JP4221264B2 - スイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、DC/DCコンバータの転流スイッチの端子間に接続された抵抗と積分コンデンサからなる三角波生成用CR回路からの三角波と、DC/DCコンバータの出力電圧とを、アナログ演算増幅器とディジタルコンパレータを用いた高速ディジタル回路とにより高速処理するスイッチング電源回路に関する。
従来の進相制御方式のスイッチング電源回路の構成を図1に示す。
図1では、転流スイッチ(ローサイドスイッチTr2)の端子間に、抵抗16と積分コンデンサ17とからなる三角波生成用CR回路が接続されており、この三角波生成用CR回路からの三角波SAWをアナログ制御回路8に入力することにより高速応答を実現している。
すなわち、SAW波形を誤差増幅器出力電圧(Amp_out)と誤差増幅器81の出力電圧Amp_outの1/2(Amp_out/2)とではさむ形でPWM制御していた。そのため、コンパレータが2組(図1では符号85,86)必要である。コンパレータ85,86の回路例を図2に示す。
また図1の回路の動作波形を図3に示す。図3の動作波形は上から、
(1) SAW波形と誤差増幅器出力電圧(Amp_out)と誤差増幅器出力電圧の1/2(Amp_out/2)
(2) コンパレータ85の出力波形
(3) コンパレータ86の出力波形
(4) 主スイッチTr1のゲート電圧波形
(5) インダクタ13の電流波形
である。
図3でSAW波形はローサイドスイッチTr2に並列に接続した三角波生成用CR回路の積分コンデンサ17の電圧波形であり、三角波に類似した波形である。
Vgs_Tr1は主スイッチTr1のゲート・ソース間電圧波形を示す。iLはインダクタ電流を示す。
特開平8−191567
ところで、図1のスイッチング電源のコンパレータ85,86では、図2に示したような回路構成のアナログコンパレータを用いているので、ノイズや特性バラツキによる影響を受けやすいと言う欠点がある。
一方、図4のように、図1の2つのコンパレータ85,86をA/D変換器93,94及びディジタル制御回路95で置き換える方式も考えられる。図4の2つのA/D変換器93,94のうち、上側のA/D変換器93がSAW波形をA/D変換し、下側のA/D変換器94が誤差増幅器91の出力Amp_outをA/D変換する。
図4で演算回路95はディジタル回路から成り、2つのA/D変換器93,94のディジタル信号を受けて、PWM信号を進相制御方式で作成している。図4のCLKはディジタル回路のクロック周波数でスイッチング周波数と異なる。
しかし、図4の回路構成の場合、A/D変換器93,94が高価で大規模な回路になると言う問題点がある。またA/D変換に時間がかり、さらにディジタル演算処理に時間がかかるため高速応答のスイッチング電源回路を実現できない。
本発明の目的は、転流スイッチの端子間に接続された三角波生成用CR回路からの三角波と、出力電圧と基準値の差をアナログ演算増幅器で増幅した値とを、VCOを用いたディジタルコンパレータで比較することにより、制御装置の構造が簡単、小形で、かつ製造費が安価で、しかも高速に応答が可能でかつノイズや特性バラツキによる影響を受けにくいスイッチング電源を提供することにある。
本発明のスイッチング電源は、直流入力端子間に接続された入力コンデンサと、一方の端子が、前記直流入力端子の一方の端子に接続された主スイッチと、一方の端子が前記主スイッチの他方の端子に接続され、他方の端子が前記直流入力端子の他方の端子に接続された転流スイッチと、前記主スイッチの他方の端子と、直流出力端子の一方の端子との間に接続されたリアクトルと、前記直流出力端子間に接続された出力コンデンサと、前記転流スイッチの端子間に接続された抵抗と積分コンデンサからなる三角波生成用CR回路とを有するDC/DCコンバータ、および、前記主スイッチと前記転流スイッチとをオン・オフ制御する制御装置からなるスイッチング電源に適用される。
本発明のスイッチング電源の第1の態様は、前記制御装置が、前記直流出力端子の前記一方の端子の電圧であるサンプル電圧と、所定の基準電圧を入力するアナログ演算増幅器と、前記アナログ演算増幅器の出力を分圧して上限基準電圧および下限基準電圧を生成する抵抗回路と、前記抵抗回路が生成した前記上限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した幅のパルス状の信号を出力する第1,第2の電圧制御発振器と、前記抵抗回路が生成した前記下限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の前記三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した幅のパルス状の信号を出力する第3,第4の電圧制御発振器と、第1,第2の電圧制御発振器が出力する前記パルス状の信号の出力パルス幅の大きさを比較する第1のパルス幅大小判定回路と、第3,第4の電圧制御発振器が出力する前記パルス状の信号の出力パルス幅の大きさを比較する第2のパルス幅大小判定回路と、前記第1,第2のパルス幅大小判定回路の判定結果から、前記サンプル電圧が前記基準電圧と一致するように、前記主スイッチおよび転流スイッチのオン・オフ制御信号を生成する制御信号生成回路と、からなることを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源の第2の態様は、前記制御装置が、前記直流出力端子の前記一方の端子の電圧と、所定の基準電圧を入力するアナログ演算増幅器と、前記アナログ演算増幅器の出力を分圧して上限基準電圧および下限基準電圧を生成する抵抗回路と、前記抵抗回路が生成した前記上限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した周波数のパルス状の信号を出力する第1,第2の電圧制御発振器と、前記抵抗回路が生成した前記下限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の前記三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した周波数のパルス状の信号を出力する第3,第4の電圧制御発振器と、一クロック周波数中の第1,第2の電圧制御発振器の出力パルス数の大小を比較する第1のパルス数比較回路と、一クロック周波数中の第3,第4の電圧制御発振器の出力パルス数の大小を比較する第2のパルス数比較回路と、前記第1,第2のパルス数比較回路の比較結果から、前記サンプル電圧が前記基準電圧と一致するように、前記主スイッチおよび転流スイッチのオン・オフ制御信号を生成する制御信号生成回路と、からなることをも特徴とする。
本願発明のスイッチング電源回路を用いれば、従来のA/D変換器を用いた方式に比べ、高速で、安価で、小型の回路が実現できる。また、本願発明のスイッチング電源回路は、従来のアナログコンパレータを用いたスイッチング電源回路に比べ、ノイズに強く経年変化が小さく、柔軟性に富むと言う利点がある。
本発明は、例えば図5に示されるように、主スイッチTr1とリアクトル13が直列接続された回路を有しており、その直列接続回路の主スイッチTr1側が入力端子に接続され、リアクトル13側が出力端子に接続されている。
主スイッチTr1とリアクトル13とが接続された接続点と、接地端子の間には転流スイッチTr2が挿入されており、転流スイッチTr2がオフの状態で主スイッチTr1がオンすると、主スイッチTr1とリアクトル13の直列接続回路に電流が流れ、出力端子に接続された負荷15に電流が供給されるようになっている。
その状態から、主スイッチTr1がオフし、転流スイッチTr2が導通すると、リアクトル13に生じた起電力によって、負荷15に電流が供給されるようになっている。
出力端子から負荷15に出力される出力電圧は検出されている。その検出された出力電圧と、基準電圧は誤差増幅器81に入力され、出力電圧と基準電圧との差の電圧が反転して増幅出力される。従って、出力電圧が基準電圧よりも大きい場合よりも、出力電圧が基準電圧よりも小さい場合の方が大きな電圧が出力される。
ここで、誤差増幅器81から出力される電圧を誤差電圧(Amp_out)とすると、誤差電圧から、誤差電圧の大きさに比例した大小二種類の第1、第2の参照電圧が生成される。例えばその誤差電圧は抵抗器83、84によって抵抗分圧されることで生成される。
本発明には、入力電圧の大きさに比例した周波数のパルス状の信号を生成するVCO(電圧制御発振器)が設けられており、第1、第2の参照電圧は、VCO(電圧制御発振器)26、27にそれぞれ入力され、第1、第2の参照信号にそれぞれ変換される。ここでは、第1の参照電圧が第2の参照電圧よりも大きいものとする。
また、本発明には、転流スイッチTr2のオン/オフに同期して放電と充電を繰り返す三角波発生回路が設けられている。この三角波生成回路は、転流スイッチTr2の両端間に接続した抵抗16とコンデンサ17とで構成することができる。この場合、コンデンサ17が転流スイッチTr2の接地端子側に接続されている。
主スイッチTr1と転流スイッチTr2は、後述するようには交互に導通するように構成されており、主スイッチTr1がオン、転流スイッチTr2がオフの状態では、主スイッチTr1と抵抗を流れた電流によってコンデンサ17は充電され、主スイッチTr1がオフ、転流スイッチTr2がオンの状態ではコンデンサ17は放電し、放電による電流が抵抗16と転流スイッチTr2を通って流れる。
その結果、抵抗16とコンデンサ17の接続点には三角波が現れる。
その三角波は、VCO25、28に入力され、パルス状の三角波信号が生成される。
各VCO25〜28は同じクロックに同期して動作するため、第1、第2の参照信号と三角波信号は同時に立ち上がり、電圧が大きい順に立上り前の状態に戻る。即ち、パルスに変換する前の電圧の大きさは、パルスが速く終了するもの程大きい。
第1、第2の参照信号や三角波信号は、それらの長さの大小を比較し、主スイッチTr1と転流スイッチTr2を動作させる制御回路群に入力されている。制御回路群19〜23は、大小判定回路19、20や、フリップフロップ21〜23によって構成されている。
制御回路群は、三角波が、第1の参照電圧と第2の参照電圧の間の範囲を超えて大きくなるか、又は小さくなるときに主スイッチTr1転流スイッチTr2の状態を変化させる。
ここで、クロックの周期は、三角波の周期よりも非常に小さいため、三角波の一周期中に複数回VCOが動作し、制御回路群に第1、第2の参照信号や三角波信号を出力する。制御回路群もクロックに同期して動作し、VCOから第1、第2の参照信号や三角波信号が入力される毎に長さの比較を行う。
三角波信号のパルス終了時刻が、第1の参照信号のパルス終了時刻と第2の参照信号のパルス終了時刻の間にあった場合は、主スイッチTr1や転流スイッチTr2の動作状態は維持される。しかし例えば、主スイッチTr1がオフ、転流スイッチTr2がオンしており、三角波の電圧(の絶対値)が高電圧から低電圧に向かって変化していると仮定する。比較結果など、三角波信号のパルスが第2の参照電圧のパルスよりも遅く終了するようになったことを示すようになると、制御回路群は、主スイッチTr1をオフからオンに転じさせ、転流スイッチTr2をオンからオフに転じさせる。
その結果、三角波の電圧(の絶対値)は低電圧から高電圧に向かい、三角波信号のパルス終了時刻は、第1の参照信号のパルス終了時刻と第2の参照信号のパルス終了時刻の間に戻る。
そして、比較結果が、三角波信号のパルスが第1の参照信号のパルスよりも速く終了するようになったことを示すようになると、主スイッチTr1はオンからオフに転じ、転流スイッチTr2はオフからオンに転じる。
上記の構成により、出力電圧が大きくなると、主スイッチTr1のオフは早まりオンは遅れるようになるから、出力電圧は低下(接地電位方向に近づく)する。逆に、出力電圧(の絶対値)が小さくなると、主スイッチTr1のオンは早まりオフは遅れるようになるから、出力電圧(の絶対値)は大きくなる。
このように、出力電圧には負帰還が働いており、出力電圧は、誤差増幅器81に入力される出力電圧の大きさが、基準電圧の大きさと一致するような大きさとなる。
以上により、本発明は、主スイッチTr1とリアクトル13が直列接続された回路と、主スイッチTr1とリアクトル13とが接続された接続点と接地端子との間に接続された転流スイッチTr2と、主スイッチTr1と転流スイッチTr2とを制御する制御回路群と、入力される電圧の大きさに応じた長さのパルス状の信号を発生させるVCOと、接続点に接続された三角波発生回路とを有し、主スイッチTr1と転流スイッチTr2とは、制御回路群によって交互に導通され、三角波発生回路は接続点の電圧変化に同期して三角波を発生させ、リアクトル13から負荷15に出力される電圧はサンプリングされ、サンプリングされた電圧から出力電圧の大きさに応じた大小の第1、第2の参照電圧が生成され、三角波と第1、第2の参照電圧は、VCOによって三角波信号と第1、第2の参照信号に変換され、それらは制御回路群によって長さが比較され、三角波信号の長さが第1、第2の参照信号の長さの間の範囲外になるときに、主スイッチTr1と転流スイッチTr2の導通又は遮断状態が変更(逆転)され、出力電圧に負帰還がかかるように構成された電源装置である。
更に、図5、図6に示された、本発明のスイッチング電源の第1実施形態(第1態様のスイッチング電源の一実施形態)を詳細に説明する。本発明の第1実施形態は、単一クロック内動作、単一VCOパルス幅比較方式のコンパレータである。
図5のスイッチング電源は、図1のアナログコンパレータ85,86を、VCOを用いたディジタルコンパレータで置き換えたものであり、図5の回路の大小判定回路19,20のin1に接続されるVCO1(符号25,27)からの入力電圧が、図1の比較器85,86の(+)入力端子電圧に相当し、図5の回路の判定回路19,20のin2に接続されるVCO2(符号26,28)からの入力電圧が、図1の比較器85,86の(−)入力端子電圧に相当する。
図5の回路は、VCO1,VCO2で入力電圧に応じたパルス幅を作り、出力パルス幅を大小判定回路19,20で判定し、〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のとき、Q1信号にハイレベルを出力する。〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号〕のとき、Q2信号にハイレベルを出力する。図5において、VCOのF端子が「VCOパルス信号」を出力する端子である。図5においてフリップフロップ23が主スイッチ信号を出力し、フリップフロップ21,22が大小判定結果を保持する。図5でCLKはディジタル制御回路のクロック周波数で、スイッチング周波数より高周波である。
図5の制御回路内のパルス幅大小判定回路19,20の回路図で、単一クロック内の動作で、VCOの単一パルス幅を比較する方式を実現する判定回路を図6に示す。
図6においてインバータ31,32での遅延時間がAND回路33,34より十分小さいことが前提となる。先ずクロック信号CLKでフリップフロップ37,38はリセットされ、同時にin1、in2がハイレベルとなる。S,R端子にはローレベルがセットされている。in1、in2のどちらかのパルス幅の期間が過ぎ、ローレベルとなると、2つのフリップフロップ37,38のどちらかが、set信号を発生する。するとCLR信号がハイレベルとなり、VCOの発振を停止する。図6の回路の状態判定が終了する。この結果を保持するのが図5の回路図上のフリップフロップ21,22である。
図5、図6の回路での動作波形を次の図7に示す。図7でSAWは図5のコンデンサ17の電圧波形である。図7でAmp_outは誤差増幅器の出力電圧で、Amp_out×kは誤差増幅器の出力電圧を抵抗分圧した値である。kは抵抗13、14による分圧比でk=R14/(R13+R14)となる。
次の「FF_21のQ」は図5のRSフリップフロップ21のQ出力波形である。「FF_22のQ」は図5のRSフリップフロップ22のQ出力波形である。更に「Vgs_Tr1」は図5のTr1のゲート信号波形である。「clock」は図5の制御回路1のクロック波形である。デジタル制御のクロック周波数は、主スイッチTr1のスイッチング周波数の数十倍以上の高周波、となるのが通常である。
「BC_19のQ1」は図5のブロック回路19の出力Q1の波形である。「BC_19のQ2」は図5のブロック回路19の出力Q2の波形である。「BC_20のQ1」は図5のブロック回路20の出力Q1の波形である。「BC_19のQ2」は図5のブロック回路20の出力Q2の波形である。ブロック回路19はAmp_outよりSAW波形が大きくなった時Q1にハイレベルを出力する。それ以外はQ2にハイレベルを送出する。ブロック回路20はAmp_out×kよりSAW波形が小さくなった時Q1にハイレベルを出力する。それ以外はQ2にハイレベルを送出する。
図8、図9は、図6の単一パルス幅比較方式の大小判定回路の動作波形である。
図8の場合は、〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号〕のときで、〔VCO1のパルス幅:Tw1〕>〔VCO2のパルス幅:Tw2〕となる。Q2信号にハイレベルが出力され、Q1信号はハイレベルが出力されないことを示している。
図9の場合は、〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のときで、〔VCO1のパルス幅:Tw1〕<〔VCO2のパルス幅:Tw2〕となる。Q1信号にハイレベルが出力され、Q2信号はハイレベルが出力されないことを示している。図8,図9から図5のスイッチング電源の制御回路1では、単一クロック内動作の単一パルス幅比較方式で、良好な動作をしていることがわかる。以上、本単一クロック内動作の単一パルス幅比較方式は、簡単な回路構成で、ディジタルコンパレータを構成できると言う利点がある。
次に、本発明の第2実施形態(第2態様のスイッチング電源回路の一実施形態)は、単一クロック内動作、複数パルス数比較方式のコンパレータであり、図5の回路において、大小判定回路19,20を図10の回路で置き換えたものとして構成される。
図10における同期式シフトレジスタ41,42の内部の回路図を図11に示す。パルス数比較回路43の内部の回路図は図6に示したものと同様である。
図11において、符号62で示すブロックはJKフリップフロップであり、Q信号は3パルスのVCOパルス信号幅分のパルス幅を出力する。
図12,図13は、図10のパルス数比較回路の動作波形である。
図12の場合は、〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号〕のときで、〔VCO1の合計のパルス幅:Tw1〕>〔VCO2の合計のパルス幅:Tw2〕となる。Q2信号にハイレベルが出力され、Q1信号はハイレベルが出力されないことを示している。
図13の場合は、〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のときで、〔VCO1の合計のパルス幅:Tw1〕<〔VCO2の合計のパルス幅:Tw2〕となる。Q1信号にハイレベルが出力され、Q2信号はハイレベルが出力されないことを示している。
図12、図13からVCOコンパレータは単一クロック動作、複数パルス数比較方式でも良好な動作をすることがわかる。図12と図8を比較してわかるように、複数パルス数比較方式は、単一パルス幅比較方式に比べ微小な入力電圧の差も検出できると言う利点がある。
次に、本発明の第3実施形態(第1態様のスイッチング電源回路の他の実施形態)は、複数クロック内動作、単一パルス幅比較方式のコンパレータであり、図5の回路において、大小判定回路19,20を図14のパルス数比較回路で置き換えたものとして構成される。
第3の実施形態の複数クロック内で動作する単一VCOパルス幅比較方式の構成は、図5、図14からなる。複数クロック単一パルス幅検出方式のコンパレータは図5の大小判定回路19,20に図14の回路を組み込むことにより実現できる。
図14において、入力信号1,入力信号2にVCO1,VCO2の出力を代入することによりカウンタの出力に2進ディジタル数が出力される。ディジタル数:大小判定回路73はこの2つのディジタル数を比較し、入力ディジタル数の小さい方の出力にハイレベルを送出する。即ち図5の回路はVCO1の入力電圧の方がVCO2の入力電圧より大きい時、Q1出力にハイレベル信号を出力する。また図5の回路はVCO1の入力電圧の方がVCO2の入力電圧より小さい時、Q1出力にローレベル信号を出力する。
複数クロック内単一パルス幅比較方式は、単一クロック内パルス幅方式に比べ入力信号をディジタル化し易い。そのためディジタル制御に応用し易いと言う利点がある。
複数クロック内単一パルス幅検出方式の動作波形を図15,図16に示す。
図15の場合は、〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号〕のときで、〔VCO1のパルス幅:Tw1〕>〔VCO2のパルス幅:Tw2〕となり、Q1信号はロウレベルとなることを示している。図15では、Tw1>Tw2が判定されると出力Q2がハイレベルとなり、VCOはクリアされる。
図16の場合は、〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のときで、〔VCO1のパルス幅:Tw1〕<〔VCO2のパルス幅:Tw2〕となり、Q1信号はハイレベルとなる。図16では、Tw1<Tw2が判定されると出力Q2はロウレベル出力となり、VCOはクリアされる。
図15,図16から、VCOコンパレータは複数クロック動作、単一パルス幅比較方式でも良好な動作をすることがわかる。
以上をまとめると、本提案VCOを用いたディジタルコンパレータの動作方式は、単一クロック内動作と複数クロック内動作の2種類に分けられる。更に単一クロック内動作は2種類の方式に区別される。1つは単1パルス幅比較方式で、もう1つは複数パルス数比較方式である。
従来の進相制御方式のスイッチング電源回路を示すブロック図である。 図1の進相制御方式のスイッチング電源回路におけるアナログコンパレータの回路を示すブロック図である。 図1の進相制御方式スイッチングの電源回路の各部の動作波形を示す図である。 従来のA/D変換器とディジタル演算回路を用いたスイッチング電源回路を示すブロック図である。 本発明のスイッチング電源回路の第1態様の第1実施形態を示すブロック図である。 図5の単一パルス幅比較方式の大小判定回路(単一クロック内動作)を示すブロック図である。 図5、図6の回路での動作波形 〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号のとき〕の動作波形(単一クロック動作、単一パルス幅判定方式)を示す図である。 〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のときの動作波形(単一クロック動作、単一パルス幅)を示す図である。 本発明の第2態様(単一クロック動作、複数パルス数比較方式)における大小判定回路(単一クロック動作)を示すブロック図である。 図9における同期式シフトレジスタを示す図である。 本発明の第2態様における〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号〕のときの動作波形を示す図である。 本発明の第2態様における〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のときの動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源回路の第1態様の第2実施形態(複数クロック動作、単一パルス幅比較方式)における単一パルス幅大小判定回路を示すブロック図である。 本発明の第1態様の第2実施形態における〔VCO1の入力信号〕<〔VCO2の入力信号〕のときの動作波形を示す図である。 本発明の第1態様の第2実施形態における〔VCO1の入力信号〕>〔VCO2の入力信号〕のときの動作波形(複数クロック動作,単一パルス幅比較方式)を示す図である。
符号の説明
1 制御装置
25〜28 VCO
19,20 パルス幅大小判定回路
21,22 大小判定結果を保持用フリップフロップ
23 スイッチ信号出力用フリップフロップ
33,34 AND回路
35,36,39 OR回路

Claims (2)

  1. 直流入力端子間に接続された入力コンデンサと、
    一方の端子が、前記直流入力端子の一方の端子に接続された主スイッチと、
    一方の端子が前記主スイッチの他方の端子に接続され、他方の端子が前記直流入力端子の他方の端子に接続された転流スイッチと、
    前記主スイッチの他方の端子と、直流出力端子の一方の端子との間に接続されたリアクトルと、
    前記直流出力端子間に接続された出力コンデンサと、
    前記転流スイッチの端子間に接続された抵抗と積分コンデンサからなる三角波生成用CR回路と、
    を有するDC/DCコンバータ、および、前記主スイッチと前記転流スイッチとをオン・オフ制御する制御装置、からなるスイッチング電源であって、
    前記制御装置は、前記直流出力端子の前記一方の端子の電圧であるサンプル電圧と、所定の基準電圧を入力するアナログ演算増幅器、
    前記アナログ演算増幅器の出力を分圧して上限基準電圧および下限基準電圧を生成する抵抗回路、
    前記抵抗回路が生成した前記上限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した幅のパルス状の信号を出力する第1,第2の電圧制御発振器と、
    前記抵抗回路が生成した前記下限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の前記三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した幅のパルス状の信号を出力する第3,第4の電圧制御発振器と、
    第1,第2の電圧制御発振器が出力する前記パルス状の信号の出力パルス幅の大きさを比較する第1のパルス幅大小判定回路と、
    第3,第4の電圧制御発振器が出力する前記パルス状の信号の出力パルス幅の大きさを比較する第2のパルス幅大小判定回路と、
    前記第1,第2のパルス幅大小判定回路の判定結果から、前記サンプル電圧が前記基準電圧と一致するように、前記主スイッチおよび転流スイッチのオン・オフ制御信号を生成する制御信号生成回路と、
    からなることを特徴とするスイッチング電源。
  2. 直流入力端子間に接続された入力コンデンサと、
    一方の端子が、前記直流入力端子の一方の端子に接続された主スイッチと、
    一方の端子が前記主スイッチの他方の端子に接続され、他方の端子が前記直流入力端子の他方の端子に接続された転流スイッチと、
    前記主スイッチの他方の端子と、直流出力端子の一方の端子との間に接続されたリアクトルと、
    前記直流出力端子間に接続された出力コンデンサと、前記転流スイッチの端子間に接続された抵抗と積分コンデンサからなる三角波生成用CR回路と、
    を有するDC/DCコンバータ、および、前記主スイッチと前記転流スイッチとをオン・オフ制御する制御装置、からなるスイッチング電源であって、
    前記制御装置は、前記直流出力端子の前記一方の端子の電圧と、所定の基準電圧を入力するアナログ演算増幅器、
    前記アナログ演算増幅器の出力を分圧して上限基準電圧および下限基準電圧を生成する抵抗回路、
    前記抵抗回路が生成した前記上限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した周波数のパルス状の信号を出力する第1,第2の電圧制御発振器と、
    前記抵抗回路が生成した前記下限基準電圧および前記三角波生成用CR回路の抵抗とコンデンサとの接続点の前記三角波の電圧それぞれ入力され、入力電圧の大きさに比例した周波数のパルス状の信号を出力する第3,第4の電圧制御発振器と、
    一クロック周波数中の第1,第2の電圧制御発振器の出力パルス数の大小を比較する第1のパルス数比較回路と、
    一クロック周波数中の第3,第4の電圧制御発振器の出力パルス数の大小を比較する第2のパルス数比較回路と、
    前記第1,第2のパルス数比較回路の比較結果から、前記サンプル電圧が前記基準電圧と一致するように、前記主スイッチおよび転流スイッチのオン・オフ制御信号を生成する制御信号生成回路と、
    からなることを特徴とするスイッチング電源。
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