JP4218411B2 - Sealing method for hemming edge of body panel - Google Patents

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Description

【０００１】
【技術分野】
本発明は、自動車ボディのドア・フード・トランクリッド・サンルーフパネルなどのヘミングエッジ部のシーリング方法に関する。
【０００２】
【背景技術】
自動車ボディのドア・フード・トランクリッド・サンルーフパネルなどは、所定形状にプレス成形されたインナパネルとアウタパネルとを重ね合わせ、インナパネルの端部を挟むようにアウタパネルの縁部をインナパネル側に折り返す、いわゆるヘミング加工が施されて組み立てられる。
【０００３】
こうしたヘミング部は狭隘な構造であるため、塗装ラインの前処理工程および電着塗装工程へ流しても化成被膜や電着塗膜が形成され難く、雨水などが浸入すると抜け難いので錆びやすいといった問題があった。このため、インナパネルとアウタパネルとを組み立てる際に、インナパネルとアウタパネルとのゼロ当たり面（以下、ヘミング狭隘部という。）にエポキシ系接着剤からなるシーリング材を塗布し、これを電着乾燥炉で焼き付け硬化させることで狭隘部の防錆処理を行っている。
【０００４】
また、ヘミング部のパネルエッジ部（以下、ヘミングエッジ部という。）には化成被膜や電着塗膜が形成され難いので、電着塗膜が焼き付けられた後に塩化ビニル樹脂系のシーリング材を塗布しこれを中塗り乾燥炉などで焼き付け硬化させることでヘミングエッジ部の防錆処理を行っている。
【０００５】
しかしながら、ヘミングエッジ部に塗布する塩ビ系シーリング材は、ドアやフードなどのパネル部品がボディに組み付けられた状態で塗布されるため、塗布作業が困難な場合が多く、ヘミングエッジ部を充分にカバーできないといった問題があった。また、電着塗装前に鋼板素地に塗布するシーリング材をヘミングエッジ部に塗布することも検討されたが、この種のシーリング材はパネル自体に付着したプレス油と馴染みやすい特性が付与されているので、ヘミングエッジ部に塗布したシーリング材がプレス油の付着面にまで溶け出してこれが絶縁膜となって電着塗膜が形成されない部位が生じるおそれがあった。
【０００６】
また、塗装工程の短縮化および省エネ化を図るために電着塗装と中塗り塗装とをウェットオンウェットで塗装し、これらを同時に焼き付け硬化させる、いわゆる２コート１ベーク塗装系を採用しようとすると、ヘミングエッジ部への塩ビ系シーリング材は未乾燥の電着塗膜上に塗布するか、乾燥後の中塗り塗膜上に塗布する必要がある。この場合、未乾燥の電着塗膜上に塗布する工程を採用すると電着塗膜に塗装不良が生じるおそれがあり、また中塗り塗膜上に塗布する工程を採用すると上塗り塗料がシーリング材に付着せず、いわゆる塗装スケ不具合が生じるおそれがある。
【０００７】
【発明の開示】
本発明は、車体パネルのヘミングエッジ部の防錆性能に優れたシーリング方法を提供することを目的とする。
【０００８】
上記目的を達成するために、本発明によれば、第１のパネルと第２のパネルを重ね合わせ、前記第１のパネルの端部を挟んだ状態で前記第２のパネルの縁部を折り返して構成される車体パネルの、前記第２のパネルのヘミングエッジ部のシーリング方法であって、下塗り塗料の塗装工程の前工程において、前記第２のパネルのヘミングエッジ部に、発泡性シーリング材を塗布する工程を有することを特徴とする車体パネルのヘミングエッジ部のシーリング方法が提供される。
【０００９】
本発明では、下塗り塗料の塗装工程の前工程でヘミングエッジ部に発泡性シーリング材を塗布するので、塗布作業性が向上するとともに塵埃の付着などを懸念する必要もない。発泡性シーリング材を塗布したのちに下塗り塗料を塗装すると、発泡性シーリング材との境界部まで下塗り塗膜が形成されるが、この下塗り塗膜を焼き付け硬化させる際に発泡性シーリング材が発泡するので、下塗り塗膜との境界部を充分に被覆した状態で硬化することになる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１は本発明のシーリング方法を適用して好ましい車体部位（車体全体）を示す斜視図、図２は本発明のシーリング方法を適用して好ましい車体部品を示す図である。本発明の車体パネルヘミング部のシーリング方法は、たとえば図１に示す自動車ボディＢのフード１、フロントドア２、リヤドア３、トランクリッド４などに適用することができる。
【００１１】
ただし、これらの部品に限定する趣旨ではなく、いわゆるヘミング部、すなわち２つのパネルを重ね合わせ、一方のパネルの端部を挟んだ状態で他方のパネルの縁部を折り返して構成される車体パネルヘミング部であれば適用できるので、同図に示す部品以外にもたとえばサンルーフパネルやバックドアなどにも適用することができる。
【００１２】
本実施形態のシーリング方法では、図２に示す部位（同図に点線で示す）にシーリング材を塗布する。同図（ａ）に示すフード１は、その断面図に示すようにインナパネル１１とアウタパネル１２とを重ね合わせ、インナパネル１１の端部全周を挟んだ状態でアウタパネル１２の縁部全周をインナパネル側に折り返すことで組み立てられている。同様に、同図（ｂ）に示すトランクリッド４は、その断面図に示すようにインナパネル４１とアウタパネル４２とを重ね合わせ、インナパネル４１の端部全周を挟んだ状態でアウタパネル４２の縁部全周をインナパネル側に折り返すことで組み立てられている。同図（ｃ）の左に示すフロントドア２は、その断面図に示すようにインナパネル２１とアウタパネル２２とを重ね合わせ、インナパネル２１の端部のうちの３辺を挟んだ状態でアウタパネル２２の縁部のうちの３辺をインナパネル側に折り返すことで組み立てられている。同様に、同図（ｃ）の右に示すリヤドア３は、その断面図に示すようにインナパネル３１とアウタパネル３２とを重ね合わせ、インナパネル３１の端部のうちの３辺を挟んだ状態でアウタパネル３２の縁部のうちの３辺をインナパネル側に折り返すことで組み立てられている。
【００１３】
こうしたヘミング部の基本構造は同じであるため、以下の例ではフード１のヘミング部を例に挙げて本発明の実施形態を説明する。
【００１４】
図３は本発明の実施形態に係るシーリング方法を示すヘミング部の断面図、図４は本発明の実施形態に係るシーリング方法の効果を説明するための断面図である。
【００１５】
本実施形態のシーリング方法は、塗装ラインの前工程である車体組み立て工程（車体溶接工程ともいう。）の中のフード等の各組み立て工程で用いられる。フード１の組み立て工程では、図３（ａ）に示すように、フード１のアウタパネル１２の縁部１２１を全周にわたって１０〜２０ｍｍほど略垂直に立ち上げるフランジ加工を行う。次いで、このフランジ加工されたアウタパネル１２のフランジ近傍、たとえばフランジ１２１の曲げ部分から１５ｍｍ前後の位置に、アウタパネル１２の内面１２ｘ（これに対して、アウタパネル１２の外面を１２ｙとする。）の全周にわたってシーリング材５を塗布する。この工程で塗布されるシーリング材５としては、たとえばエポキシ系接着剤を用いることができ、電着塗料の焼き付け温度が一般的な１７０℃×２０分保持であるときは、硬化温度が１５０℃〜１７０℃のものを用いることが望ましい。この非発泡性シーリング材５は、たとえば断面積で２０〜４０ｍｍ２の塗布量で塗布される。シーリング材５の塗布方法は特に限定されない。
【００１６】
図３に戻り、シーリング材５の塗布を終了すると、次に同図（ｂ）に示すようにシーリング材５を挟むようにインナパネル１１をアウタパネル１２に重ね合わせる。次いで同図（ｃ）に示すように、図外のヘミング装置を用いてフランジ１２１をインナパネル１１側に折り曲げる。これにより、ヘミング部において、インナパネル１１とアウタパネル１２との合わせ面にシーリング材５が充填されることになる。
【００１７】
次に同図（ｄ）に示すようにアウタパネル１２のヘミングエッジ部１２２の全周に発泡性シーリング材７を塗布する。この発泡性シーリング材７は、たとえばエポキシ系接着剤に発泡剤を混練させたものを用いることができ、発泡倍率が１０〜３０％、発泡温度が電着塗料の硬化温度以上のものを用いることが望ましい。たとえば、電着塗料の硬化温度が１７０℃であるときは、発泡性シーリング材７の発泡温度は１７０℃以上であることが望ましい。この発泡性シーリング材７は、たとえば断面積で２０〜４０ｍｍ２の塗布量で塗布され、シーリング材７の塗布方法は特に限定されず、ノズル等を用いて塗布することができる。
【００１８】
以上のようにしてシーリング材５，７がヘミング部に塗布されたら、このフード１を自動車ボディＢに組み付け、これを塗装ラインの前処理工程へ搬送する。前処理工程では、鋼板に付着した油分や塵埃を洗浄したのち、鋼板表面に化成被膜を形成し、さらにディッピング法などにより電着塗装を施す。
【００１９】
電着塗装を終了すると電着塗膜を焼き付けるために自動車ボディＢを電着乾燥炉に搬送する。この様子を図４（ｅ）および（ｆ）に示す。電着塗料の焼き付け温度は１７０℃×２０分保持である。自動車ボディＢが電着乾燥炉に搬送されると、最初にフード１のヘミング部に塗布されたシーリング材５が硬化し始め、次いで電着塗膜６が硬化し始め、最後に発泡性シーリング材７の発泡が開始する。
【００２０】
すなわち、図４（ｅ）に示すように電着塗膜６が硬化を開始する直前までは発泡性シーリング材７の発泡は開始しないので、発泡性シーリング材７と電着塗膜６との境界部分には電着塗膜６が形成されない部分が存在するが、同図（ｆ）に示すように電着塗膜６が硬化すると発泡性シーリング材６が発泡し始め、電着塗膜６との境界部分を覆うように発泡したのち硬化する。これにより、発泡性シーリング材７によりヘミングエッジ部１２２がカバーされるとともに、電着塗膜６との境界部分も発泡性シーリング材７によって被覆されることになる。
【００２１】
特に、発泡性シーリング材７の塗布工程は、たとえばフード１を車体に組み付ける前に行うことができるので、フード１を車体に組み付けた後に行うよりも作業性が格段に良く、塗布ミスを低減することができ、また自動化も簡単に達成することができる。また、電着塗装と中塗り塗装とをウェットオンウェットで塗装し、これらを同時に焼き付け硬化させる、いわゆる２コート１ベーク塗装系を採用する場合には特に有効である。
【００２２】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のシーリング方法を適用して好ましい車体部位（車体全体）を示す斜視図である。
【図２】本発明のシーリング方法を適用して好ましい車体部品を示す図である。
【図３】本発明の実施形態に係るシーリング方法を示すヘミング部の断面図である。
【図４】本発明の実施形態に係るシーリング方法を示すヘミング部の断面図である。
【符号の説明】
１…フード
１１…インナパネル（第１のパネル）
１２…アウタパネル（第２のパネル）
１２１…アウタパネルのフランジ
１２２…ヘミングエッジ部
５…シーリング材
６…電着塗膜
７…発泡性シーリング材[0001]
【Technical field】
The present invention relates to a method for sealing a hemming edge portion such as a door, a hood, a trunk lid, and a sunroof panel of an automobile body.
[0002]
[Background]
For automobile body doors, hoods, trunk lids, sunroof panels, etc., the inner panel and outer panel that are press-molded into a predetermined shape are overlapped, and the edge of the outer panel is folded back to the inner panel side so as to sandwich the end of the inner panel The so-called hemming process is applied and assembled.
[0003]
These hemming parts have a narrow structure, so it is difficult to form a conversion coating or electrodeposition coating even if it is applied to the pretreatment process and electrodeposition coating process of the coating line, and it is difficult to come off when rainwater enters, so it is prone to rust. was there. For this reason, when assembling the inner panel and the outer panel, a sealing material made of an epoxy adhesive is applied to the zero contact surface (hereinafter referred to as hemming narrow portion) between the inner panel and the outer panel, and this is applied to the electrodeposition drying oven. The rust-proofing of the narrow part is performed by baking and curing with.
[0004]
Also, since it is difficult to form a chemical conversion coating or electrodeposition coating on the panel edge of the hemming (hereinafter referred to as hemming edge), a vinyl chloride resin-based sealing material is applied after the electrodeposition coating is baked. This is baked and cured in an intermediate coating oven or the like to carry out rust prevention treatment on the hemming edge portion.
[0005]
However, since the PVC sealant applied to the hemming edge is applied with panel parts such as doors and hoods assembled to the body, the application work is often difficult and the hemming edge is sufficiently covered. There was a problem that I couldn't. In addition, it was also considered to apply a sealing material to the hemming edge before applying electrodeposition coating, but this kind of sealing material has been given a characteristic that is easily compatible with the press oil adhering to the panel itself. As a result, the sealing material applied to the hemming edge portion melts to the surface where the press oil is adhered, and this may become a portion where an electrodeposition coating film is not formed as an insulating film.
[0006]
In addition, in order to shorten the coating process and save energy, when applying a so-called 2-coat 1-bake coating system in which electrodeposition coating and intermediate coating are applied wet-on-wet, and these are simultaneously baked and cured, The vinyl chloride sealant for the hemming edge must be applied on the undried electrodeposition coating film or on the intermediate coating film after drying. In this case, there is a risk that poor coating may occur on the electrodeposition coating if a step of applying on an undried electrodeposition coating is adopted, and if a step of application on the intermediate coating is adopted, the top coat becomes a sealing material. There is a possibility that a so-called paint scale failure may occur.
[0007]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
An object of this invention is to provide the sealing method excellent in the rust prevention performance of the hemming edge part of a vehicle body panel.
[0008]
In order to achieve the above object, according to the present invention, the first panel and the second panel are overlapped, and the edge of the second panel is folded back with the end of the first panel interposed therebetween. A sealing method for the hemming edge portion of the second panel of the vehicle body panel, wherein a foamable sealing material is applied to the hemming edge portion of the second panel in a pre-process of applying the undercoat paint. There is provided a method for sealing a hemming edge portion of a vehicle body panel characterized by including a coating step.
[0009]
In the present invention, since the foamable sealing material is applied to the hemming edge portion in the pre-process of the coating process of the undercoat paint, application workability is improved and there is no need to worry about dust adhesion. When the primer coating is applied after the foamable sealant is applied, the primer coat is formed up to the boundary with the foamable sealant. When the primer coat is baked and cured, the foamable sealant foams. Therefore, it hardens | cures in the state which fully coat | covered the boundary part with undercoat.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a preferable vehicle body part (the entire vehicle body) to which the sealing method of the present invention is applied, and FIG. 2 is a view showing preferable vehicle body parts to which the sealing method of the present invention is applied. The vehicle body panel hemming portion sealing method of the present invention can be applied to, for example, the hood 1, front door 2, rear door 3, trunk lid 4 and the like of the automobile body B shown in FIG.
[0011]
However, the purpose is not limited to these parts, but a so-called hemming portion, that is, a vehicle body panel hemming configured by overlapping two panels and folding the edge of the other panel with the end of one panel sandwiched between them. Therefore, the present invention can be applied to, for example, sunroof panels and back doors in addition to the components shown in FIG.
[0012]
In the sealing method of the present embodiment, a sealing material is applied to a portion shown in FIG. 2 (shown by a dotted line in the figure). In the hood 1 shown in FIG. 1A, the inner panel 11 and the outer panel 12 are overlapped as shown in the sectional view, and the entire periphery of the edge of the outer panel 12 is sandwiched between the entire periphery of the end of the inner panel 11. It is assembled by folding back to the inner panel side. Similarly, in the trunk lid 4 shown in FIG. 2B, the inner panel 41 and the outer panel 42 are overlapped as shown in the cross-sectional view, and the edge of the outer panel 42 is sandwiched across the entire periphery of the end of the inner panel 41. It is assembled by folding the entire circumference around the inner panel. As shown in the sectional view, the front door 2 shown on the left in FIG. 4C is formed by superposing the inner panel 21 and the outer panel 22 and sandwiching three sides of the end of the inner panel 21 so that the outer panel 22 is sandwiched. It is assembled by folding back three sides of the edge part to the inner panel side. Similarly, in the rear door 3 shown on the right side of FIG. 2C, the inner panel 31 and the outer panel 32 are overlapped as shown in the sectional view, and three sides of the end portion of the inner panel 31 are sandwiched. The outer panel 32 is assembled by folding back three sides of the outer panel 32 toward the inner panel.
[0013]
Since the basic structure of such a hemming portion is the same, in the following example, the embodiment of the present invention will be described with the hemming portion of the hood 1 as an example.
[0014]
FIG. 3 is a cross-sectional view of the hemming portion showing the sealing method according to the embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a cross-sectional view for explaining the effect of the sealing method according to the embodiment of the present invention.
[0015]
The sealing method of the present embodiment is used in each assembly process such as a hood in a vehicle body assembly process (also referred to as a vehicle body welding process), which is a pre-process of a painting line. In the assembly process of the hood 1, as shown in FIG. 3A, flange processing is performed in which the edge portion 121 of the outer panel 12 of the hood 1 is raised substantially vertically by about 10 to 20 mm over the entire circumference. Next, in the vicinity of the flange of the flanged outer panel 12, for example, at a position around 15 mm from the bent portion of the flange 121, the entire circumference of the inner surface 12 x of the outer panel 12 (in contrast, the outer surface of the outer panel 12 is 12 y). The sealing material 5 is applied over the entire area. As the sealing material 5 applied in this step, for example, an epoxy-based adhesive can be used. When the baking temperature of the electrodeposition paint is a general 170 ° C. × 20 minute holding, the curing temperature is 150 ° C. to It is desirable to use one at 170 ° C. This non-foaming sealant 5 is applied, for example, in an application amount of 20 to 40 mm 2 in cross-sectional area. The method for applying the sealing material 5 is not particularly limited.
[0016]
Returning to FIG. 3, when the application of the sealing material 5 is completed, the inner panel 11 is then superimposed on the outer panel 12 so as to sandwich the sealing material 5 as shown in FIG. Next, as shown in FIG. 3C, the flange 121 is bent toward the inner panel 11 using a hemming device not shown. Thereby, the sealing material 5 is filled in the mating surfaces of the inner panel 11 and the outer panel 12 in the hemming portion.
[0017]
Next, as shown in FIG. 4D, the foamable sealing material 7 is applied to the entire circumference of the hemming edge portion 122 of the outer panel 12. As the foamable sealant 7, for example, an epoxy adhesive kneaded with a foaming agent can be used, and a foaming ratio of 10 to 30% and a foaming temperature equal to or higher than the curing temperature of the electrodeposition paint can be used. Is desirable. For example, when the curing temperature of the electrodeposition paint is 170 ° C., the foaming temperature of the foamable sealing material 7 is desirably 170 ° C. or higher. The foamable sealing material 7 is applied in an application amount of, for example, 20 to 40 mm 2 in cross-sectional area, and the application method of the sealing material 7 is not particularly limited, and can be applied using a nozzle or the like.
[0018]
When the sealing materials 5 and 7 are applied to the hemming portion as described above, the hood 1 is assembled to the automobile body B, and this is conveyed to the pretreatment process of the painting line. In the pretreatment step, after oil and dust adhering to the steel plate are washed, a chemical conversion film is formed on the surface of the steel plate, and electrodeposition coating is applied by a dipping method or the like.
[0019]
When the electrodeposition coating is completed, the automobile body B is conveyed to an electrodeposition drying furnace in order to bake the electrodeposition coating film. This is shown in FIGS. 4 (e) and (f). The baking temperature of the electrodeposition paint is maintained at 170 ° C. for 20 minutes. When the automobile body B is conveyed to the electrodeposition drying furnace, the sealing material 5 first applied to the hemming portion of the hood 1 begins to cure, then the electrodeposition coating film 6 begins to cure, and finally the foamable sealing material. 7 foaming starts.
[0020]
That is, as shown in FIG. 4 (e), foaming of the foamable sealing material 7 does not start until immediately before the electrodeposition coating film 6 begins to cure, so the boundary between the foamable sealing material 7 and the electrodeposition coating film 6 In the portion, there is a portion where the electrodeposition coating film 6 is not formed. However, as the electrodeposition coating film 6 is cured as shown in FIG. It hardens after foaming to cover the boundary. As a result, the hemming edge portion 122 is covered with the foamable sealing material 7, and the boundary portion with the electrodeposition coating film 6 is also covered with the foamable sealing material 7.
[0021]
In particular, since the application process of the foamable sealing material 7 can be performed before the hood 1 is assembled to the vehicle body, for example, the workability is much better than that after the hood 1 is assembled to the vehicle body, and application errors are reduced. And automation can be easily achieved. Further, it is particularly effective when a so-called two-coat one-bake coating system is employed in which electrodeposition coating and intermediate coating are applied wet-on-wet and these are simultaneously baked and cured.
[0022]
The embodiment described above is described for facilitating the understanding of the present invention, and is not described for limiting the present invention. Therefore, each element disclosed in the above embodiment is intended to include all design changes and equivalents belonging to the technical scope of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a preferable vehicle body part (the entire vehicle body) to which a sealing method of the present invention is applied.
FIG. 2 is a view showing a preferred vehicle body part to which the sealing method of the present invention is applied.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a hemming portion showing a sealing method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a hemming portion illustrating a sealing method according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ... Hood 11 ... Inner panel (first panel)
12 ... Outer panel (second panel)
121 ... Outer panel flange 122 ... Hemming edge 5 ... Sealing material 6 ... Electrodeposition coating 7 ... Foaming sealing material

Claims (4)

第１のパネルと第２のパネルを重ね合わせ、前記第１のパネルの端部を挟んだ状態で前記第２のパネルの縁部を折り返して構成される車体パネルの、前記第２のパネルのヘミングエッジ部のシーリング方法であって、
下塗り塗料の塗装工程の前工程において、前記第１のパネルの端部を挟み込む第２のパネルの端部の内側に非発泡性シーリング剤を塗布する工程と、
前記折り返された第２のパネルのヘミングエッジ部の外側に、発泡性シーリング材を塗布する工程を有することを特徴とする車体パネルのヘミングエッジ部のシーリング方法。A vehicle body panel configured by overlapping the first panel and the second panel and folding back the edge of the second panel with the end of the first panel sandwiched between the second panel and the second panel. A method for sealing a hemming edge,
A step of applying a non-foaming sealant to the inside of the end of the second panel that sandwiches the end of the first panel in the pre-process of the step of applying the undercoat paint ;
A sealing method for a hemming edge portion of a vehicle body panel, comprising a step of applying a foaming sealing material to the outside of the hemming edge portion of the folded second panel. 前記発泡性シーリング材の塗布工程は、前記車体パネルを車体に組み付ける前の工程で実施されることを特徴とする請求項１記載の車体パネルのヘミングエッジ部のシーリング方法。  2. The sealing method for a hemming edge portion of a vehicle body panel according to claim 1, wherein the foaming sealing material is applied in a step before the vehicle body panel is assembled to the vehicle body. 前記発泡性シーリング材の発泡温度は前記下塗り塗料の硬化温度以上であり、前記非発泡性シーリング剤の硬化温度は前記下塗り塗料の硬化温度以下であることを特徴とする請求項１または２記載の車体パネルのヘミングエッジ部のシーリング方法。The foaming temperature of the foamable sealant Ri der curing temperature or more of the primer coating, the uncured temperature of the foamable sealing agent according to claim 1, wherein a is less than the curing temperature of the primer coating To seal the hemming edge of car body panels. 少なくとも下塗り塗料、中塗り塗料及び上塗り塗料の３つの塗料を塗装する塗装系であって、前記発泡性シーリング材を塗布したのち、前記下塗り塗料を塗装し、ウェットオンウェットで前記中塗り塗料を塗装し、これらを同時に焼き付け硬化させ、前記上塗り塗料を塗装することを特徴とする請求項１〜３の何れかに記載の車体パネルのヘミングエッジ部のシーリング方法。  A coating system for applying at least three paints of an undercoat paint, an intermediate coat paint, and an overcoat paint, and after applying the foamable sealant, the undercoat paint is applied and the intermediate coat paint is applied wet-on-wet. The method for sealing a hemming edge portion of a vehicle body panel according to any one of claims 1 to 3, wherein these are baked and cured at the same time, and the top coating is applied.
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