形成するステップを含む、
請求項52記載の方法。 - 該ビデオ信号は、帰線消去期間におけるカラーバースト信号により変調され、該変更するステップは、
帰線消去期間に該カラーバースト信号が存在する場合に該RF搬送波を変調して該変調の深さ又は該カラーバースト信号の位相シフトを変更し、該ビデオ信号のコピーを禁止するカラーストライプバースト信号を供給するステップを含む、
請求項52記載の方法。 - 該変更するステップは、
帰線消去期間の該選択された部分において該RF搬送波を変調して該RF搬送波の周波数を減少/増加し、該ビデオ信号のコピーを禁止する擬似同期信号及び/又は自動利得制御信号のそれぞれを形成するステップを含む、
請求項52記載の方法。
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