JP4216988B2 - 給湯器のガスコントロールバルブ - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、給湯器のガスコントロールバルブに関し、詳しくは、上記ガスコントロールバルブのマグネット回路に組み込まれる過熱防止用端子の接続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、たとえば、貯湯式給湯器のガスコントロールバルブにおけるマグネット回路の過熱防止用端子は、マグネット弁の接手に熱電対とともに取付けられている。すなわち、図７及び図８に例示されているように、マグネット弁ＭＶの接手３ａに挿入溝１３を設け、この挿入溝１３に双極の過熱防止用端子７を挿入し、別部品の抜け止めリング１５ａで支持し、その後、熱電対ＴＣを螺挿して取付け接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたマグネット弁ＭＶの接手３ａに双極の過熱防止用端子７を組み込む構造のものでは、接手３ａに双極過熱防止用端子７を挿入支持する挿入溝１３を設ける必要があるため、大きな接手が必要となって器体は大型化し、また、双曲過熱防止用端子７の抜け止めには別部品の抜け止めリング１５ａを用いているので、部品点数の増大と相まってコスト高となるなどの問題点があった。
この発明の給湯器のガスコントロールバルブは上記課題を解決し、マグネット回路に組み込まれる過熱防止用端子をガス給断用マグネット弁とバーナ炎検知用熱電対との間に設けることにより、上記従来の問題点を解消した給湯器のガスコントロールバルブの提供を目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するこの発明の請求項１の給湯器のガスコントロールバルブは、
点滅器本体に回転とプッシュ操作する点火ツマミと、上記点火ツマミの操作により開弁されるパイロット弁と、メイン弁およびガス流路の上流のガス弁と、上記ガス弁を接離するマグネット回路のガス給断用マグネット弁とが装備された給湯器のガスコントロールバルブであって、
上記点滅器本体は、上記ガス給断用マグネット弁に近い位置に過熱防止用端子を挿入する支持溝を備え、かつ上記支持溝のボディ部分にバーナ炎検知用熱電対を螺挿する雌ネジ部が刻設され、
上記過熱防止用端子は、両端に支持用凸部を備えた絶縁端子部材に導線を挿通固定するもので、上記点滅器本体の上記支持溝に挿入して備え、
バーナ炎検知用熱電対は、上記支持溝のボディ部分に刻設された上記雌ネジ部に螺挿されてその先端接触部が上記過熱防止用端子の上記導線に接した状態のもとで固定可能とされるものであり、
上記ガス給断用マグネット弁と上記バーナ炎検知用熱電対とを上記過熱防止用端子を介して接続可能としたことを要旨とする。
【０００５】
また、この発明の給湯器のガスコントロールバルブは、
上記過熱防止用端子は点滅器本体に取付けられていることを要旨とする。
【０００６】
上記課題を解決するこの発明の請求項２記載の給湯器のガスコントロールバルブは、上記請求項１記載の給湯器のガスコントロールバルブにおいて、
上記過熱防止用端子は、上記点滅器本体に取り付ける蓋体に一体形成された抜け止め用凸部で抜脱しないように支持されていることを要旨とする。
【０００７】
上記構成を有するこの発明の請求項１記載の給湯器のガスコントロールバルブは、給湯器のガスコントロールバルブにおけるマグネット回路のガス給断用マグネット弁とバーナ炎検知用熱電対との間に過熱防止用端子を備えたので、過熱防止用端子の接続構造が著しく簡略化できる。この結果、過熱防止用端子とマグネット弁の接続が熱電対のねじ込みだけで行いうる。
【０００８】
そして、上記過熱防止用端子は点滅器本体に取付けられているので、従来のようにマグネット弁の接手を大きくする必要はない。この結果、器体の小型化が実現できる。
【０００９】
上記構成を有するこの発明の請求項２記載の給湯器のガスコントロールバルブは、上記過熱防止用端子は点滅器の蓋体に一体形成された抜け止め用凸部で抜脱しないように支持されているので、熱電対が接続されていない場合でも過熱防止用端子は抜脱することはない。この結果、過熱防止用端子の接続作業が簡易に行い得て作業性は著しく向上する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以上説明したこの発明の構成、作用を一層明かにするために、以下この発明の給湯器のガスコントロールバルブの好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお、上記従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
【００１１】
図示した実施の形態は、缶体内の湯温を設定温度に自動制御する常火パイロット方式の貯湯式給湯器のガスコントロールバルブにこの発明を適用した一例であって、図１乃至図６において、ＭＶはガスコントロールバルブのマグネット回路に備えたガス給断用マグネット弁（電磁安全弁装置）で、ガス流路１の上流側に装備され、バネ２で閉止方向に付勢して備えられたガス弁３と、このガス弁３と一体の吸着板４を電磁コイル５の吸着面６に接離するように対向して備えられ、従来のように大きな接手３ａを必要としない構造となっている。
【００１２】
７は単極の過熱防止用端子で、たとえば、図４に例示されているように、両端に支持用凸部８、８を備えた絶縁端子部材９に導線１０を挿通固定し、該導線１０と交叉する方向の一方に後述するバーナ炎検知用熱電対ＴＣの先端接触部１１が挿入できる挿入筒部１２を有する構造となっている。
上記単極過熱防止用端子７は、点滅器本体Ａの上記マグネット弁ＭＶと比較的近い位置に備えられる。すなわち、上記点滅器本体Ａに備えた支持溝１３、１３に単極過熱防止用端子７の支持凸部８、８を挿入し、点滅器本体Ａの蓋体１４を取付けることにより点滅器本体Ａの蓋体１４に一体形成された抜け止め用凸部１５で単極過熱防止用端子７がみだりに抜脱することのないように支持される構造となっている。なお、３２は点滅器本体Ａと蓋体１４との間に介在させたパッキング、３３は点滅器本体Ａの上記ガス給断用マグネット弁ＭＶの取付部、３４は図示しないスナップ弁取付部、３５はメイン用ガス出口である。
上記単極過熱防止用端子７の導線１０は、上記マグネット弁ＭＶの電磁コイル５とリード線１６を介して接続配線されている。なお、上記配線のマイナス側は図示しないがボディアースとなっている。
【００１３】
ＴＣはバーナ炎検知用熱電対で、上記単極過熱防止用端子７の支持溝１３、１３のボディ部分１３ａに刻設された雌ネジ部１７に螺挿してその先端接触部１１が上記導線１０に接した状態のもとに固定できるようになっており、この熱電対ＴＣは上記ガス給断用マグネット弁ＭＶと上記単極過熱防止用端子７を介して接続され、マグネット回路中に組み込まれる。
【００１４】
上記構成において、マグネット回路のガス給断用マグネット弁ＭＶとバーナ炎検知用熱電対ＴＣとの間に単極過熱防止用端子７を備えて単極過熱防止用端子７の接続構造を簡略化するとともに、点滅器本体Ａの小型化及び組付け等の作業性の向上を実現する。すなわち、ガス流路１の上流側に装備したガス給断用マグネット弁ＭＶとは関係のない別の位置にある点滅器本体Ａに単極過熱防止用端子７を備え、この単極過熱防止用端子７にバーナ炎検知用熱電対ＴＣを接離可能としてマグネット回路のガス給断用マグネット弁ＭＶとバーナ炎検知用熱電対ＴＣとを単極過熱防止用端子７を介して接続できるようにした。
【００１５】
点滅器は、たとえば、図３に示されているように、点火ツマミ１８の回転とプッシュ操作とでパイロット弁１９→ガス弁３及びメイン弁２０の順に開弁されるようになっている。すなわち、点火ツマミ１８を備えた点火操作軸２１に回転方向にのみ固定されたカム体２２により、上記パイロット弁１９とメイン弁２０を有する弁軸２３を進退させてパイロット弁１９とメイン弁２０を任意の時間差を存して開閉し、ガス弁３はバーナ炎検知用熱電対ＴＣの起電力により吸着開弁保持されるようになっている。なお、２４は点火操作軸２１の復帰用バネ、２５はパイロット弁１９を閉止方向に付勢するバネ、２６はメイン弁２０を閉止方向に付勢するバネ、ＧＶはガスガバナで、二次ガス圧によりダイヤフラム２７を押し、その力が調圧バネ２８とバランスするところまでダイヤフラム２７及びガバナ弁２９が動き、その弁シート３０に対するガバナ弁２９の接離によりガス流路の開度を調節し、上流側の供給ガス圧に変動があっても使用中のガス量を下流側において一定に保ちガス圧を安定させるものである。３１はガス入口である。
【００１６】
以上この発明の実施の形態の一例について説明したが、この発明はこうした実施の形態のものに何等限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施しうることは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】
この発明の給湯器のガスコントロールバルブによれば、コントロールバルブのマグネット回路のガス給断用マグネット弁とバーナ炎検知用熱電対との間に過熱防止用端子を備えたので、過熱防止用端子の接続構造が簡略化できるとともに、点滅器本体の小型化及び組み付け等の作業性の向上が実現できる。また、部品点数も減ずるので、従来のものに比べ著しくコストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の給湯器のガスコントロールバルブの一例を示した要部の縦断側面図である。
【図２】全体の仰視図である。
【図３】全体の縦断正面図である。
【図４】単極過熱防止用端子の一例を示した断面図とバーナ炎検知用熱電対の一部を示した正面図である。
【図５】図３のＸ−Ｘ線における点滅器本体だけの断面図である。
【図６】図３のＹ−Ｙ線における点滅器本体だけの断面図である。
【図７】従来例の要部だけの縦断正面図である。
【図８】接手部分だけの仰視図である。
【符号の説明】
ＭＶ…ガス給断用マグネット弁
ＴＣ…バーナ炎検知用熱電対
７…単極過熱防止用端子
Ａ…点滅器本体
１４…蓋体
１５…抜け止め用凸部
【発明の属する技術分野】
この発明は、給湯器のガスコントロールバルブに関し、詳しくは、上記ガスコントロールバルブのマグネット回路に組み込まれる過熱防止用端子の接続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、たとえば、貯湯式給湯器のガスコントロールバルブにおけるマグネット回路の過熱防止用端子は、マグネット弁の接手に熱電対とともに取付けられている。すなわち、図７及び図８に例示されているように、マグネット弁ＭＶの接手３ａに挿入溝１３を設け、この挿入溝１３に双極の過熱防止用端子７を挿入し、別部品の抜け止めリング１５ａで支持し、その後、熱電対ＴＣを螺挿して取付け接続している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうしたマグネット弁ＭＶの接手３ａに双極の過熱防止用端子７を組み込む構造のものでは、接手３ａに双極過熱防止用端子７を挿入支持する挿入溝１３を設ける必要があるため、大きな接手が必要となって器体は大型化し、また、双曲過熱防止用端子７の抜け止めには別部品の抜け止めリング１５ａを用いているので、部品点数の増大と相まってコスト高となるなどの問題点があった。
この発明の給湯器のガスコントロールバルブは上記課題を解決し、マグネット回路に組み込まれる過熱防止用端子をガス給断用マグネット弁とバーナ炎検知用熱電対との間に設けることにより、上記従来の問題点を解消した給湯器のガスコントロールバルブの提供を目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するこの発明の請求項１の給湯器のガスコントロールバルブは、
点滅器本体に回転とプッシュ操作する点火ツマミと、上記点火ツマミの操作により開弁されるパイロット弁と、メイン弁およびガス流路の上流のガス弁と、上記ガス弁を接離するマグネット回路のガス給断用マグネット弁とが装備された給湯器のガスコントロールバルブであって、
上記点滅器本体は、上記ガス給断用マグネット弁に近い位置に過熱防止用端子を挿入する支持溝を備え、かつ上記支持溝のボディ部分にバーナ炎検知用熱電対を螺挿する雌ネジ部が刻設され、
上記過熱防止用端子は、両端に支持用凸部を備えた絶縁端子部材に導線を挿通固定するもので、上記点滅器本体の上記支持溝に挿入して備え、
バーナ炎検知用熱電対は、上記支持溝のボディ部分に刻設された上記雌ネジ部に螺挿されてその先端接触部が上記過熱防止用端子の上記導線に接した状態のもとで固定可能とされるものであり、
上記ガス給断用マグネット弁と上記バーナ炎検知用熱電対とを上記過熱防止用端子を介して接続可能としたことを要旨とする。
【０００５】
また、この発明の給湯器のガスコントロールバルブは、
上記過熱防止用端子は点滅器本体に取付けられていることを要旨とする。
【０００６】
上記課題を解決するこの発明の請求項２記載の給湯器のガスコントロールバルブは、上記請求項１記載の給湯器のガスコントロールバルブにおいて、
上記過熱防止用端子は、上記点滅器本体に取り付ける蓋体に一体形成された抜け止め用凸部で抜脱しないように支持されていることを要旨とする。
【０００７】
上記構成を有するこの発明の請求項１記載の給湯器のガスコントロールバルブは、給湯器のガスコントロールバルブにおけるマグネット回路のガス給断用マグネット弁とバーナ炎検知用熱電対との間に過熱防止用端子を備えたので、過熱防止用端子の接続構造が著しく簡略化できる。この結果、過熱防止用端子とマグネット弁の接続が熱電対のねじ込みだけで行いうる。
【０００８】
そして、上記過熱防止用端子は点滅器本体に取付けられているので、従来のようにマグネット弁の接手を大きくする必要はない。この結果、器体の小型化が実現できる。
【０００９】
上記構成を有するこの発明の請求項２記載の給湯器のガスコントロールバルブは、上記過熱防止用端子は点滅器の蓋体に一体形成された抜け止め用凸部で抜脱しないように支持されているので、熱電対が接続されていない場合でも過熱防止用端子は抜脱することはない。この結果、過熱防止用端子の接続作業が簡易に行い得て作業性は著しく向上する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以上説明したこの発明の構成、作用を一層明かにするために、以下この発明の給湯器のガスコントロールバルブの好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお、上記従来例と同一部分には同一符号を付して説明する。
【００１１】
図示した実施の形態は、缶体内の湯温を設定温度に自動制御する常火パイロット方式の貯湯式給湯器のガスコントロールバルブにこの発明を適用した一例であって、図１乃至図６において、ＭＶはガスコントロールバルブのマグネット回路に備えたガス給断用マグネット弁（電磁安全弁装置）で、ガス流路１の上流側に装備され、バネ２で閉止方向に付勢して備えられたガス弁３と、このガス弁３と一体の吸着板４を電磁コイル５の吸着面６に接離するように対向して備えられ、従来のように大きな接手３ａを必要としない構造となっている。
【００１２】
７は単極の過熱防止用端子で、たとえば、図４に例示されているように、両端に支持用凸部８、８を備えた絶縁端子部材９に導線１０を挿通固定し、該導線１０と交叉する方向の一方に後述するバーナ炎検知用熱電対ＴＣの先端接触部１１が挿入できる挿入筒部１２を有する構造となっている。
上記単極過熱防止用端子７は、点滅器本体Ａの上記マグネット弁ＭＶと比較的近い位置に備えられる。すなわち、上記点滅器本体Ａに備えた支持溝１３、１３に単極過熱防止用端子７の支持凸部８、８を挿入し、点滅器本体Ａの蓋体１４を取付けることにより点滅器本体Ａの蓋体１４に一体形成された抜け止め用凸部１５で単極過熱防止用端子７がみだりに抜脱することのないように支持される構造となっている。なお、３２は点滅器本体Ａと蓋体１４との間に介在させたパッキング、３３は点滅器本体Ａの上記ガス給断用マグネット弁ＭＶの取付部、３４は図示しないスナップ弁取付部、３５はメイン用ガス出口である。
上記単極過熱防止用端子７の導線１０は、上記マグネット弁ＭＶの電磁コイル５とリード線１６を介して接続配線されている。なお、上記配線のマイナス側は図示しないがボディアースとなっている。
【００１３】
ＴＣはバーナ炎検知用熱電対で、上記単極過熱防止用端子７の支持溝１３、１３のボディ部分１３ａに刻設された雌ネジ部１７に螺挿してその先端接触部１１が上記導線１０に接した状態のもとに固定できるようになっており、この熱電対ＴＣは上記ガス給断用マグネット弁ＭＶと上記単極過熱防止用端子７を介して接続され、マグネット回路中に組み込まれる。
【００１４】
上記構成において、マグネット回路のガス給断用マグネット弁ＭＶとバーナ炎検知用熱電対ＴＣとの間に単極過熱防止用端子７を備えて単極過熱防止用端子７の接続構造を簡略化するとともに、点滅器本体Ａの小型化及び組付け等の作業性の向上を実現する。すなわち、ガス流路１の上流側に装備したガス給断用マグネット弁ＭＶとは関係のない別の位置にある点滅器本体Ａに単極過熱防止用端子７を備え、この単極過熱防止用端子７にバーナ炎検知用熱電対ＴＣを接離可能としてマグネット回路のガス給断用マグネット弁ＭＶとバーナ炎検知用熱電対ＴＣとを単極過熱防止用端子７を介して接続できるようにした。
【００１５】
点滅器は、たとえば、図３に示されているように、点火ツマミ１８の回転とプッシュ操作とでパイロット弁１９→ガス弁３及びメイン弁２０の順に開弁されるようになっている。すなわち、点火ツマミ１８を備えた点火操作軸２１に回転方向にのみ固定されたカム体２２により、上記パイロット弁１９とメイン弁２０を有する弁軸２３を進退させてパイロット弁１９とメイン弁２０を任意の時間差を存して開閉し、ガス弁３はバーナ炎検知用熱電対ＴＣの起電力により吸着開弁保持されるようになっている。なお、２４は点火操作軸２１の復帰用バネ、２５はパイロット弁１９を閉止方向に付勢するバネ、２６はメイン弁２０を閉止方向に付勢するバネ、ＧＶはガスガバナで、二次ガス圧によりダイヤフラム２７を押し、その力が調圧バネ２８とバランスするところまでダイヤフラム２７及びガバナ弁２９が動き、その弁シート３０に対するガバナ弁２９の接離によりガス流路の開度を調節し、上流側の供給ガス圧に変動があっても使用中のガス量を下流側において一定に保ちガス圧を安定させるものである。３１はガス入口である。
【００１６】
以上この発明の実施の形態の一例について説明したが、この発明はこうした実施の形態のものに何等限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施しうることは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】
この発明の給湯器のガスコントロールバルブによれば、コントロールバルブのマグネット回路のガス給断用マグネット弁とバーナ炎検知用熱電対との間に過熱防止用端子を備えたので、過熱防止用端子の接続構造が簡略化できるとともに、点滅器本体の小型化及び組み付け等の作業性の向上が実現できる。また、部品点数も減ずるので、従来のものに比べ著しくコストダウンできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の給湯器のガスコントロールバルブの一例を示した要部の縦断側面図である。
【図２】全体の仰視図である。
【図３】全体の縦断正面図である。
【図４】単極過熱防止用端子の一例を示した断面図とバーナ炎検知用熱電対の一部を示した正面図である。
【図５】図３のＸ−Ｘ線における点滅器本体だけの断面図である。
【図６】図３のＹ−Ｙ線における点滅器本体だけの断面図である。
【図７】従来例の要部だけの縦断正面図である。
【図８】接手部分だけの仰視図である。
【符号の説明】
ＭＶ…ガス給断用マグネット弁
ＴＣ…バーナ炎検知用熱電対
７…単極過熱防止用端子
Ａ…点滅器本体
１４…蓋体
１５…抜け止め用凸部
Claims (2)
- 点滅器本体に回転とプッシュ操作する点火ツマミと、上記点火ツマミの操作により開弁されるパイロット弁と、メイン弁およびガス流路の上流のガス弁と、上記ガス弁を接離するマグネット回路のガス給断用マグネット弁とが装備された給湯器のガスコントロールバルブであって、
上記点滅器本体は、上記ガス給断用マグネット弁に近い位置に過熱防止用端子を挿入する支持溝を備え、かつ上記支持溝のボディ部分にバーナ炎検知用熱電対を螺挿する雌ネジ部が刻設され、
上記過熱防止用端子は、両端に支持用凸部を備えた絶縁端子部材に導線を挿通固定するもので、上記点滅器本体の上記支持溝に挿入して備え、
バーナ炎検知用熱電対は、上記支持溝のボディ部分に刻設された上記雌ネジ部に螺挿されてその先端接触部が上記過熱防止用端子の上記導線に接した状態のもとで固定可能とされるものであり、
上記ガス給断用マグネット弁と上記バーナ炎検知用熱電対とを上記過熱防止用端子を介して接続可能としたことを特徴とする給湯器のガスコントロールバルブ。 - 上記過熱防止用端子は、上記点滅器本体に取り付ける蓋体に一体形成された抜け止め用凸部で抜脱しないように支持されている請求項１記載の給湯器のガスコントロールバルブ。
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