JP4212001B2 - 愛玩動物侵入規制用柵 - Google Patents
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Description
このような場所への愛玩動物の侵入を阻止するための柵として以下のようなものがある。
室内の所望の部屋に動物が進入することを防止するための室内用の柵であって、前記柵は、柱や壁などに対して着脱自在な取付部を有し、該取付部を互いに対面する柱や壁などに取付けることにより柱や壁などの間の空間を塞ぐことが可能であり、前記柵は、片手で操作することにより開閉可能な扉部を有していることを特徴とする室内動物用柵(特許文献1参照)。
また、柱等に押圧して取付けるために、一旦取付けると取外しの操作が煩雑である。
さらに、扉のようなものであることから、人の通行時には扉を開放するという動作が必要になり、操作が煩雑である。
側面パネルが正面パネルと交差方向に延出して自立可能になっている場合の例としては、平面視で、正面パネルと側面パネルが、略コ字状、H形状を形成するものがある。また、正面パネルと側面パネルが略コ字状を形成し、コ字の2片を構成する側面パネルと反対方向に支持部材が延出するようなものであってもよい。
ストッパの具体例としては、側面パネルを使用状態に開いたときに側面パネルと正面パネルの両方に連通する細孔を設けておき、この細穴にピンを挿通することが考えられる。
小扉を設けることで、愛玩動物侵入規制用柵を設置した状態で、愛玩動物の通行を可能にでき、状況に応じて愛玩動物の通行の可否を切り替えられるので便宜である。
前記正面パネルと前記側面パネルが、平面視で略コ字状を形成して自立可能に構成されると共に、コ字の2片を構成する側面パネルと反対方向に支持部材が延出して設けられ、
正面パネルと側面パネルは分解可能に構成されていることを特徴とするものである。
正面パネルと側面パネルを分離可能にすることで、収納時に分解できるので、収納がコンパクトにできる。
人の通行時に開閉できる扉を備えたことにより、正面パネルが跨げないような高さであっても人の通行を可能し、また、子供や身体に障害があり跨ぐことができない人の通行を可能にする。
また、側面パネルを設けていることから、正面パネルの側方からの愛玩動物の通行を防止することができる。つまり、側面パネルは単に正面パネルの自立を可能にしているのみではなく、正面パネルの側方からの愛玩動物のすり抜けを確実に防止する機能を備えている。
また、図4は正面図、図5は平面図、図6は底面図、図7は左側面図、図8は右側面図である。さらに、図9は図5において丸で囲んだA部の拡大図、図10は図5において丸で囲んだB部の拡大図である。また、図11は本実施の形態の動作を説明する説明図、図12は図11において丸で囲んだC部の拡大図、図13は図11において丸で囲んだD部の拡大図である。
以下、図1〜図13に基づいて本実施の形態を説明する。
正面パネル3は二枚のパネル3a、3bから構成されている。各パネル3a、3bの基本構成は同一であるので、以下においてはパネル3aについて説明し、パネル3bの同一構成部分には同一の符号を付す。
パネル3aは、高さが愛玩動物の通行を規制できると共に人が跨げる高さに設定された矩形状の枠部9と、その枠部内に設置した線材11によって構成されている(図1〜図4参照)。愛玩動物の通行を規制できると共に人が跨げる高さとしては、50cm〜65cmが好ましい。
枠部9の上横材の一端に側面パネル3の厚み分だけ側方に延出する延出部9aが設けられている(図1参照)。
線材11は主として縦方向に設置されているが、上下の一部に横方向の線材が各1本ずつ設置されている。つまり、正面パネルの中央部3/5の部分は縦方向の線材のみで構成されている。このようにしたのは、愛玩動物が足などを掛けないようにするためである。
前方に配置されたパネル3aの枠部9を構成する上下の横部材の先端部裏面側には2個の位置決用インサートナット13が設けられている(図3、図5参照)。また、後方に配置されたパネル3bの枠部9を構成する上下の横部材には複数の位置決用穴15が設けられている。後方のパネル3bに設けた複数の位置決用穴15の穴同士の間隔は前方に設けた2個の位置決用穴13の間隔の半分に設定されている。
正面パネル3の両側に取付けられた二枚の側面パネル5、7は基本的に同一の構成であるので、以下においては片側の側面パネル5について説明する。
側面パネル5は、図7に示すように、略矩形状の枠部17と、その枠内に設置された線材19とから構成されている。線材19は、正面パネル3と同様に、主として縦方向の線材からなり、上下の一部に横方向の線材が各1本ずつ設置されている。つまり、側面パネル5の中央部3/5の部分は縦方向の線材のみで構成されている。
側面パネル5の下部には略三角形の脚部21が設けられている。脚部21は、愛玩動物侵入規制用柵1の設置状態において、前面パネル3の前方に延出するようになっている。脚部21を設けることで、愛玩動物侵入規制用柵1の自立状態での安定性が向上する。
側面パネル5は、前面パネルに折り畳み可能に取付けられている。具体的には、側面パネル5と正面パネル3aとは、側面パネル5の前側の縦枠部材の内面側と、正面パネル3aの裏面一側に設置された柱部材23の上下二箇所に設けられた蝶番25によって回動可能に連結されている(図9、図10参照)。
蝶番25は、図3に示すように、側面パネル側(側面パネル7側を参照)に取付けた第1蝶番25aと前面パネル3a側に取付けた第2蝶番25bから構成され、これらが各パネルの上下2箇所に設けられている。そして、上段の第1蝶番25aは軸ピンから構成され、下段の第1蝶番25aは円筒部から構成されている。他方、第2蝶番25bは上下共に円筒部から構成されている。
このように構成された蝶番25においては、上段の第1蝶番25aに上段の第2蝶番25bを挿入し、さらに下段の第1蝶番25a及び第2蝶番25bの円筒部に軸ピン26を挿通することで、側面パネル5と前面パネル3aを回動可能に連結できる。また、両者を分離する際には、軸ピン26を抜き、前面パネル3aを持ち上げて上段の第1蝶番25aの軸ピンから第2蝶番25bの円筒部を抜くようにすればよい。
なお、側面パネル7側には柱部材は設けられておらず、側面パネル7は、図5及び図10、図13に示すように、側面パネル7と前面パネル3bの枠部9に設けた蝶番25によって前面パネル3bに回動可能かつ分離可能に取り付けられている
折り畳んだ状態では、図11の二点鎖線で示すように、両側の側面パネル5,7がほぼ面一になるので、収納するときに便宜である。
なお、図6に示すように、正面パネル3a、3b、側面パネル5、7の底面には、ゴム製の摩擦力増加部材31が設置されているので、壁や柱へ固定されていなくても、滑りが防止され安定している。
また、本実施の形態の愛玩動物侵入規制用柵1は、その高さを人が跨げる高さに設定しているので、人の通行時には跨ぐことができ、通行の際に何らの操作も不要である。
また、収納する際には、図11に示すように、前面パネル3a、3bをほぼ全面的に重ね合わせ、側面パネル5、7を前面パネル3側に回動させることで、コンパクトにすることができる。
さらに、図3に示すように、正面パネル3a、3b、側面パネル5、7は、軸ピン26を抜くだけで分離できるので、輸送時などには分解することで、さらにコンパクトにでき、また、組立も簡単である。
また、正面パネルは平面に限られず、左右あるいは上下に湾曲するようにしてもよい。
また、二枚の正面パネル3a、3bの幅調整機構として、一方に長孔を設け、長孔に挿通したネジで両者を任意の位置で固定するようにしてもよい。
小扉41を設けることで、愛玩動物侵入規制用柵を設置した状態で、愛玩動物の通行を可能にでき、状況に応じて愛玩動物の通行の可否を切り替えられるので便宜である。
このように、人の通行時に開閉できる扉を備えたことにより、正面パネルが跨ぐことができないような高さであっても人の通行を可能し、また、子供や身体に障害があり正面パネルを跨ぐことができない人の通行を可能にする。
3 正面パネル
5、7 側面パネル
Claims (7)
- 正面パネルと、該正面パネルの両側に設けられた側面パネルとを備えた愛玩動物侵入規制用柵であって、側面パネルは正面パネルと交差方向に延出して自立可能に構成され、かつ前記側面パネルは前記正面パネルに対して折り畳み可能に構成されていることを特徴とする愛玩動物侵入規制用柵。
- 側面パネルと正面パネルを回動可能に連結する連結部と、側面パネルを使用状態に開いたときに、側面パネルの回動を規制するストッパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の愛玩動物侵入規制用柵。
- 自立状態での安定性を向上させる脚部を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の愛玩動物侵入規制用柵。
- 正面パネルの一部に愛玩動物の通行を可能とする小扉を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の愛玩動物侵入規制用柵。
- 正面パネルは、50cm〜65cmの高さに設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の愛玩動物侵入規制用柵。
- 正面パネルと、該正面パネルの両側に設けられた側面パネルとを備えた愛玩動物侵入規制用柵であって、
前記正面パネルと前記側面パネルが、平面視で略コ字状を形成して自立可能に構成されると共に、コ字の2片を構成する側面パネルと反対方向に支持部材が延出して設けられ、
正面パネルと側面パネルは分解可能に構成されていることを特徴とする愛玩動物侵入規制用柵。 - 正面パネルは人の通行時に開閉できる扉を備えてなることを特徴とする請求項6に記載の愛玩動物侵入規制用柵。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2008-06-30 JP JP2008169750A patent/JP4212001B2/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7954456B2 (en) | 2004-11-24 | 2011-06-07 | Richell U.S.A., Inc. | Freestanding pet barrier |
US8230816B2 (en) | 2004-11-24 | 2012-07-31 | Richell U.S.A., Inc. | Freestanding pet barrier |
US8528257B2 (en) | 2011-03-04 | 2013-09-10 | Richell Corporation | Convertible pet barrier with a connection member |
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