JP4212635B1 - 音声入力装置及びその製造方法、並びに、情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の振動膜を有する第1のマイクロフォン710−1と、第2の振動膜を有する第2のマイクロフォン710−2と、第1の電圧信号と、第2の電圧信号の差分信号を生成する差分信号生成部720とを含み、前記第1及び第2の振動膜は、雑音強度比が入力音声成分の強度に対する比率を示す入力音声強度比よりも小さくなるように配置され、差分信号生成部720は、第1の電圧信号に所定のゲインを与えるゲイン部760と、ゲイン部によって所定のゲインを与えられた第1の電圧信号と、第2の電圧信号の差分信号を生成して出力する差分信号出力部740とを含む。
【選択図】図34
Description
第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、
第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号とに基づき第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成する差分信号生成部とを含む音声入力装置であって、
前記第1及び第2の振動膜は、
前記差分信号に含まれる雑音成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記雑音成分の強度に対する比率を示す雑音強度比が、前記差分信号に含まれる入力音声成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記入力音声成分の強度に対する比率を示す入力音声強度比よりも小さくなるように配置され、
前記差分信号生成部は、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号に所定のゲインを与えるゲイン部と、
前記ゲイン部によって所定のゲインを与えられた第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号を入力して、所定のゲインを与えられた第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成して出力する差分信号出力部とを含むことを特徴とする。
前記差分信号生成部は、
所定の端子にかかる電圧または流れる電流に応じて増幅率が変化するよう構成されたゲイン部と、
前記所定の端子にかかる電圧または流れる電流を制御するゲイン制御部を含み、
前記ゲイン制御部は、
複数の抵抗が直列または並列に接続された抵抗アレーを含み、前記抵抗アレーを構成する抵抗体又は導体の一部を切断する、もしくは少なくとも1つの抵抗体を含み、該抵抗体の一部を切断することでゲイン部の所定の端子にかかる電圧または流れる電流を変更可能に構成されていることを特徴とする。
前記差分信号生成部は、
前記差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号を受け取り、受けとった第1の電圧信号と第2の電圧信号に基づいて、差分信号が生成される際の第1の電圧信号と第2の電圧信号との振幅差を検出して、検出結果に基づき振幅差信号を生成して出力する振幅差検出部と、
前記振幅差信号に基づき、前記ゲイン部における増幅率を変化させる制御を行うゲイン制御部と、を含むことを特徴とする。
前記ゲイン制御部は、
前記ゲイン部の出力信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号の振幅の差が、いずれかの信号に対して所定の割合以下になるように、または所定レベルのノイズ抑圧効果が得るようにゲイン部の増幅率を制御することを特徴とする。
請求項3又は4のいずれかにおいて、
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンから等距離に設置された音源部を含み、
前記差分信号生成部は、
前記音源部からの音に基づいて前記ゲイン部における増幅率を変化させる制御を行うことを特徴とする。
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンで受音した音源部からの音に基づきゲイン部出力と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号の信号振幅が等しくなるように調整してもよい。
音声入力装置であって、
第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、
第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号とに基づき第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成する差分信号生成部と、
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンから等距離に設置された音源部を含み、
前記差分信号生成部は、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号に所定のゲインを与えるゲイン部と、
前記差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号を受け取り、受けとった第1の電圧信号と第2の電圧信号に基づいて、差分信号が生成される際の第1の電圧信号と第2の電圧信号の振幅差を検出して、検出結果に基づき振幅差信号を生成して出力する振幅差検出部と、
前記振幅差信号に基づき、前記ゲイン部における増幅率を変化させる制御を行うゲイン制御部と、を含み、
前記音源部からの音に基づいて前記第1の電圧信号と第2の電圧信号の振幅が等しくなるように前記ゲイン部における増幅率を調整することを特徴とする。
前記音源部は、単一周波数の音を発生する音源であることを特徴とする。
前記音源部の周波数は、可聴帯域外に設定されることを特徴とする。
前記振幅差検出部は、
差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号の前記単一周波数近傍帯域を通過させるバンドパスフィルタを含み、
前記バンドパスフィルタ通過後の前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号との振幅差を検出して、検出結果に基づき振幅差信号を生成することを特徴とする。
前記差分信号生成部は、
前記差分信号の高周波数域成分をカットするローパスフィルタ部を含むことを特徴とする。
前記ローパスフィルタ部は、1次の遮断特性を有するフィルタであることを特徴とする。
前記ローパスフィルタ部のカットオフ周波数は、1kHz以上、5kHz以下の間のいずれかの値に設定されることを特徴とする。
前記第1の電圧信号をアナログ・デジタル変換する第1のAD変換手段と、
前記第2の電圧信号をアナログ・デジタル変換する第2のAD変換手段と、をさらに含み、
前記差分信号生成部は、
前記第1のAD変換手段によってデジタル信号に変換された前記第1の電圧信号と、前記第2のAD変換手段によってデジタル信号に変換された前記第2の電圧信号と、に基づき第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成することを特徴とする。
音声入力装置であって、
第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、
第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号との差を示す差分信号を生成する差分信号生成部と、
を含み、
前記第1及び第2の振動膜は、前記差分信号に含まれる雑音成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記雑音成分の強度に対する比率を示す雑音強度比が、前記差分信号に含まれる入力音声成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記入力音声成分の強度に対する比率を示す入力音声強度比よりも小さくなるように配置されていることを特徴とする。
主面に凹部が形成された基部をさらに含み、
前記第1の振動膜は前記凹部の底面に設置され、
前記第2の振動膜は前記主面に設置されていることを特徴とする音声入力装置。
前記基部が、前記凹部に連通する開口が、前記主面における前記第2の振動膜の形成領域よりも、前記入力音声のモデル音源の近くに配置されるように設置されたことを特徴とする。
前記凹部は、前記開口と前記第2の振動膜の形成領域との間隔よりも浅いことを特徴とする。
主面に、第1の凹部と、前記第1の凹部よりも浅い第2の凹部が形成された基部をさらに含み、
前記第1の振動膜は前記第1の凹部の底面に設置され、
前記第2の振動膜は前記第2の凹部の底面に設置されていることを特徴とする。
前記基部が、前記第1の凹部に連通する第1の開口が、前記第2の凹部に連通する第2の開口よりも、前記入力音声のモデル音源の近くに配置されるように設置されたことを特徴とする。
前記第1及び第2の凹部の深さの差は、前記第1及び第2の開口の間隔よりも小さいことを特徴とする。
前記基部が、前記入力音声が、第1及び第2の振動膜に同時に到着するように設置されたことを特徴とする。
前記第1及び第2の振動膜は、法線が平行になるように配置されていることを特徴とする。
前記第1及び第2の振動膜は、法線が同一直線とならないように配置されていることを特徴とする。
前記第1及び第2のマイクロフォンは、半導体装置として構成されていることを特徴とする。
前記第1及び第2の振動膜の中心間距離は、5.2mm以下であることを特徴とする。
上記のいずれかに記載の音声入力装置と、
前記差分信号に基づいて、前記音声入力装置に入力された音声情報の解析処理を行う解析処理部と、を含むことを特徴とする情報処理システムである。
上記のいずれかに記載の音声入力装置と、
前記差分信号に基づいて、前記音声入力装置に入力された音声情報の解析処理を行うホストコンピュータと、を含み、
前記通信処理部によって、前記ホストコンピュータとのネットワークを介した通信処理を行うことを特徴とする情報処理システムである。
第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号との差を示す差分信号を生成する差分信号生成部と、を含む、雑音成分を除去する機能を有する接話型の音声入力装置を製造する方法であって、
前記第1及び第2の振動膜の中心間距離Δrと雑音の波長λとの比率を示すΔr/λの値と、前記差分信号に含まれる前記雑音成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記雑音成分の強度に対する比率を示す雑音強度比との対応関係を示すデータを用意する手順と、
前記データに基づいて、前記Δr/λの値を設定する手順と、
設定された前記Δr/λの値、及び、前記雑音の波長に基づいて、前記中心間距離を設定する手順と、
を含むことを特徴とする。
前記Δr/λの値を設定する手順では、
前記データに基づいて、前記雑音強度比が、前記差分信号に含まれる入力音声成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記入力音声成分の強度に対する比率を示す入力音声強度比よりも小さくなるように、前記Δr/λの値を設定することを特徴とする。
前記入力音声強度比は、前記入力音声の振幅成分に基づく強度比であることを特徴とする。
前記雑音強度比は、前記雑音成分の位相差に基づく強度比であることを特徴とする。
前記音声入力装置の差分信号生成部は、
所定の端子にかかる電圧または流れる電流に応じて、前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号に所定ゲインを与えるゲイン部と、
前記所定の端子にかかる電圧または流れる電流を制御するゲイン制御部と、
前記ゲイン部によって所定のゲインを与えられた第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号を入力して、所定のゲインを与えられた第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成して出力する差分信号出力部とを含んで構成され、
前記ゲイン制御部を複数の抵抗が直列または並列に接続された抵抗アレーを含むように構成し、前記抵抗アレーを構成する抵抗体又は導体の一部を切断する手順、又は前記ゲイン制御部を少なくとも1つの抵抗体を含むように構成し、該抵抗体の一部を切断する手順のいずれかの手順を含むことを特徴とする。
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンから等距離に音源を設置し、
前記音源部からの音に基づいて、第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンかとの振幅差を判定し、当該振幅差が所定の範囲内におさまる抵抗値となるように前記抵抗アレーを構成する抵抗体又は導体の一部、又は抵抗体の一部を切断することを特徴とする。
はじめに、図1〜図3を参照して、本発明を適用した実施の形態に係る音声入力装置1の構成について説明する。なお、以下に説明する音声入力装置1は、接話式の音声入力装置であって、例えば、携帯電話やトランシーバー等の音声通信機器や、入力された音声を解析する技術を利用した情報処理システム(音声認証システム、音声認識システム、コマンド生成システム、電子辞書、翻訳機や、音声入力方式のリモートコントローラなど)、あるいは、録音機器やアンプシステム(拡声器)、マイクシステムなどに適用することができる。
以下、本実施の形態に係る音声入力装置が採用する音声除去原理、及び、これを実現するための条件について説明する。
はじめに、本実施の形態に係る音声入力装置の雑音除去原理について説明する。
本実施の形態に係る音声入力装置は、先に説明したように、第1及び第2の電圧信号の差分を示す差分信号を、雑音を含まない入力音声信号であるとみなす。この音声入力装置によると、差分信号に含まれる雑音成分が、第1又は第2の電圧信号に含まれる雑音成分よりも小さくなれば、雑音除去機能が実現できたと評価することができる。詳しくは、差分信号に含まれる雑音成分の強度の、第1又は第2の電圧信号に含まれる雑音成分の強度に対する比を示す雑音強度比が、差分信号に含まれる音声成分の強度の、第1又は第2の電圧信号に含まれる音声成分の強度に対する比を示す音声強度比よりも小さくなれば、この雑音除去機能が実現されたと評価することができる。
以下、本実施の形態に係る音声入力装置の製造方法について説明する。本実施の形態では、第1及び第2の振動膜12,22の中心間距離Δrと雑音の波長λとの比率を示すΔr/λの値と、雑音強度比(雑音の位相成分に基づく強度比)との対応関係を示すデータを利用して、音声入力装置を製造する。
以下、本実施の形態に係る音声入力装置が奏する効果について説明する。
次に、本発明を適用した第2の実施の形態に係る音声入力装置について、図7を参照して説明する。
図13は第3の実施の形態の音声入力装置の構成の一例を示す図である。
図28、29は第4の実施の形態の音声入力装置の構成の一例を示す図である。
図20は第5の実施の形態の音声入力装置の構成の一例を示す図である。
図39は第6の実施の形態の音声入力装置の構成の一例を示す図である。
Claims (18)
- 音声入力装置であって、
第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、
第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号とに基づき第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成する差分信号生成部とを含み、
前記第1及び第2の振動膜は、
前記差分信号に含まれる雑音成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記雑音成分の強度に対する比率を示す雑音強度比が、前記差分信号に含まれる入力音声成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記入力音声成分の強度に対する比率を示す入力音声強度比よりも小さくなるように配置され、
前記差分信号生成部は、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号及び前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号の少なくとも一方に、前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号の振幅差を補正するための所定のゲインを与えるゲイン部と、
前記ゲイン部によって前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号の少なくとも一方に所定のゲインを与えられた後の第1の電圧信号と第2の電圧信号とを受け取り、受け取った第1の電圧信号と第2の電圧信号とに基づき差分信号を生成して出力する差分信号出力部とを含むことを特徴とする音声入力装置。 - 請求項1において、
前記ゲイン部は、
所定の端子にかかる電圧または流れる電流に応じて増幅率が変化するよう構成され、
前記差分信号生成部は、
前記所定の端子にかかる電圧または流れる電流を制御するゲイン制御部を含み、
前記ゲイン制御部は、
複数の抵抗が直列または並列に接続された抵抗アレーを含み、前記抵抗アレーを構成す
る抵抗体又は導体の一部を切断する、もしくは少なくとも1つの抵抗体を含み、該抵抗体の一部を切断することでゲイン部の所定の端子にかかる電圧または流れる電流が変更可能に構成されていることを特徴とする音声入力装置。 - 請求項1又は2のいずれかにおいて、
前記差分信号生成部は、
前記差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号を受け取り、受けとった第1の電圧信号と第2の電圧信号に基づいて、差分信号が生成される際の第1の電圧信号と第2の電圧信号との振幅差を検出して、検出結果に基づき振幅差信号を生成して出力する振幅差検出部と、
前記振幅差信号に基づき、前記ゲイン部における増幅率を調整するゲイン制御部と、を含むことを特徴とする音声入力装置。 - 請求項2又は3のいずれかにおいて、
前記ゲイン制御部は、
前記差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号との振幅の差が、いずれかの信号に対して所定の割合以下になるように、または所定のデシベルのノイズ抑圧効果を得るようにゲイン部の増幅率を調整することを特徴とする音声入力装置。 - 請求項3又は4のいずれかにおいて、
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンから等距離に設置された音源部を含み、
前記差分信号生成部は、
前記音源部からの音に基づいて前記ゲイン部における増幅率を調整することを特徴とする音声入力装置。 - 音声入力装置であって、
第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、
第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号とに基づき第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成する差分信号生成部と、
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンから等距離に設置された音源部を含み、
前記差分信号生成部は、
前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号及び前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号の少なくとも一方に、前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号の振幅差を補正するための所定のゲインを与えるゲイン部と、
前記差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号を受け取り、受けとった第1の電圧信号と第2の電圧信号に基づいて、差分信号が生成される際の第1の電圧信号と第2の電圧信号との振幅差を検出して、検出結果に基づき振幅差信号を生成して出力する振幅差検出部と、
前記振幅差信号に基づき、前記ゲイン部における増幅率を調整するゲイン制御部と、を含み、
前記音源部からの音に基づいて前記第1の電圧信号と第2の電圧信号の振幅が等しくなるように前記ゲイン部における増幅率を調整することを特徴とする音声入力装置。 - 請求項5又は6のいずれかにおいて、
前記音源部は、単一周波数の音を発生する音源であることを特徴とする音声入力装置。 - 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
前記音源部の周波数は、可聴帯域外に設定されることを特徴とする音声入力装置。 - 請求項7又は8のいずれかにおいて、
前記振幅差検出部は、
差分信号出力部の入力となる第1の電圧信号と第2の電圧信号の前記単一周波数近傍帯域を通過させるバンドパスフィルタを含み、
前記バンドパスフィルタ通過後の前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号との振幅差を検出して、検出結果に基づき振幅差信号を生成することを特徴とする音声入力装置。 - 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
前記差分信号生成部は、
前記差分信号の高域成分をカットするローパスフィルタ部を含むことを特徴とする音声入力装置。 - 請求項10において、
前記ローパスフィルタ部は、1次の遮断特性を有するフィルタであることを特徴とする音声入力装置。 - 請求項10又は11のいずれかにおいて、
前記ローパスフィルタ部のカットオフ周波数は、1kHz以上、5kHz以下のいずれかの値に設定されることを特徴とする音声入力装置。 - 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
前記第1の電圧信号をアナログ・デジタル変換する第1のAD変換手段と、
前記第2の電圧信号をアナログ・デジタル変換する第2のAD変換手段と、をさらに含み、
前記差分信号生成部は、
前記第1のAD変換手段によってデジタル信号に変換された前記第1の電圧信号と、前記第2のAD変換手段によってデジタル信号に変換された前記第2の電圧信号と、に基づき第1の電圧信号と第2の電圧信号の差分信号を生成することを特徴とする音声入力装置。 - 請求項1乃至13のいずれかにおいて、
前記第1及び第2のマイクロフォンは、半導体装置として構成されていることを特徴とする音声入力装置。 - 請求項1乃至14のいずれかにおいて、
前記第1及び第2の振動膜の中心間距離は、5.2mm以下であることを特徴とする音声入力装置。 - 第1の振動膜を有する第1のマイクロフォンと、第2の振動膜を有する第2のマイクロフォンと、前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号と、前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号との差を示す差分信号を生成する差分信号生成部と、を含む、雑音成分を除去する機能を有する音声入力装置を製造する方法であって、
前記音声入力装置の差分信号生成部は、
所定の端子にかかる電圧または流れる電流に応じて、前記第1のマイクロフォンで取得された第1の電圧信号及び前記第2のマイクロフォンで取得された第2の電圧信号の少なくとも一方に、前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号の振幅差を補正するための所定のゲインを与えるゲイン部と、
前記所定の端子にかかる電圧または流れる電流を調整するゲイン制御部と、
前記ゲイン部によって前記第1の電圧信号と前記第2の電圧信号の少なくとも一方に所
定のゲインを与えられた後の第1の電圧信号と第2の電圧信号とを受け取り、受け取った第1の電圧信号と第2の電圧信号とに基づき差分信号を生成して出力する差分信号出力部と、を含んで構成され、
前記第1及び第2の振動膜の中心間距離Δrと雑音の波長λとの比率を示すΔr/λの値と、前記差分信号に含まれる前記雑音成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記雑音成分の強度に対する比率を示す雑音強度比との対応関係を示すデータを用意する手順と、
前記データに基づいて、前記Δr/λの値を設定する手順と、
設定された前記Δr/λの値、及び、前記雑音の波長に基づいて、前記中心間距離を設定する手順と、
前記ゲイン制御部を複数の抵抗が直列または並列に接続された抵抗アレーを含むように構成し、前記抵抗アレーを構成する抵抗体又は導体の一部を切断する手順、又は前記ゲイン制御部を少なくとも1つの抵抗体を含むように構成し、該抵抗体の一部を切断する手順のいずれかの手順と、
を含むことを特徴とする音声入力装置の製造方法。 - 請求項16において、
前記Δr/λの値を設定する手順では、
前記データに基づいて、前記雑音強度比が、前記差分信号に含まれる入力音声成分の強度の、前記第1又は第2の電圧信号に含まれる前記入力音声成分の強度に対する比率を示す入力音声強度比よりも小さくなるように、前記Δr/λの値を設定することを特徴とする音声入力装置の製造方法。 - 請求項16又は17のいずれかにおいて、
前記ゲイン設定手順では、
前記第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンから等距離に音源を設置し、
前記音源部からの音に基づいて、第1のマイクロフォンおよび前記第2のマイクロフォンとの振幅差を判定し、当該振幅差が所定の範囲内におさまる抵抗値となるように前記抵抗アレーを構成する抵抗体又は導体の一部、又は前記少なくとも1つの抵抗体の一部を切断することを特徴とする音声入力装置の製造方法。
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