JP4215706B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に係り、特に、変動表示装置の表示部が臨む表示用窓部を形成したセンターケースを遊技盤の前面側に配設した遊技機に関する。
一般に、パチンコ遊技機等の遊技機では、遊技盤の前面の遊技領域の略中央に、いわゆるセンター役物が設けられている。このセンター役物は、例えば、特開2000−288172号公報(特許文献1)等に開示されているように、遊技盤前面に開口して遊技盤の裏面側に向かって凹むように形成された凹室を有するセンターケースと、前記凹室の後部壁に開口された表示用窓部に後方から表示部が臨む変動表示装置と、から構成されており、変動表示装置は、始動口などの入賞領域への入賞を条件として特別図柄を変動する変動表示遊技を補助遊技として行い、その結果、停止態様が予め定めた特別表示態様(例えば、7,7,7)となった場合に、遊技者が所定の利益を獲得可能な特別遊技状態を発生させるように成っている。
このようなセンターケースを有する遊技機では、例えば、センターケースの周囲の遊技盤に植設された釘や風車によって遊技球が跳ね飛ばされ、センターケースの凹室内に飛び込むことがあり、凹室内に飛び込んだ遊技球は、直接に凹室の傾斜底部(ステージ)に飛翔したり、凹室の側壁に飛翔し該側壁に当たってステージへと流下し、最終的には該ステージ上を転動してから下方の入賞領域へ入り易いように成っている。
特開2000−288172号公報
ところで、近年の遊技機は、変動表示装置の表示部の大型化に伴って、その周囲を囲繞するセンターケースの大型化を余儀なくされており、前記凹室底部に配設したステージも横方向(左右方向)及び奥行き方向(前後方向)に拡がって、遊技球を転動させる面積が拡大してきている。
このステージ上での遊技球の転動は、変動表示ゲームの始動条件となる始動口への入賞に対する期待感を醸し出すことから、ステージへの遊技球の飛び込み方(飛翔パターン)も遊技の興趣を高める要素となり、従来のように単調なステージへの飛翔パターンだけではなく、ステージの広さを有効に活用した斬新な飛翔パターンの創出が期待されている。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステージの広さを有効に活用することができ、変化に富んだ斬新な遊技球の飛翔パターンを創出し得、遊技の興趣を格段に高めることができる遊技機を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、変動表示装置の表示部が臨む表示用窓部を形成したセンターケースを遊技盤の前面側に配設した遊技機において、
前記センターケースは、
前記遊技盤の開口に取り付けるための枠体からなる取付ベース部材と、
該取付ベース部材の開口部から後方に形成した凹室の下辺部分に配設され、遊技球が転動可能なステージ部材と、
該ステージ部材の側端部の上方に配置され、前記取付ベース部材に取り付けられた側壁ユニットと、
を備え、
前記側壁ユニットは、
前記ステージ部材の側端部から上方へ傾斜して立ち上がる状態にそれぞれ設定された前部材、中部材、後部材から構成され、当該側壁ユニットの前側に前部材を配置し、後側に後部材を配置し、前部材と後部材との間に中部材を配置し、
前記前部材は、
当該前部材の上面に遊技球が流下可能な前流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、該前流下面の後方には、前記中部材を嵌合する切欠き部を有し、
前記中部材は、
当該中部材の上面に遊技球が流下可能な中流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、前記前部材の切欠き部に嵌合された状態で、当該中部材の傾斜上端部が前記前部材の切欠き部内の上端部分に止着されると共に、当該中部材のうち傾斜上端部から下方に所定の間隔を隔てた部位を前記前部材と係合させ
前記後部材は、
当該後部材の上面に遊技球が流下可能な後流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、
前記前部材の切欠き部に中部材を嵌合すると、中流下面と前流下面とが前後に配置され、
前記後部材の後流下面のうち中部材側に位置する前端を前記中流下面のうち後部材側に位置する後端に当接配置し、この状態で後部材を取付ベース部材へ取り付け、
前記中部材は、弾性力の乏しい前部材及び後部材よりも弾性力のある合成樹脂によって形成されたことを特徴とする。
請求項2に記載のものは、変動表示装置の表示部が臨む表示用窓部を形成したセンターケースを遊技盤の前面側に配設した遊技機において、
前記センターケースは、
前記遊技盤の開口に取り付けるための枠体からなる取付ベース部材と、
該取付ベース部材の開口部から後方に形成した凹室の下辺部分に配設され、遊技球が転動可能なステージ部材と、
該ステージ部材の側端部の上方に配置され、前記取付ベース部材に取り付けられた側壁ユニットと、
を備え、
前記側壁ユニットは、
前記ステージ部材の側端部から上方へ傾斜して立ち上がる状態にそれぞれ設定された前部材、中部材、後部材から構成され、当該側壁ユニットの前側に前部材を配置し、後側に後部材を配置し、前部材と後部材との間に中部材を配置し、
前記前部材は、
当該前部材の上面に遊技球が流下可能な前流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、該前流下面の後方には、前記中部材を嵌合する切欠き部を有し、
前記中部材は、
当該中部材の上面に遊技球が流下可能な中流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、前記前部材の切欠き部に嵌合された状態で、当該中部材の傾斜上端部のみが前記前部材の切欠き部内の上端部分に止着され
前記後部材は、
当該後部材の上面に遊技球が流下可能な後流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、
前記前部材の切欠き部に中部材を嵌合すると、中流下面と前流下面とが前後に配置され、
前記後部材の後流下面のうち中部材側に位置する前端を前記中流下面のうち後部材側に位置する後端に当接配置し、この状態で後部材を取付ベース部材へ取り付け、
前記中部材は、弾性力の乏しい前部材及び後部材よりも弾性力のある合成樹脂によって形成されたことを特徴とする。
請求項3に記載のものは、前記遊技盤には始動口を配設し、該始動口へ遊技球が入賞したことを始動条件として、前記変動表示装置に複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを補助遊技として行い、
前記ステージ部材、後方に配置される上段ステージと、その前面側下方に配置される下段ステージと、から構成され、
上段ステージの略中央部には、前記始動口の直上に遊技球を流下案内する導入口を開設し、
前記中部材は、前記上段ステージの前面側に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記下段ステージの略中央部には、前記導入口に向かって下り傾斜する導入溝部を形成し、該導入溝部と下段ステージ両端部との間に頂部を形成すると共に、該頂部から導入溝部側及び前記頂部から両端部へ向けて下り傾斜したスロープ部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記中部材の中流下面には、前記ステージ部材へ向けて下り傾斜した段部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機である。
請求項6に記載のものは、前記中部材が透光性合成樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機である。
本発明の遊技機によれば、次のような優れた効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明によれば、前部材に対する簡単な組み付け構造により、中部材に弾性力を付与することができる。したがって、弾性力の乏しい前部材及び後部材の流下面(前流下面及び後流下面)が弾性力のある中部材の流下面(中流下面)を挟んで一体的な流下面を構成することになり、耐久性にも過不足なく、該一体的な流下面のどの部位に遊技球が当たるかによって遊技球の挙動が異なり、駆動源等を要しない簡単な構造で、ステージ部材の広さを有効に活用することができ、変化に富んだ斬新な遊技球の飛翔パターンを創出し得、遊技の興趣を格段に高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記中部材は、傾斜上端部のみを前記前部材に止着しているので、該中部材の止着した部位の下流側全体に亘って弾性力を付与することができる。したがって、駆動源等を要しない簡単な構造で遊技球の飛翔パターンに変化を与え、ステージ部材の広さを有効に活用することができ、遊技の興趣を格段に高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記ステージ部材は、後方に配置される上段ステージと、その前面側下方に配置される下段ステージと、から構成されており、中部材に遊技球が当たると、その弾性力によって前記上段ステージへと飛翔する可能性があり、その結果、該上段ステージの導入口に遊技球が入ると、変動表示装置で実行される補助遊技の始動条件を遊技球の入賞により成立させる始動口に流下案内され易くなるので、遊技の興趣を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、下段ステージの中央部には、導入口に向かって下り傾斜する導入溝部を形成し、該導入溝部と下段ステージ両端部との間に頂部を形成すると共に、該頂部から導入溝部側及び前記頂部から下段ステージ両端部へ向けて下り傾斜したスロープ部を形成しているので、下段ステージ上で遊技球が複雑な挙動を示すことになり、遊技の興趣を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、中部材の中流下面には、ステージ部材へ向けて下り傾斜した複数の段部が形成されているので、該段部により遊技球の飛翔パターンに更なる複雑さを付与することができ、遊技球の挙動がより複雑となって、遊技の興趣を高めることができる。
請求項6に記載の発明によれば、中部材は、透光性合成樹脂によって形成されているので、弾力性のある中部材のみに光装飾することが可能であり、遊技の興趣を高めることができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤1の正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、合板やプラスチック等からなる矩形状の遊技盤本体の表面に、ガイドレール2や遊技領域区画部材3等を止着することで略円形状の遊技領域4を区画形成している。そして、遊技盤1は、この遊技領域4の略中央にセンターケース8を配設し、該センターケース8内の後方に開口した表示用窓部9には、複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを補助遊技として行う変動表示装置(画像表示装置)10を備えている。また、遊技盤1は、センターケース8の下方に変動表示ゲームを始動させるための始動口11を配設し、該始動口11の下方に、変動表示ゲームの結果によって遊技球を受け入れない状態と受け入れ易い状態とに変換可能な特別変動入賞装置(大入賞口)12を配設するほかに普通図柄表示器13、普通図柄記憶表示器14などを配設している。さらに、遊技盤1は、この他に、一般入賞口、遊技球の流下方向を変える風車や障害釘(いずれも図示せず)、発光により各種の装飾表示を行うランプ・LED15などを設ける一方、入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口16を設けている。
次に、センターケースについて説明する。図2はセンターケース及び裏面構成部材を示す分解斜視図である。また、図3はセンターケースを示す斜視図であり、図4はセンターケースの下半部分の内部構造を示す斜視図である。
前記遊技盤1の遊技領域4の略中央にはセンターケース8の外形形状に対応した開口を形成してある。そして、図2に示すように、遊技盤1の裏面側に裏面構成部材21を配設し、裏面構成部材21に形成した表示用窓部23内に、変動表示装置10の表示部22を臨ませ、遊技盤1の前面側に前面構成部材としての額縁状のセンターケース8を配設している。
裏面構成部材21は、後面中央部に液晶表示装置等の変動表示装置10を備え、その周りの壁部24の側縁を前方に延出させた箱体状の部材であり、フランジ状の取付け片25を遊技盤1の裏面に当接させて、遊技盤1の裏面側からネジ等の止着部材により止着固定する。また、この裏面構成部材21の壁部24の前面において、前記変動表示装置10の表示部22の左右には、手指を模した揺動部材31,31がそれぞれ吊下されており、当該裏面構成部材21の上部には揺動部材31,31を揺動させるモーター等の駆動手段32が備えられている。
ここで、変動表示装置10は、例えば、複数の変動表示領域(左側、中央、右側の3つの可変表示領域等)を設定して各表示領域の各々で独立して画像表示がなされる表示装置であって、本実施形態では、任意の画像を表示可能なLCD(液晶表示器)等で表示画面部分が構成され、この表示画面上の複数の変動表示領域には複数の識別情報(図柄)を変動表示する変動表示ゲームの画像が表示される。したがって、本実施形態の遊技機は、前記始動口11への入賞等の始動条件の成立に基づいて変動表示装置10にて識別情報を変動表示する変動表示ゲームを実行し、該変動表示ゲームが特定の結果態様を導出することに関連して所定の遊技価値が付与されるように成っている。
センターケース8は、遊技盤1に形成された開口に該遊技盤1の前方から嵌装される環状のユニットであって、その本体は前記遊技盤1の開口に取り付けるための異形枠体状の取付ベース部材41によって構成され、該取付ベース部材41には前記表示用窓部23よりも大きい開口部42が形成され、その周囲に沿って前記遊技盤1に取り付ける取付基板43を有しており、その適宜位置には止着部材を止着する止着部44が形成されている。また、開口部42の上縁には、遊技領域3の前方へ投光する発光装置45を備えており、該発光装置45にはサーチライトを模した形状の複数の集光部46が連設されている。さらに、取付ベース部材41の周囲には、例えば、ドクロや骨などを漫画的に模した装飾部材47が適宜配設されている。
また、図3に示すように、前記取付ベース部材41の前面側上部には、左右全幅に亘って庇状の鎧部51を前方に突設し、該鎧部51の左右傾斜端部から下方に縦長の側辺部52,52を突設し、左右の側辺部52,52の下端同士を接続する状態で底部53を突設し、前記鎧部51、左右側辺部52,52、及び底部53に囲まれた状態で凹室54を形成している。この凹室54の奥の面に前記表示用窓部23が配設され、鎧部51は、上面が中央の円弧状の振り分け凸部55から左右方向に向けて緩やかに下り傾斜している。前記凹室54の底部には、遊技球が転動可能であって、該転動する遊技球を前記センターケース8の下方に落下させるステージ部材60が形成されている。
このステージ部材60は、図4に示すように、当該ステージ部材60の上方に左右方向に延設され、後述するワープ流路150の流出口152から流出した遊技球が転動可能な上段ステージ61と、該上段ステージ61の前面側の少し下方に左右方向に延設され、遊技球が転動可能な下段ステージ81とからなり、これら上段ステージ61と下段ステージ81とは起立壁63により部分的に隔てられている。
上段ステージ61は、遊技球が転動可能であって連続的に高さの異なる曲面形状を有する案内棚を構成しており、左右方向両側に曲率の小さな円弧状の凹面65,65を、中央部に曲率の大きな円弧状の凸面66を形成するような全体として波形状の転動面62を有している。円弧状の凹面65,65の谷部には前方へ向けて下り傾斜した落下許容部67,67が形成されており、円弧状の凸面66の中央山部の前方には導入口71が開口され、この導入口71は前記下段ステージ81の下部中央に配設した案内路72の後端に連通している。前記導入口71の後方には、前方へ向けて下り傾斜した導入溝部68が形成され、上段ステージ61の凸面66を通過する遊技球を導入口71へと導入するように成っている。そして、前記起立壁63は、落下許容部67,67の左右方向外方において転動面62の前端部を覆うように設けられている。
また、下段ステージ81は、遊技球が転動可能であって連続的に高さの異なる曲面形状を有する案内棚を構成しており、その中央部には、該中央部を通過する遊技球を前記導入口71へと導入すべく、該導入口71に向かって後方へ下り傾斜する導入溝部83を形成してあり、該導入溝部83と下段ステージ両端部との間に上方へ隆起した頂部84,85を形成すると共に、該頂部84,85から前記導入溝部83側へ向けて下り傾斜する中央スロープ部86,87、及び前記頂部84,85から下段ステージ両端部へ向けて下り傾斜する側スロープ部88,89を形成した略波形状の転動面82を有している。前記頂部84,85に相当する転動面82の前端部には、遊技球の前方への流下を防止するための落下規制部90がそれぞれ設けられている。
前記案内路72は、上段ステージ61の凸面66の前方に開口された導入口71から前方へ向けて下り傾斜しており、その傾斜下端部の導出口73は前記始動口11の直上に位置されるとともに、前記取付ベース部材41の下部中央に開口され、これら導入口71、案内路72及び導出口73は、前記導入口71から上段ステージ61及び下段ステージ81を転動する遊技球を受け入れて、該導入口71に連通する案内路72を流下させ前記始動口11の直上に設けられた導出口73から流出させ、始動口10に入賞し易くしてある。
図5はセンターケースから左側の側壁ユニットを取り外した状態を裏面側から見た分解斜視図であり、図6は取り外した左側の側壁ユニットを前部材、中部材及び後部材に分解した状態を裏面側から見た分解斜視図である。また、図7は左側の側壁ユニットを裏面側から見た斜視図であり、図8は正面側から見た斜視図である。さらに、図9は左側の側壁ユニットを構成する前部材、中部材及び後部材を裏面側から見た分解斜視図であり、図10は正面側から見た分解斜視図である。なお、左右の側壁ユニットは同一の構造を有している。
図4から図6に示すように、前記凹室54の底部に配設したステージ部材60の左右両側端部の上方には、前記取付ベース部材41の左右側辺部52,52の下方にそれぞれ側壁ユニット100が備えられている。この側壁ユニット100は、前記上段ステージ61及び下段ステージ81の両端部から左右上方へ傾斜して立ち上がるように、前記凹室54の略前端部から奥側へ向かって配設され、遊技球の流下面102(本発明における前流下面に相当)を有する前部材101,流下面122(本発明における中流下面に相当)を有する中部材121,流下面132(本発明における後流下面に相当)を有する後部材131の三組の部材から構成されている。
以下に、第1の実施形態の側壁ユニット100を構成する前部材101、中部材121及び後部材131について説明する。
前部材101は、図7から図10に示すように、縦長円筒状の本体ベース103と、この本体ベース103の下部に一体的に接続され、該本体ベース103の下部から前記下段ステージ81の端部へ向けて一体的に延出された延出ベース104と、これら本体ベース103の上端から延出ベース104の上面に沿って傾斜するように設けられた帯状の流下部材105と、前面側開口を閉塞する化粧板106と、から概略構成され、前記流下部材105の上面(傾斜面)は、この部位に飛翔した遊技球を流下させる流下面102として機能し、該流下面102には複数の段部107が流下方向に多段と成るように形成されている。また、前記化粧板106の上部には、センターケース8の左側の遊技領域4に臨むように遊技球の流入口108が開口され、その内部には半割円筒状の遊技球の案内棚109が連結されており、該流入口108の下部には該流入口108の前面を覆う装飾部材47を取り付ける取付孔110が開口されている。さらに、化粧板106の中間部には、光を通過させる複数の通光部111が開口されており、下部には、ネジ等の止着部材により取付ベース部材41の前面に止着するための止着部112が張り出している。
また、前記本体ベース103の上部には、その上を覆うように傘部113が内側へ張り出しており、該傘部113と本体ベース103との間から流下面102に沿ってその後方部分には、前記中部材121を嵌合して一体的な流下面を形成するための切欠き部114が形成されている。さらに、この切欠き部114内の上端部分には、前記中部材121の上端部(言い換えると、中部材121の傾斜上端部)を固定する上部止着孔115が上部止着部として設けられており、前記延出ベース104の中間部にも前記中部材121の下部を固定する下部止着孔116が下部止着部として設けられている。そして、前記傘部113の基端側の後端部には、図5及び図6に示すように、前記取付ベース部材41の側辺部52の裏面側に形成した止着ベース76に止着部材により止着するための止着部117が突設されており、その下部の本体ベース部分には、前記取付ベース部材41に形成した止着孔(図示せず)に固定するための固定ピン118が突設されている。
中部材121は、前記流下部材105と同様の形状を有する帯波板状の部材であって、前部材101の切欠き部114に嵌合された状態で、該中部材121の上端後部に張り出した止着孔123が前記前部材101の上部止着孔115に連通されてビスで止着されると共に、該中部材121の上端部から下方に所定の間隔を隔てた部位に形成された止着突起124が前部材101の下部止着孔116に係合されることにより止着され、該中部材121の流下面122は前部材101の流下部材105の流下面102と一体的な流下面として構成される。このように中部材121は、その上端部と下部とを上部止着孔115及び下部止着孔116に係合しているだけで、前部材101の本体ベース103と延出ベース104との間に斜めに掛け渡されているだけであるので、該係合された部位の上流側流下面125及び下流側流下面126を弾性変形可能な板部材として機能させることになる。この中部材121の流下面122には、複数の段部127が流下方向に多段と成るように形成されている。このように前記前部材101の流下部材105の流下面102、及び中部材121の流下面122に複数の段部107,127を形成するのは、これら複数の段部107,127の存在により、遊技球が当たって跳ね返る際の飛翔パターンに複雑さを付与して、遊技球の挙動を複雑にするためである。
後部材131は、遊技球が流下する前記流下面132を備えた流下部材133と、該流下部材133を支持するベース部134と、該ベース部134の前面側開口を閉塞する閉塞板135と、から概略構成されており、前記ベース部134は、流下部材133の流下面132の前端を前記中部材121の流下面122の後端に当接するように、前記前部材101の後端に取り付けられる。前記流下部材133の流下面132の上部前端には壁部136が起立形成され、該壁部136は、前記中部材121の上流側流下面125の後端裏面に当接可能な階段状の外形を有し、これにより前記中部材121を裏面側から支承しており、該壁部136の前面には、中部材121の裏面を支承し易いように前方へ突出した突起部137が形成されている。そして、図10に示すように、前記ベース部134の基端部には止着孔138が形成されており、この止着孔138は、図5及び図6に示すように、止着部材により前記取付ベース部材41の側辺部52の裏面に形成された止着ベース77に止着されるように成っている。
また、前記流下部材133の流下面132は、前記前部材101の流下部材105の流下面102、及び中部材121の流下面122よりも緩やかなスロープを形成しており、前記段部は形成されていない。さらに、前記閉塞板135には、前記前部材101の通光部111に連通する複数の通光孔141が開口されており、その後部にはそれぞれ筒体142が設けられている。
また、遊技球が通過する前記案内棚109に連通する連通口151が形成されており、前記ベース部134の内部には、連通口151からベース部内に導入された遊技球を前記流下部材133の下端部に開口された流出口152へと案内する傾斜棚153が区画形成されている。前記前部材101に形成された流入口108や案内棚109、前記後部材131に形成された連通口151、傾斜棚153及び流出口152は、図4に示すように、前記センターケース8の左右の遊技領域4を流下する遊技球を受け入れて前記上段ステージ61の端部へと案内する略L字状のワープ流路150を構成しており、前記後部材131に形成された流出口152は、前記上段ステージ61の端部に臨むように配される。そして、前記ベース部134の傾斜棚153の下方には、舌片状の取付部材161が延出されており、その先端部には止着孔162が形成され、該止着孔162は、図5及び図6に示すように、止着部材により前記取付ベース部材41の側辺部52の裏面に形成された止着ベース78に止着されるように成っている。
これら前部材101、中部材121及び後部材131は、一体的にユニットとして組み立てられて、前記取付ベース部材41の左右側辺部52,52の下方に内包されるように、前記上段ステージ61及び下段ステージ81の両端部に臨んで配設される。そして、中部材121のみが透光性を有する合成樹脂(クリア樹脂)によって形成されている。このように弾力性を付与した中部材121のみを透光性の合成樹脂で構成すると、中部材121のみに光装飾することが可能となり、これにより遊技の興趣を高めることができる。
次に、図1、図4、図7から図10を用いて、以上の如く構成された本実施形態の遊技機の作用について説明する。
図1及び図4に示すように、発射装置により発射された遊技球はガイドレール2により区画された発射球案内通路5を経て、その先端の導入部6から遊技領域4の上部に飛入し、センターケース8の鎧部51の上面に流下すると、振り分け凸部55によって左側あるいは右側に振り分けられることとなり、センターケース8の側辺部52,52の外側に位置する左側の遊技領域4または右側の遊技領域4を流下する。そして、左右の遊技領域4を流下する遊技球は、左右の側辺部52,52の下方に側壁ユニット100がそれぞれ内設されているので、この側壁ユニット100の前部材101に開口されたワープ流路150の流入口152に流入し得ることになる。
図4、図7から図10に示すように、ワープ流路150の流入口108に遊技球が流入すると、その後方に設けられた案内棚109、連通口151及び傾斜棚153を経て、前記後部材131の流下部材133の下端部に開口された流出口152から上段ステージ61の転動面62の左端または右端上に流下する。この上段ステージ61の転動面62は、図4に示すように、左右方向の略中央部分に円弧状の凸面66を、該凸面66の左右両側方に円弧状の凹面65,65をそれぞれ備えて略波面状を呈しているので、遊技球が上段ステージ61上を転動して次第に減勢されると、前記凹面65,65の谷部に形成された落下許容部67,67からその前面側下方に配置された下段ステージ81上に流下することになる。或いは、上段ステージ61の転動面62を転動する遊技球が円弧状の凸面66を通過する際に、その中央山部の導入溝部68によって前方に開口された導入口71内に流入することがあり、該導入口71に入った遊技球は前面側へ向けて傾斜した案内路72を通過して前記始動口10の直上に位置する導出口73から流出し、前記始動口10へ向けて流下することになる。なお、上段ステージ61の転動面62の前記落下許容部67,67の外方には起立壁63が形成されているので、遊技球の勢いが強すぎない限り、起立壁63を乗り越えて下段ステージ81上に落下することはない。
上段ステージ61の案内許容部67,67から下段ステージ81上に流下した遊技球は、下段ステージ81の転動面82が、図4に示すように、前記導入口71に向かって後方へ下り傾斜する導入溝部83と下段ステージ両端部との間に上方へ隆起した頂部84,85を形成すると共に、該頂部84,85から前記導入溝部83側へ向けて下り傾斜する中央スロープ部86,87、及び前記頂部84,85から下段ステージ両端部へ向けて下り傾斜する側スロープ部88,89を形成するような略波面状を呈しているので、この転動面82を転動することにより次第に減勢(減衰)されることになる。そして、下段ステージ81の頂部84,85に相当する転動面82の前端部には落下規制部90がそれぞれ設けられているので、前記中央スロープ部86,87または前記側スロープ部88,89からその前面側下方の入賞領域へと流下したり、或いは、前記中央スロープ部86,87を通過する際に、その中央の導入溝部83によって後方に開口された導入口71内に入ることがあり、該導入口71に入った遊技球は、前述のように、前記案内路72を通過して前記始動口10の直上に位置する導出口73から流出し、始動口10へ向けて流下することになる。このように上段ステージ61の転動面62及び下段ステージ81の転動面82は略波面形状を呈しており、これらのステージ61,81上で遊技球が前述したような複雑な挙動を示すので、遊技の興趣を高めることができる。
このように前記ワープ流路150を経て上段ステージ61に遊技球が流下するだけでなく、前記センターケース8の周囲に植設された障害釘に弾かれて前記凹室54内に遊技球が飛入することがあり、この凹室54内に飛入した遊技球が前記ステージ部材60(上段ステージ61及び下段ステージ81)の両側端部の上方にそれぞれ配設された側壁ユニット100,100に当たることがある。各側壁ユニット100,100は前部材101、中部材121及び後部材131から構成され、これらの部材のうち、中部材121は、図7から図10に示すように、上端部が前部材101に止着されると共に、該上端部から下方に所定の間隔を隔てた部位を前部材101と係合させて、該係合された部位の上流側流下面125及び下流側流下面126を弾性変形可能な板部材から成っており、前部材101に対する簡単な組み付け構造により、中部材121に弾性力を付与している。したがって、凹室54内に遊技球が飛び込んで中部材121の流下面122に当たると、前部材101及び後部材131の流下面102,132に遊技球が当たった場合に比べて、該中部材121の弾性力によりステージ部材60の中央部分へと弾んで飛翔し易くなる。一方、前部材101及び後部材131は弾性変形し難いので、これらの流下面102,132に当たった遊技球はそのまま下方へ流下することになる。このため、弾性力の乏しい前部材101及び後部材131の流下面102,132が弾性力のある中部材121の流下面122を挟んで一体的な流下面102,122,132を構成することになるので、該一体的な流下面102,122,132のどの部位に遊技球が当たるかによって遊技球の挙動が異なり、また、中部材121においても、上流側流下面125に当たるのと下流側流下面126に当たるのとで弾性力に差があるので遊技球の挙動が異なる。したがって、駆動源等を要しない簡単な構造で、ステージ部材60の広さを有効に活用して遊技球に複雑な挙動を与えることができ、従来と異なる変化に富んだ斬新な遊技球の飛翔パターンを創出することができ、遊技球の挙動を遊技者に堪能させて遊技の興趣を格段に高めることができる。
このように側壁ユニット100の流下面102,122,132の一部を構成する中部材121の流下面122にのみに弾性力を付与したので、遊技球の挙動に複雑な変化を与えるのみならず、前部材101と後部材131とで挟持する構成を採るので耐久性をも向上させることができる。即ち、側壁ユニット100の流下面102,122,132の全体が弾性力を有するような構造に形成すると、補強構造を構成し得ず、破損し易くなる。
また、前記中部材121に遊技球が当たると、その弾性力によってステージ部材60の上部の上段ステージ61へと飛翔する可能性があり、その結果、上段ステージ61の導入口71に遊技球が入ると、変動表示装置10で実行される補助遊技の始動条件となる始動口11に向けて流下案内されるので、遊技の興趣を高めることができる。これに対し、中部材121に弾性力が付与されていないと、前部材101及び後部材131の流下面102,132に当たった場合と同様の挙動を示すことになり、遊技球は下方の下段ステージ81へと流下することになる。
さらに、前部材101を構成する流下部材105の流下面102、及び中部材121の流下面122はステージ部材60へ向けて下り傾斜しており、これら流下面102,122には複数の段部107,127が形成されているので、遊技領域4から凹室54内に飛び込んだ遊技球が、段部107,127の存在しない部位に当たるか、或いは段部107,127の存在する部位に当たるかによって、遊技球の飛翔パターンに更なる複雑さを付与することができ、遊技球の挙動がより複雑となって、遊技の興趣を高めることができるものである。
また、図11は第2の実施形態において、左側の側壁ユニットを構成する前部材、中部材及び後部材を裏面側から見た分解斜視図であり、図12は正面側から見た分解斜視図である。なお、左右の側壁ユニットは同一の構造を有しており、第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を付して説明する。
これらの図面に示すように、第2の実施形態では、前部材101の本体ベース103の下端部から一体的に延出した延出ベース104の中間部には、中部材121の下部を固定する下部止着孔は設けられておらず、該中部材121の上端後部に張り出した止着孔123を前部材101の上部止着孔115に重合させてビスを螺合することにより、該中部材121の上端部のみを前部材101に止着し、この止着部分から斜め下方に延びるその他の部分を自由に上下動できる状態にしている。したがって、中部材121は上端部を支点として弾性豊かに揺動可能な状態にある。なお、この中部材121の浮き上がりを防止すべく、該中部材121の前面中間部の裏側縁部に規制片171を前部材101の流下部材105の下部へ向けて突設している。したがって、中部材121が弾性変形領域を超えようとする場合には、規制片171が流下部材105の下面に当接して変形を規制する。
第2の実施形態は、基本的に第1の実施形態と同様の作用効果を奏するが、特に第2の実施形態によれば、中部材121の上端部のみが前部材101に係合されているので、該中部材121の止着した部位の下流側全体に亘って弾性部材として機能させることができるものである。
前記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを行う変動表示装置を遊技盤の開口裏面側に配設し、前記変動表示装置の表示部が臨む表示用開口窓部を形成したセンターケースを前記遊技盤の前面側に配設した遊技機であれば、どのような構成でもよい。例えば、内部に封入した遊技球を循環させる封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、前記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 センターケース及び裏面構成部材を示す分解斜視図である。 センターケースを示す斜視図である。 センターケースの下半部分の内部構造を示す斜視図である。 センターケースから側壁ユニットを取り外した状態を裏面側から見た分解斜視図である。 センターケースから取り外した側壁ユニットを前部材、中部材及び後部材に分解した状態を裏面側から見た分解斜視図である。 左側の側壁ユニットを裏面側から見た斜視図である。 左側の側壁ユニットを正面側から見た斜視図である。 左側の側壁ユニットを構成する前部材、中部材及び後部材を裏面側から見た分解斜視図である。 左側の側壁ユニットを構成する前部材、中部材及び後部材を正面側から見た分解斜視図である。 第2の実施形態において、左側の側壁ユニットを構成する前部材、中部材及び後部材を裏面側から見た分解斜視図である。 第2の実施形態において、左側の側壁ユニットを構成する前部材、中部材及び後部材を正面側から見た分解斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
4 遊技領域
8 センターケース
10 変動表示装置
11 始動口
12 特別変動入賞装置(大入賞口)
21 裏面構成部材
22 表示部
54 凹室
60 ステージ部材
81 下段ステージ
100 側壁ユニット
101 前部材
102 流下面
103 本体ベース
104 延出ベース
105 流下部材
106 化粧板
108 流入口
109 案内棚
114 切欠き部
115 上部止着孔
116 下部止着孔
117 止着部
121 中部材
122 流下面
123 止着孔
125 上流側流下面
126 下流側流下面
131 後部材
132 流下面
133 流下部材
134 ベース部
135 閉塞板
136 壁部
150 ワープ流路
151 連通口
152 流出口
153 傾斜棚

Claims (6)

  1. 変動表示装置の表示部が臨む表示用窓部を形成したセンターケースを遊技盤の前面側に配設した遊技機において、
    前記センターケースは、
    前記遊技盤の開口に取り付けるための枠体からなる取付ベース部材と、
    該取付ベース部材の開口部から後方に形成した凹室の下辺部分に配設され、遊技球が転動可能なステージ部材と、
    該ステージ部材の側端部の上方に配置され、前記取付ベース部材に取り付けられた側壁ユニットと、
    を備え、
    前記側壁ユニットは、
    前記ステージ部材の側端部から上方へ傾斜して立ち上がる状態にそれぞれ設定された前部材、中部材、後部材から構成され、当該側壁ユニットの前側に前部材を配置し、後側に後部材を配置し、前部材と後部材との間に中部材を配置し、
    前記前部材は、
    当該前部材の上面に遊技球が流下可能な前流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、該前流下面の後方には、前記中部材を嵌合する切欠き部を有し、
    前記中部材は、
    当該中部材の上面に遊技球が流下可能な中流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、前記前部材の切欠き部に嵌合された状態で、当該中部材の傾斜上端部が前記前部材の切欠き部内の上端部分に止着されると共に、当該中部材のうち傾斜上端部から下方に所定の間隔を隔てた部位を前記前部材と係合させ
    前記後部材は、
    当該後部材の上面に遊技球が流下可能な後流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、
    前記前部材の切欠き部に中部材を嵌合すると、中流下面と前流下面とが前後に配置され、
    前記後部材の後流下面のうち中部材側に位置する前端を前記中流下面のうち後部材側に位置する後端に当接配置し、この状態で後部材を取付ベース部材へ取り付け、
    前記中部材は、弾性力の乏しい前部材及び後部材よりも弾性力のある合成樹脂によって形成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 変動表示装置の表示部が臨む表示用窓部を形成したセンターケースを遊技盤の前面側に配設した遊技機において、
    前記センターケースは、
    前記遊技盤の開口に取り付けるための枠体からなる取付ベース部材と、
    該取付ベース部材の開口部から後方に形成した凹室の下辺部分に配設され、遊技球が転動可能なステージ部材と、
    該ステージ部材の側端部の上方に配置され、前記取付ベース部材に取り付けられた側壁ユニットと、
    を備え、
    前記側壁ユニットは、
    前記ステージ部材の側端部から上方へ傾斜して立ち上がる状態にそれぞれ設定された前部材、中部材、後部材から構成され、当該側壁ユニットの前側に前部材を配置し、後側に後部材を配置し、前部材と後部材との間に中部材を配置し、
    前記前部材は、
    当該前部材の上面に遊技球が流下可能な前流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、該前流下面の後方には、前記中部材を嵌合する切欠き部を有し、
    前記中部材は、
    当該中部材の上面に遊技球が流下可能な中流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、前記前部材の切欠き部に嵌合された状態で、当該中部材の傾斜上端部のみが前記前部材の切欠き部内の上端部分に止着され
    前記後部材は、
    当該後部材の上面に遊技球が流下可能な後流下面をステージ部材へ向けて下り傾斜した状態で形成し、
    前記前部材の切欠き部に中部材を嵌合すると、中流下面と前流下面とが前後に配置され、
    前記後部材の後流下面のうち中部材側に位置する前端を前記中流下面のうち後部材側に位置する後端に当接配置し、この状態で後部材を取付ベース部材へ取り付け、
    前記中部材は、弾性力の乏しい前部材及び後部材よりも弾性力のある合成樹脂によって形成されたことを特徴とする遊技機。
  3. 前記遊技盤には始動口を配設し、該始動口へ遊技球が入賞したことを始動条件として、前記変動表示装置に複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを補助遊技として行い、
    前記ステージ部材は、後方に配置される上段ステージと、その前面側下方に配置される下段ステージと、から構成され、
    上段ステージの略中央部には、前記始動口の直上に遊技球を流下案内する導入口を開設し、
    前記中部材は、前記上段ステージの前面側に配置したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記下段ステージの略中央部には、前記導入口に向かって下り傾斜する導入溝部を形成し、該導入溝部と下段ステージ両端部との間に頂部を形成すると共に、該頂部から導入溝部側及び前記頂部から両端部へ向けて下り傾斜したスロープ部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記中部材の中流下面には、前記ステージ部材へ向けて下り傾斜した段部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記中部材は、透光性合成樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の遊技機。
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