JP4218516B2 - 表面波励起プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロ波発生装置からプラズマ処理室へマイクロ波を導入し、表面波励起プラズマを利用してCVDやエッチング等を行う表面波励起プラズマ処理装置に関する。
半導体製造プロセスでは、プラズマを利用してCVD成膜やエッチング等を行うプラズマ処理装置が用いられている。そのようなプラズマ処理装置としては、従来から平行平板型プラズマ処理装置や電子サイクロトロン共鳴(ECR:Electron Cyclotron Resonance)プラズマ処理装置などが使用されている。さらに、近年では、より大面積のプラズマを容易に発生させることができる表面波励起プラズマ(SWP:Surface Wave Plasma)処理装置が利用されるようになってきている。SWPプラズマ処理装置は、マイクロ波導波管に設けられたスロットアンテナから誘電体部材を介してマイクロ波電力をプラズマ生成室内に導入し、誘電体部材の表面に生じた表面波によってプラズマ生成室内のプロセスガスを励起し、表面波励起プラズマを生成し、このプラズマを利用して被処理物の処理を行うものである。
マイクロ波導波管の形状としては、直線状のものと環状のものがあり、被処理物の形状や処理目的などに応じて使い分けられている。環状の導波管を用いたマイクロ波導入装置は、マイクロ波を比較的均一にプラズマ生成室内に導入できるという長所がある。この種のマイクロ波導入装置としては、複数のスロットアンテナが形成された無終端環状導波管が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−345982号公報(第2頁、図6,9)
特許文献1の無終端環状導波管は、終端部を有さないために特定のスロットアンテナにマイクロ波電力が集中する場合がある。この無終端環状導波管をSWPプラズマ処理装置に使用すると、誘電体部材の特定の箇所でプラズマ密度が局在化し、被処理物にダメージを与えたり、処理が不均一になるという問題がある。
(1)請求項1の表面波励起プラズマ処理装置は、マイクロ波発生装置からマイクロ波を導入する導入口と終端部とを有し、複数のスロットアンテナが所定間隔で形成された底板を内側面とする環状のマイクロ波導波管および筒状を呈し、その筒の外側面が環状のマイクロ波導波管の底板に接して配設され、環状のマイクロ波導波管内を伝搬するマイクロ波をスロットアンテナを通して導入する筒状誘電体部材を有するマイクロ波導入手段と、筒状誘電体部材の内部空間に磁場を形成する磁場印加手段と、筒状誘電体部材を保持して気密空間を形成し、上面から磁場印加手段により磁場が印加され、側面に設けられた筒状誘電体部材を介して導入されたマイクロ波により気密空間に表面波励起プラズマを生成し、該表面波励起プラズマにより被処理物を処理する処理室と、処理室の上面からプロセスガスを導入するための上面ガス導入管と、処理室の側面から被処理物と筒状誘電体部材との間に材料ガスを導入するための側面ガス導入管とを備え、環状のマイクロ波導波管の終端部を該マイクロ波導波管の外周側に突出させ、その突出部に終端整合器を設けたことを特徴とする。この表面波励起プラズマ処理装置では、磁場印加手段をして内部空間に形成される磁場強度や磁場強度分布を可変とすることができる。
(2)請求項1〜3のいずれかの表面波励起プラズマ処理装置では、マイクロ波導入装置の環状のマイクロ波導波管を、導入口がマイクロ波導波管のほぼ中央にあって、導入口から導入したマイクロ波を2つに分岐して両終端部へ伝搬させるように構成することができる。この表面波励起プラズマ処理装置では、分岐した一方のマイクロ波伝搬方向に沿って筒状誘電体部材を取り囲むマイクロ波導波管の中心線の長さ、および分岐した他方のマイクロ波伝搬方向に沿って筒状誘電体部材を取り囲むマイクロ波導波管の中心線の長さを、マイクロ波の管内波長をλgとし、0.95λgからλgの範囲を定数kとしたとき、それぞれ定数kの整数倍に設定することが好ましい。
(3)請求項1〜3のいずれかの表面波励起プラズマ処理装置は、マイクロ波伝搬方向に沿って筒状誘電体部材を取り囲むマイクロ波導波管の中心線の長さを、マイクロ波の管内波長をλgとし、0.95λgからλgの範囲を定数kとしたとき、定数kの整数倍に設定することが好ましい。
(4)請求項7の表面波励起プラズマ処理装置は、請求項5または6の表面波励起プラズマ処理装置において、複数のスロットアンテナの所定間隔を、定数kの整数倍に設定することが好ましい。また、複数のスロットアンテナは、マイクロ波導波管の中心線を基準に、マイクロ波導波管の底板の中央付近に形成された第1のスロットアンテナ群とマイクロ波導波管の底板の周辺付近に形成された第2のスロットアンテナ群とを有し、第1のスロットアンテナ群と第2のスロットアンテナ群とを、マイクロ波導波管の中心線方向にk/4の整数倍だけ位置をずらして並行配置することが好ましい。
さらに、請求項1〜8のいずれかの表面波励起プラズマ処理装置では、マイクロ波導波管の各終端部に終端整合器をそれぞれ設けてもよい。
本発明によれば、マイクロ波を均一にプラズマ処理室内に導入でき、磁場によりプラズマ密度の均一化を図れるので、プラズマダメージのない均一な処理ができる表面波励起プラズマ処理装置を提供することができる。
以下、本発明による表面波励起プラズマ処理装置(以下、SWP処理装置という)の第1および第2の実施の形態について、図1〜18を参照しながら説明する。
〈第1の実施の形態〉
図1〜11により、第1の実施の形態によるSWP処理装置を説明する。図1は、第1の実施の形態によるSWP処理装置を模式的に示す全体構成図である。図2は、第1の実施の形態によるSWP処理装置の主要部の概略構成図である。図3は、図2のI−I断面図であり、マイクロ波導入部の構成を示す平面図である。図4は、図2における筺体内部の概略図である。
図1,2を参照すると、SWP処理装置100は、マイクロ波発生部1と、筺体2と、マイクロ波導入部10と、磁場印加部40とを備える。マイクロ波導入部10は、マイクロ波を伝搬させる環状導波管3と、筺体2の側面に組み込まれ、マイクロ波を筺体2内に導入する筒状の誘電体チューブ4とを備える。筺体2には、上面からプロセスガスを導入するための上面ガス導入管6、側面から材料ガスまたはプロセスガスを導入するための側面ガス導入管7、真空排気管8および被処理基板Sを保持する基板ホルダー9が配設されている。
マイクロ波発生部1は、マイクロ波電源11、マイクロ波発振器12、アイソレータ13、方向性結合器14および整合器15を備える。マイクロ波発生部1は、2.45GHzのマイクロ波を生成し、環状導波管3の導入口3aへ送出する。
環状導波管3は、例えばアルミニウム合金や非磁性のステンレス鋼で作製され、底板3dを内側面とする環状のマイクロ波導波管である。環状導波管3の底板3dには、図9に示すような複数のスロットアンテナ51〜58から成るスロットアンテナ群5が設けられている。底板3dの内面が磁界面(H面)と呼ばれる面である。環状導波管3の終端部3bには、終端(図3のE1)の位置を変化させるための終端整合器3cが設けられている。
誘電体チューブ4は、石英やアルミナなどで作製され、その両端面でOリング2aを介して筺体2に取り付けられているとともに、誘電体チューブ4の外側面が環状導波管3の底板3dに接して配設されている。これにより、筺体2内に気密空間が形成される。上面ガス導入管6および側面ガス導入管7からNガス、Hガス、Oガス、Arガス等のプロセスガスやSiHガス、Siガス等の材料ガスを導入しながら、真空排気管8を通して排気することにより、筺体2内は、所定圧力に保持される。後述するように、マイクロ波電力を環状導波管3から誘電体チューブ4に導入し、筺体2の内部空間にプラズマを生成する。
磁場印加部40は、筺体2の上部に載置され、棒状磁石41aと環状磁石41bとを含む。棒状磁石41aは、上面をN極、下面をS極とし、これとは逆に、環状磁石41bは、上面をS極、下面をN極として配置されている。棒状磁石41aと環状磁石41bの上面は、円板42に接しており、棒状磁石41aと環状磁石41bとが形成する空間を閉塞している。この閉塞空間は、棒状磁石41a、環状磁石41bとして電磁石を用いるときに、外部から冷却管43を通して冷却流体(例えば、冷却水)を循環させて電磁石を冷却する構造になっている。棒状磁石41aと環状磁石41bは、プラズマPが生成する空間に磁場MGを発生させる。図2,4では、磁場MGにおける磁界の向きは、N極からS極へ向かう磁力線で表わされており、磁力線がプラズマ生成領域に漏洩している。
図3を参照して、マイクロ波導入部10の構成を詳しく説明する。環状導波管3のマイクロ波伝搬方向に沿った中心線をCL1で示し、誘電体チューブ4を取り囲む中心線CL1の始点Aから終点Bまでの距離を長さL1で表わす。始点Aは、マイクロ波Mの導入口近傍にあり、終点Bは、終端E1から距離b1だけ離れている。スロットアンテナ51〜58は、環状導波管3のマイクロ波伝搬方向に沿って所定間隔で形成された長矩形状の開口である。
以下、簡単のために、環状導波管3および誘電体チューブ4の横断面形状は円形とし、その円の中心位置をOとする。また、スロットアンテナ51〜58は、中心位置Oから中心線CL1に投影された51a〜58aの位置にあるものとする。
マイクロ波Mは、導入口3aから環状導波管3内に入り、終端部3bに向かって終端E1まで伝搬し、マイクロ波Mの一部は、終端E1で反射する。環状導波管3内を伝搬するマイクロ波Mは、スロットアンテナ51〜58を通って誘電体チューブ4へ放射し、誘電体チューブ4を介して筺体2内に導入される。マイクロ波Mは表面波となって、この表面波エネルギーにより筺体2内のプロセスガスが電離、解離されてプラズマが生成する。表面波は、誘電体チューブ4の内面に沿って伝搬し、誘電体チューブ4の内面全域に拡がる。その結果、誘電体チューブ4の内面に対応する領域にプラズマが生成する。このプラズマを利用して、成膜、エッチング、アッシングなどのプラズマ処理が行われる。
この様子を図5を用いて説明する。図5は、プラズマPの領域で生じる化学反応の素過程を示す模式図である。図示されるように、円形状の誘電体チューブ4の軸線方向、すなわち被処理基板Sと直交する方向をZ方向とする。誘電体チューブ4の上端面4Aを基準とすると、htは、誘電体チューブ4の管の長さであり、hgは、上端面4Aと側面ガス導入管7による材料ガス導入位置との距離であり、hsは、上端面4Aと被処理基板Sとの距離である。また、上面ガス導入管6によるプロセスガス導入位置は、上端面4Aと同じ高さである。
誘電体チューブ4を介してマイクロ波Mが筺体内に導入されると、誘電体チューブ4の内面近傍では、プラズマ密度が高いためにイオン、電子、ラジカルが多数生成する。イオンと電子は、誘電体チューブ4の内面に沿って伝搬する表面波SWの作用を受けて、矢印で示されるように、被処理基板Sの被処理面と平行方向に運動する。従って、被処理基板Sの被処理面に対しては、高い運動エネルギーをもつ荷電粒子がほとんど入射しないので、プラズマダメージの非常に少ない処理が可能となる。電荷をもたないラジカルは、被処理基板Sの方向(Z方向)に拡散し、材料ガス分子と衝突して、分解、励起、再結合などの多岐にわたる気相反応を引き起こし、生成分子が薄膜状になって被処理基板Sの表面に堆積する。
図示のように、プラズマPが生成する空間において、磁力線がプラズマPの中心に向かうように磁場MGを発生させると、プラズマ密度の均一化を図ることができる。すなわち、誘電体チューブ4に近い周辺領域に存在する多数の電子は、磁場MGに拘束され、プラズマPの中心に向かう螺旋の周回軌道に沿って運動する。このため、相対的に電子密度が低い中央付近の電子密度が増加し、プラズマ密度の均一性が高くなる。また、磁場MGに拘束されて長時間運動する電子は、プロセスガス分子や材料ガス分子との衝突回数が実質的に増大するため、プラズマ密度の増加に寄与する。
上記のプラズマ処理中の状態を図6〜8により説明する。
図6は、Z方向のプラズマ電位分布を定性的に示すグラフ、図7は、Z方向の筺体内の雰囲気温度分布を定性的に示すグラフ、図8は、被処理基板Sの直上での電子密度分布を定性的に示すグラフである。但し、図6,7では、磁場が印加されていない場合のみを示す。
図6において、プラズマ電位は、誘電体チューブ4の管の長さhtに対応する領域では、高く一定であり、誘電体チューブ4の下端面(位置ht)を越えると急激に低下し、基板位置(hs)では非常に低くなる。そのために、被処理基板Sの表面はほとんどプラズマダメージを受けない。
図7において、筺体内の雰囲気温度は、誘電体チューブ4の下端面(位置ht)近傍では高いが、誘電体チューブ4の下端面からZ方向に離れるにつれて低下し、基板位置(hs)では低くなる。そのために、被処理基板Sの表面は、高温に曝されることがないので、被処理基板Sに形成されたデバイスの熱ダメージや膜質の劣化等を防止することができる。
図8(a)は、本実施の形態のSWP処理装置100によるプラズマ処理を行った場合の基板直上での電子密度分布を示すグラフである。なお、図8(a)には、参考のために、磁場が印加されていない場合の曲線も示す。図8(a)の横軸の矢印範囲は、誘電体チューブ4の内径を表わす。一方、図8(b)は、本実施の形態の比較例としたSWP処理装置を用いた場合のグラフである。比較例としたSWP処理装置は、マイクロ波を直進伝搬させる直線状の導波管と、x×yの面積をもつ平板状の誘電体とを用いた、いわゆる平面型SWP処理装置である。図8(b)では、導波管の延在方向の誘電体板の長さをx、延在方向に直交する方向の誘電体板の長さをyで表わす。
上述したように、図8(a)のグラフには、本実施の形態の磁場印加部を有するSWP処理装置100を用いた場合と、磁場印加部を有しないSWP処理装置を用いた場合の2本の曲線が描かれている。被処理基板の中心部と周辺部との変化量については、「磁場あり」ではΔρ3であり、「磁場なし」ではΔρ1である。一方、図8(b)のグラフでは、x方向、y方向ともに、被処理基板の直上の各点で電子密度の変化が大きい。被処理基板の中心部と周辺部との変化量を比べると、Δρ3<Δρ1<Δρ2である。すなわち、SWP処理装置100は、比較例に対して、均一なプラズマを生成でき、被処理基板の全面に均一なプラズマ処理ができる。また、「磁場あり」の方が「磁場なし」に比べると若干変化量が小さく、SWP処理装置100は、磁場の作用によって、より一層均一なプラズマを生成でき、被処理基板の全面に均一なプラズマ処理ができる。被処理基板の中心付近の電子密度については、「磁場あり」の曲線は、「磁場なし」に比べて電子密度が高くなっている。従って、磁場を印加することは、被処理基板の中心付近でプラズマ密度を増加させる効果がある。
本実施の形態では、磁場MGの強度を可変とすることができる。その手段としては、棒状磁石41aと環状磁石41bの少なくとも一方に電磁石を用い、電流値を増減する。また、永久磁石を用いる場合は、磁束密度、寸法形状を適宜選べばよい。
以下、環状導波管3の寸法およびスロットアンテナ51〜58の位置関係について説明する。
再び図3を参照すると、環状導波管3の中心線CL1の長さL1は、導波管内を伝搬するマイクロ波Mの波長をλgとし、0.95λgからλgの範囲を定数kとしたとき、定数kの整数倍に設定されている。ここで、定数kは、実験的に得られた数値である。nを正の整数とするとき、L1=n×kに設定することにより、環状導波管3内ではマイクロ波Mの定在波が形成される。定在波の形成により、常に環状導波管3の一定の位置から同位相のマイクロ波Mを強く放射させることができる。
次に図9を参照して、スロットアンテナ51〜58の形状、配置について説明する。図9は、図1〜3で説明した環状導波管3を展開し、スロットアンテナ群5の形状、配置を模式的に示す図である。前述したように、スロットアンテナ群5は、スロットアンテナ51〜58から構成され、その各位置を中心線CL1上の51a〜58aで表わすものとする。
図9において、スロットアンテナ同士の間隔p1は、定数kの整数倍に設定されている。環状導波管3の始点Aとこれに近接するスロットアンテナ51aとの距離、および環状導波管3の終点Bとこれに近接するスロットアンテナ58aとの距離は、いずれもp2であり、距離p2は、nを正の整数とすると、L1=n×kを満たすように、例えばkまたはk/2に設定されている。このように設定することにより、マイクロ波の定在波の位相にスロットアンテナ51〜58の位置51a〜58aを合わせることができ、マイクロ波電力を効率良く誘電体チューブ4に吸収させることができる。
スロットアンテナ51〜58の形状、寸法については、スロットアンテナ51〜58の長手方向の長さR1と幅方向の長さR2の比をr(=R1/R2)とすると、rは、2.5〜60の範囲、且つR2は、1.0〜20.0mmの範囲に設定される。このような形状、寸法をとることにより、誘電体チューブ4へのマイクロ波の放射が効率的になる。なお、環状導波管3の幅(底板3dの幅)の内寸は、約109mmである。
また、スロットアンテナ51〜58は、交互に角度を変えて配列している。例えば、スロットアンテナ53の長手方向が中心線CL1となす角度をθとすると、隣接するスロットアンテナ54の長手方向が中心線CL1となす角度を180°−θに設定する。このように、中心線CL1に対してスロットアンテナ51〜58を傾斜させて配置することにより、誘電体チューブ4の内面において、マイクロ波伝搬方向にも直交方向にもバランスよく表面波を伝搬させ、均一なプラズマを生成することができる。
図10は、図9とは別のスロットアンテナの配置例を示す。図10では、環状導波管3の中心付近には第1のスロットアンテナ群5A(51〜53)が配設されている。また、第1のスロットアンテナ群を挟んで、上下には、上側のスロットアンテナ群60A(61〜63)と下側のスロットアンテナ群60B(64〜66)の2列配置された第2のスロットアンテナ群が配設されている。
第1のスロットアンテナ群5A(51〜53)の中で、スロットアンテナ同士の間隔p1は、定数kの整数倍に設定されている。同様に、列を同じくする第2のスロットアンテナ群60Aまたは60Bの中でも、スロットアンテナ同士の間隔p1は、定数kの整数倍に設定されている。また、第1のスロットアンテナ群5Aと第2のスロットアンテナ群60A,60Bとは、図中ではk/4だけずらして示されているが、k/4の整数倍ずらして配置してもよい。さらに、始点Aとスロットアンテナ51の位置51aとの距離p2は、L1=n×kを満たすように、例えばkまたはk/2に設定されている。
以上のようにスロットアンテナ群5A,60A,60Bをそれぞれ配置することにより、マイクロ波Mの定在波の位相に総てのスロットアンテナの位置を合わせることができ、マイクロ波電力を効率良く誘電体チューブ4に吸収させることができる。また、図10の場合は、図9の場合よりも、誘電体チューブ4の内面において、マイクロ波伝搬方向にも直交方向にもバランスよく表面波を伝搬させ、より一層均一なプラズマを生成することができる。
図10におけるスロットアンテナ51〜53,61〜63,64〜66の形状、寸法は、図9と同様である。傾斜角度については、スロットアンテナ51〜53,61〜63,64〜66は、中心線CL1に対して傾斜させて配置することができる。スロットアンテナの長手方向が中心線CL1に対して傾斜する角度は、第1のスロットアンテナ群5Aでは角度θが60〜120°の範囲、第2のスロットアンテナ群60A,60Bでは角度φが−5〜+5°の範囲に設定される。なお、図10では、スロットアンテナ63のみを角度φだけ傾斜させて示している。また、第2のスロットアンテナ群60A,60Bは、環状導波管3の内面の幅方向のエッジからの距離mが30mm以内に配置される。
図9,10で示したようにスロットアンテナを配置することにより、マイクロ波Mの定在波の電界強度のピーク位置とスロットアンテナの位置が一致し、マイクロ波Mの放射が効果的に行われる。また、定在波の位相は、マイクロ波Mの伝搬につれて少しづつ位置ズレが生じるが、環状導波管3の終点Bから終端E1までの距離b1を可変とすることにより、位置ズレを補正することができる。
図11は、導波管内のマイクロ波Mの定在波の電界強度分布を一般的に示すグラフであり、中心線長さは、始点Aから終点Bまでの距離である。
図11(a)では、始点Aに近接するスロットアンテナの位置a1で定在波のピーク位置との位置ズレs1が生じており、位置a2からa5へとマイクロ波Mの伝搬に連れて位置ズレは大きくなっていく。図11(b)では、位置ズレs1が零となるように、終端整合器3cにより終端位置をE1からE1´へ移動させている。図11(b)から分かるように、スロットアンテナの位置a1と定在波のピーク位置とが合致しており、他のスロットアンテナでも位置ズレはほとんど生じていない。すなわち、終端位置を調整すれば、各スロットアンテナでマイクロ波Mの放射が効果的に行われる。
一般に、環状のマイクロ波導入部では、プラズマ生成領域が大きくなるにしたがって、プラズマ生成領域の中央付近の電子密度が低下し、プラズマ密度の均一性が低下する。また、筺体内のガス圧力が高くなるにしたがって、プラズマ生成領域の中央付近の電子密度が周辺付近の電子密度より相対的に大きく低下し、プラズマ密度の均一性が低下する。上述したように、本実施の形態では、SWP処理装置100に磁場印加部40を設けることによって、プラズマ密度の均一性を確保することができる。その結果、プラズマダメージのない均一な処理が可能なSWPプラズマ処理装置を実現できる。また、定数kを基準に、環状導波管3の寸法およびスロットアンテナ51〜58,61〜63,64〜66の形状、寸法、位置関係等を適正に設定することにより、マイクロ波電力を効率良く誘電体チューブ4に吸収させることができる。
〈第2の実施の形態〉
図12〜15により、本発明の第2の実施の形態によるSWP処理装置を説明する。図12は、第2の実施の形態によるSWP処理装置を模式的に示す全体構成図である。図13は、第2の実施の形態によるSWP処理装置のマイクロ波導入部の構成を示す平面図である。図14,15は、第2の実施の形態による環状導波管を展開し、スロットアンテナの形状、配置を模式的に示す図である。本実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
図12に示されるように、SWP処理装置200には、上述した磁場印加部40が配設されており、第1の実施の形態のSWP処理装置100と同様に、磁場を印加することができる構成である。
本実施の形態のSWP処理装置200が第1の実施の形態のSWP処理装置100と大きく異なる点は、環状導波管の構成である。
図12、13を参照すると、環状導波管30は、中央導波管31と、中央導波管31から分岐したスロット導波管32,33とを有する。スロット導波管32,33は、誘電体チューブ4の外側面に接してこれを取り囲むように配設されている。スロット導波管32には、スロットアンテナ71〜74が設けられるとともに、スロット導波管32の終端部32bには、終端整合器32cが設けられている。同様に、スロット導波管33には、スロットアンテナ75〜78が設けられるとともに、スロット導波管33の終端部33bには、終端整合器33cが設けられている。本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、誘電体チューブ4を取り囲む中心線CL2,CL3を基準に各スロットアンテナの位置(71a〜78a)を表わすものとする。
図13において、中央導波管31の一端から導入されたマイクロ波Mは、中心線上にある分岐点Cで2つに分離し、一方は、スロットアンテナ71側に進行し、中心線CL2に沿って終端E2まで伝搬する。他方は、スロットアンテナ75側に進行し、中心線CL3に沿って終端E3まで伝搬する。スロット導波管32の中心線CL2上の分岐点Cから終点Dまでの距離を長さL2、スロット導波管33の中心線CL3上の分岐点Cから終点Eまでの距離を長さL3とする。また、終点Dから終端E2までの距離はb2であり、終端整合器32cにより距離b2は可変である。同様に、終点Eから終端E3までの距離はb3であり、終端整合器33cにより距離b3は可変である。
スロット導波管32,33のそれぞれの中心線長さL2,L3を、L2=n1×k、且つL3=n2×kに設定することにより、環状導波管30内に形成されたマイクロ波Mの定在波のピーク位置にスロットアンテナ71〜78の位置71a〜78aを合わせることができる。その結果、誘電体チューブ4に対して同位相のマイクロ波Mを効率良く放射させることができる。第1の実施の形態と同様、定数kは、0.95λgからλgの範囲の値である。またn1,n2はを正の整数である。
本実施の形態の環状導波管30は、マイクロ波Mを2つに分岐して管内を伝搬させるので、第1の実施の形態の環状導波管3と比べて、寸法やスロットアンテナの個数が同じであれば、定在波のピーク位置とスロットアンテナの位置とのズレをより一層小さく抑えることができる。また、環状導波管30は、2つの終端整合器32c、33cを備えるので、1つの終端整合器よりも一層正確な位置調整ができる。なお、長さL2とL3とは、定数kの整数倍という条件を満たせば、等しくても等しくなくてもよい。
図14に示される環状導波管30の展開図において、スロットアンテナ同士の間隔p1は定数kの整数倍に設定されている。図14では、分岐点Cに近接するスロットアンテナ71,75の分岐点Cからの距離p2は、それぞれL2=n1×k、L3=n2×kの条件を満たすように設定されている。また、スロットアンテナ71〜78は、その長手方向が中心線CL2,CL3に対して直交して配置されている。
図15に示される環状導波管30の展開図において、スロットアンテナ81〜88は、その長手方向が中心線CL2,CL3に対して角度θまたは角度180°−θとなるように配置されており、スロットアンテナ同士の間隔p1、および分岐点Cに近接しているスロットアンテナ71,75の分岐点Cからの距離p2は、図14と同様である。
本実施の形態によるSWP処理装置200も、第1の実施の形態によるSWP処理装置100と同様の作用効果を奏する。これに加えて、本実施の形態の環状導波管30は、2つに分岐した構造をもつので、第1の実施の形態の環状導波管3よりも、定在波のピーク位置とスロットアンテナの位置とのズレをより一層小さく抑えることができる。
以下、図16〜18を参照して、第1および第2の実施の形態の変形例を説明する。図16〜18は、SWP処理装置の筺体内部の概略図である。図16〜18は、SWP処理装置の基本構成は図4と同様であるが、磁場印加部の構成が異なる。
図16において、磁場印加部40Aの環状磁石44は、外周面がN極、内周面がS極に着磁されており、N極からS極に向かう磁力線の一部がプラズマPの生成領域に漏洩している。磁力線の向きは、プラズマ生成領域において、周辺から中央に向かっているので、前述した理由によりプラズマ密度の均一性を向上させ、被処理基板Sの中心付近でプラズマ密度を増加させる効果がある。
図17において、磁場印加部40Bの環状磁石45は、下面がN極、上面がS極に着磁されており、N極からS極に向かう磁力線の大半がプラズマPの生成領域に漏洩している。磁力線は、プラズマ生成領域において、下側から上側に向かって長く伸びているので、電子のトラップ効果が高く、前述した理由によりプラズマ密度の均一性を向上させ、被処理基板Sの全域でプラズマ密度を増加させる効果がある。
図18において、磁場印加部40Cの棒状磁石46は、紙面に垂直に延在する複数の磁石46a〜46lの集合体であり、複数の磁石46a〜46lの下面は、N極とS極が交互に着磁されている。従って、N極からS極に向かう磁力線の複数の束がプラズマ生成領域全体に漏洩している。従って、プラズマ密度の均一性を向上させる効果が非常に高い。
図18に示されるような複数個の磁石を配設する変形例は多い。例えば、磁場印加部40Cの棒状磁石46の代わりに、複数の径が異なる環状の磁石を同心円をもつように配設してもよい。各環状磁石の下面は、N極とS極を交互に着磁すればよい。
上述した変形例に示されるように、磁石の位置、デザイン、分割による個数などを変更することにより、磁場強度分布を平坦化してプラズマ密度の均一化を図ることができる。なお、磁石の位置を変えるには、図4,16,17における矢印Rの方向に、それぞれ磁場印加部40,40A,40Bを移動させればよい。このような操作により、プラズマ処理の目的に適合するように磁場強度分布を変えることができる。
本発明は、終端部を有する環状導波管と筒状誘電体部材を備えるマイクロ波導入部に特徴がある。本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。例えば、スロットアンテナの配置については多数の変形例が考えられる。また、磁場印加部の配置、構成についても多数の変形例が考えられる。
本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置を模式的に示す全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置の概略構成図である。 図2のI−I断面図であり、マイクロ波導入部の構成を示す平面図である。 図2の筺体内部の概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置におけるプラズマ生成領域で生じる化学反応の素過程を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置におけるZ方向のプラズマ電位分布を定性的に示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置におけるZ方向の筺体内の雰囲気温度分布を定性的に示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置における、被処理基板Sの直上での電子密度分布を定性的に示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置に用いられる環状導波管の展開図である。 本発明の第1の実施の形態に係るSWP処理装置に用いられる環状導波管の別の展開図である。 導波管内におけるマイクロ波の定在波の電界強度分布を一般的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るSWP処理装置を模式的に示す全体構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係るSWP処理装置のマイクロ波導入部の構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るSWP処理装置に用いられる環状導波管の展開図である。 本発明の第2の実施の形態に係るSWP処理装置に用いられる環状導波管の別の展開図である。 本発明の実施の形態のSWP処理装置の第1の変形例を示す概略図である。 本発明の実施の形態のSWP処理装置の第2の変形例を示す概略図である。 本発明の実施の形態のSWP処理装置の第3の変形例を示す概略図である。
符号の説明
1:マイクロ波発生部
2:筺体
3,30:環状導波管
3a:導入口
3b,32b,33b:終端部
3c,32c,33c:終端整合器
4:誘電体チューブ
5,5A,60,60A,60B:スロットアンテナ群
6:上面ガス導入管
7:側面ガス導入管
10:マイクロ波導入部
40,40A,40B,40C:磁場印加部
100,200:SWP処理装置(表面波励起プラズマ処理装置)
A:始点
B,D,E:終点
C:分岐点
E1〜E3:終端
M:マイクロ波
MG:磁場(磁界)

Claims (8)

  1. マイクロ波発生装置からマイクロ波を導入する導入口と終端部とを有し、複数のスロットアンテナが所定間隔で形成された底板を内側面とする環状のマイクロ波導波管および筒状を呈し、その筒の外側面が前記環状のマイクロ波導波管の底板に接して配設され、前記環状のマイクロ波導波管内を伝搬するマイクロ波を前記スロットアンテナを通して導入する筒状誘電体部材を有するマイクロ波導入手段と、
    前記筒状誘電体部材の内部空間に磁場を形成する磁場印加手段と、
    前記筒状誘電体部材を保持して気密空間を形成し、上面から前記磁場印加手段により磁場が印加され、側面に設けられた前記筒状誘電体部材を介して導入されたマイクロ波により前記気密空間に表面波励起プラズマを生成し、該表面波励起プラズマにより被処理物を処理する処理室と、
    前記処理室の上面からプロセスガスを導入するための上面ガス導入管と、
    前記処理室の側面から前記被処理物と前記筒状誘電体部材との間に材料ガスを導入するための側面ガス導入管とを備え、
    前記環状のマイクロ波導波管の終端部を該マイクロ波導波管の外周側に突出させ、その突出部に終端整合器を設けたことを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  2. 請求項1に記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    前記磁場印加手段は、前記内部空間に形成される磁場強度を可変とすることを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  3. 請求項1に記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    前記磁場印加手段は、前記内部空間に形成される磁場強度分布を可変とすることを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    前記環状のマイクロ波導波管は、前記導入口が前記マイクロ波導波管のほぼ中央にあって、前記導入口から導入したマイクロ波を2つに分岐して両終端部へ伝搬させることを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    前記マイクロ波伝搬方向に沿って前記筒状誘電体部材を取り囲むマイクロ波導波管の中心線の長さを、前記マイクロ波の管内波長をλgとし、0.95λgからλgの範囲を定数kとしたとき、定数kの整数倍に設定することを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  6. 請求項4に記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    分岐した一方のマイクロ波伝搬方向に沿って前記筒状誘電体部材を取り囲むマイクロ波導波管の中心線の長さ、および分岐した他方のマイクロ波伝搬方向に沿って前記筒状誘電体部材を取り囲むマイクロ波導波管の中心線の長さを、前記マイクロ波の管内波長をλgとし、0.95λgからλgの範囲を定数kとしたとき、それぞれ定数kの整数倍に設定することを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  7. 請求項5または6に記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    前記複数のスロットアンテナの所定間隔を、前記定数kの整数倍に設定することを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の表面波励起プラズマ処理装置において、
    前記複数のスロットアンテナは、前記マイクロ波導波管の中心線を基準に、前記マイクロ波導波管の底板の中央付近に形成された第1のスロットアンテナ群と前記マイクロ波導波管の底板の周辺付近に形成された第2のスロットアンテナ群とを有し、
    前記第1のスロットアンテナ群と第2のスロットアンテナ群とを、前記マイクロ波導波管の中心線方向にk/4の整数倍だけ位置をずらして並行配置することを特徴とする表面波励起プラズマ処理装置。
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