JP4214816B2 - Media information processing method - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メディア情報を効率よく固定長パケット化するメディア情報処理方法、及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、音声、画像、その他の画素値を統合的に扱うマルチメディア時代を迎え、従来からの情報メディア、つまり新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、電話等の情報を人に伝達する手段がマルチメディアの対象として取り上げられるようになってきた。一般に、マルチメディアとは、文字だけでなく、図形、音声、特に画像等を同時に関連づけて表すことをいうが、上記従来の情報メディアをマルチメディアの対象とするには、その情報をディジタル形式にして表すことが必須条件となる。
【0003】
ところが、上記各情報メディアの持つ情報量をディジタル情報量として見積もってみると、文字の場合1文字当たりの情報量は1〜2バイトであるのに対し、音声の場合1秒当たり64Kbits(電話品質)、さらに動画については1秒当たり100Mbits(現行テレビ受信品質)以上の情報量が必要となり、上記情報メディアでその膨大な情報をディジタル形式でそのまま扱うことは現実的では無い。例えば、テレビ電話は、64Kbit/s〜1.5Mbits/sの伝送速度を持つサービス総合ディジタル網(ISDN : Integrated Services Digital Network)によってすでに実用化されているが、テレビ・カメラの映像をそのままISDNで送ることは不可能である。
【0004】
そこで、必要となってくるのが情報の圧縮技術であり、例えば、テレビ電話の場合、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)で国際標準化されたH.261やH.263規格の動画圧縮技術が用いられている。また、MPEG−1規格の情報圧縮技術によると、通常の音楽用CD(コンパクト・ディスク)に音声情報とともに画像情報を入れることも可能となる。
【0005】
ここで、MPEG(Moving Picture Experts Group)とは、動画像信号圧縮の国際規格であり、MPEG−1は、動画像信号を1.5Mbpsまで、つまりテレビ信号の情報を約100分の1にまで圧縮する規格である。また、MPEG−1規格を対象とする伝送速度が主として約1.5Mbpsに制限されていることから、さらなる高画質化の要求をみたすべく規格化されたMPEG−2では、動画像信号が2〜15Mbpsに圧縮される。さらに現状では、MPEG−1、MPEG−2と標準化を進めてきた作業グループ(ISO/IEC JTC1/SC29/WG11) によって、MPEG−1、MPEG−2を上回る圧縮率を達成し、更に物体単位で符号化・復号化・操作を可能とし、マルチメディア時代に必要な新しい機能を実現するMPEG−4が規格化された。MPEG−4では、当初、低ビットレートの符号化方法の標準化を目指して進められたが、現在はインタレース画像も含む高ビットレートも含む、より汎用的な符号化に拡張されている。
【0006】
ビデオやオーディオなどのメディア情報(以下、マルチメディア情報と呼ぶ)は、同時並行して発生する。マルチメディア情報を通信チャネルで伝送し受信側で再現するためには、同期情報とともに1本のストリームに多重化する必要がある。このような多重化を実現する国際標準のひとつに、MPEG−2システムのTS(Transport Stream、以下MPEG−2 TSと呼ぶ)がある。MPEG−2 TSでは、符号化されたメディア情報を個々のメディアごとに適当な単位でパケット化して可変長のPES(Packetized Elementary Stream)パケットを構成し、さらに固定長のTS(Transport Stream)パケット単位に分割した後に多重化する。
【0007】
1TSパケットを構成して送信するためには、1TSパケットを構成するための符号化済みデータが揃っている必要があるため、特に低ビットレートの符号化においてはパケット化の処理遅延が問題となる。この処理遅延を小さくするため、従来の多重化方法は、1TSパケットを構成するのに不足しているデータ量と同量の冗長データ(スタッフィングデータ)を多重化層において挿入し、符号化済みデータとあわせて1TSパケットを構成する(例えば、特許文献1参照)。PESパケットは可変長であるため、スタッフィングデータ量は一定にはならない。
【0008】
通信チャネルのビットレートが固定である場合、個々のメディア情報毎、或いは複数のメディア情報毎に固定ビットレートとなるようにビットレート制御する必要がある。上記従来の多重化方法により、固定ビットレートBR0で符号化されたメディア情報を、TSパケットのような多重化のための固定長パケットに分割すると、スタッフィングデータ量が一定でないために、パケット化後のメディア情報は可変ビットレートとなってしまう。パケット化後のメディア情報のビットレートを固定にする方法として、ビットレートの揺らぎ分以上の余裕を持たせたビットレートを該メディア情報に割当てて、パケット化後のビットレートが割当てられたビットレートに対して不足している場合には、NULLパケットと呼ばれるメディア情報に対して意味を持たない無効なパケットをメディア情報のパケットと多重化することで、固定ビットレートになるようにデータ量を制御する方法がある。ビットレートの揺らぎ分は、発生し得る最大のスタッフィングデータ(MPEG−2 TSの場合、最大で183バイト)が連続して発生した場合のスタッフィングデータのビットレートBR1に相当し、1回のスタッフィングデータの最大発生量と1秒あたりのスタッフィング発生回数の積で求められる。このビットレートBR1分の余裕を持たせておけば、パケット化後のメディア情報が割当てられたビットレートを超えないことを保証できる。
【0009】
図15は、上記パケット化を用いた多重化データのデータ構造の一例を表しており、1つのビデオ信号と1つのオーディオ信号を多重化する例である。一般的には、同期のための情報等の付加情報も多重化されるが、この例においては簡単のため省略している。図において、ビデオやオーディオは所定の処理単位毎に、固定長パケット化可能なデータサイズになるように多重化層においてスタッフィングされている。最大のスタッフィングビット数が連続しない場合は、所定ビットレート(BR0+BR1)にデータ量が満たないため、NULLパケットが挿入される。なお、上記所定の処理単位としては、ビデオの場合は、n枚(nは1以上の整数)のフレーム毎や、GOP(Group Of Pictures)やGOV(Group Of Vops)毎などの方法が考えられる。また、オーディオの場合は、m個(mは1以上の整数)のADTSフレーム(AudioData Transport Stream)毎などの方法が考えられる。
【0010】
図16は、上記の方法によりパケット化後のメディア情報のビットレートを固定にする従来のメディア情報処理装置の一例を示すブロック図である。
【0011】
上記従来のメディア情報処理装置は、メディア情報101をフィードバック制御によりビットレート制御しながら符号化し、符号化メディア情報103aを出力する符号化装置201dと、所定の処理単位毎にスタッフィングしながら符号化メディア情報103aをパケット化するパケット化装置202dと、NULLパケット117を生成するNULLパケット生成手段116と、複数チャネルのパケット化された符号化メディア情報CH−1〜CH−nとNULLパケット117を所定の方法により多重化し、多重化データ118を出力する多重化手段115から構成されている。
【0012】
符号化装置201dは、符号量制御信号107に応じてメディア情報101を符号化し、符号化メディア情報103aを出力する符号化手段102と、符号化メディア情報103aから所定の符号化処理単位毎の符号量を検出し、符号量105を出力する符号量検出手段104と、符号量105に基づき符号化メディア情報103aの符号量を制御する符号量制御信号107を出力する符号量制御手段106cから構成されている。符号化メディア情報103aは、固定ビットレートBR0で伝送された符号化メディア情報103aを復号する復号器の受信バッファが、オーバーフロー或いはアンダーフローしないように、図17に示すような受信バッファモデルの占有量推移を想定して符号化される。時刻t0〜t3は、符号化メディア情報103aの復号、或いは再生・表示のタイミングを表している。この想定においては、固定ビットレートBR0で受信バッファにデータが流入し、復号、或いは再生・表示のタイミングで消費される符号化メディア情報103aの符号量BFが瞬間的に受信バッファから抜き取られる。
【0013】
パケット化装置202dは、符号化メディア情報103aから所定のパケット化処理単位毎の符号量を検出し、符号量109を出力する符号量検出手段108と、符号量109から所定のパケットサイズに分割するのに必要なスタッフィング量111aを決定する補填量制御手段110aと、スタッフィング量111aに応じて符号化メディア情報103aにスタッフィングビットを挿入する補填手段112と、スタッフィングされた符号化メディア情報113をパケットに分割するパケット分割手段114から構成されている。
【0014】
多重化手段115は、パケット化された符号化メディア情報CH−1〜CH−nのそれぞれに対し、データ量が所定のビットレート(BR0+BR1)に足りているか否かをチェックし、足りていない場合はNULLパケット117を挿入しながらCH−1〜CH−nを多重化する。
【0015】
以上のようにして、従来の方法では、符号化されたマルチメディア情報を多重化することが可能である。
【0016】
【特許文献1】
特開平9−74546号公報(第4−7頁、第1図)
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
図18は、1つのビデオ信号、及び1つのオーディオ信号を従来の方法により多重化した場合の伝送帯域内訳を表している。従来の方法では、全体のビットレートを守るために、スタッフィングデータの最大値を保証するための帯域BR1を、符号化ビデオ情報や符号化オーディオ情報などの符号化メディア情報の帯域BR0に対して付加する必要がある。しかしながら、実際には、スタッフィングデータ量はランダムな事象であるため、帯域BR1の半分程度しか統計的に発生せず、帯域BR1の半分程度に相当する残りの帯域はNULLパケットが多重化されている。すなわち、従来の方法には、全体のビットレートを保証するために、メディア情報に対して意味を持たない無効なパケットを送信する帯域が必要となる非効率さがあった。
【0018】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、メディア情報を効率よく多重化するメディア情報処理方法、及び装置を提案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、第1の発明は、メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化するメディア情報装置で用いられるメディア情報処理方法であって、符号化手段が、入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化ステップと、第1の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出ステップと、符号量制御手段が、前記第1の符号量と、直前の処理単位のパケット化時に決定され、現在の処理単位のパケット化のために挿入される多重化層のスタッフィング量とを合わせたデータ量が所定のビットレートになるように、前記符号量制御信号を決定する符号量制御ステップと、第2の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出ステップと、補填量制御手段が、前記第2の符号量に基づき前記スタッフィング量を決定し、決定したスタッフィング量を前記符号量制御手段に出力する補填量制御ステップと、補填手段が、前記スタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報にスタッフィングデータを挿入する補填ステップと、パケット分割手段が、前記スタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割ステップとを含むことを特徴とするメディア情報処理方法である。
【0020】
第2の発明は、メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化するメディア情報装置で用いられるメディア情報処理方法であって、符号化手段が、入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化ステップと、第1の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出ステップと、第1の補填量御手段が、前記第1の符号量と、現在の処理単位の第1のスタッフィング量とを合わせたデータ量が、前記パケット化の所定のデータサイズの整数倍を超えない最大のデータサイズになるように現在の処理単位の第1のスタッフィング量を決定する第1の補填量制御ステップと、符号量制御手段が、前記第1のスタッフィング量と前記第1の符号量に応じて前記符号量制御信号を決定する符号量制御ステップと、第1の補填手段が、前記第1のスタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報に第1のスタッフィングデータを挿入する第1の補填ステップと、第2の符号量検出手段が、前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出ステップと、第2の補填量制御手段が、前記第2の符号量から現在の処理単位の第2のスタッフィング量を決定する第2の補填量制御ステップと、第2の補填手段が、前記第2のスタッフィング量に応じて前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報に第2のスタッフィングデータを挿入する第2の補填ステップと、パケット分割手段が、前記第2のスタッフィングデータが挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割ステップとを含むことを特徴とするメディア情報処理方法である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図14を用いて説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1のメディア情報処理装置の一例を表すブロック図である。従来のメディア情報処理装置とは、スタッフィング量111aがパケット化装置202aから符号化装置201aの符号量制御手段106aへ出力されている点が異なり、これ以外の構成は同じである。
【0023】
以下、従来のメディア情報処理装置により、メディア情報を帯域BR0で符号化して多重化した場合に必要となる帯域(BR0+BR1)において、本発明の実施の形態1のメディア情報処理装置によりメディア情報を符号化して多重化した場合の例について説明する。なお、上記BR1は、従来のメディア情報処理装置による多重化の際に必要となる、多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するために必要な帯域である。
【0024】
本発明の実施の形態1のメディア情報処理装置によれば、スタッフィング量111aを考慮して符号化メディア情報103aのビットレートを制御することができるので、スタッフィング量111aが少ない場合は符号化メディア情報103aのビットレートを上げ、スタッフィング量111aが多い場合は符号化メディア情報103aのビットレートを下げることで、パケット化された符号化メディア情報CH−1を固定ビットレート(BR0+BR1)にすることができる。よって、従来のメディア情報処理装置では、スタッフィング量111aの変動を吸収するために必要であったNULLパケット挿入が、本実施の形態1のメディア情報処理装置では不要となる。
【0025】
図2は、本実施の形態1のメディア情報処理装置による多重化データのデータ構造の一例を表している。この例は、1つのビデオ信号と1つのオーディオ信号を多重化した例であり、一般的には、同期のための情報等の付加情報も多重化されるが、この例においては簡単のため省略している。図において、ビデオやオーディオは所定の処理単位毎に、固定長パケット化可能なデータサイズになるように多重化層においてスタッフィングされている。スタッフィングビット数に応じて所定ビットレートに合うように符号化データ量を制御するため、図15に示される従来のメディア情報処理装置による多重化データのデータ構造と異なり、NULLパケットが挿入されていない。
【0026】
スタッフィング量111aはランダムな事象のため、多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するために必要な帯域BR1の半分程度しか統計的に発生しない。従来のメディア情報処理装置では、図18に示すように、帯域BR1の半分程度に相当する残りの帯域にNULLパケットを挿入する必要があったが、図3に示すように、本実施の形態1のメディア情報処理装置ではNULLパケットを挿入する必要が無いため、BR1の半分程度に相当する残りの帯域は余剰帯域となり、符号化メディア情報103aに割当てることが可能となる。すなわち、符号化メディア情報103aの実効的なビットレートをBR0より高めることができ、その結果、メディア情報の再生品質を向上、或いは情報量を増加させることができる。
【0027】
なお、上記余剰帯域は、必ずしも上記符号化メディア情報103aに割当てる必要は無く、一緒に多重化される他のメディア情報へ割当てたり、一緒に多重化される他のメディア情報と上記符号化メディア情報103aへ分配して割当てたりしても構わない。
【0028】
次に、本発明の実施の形態1のメディア情報処理装置の動作について、従来のメディア情報処理装置と異なる点についてのみ説明する。
【0029】
符号量制御手段106aは、符号量105とスタッフィング量111aに基づき、ピークレートが(BR0+BR1)である可変ビットレートにて、符号化メディア情報103aの符号量を制御する符号量制御信号107を出力する。
【0030】
図4の実線は、本実施の形態1のメディア情報処理装置において想定している受信バッファモデルにおける、符号化メディア情報103aの占有量推移を示す図である。時刻t0〜t3は、符号化メディア情報103aの復号、或いは再生・表示のタイミングを表している。図中の実線で表されるバッファ占有量の推移においては、可変ビットレートで受信バッファにデータが流入し、復号、或いは再生・表示のタイミングで消費される符号化メディア情報103aの符号量BFが瞬間的に受信バッファから抜き取られる。各瞬間における流入データ量は、ピークレート(BR0+BR1)でバッファリングしたデータ量から、実際に発生したスタッフィングデータ量BSSを減算した量となる。具体的には、時刻t0からt1の流入データ量は、{(BR0+BR1)×(t1−t0)−BSS(t0)}で表される。なお、パケット化のタイミングでない符号化メディア情報103aの復号(或いは再生・表示)のタイミングや、符号化メディア情報103aが、ちょうどパケットに分割できたタイミングにおいては、スタッフィングデータは発生しないので、瞬間のビットレートはピークレート(BR0+BR1)となる。逆に、最大のスタッフィングデータが発生した場合には、帯域BR1がスタッフィングデータにより使用されるので、瞬間のビットレートは従来のメディア情報処理装置によるメディア情報用の帯域BR0と等しくなる。
【0031】
以上のように、本発明の実施の形態1のメディア情報処理装置によれば、従来のメディア情報処理装置と比べて、符号化メディア情報の帯域を実効的に広げることが可能となり、その結果メディア情報の再生品質を向上、或いは情報量を増加させることができる。
【0032】
なお、図5に示すメディア情報処理装置によっても、本実施の形態1のメディア情報処理装置と同様に、従来のメディア情報処理装置と同じ帯域において、符号化メディア情報の帯域を実効的に広げることが可能となり、その結果メディア情報の再生品質を向上、或いは情報量を増加させることができるという効果が得られる。図1のメディア情報処理装置は、パケット化装置202aの補填量制御手段110aから出力されるスタッフィング量111aを用いて、符号化装置201aの符号量制御手段106aは可変ビットレートにて符号化メディア情報103aの符号量制御を行うが、図5のメディア情報処理装置は、補填量制御手段110aと同様の方法によりスタッフィング量を決定し出力する補填量制御手段110bを符号化装置201b内部に備え、補填量制御手段110bから出力されるスタッフィング量111bを用いて、符号量制御手段106aは可変ビットレートにて符号化メディア情報103aの符号量制御を行う点が異なっている。図5のメディア情報処理装置の上記以外の構成、及び動作については、図1のメディア情報処理装置と同様であるので説明を省略する。図5の構成によれば、パケット化装置202bから符号化装置201bへスタッフィング量を出力する必要が無いので、符号装置201bとパケット化装置202bの独立性が高められ、保守性が高められるという効果も得られる。
【0033】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2のメディア情報処理装置の一例を表すブロック図である。従来のメディア情報処理装置とは、符号化装置201cの内部構成が異なっている。具体的には、符号化装置201cは、補填量制御手段110aと同様の方法により、符号量105から所定のパケットサイズに分割するのに必要なスタッフィング量111bを決定し出力する補填量制御手段110bと、スタッフィング量111bに応じて符号化メディア情報103aに符号化メディア情報層のスタッフィングビットを挿入する補填手段119と、符号量105とスタッフィング量111bに基づいて符号化メディア情報103bが固定ビットレートとなるように符号化メディア情報103aの符号量を制御する符号量制御手段106bを備える点が異なり、上記以外は従来の符号化装置と同様の構成、動作である。
【0034】
以下、従来のメディア情報処理装置により、メディア情報を帯域BR0で符号化して多重化した場合に必要となる帯域(BR0+BR1)において、本発明の実施の形態2のメディア情報処理装置によりメディア情報を符号化して多重化した場合の例について説明する。なお、上記BR1は、従来のメディア情報処理装置による多重化の際に必要となる、多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するために必要な帯域である。
【0035】
本発明の実施の形態2のメディア情報処理装置によれば、スタッフィング量111bに応じて補填手段119において符号化メディア情報層にスタッフィングビットを挿入するので、符号化メディア情報層のスタッフィングビットにより符号化メディア情報103bが任意サイズに調整可能な場合は、図7のビデオ処理単位1のように固定長パケットのデータサイズの整数倍のデータサイズに調整できるため、補填手段112における多重化層のスタッフィングビットは不要となる。しかしながら、一般的に符号化メディア情報は1バイト(8ビット)単位で扱われるが、MPEG−4ビデオ(符号化メディア情報)の場合、スタッフィングを行える最小単位が9ビットから32ビットと1バイトを超えるため、固定長パケットのデータサイズの整数倍となるデータサイズにうまく符号量を調整できない場合がある。このような場合には、図7のビデオ処理単位2のように、符号化メディア情報のデータサイズが固定長パケットのデータサイズの整数倍を超えない最大のサイズになるまで、符号化メディア情報層のスタッフィングデータを挿入すればよい。このようにすれば、多重化層のスタッフィングデータ量の最大値を符号化メディア情報層のスタッフィングデータの最小単位より小さく抑えることができる。以上のようにして、本発明の実施の形態2のメディア情報処理装置の構成によれば、1回の多重化層のスタッフィングデータ量の最大値を、符号化メディア情報層のスタッフィングデータの最小単位より小さく抑制することができるため、本発明の実施の形態2のメディア情報処理装置による多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するための帯域BR2は、従来のメディア情報処理装置による多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するための帯域BR1よりも小さくすることができる。具体的には、MPEG−2 TSでMPEG−4ビデオを多重化する場合は、従来のメディア情報処理装置による多重化層のスタッフィングデータ量の最大値とMPEG−4ビデオのスタッフィングデータ量の最小値から、BR2/BR1=1/183〜3/183となる。なお、図7のデータ構造は、1つのビデオ信号と1つのオーディオ信号を多重化した例であり、一般的には、同期のための情報等の付加情報も多重化されるが、この例においては簡単のため省略している。
【0036】
本実施の形態2のメディア情報処理装置によれば、符号化メディア情報層のスタッフィング量111bはランダムな事象のため、従来のメディア情報処理装置による多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するために必要な帯域BR1の半分程度しか統計的に発生しない。また、本実施の形態2のメディア情報処理装置によれば、多重化層のスタッフィングデータの最大値を保証するための帯域BR2は、上記の例のように帯域BR1の1/183〜3/183程度しか発生しないので、おおよそBR1の半分が余剰帯域となる。よって、本実施の形態2のメディア情報処理装置によれば、図8に示すように、(BR0+BR1)の帯域で多重化することができる符号化メディア情報の帯域を、実効的にはおおよそ(BR0+BR1/2−BR2)にすること、すなわち従来のメディア情報処理装置により多重化可能な符号化メディア情報の帯域BR0よりも(BR1/2−BR2)程度実効的に大きくすることができる。
【0037】
なお、上記余剰帯域は、必ずしも上記符号化メディア情報103aに割当てる必要は無く、一緒に多重化される他のメディア情報へ割当てたり、一緒に多重化される他のメディア情報と上記符号化メディア情報103aへ分配して割当てたりしても構わない。
【0038】
次に、本実施の形態2のメディア情報処理装置の符号量制御手段106bにおける、符号量制御方法について説明する。
【0039】
図9は、本実施の形態2のメディア情報処理装置において想定している受信バッファモデルにおける、符号化メディア情報103bの占有量推移を示す図である。時刻t0〜t3は、符号化メディア情報103a(103b)の復号、或いは再生・表示のタイミングを表している。図中の実線で表されるバッファ占有量の推移においては、固定ビットレート(BR0+BR1−BR2)で受信バッファにデータが流入し、復号、或いは再生・表示のタイミングで消費される符号化メディア情報103bの符号量(BF+BSM)が瞬間的に受信バッファから抜き取られる。符号化メディア情報103bの符号量は、符号化メディア情報103aの符号量BFに、各復号(或いは再生・表示)タイミングにおいて挿入される符号化メディア情報層のスタッフィングデータ量BSMを加算したものである。符号化メディア層のスタッフィングデータ量BSMはランダムな事象であるので、符号化メディア情報103bは固定ビットレートとなるが、符号化メディア情報103aは可変ビットレートとなる。具体的には、パケット化のタイミングでない符号化メディア情報103a(103b)の復号(或いは再生・表示)のタイミングや、符号化メディア情報103aが、ちょうどパケットに分割できたタイミングにおいては、スタッフィングデータは発生しないので、BSM=0となり、符号化メディア情報103aの瞬間的なビットレートは(BR0+BR1−BR2)となる。逆に、最大のスタッフィングデータが発生した場合には、帯域BR1がスタッフィングデータにより使用されるので、瞬間のビットレートは帯域(BR0−BR2)となる。
【0040】
以上のように、本発明の実施の形態1のメディア情報処理装置によれば、従来のメディア情報処理装置に比べ、符号化メディア情報の帯域を実効的に広げることが可能となり、その結果メディア情報の再生品質を向上、或いは情報量を増加させることができる。
【0041】
また、パケット化装置202cから符号化装置201cへスタッフィング量を出力する必要が無いので、符号装置201cとパケット化装置202cの独立性が高められ、保守性が高められるという効果も得られる。
【0042】
(実施の形態3)
さらに、上記各実施の形態で示したメディア情報処理方法を実現するためのプログラムを、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録するようにすることにより、上記各実施の形態で示した処理を、独立したコンピュータシステムにおいて簡単に実施することが可能となる。
【0043】
図10は、上記上記各実施の形態のメディア情報処理方法を、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを用いて、コンピュータシステムにより実施する場合の説明図である。
【0044】
図10(b)は、フレキシブルディスクの正面からみた外観、断面構造、及びフレキシブルディスクを示し、図10(a)は、記録媒体本体であるフレキシブルディスクの物理フォーマットの例を示している。フレキシブルディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスクの表面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数のトラックTrが形成され、各トラックは角度方向に16のセクタSeに分割されている。従って、上記プログラムを格納したフレキシブルディスクでは、上記フレキシブルディスクFD上に割当てられた領域に、上記プログラムが記録されている。
【0045】
また、図10(c)は、フレキシブルディスクFDに上記プログラムの記録再生を行うための構成を示す。メディア情報処理方法を実現する上記プログラムをフレキシブルディスクFDに記録する場合は、コンピュータシステムCsから上記プログラムをフレキシブルディスクドライブを介して書き込む。また、フレキシブルディスク内のプログラムによりメディア情報処理方法を実現する上記メディア情報処理方法をコンピュータシステム中に構築する場合は、フレキシブルディスクドライブによりプログラムをフレキシブルディスクから読み出し、コンピュータシステムに転送する。
【0046】
なお、上記説明では、記録媒体としてフレキシブルディスクを用いて説明を行ったが、光ディスクを用いても同様に行うことができる。また、記録媒体はこれに限らず、ICカード、ROMカセット等、プログラムを記録できるものであれば同様に実施することができる。
【0047】
(実施の形態4)
さらにここで、上記実施の形態で示したメディア情報処理方法の応用例とそれを用いたシステムを説明する。
【0048】
図11は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムex100の全体構成を示すブロック図である。通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割し、各セル内にそれぞれ固定無線局である基地局ex107〜ex110が設置されている。
【0049】
このコンテンツ供給システムex100は、例えば、インターネットex101にインターネットサービスプロバイダex102および電話網ex104、および基地局ex107〜ex110を介して、コンピュータex111、PDA(personal digital assistant)ex112、カメラex113、携帯電話ex114、カメラ付きの携帯電話ex115などの各機器が接続される。
【0050】
しかし、コンテンツ供給システムex100は図11のような組合せに限定されず、いずれかを組み合わせて接続するようにしてもよい。また、固定無線局である基地局ex107〜ex110を介さずに、各機器が電話網ex104に直接接続されてもよい。
【0051】
カメラex113はデジタルビデオカメラ等の動画撮影が可能な機器である。また、携帯電話は、PDC(Personal Digital Communications)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式、若しくはGSM(Global System for Mobile Communications)方式の携帯電話機、またはPHS(Personal Handyphone System)等であり、いずれでも構わない。
【0052】
また、ストリーミングサーバex103は、カメラex113から基地局ex109、電話網ex104を通じて接続されており、カメラex113を用いてユーザが送信する符号化処理されたデータに基づいたライブ配信等が可能になる。撮影したデータの符号化処理はカメラex113で行っても、データの送信処理をするサーバ等で行ってもよい。また、カメラ116で撮影した動画データはコンピュータex111を介してストリーミングサーバex103に送信されてもよい。カメラex116はデジタルカメラ等の静止画、動画が撮影可能な機器である。この場合、動画データの符号化はカメラex116で行ってもコンピュータex111で行ってもどちらでもよい。また、符号化処理はコンピュータex111やカメラex116が有するLSIex117において処理することになる。なお、画像符号化・復号化用のソフトウェアをコンピュータex111等で読み取り可能な記録媒体である何らかの蓄積メディア(CD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスクなど)に組み込んでもよい。さらに、カメラ付きの携帯電話ex115で動画データを送信してもよい。このときの動画データは携帯電話ex115が有するLSIで符号化処理されたデータである。
【0053】
このコンテンツ供給システムex100では、ユーザがカメラex113、カメラex116等で撮影しているコンテンツ(例えば、音楽ライブを撮影した映像等)を上記実施の形態同様にメディア情報処理してストリーミングサーバex103に送信する一方で、ストリーミングサーバex103は要求のあったクライアントに対して上記コンテンツデータをストリーム配信する。クライアントとしては、上記メディア情報処理されたデータを復号化することが可能な、コンピュータex111、PDAex112、カメラex113、携帯電話ex114等がある。このようにすることでコンテンツ供給システムex100は、符号化されたデータをクライアントにおいて受信して再生することができ、さらにクライアントにおいてリアルタイムで受信して復号化し、再生することにより、個人放送をも実現可能になるシステムである。
【0054】
このシステムを構成する各機器のメディア情報処理には上記各実施の形態で示したメディア情報処理装置を用いるようにすればよい。
【0055】
その一例として携帯電話について説明する。
【0056】
図12は、上記実施の形態で説明したメディア情報処理方法を用いた携帯電話ex115を示す図である。携帯電話ex115は、基地局ex110との間で電波を送受信するためのアンテナex201、CCDカメラ等の映像、静止画を撮ることが可能なカメラ部ex203、カメラ部ex203で撮影した映像、アンテナex201で受信した映像等が復号化されたデータを表示する液晶ディスプレイ等の表示部ex202、操作キーex204群から構成される本体部、音声出力をするためのスピーカ等の音声出力部ex208、音声入力をするためのマイク等の音声入力部ex205、撮影した動画もしくは静止画のデータ、受信したメールのデータ、動画のデータもしくは静止画のデータ等、符号化されたデータまたは復号化されたデータを保存するための記録メディアex207、携帯電話ex115に記録メディアex207を装着可能とするためのスロット部ex206を有している。記録メディアex207はSDカード等のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものである。
【0057】
さらに、携帯電話ex115について図13を用いて説明する。携帯電話ex115は表示部ex202及び操作キーex204を備えた本体部の各部を統括的に制御するようになされた主制御部ex311に対して、電源回路部ex310、操作入力制御部ex304、画像符号化部ex312、カメラインターフェース部ex303、LCD(Liquid Crystal Display)制御部ex302、画像復号化部ex309、多重分離部ex308、記録再生部ex307、変復調回路部ex306及び音声処理部ex305が同期バスex313を介して互いに接続されている。
【0058】
電源回路部ex310は、ユーザの操作により終話及び電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付ディジタル携帯電話ex115を動作可能な状態に起動する。
【0059】
携帯電話ex115は、CPU、ROM及びRAM等でなる主制御部ex311の制御に基づいて、音声通話モード時に音声入力部ex205で集音した音声信号を音声処理部ex305によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部ex306でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex301でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナex201を介して送信する。また携帯電話機ex115は、音声通話モード時にアンテナex201で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部ex306でスペクトラム逆拡散処理し、音声処理部ex305によってアナログ音声信号に変換した後、これを音声出力部ex208を介して出力する。
【0060】
さらに、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、本体部の操作キーex204の操作によって入力された電子メールのテキストデータは操作入力制御部ex304を介して主制御部ex311に送出される。主制御部ex311は、テキストデータを変復調回路部ex306でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex301でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナex201を介して基地局ex110へ送信する。
【0061】
データ通信モード時に画像データを送信する場合、カメラ部ex203で撮像された画像データをカメラインターフェース部ex303を介して画像符号化部ex312に供給する。また、画像データを送信しない場合には、カメラ部ex203で撮像した画像データをカメラインターフェース部ex303及びLCD制御部ex302を介して表示部ex202に直接表示することも可能である。
【0062】
画像符号化部ex312及び多重分離部ex308は、本願発明で説明したメディア情報処理装置を備えた構成であり、カメラ部ex203から供給された画像データを上記実施の形態で示したメディア情報処理装置に用いたメディア情報処理方法によって圧縮符号化、及びパケット化することによりパケット化された符号化画像データに変換する。また、このとき同時に携帯電話機ex115は、カメラ部ex203で撮像中に音声入力部ex205で集音した音声を音声処理部ex305を介してディジタルの音声データとして多重分離部ex308に送出する。
【0063】
多重分離部ex308は、画像符号化部ex312から供給された符号化画像データと音声処理部ex305から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部ex306でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex301でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナex201を介して送信する。
【0064】
データ通信モード時にホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナex201を介して基地局ex110から受信した受信信号を変復調回路部ex306でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部ex308に送出する。
【0065】
また、アンテナex201を介して受信された多重化データを復号化するには、多重分離部ex308は、多重化データを分離することにより符号化画像データと音声データとに分け、同期バスex313を介して当該符号化画像データを画像復号化部ex309に供給すると共に当該音声データを音声処理部ex305に供給する。
【0066】
次に、画像復号化部ex309は、符号化画像データを復号することにより再生動画像データを生成し、これをLCD制御部ex302を介して表示部ex202に供給し、これにより、例えばホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データが表示される。このとき同時に音声処理部ex305は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これを音声出力部ex208に供給し、これにより、例えばホームページにリンクされた動画像ファイルに含まる音声データが再生される。
【0067】
なお、上記システムの例に限られず、最近は衛星、地上波によるディジタル放送が話題となっており、図14に示すようにディジタル放送用システムにも上記実施の形態のメディア情報処理装置を組み込むことができる。具体的には、放送局ex409では映像情報の符号化ビットストリームが電波を介して通信または放送衛星ex410に伝送される。これを受けた放送衛星ex410は、放送用の電波を発信し、この電波を衛星放送受信設備をもつ家庭のアンテナex406で受信し、テレビ(受信機)ex401またはセットトップボックス(STB)ex407などの装置により符号化ビットストリームを復号化してこれを再生する。また、再生装置ex403は、記録媒体である蓄積メディアex402に記録した符号化ビットストリームを読み取って復号化し、再生された映像信号をモニタex404に表示する。また、ケーブルテレビ用のケーブルex405または衛星/地上波放送のアンテナex406に接続されたセットトップボックスex407内に画像復号化装置を実装し、これをテレビのモニタex408で再生する構成も考えられる。このときセットトップボックスではなく、テレビ内に画像符号化装置を組み込んでも良い。また、アンテナex411を有する車ex412で衛星ex410からまたは基地局ex107等から信号を受信し、車ex412が有するカーナビゲーションex413等の表示装置に動画を再生することも可能である。
【0068】
なお、カーナビゲーションex413の構成は例えば図13に示す構成のうち、カメラ部ex203とカメラインターフェース部ex303を除いた構成が考えられ、同様なことがコンピュータex111やテレビ(受信機)ex401等でも考えられる。また、上記携帯電話ex114等の端末は、符号化器・復号化器を両方持つ送受信型の端末の他に、符号化器のみの送信端末、復号化器のみの受信端末の3通りの実装形式が考えられる。
【0069】
このように、上記実施の形態で示したメディア情報処理方法を上述したいずれの機器・システムに用いることは可能であり、そうすることで、上記実施の形態で説明した効果を得ることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上の様に、本発明のメディア情報処理方法によれば、従来のメディア情報処理装置に比べ、符号化メディア情報の帯域を実効的に広げることが可能となり、その結果メディア情報の再生品質を向上、或いは情報量を増加させることができ、その実用的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメディア情報処理装置のブロック図
【図2】本発明のメディア情報処理方法によるデータ構造の一例を示す図
【図3】本発明のメディア情報処理方法による帯域内訳の一例を示す図
【図4】本発明のメディア情報処理方法における受信バッファ占有量推移の一例を示す図
【図5】本発明のメディア情報処理装置のブロック図
【図6】本発明のメディア情報処理装置のブロック図
【図7】本発明のメディア情報処理方法によるデータ構造の一例を示す図
【図8】本発明のメディア情報処理方法による帯域内訳の一例を示す図
【図9】本発明のメディア情報処理方法における受信バッファ占有量推移の一例を示す図
【図10】上記各実施の形態のメディア情報処理方法をコンピュータシステムにより実現するためのプログラムを格納するための記録媒体についての説明図
【図11】コンテンツ供給システムの全体構成を示すブロック図
【図12】メディア情報処理方法を用いた携帯電話の例を示す図
【図13】携帯電話のブロック図
【図14】ディジタル放送用システムの例を示す図
【図15】従来のメディア情報処理方法によるデータ構造の一例を示す図
【図16】従来のメディア情報処理装置のブロック図
【図17】従来のメディア情報処理方法における受信バッファ占有量推移の一例を示す図
【図18】従来のメディア情報処理方法による帯域内訳の一例を示す図
【符号の説明】
101 メディア情報
111a,111b スタッフィング量
Cs コンピュータシステム
FD フレキシブルディスク
FDD フレキシブルディスクドライブ
102 符号化手段
103a 符号化メディア情報
104 符号化検出手段
105 符号量
106a 補填量制御手段
107 符号量制御信号
108 符号量検出手段
109 符号量
110a 補填量制御手段
112 補填手段
113 符号化メディア情報
114 パケット分割手段
115 多重化手段
116 NULLパケット生成手段
117 NULLパケット
118 多重化データ
201a 符号化装置
202a パケット化装置
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a media information processing method and apparatus for efficiently converting media information into fixed-length packets.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the multimedia era has come to handle voice, image, and other pixel values in an integrated manner. It has come to be taken up as a target. In general, multimedia refers to not only characters but also figures, sounds, especially images, etc. that are associated with each other at the same time. It is an essential condition.
[0003]
However, when the information amount of each information medium is estimated as a digital information amount, the amount of information per character is 1 to 2 bytes in the case of characters, whereas 64 Kbits (phone quality) per second in the case of speech. In addition, for a moving image, an information amount of 100 Mbits (current television reception quality) or more per second is required, and it is not realistic to handle the enormous amount of information in the digital format as it is with the information medium. For example, a videophone is a service integrated digital network (ISDN) having a transmission rate of 64 Kbit / s to 1.5 Mbits / s. Integrated Although it has already been put into practical use by Services Digital Network), it is impossible to send the video of the TV camera as it is by ISDN.
[0004]
Therefore, what is required is information compression technology. For example, in the case of a videophone, H.264 has been internationally standardized by ITU-T (International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector). 261 and H.264. H.263 standard video compression technology is used. In addition, according to the information compression technology of the MPEG-1 standard, it is possible to put image information together with audio information on a normal music CD (compact disc).
[0005]
Here, MPEG (Moving Picture Experts Group) is an international standard for moving picture signal compression, and MPEG-1 is up to 1.5 Mbps for moving picture signals, that is, up to about 1 / 100th of information of television signals. It is a standard to compress. In addition, since the transmission speed for the MPEG-1 standard is mainly limited to about 1.5 Mbps, MPEG-2 standardized to meet the demand for higher image quality has 2 to 2 video signals. Compressed to 15 Mbps. Furthermore, at present, the working group (ISO / IEC JTC1 / SC29 / WG11), which has been standardizing with MPEG-1 and MPEG-2, has achieved a compression ratio that exceeds MPEG-1 and MPEG-2, and further, on a per-object basis. MPEG-4 has been standardized that enables encoding, decoding, and operation and realizing new functions necessary in the multimedia era. In MPEG-4, it was originally aimed at standardizing a low bit rate encoding method, but now it has been extended to a more general encoding including a high bit rate including interlaced images.
[0006]
Media information such as video and audio (hereinafter referred to as multimedia information) is generated in parallel. In order to transmit multimedia information through a communication channel and reproduce it on the receiving side, it is necessary to multiplex it into one stream together with synchronization information. One of international standards for realizing such multiplexing is MPEG-2 system TS (Transport Stream, hereinafter referred to as MPEG-2 TS). In MPEG-2 TS, encoded media information is packetized in an appropriate unit for each medium to form a variable-length PES (Packetized Elementary Stream) packet, and further, a fixed-length TS (Transport Stream) packet unit Multiplex after dividing into.
[0007]
In order to construct and transmit a 1TS packet, it is necessary to have all the encoded data for constructing the 1TS packet. Therefore, especially in low bit rate encoding, packetization processing delay becomes a problem. . In order to reduce this processing delay, the conventional multiplexing method inserts redundant data (stuffing data) of the same amount as the amount of data that is insufficient to form one TS packet in the multiplexing layer, and encodes the encoded data. And 1TS packet (see, for example, Patent Document 1). Since the PES packet has a variable length, the amount of stuffing data is not constant.
[0008]
When the bit rate of the communication channel is fixed, it is necessary to control the bit rate so that the fixed bit rate is set for each piece of media information or for each piece of media information. When media information encoded at a fixed bit rate BR0 is divided into fixed-length packets for multiplexing such as TS packets by the above conventional multiplexing method, the amount of stuffing data is not constant. This media information has a variable bit rate. As a method of fixing the bit rate of media information after packetization, a bit rate with a margin equal to or greater than the fluctuation of the bit rate is assigned to the media information, and the bit rate to which the bit rate after packetization is assigned When there is a shortage of data, the amount of data is controlled so that a fixed bit rate is achieved by multiplexing invalid packets, which have no meaning for media information called NULL packets, with media information packets. There is a way to do it. The fluctuation of the bit rate corresponds to the bit rate BR1 of the stuffing data when the maximum stuffing data that can be generated (maximum 183 bytes in the case of MPEG-2 TS) is generated continuously, and the stuffing data of one time It is obtained by the product of the maximum amount of occurrence and the number of stuffing occurrences per second. By providing a margin for this bit rate BR1, it can be ensured that the media information after packetization does not exceed the allocated bit rate.
[0009]
FIG. 15 shows an example of a data structure of multiplexed data using the above packetization, and is an example of multiplexing one video signal and one audio signal. In general, additional information such as information for synchronization is also multiplexed, but in this example, it is omitted for simplicity. In the figure, video and audio are stuffed in a multiplexing layer so as to have a data size that can be converted into a fixed-length packet for each predetermined processing unit. When the maximum number of stuffing bits is not continuous, the amount of data does not satisfy the predetermined bit rate (BR0 + BR1), so a NULL packet is inserted. As the predetermined processing unit, in the case of video, methods such as every n frames (n is an integer of 1 or more), GOP (Group Of Pictures), GOV (Group Of Vops), and the like are conceivable. . In the case of audio, a method such as m ADTS frames (Audio Data Transport Stream) is conceivable.
[0010]
FIG. 16 is a block diagram showing an example of a conventional media information processing apparatus that fixes the bit rate of media information after packetization by the above method.
[0011]
The conventional media information processing apparatus encodes the media information 101 while controlling the bit rate by feedback control, and outputs the encoded media information 103a, and the encoded media while stuffing every predetermined processing unit. A packetizer 202d that packetizes the information 103a, a NULL packet generator 116 that generates a NULL packet 117, and a plurality of channelized encoded media information CH-1 to CH-n and a NULL packet 117; Multiplexing means 115 for multiplexing by a method and outputting multiplexed data 118 is configured.
[0012]
The encoding device 201d encodes the media information 101 according to the code amount control signal 107 and outputs the encoded media information 103a, and the code for each predetermined encoding processing unit from the encoded media information 103a. The code amount detecting unit 104 detects the amount and outputs the code amount 105, and the code amount control unit 106c outputs the code amount control signal 107 for controlling the code amount of the encoded media information 103a based on the code amount 105. ing. The encoded media information 103a is an occupation amount of the reception buffer model as shown in FIG. 17 so that the reception buffer of the decoder that decodes the encoded media information 103a transmitted at the fixed bit rate BR0 does not overflow or underflow. Encoded assuming transition. Times t0 to t3 represent the timing of decoding or playback / display of the encoded media information 103a. Under this assumption, data flows into the reception buffer at a fixed bit rate BR0, and the code amount BF of the encoded media information 103a consumed at the decoding or playback / display timing is instantaneously extracted from the reception buffer.
[0013]
The packetizer 202d detects a code amount for each predetermined packetization processing unit from the encoded media information 103a, and outputs a code amount 109. Stage 1 08 and a compensation amount control means for determining the stuffing amount 111a necessary for dividing the code amount 109 into a predetermined packet size 110a And supplementing means 112 for inserting stuffing bits into the encoded media information 103a according to the stuffing amount 111a, and packet dividing means 114 for dividing the stuffed encoded media information 113 into packets.
[0014]
Multiplexing means 115 checks whether or not the data amount is sufficient for a predetermined bit rate (BR0 + BR1) for each of packetized encoded media information CH-1 to CH-n. Multiplexes CH-1 to CH-n while inserting a NULL packet 117.
[0015]
As described above, in the conventional method, encoded multimedia information can be multiplexed.
[0016]
[Patent Document 1]
JP 9-74546 A (page 4-7, FIG. 1)
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
FIG. 18 shows a breakdown of the transmission band when one video signal and one audio signal are multiplexed by a conventional method. In the conventional method, in order to protect the entire bit rate, a band BR1 for guaranteeing the maximum value of stuffing data is added to the band BR0 of encoded media information such as encoded video information and encoded audio information. There is a need to. However, since the amount of stuffing data is actually a random event, only about half of the band BR1 is statistically generated, and NULL packets are multiplexed in the remaining band corresponding to about half of the band BR1. . That is, the conventional method has an inefficiency that requires a bandwidth for transmitting invalid packets having no meaning for media information in order to guarantee the overall bit rate.
[0018]
The present invention has been made in view of the above points, and intends to propose a media information processing method and apparatus that efficiently multiplex media information.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, the first invention provides media information. As input, the media information was encoded Encoded media information Every predetermined processing unit Packetize to a predetermined data size Used in media information devices A media information processing method, The encoding means encodes the input media information in accordance with the code amount control signal and outputs the encoded media information; and the first code amount detection means includes a first code amount based on the encoded media information. A first code amount detection step for detecting a code amount of the first code amount, and a code amount control means are determined at the time of packetizing the first code amount and the immediately preceding processing unit; Multiplexing layer stuffing inserted for packetization With quantity So that the total data amount becomes a predetermined bit rate. Determine the code amount control signal Do A code amount control step; a second code amount detection unit for detecting a second code amount from the encoded media information; and a compensation amount control unit for detecting the second code amount. A compensation amount control step for determining the stuffing amount based on the stuffing amount and outputting the determined stuffing amount to the code amount control means; and a compensation means for inserting stuffing data into the encoded media information according to the stuffing amount A packet dividing step in which the packet dividing means divides the encoded media information into which the stuffing data has been inserted into packets of a predetermined length and outputs them. This is a media information processing method characterized by the above.
[0020]
The second invention provides media information As input, the media information was encoded Encoded media information Every predetermined processing unit Packetize to a predetermined data size Used in media information devices A media information processing method, The encoding means encodes the input media information in accordance with the code amount control signal and outputs the encoded media information; and the first code amount detection means includes a first code amount based on the encoded media information. A first code amount detecting step for detecting a code amount of the first code amount, and a first compensation amount control means, wherein the data amount obtained by combining the first code amount and the first stuffing amount of the current processing unit is: A first compensation amount control step for determining a first stuffing amount of the current processing unit so as to obtain a maximum data size not exceeding an integer multiple of the predetermined data size of packetization; and a code amount control means, A code amount control step for determining the code amount control signal in accordance with the first stuffing amount and the first code amount; and a first compensation means, wherein the encoding medium is in accordance with the first stuffing amount. A first compensation step for inserting the first stuffing data into the information, and a second code amount detection means for detecting a second code amount from the encoded media information into which the first stuffing data is inserted. A second compensation amount control step, a second compensation amount control means for determining a second stuffing amount of the current processing unit from the second code amount, and a second compensation amount control step. Means for inserting second stuffing data into the encoded media information into which the first stuffing data has been inserted in accordance with the second stuffing amount; and a packet dividing means comprising: A packet dividing step of dividing the encoded media information into which the stuffing data is inserted into packets of a predetermined length and outputting them. This is a media information processing method characterized by the above.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0022]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a block diagram showing an example of a media information processing apparatus according to Embodiment 1 of the present invention. The conventional media information processing apparatus is different from the conventional media information processing apparatus in that the stuffing amount 111a is output from the packetizing device 202a to the code amount control means 106a of the encoding device 201a.
[0023]
Hereinafter, the media information is encoded by the media information processing apparatus according to the first embodiment of the present invention in the band (BR0 + BR1) required when the media information is encoded and multiplexed by the band BR0 by the conventional media information processing apparatus. An example in the case of multiplex and multiplexing will be described. The BR1 is a band necessary for guaranteeing the maximum value of the stuffing data of the multiplexing layer, which is necessary for multiplexing by the conventional media information processing apparatus.
[0024]
According to the media information processing apparatus of Embodiment 1 of the present invention, the bit rate of the encoded media information 103a can be controlled in consideration of the stuffing amount 111a. Therefore, when the stuffing amount 111a is small, the encoded media information When the bit rate of 103a is increased and the stuffing amount 111a is large, the bit rate of the encoded media information 103a is decreased, so that the packetized encoded media information CH-1 can be set to a fixed bit rate (BR0 + BR1). . Therefore, in the conventional media information processing apparatus, NULL packet insertion, which is necessary to absorb the fluctuation of the stuffing amount 111a, becomes unnecessary in the media information processing apparatus of the first embodiment.
[0025]
FIG. 2 shows an example of the data structure of multiplexed data by the media information processing apparatus of the first embodiment. In this example, one video signal and one audio signal are multiplexed. In general, additional information such as information for synchronization is also multiplexed, but in this example, it is omitted for simplicity. is doing. In the figure, video and audio are stuffed in a multiplexing layer so as to have a data size that can be converted into a fixed-length packet for each predetermined processing unit. Unlike the data structure of multiplexed data by the conventional media information processing apparatus shown in FIG. 15, a NULL packet is not inserted to control the amount of encoded data so as to match a predetermined bit rate in accordance with the number of stuffing bits. .
[0026]
Since the stuffing amount 111a is a random event, only about half of the bandwidth BR1 necessary to guarantee the maximum value of the stuffing data of the multiplexed layer is statistically generated. In the conventional media information processing apparatus, as shown in FIG. 18, it is necessary to insert a NULL packet into the remaining band corresponding to about half of the band BR1, but as shown in FIG. In this media information processing apparatus, since it is not necessary to insert a NULL packet, the remaining bandwidth corresponding to about half of BR1 is a surplus bandwidth and can be allocated to the encoded media information 103a. That is, the effective bit rate of the encoded media information 103a can be increased from BR0, and as a result, the reproduction quality of the media information can be improved or the amount of information can be increased.
[0027]
The surplus band is not necessarily allocated to the encoded media information 103a, but is allocated to other media information multiplexed together or other media information multiplexed together with the encoded media information. It may be distributed and allocated to 103a.
[0028]
Next, the operation of the media information processing apparatus according to the first embodiment of the present invention will be described only with respect to differences from the conventional media information processing apparatus.
[0029]
Based on the code amount 105 and the stuffing amount 111a, the code amount control means 106a outputs a code amount control signal 107 for controlling the code amount of the encoded media information 103a at a variable bit rate with a peak rate of (BR0 + BR1). .
[0030]
The solid line in FIG. 4 is a diagram illustrating the occupation amount transition of the encoded media information 103a in the reception buffer model assumed in the media information processing apparatus of the first embodiment. Times t0 to t3 represent the timing of decoding or playback / display of the encoded media information 103a. In the transition of the buffer occupancy indicated by the solid line in the figure, the data amount flows into the reception buffer at a variable bit rate, and the code amount BF of the encoded media information 103a consumed at the decoding or playback / display timing is It is instantaneously extracted from the reception buffer. The inflow data amount at each moment is the amount obtained by subtracting the actually generated stuffing data amount BSS from the data amount buffered at the peak rate (BR0 + BR1). Specifically, the inflow data amount from time t0 to t1 is represented by {(BR0 + BR1) × (t1−t0) −BSS (t0)}. Note that stuffing data does not occur at the timing of decoding (or playback / display) of the encoded media information 103a that is not the packetization timing or the timing at which the encoded media information 103a can be divided into packets. The bit rate is the peak rate (BR0 + BR1). Conversely, when the maximum stuffing data is generated, the band BR1 is used by the stuffing data, so the instantaneous bit rate becomes equal to the band BR0 for media information by the conventional media information processing apparatus.
[0031]
As described above, according to the media information processing apparatus of Embodiment 1 of the present invention, compared with the conventional media information processing apparatus, it is possible to effectively widen the band of encoded media information, and as a result, the media The reproduction quality of information can be improved or the amount of information can be increased.
[0032]
Note that the media information processing apparatus shown in FIG. 5 also effectively widens the band of encoded media information in the same band as the conventional media information processing apparatus, similarly to the media information processing apparatus of the first embodiment. As a result, it is possible to improve the reproduction quality of media information or increase the amount of information. The media information processing apparatus of FIG. 1 uses the stuffing amount 111a output from the compensation amount control means 110a of the packetizing apparatus 202a, and the code amount control means 106a of the encoding apparatus 201a encodes encoded media information at a variable bit rate. The media information processing apparatus shown in FIG. 5 includes a compensation amount control unit 110b that determines and outputs a stuffing amount by the same method as the compensation amount control unit 110a. Using the stuffing amount 111b output from the amount control unit 110b, the code amount control unit 106a performs control of the code amount of the encoded media information 103a at a variable bit rate. The other configuration and operation of the media information processing apparatus of FIG. 5 are the same as those of the media information processing apparatus of FIG. According to the configuration of FIG. 5, since it is not necessary to output the stuffing amount from the packetizer 202b to the encoder 201b, the independence of the encoder 201b and the packetizer 202b is enhanced, and the maintainability is improved. Can also be obtained.
[0033]
(Embodiment 2)
FIG. 6 is a block diagram showing an example of the media information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention. The internal configuration of the encoding device 201c is different from the conventional media information processing device. Specifically, the encoding apparatus 201c determines and outputs the stuffing amount 111b necessary for dividing the code amount 105 into a predetermined packet size by the same method as the compensation amount control unit 110a. And supplementary means 119 for inserting the stuffing bits of the encoded media information layer into the encoded media information 103a according to the stuffing amount 111b, and the encoded media information 103b based on the code amount 105 and the stuffing amount 111b The difference is that a code amount control unit 106b for controlling the code amount of the encoded media information 103a is provided, and the configuration and operation other than the above are the same as those of the conventional encoding device.
[0034]
Hereinafter, the media information is encoded by the media information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention in the band (BR0 + BR1) required when the media information is encoded and multiplexed by the band BR0 by the conventional media information processing apparatus. An example in the case of multiplex and multiplexing will be described. The BR1 is a band necessary for guaranteeing the maximum value of the stuffing data of the multiplexing layer, which is necessary for multiplexing by the conventional media information processing apparatus.
[0035]
According to the media information processing apparatus of the second embodiment of the present invention, since the stuffing bits are inserted into the encoded media information layer in the compensation means 119 in accordance with the stuffing amount 111b, encoding is performed using the stuffing bits in the encoded media information layer. When the media information 103b can be adjusted to an arbitrary size, the data size can be adjusted to an integer multiple of the data size of the fixed-length packet as in the video processing unit 1 in FIG. Is no longer necessary. However, in general, encoded media information is handled in units of 1 byte (8 bits), but in the case of MPEG-4 video (encoded media information), the minimum unit for stuffing is from 9 bits to 32 bits and 1 byte. Therefore, the code amount may not be adjusted well to a data size that is an integral multiple of the data size of the fixed-length packet. In such a case, as in the video processing unit 2 in FIG. 7, until the data size of the encoded media information reaches a maximum size not exceeding an integer multiple of the data size of the fixed-length packet, the encoded media information layer The stuffing data should be inserted. In this way, the maximum value of the stuffing data amount in the multiplexing layer can be kept smaller than the minimum unit of the stuffing data in the encoded media information layer. As described above, according to the configuration of the media information processing apparatus of the second embodiment of the present invention, the maximum value of the stuffing data amount of one multiplexed layer is set as the minimum unit of stuffing data of the encoded media information layer. Since the bandwidth BR2 for guaranteeing the maximum value of the stuffing data of the multiplexed layer by the media information processing apparatus according to the second embodiment of the present invention can be suppressed to be smaller, the bandwidth BR2 is a multiplexing layer by the conventional media information processing apparatus. Can be made smaller than the bandwidth BR1 for guaranteeing the maximum value of the stuffing data. Specifically, when MPEG-4 video is multiplexed with MPEG-2 TS, the maximum value of the stuffing data amount of the multiplexing layer by the conventional media information processing apparatus and the minimum value of the stuffing data amount of MPEG-4 video Therefore, BR2 / BR1 = 1/183 to 3/183. The data structure of FIG. 7 is an example in which one video signal and one audio signal are multiplexed. In general, additional information such as information for synchronization is also multiplexed. Is omitted for simplicity.
[0036]
According to the media information processing apparatus of the second embodiment, since the stuffing amount 111b of the encoded media information layer is a random event, the maximum value of the stuffing data of the multiplexing layer by the conventional media information processing apparatus is guaranteed. Only about half of the bandwidth BR1 necessary for the generation is statistically generated. Further, according to the media information processing apparatus of the second embodiment, the band BR2 for guaranteeing the maximum value of the stuffing data of the multiplexed layer is 1/183 to 3/183 of the band BR1 as in the above example. Since only a certain extent occurs, approximately half of BR1 is the surplus bandwidth. Therefore, according to the media information processing apparatus of the second embodiment, as shown in FIG. 8, the band of encoded media information that can be multiplexed in the band of (BR0 + BR1) is effectively approximately (BR0 + BR1). / 2-BR2), that is, the bandwidth BR0 of the encoded media information that can be multiplexed by the conventional media information processing apparatus can be effectively increased by about (BR1 / 2-BR2).
[0037]
The surplus band is not necessarily allocated to the encoded media information 103a, but is allocated to other media information multiplexed together or other media information multiplexed together with the encoded media information. It may be distributed and allocated to 103a.
[0038]
Next, a code amount control method in the code amount control means 106b of the media information processing apparatus according to the second embodiment will be described.
[0039]
FIG. 9 is a diagram showing a change in the occupation amount of the encoded media information 103b in the reception buffer model assumed in the media information processing apparatus according to the second embodiment. Times t0 to t3 represent the timing of decoding or reproducing / displaying the encoded media information 103a (103b). In the transition of the buffer occupancy indicated by the solid line in the figure, the encoded media information 103b that flows into the reception buffer at a fixed bit rate (BR0 + BR1-BR2) and is consumed at the timing of decoding or playback / display. Code amount (BF + BSM) is extracted from the reception buffer instantaneously. The code amount of the encoded media information 103b is obtained by adding the stuffing data amount BSM of the encoded media information layer inserted at each decoding (or reproduction / display) timing to the code amount BF of the encoded media information 103a. . Since the stuffing data amount BSM of the encoded media layer is a random event, the encoded media information 103b has a fixed bit rate, but the encoded media information 103a has a variable bit rate. Specifically, at the timing of decoding (or reproduction / display) of the encoded media information 103a (103b) that is not at the packetization timing, or at the timing at which the encoded media information 103a can be divided into packets, the stuffing data is Since it does not occur, BSM = 0 and the instantaneous bit rate of the encoded media information 103a is (BR0 + BR1-BR2). On the other hand, when the maximum stuffing data is generated, the band BR1 is used by the stuffing data, so the instantaneous bit rate is the band (BR0-BR2).
[0040]
As described above, according to the media information processing apparatus of Embodiment 1 of the present invention, it is possible to effectively widen the band of encoded media information as compared with the conventional media information processing apparatus. Reproduction quality can be improved, or the amount of information can be increased.
[0041]
In addition, since it is not necessary to output the stuffing amount from the packetizer 202c to the encoder 201c, the independence of the encoder 201c and the packetizer 202c is increased, and the maintainability is improved.
[0042]
(Embodiment 3)
Further, by recording the program for realizing the media information processing method shown in each embodiment on a recording medium such as a flexible disk, the processing shown in each embodiment can be performed independently. It can be easily implemented in a computer system.
[0043]
FIG. 10 is an explanatory diagram when the media information processing method of each of the above embodiments is implemented by a computer system using a program recorded on a recording medium such as a flexible disk.
[0044]
FIG. 10B shows an appearance, a cross-sectional structure, and a flexible disk as viewed from the front of the flexible disk, and FIG. 10A shows an example of a physical format of the flexible disk that is a recording medium body. The flexible disk FD is built in the case F, and on the surface of the disk, a plurality of tracks Tr are formed concentrically from the outer periphery toward the inner periphery, and each track is divided into 16 sectors Se in the angular direction. ing. Therefore, in the flexible disk storing the program, the program is recorded in an area allocated on the flexible disk FD.
[0045]
FIG. 10C shows a configuration for recording and reproducing the program on the flexible disk FD. When recording the program for realizing the media information processing method on the flexible disk FD, the program is written from the computer system Cs via the flexible disk drive. When the media information processing method that implements the media information processing method using a program in a flexible disk is built in a computer system, the program is read from the flexible disk by a flexible disk drive and transferred to the computer system.
[0046]
In the above description, a flexible disk is used as the recording medium, but the same can be done using an optical disk. Further, the recording medium is not limited to this, and any recording medium such as an IC card or a ROM cassette capable of recording a program can be similarly implemented.
[0047]
(Embodiment 4)
Further, an application example of the media information processing method shown in the above embodiment and a system using the same will be described.
[0048]
FIG. 11 is a block diagram showing the overall configuration of a content supply system ex100 that implements a content distribution service. A communication service providing area is divided into desired sizes, and base stations ex107 to ex110, which are fixed wireless stations, are installed in each cell.
[0049]
The content supply system ex100 includes, for example, a computer ex111, a personal digital assistant (PDA) ex112, a camera ex113, a mobile phone ex114, a camera via the Internet ex101, the Internet service provider ex102, the telephone network ex104, and the base stations ex107 to ex110. Each device such as the attached mobile phone ex115 is connected.
[0050]
However, the content supply system ex100 is not limited to the combination as shown in FIG. 11, and any of the combinations may be connected. In addition, each device may be directly connected to the telephone network ex104 without going through the base stations ex107 to ex110 which are fixed wireless stations.
[0051]
The camera ex113 is a device capable of moving image shooting such as a digital video camera. In addition, the mobile phone is a PDC (Personal Digital Communications) system, a CDMA (Code Division Multiple Access) system, a W-CDMA (Wideband-Code Division Multiple Access) system, or a GSM (Global Mobile System). Alternatively, PHS (Personal Handyphone System) or the like may be used.
[0052]
Further, the streaming server ex103 is connected from the camera ex113 through the base station ex109 and the telephone network ex104, and live distribution based on the encoded data transmitted by the user using the camera ex113 can be performed. The encoded processing of the captured data may be performed by the camera ex113 or may be performed by a server that performs data transmission processing. The moving image data shot by the camera 116 may be transmitted to the streaming server ex103 via the computer ex111. The camera ex116 is a device such as a digital camera that can shoot still images and moving images. In this case, the moving image data may be encoded by the camera ex116 or the computer ex111. The encoding process is performed in the LSI ex117 included in the computer ex111 and the camera ex116. Note that image encoding / decoding software may be incorporated in some storage medium (CD-ROM, flexible disk, hard disk, etc.) that is a recording medium readable by the computer ex111 or the like. Furthermore, you may transmit moving image data with the mobile phone ex115 with a camera. The moving image data at this time is data encoded by the LSI included in the mobile phone ex115.
[0053]
In this content supply system ex100, the content (for example, video shot of music live) taken by the user with the camera ex113, camera ex116, etc. is subjected to media information processing and transmitted to the streaming server ex103 as in the above embodiment. On the other hand, the streaming server ex103 stream-distributes the content data to the requested client. Examples of the client include a computer ex111, a PDA ex112, a camera ex113, a mobile phone ex114, and the like that can decrypt the data subjected to the media information processing. In this way, the content supply system ex100 can receive and play back the encoded data at the client, and can also receive a private broadcast by receiving, decoding, and playing back at the client in real time. It is a system that becomes possible.
[0054]
The media information processing apparatus described in each of the above embodiments may be used for media information processing of each device constituting this system.
[0055]
A mobile phone will be described as an example.
[0056]
FIG. 12 is a diagram illustrating the mobile phone ex115 using the media information processing method described in the above embodiment. The mobile phone ex115 includes an antenna ex201 for transmitting and receiving radio waves to and from the base station ex110, a video from a CCD camera, a camera unit ex203 capable of taking a still image, a video shot by the camera unit ex203, and an antenna ex201. A display unit ex202 such as a liquid crystal display that displays data obtained by decoding received video and the like, a main body unit composed of a group of operation keys ex204, an audio output unit ex208 such as a speaker for audio output, and audio input To store encoded data or decoded data such as a voice input unit ex205 such as a microphone, captured video or still image data, received mail data, video data or still image data, etc. Recording media ex207 and mobile phone ex115 with recording media ex207 And a slot portion ex206 to ability. The recording medium ex207 stores a flash memory element which is a kind of EEPROM (Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory) which is a non-volatile memory that can be electrically rewritten and erased in a plastic case such as an SD card.
[0057]
Further, the cellular phone ex115 will be described with reference to FIG. The cellular phone ex115 controls the main control unit ex311 which is configured to control the respective units of the main body unit including the display unit ex202 and the operation key ex204. The power supply circuit unit ex310, the operation input control unit ex304, and the image encoding Unit ex312, camera interface unit ex303, LCD (Liquid Crystal Display) control unit ex302, image decoding unit ex309, demultiplexing unit ex308, recording / playback unit ex307, modulation / demodulation circuit unit ex306, and audio processing unit ex305 via a synchronization bus ex313 Are connected to each other.
[0058]
When the end of call and the power key are turned on by the user's operation, the power supply circuit unit ex310 starts up the camera-equipped digital cellular phone ex115 in an operable state by supplying power from the battery pack to each unit. .
[0059]
The mobile phone ex115 converts the voice signal collected by the voice input unit ex205 in the voice call mode into digital voice data by the voice processing unit ex305 based on the control of the main control unit ex311 including a CPU, ROM, RAM, and the like. The modulation / demodulation circuit unit ex306 performs spectrum spread processing, and the transmission / reception circuit unit ex301 performs digital analog conversion processing and frequency conversion processing, and then transmits the result via the antenna ex201. In addition, the cellular phone ex115 amplifies the received signal received by the antenna ex201 in the voice call mode, performs frequency conversion processing and analog-digital conversion processing, performs spectrum despreading processing by the modulation / demodulation circuit unit ex306, and analog audio by the voice processing unit ex305. After conversion into a signal, this is output via the audio output unit ex208.
[0060]
Further, when an e-mail is transmitted in the data communication mode, text data of the e-mail input by operating the operation key ex204 of the main body is sent to the main control unit ex311 via the operation input control unit ex304. The main control unit ex311 performs spread spectrum processing on the text data in the modulation / demodulation circuit unit ex306, performs digital analog conversion processing and frequency conversion processing in the transmission / reception circuit unit ex301, and then transmits the text data to the base station ex110 via the antenna ex201.
[0061]
When transmitting image data in the data communication mode, the image data captured by the camera unit ex203 is supplied to the image encoding unit ex312 via the camera interface unit ex303. When image data is not transmitted, the image data captured by the camera unit ex203 can be directly displayed on the display unit ex202 via the camera interface unit ex303 and the LCD control unit ex302.
[0062]
The image encoding unit ex312 and the demultiplexing unit ex308 are configured to include the media information processing apparatus described in the present invention, and the image data supplied from the camera unit ex203 is added to the media information processing apparatus described in the above embodiment. It is converted into packetized encoded image data by compression encoding and packetizing according to the media information processing method used. At the same time, the cellular phone ex115 sends the voice collected by the voice input unit ex205 during imaging by the camera unit ex203 to the demultiplexing unit ex308 via the voice processing unit ex305 as digital voice data.
[0063]
The demultiplexing unit ex308 multiplexes the encoded image data supplied from the image encoding unit ex312 and the audio data supplied from the audio processing unit ex305 by a predetermined method, and the multiplexed data obtained as a result is a modulation / demodulation circuit unit Spread spectrum processing is performed in ex306, digital analog conversion processing and frequency conversion processing are performed in the transmission / reception circuit unit ex301, and then transmitted through the antenna ex201.
[0064]
When receiving data of a moving image file linked to a home page or the like in the data communication mode, the received signal received from the base station ex110 via the antenna ex201 is subjected to spectrum despreading processing by the modulation / demodulation circuit unit ex306, and the resulting multiplexing is obtained. Data is sent to the demultiplexing unit ex308.
[0065]
In addition, in order to decode the multiplexed data received via the antenna ex201, the demultiplexing unit ex308 separates the multiplexed data into the encoded image data and the audio data, and transmits the encoded data via the synchronization bus ex313. The encoded image data is supplied to the image decoding unit ex309 and the audio data is supplied to the audio processing unit ex305.
[0066]
Next, the image decoding unit ex309 generates reproduction moving image data by decoding the encoded image data, and supplies the reproduced moving image data to the display unit ex202 via the LCD control unit ex302. The moving image data included in the recorded moving image file is displayed. At the same time, the audio processing unit ex305 converts the audio data into an analog audio signal, and then supplies the analog audio signal to the audio output unit ex208. Thus, for example, the audio data included in the moving image file linked to the home page is reproduced. The
[0067]
It should be noted that the present invention is not limited to the above system, and recently, digital broadcasting using satellites and terrestrial waves has become a hot topic. As shown in FIG. 14, the media information processing apparatus of the above embodiment is also incorporated into a digital broadcasting system. Can do. Specifically, in the broadcasting station ex409, the encoded bit stream of the video information is transmitted to the communication or broadcasting satellite ex410 via radio waves. Receiving this, the broadcasting satellite ex410 transmits a radio wave for broadcasting, and receives the radio wave with a home antenna ex406 having a satellite broadcasting receiving facility, such as a television (receiver) ex401 or a set top box (STB) ex407. The device decodes the encoded bit stream and reproduces it. Also, the playback device ex403 reads and decodes the encoded bit stream recorded on the storage medium ex402, which is a recording medium, and displays the played video signal on the monitor ex404. Further, a configuration in which an image decoding apparatus is mounted in a set-top box ex407 connected to a cable ex405 for cable television or an antenna ex406 for satellite / terrestrial broadcasting, and this is reproduced on a monitor ex408 of the television is also conceivable. At this time, an image encoding device may be incorporated in the television instead of the set top box. It is also possible to receive a signal from the satellite ex410 or the base station ex107 by the car ex412 having the antenna ex411 and reproduce the moving image on a display device such as the car navigation ex413 that the car ex412 has.
[0068]
For example, the configuration of the car navigation ex413 may be a configuration excluding the camera unit ex203 and the camera interface unit ex303 in the configuration illustrated in FIG. 13, and the same may be applied to the computer ex111, the television (receiver) ex401, and the like. . In addition to the transmission / reception type terminal having both the encoder and the decoder, the terminal such as the mobile phone ex114 has three mounting formats, that is, a transmitting terminal having only an encoder and a receiving terminal having only a decoder. Can be considered.
[0069]
As described above, the media information processing method described in the above embodiment can be used in any of the devices and systems described above, and by doing so, the effects described in the above embodiment can be obtained.
[0070]
【The invention's effect】
As described above, according to the media information processing method of the present invention, it is possible to effectively widen the band of encoded media information as compared with the conventional media information processing apparatus, and as a result, the reproduction quality of the media information is improved. Or the amount of information can be increased, and its practical value is high.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a media information processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing an example of a data structure according to the media information processing method of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a band breakdown according to the media information processing method of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a reception buffer occupation amount transition in the media information processing method of the present invention;
FIG. 5 is a block diagram of a media information processing apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a block diagram of a media information processing apparatus according to the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a data structure according to the media information processing method of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a band breakdown according to the media information processing method of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing an example of a reception buffer occupation amount transition in the media information processing method of the present invention;
FIG. 10 is an explanatory diagram of a recording medium for storing a program for realizing the media information processing method of each of the embodiments by a computer system.
FIG. 11 is a block diagram showing the overall configuration of a content supply system
FIG. 12 is a diagram showing an example of a mobile phone using the media information processing method
FIG. 13 is a block diagram of a mobile phone
FIG. 14 is a diagram showing an example of a digital broadcasting system
FIG. 15 is a diagram showing an example of a data structure according to a conventional media information processing method
FIG. 16 is a block diagram of a conventional media information processing apparatus.
FIG. 17 is a diagram showing an example of transition of reception buffer occupancy in a conventional media information processing method
FIG. 18 is a diagram showing an example of bandwidth breakdown by a conventional media information processing method
[Explanation of symbols]
101 Media information
111a, 111b Stuffing amount
Cs computer system
FD flexible disk
FDD flexible disk drive
102 Coding means
103a Encoded media information
104 Encoding detection means
105 Code amount
106a Compensation amount control means
107 Code amount control signal
108 Code amount detection means
109 Code amount
110a Compensation amount control means
112 Compensation means
113 Encoded media information
114 Packet dividing means
115 Multiplexing means
116 NULL packet generation means
117 NULL packet
118 Multiplexed data
201a encoding apparatus
202a Packetizer

Claims (8)

メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化するメディア情報装置で用いられるメディア情報処理方法であって、
符号化手段が、入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化ステップと、
第1の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出ステップと、
符号量制御手段が、前記第1の符号量と、直前の処理単位のパケット化時に決定され、現在の処理単位のパケット化のために挿入される多重化層のスタッフィング量とを合わせたデータ量が所定のビットレートになるように、前記符号量制御信号を決定する符号量制御ステップと、
第2の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出ステップと、
補填量制御手段が、前記第2の符号量に基づき前記スタッフィング量を決定し、決定したスタッフィング量を前記符号量制御手段に出力する補填量制御ステップと、
補填手段が、前記スタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報にスタッフィングデータを挿入する補填ステップと、
パケット分割手段が、前記スタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割ステップと
を含むことを特徴とするメディア情報処理方法。
A media information processing method used in a media information device that receives media information and packetizes the encoded media information obtained by encoding the media information into a predetermined data size for each predetermined processing unit ,
An encoding step for encoding the input media information according to the code amount control signal and outputting the encoded media information;
A first code amount detection step in which a first code amount detection unit detects a first code amount from the encoded media information;
A data amount combining the first code amount and the stuffing amount of the multiplexing layer determined for packetization of the current processing unit and inserted for packetization of the current processing unit by the code amount control means A code amount control step for determining the code amount control signal such that the code amount control signal becomes a predetermined bit rate ;
A second code amount detecting step in which a second code amount detecting means detects a second code amount from the encoded media information;
A compensation amount control means for determining the stuffing amount based on the second code amount, and outputting the determined stuffing amount to the code amount control means;
A compensation means for inserting stuffing data into the encoded media information according to the stuffing amount; and
A packet dividing step for dividing and outputting the encoded media information into which the stuffing data is inserted into packets of a predetermined length;
Media information processing method characterized in that it comprises a.
請求項1記載のメディア情報処理方法であって、
前記符号量制御ステップでは、前記所定のビットレートを最高ビットレートとする可変ビットレートにて前記符号化メディア情報の符号量を制御することを特徴とするメディア情報処理方法。
The media information processing method according to claim 1,
Wherein the code amount control step, the media processing method characterized by controlling the code amount of the coded media information at a variable bit rate to the maximum bit rate of the predetermined bit rate.
メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化するメディア情報装置で用いられるメディア情報処理方法であって、
符号化手段が、入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化ステップと、
第1の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出ステップと、
第1の補填量御手段が、前記第1の符号量と、現在の処理単位の第1のスタッフィング量とを合わせたデータ量が、前記パケット化の所定のデータサイズの整数倍を超えない最大のデータサイズになるように現在の処理単位の第1のスタッフィング量を決定する第1の補填量制御ステップと、
符号量制御手段が、前記第1のスタッフィング量と前記第1の符号量に応じて前記符号量制御信号を決定する符号量制御ステップと、
第1の補填手段が、前記第1のスタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報に第1のスタッフィングデータを挿入する第1の補填ステップと、
第2の符号量検出手段が、前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出ステップと、
第2の補填量制御手段が、前記第2の符号量から現在の処理単位の第2のスタッフィング量を決定する第2の補填量制御ステップと、
第2の補填手段が、前記第2のスタッフィング量に応じて前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報に第2のスタッフィングデータを挿入する第2の補填ステップと、
パケット分割手段が、前記第2のスタッフィングデータが挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割ステップと
を含むことを特徴とするメディア情報処理方法。
A media information processing method used in a media information device that receives media information and packetizes the encoded media information obtained by encoding the media information into a predetermined data size for each predetermined processing unit ,
An encoding step for encoding the input media information according to the code amount control signal and outputting the encoded media information;
A first code amount detection step in which a first code amount detection unit detects a first code amount from the encoded media information;
The first compensation amount control means is configured such that a data amount obtained by combining the first code amount and the first stuffing amount of the current processing unit does not exceed an integer multiple of a predetermined data size of the packetization. A first compensation amount control step for determining a first stuffing amount of the current processing unit so as to obtain a data size of
A code amount control means for determining a code amount control signal in accordance with the first stuffing amount and the first code amount;
A first compensation step, wherein a first compensation means inserts first stuffing data into the encoded media information according to the first stuffing amount;
A second code amount detecting step for detecting a second code amount from the encoded media information in which the first stuffing data is inserted;
A second compensation amount control means for determining a second stuffing amount of the current processing unit from the second code amount;
A second compensation step, wherein the second compensation means inserts the second stuffing data into the encoded media information into which the first stuffing data is inserted according to the second stuffing amount;
A packet dividing step, wherein the packet dividing means divides the encoded media information into which the second stuffing data has been inserted into packets of a predetermined length and outputs them;
Media information processing method characterized in that it comprises a.
請求項3記載のメディア情報処理方法であって、
前記第1の補填量制御ステップでは、データサイズが不足する場合に符号化メディア情報層のスタッフィングデータを挿入することを特徴とするメディア情報処理方法。
A media information processing method according to claim 3,
In the first compensation amount control step, the media processing method characterized by inserting stuffing data of the coded media information layer when the data size is insufficient.
メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化して出力するメディア情報処理装置であって、
入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化手段と、
前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出手段と、
前記第1の符号量と、直前の処理単位のパケット化時に決定され、現在の処理単位のパケット化のために挿入される多重化層のスタッフィング量とを合わせたデータ量が所定のビットレートになるように前記符号量制御信号を決定する符号量制御手段と、
前記符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出手段と、
前記第2の符号量に基づき前記スタッフィング量を決定し、決定したスタッフィング量を前記符号量制御手段に出力する補填量制御手段と、
前記スタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報にスタッフィングデータを挿入する補填手段と、
前記スタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割手段と
で構成されることを特徴とするメディア情報処理装置。
A media information processing apparatus which receives media information as input, and packetizes encoded media information obtained by encoding the media information into a predetermined data size for each predetermined processing unit, and outputs the packetized data.
Encoding means for encoding input media information according to a code amount control signal and outputting encoded media information;
First code amount detection means for detecting a first code amount from the encoded media information;
The amount of data that combines the first code amount and the stuffing amount of the multiplexing layer that is determined for packetization of the immediately previous processing unit and is inserted for packetization of the current processing unit becomes a predetermined bit rate. a code amount control means for determining the code amount control signal such that,
Second code amount detection means for detecting a second code amount from the encoded media information;
A compensation amount control means for determining the stuffing amount based on the second code amount, and outputting the determined stuffing amount to the code amount control means ;
Compensation means for inserting stuffing data into the encoded media information according to the stuffing amount;
A media information processing apparatus comprising: packet dividing means for dividing the encoded media information into which the stuffing data is inserted into packets of a predetermined length and outputting the packets.
メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化して出力するメディア情報処理装置であって、
入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化手段と、
前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出手段と、
前記第1の符号量と、現在の処理単位の第1のスタッフィング量とを合わせたデータ量が、前記パケット化の所定のデータサイズの整数倍を超えない最大のデータサイズになるように現在の処理単位の第1のスタッフィング量を決定する第1の補填量制御手段と、
前記第1のスタッフィング量と前記第1の符号量に応じて前記符号量制御信号を決定する符号量制御手段と、
前記第1のスタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報に第1のスタッフィングデータを挿入する第1の補填手段と、
前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出手段と、
前記第2の符号量から現在の処理単位の第2のスタッフィング量を決定する第2の補填量制御手段と、
前記第2のスタッフィング量に応じて前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報に第2のスタッフィングデータを挿入する第2の補填手段と、
前記第2のスタッフィングデータが挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割手段と
で構成されることを特徴とするメディア情報処理装置。
A media information processing apparatus which receives media information as input, and packetizes encoded media information obtained by encoding the media information into a predetermined data size for each predetermined processing unit, and outputs the packetized data.
Encoding means for encoding input media information according to a code amount control signal and outputting encoded media information;
First code amount detection means for detecting a first code amount from the encoded media information;
The current data amount is set so that a data amount obtained by combining the first code amount and the first stuffing amount of the current processing unit does not exceed an integer multiple of the predetermined data size of the packetization. First compensation amount control means for determining a first stuffing amount of a processing unit ;
Code amount control means for determining the code amount control signal according to the first stuffing amount and the first code amount;
First compensation means for inserting first stuffing data into the encoded media information according to the first stuffing amount;
Second code amount detection means for detecting a second code amount from the encoded media information into which the first stuffing data is inserted;
Second compensation amount control means for determining a second stuffing amount of the current processing unit from the second code amount;
Second compensation means for inserting second stuffing data into the encoded media information into which the first stuffing data has been inserted according to the second stuffing amount;
A media information processing apparatus comprising: packet dividing means for dividing the encoded media information into which the second stuffing data is inserted into packets of a predetermined length and outputting them.
メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化するメディア情報装置で用いられるメディア情報処理プログラムであって、
前記プログラムはコンピュータに、
符号化手段が、入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化ステップと、
第1の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出ステップと、
符号量制御手段が、前記第1の符号量と、直前の処理単位のパケット化時に決定され、現在の処理単位のパケット化のために挿入される多重化層のスタッフィング量とを合わせたデータ量が所定のビットレートになるように、前記符号量制御信号を決定する符号量制御ステップと、
第2の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出ステップと、
補填量制御手段が、前記第2の符号量に基づき前記スタッフィング量を決定し、決定したスタッフィング量を前記符号量制御手段に出力する補填量制御ステップと、
補填手段が、前記スタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報にスタッフィングデータを挿入する補填ステップと、
パケット分割手段が、前記スタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割ステップと
を、行わせるものであることを特徴とするプログラム。
A media information processing program used in a media information device that receives media information and packetizes the encoded media information obtained by encoding the media information into a predetermined data size for each predetermined processing unit ,
The program is stored on a computer.
An encoding step for encoding the input media information according to the code amount control signal and outputting the encoded media information;
A first code amount detection step in which a first code amount detection unit detects a first code amount from the encoded media information;
A data amount combining the first code amount and the stuffing amount of the multiplexing layer determined for packetization of the current processing unit and inserted for packetization of the current processing unit by the code amount control means A code amount control step for determining the code amount control signal such that the code amount control signal becomes a predetermined bit rate ;
A second code amount detecting step in which a second code amount detecting means detects a second code amount from the encoded media information;
A compensation amount control means for determining the stuffing amount based on the second code amount, and outputting the determined stuffing amount to the code amount control means;
A compensation means for inserting stuffing data into the encoded media information according to the stuffing amount; and
A program, characterized in that a packet division means performs a packet division step of dividing and outputting the encoded media information into which the stuffing data is inserted into packets of a predetermined length .
メディア情報を入力とし、前記メディア情報が符号化された符号化メディア情報を、所定の処理単位ごとに所定のデータサイズにパケット化するメディア情報装置で用いられるメディア情報処理プログラムであって、
前記プログラムはコンピュータに、
符号化手段が、入力されたメディア情報を符号量制御信号に応じて符号化し、符号化メディア情報を出力する符号化ステップと、
第1の符号量検出手段が、前記符号化メディア情報から第1の符号量を検出する第1の符号量検出ステップと、
第1の補填量御手段が、前記第1の符号量と、現在の処理単位の第1のスタッフィング量とを合わせたデータ量が、前記パケット化の所定のデータサイズの整数倍を超えない最大のデータサイズになるように現在の処理単位の第1のスタッフィング量を決定する第1の補填量制御ステップと、
符号量制御手段が、前記第1のスタッフィング量と前記第1の符号量に応じて前記符号量制御信号を決定する符号量制御ステップと、
第1の補填手段が、前記第1のスタッフィング量に応じて前記符号化メディア情報に第1のスタッフィングデータを挿入する第1の補填ステップと、
第2の符号量検出手段が、前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報から第2の符号量を検出する第2の符号量検出ステップと、
第2の補填量制御手段が、前記第2の符号量から現在の処理単位の第2のスタッフィング量を決定する第2の補填量制御ステップと、
第2の補填手段が、前記第2のスタッフィング量に応じて前記第1のスタッフィングデータを挿入された符号化メディア情報に第2のスタッフィングデータを挿入する第2の補填ステップと、
パケット分割手段が、前記第2のスタッフィングデータが挿入された符号化メディア情報を所定の長さのパケットに分割して出力するパケット分割ステップと
を、行わせるものであることを特徴とするプログラム。
A media information processing program used in a media information device that receives media information and packetizes the encoded media information obtained by encoding the media information into a predetermined data size for each predetermined processing unit ,
The program is stored on a computer.
An encoding step for encoding the input media information according to the code amount control signal and outputting the encoded media information;
A first code amount detection step in which a first code amount detection unit detects a first code amount from the encoded media information;
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