JP4208698B2 - 内倒し窓の換気ステー - Google Patents

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本発明は、内倒し窓に適用されて、窓を換気位置と全開放位置とで開放規制できる内倒し窓用の換気ステーに関する。
窓を換気位置と全開放位置とに開放規制する内倒し窓用の換気ステーは、例えば特許文献1に公知である。そこでは、窓と開口枠とを折り畳み自在な2個の牽制アームで連結している。開口枠側の牽制アームはスライダーに連結してあり、スライダーは開口枠に固定したガイドレールで上下摺動可能に案内支持してある。ガイドレールの下端には、位置調整可能なストッパーが設けてある。窓側の牽制アームは、窓に固定したブラケットに連結されており、牽制アームの下部にラッチ機構が設けてある。このラッチ機構を切り換え操作することにより、窓側の牽制アームを揺動不能な状態と、揺動可能な状態とに切り換えることができる。換気開放時には、窓側の牽制アームをラッチ機構で固定して開口枠側の牽制アームのみを揺動させ、全開放時には窓側の牽制アームの拘束を解除して2個の牽制アームを伸張させる。
特許第3304074号公報(段落番号0013、図10)
上記の換気ステーによれば、ラッチ機構を切り換え操作するだけで窓側に連結した牽制アームを拘束し、あるいは拘束を解除して、窓を換気位置と全開放位置において開放規制できる。問題は、2個の牽制アームで窓を開放規制するので、窓と開口枠との間に大きな隙間が必要で、開口枠の断面構造によっては、換気ステーを適用できないことがある。換気ステーの全体構造が複雑化する不利もある。ラッチ機構が窓の側面に固定してあるので、窓を換気開放した状態でないと、ラッチ機構を操作できない。しかも、2個の牽制アームが直線状に伸張することで窓を全開揺動させるので、換気開放状態においてラッチを解除操作すると、窓が室内側へ急に倒れ込むおそれがある。例えば窓につかまった状態でラッチを解除操作するような場合にバランスを崩すことがあり、安全性に問題がある。
本発明の目的は、1個の牽制アームのみで窓を換気位置と全開放位置において開放規制できるようにし、換気ステーを組み込むための窓と開口枠との間の隙間が小さい場合にも、換気ステーを問題なく装着でき、その分だけ汎用性を拡大できる内倒し窓用の換気ステーを提供することにある。本発明の目的は、窓が換気位置から全開放位置へと急激に開き揺動するのを防止できる、安全性に優れた内倒し窓用の換気ステーを提供することにある。本発明の目的は、窓を閉じた状態のままで、換気ステーを換気状態と全開放状態とのいずれにでも切り換えることができるうえ、必要があれば、換気開放状態において換気ステーを全開放状態に切り換え操作することもできる、操作しやすい内倒し窓用の換気ステーを提供することにある。本発明の目的は、全開放位置から窓を閉じ操作するだけで、換気ステーを換気状態に切り換えることができる内倒し窓用の換気ステーを提供することにある。
本発明の換気ステーは、内倒し型の窓2と開口枠1との間に設けられて、窓2を換気位置と全開放位置とにおいて開放規制できる。換気ステーは、一端が揺動可能に軸支される牽制アーム10と、牽制アーム10の他端に連結されるスライダー11と、スライダー11を上下スライド自在に案内支持するガイドレール12と、ガイドレール12に組み込まれてスライダー11を換気位置で移動規制する規制機構とを含む。牽制アーム10の一端をブラケット9を介して窓2の側面に連結し、ガイドレール12を開口枠1の内側面に固定する。図1に示すように、規制機構は、スライダー11を係合捕捉する捕捉レバー28と、捕捉レバー28を係合姿勢に揺動付勢するばね29と、捕捉レバー28を係合姿勢から係合解除姿勢に切り換え操作する切換具30とを含む。これら捕捉レバー28、ばね29および切換具30をガイドレール12の上端内部に組み付け、切換具30を捕捉レバー28に隣接配置する。捕捉レバー28を切換具30で係合解除姿勢に切り換え操作した状態において、窓2を全開放操作できるようにする。捕捉レバー28を、ガイドレール12に固定した軸34で係合姿勢と係合解除姿勢とにシーソー揺動可能に軸支する。切換具30を、ガイドレール12で上下スライド可能に案内支持される摺動部37と、ガイドレール12の開口外面に突出する操作ノブ38とからなるものとし、該切換具30を、捕捉レバー28をばね29の弾性に抗して係合解除操作する作動位置と、捕捉レバー28の揺動領域の外に退避する待機位置とに変位できるように構成する。
スライダー11を、スライダー本体16と、スライダー本体16と同行移動して捕捉レバー28で係合捕捉される係合片17と、スライダー本体16に組み込まれた制動体18と、制動体18をガイドレール12に押し付け付勢する板ばね19とを含むものとする。制動体18を、横断面視C字状のプラスチック成形品からなる縦長の制動片18aと、制動片18aに内嵌する横断面視T字状の金属条材からなる縦長のバックアップ枠18bとで構成する。制動片18aをバックアップ枠18bを介して板ばね19で押し出し付勢することにより、制動片18aをガイドレール12の内底に圧接させて、スライダー11の移動速度を制限することができるようにする。そして、板ばね19にねじ込んだ調整ビス24のねじ込み量を調整することにより、制動片18aのガイドレール12に対する摩擦力を調整することができるようにする。
捕捉レバー28を係合解除操作する作動位置と、捕捉レバー28の揺動領域の外に退避する待機位置の各位置において、切換具30を位置保持するための節動機構を備えるものとすることができる。
窓2を閉じた状態において切換具30を切り換え操作する操作体43が、窓2の室内側に組み付けられた形態を採ることができる。
本発明では、牽制アーム10と、牽制アーム10に連結されるスライダー11と、スライダー11を案内支持するガイドレール12と、スライダー11を換気位置で開き規制する規制機構などで換気ステーを構成し、規制機構の捕捉レバー28でスライダー11を係合捕捉することにより、スライダー11の開放方向への移動を規制して、窓2を換気位置で開放規制できるようにした。さらに、捕捉レバー28を切換具30で係合解除姿勢に切り換えて、スライダー11の規制を解除することにより、窓2を全解放位置まで開放できるようにした。つまり、1個の牽制アーム10のみで窓2を換気位置と全開放位置において開放規制できるようにした。
したがって、本発明の換気ステーによれば、窓2を閉じた状態における換気ステーの全体厚みを、従来のこの種の換気ステーに比べて小さくできるので、窓2と開口枠1との対向隙間が小さい場合にも支障なく装着でき、既存の内倒し窓の大半に適用できる汎用性に優れた換気ステーが得られる。スライダー11が上下にスライド変位して、スライダー11と牽制アーム10との連結位置を連続的に変化させることにより窓2を開放させるので、換気位置から全開放位置へと窓2を開放するとき、スライダー11とガイドレール12との摺動摩擦を利用して窓2の開放速度を抑止することができる。このことは、2個の牽制アームを直線状に伸張させながら窓が急激に開放揺動する従来の換気ステーとは異なり、窓2が急速に開放揺動するのを抑止できることを意味しており、その分だけ窓2を全開放操作するときの安全性が向上する。1個の牽制アーム10のみで窓2を開放規制するので、全開放位置における牽制アーム10の横断長さを小さくでき、例えば窓2の外面を清掃するような場合に、牽制アーム10が清掃の邪魔になるのを避けられる利点もある(請求項1)。
スライダー11と、規制機構を構成する捕捉レバー28、ばね29、および切換具30などをガイドレール12に組み込んだ換気ステーによれば、換気ステーの構成部品の全てを1個のユニット部品としてまとめて取り扱うことができるので、換気ステーを出荷する際の部品の欠落や、左右勝手の違いなどを解消できるうえ、施工現場では、ガイドレール12と牽制アーム10の取り付け作業を行うだけでよく、開口枠1や窓枠などに切り欠きや溝などを追加工する必要もないので、換気ステーの組み付けに要する手間を大幅に省くことができる。ガイドレール12に組み込んだ切換具30をスライド操作して、捕捉レバー28を係合解除状態に切り換えるようにするので、窓2が換気位置に開放してある状態において、切換具30をスライド操作して初めて、捕捉レバー28によるスライダー11の規制を解除して窓2を開放揺動でき、使用者の明確な意図がない限りは窓2を全開放操作することができず、誤って切換具30が切り換え操作されて窓2が開放揺動するのを確実に防止できる。捕捉レバー28がばね29で常に係合姿勢に付勢してあるので、全開放位置から窓2を閉じ操作するだけで、スライダー11を捕捉レバー28で係合捕捉して窓2の開放量を換気位置に規制できるので、閉じ操作する途中に、窓2が不用意に全開放位置まで開放揺動するのを防止できる(請求項2)。
切換具30を切り換え操作するために、窓2の室内側に操作体43を組み付けた換気ステーによれば、窓2を閉じた状態のままで換気ステーを換気状態と全開放状態とのいずれにでも切り換えることができるので、従来の換気ステーにおいて不可欠であった窓開放手順、つまり、換気位置まで開放したのちに換気ステーの状態を切り換えて、窓を全開放操作する必要がなく、操作しやすく使い勝手の良い換気ステーが得られる。必要があれば、換気開放状態において、切換具30を操作して換気ステーを全開放状態に切り換え操作することもできるので、従来の換気ステーに比べてさらに使いやすい換気ステーが得られる(請求項3)。
スライダー本体16、係合片17、およびスライダー本体16に組み込まれる制動体18などでスライダー11を構成すると、制動体18がガイドレール12に沿って摺動するときの摩擦抵抗によって、窓2をゆっくりと開放揺動させることができるので、閉じ位置から全開放位置まで開く場合であっても、窓2が急速に開放揺動するのを確実に防止して、窓2を全開放するときの安全性をさらに向上できる。スライダー11の開きストローク端に設けられるストッパー13を、衝撃吸収可能なゴムブロック13aで形成すると、ゴムブロック13aが弾性変形することでスライダー11の移動エネルギーを吸収して、窓2の開放揺動をゆっくりと停止できるので、誤って窓2が開放されるような場合でも、静粛に窓2を全開放位置に停止できる(請求項4)。
図1ないし図12は本発明に係る換気ステーの実施例を示す。図2において符号1は開口枠、2は窓である。窓2はその下端左右に装着したヒンジ3で内倒し開放可能に支持してあり、窓枠の上部中央と開口枠1との間に設けたラッチ4で閉じ姿勢を維持できる。ラッチ4の解除つまみ5をばねに抗して引き下げ操作すると、ラッチボルトと受金具との係合が解除されて窓2を開放できる。窓2を換気位置と、全開放位置において開放規制するために、窓枠の側面と開口枠1の内側面との間に換気ステーを設けている。
図3において、換気ステーは、一端がブラケット9を介して窓枠の側面に連結される牽制アーム10と、牽制アーム10の他端に連結されるスライダー11と、開口枠1に固定されてスライダー11を上下スライド自在に案内支持するガイドレール12と、ガイドレール12の下端に固定されるストッパー13と、ガイドレール12に組み込まれてスライダー11を換気位置で開き規制する規制機構等で構成する。ブラケット9はハット形に折り曲げられたプレス金具からなり、その凸部外面に牽制アーム10をピン15を介して相対揺動可能に連結する。ブラケット9の上下の締結座はビスで窓枠に締結固定する。
図6において、スライダー11は、スライダー本体16と、スライダー本体16に固定される係合片17と、制動体18、および制動体18を押し付け付勢する板ばね(ばね)19などで構成する。スライダー本体16は、断面凸字状の縦長のプラスチックブロックからなり、その下半部側に制動体18とばね19を収容する凹部20が形成してある。
制動体18は、耐摩耗性に富む断面C字状のプラスチック成形品からなる制動片18aと、制動片18aに内嵌する断面T字状の金属条材からなるバックアップ枠18bとで構成してある。図7に示すように、制動片18aをバックアップ枠18bを介して板ばね19で押し出し付勢することにより、制動片18aをガイドレール12の内底に圧接させて、スライダー11の移動速度を効果的に制限することができる。板ばね19にねじ込んだ調整ビス24のねじ込み量を調整することにより、制動片18aの摩擦力を調整できる。
係合片17は断面コ字状のステンレス製のプレス金具からなり、その板面に後述する捕捉レバー28で係合捕捉される係合穴21を形成し、係合穴21を形成する際にL字状の抱持片22を折り曲げ形成する。この抱持片22をスライダー本体16の上部に組み付けて、係合片17とスライダー本体16と抱持片22の三者をピン23で締結することにより、係合片17をスライダー本体16と一体化する。さらに、ピン23を利用して牽制アーム10をスライダー本体16に対して相対揺動可能に連結する。
ガイドレール12は断面C字状のアルミニウム条材からなり、その上下複数個所をビスで開口枠1に固定する。図1においてストッパー13は、ゴムブロック13aと、ゴムブロック13aをガイドレール12に押さえ固定する一対の保持金具13b・13c、および両保持金具13b・13cを締結するビス25などで構成する。ストッパー13は、窓2が全開放操作されるとき、スライダー11の下端をゴムブロック13aで受け止めて、スライダー11の衝突衝撃を吸収する。ビス25をゆるめて、ガイドレール12に対する保持金具13b・13cの締結位置を変更することにより、全開放時における窓2の開放角度を変更できる。
規制機構は、ガイドレール12の上端寄りに配置されて、スライダー11の係合片17を係合捕捉する捕捉レバー28と、捕捉レバー28を係合姿勢に揺動付勢する捻りコイル形のばね29と、捕捉レバー28を係合姿勢から係合解除姿勢に切り換え操作する切換具30などで構成する。
図9において捕捉レバー28は、上下端に受動腕32と爪33を備えたステンレス鋼材を素材とする金具からなり、その中途部をガイドレール12に固定した軸34で軸支することにより、係合姿勢と係合解除姿勢とにシーソー揺動可能に支持してある。ばね29で係合付勢された捕捉レバー28は、そのストッパー面35がガイドレール12の内底壁に接当して係合姿勢に保持されている。この係合姿勢においては、爪33が係合片17の上下スライド軌跡と交差している。そのため、窓2を図5に示す閉じ位置から換気位置まで開き操作すると、図3、図9に示すように係合穴21が爪33で受け止められて、それ以上窓2が開放操作されるのを規制できる。
換気位置で開き規制された窓2を全開放位置まで開放するために、捕捉レバー28の上方に切換具30を配置し、切換具30で捕捉レバー28を係合解除姿勢に切り換え操作できるようにしている。図9、図10、図11において切換具30は、ガイドレール12で上下スライドのみ可能に案内支持される摺動部37と、ガイドレール12の開口外面に突出する操作ノブ38を一体に備えたプラスチック成形品からなり、その上下方向のスライド限界が、ガイドレール12に固定したストッパー金具39と、先の捕捉レバー28とで規定してある。
ストッパー金具39を締結するビスと切換具30との間には、圧縮コイル形のばね40aと鋼球40bとからなる節動機構40が組み込んである。鋼球40bは、操作ノブ38の内面に設けた凹部に接当している。摺動部37の下端には受動腕32を押し上げ操作する斜面41が形成してある。上記のように、ストッパー金具39と捕捉レバー28とで切換具30のスライド限界を規定することにより、切換具30は、捕捉レバー28の揺動領域の外に退避する待機位置(図9の状態)と、捕捉レバー28をばね29の弾性に抗して係合解除操作する作動位置(図10の状態)との間を上下スライドでき、各位置において節動機構で位置保持される。図11に示すように節動機構は、圧縮コイル形のばね53と、鋼球54、およびガイド枠44に通設した係合穴55で構成する。
窓2を閉じた状態において切換具30を切り換え操作するために、窓枠の側面上部に操作体43を設けている。図8、図11において操作体43は、窓枠に固定される断面C字状のガイド枠44と、ガイド枠44で上下スライド可能に案内支持されるスライド片45と、スライド片45に固定されるステンレス薄板製のレバー46と、窓枠の外面においてレバー46に固定される操作つまみ47とで構成する。図1、図11に示すように、窓2を閉じた状態において、切換具30の操作ノブ38と対向するスライド片45には、連結凹部48が凹み形成してある。この連結凹部48が操作ノブ38に外嵌することにより、操作体43の上下動作を切換具30に伝えることができる。なお、窓2を閉じた状態におけるレバー46は、開口枠1に装着したパッキン50と、窓枠のシール壁51とに挟まれた状態で上下スライドするので、開口枠1や窓枠にレバー46用の操作溝や切欠を形成する必要がない。
以下に換気ステーの動作を説明する。図1に示すように、窓2を閉じた状態においては、捕捉レバー28が係合姿勢に切り換わっていて、その爪33が係合片17の係合穴21内に嵌り込んでいる。この状態から窓2を開き操作すると、窓2の開放揺動に同行してスライダー11が下降移動し、図3に示すように係合穴21の上端が爪33で受け止められる換気位置において、窓2の開放方向への揺動を規制する。通常は、図3の換気位置と、図5の閉じ位置との間で窓2を開閉する。
例えば、窓2の屋外側を清掃する場合には、切換具30を操作して窓2を全開放位置まで開くが、切換具30は、窓2が換気開放してある状態と、窓2が閉じてある状態のいずれであっても切り換え操作することができる。窓2が換気開放してある場合には、切換具30を直接押し下げ操作して、捕捉レバー28を図10に示す係合解除状態に切り換えることにより、爪33を係合片17のスライド領域から退避させ、捕捉レバー28によるスライダー11の拘束を解いて窓2の開放揺動を許す。この後、切換具30を押し上げ操作すると、捕捉レバー28を係合姿勢にリセットできる。清掃終了後に、窓2を閉じ操作すると、係合片17が爪33をばね29の付勢力に抗して押し下げながら乗り越えるので、爪33は再び係合穴21に落ち込み係合して、窓2の開放揺動を規制する。
窓2が閉じてある場合には、窓2の外面に突出する操作体43の操作つまみ47を操作して、切換具30を待機位置から作動位置へと押し下げ操作し、上記と同様に捕捉レバー28を係合解除姿勢に切り換える。この切り換え状態では、捕捉レバー28の爪33が係合片17の移動領域から退避しているので、窓2は換気位置を素通りして全開放位置まで一気に開放揺動できる。このとき制動体18とガイドレール12との間の摩擦抵抗によって、スライダー11が急速に下降移動するのを阻止するので、窓2が急激に開放されることはない。また、スライダー11のストローク下端においては、ゴムブロック13aがスライダー本体16の下端を受け止めて、その移動エネルギーを吸収するので、窓2をゆっくりと停止させることができる。
窓2の清掃が終わったら、切換具30を待機位置に切り換えることにより、窓2を単に閉じ操作するだけで、係合片17を捕捉レバー28で係合捕捉して換気位置に規制保持できる。窓2を開いた状態のままでも、操作つまみ47は上下に切り換え可能であるが、そうすると、連結凹部48と操作ノブ38との高さが一致せず、スライド片45と操作ノブ38と接当して、窓2を全閉状態にまで閉じ操作できないことがある。したがって、窓2を開放した状態で操作つまみ47を上下操作するのは避けるべきである。
図13は規制機構の別実施例を示す。そこでは、切換具30にレバー46を固定し、開口枠1の室内側の内側面にレバー46を沿わせて、そこに操作つまみ47を固定した。この実施例によれば、窓2を換気開放した状態と、閉じた状態とのいずれの場合にも、操作つまみ47を上下操作して作動位置と待機位置とに切り換えることができる。上記の実施例におけるガイド枠44、スライド片45を省略して、操作体43の構造を簡素化できるので、換気ステーの全体コストを削減できる。切換具30をレバー46で直接操作するので、操作体43を窓2側に設ける場合に起り得る、連結凹部48と操作ノブ38との高さの不一致を解消できる利点もある。他は、先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
形の窓の場合には、窓2の左右に換気ステーを配置できる
換気ステーの縦断正面図である。 内倒し窓の正面図である。 窓を換気位置に開放した状態の換気ステーの側面図である。 窓を全開放位置に開放した状態の換気ステーの側面図である。 窓を閉じた状態の換気ステーの側面図である。 スライダーの分解斜視図である。 スライダーの横断平面図である。 操作体の側面図である。 捕捉レバーと切換具の関係構造を示す断面図である。 捕捉レバー、切換具、操作体の関係構造を示す断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 操作体の別実施例を示す横断平面図である。
符号の説明
1 開口枠
2 窓
9 ブラケット
10 牽制アーム
11 スライダー
12 ガイドレール
13 ストッパー
16 スライダー本体
17 係合片
19 ばね
28 捕捉レバー
29 ばね
30 切換具
34 軸
43 操作体

Claims (4)

  1. 内倒し型の窓(2)と開口枠(1)との間に設けられて、窓(2)を換気位置と全開放位置とにおいて開放規制できる内倒し窓の換気ステーであって、
    一端が揺動可能に軸支される牽制アーム(10)と、牽制アーム(10)の他端に連結されるスライダー(11)と、スライダー(11)を上下スライド自在に案内支持するガイドレール(12)と、ガイドレール(12)に組み込まれてスライダー(11)を換気位置で移動規制する規制機構とを含み、
    牽制アーム(10)の一端がブラケット(9)を介して窓(2)の側面に連結され、ガイドレール(12)が開口枠(1)の内側面に固定されており、
    規制機構が、スライダー(11)を係合捕捉する捕捉レバー(28)と、捕捉レバー(28)を係合姿勢に揺動付勢するばね(29)と、捕捉レバー(28)を係合姿勢から係合解除姿勢に切り換え操作する切換具(30)とを含み、これら捕捉レバー(28)、ばね(29)および切換具(30)はガイドレール(12)の上端内部に組み付けられており、切換具(30)は捕捉レバー(28)に隣接配置されており、
    捕捉レバー(28)を切換具(30)で係合解除姿勢に切り換え操作した状態において、窓(2)を全開放操作できるようになっており、
    捕捉レバー(28)は、ガイドレール(12)に固定した軸(34)で係合姿勢と係合解除姿勢とにシーソー揺動可能に軸支されており、
    切換具(30)が、ガイドレール(12)で上下スライド可能に案内支持される摺動部(37)と、ガイドレール(12)の開口外面に突出する操作ノブ(38)とからなり、該切換具(30)が、捕捉レバー(28)をばね(29)の弾性に抗して係合解除操作する作動位置と、捕捉レバー(28)の揺動領域の外に退避する待機位置とに変位できるように構成されていることを特徴とする内倒し窓の換気ステー。
  2. スライダー(11)が、スライダー本体(16)と、スライダー本体(16)と同行移動して捕捉レバー(28)で係合捕捉される係合片(17)と、スライダー本体(16)に組み込まれた制動体(18)と、制動体(18)をガイドレール(12)に押し付け付勢する板ばね(19)とを含んでおり、
    制動体(18)は、横断面視C字状のプラスチック成形品からなる縦長の制動片(18a)と、制動片(18a)に内嵌する横断面視T字状の金属条材からなる縦長のバックアップ枠(18b)とで構成されており、制動片(18a)をバックアップ枠(18b)を介して板ばね(19)で押し出し付勢することにより、制動片(18a)をガイドレール(12)の内底に圧接させて、スライダー(11)の移動速度を制限することができるようになっており、
    板ばね(19)にねじ込んだ調整ビス(24)のねじ込み量を調整することにより、制動片(18a)のガイドレール(12)に対する摩擦力を調整することができるようになっている請求項1記載の内倒し窓の換気ステー。
  3. 捕捉レバー(28)を係合解除操作する作動位置と、捕捉レバー(28)の揺動領域の外に退避する待機位置の各位置において、切換具(30)を位置保持するための節動機構を備える請求項1または2記載の内倒し窓の換気ステー。
  4. 窓(2)を閉じた状態において切換具(30)を切り換え操作する操作体(43)が、窓(2)の室内側に組み付けてある請求項1または2または3記載の内倒し窓の換気ステー。
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