JP4219225B2 - Speaker device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気回路中に配置するボイスコイルにより振動板を振動させて発音させるスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、スピーカ装置として、内磁型と外磁型との2種類に大別できる(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1にも記載のように、内磁型のスピーカ装置は、磁性材料にて略皿状に形成されたヨークと円板状のトッププレートとの間に磁石を配設している。そして、ヨークの周縁とトッププレートの周縁との間の磁気ギャップに、振動板の一面に一体に設けた円筒状のボイスコイルを軸方向に移動自在に配設している。一方、外磁型のスピーカ装置は、ヨークの略円筒状に形成されたセンターポールの軸方向の一端に外方に鍔状に突設した鍔部と、この鍔部に対応するリング状のトッププレートとの間にリング状の磁石を配設している。そして、ヨークのセンターポールの外周面とトッププレートの内周面との間の磁気ギャップに、振動板の一面に一体に設けた円筒状のボイスコイルを軸方向に移動可能に配設している。
【0003】
【特許文献1】
特開昭58−53299号公報(第3頁左上欄−第4頁右下欄、図3および図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パソコンなどの携帯型の電気機器が広く利用されており、スピーカの小型軽量化が臨まれている。
【0005】
本発明は、上述したような実情などに鑑みて、薄型化が容易に図れるスピーカ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
磁石本体と、前記磁石本体の一方の磁極が形成される外周面と磁気的に連結されるヨークと、振動部、エッジ部、およびこれらの振動部とエッジ部との間に配置される立上部を備えた振動板と、前記ヨークと磁気的に連結され、前記磁石本体と対向して配置される磁性体と、前記振動板の前記立上部に巻装されるボイスコイルと、を具備し、前記磁性体は、前記磁石本体の内側に配設される内筒部、前記磁石の外側に配設される外筒部、およびこれらの内筒部および外筒部の間に設けられて前記エッジ部を覆って配置される架橋部を備え、前記内筒部は、前記架橋部に連続して、前記立上部に沿って形成され、前記内筒部および前記磁石本体の間において磁気ギャップが形成され、前記振動板は、前記磁気ギャップ内において前記立上部が配置されるとともに、前記内筒部の内側に前記振動部が配置される状態に設けられたことを特徴とするスピーカ装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のスピーカ装置の一実施の形態である第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態は、小型のスピーカ装置について例示するが、この限りではない。
【0010】
〔第1の実施の形態〕
(スピーカ装置の構成)
図1は、スピーカ装置を示す平面図である。図2は、スピーカ装置を示す側面図である。図3は、スピーカ装置を示す断面図である。これら図1ないし図3において、100はスピーカ装置で、このスピーカ装置100は、例えば携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パソコンなど、特に携帯型の電気機器に用いられる小型のもので、音声信号を発音により出力する装置である。このスピーカ装置100は、磁石部200と、磁性体300と、振動板400と、ボイスコイル500と、を備えている。
【0011】
磁石部200は、磁石本体210と、内側ヨーク220と、外側ヨーク230と、を備えている。磁石本体210は、磁性材料にて略リング状に形成され、内周面および外周面に異なる磁極面が形成されている。すなわち、磁石本体210は、例えば内周面にN極、外周面にS極となる状態に着磁されている。そして、磁石部200と磁性体300とで磁気回路が構成されている。
【0012】
内側ヨーク220は、例えば鉄を主成分とする鋼板などの磁性材料にて略リング状に形成されている。この内側ヨーク220は、軸方向の寸法が磁石本体210とほぼ同じ、または若干長手に形成され、軸方向の一端面が磁石本体210の一端面に面一となる状態または若干軸方向にずれた状態にて磁石本体210の内周面に嵌合固定されている。なお、内側ヨーク220は、接着剤などにて磁石本体210に一体的に接合してもよい。
【0013】
外側ヨーク230は、内側ヨーク220と同様に磁性材料にて略リング状に形成されている。この外側ヨーク230は、内径が磁石本体210の外径と略同寸法の外周嵌合部231を有している。この外周嵌合部231の軸方向の一端には、外方に鍔状に突出するフランジ部232が一連に折曲形成されている。さらに、フランジ部232の外周縁には、外周嵌合部231と同軸上の円筒状に折曲形成された位置決め嵌合部233が一連に折曲形成されている。そして、外側ヨーク230はフランジ部232が設けられた側と反対側の軸方向の一端面が磁石本体210の軸方向の一端面に面一となる状態または若干軸方向にずれた状態で磁石本体210を内周面に嵌合固定する状態で組み付けられ、磁石部200が一体的に組立形成されている。この磁石部200は、内側ヨーク220の内周面に磁極面すなわちN極を形成する状態となっている。なお、外側ヨーク230は、接着剤などにて磁石本体210に一体的に接合してもよい。
【0014】
磁性体300は、例えば内側ヨーク220および外側ヨーク230と同様に磁性材料にて略リング状に形成されている。この磁性体300は、外径が外側ヨーク230の位置決め嵌合部233の内径と略同寸法の略円筒状に形成された外筒部310を有している。この外筒部310の軸方向の一端には、略円弧状に内周側に屈曲された架橋部320が一連に形成されている。さらに、架橋部320の内周縁には、外径が磁石部200の内側ヨーク220の内径より所定寸法分で径小の略円筒状に形成された内筒部330が一連に屈曲形成されている。また、架橋部320には、略円形の通孔321が複数穿設されてもよい。
【0015】
そして、磁性体300は、外筒部310の架橋部320が設けられた側と反対側の端面が磁石部200の外側ヨーク230のフランジ部232に当接するとともに、外筒部310が磁石部200の外側ヨーク230の位置決め嵌合部233に嵌合する状態で接着剤などにて連結されている。なお、接着剤による接着に限らず、切り起こし形成した爪部を係合させて連結したり、溶接にて接合したりするなどで連結してもよい。この磁性体300は、磁石部200の外側ヨーク230に連結された状態で、内筒部330の外周面が内側ヨーク220の内周面に所定の間隙寸法の磁気ギャップGを介して対向し、内筒部330の外周面に磁極面すなわちS極が形成されて磁気回路を構成する。
【0016】
振動板400は、例えば表面が防触処理されたマグネシウム薄板や樹脂フィルムなどにて略薄膜状に形成され、略中央に曲面状の振動部410を有している。この振動部410の周縁には、振動部410が湾曲する側と反対側に略円筒状の立上部420が一連に屈曲形成されている。この立上部420は、内径が磁性体の内筒部330の外径より径大で、かつ外径が磁石部200の内側ヨーク220の内径より径小に形成されている。さらに、立上部420の軸方向の一端には、外周方向に振動部410と同方向に湾曲する曲面状となるエッジ部430が円弧状に一連に屈曲形成されている。また、エッジ部430の外周縁には、外方に鍔状に突出する挾持部440が一連に折曲形成されている。なお、振動板400の径寸法は、磁石部200の外側ヨーク230の位置決め嵌合部233における内径寸法と略同寸法に形成されている。また、挾持部440の径方向における幅寸法は、磁性体300の外筒部310の厚さ寸法と略同寸法に形成されている。なお、振動部410、エッジ部430および立上部420はそれぞれ別体で構成してもよい。また、振動部410と立上部420を一体構成してもよいし、エッジ部430と立上部420を一体構成してもよい。
【0017】
そして、振動板400は、磁性体300の磁石部200への連結の際に、挾持部440が磁石部200の外側ヨーク230のフランジ部232と外筒部310の一端部との間に挾持され磁性体300に位置決め保持された状態で組み付けられる。この組み付けられた振動板400は、立上部420が磁石部200の内側ヨーク220と磁性体300の内筒部330との間に接触することなく軸方向で移動自在に位置し、振動部410が磁性体300の内筒部330の内周側に位置する状態で配設される。
【0018】
ボイスコイル500は、例えば線材が振動板400の立上部420の外周面に直接巻回されて巻装されている。なお、接着剤などにて固定するとよい。そして、線材の両端部が図2における下方である磁性体300が連結された側と反対側に引き出され、音声信号の入力端となる。また、立上部420の内周面にボイスコイルを固定してもよい。
【0019】
(スピーカ装置の組立動作)
次に、上記スピーカ装置100の組立動作を図面を参照して説明する。図4は、スピーカ装置100の組立動作を示す説明図で、(A)は磁石本体210と内側ヨーク220と外側ヨーク230との位置決め工程を示す説明図、(B)は振動板400の位置決め工程を示す説明図、(C)は磁性体300の組み付け工程を示す説明図、(D)はスピーカ装置100の完成状態を示す説明図である。
【0020】
まず、あらかじめ形成された組立治具600を所定の組立位置に配置する。この組立治具600は、図4に示すように、例えば合成樹脂にて形成され、略円板上の載置部610を有している。この載置部610の一面には、載置部610の中心を通る中心軸を有した略円筒状のギャップ位置決め部620が一体に突設されている。また、ギャップ位置決め部620には、複数に分割される状態に軸方向に沿って凹状に切り込み部621が複数切欠形成されてもよい。
【0021】
そして、図4(A)に示すように、組立治具600にあらかじめ一体に組立形成した磁石部200を、内周に組立治具600のギャップ位置決め部620が嵌合する状態に載置部610上に載置させる。この後、この載置部610に載置した磁石部200の外側ヨーク230のフランジ部232の上面に、図示しない接着剤を塗布する。
【0022】
さらに、図4(B)に示すように、あらかじめボイスコイル500を巻装した振動板400の立上部420を、ボイスコイル500の外周がギャップ位置決め部620の内周に嵌合する状態に嵌挿させる。この際、ギャップ位置決め部620に複数の切り込み部621が設けられていることから、比較的に摩擦力が軽減され、比較的に円滑に嵌合される。さらに、振動板400の周縁部となる挾持部440を磁石部200の外側ヨーク230の位置決め嵌合部233に嵌合しつつフランジ部232上に載置する状態に重ね合わせ、あらかじめ塗布した接着剤にて接合させる。
【0023】
この後、図4(C)に示すように、磁性体300の外筒部310の端部を、磁石部200の外側ヨーク230の位置決め嵌合部233に嵌合させつつ、フランジ部232上の振動板400の挾持部440に当接するまで嵌め込み、振動板400の挾持部440をフランジ部232および外筒部310にて挾持させる。この状態で、あらかじめ塗布した接着剤により、フランジ部232と外筒部310とが接合される。
【0024】
そして、図4(D)に示すように、磁石部200および振動板400のボイスコイル500間からギャップ位置決め部620を引き抜くように、磁性体300を接合した側と反対側から組立治具600を取り外し、スピーカ装置100が組立形成される。
【0025】
(スピーカ装置の作用効果)
上述したように、上記第1の実施の形態では、ボイスコイル500を一体的に設けた振動板400の周縁部の挾持部440を位置決め保持して磁石部200の一方の磁極面に磁石部200を構成する外側ヨーク230を介して磁性体300の外筒部310を接合し、磁性体300の外筒部310から内周側に連続する架橋部320にて振動板400のエッジ部430を覆い、架橋部320に連続する磁性体300の内筒部330をボイスコイル500の内周側に対向する状態とし、ボイスコイル500を軸方向で移動自在に磁石部200の径方向で介在する磁気ギャップGを形成して磁気回路を形成させる。このため、磁性体300が振動板400の外周側からエッジ部430の表面を介してボイスコイル500の内周側にドーム状に入り込む状態となり、ボイスコイル500の外周側に磁石部200が位置する構成が得られ、特に携帯型の電気機器に用いられるものでは振動板400の振幅が比較的に狭いことから、エッジ部430と磁性体300との距離を狭くしても十分に振動部410の振動による発音が得られ、厚さ方向の寸法を薄くすることができ、薄型化が容易に得られる。また、磁性体300が発音する側の表面側でドーム状に位置することから、内筒部330の形状を特徴付けることで例えばホーン効果や管共振などの音響特性も他の部材を用いることなく容易に調整でき、汎用性の向上も図れる。
【0026】
そして、振動板400として、振動部410から略円筒状の立上部420を一連に設け、この立上部420から周縁部のエッジ部430を一連に設けて形成する。このため、この振動板400の立上部420の外周面にボイスコイル500を直接巻装することができ、製造性を向上できるとともに、ボイスコイル500を巻装するボビンなどを用いなくても振動板400に一体的に設けることができ、構成が簡略化して、小型軽量化およびコストの低減も容易に図れる。さらに、立上部420により、磁性体300がボイスコイル500の内周側に回り込む状態が容易に得られ、振動板400および磁性体300を複雑な形状とすることなく薄型化が容易に得られ、製造性の向上も容易に図れる。なお、予め巻装したボイスコイルを立上部420の内周面に接着剤等の固定部材で固定するようにしてもよい。
【0027】
また、振動板400の周縁部にエッジ部の外周縁に外方に向けて鍔状に突出し磁性体300にて位置決め保持、すなわち磁石部200の外側ヨーク230とにて挾持される挾持部440を一連に設けている。このため、磁性体300にて振動板400を位置決め保持することが容易、すなわち磁石部200を構成する外側ヨーク230とにて挾持させる構成とすることで容易に振動板400を位置決め保持でき、簡単な構成で容易に製造性を向上できる。
【0028】
さらに、磁性体300の外筒部310の一端面で振動板400の周縁部を磁石部200の外側ヨーク230とにて挾持するので、径方向における寸法増大を抑えつつ振動板400の位置決め保持ができ、容易に小型化が図れる。
【0029】
そして、振動板400の径寸法を磁石部200の外側ヨーク230の位置決め嵌合部233における内径と略同寸法に形成することで、振動板400を容易に位置決めでき、位置決めするためのボスなどの特別な構成を設けることなくボイスコイル500が磁気ギャップGの所定位置に配置する位置決めが容易にでき、簡単な構成で製造性を容易に向上できる。
【0030】
また、径方向に異極すなわち外周面および内周面に異なる磁極面を有するリング状の磁石本体210の内周側に内側ヨーク220を嵌合するとともに、外周側に外側ヨーク230を嵌合して磁性体300を取り付ける前の磁気回路を一体的に組立形成している。このため、振動板400の周縁部を位置決め保持するための構成として、磁性体300と外側ヨーク230とにて挾持固定することが簡単な構成で得られ、製造性を向上できるとともに、磁性体300が回り込んでボイスコイル500の内周側に位置する状態で磁気ギャップGを形成して磁気回路を形成することが簡単な構成で容易に得られる。
【0031】
さらに、磁石部200の一方の磁極面に連続して振動板400のエッジ部430を覆ってボイスコイル500の内周側に回り込む磁性体300の構成として、磁石部200の外側ヨーク230に接合する外筒部310の端部と、この外筒部310より径小で外周面がボイスコイル500の内周に対向する内筒部330の端部とを、振動板400のエッジ部430を覆う架橋部320にて一連に連結した構成とする。このため、簡単な構成で、例えば鋼板をプレス加工するなど簡単に形成でき、製造性を容易に向上できるとともに、薄型が容易に得られる。
【0032】
また、磁石部200の外側ヨーク230に位置決め嵌合部233を設け、磁性体300を連結する際に磁性体300を中心が互いに同芯上に位置するように位置決め嵌合する。このため、所定の磁気ギャップGを得るための組立作業が容易にでき、簡単な構成で容易に製造性を向上できる。さらに、この位置決め嵌合部233にて振動板400をも位置決めでき、より簡単な構成で容易に製造性を向上できる。
【0033】
そして、振動板400のエッジ部430に対向する磁性体300の架橋部320に通孔321を設ける。このため、架橋部320とエッジ部430との間の空気が通孔321を介して外部と連通するので、発音時のボイスコイル500の移動に連動して振動板400のエッジ部430が振動する際に、架橋部320およびエッジ部430間の空気が加圧・減圧されてエッジ部430の振動を規制することを防止でき、良好な振動板400の振動が得られ、音声信号の良好な再生出力が得られる。
【0034】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明のスピーカ装置の他の実施の形態である第2の実施の形態を図5に基づいて説明する。この図5に示す第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態における磁石部200の着磁方向を変更したものである。図5は、第2の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。なお、この第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。以下後述する第三実施形態についても同様である。
【0035】
(スピーカ装置の構成)
図5において、700はスピーカ装置で、このスピーカ装置700は、磁石部800と、磁性体900と、第1の実施の形態と同様の振動板400およびボイスコイル500と、を備えている。
【0036】
そして、磁石部800は、磁石本体810と、連結ヨーク820と、磁極形成ヨーク830と、を備えている。磁石本体810は、磁性材料にて略リング状に形成され、軸方向の両端面に異なる磁極面が形成されている。すなわち、磁石本体810は、例えば図5における上方側となる軸方向の端面がN極、図5における下方側となる軸方向の端面がS極となる状態に着磁されている。
【0037】
連結ヨーク820は、例えば鉄を主成分とする鋼板などの磁性材料にて略リング状に形成されている。この連結ヨーク820は、内径および外径が磁石本体810と略同寸法に形成され、軸方向の上面となる一端面に接着剤などにて一体的に接合されている。また、連結ヨーク820は、内周面が軸方向の一方に向けて拡開する状態に傾斜して形成されている。そして、連結ヨーク820は、内周面が上方に向けて拡開する状態に例えば接着剤にて磁石本体810に一体的に接合されている。この接合された状態では、磁石本体810の角部と連結ヨーク820の角部とが連続し、磁石本体810の内周面と連結ヨーク820の内周面が鈍角で連続する状態となっている。なお、挾持部440の磁石本体810に接する面積が充分確保されているときは連結ヨーク820を省略して挾持部440を直接、磁石本体810に当接するようにしてもよい。
【0038】
磁極形成ヨーク830は、連結ヨーク820と同様に磁性材料にて略リング状に形成されている。この磁極形成ヨーク830は、内径が磁石本体810の内径より径小で外径が磁石本体810の外径と略同寸法のリング状の挾持板部831を有している。この挾持板部831の内周縁には、挾持板部831の中心軸と同軸の中心軸を有した略円筒状の磁極形成部832が一連に折曲形成されている。また、磁極形成部832の軸方向の一端である上端面は、外方に向けて傾斜する状態に形成されている。そして、磁極形成ヨーク830は、外周縁が磁石本体810の外周縁に連続し挾持板部831と連結ヨーク820とにて磁石本体810を挾持する状態に接着剤にて一体的に接合される。この接合された状態では、磁極形成部832が磁石本体810の内周面に離間し、先端面である傾斜する端面により先端部が磁石本体810および連結ヨーク820から次第に離間し、磁石本体810に対向する角部が鈍角となる状態となっている。
【0039】
磁性体900は、図5に示すように、上記第1の実施の形態の磁性体300における外側ヨーク230の下縁に外方に向けて鍔状に挾持鍔部910が一連に折曲された形状に形成されている。なお、挾持鍔部910は、磁性体900の外径が磁石部200の外径と略同寸法となるように形成されている。
【0040】
そして、磁性体900は、挾持鍔部910が磁石部200の連結ヨーク820の上面に例えば接着剤にて一体的に連結されている。なお、接着剤による接着に限らず、切り起こし形成した爪部を係合させて連結したり、溶接にて接合したりするなどで連結してもよい。この磁性体900は、磁石部200に連結された状態で、内筒部330の外周面が磁極形成ヨーク830の磁極形成部832の内周面に所定の間隙寸法の磁気ギャップGを介して対向する。このことにより、内筒部330の外周面に磁極面すなわちN極が形成され、磁極形成部832の内周面にS極が形成されて磁気回路が構成される。なお、磁石部200の連結ヨーク820の内周面が傾斜し、磁極形成ヨーク830の磁極形成部832の先端面が傾斜するので、磁極形成部832の先端から連結ヨーク820および磁石本体810へ磁束が漏れることが抑制されている。
【0041】
また、振動板400の挾持部440は、第1の実施の形態より幅広で、振動板400の径寸法が磁石部200の外径と略同寸法に形成されている。すなわち、挾持部440の径方向における幅寸法は、磁性体の外径から磁性体900の外筒部310の内径を差し引いた寸法に形成されている。このことにより、磁性体900の磁石部200への接着の際に、エッジ部430の外周面が外筒部310の内周面にて位置決めされる状態となっている。
【0042】
(スピーカ装置の組立動作)
次に、上記スピーカ装置700の組立動作を説明する。
上述した第1の実施の形態と同様の組立治具600を所定の組立位置に配置する。そして、組立治具600にあらかじめ一体に組立形成した磁石部800を、内周に組立治具600のギャップ位置決め部620が嵌合する状態に載置部610上に載置させる。この後、磁石部800の連結ヨーク820の上面に、図示しない接着剤を塗布する。
【0043】
この後、あらかじめボイスコイル500を巻装した振動板400の立上部420を、ボイスコイル500の外周がギャップ位置決め部620の内周に嵌合する状態に嵌挿させる。そして、振動板400の周縁となる挾持部440を磁石部800の連結ヨーク820上に重畳させ、あらかじめ塗布した接着剤にて接合させる。この後、挾持部440の上面にさらに接着剤を塗布する。
【0044】
そして、磁性体900の挾持鍔部910を、外周縁が挾持部440の外周縁および磁石部800の外周縁に面一上となるように磁石部800に接着した振動板400の挾持部440に重畳させ、あらかじめ塗布した接着剤にて接合する。この磁性体900の接合の際、振動板400のエッジ部430の外周面が磁性体900の外筒部310の下端縁にて位置決めされる。このことにより、内筒部330および磁石部200の磁極形成部832間にボイスコイル500が所定の位置に配置する状態となる。この後、組立治具600を第1の実施の形態と同様に取り外して、スピーカ装置700が組立形成される。
【0045】
(スピーカ装置の作用効果)
上述したように、上記第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、磁性体900を磁石部800の一方の磁極面に連結ヨーク820を介して接合し、振動板400のエッジ部430を覆ってボイスコイル500の内周側に回り込む状態に設ける。このため、第1の実施の形態と同様に、容易に薄型化できる。また、磁性体900の内筒部330の形状を特徴付けることで例えばホーン効果や管共振などの音響特性も他の部材を用いることなく容易に調整でき、汎用性の向上も図れる。
【0046】
また、磁性体900に磁石部800とにて挾持固定する挾持鍔部910を設けている。このため、確実に磁性体900を接合でき、良好な磁気回路が得られるとともに、振動板400を確実に固定できる。
【0047】
そして、振動板400として、径寸法を磁石部200の外径と略同寸法に形成し、挾持部440の径方向における幅寸法を磁性体の外径から磁性体900の外筒部310の内径を差し引いた寸法に形成している。このため、磁性体900の磁石部200への接合の際に、エッジ部430の外周面が外筒部310の内周面にて位置決めされる状態となり、特別な構成を設けることなくボイスコイル500を所定の位置に配置させることが容易にできる。
【0048】
さらに、磁性体900の外径を磁石部800の外径と同寸法とするため、磁性体900と磁石部800との中心が同芯軸上に位置させることが容易にでき、製造性を向上できるとともに、磁性体900の接合の際に外周縁の状況を確認する簡単な作業で適切な磁気ギャップGに組立形成できる。
【0049】
そして、磁石部800の連結ヨーク820の内周面を傾斜したため、磁極形成部832から連結ヨーク820へ磁束が漏れることを防止でき、良好な磁気回路を簡単な構成で得ることができる。さらに、磁極形成部832の先端面をも傾斜したため、より磁束の漏れを防止でき、より良好な磁気回路が得られる。そしてさらに、連結ヨーク820の内周縁を磁石本体810の内周縁に連続させて接合するため、磁石本体810の角部が露出せず、磁極形成部832の先端から磁石本体810の角部へ磁束が漏れることをより防止でき、より良好な磁気回路が得られる。
【0050】
〔第3の実施の形態〕
次に本発明のスピーカ装置の他の実施形態である第3の実施の形態を図6、図7に基づいて説明する。この図6に示す第3の実施の形態は、前述した第1の実施の形態におけるリング状の磁石部200を棒状磁石に変更したものである。図6は第3の実施の形態におけるスピーカ装置を示す平面図であり、図7は図6の一点鎖線A−Aにおける断面図である。
【0051】
(スピーカ装置の構成)
図6において、100Aはスピーカ装置で、このスピーカ装置100Aは、磁石部200Aと、磁性体300Aと、振動板400Aと、ボイスコイル500Aとを備えている。
【0052】
磁石部200Aは、磁石本体210Aと、内側ヨーク220Aと、外側ヨーク230Aとを備えている。磁石本体210Aは、磁性材料にて長手方向を有する棒状に形成され、内側面(スピーカ装置100Aの中心位置に向かう方向の面)と外側面(スピーカ装置100Aの外側に向かう面)とに異なる磁極面が形成されている。すなわち、磁石本体210Aは、例えば、内側面にN極、外側面にS極となる状態に着磁されていて、磁石部200Aと磁性体300Aとの間で磁気回路が形成される。
【0053】
内側ヨーク220Aは、例えば鉄を主成分とする鋼板などの磁性材料にて長手方向を有する棒状平板に形成されている。この内側ヨーク220Aは、軸方向の寸法が磁石本体210Aより若干長手に形成され、軸方向の一端面が磁石本体210Aの一端面に面一となる状態で磁石本体210Aの内側面に接着剤等の接着手段にて固定されている。
【0054】
外側ヨーク230Aは、内側ヨーク220Aと同様に磁性材料にて形成されている。外側ヨーク230Aは、互いに対向する直線部233Aとこれらの直線部233Aを連結させる円弧部234Aとを備えている。外側ヨーク230Aは、磁石本体210Aに固定される外側固定部231Aを有している。この外側固定部231Aの軸方向の一端には、外方に鍔状に突出するフランジ部232Aが一連に折曲形成されている。そして、外側ヨーク230Aの直線部233Aはフランジ部232Aが設けられた側と反対側の軸方向の一端面が磁石本体210Aの軸方向の一端面に面一となる状態で磁石本体210Aに固定された状態で組み付けられ、磁石部200Aが一体的に組立形成されている。この磁石部200は、内側ヨーク220Aの内側面に磁極面すなわちN極を形成し、外側ヨーク230Aの外側面に磁極面すなわちS極を形成している。スピーカ装置100Aにはこのような棒状の磁石部200Aがそれぞれ対向する位置に一対設けられている。
【0055】
磁性体300Aは、磁性材料にて略棒状に形成されている。この磁性体300Aは、外側ヨーク230Aの軸方向上部に形成される外筒部としての外枠部310Aを有している。この外枠部310Aの軸方向の下端には、外方に鍔状に突出する押さえ部311Aが一連に折曲形成されている。外枠部310Aの他端には、略円弧状に内側に屈曲された架橋部320Aが一連に形成されている。さらに、架橋部320Aの外枠部310Aが形成される側と反対の端部には、磁石部200Aの内側ヨーク220Aの内側面より所定寸法分内側に略棒状平板に形成された内筒部としての内枠部330Aが一連に屈曲形成されている。また、架橋部320Aには、略円形の通孔321が複数穿設されている。
【0056】
そして、磁性体300Aは、外枠部310Aの押さえ部311Aが磁石部200Aの外側ヨーク230Aのフランジ部232Aに当接するとともに、接着剤により固定されている。なお、接着剤による接着に限らず、切り起こし形成した爪部を係合させて連結したり、溶接にて接合したりするなどで連結してもよい。この磁性体300Aは、磁石部200Aに連結された状態で、内枠部330Aの外側面が内側ヨーク220Aの内側面に所定の間隙寸法の磁気ギャップGを介して対向し、内枠部330Aの外側面に磁極面すなわちS極が形成されて磁気回路を構成する。
【0057】
振動板400Aは、例えば表面が防触処理されたマグネシウム薄板や樹脂フィルムなどにて略薄膜状に形成されている。振動板400Aは、磁石部200A及び磁性体300Aの棒状形状に合わせて長手方向を有する長円形に形成されていて、この長手方向に沿う二辺に対応した位置にそれぞれ磁石部200Aおよび磁性体300Aが配置されている。この振動板400Aの略中央に曲面状の振動部410Aを有している。この振動部410Aの周縁には、振動部410が湾曲する側と反対側に略円筒状の立上部420Aが一連に屈曲形成されている。この立上部420Aは、磁性体の内枠部330Aの外側面と磁石部200Aの内側ヨーク220Aの内側面との間を接触しないように形成されている。さらに、立上部420Aの軸方向の一端には、外側方向に振動部410Aと同方向に湾曲する曲面状となるエッジ部430Aが円弧状に一連に屈曲形成されている。また、エッジ部430Aの外周には、外方に鍔状に突出する挾持部440Aが一連に折曲形成されている。なお、振動部410A、エッジ部430Aおよび立上部420Aはそれぞれ別体で構成してもよい。また、振動部410Aと立上部420Aを一体構成してもよいし、エッジ部430Aと立上部420Aを一体構成してもよい。
【0058】
ボイスコイル500Aは、例えば線材が振動板400の立上部420の外側面に直接巻回されて巻装されている。なお、接着剤などにて固定するとよい。そして、線材の両端部が、磁性体300が連結された側と反対側に引き出され、音声信号の入力端となる。
【0059】
また、外側ヨーク230Aの磁石本体210Aが配置されない円弧部234Aでは振動板400Aが平面方向に円弧状に形成されている。ボイスコイル500Aは、磁石本体210Aおよび磁性体300Aが配置される箇所においては直線部分を有し、棒状の磁石本体210Aの沿って配置される、外側ヨーク230Aの円弧部234Aに当たる箇所では振動板400Aの立上部420Aの形状に合わせて円弧状に形成される。
振動板400Aの挾持部440Aは、磁石本体210Aおよび磁性体300Aが配置される直線部233Aにおいて、外側ヨーク230Aのフランジ部232Aと外枠部310Aの押さえ部311Aに挟持されて固定され、円弧部では、外側ヨーク230Aに接着等の手段により固定されている。また、円弧部において外側ヨーク230Aを覆い振動板400Aを挟持する保持具を用いてもよい。
【0060】
(スピーカ装置の作用効果)
前述した第1の実施の形態の作用効果と同様に、磁性体300Aを磁石部200Aの一方の磁極面に外側ヨーク230Aを介して接合し、振動板400Aのエッジ部430Aを覆ってボイスコイル500の内側に回り込む状態に設ける。これにより、第1の実施の形態と同様に、容易に薄型化でき、内枠部330Aの形状を特徴付けることにより例えばホーン効果や管共振などの音響特性も他の部材を用いることなく用意に調整できる。
【0061】
また、第3の実施の形態では棒状の磁石部200Aを用いているので、リング状の磁石に比べて、加工しやすく、また加工にかかる費用も安くなる。これにより、第3の実施の形態では、生産かかる手間やコストが低減できる。
【0062】
さらに、ボイスコイル500Aは、直線部分を有する形状に振動板400Aの立上部420Aに巻装されているので、このボイスコイル500A直線部分と棒状の磁石部200Aの直線部分を対応させて配置することができる。これにより、ボイスコイル500Aが撓むことなく、磁石部200Aの磁極面と絶えず一定の距離を保てるので、良好な磁気回路を維持することが可能である。
【0063】
そして、一対の棒状の磁石部200Aが対向して配置されているため、これらの磁石部200Aによって形成される磁気回路は対照的な形となり、ボイスコイル500Aに流れる電気信号によって左右対称な同様の振動を得ることができるので、良好な振動板400Aの振動が得られ、音声信号の良好な再生出力が得られる。
【0064】
また、振動板400Aは、ボイスコイル500Aの形状、および磁石部200Aの形状に合わせて長手方向および長手方向と直交する方向を有する長円形状に形成されているため、例えば挾持部440Aの寸法を容易に合わすことができる等、組み立てが容易に行える。
【0065】
〔第4の実施の形態〕
次に本発明のスピーカ装置の他の実施形態である第4の実施の形態を図8ないし図10に基づいて説明する。図8は第4の実施の形態におけるスピーカ装置を示す平面図であり、図9は図8の一点鎖線B−Bにおける断面図であり、図10は図8の一点鎖線C−Cにおける断面図である。
【0066】
(スピーカ装置の構成)
第3の実施の形態のスピーカ装置においてボイスコイルを平面略矩形形状に形成したものが第4の実施の形態である。図8において、スピーカ装置100Bは、ボイスコイル500Bは矩形状に形成され、この矩形形状の4辺に対応した位置に棒状の磁石部200A,200Bが配置されている。すなわち、矩形の長手方向に対向する一対の棒状の磁石部200Aが配置され、長手方向と直交する方向に一対の対向する棒状の磁石部200Bが配置されている。これらの磁石部200Bは、磁石部200Aの両端側に配置され、磁石部200Aの長さ寸法よりも小さく設計されている。磁石部200Aについては、前述した第3の実施の形態と同様のため説明を省略し、以下、磁石部200Bが配置され長手方向と直交する方向について説明する。
【0067】
磁石部200Bは、磁石本体210Bと、内側ヨーク220Bと、外側ヨーク230Bとを備えている。磁石本体210Bは、磁性材料にて棒状に形成され、内側面と外側面とに磁石本体210Aと同一となる磁極面が形成されている。すなわち、磁石本体210Bは、例えば、磁石本体210Aの内側面にN極、外側面にS極が着磁されていれば、磁石本体210Bは内側面にN極、外側面にS極となる状態に着磁されている。
【0068】
内側ヨーク220Bは、第3の実施の形態で述べた内側ヨーク220Aと同様に形成される部材であるが、固定される磁石本体210Bの長さ寸法が磁石本体210Aの長さ寸法より小さいため、内側ヨーク220Bの長手方向寸法も内側ヨーク220Aの長手方向寸法より小さく設定されている。
【0069】
外側ヨーク230Bは、互いに対向する直線部233Aとこれらの直線部233Aを連結させる円弧部234Bとを備えている。外側ヨーク230Bは、磁石本体210Aに固定される外側固定部231A、及び磁石本体210Bに固定される外側固定部231Bを有している。この外側固定部231A,232Bの軸方向の一端には外方に鍔状に突出するフランジ部232A,232Bが一連に折曲形成されている。この時、円弧部234Aでのフランジ部232Bは、直線部233Aでのフランジ部よりも外側に大きく形成されていて、振動板400Bの挾持部440Aをフランジ部232A,232Bに接着固定できるようにしている。
【0070】
この外側ヨーク230Bの外側固定部231Bの軸方向上部には、磁性体300Bの一部を構成する外筒部としての外枠部310Bが配置されている。この外枠部310Bの軸方向の下端には、外方に鍔状に突出する押さえ部311Bが一連に折曲形成されている。この押さえ部311Bは外部に大きく突出した形状をしていて、外側ヨーク230Bのフランジ部232Bと接合されるように形成している。外枠部310Bの他端には、略円弧状に内側に屈曲された架橋部320Bが一連に形成され、さらに、架橋部320Bの内側には、内筒部としての内枠部330Bが一連に屈曲形成されている。この磁性体300Bは、磁石部200Bの外側ヨーク230Bに連結された状態で、内枠部330Bの外周面が内側ヨーク220Bの内周面に所定の間隙寸法の磁気ギャップGを介して対向し、内枠部330Bの外周面に磁極面すなわちS極が形成されて磁気回路を構成する。
【0071】
振動板400Bは、例えば表面が防触処理されたマグネシウム薄板やコーン紙などにて略薄膜状に形成されている。振動板400Bは、磁石部200A及び磁性体300Aの棒状形状に合わせて長手方向を有する長円形に形成されている。振動板400Bの略中央に曲面状の振動部410Bを有している。この振動部410Bは略矩形状に形成されていて、この振動部410Bの周縁には、振動部410Bが湾曲する側と反対側に略円筒状の立上部420Bが一連に屈曲形成されている。この立上部420Bは、磁性体の内枠部330A,330Bの外側面と磁石部200A,200Bの内側ヨーク220A,220Bの内側面との間を接触しないように形成されている。さらに、立上部420Bの軸方向の一端には、外側方向に振動部410Bと同方向に湾曲する曲面状となるエッジ部430Bが円弧状に一連に屈曲形成されている。また、エッジ部430Bの外周には、外方に鍔状に突出する挾持部440Bが一連に折曲形成されている。なお、振動部410B、エッジ部430Bおよび立上部420Bはそれぞれ別体で構成してもよい。また、振動部410Bと立上部420Bを一体構成してもよいし、エッジ部430Bと立上部420Bを一体構成してもよい。
【0072】
(スピーカ装置の作用効果)
前述した第1の実施の形態の作用効果と同様に、磁性体300A,300Bを磁石部200A,200Bの一方の磁極面に外側ヨーク230Bを介して接合し、振動板400Bのエッジ部430Bを覆ってボイスコイル500Bの内側に回り込む状態に設ける。これにより、第1の実施の形態と同様に、容易に薄型化でき、内枠部330A,330Bの形状を特徴付けることにより例えばホーン効果や管共振などの音響特性も他の部材を用いることなく用意に調整できる。
【0073】
また、ボイスコイル500Bが矩形形状に形成され、この矩形の長手方向に互いに対向する一対の棒状の磁石部200Aが設けられ、長手方向と直交する方向に互いに対向する一対の棒状の磁石部200Bが磁石部200Aの両端側に設けられている。これにより、リング状の磁石を用いた場合よりも作成が容易であるうえに、棒状磁石によってボイスコイル500Bの全周部に磁気回路を形成することができるので、良好な音声の再生出力を得ることができる。
【0074】
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
【0075】
すなわち、磁石部200,800の構成は上述した構成に限らず、適宜変更できる。例えば、上述したように、連結ヨーク820を設けないなどとしてもよい。また、磁性体300,900についても磁石部200,800の一方の磁極面に連結してボイスコイル500の内周側に回り込む状態となるいずれの形状に変更できる。例えば、第2の実施の形態において、磁性体900の外筒部310の端部にて十分に接合できる場合には、挾持鍔部910を設けない、フランジ部232を設けないなどしてもよい。さらに、第1の実施の形態においても、位置決めが組立治具などにより容易にできるのでれば、位置決め嵌合部233を設けなくてもよい。
【0076】
例えば、図11に示すように、第1の実施の形態における磁石部200の外側ヨーク230に位置決め嵌合部を設けず、第2の実施の形態における磁性体900を用いて振動板400を挾持固定するようにしてもよい。
【0077】
また、例えば図11に示すように、磁性体300に、バスレフレックス効果やホーン効果、管共振などの音響特性が得られる構成を設けてもよい。すなわち、図11を例にとると、950はカバー部で、このカバー部950は、例えば鋼板などにて略円板状に形成された板部951を有している。この板部951の周縁には、一面側に傾斜して折曲され、磁性体900に接合される接合部952が設けられている。また、板部951には、円形孔953Aが複数開口形成されている。そして、円形孔953Aの内周縁には、接合部952が折曲する側に導出する略円筒状のダクト953が一連に設けられている。このカバー部950は、ダクト953が振動板400に向けて突出する状態に、接合部952の先端部が磁性体900の架橋部320に溶接などにより接合され、一体的に磁性体900に取り付けられる。なお、磁性体900に設ける通孔321は、カバー部950と振動板400とにて区画される空間に臨む状態に設けることが好ましく、このような構成によると、エッジ部430と磁性体900との間の空間をダクト953と共振させる容積として使用できるので、バスレフレックス効果が演出することができ、より適切な音響特性が得られる。
【0078】
また、図6におけるカバー部950Aは略矩形状に形成された板部951Aを有している。この板部951Aの周縁は、磁性体300Aに接合されていて、互いに対向する磁性体300Aを連結している。特に第3の実施の形態のように一対の棒状の磁石部200Aが対向配置されたスピーカ装置100Aはスピーカ装置の長手方向と直交する方向への圧力に弱くなるが、このカバー部950Aで磁性体300A間に連結することでスピーカ装置100Aを補強するとともに振動板400Aを保護することができる。また、このカバー部950Aに設けられる孔部954はスピーカ装置100Aより発生する音の振動を外部に伝える孔である。
【0079】
このように、磁性体300,900がエッジ部430を覆ってボイスコイル500の内周側に回り込む形状であることから、略円板上のカバー部950を容易に取り付けることができ、製造性を向上できるとともに、簡単な構成で振動板400を保護できる。さらには、略円筒状のホーン部953をカバー部950に設ける簡単な構成で、音響特性を付与させることが容易にできる。なお、振動板400のカバーとしてのみカバー部950を用いる場合には、板部951を例えばパンチングメタルやメッシュ状の構成として音の伝播性を確保する構成とすることが好ましい。
【0080】
さらに、磁性体300,900と磁石部200,800との接合する構成は、いずれの方法としてもよい。例えば、図12に示すように、十分な位置決め保磁力が得られるのであれば、振動板400の挾持部440の幅寸法を狭くして、磁性体300の挾持鍔部910と磁石部800の連結ヨーク820との一部が直接接合するようにしてもよい。この場合、例えば挾持鍔部910に挾持部440の厚さ分で段差を設けることにより、位置決めが容易にできるとともに、挾持鍔部910および連結ヨーク820の密着性が向上するので好ましい。この図12に示す構成によれば、磁性体300と磁石部800とが直接接合するので、磁束の漏れを防止し良好な磁気回路を得ることができる。なお、挾持部440の厚さ分の段差は、連結ヨーク820に設けたり、双方に設けてもよい。
【0081】
また、磁性体300,900と磁石部200,800との接合の際に振動板400の周縁部を挾持して位置決め保持して説明したが、この挾持固定にて位置決め保持する構成に限らず、例えば磁性体300,900に振動板400を位置決め保持する構成を設け、直接磁性体300,900に振動板400を位置決め保持させるなどしてもよい。
【0082】
そして、スピーカ装置100,700としては、上述したように、携帯型の電気機器に用いるものに限られない。
【0083】
また、スピーカ装置100,700を組立形成する際、組立治具600を用いなくてもよい。そして、組立治具600としては、上記構成に限られない。例えば磁性体900を用いる場合、磁石部200,800の外周面を磁性体900の外周が連続する状態に位置決めする部材をさらに設けた構成などの治具を用いてもよい。さらに、切り込み部621を有しない構成、位置決め部620を略円柱状に形成して円周上に複数突設した構成などとしてもよい。
【0084】
そして、スピーカ装置100,700の背面側である磁性体300,900が取り付けられる側と反対側の組立治具600が取り外される側に、ネット、織布、不織布などの防塵部材を設けてもよい。
【0085】
また、振動板400の立上部420の外周面にボイスコイル500を巻装して説明したが、例えば立上部420の内周面に巻装してもよい。
【0086】
さらに、第3、第4の実施の形態において、振動板400A,400Bの平面方向の形状は長円形状としているが、矩形形状や楕円形状、三角形状や六角形状等の略多角形状等でもよく、閉口状に形成しているものであればよい。また、同様にボイスコイル500A、500Bについても例えば、平面方向の形状は矩形形状や楕円形状、三角形状や六角形状等の略多角形形状でもよく、すなわち閉口状に形成されているものであればよい。ボイスコイルが平面楕円形状に形成されている場合は、楕円状の磁石を用いてもよく、また円弧状の磁石と棒状の磁石を組み合わせても用いてもよい。ボイスコイルが平面略多角形状に形成されている場合は、それぞれの辺に対応する位置に棒状磁石を設置することができる。
【0087】
また、第1、第2の実施の形態ではリング状の磁石を用いて、第3、第4の実施の形態では棒状の磁石を用いたが、これらのリング状の磁石と棒状の磁石を組み合わせて形成されるスピーカ装置であってもよく、これらの磁石の形状は特にこだわらない。例えば、長手方向を有する長円形のスピーカ装置で直線部においては棒状の磁石を用い、円弧部においては半円状の磁石を用い、前周部に亘って磁気回路を形成できるスピーカ装置であってもよい。
【0088】
また、第1、第3及び第4の実施の形態及びこれらの図3,図7,図9において、磁石部200,200A,200Bは、内側ヨーク220,220A,220Bと磁石本体210,210A,210Bと外側ヨーク230,230A,230Bとが軸方向における一端面が面一となるように形成されているが、これに限らない。すなわち、例えば、図13に示すように磁石分200の磁石本体210が軸方向に沿って若干下方に配置されているものであってもよい。
【0089】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
【0090】
〔実施の形態の作用効果〕
上述したように、ボイスコイル500を一体的に設けた振動板400の周縁部を位置決め保持して磁石部200の一方の磁極面に磁性体300を連続させ、振動板400のエッジ部430を覆ってボイスコイル500の内周側に磁性体300が対向する状態とし、ボイスコイル500を軸方向で移動自在に磁石部200の径方向で介在する磁気ギャップGを形成して磁気回路を形成させる。このため、磁性体300が振動板400の外周側からエッジ部430の表面を介してボイスコイル500の内周側にドーム状に入り込む状態となり、ボイスコイル500の外周側に磁石部200が位置する構成が得られ、特に携帯型の電気機器に用いられるものでは振動板400の振幅が比較的に狭いことから、エッジ部430と磁性体300との距離を狭くしても十分に振動部410の振動による発音が得られ、厚さ方向の寸法を薄くすることができ、容易に薄型化できる。また、磁性体300が発音する側の表面側でドーム状に位置することから、例えばホーン効果や管共振などの音響特性も他の部材を用いることなく磁性体300により容易に調整でき、汎用性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるスピーカ装置を示す平面図である。
【図2】前記第1の実施の形態におけるスピーカ装置を示す側面図である。
【図3】前記第1の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【図4】前記第1の実施の形態におけるスピーカ装置の組立動作を示す説明図である。
(A):磁石の位置決め工程を示す説明図
(B):振動板の位置決め工程を示す説明図
(C):磁性体の組み付け工程を示す説明図
(D):スピーカ装置の完成状態を示す説明図
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるスピーカ装置を示す平面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるスピーカ装置を示す平面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるスピーカ装置を示す別の断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施の形態におけるスピーカ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
100,700,100A,100B スピーカ装置
200,800,200A,200B 磁石部
210,810,210A,210B 磁石本体
220,220A,220B 内側ヨーク
230,230A 外側ヨーク
233 位置決め部としての位置決め嵌合部
300,900,300A,300B 磁性体
310,310A,310B 外筒部
320,320A,330B 架橋部
321 通孔
330,330A,330B 内筒部
400,400A,400B 振動板
410,410A,410B 振動部
420,420A,420B 立上部
430,430A,430B エッジ部
440,440A,440B 挾持部
500,500A,500B ボイスコイル
600 組立治具
610 載置部
620 ギャップ位置決め部
621 切り込み部
820 連結ヨーク
830 磁極形成ヨーク
950,950A,950B カバー部
953 ホーン部
G 磁気ギャップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a speaker device that vibrates a diaphragm with a voice coil disposed in a magnetic circuit and generates a sound. In place Related.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, speaker devices can be broadly classified into two types, an inner magnet type and an outer magnet type (see, for example, Patent Document 1). As described in
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-58-53299 (
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, portable electric devices such as mobile phones, PHS (Personal Handyphone System), PDA (Personal Digital Assistant), and notebook personal computers have been widely used in recent years, and a reduction in size and weight of the speaker is expected.
[0005]
The present invention is a speaker device that can be easily reduced in thickness in view of the above situation. Place The purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A magnet body, a yoke magnetically coupled to an outer peripheral surface on which one of the magnetic poles of the magnet body is formed, a vibrating portion, an edge portion, and an upright portion disposed between the vibrating portion and the edge portion A magnetic plate that is magnetically coupled to the yoke and disposed opposite the magnet body, and a voice coil wound around the upright portion of the diaphragm, The magnetic body is provided with an inner cylindrical portion disposed inside the magnet body, an outer cylindrical portion disposed outside the magnet, and the edge provided between the inner cylindrical portion and the outer cylindrical portion. A bridging portion arranged to cover the portion, and the inner cylinder portion is formed along the upright portion continuously to the bridging portion, and a magnetic gap is formed between the inner cylinder portion and the magnet body. The diaphragm is arranged with the upright portion in the magnetic gap. Together are, the vibrating portion on the inner side of the inner cylinder portion is provided in a state of being arranged This is a speaker device.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment which is an embodiment of a speaker device of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, although this Embodiment illustrates about a small speaker apparatus, it is not this limitation.
[0010]
[First Embodiment]
(Configuration of speaker device)
FIG. 1 is a plan view showing the speaker device. FIG. 2 is a side view showing the speaker device. FIG. 3 is a cross-sectional view showing the speaker device. In FIGS. 1 to 3,
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
In the
[0016]
The
[0017]
When the
[0018]
The
[0019]
(Assembly operation of speaker device)
Next, the assembly operation of the
[0020]
First, an
[0021]
Then, as shown in FIG. 4 (A), the
[0022]
Further, as shown in FIG. 4B, the
[0023]
Thereafter, as shown in FIG. 4C, the end of the outer
[0024]
Then, as shown in FIG. 4D, the
[0025]
(Effects of speaker device)
As described above, in the first embodiment, the holding
[0026]
The
[0027]
Further, a gripping
[0028]
Further, since the peripheral edge portion of the
[0029]
The
[0030]
Further, the
[0031]
Furthermore, as a configuration of the
[0032]
In addition, a positioning
[0033]
Then, a through
[0034]
[Second Embodiment]
Next, a second embodiment, which is another embodiment of the speaker device of the present invention, will be described with reference to FIG. The second embodiment shown in FIG. 5 is obtained by changing the magnetization direction of the
[0035]
(Configuration of speaker device)
In FIG. 5,
[0036]
The
[0037]
The connecting
[0038]
The magnetic
[0039]
As shown in FIG. 5, in the
[0040]
In the
[0041]
Further, the holding
[0042]
(Assembly operation of speaker device)
Next, the assembly operation of the
An
[0043]
Thereafter, the
[0044]
Then, the
[0045]
(Effects of speaker device)
As described above, in the second embodiment, similarly to the first embodiment, the
[0046]
Further, a
[0047]
Then, the
[0048]
Furthermore, since the outer diameter of the
[0049]
Since the inner peripheral surface of the connecting
[0050]
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment, which is another embodiment of the speaker device of the present invention, will be described with reference to FIGS. In the third embodiment shown in FIG. 6, the ring-shaped
[0051]
(Configuration of speaker device)
In FIG. 6, 100A is a speaker device, and this
[0052]
The
[0053]
The
[0054]
The
[0055]
The
[0056]
In the
[0057]
The
[0058]
The
[0059]
Further, in the
The holding
[0060]
(Effects of speaker device)
Similar to the operation and effect of the first embodiment described above, the
[0061]
Further, since the rod-shaped
[0062]
Further, since the
[0063]
And since a pair of rod-shaped
[0064]
The
[0065]
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment, which is another embodiment of the speaker device of the present invention, will be described with reference to FIGS. 8 is a plan view showing the speaker device according to the fourth embodiment, FIG. 9 is a cross-sectional view taken along a dashed-dotted line BB in FIG. 8, and FIG. 10 is a cross-sectional view taken along a dashed-dotted line CC in FIG. It is.
[0066]
(Configuration of speaker device)
In the speaker device of the third embodiment, the voice coil is formed in a substantially rectangular shape in a plane, which is the fourth embodiment. In FIG. 8, in the
[0067]
The
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
At the upper part in the axial direction of the
[0071]
The
[0072]
(Effects of speaker device)
Similar to the effects of the first embodiment described above, the
[0073]
In addition, the
[0074]
[Modification of Embodiment]
In addition, this invention is not limited to each embodiment mentioned above, The deformation | transformation shown below is included in the range which can achieve the objective of this invention.
[0075]
That is, the configuration of the
[0076]
For example, as shown in FIG. 11, the positioning yoke is not provided in the
[0077]
For example, as shown in FIG. 11, the
[0078]
Further, the
[0079]
Thus, since the
[0080]
Furthermore, the structure which joins the
[0081]
In addition, the
[0082]
As described above, the
[0083]
Further, when assembling and forming the
[0084]
Further, a dustproof member such as a net, a woven fabric, or a non-woven fabric may be provided on the side where the
[0085]
Further, although the
[0086]
Further, in the third and fourth embodiments, the planar shape of the
[0087]
In addition, in the first and second embodiments, ring-shaped magnets are used, and in the third and fourth embodiments, rod-shaped magnets are used. However, these ring-shaped magnets and rod-shaped magnets are combined. The shape of these magnets is not particularly particular. For example, a speaker device that can form a magnetic circuit over a front circumference portion using an oval speaker device having a longitudinal direction using a rod-shaped magnet in a linear portion and a semicircular magnet in an arc portion. Also good.
[0088]
In the first, third, and fourth embodiments and FIGS. 3, 7, and 9, the
[0089]
In addition, the specific structure and procedure for carrying out the present invention can be appropriately changed to other structures and the like within a range in which the object of the present invention can be achieved.
[0090]
[Effects of Embodiment]
As described above, the peripheral portion of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a speaker device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the speaker device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the speaker device according to the first embodiment.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an assembly operation of the speaker device according to the first embodiment.
(A): explanatory diagram showing a magnet positioning step
(B): explanatory view showing the positioning step of the diaphragm
(C): explanatory diagram showing the assembly process of the magnetic body
(D): explanatory diagram showing the completed state of the speaker device
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a speaker device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a speaker device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a speaker device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a speaker device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a speaker device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 10 is another cross-sectional view showing a speaker device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a speaker device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a speaker device according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a speaker device according to still another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100, 700, 100A, 100B Speaker device
200, 800, 200A, 200B Magnet part
210, 810, 210A, 210B Magnet body
220, 220A, 220B Inner yoke
230, 230A Outer yoke
233 Positioning fitting part as positioning part
300, 900, 300A, 300B Magnetic material
310, 310A, 310B outer cylinder
320, 320A, 330B Cross-linking part
321 through hole
330, 330A, 330B Inner tube
400, 400A, 400B Diaphragm
410,410A, 410B Vibrating part
420, 420A, 420B
430, 430A, 430B Edge part
440, 440A, 440B Holding part
500, 500A, 500B voice coil
600 Assembly jig
610 Placement section
620 Gap positioning part
621 Notch
820 connecting yoke
830 Magnetic pole forming yoke
950, 950A, 950B Cover part
953 Horn
G Magnetic gap
Claims (21)
前記磁石本体の一方の磁極が形成される外周面と磁気的に連結されるヨークと、 A yoke magnetically coupled to an outer peripheral surface on which one of the magnetic poles of the magnet body is formed;
振動部、エッジ部、およびこれらの振動部とエッジ部との間に配置される立上部を備えた振動板と、 A diaphragm having a vibrating portion, an edge portion, and a raised portion disposed between the vibrating portion and the edge portion;
前記ヨークと磁気的に連結され、前記磁石本体と対向して配置される磁性体と、 A magnetic body magnetically coupled to the yoke and disposed to face the magnet body;
前記振動板の前記立上部に巻装されるボイスコイルと、 A voice coil wound around the upright portion of the diaphragm;
を具備し、 Comprising
前記磁性体は、前記磁石本体の内側に配設される内筒部、前記磁石の外側に配設される外筒部、およびこれらの内筒部および外筒部の間に設けられて前記エッジ部を覆って配置される架橋部を備え、 The magnetic body is provided with an inner cylindrical portion disposed inside the magnet body, an outer cylindrical portion disposed outside the magnet, and the edge provided between the inner cylindrical portion and the outer cylindrical portion. Comprising a bridging part arranged over the part
前記内筒部は、前記架橋部に連続して、前記立上部に沿って形成され、 The inner cylinder portion is formed along the upright portion continuously to the bridging portion,
前記内筒部および前記磁石本体の間において磁気ギャップが形成され、 A magnetic gap is formed between the inner cylinder part and the magnet body,
前記振動板は、前記磁気ギャップ内において前記立上部が配置されるとともに、前記内筒部の内側に前記振動部が配置される状態に設けられた The diaphragm is provided in a state in which the rising portion is disposed in the magnetic gap and the vibration portion is disposed inside the inner cylinder portion.
ことを特徴としたスピーカ装置。 A speaker device characterized by that.
前記磁石本体はリング状に形成された
ことを特徴とするスピーカ装置。The speaker device according to claim 1,
The speaker device characterized in that the magnet body is formed in a ring shape.
前記磁石本体は棒状に形成された
ことを特徴とするスピーカ装置。The speaker device according to claim 1,
The speaker body, wherein the magnet body is formed in a rod shape.
前記ボイスコイルは直線部分を有し、この直線部分に対応した位置に磁石本体が配置された
ことを特徴とするスピーカ装置。The speaker device according to claim 3,
The said voice coil has a linear part, The magnet main body is arrange | positioned in the position corresponding to this linear part. The speaker apparatus characterized by the above-mentioned.
前記磁石本体は互いに対向した位置に少なくとも2つ配置された
ことを特徴とするスピーカ装置。The speaker device according to claim 3 or 4, wherein
At least two of the magnet bodies are arranged at positions facing each other.
前記ボイスコイルは略多角形状に形成され、この略多角形のそれぞれの辺に対応する位置に前記磁石本体が配置された
ことを特徴とするスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 3 to 5,
The speaker device, wherein the voice coil is formed in a substantially polygonal shape, and the magnet main body is disposed at a position corresponding to each side of the substantially polygonal shape.
前記振動板は、前記エッジ部の外周縁に外方に向けて鍔状に突出して前記磁性体に位置決め保持される挾持部が一連に設けられた
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 1 to 6 ,
The speaker device according to claim 1, wherein the diaphragm is provided with a series of gripping portions that protrude outward in an outer peripheral edge of the edge portion and are positioned and held on the magnetic body.
前記ヨークは、前記磁性体との間に前記振動板の周縁部を挾持固定することで位置決め保持する外側ヨークと、前記磁石本体の内側面に嵌合され内側面が前記ボイスコイルを介して前記磁性体に略対向して磁気ギャップを形成する内側ヨークと、を備えた
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 1 to 7 ,
The yoke includes an outer yoke that is positioned and held by sandwiching and fixing the peripheral edge of the diaphragm between the magnetic body and the inner surface of the magnet body that is fitted to the inner surface of the magnet body via the voice coil. And an inner yoke that forms a magnetic gap substantially opposite to the magnetic body.
前記磁石本体は、軸方向の両端面に異なる磁極を有し、
前記ヨークは、前記磁石本体の軸方向の一端面に設けられ前記磁性体とにて前記振動板の周縁部を挾持固定することで位置決め保持する連結ヨークと、前記磁石本体の他端面に設けられ内側縁に前記ボイスコイルを介して前記磁性体に略対向して磁気ギャップを形成する磁極形成ヨークと、を備えた
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 1 to 7 ,
The magnet body has different magnetic poles on both end faces in the axial direction,
The yoke is provided on one end surface in the axial direction of the magnet main body, and is provided on the other end surface of the magnet main body, which is positioned and held by sandwiching and fixing the periphery of the diaphragm with the magnetic body. And a magnetic pole forming yoke that forms a magnetic gap substantially opposite to the magnetic body via the voice coil at an inner edge.
前記連結ヨークの内周縁は、前記磁石本体の内周縁に連続する
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to claim 9 ,
The speaker device according to claim 1, wherein an inner peripheral edge of the connecting yoke is continuous with an inner peripheral edge of the magnet body.
前記連結ヨークの内側面は、前記磁気形成ヨークに向けた方向に対して傾斜する
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to claim 9 or 10 , wherein
The speaker device according to claim 1, wherein an inner surface of the connecting yoke is inclined with respect to a direction toward the magnetic forming yoke.
前記磁極形成ヨークは、前記連結ヨークに近接する縁が鈍角に形成された
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 9 to 11 ,
The speaker device, wherein the magnetic pole forming yoke has an obtuse edge formed adjacent to the connecting yoke.
前記磁性体および前記磁石本体のうちの少なくともいずれか一方は、前記磁性体および前記磁石本体の中心位置を同芯上に位置決めする位置決め部を有した
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 1 to 12 ,
Speaker device at least one, which is characterized in that the center position of the magnetic body and the magnet main body having a positioning portion for fit position-decided on the same core of the magnetic body and the magnet main body.
前記磁性体は、前記振動板のエッジ部に対向する位置に通孔が設けられた
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 1 to 13 ,
The speaker is characterized in that the magnetic body is provided with a through hole at a position facing the edge of the diaphragm.
前記磁性体に取り付けられ前記振動板の振動部を覆うカバー部を具備した
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to any one of claims 1 to 14 ,
A speaker device comprising a cover portion attached to the magnetic body and covering a vibration portion of the diaphragm.
カバー部は、所定方向に軸方向を有する筒状のホーン部を有した
ことを特徴としたスピーカ装置。The speaker device according to claim 15 ,
The cover unit includes a cylindrical horn unit having an axial direction in a predetermined direction.
前記磁石本体は、前記振動板と前記ヨークとの間に配置されている The magnet body is disposed between the diaphragm and the yoke.
ことを特徴としたスピーカ装置。 A speaker device characterized by that.
前記架橋部は、前記振動板の音放射方向に配置されている The bridging portion is disposed in the sound radiation direction of the diaphragm.
ことを特徴としたスピーカ装置。 A speaker device characterized by that.
前記ヨークは、前記磁石本体の外周面における下端側から前記外筒部に向かって延在し、前記磁石本体の外周を取り囲む状態に設けられた The yoke extends from the lower end side of the outer peripheral surface of the magnet body toward the outer cylinder portion, and is provided in a state of surrounding the outer periphery of the magnet body.
ことを特徴としたスピーカ装置。 A speaker device characterized by that.
前記立上部と、前記内筒部とは、略平行に配置されている The upright part and the inner cylinder part are arranged substantially in parallel.
ことを特徴としたスピーカ装置。 A speaker device characterized by that.
前記エッジ部は、断面がアーチ形状に形成される The edge portion is formed in an arch shape in cross section.
ことを特徴としたスピーカ装置。 A speaker device characterized by that.
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