JP4216648B2 - Electromagnetic flowmeter electrode structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定管内を流れる測定流体の流量を電気的に測定する電磁流量計の電極構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁流量計は、導電性の流体が磁場を横切って流れるときに、その流速に比例した起電力が、流体の流れの方向と磁場の方向の双方に対して直交する方向に誘起されるというファラデーの電磁誘導の法則を利用して流体の体積流量を測定するものである。このため、管壁内周面に電気絶縁材からなるライニングが形成された測定管と、この測定管の管壁を軸線が互いに一致するように、かつ測定管と直交するように貫通して設けられた2本の電極と、測定管の管壁外周面に互いに対向して設けられ前記測定管および電極の軸線に対して直交する方向の磁場を発生させる2つの励磁コイルとを備えている。
【0003】
このような電磁流量計における電極構造としては、電極の取付けおよび交換時の作業性に優れていること、電極取付孔を確実にシールすることができ高い水圧に対しても測定流体が電極取付孔から漏洩しないことなどが要求される。そこで、このような要求を満たすものとして従来から種々の電極構造が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。なお、出願人は本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見つけ出すことはできなかった。
【0004】
【特許文献1】
実公平3−51707号公報
【特許文献2】
特開平7−220173号公報
【特許文献3】
特開平7−83714号公報(明細書の段落「0003」〜「0008」の記載、図3、図4)
【特許文献4】
特開平7−110248号公報(明細書の段落「0012」〜「0025」の記載、図1)
【0005】
上記した特開平7−83714号公報に記載された電磁流量計の電極構造は、図5に示すようにライニング2によって内張りされた測定管1の電極取付孔3に鍔部5を一体に有する電極4の一端部4aを挿入し、前記鍔部5を前記測定管1の管壁外周面で前記電極取付孔3の周囲を覆っている円板状のライニング部分2Aの表面にガスケット6を介して密接するとともに圧縮コイルばね7によって押圧することにより、測定管1内を流れる測定流体Lが前記ライニング部分2Aと鍔部5との隙間から外部に漏洩するのを防止するようにしている。
【0006】
測定管1の管壁外周面には、前記電極取付孔3の周囲を取り囲み前記電極4と圧縮コイルばね7を収納する円筒状の電極取付部8が突設されており、この取付部8をキャップ9によって覆っている。キャップ9は、前記電極4の他端部4bを外部に突出させる電極用孔10を有し前記電極取付部8に螺合しており、このキャップ9によって圧縮コイルばね7の電極4に対する押圧力を調整するようにしている。なお、11は電極4と圧縮コイルばね7とを電気的に絶縁する絶縁部材、12は端子固定用ねじ、13は端子である。
【0007】
上記した特開平7−110248号公報に記載された電磁流量計検出器の電極部構造は、圧縮コイルばねの代わりにブッシュを用い、このブッシュをホルダによって押圧して電極の鍔部をライニングの表面に押し付けることにより、電極取付孔からの測定流体の漏洩を防止する構造を採っている。電極の鍔部は外周縁部に一体に突設した環状壁を有し、この環状壁をライニング表面に設けた環状の凹部に食い込ませることによりライニングに対して高い面圧、言い換えれば高いシール機能を得るようにしている。その他の構造は、図5に示した電極構造と略同一である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示した従来の電極構造は、以下に列記するような問題があった。
▲1▼電極4の鍔部5とライニング2との境界面の隙間からの測定流体Lの漏洩についてはガスケット6を用いることで防止することができるが、電極取付孔3の内周面を被覆している筒状のライニング部分2Bと電極4の一端部4aとの境界面に存在する隙間15についてはシールすることができず、この隙間15に測定流体L中に含まれている異物や析出物等が侵入して付着すると、測定流体L中に発生する起電力を正確に測定することができなくなる。また、前記隙間15に雑菌、腐敗物等が堆積するおそれがあり、サニタリー仕様に不適である。
▲2▼ガスケット6と圧縮コイルばね7が経年変化を起こして劣化すると、シール性能が低下し測定管1内の測定流体Lが電極取付孔3から漏洩する。
▲3▼周囲温度の急激な低下によってキャップ9内に結露が生じると、圧縮コイルばね7や端子13に錆が発生する。
▲4▼測定流体Lによる配管の振動によってキャップ9が緩むと、圧縮コイルばね7の鍔部5に対する押圧力が低下してシール性が低下するため、液圧が高い測定流体Lの場合は漏洩し易くなる。
▲5▼ガスケット6、圧縮コイルばね7、絶縁部材11等の部品を必要とするため、部品点数および電極4の組付け工数が多くなり、製造コストが高くなる。
【0009】
上記した特開平7−110248号公報に記載された電磁流量計検出器の電極部構造によれば、上記した問題点▲2▼、▲3▼については解消することができるが、それ以外の問題点▲1▼,▲4▼,▲5▼については依然として解消することができないという問題があった。
【0010】
本発明は上記した従来の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、比較的簡単な構造で部品点数が少なく電極取付孔を確実にシールすることができ、測定流体の漏洩を防止し得るようにした電磁流量計の電極構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、管壁に形成された電極取付孔と、この電極取付孔の周囲を取り囲むように前記管壁の外周面に突設された筒状の電極取付部とを有する測定管と、少なくとも前記測定管と前記電極取付孔の内周面を覆うように成形され、かつ、電気絶縁性を有する合成樹脂からなるライニングと、一端部が前記電極取付孔に前記ライニングを介して挿入され前記測定管内に臨む耐腐食性金属からなる電極とを備え、前記電極の周面に塗布して固化された耐腐食性塗料のプライマーと、前記プライマー上に塗布して固化され、かつ、前記ライニングと同一材料の樹脂塗料とからなる樹脂コーティング材の溶着接合によって、前記電極と前記ライニングを一体に成形したものである。
【0012】
本発明においては、電極、ライニングおよびパンチングプレートとはインサート成形等によって一体に成形される。成形に当たって樹脂コーティング材が電極とライニングとを溶着接合することにより、これら両部材間の隙間を確実にシールする。したがって、測定流体が電極取付孔から漏洩したり、電極とライニングとの隙間に異物が侵入して付着したりすることがなく、測定管のシール性能および電磁流量計の測定精度を向上させることができる。また、電極を圧縮コイルばね等の付勢手段によって押圧する必要もなく、部品点数を削減することができる。
【0014】
また、本発明によれば、ライニングと樹脂塗料との溶着が確実で接着性、密着性に優れ、高いシール性能を得ることができる。
【0016】
さらに、本発明によれば、電極の耐腐食性がさらに向上する。プライマーは、樹脂塗料の下層として電極表面に塗布される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る電磁流量計の一実施の形態を示す縦断面図、図2は図1のII−II線拡大断面図、図3は電極とライニングの要部の拡大断面図である。なお、図中従来技術の欄で示したものと同一構成部品に対しては同一符号をもって示し、その説明を適宜省略する。これらの図において、全体を符号20で示す電磁流量計は、測定管1と、この測定管1の管壁に設けられたそれぞれ一対からなる電極4および励磁コイル21と、前記測定管1の周囲を覆う外ケース22と、この外ケース22の上方に設置された変換器23等で概ね構成されている。
【0018】
前記測定管1は、直管からなり両端が開放する管本体1Aと、この管本体1Aの両端に一体に設けられた左右一対のフランジ1B,1Cとで構成され、管本体1Aの長手方向中央部で左右両側面に貫通孔からなり前記各電極4が取付けられる2つの電極取付孔3が互いに軸線が一致するように、かつ測定管1の軸線と直交するように形成されている。また、管本体1Aの管壁外周面には、前記各電極取付孔3の周囲を取り囲むように筒状の電極取付部8が突設されている。
【0019】
このような測定管1は、SUS、セラミックス等の非磁性材によって製作され、前記各フランジ1B,1Cの外側面、前記各電極取付孔3の内周面および管本体1Aの管壁外周面で前記電極取付部8によって囲まれた部分を含む管本体1Aの内周面全体にライニング2が一体に成形されている。ライニング2としては、例えばPFA(パーフロロアルコキシ樹脂)、ETFE(テトラフルオロエチレン樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、PE(ポリエチレンテレフタレート樹脂)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)、FEP(テトラフルオロエチレン樹脂)等の耐食性と電気絶縁性を有する合成樹脂が用いられる。また、ライニング2の内部には、測定管1との接合強度を高めるためにパンチングプレート28が埋設されている。このパンチングプレート28は前記管本体1Aの内部に固定リング29を介して固定されている。
【0020】
前記電極4は、一端部4aが電極取付孔3に挿入されて測定管1内に臨み、その先端面30が測定流体Lとの接液面を形成している。電極4のライニング2と接触する部分は、後述する樹脂コーティング材37による溶着を確実にするためにブラスト処理によって粗面に形成されている。電極4の他端部4bは、前記電極取付部8から外ケース22内に突出し、その先端面に端子13が端子固定用止めねじ12によって固定されている。前記端子13には信号リード線33の一端が接続されており、この信号リード線33の他端は外ケース22内を通って前記変換器23に接続されている。
【0021】
このような電極4は、通常ステンレス等の非磁性材料によって製作されるが、耐腐食性が要求される場合は白金、タンタル、ハステロイ、チタン、タングステン、モネル、ニッケル、ジルコニウム等によって製作される。
【0022】
ここで、本実施の形態においては、図4(a)に示すように一端部4aと中間部とに鍔部5A,5Bを一体に有する電極4を用いた例を示したが、これに限らず(b)〜(g)に示すように種々の形状のものを使用することができる。すなわち、同図(b)は鍔部を備えないストレートな電極とした例、同図(c)は電極の一端部4aの外周面に3つの環状溝34を軸線方向に離間させて形成した例、同図(d)は電極4をストレートな棒状体に形成し、一端部4aに軸線と直交する2つの貫通孔35を形成した例、同図(e)は電極の一端部4aと他端部4bを小径の中間部4cによって連結した例、同図(f)は電極4の一端部4aを先細のテーパ状に形成した例、同図(g)は電極4の一端部4aを先細のテーパ状に形成するとともに中間部に環状溝34を形成した例を示す。これらの電極のうち、図4(b)、(f)以外の電極によれば、電極4とライニング2との結合強度が大きく、電極4の電極取付孔3からの抜けを防止することができる。なお、36は前記止めねじ12がねじ込まれるねじ孔である。
【0023】
前記一対の励磁コイル21は、測定管1の管本体1Aの管壁外周面で軸線方向の中央部に上下方向において測定管1を介して対向するように取付けられている。このため、励磁コイル21と電極4とは、測定管1の周方向に90°位相をずらして交互に配置されている。また、電極4の軸線は、測定管1の軸線、言い換えれば測定管1内を流れる導電性の測定流体Lの流れ方向と直交し、励磁コイル21への通電による励磁によって発生する測定管1の中心部における磁束Φは電極4の軸線と測定流体Lの流れ方向の双方に対して直交している。
【0024】
さらに前記測定管1の管壁外周面には、前記各励磁コイル21の磁気回路を形成するプレートコア40、センターコア41およびアウターコア42が配設されている。プレートコア40は、測定管1の外周面に上下に対向してそれぞれ配設され、表面中央に前記センターコア41が突設され、その周面に前記励磁コイル21が巻回されている。プレートコア40とセンターコア41は、透磁率が高い材料、例えばパーマロイ、純鉄等によって形成されている。前記アウターコア42は、継鉄等によって円筒状に形成されて前記測定管1および励磁コイル21を取り囲み、上下2箇所が前記各センターコア41の表面に複数本の止めねじ43によってそれぞれ固定されている。
【0025】
前記ライニング2と前記電極4およびパンチングプレート28とは、インサート成形によって一体に成形されるとともに、ライニング2と電極4とは前記樹脂コーティング材37によって溶着接合されており、これによってこれら両部材間の隙間を完全にシールし電極取付孔3からの測定流体Lの漏洩、前記隙間への異物の侵入、付着等を防止している。
【0026】
前記樹脂コーティング材37は、図3に示すように樹脂塗料38とプライマー39の2層で構成され、ライニング2と電極4の一体成形時に予め電極4の周面でライニング2と接触する部分に塗布される。樹脂塗料38としては、ライニング2と同一材料、例えばPFA、ETFE、PP、PE、PTFE、FEP等の合成樹脂が用いられ、プライマー39としては、耐腐食性材料、例えばエナメル塗料が用いられる。
【0027】
このような電磁流量計20において、測定管1への電極4の組付けに当たっては、予め電極4の周面所定箇所に樹脂コーティング材37を塗布し固化させる。樹脂コーティング材37の塗布は、電極4の周面の所定箇所にプライマー39を塗布して固化させた後、さらにその上に樹脂塗料38を塗布して固化させる。また、測定管1にパンチングプレート28を取付け、金型に装填する。
【0028】
次に、樹脂コーティング材37が塗布された電極4を、測定管1の電極取付孔3に挿入して治具によって保持する。次に、加熱溶融したライニング材を測定管1が装填された金型内に注入して冷却固化させることによりライニング2と電極4およびパンチングプレート28を一体に成形する。このとき、樹脂コーティング材37はライニングの熱によって溶け、その後冷却固化することにより、ライニング2と電極4とを溶着接合する。したがって、電極4の一端部4aとライニング2との間には隙間が全く生じることはなく、異物の侵入、付着等を防止することができる。また、ライニング2と電極4との間に隙間が生じなければ、測定流体Lが電極取付孔3から漏洩することもないので、従来必要としていたガスケット6、圧縮コイルばね7(図5参照)等が不要となり、電極構造を簡素化することができる。
【0029】
このような構造からなる電磁流量計20において、一対の励磁コイル21を励磁して測定管1の内部に電極4の軸線および測定流体Lの流れ方向と直交する方向の磁界Bを発生させると、測定流体L内にはその平均流速に比例した起電力eが磁界Bの方向と流れの方向の双方に対して直角な方向に生じ、この起電力eを一対の電極4によって取り出して増幅した後、記録したり、指示計器に伝送することにより測定流体Lの流量や平均流速が測定される。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電磁流量計の電極構造は、測定管に内張りされるライニングと電極とを一体に成形するとともに、両部材間を樹脂コーティング材を介して溶着接合したので、ライニングと電極との境界面のシールが確実で、従来の電極構造に比べてガスケットやばね、さらにはキャップ等の部品を必要とせず、構造簡易にして部品点数および組立工数を削減でき、安価に製作することができる。また、結露によって錆が発生したり、キャップの緩みによってシール性能の低下を心配したりすることもない。
【0031】
また、樹脂コーティング材を樹脂塗料とプライマーとの2層で構成し、樹脂材料をライニングと同一材料とした発明においては、ライニングとの接着性、密着性に優れ、高いシール性能を確保することができる。また、材料の種類を削減することができる。
【0032】
さらに、樹脂コーティング材のプライマーとして耐腐食性材料を用いた発明においては、電極の耐腐食性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁流量計の一実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】 図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】 ライニングと電極の溶着部の拡大断面図である。
【図4】 (a)〜(f)は電極の形状を示す図である。
【図5】 従来の電磁流量計における電極構造の断面図である。
【符号の説明】
1…測定管、2…ライニング、3…電極取付孔、4…電極、5…鍔部、7…圧縮コイルばね、8…電極取付部、9…キャップ、37…樹脂コーティング材、38…樹脂塗料、39…プライマー、L…測定流体。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electrode structure of an electromagnetic flow meter that electrically measures a flow rate of a measurement fluid flowing in a measurement tube.
[0002]
[Prior art]
An electromagnetic flowmeter is a Faraday in which when an electrically conductive fluid flows across a magnetic field, an electromotive force proportional to the flow velocity is induced in a direction orthogonal to both the direction of fluid flow and the direction of the magnetic field. The volume flow rate of fluid is measured using the law of electromagnetic induction. For this reason, a measuring tube having a lining made of an electrically insulating material is formed on the inner peripheral surface of the tube wall, and the tube wall of this measuring tube is provided so that the axes coincide with each other and perpendicular to the measuring tube And two excitation coils that are provided on the outer peripheral surface of the tube wall of the measurement tube so as to face each other and generate a magnetic field in a direction perpendicular to the axis of the measurement tube and the electrode.
[0003]
The electrode structure in such an electromagnetic flow meter has excellent workability during electrode mounting and replacement, and the electrode mounting hole can be reliably sealed, so that the measurement fluid can be used for high water pressure. It is required not to leak from. In view of this, various electrode structures have been conventionally proposed to satisfy such requirements (see, for example,
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 3-51707 [Patent Document 2]
JP-A-7-220173 [Patent Document 3]
JP-A-7-83714 (Description of paragraphs “0003” to “0008” of the specification, FIGS. 3 and 4)
[Patent Document 4]
JP-A-7-110248 (Description of paragraphs “0012” to “0025” of the specification, FIG. 1)
[0005]
The electrode structure of the electromagnetic flow meter described in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-83714 is an electrode having a
[0006]
A cylindrical
[0007]
The electrode part structure of the electromagnetic flowmeter detector described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-110248 described above uses a bush instead of a compression coil spring, and presses the bush with a holder so that the flange of the electrode is the surface of the lining. By adopting such a structure, the measurement fluid is prevented from leaking from the electrode mounting hole. The collar part of the electrode has an annular wall integrally projecting on the outer peripheral edge, and this annular wall bites into an annular recess provided on the lining surface, so that a high surface pressure against the lining, in other words, a high sealing function Like to get. The other structure is substantially the same as the electrode structure shown in FIG.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional electrode structure shown in FIG. 5 has the following problems.
(1) Leakage of the measuring fluid L from the gap between the
(2) When the
(3) When condensation occurs in the
(4) If the
(5) Since parts such as the
[0009]
According to the electrode part structure of the electromagnetic flowmeter detector described in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-110248, the above problems (2) and (3) can be solved, but the other problems Points (1), (4), and (5) still have a problem that they cannot be solved.
[0010]
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems. The object of the present invention is to relatively seal the electrode mounting hole with a relatively simple structure and a small number of parts. It is an object of the present invention to provide an electrode structure for an electromagnetic flow meter capable of preventing leakage.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first invention provides an electrode mounting hole formed in a tube wall and a cylindrical electrode mounting projecting on the outer peripheral surface of the tube wall so as to surround the electrode mounting hole. A measuring tube having a portion, a lining made of a synthetic resin that is molded so as to cover at least the inner periphery of the measuring tube and the electrode mounting hole , and one end portion of the electrode mounting hole An electrode made of a corrosion-resistant metal that is inserted through the lining and faces the measurement tube, and a primer of a corrosion-resistant paint that has been applied and solidified on the peripheral surface of the electrode; The electrode and the lining are integrally formed by welding and bonding a resin coating material that is solidified and made of a resin paint made of the same material as the lining .
[0012]
In the present invention, the electrode, the lining and the punching plate are integrally formed by insert molding or the like. In molding, the resin coating material welds and joins the electrode and the lining to reliably seal the gap between these two members. Therefore, the measurement fluid does not leak from the electrode mounting hole, and foreign matter does not enter and adhere to the gap between the electrode and the lining, so that the sealing performance of the measurement tube and the measurement accuracy of the electromagnetic flow meter can be improved. it can. In addition, it is not necessary to press the electrode with a biasing means such as a compression coil spring, and the number of parts can be reduced.
[0014]
Further, according to the present invention, welding between the lining and the resin coating is reliable, excellent in adhesion and adhesion, and high sealing performance can be obtained.
[0016]
Furthermore, according to the present invention, the corrosion resistance of the electrode is further improved. The primer is applied to the electrode surface as a lower layer of the resin paint.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments shown in the drawings.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of an electromagnetic flowmeter according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line II-II in FIG. 1, and FIG. 3 is an enlarged sectional view of essential parts of electrodes and linings. . In the figure, the same components as those shown in the prior art column are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted as appropriate. In these drawings, an electromagnetic flow meter generally indicated by
[0018]
The measuring
[0019]
Such a measuring
[0020]
One
[0021]
Such an
[0022]
Here, in the present embodiment, as shown in FIG. 4 (a), the example in which the
[0023]
The pair of
[0024]
Further, a
[0025]
The
[0026]
As shown in FIG. 3, the
[0027]
In such an
[0028]
Next, the
[0029]
In the
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the electrode structure of the electromagnetic flowmeter according to the present invention is formed by integrally forming the lining lined on the measuring tube and the electrode, and welding and joining between the two members via the resin coating material. Compared to the conventional electrode structure, there is no need for gaskets, springs, caps, or other parts, making the structure simple and reducing the number of parts and the number of assembly steps. can do. Also, rust is not generated by condensation, and there is no concern about the deterioration of the sealing performance due to the looseness of the cap.
[0031]
In addition, in the invention in which the resin coating material is composed of two layers of resin paint and primer and the resin material is the same material as the lining, it is excellent in adhesion and adhesion to the lining and ensures high sealing performance. it can. Moreover, the kind of material can be reduced.
[0032]
Furthermore, in the invention using a corrosion-resistant material as a primer for the resin coating material, the corrosion resistance of the electrode can be further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of an electromagnetic flow meter according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of a welded portion between a lining and an electrode.
FIGS. 4A to 4F are diagrams showing electrode shapes. FIGS.
FIG. 5 is a cross-sectional view of an electrode structure in a conventional electromagnetic flow meter.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
少なくとも前記測定管と前記電極取付孔の内周面を覆うように成形され、かつ、電気絶縁性を有する合成樹脂からなるライニングと、
一端部が前記電極取付孔に前記ライニングを介して挿入され前記測定管内に臨む耐腐食性金属からなる電極とを備え、
前記電極の周面に塗布して固化された耐腐食性塗料のプライマーと、前記プライマー上に塗布して固化され、かつ、前記ライニングと同一材料の樹脂塗料とからなる樹脂コーティング材の溶着接合によって、前記電極と前記ライニングを一体に成形したことを特徴とする電磁流量計の電極構造。A measuring tube having an electrode mounting hole formed in the tube wall, and a cylindrical electrode mounting portion protruding from the outer peripheral surface of the tube wall so as to surround the periphery of the electrode mounting hole;
A lining made of a synthetic resin that is molded so as to cover at least the inner peripheral surface of the measurement tube and the electrode mounting hole , and has an electrical insulation property ;
One end portion is inserted into the electrode mounting hole through the lining and an electrode made of a corrosion-resistant metal facing the measurement tube,
By welding and bonding a resin coating material comprising a primer of a corrosion-resistant paint applied and solidified on the peripheral surface of the electrode, and a resin paint of the same material as the lining applied and solidified on the primer The electrode structure of the electromagnetic flowmeter , wherein the electrode and the lining are integrally formed .
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