JP4211653B2 - 映像生成システム - Google Patents

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本発明は、ズーミング機能を有する複数のカメラ(マルチカメラ)により広視野かつ高解像度の映像を撮影し、歪み補正を行い映像を生成、表示する方法及び装置に関する。
大画面ディスプレイの発展により、大画面の映像コンテンツが必要とされてきている。そのようなコンテンツを撮影するために、マルチカメラを利用した手法が提案されている。
従来のマルチカメラを用いた広視野の映像を撮影する方法としては、下記特許文献1,2に記載のように、広視野をカバーするように、立体的にかつ放射状に配置して撮影し、各カメラで撮影された映像をつなぎあわせることにより、広視野の映像を生成するものである。これらでは、全周映像を撮影するためのカメラ配置方法や撮影した映像から一部を切り出した映像を生成する方法などについて開示されている。
また,ズームつきカメラの歪曲収差を補正するシステムについては、下記特許文献3に記載のように、あるズーム値以上の場合に事前に設定した歪み補正曲線により補正する方法,または,下記特許文献4に記載のように、複数のズーム位置に対して、無限遠と最至近に対する歪曲収差補正データを記憶することにより、少ないデータで補正を可能とする方法が知られている。
米国特許6141034号 特開2001−94857号公報 特開平11−252431号公報 特開2000−125175号公報
しかしながら、上記の従来技術では、マルチカメラで撮影する際に、通常1台のカメラであれば可能であるズーミング機能について、マルチカメラにより実現する方法については示されていない。
また、マルチカメラにより撮影された映像をつなげる際には、各カメラ映像の歪みを補正することが重要となるが、上記特許文献3の従来技術では、ある範囲のズームを行った場合にのみ歪み補正を行うため、マルチカメラのカメラ間の映像のつなぎあわせについて考慮されていない。
さらに,上記特許文献4の従来技術では、記憶する歪み補正パラメータについて、被写体までの距離に応じた歪曲収差を補正するデータ量は削減しているが、カメラがとりうるすべてのズーム値に対して補正データを記憶するため、カメラのズーム値は離散的にならざるを得ず、ズーム値のステップを細かくする毎にデータが多くなる。
本発明は、撮影対象を複数の撮影手段に分けて撮影する映像生成/表示システムであって、複数の撮影手段によるズーム撮影を可能とすることを目的とする。
他の目的として、少ないデータ量により、カメラの歪みを補正し、自然な、広視野の、高解像度な映像を生成し、表示することを目的とする。
上記目的を達成するために、複数のズーム値に対応した歪み補正パラメータを記憶する手段と、前記記憶された歪み補正パラメータから現在のズーム値に応じた歪み補正パラメータを算出する手段と、マルチカメラを歪み補正後の各カメラの映像が重なりを持つように配置する手段と、各マルチカメラ映像から歪みのない一つの映像を生成する手段または、表示する手段を有するものである。また、ユーザからの要求によりズーミングを行うために、各カメラのズーム値を制御する手段を用いるものである。
本発明によれば、マルチカメラにより自然な広視野、高解像度の映像を生成、表示できるだけでなく、ズーム値に応じた歪み補正パラメータ算出とカメラ位置姿勢制御を利用することにより、少ない記憶容量により歪み補正されたズーム映像を生成、表示することが可能となる。
以下、実施例を用いて説明する。
以下、実施例の概要について、図2を用いて説明する。
本実施例では、N台のカメラから構成されるマルチカメラで、カメラ1(図中20)〜カメラN(図中21)で、撮影対象の一部又は全部をそれぞれ撮影する。
ユーザは希望のズームになるように、映像表示手段39を見ながらズーム値をズーム値協調制御手段24に入力し、ズーム操作を行う。ズーム値協調制御手段24は、あらかじめ設定しておいた、ユーザの入力に応じた各カメラのズーム値をカメラ1〜カメラNに設定する。同時に、ズーム値協調制御手段24はカメラ位置姿勢協調制御手段25にズーム値情報を伝達し、カメラ位置姿勢協調制御手段25は、事前に視野角記憶手段26に記憶しておいた各カメラの映像の歪み補正後の視野角を用い、ズーム値に応じて各カメラの映像が重なりを持つように求めたカメラの位置と向きになるよう、各カメラを制御する。
続いて、カメラ1の映像についての歪み補正について説明する。図中28のズーム値対応補正パラメータ算出手段1は、カメラ1の複数のズーム値に対応した補正パラメータ記憶手段1(図中30)に記憶されたデータを用い、ズーム値協調制御手段24により設定されたズーム値に対応した補正パラメータを算出し、ズーム値対応補正パラメータ記憶手段1(図中32)へ記憶する。カメラ映像補正手段1(図中36)はズーム値対応補正パラメータ記憶手段1に記憶された補正パラメータを利用し、カメラ1で撮影された映像の歪みをリアルタイムに補正する。
同様に、各カメラでも歪み補正を行う。カメラNにおいては、補正パラメータ記憶手段N(図中31)に記憶された複数のズーム値に対応した歪み補正パラメータを利用し、ズーム値対応補正パラメータ算出手段(図中29)により、現在のカメラNのズーム値に対応した補正パラメータを算出し、ズーム値対応補正パラメータ記憶手段N(図中33)に記憶する。そして、ズーム値対応補正パラメータ記憶手段Nに記憶されたデータを用い、カメラ映像補正手段N(図中37)は、カメラNの映像をリアルタイムに補正する。
映像合成手段38は各カメラの歪み補正された映像を入力とし、各映像の重なりを利用して1つの映像を生成する。映像表示手段39は、映像合成手段にて生成された映像、あるいは、カメラ映像補正手段1〜Nにより出力された各カメラの歪み補正された映像を入力とし、ディスプレイ装置(複数のプロジェクタを用いた高解像度ディスプレイなど)に表示する。
以上のような手段を実現する装置構成例を図3、及び、図4に示す。ユーザはズーム設定部61を用いて、映像表示部72に表示されたマルチカメラで撮影された高精細広視野映像の視野角を設定する(ステップ201)。ズーム設定部61にて設定されたズーム値は、例えば、最も広角側を0、狭角側を1とし、その間の値を比率に応じて小数点で表したズーム比率を用いるものとする。ズーム値協調制御部62では、各カメラ固有のズーム範囲において、最も広角側を0、狭角側を1として、ユーザが設定したズーム比率を用い、各カメラのズーム値を設定する(ステップ202)。ここで、各カメラのズーム値は、注視方向を含むカメラの解像度が高くなるように設定するなどの方法を用いても良い。
カメラ位置姿勢制御部64では、事前に求めておいた、各カメラ毎のズーム値と視野角の関係を示すデータをズーム設定用パラメータ記憶部63より取得し、ステップ202にて設定されたズーム値に対応する視野角を求める(ステップ203)。ステップ203にて求められた各カメラの視野が、事前に設定し、ズーム設定用パラメータ記憶部63に記憶しておいた理想視点からの距離(以下指定交差距離とする)において重なるように、各カメラの位置姿勢を求める(ステップ204)。
例えば図1のような場合、理想視点1から各カメラは一定の距離に配置するとし、理想視点1を中心とした極座標で、カメラ3の主軸6を0度として、カメラの姿勢を求めるものとする。カメラ2の姿勢は、時計回り方向の正の値をもつ角度16(図1(b)では、角度18)により、カメラ4の姿勢は負の値を持つ角度17(図1(b)では、角度19)により制御する。なお極座標は1方向の回転角度を用い、360度の範囲で制御してもよい。
カメラの可動範囲についての設計情報を元に、カメラがステップ204で求めた位置姿勢を取れるかをチェックし(ステップ205)、可動範囲内であれば、カメラ位置姿勢協調制御部64により、ステップ204で求めた位置姿勢へ各カメラを移動する(ステップ206)。可動範囲外の場合には、設定できないというエラー情報を出すなどのエラー処理を行う(ステップ207)。ここで、ズーム値協調制御部62とカメラ位置姿勢制御部64はマルチカメラシステム一つにつき、1つ存在すればよく、全てをハードウェアで実現しても良いし、演算部をソフトウェアで実現してもよい。
各カメラについては、それぞれカメラ映像歪み補正部(図中73,74)が存在するものとする。各カメラ映像歪み補正部には、事前に複数のズーム値に対応した補正パラメータを記憶する補正パラメータ記憶部(図中66、68)、補正パラメータ記憶部に記憶されたデータとズーム値協調制御部62により設定された各カメラにおけるズーム値から、ズーム値に対応した補正パラメータを求めるズーム値対応補正パラメータ算出部(図中65,69)、および、ズーム値対応補正パラメータによるカメラ映像の補正部(図中67,70)が存在する。カメラ映像歪み補正部73,74から出力された歪み補正後の画像は映像合成部71の入力となり、映像合成部71で1枚の映像として接続処理された映像を映像表示部72にて表示する。
続いて、図1と図5を用いて、ズーム値協調制御手段24とカメラ位置姿勢協調制御手段25について、よりユーザの直感に近くズームを制御する例について説明する。
図1は、3台のカメラ2〜4からなるマルチカメラシステムの構成例を示す。各カメラの種類は同じとし、カメラ2の主軸が5、歪み補正後の視野(以下、視野)が9、カメラ3の主軸が6、視野が10、カメラ4の主軸が7、視野が11としたとき、各カメラの主軸が理想視点1にて交わるように配置することにより、広視野角の自然な映像を撮影することが可能となる。
このマルチカメラシステムにおいて、ユーザがステップ221において、図2のズーム値協調制御手段24により、各カメラをズームアップし、視野角を狭くする場合について説明する。このとき、ユーザが指定するズームは、1つに接続されたマルチカメラ映像の最も広角な視野角を基準としたときの、ズーム後の視野角の比率を用いる。
まず、ユーザが指定した視野角比率に応じて、両端のカメラ2,4について、ズーム値を決定する(ステップ222)。即ち、視野角比率が80%であれば、カメラ2,4の視野角も80%になるように、図3のズーム設定用パラメータ記憶部63に記憶されたデータを用いることでズーム値を求める。つぎに、両端のカメラ2,4の視野角変更に合わせて、ユーザが指定した視野角に応じた視野範囲をカバーするように、図1(a)から(b)のように、カメラ2、カメラ4の位置姿勢を変更する(ステップ223)。
ここでズーム値と位置姿勢が未計算のカメラの台数をチェックし(ステップ224)、この実施例では1つしか残っていないので、ステップ227へと進む。ここでは、残るカメラ3について、既に位置が決まったカメラ2,4の視野12,14に合せて、指定交差距離15でカメラ3の視野が重なるようにカメラ1の視野角と姿勢を求め、ズーム値を求める(ステップ227)。そして最後に、全カメラのズーム値と位置姿勢を変更する(ステップ228)。
ここで、ステップ224にて、未計算のカメラが3台以上残っていた場合、未計算のカメラのうち、両端のカメラの視野角を、ユーザが設定した視野角比率に応じて算出し、ズーム値を決定する(ステップ225)。次に、既に位置姿勢が求まっている両端のカメラの視野と指定交差距離にて視野が重なるようにカメラ位置を求める(ステップ226)。
以上のように、カメラ位置姿勢協調制御手段25は、事前に記憶された各カメラの複数のズーム値に応じた視野角の情報を利用し、視野角に応じたカメラのズーム値を算出し、各カメラの視野が、指定交差距離において重なるように、カメラ位置姿勢を移動するものとする。なお、視野角記憶手段26に記憶されたズーム値に応じた視野角の情報は、歪み補正後の画像における視野角の情報であるとする。
次に、図3に示したズーム設定用パラメータ記憶部63と補正パラメータ記憶部66、69に記憶するデータ例を図7に示す。図7(a)に示すズーム設定用パラメータ記憶部63に記憶される視野角データ81は、各カメラについてのズーム値に応じた歪み補正後の視野角の情報を持つ。図7の例ではカメラNについて、ズーム値a、bに対応して視野角がA、Bである。一方、図7(b)に示す補正パラメータ記憶部に記憶する補正パラメータデータはズーム値に応じた補正パラメータを、各カメラ毎に記憶する。図7ではカメラNに対する補正パラメータデータ82は、ズーム値αとβに対し、補正パラメータ1と2を記憶している。ここで、補正パラメータのデータは、補正後のピクセル位置が対応する補正前画像におけるピクセル位置を記憶するものとすると、データ量がズーム値と比べて大きいため、図7のような形で、リンクの形で記憶する方法をとれば効率的である。また、視野角データ81で記憶したズーム値a、bと補正パラメータデータ82に記憶したズーム値α、βは一致しなくてもよいが、ズーム値に応じた視野角を求めるためには、一度歪み補正した映像を求めることにより、視野角を得る必要がある。
ここで、カメラ位置姿勢協調制御手段25は、視野角記憶手段26の代わりに、複数のズーム値に応じたカメラ位置姿勢記憶手段に記憶されたデータから、現在のズーム値に応じたカメラ位置姿勢を求めて、制御するようにしてもよい。カメラ位置姿勢協調制御手段における各カメラの位置姿勢の計算を単純化することが可能となる。
次に、ズーム値対応補正パラメータ算出手段28、29に関して、カメラNに対応する場合を用いて説明する。
ズーム値を変更することにより、映像の歪み方が変わるため、補正パラメータ記憶手段30,31はズーム値に対応した歪み補正パラメータを記憶する必要がある。歪み補正パラメータは特表2002−535938などのパターン映像を用いた手法を利用することにより求めることが可能である。
図8は、カメラN21に対する補正パラメータ記憶手段N31に記憶された、ズーム値aに対応した補正パラメータのデータの例を示す。歪み補正後の映像の画素数が横W,縦Hであるとする。ズーム値aの場合に、歪み補正後の映像におけるピクセル位置(1,1)に対応する、カメラNにより撮影された補正前映像のピクセル位置を(xa1,ya1)として41に記憶している。ここで、xa1,ya1は小数であってもよい。同様に、補正後映像のピクセル位置(2,1)に対応する補正前映像のピクセル位置を42に、補正後映像のピクセル位置(1,2)に対応する補正前映像のピクセル位置を43に、補正後映像のピクセル位置(W,H)に対応するピクセル位置を44に記憶している。
しかしながら、前述のように、歪み補正パラメータはズーム値によって異なる。カメラNがとりうるすべてのズーム値に対する歪み補正パラメータを記憶すると、大量の容量が必要となるため、いくつかのズーム値に対する歪み補正パラメータから、現在のカメラのズーム値に応じた補正パラメータを、ズーム値対応補正パラメータ算出手段N29により求める必要がある。そこで、ズーム値b(a<b)に対応する補正パラメータが補正パラメータ記憶手段N31にあらかじめ記憶されており、補正後映像のピクセル位置(m,n)について、ズーム値k(a<k<b)に対応する補正パラメータの値、すなわち補正前の映像ピクセル位置(x,y)を、例えば以下の式のように、線形補間により求める。
Figure 0004211653
この手法を用いることにより、少なくとも、もっとも広角のズーム値と、もっとも狭角のズーム値に対する歪み補正パラメータを補正パラメータ記憶手段N31に記憶しておくことにより、カメラNがとりうるズーム値に対応した歪み補正パラメータを算出することが可能となる。算出したズーム値に対応した歪み補正パラメータは、ズーム値対応補正パラメータ記憶手段N33に記憶する。以上の方法を各カメラについても行えばよい。
ただし、上記のように、2つのズーム値に対する補正パラメータだけを記憶する場合には、ズーム値対応補正パラメータ算出手段により算出された補正パラメータの精度が悪くなるため、歪み補正の精度を上げるためには、補正パラメータ記憶手段の容量との関係において、できるだけ多くのズーム値に対応した補正パラメータを記憶しておくものとする。
ここで、補正パラメータ記憶手段に記憶する補正パラメータは、色によらず1つのテーブルにより補正を行ってもよいが、RGBの色別に補正パラメータを記憶しても良い。後者の実施例によれば、ズームレンズによる色収差の補正も可能となる。
次に、カメラ映像を補正して一つの映像として表示する例を、図2、図6を用いて説明する。
まず、前述のように、ズーム値対応補正パラメータ算出手段28,29は、各カメラのズーム値kを入手する(ステップ241)。次に、ズーム値対応補正パラメータ記憶手段32,33に記憶されたズーム値の中から、ステップ241で入手したズーム値kに最も近く、ズーム値kを間に含むようなズーム値α、β(α<k<β)を選択する(ステップ242)。次に、ズーム値対応補正パラメータ記憶手段32,33より、ステップ242で選択した2つのズーム値に対応する補正パラメータを読み込む(ステップ243)。ステップ244にて、全ピクセルの補正パラメータを求めたかどうかのチェックを行い、各ピクセル毎の補正パラメータを求める(ステップ245)。全ピクセルについての計算が終了したら、全ピクセル分の補正パラメータをズーム値対応補正パラメータ記憶手段32,33に値を設定し、カメラ映像補正手段36,37へ転送する(ステップ246)。
カメラ映像補正手段36、37では、例えば、特開2003−052057などの技術をに利用することにより、リアルタイムに歪みを補正した映像を生成する。
次に、映像合成手段38については、この時点において、各カメラの映像は理想視点を通る光軸を中心とする映像となっており、従来の技術に示したような方法を用いることにより、シームレスの自然な広視野、高解像度の映像を生成することが可能となる。また、図9に示したような、解像度の違う映像が入力された場合には特開2001−136466に示された技術などを用いることにより、つながった映像を生成することが可能となる。
最後に、映像表示手段39により、マルチカメラで撮影された映像が歪みなく補正された状態で表示される。映像表示手段39に入力される映像が映像合成手段38により、1つの映像として合成されている場合には、特開2000−241876などに示された技術などを用いることにより、表示環境に応じたシームレスの映像を表示することが可能である。撮影するカメラの台数に無関係に、表示装置(ディスプレイやプロジェクタ)の数を決定することが可能となり、構成の自由度が高いシステムとなる。
一方、映像表示手段39に対し、映像合成手段38を介さずに映像が入力される場合、カメラの台数と同じ数の表示装置を利用し、理想視点からの歪みのない視野の重なった映像が入力されたときに、重なり部分の輝度を調整し、シームレスな表示ができるような映像表示手段を用意する。本実施例によれば、映像合成する処理が省けるため、撮影から表示までのリアルタイム性が向上するので、遠隔会議などのリアルタイム性が要求される用途に有効である。
また、他の実施例2について図9を用いて説明する。
カメラ50は主軸53に対し、視野54が広視野で、画素数の多いカメラであるとする。一方、カメラ51、52は、カメラ50に比べて視野が狭く、画素数が少ないものとし、カメラ51の主軸が55、視野が56、カメラ52の主軸が57、視野が58であるとする。このように、異なる種類のカメラから構成されるシステムの場合、ズーム値協調制御手段では、各カメラのズーム値を一律に制御するのではなく、各カメラの視野と解像度に応じたズームの制御を行うものとする。
同様に、カメラ位置姿勢協調制御手段25では、各カメラの視野角に応じ、カメラの位置姿勢を制御するものとする。
本実施例によれば、関心のある中心領域を高解像度で、周辺領域を低解像度で撮影するようなことも可能となり、映像をネットワークを介して映像合成手段38や、映像表示手段39に送る際に、情報量を削減することも可能となる。
3台のカメラによる本発明の一実施例となる撮影配置例。 N台のカメラを用いた本発明の全体構成についての例。 N台のカメラを用いた本発明の装置構成例。 各カメラのズーム値と位置姿勢を求めるフローの例。 ユーザが直感的にズームを操作するための、各カメラのズーム値と位置姿勢を求めるフローの例。 歪み補正パラメータ算出手段におけるフローの例。 ズーム設定用パラメータ記憶部と補正パラメータ記憶部に記憶するデータの例。 カメラNのズーム値aに対する補正パラメータの例。 視野角などの異なるカメラを用いたマルチカメラの構成例。
符号の説明
1.理想視点
2〜4、20、21、50〜52.マルチカメラ
24.ズーム値協調制御手段
25.カメラ位置姿勢協調制御手段
28、29.ズーム値対応補正パラメータ算出手段
36、37.カメラ映像補正手段
38.映像合成手段
39.映像表示手段
40.歪み補正パラメータデータ

Claims (2)

  1. 各々が撮影対象の撮影範囲が異なる、ズーム機能を備えた複数の撮影部を備え、前記複数の撮影部の撮影した撮影画像から幾何学的に滑らかに繋がったひとまとまりの映像を生成する映像生成システムであって、
    正パラメータに基づいて前記撮影画像を補正して補正画像を生成する画像補正部と、
    複数のズーム値に対応する補正パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、
    前記パラメータ記憶部に記憶された複数のズーム値の各々に対応する補正パラメータと、現在のズーム値とに基づいて、前記画像補正部で使用する補正パラメータを算出するパラメータ補間部と、
    前記補正画像からひとまとまりの映像生成する画像合成部とを備え、
    前記補正パラメータは、前記補正画像の各画素に対応する前記撮影画像の画素位置であることを特徴とする映像生成システム。
  2. 前記パラメータ補間部は、前記現在のズーム値を挟み込む2つのズーム値を前記パラメータ記憶部から選択し、前記2つのズーム値に対応する2つの補正パラメータを前記パラメータ記憶部から読み込み、前記2つの補正パラメータに基づいて前記画像補正部で使用する補正パラメータを算出することを特徴とする請求項1記載の映像生成システム。
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