JP4214920B2 - Patch panel - Google Patents
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Description
本発明は、情報配線システムにおいて使用するパッチパネルに関するものである。 The present invention relates to a patch panel used in an information wiring system.
従来、オフィスや工場等において、音声信号、LAN等のディジタル信号、画像信号といった様々な情報を伝達するために、ツイストペアケーブルを用いた情報配線システムが広く用いられている。このような情報配線システムでは、オフィスのレイアウト変更等の理由により情報配線の変更が必要となる場合に備えて、パッチパネルと称するネットワークの配線作業を支援するための中継端子盤が用いられている。 2. Description of the Related Art Conventionally, information wiring systems using twisted pair cables have been widely used in offices and factories to transmit various information such as audio signals, digital signals such as LAN, and image signals. In such an information wiring system, a relay terminal board for supporting network wiring work called a patch panel is used in case the information wiring needs to be changed for reasons such as office layout change. .
このようなパッチパネルとして、図8に示すようにモジュラプラグ(図示せず)が着脱自在に接続されるモジュラジャック110と、複数(例えば6個)のモジュラジャック110を一列に並べて保持するパネル130と、複数(例えば4個)のパネル130が一列に並べて取り付けられ、情報ラック等の被固定部位に取り付けられるフレーム150とで構成されるものがある(特許文献1参照)。
As such a patch panel, as shown in FIG. 8, a
複数のモジュラジャック110が取り付けられるパネル130は絶縁性を有する合成樹脂成型品から構成される。パネル130は前面が略矩形板状であって、各モジュラジャック110の前面をぞれぞれ露出させる6個の開口131が一列に設けられている。パネル130の背面には各モジュラジャック110の左右両側面を支持する支持片(図示せず)が形成されている。各支持片にはモジュラジャック110の係止溝119と係止する突条が形成されると共に、突起118の前縁と当接する段部が形成されている。
The
また、パネル130の背面には、各モジュラジャック110の上下面とそれぞれ当接する当接片134,135が突設されている。さらに、パネル130背面の上端部からは背面側に突出する一対の係止片140がパネル130と連続一体に形成されている。各係止片140の先端両側には、それぞれ、フレーム150に形成された窓孔152の開口縁155と凹凸嵌合する一対の嵌合爪141が突設されており、各嵌合爪141の先端にはテーパ面142が形成されている。尚、一方の当接片135には下方に突出する突起135aが突設されている。
Also, on the back surface of the
情報ラック等の被固定部位に取り付けられるフレーム150は前面が略矩形状に形成されており、フレーム150前面の長手方向における両端部には、フレーム150を情報ラックなどの被固定部位にねじ止めするための取付ねじを挿通する固定手段としての一対の長孔151がそれぞれ穿設されている。また、フレーム150の前面には、少なくともモジュラジャック110を挿通させることができる寸法に形成された略矩形状の4個の窓孔152が形成されており、各窓孔152はパネル130によって塞がれる。
A
各窓孔152の下側の開口縁からは背面側に突出するレバー解除防止片153が突設されている。パネル130に設けられた突起135aに対応するレバー解除防止片153の部位には貫通孔153aが形成されている。一方、パネル130に設けた係止片140における嵌合爪141の間の部位に対応する各窓孔152の上側の開口縁の部位には凹部154が設けられており、凹部154両側の開口縁155の前面側にはテーパ面156が形成されている。
A lever
さらに、フレーム150の下縁からは背面側に突出する略コ字状のケーブル固定片157がフレーム150と連続一体に形成されている。ケーブル固定片157は、中央片157aと、中央片157aの両端部をそれぞれフレーム150に連結する連結片157bとで構成され、中央片157a及び連結片157bにはモジュラジャック110に結線されたケーブルを結束するための結束バンドを挿通する挿通孔(図示せず)が複数穿設されている。而して、挿通孔に挿通した結束バンドによりモジュラジャック110に結線されたケーブルをフレーム150に固定することができる。
Further, a substantially U-shaped
ここで、モジュラジャック110が取り付けられたパネル130をフレーム150に取り付ける手順について簡単に説明する。先ずパネル130を斜めにしてフレーム150の窓孔152に前面側から挿入し、パネル130の当接片135に突設された突起135aをフレーム150の貫通孔153aに差し込むと、パネル130前面と突起135aとの間の溝135bに貫通孔153aの開口縁が挟持される。その後、貫通孔153aの開口縁を軸としてパネル130の上部をフレーム150の窓孔152に挿入すると、パネル130の係止片140に突設された嵌合爪141とフレーム150の開口縁155とが当接して、係止片140が下方に押し撓められ、嵌合爪141が開口縁155を乗り越えて開口縁155の背面側と係止し、フレーム150の窓孔152に取り付けられる。
Here, a procedure for attaching the
一方、パネル130をフレーム150から取り外す際は、パネル130の前面に形成された工具挿入溝143とフレーム150に設けた凹部154との間にマイナスドライバなどの工具の先端を差し込んで、係止片140に下方への力を加えることにより、嵌合爪141と開口縁155との嵌合状態を解除し、パネル130をフレーム150から取り外すことができるようにしてある。このように、フレーム150の前面に凹部154を形成するとともに、パネル130の前面に工具挿入溝143を形成しているので、前面側から工具を挿入して嵌合爪141と開口縁155との嵌合状態を解除することができ、フレーム150の前面側からモジュラジャック110が取り付けられたパネル130の取り外し作業を行うことができる。
しかしながら、上記従来例ではフレーム150からパネル130を取り外す際にマイナスドライバなどの工具を用いる必要があるため、パネル130の取り外し作業の作業性に難があった。
However, in the above-described conventional example, it is necessary to use a tool such as a flat-blade screwdriver when removing the
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、フレームからパネルを取り外す際の作業性を向上したパッチパネルを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a patch panel having improved workability when removing the panel from the frame.
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、モジュラプラグが着脱自在に接続されるモジュラジャックと、複数のモジュラジャックを保持するパネルと、被固定部位に固定するための固定手段を有し1乃至複数のパネルが着脱自在に取り付けられるフレームとを備え、パネルが嵌め込まれる1乃至複数の窓孔をフレームの前面に開口し、窓孔に嵌め込まれた状態でパネル及びフレームの一方に設けられた被係合部に係合する係合部をパネル及びフレームの他方に設けるとともに、係合部及び被係合部の少なくとも何れか一方における他方との係合面に、係合部並びに被係合部を係合が解除される向きに案内するガイド部を設けたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention of
この発明によれば、パネルを窓孔に嵌め込んで被係合部に係合部を係合することによりパネルがフレームに取り付けられた状態でパネルを窓孔から引き出す向きに移動させれば、ガイド部により係合部並びに被係合部が係合の解除される向きに案内されるから、係合部と被係合部の係合が解除されてパネルをフレームから取り外すことができ、工具が必要であった従来例に比較して、フレームからパネルを取り外す際の作業性が向上できる。 According to this invention, if the panel is fitted in the window hole and the engagement portion is engaged with the engaged portion, the panel is attached to the frame and moved in the direction in which the panel is pulled out from the window hole. Since the engaging portion and the engaged portion are guided in the direction in which the engagement is released by the guide portion, the engagement between the engaging portion and the engaged portion is released, and the panel can be removed from the frame. Compared with the conventional example which needed to be improved, the workability when removing the panel from the frame can be improved.
請求項2の発明は、請求項1の発明において、パネルを窓孔から引き出す向きに移動させる際に操作される操作つまみをパネルの前面に設けたことを特徴とする。
The invention of
この発明によれば、パネル前面に設けた操作つまみを引っ張ればパネルを容易に移動させることができてパネルを取り外す際の作業性がさらに向上できる。 According to the present invention, if the operation knob provided on the front face of the panel is pulled, the panel can be easily moved, and the workability when removing the panel can be further improved.
本発明によれば、パネルを窓孔に嵌め込んで被係合部に係合部を係合することによりパネルがフレームに取り付けられた状態でパネルを窓孔から引き出す向きに移動させれば、ガイド部により係合部並びに被係合部が係合の解除される向きに案内されるから、係合部と被係合部の係合が解除されてパネルをフレームから取り外すことができ、工具が必要であった従来例に比較して、フレームからパネルを取り外す際の作業性が向上できるという効果がある。 According to the present invention, if the panel is fitted in the window hole and the engagement portion is engaged with the engaged portion, the panel is attached to the frame and moved in the direction in which the panel is pulled out from the window hole. Since the engaging portion and the engaged portion are guided in the direction in which the engagement is released by the guide portion, the engagement between the engaging portion and the engaged portion is released, and the panel can be removed from the frame. Compared to the conventional example which required the above, there is an effect that workability when removing the panel from the frame can be improved.
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の実施形態と基本構成が共通である参考例について説明する。
本参考例のパッチパネルは、図1及び図2に示すようにモジュラプラグ(図示せず)が着脱自在に接続されるモジュラジャック1と、複数(本参考例では6個)のモジュラジャック1を保持するパネル10と、複数(本参考例では4個)のパネル10が着脱自在に取り付けられ、情報ラックのような被固定部位に固定されるフレーム20とで構成される。
Before describing an embodiment of the present invention, a reference example having the same basic configuration as the embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIGS. 1 and 2, the patch panel of this reference example includes a
モジュラジャック1は従来周知の構成を有するものであって、図1及び図5に示すように絶縁性を有する合成樹脂成型品からなるハウジング2の前面にモジュラプラグが挿入されるプラグ挿入口3が開口し、モジュラプラグの接触子と弾接する複数本のコンタクト4がプラグ挿入口3内に配設されている。またハウジング2の後面にはケーブル(例えば、ツイストペアケーブル)を導入するケーブル導入口5が開口し、ケーブル導入口5から導入されるケーブルの各線がそれぞれのコンタクト4と電気的に接続された複数の端子6に接続される。またハウジング2の左右両側面には、それぞれ側方に突出する一対の突起7が突設され(図4参照)、さらにハウジング2の図5上面には係止凹所8が形成されている。
The
複数のモジュラジャック1が取り付けられるパネル10は絶縁性を有する合成樹脂材料によって扁平な矩形板状に形成され、モジュラジャック1(ハウジング2)の前端部が嵌合してプラグ挿入口3を前方へ露出する6個の開口11が前方から見てジグザグに配置される形で設けられている。またパネル10の背面には、各開口11に嵌合したモジュラジャック1に上下方向から当接して狭持する一対の狭持片12,13がそれぞれ後方に向けて突設されている。2つの狭持片12のうちで図5においてハウジング2の上面に当接する上側狭持片12は略ロ字形に形成され、先端部には上下方向に揺動自在としたラッチ片14が形成されている。ラッチ片14の先端には下向きに突出してハウジング2の係止凹所8に係合する突起14aが形成され、ラッチ片14の後端部を下方へ押操作することでラッチ片14が揺動し突起14aが上向きに移動して係止凹所8との係合を解除するようになっている。またパネル10背面における開口11の左右両側からは後方へ突出する一対の突片15が形成されている(図4参照)。
A
而して、モジュラジャック1をパネル10に取り付けるには、モジュラジャック1の前端部をパネル10の背面より開口11に挿入すればよい。モジュラジャック1を開口11に挿入していくと、ハウジング2の上面に突起14aが当接することでラッチ片14が揺動し、やがて突起14aが係止凹所8に嵌り込むとラッチ片14が元の状態に復帰する。このとき、突起14aが係止凹所8に係合することでモジュラジャック1が反挿入方向へ抜け止めされる。またハウジング2の両側面に形成されている一対の突起7のうちで上側の突起7がパネル10の背面に当接するとともに下側の突起7がパネル10の突片15に当接することによってモジュラジャック1の挿入位置が規制され、モジュラジャック1の前面とパネル10の前面が面一となる状態でパネル10の開口11にモジュラジャック1が取り付けられる。尚、ラッチ片14の後端部を下方へ押操作して突起14aと係止凹所8との係合を解除した状態でハウジング2を後方へ引き抜けばモジュラジャック1をパネル10から取り外すことができる。
Thus, to attach the
フレーム20は金属製であって、幅細の矩形状に形成された前面には各々パネル10が嵌め込まれる4つの窓孔21が開口し、さらに前面の長手方向両端部には情報ラックなどの被固定部位に固定するためのねじが挿通される長孔形状の一対のねじ挿通孔22が上下に並べて穿設されている。窓孔21は前方から見て略矩形の右上の角を切り欠いた形状に形成され、後方へ突出するモジュラジャック1の後端部や狭持片12,13などを挿通する形でパネル10が嵌め込まれて閉塞される。フレーム20前面における窓孔21の切り欠いた角部の近傍には位置決め孔23が穿孔されており、パネル10の背面における一端部から後方へ突設された位置決めリブ16(図4参照)を位置決め孔23に挿通することでパネル10の取付向き並びに取付位置が規制される。
The
またフレーム20前面における各窓孔21の下側開口縁には、フレーム20を構成する金属板を上向きに曲げ加工してなる一対の被係合部24が窓孔21の長手方向両端近傍に設けられている。尚、フレーム20の前面を平坦面とするため、一対の被係合部24に挟まれた窓孔21中央の下側開口縁にも上向きの曲げ部25が形成されている。
In addition, a pair of engaged
さらに、フレーム20の下縁からは平坦な連結片26が後方へ突出し、さらに連結片26の先端からは樋状のケーブル固定片27が後方へ突出しており、連結片26並びにケーブル固定片27はフレーム20と連続一体に形成されている。ケーブル固定片27にはモジュラジャック1に接続されたケーブルを結束するための結束バンドを挿通する挿通孔28が複数穿設されている。従って、挿通孔28に挿通した結束バンドによりモジュラジャック1に接続されたケーブルをフレーム20に固定することができる。尚、複数の挿通孔28はフレーム20の長手方向と短手方向の両方向に並べて形成されているので、フレーム20の長手方向及び短手方向の何れの方向にもケーブルを引き出すことができる。
Further, a flat connecting
ここで、図2に示すように連結片26とケーブル固定片27との連結部位における長手方向両端部には幅細のスリット29がフレーム20の長手方向に沿って形成されている。すなわち、被固定部位に固定されたフレーム20の長手方向両端部にはケーブル固定片27に固定したケーブルの重量がかかって変形しやすくなっているが、スリット29を設けることでスリット29がない場合に対してフレーム20にかかる応力を分散し、被固定部に固定されている長手方向両端部の変形を軽減することができる。尚、図1における30は合成樹脂製の保護シートであって、連結片26の長手方向両端部から上向きに突出する突片26aに貼着され、フレーム20の長手方向両端に位置するモジュラジャック1の側面を覆って保護している(図2(d)参照)。
Here, as shown in FIG. 2,
次にパネル10とフレーム20の取付構造について説明する。
Next, a description structure for attaching
図6に示すように、パネル10背面における上端部には後方へ突出する3つの係止片(図示せず)が略等間隔に突設され、さらに各係止片の先端にはフレーム20前面における窓孔21の上部の開口縁21aに係合する係合爪17が突設されている。
As shown in FIG. 6, three locking pieces (not shown) projecting rearward are provided at the upper end of the rear surface of the
またパネル10背面における長手方向両端近傍の下端部には、一端でパネル10に揺動自在に支持され且つ他端に操作部18aが設けられた略U字状の解除片18がそれぞれ後方へ突出するようにパネル10と一体に形成されている。これら一対の解除片18において、パネル10に支持された一端と操作部18aが設けられた他端の間の部位には、フレーム20前面における窓孔21の下側開口縁に設けられた一対の被係合部24と各々係合する一対の係合部18bが一体に形成されている(図4参照)。また、パネル10の下端部には解除片18の操作部18aが内側に収まる一対の凹溝19が形成され、この凹溝19内で操作部18aが上向きに押操作可能となっている(図3参照)。
Further, at the lower end of the
次に、パネル10をフレーム20に取り付ける手順について説明する。先ずパネル10を斜めにしてフレーム20の窓孔21に前面側から挿入し、パネル10背面の上端部に突設された係止片の係合爪17を窓孔21の上部の開口縁21aに係合し、その後、係合爪17を始点としてパネル10の下部をフレーム20の窓孔21に挿入すると、解除片18に設けた一対の係合部18bがフレーム20の被係合部24に当接して解除片18が押し撓められ、係合部18bが被係合部24を乗り越えて被係合部24と係合し、パネル10がフレーム20の窓孔21に取り付けられる。ここで、被係合部24に当接する係合部18bの後端面が前方に向かって下方へ傾斜する傾斜面となっているため、パネル10の下部を窓孔21に挿入するだけで係合部18bの傾斜面により解除片18がスムーズに押し撓められ、別途工具を用いることなく、パネル10をワンタッチでフレーム20に取り付けることができる(図6参照)。
Next, a procedure for attaching the
一方、凹溝19内に配置された操作部18aを上向きに押操作して解除片18を押し撓めることにより係合部18bを上向きに変位して被係合部24との係合を解除すれば、パネル10を窓孔21の前方へ引き抜いてフレーム20から取り外すことができる。すなわち、従来例においてはパネル130をフレーム150から取り外すためにマイナスドライバなどの工具が必要であったが、本参考例では操作部18aを手で押操作するだけでパネル10を簡単に取り外すことができ、フレーム20からパネル10を取り外す際の作業性が向上できるものである。また本参考例では、解除片18を略U字状に形成してその撓みを利用しているため、解除片18の耐久性が向上できるという利点がある。さらに金属製のフレーム20における窓孔21に臨む部位を曲げ加工して被係合部24を形成しているため、被係合部24が係合部18bと係合する範囲(かかり代)が多く取れ、係合部18bと被係合部24の係合強度が向上できるという利点もある。尚、本参考例では係合部をパネル10に設けるとともに被係合部をフレーム20に設けているが、係合部をフレーム20に設けるとともに被係合部をパネル10に設けても構わない。また係合部と被係合部の係合を解除する解除手段をパネル10ではなくフレーム20に設けても構わない。
On the other hand, the operating
(実施形態)
本実施形態は、係合部18b’における被係合部24との係合面に、係合部18b’並びに被係合部24を係合が解除される向きに案内するガイド部18c’を設けた点に特徴がある。従って、フレーム20の構造並びにパネル10の基本構造は参考例と共通であるから、共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
(Embodiment )
In the present embodiment, the engaging
図7に示すように、本実施形態における解除片18’はパネル10背面の下端部から後方へ突出する平坦な形状に形成され、その先端部には係合部18b’が下向きに突設されている。この係合部18b’は、後端面が前方に向かって下方へ傾斜する傾斜面となっているだけでなく、被係合部24との係合面である前端面には前方に向かって上方へ傾斜した傾斜面からなるガイド部18c’が設けられて全体として山形に形成されている。またパネル10の前面下部には平板状の操作片31が前方へ突設されており、この操作片31を手で持って前方へ引っ張ることによりパネル10を窓孔21から引き出す向きに容易に移動させることができるようになっている。
As shown in FIG. 7, the
次に、パネル10をフレーム20に取り付ける手順について説明する。先ずパネル10を斜めにしてフレーム20の窓孔21に前面側から挿入し、パネル10背面の上端部に突設された係止片の係合爪17を窓孔21の開口縁21aに係合し、その後、係合爪17を始点としてパネル10の下部をフレーム20の窓孔21に挿入すると、解除片18’に設けた一対の係合部18b’が後端側の傾斜面でフレーム20の被係合部24に当接して解除片18’が押し撓められ、係合部18b’が被係合部24を乗り越えてガイド部18c’で被係合部24と係合し、パネル10がフレーム20の窓孔21に取り付けられる。
Next, a procedure for attaching the
一方、パネル10の前面に突設された操作片31を手で持って前方へ引っ張れば、係合部18b’の前端面に設けられたガイド部18c’により係合部18b’及び被係合部24がその係合を解除する向きに案内されて解除片18’が押し撓められ、係合部18b’が被係合部24を乗り越えて被係合部24との係合が解除され、パネル10を窓孔21の前方へ引き抜いてフレーム20から取り外すことができる。すなわち、本実施形態においても操作片31を手で引っ張るだけでパネル10を簡単に取り外すことができ、フレーム20からパネル10を取り外す際の作業性が向上できるものである。尚、本実施形態ではガイド部を係合部18b’に設けているが、被係合部24若しくは係合部18b’と被係合部24の双方にガイド部を設けても同様の効果を奏することは明らかである。
On the other hand, if the
1 モジュラジャック
10 パネル
18 解除片
18a 操作部
18b 係合部
20 フレーム
21 窓孔
24 被係止部
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