JP4220336B2 - チョウザメ検卵器具 - Google Patents

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Description

本発明は、チョウザメ検卵器具に関する。より具体的には、チョウザメが抱卵しているかどうかを簡便に、チョウザメを従来よりも傷つけることなく短時間で調べることができ、チョウザメが抱卵していることを前提に、卵質検査のために卵を簡便に短時間でサンプリングすることができるチョウザメ検卵器具に関する。
チョウザメの卵であるキャビアは、トリュフ、フォアグラとならんで世界の三大珍味と称される高級食材である。キャビアは、蛋白質、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンD、ビタミンE、レシチン、カリウム、リン、鉄等を含んでおり、過度に摂取しなければ人間の健康増進に有効な食品として知られている。特に、フレッシュキャビアと呼ばれる塩漬けされていない生のキャビアは、生臭くないためにとても美味しく、キャビアの中でも珍重されている。
このように、食品としてより積極的な利用が求められるキャビアであるが、全世界で消費されるキャビアの約95%を供給してきたカスピ海では、チョウザメの水揚げが激減しており、キャビアは以前にも増してより希少な食品となりつつある。
特許文献1では、キャビアをより身近な食品にする提案として、チョウザメキャビア類似品を得る方法およびそれにより得られる生産物が開示されている。しかしながら、開示されているキャビア類似品は、魚肉、卵、メチルセルロース、頭足類の墨等から製造される人工キャビアであって、本物のキャビアが有する栄養や高級感を得ることは難しい。
本物のキャビアを提供しようとする試みとしては、日本各地で行われているチョウザメの養殖が挙げられる。チョウザメの養殖によってキャビアを得る場合、生産量の予測及び管理のため、抱卵している個体と、抱卵していない個体を認識することが必要となる。しかし、外観からメスが抱卵しているかどうかを見分けるのは困難であり、卵の有無を調べるにはチョウザメの腹部を切開しなければならない。
チョウザメの腹部を切開する場合、チョウザメが暴れないようにしっかりと固定し、腹部を切開し、切開後に腹部を縫合しなければならない。しかし、一連の作業の間に、チョウザメが疲労してしまい、抱卵検査のためだけに、貴重な養殖財産を劣化させてしまうという課題が存在した。さらに、切開しても、チョウザメが抱卵していない場合は、無駄にチョウザメを傷つけてしまうという課題が存在した。
特表2001−514481号公報
本発明は、チョウザメが抱卵しているかどうかを簡便に、チョウザメを従来よりも傷つけることなく短時間で調べることができ、チョウザメが抱卵していることを前提に、卵質検査のために卵を簡便に短時間でサンプリングすることができるチョウザメ検卵器具を提供することを課題とするものである。
上記の課題に対して本発明者らが鋭意研究をした結果、棒状の検卵部と、該検卵部が接続されている握持部からなることを特徴とするチョウザメ検卵器具を用いることにより、チョウザメが抱卵しているかどうかを簡便に、チョウザメを従来よりも傷つけることなく短時間で調べることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、請求項1に係る発明は、握持部と棒状の検卵部からなり、該検卵部にチョウザメ目(Acipenceriformes)のチョウザメの卵を1個以上収納することができる窪みが設けられており、該検卵部の長さが該チョウザメの腹腔内の卵巣を貫通して傷つけることのないように50〜300mmであり、該検卵部の先端が該チョウザメ表皮を貫通できるように、棒の長さ方向に対して非直角な平面により切断されている形状であり、該チョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせないことを特徴とするチョウザメ検卵器具に関する。
請求項2に係る発明は、前記非直角な平面は、棒状検卵部側面上の直線と10〜40°の角度を形成する平面であることを特徴とする請求項1に記載のチョウザメ検卵器具に関する。
請求項3に係る発明は、握持部と中空筒状の検卵部からなり、該検卵部内の空間がチョウザメ目(Acipenceriformes)のチョウザメの卵よりも大きく、該検卵部の長さが該チョウザメの腹腔内の卵巣を貫通して傷つけることのないように50〜300mmであり、該検卵部の先端が該チョウザメ表皮を貫通できるように、筒の長さ方向に対して非直角な平面により切断されている形状であり、該チョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせないことを特徴とするチョウザメ検卵器具に関する。
請求項4に係る発明は、前記非直角な平面は、筒状検卵部側面上の直線と10〜40°の角度を形成する平面であることを特徴とする請求項3に記載のチョウザメ検卵器具に関する。
請求項5に係る発明は、前記検卵部の側面にチョウザメ卵確認開口部が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のチョウザメ検卵器具に関する。
請求項6に係る発明は、前記検卵部が前記握持部に接続されており、前記握持部が略円柱状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョウザメ検卵器具に関する。
請求項7に係る発明は、前記検卵部が前記握持部に接続されており、前記握持部がピストル状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョウザメ検卵器具に関する。
請求項8に係る発明は、前記検卵部の基端部が、前記握持部であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョウザメ検卵器具に関する。
本発明のチョウザメ検卵器具を用いれば、チョウザメが抱卵しているかどうかを簡便に短時間で調べることができ、抱卵しているチョウザメの卵の状態を把握するために、卵を簡便に短時間でサンプリングすることができ、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせない。
以下、本発明に係るチョウザメ検卵器具について詳述する。チョウザメは、チョウザメ目(Acipenceriformes)に属する魚であり、Sturgeon Societyの分類によれば、チョウザメ科(Acipenceridae)とヘラチョウザメ科(Polyodontidae)の2科、27種及びその亜種やそれらの雑種から構成される。
本件発明で検卵できるチョウザメの種は特に限定されず、上記の27種及びその亜種や、それらの可能な雑種全てに対して検卵することができる。例として、チョウザメ科のチョウザメのうち、Acipencer属としては、シベリアチョウザメ(Acipencer baeri baeri)、バイカルチョウザメ(Acipenser baeri baicalensis)、レナチョウザメ(Acipenser baeri stenorrhynchus)、Shortnose Sturgeon(Acipenser brevirostrum)、ダブリーチョウザメ(Acipenser dabryanus)、パンダチョウザメ(Acipenser fulvescens)、ロシアチョウザメ(Acipenser gueldenstaedti)、チョウザメ又はミドリチョウザメ(Acipenser medirostris)、サハリンチョウザメ(Acipenser mikadoi)、アドリアチョウザメ(Acipenser naccarii)、Ship Sturgeon(Acipenser nudiventris)、Gulf Sturgeon(Acipenser oxyrinchus desotol)、大西洋チョウザメ(Acipenser oxyrinchus oxyrinchus)、ペルシャチョウザメ(Acipenser persicus)、コチョウザメ(Acipenser ruthenus)、アムールチョウザメ(Acipenser schrencki)、カラチョウザメ(Acipenser sinensis)、Sevruga又はStellate Sturgeon(Acipenser stellatus)、大西洋チョウザメ又はバルトチョウザメ(Acipenser sturio)、シロチョウザメ(Acipenser transmontanus)、Huso属としては、ダウリアチョウザメ(Huso dauricus)、オオチョウザメ(Huso huso)が挙げられ、Pseudoscaphirhynchus属としては、Syr-Dar shovelnose sturgeon(Pseudoscaphirhynchus fedtschenkoi)、Small Amu-Dar shovelnose sturgeon(Pseudoscaphirhynchus hermannii)、Large Amu-Dar shovelnose sturgeon(Pseudoscaphirhynchus kaufmanni)が挙げられ、Scaphirhynchus属としては、Pallid Sturgeon(Scaphirhynchus albus)、Shovelnose sturgeon(Scaphirhynchus platorynchus)、アラバマチョウザメ(Scaphirhynchus suttkusi)等が挙げられる。ヘラチョウザメ科としては、ヘラチョウザメ(Polyodon spathulata)、シナヘラチョウザメ(Psephurus gladius)が挙げられる。
本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部は、棒状又は中空筒状である。棒状検卵部の例としては、角柱状の形状や円柱状の形状が挙げられ、筒状検卵部の例としては、角筒状の形状や円筒状の形状が挙げられる。
棒状検卵部の先端部の形状は、チョウザメ表皮を貫通することができ、検卵部をチョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせない形状であれば特に限定されないが、例として、図1の模式図に示される形状を挙げることができる。図1の棒状検卵部(1)の先端部(11)は、棒の長さ方向に対して非直角な平面で切断されている。具体的には、図2の検卵部断面図で示されているように、検卵部側面上の直線(2)と角度θ(21)を形成する平面(22)によって切断されている。角度θは、該検卵部(1)をチョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせない角度であれば特に限定されないが、好ましくは10〜40°、より好ましくは15°とする。尚、図1に示される形状以外の例としては、図7に示されるような、円錐型(a)、プラスドライバー型(b)、マイナスドライバー型(c)、ナイフ型(d)等を例示できる。
棒状検卵部(1)の側面には、チョウザメ卵を1個以上収納することができる窪み(12)が設けられている。窪みの大きさ及び形は、チョウザメ卵を1個以上収納することができ、検卵部の強度を実用に耐えられる程度に保つことができるものであれば特に限定されないが、好ましくは、長さ2〜60mm程度、幅2〜10mm程度、深さ2〜10mm程度とする。窪みを設ける位置は特に限定されないが、検卵部をチョウザメの体深くに差し込まなくても検査できるよう、先端側に設けるのが好ましい。具体的には、検卵部の先端から20〜70mm程度、好ましくは30〜60mm程度の範囲に窪みを設けるのがよい。尚、図3は実際に使用された検卵器具の模式図であり、窪み(12)に収納されているチョウザメ卵(3)を確認することができる。
棒状検卵部の太さはチョウザメ目(Acipenceriformes)のチョウザメの卵の大きさよりも大きければ特に限定されないが、好ましくは3〜20mm程度、より好ましくは4〜10mm程度とする。尚、オオチョウザメの卵径は3.5〜4mm程度であり、コチョウザメの卵径は2.0〜3.0mm程度である。
棒状検卵部(1)の長さは該チョウザメの腹腔内の卵巣を貫通して傷つけることのない長さであれば特に限定されないが、好ましくは50〜300mm程度、より好ましくは100〜200mm程度とする。尚、チョウザメ卵の大きさやチョウザメの体の大きさは、検査するチョウザメの種、齢等に応じて異なるので、実際の棒状検卵部の太さと長さは、特定の個体に合わせて、その個体に最も負担がかからないと考えられる組み合わせを選択することができる。
筒状検卵部の先端部の形状は、チョウザメ表皮を貫通することができ、検卵部をチョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせない形状であれば特に限定されないが、例として、図4の模式図に示される形状を挙げることができる。図4の中空筒状検卵部(4)の先端部(11)は、前述した棒状検卵部(1)の先端部(11)と同様に、筒の長さ方向に対して非直角な平面で切断されている。具体的には、図5の検卵部断面図で示されているように、筒側面上の直線(5)と角度θ(51)を形成する平面(52)によって切断されている。角度θは、該検卵部(4)を該チョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせない角度であれば特に限定されないが、好ましくは10〜40°、より好ましくは15°とする。
中空筒状検卵部(4)の側面には、検卵部内部に取り込まれたチョウザメ卵を確認するためのチョウザメ卵確認開口部(41)を設けることができる。前記開口部を設ける位置は特に限定されないが、検卵部をチョウザメの体深くに差し込まなくても検査できるよう、先端側に設けるのが好ましい。具体的には、検卵部の先端から20〜70mm程度、好ましくは30〜60mm程度の範囲にチョウザメ卵確認開口部を設けるのがよい。
前記開口部の大きさ及び形は、チョウザメ卵を確認することができ、検卵部の強度を実用に耐えられる程度に保つことができるものであれば特に限定されない。例として、長径20〜40mm程度、短径10〜35mm程度の楕円形や、縦20〜40mm程度、横10〜35mm程度の長方形等を挙げることができる。さらには、直径20mm程度の円を、2〜10個程度、一定間隔を空けて直線状あるいは螺旋状に設けてもよい。尚、図6は実際に使用された検卵器具の模式図であり、チョウザメ卵確認開口部(41)から、検卵部(4)に収納されているチョウザメ卵(3)を確認することができる。
筒状検卵部の大きさは、検卵部内の空間がチョウザメ目(Acipenceriformes)のチョウザメの卵よりも大きければ特に限定されないが、筒状検卵部が円筒状である場合、その内径は、好ましくは3〜20mm程度、より好ましくは4〜10mm程度とする。尚、筒側面の厚さは特に限定されないが、0.05〜3mm程度が好ましく、0.2〜0.5mm程度がより好ましい。
筒状検卵部の長さは該チョウザメの腹腔内の卵巣を貫通して傷つけることのない長さであれば特に限定されないが、好ましくは50〜300mm程度、より好ましくは100〜200mm程度とする。尚、チョウザメ卵の大きさやチョウザメの体の大きさは、検査するチョウザメの種、齢等に応じて異なるので、実際の検卵部の太さと長さは、特定の個体に合わせて、その個体に最も負担がかからない組み合わせを選択することができる。
本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の側面には、図8及び図9に示されるように、必要に応じて目盛りを設けることができる。目盛りを設けることで、チョウザメ体内に必要以上に検卵部を差し込むのを防ぐことができる。
図8は、1cm単位の目盛りを設けた筒状検卵部(4)の模式図である。細い線(8)は1cmごとに引かれた目盛りであり、太い線(81)は5cmごとにが引かれた目盛りである。
図9は、チョウザメの種と齢に合わせた目盛りを設けた棒状検卵部(1)の模式図である。引かれている線(9)は、例えば、「体長160cm」、「ベステル、15齢」といった様に、チョウザメの体長、齢、種等に対応している。尚、(12)は、チョウザメ卵を1個以上収納することができる窪みである。
本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の先端には、安全のためのキャップを備えることができる。検卵部の先端部は鋭利な形状となることもあるため、使用時以外は、キャップにて先端を覆っておくのが好ましい。キャップの形状や素材は、先端部を安全に覆うことができるものであれば特に限定されない。
図10及び図11は、本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部と握持部の接続方法の一例を示した模式図である。図10においては、握持部(10)に、検卵部接続口(101)と芋ネジ(102)のネジ穴(103)が設けられている。検卵部(104)は、検卵部接続口(101)に差し込まれた後、芋ネジ(102)によって固定される。
図11においては、握持部(10)に、検卵部接続口(101)が設けられており、検卵部(104)の基端部(110)には小突起(111)が設けられている。検卵部(104)は、検卵部接続口(101)に差し込まれた後、反時計回りに90°回転され、固定される。
基端部(110)の大きさ及び小突起(111)の形を、検卵部の大きさに関わらず一定にしておけば、一つの握持部で複数の検卵部を用いることができる。例えば、検査するチョウザメの体の大きさが異なる場合や、卵の大きさが異なる場合には、検卵部(104)を取り替えるだけでよい。さらに、検卵部(104)をサンプル管として用いることもできるので、連続的に検査をする場合の効率を上げることができる。
検卵部の素材は、使用中に破損しない程度の強度を備えたものであれば特に限定されない。例として、金属、プラスチック、炭素繊維等を挙げることができる。さらに、円筒状の形状であれば植物の茎等も使用することができる。尚、本件発明では、加工の容易さの観点から、金属素材が好ましく用いられ、防錆上の観点から、ステンレスがより好ましく用いられる。
本件発明のチョウザメ検卵器具の握持部の形状は、検卵部をチョウザメ腹部に差し込みやすく、検卵部をチョウザメ腹部から引き抜きやすく、検査者が安全に検査を行うことができる形状であれば特に限定されない。例として、図12〜14及び17の模式図に示される形状を挙げることができる。
図12に示される握持部(10)は、略円柱形をしており、握持部中部(122)が、握持部上端(121)及び下端(123)よりも細くなっている。このように握持部中部(122)が少し細くなっていることにより、検卵部(104)をチョウザメ腹部に差し込む場合や、検卵部(104)をチョウザメから引き抜く場合に、手が滑ることがない。尚、この図に示される検卵部(104)には、チョウザメ卵を1個以上収納することができる窪み(12)が設けられており、握持部(10)には、芋ネジのネジ穴(103)が設けられている。
図13に示される握持部(10)は、表面に凹凸が設けられており、検卵部(104)をチョウザメ腹部に差し込む場合や、検卵部(104)をチョウザメから引き抜く場合に、手が滑ることがない。尚、この図に示される検卵部(104)には、チョウザメ卵確認開口部(41)が設けられている。
図14に示される握持部(10)には、液体を通すためのホース等を接続する接続部位(140)が設けられている。この場合、握持部(10)内部には、液体を通すためのパイプ等が設けられており、前記パイプは、前記接続部位(140)から、検卵部の基端部(110)までを接続している。検査者が、図14の(141)で示されるスイッチを操作すると、図15で示されるように、前記パイプ内に液体が進入し、検卵部(104)に詰まっていたチョウザメ卵(3)を外に押し出し、サンプルチューブ(152)に収納することができる。尚、図15において、(150)は液体を貯蔵している貯蔵容器であり、(151)は貯蔵容器(150)と検卵器具を接続するホースであり、(153)はサンプルチューブの蓋である。図16は、サンプルチューブ(152)に収められたチョウザメ卵(3)である。
ここで用いる液体は特に限定されないが、チョウザメ卵用生理食塩水が好ましく用いられる。チョウザメ卵用生理食塩水は、NaClを7.0g/L、KClを0.5g/L、CaCl2を0.6g/L、pH安定剤としてHEPES(商品名、片山化学工業株式会社製)を2.0g/L、抗生物質としてベンジルペニシリンカリウム(商品名、和光純薬工業株式会社製)を0.1g/L、抗生物質としてストレプトマイシン硫酸塩(商品名、和光純薬工業株式会社製)を0.07g/Lの濃度で純水に溶解させ、1NのNaOHでpH7.4に調整し、作成する。尚、pH安定剤及び抗生物質は上記のものに限定されず、一般的なpH安定剤や抗生物質の中から、適切なものを選んで用いることもできる。
図17に示される握持部(10)は、ピストルの握持部と同様の形をしており、検卵部(104)をチョウザメ腹部に差し込む場合や、検卵部(104)をチョウザメから引き抜く場合に、手が滑ることがない。検卵器具(120)がピストル型である場合、検卵器具(120)は、腰のベルト等に備え付けたホルスター等に納めることができ、その際、握持部上部の突起(170)は、検卵器具(120)がホルスターに深く入りすぎるのを防ぐストッパーとして機能する。
図17に示される検卵器具(120)には、図14に示される検卵器具(120)と同様に、液体を通すためのホース等を接続する接続部位(140)が設けられている。この場合、握持部(10)内部には、液体を通すためのパイプ等が設けられており、前記パイプは、前記接続部位(140)から、検卵部の基端部(110)までを接続している。検査者が、図17の(141)で示されるスイッチを操作すると、前記パイプ内に液体が進入し、検卵器具(120)の検卵部(104)に詰まっていたチョウザメ卵を外に押し出すことができる。
その他の握持部の例としては、検卵部の基端部をアルファベットの「L」、「J」、「T」の形に成形して握持部とする例や、鋏の握持部のように、親指と人差し指を通す部分が設けられた握持部等が挙げられる。
尚、本件発明のチョウザメ検卵器具の握持部の大きさは、握りやすい大きさであれば特に限定されない。
本件発明のチョウザメ検卵器具の握持部の素材は特に限定されないが、例として金属、プラスチック、木等を挙げることができる。尚、本件発明のチョウザメ検卵器具を水中で用いる場合は、チョウザメ検卵器具全体の比重を水と同程度にしておくと、作業中にチョウザメ検卵器具から手を離しても、チョウザメ検卵器具が急に下に沈んだり、急に水面に浮いたりすることがない。逆に、本件発明のチョウザメ検卵器具を水中以外で用いる場合は、チョウザメ検卵器具全体の比重を水よりも軽くしておけば、水槽等に検卵器具を落とした場合でも、水中に沈むことがない。
図18は、本件発明のチョウザメ検卵器具の使用例を示した模式図である。チョウザメのメス個体(180)の腹部に、検卵器具(120)が差し込まれている。検卵器具(120)を引き抜いた後は、チョウザメ卵用窪みやチョウザメ卵確認開口部で、卵の有無を確認する。チョウザメの腹部に空いた穴は、消毒用アルコールや塩水等で消毒した後、市販の接着剤で穴をふさぐ。
図19の模式図に示される装置は、チョウザメ腹部に接着剤などで貼り付けて用いることができる差し込みガイド装置(190)である。差し込みガイド装置(190)には、複数の穴(191)と、該穴を特定するためのアルファベット(192)及び数字(193)が設けられている。これらの特定できる穴(191)により、差し込みガイド装置(190)は、検査者が、検卵器具を前回と同じ箇所に差し込むのを防ぐことができる。さらに、差し込みガイド装置(190)には、検査によって生じたチョウザメ腹部の傷を保護する役割もある。差し込みガイド装置(190)の素材、大きさ、厚み及び穴の数は、使用する個体の大きさや使用する期間に応じて任意に決定される。図20は、実際にチョウザメ(180)に貼り付けられた差し込みガイド装置(190)の模式図である。
本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の模式図である。 図1の検卵部のAA線断面図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の模式図である。 図4の検卵部のBB線断面図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具検卵部の先端部の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部と握持部の接続方法を示した模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の検卵部と握持部の接続方法を示した模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の使用例を示した模式図である。 サンプルチューブに納められたチョウザメ卵の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の模式図である。 本件発明のチョウザメ検卵器具の使用例を示した模式図である。 チョウザメ検卵器具の差し込みガイド装置の模式図である。 差し込みガイド装置の使用例を示した模式図である。
符号の説明
1・・・・・・チョウザメ検卵器具棒状検卵部
11・・・・・検卵部先端
12・・・・・窪み
2・・・・・・棒状検卵部側面上の直線
21・・・・・角度θ
22・・・・・棒の長さ方向に対して非直角な平面
3・・・・・・チョウザメ卵
4・・・・・・チョウザメ検卵器具円筒状検卵部
41・・・・・チョウザメ卵確認開口部
5・・・・・・検卵部円筒側面上の直線
51・・・・・角度θ
52・・・・・円筒の長さ方向に対して非直角な平面
8・・・・・・目盛り
81・・・・・目盛り
9・・・・・・目盛り
10・・・・・握持部
101・・・・検卵部接続口
102・・・・芋ネジ
103・・・・芋ネジのネジ穴
104・・・・検卵部
110・・・・検卵部基端部
111・・・・検卵部基端部の小突起
120・・・・チョウザメ検卵器具
121・・・・握持部上端
122・・・・握持部中部
123・・・・握持部下端
140・・・・ホース接続部位
141・・・・スイッチ
150・・・・貯蔵容器
151・・・・ホース
152・・・・サンプルチューブ
153・・・・サンプルチューブの蓋
170・・・・握持部上部突起
180・・・・チョウザメメス個体
190・・・・差し込みガイド装置
191・・・・穴
192・・・・アルファベット
193・・・・数字

Claims (8)

  1. 握持部と棒状の検卵部からなり、該検卵部にチョウザメ目(Acipenceriformes)のチョウザメの卵を1個以上収納することができる窪みが設けられており、該検卵部の長さが該チョウザメの腹腔内の卵巣を貫通して傷つけることのないように50〜300mmであり、該検卵部の先端が該チョウザメ表皮を貫通できるように、棒の長さ方向に対して非直角な平面により切断されている形状であり、該チョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせないことを特徴とするチョウザメ検卵器具。
  2. 前記非直角な平面は、棒状検卵部側面上の直線と10〜40°の角度を形成する平面であることを特徴とする請求項1に記載のチョウザメ検卵器具。
  3. 握持部と中空筒状の検卵部からなり、該検卵部内の空間がチョウザメ目(Acipenceriformes)のチョウザメの卵よりも大きく、該検卵部の長さが該チョウザメの腹腔内の卵巣を貫通して傷つけることのないように50〜300mmであり、該検卵部の先端が該チョウザメ表皮を貫通できるように、筒の長さ方向に対して非直角な平面により切断されている形状であり、該チョウザメの鱗の間隙から腹腔内へ鋭く差し込め、チョウザメ表皮に消毒だけで治癒する小さな傷口しか生じさせないことを特徴とするチョウザメ検卵器具。
  4. 前記非直角な平面は、筒状検卵部側面上の直線と10〜40°の角度を形成する平面であることを特徴とする請求項3に記載のチョウザメ検卵器具。
  5. 前記検卵部の側面にチョウザメ卵確認開口部が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のチョウザメ検卵器具。
  6. 前記検卵部が前記握持部に接続されており、前記握持部が略円柱状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョウザメ検卵器具。
  7. 前記検卵部が前記握持部に接続されており、前記握持部がピストル状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョウザメ検卵器具。
  8. 前記検卵部の基端部が、前記握持部であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のチョウザメ検卵器具。
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