JP4214377B2 - Partition wall material for plasma display panel and partition wall forming method - Google Patents

Partition wall material for plasma display panel and partition wall forming method Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル用隔壁材料と、その形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラズマディスプレイパネルは、自己発光型のフラットディスプレイであり、軽量薄型、高視野角等の優れた特性を備えており、また大画面化が可能であるから、最も将来性のある表示装置の一つとして注目されている。
【0003】
プラズマディスプレイパネルは、一般に前面ガラス基板と背面ガラス基板とが対向して設けられており、これら基板の間の空間には、ガス放電部を区切るための多数の隔壁(バリアリブともいう)が形成されている。隔壁を形成する材料としては、ガラス粉末とセラミック粉末を混合した材料が広く用いられており、例えば、PbO−B23系のガラス粉末に、アルミナ、ジルコン、ジルコニア、チタニア、無機顔料等のセラミック製耐火性フィラー粉末を含有させたものが広く使用されている。またセラミック製の耐火性フィラー粉末の代わりに高融点ガラス粉末を用いた材料(例えば特許文献1、2)も知られている。またガラス粉末として2種類のガラスを併用した材料(例えば特許文献1、3)も提案されている。これらの隔壁材料には、500〜600℃の焼成で緻密に焼成でき、また焼成後も所定の形状を正確に維持できることが求められる。
【0004】
上記隔壁を形成する方法としては、印刷積層法やサンドブラスト法などが知られている。印刷積層法は、隔壁を形成すべき箇所にスクリーン印刷により複数回印刷を繰り返し、重ね塗りすることにより積層して所定形状の隔壁材料層を形成した後、焼成して隔壁を形成する方法である。
【0005】
サンドブラスト法は、ペーストをスクリーン印刷等により塗布した後乾燥するか、あるいはグリーンシートまたは一括コート法などで、隔壁材料の層を所定の厚みとなるように背面ガラス基板上に直接、あるいはアドレス保護用誘電体層が形成される場合にはその上に全面にわたって形成する。さらにその上にDFR(ドライフィルムレジスト)をラミネートし露光、現像した後に、レジスト膜が形成されていない箇所をサンドブラストにより除去することで所定形状の隔壁材料層を形成し、これを焼成することによって隔壁を形成する方法である。
【0006】
【特許文献1】
特開平4−337226号公報
【特許文献2】
特開2001−294444号公報
【特許文献3】
特開2002−50280号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料は、焼成温度幅がとても狭いという欠点を有している。そのため、形状維持性に優れ、且つ緻密な隔壁を得るには焼成温度を厳しく管理する必要がある。
【0008】
しかし近年のプラズマディスプレイパネルの大型化に伴い、パネル全体に亘って緻密で形状維持性の優れた隔壁を形成することが困難になってきている。これは焼成炉の炉内温度分布にバラツキがあり、パネルが大型になるほどパネル中央部と周辺部の温度差が大きくなるためである。
【0009】
本発明の目的は、焼成温度幅が広く、緻密で形状維持性に優れた隔壁を形成可能なプラズマディスプレイパネルの隔壁材料と隔壁形成方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料は、ガラス粉末と耐火性フィラー粉末を含み、ガラス粉末が第一のガラス粉末と、第一のガラス粉末より低い軟化点を有する第二のガラス粉末からなり、第一のガラス粉末の軟化点Ts1と第二のガラス粉末の軟化点Ts2の温度差△Tsが45℃以内、第一のガラス粉末の軟化点Ts1及び第二のガラス粉末の軟化点Ts2が何れも510〜600℃の範囲内にあることを特徴とする。
【0011】
また本発明のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法は、上記隔壁材料を用いて基板上に所定形状の隔壁材料層を形成した後、焼成することを特徴とする。
【0012】
なお、本発明における軟化点Tsは、マクロ型示差熱分析計を用いて測定された示差熱分析曲線から読み取られる温度を意味する。ガラスを示差熱分析すると、図1の示差熱分析曲線が示すように、測定開始後第1の変曲点1が現れ、ガラス転移領域におけるガラスの比熱の急激な変化に伴う吸熱が生じる。次に第2の変曲点が現れ、吸熱状態が一定になる。さらに、第3、第4、第5の変曲点が現れる。ここで、第4の変曲点を軟化点と定めている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の隔壁材料は、軟化点の異なる少なくとも2種類のガラス粉末と耐火性フィラー粉末を含む。本発明におけるガラス粉末は、いずれも焼成により軟化して緻密な隔壁を形成する働きを有する。一方、耐火性フィラー粉末は骨材であり、隔壁材料の形状を維持する働きがある。
【0014】
さらに本発明で使用する2種類のガラス粉末は、軟化点が焼成温度付近にあり、しかも両者の軟化点差が大きくないガラスを選択している。これによって焼成温度幅が広がり、炉内温度にバラツキが生じても緻密で形状維持性に優れた隔壁を形成することができる。
【0015】
焼成温度幅が広くなる理由は次の通りである。つまり通常の隔壁材料は、1種類のガラス粉末を使用し、その軟化点付近で焼成される。このため仮に炉内温度が高温側に振れるとガラス粉末が軟化し過ぎて隔壁形状を保つことが困難になる。逆に低温側に振れると軟化が不十分になり、緻密に焼結することができなくなる。また焼成すると隔壁材料は一旦収縮するが、軟化が不十分であると隔壁頂部の稜線部分が取り残されて突出した状態となる。この突出部は欠けの原因となる。
【0016】
これに対して本発明の材料は、高軟化点側のガラス粉末(第一のガラス粉末)の軟化点Ts1及び低軟化点側のガラス粉末(第二のガラス粉末)の軟化点Ts2の付近の温度で焼成されるために、両ガラス粉末とも軟化するが、その軟化程度が異なる。つまり第一のガラス粉末は粘性がやや高い状態で留まり、一方で第二のガラス粉末は軟化が進んで粘性がやや低い状態となる。このため仮に炉内温度が高温側に振れた場合でも、第一のガラス粉末の軟化点Ts1を大きく超えない限り、第一のガラス粉末が軟化し過ぎることがなく、隔壁の形状を維持することが可能となる。逆に炉内温度が低温側に振れた場合でも、第二のガラス粉末の軟化点Ts2を大きく下回らない限り、第二のガラス粉末が緻密に焼結するのに十分な程度に軟化しており、緻密な隔壁を形成することができる。
【0017】
焼成温度幅を大きくするには第一及び第二のガラス粉末の軟化点の温度差△Tsを大きくすればよい。しかしこの差が大きくなると、第一及び/又は第二のガラス粉末の軟化点と焼成温度との温度差が大きくなって緻密性が低下したり、或いは形状維持性が低下したりする傾向が現れる。またこの差が大きすぎる場合は、焼成温度幅を大きくする効果も失われる。
【0018】
そこで本発明において第一及び第二のガラス粉末に求められる条件は、第一及び第二のガラス粉末の軟化点の温度差△Tsが45℃以内、好ましくは5〜45℃、さらに好ましくは5〜40℃であり、且つ第一及び第二のガラス粉末の軟化点(Ts1、Ts2)が何れも510〜600℃、好ましくは510〜595℃の範囲内にある。
【0019】
第一及び第二のガラス粉末の軟化点の温度差△Tsが45℃を超えると、緻密性と形状維持性とを両立することが困難になる。また焼成温度幅を大きくすることが難しくなる。
【0020】
また第一及び第二のガラス粉末の軟化点(Ts1、Ts2)の一方又は両方が510〜600℃の範囲外になると、当該ガラス粉末の軟化点(Ts1及び/又はTs2)と実際の焼成温度との温度差が大きくなる可能性が高くなり、緻密な隔壁を得ることができない、隔壁頂部に突出部が生じる等の欠点が現れる場合や、逆に軟化し過ぎて隔壁形状を維持できないという問題が生じ易い。
【0021】
本発明において使用する第一のガラス粉末は、上記条件を満たすものであれば制限はなく、第二のガラス粉末及び焼成温度との関係を考慮して選択すればよい。同様に第二のガラス粉末も上記条件を満たすものであれば制限はなく、第一のガラス粉末及び焼成温度との関係を考慮して選択すればよい。具体的には、第一のガラス粉末は軟化点Ts1550〜600℃、特に550〜590℃の範囲で適宜調整することが好ましく、第二のガラス粉末は軟化点Ts2510℃〜595℃、特に510〜570℃の範囲で適宜調整することが好ましい。
【0022】
また第一及び第二のガラス粉末にはどのような組成系を採用してもよいが、両者は同一の組成系であることが好ましい。
【0023】
なお鉛系のガラスを選択する場合、第一及び第二のガラス粉末としては、何れも質量%でPbO 50〜75%、B23 0.5〜20%、SiO2 5〜30%、Al23 0〜6%、CaO+MgO+SrO+BaO+ZnO 0〜10%、SnO2+TiO2+ZrO2 0〜6%の組成範囲内にあるガラスを採用することが好ましい。組成範囲の限定理由は以下の通りである。
【0024】
PbOは軟化点を下げる成分である。その含有量が上記範囲よりも少ないと軟化点が高くなり過ぎ、600℃以下の焼成では焼結性が不十分となりやすい。またその含有量が上記範囲よりも多くなると軟化点が低くなり過ぎ、530℃以上の焼成で隔壁形状を維持することが難しくなる。加えて熱膨張係数も高くなり、他の材料との整合性がとりにくくなる。なおPbOの好適な範囲は55〜70%である。
【0025】
23はガラス化範囲を広げる成分である。その含有量が上記範囲よりも少ないとガラス化が困難となり、逆に上記範囲よりも多いと耐アルカリ性が低下して
【0026】
サンドブラスト法におけるドライフィルムレジストの現像あるいは剥離工程で隔壁の劣化を招く。なおB23の好適な範囲は1〜20%である。特に第二のガラス粉末においては1〜15%であることが望ましい。
【0027】
SiO2はガラスの骨格を形成する成分である。その含有量が上記範囲よりも少ないと耐アルカリ性が低下し、上記範囲よりも多いと軟化点が高くなる。なおSiO2の好適な範囲は7〜30%である。
【0028】
Al23はガラスの分相性を制御すると同時に、B23との置換による導入により、軟化点を510〜600℃の範囲で任意に変更させる機能を有する成分である。Al23が上記範囲より多くなると軟化点が高くなりすぎる。なおAl23の好適な範囲は0〜5%である。特に第一のガラス粉末においては0〜3%であることが、また第二のガラス粉末においては0〜4%であることがそれぞれ望ましい。
【0029】
CaO、MgO、SrO、BaOおよびZnOは熱膨張係数を調整することのできる成分であり、その含有量が上記範囲よりも多くなると熱膨張係数が高くなり易い。なおこれらの成分の合量の好適な範囲は0〜10%である。またCaOの範囲は0〜10%、MgOの範囲は0〜10%、SrOの範囲は0〜10%、BaOの範囲は0〜10%およびZnOの範囲は0〜10%であることが望ましい。
【0030】
SnO2、TiO2及びZrO2はいずれもガラスの耐アルカリ性を向上させる成分である。これらの合計の含有量が上記範囲よりも多くなると軟化点が高くなるため好ましくない。なおこれらの成分の合量の好適な範囲は0〜6%である。またSnO2の範囲は0〜6%、TiO2の範囲は0〜6%及びZrO2の範囲は
0〜6%であることが望ましい。
【0031】
上記成分以外にも隔壁材料として要求される特性を損なわない範囲でLi2O、Na2O、K2O等のガラス成分が含まれてもよい。これらのガラス成分の含有量としては10質量%以下が好ましく、さらに好ましくは7質量%以下である。
【0032】
本発明のプラズマディスプレイ用隔壁材料は、質量比でガラス粉末60〜90%(特に70〜90%)と耐火性フィラー粉末10〜40%(特に10〜30%)であることが好ましい。耐火性フィラー粉末が10質量%未満である(即ち、ガラス粉末が90質量%を超える)と形状維持性が悪化する。一方、耐火性フィラー粉末が40質量%を超える(即ち、ガラス粉末が60質量%未満である)と焼結性が不十分となり緻密な隔壁を形成することが困難になる。
【0033】
また第一のガラス粉末と第二のガラス粉末の割合は質量比で8:2〜2:8、特に6:4〜4:6であることが好ましい。第一のガラス粉末の割合が多くなり過ぎると緻密な隔壁が得にくくなり、第二のガラス粉末が多くなり過ぎると形状維持性が低下する。
【0034】
本発明において使用する耐火性フィラー粉末は、焼成温度(500〜600℃)において軟化変形しないものであれば使用可能である。例えばアルミナ、酸化チタン、コージェライト、ムライト、シリカ等のセラミック粉末を単独又は組み合わせて使用すればよい。これらの中でも機械的強度の観点から特にアルミナを使用することが好ましい。
【0035】
次に、本発明のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料を用いた隔壁の形成方法を説明する。
【0036】
まず隔壁を形成するに当たり、本発明の隔壁材料は、例えばペーストやグリーンシートなどの形態にして使用される。
【0037】
ペーストの形態で用いる場合、上述した隔壁材料と共に、熱可塑性樹脂、可塑剤、溶剤等を使用する。隔壁材料のペースト中の含有量としては、30〜90質量%程度が一般的である。
【0038】
熱可塑性樹脂は、乾燥後の膜強度を高め、また柔軟性を付与する成分であり、その含有量は、0.1〜20質量%程度が一般的である。熱可塑性樹脂としてはポリブチルメタアクリレート、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタアクリレート、ポリエチルメタアクリレート、エチルセルロース等が使用可能であり、これらを単独あるいは混合して使用する。
【0039】
可塑剤は、乾燥速度をコントロールすると共に、乾燥膜に柔軟性を与える成分であり、その含有量は0〜10質量%程度が一般的である。可塑剤としてはブチルベンジルフタレート、ジオクチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジカプリルフタレート、ジブチルフタレート等が使用可能であり、これらを単独あるいは混合して使用する。
【0040】
溶剤は材料をペースト化するための材料であり、その含有量は10〜30質量%程度が一般的である。溶剤としては、例えばターピネオール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、2、2、4−トリメチル−1、3−ペンタジオールモノイソブチレート等を単独または混合して使用することができる。
【0041】
ペーストの作製は、隔壁材料、熱可塑性樹脂、可塑剤、溶剤等を用意し、これを所定の割合で混練することによりペーストとすることができる。
【0042】
このようなペーストを用いて隔壁材料層を形成にするには、まずこれらのペーストをスクリーン印刷法や一括コート法等を用いて塗布し、所定の膜厚の塗布層を形成した後、乾燥させ、次いでレジスト膜を形成し、露光・現像する。続いてサンドブラスト法を用いて不要な部分を除去すればよい。
【0043】
グリーンシートの形態で使用する場合、上記隔壁材料と共に、熱可塑性樹脂、可塑剤等を使用する。
【0044】
隔壁材料のグリーンシート中の含有量は、60〜80質量%程度が一般的である。
【0045】
熱可塑性樹脂及び可塑剤としては、上記ペーストの調製の際に用いられるのと同様の熱可塑性樹脂及び可塑剤を用いることができ、熱可塑性樹脂の混合割合としては、5〜30質量%程度が一般的であり、可塑剤の混合割合としては、0〜10質量%程度が一般的である。
【0046】
グリーンシートを作製する一般的な方法としては、上記隔壁材料と、熱可塑性樹脂及び可塑剤とを用意し、これらに、トルエン等の主溶媒や、イソプロピルアルコール等の補助溶媒を添加してスラリーとし、このスラリーをドクターブレード法によって、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のフィルムの上にシート成形する。シート成形後、乾燥させることによって溶媒や溶剤を除去し、グリーンシートとすることができる。
【0047】
このようにして得られたグリーンシートを、隔壁材料層を形成すべき箇所に熱圧着した後に、上述のペーストの場合と同様にして所定の隔壁の形状に加工する。
【0048】
上記の説明においては、隔壁形成方法として、ペーストまたはグリーンシートを用いたサンドブラスト法を例にして説明しているが、これらの方法に限定されるものではなく、印刷積層法、リフトオフ法、感光性ペースト法、感光性グリーンシート法、プレス成形法などその他の形成方法を採用することもできる。
【0049】
ところでサンドブラスト法により隔壁が形成される場合、およそ次の様に行われる。すなわち、膜厚約200μmの隔壁材料の乾燥膜上にドライフィルムレジストをラミネートして、隔壁を形成する箇所をマスクする。次にマスクされていない部分を、サンドブラスト装置にてブラスト材を吹き付けて切削、除去することでなされる。
【0050】
以上のようにして所定形状の隔壁材料層を形成した後、焼成することにより、背面ガラス基板上に隔壁を形成することができる。焼成温度は、高軟化点ガラスである第一のガラス粉末が軟化融着するのに十分な温度で行えばよく、他の部材の耐熱性等を考慮して530〜600℃、特に530〜590℃の間で適宜決定すればよい。また焼成温度を、第一のガラス粉末の軟化点Ts1及び第二のガラス粉末の軟化点Ts2との温度差がそれぞれ35℃以内となる温度に設定すれば、緻密で形状維持性の高い隔壁を形成することが容易になる。また焼成温度を、第一のガラス粉末の軟化点Ts1以下、且つ第二のガラス粉末の軟化点Ts2以上となる温度に設定すれば、低温側及び高温側ともに広い焼成温度幅を得ることができる。
【0051】
【実施例】
以下、実施例に基づき、本発明のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料について説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施例により限定されるものではない。
【0052】
[ガラス粉末の調製]
表1に示すガラス組成となるように、各種酸化物、炭酸塩等のガラス原料を調合し、均一に混合した後、白金坩堝に入れ、1250℃で2時間溶融して均一なガラス体を得た。これをアルミナボールミルで粉砕し、目開き53μmの網篩で分級した。
【0053】
得られたガラス粉末について軟化点を測定した。軟化点は、マクロ型示差熱分析計により測定し、第4の変曲点の値を軟化点とした。
【0054】
【表1】

Figure 0004214377
【0055】
[隔壁材料の評価]
表2、3に示す配合割合となるように、各ガラス粉末a〜dとアルミナ粉末を混合した。なお、表2、3に示す配合割合は質量%を示している。
【0056】
上記のようにして得られたガラス粉末とアルミナ粉末の混合物を、エチルセルロースのターピネオール溶液と混練してペーストにした後、このペーストを窓板ガラスの上にスクリーン印刷法で塗布し、厚み200μmの層を3枚形成した。200μmの層を形成した3枚は、この上にドライフィルムレジスト(DFR)をラミネートして、次にこのレジストをマスクとしてサンドブラスト法により、レジストで覆われていない部分を除去して、所定の形状を有する隔壁材料層を形成した。
【0057】
次に、形成された隔壁材料層を、表に示す焼成温度(T1)、焼成温度+20℃(T2)、焼成温度−30℃(T3)でそれぞれ10分間焼成した。焼成温度(T1)で焼成した隔壁の高さをH1、焼成温度+20℃(T2)で焼成した隔壁の高さをH2、焼成温度−30℃(T3)で焼成した隔壁の高さをH3とし、その変化率を以下の様な計算式により求め、隔壁材料としての形状維持性を評価した。
【0058】
△Hh=H2/H1×100
【0059】
△Hl=H3/H1×100
【0060】
なお隔壁の高さ(H1、H2、H3)は、隔壁の断面をSEM観察し、その写真上から求めた。△Hhおよび△Hlの値が96%以上であれば、形状維持性は良好と判断した。
【0061】
さらに、焼成温度T1で焼成した隔壁について、隔壁頂部の断面形状及び内部の空隙部の有無をSEM観察によって評価した。隔壁頂部の断面形状は、欠けがある場合、頂部中央が凹み、稜線部部分に突出部が存在する場合、又は流動し過ぎて頂部両端にエッジ部分が存在せず、なだらかになっている場合は不良であるとして「×」で現わし、それ以外は良好として「○」で評価した。内部の空隙の有無は、空隙部分が認められない場合は良好として「○」で表し、空隙部分が認められる場合は不良として「×」で表した。
【0062】
【表2】
Figure 0004214377
【0063】
【表3】
Figure 0004214377
【0064】
表2、3の結果から明らかなように、本発明に従うNo.1〜6の実施例は、△Hhおよび△Hlが97〜100%であり、焼成温度幅が広かった。また隔壁頂部の断面形状が良好であり、内部の空隙もなかったため、緻密に焼結し、しかも形状維持性に優れた材料であることが確認された。
【0065】
一方、比較例である試料No.7は、緻密に焼結したが、焼成温度幅は実施例の各試料と比較して狭く、しかも形状維持性も劣っていた。
【0066】
【発明の効果】
本発明の隔壁材料は、焼成温度幅が広く、緻密で形状維持性に優れた隔壁を形成することができる。それゆえプラズマディスプレイパネルの大型化に十分対応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】示差熱分析曲線を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第一の変曲点
2 第二の変曲点
3 第三の変曲点
4 第四の変曲点(軟化点)
5 第五の変曲点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a partition material for a plasma display panel and a method for forming the same.
[0002]
[Prior art]
The plasma display panel is a self-luminous flat display that has excellent characteristics such as light weight, thinness, high viewing angle, etc., and can have a large screen, making it one of the most promising display devices. It is attracting attention as.
[0003]
In general, a plasma display panel is provided with a front glass substrate and a rear glass substrate facing each other, and a large number of partition walls (also referred to as barrier ribs) for separating gas discharge portions are formed in a space between the substrates. ing. As a material for forming the partition wall, a material in which glass powder and ceramic powder are mixed is widely used. For example, alumina, zircon, zirconia, titania, inorganic pigments, etc. are added to PbO—B 2 O 3 glass powder. Those containing ceramic refractory filler powder are widely used. In addition, materials using high melting point glass powder instead of ceramic refractory filler powder (for example, Patent Documents 1 and 2) are also known. A material (for example, Patent Documents 1 and 3) in which two types of glass are used in combination as a glass powder has also been proposed. These partition materials are required to be able to be densely fired by firing at 500 to 600 ° C. and to maintain a predetermined shape accurately even after firing.
[0004]
As a method for forming the partition, a printing lamination method, a sand blasting method, or the like is known. The printing lamination method is a method in which a partition wall is formed by repeatedly printing a plurality of times by screen printing on a portion where a partition wall is to be formed, and by laminating and forming a partition wall material layer having a predetermined shape by baking. .
[0005]
The sand blasting method is applied after paste is applied by screen printing and then dried, or by using a green sheet or batch coating method, etc., directly on the back glass substrate so that the partition wall material layer has a predetermined thickness, or for address protection When the dielectric layer is formed, it is formed over the entire surface. Furthermore, after laminating a DFR (dry film resist) on it, exposing and developing, a portion where the resist film is not formed is removed by sandblasting to form a partition wall material layer having a predetermined shape, and then firing. This is a method of forming a partition wall.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-4-337226 [Patent Document 2]
JP 2001-294444 A [Patent Document 3]
JP 2002-50280 A
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the conventional partition material for a plasma display panel has a defect that the firing temperature width is very narrow. Therefore, it is necessary to strictly control the firing temperature in order to obtain a dense partition wall having excellent shape maintainability.
[0008]
However, with the recent increase in the size of plasma display panels, it has become difficult to form dense partition walls having excellent shape maintainability over the entire panel. This is because the temperature distribution in the furnace of the firing furnace varies, and the temperature difference between the central part and the peripheral part of the panel increases as the panel size increases.
[0009]
An object of the present invention is to provide a barrier rib material and barrier rib forming method of a plasma display panel that can form a barrier rib having a wide firing temperature range, a dense barrier rib having excellent shape maintainability.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The partition wall material for a plasma display panel of the present invention comprises a glass powder and a refractory filler powder, the glass powder comprising a first glass powder and a second glass powder having a lower softening point than the first glass powder, The temperature difference ΔTs between the softening point Ts 1 of the first glass powder and the softening point Ts 2 of the second glass powder is within 45 ° C., the softening point Ts 1 of the first glass powder and the softening point of the second glass powder. All of Ts 2 are in the range of 510 to 600 ° C.
[0011]
Further, the method for forming a partition wall of a plasma display panel according to the present invention is characterized in that a partition wall material layer having a predetermined shape is formed on a substrate using the partition wall material and then fired.
[0012]
In addition, the softening point Ts in this invention means the temperature read from the differential thermal analysis curve measured using the macro-type differential thermal analyzer. When the differential thermal analysis of the glass is performed, as shown in the differential thermal analysis curve of FIG. 1, the first inflection point 1 appears after the start of measurement, and an endotherm is generated due to a rapid change in the specific heat of the glass in the glass transition region. Next, a second inflection point appears and the endothermic state becomes constant. Furthermore, third, fourth, and fifth inflection points appear. Here, the fourth inflection point is defined as the softening point.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The partition material of the present invention includes at least two types of glass powders having different softening points and a refractory filler powder. The glass powder in the present invention has a function of softening by firing to form dense partition walls. On the other hand, the refractory filler powder is an aggregate and functions to maintain the shape of the partition wall material.
[0014]
Furthermore, as the two types of glass powders used in the present invention, a glass having a softening point near the firing temperature and a difference between the two softening points is not selected. As a result, the firing temperature range is widened, and a dense partition wall having excellent shape maintainability can be formed even if the furnace temperature varies.
[0015]
The reason why the firing temperature range is wide is as follows. That is, a normal partition wall material uses one kind of glass powder and is fired near its softening point. For this reason, if the furnace temperature fluctuates to the high temperature side, the glass powder becomes too soft and it becomes difficult to maintain the partition wall shape. On the other hand, if it swings to the low temperature side, the softening becomes insufficient and it becomes impossible to sinter densely. Further, when fired, the partition wall material once contracts, but if the softening is insufficient, the ridge line portion at the top of the partition wall is left and protrudes. This protrusion causes a chip.
[0016]
Material of the present invention, on the other hand, the high softening point side glass powder (the first glass powder) softening point Ts 1 and a low softening point side of the glass powder (the second glass powder) softening point Ts 2 Since both glass powders are softened because they are fired at a nearby temperature, the degree of softening is different. That is, the first glass powder remains in a slightly high viscosity state, while the second glass powder is softened and becomes in a slightly low viscosity state. For this reason, even if the furnace temperature fluctuates to the high temperature side, the first glass powder is not excessively softened and the shape of the partition wall is maintained unless the softening point Ts 1 of the first glass powder is greatly exceeded. It becomes possible. On the other hand, even when the furnace temperature fluctuates to the low temperature side, the second glass powder softens to a sufficient degree to sinter densely as long as it does not greatly fall below the softening point Ts 2 of the second glass powder. Thus, a dense partition can be formed.
[0017]
In order to increase the firing temperature range, the temperature difference ΔTs between the softening points of the first and second glass powders may be increased. However, when this difference becomes large, the temperature difference between the softening point of the first and / or second glass powder and the firing temperature becomes large, and there is a tendency that the compactness decreases or the shape maintainability decreases. . If this difference is too large, the effect of increasing the firing temperature range is lost.
[0018]
Therefore, the conditions required for the first and second glass powders in the present invention are such that the temperature difference ΔTs between the softening points of the first and second glass powders is within 45 ° C., preferably 5 to 45 ° C., more preferably 5 The softening points (Ts 1 , Ts 2 ) of the first and second glass powders are all in the range of 510 to 600 ° C., preferably 510 to 595 ° C.
[0019]
When the temperature difference ΔTs between the softening points of the first and second glass powders exceeds 45 ° C., it becomes difficult to achieve both compactness and shape maintainability. Moreover, it becomes difficult to increase the firing temperature range.
[0020]
When one or both of the softening points (Ts 1 , Ts 2 ) of the first and second glass powders are outside the range of 510 to 600 ° C., the softening point (Ts 1 and / or Ts 2 ) of the glass powders There is a high possibility that the temperature difference from the actual firing temperature will be large, and if a defect such as a dense partition cannot be obtained or a protrusion is formed on the top of the partition appears, or conversely, the partition shape becomes too soft. The problem that it cannot be maintained is likely to occur.
[0021]
The first glass powder used in the present invention is not limited as long as the above conditions are satisfied, and may be selected in consideration of the relationship between the second glass powder and the firing temperature. Similarly, the second glass powder is not limited as long as it satisfies the above conditions, and may be selected in consideration of the relationship between the first glass powder and the firing temperature. Specifically, the first glass powder preferably has a softening point Ts 1 of 550 to 600 ° C., particularly preferably 550 to 590 ° C., and the second glass powder has a softening point Ts 2 of 510 ° C. It is preferable to adjust appropriately in the range of 595 ° C., particularly 510-570 ° C.
[0022]
Further, any composition system may be adopted for the first and second glass powders, but it is preferable that both are the same composition system.
[0023]
In the case of selecting a glass lead-based, as the first and second glass powders, both PbO 50 to 75% by mass%, B 2 O 3 0.5~20% , SiO 2 5~30%, It is preferable to employ a glass having a composition range of Al 2 O 3 0-6%, CaO + MgO + SrO + BaO + ZnO 0-10%, SnO 2 + TiO 2 + ZrO 2 0-6%. The reasons for limiting the composition range are as follows.
[0024]
PbO is a component that lowers the softening point. If the content is less than the above range, the softening point becomes too high, and sintering at 600 ° C. or lower tends to result in insufficient sinterability. Moreover, when the content exceeds the above range, the softening point becomes too low, and it becomes difficult to maintain the partition wall shape by baking at 530 ° C. or higher. In addition, the coefficient of thermal expansion also increases, making it difficult to achieve consistency with other materials. In addition, the suitable range of PbO is 55 to 70%.
[0025]
B 2 O 3 is a component that widens the vitrification range. If the content is less than the above range, vitrification becomes difficult. Conversely, if the content is more than the above range, the alkali resistance decreases.
The development of the dry film resist in the sandblasting method or the peeling process causes deterioration of the partition walls. Note preferable range of B 2 O 3 is 1-20%. Particularly in the second glass powder, 1 to 15% is desirable.
[0027]
SiO 2 is a component that forms a glass skeleton. When the content is less than the above range, the alkali resistance is lowered, and when the content is more than the above range, the softening point is increased. Incidentally preferred range of SiO 2 is 7 to 30%.
[0028]
Al 2 O 3 is a component having a function of controlling the phase separation of the glass and at the same time arbitrarily changing the softening point in the range of 510 to 600 ° C. by introduction by substitution with B 2 O 3 . When Al 2 O 3 exceeds the above range, the softening point becomes too high. Incidentally suitable range of Al 2 O 3 is 0 to 5%. In particular, it is preferably 0 to 3% in the first glass powder and 0 to 4% in the second glass powder.
[0029]
CaO, MgO, SrO, BaO, and ZnO are components that can adjust the thermal expansion coefficient. When the content exceeds the above range, the thermal expansion coefficient tends to increase. In addition, the suitable range of the total amount of these components is 0 to 10%. The CaO range is preferably 0 to 10%, the MgO range is 0 to 10%, the SrO range is 0 to 10%, the BaO range is 0 to 10%, and the ZnO range is preferably 0 to 10%. .
[0030]
SnO 2 , TiO 2 and ZrO 2 are all components that improve the alkali resistance of the glass. When the total content is larger than the above range, the softening point is increased, which is not preferable. In addition, the suitable range of the total amount of these components is 0 to 6%. The SnO 2 range is preferably 0 to 6%, the TiO 2 range is 0 to 6%, and the ZrO 2 range is preferably 0 to 6%.
[0031]
In addition to the above components, glass components such as Li 2 O, Na 2 O, and K 2 O may be included as long as the properties required for the partition wall material are not impaired. As content of these glass components, 10 mass% or less is preferable, More preferably, it is 7 mass% or less.
[0032]
It is preferable that the partition material for plasma display of this invention is 60-90% (especially 70-90%) of glass powder and 10-40% (especially 10-30%) of refractory filler powders by mass ratio. When the refractory filler powder is less than 10% by mass (that is, the glass powder exceeds 90% by mass), the shape maintaining property is deteriorated. On the other hand, if the refractory filler powder exceeds 40% by mass (that is, the glass powder is less than 60% by mass), the sinterability becomes insufficient and it becomes difficult to form a dense partition.
[0033]
Moreover, it is preferable that the ratio of the 1st glass powder and the 2nd glass powder is 8: 2 to 2: 8 by mass ratio, especially 6: 4 to 4: 6. If the proportion of the first glass powder is too large, it will be difficult to obtain a dense partition, and if the amount of the second glass powder is too large, the shape maintainability will be reduced.
[0034]
The refractory filler powder used in the present invention can be used as long as it does not soften and deform at the firing temperature (500 to 600 ° C.). For example, ceramic powders such as alumina, titanium oxide, cordierite, mullite, and silica may be used alone or in combination. Among these, it is particularly preferable to use alumina from the viewpoint of mechanical strength.
[0035]
Next, a method for forming a partition using the partition material for a plasma display panel of the present invention will be described.
[0036]
First, when forming a partition, the partition material of the present invention is used in the form of, for example, a paste or a green sheet.
[0037]
When used in the form of a paste, a thermoplastic resin, a plasticizer, a solvent, or the like is used together with the partition material described above. As content in the paste of a partition material, about 30-90 mass% is common.
[0038]
The thermoplastic resin is a component that increases the film strength after drying and imparts flexibility, and the content is generally about 0.1 to 20% by mass. As the thermoplastic resin, polybutyl methacrylate, polyvinyl butyral, polymethyl methacrylate, polyethyl methacrylate, ethyl cellulose and the like can be used, and these are used alone or in combination.
[0039]
The plasticizer is a component that controls the drying speed and imparts flexibility to the dry film, and the content thereof is generally about 0 to 10% by mass. As the plasticizer, butylbenzyl phthalate, dioctyl phthalate, diisooctyl phthalate, dicapryl phthalate, dibutyl phthalate and the like can be used, and these are used alone or in combination.
[0040]
The solvent is a material for pasting the material, and its content is generally about 10 to 30% by mass. As the solvent, for example, terpineol, diethylene glycol monobutyl ether acetate, 2,2,4-trimethyl-1,3-pentadiol monoisobutyrate or the like can be used alone or in combination.
[0041]
The paste can be prepared by preparing a partition wall material, a thermoplastic resin, a plasticizer, a solvent and the like and kneading them at a predetermined ratio.
[0042]
In order to form a partition wall material layer using such a paste, these pastes are first applied using a screen printing method, a batch coating method, or the like to form a coating layer having a predetermined film thickness, and then dried. Then, a resist film is formed, exposed and developed. Subsequently, an unnecessary portion may be removed using a sandblast method.
[0043]
When used in the form of a green sheet, a thermoplastic resin, a plasticizer or the like is used together with the partition material.
[0044]
The content of the partition wall material in the green sheet is generally about 60 to 80% by mass.
[0045]
As the thermoplastic resin and the plasticizer, the same thermoplastic resin and plasticizer used in the preparation of the paste can be used, and the mixing ratio of the thermoplastic resin is about 5 to 30% by mass. Generally, the mixing ratio of the plasticizer is generally about 0 to 10% by mass.
[0046]
As a general method for producing a green sheet, the partition wall material, a thermoplastic resin and a plasticizer are prepared, and a main solvent such as toluene and an auxiliary solvent such as isopropyl alcohol are added to these to form a slurry. The slurry is formed into a sheet on a film of polyethylene terephthalate (PET) or the like by the doctor blade method. After forming the sheet, the solvent and the solvent can be removed by drying to obtain a green sheet.
[0047]
The green sheet thus obtained is thermocompression-bonded at a location where the partition wall material layer is to be formed, and then processed into a predetermined partition shape in the same manner as in the case of the paste described above.
[0048]
In the above description, the sandblasting method using paste or green sheet is described as an example of the partition wall forming method, but the method is not limited to these methods, and is not limited to the printing lamination method, lift-off method, photosensitivity. Other forming methods such as a paste method, a photosensitive green sheet method, and a press molding method can also be employed.
[0049]
By the way, when a partition is formed by the sandblast method, it is performed as follows. That is, a dry film resist is laminated on a dry film of a partition wall material having a film thickness of about 200 μm, and a portion where the partition wall is formed is masked. Next, an unmasked portion is cut and removed by spraying a blast material with a sand blasting apparatus.
[0050]
By forming the partition wall material layer having a predetermined shape as described above and then firing, the partition walls can be formed on the rear glass substrate. The firing temperature may be a temperature sufficient to soften and fuse the first glass powder, which is a high softening point glass. 530 to 600 ° C., particularly 530 to 590, considering the heat resistance of other members. What is necessary is just to determine suitably between ° C. Further, if the firing temperature is set to a temperature at which the temperature difference between the softening point Ts 1 of the first glass powder and the softening point Ts 2 of the second glass powder is within 35 ° C., it is dense and has high shape maintaining ability. It becomes easy to form the partition. Moreover, if the firing temperature is set to a temperature that is not higher than the softening point Ts 1 of the first glass powder and not lower than the softening point Ts 2 of the second glass powder, a wide firing temperature range can be obtained on both the low temperature side and the high temperature side. Can do.
[0051]
【Example】
Hereinafter, the partition material for a plasma display panel of the present invention will be described based on examples. However, the present invention is not limited to the following examples.
[0052]
[Preparation of glass powder]
After preparing glass materials such as various oxides and carbonates so as to have the glass composition shown in Table 1 and mixing them uniformly, they are put in a platinum crucible and melted at 1250 ° C. for 2 hours to obtain a uniform glass body. It was. This was pulverized with an alumina ball mill and classified with a mesh sieve having an opening of 53 μm.
[0053]
The softening point of the obtained glass powder was measured. The softening point was measured with a macro differential thermal analyzer, and the value of the fourth inflection point was taken as the softening point.
[0054]
[Table 1]
Figure 0004214377
[0055]
[Evaluation of partition material]
The glass powders a to d and the alumina powder were mixed so that the blending ratios shown in Tables 2 and 3 were obtained. In addition, the mixture ratio shown to Table 2, 3 has shown the mass%.
[0056]
A mixture of the glass powder and alumina powder obtained as described above was kneaded with a terpineol solution of ethyl cellulose to make a paste, and this paste was applied on a window glass by a screen printing method to form a layer having a thickness of 200 μm. Three sheets were formed. Three of the 200 μm layers were laminated with a dry film resist (DFR), and then the part not covered with the resist was removed by sandblasting using this resist as a mask. A partition wall material layer was formed.
[0057]
Next, the formed partition wall material layer was fired for 10 minutes at a firing temperature (T 1 ), a firing temperature + 20 ° C. (T 2 ), and a firing temperature −30 ° C. (T 3 ) as shown in the table. The height of the partition wall fired at the firing temperature (T 1 ) is H 1 , the height of the partition wall fired at the firing temperature + 20 ° C. (T 2 ) is H 2 , and the partition wall fired at the firing temperature −30 ° C. (T 3 ). The height was set to H 3, and the rate of change was determined by the following calculation formula, and the shape maintenance property as a partition wall material was evaluated.
[0058]
ΔHh = H 2 / H 1 × 100
[0059]
ΔHl = H 3 / H 1 × 100
[0060]
The height of the partition walls (H 1 , H 2 , H 3 ) was determined from the photograph of the section of the partition walls observed by SEM. If the values of ΔHh and ΔHl were 96% or more, the shape maintainability was judged to be good.
[0061]
Further, for the partition walls fired at the firing temperature T 1 , the cross-sectional shape of the top of the partition walls and the presence or absence of internal voids were evaluated by SEM observation. When the cross-sectional shape of the top of the partition wall is chipped, the center of the top is recessed, and there is a protruding part in the ridge line part, or there is no edge part at both ends of the top part due to excessive flow, and the part is gentle It was indicated by “x” as being defective, and evaluated as “good” as being otherwise good. The presence / absence of internal voids was indicated as “good” as good when no voids were observed, and “x” as defective when voids were observed.
[0062]
[Table 2]
Figure 0004214377
[0063]
[Table 3]
Figure 0004214377
[0064]
As is apparent from the results in Tables 2 and 3, No. 1 according to the present invention. In Examples 1 to 6, ΔHh and ΔHl were 97 to 100%, and the firing temperature range was wide. Moreover, since the cross-sectional shape of the top of the partition wall was good and there were no internal voids, it was confirmed that the material was sintered densely and was excellent in shape maintainability.
[0065]
On the other hand, sample No. which is a comparative example. No. 7 was sintered densely, but the firing temperature range was narrower than that of each sample of the example, and the shape maintaining property was inferior.
[0066]
【The invention's effect】
The partition wall material of the present invention has a wide firing temperature range, and can form a dense partition wall having excellent shape maintainability. Therefore, it is possible to sufficiently cope with the enlargement of the plasma display panel.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a differential thermal analysis curve.
[Explanation of symbols]
1 1st inflection point 2 2nd inflection point 3 3rd inflection point 4 4th inflection point (softening point)
5 Fifth inflection point

Claims (12)

ガラス粉末と耐火性フィラー粉末を含み、ガラス粉末が第一のガラス粉末と、第一のガラス粉末より低い軟化点を有する第二のガラス粉末からなり、第一のガラス粉末の軟化点Ts1と第二のガラス粉末の軟化点Ts2の温度差△Tsが45℃以内、第一のガラス粉末の軟化点Ts1及び第二のガラス粉末の軟化点Ts2が何れも510〜600℃の範囲内にあることを特徴とするプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。A glass powder and a refractory filler powder, the glass powder comprising a first glass powder and a second glass powder having a softening point lower than that of the first glass powder, and the softening point Ts 1 of the first glass powder; The temperature difference ΔTs of the softening point Ts 2 of the second glass powder is within 45 ° C., and the softening point Ts 1 of the first glass powder and the softening point Ts 2 of the second glass powder are both in the range of 510 to 600 ° C. A barrier rib material for a plasma display panel, characterized by being in the interior. 質量比で、ガラス粉末が60〜90%と、耐火性フィラー粉末が10〜40%であることを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。  The partition material for a plasma display panel according to claim 1, wherein the glass powder is 60 to 90% by mass and the refractory filler powder is 10 to 40%. 第一のガラス粉末と第二のガラス粉末とが質量比で2:8〜8:2であることを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。  The partition material for a plasma display panel according to claim 1, wherein the first glass powder and the second glass powder are in a mass ratio of 2: 8 to 8: 2. 第一のガラス粉末の軟化点Ts1550〜600℃であることを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。PDP barrier ribs material according to claim 1, wherein the softening point Ts 1 of the first glass powder is 550 to 600 ° C.. 第二のガラス粉末の軟化点Ts2510〜595℃であることを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。PDP barrier ribs material according to claim 1, wherein the softening point Ts 2 of the second glass powder is 510 ~595 ℃. 第一のガラス粉末が、質量%でPbO 50〜75%、B23 0.5〜20%、SiO2 5〜30%、Al23 0〜6%、CaO+MgO+SrO+BaO+ZnO 0〜10%、SnO2+TiO2+ZrO2 0〜6%の組成を有することを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。The first glass powder, PbO 50 to 75% by mass%, B 2 O 3 0.5~20% , SiO 2 5~30%, Al 2 O 3 0~6%, CaO + MgO + SrO + BaO + 0~10% ZnO, SnO The barrier rib material for a plasma display panel according to claim 1, wherein the barrier rib material has a composition of 2 + TiO 2 + ZrO 2 0 to 6%. 第二のガラス粉末が、質量%でPbO 50〜75%、B23 0.5〜20%、SiO2 5〜30%、Al23 0〜6%、CaO+MgO+SrO+BaO+ZnO 0〜10%、SnO2+TiO2+ZrO2 0〜6%の組成を有することを特徴とする請求項1のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料。Second glass powder, PbO 50 to 75% by mass%, B 2 O 3 0.5~20% , SiO 2 5~30%, Al 2 O 3 0~6%, CaO + MgO + SrO + BaO + 0~10% ZnO, SnO The barrier rib material for a plasma display panel according to claim 1, wherein the barrier rib material has a composition of 2 + TiO 2 + ZrO 2 0 to 6%. 請求項1〜7の何れかに記載のプラズマディスプレイパネル用隔壁材料を用いて基板上に所定形状の隔壁材料層を形成した後、焼成することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。  A method for forming a partition for a plasma display panel, comprising: forming a partition wall material layer having a predetermined shape on a substrate using the partition wall material for a plasma display panel according to any one of claims 1 to 7, and then firing the layer. 第一のガラス粉末が軟化融着するのに十分な温度で焼成することを特徴とする請求項8のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。  9. The method for forming partition walls of a plasma display panel according to claim 8, wherein the first glass powder is fired at a temperature sufficient to soften and fuse the glass powder. 530〜600℃の温度で焼成することを特徴とする請求項8のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。 The method for forming a partition wall of a plasma display panel according to claim 8, wherein firing is performed at a temperature of 530 to 600 ° C. 第一のガラス粉末の軟化点Ts1との温度差が35℃以内、且つ第二のガラス粉末の軟化点Ts2との温度差が35℃以内の温度で焼成することを特徴とする請求項8のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。The temperature difference from the softening point Ts 1 of the first glass powder is within 35 ° C., and the temperature difference from the softening point Ts 2 of the second glass powder is within 35 ° C. 8. A method for forming partition walls of a plasma display panel according to 8. 第一のガラス粉末の軟化点Ts1以下の温度で、且つ第二のガラス粉末の軟化点Ts2以上の温度で焼成することを特徴とする請求項8のプラズマディスプレイパネルの隔壁形成方法。Softening point Ts 1 below the temperature of the first glass powder, and forming barrier ribs method as claimed in claim 8, wherein the firing in the second softening point Ts 2 or more temperature of the glass powder.
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