JP4214017B2 - Construction method of building wall structure for air conditioning - Google Patents
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Description
本発明は、建物内に空間を画成する壁体を形成しつつ冷温熱を放射する冷暖房用建物壁構造の施工方法に関するものであり、特に、低コストで快適な冷暖房居住環境を確保した上で、リニューアルや後工事、小規模建物等に及ぶ幅広い適用が可能な冷暖房用建物壁構造の施工方法に関するものである。 The present invention relates to a method for constructing a building wall structure for cooling and heating that radiates cooling and heating while forming a wall body that defines a space in the building, and in particular, after ensuring a low-cost and comfortable cooling and heating living environment. Thus, the present invention relates to a construction method of a building wall structure for cooling and heating that can be widely applied to renewal, post-construction, small buildings, and the like.
従来、輻射冷暖房のために、建物壁に取付ける輻射パネルの例が、特許文献1のように、知られている。これは、プラスターボードの壁体にラスを介して熱輻射部を取付け、この熱輻射部は、成形硬化材中に温水管とともに補強材を埋設したものであり、これにより、温度サイクルによる周期的な熱応力変化を受けてもパネルのクラックを防止するようにしたものである。しかし、上記熱輻射部は、壁体の構成に加えて熱輻射のための構成を要することから、構成の複雑化によるコストの問題とともに、壁体が熱輻射部から大きな荷重負荷を受けるので、壁体の全面を熱輻射部とすることは実質的に困難であった。この問題を解決するために、本発明者は、特許文献2に記載の間仕切パネルを先に提案した。この間仕切パネルは、全面熱輻射が可能な冷暖房用建物壁構造を構成するPCパネルとして工場生産してその寸法精度および自立強度を確保しつつ簡易な構成により低コスト化を可能とし、その結果、大きな壁パネル全面の輻射冷暖房による快適な居住環境を低コストで享受することを可能とするものである。
Conventionally, the example of the radiation panel attached to a building wall for radiation cooling / heating is known like patent document 1. FIG. This is because the heat radiation part is attached to the wall of the plaster board via a lath, and this heat radiation part is formed by embedding a reinforcing material together with the hot water pipe in the molding hardened material, and thereby, the periodicity due to the temperature cycle. The panel is prevented from cracking even if it receives a change in thermal stress. However, since the heat radiation part requires a structure for heat radiation in addition to the structure of the wall body, the wall body receives a large load from the heat radiation part together with the cost problem due to the complexity of the structure, It was substantially difficult to make the entire surface of the wall a heat radiation part. In order to solve this problem, the present inventor previously proposed a partition panel described in
しかし、上記間仕切パネルによる建物壁構造は、低コストで快適な居住環境を提供できるものの、その施工の際に大きな重量を取扱うための重機等の特別なハンドリング手段を建設現場に設置する必要があることから、大規模な新設建物の工事に適用が限定されるという問題を内包している。
解決しようとする問題点は、上記間仕切パネルによる建物壁構造の施工が重機設置を条件とする施工方法の制限から適用範囲が限定され、すなわち、リニューアルや後工事への適用ができないので、大きな輻射冷暖房パネルによる快適な居住環境を低コストで享受できるというその特徴を十分には生かすことができなっかた点にある。 The problem to be solved is that the application range of the building wall structure with the above partition panel is limited due to the limitation of the construction method that requires the installation of heavy machinery, that is, it cannot be applied to renewal or post-construction. The feature is that it is not possible to make full use of the feature of being able to enjoy a comfortable living environment by the air conditioning panel at low cost.
請求項1に係る発明は、建物躯体に固定されて同建物の内部に空間を画成する壁体からなり、この壁体の表面温度を制御することにより冷温熱を放射する冷暖房用建物壁構造の施工方法であって、
上記壁体を、互いに離間して対向配置した2枚の板材からなる中空体によって形成し、
その板材の少なくとも一部を熱伝導材により形成した熱放射部とすると共に、この熱放射部に対して熱交換可能に熱媒体を強制貫流するための流路を同中空体の内部空間に形成し、
さらに、施工現場で、上記内部空間に蓄熱材を充填することを特徴とする。
The invention according to claim 1 is a building wall structure for cooling and heating which is composed of a wall body which is fixed to a building frame and defines a space inside the building, and which radiates cold and hot heat by controlling the surface temperature of the wall body. The construction method of
The wall body is formed by a hollow body made of two plate members arranged to face each other at a distance,
At least a part of the plate material is a heat radiating part formed of a heat conductive material, and a flow path for forcibly passing a heat medium through the heat radiating part is formed in the internal space of the hollow body. And
Furthermore, the heat storage material is filled in the internal space at the construction site .
請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記蓄熱材には、流路を形成する熱伝導性のパイプ材を埋設したことを特徴とする
The invention according to
請求項3に係る発明は、請求項1の発明において、前記2枚の板材には両者間を所定距離に位置決めするためのスペーサを設けることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the two plate members are provided with a spacer for positioning the two plates at a predetermined distance .
請求項4に係る発明は、請求項3記載の発明において、前記スペーサの両端には、2枚の板材との間に着脱可能な嵌合部を介設したことを特徴とする。
The invention according to
2枚の板材からなる中空体の内部空間に蓄熱材を充填するので、強度と合わせて蓄熱性を確保することができる。また、この蓄熱材を施工現場で充填するので、充填するまでは壁体(建築壁構造)が軽量であり、リニューアルや部分回収の際の後工事などの小規模の工事にも利用可能となる(請求項1)。
また、スペーサを設けた場合は、現場充填の際の施工性を向上することができる(請求項3,4)。 Since the heat storage material is filled in the internal space of the hollow body made of two plates, the heat storage property can be ensured together with the strength. In addition, since this heat storage material is filled at the construction site, the wall (building wall structure) is lightweight until it is filled, and it can be used for small-scale construction such as renewal and post-recovery for partial recovery. (Claim 1) .
Moreover, when a spacer is provided, the workability at the time of on-site filling can be improved (
本発明の建物壁構造を構成する冷暖房用建物壁パネルは、中空壁体によるものとPC板によるものとの2つの態様を有する。それぞれについて以下に説明する。 The building wall panel for cooling and heating that constitutes the building wall structure of the present invention has two modes: a hollow wall body and a PC board. Each will be described below.
(構成例1)
図1は、本発明の建物壁構造を構成する冷暖房用建物壁パネル(構成例1)の要部斜視図、図2は、その拡大断面図である。冷暖房用建物壁パネル1(以下において、単に「壁パネル」と称する。)は、図示せぬ建物躯体に固定されて同建物内部に空間を画成する壁体であり、この壁体1は、互いに離間して対向配置した単位寸法幅Wの2枚の板材2,2からなる中空体によって形成し、その板材2,2は放熱用の金属板、または、その少なくとも一部を金属板等の熱伝導材により形成した熱放射部2aとするとともに、この熱放射部2aに対して熱交換可能に気体による熱媒体を強制貫流するための流路3を同中空体の内部空間に形成する。
(Configuration example 1)
FIG. 1 is a perspective view of a main part of a building wall panel for cooling and heating (configuration example 1) constituting the building wall structure of the present invention, and FIG. 2 is an enlarged sectional view thereof. A building wall panel 1 for air conditioning (hereinafter, simply referred to as a “wall panel”) is a wall body that is fixed to a building housing (not shown) and defines a space inside the building. Formed by a hollow body composed of two
壁体1は、各階床の高さ、または、床と天井の内装材Iに達する高さに形成し、建物躯体Bに上下端または側端を固定して横並びに連接配置することにより一体形成の間仕切り壁体を構成する。単位となるそれぞれの壁体1の流路3には、熱媒体の供給口4、排出口5を形成する。供給口4と排出口5を壁体1の側端部に形成した場合は、連接配置した各壁体1…の流路3を横に連通し、その両側端部を全体の供給口および排出口とすることができる。その他、供給口4は、上端部、上部壁面等に形成することができる。この供給口4には、空気、また、必要により酸素分圧等を調節した調節気体等を加熱または冷却する熱交換部等による熱源部6から送出部7を経由し、接続する送出ダクト8を介して熱媒体を強制貫流し、排出口5には排出ダクト9を接続し、必要により吸引排気用の排出部10を設ける。
The wall body 1 is formed at the height of each floor or the height reaching the interior material I of the floor and ceiling, and is integrally formed by fixing the upper and lower ends or side edges to the building frame B and arranging them side by side. A partition wall body is formed. A heat
上記構成の冷暖房用建物壁パネル1は、中空状の壁体によって構成され、その壁体1内に形成した流路3により熱媒体が強制貫流され、その冷温熱が熱放射部2aを介して室内Rに放射されるので、簡易な構成により、快適な冷暖房環境を形成することができる。したがって、冷暖房用建物壁パネル1による建物壁構造は、快適な壁面輻射冷暖房を低コストで施工可能とするとともに、その中空壁体の軽量性により施工性が確保されることから、施工現場において必要に応じた施工態様を選択することができるので、大規模建物の新設施工に限ることなく、小規模建物を含め、リニューアル工事や部分改修のための後工事等にまで幅広く適用することができる。
The building wall panel 1 for cooling and heating having the above-described configuration is constituted by a hollow wall body, the heat medium is forced through the
(構成例2)
以下において、前記同様の部材はその符号を付すことによって説明を省略する。
図3の冷暖房用建物壁パネル11は、2枚の穴あき板材12,12によって前記同様に壁体を構成する。穴あき板材12,12には、板材を貫通して流路3の熱媒体を室内Rに排出が可能な1以上の貫通孔5aを形成する。貫通孔5aは、図示のように壁体11の全面に等距離に配置した多数の細孔とし、また、大きな開口による貫通孔5bと壁体11の排出口5を必要により組み合わせ、または選択することにより、熱媒体の直接作用による冷暖房の速効性と多様な室内通気制御が可能となる。
(Configuration example 2)
Hereinafter, the same members as those described above are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
The
壁体11の具体的な構成は、図4(a)の断面図に示すように、穴あき板材12,12には、熱伝導板を裏打材13、13として固着し、流路3から室内Rに達する貫通孔5aを形成する。壁体11の上端および下端には嵌込み溝14,15を形成し、それぞれと対応するけんどん構成の垂材16および幅木17を建物躯体Bに取付けることによって固定手段を形成し、壁体11を嵌込み操作して建物躯体Bに固定することによって間仕切りを形成する。穴あき板材12,12は、裏打材13、13によって間仕切りとしての自立強度を簡易に確保することができる。
As shown in the cross-sectional view of FIG. 4A, the specific structure of the
また、上記単一流路3によるシングル構成に対してこれを熱放射部ごとに前後に分割しダブル構成の例については、図4(b)の断面図に示すように、壁体11の中央に断熱材による仕切部18を設け、流路3を2つに分けることにより、両側の部屋R1,R2を各別に冷暖房制御することが可能となる。
In addition, with respect to the single configuration by the
(構成例3)
図5の透視正面図に示す冷暖房用建物壁パネル21は、図6のシングル構成とダブル構成の拡大断面図(a)(b)に示すように、網目材によって自立可能に形成した籠体22とその両表面に装着した穴あき材23、23とによって構成する。籠体22は、エキスパンドメタル等を所定厚さの壁状に成形し、その上部と下部をボルト等による固定手段24,25を介して建物躯体Bに固定する。表面の穴あき材23、23は、布材、不織布等の通気性を主とする素材を含む多様な内装材から選択して籠体22に取付ける。
(Configuration example 3)
The
上記構成の冷暖房用建物壁パネル21による建物壁構造は、中空壁体を網目材によるかご構成とすることにより、自立強度を確保するとともに、通気性を有する幅広い仕上材の適用が可能となる。貫通孔を中空壁体に均等配置した場合は、その一様な吐出空気によって室内を横切る水平層流通気状態となり、快適な居住環境を形成することができる。この水平層流通気は、流線別に通気を占用することができるので、占用幅内について個別のクリーン通気を要する医療用を含め、健康で快適な居住環境を低コストで形成することができる。
The building wall structure with the
(構成例4)
図7の透視正面図に示す冷暖房用建物壁パネル31は、その拡大断面図を図8に示すように、隙間を挟んで相対する2枚の板材32,32と、これらの板材32,32の間の隙間に配置した管路33と、これらの周囲空間を上記隙間の範囲で充実するコンクリート等による充填材34とからなる成形体であり、スペーサ35、保持材36等を内設して施工現場にて充填成形可能に構成する。
(Configuration example 4)
The
2枚の板材32,32は、充填材34から受けた冷温熱を外方に放射する放熱板である。
その上部には、充填材34を内部空間に充填するためのパネル開口37を形成する。管路33は、熱媒体の冷温熱を充填材34に伝える熱伝導性の架橋ポリエチレン材等によるパイプ材であり、熱媒体を強制貫流するための供給口33aと排出口33bをその両端に備える。この供給口33aと排出口33bは2枚の板材32,32のパネル開口37において給排管38と接続する。充填材34は、間仕切壁としての自立強度を有するコンクリート等の充填材であり、かつ、管路33と板材32との間で冷温熱を伝える熱伝導材を使用する。
The two
A
スペーサ35は、その両端を2枚の板材32,32の内面側に取付けることによって所定距離に離間保持する。このスペーサ35の両端には、2枚の板材32,32との間で着脱可能に嵌合固定するための嵌合部35a,35aを介設する。保持材36は、溶接メッシュ等の網目状部材によって形成し、スペーサ35に固定した上でパイプ材による管路33を取付けることにより位置決め保持する。
The
上記構成の冷暖房用建物壁パネル31は、垂材16および幅木17を建物躯体Bに取付けた上で未充填の状態で間仕切壁として建て込み、パネル開口37から生コンクリート等の充填固化する充填材または後に抜き取り可能な流動性材料による充填材を充填施工することにより、特別な重機を要することなく、簡易に熱放射間仕切壁を形成することができる。また、嵌合部35a,35aにより施工性を確保することができる。この冷暖房用建物壁パネル31による間仕切壁は、パネル開口37において管路33を給排管38と接続し、冷温熱媒体を強制貫流させることにより、充填材34を介して2枚の板材32,32から室内に冷温熱が放射される。この場合、充填材34の熱容量を大きくとることによって蓄熱材として安定した温度環境を得ることができる。
The
また、上記冷暖房用建物壁パネル31は、図8(c)のように、その内部を熱放射部ごとに前後に分ける仕切部39を設け、これを断熱材によって形成することにより、片側づつ個別の冷暖房制御が可能となる。さらに、図9のように、パネル表面に凹凸面を形成した板材32aを使用することにより、大きな放熱面積を大きく確保することができるので、効率の良い冷暖房が可能となる。
In addition, as shown in FIG. 8C, the
(構成例5)
図10の断面図に示す建物壁構造を構成する冷暖房用建物壁パネル41は、その要部拡大断面図を図11に示すように、熱媒体を強制貫流するためのパイプ材による管路33を内設したプレキャストコンクリート成形によるPC板42に断熱材43および外装材44を片面に取付けた外断熱式外壁パネルとして工場生産により予め構成し、これを建物躯体Bの外周に取付けることにより建物の外壁を構成する。
(Configuration example 5)
The building wall panel 41 for cooling and heating constituting the building wall structure shown in the cross-sectional view of FIG. 10 has a
詳細に説明すると、冷暖房用建物壁パネル41は、外壁強度を確保するための構造用鉄筋45…をタテヨコ方向に配し、その端部を連結部45a…として外周に突出して工場生産により金型成形する。建物躯体B側には、冷暖房用建物壁パネル41を取付けるための挿筋46…を突設した上で、外壁施工の際に、この施工部位の至近位置まで冷暖房用建物壁パネル41を運搬し、建物外部からのリフト操作等により建物躯体Bの外周に冷暖房用建物壁パネル41を嵌め込む。この冷暖房用建物壁パネル41の外周の連結部45a…と建物躯体Bの挿筋46…との間を溶接連結した上で隙間をモルタル等の熱伝導性の充填材47によって充填成形する。建物躯体Bの外周面には、ベランダ等の躯体延出部Cを除き、断熱材43aおよび外装材44aを取付ける。
More specifically, the building wall panel 41 for cooling and heating is provided with
上記構成の冷暖房用建物壁パネル41による建物壁構造は、外装付PCパネルとして構成することにより、構造外壁としてのパネル強度を容易に確保できるとともに、戸外からの外側施工の適用によって施工上の大きな自由度を有することから、リニューアルや部分改修の際の後工事、小規模建物に及ぶ幅広い適用が可能となる。 The building wall structure by the building wall panel 41 for cooling and heating having the above configuration can be easily secured as a panel wall as a structural outer wall by configuring it as a PC panel with an exterior, and it can be greatly constructed by applying outside construction from the outside. Since it has a degree of freedom, it can be applied to a wide range of applications, including post-renovation and partial renovation, and small buildings.
また、冷暖房の際は、管路33に冷温水を熱媒体として強制貫流することによって外壁側から室内に冷温熱が放射されるので、戸外の気象条件の影響を最小限度に抑えることができるとともに、外壁に沿って家具等を配置した際の家具背面側の空気滞留による結露問題を解消することができる。特に、充填材47によって冷暖房用建物壁パネル41と建物躯体Bとを熱的に一体化することにより、ベランダ等の躯体延出部Cによって発生する冷橋現象を遮断することができるので、いわゆる外断熱工法によっても解決し得なかった冷橋問題を防止して躯体延出部Cによる付加構成と室内居住環境との両立を達成することができる。
Also, during cooling and heating, cold and hot heat is radiated from the outer wall side into the room by forcibly flowing cold and hot water through the
このように、外壁に適用するべく冷暖房用建物壁パネル41を構成することにより、間仕切PCパネル等の重量による施工上の適用制限を受けることなく、間仕切りパネルによる冷暖房によっては達成の困難な均一な室内環境を容易に確保することができる。 In this way, by configuring the building wall panel 41 for cooling and heating to be applied to the outer wall, it is difficult to achieve uniform heating, which is difficult to achieve by cooling and heating with the partition panel, without being restricted in construction due to the weight of the partition PC panel or the like. The indoor environment can be easily secured.
また、外装付PCパネルにアジャスト連結手段を組み込んだ建物壁構造の構成例を図12に示すように、冷暖房用建物壁パネル51は、アジャスト連結手段によって建物躯体Bに対して位置合わせした後、充填材47によって埋め込むように充填成形することにより外壁を建て込むことができる。
In addition, as shown in FIG. 12, the
詳細には、地上側のリフト手段によって冷暖房用建物壁パネル51を建物躯体Bに嵌め込んだ後、インサート金具53を介してPC板42下端に螺合したレベル調整用のボルト52を建物躯体B側のプレート54で受けてボルト52によりレベル調整し、また、PC板42上部に螺合したボルト55によって建物躯体B側のアングルピース56にパネル上部を固定する。発泡ウレタン等の断熱材43bを隙間に吹き込み、シーリング材44bで防水施工し、ボルト52、55、アングルピース56等のアジャスト連結手段を含め、隙間を充填材47によって埋め込むことにより、PCパネルによる外壁を形成することができる。
Specifically, after the
なお、冷暖房用建物壁パネル41、51の断熱材43を削除することにより、その外側空間を含めた冷暖房が可能となり、また、中間に断熱材による仕切部を挟んでいわゆるダブル構成とすることにより、外壁としての壁パネルの内外を個別に冷暖房制御することができる。これらの冷暖房効果については、前述の2つの板材からなる中空壁体による冷暖房用建物壁パネルを外壁に適用する建物壁構造の場合についても同様の作用効果を有することが明らかであることから、それぞれの説明を省略する。
In addition, by removing the
本発明の冷暖房用建物壁構造は、低コストで快適な壁面輻射冷暖房を可能とするとともに、大規模建物の新設施工に限ることなく、小規模建物を含め、リニューアル施工や後工事による部分改修等にまで幅広く適用することができる。 The building wall structure for cooling and heating according to the present invention enables low-cost and comfortable wall surface radiant cooling and heating, and is not limited to new construction of large-scale buildings, including small-scale buildings, renovation and partial renovation by post-construction, etc. It can be applied widely.
1 冷暖房用建物壁パネル(壁体)
2 板材
2a 熱放射部
3 流路
4 供給口
5 排出口
5a 貫通孔
5b 貫通孔
7 送出部
8 送出ダクト
11 冷暖房用建物壁パネル(壁体)
12 板材
13 裏打材
18 仕切部
21 冷暖房用建物壁パネル(壁体)
22 籠体
23 穴あき材
31 冷暖房用建物壁パネル(壁体)
32 板材
32a 板材
33a 供給口
33b 排出口
33 管路
34 充填材
35 スペーサ
35a 嵌合部
36 保持材
37 パネル開口
38 給排管
39 仕切部
41 冷暖房用建物壁パネル(壁体)
42 PC板
43 断熱材
44 外装材
45 構造用鉄筋
45a 連結部
46 挿筋
47 充填材
B 建物躯体
C 躯体延出部
R,R1,R2 室内
W 単位寸法幅
1 Building wall panels for air conditioning (walls)
2
12
22
32
42
Claims (4)
上記壁体を、互いに離間して対向配置した2枚の板材からなる中空体によって形成し、
その板材の少なくとも一部を熱伝導材により形成した熱放射部とすると共に、この熱放射部に対して熱交換可能に熱媒体を強制貫流するための流路を同中空体の内部空間に形成し、
さらに、施工現場で、上記内部空間に蓄熱材を充填することを特徴とする冷暖房用建物壁構造の施工方法。 It is a construction method of a building wall structure for cooling and heating that consists of a wall body that is fixed to the building frame and that defines a space inside the building, and that radiates cold and hot heat by controlling the surface temperature of the wall body ,
The wall body is formed by a hollow body made of two plate members spaced from each other and facing each other,
At least a part of the plate material is a heat radiating part formed of a heat conductive material, and a flow path for forcibly passing a heat medium through the heat radiating part is formed in the internal space of the hollow body. And
Furthermore, the construction method of the building wall structure for air conditioning which fills the said internal space with a thermal storage material at a construction site.
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